「ポップカルチャー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ポップカルチャーとは

2019-07-19

anond:20190719110355

はじめに, 今回の痛ましい事件に謹んで哀悼の意を表します.

トラバ記事現実との齟齬は既に言及されつくしているので, ぼくは別の視点から意見を述べたいと思うよ.

ぼくはトラバ記事は, ポップカルチャーひとつとなったアニメ理解できないおじさんかおばさんによるものだと仮定するよ. もしくは日本ホルホル生理的に受け付けない人という可能性もあるが, "幼稚なもん"と断定しアニメをこき下ろしていることから, ここではアニメという創作物を許せない立場から出てきたものである仮定しそれについて書くよ.

ご存知の通りかつて日本には中森明夫雑誌コラムを発端とするオタクバッシングがあった. このバッシングマスメディア, 典型的にはテレビ雑誌新聞等で苛烈に行われた. この時代マスメディア現在よりも圧倒的に強かったし流行のものだった. そして流行マスメディア洗脳を強烈に受けた世代がいる. 40代以上のおじさんおばさんたちだ. オタクとして蔑まれた人々にとってその時代地獄だったし, マスメディア洗脳されたその元若者言葉物理による暴力迫害されてきたんだ.

そして彼らは今もなお, オタクとラベルされた"自分たち"とは違う, 気持ち悪い"あいつら"がいると幻想している. ここ, はてな村でも京アニ放火被害ニュースブコメなどでオタクヘイトを撒き散らしてる人たちがいただろう. アニメのような創作物を消費する姿には無数のバリエーションがあるのはインターネットにより可視化されているし, オタクというラベリング現実にはもはやなんの意味もなしていない. それにも関わらず, そういったおじさんおばさんたちの洗脳が解かれる事はなかったし, 自ら行ってきたバッシング過去と向き合う気持ちはきっと生まれないだろうし, それはきっと彼らが死ぬまで続くのだろうと思う. 彼らにとって世界は固定的なものだし変化など起きるわけがないという世界観なわけだね. なんと貧しい世界観だろう. だから若い世代はこうした言説は年寄り妄言として無視して良いかなと思うよ. (注意:おじさん・おばさん,そして若者はこれをテーマに決して戦うことをしないでね, 戦ってもいいことなどないし, 世の中にはいろんな人がいるのだから)

おじさんより

2019-06-06

マクロスIIを見た

anond:20180903115144 。3回目。

視聴環境は引き続きバンダイチャンネル(https://www.b-ch.com/titles/1109)。お得パック使用で7日間見放題(約千円)。

NHK の全マクロス投票感想は、カムジン投票したけどあい君に負けてグババに勝ってた、シェリルの人気凄すぎ(好き嫌いが強く分かれるキャラクターだと思っていたけどここまでとは)、星間飛行順位には納得いかん、です。

超時空要塞マクロス II 〜LOVERS AGAIN〜(1992年 26分*6話)

スタジオぬえストーリー監修ではなく、また時系列順で一番未来作品主人公ジャーナリストヒロインの一人がバルキリーエースパイロットなど設定面が異色。感想を三行でまとめると

ストーリー

スペースが余ったので、さわりだけまとめる:

地球人類の殆どが死に絶えた地球外人ゼントラーディー人との衝突から半世紀、地球は SDF-1 マクロスの残骸を仰ぐマクロスティを中心に、地球共存体として復興をとげていた。あの大戦争により完成された、歌を感情作用させる戦術兵器として用いる「ミンメイ・ディフェンスシステム」により、十数年ほどのスパンで散発するはぐれゼントラーディ軍との先頭は全く問題となっていおらず、統合軍は過信を抱き腐敗しつつあった。
そんな時に十年ぶりとなるはぐれゼントラーディ軍が太陽系に現れた。民間人のみならず多くの軍人でさえも勝利確信するなか、ミンメイ・ディフェンスシステムにより敵の動きが鈍る。しかしその瞬間、戦場統合軍のものではない異質な歌が流れ始め、敵の動きが激化し、統合軍戦線を維持できず敗走してしまう。地球人類はついに歌を持つ文明出会ってしまったのである

これまで鑑賞してきたマクロスシリーズでは、主人公軍属バルキリーパイロットであったのに対して、II の主人公ヒビキ民間メディア人間であるし、ダブルヒロインが敵の歌姫と軍のエースパイロットであったりと、違いが新鮮であった。総じて面白かった。

SF 作品としても、デニスの「宇宙は広い。地球宇宙に君臨する最も優れた星などと考えるのは大間違いだ。」、「地球が最も優れた文化を持っているだと、ふざけるな。文化が何なのかも分からなくなっていやがるくせに。偉そうに言うんじゃねえ。」という言葉に仮託されるように、SF批評観をもって異文化コミュニケーションを描き出そうとしていた。人と人が分かり合うことというテーマを、明確に初代から引き継ぎ発展させていたのもよし。初代で確立したミンメイアタック否定から入るストーリーは初代でのボドルザー艦隊との決戦を知らないと歌の価値が分からないし、地球文化に染まったイシュタルミーム汚染として排除するシーンは初代の展開のオマージュだろうし、SDF-1 をシンボルとして活用する終盤の展開は初代の背景がないと成立しない。まさにマクロス II というタイトルにふさわしい作品内容だ。初代の超時空要塞マクロスの発展としてはよくできている。

少々残念な点としては、地球文化側が一方的に与える立場であったこと。これはマルドゥークの一部が地球人語を話していたこから推測できるように、彼らもまたプロトカルチャーを引き継ぐものであり、しか地球人と異なり歌を戦意高揚兵器しか理解していなかったから、だろうが。

から、つくづく内容量に対しての展開の早さと話数の短さがもったいないと感じる。良い短編とは長編小説が書けるネタを惜しみなく使ったものだ、という冗談もあるが、とにかくこの内容ならばもっと初期イシュタルとのコミュニケーション復興したマクロスティの様子、発展した地球圏の風俗をしっかりと描いて欲しい。またのちの作品である 7 や F などで導入された設定(移民船団、フォールドブースター民間軍事会社 SMSマクロスクォーターなど)を考えると、統合軍危機に駆けつけない他船団など不自然さがある。

ということでリメイク希望

バルキリー

初代マクロスではできなかったことをやろうぜ、という感じであった。マニューバもしっかりと描いていたし、変形の意味付けもしっかりあったし、1992年ということを考えたらこんなものではないだろうか(プラス異次元すぎる)。雑多な感想を書くと、基本的孤軍奮闘マクロスにおいて大艦隊戦は珍しい気がする。マルドゥークのメカ普通に格好良いが、ゼントランのブサイクメカの方が丸くてかわいくて印象に残る。民間バルキリーというアイディアはすごくいいので、もっと他の作品にも出そうよ。

