はてなキーワード: トントンとは
まずはじめに、とんだ場違いな愚痴であることを謝罪させてくれ。
愚痴垢は所持しているものの、「やだ…知らない人たちに私の恥ずかしいとこ見られちゃってる…っ!」な気分を味わいたいだけだ。
ほんとただそれだけだから、この時点で「こいつ無理だわ」と思ったらブラウザバック→スルー推奨。
これだから女は…な男もとりあえずブラウザバックしてオナニーして寝とけ。
私はそこらへんにいる一介のゴリラだ。
そんなゴリラが、好きな洋服のブランドが同じという繋がりで、キラキラスイーツ(笑)女ツイッタラーたちと繋がることとなった。
相手は左手の薬指にリングをつけている。こっちは推しの陰茎の根元に射精管理用のリングをつける日々を送っている。
そして感じたのだが、ゴリラとスイーツ(笑)たちとはツイッターの使い方の認識がはなから違うらしい。
ぽつり…と呟いた独り言ツイートにも「わかる!私は○○で〜…」などと聞いてもいないのに自分の話をし始める。
お静かに願います。黄色いバナナの内側には入らないでください。幅50mくらい引き伸ばしておきますね。
50のいいねより1のリプライの方が大切らしい。うるせえいいねがつくだけありがてえと思え。
常に誰かと誰かが社交辞令丸出しの長文リプライを飛ばしあっている。TL埋まるやめろ。
「旦那」「相方」「彼氏さん」うるせえこちとら喪女ゴリラなんだよ!!!!
スイーツ(笑)は、常に誰かと絡んでいたい馴れ合いの巣窟みたいなツイッターの使い方をしているようだ。
馴れ合いなら顔本いけよ。ツイッターは呟くところだ全部独り言だ。用事があるならリプ飛ばすわ。
というか常に誰かとお喋りしてないと落ち着けないこいつらなんなんだ。マダムの井戸端会議か。小学生の連れションか。
ジャングルで生きてきたゴリラは、リプライを送る=部屋のドアにノック くらいの感覚だと思っていた。
今や常に誰かから
とクソノックを繰り返される日々だ。(当然だが例えだ。これくらい内容がないようなんだ)
感覚の差なのか、やめてくれ。
ゴリラも一応社会に適応する技術を練習中なので、送られてきたクソリプを無下にすることもできず、
雑誌を買ってた友人に「俺はコミックス派だから本誌は買わないわ。立ち読みで済ます。」と言ったら「お前みたいな奴がいるから雑誌の売上が下がるんだ(汗)」と責められて軽い口論になった。
俺の言い分としては、
・好きな作品のコミックスは買っているから出版社の売上には貢献している
・本誌は飛ばし読みなので買うのが馬鹿らしいし、時間は短いから本屋にはあまり迷惑を掛けてない思う
・本誌を買ったらコミックスを買う冊数はかなり減ると思う。結局トントンだし、そしたら作者に入る印税も減る。
・本誌はコミックスの宣伝みたいなもんだから別に立ち読みでも宣伝になってるはず
・そんなに立ち読みが悪いなら、立ち読み自体させないようになるはず
同僚の言い分は、
・売りもんなんだから買うべき。買わないのに読むとか軽い窃盗みたいなもん。
の一点張り。
そりゃ両方とも買うほうが良いけど、買ったら間違いなく捨てるものに金払いたくないし。
結婚式の分、新婚旅行に使ったり、新居での生活費に使った方がいいんじゃない?って言った後の会話。
「え、でも、友達とか呼びたいし、祝ってもらいたいじゃん」
「じゃあわざわざ結婚式なんか大々的に開催して高い御祝儀払ってもらわなくても、呼びたい人たち集めてこじんまりと祝ってもらえば良くない?」
「あ、でもほら、会社の人とかさ」
「んじゃ、身内だけの最低限の式にして、そこに上司とか本当に一握りの人だけにお願いすれば良いんじゃない?」
「うーん……」
「(なんじゃそりゃ……)てか、俺は貯金してるけど、〇〇(名前)貯金あったっけ?
手取り20万で、今住んでるとこ9万で生活キツイって言ってなかった?」
「してないけど……」
「えっ? じゃあ、ひょっとして(お互い30過ぎて)親に出してもらうの?
良いじゃん、自分たちの身の丈にあわせようよ……」
「いや、親には出してもらわないよ!」
「じゃあどこから? ……あっ(察し)」
「ちょ、ちょっと待って、それじゃ引っ越し費用とか当面の生活費とかどうすんの?」
「それは……親に借りてさぁ」
「(白目)」
これ、頭おかしいよね?
「元」上司への扱いはどうしたらいいのか
社内年数はほぼ同等、年齢は向こうが上、キャリア形成もトントンくらい。
元っていうのは自分が出世したわけではなく、相手が落ちてきた形になる。
こっちは男、向こうは女。
めんどくさい。
みんなよくわかってないんじゃないかと思うけど、日本の労働生産性が低い原因は解雇制限がきついせいだと思う。
大手のメーカなど業界が停滞してるとこにいくとわかるけど、やる気もない、能力もない社員が山ほどいる。
いま死にそうになりながらサビ残やってる人の発注元の役に立たない社員は倍の給料をもらって定時に来て定時に会社でて、近所の飲み屋で会社の愚痴をいってる。俺の能力を活かしきれてないとか。
こういう人には難しい業務はできないので、実際は下請けに丸投げすれば半分のコストでできるような仕事を与えるしかない。
当たり前だけど、誰でも代替できる仕事に高い給料を払うと換金化効率が低いので結果として労働生産性が下がってしまう。
景気が悪くて仕事がなくなったのに人は減らず、なんかよくわからない業務をしてる人、あなたの会社にもいたでしょ?
うちでいうと、リーマンショックのときに大打撃を受けたけど銀行にキャッシュがあったので解雇できず、営業以外の半分ぐらいを配置転換して、もうからないけど仕事はあるところでトントンぐらいで回してた。知り合いの社長からは甘すぎるって言われたけど。
労働生産性が低いと1人あたりの収益性が悪化するので海外との差を生む。
そして一番の問題なのが、能力の低いおじさんと一緒に置くと、若い人がみんな頑張らなくなるので労働生産性はより一層悪化する。
給料あげたいなら解雇制限なくして、サービス残業禁止を法律で明記して、例外規定の年棒を1000万以上など高く設定すればいい。
そうすれば役に立たない社員は今すぐ解雇して、そういう人は歯車として安い給料で定時で働き、歯車を設計する人は高い給料でバリバリ働く、ということが実現できてみんなハッピーだと思う。
レタスなどの店頭価格が、例年の2倍とか3倍とかになっています。
この価格は、どのように決まっているのでしょうか。
初めにことわっておくと、農産物の価格の決定権は、基本的に農家にはありません。
誰が決めているかと言うと、青果市場で農産物を買い付けるバイヤーの権利を持った人たちです。
(一般には仲卸とか言われますが、必ずしも仲卸とは限りません。所定の条件を満たせばバイヤーの権利は買う事が出来ます。ただしかなり高額です。)
、
値段が2倍になった、とかいうと、「供給が半分になったのか?」と思うかもしれませんが、多くの場合、そこまで供給は減っていません。
しかし、バイヤー達の買い付けノルマ(今日は最低でもこれだけは仕入れなくてはならないという量)の総量よりも、青果市場に出荷されている物量の方が少ないとなると、バイヤーどうしで争奪戦になります。いわゆる「せり上がる」ってやつです。
供給量が1割足りないだけで、価格が2倍ぐらいに跳ね上がる事もあります。つまり、農家にとっては、この状況はオイシイ。
逆に、生産過剰になると、卸値が半分になることがあります。どのぐらいの生産過剰で半値に下がるかと言うと、ほんの1割程度の過剰生産でそうなってしまうこともあります。
バイヤーがあせってせり落とさなくても、確実に自分の買い付けノルマを達成できそうだ、となると、値段がまったく「せり上がり」ません。
バイヤーとしては、仕入れ価格が下がっても、小売の値段はそこまでさげる必要は無いので、商売としてはオイシイわけです。
しかし、バイヤーとして新規に参入する人というのは、今どきそう多くはありません。そういう状況が長く続くと、バイヤー同士も顔見知りで仲良し、なんていう状況になります。そうすると、「逆談合」とでもいうべき状況が発生します。
入荷量と買い付け量がほぼトントンだったとしても、バイヤーどうしがみんなで共謀して、買い付けの値段を底値まで買いたたくのです。
バイヤーみんなで安く買えて、みんなでWin-Winです。農家にとってはたまったものではありませんが、それが今日の青果市場の日常だったのです。
そういう状況がもう何十年も続いてきました。そして農家は疲弊し、高齢者ばかりになってしまいました。
高齢になると、年金がもらえるので、農産物の利益が無くとも食べて行く事は出来ました。
しかしそういう高齢者も、いよいよ年を取って農業ができなくなりつつあります。ごく少数の若い農家に依存する状況に変化しつつあります。
このことは、覚えておいてください。
もし、レタスが今後、ずっと今ぐらいの値段だったなら、野菜工場も軌道にのるでしょうし、これから農業をはじめようとする人も、サラリーマンなみの収入を得て、地方が復活するかもしれません。
まぁ、きっとそうはならないのでしょうけど。
本当の弱小は在庫を考えると精々50、長期で抱える覚悟で奮発しても100くらいしか刷れないから、完売しても印刷代がトントンくらいが関の山で、そこに利益乗せるなんて夢のまた夢なんだよなあ…。
スペース代すら短期の回収では難しいんだよなあ…。
まして、当日イベントで買う本代まで一回で稼げるなんて、どこの殿上人だろうか…。
確かに嫌儲にもの申したいのは分かるけど、大半は利益乗せたいけど乗せられない、が実情じゃないのかなあ。
売れる作家の贅沢な悩みという側面もあって、アレコレ口うるさくけなすヒトは僻みも入っている気はする。
それか、同レベル帯の売れっ子の足の引っ張り合いか、この人も仰ってるとおり「俺が我慢してるのにお前は」「輪を乱すな」的な、日本人によくあるアレか。
あと、マンガで同人やってる方なのが透けて見えて、ある意味小説書きから見ると羨ましい。
昨日、Mr.childrenの武道館ライブに行った。
タイトルには関係ないが、この最近ものすごく仕事が忙しくて報われなくて毎日終電帰りのなかで
開演の18:30に武道館に行くことは容易なことではなかった。
しかしファン暦12年。今回のホールツアーの「虹」はずっとチケットが当たらなくて、
やっといけることになった武道館。相当楽しみにしていた。
7日(金)のライブを楽しみに働いていたといっても過言ではない。
スタジアムツアーとは違う、バラード多めのセットリスト。控えめに言って最高である。
トイレに行きたいのか?とおもって体をずらすとそうでもないらしい。
どうやら私の袖が当たるようである。
私もはしゃいでいたので、少し母側にずれ、身のフリも小さくした。
武道館に行ったことがある方なら分かると思うのだが、スタンドのイスは固定である。
そのイスの幅を越えていたわけではない・・
すると3分後くらいに(曲の途中ですよ!)に、女性に声をかけられた。
女「狭いんですけど!」
私「すみません」
母が気にしたので「横の人が文句言ってくる・・」と伝えた。
体を母側に(ステージ側)に斜めにして手拍子をしていると女性にキレられた。
女「当たってるのよ!!こんなにぶつかってくる人初めて!」(ぶつかっていない)
私「これ以上右にいけません・・」
女「やめてよ!」(この時点で変な人だわ、とやっと気づく)
私「そうですか、席変わりますか?」(半ギレ)
ここで母親が見かねて席をかわった。
まあ・・
ただ「変な女に楽しいライブ中にいちゃもんつけられてものすごく腹が立った」
それだけの話なのだが。
Mr.Childrenという比較的ファン層がおとなしいアーティストであっても、いろいろあるわけで。
もっと元気なアーティストのライブではきっといろいろあるんだろうなと思う。
近くの人と体が触れ合ってしまうのは不可避。
両端の人よりも肩を前に入れたがる人、
手を大きく左右に振る人、みなさんいいと思う。
でも周囲の人のことも考えていただきたい。。
怒りのあまり途中の曲、まったく頭に入ってこなかった!
てか「席かわりますか?」で黙った時点で私の勝ちでは?(鼻息)
曲の途中じゃ他の人に助けも求められないし。
最悪だわ。宝くじでも買おう
元ブコメ http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJ9W51BZJ9WUOHB00M.html
このトピの続き http://anond.hatelabo.jp/20161002133912
前提として、消防団って主語にしてるけど、消防団の運営状態は地域地域でさっぱり空気が違っていたり、方法が違ってい
ちな所属1桁年の末端平団員からの視点なのでそちらもお察しで。
公設消防はいわゆる普通の消防署。中の人は正規の公務員で、フルタイムで待機やら訓練やら整備やら書類仕事やらしてはる。
自治体ごとに持っている場合もあるし、地方部だと財政厳しいから複数の自治体が集まって防災組合を作っている場合もある。
常設なので119すれば10~15分ぐらいで現着できるプロ集団。
消防団は自治体ごとにある地域防災組織で、身分としては特別公務員かそんな感じだったはず。
警官・消防署員・自衛官など非常時緊急招集かかる人は入れない(はず)。
あと副業禁止ががっちりしてる企業勤めの人も入れない(厳密には副業になる)。
組織としては地域ごとに呼称は異なるものの、大ざっぱには自治体ごとに「団」があって、その下の校区単位ぐらいで
棲み分けとしては、公設消防は災害に即応可能な常備プロ組織。但し数に限度があるし維持コストもそれなりに必要。
消防団は、地域ごとにある程度組織だった活動ができる土着組織で維持コストは比較的小さい。但し練度は低い。
普段、そこここで起きてる一般火災では、十中八九公設消防が先に来て消火しているので、消防団はその消火補助とか
鎮火後に再出火しないかの監視とかの役回りになることがほとんど。
消防団の存在が効いてくるのは、地震や水害、山火事、火山噴火といった広域災害。
東日本の地震の後では、広島の土砂崩れやら鬼怒川の決壊やら熊本の地震やら岩手・北海道の水害やら。
公設消防では数の都合でカバー仕切れない部分を補うのが消防団。
こういう広域災害の際に、ご近所一件ずつ回って要救助者の有無を確認して公設消防に伝えたり、自分らでいける分に
はその場で救助したりするのが消防団。
ここらは普段のご近所の様子を知ってる土着組織のほうが向いてるわけ(←都会派からはここが気持ち悪いと言われるが仕方がない)
。
で、問題があると消防団を廃止しろって話が出るんだけど、廃止したらしたで、ここらの広域災害への対応が
弱体化(100救えていたところが1になるぐらい)するか、完全に対応する体制にするための高コストを税金で支払うかになる。
有事には地域の人間でやれば~と言う案もあるだろうけど、指揮系統が最初からできてる組織とそうじゃない集団
とでは情報の伝達速度と行動速度に雲泥の差があることはビジネスSE業が多そうなはてな民だとご存じかと思う。
なので、残念ながらそう簡単には潰せないのよね。
消防団員は特別公務員なので、その自治体から年額おいくらで団員報酬が出ることになっている(これが今話題のお金)。
その一方で機材の整備・運営は各集落・自治会に委ねられているので、ポンプやらホースやらの機材整備の費用は自治会
持ちになる(厳密には、自治会所有の機材を自治体組織の消防団が運用している形になる)。
団員の権限で使えるお金は、自治体からは運営委託費という名目で部(自治会単位)に出る年額2~3万程度で、ポンプや
その他に、訓練の移動時に車出してもらうお礼やら、機材洗浄の水道代、ちょっとした消耗品、訓練や待機の際の一服の
缶コーヒーや軽食やらの支出があるので、完全にその部の長の持ち出しになる。
自治会で予算積んであればいいけれど、そんな余裕無いところが多いだろうし、自治会長のお宅に毎度毎度一々お願いし
にいって決済とって会計担当のお宅にいって現金引き出してもらって……とお互い大変に手間という問題もある。
なので、消防団(部)の権限で使える資金として、先の団員報酬を部でプールしておいて、そこらの支出や団員研修費に
充てましょうやとなってる地域が件の上越市だったんじゃなかろうかと思うんですよね。うちもそうなので。
なんで今回トラブったかというと、入ってもらうときにそこらの説明を通していなかったか、内部でケンカになったか
でしょうなぁと。
こういう体制で回してるところは、委任状を書いて団員報酬の取り扱いを委任してるはずなんだけどね。
ここらのお金の動きを知るまえに委任状に印鑑押してて、訴えた本人気付いてないとかもありそう。
ぶっちゃけると、出動や大会後の慰労会、慰安旅行やらを全て無くして、警戒待機時の食事や缶コーヒーとかも全部団員
個々人の自腹で持ち込みってことにすれば、経費は浮きますよ?
ただ、このご時世、地域のためとか言われても、お疲れ~の缶コーヒーも出せないような組織に入って+α仕事やってら
んねーですよ。ってのが正直なところで、そんなところに誰が入るんだって問題もあるんすよね。。
id:hyogo2009 消防団の活動費用は本来個人の報酬になるはずのお金から捻出しているのが現状。個人渡しだと火災出動せず訓練不参加の幽霊団員がもうかるだけ。活動費用の自腹負担が増えて皆不幸になる。
こちらのブコメであるように、名簿に載ってるだけの幽霊団員が丸儲けという問題もあるし。
なるべく、現場に出てくる人にリターンがあるようにしようとすると、部で集約しておいてって方法は割と有効かなと。
(他に賢い手があるなら教えてね)
id:h20p 本人に直接払ってないのが悪い。だいたい、どうして昔の不便だったときにできたやり方を、現代に適応させないんだろうね。アフィリエイトだって、簡単に振り込まれるのにね。
id:karatte 最後にこのオチww→“6月の協議会では委員から、各団員の口座への振り込みを求める意見が出ていた。しかし、市はこの日の協議会で「消防団の希望」を理由に受領委任払いを続ける方針を表明した”
id:tsekine “「消防団の希望」を理由に受領委任払いを続ける方針を表明” 闇が深い…
id:nakex1 横領として立件すべきだと思うのだけど。というか現代において個別に支払えない事情などないでしょ。
id:shironeko_t "市はこの日の協議会で「消防団の希望」を理由に受領委任払いを続ける方針を表明した"着服している団体の希望を叶えてどうするんだ
id:atama_ii 幽霊団員もそこそこいると思われるので、参加手当とかあってもいいのでは。でも、夜警とか見回りの食事はケチらないでほしいのです。ありがたいし。ただし慰安旅行はクソだ。ピンクコンパニオン代はアカン。
出動手当は出る(らしい)。おねーちゃんは正直勘弁願いたいが、そーいうのが好きな人種が多いのもまた事実で、上手いことつき合っていかにゃならん現実。
ITシステムとか導入しようのない零細手工業な環境なんですよね。
そしてこの後に「そんな地方田舎に住んでるのが悪い。とっとと都会に移住せよ」って話があるだろうけど、都市部って
例えば、30代で無職。体は至って健康。みなさんその人を見下しますよね。穀潰しwwニートじゃんwwwって。
社会ってのはみんなが頑張って働いて、価値を生み出して、その価値の一部を税金として納めて、やっと維持できるような代物です。みんなが働かずだらけたら成立しないわけですね。
もっと言えば、知的障害者が社会の中で3人に1人もいたらその社会は確実に崩壊しますし、人工透析者が3人に1人いてもそうなるでしょう。
だからU被告とかH氏の思想の根底にあるのは、こういう社会のお荷物を人権保護とか言って過剰に保護してたら、社会そのものが破綻して、頑張って働いてた人たち含めてみんなが割りを食うぞ、という危惧なわけです。社会そのものが立ち行かなくなったらそれこそ大変ですからね、119しても救急車が来ないかもしれません。
結局、知的障害者が保護施設で暮らせるのも、人工透析者が人工透析を受けられるのも、彼らの数が社会の「まともな」構成員に比べて十分に少ないからなのです。
さて、そういうわけで、社会を維持するためには、頑張って働いて価値を生んで納税してくれる「まともな」構成員を増やすことが重要になります。
全員平等を謳った共産主義では、怠け者に罰を与える事でそれを達成しようとしました。怠け者はシベリア送りです。一方資本主義では、頑張った人に御褒美をあげることで達成しようとしています。みんな頑張って働いてお金を稼いで都心のタワマンの高層階に住もうぜ、と発破をかけて、働き者を増やそうとしているのです。
しかし、生活保護で最低限の生活が保証されている、資本主義のこの国であっても、働かない者には罰があります。その罰が社会的評価です。
職にもつかず、生活保護で貰ったカネでパチンコを打ってぷらぷらしてる、そんな人間は、徹底的に人々から見下されます。当然ですよね、必死になって働いた俺達のなけなしの給料から払ってる税金が、アホ面した穀潰しのパチンコ代に消えているわけです。なんだあいつ、死んじまえよ。こんな人間がどんどん増えたら社会全体が破綻するわけですから、そういった人間をコミュニティから排除しようとするのは、社会的生物として至って正当な判断ではないでしょうか。
そして、人間は社会的生物ですから、コミュニティから排除されることを本能的にたいへん恐れます。それこそいじめを受けた子が自殺してしまうくらいに。
だから、人が働く動機としては、遊ぶカネが欲しいということ以上に、村八分は嫌だ働かなくちゃ、ということがあるように思います。文系が院に行かないのも、理系が博士に行かないのも、他のみんなが就職するからなんじゃないでしょうか。
また、生産価値の高い職業に就くほど、社会的評価も付随して上がっていきます。医者や一流企業に就けば「立派な人」になれるのです。自己承認欲求の満たされ具合も上々でしょう。
こうして、みんな働いてますよ、働かないと差別されますよ、と唆されることによって、社会のうち大半の人が働いてる面があると考えます。自分だけひとりぼっちになりたくないという人間の心理を突くのは、社会を維持する上で非常に優れた戦略ではないでしょうか。
そして、私はこの戦略が少子化対策にも適用できると思うのです。
少子化は、社会にとって非常に深刻な現象です。中国の脅威やテロの脅威など一瞬で吹き飛ぶ程度には深刻な脅威です。尖閣が取られようがビルが爆破されようが日本の社会システムそのものが崩壊することはないからです。
しかし、少子高齢化がこのまま進めば、2060年には65歳以上の高齢者率は驚きの40%です。現在の社会保障の仕組みを維持することは難しくなります。労働人口が減少しますから経済は停滞します。介護施設はパンクします。暗黒時代です。そうかと思って移民を入れれば治安が悪くなります。また現在の人口を維持するペースで移民を受け入れれば、2100年頃には移民のほうが日本人より多くなります。
というわけで、子供は社会にとって超重要な資本です。これが途絶えたら社会は終わりです。もう暗澹たる未来がすぐそこまで来ています。これを打開するためには、すこし強硬な手段を講じても良いのではないでしょうか。
フランスのように子育て支援を充実させるのも一つの手です。しかしそれだけでは多分足りない。出生率を2.1程度には上げておきたい。
じゃあ、子供がいない人を無職・ニート並みに社会的に差別したらどうだろうか。
子供という最大の資本を生んでいないのだから、働いていない人間と同程度の扱いを受けるのも仕方がないのではないか。
結婚しない人生のあり方を肯定するなんてもっての外。独身者の暮らしをまるで薬物中毒者みたいな悲惨な感じに演出してワイドショーで特集したりとか、相手を選びまくって結局結婚しなかった人が悲惨な末路をたどるようなドラマとか流せば、未婚者を差別する社会の下地ができるだろう。
そして、未婚者をSNSとか職場とかで八分にしよう。「30代独身女のヒステリーがやばいwww」とかをはちま起稿あたりがまとめて、コメント欄でどんどん叩こう。30代で独身はありえない、非国民だ、そういった風潮が醸成されればなおよし。
そうすれば、みんな必死になるでしょ。自分の趣味の時間がどうこうとかキャリアがどうこうとかの問題じゃなくなる。自分のコミュニティを失う恐怖。道行く人全員に嘲笑されている気がする。もう残った奴に不細工しかいなくても、結婚するしかない!みたいなところまで追い詰める。美男美女を見て、ありもしない甘酸っぱい恋愛に憧れを抱いている場合ではないのだ。恋愛に興味がない?そうか、クズめ。道端で干からびて死んどけ。
そして同じように3人子供がいないやつは甘え、3人も養えないとか底辺かな?と煽っていく。一人っ子に愛情を注ぎすぎて破綻する家族関係とかの映像をテレビで流しまくれ。もちろん子無し夫婦を叩くのも忘れるな。
するとどんどん周囲の人が結婚していく。ひとりぼっちになる恐怖。家族がいないひとりぼっちだけでなく、社会からもひとりぼっち。怖いなあ。絶望で自殺しちゃうよね。だから結婚しなくちゃ。結婚したら、みんな3人子供を生むのがノルマらしい。じゃあ産むよね。みんなと同じが絶対いいから。
……と、トントン拍子に行けばいいのですが、そんなにうまくは行かないだろうとは思います。しかし、子供が社会にとって最大の資本である以上、子供がなければ社会から差別されても仕方ないのではないでしょうか。だって次世代の社会に貢献してないし。
ただ困るのは、不妊治療しても子供が出来ない夫婦や、ゲイ・レズの方々、努力しても極端にモテない方々。養子縁組は日本でほとんど進んでいないですし、極端にモテない人は残念としか言いようがないです。
まとわりつく湿度はまるで全身が呼吸するかのように心の外と中とを行き来している。
曲がり角の手前に立ち、呼吸を整えようとする。
これから断崖絶壁を覗きこむような覚悟と緊張感で足元がおぼつかない。
すこしでも落ち着こうとケータイを取り出すとメッセージの新着を知らせるランプが光っていた。
読み切ると同時に声が掛かる。
「あ!ちょうどよかった!早かったですね!」
意表を突かれて取り繕った笑顔を返すのが精一杯だった僕の心に、底抜けに明るい声が鈍く刺ささる。
お互いが人の親になり、忙しさを理由に連絡を取らなくなって3年が過ぎた頃だ。
こちらの気持ちなど構う様子もなく、一方的に熱量に溢返った言葉たちが並べられていた。
逢いたい。声が聞きたい。話を聞いて欲しい。
その言葉どれをとっても、今の疲れ果てた自分には麻薬のように魅惑的だった。
結婚を条件に上京してきた彼女にとって、都会での生活は何もかもが苦痛だったそうだ。
しかし、仕事と接待に明け暮れる夫は彼女を癒やそうとはしなかった。
そんな彼女が僕に対して癒やしを求めてきたことが、二人の関係の始まりだった。
働き盛りだった僕も疲れていたが、僕に癒やされる存在がいるということが、僕にしてみれば最大の癒やしになった。
そもそも独り身が長い僕にしてみれば彼女の重荷にならないように付き合うことは簡単だったし、今までの生活やしがらみに疲れた彼女にしてみればそこから離れて素直になれることだけで十分に癒やされていたのだろう。
夫の仕事の帰りが遅いことをいいことに、一緒に食事をしたりカラオケで歌を歌ったりする毎日を過ごしていた。
その一度もあったといっていいかは難しい。お互いが裸になって抱き合っただけで終わってしまったのだ。
なぜだか分からないが、いざそういう関係になろうとしたときにお互いが急に冷静になったのだ。
求めていたことはこれだったのだろうか。それをしてしまうことでこれからの付き合いが慣れ合いになってしまうのではないだろうか。
もはや戻れない所まで来ているつもりだったが、高いと思っていたハードルを不意に超えてしまったことで拍子抜けしてしまったというのが正直なところかもしれない。
ただ、彼女に対する愛が本物なのだという確信に変わったのはむしろこのことがきっかけだった。
略奪愛は何度も考えた。慰謝料がどれほどになるかわからないけど離婚させたいと真剣に考えていた。
しかし彼女は何度も結論をはぐらかし、それを理由に会うことを拒んでもいつの間にか現れては、気付いたらまた一緒の時間を過ごしていた。
そんなふうに憎めないところが彼女の一番やっかいなところだった。
自分に素直だといえば聞こえがいいが、自分がそうだと思ったら相手の考えなどお構いなしに真正面から突っ込んでくるのだ。
いつまでたっても彼女が結論を出す様子はなく、つかず離れずの日々ばかりが過ぎていった。
それもこれも自分がしっかりしないのが悪いのかもしれない。そう思って、別の女性との結婚を真剣に考えるようになった。
程なくして、知人の紹介で知り合った女性とまさにトントン拍子で縁談がまとまることになった。
まさに奇跡的な出会いで、実に出会いから結婚まで半年もかからないほどだった。
その事実を彼女に伝えると、僕の期待とは裏腹に彼女は無邪気に喜んだ。
そして、彼女から妊娠を聞かされたのはそれからすぐのことだった。
彼女とは忘れた頃に送られてくるメールでほそぼそとつながっていたが、ある日生まれた子供を見たいと言い出した。
妻とも会いたがっているようで、いわゆるママ友が欲しいというのだ。
冗談ではないと思いつつも、いつも通りの押しの強さに僕はあっけなく折れてしまった。
はたして当日はいつ地雷が爆発しないかと生きた心地がしなかったのだが、母親になったことで責任感が目覚めたのか、そもそも僕に興味をなくしたのか全ては杞憂のまま時間は過ぎ去っていった。
結局ママ友になったわけでもなく、それっきり連絡もよこさなくなりこのまま自然と離れて忘れていくのだと思っていた。
CMで人の良さそうに振る舞う無名の女優が彼女にそっくりだったのだ。
大げさに目を見開いて驚く様子や、目尻のシワを構う様子を感じさせないような満面の笑顔、肉厚な唇を表情豊かに動かす大きめの口。
忘れていたはずの感情に血液が注ぎ込まれて鼓動を始めるかのように、彼女を求める気持ちが目覚めていくのが分かった。
妻は子育てに疲弊しながら結婚生活に慣れ、僕をないがしろにし始めた。
僕は妻から愛され続けられるように家事や子育てに積極的に参加したし、妻の疲れを少しでも癒せるように外に連れ出したり話に耳を傾けたり妻が楽しめそうなものは何でも用意した。
同時に、僕は妻のことを好きで居続けようと毎日努力をし続けた。妻の何が魅力なのかを考え、思い出し、再確認する毎日だった。
でも、妻が僕のことを好きでいてくれる努力をしてくれているかは疑問だった。
結婚して7年。二人目の子供を授かってから4年になるが、それ以来身体を交わすことはなかった。
何度か誘ってみたものの、願いが受け入れられることはなかった。
こんな状況だからこそ彼女からの誘いははっきりと断ったのだが、熱量と無邪気さに押し切られてこの日に至ってしまった。
今足を踏み外せば僕は全てを失って奈落に落ちるだろう。
こんな憔悴した状態で崖の上を歩くのが危険なことだというのは子供でもわかることだというのに。
僕のそんな気持ちもつゆ知らぬ様子で、彼女は無邪気に自分のことを話し続けた。
僕の話す言葉一つ一つを本当に嬉しそうに聞いては、無邪気な笑顔を見せていた。
僕の精神は何度も僕の身体を離れ、彼女の手を握ろうとしていた。
その度に僕の手は空を切り、彼女の手は蝶のように気ままに舞い遊んだ。
お互いには家庭があり待っている人間がいるのだ。
この日彼女に会うことは当然妻にも伝えてある。むしろそうしたほうが自分が足を踏み外さない保険になると思ったのだ。
それに、隠れてコソコソ会えるような器用なことは自分にはできない。
楽しくなかったといえば嘘だ。でも、それを楽しんでいいのかどうかはずっと疑問だった。
大げさな話をすれば自分の人生は何のためにあるのかという話になる。
でも、そんなことをいちいち考えたい気分ではなかった。
彼女は満足できたのだろうか。彼女が望んでいたのはほんとうにこうして気軽に話すことのできる状況だけだったのだろうか。
僕がどんな気持ちでここに来たのか、彼女はわかっているのだろうか。
そんなことを考えていると、いつの間にか僕の手は無意識に彼女の方へと伸びていた。
僕の手は、彼女の胸の高さまで来ると平を上にして開いた。
そのまま数秒の時が過ぎ、僕は苦笑いとともにその手を引っ込めた。
彼女もつられて笑い、別れの挨拶とともに改札へと消えていった。
僕が今いるこの世界は、彼女がその手を握り返さなかった世界だ。
今朝はまたリビングで眠り込んでしまったことに対する小言を妻に言われ、問題が起きるまで大してやることのない職場でこうして文章を書いている。
少し前の話。2016年春。
レポというかただの記録としてのメモ。
■申し込み
まずは通常のサークル申し込みと同じようにオンラインYOUで申し込む。
ここでの申告部数は適当。
でも3種類、各20冊が上限
■準備
◇袋詰め
amazonで買った。「透明OPP袋 テープ付 195×270+フタ40mm ≪B5用紙/A5版書籍向け≫ 30ミクロン 【100枚】 」って商品。
多少ページ数厚くてもB5同人誌余裕で入るくらいの袋だった。
3種類、20冊、15冊、5冊を↑の袋に一つづつ詰める。
思ったよりもかなりめんどくさいし大変だった。
◇値札作り
この作業が一番大変だった。
はさみで切る前に両面テープを全体に貼ればよかったかもしれない。
値札は袋詰した本に貼る。
◇見本紙
3種類各1冊づつ見本誌が必要。
私はシールを直接貼るのが嫌だったので、値札と同じ要領でPCで打って印刷。
委託コーナーを見ると見本誌にはB5の透明ブックカバーをつけてる人が多かった気がする。
郵送時は気をつかって一応袋に入れた。(封はしてない)
見本誌×3とメモを貼った。
◇書類記入
スタジオYOUから部数を記入する紙、返送時に使用する宅配伝票、ダンボールに貼り付ける紙などが送られてくる。
それを全部記入。
伝票やダンボールの見えるところにサークル名を書くのが恥ずかしいなと思いつつ書く。
◇荷詰め
ダンボールのサイズがかなり大きくチラシなどを丸めて隙間を埋める。
出来ればちょうどいいサイズのダンボールを事前に調達した方がいい。絶対いい。
余計な料金がかかる。
上面と側面2箇所に貼り付けた。とれないようにガムテで貼っといた。
◇荷物を送る
店員に「荷物送りたいんで元払いの伝票ください」と言って伝票もらう。
ダンボール箱が無駄に大きかったので890円くらいかかった気がする。
■イベント終了後
早い!
送ったままのダンボールで返ってきた。
返送時はなぜか料金が1080円になっていた。
開けるとクッション代わりに余ったであろうイベントのちらしが詰められててちょっと笑った。
他ジャンルのチラシだった。
見本誌はそのままだと配達途中でボロボロになるかな?と思い一応袋に入れて送ったけど
返ってきたときは裸のままだった。
でも思ったよりも綺麗な状態だった。
茶封筒が入っていたので、書類が入ってるのかな?と思ったが何も入っておらず・・・
書類は見本誌の下に直接入っていた。
書類には売り上げた部数が書いてあった。
6部、6部、5部だった。
■総括
普段東京のイベントでは20冊前後売れてる程度なので、地方のイベントだしブクマほぼつかなかったし
1冊でも売れてくれればいいか・・・程度の気持ちで出したので思ったより売れてくれて嬉しかった。
ツイッターで感想送ってくれた人がいたので出したかいはあったなー
売上とトントンってとこかな。
準備の手間が慣れてないのもあってかなりかかった。
小学校のときに好きだった人は友達のお母さんだし、中学校の時は先生、高校生の時は友達のお姉さんだった。
社会人になってはじめてお付き合いした女性は職場の6つ上の先輩だった。
その後、同じ齢の女性に告白されて付き合ったこともあった。ただそれは長く続かなかったし、なんというかつまらなかった。
振り返ればそこそこ特殊だった家庭環境が原因だと思うが、性別に限らず自分と同じかそれより下の人間とは基本的に話が合わなかった。
感情的であり衝動的であり、短絡的な相手と話をするのが辛かったのだ。
35歳の時にお見合いで結婚をした。相手は自分より2つ上だ。すぐに意気投合して、トントン拍子に話が進んだ。
駆けこむように2人の子供が生まれ、あっというまに40歳になった。
妻は育児に疲弊して、気づくと愚痴ばかりをこぼしてくるようになった。
結婚した時は理知的で好奇心と実生活とが高い次元でバランスが取られていたのに、今は生活の消化と過去を懐かしむ毎日を送っている。
少なくともそれは、私の好きな年上女性像とは遠くかけ離れていた。
そう考えて周囲を見回すと、自分にとっての年上女性は大半が同じような生活を送っていることが分かった。
今まで自分は、年上女性は自分よりも人生経験が豊かで落ち着きがあり、自分の現実主義的過ぎるところを理解してくれるから好きなのだと思っていた。
しかし、今の自分より年上の女性は、言ってみれば超現実主義といえるほど、未来を諦めてしまっているのだ。
それは、最近では自分より年下の女性を好む傾向にある自分が理解できないでいたことだ。
そうはいっても20代のようなエネルギーに溢れる若さを求めているわけではない。
男性はよく、女性が若ければいいという批判を受けることがある。
それについては昔から懐疑的だったが、今ならばはっきりノーだということができる。
わたしは、年下の女性が好きなわけでも年上の女性が好きなわけでもなかったのだ。
ちょうど30歳前後に現れる、落ち着きや好奇心のバランスが取れた女性が好きだったのだ。
年上好きと思い込んでいたのが誤解だったことは驚きだったかが、年下好きという下卑たレッテルを貼られることを回避できたことは何よりだった。
皆様は今、手元に自由に使っていい10万円があったら何に使いますか?
ずっと欲しかった靴や洋服、鞄も買えます。時計も高級ブランドでもなければ買えます。
ぷらっと国内旅行にだって行けます。ミシュランガイドに載るような有名高級店のディナーだって食べられます。思いっきり趣味に没頭することも出来ます。
それを、たった一人の女と、たった二時間を過ごすためだけに使う人もいます。いわゆる高級風俗の頂点、ソープランドです。
私はかつて、そういった店で働いていた風俗嬢です。
短大を卒業後、自分のやりたいことをやるために(あと奨学金を返すために)時間も賃金も融通性の高いこの職種を迷わず選びました。
学生時代から、親の援助の一切ない一人暮らしをしていたこともあり、風俗へと進むのは自然な流れでした。最初は居酒屋のバイトで頑張っていたのですが、オープンラストで週6で入っても、生活はカツカツ、授業は休みがちになってしまったからです。
最初からソープだったわけではなく、どこにでもよくあるデリヘルです。10代というだけで、とくに技術もなくても指名が飛び込んできました。私は、本当に誰にでもできる簡単な仕事だと思ってました。初めて身体を使って働いたお金は、一枚一万円のストールを買いました。帰り道のデパートで。とてもほしいと思ってたわけじゃないけど、とにかく何か買い物がしてみたかったのです。
話が逸れたのでもとに戻します。卒業後、私は地元を離れる決断をし、どうせなら一番短い時間で一番お金がもらえる仕事がしたいな、とインターネットで風俗の求人検索をしました。
すると、一風変わったサイトに辿り着きました。どうやら、ソープ街が独自に立ち上げたサイトのようで、一般客向けのコンテンツがずらりと立ち並ぶなか、求人広告もあり、街中の案内所や喫茶店のレビュー記事らしきものもありました。求人を探していたはずなのに、思わずひとながめしてしまうほど。
その中でも、10日間で100万円を稼げるという、とんでもない求人広告を掲げているお店がありました。当時の私は、1日せいぜい稼げて3万円、普通なら2万いくかいかないかで、最悪0円で帰る日も月に2、3日はある並の風俗嬢でしたから、たったの10日間で100万円なんて想像もできませんでした。
仕事内容がきついのだろうと詳しく調べると、ソープランドには3種類あるらしく、生本番が基本の高級店、衛生器具着用もできる中級店、ヘルスとそんなに変わらない値段、時間で利用できる大衆店というカテゴライズで、どうも見た目の問題や店の内装の問題というよりは、生で本番ができるかできないかが大きな分かれ目になっているようでした。
私は悩みました。さすがに、ビルを飲めば妊娠しないとはいえ、様々な病気のリスクも高く不衛生になりやすい生本番を、許容してもいいのかと。もうとうに貞操観念などはなくなってましたが、それはさすがに畜生道が過ぎる気もしたのです。
でも、10日間で帰っていいですよというその広告は、とても魅力的でした。なんなら旅行に行くくらいの気持ちで行けばいいかと、私はとりあえず電話してみることにしました。年齢を告げると、じゃあ明日そちらにお伺いしますね、とあっさりと言われました。明日?私の住んでいる県とそちらは新幹線で5時間以上かかるのに?とびっくりする気持ちでいっぱいでしたが、とりあえず来てもらえるならそれに越したことはないので来て頂きました。
面接に来てくれたのは、朗らかなおじいさまといった印象のスキンヘッドの老人でした ダブルのスーツを着ていたし、カラーシャツだし、どこからどう見てもヤクザなのに、全然凄みも怖さもなく、優しい方だったのを覚えています。面接は喫茶店で世間話でもするみたいに行われました。事前にかなり下調べしていたので、仕事内容もツアー内容も頭に叩き込んでいました。初回は往復交通費まで出るとのことで、私はもう別に明日からでも行ってもいいかな?半月くらい家を空けるなんて、一人暮らしだしなんてことないなと思い、そのおじいさまに、「じゃあ、明日行きます」とお返事しました。すごくびっくりしてました。普通一週間は悩んで、それでも来ない子のほうが多いのに…と。ヤクザさんのびっくりした顔は今後の人生で二度と見れるかどうかなので、心に深く刻んでおこうと思いました。
そして、私は本当に軽く小旅行するような気持ちで、ソープ街へと旅立ちました。隣にはヤクザさん。そして海外に行くようなスーツケースを携えた冴えない私。どう考えてもミスマッチです。でも楽しかったです。ヤクザさんはずっとノートパソコンで何か作業をしていたので、私ものんびり過ごしました。グリーン車に乗るのなんて人生で初めてでした。道中の飲み物も食べ物も、全部ヤクザさん持ちでした。
そして街の最寄り駅に付き、お迎えの黒塗り高級車に荷物を詰め込み、いざ街へと向かいました。さすがにドキドキしてきました。ここまで怖い人は誰一人出てきませんが、多分全員本当は怖い人です。行った先にも怖い人しかいないと思うと、さすがにめげそうでしたが、あれだけグリーン車で好き放題食べた手前、一本くらいはこなさないと怒られそうで耐えました。
ほどなくして、店に到着。ちょうどお客様をお見送りする最中の嬢様とかち合ったのですが、唖然。お召し物がどこからどう見ても令嬢としか思えないきちんとしたスーツ。極上の笑顔、そして滲み出る気品。こんな女の人がスタンダードなのかよこの店、とんでもないところに来てしまったのか??と途端に自信がなくなりました。
でも、応接間に通された私は、さらに驚きの発言をされるのです。
「会長が2つ返事でOKしたので、最高級店で働きましょう。」
え??と首をかしげると、ヤクザさんはにっこり笑い、いくつかお店がある中でも、ここは中級、あなたは礼儀も正しいし受け答えもしっかりしているので、一番稼げるお部屋を差し上げますよ、と言うのです。
どう考えても今しがた出てきたお姉さまのほうが美しさは上なのに。受け答えなんてしっかりしてるつもりもなく、ただおとなしくしていただけなのに。ただ、私の意志で店は選べないようなので、仕方なくそこには従いました。
まず、髪型を変えるとのことで、近くの美容室に送り込まれました。見たこともないような高級な美容室で、何かちょろちょろとボーイさんが伝えると、私はなすがままされるがまま。2時間後には見たこともないような、それこそオスカー女優かよ!って思うような髪型に大変身。そのあとメイクの人がやってきて、やはりなすがままされるがまま。1時間後にはミスユニバースかよ!って突っ込みたくなるような顔に変身しました。これは本当に私なのか。
そしてスタジオへ直行。そこには、天使かよ!って突っ込みたくなるような純白のレースのビスチェ、ブラジャー、ガーターベルト、Tバックのフルセット。どう考えても全部で10万円くらいします。そして、昔浅野温子が着ていたみたいな、しかし古臭くはない白のピチピチのボディコンスーツ、しかし胸元は露わに空いてます。さらに言えば、何カラットなんだこれというダイヤらしき巨石が付いたネックレスとイヤリング、そしてミュール。それを着ろと言うのです。もう、袖に手を通すだけでガクガクでした。
撮影は店長が担当してくれました。手足の指の向き一つにまで指示をされ、私は全身が吊るかと思いました。グラビアアイドルは普段こんなことをやっているのか、画面の中ではニコニコ笑ってるけど笑えないぞこれ、きつい!って思ってたら店長にきついけど頑張って笑顔ね~と言われたので頑張って笑いました。一時間ほど、ポーズを変え場所を変え、服も脱いだり着たり。肩紐を外しそうで外さないポーズが一番きつかったです。重力はさすがに操れませんから。
そんなところで今日は終了。明日から3日間は丸一日研修だからね、休憩なしだから頑張ってね~と言われ、仮住まいとなるワンルームマンションに送り込まれました。ケータリングが充実していて、あのサイトで評価の高かったお弁当屋さんもおうちに呼べました。早速注文しました。信じられないくらいおいしかったです。
そんなこんなで爆睡。お迎えの車がくる30分前まで寝てました。
そして研修1日目、実際使う部屋を案内され、私はここに来て抜かれっぱなしの度肝をさらに抜かれました。
なんだここは、王室か。
部屋の半分が浴室で、見たこともないような大理石調の重厚な丸風呂に、絢爛豪華な蛇口。あれです、ライオンのお口。風呂の外は広い浴場になっていて、いわゆるすけべ椅子というもの、産婦人科でしか見たことがないような謎の椅子、そして美しく磨かれたマットがありました。
そのわりにはベッドがえらい質素で、ただのタオルを敷いた台でした。これは風営法上ちゃんと理由があってのことと後で知るのですが、ベッドだとアウトらしいですね。その他の装飾品はすごかったです。ランの花が普通に飾ってありました。あとベッドのまわりが全部鏡になってました。
先生という人がくるまでの間、私は冷蔵庫からりんごジュース(当然果汁100%)を飲みながらただただびびってました。これ、装飾品代だけで一人10万円とらないと元とれんのとちがうの…??と思いながら正座で座ってました。
そんなこんなで先生がいらっしゃいましたがびっくりです。だって、普通のご老人なんだもの!!どこにでもいそうな、ちょっと白髪混じりの顔のきついおばあちゃんの登場に、私はまたしても度肝を抜かれました。
おばあちゃんは、開口一番私にこう言いました。
「アンタ、運が悪かったね。あたしは他の先生と違って厳しいから、覚悟してやんなさいよ」
もう泣きそうでした。怖い。多分ここまできて一番怖い。しかも講習代で普通に財布買えるくらい取られてるから詐欺だったらどうしようとか、やっぱり一本こなさないと死ぬまで追いかけられるかもしれないとビクビクしながらとりあえず1日目は座学と部屋のセッティングを8時間かけてしました。
とりあえず、ここはこのソープ街の中でも屈指の高い店、嬢は与えられた2時間を女優として演じきること。どんなに接客が続こうと、髪の毛一本でも乱れてはいけない、下着は間違っても汚れたのは使い回しできない、自分の匂いは決してお客様に残さない、お客様を見下ろすことがないよう、常に膝で歩け、膝から下はないものだと思え。食べ物の匂いや性行為の跡は常に全部リセット。髪の毛一本濡れててもダメ。ただし、2時間の間はなりふり構わず望むことはなんでもやってあげなさい。自分の楽は捨てて、常にお客様に尽くしなさい。毎日経済新聞とニュースはチェックしなさい。頭の悪い嬢では務まらないから常に努力しなさい。稼いだお金の半分は、自分の身体と衣装に使いなさい、普通のOLの月収を1日で稼ぐというのは、そういう投資のためだ。できれば10日に一回美容室に行き、3日に一回はエステに行きなさい。外を歩くときはジャージやスウェットなんかではダメ、常に人に見られているという意識をもちなさい。どんなにみすぼらしい生活をしてきたとしても、ここでは良家のお嬢様の気持ちで振る舞いなさい。相手を立てることを忘れず、最後の一分まで気を抜くことなく、それが「2時間で10万円」という女の価値だ。
……聞いててクラクラしました。それができないなら帰れというのです。もう泣きそうでしたが講習代だけでも元をとらないと説教されて終わりです。私は出来る保証もないのに、はいと答えました。そこで1日は終了。明日までに渡されたマニュアルを隅々まで覚えることが課題でした。これはもうやるしかない。寝る直前までマニュアルを読み続けました。
2日目、私は先生について浴場の実技研修を行いました……が、何かあるたびにビシバシたたかれる。やれ二本足で立ったとか、やれお尻を向けたとか、靴下の脱がせかたがなってないとか、お互い裸の1対1の真剣勝負です。
中でもきつかったのはマットです。まずそもそもまともに立つのですら困難なヌルヌルマットの上で、自由自在に動いて、最後はセックスを騎乗位でこなしお客様をいかせなければならないのです。普通に何度もマットから滑り落ちましたし、手順や体重のかけ方を間違えると即座にビンタが飛んでくるのでさすがに私、こっそり泣きました。温度も暑すぎず温すぎずを保つために、私は熱湯を使ってローション溶きをしなくてはいけなくて、火傷するんじゃないかと思いました。
ただ、これも6時間もやれば慣れるもので、何とかマット洗体の手順は間違えずに出来るようになりました。ここで二日目終了。
3日目は朝から筋肉痛でした。でももう怒られたくなくて必死でおばあちゃんの身体の上を何度も滑り、何度も身体を舐め、3時間後、これで最後だから確認テストやでと言われたラストプレイ、ふと気付きました。
寝るなよ!!こっちは真剣なんだよ!!講習代返せ!!とまでは思わなかったです。私も疲れるけど、こんなの教える方も疲れますよね、わかります。
そしていよいよマットの訓練がおわり、先生は私にこう言いました。
「もうあんたは、どこの店に行ってもナンバーが取れるよ。あたしの言ったことをサボらずきっちりやればね。お疲れ様。」
そう言って、頭をトントンと撫でてくれました。不覚にもぼろ泣きしました。人生で多分一番厳しい修行だったけど、多分一番為になる時間だった。私、引退してもう3年は過ぎましたが、今でも対価と報酬については本当に真剣になれる。自分のもらっている給料は、どんなに安くてもお客様がいてはじめてもらえるもの。暇だからって遊んだりサボってはいけないわけで、仕事にきている時間は精一杯やることが当たり前なのだと。当たり前のサービスを完璧にこなして初めて頂ける対価。当たり前の難しさ。でもそれだって習慣にすればなんてことなく、自分のものになるのです。
ある意味、そう言った点ではかの道を選択したのは悪くないのかも、って今でも思えるのはそういう点です。
なお、先生の言うとおりのことを出来ることからバカマジメにこなした結果、マジでナンバーはとれました。私は綺麗でもなく可愛くもないですが、空間がくれる魔法と、10万円の報酬に見合う接客を真面目にこなしただけで本当にとれました。
お客様とのやりとりも印象深いものが沢山ありますが、またしても長くなったのでまた今度。
では、最後にまた改めて質問を。
たまには羽目を外してこんな遊びも、悪くないですよ。
四年前の俺のようだ。俺はリーマンショックからの就職氷河期に見事にぶち当たって、大学の就職浪人制度使って一留して
それでも無い内定のまま卒業してしまって、就活期間2年近くずっと毎日自己否定感に苛まれて死にたいとばかり思っていた。
実家で猫撫でてたらいきなり涙が止まらなくなって心療内科に通ったりした。
でもある日、惰性で受けた社団の面接で意外なくらいトントン拍子にあっさり内定が出て、むしろ拍子抜けした。
入る前は「世の中というものは俺にどれほど高い能力を要求するんだ」と恐れに恐れていた大人の世界というのは、入ってみればなんのことはない、
就活の苦労に比べたら信じられないほどヌルくて雑多で、多様な世界だった。
周りには「就職したらもっと苦しいんだぞ」なんて言う奴もいたけれど、就活の時の苦労に比べたら仕事での苦労なんて俺にとっては正直屁でもなかった。
就活の時の苦労は一体何のためのものだったんだ、と正直ムカついたくらいだ。
就活で測られるもの、求められるものは、要するに社会に適合するためのスキルでもなんでもなく、ただただ就活という歪んだシステムを乗り切るためのスキルでしかない。
あなたより不誠実で不真面目で、「社会に適合するための正当な手続きたる就活」を踏まえていない大人なんていくらでもいる。
自分の幸運を棚に上げて、あなたのような弱っている人間にマウンティングをかまそうとする言説も世の中に溢れている。
就活で植え付けられる自己否定感は、今のあなたにとっては紛れも無く真実で、あなたを苦しめていると思う。
実のところ俺も、今でもその解消に難儀してる。
でも就活は理不尽な運ゲーでクソゲーだ。就活なんてもんはペテンだ。
ある程度遊んで、おいしいもの食べて、家族にも友人にも恵まれて、そこそこ楽しかった。
何も考えなさすぎて職にあぶれてるけど。まあこれは仕方ない。自業自得ってやつだ。
