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2022-06-26

枕草子:ver俺

春のポカポカ陽気!って感じのあったかい日よりは、三寒四温において三寒のほうに分類されるような、冬寄りの日の方が好きだ

気温で言うと15度前後くらいの日

日付で言うと、3月20日とかのあたりだ(これ冬か?)

桜が咲き始めているが、寒くて、しかしクソ寒いって感じではなく、分厚い上着はいらない

空はよく晴れている

あの辺の時期に、なんかよくわからんけどどっかで咲いている花の匂いなんかがふと漂ってくると、なんというか、胸が締め付けられるような、謎の感覚に襲われるんだよな

アレがいい

ムチャクチャ暑い日に、くたばれ!と思いながら外を歩いて、コンビニスーパー銀行なんかの、よく空調の効いた建物に立ち入った瞬間の感覚 あれですね

日常ちょっと外れたところでいくと、美術館なんかもいい

大理石なのかなんなのか知らんけど、石造りの、ツルッとした内装と、高い天井と、展示品のためにガンガン効かされた空調と、静けさですよ

美術館行くためにあまり慣れてない土地にやってきて、マジクソ暑い中をちょっと歩いたあとに、涼しさと静かさの権化みたいな空間出会うわけなので、感動もひとしおだ

でも実際、コンビニとかでも全然いい

コンビニも大概涼しいしな

いよいよ涼しくなってきた10月11月あたりの、よく晴れた日に、植物園に行くのがいい

あえて具体的に言ってしまうと、豊中都市緑化植物園に行くのがいい

ホントにいいんだよ 

豊中都市緑化植物園の温室の横にある、池のほとりに、ガーデンテーブルとガーデンチェアがある

俺が思うに、あそこは日本でも有数の最高の秋スポット

でけえ広葉樹が色づいていて、鳥が鳴いていて、ガキが広場ではしゃいでいて、池の水面は静かで、後ろには温室

なんなんだよあの空間

実は1回しか行ったことないんだけど、俺はあの空間が本当に好きだった

あれこそが秋だと思う

あと、同じく都市緑化植物園内のハーブ園もよかった

オフシーズンから、多くの花壇はからっぽで、植え込みも全然元気がない

そんなんだから人も全然いない

イタリアンパセリかなんかだけがやや元気そうにしていて、他の植物茶色くなって萎れている

でもハーブ園なんで、花壇の構造デザインなんかは全体的に洒脱な感じ

ギャップがよかった かなりよかった

とにかく、秋の晴れた日に豊中都市緑化植物園に行って、温室を見てるうちに3時くらいになっていて、なんとなく日が翳り始めたことを感じつつ、背の高い木に囲まれ遊歩道を歩く 鳥が鳴いている そういう体験をするべきなんだ

問題があるとするなら、11月って秋扱いでいいのか?というところだ

冬になったらシティーに繰り出したい

ティーに繰り出すっつっても大した目的はなくて、見たいのは、落ち葉

街路樹から落ちた葉っぱが木枯らしに吹かれて、ウェーブ状になってカラカラいいながら灰色街路の上を渡っているのを見ると、言いようのない満足感があるんだよな

道っていうか、空間が広ければ広いほどいい

公園とか広場とか、そういう場所がいい

地面は石畳がいい

アレがいいですよ

あと、冬特有の、陰鬱な、真っ白い曇り空な

絶対雨降んないけど、絶対晴れもしないなって感じの、無害な分厚い雲の日

嫌いじゃないんだよなあ!

あいう空模様の日に、隣町くらいの遠さのところにある、どうでもいい公園に行って、あまり快適ではないベンチに座って、初めて寄ったよくわからんスーパーで買った、うまくもまずくもないおにぎりなんかを食うと、マジでまらない

何がたまらないのかは不明

2022-05-19

anond:20220519113550

(前のエントリーの続き)

それでおまいらに聞きたいことがあるんよ。

前半「永六輔というえらいひとが子供ときに、家の前の道の落ち葉掃除してたのです。道の北半分を永六輔掃除する。道の南半分は対面の家の住人のおじさんが掃除しました。ところが対面の家のおじさんが永六輔にむかって文句をいってきました。おじさんはなんといったのでしょうか。答えは来週おしえます

後半の話を全く覚えていないのだが。だれかわかる人います

2022-05-14

やる気の感じられないコンビニ

入り口が汚い。いつも落ち葉や塵が落ちている。

店舗面積が広い。

・品出しのカゴやダンボールが出しっぱなし。

店員同士がレジ雑談している。

若い店員が多い(主婦層が少ない)。

2022-04-05

毎日お花見

寺でお花見

 お寺の境内花見子供達と私の両親と弟と私で行った。七分咲きくらいだった。早咲きの品種の桜ばかりある山桜は葉が出始めで、花はまだたった。

 去年までは無かった立札があった。桜の枝を折らないでとか根を踏まないでとか、書いてあった。花見に沢山の人達が来るのは今に始まったことではないのだが、去年に何か悪質な悪戯でもあったのか、それともつもり積もった我慢がついに爆発したのか。

 お花見ついでにお賽銭箱に賽銭を入れて行く人が幾人か。アラサーくらいのカップルで、女性の方がお賽銭を放り込んだら、男性の方が女性の袖を引いて、なんか文句を言い、それで二人は揃って姿勢を正し、一礼二拍手をしてからまた賽銭を入れた。

 境内には桜の他にも花をつけた木が植わっている。細い花弁4枚の、黄色い花をたわわに着けた、枝の細い木があった。それを父が見て、「これはミツマタ」だと孫達に教えていたが完全に間違っている。ミツマタはその花とは似ても似つかない。沈丁花にならちょっと似ている。名前の通り、三つ又に別れた枝の先に花を咲かせる。何でそれを私が知っているのかといえば、うちの庭に生えているからだ。

 ミツマタでなければなんなんだ? と問われたが、知らないので答えられないでいると、父は「じゃあやっぱりミツマタじゃないか!」と怒り出し、勝手にそういうことにしてしまった。昔から癖の強い人だったが、歳を取るにつれて、いよいよ悪化していっている。今はなき母方の祖母が庭に植えた芙蓉のことも葵だと言ってきかない。父は祖母のことが嫌いなのでなおさらだ。母は父の言う事を何でも肯定するので、芙蓉と葵どっちだ問題でも父の方を持った。そもそも芙蓉と葵は紛らわしい見た目の花だが、苗木を買った人(祖母)が芙蓉って言ったんだからそうなんじゃねえのかな、知らんけど。

 両親と弟が一緒じゃない日にも何度か寺に花見に行った。

桜並木お花見

 ドライブスルーなだけのお花見。二十年以上前、私がこの街引っ越して来た翌日か翌々日に、この桜並木の桜が満開で、しかも桜祭りが開催されていた。それは絢爛豪華な感じだった。

 あれから二十年。当たり前だが桜はとても大きくなり、枝が電線に触れるほどの丈となった。すると近隣住民からの苦情が入るようになったらしく、桜の花や落ち葉路上に落ちないよう枝を剪定することになった。ところが、それを自治体から依頼された業者下請けに丸投げし、更に孫請の建設会社押し付けられたため、単なる素人作業となった。今の桜並木は目も当てられない有様で、何本か枯死した。でも一応はソメイヨシノらしく、沢山の花を咲かせる。あまり見映えはよくないにしろ。桜祭りは、私が見た華やかな歳が開催日に桜が咲いていた、最初最後の年だったらしい。毎年桜の開花と祭りの日程が合わずしかも決まって当日に雨の降る冬日となるので、十数年前に祭り廃止になった。

運動公園お花見

 運動公園の外周には立派な桜の木が何本も植わっている。いつか見に行こうと思っていたのだが、子供達が運動公園を怖がるので、いけないでいた。何故怖がるのかというと、運動公園には地元少年野球チームやサッカーチーム練習試合をしにやって来るからだ。

 広い公園の半分ほどは小さな子供達のためのスペースと散歩者のための遊歩道や憩いの場で、半分がサッカー場野球場なのだが、練習試合のある時は選手達が広場まで侵出してきてウォームアップをしたり、暇と体力をもて余して走り回っている。彼らは余所見をしながら全力疾走で、幼児たちがよちよち遊ぶ広場を突っ切り、順番待ちをする親子を押し退けて滑り台を駆け上がり、お年寄りの歩く遊歩道をジグザグに走ってゆく。

 ある時、子供達を連れて遊んでいたらそこへ野球チームが練習にやって来て広場しっちゃかめっちゃかになったことがあった。その時子供達は小さかったのだが、よほど恐ろしかったのだろう。いまだにその時の事を覚えているのだ。

 コロナのご時世のため、スポーツをしている人達は誰もいなかった。もしかするとグラウンド団体に貸していないのかもしれない。公園の中をぐるりと一周し、子供達を遊具で遊ばせた。広場の端に、「ここは子どものための広場です。危険ですので野球サッカーチーム侵入禁止します。練習ウォームアップ等に使用しないでください」という立札があるのを発見。見たところ、比較的新しい立札だった。

 桜の木の下を通ると、ヒヨドリ金切声を上げて飛び立つ。すると、ヒヨドリのいた枝から私達の頭上に、桜の花が花柄ごと降ってきた。地面は鳥に啄まれて落ちた花がびっしり敷き詰められていた。

 公園事務所ラウンジから死角となる場所桜の木の下で、お爺さん達のグループ酒盛りをしていた。

市民体育館お花見

 毎年花見に来るスポット子供達は、桜の花よりも、芝生を侵食しているクローバーに夢中。四つ葉が欲しいらしい。

 昼時から少し外れた時間に来ると、近隣の老人ホームデイサービスの車が何台も、車椅子に乗ったお年寄りを運んで来る。毎年の光景だ。うちの子供達が赤ん坊の頃から既に恒例行事で、お年寄りを乗せて来る車も毎年同じ施設の名が入っている。しかし毎年ここに花見に来ているお年寄りいるかどうかは知らない。