今作での一番のお気に入りは、6話にちらっとだけでた超巨大デストロイド・モンスター。大きいのは良いことだ。

腐敗している描写などはあったが、大艦隊戦にエース部隊など、統合軍が一番輝いている作品は本作であろう。

三角関係

主人公ヒビキを中心として、敵の歌姫(イミュレータ)であるイシュタル統合軍エースパイロットであり何かとヒビキと衝突するシルビーダブルヒロインさらイシュタルに執着するマルドゥークのフェフ様とシルビーへの好意を隠さなスマートイケメンエースパイロット(名前忘れた)を揃えており、正直恋のレースの行き先が全然見えなかった(いや最終話になるまで恋の駆け引き殆どなくて、急に大人のシーンになってびっくりしたとかないよ)。

イシュタルは純度100%の美樹本絵美少女の上に、おとなしい性格ブカブカシャツスリットのある下着とかカップを強調したドレスとか男のロマンが詰め込まれたようなキャラクターだ(イミュレータの服装ハレンチすぎない?)。しか増田ソバカスチャーミングなシルビーに一票を投じたい。ツンケンしたところもいいし、SDF-1 に賭けたり遺言ビデオレターをノリで撮るなど思い切りの良さはピカイチだし、何より上層部からは目をつけられ民間人からは苦情をぶつけられると言う板挟みのところがいい。初代でも未沙派だったし、増田には中間管理職系の人が刺さるようである。戦う軍人ヒロインしかもバディものいいよね…

ところで気がついたのだが、マクロスダブルヒロンの時って年上系ヒロイン正義? 初代:未沙(19歳)とミンメイ(15歳)、II:シルビー(同い年くらい?)とイシュタル(年下っぽい)、ゼロ:サラ(16歳)とマオ(11歳)、そしてフロンティシェリル(17歳?)とランカ(15歳)。製作陣の趣味なのだろうか。増田は、妹系か姉系か選べと問われれば姉系と即答するので問題はないが。

ちなみに今作で一番かわいいと思ったのは、5話でちょびっと映ったウェーブのかかった紫髪イミュレータの娘。一番渋カッコいいのはエクセグラン司令。

敵(マルドゥーク)も歌を持っていると言うことで、ポップカルチャーである地球の歌と軍歌であるマルドゥークの歌の対比はよかった。ということで印象に残った歌は「バルキリーで誘って」とイミュレータの歌。前者はアイドルソング時代感がいいし、後者聖歌民族音楽のような異質感がある。ただ全体的に歌が少ない!もっとイミュレータの歌が聞きたかった。

地球側のアイドルであるウェンディさん。二つ結びの髪の毛にコテコテではすっぱ口調など十分に現代でも通じるキャラクターだと思う。

次で(多分)最後デルタ

2019-05-06

[]【1】2019 春、韓国釜山・光州





0일



出発前


新元号が「令和」に決まった。

昨年から世の中やネットを賑わした天皇生前退位とそれに伴う10連休

予定を立てずに漫然と迎えれば、塞ぎ込んでしまうか、掃除洗濯ジム通いと動画巡りで終わってしまうかのいずれかに決まっている。

から早めに予定を組んでしまう事にした。


休暇の予定といえば自分にとってアジア旅行

台湾香港国境を越えて深圳広州)、ベトナムを訪れたけど、韓国未踏だった。

韓国が後回しだったのは、台湾香港に比べてネットで見聞きする風景フォトジェニックでないし、K-pop政治関連のニュースで、何となく「知っている気」になっていたからで、興味が湧かなかったからだ。

しかし、昨年訪れた博多の街で、思った以上に韓国人が観光にやって来ているのを知って、「こうやって沢山の韓国人が日本にやって来ているのに、俺は韓国の地を自分で見た事がないな。」と思った。

「じゃあ、彼らが来るように、今度は俺が行こう。」

行き先に定めたのは、あの博多から目と鼻の先の街・釜山と、昨年みた映画タクシー運転手」の舞台になった光州。

ポップカルチャーで先端をいくソウルより、韓国地方風景の方に興味があった。


「知ってるつもり」だけど見た事はない隣の国。

航空券ホテルの予約をとった時には、文政権と日本政府の関係は冷え切り、韓国司法徴用問題日本企業に対する賠償請求権を認め、政治司法関係は最悪の状態

とはいえ出発の頃には状況は変わってるかもな」と思ったが、一向に状況は良くならない。

しろちょうど良いかも。

これだけニュースで「関係が悪い」と言われる国というのは、実際どうなのか。

出発は4月末。

令和最初の日は、過去戦争を巡って揺れる異国の地で迎えることになった。





1일



1日目

さよなら平成 in 釜山


雨天の影響か成田20分遅れで出発したJL969便は21:00に金海国際空港に到着。

空港からホテルのある釜山まで、バスタクシーを使う手もあったが、ここで交通カード・T-moneyを購入して、韓国の移動を便利にしたかった。

空港1階のコンビニに入り、忙しそうに動き回る店員さんに声をかける。

素っ気なく「Sold out」。

売り切れだった。遅い時間のせいか

止むを得ず、駅に向かって、そこで買い求めようとしたが、ここでも売り切れだ。

そうこうしているうちに時間はもう22:00。

一度ホテルチェックインしてから、西面に引き返してデジクッパの店で夕食をとろうかと思ったが、そんな時間は無さそうだ。

慣れない券売機コイン型の切符を買い求め、やって来た電車に乗り込んだ。


よく、韓国についてネットで「キムチ臭い」という話が聞かれて、多分にバカにした響きで語られるので本当のところはどうなのかと思ったが、実際、電車の中のような密閉空間だと、確かにそういうキムチを入れた冷蔵庫的な匂いはする。

やや年配男性の方が匂いが強い気がするので、長年の食習慣は影響するのかもしれない。

街中の匂いという点においては台北でも漢方のような匂いはしていたし、日常的にある匂いには慣れて感じなくなってしまうので、韓国の人には特に感じないんだろう。

そう思うと日本外国人にとってどんな匂いがしているんだろう。


23:00

遅くなったがホテルに到着。

富山駅にほど近い東横INNだ。

東横INN韓国であっても全く日本と変わらない東横INNで、カウンターでは日本語も通じる。

ちょっと予想外があって緊張もしていたので、いつもと同じすぎるほど同じな東横INN安心した。


コンビニで買ったハンバーガーかぶりついて旅行記を書いているうちに24:00。

平成最後の日はバタバタと過ぎていった。


【2】2019 春、韓国、釜山・光州  2日目|クルクルパーマと韓国女子 へ >>

2019-01-10

子供向けコンテンツの死

子供が減ってる

今の40歳の2/3が今の20歳、1/2が新生児

まり子供だけを相手おもちゃを売ってたら、20年前から75%程度に規模が縮小してるってことだ

俺が幼児だったころ、ミンキーモモ犯罪者大人が見てて話題になったそうだ

あの頃はまだ、アニメ子供のものだったか

そこから徐々に、大人アニメを見るものってのは定着してきて、1998年ごろからエヴァスレイヤーズなんかが流行って、完全にアニメ大人オタクは見て当たり前になった

ハルヒなんかが流行ってきた頃は完全にファッションオタク普通になり、秋葉原観光地化して、アニメはただのポップカルチャーになった


それに比べて、完全なる子供向けコンテンツはどうだろう?

