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はてなキーワード: 挟み撃ちとは

2021-05-12

anond:20210512092842

分類学くらいきっちりやっていても(いやきっちりやっているからこそか)異論や論争は付き物なわけで、するとおまえの理屈では分類学がやってることも「定義」じゃないということになる。まあ、おまえがそう思うならそうなんだろうとは思うけど、そこまで前提が共有できないと議論はできないよな。俺は「だいたいの人が概ね納得できる現実的定義」を使う。おまえは「全員が納得するまで成立しない理想定義」を目指す。つまり挟み撃ちのかたちになるってことでお互いに頑張っていこうぜ。

2021-02-10

本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

哲学思想

プラトン饗宴

アリストテレス詩学

アウグスティヌス告白

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

マキァベッリ『君主論

モア『ユートピア

デカルト方法序説

ホッブズリヴァイアサン

パスカルパンセ

スピノザエチカ

ルソー社会契約論』

カント純粋理性批判

ヘーゲル精神現象学

キルケゴール死に至る病

マルクス資本論

ニーチェ道徳の系譜

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

ソシュール一般言語学講義

ヴァレリー精神危機

フロイト快感原則彼岸

シュミット政治神学

ブルトンシュルレアリスム宣言

ハイデッガー存在と時間

ガンジーガンジー自伝

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品

ポランニー『大転換 市場社会形成崩壊

アドルノホルクハイマー啓蒙の弁証法

アレント全体主義の起源

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

レヴィ=ストロース野生の思考

マクルーハングーテンベルグ銀河系

フーコー言葉と物』

デリダ『グラマトロジーについて』

ドゥルーズガタリアンチオイディプス

ラカン精神分析の四つの基本概念

ウォーラーステイン近代世界システム

ケージジョン・ケージ

サイードオリエンタリズム

ベイトソン精神自然

アンダーソン『想像の共同体

本居宣長『玉勝間

上田秋成『胆大小心録』

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』

岡倉天心東洋理想

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』

九鬼周造『「いき」の構造

和辻哲郎風土

柳田國男『木綿以前の事』

時枝誠記国語学原論

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア

旧約聖書創世記

ソポクレスオイディプス王』

唐詩選』

ハイヤーム『ルバイヤート

ダンテ神曲

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

シェイクスピアハムレット

セルバンテスドン・キホーテ

スウィフトガリヴァー旅行記

スターントリストラム・シャンディ』

サド悪徳の栄え

ゲーテファウスト

スタンダールパルムの僧院

ゴーゴリ外套

ポー盗まれた手紙

エミリー・ブロンテ嵐が丘

メルヴィル白鯨

フローベールボヴァリー夫人

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー悪霊

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父童心

プルースト失われた時を求めて

カフカ審判

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン魔の山

ザミャーミン『われら』

ムージル特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナーアブサロム、アブサロム!

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ嫉妬

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット荒地

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキー詩学

ブランショ文学空間

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉にごりえ

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋蒲団

徳田秋声あらくれ

有島武郎或る女

志賀直哉小僧の神様

内田百閒『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩押絵と旅する男

横光利一機械

谷崎潤一郎春琴抄

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成雪国

折口信夫死者の書

太宰治斜陽

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如エロ事師たち

島尾敏雄死の棘

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉円陣を組む女たち』

後藤明生挟み撃ち

円地文子食卓のない家』

中上健次枯木灘

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥小説神髄

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉福翁自伝

正岡子規歌よみに与ふる書

石川啄木時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠

保田與重郎日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝復興期の精神

吉本隆明転向論』

江藤淳成熟喪失

2020-08-15

VS みんなの囲碁COMレベル15

 アプリ「みんなの囲碁」の9路盤15級と対局。棋譜囲碁対局ゲームCOSUMIの「ただの碁盤」にうpしました。たぶん棋譜は当分消えないはず。

(なお、COSUMIとの対局ではない理由は、COSUMIの9路は初心者が対局する相手としては強すぎるからです。)

https://www.cosumi.net/replay/?k=7&r=b20&bs=9&gr=gcgfcchdhcedcffgebdfcgfbfcdbecddcdcebededcdhchdgdifdfighgihhgdheiceiehfegehfidiehiihciegfhiieitttt

 この対局を自分解説していこうと思います。まあ囲碁クエストで数年間2級で居続けている奴の対局なので、残念なところも多々あると思いますが、とりあえずルールを覚えたけどどう打ったらいいかからない初心者の参考になれば幸いです。

※手数は碁盤上部中央に示されています

1~3手目

 囲碁を始めてまもなく、9路盤でいざ実戦してみましょうとすると、まず三々に打つように教わるんじゃないかと思います。そして、次は向かい合った辺の三々……そして三連星を狙う感じです。が、ガチで実戦だとこうはいかないのです。初手三々は勝ちづらい。けど、今回は相手弱いし、あえて三々から打ちます。いきなり白近くまで来ちゃってるので、ヤバイかなあと思いつつも黒、予定通り二連星しました。

4~7手目

 まだまだ布石の段階と言いたいところですが、4手目にして白が攻撃して来ました。自分の石一つのすぐ側(縦横斜め全方向どこでも)に敵石が近付いて来た時は直接攻撃しかけられています。よっぽど他に何かいい策がない限りは応戦しましょう。

 応戦の仕方にはハネとノビがあります。この場合攻撃された1子が自軍の石からちょっと離れているので、血気盛んにハネるよりも自軍と逆方向に穏やかにノビました。穏やかとはいえ自軍の方に逃げなかったので攻撃性はわりとある手だと思います

 石は繋げるほどに取りにくくなります。1子の石のヒットポイントは4ですが、2子のヒットポイントは6です(←呼吸点の数のこと)。とりあえずこの2子は、ヒットポイントもあるしそう簡単には取られないはずです。というように、石のヒットポイント意識するといいです。

 6手目、白ちょっと嫌なところに打って来ました。左の黒1子と右の黒2子の間を遮ってやるぞと脅しをかけてきています

 素直に対処するなら、この白の一間上に黒は打って守るところですが、右の黒2子はヒットポイントが6もあるし、どうせ15級だしなぁ、とCOMを舐めきった私は7手目、左上の1子から下辺に向かって2間開きました。「2間開きで所帯が持てる」って言います。いざ上辺を切られたら、右と左にそれぞれ地を作ってやろうと思ったわけです。

8~11手目

 白はコスみました。えっ、切って来ないんだ? 15級だからか妙にユルい手を打って来たので、私のほうもぬるく9手目で上辺を繋げます。白が一手手をかけただけで右上の黒2子から白を攻めるのが難しくなったと思ったのもあります

 10手目で白は黒にツケて来ました。ツケはタイマンを誘って来ているということです。でも真面目にぶつかりあっては相手の思うツボにハマりますし、大人しく……といっても自分の地を拡張するように11手目、ノビを打ちました。このときの白ように、むやみにツケるというのは相手を利することになるということを、覚えておいてください。

 

12~15手目。

 12手目でとうとう白が上辺を繋ぐ黒にツケを打ち、連結を切ろうとして来ました。でもこんなの恐れることはないです。13手目でこっちからキリを打ってやります。ここで左へ退くようにノビてしまうと右上隅の黒2子が取られて地を大きく削られてしまい、負けそうです。

 14手目で白はさっきとは反対側からツケてきて黒を挟み撃ちにしてきました。

 15手目、黒はツいで1子を守ります。次で左右の連結が切られてしまうかもしれませんが、そうすれば右側の白1子にアタリをかけて取れば生きられるので大丈夫です。

16~19手目

 白は黒を切断せずに左にノビて左辺の黒を攻撃しました。黒も下方と繋がるようにノビて応戦。仮に左右に地が分断されても生きられるので、左辺でより多くの地を稼げるようにこのノビを選択しました。

 18手目で白が「入れてください」してきましたので、黒は「入れません」をします。受けた黒の上下に断点がありますが、上も下も黒は2子ずつになっていますので、切られても大ごとにならないはずです。

2024手目

 白がツイだので、黒も上辺の穴を継ぎました。白は一間跳びで下辺に地を稼ごうとしています。碁盤全体を見てみると、黒の方が地が多いようです。ここまで来ればよほどヘタに打たなければ負けないでしょう。なので素直に黒はノビで受けます。白は穴を継ぎました。