公民館お花見

 家から徒歩で行けるが、住宅街の真ん中でうちから見えるところではないため、何となく行かないまま終わる年もよくある。

 満開の花が風に煽られてはらはらと散っているところだった。子供達が花びらを追いかけて、犬みたいに走り回る。風が吹くたびに強い芳香がたつ。どこか近所の家で桜餅手作りしているのかと思って周囲を見回したら、匂いは桜の樹の下から漂って来るようだった。木根の辺りからひこばえがぼうぼうに生えていて、葉っぱと花を同時に着けている。それが匂うのだ。桜の木の上の部分はソメイヨシノで、枝に着いているのは花だけなのだが、根の部分は大島なのだ。つまり挿し木の土台だった部分がまだ大島桜の性質を遺している。

 たぶん、今は公民館の桜を管理している人は誰もいない。数年前までは公民館のすぐそばにある小さな一軒家に住んでいたお爺さんが公民館とその近くの 小さな公園植物の面倒を見ていた。だが、今はお爺さんの家は空家で、お爺さんの姿はもう長いこと見かけていない。昔はうちの前の通りを散歩して、うちの庭の桜を綺麗だとほめてくれたりした。

2022-03-23

anond:20220323063427

太陽光が一番高効率

多めに設置して置いて発電量が過剰になりそうになったら囚人に上にブルーシートを置くようにさせればいい

逆に空が曇ってきたら囚人ブルーシートをどかせるの

鳥の糞や落ち葉掃除囚人がやる

刑務所人海戦術運営される大規模太陽光発電

2022-02-26

「なにか手伝おうか?」

娘「なにか手伝おうか?」

老親「洗車お願い。悪いわね」

娘「え、そういうのはちょっと

老親「じゃあ庭の落ち葉の片づけ」

娘「・・・・・・」

老親「何ならやってくれるの?」

娘「料理とか・・・」

老親「それは自分でやりたいからいいです」

  

ウクライナのために何かしたい」って言ってる人たち、このゆるふわお手伝いみたいに感じる

2022-02-19

愛犬の骨を食べた

愛犬が死んでしまったので、焼いてもらった。

焼かれて骨だけになってもやはり可愛くて仕方ない。小さい小さい指先や尻尾の先。いくど撫でたか覚えてないおさまりの良い形をした頭。がっちりとした牙。

16年生きた。

まるで子熊みたいだった子供の頃の彼が、いい感じの棒を咥えて得意げにぽてぽてと歩く姿が忘れられない。

縁石の上を器用につったかたーと小走りで進むのも好きだった。チャッチャッと爪が鳴る音。秋には積もった落ち葉の中をガサガサと音を立てて進むのが楽しいようだった。

風呂は嫌いだけどどういうわけか雨の中の散歩は嫌いじゃないらしく、黒い毛並みに雨粒を光らせてフスフス歩き回っていた。

よそのお家の玄関先にビーグル犬を模した植木鉢を見つけて首を傾げ、抱っこされるのは好きでなく、寒冷地出身だけど寒がりでヒーターを独占しては焦げ臭くなってみんなに引き剥がされる。

誰かが帰ってくればそれなりの喜びを見せてくれたし、一通り尻尾を振ったら業務終了とばかりに自分寝床へ戻っていった。

戯れに『かわいいちゃん』と呼ぶと、自分が呼ばれていること自体理解できるのか、ナンデスカという顔でこちらを見つめる。母が即興で作る『愛犬の鼻歌』、『むくちゃん むくちゃん サワヤカむく太郎 むくちゃん むくちゃん ステキなむく太郎』。

いちごりんごさつまいもが好きだった。

13歳をすぎた頃から少しずつ足腰が弱くなり、おしっこを漏らすようになり、それでも散歩に行こうと声をかければ嬉しそうに尻尾を振ってとんできた。

生き物というのはどうしても老いていくわけだ。

踏ん張りがきかずウンチをしようとして尻もちをつくことが増え、歩いていて疲れからか途中で歩みが止まることも増え、日夜を問わず吠え続けるようになった。

介護は思っていたより大変だ。生半可な気持ちで生き物と暮らすことはしてはいけないのだと身に染みてわかった。

そうして吠え続け、吠える体力も無くなって、掠れた声も出なくなって、二日ほど苦しそうに眠り続けた。死ぬ前の日に、おそらく目も見えず鼻も効かず音も聞こえていない彼を怖がらせてしまって、親指の爪の生え際をかなり強めに噛まれた。その噛み締める力の強さに、怖がらせてしまたことを後悔したし、死にそうなのにその強さを持っていることが何故か少し心強かった。その傷跡も残ってはくれず、今はすっかりきれいになっている。

彼が死んだとき。彼を囲んでいた家族が各々トイレ台所や自室に散ったその一瞬を縫うようにして死んでしまったので、みんな泣きながら少し笑った。静かなのが好きな犬だった。

泣き腫らした弟が『最後散歩してた道を抱いて歩きたい』と言うので一緒に外に出た。もう歩かないんだな、電柱から離れないこともないんだな、と、抱かれるままに、弟の歩くリズムに合わせてがくんがくんと揺れる頭を見て思った。

その日の夜中に、骨になった犬を家に連れて帰って、家族がみんな寝た後こっそり骨壷を開けた。そうして、砕けて粉状になった彼の骨を少しだけ舐めた。衛生的にアウトだなと思ったのだけど、まあでも、できれば食べてみたかったので。

当たり前のように不味かった。それだけだった。

生活という感じだなと思った。すべては変わっていくし、すべては止められないし、すべては『うん、まあ、そんなもんだよね』、理由とか大して重要ではないのだな。ただ、不味かったことは多分忘れないだろうなと思う。

可愛い犬だった。思春期からアラサーの今まで一緒に過ごしてくれて嬉しかった。

すべては過去形になってしまう。

彼のいないことだけがこの世界で唯一、正しく私に理解できることだ。

2022-02-12

ひろこちゃんのこと

子供時代の頃は断片的な記憶しかないのだけれど、ひろこちゃんと遊んだあの日の事は何故かしっかりと記憶している。

ひろこちゃんとは小3の時に同じクラスになり知り合った。昭和59年80年代の独特な空気感があった。

ひろこちゃんはストレートショートヘアでいつもどこかがぴょこんと寝癖で髪がはねていて、アレルギー皮膚炎なのか、目の周りや膝の裏がポツポツと赤かった。

掃除時間雑巾がけをするひろこちゃんの下着が見えた事があった。

茶色く変色していてびっくりした。いつもフッと尿臭がすることがあった。

ひろこちゃんはひとえの、フニャッとした顔立ちでふわふわとした性格だった、どこかいつも泣きそうな表情をしていた。性格が暗いというのではなく…どこかいつも「困ったなぁ」という感じの雰囲気だった。

ある日ひろこちゃんと放課後遊ぶことになった。ひろこちゃんが私を自宅に招いてくれるという。ただしお母さんの了解がいるらしい。お母さんの働く美容室に一緒に向かった。お母さんの姿は細部まで覚えている。

当時ダイアナブームだったせいか美容師のお母さんはダイアナ妃と同じ、キレイに両サイドをブローした洗練されたヘアスタイルをしていた。真珠の一粒ピアスベージュニット、チェックの細身のパンツスタイル

長身パンプス自分母親との違い、地味なひろこちゃんとのギャップ。お母さんはお客さんの髪をブローしている。ドライヤーの音でひろこちゃんとの会話は分からないが自宅で遊ぶ事を了解してくれたらしい。

ひろこちゃんの家は古い長屋のようなところだった。木製の引き戸ガラガラ開ける。

初めに目についたのは暗い廊下の両脇に溜まった埃だった。

ひろこちゃんの部屋に入る。砂壁の小さな部屋。ベッドに腰掛けると布団が湿気でじっとりと重かった。

ひろこちゃんは当時流行っていたファンシーしおりを一枚くれた。

「海の王 シャチ みんな楽しそう」

シャチの群れを眺める女の子のしおり。

何故か台所に移動する。途中、模様ガラス引き戸の向こうから男性のグォーグォーというイビキが聞こえる。豆電球の灯り。お父さんは夜勤で昼間は寝ているらしい。

突き当たりにお兄ちゃんの部屋、というかスペースがある。物が溢れて窓を塞いでいる。当時の少年が夢中だったプラモデルがひしめいている。

暗い、日の差さな台所食堂から引き戸が全開になっているお風呂場が丸見えになっている。風呂場が長い間使われていないことが何となくわかる。タイルが干からびていてどこから舞い込んだのかカラカラ落ち葉が洗い場に落ちていた…

マンモス小学校だったのでひろこちゃんとはそれきり、同じクラスになることはなかった。6年生で私は転校した。

子供の頃はひろこちゃんの、けして明るいわけでない境遇を何とも思わなかった。

ただ、そうなんだ、と。それだけだった。

何故かあの陰鬱とも言える家庭の環境は逆に私の心を捉えた。

からこそ細部まで記憶しているのだろう。

ひろこちゃんはどんな人生を歩んだのか?

美しいお母さんは?

あの日は何月何日だったのか、あの日私とひろこちゃんはどんな夕飯を食べたのか?

ひろこちゃんは私の事を覚えているだろうか?

80年代のあの、独特な空気感も相まって強烈なノスタルジーとなっている子供時代

タイムスリップできるなら、当時を俯瞰で見てみたい。

2022-02-11

とある山奥の政治的日常

そこは山深く、誰の目にも田舎しか見えない場所

当然、市町村という自治体があり、首長と副首長存在します。

あるとき、その「副」首長議会によりクビになりました

 

首長および議会議員住民投票制。

首長首長任意推薦ですので選挙不要です。

 

この副首長、気の弱い首長傀儡として当選させ

自分を半強制的指名させるというパワープレイで副首長の座を手に入れていました。

人によって買収、脅し、などの工作を繰り返すのです。

その手腕がかなり強引で住民に好かれているほうではなく

周辺からの苦情等で、現在任期切れで解任されたというのが大きな流れです。

 

例えば自分傀儡たる村長当選に向けての工作

まず4年に1度、選挙権を得られる期日に合わせて

ぱらぱらとその自治体転入けが出されます

そして選挙後にまた、ぱらぱらと転出されていく。

人口社会流入流出グラフにするとわかりやすかったです。

多分そういうことです。

 

また、山奥ですので当然お年寄りが大変多く、民生委員生活サポートをしています

首長からそれら民生委員圧力がかかります

首長投票するよう、お世話をしている方に働きかけなさい」と。

さな集落人情地域

いつもお世話をしてくれる方の頼みで私の一票くらいならと、高齢者票が流れます

痴ほうを発症された方に「ここに○○さんって書くんですよ」というかなり強引なお誘いもあります

あくまで「記入した」のはそのお年寄りだということらしいのですが、村長名前を指さすのはあからさまですよね。

(一応確認すると「ここにある名前から投票する人を書いてね」という趣旨で指差ししてる」という建前)

 

周辺住民対立候補も当然その動きを知っていますが、余計なことを言うなと懲役上がりの人間を使った脅迫にあった、などという発言があったこから、身の危険を感じてあまり強く詰め寄ることができませんでした。

 

最後はとうとう、その強引さが裏工作では済まなくなり、ガッツリ我慢ラインを飛び越えてしまったようです。

住民の多くが新しい副首長にと推薦した人間内定が出た翌日、首長の自宅に現副首長が押しかけ、その日のうちに副首長の任命書まで出してしまったのです。

「周りがどう言おうと、すでに書類上は私が副首長だ」と。

さすがにこれはダメだと自治体議会で任命を否決され、あえなくクビに。

この後、首長もその座を降りることになるとかならないとか、そんな話までちらほら。

後ろ盾を失った傀儡ですから、力あるリーダーと交代してもらえれば良いですね。

 

さて、チラシの裏も終わり。

今日落ち葉を集めてイモでも焼きましょうか。

2022-01-30

とある山奥の政治的日常

そこは山深く、誰の目にも田舎しか見えない場所

当然、市町村という自治体があり、首長と副首長存在します。

あるとき、その副首長議会によりクビになりました

 

首長および議会議員住民投票制。

首長首長任意推薦で無選挙です。

 

この副首長、気の弱い首長傀儡として当選させ

自分を半強制的指名させるというパワープレイで副首長の座を手に入れていました。

人によって買収、脅し、工作を繰り返すのです。

その手腕が強引で周辺の住民に好かれているほうではなく

周辺住民からの苦情等で、現在任期切れで解任されたというわけです。

 

例えば、まず4年に1度、選挙権を得られる期日に合わせて

ぱらぱらとその自治体転入けが出されます

そして選挙後にまた、ぱらぱらと転出されていく。

多分そういうことです。

 

また、山奥ですので当然お年寄りが大変多く、民生委員生活サポートをしています

首長から民生委員圧力がかかります

首長投票するよう、お世話をしている方に働きかけなさい」と。

さな集落人情地域

いつもお世話をしてくれる方の頼みで私の一票くらいならと、高齢者票が流れます

痴ほうを発症された方には「ここに○○さんって書くんですよ」というかなり強引なお誘いもあります

 

周辺住民対立候補も当然その動きを知っていますが、余計なことを言うなと懲役上がりの人間を使った脅迫にあった、という人間いたこから、身の危険を感じてあまり強く詰め寄ることができませんでした。

 

今回、その強引さが裏工作では済まなくなり、ガッツリと表に出てしまいました。

住民の多くが新しい副首長にと推薦した人間内定が出た翌日、首長の自宅に副首長が押しかけ、その日のうちに副首長の任命書まで出してしまったというのです。

さすがにこれはダメだと、自治体議会で任命を否決され、あえなくクビに。

この後、首長もその座を降りることになるとかならないとか、そんな話までちらほら。

 

さて、今日落ち葉を集めてイモでも焼きましょうか。

2021-12-12

ゴミ捨てに金かかる地方話題になってるけど

へー、と思ったけどよく考えたら庭木の剪定とかして大量に枝や落ち葉ゴミ出た時どうするん?

うちは毎年ゴミ袋50袋ぐらいを分けてちまちま出してるけど、金かかるとなると別の方法あるん

2021-12-03

anond:20211203101255

掃除機は家で使うんやから箒の使い方覚えた方がよくないか

外の落ち葉掃除とかはまだまだ箒と塵取り現役やん

2021-11-24

枯れ枝や落ち葉を美味しく食べられたら嬉しいな

わしゃ芋虫(笑)

2021-11-23

続・家を建てて知ったこ

anond:20211122102416

なんか気が付いたらやたら伸びてたのでいろいろ追加してみる。

みんな家建てたいのかな。コロナとかで。

ちなみにサッシや換気とかで気密・断熱のことを持ち出すとほぼ確実に「熱貫流率がどうのこうの」「UA値がどうのこうの」と言ってくる人がいるんだが

ただのスペック厨なので相手にする必要は無い。

実際に必要スペックなのかというのと、デザイン性とか耐火性・防犯性とかいろんな要素があるので

設計士としっかり話をした上で各自が決めれば良い。

人の家のスペック文句言う人って、メモリ8GBで十分と言ってるのに16GB必要って絡んでくる人と一緒です。

耐震性能だけはマジで重要視した方が良い

スペック厨とか言って煽っておいたが耐震性能だけはスペック重視が良い。

耐震性能には耐震等級っていう基準があって耐震等級3であれば震度7の1.5倍の地震に耐えられるという指標になる。

これで十分だろうと思っていたが調べるとこの基準が非常に怪しいことが分かった。

いろんな人に話を聞いてみても「耐震等級3は当たり前」というのが業界では常識の様子。

しろ耐震等級3も取れないような家は相当ヤバいので絶対に買わない方がいい。

他の指標だとメーカーは実大実験といって実際に家を建てて揺らして耐えられるかどうかテストしているんだけど

これも怪しくて、こういう実験で建てられる家って普通間取りじゃ無くて耐震性能に振り切った家なのであてにならない。

そもそも家って同じものはほぼ無くて土地も違うし間取りも違う。

なので仕様規定とか性能規定かいろいろあるんだが、結局のところは実績しかない。

東日本大震災熊本地震大阪北部地震で全壊・半壊を「一件も出してない」と公言しているメーカーしか信用できないと思った方がいい。

何も公言してないメーカーは、まぁそういうことです。

設計士には否定してもらう

設計士との打ち合わせでは最初に「必要無いと思うところは正直に必要無いと伝えて欲しい」と言っておく。

こちらは初めての家なのでテンション上がってあれもこれもとお願いしがちだが

全然要らない、むしろ無い方が良いもの結構あるので、そこはしっかり否定して貰った方が良い。

自分の話をすると、カタログで見た飾り天井天井が床と同じ材質だったり梁がが見えてるやつ)がオシャレだったのでやって欲しいとお願いしたけど

「この家には合わない」

とバッサリ言って貰った。

当時は不満だったけど、実際に住んでみて確かに要らんな、と気付いた。

そういうのが結構あるので、要望は出せるだけ出しておいて、きっぱり否定してもらうのが良い。

相手は年に何軒も建ててるプロなので意見をしっかり聞いた方が良い。

2階に洗濯機を置くと揺れる

最近は2階に水回りを持って行くことが多く、風呂洗濯機を2階にしているんだが

洗濯機を置く位置によっては家が共振現象で揺れるので注意した方が良い。

特にあんまり家の端っこに置くと2階でも震度2ぐらいで揺れる。

いろいろ調べたがこれは地震に強いとか木造・鉄骨とかは関係ないようなので洗濯機位置は注意。

外構にはできるだけこだわる

外の駐車場とか庭とかフェンスとか表札とかの外構は出来るだけ金をかけてこだわった方がいい。

近所に外構全然やってない家があるんだがみすぼらしい。新築なのに。

せめて駐車場の土間コンぐらいやればいいのに。1年も放置されてる。

木を植えても管理が面倒とか落ち葉が面倒とか雑草が面倒とか、ちゃん相談すればいい木を植えてくれる。

ある程度植物があるだけで建物が凄く立派に見えるし満足度が高い。

草むしり自分の家だと思えばそんなに苦じゃ無い。まぁこれは人によるが。

完璧ものが出来るとは思わない

よく家は3回建てないと理想型にならないとか言うけれど

家を建てたら絶対に不満なところが出てくる。

完璧だと思って引っ越した先だけどしばらく暮らすと不満が出るのと同じ。

家なんて設計図だとさっぱり分からないし実感もわかないから出来上がって初めて分かる。

嬉しい誤算もあれば不満もあるものなので、それぐらいは許容できるように構えておいた方が良い。

コンセント位置なんて滅茶苦茶考え抜いて妄想して付けたはずなのに結局使わないコンセントとか足りない場所とか出てくる。

住んでから決める、後から買い足す、みたいな考えで家を建てる方が上手くいくと思う。

誰しも最初から自分に合った最高の生活スタイルなんて分からないので、暮らしながら見つけていくのが良い。

2021-11-09

anond:20210706172941

レシピ以外のパクリ列挙】改訂版自己表現の基盤バックボーンが『パクリ』で大口叩くなど窃盗詐欺的要素があるのでアウト)

シイマイ」「浮雲スープ」「飲むピザ」「エアーズロックカレー」「肉のドレッシング」「猛暑めし」「麻薬○○」「合法○○」「無期懲役○○」「虚無○○」「秒殺○○」「キュア○○」「倍ボール」「アル中マシンマシーン)」「酒飲み専用ポテサラ」「超速ハイボール」「黄金色麦茶アルコール)」「極悪おつまみ」「無双おつまみ」「スマニラ」「次世代肉じゃが」「汗かいナス」「酒場探求記」「味変四天王」「エンドレストマト」「無心きゅうり」「無限ビール案件」「神のコク」

「いい出汁。夢気分」「釜ごと抱えて」「デブブレイカー」「本気の弱火」「ニラ玉屋」「必殺ズボラ飯」「ニンニクセラピー」「美味しさの最短距離」「おいでよ酒クズの森」「軽率に試してほしい」「茶色いのは正義」「ホップステップ飲酒

ギャンギャン混ぜる」「ギョンギョン進む」「ボコボコ飲む」「ご飯が飲める」「飲酒スポーツ」「春、真っ逆さま」「夏モッコリ」「もっ盛り」「リュウ研究家リョウリです」

「リューピー○○分クッキング」「ニンのニク」「玉のネギ」「乱の切り」「うんとでいの差」「オイのスターソース」「60のcc」「ギューのニュー」「片の栗粉」「セーラーアルコール」「月に代わって(変わって)がぶ(ガブ)飲みよ」

「もってつけ」「酒見酒」「ニンニク貴公子」「茄子錬金術師」「春巻きの鉄人」「ウマミスト」「アウトローホテルマン」「料理界の黒船」「料理界のドラえもん」「キュアハイボール」「キュアジャンキー」「パリパリパリス・ヒルトン」「ホクホク北斗晶

妖怪まな板舐め」「旨味の爆弾」「肉汁爆弾」「禁断を超えた(越えた)禁断」「音量を0にして見てください」「味の素先輩」「炊飯器先生」「レンジ先生」「ハイボール先生」「酒粕先生

ニンニクはすべてを解決する」「マヨネーズはすべてを解決する」「ニンニク香水」「ゴボウハーブ」「私立アル中学園」「背徳感がつまみ」「誰も不幸にならない偽善」「香り イズ ビューティフル」

キョン回」「ポインチュ」「ギッサリ」「さっこさこ」「さっくほく」「スパニカル」「ヘルティ」「へるぴー」「久しばり」「酔っさらい」「ベーケン」「ケチャッポ」「チャーパン」「ドレッティング」「セブンイレバン」「ブラックペッピー」「あただきやす」「ばんじゃい編」「汁汁満ちる」「どうも生ゴミです」「どうも穀潰しです」「どうも、この世の終わりです」

「自信ありまし」「1.8倍美味しく」「想像の50000倍」「質問が2億回」「100億兆(点)あげたい」

「どちゃどちゃうまい」「マジョマジョ美味い」「もっこもこ(もこもこ)ウマい(美味い)」「ゴリラ美味い」「冗談みたいに美味い」「燃え尽きるほど旨い」「もちょもちょうまい」「ズンドコ飲めます」「美味しさでぶん殴ってくる」「脳を揺さぶる旨さ(美味しさ)」「肉の時代は終わった」「もう二度とやる」「旨味がビッグバン」「水を得た魚ならぬ酒を得た○○」

柴犬色」「チャウチャウ色」「ゴールデンレトリバー色」「全人類に作って欲しい」「生きてるだけで褒められてえ」「落ち葉にかけてもウマい」

いちご味といちごくらい違う」(「イチゴイチゴ味くらい違う」)「あんぱんと牛乳くらい合う」(「牛乳あんぱんくらい合います」)「ジェネリックもこみち」「ジェネリック川越」「ケン・コウコツ」「バツなし子なし甲斐性なし」「お試しくたまさい」

2021-10-11

anond:20211011195814

増田だけど自分ニート経験者でニートしかった

まあ働いていて良かったこともそれなりにあるけどね

リタイアした世代シニアライフエンジョイ爺と濡れ落ち葉爺に分かれるし

暇つぶし一種の才能かと

2021-10-08

散歩

1歳の娘にせがまれベビーカーに乗せて毎日何度も近所を散歩している

「おそといく」「べびかーのる」とにかくベビーカーに乗りたがる

砂利道をガタガタベビーカーで行き来するのが結構大変で運動になる

かえるちゃんみにいく」庭にたくさんいるカエルを探す

娘はカエルさわれないので、自分が捕まえて手のひらに乗せて見せてやる

カエルのお尻を「おい!」と言いながら押すとぴょんと飛ぶので喜ぶ

次に花壇に植えた野イチゴを食べる

今の時期1日に3〜5個ほど食べることができる

ほのかな甘みと酸味で美味しいが本物のイチゴと比べれば薄味

取れば取っただけ食べる

次にタンポポを探す 黄色タンポポの花を摘んで両手に持たせると喜んでいたが

最近飽きてきてすぐポイする

白い綿毛の花を取ってフーッとやると喜ぶ 綿毛が顔についてペッペッとやると大笑いする

次に庭に設置したハンモックを見に行く

ハンモックに堆積した落ち葉を落とす

娘はベビーカーに乗るのは好きだがハンモックには乗らない

何度か乗せて揺らしてやったが怖かったらしく「ハンモック乗る?」と聞くと不機嫌になる

ついでに森を散策してイバラを抜く

次に落ちているくるみの実を集め、皮をむいて切り株の上に乗せる

すでに50個ぐらい集まった 冬になるとリスさんがくるみを食べに来るはずなので楽しみ

ここまでが第一段階 子供は一度楽しかたことを何度も繰り返したがる

毎日このルーティーンを繰り返す

ここで「おうち入る」と言い出せばいったん終了だが8割方道路の方を指差して「いく」というので

散歩道へ ルートは二つ 丁字路を右に進むか左に進むか

右に行くと鬱蒼とした森の木立を抜けどんぐりを拾い、道に転がして遊ぶ

広いお金持ちの家のきれいな花壇と田んぼを見る やはり女の子は花が好きだ

その先に湖があり、犬を飼っている家を見に行くと犬が吠えるので怖くなって「おうちかえる

左に行くといつも野菜果物をくれるおじいさんの家がありきれいに整備された庭や畑がある

キンモクセイが咲いていて信じられないほどいい香り

奥に行くと誰も拾わない栗の木があり、道に落ちているイガグリを開いて取り出すと8割方虫に食われている

残った2割を持って帰ると栗ご飯二回分ぐらいにはなる

イガグリの棘が指に刺さるので大げさにリアクションすると「ぱぱいたい?」と何度も聞く

これを1日に二〜三回、ここ数ヶ月毎日やっている

童話絵本の中の世界に生きているようだ

こんな暮らしはあと1年もすれば子供は突然飽き、二度と戻ってこないことを知っている

そして数年も経てばいつまでも色褪せない輝かしい思い出になるのだろう

2021-10-01

雪花ラミィ尾丸ポルカ獅白ぼたんが清掃員をヘイトして一年になる

20年やって清掃員(爆笑)」

「パパ何やってるのって言われて清掃してる、清掃員って(笑)

「ねーやだね(笑)20年もお仕事しててパパ何やってたの?」

「清掃員だよ……掃除とか、頑張ったよ……」「あっ……」

子供も察するレベルやばい

 一年が過ぎてもあの、人を見下した笑い声が耳から離れないでいる。職場について、制服を着込んでからはずっと聞こえている。早く脱ぎたくて仕方がない。なんの必要があって植えたのかわからない木の落ち葉を掃き掃除する時もそれは聞こえてくるし、決まりきったコースぼんやりしながら掃除機をかけている時も聞こえてくる。

 綺麗と汚いの違いがよくわからないでいるので、トイレ掃除だとか床のモップ掛けはそれよりももっと嫌だ。汚いと罵る上司が見本として便器を磨いてみせても、磨いた前と後の違いが全くわからない。洗ったはずの制服が汚いと言われるのも違いがわからないし、だいたいこの上司は俺が隠れてサボっているのではないかといつも疑っている。節電のために電気を半分消していると、スマホを見ているのを見つからないように消しているんだろうと、指示した当人が言ってくる。そんな上司当人よりも、ろくな教育も受けさせずにバイト同然の契約社員を無理やり管理職にした中小企業の方が嫌になる。サービス残業させようとしてくる上司を躱して帰ろうとすると、お前はいつも逃げるように帰ると罵られる。俺が逃げているのはあの声からだ。たとえ寝る間際になって、急にあの声が聞こえてきたとしても、仕事中よりは幾分マシだからだ。

 こんな仕事を9年も続けているが、奴らにとっては9年も20年も変わらないだろう。冷笑され嘲笑される対象は俺だ。俺が最低賃金で働いている間に奴らはあの、俺を嘲笑した笑い声一つで10万円近く軽く稼ぎ出している。あれがそう、というよりもだいたいのレイシストがそういうものだ。ちょっと謝罪して、ほとぼりが冷めるまで火事から遠ざかり、戻ってきたらほいほい稼ぎ出し、一年が過ぎればもう誰も覚えていない。覚えているのは俺くらいだ。いつだってレイシストというのは自分のあざ笑った人間のことをすっかり忘れて、俺の関係のないところで楽しく暮らしているのだ。

 そう。結局彼女達はこの世に沢山いるレイシストの中の1人に過ぎず、たまたま彼女の声が他のレイシストよりもでかかっただけなのだ。あの笑い声が聞こえるのは、そもそも本当に一年前だったのか?俺は気が付かないふりをしていたのだ。俺が清掃をしている様を横目で見ている利用者達や職員の、見下したような目を。あの声を俺は本当のところ9年前からずっとずっと聞いてきたんじゃないか。初めて聞いた時からあの嘲笑は聞き覚えのある声だったじゃないか世間一般的に清掃員という職業が見下されているのだから、その一般的見解として奴らは清掃員のことをヘイトしていたに過ぎない。

 エッセンシャルワーカーに感謝をみたいな運動を見た時、俺はNYアジア人差別反対運動を思い出した。差別されているから急に感謝を。なんて言い出すのだ。医者感謝を、運送業感謝をとか言いながら、ドアを開けた途端消毒スプレーかけてきたりするような話などを聞いたりしても、関係ないのに俺がやられてるように思ったりした。俺なんぞに共感されても運送業アジア人もいい迷惑だろうけど。だから行人ありがとうとかお疲れ様とか言われても、つまりそれは自分が上の立場人間だと思って、見下しているから出る言葉なんだろうななどと思ったりする。こんなことを言うと被害妄想だと思われるかもしれないが、どういう人間を見ても清掃員を本当は見下しているんだろうなという風にしか思えなくなってしまった。実際一回年寄がなんか君達のような若い底辺の人々が頑張ってこそこの国は云々とかなんとか話しかけてきたことがあったし。全く悪気もないような風でそんなこと言うんだもんな。

 こんな風に思うのは何より俺自身がこの仕事を、自分自身の行っている仕事を見下しているからだ。こんなゴミ箱ゴミを集めて掃除機をかけてなんて小学生でもできるような仕事をして金をもらっている。俺1人がやるより本当はあの働いている沢山の職員10分かそこら手を動かせば終わってしまう、必要のない仕事だ。本来は俺に配っている予算なんぞ削減して自分達でやればいいのだ。そんなに自分の手が汚れるのが嫌なんだろうか。実際のところ俺はお前らのこと皆汚いと思っているけど。毎日捨てられる紙ゴミプラごみ生ゴミ腐った食い物ゴミ箱に貼りついて離れないテープ人間の体から出てくる糞手垢脂髪の毛、あらゆる汚らしいものを拾い集めていれば、同じように人間は汚いのだということがわかる。この職についている人間ならばそんなことは一番はじめにわかることだ。

 元々俺自身が俺の仕事と、そんな仕事についている俺自身を見下しているから、周りの人間が同じように俺を見下しているように見えるし、実際に見下している人間が現れることで答え合わせが済んでしまったような形になってしまったのだ。もう俺には周りの人間が全員雪花ラミィに見えるし、尾丸ポルカに見えるし、獅白ぼたんに見える。こういうとただの被害妄想だという風に他人は言うだろうけど、しかレイシストとそうでない人間の見分けなんてつくのか?僕は見下していませんとか言われても、それをどう証明しろっていうんだ?

 だけど俺にはそうやって周りの人間を憎んだところで何もできやしない。もしも俺が自分を見下した奴らにテロしてやろうと、マスクもせずに街に繰り出しコロナをもらったとしても、仕事場に出れば透明の手袋マスクを付けさせられ、職域接種により耐性をつけた職員達にはウイルスが届くことなく、俺だけが誰もいない部屋で死ぬことになるだろう。感染対策で守られているのは俺ではなくあいつらなのだ

 できることは精々増田駄文を書き連ねて、世の中に忘れるな忘れるなと囁き続けることだけだ。世の中に雪花ラミィ、尾丸ポルカ、獅白ぼたんという名前を見た時に、こいつは10月2日に清掃員をヘイトしたVtuberだなと認知させることくらいだ。後はこの文章を世の中に存在する無数の雪花ラミィ、尾丸ポルカ、獅白ぼたん達に送りつけて、俺が増田であり匿名でありAnonymousである限り、俺はお前達の近くにいるぞ。お前達を憎んでいるぞと伝えることで、ほんのわずかに不愉快気持ちにさせることくらいのことしかできない。10月2日、明日はお前達が俺をヘイトした一周年だ。

 俺はいるぞ。お前達の使っているあらゆる建設物の中に俺はいるぞ。お前達を憎んでいるぞ。磨かれた床を見るたびに思い出せ。ゴミ箱を見るたびに思い出せ。お前が忘れても、俺だけはお前のことを忘れはしないぞ。

2021-07-16

anond:20210716104600

樹木は要らんけど芝生を敷けばいいんやで

落ち葉や虫や枝木の手入れが出来んなら植えなくていい

2021-06-27

anond:20210627030229

読者なんか意識しなきゃいいじゃん 

文章自体は読みやすくはないけどこの長文めっちゃ好き

だけど最後まで読んだ。大事なのは中身

 

ライフをクビになった理由 | 光の魔術師ジョー・マクナリーの極意 | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO

http://shuffle.genkosha.com/technique/joe_mcnally/8324.html

 

 この寓話真意は何でしょうか? 何の仕事をしていようと、それがライフだろうと、タイムだろうと、イーストブランブルブルックデイリー・アストニッシャーだろうと、個人的ブログ、あるいは、フェイスブック自分のページだろうと、あなた自分のために働いているのだということを忘れないでください。ただカメラを手に持っただけで誰かが自分を引き立ててくれるなんてことはありえません。安心感を得ることも自己満足できることも絶対ないでしょう。もし自尊心や自負心、あるいは撮影者としての達成感が、あなた作品に対する他人の態度で決まるのだったら、惨めな思いをしますよ。誰も、もちろんどの出版物も、あなた作品あなたほど大切に扱ってくれるわけがないのですから。もし編集者あなた世界一フォトグラファーだと考えて、賞賛と高給の仕事ファーストクラスチケットを惜しみなく与えてくれたとしたら、その編集者は間違いなくクビになるでしょう。

写真家として、どれだけすばらしいことが起きても、このことを覚えておいてください。それは必ず、そのうち消えるか弱まるか悪化するかしなびて飛ばされてしまます

  

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あるとき幸運に恵まれ仕事大成功を収めたら、いい気分がしますよね。たぶん、くらくらするくらいに。でも忘れてください。明日仕事は気の荒い犬のようにあなたに襲い掛かり、あっという間にあなたの気分をずたずたにするはずですから

 

コンテスト入賞したら、礼儀正しく、関係者全員に感謝してください。特に編集者雑誌に。たとえ、何もしてくれなかったとしても、それどころか、いたるところでありとあらゆる妨害をされたとしてもです。賞を取ると、心の中に温かくふわふわした感情が生まれますが、それも忘れましょう。明日になれば地下鉄に乗るのにやっぱり2ドル25セントかかるのですから

 

雇い主が授賞式にやってきて、あなたの手を両手で掴み息を弾ませて「君の作品、最高だよ!」と大声で言うかもしれません。でも彼は同時にあなたをじろじろ見てこんなことを思っています。「何でこんなに金がかかるんだろう。今では無料いくらでも写真が手に入るのに、なぜ金を払わなくてはいけないんだ?」それでも、そんな彼に微笑みを返して、その人が少しの間だけ財政責任感覚を失い、あなたがどうしてもしたかたことのためにわずかでも予算を回してくれたことに感謝しましょう。あなたが強い情熱と明晰さを持って実行したことで、大勢の人に大きな影響を与える写真ができたのですから

 

また、誰も彼もがあなたの功績を横取りしようとするでしょう。放っておきましょう。

 

中身が乏しい有名誌とそれを取り仕切る多国籍企業世界では、次の年の契約は今年より悪くなることを覚悟しておきましょう。最悪の場合は、あなたの代わりに誰かを雇い入れて、それが「君にとっていいこと」である理由を、何やかんやと説明するでしょう。「君にとっていいこと」という言葉は「君はおしまいだ」と同じ意味です。

  

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荒れ狂う波の中、重たい衣服を着けて歩こうとしているような気分になる日々がきっとありますあなたボーリングのピンでもあるかのように打ちつける波に、あなたは機敏には動けず、5歩進んで4歩下がるような闘いです。歩いている泥は、固まる寸前のコンクリートのようです。焦点のよく合わない(この日だけ)目の高さまで持ち上げたカメラさえ、いつもより重く感じられます

 

そういう日があるのです。落ち着いてやり過ごし、やりたいことに対する愛情がつぶされないようにしてください。すばらしい芸術を生み出すことができない、どの写真も、時の回廊に永遠にこだまする真実メッセージを叫ばない、そういう日があることを覚えておいてください。それでも生き残ろうともがきながら、あなたカメラを手にします。写真を撮ってください。それが職人らしい仕事だろうと、完全に二流の仕事だろうとかまいません。それによって、a)収入が得られ、b)次の日も戦えるのです。

 

請求書の支払いができない日もあるでしょう。カメラを見つめて、これがATMか、誰かもっと分別のある人の株式明細書だったらいいのにと必死に願うかもしれません。信念を持ちましょう。仕事に戻るのです。自分のためにでもいいから、撮り続けてください。いえ、特に自分のために撮ってください。撮った写真をあちこちに送って、あなたがまだ頑張っていることを知らせましょう。あきらめてはダメです。

 

毎日を精力的に過ごしましょう。状況は変化するものですが、普通孤立した写真家にとって、いい方には変化しません。今日あなたが唱えている不平は、2、3の角を曲がった後では、優しい気持ちで思い出せるはずです。「Evil Media Empire通信社からもらっていた仕事のこと、覚えてる? 50ドルですべての権利を取り上げられて、俺たちはガソリンから駐車代から全部払わなくちゃならなかったよな。やつらは俺たちの機材をタダで使ってたのにな。あのろくでなしを覚えてるか?」

 

我々は恵まれているのだということを思い出してください。我々は世界を駆け回り、浄化されていない自然空気を吸っています。そして、パソコンの画面にとめどなく表示される数字報告書凝視する必要がありません。ほとんどのビジネスやその類が成功するのは、ある程度、それが予測可能だったり、何かに類似していたりすることが理由です。彼らが知りたいことは、市場の動向です。対照的に、我々は綱渡りロープの上で、可能性がかなり低いほんの一瞬の成功のために生きています。そして実は、運、タイミング、注目が揃う、その魔法のような瞬間が再現されないことを願っているのです。

 

我々はこれから何が起きようとしているのかについてはわかりません。もしわかったとしてもほとんどの場合、見逃します。あるいは、我々が待っていると思うことは実際は起きません。額をぴしゃりとたたきたくなるようなフラストレーションの入り混じった不安です。我々が株か債権だったら、間違いなくクズ評価されるでしょう。この株はい選択じゃないね。やめた方がいい。

 

しかしこれは見事な諸刃の剣なのです。あなた希望毎日ずたずたに切り刻んでいた何かがある日、たまにですが、望んでいた仕事提案してくることがあるのです。それは心臓蘇生電気ショックを施すようなものです。生き帰った! あなたは蘇りました。嫌なことも失敗した作品も、すべて秋の雨の日の落ち葉のように流されていきました。

 

カメラはもう、謎の数字ダイヤル部品が詰まった重い箱ではなくなりますあなたの頭とハートに直結して、それに呼応して働いてくれますレンズを通して不安しか見えないときが何度もありましたが、今は明瞭に、適格に、確固たる目的を持って見ることができます

 

こうした瞬間は、ときどきしかないことを理解してください。このときを大切にすることです。すべての嫌なことを価値のあるものに変えてくれるからです。何よりも最高のものに。

 

2021-06-22

恋庭攻略/アプリ出会おう!(Koiniwa)

バンク・オブ・イノベーションBOI)<東証マザーズ:4393>の連結子会社バンク・オブ・インキュベーションの「恋庭(Koiniwa) 」について

Android/iOS対応スマホ向け「農園ゲーム」+「マッチング要素」アリ、というゲームアプリ

https://koiniwa.jp/

異性と出会えんの?

実際、「インターネット異性紹介事業届出済」の記載があるのでマッチングアプリではありますが、

顔写真等が無い「アバターでのやりとり」なのでマッチングはするけれど積極的出会いに発展する可能性は微妙という感じですね。

出会えるけど、自撮写メ交換したがらない巨女豚オークとか多めなのではなかろうか。

 ※筆者談。

Tinderタップル、ペアーズ、Omiai、Withといった「マッチングアプリ」的な出会いを期待して始めるのはやめた方が良いでしょう。

手間暇掛かりますし、農園ゲームの方を楽しめる方であれば長続きしそうですね。

チャットのやりとり制限とかはどうなの?

女子中学生」「不倫」といったキーワードチャットができないことを確認したが、メールアドレスLINEInstagramTwitterといったSNSID自由にやりとり可能

※「自殺」とか過激キーワードNG対象ではないか検証したが普通にチャット送信できてしまった。

年齢認証しないとチャットのやり取りが「モザイク表示」になるが、リアルフレンドでの近距離「ふるふる」通信でフレンドになった場合モザイク制限が無くなる。

アバターオブジェが映えるものもあるため、女性友達同士で始める層も居そうである

課金とかはどうなの?

課金にはランクがあり、VIP*のようなクラスけがされ、以下のような感じ。今のところ差別化アイテム取得や特典があるか程度。

ログインボーナス増加もあるので課金するならするで、早めにやっておくと進めやすタイプ

VIP1:30個

VIP2:150個

VIP3:300個

GP(GardenPoint)、LGP(LoveGardenPoint)にランキング制があるが、グループけがされていて一定期間で区切られている模様。

グループ内での上位ランカーを目指すことは十分可能かと思慮します。

自分の庭

 ※大体1か月(30日)で「12.ひまわり畑と船のエリア(~庭進行度183)」までクリア可能

自分の庭 クエスト

1.畑小屋エリア(庭進行度0~4) ※チュートリアル

 ・小さなキャベツを収穫しよう

 ・図鑑ボーナスを獲得しよう

 ・ふつうリンゴを収穫しよう

 ・小さなキャベツを40個収穫しよう

 ・作物を売却しよう

 ・次のエリアオープンしよう

2.お店のエリア(庭進行度5~11)

 ・ふつうホウレンソウを40個収穫しよう

 ・はじまりの畑小屋レベルを2にしよう

 ・ショップオープンしよう

 ・ふつうラディッシュを40個収穫しよう

 ・くしゃくしゃのホウレンソウを5個収穫しよう ※ちぢれんソウ

 ・GP3300を達成しよう

 ・1000コイン分売却しよう

 ・はじまりの畑小屋レベル3にしよう

 ・次のエリアオープンしよう

3.水辺の空き地エリア(庭進行度1223)

 ・ふつうラディッシュを40個収穫しよう

  ・小さなキャベツを80個収穫しよう

   ・ふつうエリンギを40個収穫しよう

    ・ちぢれんソウを20個収穫しよう

     ・ふつうリンゴを40個収穫しよう

 ・はじまりの畑小屋レベル4にしよう

  ・ふくすけショップレベルを4にしよう

   ・はじまりの畑小屋レベル6にしよう

    ・ふくすけショップレベルを5にしよう

 ・GP4000を達成しよう

  ・GP6500を達成しよう

   ・GP7500を達成しよう

 ・5000コイン分売却しよう

 ・プロフィールを3個以上埋めよう(変更しよう)

 ・次のエリアオープンしよう

4.石の守り神のエリア(庭進行度24~38) ※目安Lv9~16

 ・ふつうアスパラガスを80個収穫しよう

  ・ふつうニンジンを80個収穫しよう

   ・ふつうブドウを80個収穫しよう

    ・ふつうエノキを80個収穫しよう

     ・威嚇効果のあるエリンギを5個収穫しよう ※エリマキンギ(GP9600)

 ・10000コイン分売却しよう

 ・はじまりの畑小屋レベルを8にしよう

  ・ふくすけショップレベルを8にしよう

 ・次のエリアオープンしよう

5.小さな風車エリア(庭進行度39~54)

 ・ふつうシメジ120個収穫しよう

  ・ふつうガーリック120個収穫しよう

   ・ふつうキャベツ120個収穫しよう

    ・ふつうパイナップル12個収穫しよう

 ・とても重いニンジンを5個収穫しよう

 ・色々なリンゴ120個収穫しよう

  ・とても長いアスパラガスを5個収穫しよう

   ・色々なホウレンソウ120個収穫しよう

    ・辛党のためのラディッシュを5個収穫しよう

     ・色々なエノキ120個収穫しよう

      ・よく跳ねるラディッシュを5個収穫しよう ピンポンラディッシュ(GP8000以上)

 ・品質B以上のふつうラディッシュを収穫しよう

  ・品質B以上のふつうエリンギを収穫しよう

   ・品質B以上のふつうリンゴを収穫しよう

    ・品質B以上のふつうニンジンを収穫しよう

     ・品質B以上のふつうアスパラガスを収穫しよう

 ・はじまりの畑小屋レベル20にしよう

  ・ふくすけショップレベルレベル20にしよう

   ・守り神の石像レベル20にしよう

 ・守り神の石像ランクを3にしよう

 -----上記全部クリアしたら

 ・ふつうアスパラガスを80個収穫しよう

  ・ふつうニンジンを80個収穫しよう

   ・ふつうブドウを80個収穫しよう

 ・はじまりの畑小屋レベル10にしよう

  ・ふくすけショップレベル10にしよう

 ・15000コイン分売却しよう

  ・GP10000を達成しよう

   ・20000コイン分売却しよう

    ・GP15000を達成しよう

6.碧玉造りの空き地エリア(庭進行度055~)

 ・ふつうシイタケ120個収穫しよう

  ・ふつうオレンジ120個収穫しよう

   ・ふつうトマト120個収穫しよう

    ・ふつうジャガイモ120個収穫しよう

 ・色々なエリンギ120個収穫しよう

  ・とても痛いアスパラガスを5個収穫しよう

   ・赤みがかったキャベツを5個収穫しよう

 ・はじまりの畑小屋レベルを30にしよう

  ・ふくすけショップレベルを30にしよう

   ・守り神の石像レベルを30にしよう

    ・穏やかな風車レベルを30にしよう

 ・G30000を達成しよう

  ・G35000を達成しよう

 ・30000コイン分売却しよう

7.泉の休憩所エリア

 ・はじまりの畑小屋レベルを35にしよう

  ・ふくすけショップレベルを35にしよう

   ・守り神の石像レベルを35にしよう

    ・穏やかな風車レベルを35にしよう

 ・守り神の石像ランクを5にしよう

 ・GP40000を達成しよう

  ・GP45000を達成しよう

   ・GP50000を達成しよう

 ・ふつうモリーユを150個収穫しよう

 ・色々なリンゴを150個収穫しよう

 ・作物を2000個収穫しよう

11.潮風吹くキャンプエリア

 ・GP240000を達成しよう

  ・GP260000を達成しよう

   ・GP280000を達成しよう

 ・色々なカボチャを300個収穫しよう ※8時間…5畑×10×約6サイクル 8×6=48時間マッハ肥料推奨。

  ・色々なレタスを400個収穫しよう

 ・光り輝くトマトを5個収穫しよう

 ・作物を5000個収穫しよう

自分の庭 お手入れリスト

1.畑小屋エリア(庭進行度0~4) ※チュートリアル

 000.荒れた畑小屋

 001.新しい植木鉢→「はじまりの畑小屋ストーリーオブジェ開放

 002.木の下には…→「畑」開放(3つ=計4つ)

 003.はじめてのガーデニングデコレーション3択

 004.遠くから聞こえる声

2.お店のエリア(庭進行度5~11)

 005.ふくすけ

 006.ふくすけショップ→「ふくすけショップストーリーオブジェ開放

 007.危険割れたレンガ

 008.お店の飾りつけ→デコレーション3択

 009.色とりどりの

 010.集客のための努力

 011.水辺の向こう→エリンギやら。プロフ入力チュートリアル

3.水辺の空き地エリア(庭進行度1223)

 012.壊れた橋

 013.もうひとつ

 014.偉そうなカラス→「空き地」開放。カスタムオブジェを設置可能

  →ピピの贈り物チュートリアルオブジェガチャ祈り神社or街灯)。

 015.床板落とし穴

 016.ロープの柵

 017.ボロボロの木→デコレーション3択

 018.水辺の掃除

 019.きれいな水辺を求めて

 020.割れガラスの噴水

 021.もう一つの噴水も

 022.水しぶき

 023.木々の奥へ →「マッチング機能」開放(アスパラガスニンジンブドウの種)

4.石の守り神のエリア(庭進行度24~38) ※目安Lv9~16

 024.降りる前の一仕事

 025.雑草の大群

 026.雑草の陰には

 027.木こりビギナー

 028.はびこる雑草たち → ファッションコンテスト開放

 029.木こり職人

 030.石像の頭

 031.汚れた顔を洗ってあげよう

 032.怪しいスイッチ →「守り神の石像ストーリーオブジェ開放 ※素材回収可能になります※このオブジェランクは優先して上げる。

 033.ほこりだらけの道

 034.壊れた灯り → 「GPランキング」開放

 035.ほこりだらけの床

 036.木々の灯り

 037.木のモニュメントデコレーション3択

 038.そよ風に連れられて(キャベツガーリックパイナップルシメジ、恋庭キャベツ、恋庭シメジのほうし開放)

5.小さな風車エリア(庭進行度39~54)

 039.降りる前は一仕事グレードアップチュートリアル還元アバターアイテム開放

 040.階段の先には

 041.ぬかるみ道 → 「ビルドチュートリアル

 042.落ち葉掃除

 043.