ドラえもんポケモンプリキュアは当初は完全に子供のものだったはず

でもドラえもんは30年以上、ポケモン20周年、プリキュアも15周年を迎え、かつての子供を完全にターゲットに捉えている

ドラえもん映画はかつての子供の同窓会がコンセプトで、大人映画館に来てもらおうとしている

ポケモンも君に決めた以降は完全に大人ターゲット

プリキュアは、相変わらず幼児向けだけど、今年の映画は初代を大きく打ち出したものだったし、かつてプリキュアに触れた人なら誰でも戻りやすいように、全プリキュアが登場する作りになっている

ハグプリの社会問題踏み込む姿勢はてブでも何度も話題になった

大人への影響を意識してるのは明らかと思う

コナン安室大人の女性に大人気で、ファッション誌とコラボったりしてるそうな

信じられない!


子供向けではありながら、もはや子供だけを対象にしたコンテンツ経済活動として成立しなくなると判断しつつあるわけだ

これは子供向けコンテンツが死んだことを意味するのだろうか?

失敗した作品は、そう言わざるを得ない

ただ、子供騙しは子供にすら通用しないもので、大人が楽しめるクオリティのものを、子供でもわかるように落とし込んだ作品は上質な作品になる

から子供向けで、今もなお子供向けなのに、たくさんの大人の愛好者がいる作品は本当に上質なのだ

ディズニーアニメは最たるもの

ただ、真面目過ぎても、ね、という感じがするし、何にも残らないようなくだらない作品コンテンツも、もっと沢山沢山あってもいいものだとは思う

それが文化的多様性だしね

それは、webマンガ深夜番組には今も残っているけど、夕方四時のくだらないアニメなんかは今の子供たちには馴染みのないものになってしまったようだ

その点は少しさみしい


あと、最近気になるのは、子供をダシに大人射倖心煽り、単価を引き上げるコンテンツもあるということ

ガオーレなんかそうだよね

アイカツ、プリチャン、ガオーレ、ゲーセン担体と結び付けて、市場が減った分を客単価を上げて稼ぐ方法

こっちにいくとあまり上質とは言えない

大人を引き込む、客単価を上げる、もうひとつある手は、海外展開

ポケモンはもう完全にグローバルだよなあ

まあ、なんだ

子供が4歳近くなってきた俺にとって、もう一回子供として遊べる、親としての今を、なかなか楽しんでいる

これが孫の時代になっても、また孫と一緒にポケモンプリキュアで楽しめる日本であってほしいと思う



追記:

最後まで読むと、子供向けコンテンツは死んだものもあるが、長く続くものは死なずに老若男女広く受け入れられるもの進化している、という論旨で書いてるのに、「いや死んでないだろ」「今はこんな子供向けコンテンツあるぞ」と書かれるとは結構衝撃です

かに、死んだコンテンツをさみしく思っていたり、肯定的表現で「くだらない」を使ったりはしてて、斜め読みとか、タイトルに引っ張られたまんまの人には読みにくいのかもしれないけど

釣らずに正確にタイトルつけるなら、「子供向けコンテンツは死んだのか?」か、「子供向けコンテンツの変容」なんだけど、ここまで読めずにタイトルに釣られっぱなしになるとは思わなかった

まあ、釣ったから伸びてるんだけどさ

次回から気をつけよっと

だいたい、「名作劇場はよかった」ではなく、「奇面組とかトンチンカンはよかった」が正しく読めた反応とも思うんだけどなあ

あとは、もう20年後に子供向けコンテンツが、上述の三要素により存続できているのか?ってのも大きな興味でした

昔のコロコロみたいな要素は減ったよね、とか、YouTubeかにはにくだらない方面の子供向けコンテンツごまんとあるぞ、ってのは正しく読んでくれた上での正しい指摘と思いますし、むしろ大人けが減ったとか、嗜好はそのままで年をとってるだけ、みたいなのも正しいご指摘と思います

2018-12-18

忠臣蔵」のはてぶのコメ欄車輪の再発明だらけ

「気が付けば「忠臣蔵」の人気や知名度が無くなっていた(らしい)理由考察など - Togetter」が538ものブクマつけてる。

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1298767

しかしそこで指摘されてる事が車輪の再発明勘違いだらけで、本当に忠臣蔵の人気はなくなったんだな、と実感した。

忠臣蔵元禄の昔からメジャーコンテンツだったので、すぐ思いつく事はだいたい既に通った道。


ソシャゲで四十七士を女体化するのが人気復活の最良策。

「ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1」のことですね。ソシャゲじゃなくてエロゲだが。

ちなみに歌舞伎にも女大星(=女版大石蔵之介)というのがある(既に廃絶)。

・今時でやるなら、47人全員のキャラを立たせないと。そうすると、すっごい長大になるよね。

赤穂義士銘々伝のことね。吉良邸討ち入りの「本伝」ではなく47人にフィーチャーした物語の事。

私の読んだバージョン大正時代のやつは1000ページ以上あったがそれでもすべてカバーしきれていない!

古典になり切れなかったポップカルチャー、とも見える

日本古典である歌舞伎文楽講談浪曲の全てで最も人気のあるコンテンツが「古典になりきれなかった」ってのは違う。

・もともと映像作品としての面白さは忠義や敵討ちよりも、集団で警戒厳重な屋敷にどう攻め込むかって『大脱走』とか『スティング』のような集団群像劇・設定サスペンスとしての面白さにあったように感じてるんだけれど

それは「四十七人の刺客」が初めて切り開いた路線

・毎年やって、ごくまれに吉良側が勝利するようにすれば良いのでは

吉良側が勝利して別働隊が後でこっそり吉良を殺す、というのは既にある。


武士の面目がたたないので殺さないと再就職もできません!…な話なんだよな

ビートたけし主演の「忠臣蔵」(1990年)。


・『忠臣蔵』というと、なんかドリフコントが思い浮かぶんだよな、ドリフだったか確かじゃないけど。

正解は「オレたちひょうきん族」の最終回ドリフでやってたかは知らんけど。

忠臣蔵は、上への不満を巧妙に横への不満にすげ替え、反骨精神忠義へと昇華する、言論統制下のジェネリック革命もの時代の流れで忠義も抑圧も薄れたのかも知れない。

忠臣蔵幕府裁定(=吉良は無罪)への反抗でもあるので、戦時中忠臣蔵はかえって危険視されていたよ。

あと、江戸期の歌舞伎検閲されてたんで、忠義はその隠れ蓑だったりもする。

2018-10-29

anond:20181029103041

艦これとかもそうだけどポップカルチャーではない文化ってのは居残った人間がその後なかなか他に行きづらいって傾向があるため、かなーりコンテンツとしては長生きする傾向にある。