あとはヨセるだけ。

 もう地の大枠が出来ています。あとは先手先手でヨセていくだけです。「先手を取る」というのは必ず相手が受けてくれそうな手を打つことです。

 25手目の黒は1線(碁盤に引かれた線のうちの一番外側の線のこと)のヨセです。これはハネツギというやつですが、先にハネた方から先にツギ終わるので先手を取れます。1線のハネツギを見つけたら、先に打ちます

 ところが、白はハネツギに応じては来ずに上辺の辺りを守りました。15級だからでしょうか。無駄な守りは一回休みとおなじ。ましてや下ががら空きなので……、黒はハネから一間トンで白地に侵入します。こうして1線から侵入すると止めるのは大変です。

 30手目、白は必死に黒を止めようとしています。黒はやろうと思えばもっと深く白地を抉ることもできますが、31手目から上辺を攻撃し、33手で上辺の右端を、蓋をするように守りました。もう勝負はついているので、「守り」をして後手に回っても平気です。下辺の白はより地を取られないよう防御するのに手一杯で、もう大きく地を増やすことはできないのです。

 34手目で白が割り込んできました。これは取らないと黒の地が破られてしまうので取ります。36手でまた白が変なところを守ったので、黒が先手となり、以降先手を意識しつつ、下辺に侵入させた一団をうっかり取られないように、ギリギリまで粘ってからツギをあてて終局です。ダメはすっかり埋まっています。左辺の黒の断点は、白に切られてもびくともしないので大丈夫です。

結果は黒の20目勝ちです。ありがとうございました。

2020-06-10

香港の次は台湾、その次は沖縄が危ない、という意見がまるでわから

この意見発言者賛同者ともに多いけれど一体どういう理屈なのかまるでわからん

わからんポイントは2点。

1.沖縄に何をされるのを恐れているのか?

仮に香港台湾制圧されたとしよう。

沖縄に何をするというのか?

武力制圧したらそれは日本への侵略行為戦争待ったなし。

当然中国法律適用されないし、中国政府が沖縄に対して何かしようとしたら内政干渉

次は沖縄だ。と恐れている人は、日本中国の一部だと思っているのだろうか?

中国沖縄になにをしてくるの?

2.なぜ沖縄が「台湾の次」なのか?

百歩譲って、中国沖縄に対してなんらかの侵略行為をしてくるとしよう。

なぜ順番が香港台湾沖縄の順番なのか。

まり、なぜ台湾が落ちるまで猶予があると思っているのだろうか?

落としやすいところから落としていくよね?

中国批判声明に不参加を表明して、主席を喜んで招こうとしている日本政府なんか取り込むの簡単じゃん。

沖縄から落として挟み撃ちとか、まあそのくらい考えるよね。外堀埋めるよね。

 

最近香港話題が多いから見るたびモヤるから主張してる人解説してくれるか

2020-04-01

civilization 6、春の雪ドラゴンフルーツ

三月二十八日(土)

普段テレビニュースを除いてほとんど見ていないのだが、金曜日にはたまたま放送していたぴったんこカンカンというバラエティ番組に、エヴァンゲリオンで有名な鷺巣詩郎が出演していたのでぼんやりと眺めていた。放送された内容によれば、鷺巣氏はふとした気まぐれで欧州日本の別邸を移動する生活をしており、しかも移動すると決めるのが当日になってからで、おかげで妻はほとんど私物が持てず、生活必需品は七か所の自宅にそれぞれ置いているそうであるしかも、音響に対するこだわりから生活のこまごました面まで徹底して管理されているらしい。トイレを流すときにも許可がいるとのこと。これだけだと鷺巣氏がただの暴君のようだが、妻のほうも夫がきちんと入浴していないと怒ったりするそうなので(どうやらインスピレーションがおりているとそれどころではなくなるらしい)、妙なところでバランスが取れているのだろう。人様の家庭の事情とは斯様にわかりにくい。

さて、土曜日は午前中にうとうとしていたが、午後から雨が降るとのことだったので、えいやと気合を入れてジョギングをした。本当は先に筋トレをして走るつもりだったのだが、いつ降り始めるか予測がつかなかったし、なんだったら日曜日筋トレをしたってかまわないではないか、と考えたのだ。無酸素運動の跡に有酸素運動を行うのが一番効果的だというけれど、まったくやらないよりはましだろうと考えたのである

だが、帰宅してから久しぶりにcivilization 6をプレイしたのがまずかった。結局、十七時半から二十六時半まで、食事を除いてぶっ通してプレイしてしまった。いつも日付が変わる前には就寝することを徹底している自分が、そのルールを破ってしまうほどに中毒性が高いゲームであり、こういうコロナウイルスで出かけられないときには重宝するのだが、事態収束したらまた封印しなければいけないゲームな気がする。

この日の夕飯は、妹が一時間以上かけてソースを作ったお手製パスタティータイムは妹のお手製ベーグル

三月二十九日(日)

civilization 6の話の続きをしよう。

結局この日は起床した九時から十五時半までプレイしてしまった。一ゲームに十五時間以上かかっており、しかもそれが主観的にはあっという間なのだから始末が悪い。なんでこんなに時間がかかったのかといえば、一つには久しぶりにプレイしたのがあり、もう一つには自分ゲーム下手だからというのがあるのだが、さらには普段は六人プレイでやっているのに今回は八人でやってしまったのも原因だ。この手のゲームで実際の地形を模したマップでやるのはある種のロマンがあるのだが、そのマップ選択したときデフォルトで八人プレイになることを知らなかったのだ。

プレイしたのはアキテーヌ女公アリエノールで、特殊能力芸術の力によって相手都市を離反させて自分のものとすることで、要するにある種のチートであるしかも、ヨーロッパマッププレイしたのだが、AIと違ってこっちは地図の概略を知っているので、これもまたチートだ。それなりに苦労はしたものの、広大な空白地があると予測されるところにポコポコ入植していくのは楽しかった。おかげで敵の領土挟み撃ちする形にできた。

延々プレイしていたのは、日曜日が朝からずっと雪だったからというのもあるのだが、ちょうどプレイが終わった頃に晴れてきたので、散歩がてら外に出ることにした。家にこもってゲームばかりしていると頭が痛くなるし、新鮮な空気も欲しくなる。ついでに、梅や桜に雪が積もっているところも撮りたかった。写真ツイッターに載せた。

夜はすることがなくなったので「デカメロン」の第九日目を読んだ。別にコロナウイルスペストを重ねていたわけではない。ただ、何となく読みたくなっただけであるボッカッチョダンテ意識して創作したと聞いたので、「神曲」が好きな自分としてはどんなものなのかを知りたかったのも理由だ。しかし、読んでいるうちにコロナはどんどん大ごとになってきて、結果的タイムリー読書になってしまった。ちなみにカミュの「ペスト」は大学生の頃に読んだきりだ。

結局、筋トレはさぼってしまった。civ6中毒のせいだが、これをやっているとソープランドに行く気がなくなるのでいい。というか、歓楽街が封鎖されては行きようがない。

三月三十日(月)

身体障害があるので自宅で業務をしていた人が退職するとのことで、この大変な時期なのにわざわざ車いすオフィスまであいさつに来てくれた。しかも、世田谷のおいしいクッキーまで用意してくれていた。自分も、仕事の合間に少しだけ世間話をした。おかしかったのが、身体障害のある人が、はじめのうちこちらのことを文章の癖から女性だと思い込んでいたことだ。

小説執筆というか、手入れを再開した。

三月三十一日(火)

最近スリッパ臭い。冬用に買ったモコモコスリッパなのだが、仕事から帰ってきた靴下のままはいていたので、そのにおいが移ってしまったらしい。蒸れてくるとにおいが漂ってくる気がする。もっと暖かくなってきたら洗濯するべきだろう。洗剤につけておけば大丈夫だろうか。

この日、普段行くカレー屋さんがラッシーを切らしていたのだろうか、ランチセットを頼んだらドラゴンフルーツジュースを出してきた。味はベリーともバナナもつかない独特の甘さがあり、個人的には好きだった。

そういえば、この店にマスクを忘れて行ったら職場のあるビルまでわざわざ追いかけに来てくれた。なんて親切な店だろう。関係ないが、この店に一時期一週間に三度も通っていた時期があり、おそらく顔は覚えられてしまっている。

四月一日(水)

今日タイ料理を食べに行ったのだが、そこでもマスクを忘れてしまって、結局帰りの電車ではマスクなしだった。別に非難しているわけではない。気づかないのが普通だ。で、そのタイ料理屋に行く途中に新しい別のカレー屋さんができていて、暑苦しい青年たちが呼び込みを行っていた。あまり好きな雰囲気ではないが、味が好みかもしれないので、レビューを見てから行くかどうか判断したい。

そういえば今日は異動があり、かつての部長係長になった。これは何か問題があっての降格ではなく、一定年齢を超えると部長からは退くことが社内のルールになっているからだそうである

今朝のパンもまた妹の手作りテレワークが続いているので気分転換必要からだろうか?

関係ないけれど、はてなキーワードでは「四月」はないが「4月」はあるらしい。日記をここに書き続けるとしたら、4月2日、と書くことにするかもしれない。

2019-12-25

anond:20191225183200

非表示だとブコメ書く人少ないよね

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/ducktoon

45歳ぐらいで死のう

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/iww

6000万円もらって2年くらいニートになりたい

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/ooblog

#ホワイトカラー #リストラバブル~年功序列~日本固有の理由だけでなく~ITAI進化~「もはやオフィスワーカーとか要りません」という世界全体での働き方の変化~「なにをやるべきか」自分で考える必要のある時代

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/Snail

なんでこんな大雑把な切り口でこの記事が絶賛されているのか不明そもそも最終的な結論自分書籍紹介ってクソだと思うんだけど、どうよ?? はてなコメも非公開だし、色々とアレだと思うぞ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/ponnao

言ってることはわかるけど、落とし所は納得行かないな

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/ya--mada

非公開になってるのをツイ連携投稿するとどうなるんだ?

https://b.hatena.ne.jp/entry/4679124289017392642/comment/versatile

かたや75歳まではたらけといい、かたやさっさと居なくなれという、つまり挟み撃ちの形になるな?

2019-11-20

退職ラップ

あっちの上司とこっちの上司挟み撃ち

耐えられないこんな仕打ち

まるで騙し討ち

この社会の仕組み

永遠搾取

なら考えるしquit

エージェント握手

2019-10-21

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝概観準決勝展望

こんにちは

レビュー増田です。

日曜の日本×南ア戦、結果は少し残念なものとなったが、ちょっと苦し紛れっぽくポストしたプレビュー試合の見所を紹介でき、観戦の良い補助線になったというコメントいただき、多くの人に楽しみを提供できたかもしれないと思うと嬉しかった。

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日本代表の試合となると、勝ち負けの結果が最大の観戦ポイントとなるのは避けがたいが、そうなると負け試合になった時、ただ悔しい、辛い、つまらない、みるんじゃなかった、という思いも心に湧き上がってしまう。

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増田としては、それだけではなくて、事前に何をもって戦いに臨み、実際にフィールドで何が起きているのか、というところに目を向けて、このスポーツ面白みを発見できる見方を知って欲しかった。

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また、見方において日本戦だけでなく他の試合においても思うところあり、スコットランド戦レビューでも触れたように、「勝者の物語」はまた「敗者の物語」という側面を持っている。

日本に敗れたチームや、強豪に敗れたチームの詳細にも触れて、普段の観戦よりもう少しだけ多くの視点から風景を共有したいと思った。

そう言った意味では、ウェールズ×ジョージア戦や、ちょっと説教を頂いた日本×スコットランド戦レビューも、その遂行面ではともかく、視点としてはまあまあ気に入っている。

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さあ、準々決勝の4試合だが「多分リアルタイムで観るの難しいっぽいなー」と言っていたものの、蓋を開けてみるとクアラルンプールから帰国便は6時間余りあり、機内のモニタでも国際スポーツチャンネルがあったので、19日の2試合リアルタイム観戦ができた。

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さらに、南ア戦の翌日は1週間の旅の疲れを癒すために休暇をとっていたので、オンデマンド放送ウェールズ×フランス戦も観戦できた。

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詳細なレビューは書ききれないが、これらの試合概観し、準決勝展望についても触れたいと思う。

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イングランド×オーストラリア試合は、伝統的な重くてシンプルフィジカルラグビーに4年で鍛え上げた強力なオープン攻撃を組み合わせたイングランドの「進化フィジカルラグビー」と、「ストラクチャー」ではあるが地上戦のランで組み立てる今となってはクラシカルオーストラリアの「シークエンスラグビー」の激突となった。

シークエンス台本)」と言いながらも、オーストラリアはその布陣においてSHウィルゲニア、SOのクリスチャン・リアリーファノ、FBカートリービール試合タクトを振れる3人を並べ、トリプル司令塔攻撃冗長性と予測不能性を加えていた。

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しかし、その3人をもってしてもイングランドの強固なディフェンスの穴を見つけることができず、長時間ボール支配したにも関わらず、その時間に見合ったスコアを獲得できなかった。

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スタッツをみることができるなら、「ボール支配率(possession)」と「ゲインメーター(meters made)」に注目してほしい。

オーストラリアは62%もポゼッションし、イングランドの2倍以上の距離メイドした。

にもかかわらずスコアにはつながっておらず、これは多くの場合エラーディフェンスにあって突破ができなかったという事で、非常に効率の悪い攻めをしていたことを意味する。

このことの視点をひっくり返してタックルに注目してみると、イングランドタックル数において86回のオーストラリアに倍する193回のタックルを見舞っていたにも関わらず、オーストラリアの13回のタックルミスに対して21回のタックルミスしかしていない。

6.6回に1回捕まえられなかったオーストラリアに対し、倍の数を試して10回に1回しかミスしていないということだ。

イングランドディフェンスのなんと強固なことか。

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効率無視したメーター数と運動能力で圧倒するのはオーストラリアスタイルであり、簡単に変えるのが正しいとは言い切れないが、ボールを持たずに白い壁を作り、切り返しからの一発で獲るのもまたイングランドスタイルであり、オーストラリア自分たちプランに持ち込めたが、遂行の面でイングランド問題を突きつけられた、という形になった。

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オーストラリアイングランド、双方のHC、マイケル・チェイカエディー・ジョーンズコーチボックスでブチ切れる事で名高いが、フラストレーションの溜まる展開も、結果はかなり一方的ものとなり、チェイカはキレるというより憮然としてしまった。

こうしてイングランドが準々決勝に次いでまたも準決勝に一番乗りした。

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スタイルを貫いたのに壁に跳ね返される展開となった第一試合だったが、第二試合増田さらに息を呑むような衝撃的な光景を目の当たりにする。

ニュージーランド×アイルランド

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今年のテストマッチオールブラックスを破り、直前まで獲得した世界ランキング1位を引っ提げてW杯に乗り込んだアイルランドだったが、彼らはその「1位」という数字の当てにならなさを残酷なまでに突きつけられた。

もっと確実な数字で。

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36%しか獲得できなかった「地域獲得率(territory)」、オールブラックスと比して8割ほどの回数はボールキャリーできたのに半分ほどしかメイドできなかった「ゲインメーター(meters made)」、クリーンブレイク僅か2回、そして最終スコアの46−14は、「どんなプランを持っていたにせよ、ほとんど何もさせてもらえなかった」という事を意味する。

守備においては悲劇的ですらある。

オールブラックスとほぼ同じ回数タックルを見舞っていたにも関わらず、2.5倍もタックルミスをしてしまい、8回ものターンオーバーを喫している。

実際見ても、あの緑の壁が地上戦でズルズルと下がっていたのは恐ろしい光景だった。

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オールブラックスはアーディー・サヴェア、ブロディ・レタリックなど強力FW陣が躍動し、コーディーテイラー、デーン・コールズ(驚くべきことに2人ともFWだ)、ジョージブリッジなどの驚異的なランナーが次々とラインを破り、アーロンスミスボーデン・バレッドがその閃きで違いを作り出したが、増田個人的POMとしてSOのリッチー・モウンガを挙げたい。

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この地味な司令塔は、敵陣に侵入し、すわ驚異的なアタックが始まるぞという時でも、デフェンスラインが浅いとみるやゴロパントを蹴って22mのさらに深くからセットプレー相手に強い、ボールが暴れるやドリブルで蹴だしてボーデン・バレットへ脚でのパス

黒子に徹しながらも異常な反応速度と驚異的な回転の早さで黒衣の王者を動かした。

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後半2トライを奪ったアイルランドだが焼け石に水

緑の巨体を一蹴したオールブラックスが今度は白い壁がまつ準決勝に駒を進めた。

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かい数字の話が続いたのでスタッツからは少し離れることにしよう。

ウェールズ×フランスは、準々決勝で唯一、1点を争うクロスゲームが演じられた。

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緑の芝に赤と青のユニフォームが映える一戦は、個人の閃きで予測不能攻撃を仕掛ける青のフランスに対し、壁を作って切り返し、直線的なランとハイパントサインプレーからの一発を狙う赤のウェールズという展開となった。

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前半からボール支配し、次々と不確実性を突きつけるフランスに対し、守勢に回るウェールズは、数少ない攻撃のチャンスを得ても、ダン・ビガー、ガレス・デービスリーアム・ウィリアムズ個人しか出来ることがない。

そもそもウェールズは3フェイズ以上の攻撃になるとすぐに手詰まりを起こしてしまい、そこから先はキック個人技と密集戦くらいしかやることがなくなってしまうのだが、その3フェイズの切れ味で尸の山を築いてきたチームだ。

ボールをもってジャズセッションを奏でたいフランス相手に気分良い時間提供してしまう。

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しかし、しかしだ、フランスにはなぜかW杯で顔を出す、悪い、致命的に悪いクセがある。

前回W杯で密集のどさくさに紛れてオールブラックスリッチー・マコウに芝との挟み撃ちにするプレスパンチを繰り出し退場者をだした様に、今回もLOセバスティアン・ヴァーマイナモールのどさくさに紛れてウェールズ選手に肘打ちを見舞ってしまう。

しかもこれがレッドカード

掲げられた赤いカードは同じ赤のジャージを着たウェールズにとっては幸運カード、青のフランスにとっては逮捕状に見えたことだろう。

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ここからウェールズは徐々に息を吹き返し、ついには土壇場で勝負をひっくり返した。

フランスは優位に進めていた試合を自ら壊してしまい、涙を飲むことになった。

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W杯が始まってからというもの、「あーこりゃマズいな」という状況を執念でひっくり返し、薄氷勝利の道を踏み抜かずに歩き続けるウェールズは感嘆に値する。

毎度毎度、怪我人の穴埋めで呼び出されて司令塔になるW杯男、ダン・ビガーは、男であればこうありたいと思わせる勝負強さだし、肘打ちを食いながらもPOMに輝いたアーロン・ウェインライトは全てのパパが見習うべきで、父たるもの大男はちょっと厳しくてもヤンチャな娘の肘打ちくらいには耐えないといけない。

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土壇場に強い男たちの活躍準決勝3番目の椅子ウェールズのものとなった。

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そして準々決勝最後試合は昨日のレビューで書いたとおり。

4番目の椅子の獲得者は南アフリカだ。

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準決勝ニュージーランド×イングランドウェールズ×南アフリカという組み合わせとなった。

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ここで準決勝2試合展望について考えてみたいと思う。

ニュージーランドイングランドの対戦は実力伯仲だ。

ここまで圧倒的な強さを見せつけるオールブラックスだが、相手に付け入る隙を与えずねじ伏せてきたのはイングランドも変わらない。

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しかオールブラックスが優位に試合を運ぶのではないだろうか。

重厚クラシカルスタイルから進化して、未来フィジカルラグビーとでもいうべき戦法で次々と対戦相手を沈めてきたイングランドだが、その選択肢の多さが逆にオールブラックスの付け入る隙となるかもしれない。

いっそランニングを捨てて激しく前に出る高速ディフェンスによってオールブラックスモメンタムがつく前に潰し続け、ロースコアの展開に持ち込んだほうが勝機が見えて来るのではないかとも思う。

オールブラックスとしては、いかにして前に3mのスペースがある状態ボールを持つかということになる。

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名将スティーブハンセンと、勝負エディー・ジョーンズの采配に注目だ。

また、エディーがいつコーチボックスでブチ切れるかにも注目だ。

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南アフリカとウェールズの戦いに関しては、ともにフィジカルを盾にしたディフェンスに特色のあるチームであり、小細工を弄するような対戦になると考えづらい。

双方ともペナルティゴールを積み上げた上で、試合合計でも3個以内のトライを奪い合う展開になるのではないかと思う。

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自分自尊心を守る為に見えてるものに目を瞑る誘惑には耐えなければいけないが、それでも南アフリカが優位にゲームを進めるのではないだろうか。

南アフリカの方が取れる選択肢が多い気がするのだ。

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翻って必殺の一撃が世界最高クラスフィジカル相手にも通じるのか試さないといけないウェールズだが、どうもクロスゲームには縁があり、かつて日本相手テストマッチでも70分過ぎのドロップゴールで逃げ切った経験がある。

今回ももし75分を過ぎて手が届く点差なら何でも起き得る。

渡りうまい大男達がまたも勝負の谷を超え、頂への挑戦権を得るだろうか。

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日本の挑戦は終わったが、W杯で残された4試合はいずれも興味深いものばかりだ。

みんなも是非もう少しお付き合いいただきたい。

anond:20191020231916

辛い

専門学校に通い始めて半年が経った。

後期の学費祖父母に払ってもらい、さあ頑張ろうと思った矢先に学校に行けなくなった。突然だ。どうしても足が学校に向かない。金も気力も無く文化的生活も出来ていない。

高校の頃にもこういう事はあった。3年の後期になって学校に行けなくなった。理由シングルマザーである母の躁鬱が悪化たからだ。少し目を離すと自殺するんじゃ無いか不安で気が気でなかった。

そんな生活を2ヶ月も過ごしていると吹っ切れてきて「もう死んでくれないかな。これは俺の人生なんだから、俺以外が死んでも俺には関係ない」なんて思考がチラついてしまっていた。毎日死んでやると言っていた母はいつのまにか状態が良くなり、俺はいつのまにか学校に行けなくなっていた。本もアニメ音楽も楽しめなくなっていた。

鬱は感染るんですなんて笑えないジョークだと思っていたが、環境簡単に人を鬱にするんだなと思った。病院には怖くて行ってない。いっそ病名の付いている病気だと言ってもらえた方が楽なのかもしれないが、自分が健常者である普通である。というところが自分の心の最後の柱に感じられて、病院には行けなかった。

受験には失敗した。これは元々勉強も何もしていなかったので当然の結果だった。

母は田舎自分精神を病ませたと言い切り東京に1人で引っ越した。

祖父母と母の挟み撃ちあい田舎と東京disを延々と聞かされる環境から解放されたが、東京からは母が毎日のように電話をしてくる。内容は「東京学校に進学するんだよね?頑張って勉強してそんなクソ田舎さっさと抜け出してね」といったものだった。

モチベーションもクソも無かったので地元友達と遊んで過ごした。一年ペンを持った時間なんて1時間も無いってくらい。映画小説漫画アニメもとにかく楽しんだ。祖父母は何も言わなかった。

地元就職してコイツらといつまでも遊んでいたいなと思っていた。

1年が経った。

そもそも受験はせず、母の圧力に負けて渋々東京専門学校に通い始めた。バイト学校リソースを割いて、趣味時間は無かった。これは世の学生は皆似たような環境だと思う。けど辛い。仲のいい友達とは通話したりするが、地元で集まって遊んでいるところを見るとやはり疎外感を感じる。

母はすぐ近くに住んでおり何かあるとすぐ電話をしてくる。電球が切れたから変えて欲しいだとか、ご飯を作って欲しいだとか、他愛ない特にめんどくさいとも思わない電話なのだが、それが自分にはとても辛い。

多分、俺はもう母が嫌いなのだろう。母が死ぬところを想像すると、胸がとてつもなく辛くなるが、それでも、出来れば死んで欲しいんだと思う。

かなり話は長くなってしまいましたが、どうすれば学校に行けるようになるか、誰か良いアドバイスは無いでしょうか?という話です。

人生一発芸で良いやと思っている人間ですが、最低限の人生を進む上で、この学校自分にとって、最後の踏ん張りどころなんです。

深夜で推敲も何もしていない文章ですが、もう投稿します。以上です。

2019-03-17

anond:20190317145555

挙げた理由と挙げなかった理由の両面からさらにつつき回されるからしんどいんだよ

そんな理由自粛すんな派と挙げてない理由では自粛しねーってことか許さん派が企業の預かり知らぬところで殴り合ってくれるならともかく

実際には挟み撃ちサンドバックだから

2018-08-01

anond:20180801111601

安倍政権解釈改憲否定していた左翼はこの理屈を支持できないし、

安倍政権解釈改憲肯定していた右翼はこの理屈批判できない。

まり挟み撃ちの形になるな。

2018-07-26

安楽死どうこうは他人死ねと言っているに等しい」みたいなブコメ

そもそも既にこの世界には「役立たずはさっさと死ね」と直接・間接的に語る言葉がこれでもかという程溢れきっているじゃないか

そこから裸足で逃げ出すための選択肢としての安楽死だぞ。

この世界には自分の役にたたない人間存在のものを拒絶する奴らの声で溢れているんだ。

たとえば、大多数の人間ゴキブリを見たら咄嗟にゴキジェットを持ち出してぶっ殺すよな。

大多数のみんながそうするってことは人間は「自分不快感を持っていて、自分にそれを排除する力がある存在がいたら、積極的排除を行う」という行動原理を持ち合わせているということだ。

それは平気で人間同士にだって向かってくる。

容赦ないぞ。

俺の役に立たないなら、俺にとって目障りなら、死んでしまえ、せめてここからいなくなれ。

それを容赦なく投げつけあっている。

そうして他で目障り扱いされながらでもどこかにそうならずに生きていける場所なんて、それこそ自分の部屋の中にしか無い。

セーフティーネット実体化したような空間ですら、ぎゅうぎゅう詰めのシェルターみたいに「お前は俺よりまだ少しは健康だ。ここから出て裸足で少し遠くのシェルター(そんなもの実際にないとしても)まで行ってこい」という形態排除言葉が突きつけられる。

この世界はいくらでも既に「いなくなれ」が溢れている。

「いなくなれ」とはそれ単体では「死ね」にはならない。だからこそ恐ろしいことを知ってほしい。

「いなくなれ」はそれぞれが四方八方から集まることにより死ねとなる。

言ってしまえばバリアのようなものだ。

広い空間バリアが一枚貼られただけならそこから離れればいい。

前と後ろから挟み撃ちにされただけなら横に逃げればいい。

だが、四方八方をバリアに囲まれ、それが少しずつ迫ってくれば……いつかは押しつぶされて死ぬしかなくなる。

バリア一つ一つでは圧殺を行えないから、バリアによる圧殺を行った奴らに当事者意識はない。

そして、この世界には既に無数のバリアに囲まれて既に半分体を押しつぶされながら死を待っている状態人間大勢いる。

まだ体は押しつぶされてないが足の踏み場は既に失われた人間ならいくらでもいる。

排除され続け、居場所なんてどこにもない状態人間無限大にいる中で今日もどこかで「目障りだ」→(「いなくなれ」)→(「死ね」)が飛び交っている。

「目障り」とは「死ねである

「ここはお前の場所ではない」とは「死ねである

拒絶とは究極的には相手の死を望む行為である

でもいちいち全ての人間を救っている余裕なんて今の人類や個々人にはないのはわかってる。

野良犬に対して「ごめんね。うちでは飼えないんだ」と語るのは仕方がないことだ。

でもそうしているうちにいつかはどっかのクソガキにモデルガンの的にされて苦しみながら死ぬことになる。

から保健所が引き取って安楽死させる。

それと同じでいいじゃないか

人間だって

既に「死ね」なんていくらでも口にし続けてきておきながら、今更「僕は一度も言ってないんだけど」といった態度は見苦しいぞ。

2018-04-02

[]

おなじみの土岐市美濃陶磁歴史館に行ってまいりましたわ。

桜が満開でしたわ。

織部焼の優れた作品がたくさん陳列されていて、

鰓息を荒くして拝見しましたの。

織部は白と緑の焼き物ですけど、

緑の釉薬を追っていくと先端のたまった部分は

本当の青色になっていることがありましたわ。

加藤景延さまが1597年にいただいた筑後守の口宣案で

藤原景延と呼ばれていました。

藤がつくだけに氏は藤原ですのね。

第二展示会場ではローカル武将妻木氏の居城付近にあった

御殿から出土した陶器が展示されていました。

妻木氏は関ヶ原とき付近で唯一東軍について

大暴れする田丸さまと戦ったそうですわ。

西には織田様がいますから挟み撃ちで大変ですわ。

でも七千五百石で大名にしていただけていませんわ。

徳川さんはケチなのですわ。

なかなかガッツ!のある妻木さまは寺沢広高と

婚戚関係があったそうで、寺沢氏の領地生産されていた

唐津焼御殿からの出土品のあいだには

類似点がみられるとのことでしたの。

戦国時代政略結婚技術のためにも

行われていたのかもしれませんわね。

2018-02-07

教養豊かな人なら読んでいて当然の日本文学102選(戦後編)

三島由紀夫金閣寺』『豊饒の海

谷崎潤一郎細雪』『鍵』

川端康成山の音』『眠れる美女

坂口安吾堕落論

梅崎春生『幻化』

武田泰淳ひかりごけ』『富士

佐多稲子『樹影』

安部公房『壁』『砂の女』『箱男』『密会』

大江健三郎性的人間』『万延元年のフットボール』『同時代ゲーム』『懐かしい年への手紙』『さようなら、私の本よ!』『美しいアナベル・リィ』『水死』

中上健次千年の愉楽』『日輪の翼』

開高健『輝ける闇』

高橋和巳邪宗門

大西巨人神聖喜劇

安岡章太郎ガラスの靴・悪い仲間 』

小島信夫『うるわしき日々』『残光』

庄野潤三プールサイド小景静物

津島佑子『火の山―山猿記』『ヤマネコドーム

稲葉真弓半島へ』

古井由吉『杳子・妻隠』『槿』『白暗淵』

後藤明生挟み撃ち』『壁の中』

黒井千次『群棲』

藤枝静男『田紳有楽空気頭』『悲しいだけ・欣求浄土

倉橋由美子夢の浮橋

田中小実昌ポロポロ

色川武大狂人日記

金井美恵子『愛の生活・森のメリュジーヌ』『タマや』

富岡多恵子『波うつ土地・芻狗』

河野多恵子 『みいら採り猟奇譚』

石牟礼道子『苦界浄土

村上龍コインロッカー・ベイビーズ

村上春樹回転木馬のデッド・ヒート』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル

高橋源一郎さよならギャングたち』『ジョンレノン火星人

笙野頼子『母の発達』『金比羅』『だいにっほん、おんたこめいわく史』

車谷長吉『鹽壺の匙』『赤目四十八瀧心中未遂

玄侑宗久アブラクサスの祭

池澤夏樹マシアス・ギリの失脚

保坂和志カンバセイション・ピース

堀江敏幸河岸忘日抄』

多和田葉子『雪の練習生』『尼僧とキューピットの弓』『雲をつかむ話』

阿部和重アメリカの夜』『ABC戦争』『無情の世界』『ニッポニア・ニッポン』『シンセミア』『ピストルズ

松浦理英子ナチュラルウーマン』『犬身』

中原昌也ニートピア2010』

町田康夫婦茶碗

舞城王太郎好き好き大好き超愛してる。』『九十九十九』『ディスコ探偵水曜日』『淵の王』

綿矢りさ『かわいそうだね?』

金原ひとみマザーズ

中村文則『何もかも憂鬱な夜に』『教団X』

柴崎友香『その街の今は』

岡田利規わたしたちに許された特別時間の終わり』

川上未映子愛の夢とか』『あこがれ』

水村美苗本格小説

前田司郎『愛が挟み撃ち

諏訪哲史ロンバルディア遠景』

本谷有希子『嵐のピクニック

磯崎憲一郎『往古来今』

青木淳悟『私のいない高校

朝吹真理子『きことわ』

小山田浩子工場

今村夏子『こちあみ子』

滝口悠生『高架線』

高橋弘希『指の骨』

崔実『ジニのパズル

2018-01-08

ポリコレ差別用語価値インフレさせて差別の解消を目指す。

表現の自由差別用語価値デフレさせて差別の解消を目指す。

…つまり挟み撃ちの形になるな。

2017-08-17

北朝鮮と手を結んで韓国攻撃したらどう?

最近韓国反日から北朝鮮と手を結んで韓国挟み撃ちしたらどう?

釜山とかの朝鮮半島南の都市日本アメリカ統治して、日本海日本支配する。ソウルとか韓国北部北鮮中国に渡そう。

今の韓国大統領なら喜んで北鮮に行くぞ

2017-06-14

クモ vs 猫タッグ

先日から家の中に住み着いているらしいハエトリグモ

昨日、飼い猫たちがその存在に気づいた

二匹で交互に壁や床を叩いているのだが、箱入り猫で狩りが下手なのかそれともクモが一枚上手なのか、まだ捕まっていないようだ

両側から挟み撃ちにしたりはしないところが猫だなーと思って眺めている

俺的にはハエトリグモ共存できる虫の範疇なので、できればこのまま逃げ切ってほしい

でも猫が急にクモに気づいて挙動不審になるのも面白いから、もう少し対戦が続くのも内心望んでいる

2017-03-08

http://anond.hatelabo.jp/20170308154050

そうなんだよなあ

何かしら見る所があるから切るって判断は出来ないけどそのまま見るにはつまらないっていう挟み撃ち解決する方法が倍速視聴

そこを理解せず倍速で見るぐらいなら見るなという連中の了見の狭さにはめまいがする

2017-03-02

ローコンテクストハイコンテクスト+=最強

たとえばゴジラな。

ゴジラは単純に怪獣かっけーーーーーーつえええーーーーー戦車かっけーよえー…と楽しめる。

でも同時に原子力の持つ危険性や世界の滅びに立ち向かう際の心持ちとか政治的なあれこれとか色々考える事も出来る。

IQを下げてもIQを上げても楽しめる。

まり挟み撃ちの形になるな。

これすなわち最強なり。

多分けものフレンズも同じなんだろうな。

女の子かわいい!!のほほーーーん!!!と楽しむ事も出来る。

ジャパリパーク実態人類の現状について考察することも出来る。

まり最強。

2016-12-19

Tom Clancy’s The Divisionクリアした

スチムーで今週末無料だったので土日を完全に使い切ってクリア

25時間ぐらいかかった

おかげで3月のライオン真田丸も見れてない

前にボーダーランズで同じことした時はサイドクエストスルーしまくった結果終盤敵が硬すぎて泣きそうだったので今回は結構寄り道したけどゲームバランス的に正解だったと思う

プレイヤースキルよりも死なないようにチキる気持ちと装備の強さが全てだった

ちなみに全部ソロプレイ

パーティーとかダルい


ゲーム性 6/10

最近よくあるFPS RPG

FPS比重が少なくてRPG比重がかなり大きい

さっき名前挙げたボダランと同じような感じだけど更にRPG寄りな気がする

カバーに隠れて丁寧に攻撃のスキを付くよりも盾構えてタレット置いてのゴリ押しが手っ取り早い

というか盾が強すぎてもっぱらカバークールダウン中の避難場所になる

ソロプレイたからってのも多少はあるだろうけどマルチでやっても盾役がヘイト稼いで突っ込んで残りが人間タレットになる感じだと思う

トム・クランシー名前レインボーシックスとかスプリンターセルみたいなFPSかなと思ったのでここまでRPGだとはと驚いた



ストーリー 7/10

悪くないと思う

でもエンディングラストバトルは達成感が薄くて何かモヤモヤっとする

DLCで話の続きやってるっぽいのでそっち前提の未完成品だったのではという気も

オープンワールドニューヨークパニック状態の街を歩くロールプレイするのは悪くないんだけどねでもうーん



快適さ 4/10

挙動に怪しい所多し

ゲーム中にDLC広告クリックしたらゲーム画面が閉じてブラウザが立ち上がってアホかと思いながらゲームに戻したら画面真っ暗でクリックしたら応答なしとか

クエストに使う荷物運んでる最中に敵に襲われたか咄嗟に捨てて敵倒して取りに戻ったら判定消滅してて進行不能とかそういうどうしようもないバグが起きる

まあこれはオープンワールドネトゲだししょうがないよねー

あと街を移動してる時に敵に結構な頻度で合う上に背中を向けると撃ち殺されるバランスなので正面から相手するしか無いし逃げ切ってもクエストやる場所と街が繋がってるせいで逃げた先で挟み撃ちとかあるのでとにかく敵を見つけたら倒さないといけなくてダルい

まあこれもオープンワールドだし仕方ないよねー

それと敵の強さに3段階あって1番目が普通FPSと同じぐらい(装備が完璧で)で2番目がその3倍ぐらい一番強いのは10倍固いんだけどその10倍硬いのが攻撃力まで高い上に2体同時にやってきたりするもんだからこれもうカバーで撃ち合えねえよ盾持って殴り合うだけだろってバランスでもうこれFPSRPGじゃなくてただのRPGだろってバランスでお前ちょっとは限度考えろと



というわけでベースは悪くないけどなんか色々惜しいゲームでした

クリア後もハクスラしてグルグルハムスターのようにミッション周回出来るらしいので1つのゲームで何百時間も潰せたらいいなって人にオススメだと思う

僕は無料25時間の分でもうお腹いっぱい

ハムるのあんまりきじゃないし


追記:

TPSなのにFPSと書いてしまった。

すまぬ。

FPSTPSをごっちゃにすると家に恐怖新聞手斧が投げ込まれるらしいのでここで謝っておきます

TPSから視界広いしキャラの外観が自分から見えてカスタマイズ楽しい

これでいいでしょうか

違います

TPSなせいでFOVの感じが何かおかしいしエイムの感覚が狂うわクソGAAAAAAAAAAAA!!!

こうですね

許して

2016-08-07

シン・ゴジラ見た。

 テンポはとてもいいんだけど、細かいところが気になっちゃって、今一つ嵌れなかった。

 

 まあそうはいっても、正直なところ「原子力(微)生物」ってどんな描写にしたらいいのか想像つかない…。

 自分で考えようとすると、「原子力」抜きでエメリッヒ版みたいな「ありそう路線」になってしまう。











↓こんな感じ

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グリーンランドバイキング居住地遺跡。逆叉の骨が大量に散らばる中に、奇妙な足跡発見される。

氷河期の巨獣たちが生き残っていたのか? バイキングは何のために逆叉を、危険を冒してまで捕っていたのか?

…訝る学者達。

(生き物としての逆叉の凄さが語られる)


そのころのカナダ

逆叉の「聖地」で、鯨類の研究……特に、逆叉の「会話」を傍受・研究してきた海洋学者が、パニックを起こしていた。


「とにかく、様子が尋常じゃないんだ!」

…と、報道記者やDFO、さらにNOAA必死アピールするが、禄にとりあってもらえない。


「減ってるって言うけど、ここから移動したのかもしれないでしょ」

「オルカに迫る危機…って線なら良いと思いますが、”人類への脅威”みたいな言い方は疑問ですね。恐れながら、入れ込みすぎでは?」

「オルカと人類を同一視しておられる様に見えますよ。」


しかし、すぐに。「北大西洋では、逆叉の個体数は急速に減少している」との見解を、別の科学者も示す。

明らかに何らかの異変が起きている。学会NGOなどに緊張が走るなか、さらに身近なところで事件が起きる。海洋娯楽施設マリナワールド」のスターである逆叉達が。一匹、また一匹と、痕跡も残さずに飼育プールから「消えて」いってるというではないか


通報を受け、マリナワールドに張り込むTV局や警察の目前で。10m以上に及ぶ“何か“が「突入」してきて、最後の逆叉が瞬時に両断される。その様子や、警察ライトに驚いて?凄まじいスピードで逃げる「何か」の不明瞭な映像が放映された。

こいつは一体何だ? いったいどうやって海水導入溝の多段鉄柵を越えているのか? 全世界の注目を集め、前後まっぷたつにされた逆叉や現場の遺留物から、様々な「正体予想」が氾濫する状況に。

そして、報道学者環境保護団体「シー・リカオン」などが州軍とともに詰めかけるのをあざ笑うかのように、100km以上南にある別のマリナワールドが襲撃される。今度は一夜にして12尾の逆叉を全滅させ…たのみならず、施設の大規模な損壊火災行方不明者を出す事態


キラー・ホエールキラー州軍迎撃陣の裏をかく!」

「KWK、ヒトの味を覚えたか?」

 騒動が大きくなって、最初海洋学者に再びスポットがあたるが…。

「頭おかしくなっていたんだ、きっとそうだ…だって、ありえないんだ!」

「どういうことです、あなたは何を見たんです?」

「うぁあっ…勘弁してくれ!」


幸いというのか、北米犠牲はそこまでであった。

今度は、西南アフリカ…。とあるマグロ密漁船が、環境保護団体シー・リカオンのIUU監視阻止船「MYキャニー・ロデルから逃走中に突然、沈み始めたのである。余りに速く沈んでいき、誰も浮かび上がってこない。

マリナワールドからは余りに遠く、KWKと結びつける材料もなかったので、現地国家「G国」海軍に対鑑武装を疑われるMYキャニー・ロデルの乗組員たち。調査で乗り込んできた軍人たちの目前で、軍艦のほうが襲われる。船尾の舵が壊されたのち、水中から飛び出して甲板に跳び乗ってきた”それ”は、あの特徴的な背鰭と禍々しい皮膚を備えていた。

「あれは?…あの、KWKじゃないのか?……しかも、脚があるぞ!」


軍人達は銃撃を浴びせるが殆ど利いてない。シー・リカオン側の船長は、とっさにMYキャニー・ロデル封印装備…「爆発電気銛」を使い、KWKを追い払う。そうこの船は、嘗てノルウェー捕鯨船だったのだ。シー・リカオンとして決して使ってはならない装備を……苦悩する船長


そのころ、マリナワールド遺留品調査していた学者達は驚くべき事実を突き止めていた。DNA解析によれば、KWKに最も近縁な生き物は、鯨類だというのである

(昔は鯨にも脚や頸があった、現世の鯨類から万年前に分岐した…などの蘊蓄が語られる)


「KWKの正体は鯨類と判明。即ち、キラー・ホエールキラー・ホエール!」

ゴンドウ・クジラ類にもっとも近いとされたこから、米NOAAは”ゴジラ”と命名。」

「遺留物の分析からゴジラの表皮や背鰭には鯨類が放つ声…音波を吸収ないし散乱させる性質があると判明した。つまり、逆叉はゴジラ待ち伏せを探知することができない。おそらくはソナーも…」

ゴジラ待ち伏せ型の捕食者であり、ゼロダッシュの加速は凄まじいものがある。」

「頭部の唾液腺のような器官からは、着火性のある炭化水素類を噴出できると思われる…!」


一気に情報が溢れるなか、口をつぐんでいた海洋学者までが、

「あのとき私が見たのは、陸へ打ち上げられるオルカ…を追って、このゴジラも上がってきて。オルカをあの後脚で押さえつけて、前足から飛び出したナイフで……おおぉお!」


さて当のG国では、EEZ内でも出没するゴジラ正規漁船が入漁を見合わせるなど損失が拡大、洒落にならなくなってきた。他国組織からの介入を強く牽制するが、ゴジラ対応できる改装を行うこともままならない。

一方、シー・リカオンに対しては、G海軍密漁対策連携していた経緯から、またKWKが野生動物と判明したことから、G国政府さらなる協力を求めてくる。

しかし、結果的にせよ”鯨類”に銛を向けてしまったMYキャニー・ロデルは、船長も乗組員も動揺が激しく、身動きがとれない状態であった。


一方。

極東の「鯨類研究所」は、ゴジラを”害鯨”と認定、「調査捕鯨に乗り出す」と公表インド洋上の目視採集船「シンユウマル」が、喜望峰を回って大西洋に入る。衛星の合成開口レーダーで同船の動きを追うシー・リカオン。シンユウマルは、かつて南氷洋調査母船シンニチマルとともに、MYキャニー・ロデル挟み撃ちにして、癒えない傷を追わせた仇敵である

しかし。G国が箝口令を強いているため、シンユウマルは、ゴジラがどうやって軍艦航行不能に陥れているか知らない。


そんな中でG国は、シー・リカオン新造IUU阻止高速船「オーシャン・ハチェット」の派遣正式要請した。

ゴジラはヒトを”密漁”しているのです。それで十分ではないでしょうか? それに、貴団体新造鑑には色々”特殊な装備”があると伺います殺処分なら時間をかければ私達でも、あるいはシンユウマルでもできるかもしれませんが…」


実は、G国は。ゴジラ公海などへ追い出してシンユウマルにしとめられるよりも、EEZ内で”確保”するのが望ましいと考えていた。

CBD名古屋議定書に基づき、ゴジラを”遺伝資源”として研究収益化をもくろむであろうグローバル企業達を呼び寄せ「公正かつ衡平な利益配分」を受けられる、「ゴジラ遺伝資源ライセンサー」としての地位を確固たるものにするのだ。米国などで確保した断片程度の”遺伝資源”よりも、生きているほうが価値が高い。そのためにもシー・リカオンは利用できる、と。


そんなG国の本音を知らないまま。G国沖EEZへと急ぐオーシャン・ハチェットは、ゴジラ捕獲」の任務を果たせるのか?





その少し後。

G国沖、公海上に停泊するシンユウマルを後目に、海軍ヘリに先導され、EEZへ入ることを許されたオーシャン・ハチェットであったが……そのあとを巨大な影が追ってきた。シー・リカオン側がそれに気づいたのは、G国の港湾に入った後であった。

もう、ゴジラに追われていた?…身構える乗組員。既に接岸していた同船が、回頭できなくなるほど近くまで、巨体が寄ってきている。

しかし、「ピヨオウアッ!」…という鳴き声で甲板の緊張が解け、興奮へと変わった。


「オルカだよ!本当に大きい…すごい…」

それは20mにもなるかという巨大な逆叉。シー・リカオン等では、通常の逆叉が子供サイズに見える望遠写真で有名な個体だ。頭頂部にも、目の後ろのアイパッチと似た白い紋様があるため、「三ツ目」というコードが与えられている。


「三ツ目が、一頭だけ?」

「南から、シンユウマルを追ってか?あいつら、オルカの群に何かしたのか?」


から来たオーシャン・ハチェットについてきた筈はないから、ある意味当然の発想であったが。レーダー履歴は、シンユウマルが脇目もふらずにやって来たことを示していた。


「ウオイヨ、ニアァーウイウッ、プペラポポ~」

「やたらとアピールするな…」

「野生のオルカが一頭で港へ来て、こういうのって…とっても珍しいですよね」

「やっぱり、ゴジラのことじゃないですか?」


最後質問をしたのは、同船に同乗していた記者である。既にG国のモバイル通信網を経由して、映像送信を開始していた。

そのわずか5分後。記者スマホに着信があった。例の海洋学からである


『三ツ目が来てますよね?』

「もうキャッチですか…!」あきれる記者

『これ、見せられますか?』


海洋学者は、G国検閲済みゴジラ画像プリントを抱えている。甲板に大型ディスプレイが引き出され、大写しにして、色を少しずつ調整していくと…


「パアアアアアアア!!!」と、すごい大声。


「ほんとかよ。」

「ほら、そうでしょう?」

発音や解析の環境も一式用意していますので、画像を併用すればある程度通じるかと』

「え、ここでやるの?」

『ここまで積極的ですから成功率高いと思います


港へ出てきたG国政府の面々も、この状況に驚いたものの。三ツ目がゴジラ接触したがっていることを、すぐ納得した。


「何で、勝手に探さないんだ?」

一言入れてから、ということなんじゃ?」

『”わたしが囮をやる”と言ってますね…戦闘態勢に入ったオルカには手出ししてこないから、と。』

「何だ、古馴染みなのか?」

『大昔からのつきあいで、協定のようなものがあるそうです。それを破ったのだと。』

「あれだけ狼藉働けば、そうだろう…というか異種間のコミュニケーション、初めてじゃないんだ?」

『北のオルカはエコロケーションに頼りすぎ、だそうです。』

「あの。そういうの、貴方自身見解ではないでしょうね?」


こんな感じで。ディスプレイの中から、図版を沢山抱えた海洋学者が色々言うのに、誰もが半信半疑になりつつ。ともかく大逆叉の意向にそって「作戦」を組み立てることになった。


翌日。MYキャニー・ロデルが舷側に大布を吊し、そこに仮病の三ツ目を「収納」して、囮の役割を担う。かなり距離をとって、「ゴジラ対策」を施したオーシャン・ハチェットと海軍巡視艇2隻が追っていく。誘いを掛けるために、三ツ目は自らの血液までも提供した。


ゴジラ巡視艇の後方から現れた。急拵えの「枠」に阻まれて舵を壊せなかったものの、舷側に前脚を掛けて甲板に飛び乗ってきて、自重でロールを抑える。もう一隻のほうの甲板に軍人達が現れ、速度を落として併走しながら銃撃を加え始める。ゴジラは音もなく跳躍するが、足場になった側の船は強烈にロールしてひっくり返った。

ゴジラは、もう一隻の舳先に「着地」したかと思うと、そのまま海へ走り抜ける。その反動で急激な回頭が生じ、底を見せた一隻目に激突。軍人達も海に落ち、海軍は脱落を余儀なくされた。


「あれ、助けなくていいのですか?」と記者

ある意味、予想通りだろう。後方から救助が来るので、こちらは海岸に沿って遠ざかった方がいい。」

『もう外してくれ、だそうです。』

三ツ目の鼻先、海上すれすれにあるディスプレイの中で海洋学者が「通訳」した。一旦リリースすれば、意志疎通は難しくなるだろう。


「き、来たぞ…?…来たぞォオ!!」

保護布を巻き上げつつ、全速で離脱!」

三ツ目の巨体が音もなく沈み、MYキャニー・ロデルの起こした波だけが広がっていく。


「どうなりましたか?」

「あれ…?」


三ツ目の役割は疲れさせるだけ、の筈だが。水中で決着がついてしまったのか?…と全員が思い始めたときもつれあった巨大な塊が海面から飛び出したのは…


あんな後ろで!」

ハチェット、無視されてるぞ…」

「というか、さっきの軍のほうに向かってる?」

大口叩いてたけど、馬乗りされてなかったか?三ツ目。」


オーシャン・ハチェットは、搭載の無人デバイス類を離鑑させていたが、標的に「無視」されてしまったので回頭を始めていた。


「三ツ目に戻ってくるよう伝えられないか?」

「もう無理だろう」

「こっちに誘導してくれないと、まずいぞ?」


実際、流され続ける巡視艇公海に近づいていた。ゴジラはその「障害物」を巧みに利用して、三ツ目と渡り合っている様子である巡視艇の乗員は救命具でひとかたまりになって、二体の闘争から距離をとっていた。

そして、それを観測しているのはシー・リカオンだけではない。「調査」と書かれたブルーグレーの船体に白いブリッヂ……軍艦じみた奇妙な船の操舵室でも、どよめきが広がっていた。


「わざわざ足場を作ってあげてるとは…」

「何とやりあってるんだ、ゴジラさんは?」

「あれ、鯱じゃないか?」

あんなおおきい鯱がいるかよ!」

「上を飛んでいるのは何だ?どうぶつ団の連中のか?」


既に公海上であり、シンユウマルが接近していた。乗員達があわただしく動き、捕鯨砲の準備を行っている。

その鑑影を見て、シー・リカオン側に殺気が走った。


キャッチャーボート接近。シン……ユウ……マル……あれは"シンユウマル"だ!」

「こっちくんな、ポーチャー。」

「雷落としてやれ!」

冗談でも止めろ。裁判いくら掛かったかと…」


オーシャン・ハチェットから操られる飛行ドローンフリゲートバード」は上空で落雷装置を吊り下げたまま、ゴジラの疲れを待っている。同じく潜水ドローンバスケットスター」も特殊装備「ハイロメデューサ」を解放するチャンスを伺っていたが、目まぐるしく移り変わる二体の戦いに手を出す隙がない。

そこへ、速度を上げたシンユウマルが突進してきた。


「ああ、下がってくれ!」

「無理だ!手を出すなぁ!」

…と、若干芝居がかった嘆き声が響きわたるMYキャニー・ロデル船内。公海に出たので、例の記者がTV中継を開始したためだ。シンユウマルへの罵声は(なるべく)控えている。


「いやぁ、下がりませんとも。」

情報戦だなあ。うちも南アに寄って記者でも乗せればよかったかな?」

「よしましょうよ。」

…と、余裕を見せるシンユウマル側では、少し前に”クーデター”が起きていた。

 共倒れを狙い待機する方針を打ち出した砲手長が、大逆叉に畏敬の念を抱いていることを、若手の乗員達に見抜かれたのだ。

 鯨研の「情報戦」に晒されて育った世代にとって、鯨類へ「食品」や「天然資源」以上の評価を与えようとするのは許し難い裏切りであった。

 そして「鯱」はある意味、シー・リカオン象徴であった。この状況は、シー・リカオンが逆叉を操っているようにも、逆叉がシー・リカオンを操っているようにも見える。

 ゴジラと大逆叉。どちらに銛が刺さっても別に問題はなかろう?…この方針に反対する「年寄り」達は、船底の一室に軟禁されることとなった。


 迷いの無くなったシンユウマルが急速に二体へ接近する。三ツ目は深度をとっているのか、ゴジラはひっくり返った巡視艇の側で小休止している。

 絶好のチャンスに食らいつこうとするシンユウマルは、ゴジラ挑発しようと高度を下げていたフリゲートバード直下に入ってしまい、軽く「落雷」を食らってしまう。落ちた先がライトニング・ロッドではなかったため、諸々のシステムが停止し行動不能になったところをゴジラに襲われ、舵を破壊されてしまうシンユウマル


邪魔をするから!」

「いや、チャンスだ……シンユウマルの向こう側へ”手”を掛けようとする筈。急げ!」

バスケットスターハイロメデューサをパージします!」


 これまでのゴジラ船舶襲撃パターンから、先を読んだ指示が乱れ飛ぶ。水中ドローンから無数の「浮き袋」が密集状態で放たれた。膨らみながら急速に浮上していく。ゴジラ側の選択肢制限し、空中ドローンの「雷」を当てやすくするのだ。しかし…この状況では、またシンユウマルの側へ落ちるかもしれない。


 しかも、ゴジラは先程の「落雷」をちゃんと見ていた。舷側から上がろうとせず、上方を警戒して、すぐ潜行しようとする。そこにハイロメデューサが、相互に繋がった無数の「浮き袋」が浮き上がってきた。このまま押し上げられるとまずい…そう判断したのか、ゴジラはシンユウマルを蹴って距離をとろうとした。


「今だ。」「落雷機、投下ァ!!」


 フリゲートバードは、ゴジラの進行方向をふさぐように落雷機を落下させる。着水間際に相当なショックが走る筈…しかしその所要時間を見切り、逆に加速するゴジラ


「全速かけろ!ハチェット!」

嗚呼これは…間に合わない…」

「光った!落ちたのか?」

ゴジラ、頭を出したぞ!」

畜生…」


 MYキャニー・ロデルに広がる落胆の呻き声は、途中から歓喜の驚きに変わる。


「あそこ、三ツ目が!」

ゴジラ、様子がおかしいぞ?」

「痺れてるな…うまく泳げてない」

クリックアタック、食らわせたのか!」

「ぶちあてろ…ハチェット!!」


 三ツ目が発射した「超クリック音」を

2016-01-06

挟み撃ちやめろ

インターネット世界ってこういうとこが鬱屈してる」っていうと「それはネットじゃなく現実社会鬱屈だろ、ネット現実と地続きなんだよ」って叩かれるじゃん。

でも逆にネット文章引用して「こういう声を上げてる人多いしホント日本社会って」っていうと「ネットだけ見て世の中を語るとか視野狭すぎ」って叩かれるじゃん。

何なんだお前ら。

それぞれ逆方向から殴ってくるのやめろ。

挟み撃ちやめろ。

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