 044.

 045.建物の正体

 046.風車の扉

 047.新たな開拓→「畑」開放(1つ=計5つ)

 048.風車といえば

 049.素敵な風

 050.風車の周り →「穏やかな風車ストーリーオブジェ開放

 051.彩られた風車デコレーション3択

 052.たくさんの植木

 053.彩りの花々

 054.倒れたモニュメントの方へ→クリアトマトジャガイモオレンジシイタケ、恋庭トマト、恋庭ジャガイモ、恋庭シイタケ開放

6.碧玉造りの空き地エリア(庭進行度055~071)

 055.道をふさぐもの

 056.不気味な枯れ木

 057.泥まみれの石畳

 058.こちらの雑草

 059.あちらの雑草

 060.舗道の掃除

 061.壊れたステージ

 062.モニュメントに棲みつくもの

 063.モニュメントのお引越し

 064.モニュメントの重みで… →「空き地」開放。カスタムオブジェを設置可能

 065.モニュメントの居場所

 066.モニュメントの自立

 067.モニュメントの修理

 068.イケイモニュメントデコレーション3択

 069.素敵な木々

 070.オブジェを照らすものデコレーション3択

 071.不思議な泉へ→クリアカボチャタマネギバナナモリーユ、恋庭タマネギの種開放

7.泉の休憩所エリア(庭進行度072~0)

 072.まずは入り口から

 073.もう一つの段差

 074.割れた橋

 075.散らかった落ち葉

 076.もう一つの

 077.散らかった枝

 078.曇ったガラス

 079.座れないベンチ

 080.ベンチに華を→デコレーション3択

 081.休憩所らしく →「泉の休憩所」ストーリーオブジェ開放、新たな素材。※このオブジェランクは優先して上げる。

 082.ごみだらけの水面

 083.

10.鉄のアトリエエリア(庭進行度~147)

 145.ほっといたからぼさぼさ

 146.大きなモニュメント

 147.ボロボロの車 →エリアクリアブドウエノキ、恋庭ブドウの種「改」)

11.潮風吹くキャンプエリア(庭進行度148~)

 148.崩れた階段

 149.雑草生命力

 150.カラカラタイル

 151.古い絨毯

 152.トラックから肥料

 153.肥料を畑に → 「畑」開放(1つ=計6つ)

 154.リサイクル絨毯

 155.洗車

 156.海を一望

 157.海の生き物

 158.憩いの場→デコレーション3択

 159.憩いの場の中心

 160.

12.ひまわり畑と船のエリア(~庭進行度183)

 

 183.【2021/06/20時点クリア@これ以上クエスト現れない】

恋庭

恋庭 クエストリスト

1.出会いのエリア

 ・2人で恋庭ホウレンソウを50個収穫しよう

  ・【相手】が恋庭ホウレンソウ10個収穫しよう

  ・【自分】が恋庭ホウレンソウ10個収穫しよう

   ・2人で恋庭エリンギを50個収穫しよう

   ・【相手】が恋庭エリンギ10個収穫しよう

   ・【自分】が恋庭エリンギ10個収穫しよう

    ・2人で恋庭リンゴを50個収穫しよう

    ・【相手】が恋庭リンゴ10個収穫しよう

    ・【自分】が恋庭リンゴ10個収穫しよう

     ・2人で恋庭ニンジンを50個収穫しよう

     ・【相手】が恋庭ニンジン10個収穫しよう

     ・【自分】が恋庭ニンジン10個収穫しよう

 ・【自分からメッセージを送ろう

 ・【相手からメッセージを送ろう

  ・累計メッセージ回数5回を達成しよう

   ・累計メッセージ回数10回を達成しよう

 ・次のエリアオープンしよう

2.水辺の鳥小屋エリア(庭進行度19~35)

 ・2人で恋庭ブドウ80個収穫しよう

  ・【自分】が恋庭ホウレンソウ20個収穫しよう

  ・【相手】が恋庭ホウレンソウ20個収穫しよう

   ・2人で恋庭シメジを80個収穫しよう

    ・【自分】が恋庭エリンギ20個収穫しよう

    ・【相手】が恋庭エリンギ20個収穫しよう

     ・2人で恋庭キャベツを80個収穫しよう

     ・【自分】が恋庭キャベツ20個収穫しよう

     ・【相手】が恋庭キャベツ20個収穫しよう

      ・2人で恋庭リンゴを80個収穫しよう

       ・【自分】が恋庭リンゴ20個収穫しよう

       ・【相手】が恋庭リンゴ20個収穫しよう

 ・愛の深まるホウレンソウを5個収穫しよう ラブレンソウ

  ・海で採れることもあるエリンギを5個収穫しよう エギンギ

 ・【自分からメッセージを送ろう

  ・【相手からメッセージを送ろう

   ・【自分からプレゼントを1回贈ろう

   ・【相手からプレゼントを1回贈ろう

 ・日の当たるロッジレベル20にしよう

3.石とレンガの空き地エリア(庭進行度36~XX)

 ・2人で恋庭シイタケ100個収穫しよう

 ・【自分からプレゼントを1回贈ろう

 ・【相手からプレゼントを1回贈ろう

 ・日の当たるロッジレベルを35にしよう

 ・ピピを10発見しよう

 ・2人で作物を1000個収穫しよう

 。。。

4.水とレンガの空き地エリア(庭進行度53~)

 ・2人で恋庭タマネギ100個収穫しよう

 ・【自分からメッセージを5回送ろう

 ・【相手からメッセージを5回送ろう

 ・可愛さに憧れるリンゴを5個収穫しよう パンダップル

 ・【自分】が品質B以上の恋庭ブドウを収穫しよう

 ・日の当たるロッジレベルを40にしよう

  ・

2021-06-06

ティ

中野区中央は狭い敷地に同じような家が同じように建ち、みっしりと並んだ区画が続く。歩いているうちに自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。東京住宅地はそんなものだといえばそうだが、中央と名乗るからには、もうすこし街らしい華やかさがあってもよさそうなものではないか? 中野区中央は、その種のにぎわいとは無縁な場所だった。

べつに好き好んで中央まで歩いて来たわけではない。職場の寺元さんがこの1週間ほど出勤せず、連絡もとれない。社長に渡された住所のメモ住宅地図のコピーを頼りに寺元さんの居所を探し、様子を探るよう、依頼を受けて来た。他に社員は私しかいなかったからそうなったわけだ。

ファート商会という会社私たち職場だった。本社中野にあり、放屁の気体用保存容器を製造販売している。このシリンダー状の容器に放屁を閉じこめておくと、どれほど時間が経っても、栓を開けさえすれば、気体が肛門を通って出てきた瞬間のフレッシュ臭気を嗅ぐことができる。このような器具にどれほどの需要があるものかと、最初私は半信半疑だった。が、細々と着実に注文が入り、会社は今まで生き延びてきた。

中野では誰もがその日を生き延びるのに精一杯だった。いちど中野駅で電車が止まれば、もう中野を出て行くことはできなかったからだ。

もう何年も前の話だ。夕方、私は仕事を終えて秋葉原から総武線に乗り、荻窪アパートへ帰ろうとしていた。電車中野で停まり、ドアが開いた。もともと中野での停車時間は不自然に長かった。新たに乗り込んでくる人はおらず、車内に放置された乗客は、列車が再び動き出すまで忍耐強く黙っているのが常だった。だがその日の停車時間は長すぎた。15分を過ぎた頃から、いらいらと外の様子をうかがったり、ホームへ降りたりする乗客が出はじめた。それでも列車は動く気配がなかった。30分が経過した頃、当駅で列車運行を終了する旨のアナウンスが流れ、乗客は全員が外に出された。それ以来、私たち中野暮らしている。

中野は孤絶している。東京の他の区からも、日本の他の地域から隔離されたままだ。新宿よりも西に向かう列車選択的にブロックするよう、政府からJR東日本命令があったとかいう噂だ。感染症拡散を防ぎ、テレワークの普及を急ぐためらしかった。通勤を控えるようにこれまでさんざん忠告したのだから都心通勤した輩はもう帰宅させなくてもよろしいというわけだ。だが噂は噂で、なぜ中野以西への鉄道運行が突然終了したのか、本当のことを知る人はいない。少なくとも中野はいないと思う。

中野で足止めされたら、人生中野でやり直すしかなかった(生き続けていくのであれば)。テレワークをしていなかった乗客は一瞬で路頭に迷った。中野で住みかを見つけ、仕事を見つけ、生活の糧を得ていくしかなかった。