ツーチャンネル文化的に死んでるのは逆に言うなら文化ゾンビが住まうに良い環境であるって事だ。増田とかみたいなKKOハロウィンソングでも歌いながら愉快に暮らせる環境がそこにはあるって事なのさ。

現実では閑職かもしれんが、ネットではどったんばったん大騒ぎできるユートピア。それがフィフスチャンネルさ。

2018-10-13

[] 【1】2018秋、ベトナムホーチミン

<< この旅行記の先頭へ


anond:20181013111225





Day 1



1日目 成田ベトナムの翼、タンソンニャット


羽田深夜便だった前2回の旅行と違い、今回は成田発で、昼出発。

しかもややメンタルに不調を抱えているとあって、余裕を持った出発を心掛けたかったが、時間勘違いして、ギリギリ成田エクスプレスに駆け込み、その上方向を間違えて折り返すという失態を演じてしまった。

南国ホーチミンに行く前に国内でもう汗ダクだ。

肝心な時には何かバタバタする傾向がある自分なので、「またやってしまったー」と思ったが、どうやらチェックインには間に合いそうで、成田エクスプレスの車窓から畑を眺めながら、「この旅行に行って何になるんだろう」と愚にもつかない事を考えた。

別に何が起こるわけではない。

ただ若いからずっとボンヤリあった心象風景、雨のベトナムで川を眺めながらお茶料理を食べる、その画をこの目で見て来るのだ。

メンタル不調なんて、ボンヤリするのに格好の舞台装置じゃないか


前回の香港旅行では、事前に広東語フレーズをいくつか覚えて行ったが、「話せるものの聞き取れない」という致命的な見落としがあり、結局中学校時台成績2の片言にもほどがある英語と、メモによる筆談で乗り切ることになった。

ベトナム語も広東語と同じ声調言語(音の高低と発音意味が決定する言語)であり、しかもその声調というのが「コブシを効かせるようにいちど下げて上げる」「波のようにうねって上げ下げして上げる」という難解極まるモノで、もう「ありがとう」「これください」「トイレはどこですか」以外のコミニュケーションは投げている。

今回も筆談翻訳機とGoogle mapが頼りだ。


今回搭乗したベトナム航空は、ベトナムフラッグシップのようで、エコノミークラスといえど、タイガーエア台湾香港エクスプレスとはモノが違う。もちろんTGATやHKEXが悪いって訳じゃないけど、地上職員日本語ができるし、機材も大型で安定していて、シートには枕やブランケットが用意され、機内食も出る。

さらに、シートにはモニターが設置されていて、映画その他も見られる。

海外に行くときはその地のポップカルチャーを予習して行きたいのだが(香港前に発見したアガサ・コンは最高だった)、ベトナムはまだYoutubeでの情報が少なく、これと言った映画アーティスト発見できずにいた。

そこでモニターポチポチやっていると、果たして良さげなベトナムアーティスト(多分)を発見したのだった。

ホアン・ティエン・ミン・トリ

英語詞の曲とベトナム語詞の曲が半々。音楽性はR&BEDMダブステップの様な強めじゃないムーディーなやつ)とジャズを掛け合わせた様な感じで、ジャスティン・ティンバーレイクを思わせる。

これでラップが入ってきたら完璧だ。

機内では検索できないので、あとで調べよう。

朝飲んだ安定剤が効いているのかな、憂鬱な気分が後退してきていい感じだ。


ややあって、海外旅行なら一度は聴いてみたい、「pork or fish rice ?」というフレーズと共に機内食サーブされた。

ベトナム航空会社なのに機内食和食が出るという不思議仕様でもっぱら噂のベトナム航空だ。

ここで「fish」と答えれば和食が出て来る事は間違いなく、折角の海外旅行しかも出発便の機内食和食というのもどうかという事で、「pork」と答えると、豚の唐揚げ煮物チャーハンぶっかけたようなご飯と、海鮮春雨サラダパンデザートが出てきた。

春雨の方はヤムウンセンとかそれに類するもので明確にアジア料理だが、ぶっかけご飯の方はなんだか分からない。

付け合わせが椎茸煮しめだったり、桜の形に型抜きされたニンジンである事も地味に混乱する。

味はというと、エコノミーでこれだけの物が食べられれば充分満足で、その後、暖かいコーヒーサービスがあったり至れり尽くせりだったのだが、あれはベトナム料理だったのだろうか。

カラトリーがまとめられた袋の底に、スパイスの小袋が入っており、「甘利香辛食品株式会社」と書いてあった。京都伏見会社であるという事だった。


機内食で腹を満たし、少し微睡む。

眼が覚めると機内は消灯されていた。

英語スポーツチャンネルを見ながら、「早くホテルで横になりたいな。でも何を楽しめるんだろう?テレビをつけても何言ってるか分かんないだろうし」という思いが浮かんで来る。

チャンネルでは、MTBアーティスト大木バランスボール建築物ワインディングロードなど様々な障害をキッカーにしてトリックをキメていた。インスピレーションを色々なものから受けて、驚くべきビデオやショーを生み出すらしい。

他の人から無意味に見えるもの価値見出して楽しみ、アートを生み出している。

意味不明に見えるけど羨ましい。

普段自分もそういうキャラなんだけど、ダメかもなぁと感じてしまう。

多分、朝飲んだ安定剤が切れる頃合いだ。

自律神経失調症で襲って来る不安無力感安定剤を飲んで感じる旅行への期待。

正常と狂気の境は曖昧だと思っていたが、こうして自分のものだと思っていたものが揺れ動くと、もっと根本的な、「自分」や「個性」というものが虚ろなものに思える。

深追いはしないでおこう。

しばらくして血糖値が安定すれば、少し収まって来るに違いないから。

今日はまだ頭痛は襲ってきてない。


「間も無く、当機はホーチミンに到着いたします。到着は19:30、ホーチミンの気温は38℃です。」

機内アナウンスに耳を疑った。

今年の異常熱波関東平野都市化が高気圧をブーストしており、バンコクより気温が高い、なんだったらユーラシア大陸で一番高いとさえ思っていたが、勝手思い込みだったようだ。飛行機を降りると湿った空気を感じる。日本人の歪んだプライドは常夏のホーチミンの湿った熱波が吹き飛ばししまった。


