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はてなキーワード: アイドルソングとは

2024-01-14

anond:20240114195758

ブルーノ・マーズのおかげでAKB48ヘビーローテーション』が話題になっている

この楽曲The birthday藤井謙二音源ギターを弾いていて、編曲あいみょんマリーゴールド』『君はロックを聴かない』などを編曲をした田中ユウスケ

アイドルソングは一流ミュージシャンが参加していることは多い

アイドルソングにハマる理由を考えてみた

エモいと言われるアイドルソングテンポが速くて高音の曲が多い

若くて可愛い子が息を切らして高い声で恋を歌うってほぼセックスなんだよね

生活じゃ聞く機会無いから分からないけど

エモいって言うかエロい

アイドルソング最高!

2023-11-02

Netflix】MONDAYS/このタイムループ上司に気づかせないと終わらない

・最高!と最低!が混在してた

マイナスのとこ→結局仲間最高!ものかよ! 部下への転職電話にに上司対応するのはちょっと

タイムループもので「繰り返せる」から

ネームを何度もなぞり直す事でネーム制作者への

理解を深めていくっていうのは新鮮だった

何度も原稿完成させるのを繰り返すからこそ

仕上がりのクオリティも上がってくるっていうのは

見た事ないし的確に伝わってくるループもの表現天才

しかし今の時代に「編集部に持ち込んで〜」は前時代すぎんか…?

イベントの持ち込み編集部とかTwitterに載せるとか

ネーム持込とか他のアプローチは無かったんか…?とはなった

いやでも部長はバズとかじゃなくて「当時」できなかった「持ち込み」を

やりたかったんだからそもそも論点が違うか…

漫画ラストネームを描いた当時と「現在」でかなり

経験値とか加齢による考え方の変化とかによる齟齬は発生せんのか…?と思ったけど

編集部へ送る」ことが未練だったからまあいいんじゃろ…

・一段づつ上の立場の人に各部下がタイムループ鳩わからせするとことか

お局、何かあると思っていたが…!のとこの流れの引き込み力すごかった

・曲が全部よかった アイドルソングと場面のシンクロ具合神

・憧れの取引先だから強く出れないの相手最初

ひたすらこいつ敵!だったけどそいつ所詮ピラミッド中間層よ…感の

演出があぁ人間社会って感じでよかった

・憧れの仕事人、実際会ってみないと感じ取れない「嫌さ」の

醸し方が良かった 咳するのは勝手だけど一言なんか言えや!の感じとか

snsとか誌面だとノイキャンされて伝わらないけど

会うと「あっ…」ってなる生身で会ったからこそ気付いてしまう嫌さ

・後輩2人のコンビ感良かった

2023-10-21

知らねー他人私生活に関する歌詞とかどうでもよくね?

もっと皆が知ってる物語について歌にしろよ。

つの間にかJ-POPアニメソングアイドルソングばっか流行っちゃったのって、共有されている物語がそれぐらいだからじゃね?

じゃあもっと皆が知ってる話を歌にすればいいんじゃね?

……桃太郎とか?








あっ、この増田に「だからキリスト教圏だと宗教関係の歌が売れている。聖書物語は皆知っているから、一周目から歌詞解像度が高い。遠い昔に吟遊詩人神話モチーフにした歌や王族栄光を歌い上げていたのも皆が知っている物語だったから。まあどっちも宣伝の要素もある。結局、いつの時代タイアップソングが強いんだよね。売れている歌は元々特定価値観物語とのタイアップソングみたいなのばかりだよ。近代恋愛観とか反戦感情かにしたってね」みたいなコメント書いてドヤァってすると☆がたくさんもらえると思うのでブコメで頑張ってみてくださいね

2023-09-27

anond:20230927073947

アイドルソングで夢とか言われても

「(俺と)恋する事しか考えてない若くて可愛い女」って夢を売ってるんだから

2023-09-14

モギケンたかれてたけど

実際外人音楽の話したときジャニーズの話なんかしなかったよ

ビートルズはじめUKロックあるいはアニソンとか

サブカル逆張りおじさんはアイドルソングプロが作ってるんだから~っていうけど、海外の人は表現してることとかメッセージを大切にするから

やっぱりジャニーズの話にはならないね

っていうか頭でっかちな人たちが見過ごすこととして、ジャニーズは単純に見てて恥ずかしいよね

女の子たちがジャニーズ見るのはテレビがそればかりだったからで、YouTubeやサブスクが浸透してから若者マニアックもの聴いてるよね

2023-07-27

アイドルにまつわる諸々、なんで世の中のあんなにたくさんの人が夢中になっているのかわからん

付き合えるわけでもない、セックスどころか一緒に食事もできない、というか一人の人間として認識されることすら難しい相手になんでそんなに夢中になれるんだ?

頑張ってる姿を応援したい、っていう人いるけどさ、もうすでに大体のファンより稼いでるでしょ。余裕で成功してるじゃん。お前が頑張った方がいいって絶対

パフォーマンスとか歌が好きなんだっていう人いるけどマジで?耳に入ってくるアイドルソング、歌詞は詩というより作文だし、歌唱というより下手な合唱じゃん。

マジであれにそんな金を払うほど感動してるの?今までどういう文化圏生活してたらそんな感性になるの?