練馬杉並新宿中野境界には有刺鉄線を張ったバリケードが設置され、高いコンクリート壁の建設が始まっていた。20小銃を抱えた警備隊が昼も夜もバリケードの前を行き来していた。こうした措置に抗議したり、やけを起こしたりして境界突入する人はときどきいたが、その場で「管理」され、戻ってくることはなかった。「管理」されたくなければ、望んで降りたわけでもない中野で生きていく他はなかった。

ファート商会は、中野へ流れ着いた人間で始めた会社だった。偶然に同じ場所居合わせた三人、空き家になっていた蔦だらけの木造家屋を見つけて寝泊まりしていた三人だった。私たちは手持ちの金を出し合って米を炊き、駅前広場で獲った鳩を焼いて共同生活を送った。放屁を保存するシリンダー型容器というアイディアを出したのは、社長の鬼澤さんだった。本人の話では、食品品質検査に使う精密機器会社に勤めていたそうで、その方面知識豊富だった。最初中国から大量に取り寄せたシリンダー小箱に詰め替えて転売していた(中野から移動はできなかったが郵便物は届いた)。仕入元と取引を重ねるうちに、小ロットでも自社ロゴマーク入りの製品を作ってもらえるようになった。

その頃には空き家相続人を名乗る人物から弁護士経由で文書が届いて、私たちは追い出された(急激な人口増加のため中野地価は上がったらしい)。駅近くの雑居ビルたまたま空きがあったのでそこに移り、事務所で共同生活をしながら放屁の保存容器を日本中に送り続けた。事務所とは名ばかりで、中国から届いた段ボール箱が積み重なる室内には洗濯物が下がり、夕食の豚肉を焼くにおいが漂っていた。

三人がそれぞれに部屋を借りて事務所から引越したのは、それからさら一年ほど経ってからだ。そうするだけの資金がようやくできた、そろそろ仕事プライベートを分けたい、当面は中野から出られる見込みがなさそうだ、といった思惑や妥協が交差した結果、私たちはそろって職住同一から職住近接の体制へ移行したのだった。

鬼澤さんに渡された地図コピーを見ても、寺元さんの住みかはさっぱりわからない。どの角を曲がっても同じような家並みばかりで、ときおり家の塀に貼ってある番地表示板だけが現在地を知る手がかりだった。ひと昔前までは、スマートフォン地図アプリを見れば迷わずにいろいろなところへ行けた。中野に閉じこめられてから、その類のアプリはなぜかいっさい起動しなくなった。だから中野住宅地図は貴重品になっていた。

何度も同じ所を行ったり来たりして、ようやく見つけた寺元さんの居宅は、路地の奥にあった。旗竿地というのか、家と家の間を通って行くと不意に現れる隙間がある。そこへはまりこむようにして古アパートが建っていた。鉄柵にかかるプラ板に、かすれた文字で「シャトーひまわり」と書いてある。柵のペンキはささくれ立った指の皮のように、いたるところから剥けて、露出した地金から赤錆が吹き出していた。一階の通路には落ち葉が吹き溜まり、繰り返し人が通った箇所では砕けて粉になっていた。各戸の前に置かれた洗濯機のカバーは、もとは水色だったらしいが、雨と埃をかぶり続けて黒くなっていた。

103号室には表札も呼び鈴もついていない。寺元さんの居所はここらしいが、本当にそうであることを示す手がかりはない。ドアをノックしたら全く無関係他人が出てきて、警戒心に満ちた視線を向けてくるかもしれない。そういう可能性を考えると、ドアをコツコツとやる力が自然に弱々しくなる。返事はない。中に人の気配があるのかどうかも分からない。洗濯機の上にはすりガラスの小窓がついているが、その奥で人影が動く様子もない。小声で名前を呼びながら再びノックしてもやはり返事はなかった。

寺元さんは出かけているのだろうか。あるいは先週あたりに部屋の中で倒れて誰にも気づかれず……不意にそんな想念にとりつかれたが、辺りは埃っぽい臭いがするだけだ。やはり出かけているのだろう。

その場を離れようとして歩き始めた瞬間、背後で音がした。振り返ると、寺元さんがドアの隙間から半分だけ身を乗り出し、こちらを見ていた。禿げ上がった丸顔はいつもより青白く、無精ひげの生えた頬がこけて見えた。「田村さん、なんで……ああ、そうか……まあ、ここじゃなんなので、どうぞ……」

「散らかってるけど」

といいながら寺元さんは私を部屋に招き入れたが、中は私の部屋よりもきれいに片づいていた。ローテーブルの上にはA4サイズポスターみたいなものが散らばっていた。猫の写真の下に黄色い枠が印刷してあり、「さがしています」という文字が見えた。

「先週から急にいなくなっちゃってね、ずっと探してたんだけど……」

猫を飼いはじめたと寺元さんが言ったのは半年ぐらい前だったかランチの時に写真を見せてきたのを覚えている。たしか、ニティンとかい名前だった。額の毛が富士山のような形に、白と黒に分かれている猫だ。

「この近所では、見つからない感じ?」

毎日そこらじゅうの路地に入って見て、電柱ポスターも貼ったんだけどね。今のところ手がかりはなくて……」

寺元さんは俯いたままTVリモコンをいじくり回していた。目の下にできた隈が濃かった。

中野では孤独死が増えているらしい。突然にそれまでの生活人間関係から切り離され、中野に閉じこめられた人々が、生き残りをかけてあがき続け、一息ついたあとに待っていたものは、容赦のない孤絶だったというわけだ。

職場への連絡も忘れ、一週間にわたって捜索を続けていた寺元さんと猫との個人的な結びつきは、どれほどのものだったのだろう。そして突然に去られたと知ったときの衝撃は……いや、仕事を忘れていたのではなくて、猫を探すために休むと言えなかったから、連絡できなかったのかもしれない。猫の存在が、どれほど寺元さんの柔らかいところに入り込んでいたか、誰にも知られたくなかったから、中野ではそれなりに気心が知れているはずの私たちにも、失踪事件とそれがもたらした内面緊急事態について、口を閉ざしていたのではないだろうか……

「鬼澤さんには、寺元さんが体調崩して寝込んでたとか言っておくので、ニティンの捜索、続けてください」

「気遣わせちゃって、ごめん。僕の方からも、後で連絡入れておこうと思うから……」

寺元さんはアルミサッシを静かに開け、冷蔵庫から麦茶を出した。梅雨時の空気で蒸し暑くなり始めた部屋にかすかな風が入ってきた。窓の外に見えるのは隣家の壁ばかりで、申し訳程度についたコンクリート製のバルコニーの下には、古い落ち葉が厚く積もっていた。その隙間に何か、木の根か、古い革製品のような、黒に近い焦げ茶色のものが突き出ている。表面には緑の苔か黴のようなものが吹いて、時折、びくり、びくりと脈動しているように見える。

「寺元さん、そこに、何かいるみたいなんだけど」

「ああ、それ、引っ越してきたときからずっとそこにあって……え、動いてる?」

その「何か」の動きはしだいに大きくなり、周辺の落ち葉がめくれて露出した土には蚯蚓や百足が這っていた。そこに埋まっていた朽木のようなものは、地表面に見えていた一部分よりもはるかに大きかった。それは蛹のように蠕動しながら室内へどたりと入ってきた。麦茶のグラスが倒れ、中身がフローリングの上に広がった。

その「何か」は動き続けるうちに表皮が剥がれて、琥珀色をしたカブトムシの蛹的なものが姿を現した。痙攣的な動きはしだいにゆっくりと、動物らしい所作が読みとれるようなものになってきた。やがて内側から被膜が裂け、現れたのは肌だった。真白なその表面へしだいに赤みが差してきた。寝袋のように床へ残された被膜から、人型をしたものが起きあがる。

それは姉だった。間違いなく姉だった。17歳の夏の夕方高校の帰り道、自転車ごと、農道のどこかで消えた姉。警察が公開捜査に踏み切り、全国の交番写真が貼り出されても、けっして戻ってくることのなかった姉。落ち着いたピンク色のフレンチスリーブワンピースを着て、薔薇色の頬に薄い唇と切れ長の眼が微笑み、当時の面影はそのままに、だが記憶の中の姉よりもはるか大人びた姉が私を見ていた。

「背、伸びたじゃん」

といいながら姉が私の腕に触れた瞬間、思わず涙がこぼれた。

「そうか、田村さんのお姉さんだったのか。だからずっとそこに……」

寺元さんは何か遠く、眩しいものを見るような目で、姉と私を見ていた。

「ニティンくん、きっと戻ってきますよ」

姉は寺元さんに微笑みかけながらも決然と言った。寺元さんは照れくささと寂しさの入り交じったような顔で笑った。が、不意に真顔に戻った。

「待って。聞こえる……ニティン、ニティン!」

というが早いか、寺元さんは部屋から駆けだしていった。

かすかに、猫の鳴き声のような音が聞こえる。涼しい夕方空気が窓から入ってくる。

「もうすぐディオニュソスお祭りだね」

どこか遠いところを見ながら姉が言う。

「もうそんな季節か」

中野ディオニューシアまつりは毎年初夏に行われる。今年もたくさんの供物を捧げた行列が、狂乱状態の男女が、鍋屋横町を練り歩くのだろう。中野で過ごす何度目の夏になるだろう。いつの間にか、夏の風物詩を繰り返す季節の一部として、中野で受け入れつつある私がいた。

2021-06-03

うちのじいちゃん落ち葉について説明してくれた

あ、それはね、キアヌリーブス。ものすごいスピードで落ちてくるから気をつけて。

2021-05-19

anond:20210519210132

1年通して庭の管理をやってから同じセリフを言え

雑草とか虫とかやること色々あるから

気があったら近所に迷惑かけないよう落ち葉掃除したりも自分義務になる

雪国だと雪かきとかもある

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