19:50、国際空港入国審査というのはどこか陰鬱雰囲気ものだが、イミグレーションを抜けてもタンソンニャット国際空港は静かだった。

思った以上に質素空港

香港国際空港羽田と比べると、まるで石垣空港みたいだ。

改めて旅程について説明しておくと、3泊5日というのは、帰国便がこのタンソンニャット国際空港 6:25発であり、ホテルのチェックアウトが当日では到底間に合わないので、前日にチェックアウトして空港で出発便をまつ、という事だ。

帰りはここで夜を明かすんだろうか。

そう思って建物を出て驚いた。

なんと半解放の広大なスペースに待合ベンチが設置されている。

軒を並べる飲食店、溢れる活気、びっくりするほどの騒がしさ。

タンソンニャット国際空港はこの半野外のスペースも含めての空港だった。

こんな空港日本ではまずない。

「ははは、スゲーな!」薬が抜けてるに決まってる時間帯だが自然に笑ってしまった。

たことがない光景だ。やっぱり先生の言う通り、この街に来て正解だった。


【2】2018秋、ベトナム、ホーチミン Day 1|ベトナムの名誉 へ >>

キズナアイNHK中立

キズナアイNHKにふさわくないと抗議したフェミニストは、数年前に水樹奈々やμ's(ラブライブ)は紅白歌合戦にふさわしくないと抗議すればよかったのに。そもそも、下記に記す通り、NHK民放に比べて男性向けのオタク文化を発信することに積極的だった。

男性向けのオタク文化肯定的に紹介するNHKは、そういった意味中立的だ。民放だと、男性向けのオタク文化を貶すか歪曲することでしか紹介することができない。なぜなら、テレビ女性と老人のものからだ。女性でも老人でもない若年男性長時間労働ゴールデンタイム番組を視聴することができないだろう。

そういったテレビの主な視聴者オタク文化否定的だ。民放があれだけオタク文化を貶すのなら、お堅いテレビ局と思われているNHKさらに激しくこき下ろすことが期待される。しかし、NHKオタク文化こき下ろすどころか、ノーベル賞解説番組VTuberキズナアイを起用した。だから、多くの人が肩透かしを食らってしまったのだろう。

NHK中立?オタク文化ゴリ押しじゃないか」と言う人は中立意味が分かっていない。中立とは「誰に対しても味方にならないこと」だ。民放視聴率のために老人と女性の味方をしなければならない。だから民放バラエティ番組では、若いタレントが徹底的に貶されるし、「イケメン」の大合唱である。そして、フジテレビ番組で、元々男性向けのオタク用語だった「バブみ」という言葉女性向けに歪曲された。そうやって、世間の目を気にして番組を作るのなら、それは一種偏向である

オタク文化はもはや非モテニートと言った社会不適合者の文化ではなく、部分的ポップカルチャーの一部として若者の間で受け入れられるようになった。そういうことを世間の目を気にして斜めに構えず、肯定的に紹介できるNHKは、民放より中立的と言える。

補足

民放とはテレビ東京を除いた民放キー局のこと。具体的にはフジテレビテレビ朝日、日本テレビTBSテレビを指す。

中立的情報を作るのは難しい。情報は人が作るものだ。人には立場がある以上、どうしても情報偏向してしまう。情報偏向しないようにするには、受け手側がいろんな情報を目にするように心がけるしか無い。

2018-10-12

anond:20181011174934

え?ご存知ない?

ポップカルチャー的な女性表現に対して執拗に「抹殺すべきだ」と攻撃を仕掛け続けて来ていた勢力があること

今回もその論調だったこ

あの議論最初に仕掛けてきた太田弁護士および千田教授はその代表的存在だったこ

昭和30年代のマンガ焚書平成初期のちびくろサンボ発行自粛騒動などと同一の手法を取られていたこ

そこに千田教授が取った戦術稚拙さもあって見事に炎上したわけだ

現に言いだしっぺの太田弁護士千田教授スケープゴートにして見事に逃げ切ったぞ

AKBオリンピック開会式に出たらお前どう思う

開催に賛成反対問わず、相当数の人々が「やめろ!」「恥ずかしい」と思うんじゃないか

日本ポップカルチャー10年以上稼ぎまくっていてそんな扱いだ。

表現の自由を声高にさけぶ奴はそこにはあらわれない。

それが格ってやつだ。それがTPOだ。ふさわしくない場所に出て来てはいけないのだ。

NHK放送するノーベル賞番組にも相応の格がある。

キズナアイはその格をまるで満たしていない。ただそれだけのこと。

https://anond.hatelabo.jp/20181012051234

2018-10-10

キズナアイこそが最先端フェミニズム

 この記事を読んで、自称フェミニストさん方とは『前提』が違うのが理解出来た。

http://worldhumanrights.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-d6b2.html?optimized=0

 

 こちらの文から引用するなら

キズナアイこそが現代日本でのキューティ・ブロンドなのだ。」

 

 

自称フェミニストさん方は文化に対する知識が浅い為、

キズナアイステレオタイプ女性観が評価されている!」と、勘違いしているようだ。

   勿論、これは間違っている。

しかし、誰しも特定分野のリテラシーを欠いている事はある。馬鹿である事は責めまい

 日常的にネットを利用する層は

キズナアイが【自覚的】に演出する完璧ステレオタイプ美少女キャラ像がもたらす【違和感】」こそを面白がっている。

 

 

 マツコ・デラックス然り、エディー・マーフィー然り、クリス・タッカー然り、キューティ・ブロンド然り。

それぞれ自身に持たれるであろう偏見自覚的演出する事で、結果的視聴者違和感自覚させ

それこそが自身の人気も差別の解消にも繋がっている。

 存在自体が極めて高度な社会批評体現している。

 

 

 キズナアイも全く同様。

但し、意図がドギツくならないようにと、普通美少女キャラとしての人気も得られるように

両取り出来るギリギリバランスを維持してる。そのバランス感覚は普通に凄い。

 

 

殆ど個性に近いステレオタイプ美少女キャラデザイン

 +コレまた ほとんど無個性に近いステレオタイプの声でステレオタイプ美少女キャラを演じる中の声優さん

 +何番煎じか分からない程 使い古された企画と、それを堂々と やり切る胆力。

 ×あのハイクオリティー3Dモデルを作る工数と、リアルタイムで動かせる計算資源を利用可能にすべく、事前に準備されていた予算……。

=ステレオタイプを狙うが故の違和感と、その【ほつれ】からも生まれ面白さ。

 

 

 これら全て、計算された違和感の元なんだけど、自称フェミニストさん方はバカから全部 気付かない。

それは仕方が無いにしても

 少なくとも数々の名コンテンツ供給してきた NHKも当然その程度は【自覚】してキズナアイキャスティングしているよw

NHKの狙いとしてはデーモン閣下や、ふなっしーピコ太郎みたいなイロモノ出してるのと変わりない筈。

 