面接の志望動機で「この会社なら自分のやりたいことを叶えられそうだと思ったからです」とか言われてもざっくりしすぎて向こうだって困るだろうな。実際に言ったことはないけれども、それぐらいぼんやりとした輪郭で縁取られた毎日は味気ない。何となく過ぎていく24時間。
エージェントの人に「10年後どうなっていたいか」と聞かれて咄嗟に答えられなかったことを思い出す。
「溶けていたいです」なんて言ったらあの人はどんな顔をしただろう。名前は忘れたけどたまにドラマで見かける俳優にどことなく似た顔をしている人だ。お元気ですか。しばらく連絡しなくてごめんなさい。ちょっと、いえ、だいぶ落ち込んでいるんです。私って本当に何の取り柄もないんだなあと思ったらもうダメでした。自尊心ばっかり高くてバカみたいです。紛れもなくバカです。宛先のないメール画面を開いて、そう打とうとしてやめた。
BSをつけていたらドキュメンタリーが始まった。アラフォー女性の人工授精について取り上げていた。
2人の女性が登場した。ひとりは『男なんて』という気持ちだけど子どもは欲しい、と思っている女性だった。
彼女と同じような思いを持っているから痛いほどわかってしまった。男はいらない、子どもは欲しい。
毎日が何となく過ぎていく私のつまらない人生における暇つぶしのために子どもが欲しい。
夢は広がる。
育ててもらったように手をかけてやりたいし、自分と同じだけの教育を受けさせてやりたい。
私にしてもらったように育てるには、めちゃくちゃ稼ぎのいい旦那を捕まえて専業主婦になるか、一念発起してバリバリ働きまくって旦那に専業主夫になってもらうか、どっちかだ。既に後者は望み薄だから選択肢は実質前者のみ。
男はいらないと思ってるからそもそも結婚にはたどり着かないだろうし、シングルで私と同様の育て方・同等の教育を受けさせるなんて到底無理だし、何より暇つぶしのために子どもを持つとか動機が不純すぎて子どもが不憫だ。
暇つぶしのために生んだのよ、だなんていつかうっかり口を滑らせてしまいそうで怖い。
文学にありそうな言い回しだと我ながら思う。ちょっと気が触れてる感じの女の人のセリフ。でも私は文学の登場人物になる気はさらさら無く、現実のひとりの人間の心を枯らしてしまうなんてそんな畏れ多いことはできない。
人はひとりでは生きていけないという。
実際そうだろうと思う。誰かに頼らなくても生きていけると信じてた無知な私、カワイソウ。保証人ひとつ取っても結局誰かに頼らないと生きていけない。
先日、生まれたばかりの甥のまんまるい頬を見つめながら、せめてこの子が自立するまではしっかりしていたいと気持ちを新たにした。そのためにはどうにかして職を見つけなければいけない。
けれども、自分で人生のシャットダウンボタンが押せたらいいのにな、と思うのもまた事実なのだ。
誰かに迷惑をかけるようなことがしたいんじゃない。ただ、ある日突然、ふっと跡形もなく無くなりたいだけ。
贅沢病なのかもしれない。
まだ若い、まだ若いと思ってきた。しかし、25歳という年齢はもう若くないのだとどこかで感じている。体力が急激に衰えたというか、生に対する気力が少しずつ減っている気がする。
これが老いだろうか。認めたくないけどきっとそうだ。認めたくないけど。
もしトントントンとうまくいってしまったら恐らくあと45年ぐらいは呼吸を繰り返すのだろう。それも老いを受け入れきれないまま。
何だかゾッとする話だ。
毎晩、目を瞑る前に『明日の朝、目が開かなければ…』と淡く期待している自分がいる。
まぶたを閉じて襲ってくるのは黒い思考の波だ。それに身を委ねて私は考えることを放棄する。
やがて体全体がぐにゃりと柔らかくなり、布団を通じて床に染み込んでいく感覚にとらわれる。もちろんそれは錯覚だ。だから目覚めた瞬間にものすごくがっかりする。今日も叶わなかった、と。
空が白んできた。
特別予定のない、いつものつまらない1日が始まろうとしている。
本格的に街が起きた時には私という人間を構築するすべてが終わっているといい。
でもすべてが終わってなかったらエージェントの人に送るメールを考えよう。もしかしたらほんの少しだけでも心配してくれているかもしれない。
“お久しぶりです。”の後に続ける文章を書きながら溶けなくてよかったと思っておこう。
おやすみなさい。
混雑した車内が嫌なので数本のがしてから空き席見つけて座るようにしています。
腰痛持ちには辛いし、仕事で夜も遅いしで電車内での睡眠は貴重です。
30分は前にずらしたし、ほぼ全ての車両に乗って、席が空きやすい場所をチェック降りる人も確認して、程度に攻略してから乗ってます。
さて、そこまで座った車内で目の前に杖をついたおばさんが来ました。
あなたは譲る??
俺はその人を呪いながら席を譲ります。深い諦めのため息とともに。
ちなみに一駅無視して見ましたが、ずーと足先でトントン、膝に杖押し付けたり、座った後は狸寝入り食らってます。
なんなんだ。
って愚痴。
電車乗らなきゃいいなんて無理だし、仕事辞めればなんてのも無理。
運が悪かったと思うしかないのでここに吐き捨て。
まずは状況説明。
まず、結構話がおおごとになっているなというのが、メールを見たときの第一印象。
「会社間の基本契約にある人材の引き抜き禁止の項目に抵触する行為であり、事実確認を行っている」
「先方様とは全国各拠点でお取引を頂戴している状況であり、万が一事実とすれば、全国的なトラブル案件になる事案」
しかし、X社の立場からすれば問題がある行為だというのは分からなくはない、分からなくはないのだが、何というか、そこまで堂々と言えることなのかなとも、正直思った。
上記のとおり日雇い派遣というのは現在は法律上禁止されている(例外もあるが今回のケースは該当しないと思う)。それを当然理解していて、一日ごとに雇用契約を結ぶなどという姑息な手段で法律をスルーして、実質的な日雇い派遣を継続しているX社は、後ろ暗い気持ちはないのかなと思う。まあこれは、派遣先のY社も同じ穴のムジナなのだが。
ああ、同じ穴のムジナだからこそ、仁義として大事な商品、もとい労働力を横取りするとはけしからんY社め、というそういう意図なのか、X社としては。メールによると会社間でそういう契約が結ばれていた(そこは別に不自然ではない)ようだし。そのあたりの詳細は、スタッフにまでは知らされてなかったけど。
ちなみに、Y社の直接雇用の就業条件は、雇用される側としてみれば、X社と大きく異なるわけではない。
X社の給与は時給1050円。Y社の給与は時給950円、ただし加えて交通費支給、各種保険あり、制服等支給あり、条件により有給休暇等あり。要は、Y社にすると時給は下がるがその他の補助でトントン、あとアルバイトとは言え日雇いよりは安定してるよ、というあたりがメリットか。
Y社の「勧誘」というものがどういうものかというと、これもそこまで大げさな話ではない。「ここだけの話だけど」とベテランのバイトさんに言われて、「よければ詳しい話を社員さんから」という感じで採用担当の社員に簡単に話を聞き、「もしその気があるなら改めて(通常のアルバイトと同じように)求人に応募してください」と言われたという程度。強制とか(勧誘を断ったことによる)嫌がらせとかはなかった。
気持ちとしては、たまに電話で話す程度のX社の社員よりも、同じ仕事を一緒にしているY社の社員さんやアルバイトさんのほうがよく話すし仲もいいし、もしもどちらかの味方につけと言われたら、自分はY社に味方する。今の自分の立場はX社のスタッフの一員なのだから、その意味では筋が通らないのは承知の上だが。
それにしても、誰がX社に勧誘の話をチクったんだろう。そんなことをしても何の得にもならないと思うのだが。むしろ、これが元でX社とY社の関係が悪くなり仕事がなくなれば、困るのはスタッフのわれわれのほうなのだが。勧誘されたときも「ここだけの話」的な雰囲気はあったはずで、そこは空気読めよ、内々にしておけよ、と文句も言いたくなる。こんな状態では、たとえ今後Y社の仕事があっても、雰囲気を考えると行き辛い。