世の中のアイドルの顔とか見た目がいいのは分かるよ。見た目良いな~って思うもん。でも、だからって別にファンにならなくない?

他人の見た目が良いことと自分に何の関係があるんだ?まして金を払ってもいいってどういうこと?

テレビの向こう側にどんだけ美味そうな料理があっても「美味そうだな~」って思うだけで「もっと見たい!」って課金する奴いないじゃん。

料理は金払えば食べれるけどアイドルに金払って得られるものって中途半端な踊りと合唱曲とあとなに?握手とかでしょ?

全然収支が合ってないと思うんだけど、なんでみんなアイドルが好きなの?

2023-07-09

最近ジャニーズ批判のノリに疲れてきた

そもそもからジャニーズタレント自体まり好きな方ではなかったし(アイドルソング全般がうっすらと苦手)ジャニー喜多川の噂も公になるべきと思ってので、元ジャニーズタレント告発テレビ局が取り上げ始めた辺りは鬼の首でも取ったようにいい気になってたけど、さすがに最近の「ジャニーズを公の場で批判しない奴は悪」みたいなネットの風潮にはさすがに辟易としてきた

芸能界に全く接点のないネット人間が騒ぎ立てるのもただ勝ち馬に乗りたいだけなんじゃない?とさえ見えてくる

anond:20230709004606

そりゃ子供はもちろん知らんかったし

アニオタ

ジャンプアニメ奇面組とかついでにとんちんかんがただのアイドルソング商業タイアップしかなかったって歴史がある中

幽遊白書とかダイの大冒険アニソンっぽくてええやんってなったのに

DNA2でシングルベッドとかでまたJーPOP商業タイアップ路線になって

るろ剣ズコーって流れよ

2023-06-01

Gacha-popは単なる差別的ネーミングだろ

白人様「アジアは一国一音楽ジャンルで丁度いいんだよ。ジャップアイドルソングだけ歌ってろ」

2023-05-21

Dittoが名曲すぎる

もう6700万再生されてるから今更言うまでもないかもしれないが・・・

 

NewJeans 'Ditto'

https://www.youtube.com/watch?v=Km71Rr9K-Bw

 

youtube自動再生で流れてきてハマった

 

メロディが心地いいい

 

韓国系アイドルソングは、金かけたMVと騒がしい曲ばっかりのイメージだったけど

こんなメロウな曲もあるのかと、層の厚さに関心した

2023-05-17

俺が「推しの子」を第一話で見るのをやめた理由と、「アイドル」で露呈したikuraの限界、あるいは「アイドル」という誰にも歌えない歌について

昨日投稿した記事がとてもありがたいことに伸びたので、調子に乗って別の話をしようと思う。軽い気持ちで書いてたらクソ長くなった。

これを読む前に注意してほしいのは

・これはアニメ推しの子」を見た感想だということ(漫画ではない)
ネタバレが含まれること
・全部俺の主観的意見にすぎないこと

だ。

え、「アイドル神曲やん

YOASOBIの「アイドル」を聞いて、これはすごいと思って推しの子を見た。

そして第一話でアイが殺されて「??????」となった。あまりにも納得がいかなかった。それは以下のような理由による。

第一話、そして主題歌アイドル」で提示されたこ作品テーマ性について

偶像としてのIdolを死守する(「嘘が愛」とかアイっていう名前からも推察できるように)というのが最序盤のテーマだったわけで、そこに子供がいるっていう嘘を死守するっていう物語があって、さらにIdolとしてファンを愛してるっていう嘘(本当は誰のことも愛したことがないから)もあるから、その嘘が本当のこと(ファンとほかの人々を心の底から愛することができるようになる)になる、っていうのが大筋のストーリーになるべきだったわけだ。

その重要過程(アイが少しずつ成長していく)が完全にすっ飛ばされたので肩透かしを食らったという感、殺されるところでいきなり愛してるって言っていて、正直第一話だけだとアイに対して人間としての共感が全くできない。

この物語評価されている大きな要因としては、まず推しの子自分がなるっていう第一話のインパクトコメディ性、次にアイが死んでしまうっていうさらに劇的な展開。

これ自体別に悪くないと思うが、やはりアイが本当の愛を知る過程スキップしているので作品としての完成度が低下している。

たぶんその理由として乳幼児だと行動の幅が狭すぎるっていうのがあるのかなーと。簡単に動かせないから話を作りづらいっていうのがあったんだと思う。それをどうにかするのが脚本家仕事ではあるんだけど。でも子役ルートがあるならそういう問題もなくないか

また、アクアルビー父親に関する伏線第一話だけっていうのもつらいポイントではある。

どうしてもそこからストーリー展開が難しくなる。第二話以降の話は割と自由に進めることができるはず(ルビーアイドルを目指すとか、主人公父親を捜すとか)で、その辺の先の読めない感じは面白い

クール目の最後でアイが殺されたりしてたらもっとよかったんじゃないかなーとか思った。

何よりOPが完全にアイの歌なので納得のいかなさがすごかった。

「え!? この感じなのにこの1クールを全部このOPでやるの!?!?!?!?

となってショックのあまりここで見るのをやめてしまった。

次に、YOASOBI「アイドル」について(こっちのほうが喋りたい)

初めてこの曲を聞いた時とんでもない衝撃を受けた。

それは初めてYOASOBIの「夜に駆ける」を聞いた時に感じた衝撃と同じものだった。

まず、「夜に駆ける」が空前絶後のヒットを叩き出した最大の理由について述べようと思う。

もちろんこれは俺の意見であって、完全に正しいということを主張したいわけじゃない。別の意見があればコメント等に書いてほしい。

”この曲が大ヒットしたのは既存音楽流行りを踏襲しつつ、独自の要素を絶妙塩梅ミックスし、絶妙な斬新さを表現することに成功たからだ”と俺は思う。

これがどういう意味もっと分かりやすく言うと

今までの曲と同じようでちょっと違う、なんか斬新な感じがする曲がヒットする

ということだ。「白日」とかがわかりやすいかな?

音楽というのはほぼすべてが感覚で成り立っているので、それを正確に記述することは本当に難しい。

「夜に駆ける」が大ヒットした要素

「夜に駆ける」を語るにはまずコンポーザーのAyaseについて紹介する必要がある。

Ayaseはもともとボーカルとしてバンド活動を行った後、解散したのちいわゆるボカロPになったミュージシャンだ。

ボカロP:Ayaseを象徴する代表曲は「幽霊東京」や「ラストリゾート」が挙げられる。

初めてこの曲を聞いた時の俺の感想は、”よくあるボカロ曲だなあ”というものだった。

正直これらの曲はボカロ曲としては古典的な印象を与えるものだと思う。DTM感が強い、打ち込みで構成されたボカロ曲……という感じだ。

しかしここで重要なのは、実はこれらの曲でAyaseのパーカッションリズムに関する凄まじいセンスが光っており、それが当時のネット音楽トレンドにぴったりとマッチしてある程度の人気を博していたということだ。

Ayaseのリズム感に関する才能には目を見張るものがある、というのは上記の二曲を聞けばたぶんわかってもらえると思う。もちろんこの曲が発表されてから時間が経っているので、当時は真新しくとも今では多少風化しているように感じるかもしれないけど。

「夜に駆ける」においてもそのリズム感が遺憾なく発揮されている。ただ、この曲がそれまでのAyaseの曲と大きく違うのは

・繰り返される転調

ボーカリストikuraの存在

だ。

この二つの要素が、「夜に駆ける」が大ヒットした要因だ。


一つ目の繰り返される転調に関しては「夜に駆ける」を聞けばわかる。最後Cメロのところとか二回くらい転調してる。で、たぶんなんか普通の転調とは違う感じがする。音楽知識がないのでその辺はわからないけど。まずそこの斬新さがある。異論は認める

ボーカリストikuraについて

「夜に駆ける」がヒットした最大の要因だと思う。


個人的に、歌手ikuraの卓越した点は二つ。

ikuraが持つ優れたリズム
自我の顕れない説得力のある歌声


まずikuraが持つリズム感についてはもうとりあえず「夜に駆ける」聞いてみてほしい。歌詞の子音がバスドラとクラップ気持ちよくハマっている。

この文章を書くにあたって今一度「夜に駆ける」を聞いていたら、そのikuraのリズム感の素晴らしさについてちゃんと語りたくなったので細かく述べる。興味ない人は飛ばしてください。

イントロの”沈むように「溶けて」いくように”の「溶けて」のリズム感が良い

・”二人だけの空が広がる夜に”ここのリズム感は全部いい

・その次の打ち込み感のあるピアノめっちゃいい

・”さよなら「だけだった」”の「だけだった」のリズム感が良い

・”その一言で「すべ『て』がわかった」”の『て』が良い

・”日が沈みだした空と君のすが「た」”の「た」のリズムの取り方がマジですごい

Bメロの”いつだってチックタックと「鳴る世界で」”の「鳴る世界で」のリズムの取り方がすごい。

Bメロの”触れることな言葉うるさい声に涙が”ここのリズムは全部すごい

・サビの”騒がしい「日々に」笑えない「きみに」”の「日々に」と「きみに」のリズムの取り方がすごい。

・二番のBメロは正直全部リズムの取り方すごい。”信じてたいのに信じれないことそんなのどうしたってきっと これからだっていくつもあってそのたんび怒って泣いてくの”ここがすごくいい

・その後のピアノソロめっちゃいい。

Cメロの”もういや「だって疲れただって」”の「だって疲れただって」のリズムがすごい。

ここにリズムの優れた曲を作るAyaseとのシナジーがある。偶然にしては出来すぎたユニットである

これが「夜に駆ける」がハマった一つの理由

次の”ikuraが持つ自我の顕れない説得力のある歌声”について

これは説明がとても難しい。

歌手には二種類のタイプがいると俺は思う。それは、

自分のことを歌う歌手

・なんでも歌える歌手

の二種類だ。一見後者の方がなんでも歌えて優れているように思えるかもしれないけど、事態はそんなに単純じゃない。

まず前者について具体例をいくつか挙げようと思う。

自分のことを歌う歌手について

とりあえず例を列挙する。

りりあ「浮気されたけどまだ好きって曲」

米津玄師「アイネクライネ」というか米津玄師はほぼ全部自分の話をしている感じがする。

back number高値花子さん

実はほとんどのバンドマンは自分の話しかしていない。ヨルシカが「八月、某、月明かり」の歌詞で叫んでいるように「心を売り出し」ているのだ。

ちなみにヨルシカは「詩書きとコーヒー」でも「寿命を売るなら残り二年」とか歌っていたりして、そういう自分のことしか歌えないナブナ自身をどこか皮肉めいて表現していたりする。

りりあの「浮気されたけどまだ好きって曲」を聞いてほしい。これ絶対自分の話だろと思って調べてみたけど明言してないっぽい。なら自分の話と考えていいのかな?

この曲は浮気された女の子の心情を歌うにしてはリアリティが高すぎる。

汚れた君は嫌いだ

君を汚したあいつも嫌いだ

この歌詞の下のほう、「君を汚したあいつも嫌いだ」ってそっちにヘイトが向く心情を表現できるのすごくないか? 普通浮気された曲って恋人に対する恨みつらみで話が終わると思っていただけにびっくりした。

こんな風に自分のことを歌う曲は”その人の人生の重み”が自然と声に乗っかるので、ものすごい破壊力がある。

でも、こういう歌手がほかの人の作った歌を歌うと、どことなくちぐはぐな感じになる。なんか違うな~とか、ぐっとこないな~みたいな気持ちになる。

あとこのタイプ歌手一発屋で終わる傾向が多い。劇的な経験がないと歌えないならそうなるのも必然、という感じはする。

なんでも歌える歌手について

ikuraやAdoはこのカテゴリーに分類される。

こういう歌手ボカロ文化の発展で増えたと思われる。

歌い手文化はいろんな人の曲を歌うっていう前提があるわけで、そこでさっき挙げたような自分の歌を歌うタイプ歌手歌い手文化にそぐわない。

自分共感できる曲だけを歌うことでその問題解決してる人もいるっぽいけれど。

なんでも歌える歌手の例を挙げる。

・ikura

Ado

Aimer

・yama

・suis

とかなんか今流行りのアーティストばっかりになった。

ヨルシカはナブナ個人的な、本来だったら本人にしか歌えないような歌をsuisが上手く歌っている感がある。

これらの歌手限界まで自分の色を出さない。でも無個性とは違う。ただひたすらに歌詞にひたむきに向き合って、そこから読み取れる感情をまっすぐに表現している。だから聞く人の心にダイレクトに届いているように思う。

「夜に駆ける」とikuraの関係

YOAOBIのコンセプトは”小説音楽にする”だ。このコンセプトとikuraのどんな曲も歌うことができるという特性は実に親和性が高い。

「夜に駆ける」の元となった小説は「タナトスの誘惑」というものだ。

あらすじをめっちゃざっくりと言うと、死にたがりの彼女を助けた主人公だったが実は彼女死神で、最終的に一緒による闇に飛び降りるという、中二病要素をこれでもかと言うほど詰め合わせたような物語だ。大学生が書いたらしい、笑った。

さて、どれほどこの物語がチープであろうとしても、この歌を実体験として生々しく歌うことができる人はなかなかいない。テーマが重すぎるし、全体的に闇が深いものからだ。

ただ、ikuraは「夜に駆ける」を独自解釈することに成功している。

この作品自体をどことな俯瞰的に見下ろして歌うことによってそれはかなった。過度に主人公ヒロイン感情移入するのではなく、どこか客観的視点から物語淡々と紡ぐように歌う感じ。無機質な――機械的な、ある種ボカロっぽい歌声と、どことな人間の闇を感じさせるPV(このPVもあの原作小説から作ったとは思えないほどクオリティが高い)が悪魔的に融合した。

これが「夜に駆ける」がヒットした二つ目の要因だと思う。

もう一回PV見てるけどやっぱりいいな。

本題のYOASOBI「アイドル」のすごさについて

制限が新たな芸術を生む”的な言論があったりする。「アイドル」が素晴らしい曲であるのにはここに要因がある。

今回の場合

・Ayaseが持つ独自リズム感とベースライン

・最新の曲調(Adoが歌う「踊」に似てるとか指摘されてるね)

・”推しの子”のOP要求される、アイドルソングライクな(コール差しまれるなどの)要素

この三つが程よくミックスされた結果、既存の物にはない斬新さを持った曲としての大ヒット……だと思う。

YOASOBI「アイドル」とボーカルikuraの限界

この話をするにあたって、YOASOBI「アイドル」の歌詞について軽く説明する必要がある。

アイドル」の歌詞原作推しの子」とそのスピンオフ小説の「45510」をもとにしたものだ。

まず「推しの子」のあらすじを一瞬で説明すると

医者主人公のところに推しアイドル(アイ)が妊娠出産のために入院してくる→出産日に主人公が殺される→気づいたらアイの子供に生まれ変わってた→アイドルなので子持ちはまずい→なので必死に嘘で隠す

というものだ。

そしてスピンオフ小説「45510」の主人公は、アイとかつて同じアイドルグループ所属していた女性だ。

アイドル」の歌詞の中での主人公は歌の途中で変わっている。二回目のサビまではスピンオフ小説の「45510」の主人公がこの歌の主人公で、その後はアイ自身の歌に変わる。

1サビまでの歌詞は「45510」の主人公の、アイに対する憧憬を描いたものと思われる。同じグループの中でも抜きんでて人気のあるアイに対する羨望を表現している。

ここの歌詞をikuraは上手く歌えている。

問題はその後だ。

アイドル」の二番の歌詞についての見解

この話をするためには歌詞掲載しないといけない。

はいはいの子特別です

我々はハナからおまけです

お星様の引き立て役Bです

全てがあの子のお陰なわけない

洒落臭い

妬み嫉妬なんてないわけがない

これはネタじゃない

からこそ許せない

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

これはアイが所属するアイドルグループ「B小町」の別のメンバー:「45510」の主人公の心情を描写したものだ。正直、この歌詞を書いたAyaseは天才だと思う。

一見最初はアイに対する強烈な嫉妬心を表現しているように見えて、最後には

完璧じゃない君じゃ許せない

自分を許せない

誰よりも強い君以外は認めない

とアイに対する信仰とでも言うべき強い感情の発露を描いている。この一見相反するようでいて、しかし同一の感情を詳細に表現したセンスマジですごい。

ikuraはこの二番を歌いこなせていない

Vtuber歌ってみたとかを聞いた時に「お、この曲はこの子マッチしてるからいい感じだな」とか思ったことがないだろうか? 俺はその現象を”人格一致ボーナス”と呼んでいる。

ikuraの人格と「アイドル」の二番はあまりにも相性が悪いと言える


たぶんikuraはまっすぐに、幸せに育ってきたタイプ女の子なんだと思う。だから、こうした嫉妬などのどす黒い感情にそれほど縁がないのではないだろうか? なので、それを歌おうとしても、どうしてもうわべだけのものになってしまう。

先ほどの話に戻る。世の中には

自分の歌を歌う歌手

・どんな歌も歌うことができる歌手

の二種類が存在する、と言った。

しかしそれを逆に考えてみてほしい。つまり世の中には

とある人間しか歌えない曲

・ある程度どんな人間にも歌いやすい曲

の二つがあるのだ。

そして「アイドル」という曲は”とある人間しか歌えない曲”に属する。それはこの曲が極めて個人的体験(この場合だと、45510の主人公とアイ自身体験)をベースに紡がれているからだ。

ikuraのスター性と「アイドル」の明るい部分は極めて親和性が高い。特に一番のサビなんかは完璧に歌えている。しかし、45510の主人公のアイに対する嫉妬などのダークな部分は歌えない。聞けばわかると思うが、なんだか上っ面で歌っているような印象を受ける。

かに愛されたことも

かのこと愛したこともない

そんな私の嘘がいつか本当になること

信じてる

まれないアイの家庭環境を背景とした暗いCメロ歌詞だ。やっぱりここでも、ikuraの歌はどことな空虚な感じがする。ikura自身にこんな経験がなく、想像することさえも難しいからだ……と思う。

あるいは、

【ikura】今回は、レコーディングする前にたくさん話し合って…。どういうイメージで、どういう声色で、ニュアンスでやっていこうかっていうのを考えながらレコーディングしました。

【Ayase】そしてたどり着いたのが…「最強のかわいい!」です。僕はikuraがレコーディングブースに入って一生懸命歌っている中、勇気づけるようにディレクションブースからもっと自分のことかわいいと思って!」って伝えていました。https://news.yahoo.co.jp/articles/32691ffa10659b427d43550c4eda76ad09a1ea74から引用

とあるように、レコーディング環境が足を引っ張ってしまった可能性もある。

アイドル」の歌ってみたをいくつか聞いてみると、この二番を上手に表現する歌い手を何人か発見した。やはり、こうした現代的な嫉妬経験がある歌い手のほうが歌声説得力が増す。

しかしこうした歌い手は同時に、サビの部分で顕著に表れるアイが持つ底抜けの明るさ、可愛さを表現することが難しい。

アイドル」を完璧に歌える人間存在しないかもしれない、とか思った

あと原作読んでる人に聞きたいねんけどこの「45510」の主人公って作中で出てくるん?

というかここまで細かく考察してると逆に「推しの子」の続きが気になってしまった

2023-05-01

葬式ソング

死んだ婆ちゃん舟木一夫が大好きで、葬式では「高校三年生」が流れてた。

死んだ爺ちゃん特に歌手かには興味なかったらしくて、葬式では式場が用意したらしい無難オルゴール調の曲が流れてた。

父さんも特に歌手とか興味ないみたいだし、もし父さんが死んだら式場には「葬式っぽい曲で」ってお願いするんだろうな〜と思ってるんだけど、母さんが死んだときはどうしようかな。

「お母さんは菊の花が気持ち悪くて嫌いだから、お母さんの葬式で菊の花は飾らないでね」って小学生の頃からずっと言われてて、なんか葬式に対するこだわりが強そうな気がしてるからちゃんと好きな曲をかけてあげたい。

お母さんの好きな歌手、知ってる限りだと、KARA少女時代E-girlsPerfume、NiziU、Le Sserafimとか、、、どうやら日韓ダンス強めアイドルが好きっぽいんだけど、葬式アイドルソングってちょっとどうなんだ?

1960年代では舟木一夫も同じ扱いだったりする?冷静に考えると葬式高校三年生って意味わかんないもんね。

あと20年30年したらアイドルソングが葬式で流れても違和感なかったりするかな。

ていうかまだ親が死ぬことを考えるのは早すぎて不謹慎か。

2023-04-08

初期の月ノ美兎ヨーロッパ企画マイナー扱いされていた空気

ヨーロッパ企画ってサブカル界隈じゃ滅茶苦茶有名じゃん。

サマータイムマシンブルース知らないとか言ったらサブカル界じゃ「え?お前はビレバンじゃなくてドンキに行くべき人間だよ」って言われわけですよその日から毎日半年ぐらいの間で合計500回ぐらい。

そのヨーロッパ企画月ノ美兎配信したときの「え?なんやコイツら?」っていう空気がさ、まあYoutube見てる程度の奴らじゃしゃーないなって当時は思ってたけど、よくよく考えるとそんな奴らが出始めのV見てるかっていう疑問が今になって湧いてきたわけ。

まあ既にレールは敷かれまくってたし個人配信が楽々にできるようなソフトSteamとかでも配ってた時代やけどさ、それにしたってまあ世間的には「オタクがやる異常行動」みたいな扱いだったじゃんギリで。

んなときにやってくるのは大抵サブカル色のある連中なはずなんすよ。

でも何故か「異常なサブカルオタクが超マイナー作品配信する」みたいなノリで扱われてたんすよね。

これやっぱ異常だなって。

今の状況なら分かるんスよ。

知名度めっちゃ上がってアイドルソング歌いまくってる今の状況なら。

でも当時はもうちょいアングラだったはずなのになんでか「ヨーロッパ企画?はじめて聞いたでごわす」って最近ダイヤルアップ回線が繋がりましたよレベルのど田舎から来たような視聴者が押し寄せてたわけですよ。

これマジで当時の俺は世の中をちゃんと見れてなかったなと思ったわけ。

視聴者は皆もっとサブカル人間で固まっていたと勝手勘違いしてたの。

そんな発言もちょこちょこと見るから、んでまあ一部の異常ヤンキーサブカル全く知らないくせに顔だけで選んで視聴して1人で大量にコメしてるのかなって。

でもそれはやっぱこっちの思い込みで、結局あの頃から多様な層がVを見てたんだろうなと。

Youtube普段キャンプ動画見ながら海釣りしてるようなアラフィフオッサンみたいのも見てたんだろうなと。

そのことに今になってふと気づいたので書き残す。

余談だが、タイトルは初期ノ美兎で韻をふもうと思ったが正気になってやめた。

2023-03-09

ワイの一番好きなアイドルソングは「赤いスイートピー」なんだけど

増田の一番好きなアイドルソングは何なんだ?

 

次点は「Nerve」

その次は「初恋サイダー

2023-01-31

ワイ、ブサイクカラオケ福山雅治桜坂を熱唱し無事炎上

意外にウマいのもムカツクらしい

 

アニソン歌えばキモいと言われ

アイドルソングを歌ってもキモいと言われ

誰も知らんような曲歌えば空気を読めないと言われ

洋楽を歌ってもブサイク洋楽なんか歌うなと言われ

 

ブサイクが歌うべきカラオケ楽曲って何があるんだよ

サンボマスターか?

悲しみは頬を伝って涙の河になるだけか?

ってこの曲もアニソンだわ

2023-01-08

anond:20230108163333

下手くそな絵で焼き直しただけのパロディ本家と同じように評価されるわけないだろ。

それこそ男性アイドルソング文化祭カバーした下手くそ女子学生バンドが本物と同じように評価されるのかって話だ。

2022-12-30

今日本のアイドルソングの中心ってゲームだよね

男女問わず長く色んなアイドルソング聴いてて、ここ数年はKPOPアイドルも聴いてて思うけど、今日本のアイドルコンテンツで1番面白いのってゲームアイドルソングじゃないかと思う。

楽曲ジャンルも色々あるし、作詞作曲もJPOPの大御所からオタク界隈の人気作家やイマドキの話題の若手まで広くて、大衆ウケを狙ってない分挑戦的なことしてる曲も多い。

流行ってるゲームの曲は一通り聴いてて、特に男性向けだとアイマス系、女性向けだとあんスタが良いと思ってるんだけど、みんなのオススメ教えて。

2022-12-25

BECK視聴者伝説的という設定にしては大したことないな……」

ぼざろ視聴者学生バンドにしては上手すぎるな……」

うっわ……めんどくせーな音楽自信アニメ視聴者

そんなんだからアイドルアニメばっか作られんだよ。

上手くても下手でも「アイドルソングってこんな感じだよね」っていうここからブラジルの果てまで届くようなクッソ広いストライクゾーンに収まれから

2022-11-30

anond:20221130145905

そもそも件のブコメは、アイドルソングを求めてなどいないような

 

この曲の良さが分からない奴はどうせ~だという偏見のもと

散々誹謗してきたから諫めらているだけでしょ

それで被害者ぶるのか

2022-09-02

今期話題沸騰中のあのオリジナルアニメについて

筆者はオリアニが好きである

原作付きのアニメにはないワクワク感がある。当たるも八卦当たらぬも八卦

今期は特にオリアニが豊富かつ盛り上がっていて非常に嬉しい。

特に、あるオリアニが話題沸騰中である


そう「Extreme Hearts」だ。

https://exhearts.com/


「なにそれ?」って思った人はエクストリームギアつけたシュートでブローアウトしてやるから多摩川河川敷集合で。

と、言いたいところだが、なにしろ公式twitterフォロワーが8263人(2022年8月31日現在しかいないので、「なにそれ?」って人が大半なのはやむなし、なのである

非常に魅力的なアニメなので、このまま黙殺されるのは忍びなく、せめてフォロワー1万人超えて欲しいので、今日Extreme Hearts(以下エクハ)の魅力について語ろうと思う。


エクハとは

なのはシリーズでおなじみの都築真紀原作および脚本Seven Arcs制作という体制のオリアニである

関東ではTOKYO MXで土曜25:30から放送である

この放送時間の遅さも逆境の一つであると考えられる。

以下魅力について語っていく。


魅力1:勢いがある

とにかく勢いがある。

まず、どういうストーリーの話なのか公式サイトからイントロダクション引用すると、

現在より少し、未来の話。

サポートアイテムエクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は

子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技

そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手

葉山陽和に訪れたある事件出会いきっかけに、物語は動き出す。

「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語

ちょっと何言ってるか分からないと思うが、筆者も今これ読んで「そんな話だっけ?」って思ってるので安心して欲しい。

少し詳しく説明すると、

というストーリーである

なんで音楽芸能人スポーツで戦って歌う権利を争っているのか、その辺は劇中でも詳しく説明はないが、勢いでそういうものだと思い込まされる。

ウマ娘みたいなものである

ウマ娘だって今更「なんでウマ娘ってのがいてレースして歌って踊るの?」って疑問に思わないでしょ?

Extreme Heartsもそういうものだとして受け入れる度量が必要なのである

ウマ娘といえば、主人公グループであるRISEは5人中4人ウマ娘声優サクラチヨノオー桐生院葵、スーパークリークシーキングザパール)だし、マネージャー事務ロボットウマ娘声優ファインモーション)なので実質ウマ娘みたいなものである

野球サッカー主人公単身でどうやってやるの?という点については1話目の練習中に特に何の説明もなくプレイヤーロボットと言うロボットが出てきて解決される。

ここでも有無を言わさぬ勢いで押し切られる。全ては勢いが解決していく。


魅力2:キャラがいい

キャラ紹介ページを見てほしい。

https://exhearts.com/character/

主人公を筆頭にRISEの面々のキャラデザの圧倒的モブっぽさよ!

ライバルキャラたちの方が見た目のキャラが立っている。

だが、そこがよい。

そんなに特別じゃない普通の娘たちが頑張るところに視聴者共感するのだ。

まぁRISEの面々はそれぞれサッカー野球剣道空手スペシャリスト運動神経グンバツで、それほど必死練習しているシーンもないのだが。

筆者は橋本ちなみさんの声が好きなので事務ロボットのノノがお気に入りである


魅力3:主題歌がいい

OPRISEメンバー、小鷹咲希役として出演している岡咲美保さんが歌う「インフィニット」。

疾走感のあるテンションの上がる曲でアニメ雰囲気にピッタリである

EDRISEが歌う「SUNRISE」。

回を追うごとに歌唱メンバーが増えていく演出がにくい。

ED映像も少しずつメンバーが増えていくのがグッと来る(ありがちといえばありがちだが)。


魅力4:ライブシーンがいい

これを本当に薦めたい。

8話冒頭のライブシーンが本当によかった。

一部はライブで歌った曲「大好きだよって叫ぶんだ」の以下の宣伝動画で見られる。

https://www.youtube.com/watch?v=j7QFcWy7qMk

作画での気合の入ったライブシーンで素晴らしかった。

ダンス自分たちで考えたという設定なのだが、変にプロっぽくなくて手作り感が感じられてよい。

ステップのところとか特に

また、筆者はライブのシーンでキャストの後ろから観客席を映すカットが好きなので、そのアングルがあるのもよかった。

曲も王道アイドルソングと言う感じでよい。

このライブシーンでリソースを使い切ったのか、ライブシーンの後しばらく謎のタッチの止め絵のシーンが続くのも味わい深い。


魅力5:小ネタが渋い

ちょこちょこ真面目にやってるんだかふざけてるんだかよくわからない小ネタが仕込まれており、くすりとくる。

例を上げると

・上述したとおり、1話目で特に詳しい説明もなくプレイヤーロボットという概念が登場する

・3話目のライブシーンで客席の最前列ラーメン食ってるやつがい

野球のシーンでボール作画だけ妙に昭和アニメ劇画タッチになる

などである

これらに基本的に一切つっこみは入らないので、視聴者咀嚼力が試される。

この辺がこのアニメ玄人向けたらしめているところだと思う。

全体的にある程度アニメ見てる人じゃないと「なにこれ?」で終わってしまうような気がするので、訳知り顔でエクハを語って通ぶろう。


魅力6:公式サイト更新

公式サイトキャラクターページに毎週放送終了後に情報が追加されていく。

例えば、キャラ紹介文や新たなライバルチームや自己紹介ボイスや各キャラ背番号などがこれまで追加された。

差分を見つけるのが放送終了後の筆者の密かな楽しみとなっている。

また、RISEブログも毎週更新されている。

https://exhearts.com/blog/

これを読むことで、アニメ本編では描ききれていないキャラたちの仲の良さそうな感じを摂取することができる。

SDキャラかわいい


まとめ

いかがだっただろうか。

書いてて思ったのだが、このアニメの魅力を文章で伝えるの難しすぎる。

なので、とにかく見てみて欲しい。

できれば誰かとツッコミを入れながら見ると尚良い。

今ならまだ追いつけるから、みんなも今すぐ全話見て「エクハはワシが育てた」しよう!


追記

数人、見てくれて気に入ってくれたようで非常に嬉しい。

ちょっとブコメに反応すると、

そもそも勝ってライブってプラオレと被ってるんよね

プラオレは勝たなくてもビクトリーダンスする。

何故ならチームにとって得るものが大きかったらそれはビクトリーから

https://twitter.com/s13k6/status/1458436738297532421?s=20&t=SSPNwMtWdLTH8h7S3IWgbA

あれは勝手にやってるだけなので勝たないと披露させてもらえないエクハとはちょっと違うと思う。

でも、プラオレも好き。

2022-04-30

俺は思ったより大衆を信じているのかもしれない

はてなに来て1~2年経っての個人的発見

俺は中学生くらいの頃までは「ひょうきんな変わり者」、高校大学では「学校の端っこでワイワイやってるオタク」みたいな立ち位置で、社会人になってから一般的会社員として世間から爪弾きにならない程度には上手くやっているけど順調にライフステージを踏んでいる「立派な社会人」って感じでもなく、なんていうか自分がマス層に馴染めない人間みたいな自意識を抱えて生きてきていた。

ただ、自分大衆に馴染めないみたいな自意識過剰を抱えていても、アンチ大衆的な思想ではないらしい。

それが、尖った思想の人が多いはてなに来てから自覚できた。

例えば、政治の話。

はてなじゃ「自民党政権与党に居座れてしまような世の中、間違っている!」みたいな意見は珍しくないが、正直、俺はその手の意見には全然共感できなかった。

自身自民党に対しては特別推せる個人自民から出馬した時に出ていた時に数回投票したことはあるが、そういう場合以外は基本的には投票することはないので、反自民でこそなけれど間違っても新自民ではないつもりだ。

だけど同時に、選挙の結果を見れば、自民与党の座を譲らないでいることも、どこかの党が議席数を増やしたり減らしたりしたことも、まあだいたい民衆の望みに添えている党がその分だけ票を得ている妥当な結果だよなーって感想になるし、同じ選挙結果を見ても「大衆バカばかりだからこんな結果になるんだ!」と吹き上がっている人達には正直嫌悪感しか湧かなかった。

あるいは、今、はてなで最も熱い、たわわ広告の話。あるいはそれらの連なるフェミニストによる表現規制の話。

俺はそれらの規制にはだいたい反対の立場を取っているけれど、原理原則的表現の自由を掲げているような人たちにもあまり共感はできなかった。

表現の自由は最大限尊重されるべきだと思っているつもりだが、それでも100人いたら99人が「これは公共に相応しくない」と判断するようなモノは相応のゾーニングをされるべきとも思ってしまう。

たぶんそれは俺自身グロ画像とか虫系の画像とかが苦手で、そういった表現と街中でバッタリ出くわさないように自分自身ゾーニングによって守られているということに自覚的だからだと思う。

だけどその上で、フェミ萌え絵系の表現規制に反対なのは所詮それらの萌え絵に対する規制論調は『世間一般』では全然触れられもしない程度のモノで、一部の人が叫んでいるモノに過ぎないという認識からだ。

世間的にはフツーにスルーされる程度の表現を一部の過敏な人の反応を理由ゾーニングしろというのは、まあ間違ってるよなぁという考えなので、規制には反対している。

思えばはてなに来る前、5chに触れていた頃でも、アイドルソング叩きとか、東京に集まる人ことへの批判とか、「馬鹿無知大衆によって劣悪なモノが人気を得てしまう」という趣旨話題には全然のれなかった。

Twitterは今でもやっているけど、それは、Twitterは尖がった人はたくさんいるけど、人が多い分、全体で見れば(ネット民的な偏りはあるけど比較的)大衆的な価値観に落ち着きを見せるので、居心地悪く感じないからだと思う。

「選ばれるものは選ばれるべくして選ばれる」し、「自分含めた大衆はそれなりに賢くそれなりに妥当判断をして生きている」という考えが自分の中には通底してあるんだろうなぁと、はてなの尖った意見自分を相対化して自覚することができた。

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