 

恐らく、マンガ,アニメ,ゲームポップカルチャーに疎い[一般人]が見ても

 「『漫画』の絵が喋るんだ~。今って変な時代。」としか感じないと私は思う。

[一般人]には不快にならない程度の違和感を、分かる人には3周回った面白さを、両方狙えるバランス感覚は素晴らしい。

 が、バカフェミニストイチャモンつけられるのも この特徴上 必要経費やね。

 

 

 人種差別宗教差別LGBT差別と同等程度に女性差別を【自覚的】に取り扱えるようになった事に

当の自称フェミニストさん方こそが気付いていない。という逆説。

 

 

 人種差別宗教差別,LGBT差別は、ある種分かりやすく、また被差別者不利益しかもたらさないので差別として認識され易い。

が、女性差別場合は『慈悲的差別』もあって、女性側にも受益があり、

また、そもそも社会規範や社会基盤と根強く結びついている為に[自覚]さえ困難であり、

尚更、女性差別による問題の整理、切り分けは困難を極めてきた。

フェミニズムが時に女性にさえ非難 拒絶されてきたのは、そのためだろう。

 

 

 しかし、他の差別問題が先ず【自覚】される事から改善されたように

キズナアイというステレオタイプ発明は、フェミニズムにおいてこそパラダイムシフトである評価したい。

 

 

【ここから蛇足

 

 

 そもそも[解説コンテンツ]というフォーマット上、解説員の対比として視聴者より若干無知な【キャラ】を出演させるのは必然

賢い奴しか出てなかったら視聴者は置いてけぼりだよ……。

 

 

古い活動家が最大のボトルネックになるのは社会運動アルアルだけど、フェミニズムもこれで更に1事例 追加されたよねー。

2018-10-07

キズナアイポルノじゃない、ってほんとに思ってる?

ポルノポルノじゃないかで言ったら、ポルノだわ。俺にとっては。

ただ、そうだとしても劣情を催すことなキズナアイ日本ポップカルチャーとして当たり前に享受できているのは、ポルノであってもそうと意識させない高度に発達したこの国の文化観に飼い慣らされているだけ。別に良いとか悪いとかではない。日本ポップカルチャーはそこまで自国を発達させたというだけの話。

ただ、本当に気付いていないのか、気付きたくないだけなのか。

Vtuberで人気を獲得するための大きなファクターひとつには少なくともSEXアピールの有無がある。

もし、そんなことも自覚できない能天気自分客観視できない人間ばかりなのだとしたらあまりに愚劣だし、それをわかっていてなお頑なに認めようとしない人間が多数いるのだとしたらあまり醜悪だ。

村上隆の、正視に耐えないあの露悪的な戯画的な、露骨性的すぎるあの等身大の彼ら彼女たち(のフィギュア)を意地でも認められなかったあの日から、一歩も歩みを進められていない。

2018-08-20

anond:20180820110140

豚kawangoかkrikか知らんが、インテリぶっただけでポップカルチャー迎合できなくなっただけのおっさんというイメージしかないが…

2018-06-06

クールジャパンに関する私的メモ

ただの資料として

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3


クールジャパン経産省政策文化省や総務省は別の施策を行っている)

クールジャパン目的情報発信海外展開⇒人を国内に呼び込む という3段階が目的

経産省施策のため、文化維持などが目的ではなく基本的には金銭的なもの目的である

コンテンツ輸出は基本儲からない(赤字と言う意味ではなく総額が低いと言う意味

・そのためポップカルチャーの輸出のみでは目的が達成できない

・よって海外展開(アウトバウンド)⇒人を国内に呼び込む(インバンド)が重要点になる

・現時点での実績を鑑みると、複数報道とは裏腹に「結果だけをみれば」クールジャパン政策は"成功"している

・なぜならアニメ海外への輸出額や二次元産業という文化出自体が成功しており、さら日本国内への観光客安倍政権になってから爆発的に増大しているため、情報発信海外展開⇒人を国内に呼び込む という流れは成功している

・ただし、円安誘導はともかく個人的にはやはり経産省組織である海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)そのもの問題を抱えていると思うし、アニメ輸出の成功クールジャパン成功と結びついているとは言いがたい。

※この3段論法2000年代前半に「アニメ海外で儲かりますよ」という誤った認識が流布された際の反省点として改良を加えた論法に見える⇒気のせい?


クリエイター保護経産省ではなく恐らく文科省役割であると思われる。ただし、権力は弱い

・実写とアニメ製作者にも視聴者にも溝を感じる⇒実写界隈の人が無闇にアニメを叩いたり、逆にアニメ側も成長した結果復讐に走る傾向にある。

・これは文化政策を考える上で致命的であると考える。本来は一致協力して政府意見を述べたり圧力をかけるべき

・ただし、実写側もアニメ側も政府基本的に信頼していない傾向にあるように見える

・近年のコンテンツ施策は様々な国で行われるようになっている。アメリカイギリスフランスカナダ韓国中国、またナイジェリア等の新興国でも文化政策としてコンテンツお金を出すようになっている。

・そのため日本でも政府との協力をおこなわなければ大幅に不利な戦いを強いられることになる

・よって個人的には"なんらかの形で"政府の協力を得るべきだとは考える

政府出資した漫画海外全然売れないという話がまとめサイトなどで流通したが、あれは海外で設けられる事業を探るための総務省施策である

・「儲けられるか儲けられないかを判定するために小額のお金出資しまからマーケティングしてきてください」という話である

・その結果東南アジア(の特定の国)で漫画を売るのは現時点では難しい、という結果を得ることが出来た(つまり別に失敗していない)

資料を見るとわかるがラーメン店出展黒字になっており、近年のラーメン海外で受けていると言った日本国内報道はそういった点のフィードバックであると考える。

純粋文化維持政策庵野などが関わっている国立メディア芸術総合センターのみではないか

・⇒そういやアニメたまごがあった、あとは文化メディア芸術祭

・優先度低い企業補助金という報道があったが、これは新興企業ではないから、ベンチャー投資しろということか?

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018051800343&g=soc

個人的には字幕翻訳は最も重要な点だと思われるので間違っているとは思わない

・ただし、クールジャパン機構の設立趣旨からはずれると考える(投資ファンドのため

・この点から目標設定がいまいちチグハグ感覚を受ける

6月末でクールジャパン社長が変わる。⇒官民ファンド10個ほどあるがクールジャパン機構は最も失敗している部類であるため(う~ん

ファッション系の大田社長から音楽アニメ系のソニー・ミュージックエンタテインメント最高経営責任者(CEO)の北川直樹氏へ

投資先が現在の「海外におけるファッション・食・デパート等」から海外における「エンタメ」に大幅に切り替わる可能性?

・実績を踏まえても海外エンタメ系に割り振って、ファッション・食・デパート等はインバウンドで儲けるべきというのは誤ってはいないように見える

・実写が置き去りになっている。⇒ただし、映画都市部でも撮影できるようにするという仕組みを整えようとしている、という施策を進めている

⇒唯一?、会見にHEROSに出てたマシ・オカ浅野忠信等が参加していたと思う

クールジャパン機構と総務省施策文科省施策内閣府直轄でそれぞれ別の施策を打っているように見える⇒縦割り?

統合は無理だろうけど・・・

・純日本だけで海外展開を進めるのは無理という意見がチラホラ出始めている。

・実際アニメクランチロールNETFLIX、bilibili、iYQIYなどの協力なしでは無理に見える。⇒フランスのWakanimはアニプレ参加でしたね

・でもヨーロッパへの輸出額が減っているのが気になる

・米中は大幅に増大しているけどヨーロッパで若干減っているのが気になる⇒クランチロールなどに全部吸い取られている?

toonamiFLCLやったり、アカデミアも放送するみたいだけどテレビ放送は拡大できるだろうか?

バンナムとかイマジカとか最近ついに海外進出を本格化させているように感じる。

少年ジャンプネバーランドノイタミナ進出)と鬼滅(Ufotabel製作)というのは海外受けをきちんと狙っている?

・ヒロアカボンズ製作による日本から見てもアメリカ受けは相当すさまじく見える。⇒アニメPV効果に気づいてきた?

ジャンプアニメピエロばっかはなくなる?

中国マーケットが落ち着いた昨年後半からアメリカ展開が加速しているように見える。

NBAゴクウシューズ流行る、ジョンボイエガ(NARUTOファン)、マイケル・B・ジョーダン、キムカーダシアンなどの相次ぐセレブによるアニメファン告白

 マイケル・B・ジョーダンは「親と一緒に住んで、背の小さい、アニメ好きは情けない」と言うリプライを一蹴する

 ⇒徐々にアメリカアニメ市民権を得つつある⇒ニッチニッチである、ただしその規模が相当拡大してきた

ワンピースアジアで人気

ツインエンジン大人向けアニメ開拓できるか?

 虐殺器官,刻々,ゴールデンカムイ,pet,バビロン,どろろ,ヴィンランドサガ⇒ほぼ大人向けに見える

 ただ、いまのところクオリティはいまいちに見える

2018-05-18

anond:20180517234404

最近分からんけど日経ポップカルチャー方面記事を書いてた井上理さんなんかは毎回ブコメで称賛されてた覚えがあるね。

2018-05-17

anond:20180517130645

説明しよう!AIAIとは、

(VTuber先駆者でありYouTubeの枠を超えて多方面で精力的な活動を続けて世界にその名を轟かせつつある自称インテリジェントなスーパーAIその名も“Kizuna )AI(”と、中国エリート技術オタクが集いし企業miHoYoが贈るスマホゲーム最先端の美麗3Dグラフィックで描かれる美少女アクションゲーム崩壊3rdに登場する戦艦ハイペリオン号のメインAIであり美少女型の容姿をもち新人艦長甲斐甲斐しく世話してくれる堀江由衣ボイスのお茶目天才AIアイドルである“)AI(ちゃん”、という未来ポップカルチャー世界の命運を握るオーパーツ級の存在感を放つ二名スーパーハッカーのことを合わせて呼ぶ語)である

2018-04-23

anond:20180423164137

日本ポップカルチャーを輸出品としてみた場合、最も輸出額の多いのはビデオゲーム

なんだけれど、クールジャパンからはあまり相手にされていない。

なぜならばゲーム業界は既に世界ガチの戦いをしていて、天下りさん達が入り込む余地が無いから。

2018-04-13

中国がスゲーかどうか、わかんないないから見てきたよ

未だに中国スゲーとか言ってるやつ多いけど一回住んでみてから言えと思う。


という増田を読んだんだけど、これ系はサンプル数多い方が、実像ぼんやり浮かび上がってくると思うんで、住んでるどころか、旅行者として2都市半日ほど訪れただけだけで書いてみたいと思う。


深圳広州にいった。

共に中国の中核都市であり、人口は1000万人を超える。

東京と同じかそれ以上の人が住んでる街である


--------


町全体の清潔感について。


深圳

急増の街だけあって、汚いところがなかった。代わりに歴史を感じさせるものもなかった。

ぱっと見の印象で行ったら、大宮みたいな感じ。

駅前には大きなファッションビルがあって、お姉さんが鳩をあやつるショーをやっていた。


広州

深圳方面から高速鉄道入り口である広州東駅はとても綺麗で近代的。

駅の雰囲気としては赤坂見附池袋かといった感じ。

そこから地下鉄をのりつぎ広州火車駅は、おそらく北・四川方面や西・チワン自治区方面から入り口で、地方民が多い。

駅前は広いが古びている、大規模なファッションストリートがあるが、18:00頃には営業を終了してしまう。


--------


キャッシュレス決済事情


深圳でも広州でもwechatpayの決済は早くて便利だった。

高速鉄道切符の決済もできる。

ただ、高速鉄道ホームの古びたキヨスクでは使えなかった。

おどろくのは、たぶん60〜のおばちゃんでもwechatpayの決済にかる〜く対応してくるところ。

年寄りであっても変化にはとりあえず乗るらしい。


--------


大気汚染


深圳でも広州でも共産党鶴の一声で内燃動力バイク禁止されており、すべて2輪は電動自転車だった。

そのこともあって、咳き込むような目だった大気汚染はなかった。


--------


地下鉄


深圳広州大都会なので、地下鉄でどこまでもいける。

また、suicaのような交通IDカードがすぐに買えるので、移動も便利。

しかし、改札通過時にいちいち荷物安全検査に通さなくてはならない。

監視社会だ。


深圳

地下鉄は清潔で静か。混雑率も日本と大差ないが、車内でもさすまたをもった警官がうろついている。やっぱ監視社会だ。


広州

構内にもホームにも警官はいる。しかしとにかく人が多い!常時通勤ラッシュ状態なので、警官治安という意味監視業務は投げ気味。


--------


人について


深圳

地下鉄女の子スマホのぞきこんで、iInstagram的SNSで最新ファッションをチェックしていたのが印象的だった。都市部のティーンエージャーの行動だ。

みんな全体的にしずか。

店員ぶっきらぼうで、「こいつめんどくせえな」という印象を隠しもしない。怖い。


広州

とにかく人々が若い。そして元気。

「めんどくせえな」感は出してくるけど、笑顔なんであんま心が冷たくならない。

基本的に心根が明るいんだと思う。

あと、広州地元っ子と思しき人のファッションセンス新宿渋谷くらい。

西洋化されて独自路線香港と違って、日本人と似ている。


--------


というようなところから深圳っ子、広州っ子がもし日本にきたらどう感じるかを類推してみたいと思う。


深)なにこれ、小さっ、道狭っ

広)でもすげー綺麗だよ

深)深圳の方が綺麗だよ。まあ古い建物には味があるけどさ。うちはさっぱりないから。


深・広)現金払いめんどいなぁ・・・

深)でも

広)店員

深・広)やばいよね、めっちゃ丁寧!いくらもらってんだろ?

広)しかも店夜までやってるよね、夜も賑やか〜


広)地下鉄空いてて超乗りやすーい。

深)でも年寄り多くない?

広)それは思った。


広)そういえば警官見ないね

深)あんまりいないと却って心配

広)それはない


--------


全体的には20〜30年前の日本といった感じではあったけど、それはキャッチアップに30年かかるという話ではない。

大都市部の消費生活に関しては、多分5年で日本と変わらないレベル地域が出現して、急速に広がっていくと思う。

しかし、なんというか自由空気みたいなものは、絶対日本のようにならないと思う。


抜く、抜かれるの話ではなく、まったく違う近代国家が立ち上がろうとしていると思えばいいと思う。

そのうち、テクノロジーポップカルチャー中国のもの存在感は増してくるんじゃないかな。


ちなみに日本ポップカルチャーは、ちょっとおしゃれな雑貨日本産という感じで存在感があった。

2018-02-28

青い子は不憫みてて思ったんだけど

中世ヨーロッパの話だけど色に沢山のイメージが付きまとう。

もちろん多義的ポジティブ意味ネガティブ意味を持つことも多く、緑だと、人外制御されない自然というイメージで、だからオークは緑の肌をしてるけど、春、若葉の芽生えみたいなポジティブイメージもある。あ、あとイスラーム象徴してるかな?

総合的に見てかなり悪いのは青、蛮族の色。ただ、マリアの色、フランス王家の紋章にも採用されかなり良い感じにもなる。

次。黒、悲しみ、沈痛さ、死、醜さを象徴する。ただ、中世末期に悲しみをネガティブに見るだけではなくそれに耐える心みたいな転換があり、ほら、ルターとかオランダの絵とかで黒い服おおいでしょ?

黄色裏切り、嘘、不正、など。ユダの服の色に採用されるは異端者やユダヤ人に紐つけられて、ナチユダヤの星にも繋がる。

あれ?黄色って紋章かに普通に使われね?って思う人も多いだろうが、あれは黄色ではなく実は金色なの。

いいイメージは、赤、特に鮮やかな赤は高潔、勇敢、などをあらわし、白なんかも純潔、信心などを表しけっこういいイメージ

まあ、それはそうとして現代日本ポップカルチャー分析するとどうなんだろうね?

ポップカルチャーというよりオタクカルチャーだろ

たとえばプロスポーツとかかなり色のイメージ出してるし、別にアニソン以外にも色が歌に出てきたりしない?

まあ私は興味ないのでそういうのあまり追わないけど別にオタクカルチャーポップカルチャー関係が乏しいとは思ってないけどどうなんだろうね?

2018-02-15

漫画村「この度は世間をお騒がせして誠に申し訳ございません」

漫画村「この度は世間をお騒がせして誠に申し訳ございません。

私たち漫画村は“日本ポップカルチャーである漫画を広く社会に浸透させたい”という一心運営しております

運営手法について賛否両論あるかと思いますが、

既存出版業態では埋没し、忘れ去られる運命にある

絶版本や週刊誌オールタイムフリー提供するというのは私たちの使命とも考えおります

ユーザーを、漫画未来を考えてこれからも正直な運営したと考えております

2018-01-06

君の名は。」(そして、星野源)がヒットして本当によかった

君の名は。」は名作だ。脅威的な興行収入を叩きだし、大人から子供までが映画館に向かった。結果的2016年という年を象徴するような、国内から海外をも巻き込んだ社会現象にもなった。メディアは'宮崎駿後継者'と新海監督を褒めそやし、関連商品が飛ぶように売れていった。

素晴らしいことだと思う。このブームは今の日本によくある、'大手メディア大手広告2社の大人達'によって、予め社会的意図として起こることが決められていたブームではないからだ。

もちろん新海誠監督にとって、一般的ネームバリューを獲得する本当の意味での出世作となるべく川村氏というプロデューサー広告会社バックアップにより作られた作品だったが、ここまでのヒットを誰が予想しただろう。これまで素晴らしい作品を作ってきた監督が、それにふさわしいヒット作と称賛を受け取ることができて、心から良かったと思っている。

星野源の作る曲や新海監督の映画がヒットしたというのは、私たちや名も無きクリエイターにとって大きな希望となるだろう。

現代の、特に日本という国のポップカルチャーという枠組みの中では、「本当の意味で'いい作品'というのは、そこまで売れない」という主張が一般的だ。

しかし、そんな醒めた常識を彼らは打ち砕いてくれた。私としては、この流れがこれからもなるべく続いてくれればいいなと思っている。

いずれにせよはっきりとしているのは、来るべき新海監督の新作が楽しみで仕方がないということ。

本当の意味で、富も名誉も手にしたであろう稀代のアニメーション映画監督は、次にどんな世界私たちに観せてくれるのだろうか。

2017-12-21

はあちゅうの件その他で思ったこ

はあちゅうの件や漫才師政治的ネタをやることや、もっというと炎上みたいなことについて。

自分は、「人と人は根本的にはわかりあえないし、世の中は基本的には不平等ものだ」っていう風に思ってる。

海外ドラマgleeを見てそういうことを考えるようになったんだけど(だからこそポップカルチャーは束の間そこから自由になれるから素晴らしい、と続くんだけど割愛)、そう思うことでだいぶ楽になった。

から自分ではどうしようもないようなことで時にいじられたり誹りを受けたりすることについては、悪意のあるなしに関わらず、世の中ってそういうもんだよな、だから逃げたり歯ぁ食いしばったりしないとな、って思うからそんなに根深ストレスにはなってないんだよね。

もちろん瞬間的にはムカムカっとすることもあるけど。

で、自分についてはそれでいいんだけど、自分発言や振る舞いで気づかないうちに他人デリケートなところを傷つけてる可能性があるよなって思うと、最近人と関わるのがすごく億劫になってる。

もっというと、自分意見を表明して他人コミュニケーションを取ることにとても臆病になってる。

基本的には誰にも嫌われたくない、いい人でいたいっていう気持ちがあって、それを突き詰めていくと誰とも深く関わらずに猫を撫でて生きていくしかないのかな、それでもいいか、と思い始めてる。

そういう風な気分の方、他にもいませんか?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん