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はてなキーワード: 離職率とは

2022-02-11

近い将来本当に自動車整備士がいなくなるかもしれないという話:追記してみた

俺は馬鹿から文章うまいほうじゃないからすまんが適当に書いてく

最近トヨタディーラー不正車検話題だが何が原因かと言えば整備士離職率

とにかく低賃金整備士を目指したのにも関わらず昇給するには数年整備部門に在籍したあと営業部門に数年異動しなければならず

結婚しても整備だけでは食って行けずに営業をやりたくないなら辞めるしかない

どこもそうかはしらんけど、やっぱり縦社会体育会系パワハラも多い

大手自動車メーカー名前がついているディーラーで働いている整備士ほとんどが自動車整備の専門学校からだが

卒業生には毎年親戚に自動車整備に興味のある人はいいか?と催促のDMが来るくらい整備士になりたい人がいない

というか整備士にお願いしてもきついし給料低いしで誰も勧めたがらない、こんな職業好きでもないとまじで続かない

自動車整備士資格は3級2級1級とあるんだが1級は十数年前に新設されたばかりでなんで新設されたかというと

最近の車は全部電子制御なので電気知識がある凄い整備士だっていうのを客にアピール出来る資格として作られた

こういうのもなんだけど、客はそこまで考えてないし故障説明したって対してわかってないから正直あってもなくてもいいレベル

通常は整備士2級を取るために2年専門に通うんだが1級まで取ろうと思うと追加で2年余計に通うことになる

大卒と同じ時間をかけたとしてももらえる給料はたいして変わらない

そんなまでして取る一級整備士資格溝金だよほんと

整備士専門学校授業料だって安くないむしろ専門学校の中でも高額の部類だ

専門に入るとして奨学金制度という名の借金をして整備士になって奨学金を払いながら仕事してたらまじで生活に余裕なんてない

本当に救いようのない職業だと思う

追記だけど整備士仕事は無くならんよEVに移行したとして足回りは今まで通りだし

そもそも部品点数が減っても部品が壊れた時アセンブリで付け替えんの誰がやるのさ

まあ金に余裕がある人がどれだけいるか知らんけど

定期点検とかでさ洗車とかエアコンフィルタ交換とか今は整備士営業してくるところが多いと思うんだけど

お金に余裕があるならそういうところで成績上げさせてやってくれ

まあ根本的な解決にはならんがな一応言っただけ

2022-02-05

anond:20220205125704

あなたがどこまでメンターとして適切に行動できているかは知らないが、少なくとも対面で「話聞いてもらえて気分が楽になりました」とか言ってるのは信用するなよ。メンティーだって気を使ってる場合がある。

離職率が低下しててもそれは業績などが関与しているかもしれないし、匿名メンターへの満足度を集計するなり意見募集するくらいしてたらメンターとの対話効果的とは言えなくもないとは思う。

2022-01-24

面接してきた

スペック

男、35歳、独身高卒、2~3年おきに転職正社員契約派遣派遣派遣派遣派遣

いずれも正社員目指して転職しても超絶ブラック(この間営業停止喰らってた)に当たったりしてなかなか上手くいかずずっと派遣だった

正社員目指して転職活動してるんだけど、今日面接先で

「なんで正社員辞めたんですか」

「なんで派遣なんですか」

「なんで正社員目指してるのに正社員になれないんですか」

正社員になったらどうしたいですか」→「あまり強い意欲が感じられないんですけど」

「(離職率が高い職種)ならすぐとってもらえるのになんでならないんですか?」

「あれもやだ、これもやだって子供じゃないんだから

あーもう終わったね。

これだから派遣やり続けるしかないんだよ。

1度でもレールから外れたらゴミ扱いだよ。わかってる。

もう死にたいんだけど。

2022-01-05

1.全般 1-1

過去人材確保等支援助成金テレワークコース)を受給したことがありますが、その際に申請した取組とは別の取組を対象申請するのであれば、再度、本助成金受給できますか。

支給要領 0301 のホのとおり、過去に本助成金受給した場合には再度受給することはできません。また、職場意識改善助成金テレワークコース)、時間外労働改善助成金テレワークコース)及び働き方改革推進支援助成金テレワークコース)、時間外労働改善助成金新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)及び働き方改革推進支援助成金新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース)を受給している場合も、本助成金受給できません。

1-2

国や地方公共団体による、テレワーク導入に係る助成金受給したのですが、人材確保等支援助成金テレワークコース)を受給できますか。

国や地方公共団体によるテレワーク導入に係る助成金受給していた場合でも、本助成金申請可能です。ただし、支給要領 0303 ロ(ラ)のとおり、既に他の助成金受給している経費または他の助成金受給しようとしている経費については、本助成金受給できません。

なお、実施計画提出日時点で、就業規則等にテレワーク勤務に関する制度規定されていないことが前提となりますのでご留意ください。

1-3

当社は、テレワーク実施計画申請からテレワーク通信機器を有しており、実際にテレワークを行っていましたが、テレワーク制度について、就業規則上には何も規定していませんでした。当社が新たにテレワーク制度就業規則規定する場合、その費用助成対象となりますか。

支給要領 0201 ハのテレワーク勤務を試行的に導入している又は試行的に導入していた事業主であれば、新たに整備される就業規則に係る費用助成対象となります

ただし、既に全ての労働者対象テレワーク実施している場合実施していた場合には、「試行的」とは見なすことができないため、本助成金受給することはできません。

9

2.テレワーク実施計画作成・提出 2-1

当社が中小企業事業主に該当するか否かについて、どのように判断すればよいでしょうか。

中小企業事業主に該当するか否かについては、共通要領 0502 に規定のとおり、事業主資本金等の額又は企業全体で常時雇用する労働者の数により判定することとなります。詳細については、共通要領 0202 及び 0502 を御参照ください。

2-2

当社の場合東京本社があり、かつ大阪にも事業所があります。また、テレワーク実施対象労働者大阪事業所のみに在籍しています。この場合テレワーク実施計画の提出先は、東京本社ではなく大阪事業所の最寄りの労働局でよいでしょうか。

テレワーク実施計画は、事業主の主たる事業所(通常は本社)の所在地管轄する都道府県労働局長宛に提出することとしているため、御照会の例では、東京労働局長宛に提出いただくこととなります

2-3

テレワーク実施計画を提出してから認定されるまでには、どの程度の日数を要するのでしょうか。

概ね1か月程度を見込みますが、申請状況によりさら時間を要する場合もあります必要に応じて、申請先となる労働局事業主の主たる事業所(通常は本社)の所在地管轄する都道府県労働局)に照会し、処理期間の目安について確認してください。

2-4

評価期間(機器等導入助成)以外の期間においてもテレワーク実施しようと思っていますが、助成金支給要件との関係問題ありませんか。

問題ありません。支給要領 0201 トのとおり、評価期間とは、支給要領 0301に定める機器等導入助成支給及び支給要領 0302 に定める目標達成助成支給に当たり、テレワーク勤務に係る実績を評価する期間をいうものです。評価期間(機器等導入助成)以外の期間においてテレワーク実施することを妨げるものではありません。

10

2-5

当社では、担当業務性質の違いがあることからテレワーク実施対象労働者正社員のみに限定したいと考えていますが、問題はないでしょうか。また、その場合就業規則において「テレワーク勤務の対象者の範囲正社員のみとする」と規定することに問題はないでしょうか。

助成金におけるテレワーク実施計画において指定する労働者については、雇用形態の要件はありません。

しかしながら、正規雇用労働者非正規雇用労働者との不合理な待遇差については、短時間労働者及び有期雇用労働者雇用管理の改善等に関する法律平成五年法律第七十六号)及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者保護等に関する法律昭和六十年法律第八十八号)により禁止されており、雇用形態のみを理由テレワーク対象から除外することは、これらの法律違反する可能性があります支給要領 0301 ニのとおり、テレワークガイドライン記載のように、自社のテレワーク制度におけるテレワーク実施対象者の選定については、正規雇用労働者非正規雇用労働者といった雇用形態の違いのみを理由としてテレワーク対象から除外することのないよう、十分留意することが必要です。

このため、正社員以外の労働者についても、担当業務プロセスを見直すなどにより、テレワーク実施対象労働者となるよう検討をお願いします。

2-6

当社では、現行の就業規則において、テレワーク勤務の対象者の範囲テレワーク勤務を行う際の手続等については既に規定済みですが、新たに、テレワーク実施する労働者労働時間や人事評価について規定したいと考えています。この場合支給要件の「新たに、テレワークに関する制度規定した就業規則又は労働協約を整備すること。」を満たすことになりますか。

テレワーク勤務に関する制度を新たに整備する事業主対象としているため、御照会の例は本助成金支給対象外となります。詳しくは支給要領 0301 ニを御参照ください。

2-7

評価期間(機器等導入助成)の開始日及び終了日については、当社が自由に決めてよいのでしょうか。

評価期間(機器等導入助成)の開始日及び終了日のいずれも、テレワーク実施計画認定日以降、テレワーク実施計画認定から起算して6か月が経過する日までに設定されるものであれば、貴社にて任意に設定いただいて構いませ

11

ん。

2-8

テレワーク実施計画記載する離職率はどのように算出するのでしょうか。

離職率には「計画離職率」と「評価離職率」の2種類があり、テレワーク実施計画には「計画離職率」を記載いただくことになります。具体的な算出方法については支給要領 0201 リ又は申請マニュアルを参照してください。

2-9

計画離職率の算定に当たっては、雇用保険に加入していない者も含めて計算するのでしょうか。それとも、雇用保険に加入している者の離職率を算定すればよいのでしょうか。

雇用保険に加入されていない労働者の方(貴社が直接雇用する労働者の方に限ります)を含めて計算してください。

なお、計画離職率は、「対象事業所における、テレワーク実施計画提出日の12 か月前の日の属する月の初日から当該計画提出日の属する月の前月末までの期間に離職した労働者数」を、「対象事業所における、テレワーク実施計画提出日の 12 か月前の日の属する月の初日における労働者数」で除して 100 を乗じて得ることとなります。詳しくは、支給要領 0201 リ及び申請マニュアルを参照してください。

2-10

どのような経費が支給対象となるのでしょうか。

支給要領 0303 イ表1に定めのあるもの支給対象となり、定めのないものについては支給対象外となります

なお、支給要領 0303 イ表1に定めのあるものであっても、同 0303 ロに該当する経費である都道府県労働局長が判断する場合支給対象しませんので、十分留意ください。

2-11

VPNルータサテライトオフィスに設置しようと考えています。VPNルータの購入費用は、支給要領0303イ表1(支給対象となる経費の範囲)に記載があるので、支給対象となると考えていますが、その理解でよいでしょうか。

VPNルータの購入費用は、支給要領 0303 イ(支給対象となる経費の範囲)に該当する経費ですが、同 0303 ロに該当する経費である事業主の主たる事業

12

所(通常は本社)の所在地管轄する都道府県労働局長が判断する場合支給対象となりません。

VPNルータサテライトオフィスに設置することを検討されているとのことですが、支給要領 0303 ロ(ロ)において、「サテライトオフィスに設置する機器等の購入費用」は支給対象とならないことを定めていますので、御照会の例では、支給対象となりません。

2-12

テレワーク可能とする取組の実施に要した費用の支払方法制限はありますか。現金クレジットカード等で支払ってもよいのでしょうか。

支給要領 0504 ロのとおり、支払は原則として銀行振込によるものとしています。 ※ クレジットカード小切手約束手形等による支払いの場合支給要領 0501に定める申請書提出日までに口座引き落としがなされたことが確認できるものに限ります

また、電子マネーによる支払の場合、振込や引落し等、実際に商品代金や役務の対価の全額が支払われた日が、計画認定日以降、支給申請書提出日までの間にあることが提出資料等から客観的に分かる場合には、支給対象します。なお、第三者型前払式支払手段に該当する電子マネーチャージ型、プリペイド型)の場合は、助成対象として申請している当該商品の購入等の費用のものについて、銀行口座からの引落しが確認できず、支払の時点が不明確ですので、原則として支給対象外とします。

2-13

テレワーク可能とする取組に要する費用は、いつまでに支払う必要がありますか。

支給要領 0504 ロのとおり、テレワーク実施計画認定日以降、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までに支払が完了した費用助成対象となりますテレワーク実施計画認定日よりも前や、機器等導入助成に係る支給申請の提出日よりも後に支払った費用助成対象となりませんので、申請に当たり十分に留意してください。

13

2-14

テレワーク新規導入のため、VPNルータを購入しようと思っています。購入日及び納品日は「機器等導入助成に係る支給申請日」よりも早くなる予定ですが、当社では、社内の経理手続き上、物品を購入した場合、購入した月の翌月末に費用を支払うこととしており、当該VPNルータの購入費用支払日が、機器等導入助成に係る支給申請の提出日よりも遅くなる見込みです。こうした場合、VPNルータ購入費用助成対象とならないのでしょうか。

支給要領 0504 ロのとおり、テレワーク実施計画認定日以降、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までに支払が完了した費用のみが助成対象となります

御照会の事例では、VPNルータの購入費用の支払日が機器等導入助成に係る支給申請の提出日よりも遅くなるとのことですので、支給対象外となります

2-15

テレワーク可能とする取組に要する費用を分割で支払う場合でも助成対象になりますか。例えば、テレワーク通信機器等を8万円で購入し、4万円ずつ2回に分割して支払う場合で、1回目の支払については「テレワーク実施計画認定日以降、機器等導入助成に係る支給申請の提出日」までに終えるものの、2回目の支払については機器等導入助成に係る支給申請の提出日よりも後となるような場合、2回目に支払った4万円は支給対象となりますか。

支給要領 0504 ロのとおり、分割による支払のため、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までに支払が完了しない場合は、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までの支払をもって、支払が完了したものとみなします。

したがいまして、御照会の例では、1回目に支払った4万円のみを助成対象として計上することができます

2-16

テレワーク通信機器等の導入や労務管理者への研修等、テレワーク可能とする取組は、テレワーク実施計画認定を待たずに実施してよいでしょうか。また、テレワーク可能とする取組の実施時期に期限はありますか。

支給要領 0504 ロのとおり、助成対象となる費用は、テレワーク実施計画認定日以降、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までに実施テレワーク通信機器等の導入・運用にあっては機器の購入および納品、その他の取組にあっては取組の実施)が完了した取組に係る費用であって、テレワーク実施計画認定日以降、機器等導入助成に係る支給申請の提出日までに支払が完了したものに限ることとしています

15テレワークを行うに当たり、ヘッドセットは1人当たり1台を使用することが一般的であると考えられますので、御照会の例において、テレワーク実施対象労働者は3人とのことですので、最小購入単位の5台のうち2台については、テレワーク実施対象労働者使用しないものと考えられます。この点、支給要領 0303 ロ(ヲ)のとおり、テレワーク実施対象労働者使用しない当該2台分の購入費用については支給対象としないこととなります支給対象となる3台分の購入Permalink | 記事への反応(0) | 16:51

2022-01-02

田舎の方からかに侵蝕されていく。

中国資本がソーラー光開発による土地取得なんてニュースを見掛けた。

ニュースを見かけたのが自分最近なだけでそういう話は前々から話題になっていたらしい。

正直ブラック企業で生きていくだけで精一杯でそんなニュースも知らなかった。

自分らの土地田舎だが、この所すごい勢いで一気にソーラー設置が増えてきた。

山を崩して木を切り出してあっという間だった。

スピードものすごい。

正直開発によって大雨被害が増えないか心配だ。

中国資本の話を知って怖いと思いつつも山を持ってても税金掛かるだけで

どうしようも無く、田舎じゃ収入も少ないので仕方がない。

正直地元企業ブラックばっかりで上の役員ばかり収入得て

従業員離職率がスゴい高いし理不尽退職勧告も多い。

日本人日本人を搾り取っている間にもっとすごい中国資本

札束他国侵蝕して行く。

生きるだけで精一杯の自分が何か出来る訳でもないが

滅びるなら滅んで仕方が無い事しかして無いなというが

年開けて地元景色散歩して思った感想だ。

未来絶望して無敵の人になる人も居るけれど、

まあそれも仕方が無いよなと思う。

あとは残った餌を誰が大きくむしりとるかか。

何も残らない。

田舎の方からかに侵蝕されていく。

中国資本がソーラー光開発による土地取得なんてニュースを見掛けた。

ニュースを見かけたのが自分最近なだけでそういう話は前々から話題になっていたらしい。

正直ブラック企業で生きていくだけで精一杯でそんなニュースも知らなかった。

自分らの土地田舎だが、この所すごい勢いで一気にソーラー設置が増えてきた。

山を崩して木を切り出してあっという間だった。

スピードものすごい。

正直開発によって大雨被害が増えないか心配だ。

中国資本の話を知って怖いと思いつつも山を持ってても税金掛かるだけで

どうしようも無く、田舎じゃ収入も少ないので仕方がない。

正直地元企業ブラックばっかりで上の役員ばかり収入得て

従業員離職率がスゴい高いし理不尽退職勧告も多い。

日本人日本人を搾り取っている間にもっとすごい中国資本

札束他国侵蝕して行く。

生きるだけで精一杯の自分が何か出来る訳でもないが

滅びるなら滅んで仕方が無い事しかして無いなというが

年開けて地元景色散歩して思った感想だ。

未来絶望して無敵の人になる人も居るけれど、

まあそれも仕方が無いよなと思う。

あとは残った餌を誰が大きくむしりとるかか。

何も残らない。

中国語でも覚えるか。

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 8/10

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか

最後の章になる。

地方自治体はどんな人を欲しているのか、及びどんな人が職員として通用するのかしないのか、それらを説明して終わりにする。

とはいえ、もう4万字を超えそうだ。ここまで読んだ貴方は忍耐力を持っている。地方公務員に適合した人材である可能性濃厚である

キャリア棚卸しにしては壮大になりすぎた感がある。まずは、先達の書いた日記ひとつ紹介して記述量のショートカットを図る。

地方公務員を目指すはてな民面接突破法を教えたい

https://anond.hatelabo.jp/20200923212241

この日記を書く前に、はてな匿名ダイアリーで見つけた日記ひとつだ。短く簡潔にまとまっている。内容も概ね正しいと感じる。明白な誤りはない。単純に面接突破したい人間はこれを見るといいだろう。惜しむらくは、上の日記を書いた人は公務員試験面接官ではない。

せっかくの機会だ。民間時代を含めると十年以上に渡って面接官を務めた者として、採用可能性が高い人材の傾向を三箇条として述べてみたい。その後、面接評価表にはないポジティブチェック・ネガティブチェックの一部を示そうと思う。



面接評価点が高くなる受験者のパターン三箇条

1.地元出身である

 モデルケースを挙げる。採用試験を受けようとする市町村で生まれ、小中高をそこで過ごし、進学や就職を機に都会に出たけれども、また地元に戻って働こうとする受験者がいたとする。

 はっきり言おう。満点に近い。もうその時点で、「面接評価では4を取ってください! お願いします!!」と面接官に期待の眼差しで見られている。K市ではそうだった。というのも、そこまで地元愛のある若者ほとんどいないからだ。

 覚えておられるだろうか。当時のK市の人事行政問題点ひとつに若手職員離職率があった。3年以内離職率が3割超えという高い数値の原因のひとつが、『他市町出身』の職員数の多さにあった。

 採用試験を受けるまでの人生で、K市と接点のあった受験者があまりに少なかった。原因はシンプルであり、県庁政令市特別区の滑り止めで受ける人間が多かったことによる。みんな現役で地方公務員になりたいので、第一志望に落ちた後もなりふり構わず受けまくるのだ。採用された後も、第一志望の自治体に入るために勉強を続ける。いわば仮面浪人だ。

 「何をもって他市町出身なのか?」を定義するのは困難である。ここでは30才以下の職員について、市外在住率(K市に住んでいない者の割合)が『他市町出身』の代替指標として機能するとしよう。さて、K市の市外在住率はどの程度だったと思う?

 正解は……30才以下の若手職員のうち、8割がK市に住んでいなかった。私が辞める年には7割を切るところまで改善されていた。新人職員居住地をK市に選ぶ割合が増えたことによる。改善のミソは、採用試験評価されやすポイントを変えたからだ。後述。

 これはひどいな、と当時の私は思った。素人考えでもわかる。市外在住率が高すぎる。もし災害が起きたらどうなる? 全員すぐに集合できるのだろうか?

 すべての年代になると、市外在住率は約5割になる。K市の近くにある政令市などが魅力的なのもあるが、市町村合併でK市に編入された先の市町村職員が、「もう義理を果たす必要はない」とばかり、こぞって自分が住みたい町に移住していく事情もある。全国的に見ても人が多い地方であるため、魅力的な市区町村が多いのだ。

 では、上の『後述』の内容について。私が総務部長に提案したのは、「K市を愛することのできる人間採用する」というものだ。試験を受ける時点ではK市が好きじゃなくていい。K市出身でなくてもいい。入庁した後にK市を好きになることができる、そういう素地のある人に高い評価をつけるようにした。

 申し訳ないが、具体的な内容は部外秘とさせてもらう。公開すると、ネット検索によってK市がわかってしま可能性があるからだ。ご了承願いたい。

2.人格的な態度(特に協調性

 社会人として一番大事なことは何かと問われれば、30代前半までの私であれば、『実力』又は『正しい過程で正しい成果を出し続けること』と答えるだろう。

 今の私であれば、『尊敬によって他者との繋がりを保ち続けること』と答える。これが社会人使用者労働者も)にとって一番大事事柄であり、能力でもある。これは、Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(Amazonのページに飛びます)といった名著においても明らかにされている。

 このように自分のために何かをしてくれた人に対し、きちんと感謝言葉をかけられる人が果たしてどのくらいいるだろうか。

 あなた人生にもキャディのような役をしてくれる人はいるのではないかあなたが存分に仕事ができるよう、目に見えないところで条件を整えてくれている人、成功のための下地を作ってくれる人、ゴルフバッグのような重荷物を代わりに持ってくれる人、困った時に助けになってくれる人。そんな人たちがいるのではないか

 たとえば会社の中では、誰もがそういう「裏方」の役回りをすることがある。あなた会社は、そんな人たちの貢献に注目し、正しく評価する体制になっているだろうか。あなた自分を日頃から笑顔にしてくれる人に、感謝気持ちを伝えているだろうか。

Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(2019/6/28) P.309


 単に協調性というと、「みんな揃って前ならえ」のイメージがある。今の日本社会では、善悪両方の社会的資質と見なされることが多い。

 私が持っている神の辞書によると、協調性とは概ねこんな意味合いになる。

・異なる立場環境利害関係にある者が互いに力を出し合って問題解決すること

 本来はこうである。みんな揃って前ならえ、ではないのだ。仕事は1人ではできない。一般事務職として採用される公務員は、民間企業でいうところの総合職だ。常に誰かに依存し、依存されることで仕事を前に進める。

 だが、自分ひとりで成果を出していると勘違いする者が後を絶たない。空しいことだ。こういった人の残念なところは、その知性の程度にあるのではない。俺だけが、私だけがスゴイ。もっと自分に注目してほしい、といった自己本位的な動機仕事をしていることだ。

 どんな仕事も、社会に生きる人間一人ひとりを幸せにするために存在している。彼らはそのことに気が付かないか、気が付いても自分気持ちばかりを優先する。

 百歩譲って、20代までは良しとする。だが、30代になっても学校勉強部活動で高い成績を上げ、周りに注目されて喜んでいる中高生と同じレベルでは困る。

 あなたは、見知らぬ人に対して敬意をもった行動ができるだろうか。自分と考えの異なる人間尊重できるだろうか。嫌いな人や敵に対しても、悪い感情に心を乗っ取られずに意思の疎通ができるだろうか?

 面接においては、この人格的態度を最も高く評価する。私が市職員になる前からそうだったし、K市の面接官として責任を受け持つようになってからも変わらない。

 話は逸れるが、あなた面接官の経験がある人だったとすると、「この人、面接の時とぜんぜん違う!(もちろん悪い意味で)」みたいなことがあったはずだ。面接で猫をかぶるのが上手い人だ。そういう人を見分けるコツがある。

 印象がいい――これに尽きる。あなたにとって印象がいいし、他の面接官にとっても印象がいい。特に、ハキハキとした明るい話し方。面接官全員にとって好印象だったのなら、その人は危険だ。本当に使える人が面接に来た場合面接官が3人だったとすると、大抵1人は、「うーん……」と頭をかしげることになる。採用判断が下しにくいということだ。

 それが普通だ。みんなにとってイイと感じる人格をもった人間はまずいない。いたとしたら、それは猫をかぶっているか、はたまた聖人のどちらかだ。

 技術職や、職人芸を要する分野で人を雇う場合特に気を付けよう。それに適合した人との面接では、極度に緊張した様子が伝わってくる。身体は縮こまっていて、声はたどたどしく、自己アピールも乏しく、挙動不審――そういった人が最高の素質(タレント)を持っていることがある。

 一流の面接官であれば、誰が試験に来ようと、その人のいいところを最大限に引き出せるよう心がける。履歴書を読み込んで、実際のシミュレーションをし、面接ではよい雰囲気を作るよう心がける。その人が職場に適合している証拠質疑応答によって全力で探すのだ。受験者が喋るのに苦労しているようであれば、なんとかして悪い雰囲気を壊そうとし、その人の考え方や過去の行動を引き出そうとする。

 飲食店などアルバイト採用では、あなた1人で面接担当することもあるだろうが、それでも上記のことに気を付ければハズレを引くことは少ない。印象がいいな、と感じた人に気を付けよう。初対面で印象のいい他人はまずいない。たとえ面接官に嫌われようと、素の自分ちゃんと出す人間採用した方がいい。

 猫をかぶる受験者への具体策としては、面接が始まる前と終わった後の行動をこっそり監視するといい。椅子ちゃんと戻しているか、出入口で人とすれ違う時の仕草や、駐輪場他人自転車ぞんざいに扱ったとか、車の運転危険があるなど、それなりの確率でボロが出る。

3.知的能力

 公務員に限らず、組織で働く人間にとっての血であり肉である。ここでいう知的能力には、知能であるか、知性であるとか、創造性とか言われるものを含む。

 すなわち、数値計算スケジュール段取り、ある規則に従っての並び替えといった正解がある分析的分野から新規事業企画プレゼンテーション、利害を巡っての交渉や調整といった正解(不正解)がいくつもある総合的分野に至るまで、脳を働かせて答えを導き出すありとあらゆる分野を含んでいる。

 官公庁に特徴的な仕事の傾向として、業務の幅の広さ(薄く広く)が挙げられる。特に地方自治体だと、ひとつ役場多種多様仕事を行っている(この機会に、あなたが住んでいる市町村組織図をみてみよう)。民間で例えると、とんでもなく多角化が進んでいることになる。

 数年おきに全く新しい仕事を覚えることになるのだが――その意味の幅の広さだけではない。役場を訪れる人間多種多様だ。男性も、女性も、一般市民も、民間企業も、若者も、中年も、高齢者も、子どもも、障がい者も、何らかの病気にかかった人も、とにかくいろんな人が来る。

 それらすべてに対応問題解決)しようと思うと、まずはその職員が賢くないと無理だ。これは、市役所現場で働いたことのない私でも確信できる事実だ。傍から見ていてわかる。

 礼節や態度は大事だ。植物であれば、花弁果実など目に見える部分がこれにあたる。それらを支える意味必要なのが枝であり、幹であり、根であるもっと細かく見ると、細胞質や葉緑体や核ということになる。職業人でいえば、脳というOSがこれに当たる。

 このOSが大したことのない物だと、いかに素晴らしい性格気質を具えていても結果を出し続けることは難しい。正しい答えや行動を相手に示すことができないからだ。市職員が、受付窓口で手早く計算をしたり、各種申請書の書き方の指導ができないと、市民企業が何度も窓口に来たり、無駄申請費用を払う羽目になる。

 スポーツだと、柔道における心技体がわかりやすい。ある一流の選手がいたとして、その人の精神がどれだけ優れていても、技術が優れていても――風邪で高熱がある、骨や靭帯に損傷がある、五感の一部が機能しないといった事情が生じると、たちまち三流以下の実力になる。

 多くの人は錯覚している。例えば、どんなスポーツでも面白い試合というのは――両者ともに拮抗している。心技体のうち、技と体が同じくらいのプロ選手がいたとする。となると、勝負を分けるのは必然的に『心』となる。

 実力伯仲の者同士、わずかな差で勝負が決まれば当然盛り上がる。それが、スポーツで一番大事ものが心→技→体の順番と皆に思われる最大の理由だ。

 官公庁筆記試験を必ず行う理由がここにある。現在公務員業界では、筆記試験性格適性検査を含む)の作成リクルートなど民間会社委託する方向で進んでいるが、今後何年が経過しようと、筆記試験自体廃止されることはないだろう。組織人として働く上での血肉であるところの、知的能力客観的に測定できる唯一の機会だからだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220523

問題職員の正しい辞めさせ方 3/10

case2.B子さん

二人目のB子さんは、ある意味で私と同期だった。私がK市に採用された年に、高校を出たばかりの彼女が入庁してきた。

K市に入ってからの私というのは、せっせと新人公務員として基本的事柄勉強したり、各庁舎をぐるぐると見回って雰囲気を掴んだり(大抵は職員への挨拶を兼ねている)、K市が主催するイベントスタッフとして十数回と参加したり、多くの自治体職員が集まる研修に出席したり、ほかの幹部がまとめた人事政策に対してフィードバックを述べたり……あっという間に5ヵ月が過ぎていった。

その頃だった。B子さんについての苦情が寄せられたのは。毎年9月にある新人職員への人事面談の折に、B子さんのいる課から上がってきた。一応、直属の上司事実であると認めた苦情ということで、今度はB子さんと面談室で話をすることになった。指導的な色合いが強い内容になる。

今でも思い出す。あの女は人生をナメていた。なめ猫なんて甘っちょろいものではない。すでに組織を蝕む害獣となりかけていた。

面談室に入ってきた彼女を見て衝撃を受けた。髪の毛は脱色しているし、恰好女性向けファッション誌に出てくるそのものだったし、朱色のスカートの丈は相当な短さだったし、口紅は真っ赤だったし、ピアスをしていたし、首に〇〇〇〇〇もついていたし……どこから突っ込んでいいのかわからない。

私も、世間一般では活発で知られた営業会社で働いていたが、彼女ほど派手な恰好女子社員はさすがに見たことがない。せいぜい茶髪や控えめなチークだった。多くのお客様の前に出ないといけないからだ。

A夫さんの時と同じく、面談室の両側のソファにお互いに座った。こちらには人事課長が、向こうにはB子さんの直属の上司がいる。

面談が始まった。初めに私の方から、「B子さんですね。お仕事で忙しいところすいません。まずは事実確認ですが、今着用しているような衣服を先輩に注意されたことはありますか」と尋ねた。

以下、大まかなやりとりになる。

「あります。年のいった人から注意されました」

「その先輩には、なんて言って答えましたか

「私の自由です、と何度言ってもわかってもらえないんで、『ハラスメントです、やめてください、気持ち悪いです。これ以上は親に話します』と伝えました」

「それは、先輩があなたのことを思って言ってくれたのではないですか?」

「違います

「では、どんな気持ちだったと思う?」

「ムカついたから言ってきたんだと思います

ほかの行動、例えば自分が気に入らない職員無視するとか、夜の窓口勤務中にチョコレートを食べながらほかの女性職員雑談していたとか、勤務時間中に携帯をいじって過ごしていたことなど、色々と聞いていったが、終始ブスッとした調子で返答するのみだった。最後に、だるそうな口調で「何とかやってみます」とだけ告げた。

面談中、私はB子さんの履歴書採用試験時の成績を見ていた。偏差値50くらいの公立高校を出ていて、英検漢検の初級程度を持っていて、採用試験筆記試験)ではほぼ満点を取っていて、性格適性検査ではやや嘘つきと出ていて、肝心の面接試験では、「明るくハキハキしていて、利発な印象を受ける」とあった――採用試験でわかることなど、この程度のものだ。

いったん話は逸れる。私が採用された背景(どんな目的を叶えたくて私を採用したのか)、当時の市長から受けた勅命を述べる。

「優れた職員を残し、不要人間は残さない」「次世代に残すべき職員採用する」「そうした職員が辞めない環境を作る」といったものだ。

冒頭に述べたように、このK市の新規採用職員の3年以内離職率について、十数年前は1割未満だったものが、私が市長からスカウトされた年には約35%まで悪化していた。20採用したら、3年以内に7人が辞めていることになる。3年超えになると、もう数パーセント上昇する。

辞めた者の中には、将来を嘱望される人材が何人も含まれていた。ボリュームゾーンは30才手前で、これまで将来を期待されて県庁や国の機関に出向したり、エース級の職員が配属される部署で頑張っていた職員らが退職を選んでいた。この状況を正すことが、私に課せられた任務だ。

市長の談によると、人事課が収集した退職理由の中でトップだったのが、「将来、昇進しても幸せになる未来が見えない」で、肉薄して2番目だったのが、「異常な言動を取る職員が多いうえ、上の人が彼らに何の対策もしない。働いているのがばかばかしい」というものだった。

このうち、私が解決に役立ちそうなのは二番目の課題だった。一番目の課題は、プロパー職員が自ら考えて実行すべきことである。外部の人間である私が考えるのはお門違いだ。アドバイスはさせてもらうが……。

話を戻す。

これらを踏まえて、B子さんへの対応を考えることになる。面談を終えて、私はその場で人事課長に目配せをして問いかけた。

「B子さんを切りましょう」

「試用期間とはいえ、難しいのでは。やめておきましょう。あの子はまだ若い。立ち直るかもしれない」

ツッコミが入った。想定どおりだ。

試用期間中分限免職処分は、K市はもちろん、県内他市町でもほとんど例がない。が、私はそれに成功した市町村のいくつかを研究していた。

「試用期間での成績が不良である場合正式採用しないことができます判例を調べましたが、いくつかの市町村では実際に行われているようです」

「うん……考えるべきところではある。あの子は、ちょっとひどいとも思います。ただ、私の権限ではちょっと決めかねます

権限は置いといて、あなた個人判断は?」

「わかりません。市長にも副市長にも総務部長にも伺ってみないと。これは全庁的な問題なので、もっと、いろいろと議論を重ねてみるべきかと」

市長問題ないでしょう。ほかの人は私が説得してみますしかし、第一には人事課長であるあなたの職分ではないですか」

「それはそうですが、職員の進退そのもの判断することはできません。それを言うなら、私さんの役職は一応は部長級なんですし、私らと違って一流の会社にいましたし、市長の元部下なんでしょう。私よりもやりやすいんじゃないですか。とにかく、私にはどうすべきかわかりません。例年であれば、あの子はそのまま正式採用されます

人事課長は乗り気でないようだった。

それから面談室を出て、人事課に戻って、課内の奥野須美に着席した。

私の机と椅子は人事課の奥にある。

2022/01/02 追記 奥野須美さんには着席していません。奥の隅の誤りです。

その後も何度か討論を重ねた後、B子さんへの対応が決まった――退職勧告だ。

後日、総務部長の口頭での承認を得た。市長は、「お前の好きにやれ。判は押す。証拠絶対に固めるように」とのこと。副市長は猛反対だった。予想どおりの瞬殺だった。

そして、不安そうにする人事課の職員らに対して私は、「市長からは、現場判断していいとの答えをもらっています。何かあれば私が責任を取りますあなた達に迷惑はかけません。協力を求めます」と答えた。

責任など取りたいはずもない。が、ここはレイズの場面だ。攻めるのだ。戦え。今しかない。ここで勝てれば、私の信用は外部登用組の管理職(※当時、国や県や民間から計4人の出向を受け入れていた)の中でも相当に高くなる。ここは何としても取りたい。

方針が決まったとなれば、後は実行だ。

今回のメンバーは、人事課長と私だった。前回は私が面談を主導したので、今回は課長が行うことになった。こういう貴重な経験は、多くの人間シェアすべきという考えによる。

人事課長は、不安そうな顔つきだった――この人は将来を嘱望されている。当時は50代半ばで、順当に上の人間の席が空けば総務部長にもなると言われていた。

安心してください。上の人間は『方針』を認めていますあくま方針だけですが。今後のK市のためにも、ぜひあなた実施すべきです」

私が激すると、彼はしぶしぶ動き出した。

そして、いよいよ始まった面談は、思ったよりも淡々としていた。B子さんが面談室に1人で入ってきた時、人事課長ソファ中央腰掛けていた。話の最中は、私が脇にある椅子で見守っていた。

さて、Bさんとのちょっとしたやりとりの後、人事課長は「あなたを本採用できません」と告げた。それから理由などの説明が終わると――B子さんは顔を一瞬だけ歪ませて、また元の顔に戻ると、「わかりました」とだけ告げた。面談後は、泣きそうな表情でその場を後にした。抵抗はなかった。

あっけないほどすぐに終わった。時間にして5、6分だった。もっと抵抗されると思っていた。本人もわかっていたのではないだろうか。自分がこうなることを。

「〇〇課長、やりましたね。苦しかったでしょうが、これが新しい一歩なんですよ。踏み出せたじゃないですか」

私は、片方の拳で人事課長の脇腹を貫いた。彼はちょっと痛がるようにしてから、拳を額に当ててソファの上で態勢を沈ませる。

神妙な面持ちで、「B子さんは何とかなるんですかね。これは脅しの一種ですよね。反省すれば、クビにはならないんですよね?」と呟くように述べた。

「お前みたいな悪いお人好しが組織を腐らせるんだよ。もっと組織のために悪者になってみろ」

という言葉を飲み込んで私は、その場の片付けを始めた。

B子さんの退職の話を聞いた副市長が、再び私と総務部長を呼び出した。やはり逆鱗に触れたようだった。今回は稟議書(※B子さんの聴取記録のこと。A夫さんは犯罪関係市長までそれを回す必要があった)を回すほどの案件ではなかったのに、なぜわかったのだろうか。私だってB子さんの今後を考えている。分限免職だが、形式上は年度末での通常の退職という形にしていた。

副市長とは激しい議論になった。彼が退職するまで、少なくとも5回は苛烈な論戦をした思い出がある。私は何度も説明した。これから公務員業界が厳しくなっていく中で、これまでの人事政策を変えていく必要があることを。勤務成績が極端に悪い職員を追い出すことの合理性を説いた。

が、わかってもらえることはなかった。副市長は、人事課の主導で職員を辞めさせるのを避けたいようだった。最後に、こういうやり取りがあった。

市長が「それでいい」と、どうしても言うなら私は反対しない。一番に重い責任を取るのは市長なんだからしかし……こうした案件について私は承認しない。法令上は、市長意思さえあれば有効意思決定だ。やりたいなら好きにやれ。もうこういった件は私のところに持ってくるな。不愉快だ。いいね?」

「いえ、それでも副市長に話は持っていきます。ここのルールですからね」

数日後、B子さんの母親から人事課に電話がかかってきた。電話を受けたのは私だった。「B子の母です」と名乗る声を聞いた時、私はB子さんに関係する資料を手元に手繰り寄せた。

「この度は、娘が申し訳ないことをしました。本当にすいません」

開口一番がそれだった。

B子さんが本採用にならなかった理由は本人に説明したが、母親再確認をしたかったようだ。

理由はB子さんが述べたとおりです。公務員、いや社会人としてよくない面が多すぎました。もちろん、いきなり職場に来るなということではなく、来年3月末までは在籍できます給料ボーナスも満額払われます。その間に、また就職活動の方をしていただいて~」

「本当にすいませんでした……お給料までお支払いいただいて。今回はご迷惑をかけましたが、何かあったらまたよろしくお願いします」

終始謝りっぱなしだった。この子にしてこの親あり、という俗諺の例外を今まさに見ていた。

「この親からの子が育ったのか!?」とその時は何となく考えていたのだが、後日、答えのようなものが見つかった。申し訳ないが、ここで公表することはできない。一線を越えていると判断する。

その時、私の中に罪悪感のようなものが込み上げてきた。世の中には、どうしようもない事情というものがあって、それに翻弄され続ける人間も当然に存在する。B子さんも、その1人だった。

少しだけ話そう。あの後、総務部長が、「せっかくだからもっとの子を調べてみたら」と助言してくれた。指示されるがまま、市民課(住基ネット)や税務課(税務情報システム)や福祉課(福祉情報システム)でB子さんの情報を集めてみた。すると……。

今の私が、当時の私にアドバイスをするとしたら、「あと1年は様子を見てもいい」(地方公務員法には試用期間延長のルールがある)と告げるに違いない。

いかに私が民間企業で人事責任者をやっていたとしても、人にはその数だけ事情がある。即座にすべてを把握する力はない。結果的に、私はそれを汲み取ることができなかった。もっと、深く細かくB子さんに寄り添っていたらよかった。

[追記]

ここまでの描写だと、まるで私と副市長犬猿の仲だったように映るが、実際には違う。仕事で一緒になることがあれば、普通に冗談などを言い合っていた。

例えば、遠方にある他市町の児童福祉施設を視察していた時だった。市長副市長と私その他は、保育の現場を見た後に自由見学していたのだが、やがて2階の大きな吹き抜けになったフロアの隅に辿り着いた。そこには、「幼児 プレイコーナー」と看板に書かれたスペースがあって、どうやら小さい子ども向けの遊び場のようだった。プラ素材の小さい滑り台から小学校低学年向けのジャングルジムまで、様々な遊具が置いてある。

副市長は、「あの名前は気に入らない」と呟いた。文書のインデントが0.5文字ズレているだけで不機嫌になる人だ。例えば、いま私は、上の「幼児 プレイコーナー」を半角スペースとしたが、K市で働いている時なら公務員業界慣行に従って全角スペースにしただろう。

私は、「一般的な名称だと思いますが……どこかおかしいところが?」と意見したところ、「色々ある」とだけ返ってきた。

夜になって、視察終了祝いの一次会があった。さあ次はどこで飲もうかと、市長副市長その他と歓楽街をうろついていた。このレベル役職の人はK市内で飲めないため、こういった視察が貴重な機会になる。

「××君。ほら、あれ見てみろ! 幼児プレイだ」

と、酔っぱらった副市長が私の襟ぐりを掴んだ。風俗街の一角を指さしている。

幼児プレイあります」「ママに甘えたい!」「授乳OK」などと書かれた看板のぼりが立ち並んでいた。

「後で行ってみるか。おごるぞ」と意気込む副市長に対し、市長が「昼もやってるみたいだ。なあ副市長、視察の前に(以下自主規制)」とツッコミを入れていた。

それで私は、「もしかして副市長はあのとき風俗のことを考えてたんですか!? あの真剣な顔で、さっき現場で見たどの先生がよかったとか? ねえ副市長

「ふざけているのかお前はッ!! 真面目にやれ!」

副市長は激昂していた。

仕事馬鹿にするのも大概にしろ!」

歓楽街一角で怒鳴られる私を尻目に、市長とほかの幹部はどこかに行き始めていた。

「お前、幼児意味がわかってんのか!?」

「わからないです」

法律では満1歳から就学前の子どもを幼児と言うんだろうが!! あそこには小学生も遊べる立体遊具があっただろうが!! 矛盾に気づけッ!」

「すいませんでした」

年に一度は視察などで副市長と飲む機会があったが、普段が真面目すぎるだけで、面白い顔もちゃんとある

人間基本的にそうだ。あなたにとって好きな面も嫌いな面も、両方ちゃんと澄んだ目で見ることができるのなら、ケンカになっても関係が壊れることはない。

あなたは、自分が嫌いな人間のことを認めることができるだろうか。人のいいところを見つけることができるだろうか? 自分でも今、何を書いているのかわからなくなってきた……。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220517

問題職員の正しい辞めさせ方 1/10

2023/1/2 part5を全体的に修正出身会社について追記

     part10を全体的に修正最後に加筆あり。

前職を辞めて1年以上が経った。そろそろ事業会社で働いてみようと決心したところで、キャリア棚卸しをしてみようと思った。

私は、新卒人材広告営業会社に入った。その次は転職支援仕事をしていた。いずれも管理職になって、いくつかのチームをマネジメントする立場になり、二番目の会社を数年後に退職してから個人事業主になって、ひょんなことから地方自治体市役所)に転職した。

そこを辞めてからは、幾ばくかの退職金を元手に、フリーランスをしながら自由毎日を送っていた。今でも個人コンサル仕事を請けたりする。学生時代を懐かしんで、マクドナルドクルーに応募して働いてみたりもした。

人生の休息はたっぷり取ったし、そろそろ本気で再就職を目指そうかと考え始めたところ、職務経歴書を書かねばならないことに気が付いた次第だ。

なお、当日記タイトルは、問題社員の正しい辞めさせ方(Amazonのページに飛びます)という本から拝借している。

名著だった。今回の日記投稿に至ったのはキャリア棚卸しが主な理由だが、この書籍インスパイアされたこともある。

前職の説明をする。とある地方自治体特定任期付き職員として、人事政策立案運用を担っていた。役職部長級。人事~~と名の付く長ったらしい名前だ。

かつて個人事業主だった頃、それまでに培った人材広告営業や、転職支援スキルを活かして個人コンサルをしていたところを当時の市長に拾われた。この人は、私が勤めていた会社ひとつ上級管理職をしていた縁があった。

私以外にも、いろんな組織から多くの人間を市に引っ張っていた。みな幹部としての登用だった。それぞれが民間等での専門性を活かし、刷新的な業務に取り組んでいたのを覚えている。

ここに綴るのは、地方公務員の端くれとして〇年間、人事の仕事に携わった諸々の実例だ。

始めに言ってしまうと、私の仕事政策立案の本流ではなかった。それよりも、できがよくない職員、いわゆる問題職員無能職員と言われる者たちのトラブル処理や、彼ら彼女らへの指導――のみならず、退職勧告まで含めて担当していた。

当時の市長(私の任期の途中に退職)は、私をそのために採用したに違いないという確信がある。行政経営における中核的な人事施策は、当然ながらプロパー職員に担わせるべきだ。私は、公務員が慣れていない型の人事業務(いわゆる肩たたき系)の企画運営を行い、後の人間に引き継ぐために採用されたのだ。何か問題が起こっても、私は幹部職員権限ある人間ということになり、責任を取ることも可能というわけだ。

前の会社においても、人事責任者として様々な人間に接してきた。その経験を当時の市長は買ったのだろう。かくして勤めることになった市町(K市とする)が抱えていた問題を解消するために動くことになった。

実際、当時のK市には労働関係指標問題があった。3年以内離職率だ。私が赴任する直前年度の3年以内離職率は、30%を超えていた。地方自治体は、同規模の民間企業に比べて恵まれ労働環境にあるというのに、この数字ちょっと高い印象がある。

辞めていく人間の大半が査定の低い者、トラブルを起こす者ばかりであればまだいい。だが実際には、将来のK市をしょって立つと期待された職員が半数を超えていた。特に若手だ。

せっかく、まちづくり活動に携わる職場や、霞が関や、県の本庁にある部署や、県内市町から1人ずつ出して組織される団体(〇〇合同機構や、〇〇事務処理組合など)を経験させたというのに、辞められては元も子もない。



前段の終わりに、まずは当記事基本方針を述べる。

「全くの嘘は書かない」

というものだ。どういう意味かというと、例えば「A」のことを「アルファベット」と表現することはあっても、全く別のBと言うことはない。A´みたいな表現はするかもしれない。

日記は、胸の痛くなる描写を伴う。しかし、私自身が次の転職に向けて準備をするために行っているので、赤裸々な事実まで含めてきちんと振り返ってみようと思う。死人は出ないので安心してほしい。

次に、この日記を書いたきっかけについて。何となくお察しかもしれないが、△年前に雇止めの通告を受けた。任期はその年度の3月末までだという。

結果を出したにもかかわらず、任期更新されないという裏切りを受けた。私はそのように感じている。

自治体配慮する道理はないものと考える。書いてもいいこと、書くべきことは何でも綴ってやるつもりだ。

形式的には地方公務員だったかもしれないが、本当は違う。私はあくま民間側の人間であり、自治体の人事運営の一部をコンサルティングする立場としてアサインされた。しかし、業務委託(準委任契約)の立場ではできない(例えば職員への直接の命令指導)ことが多いため、致し方なく特定任期付き職員として採用された。それだけのことだ。

尤もらしいことを書いたが計算もある。以前、はてな匿名ダイアリーで、元公務員である作者が、かつて勤めていた組織の内情を(おそらく)包み隠さずに綴った日記を何点か読んだことがある。その中には、当然官公庁の内部事情に関するものもあった。「それ書いたらあかんやろ、捕まるぞ」と直感的に感じたものもある。

その人の日記では死人が出ていた。当日記では誰も死なないし、たとえどんなに面白い話であろうと、亡くなった人間ネタにするつもりはない。

例の日記は、今でも増田に残っている。魚拓と比べて、投稿後に何かを隠した形跡もない。私がこれから書く内容も赤裸々なものだが、あの日記の暴露レベルラーテルとすれば、当日記チンチラのようなものだ。ラーテルチンチラが戦ったとして、多くの場合ラーテルが勝つだろう。

そこまで大した内容を書くつもりはない。挑戦してみるのも悪くないと思えた。

当然ながら、職員個人については特定がされないように最大限配慮する。特定危険があると判断した場合は該当箇所を削除する。では、以下に1章ずつ綴っていく。

初めに言っておかねばならない。この日記はとても長い。全部で5万字はあるため、気になったところだけ読んでいくやり方は大いにアリだと思う。

かなりざっくりとした目次は以下のとおりだ。

第一章 更生が期待できない問題職員について Part1の途中~3,5~6

 私が対応した職員4人分の記録。Part4は閑話休題

第二章 更生が期待できる問題職員について Part7

 思い出に残っている職員を1人だけ取り上げる。

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか Part8~9

 タイトルのとおり。どんな人が公務員に向いているのか?

結びにかえて Part10

では、さっそく第一章に入る。

第一章 更生が期待できない問題職員について

この章では4人分、問題職員への対処例を述べたい。私が採用されてから退職するまでの間に接した事例になる。

case1.A夫さん

A夫さんは当時、50代後半だった。まるで絵に書いたような昭和風の地方公務員であり、私が若い頃に聞いた「公務員はこんな感じ」を地で行く人物だった。今では絶滅危惧種だと言っていい。

毎日5時になったら帰り支度を始める。朝は始業2~3分前に出勤する。たまに遅刻あり。

主任主査級(※民間で言うと平社員最上位。ここまでは自動的に昇進する)。年収は8本ほど。

有給休暇20日分+夏休み4~5日分を毎年フル消化

仕事量は少ない。勤務時間中はのんびり過ごしている。電話や窓口には出ない。

台風待機や他課の行事があると積極的に手を上げて参加する(時間外手当がほしい)

ここまではいい。業界的には許せる範囲だ。生産性の低い人間には違いないが、問題職員とまではいえない。

この年代になると、彼らが新人職員の頃に先輩が行っていた(よくない)行為をすっかりと踏襲している。出張の帰りに公用車で自宅に帰ったり、家のごみ市役所ごみステーションに放り込んだり、イベントで余った飲食物を箱単位私物化したり、市の取引先の〇△メーカーから私物としての〇△を卸売価格以下(店頭価格の約4割。同種の横領の誘発を避けるため伏字)で購入したり、机の下に焼酎ウイスキーを隠し持っていたり……。

重ねて言うが、ここまではまだ許せる。働く組織によって文化や慣習は異なるものだ。彼らや彼らの先輩が今までずっとそうしてきて、それで通用してきたのであれば、それは組織責任でもある。

それに、若い職員には年配の職員が不幸である様子は極力見せたくない。「自分たちも将来は……」という希望を持っていてほしい思いがある。ほかに理由はあるが、当日記を読んでいるうちにご理解いただけると思う。

しかし、A夫さんは一線を越えてしまった。

罪を犯したのだ。職場飲み会の帰りに酔っぱらって気が大きくなった彼は、とある罪を犯した。現行犯逮捕されたA夫さんが翌日に暗い顔で上司に報告したのが、私が赴任してちょうど一か月の頃だった。

新年度第一例目ということで、私は総務部や人事課の職員特に幹部クラス)がどう対応するのか見るつもりでいた。人事課の隣にある面談室で、A夫さんと、総務系・人事系部署役職者が何人かと、私が同席していた。みな、それぞれソファに座っている。

その時のA夫さんの印象は、以下のようだった――と書こうと思ったが、そこまでの価値もない。一言でいえばこうだ。

反省の色がない』

夜中にコソコソと他人の所有物を盗んだにもかかわらず、ヘラヘラと笑いながら、「すいません」と首をブラブラさせるばかりだった。シャツその他の衣服はよれよれで、ネクタイは曲がっていて謎のシミがある。

面談後、私は単刀直入に人事課長ほか数名に尋ねた。「免職ですよね?」と。

それは、短い返答だった。「これから協議します。民間なら免職かもしれません」というものだ。

私は負けじと、あらかじめ調べておいた根拠を示した。人事院が発している「懲戒処分の指針について(平成12年3月31日職職―68)」というものだ。

国家公務員地方公務員も、この通達に従って処分を決めるという。免職処分か否かで揉めて裁判になった場合も、裁判所はこれを基準として判決を下す。その中に、以下の文言がある。

 3 公務非行関係

  (1) 放火

    放火をした職員は、免職とする。

  (2) 殺人

    人を殺した職員は、免職とする。

  (3) 傷害

    人の身体傷害した職員は、停職又は減給とする。

  (中略)

  (7) 窃盗強盗

   ア 他人財物を窃取した職員は、免職又は停職とする。

   イ 暴行又は脅迫を用いて他人財物を強取した職員は、免職とする。

A夫さんの場合は、(7)のアにあたる。免職処分にできるはずだ。だが、人事課よりも上の立場人間(※その人は部長級で、私と同格だったが、新人だった頃の私に権限権威などあろうはずもない)は、A夫さんを停職1ヵ月と減給で済ませるという。

ここが勝負どころだと思った。

私が最初に入った会社では、飲食店などをメインに、自社の求人広報誌に情報を載せてもらう飛び込み営業を十年近く続けた。その後に実績が認められて人事部署に異動となり、数多くの優秀な社員問題社員と接してきた。次の会社でも、現場経験後に人事畑に移っている。今、この経験を用いる時だ。でなければ私の立場矮小のままである職員からの信頼は得られない。

手を挙げた。次回のA夫さんの面談は、私が主担当となった。面談室のソファ中央に私が座り、右脇には人事課長、左脇にはそれに準ずる者がつく予定だ。後は結論と筋書を用意して、A夫さんをその方向にもっていくことになる。

その前に、市長に軽く相談したところ、「お前の好きにやってみろ。決着がついたら教えてくれ」とのこと。ならば好きにやらせてもらおうと思った。

(続く)

https://anond.hatelabo.jp/20211231220515

2021-12-21

anond:20211221195040

新卒の3年以内の離職率は約30%

入社1年目でも転職する奴もたまにいる

第二新卒用のエージェントもあるくらいだしみんながみんな3年我慢して居続ける訳じゃないよ

2021-12-02

anond:20211202130016

人事「同期が集まって楽しくおしゃべりさせて絆を強める、そのことで若手の離職率を下げたいです」

育休取得率なんて大した問題じゃない。

問題は退社の方。寿退社なんて言葉まであったかつてに比べてかなりマシにはなっているが、

女性結婚を機に仕事を辞める率が男性より高い。出産ではないか別に休暇や給料は変わらないのに、だ。

すると、企業としてはOJTを含めた社員教育などの投資無駄になる。

このため、企業女性を雇うのを控えたり、良い経験を積め将来の昇給・昇級に繋がる仕事女性に任せなくなる。

これは男女の離職率の差が僅かであったとしても、その差を覆すだけのわざわざ女性を選ぶ理由が無い限り起きる。

退社なんて全く考えていない女性には迷惑な話ではあるが、企業からはどの女性が辞めないタイプかは

判断がつかない(女性自身だって実際に結婚するまで分からないこともあろう)のでどうしようもない。

anond:20211201104652

2021-11-22

anond:20211122215559

離職率が高いとか?社員お金かけても回収しないと上層部が思ってるとか

2021-11-12

anond:20211112095055

就職してるとはいえ高卒離職率もかなり高いし、新社会人まで含めて何が悪いのかって思うわ

それでこそ若い世代支援子育て支援だと思うんだけどな

2021-10-03

大企業

暇で給料低い

派遣から色々な現場経験できる(人間関係は長くない)

離職率が高い

転勤あり

忙しいの嫌だし長期の人間関係が苦手だから向いてるのかな

でも貯金したいか薄給で転勤は痛いよな

2021-09-30

枝野幸男岸田文雄絶対勝てない

身辺がクリーン

失言しない

変な身内がいない

人当たりが良い(秘書離職率が低い)

敵を作らない

立憲と政策が被ってる

(再分配、格差是正、分厚い中間層

夫婦別姓とか同性婚とか靖国参拝とかそのへんの結論は全部「検討する」「議論する」で誤魔化す

とにかく「余計なことをしない」「余計なことを言わない」

ベテラン議員官僚経済界支持団体もみんな岸田を支える

党首討論とかで並んだとき岸田の方が見た目も良いし清廉な感じもする 

しろ枝野安住よりクリーンに見える

2021-09-13

日記

起床した瞬間から体調が悪い。昨日から嫌な予感はしていた。

薬を飲んで横になったら少しは楽になった。

今日は一日中絵を描くかネットサーフィンするかだった。

目が痛い。最近日中スマホタブレットにつきっきりで離れられない。

今日は二日ぶりにリクナビをチェックした。

これは非現実的営業は嫌……などなど、切り捨てるばかり。我ながら何様のつもりだ。

気になった2社はオープンワークを見る限り離職率が高い。やめた。

これを書いていて思い出したが、メールの方にもう一つ気になる会社があったはず。明日調べる。

というか、業種よりも勤務地重視(金無いから引っ越せない)なのにリクナビ使うのが間違いな気がしてきた。

正直、週3回5時間だけの楽なアルバイトすら面倒でしょうがないのに、また社会人として働く自分想像できない。

でも、それをやるのが当然だから。働かないと。劣等感もすごいし。何より金が無さすぎる。

要望があったので、取り急ぎタグをつけた。

「一個人として誰かに見られている」からと言って、自分を飾ったり誤魔化したりしないために増田日記をつけている。

「恥を捨てて正直に書く」という意味で「恥日記」の名前をつけた。

から、この目的に影響してしまうと判断した時はまたタグを外すかもしれない。その時はごめん。

そして、他の人も「恥日記」ってタイトル日記を書きたくなったら、ぜひこのタグを使ってください。

おやすみ

2021-09-12

anond:20210828192228

勤務医過酷だったら過労死する人の数に反映されるし離職率も高いだろうがそんな事実は無いんだよね

2021-09-08

太いってほどでもないけど貧乏ではない実家

が、あると焦らないのはガチ

ワイの実家特にちゃんこ金持ちってわけではないけど、毎月10万の仕送り私大学費を払えるくらいには余裕があった。

社会人1年目にメンタル病んで仕事辞めた後も、次の職場が決まるまで一人暮らし家賃生活費を3ヶ月分ほど振り込んでもらっていた。

おかげで焦って変な会社に入ることもなく、熟考の末そこそこのホワイト企業(大手ではない)に第二新卒ヌルンと入社

社員は男女関係なくキモオタのワイに優しくしてくれるし、残業ほとんどないし、怒鳴るおっさんや嫌味ったらしいおばさんは一切いない。離職率が低いので平均年齢が高く、20代半ばになった今でも若手扱いでヌクヌク仕事をしている。

最近は親ガチャなんて言葉があるみたいだが、ワイは少なくともSRは引いた。

頑張り屋のパッパと専業主婦としてパッパを支えたマッマ、ありがとやで。次の正月帰省難しそうだったら、またお取り寄せグルメでも送ったるわ。

2021-07-28

anond:20210728094101

感染者が増えてったら重傷者と死者が増える

感染が増えたらワクチン免疫をすり抜ける型も出やすくなる

コロナ外来コロナ重症者の病棟ハードワークで人手が足らない、病床数があるから大丈夫というのは、「ウェイターと料理人がいなくても席が空いてるなら店を営業できる」みたいな主張

現状維持はできるけど重症者が増えたら負担が増えて離職率が上がってどうにもならなくなる可能性はある

2021-07-17

地方仕事は緩いと思った

今年の4月から、このご時世だと言うのに地方グループ会社に出向してる。業種はある専門職で、東京から九州某県に出向した。年は20代後半。

 

3ヶ月余り働いてみて思ったが、地方仕事はマジ緩いわ。

 

例えば、1日で終わる仕事を3日と上司顧客に伝え、3日間ダラダラと仕事する。これで会社として3日分の売上をもらえれば良いのだけど、いくら仕事量を増やして顧客アピールしてみても、もらえる売上はせいぜい1.2日分ぐらい。ってことは、普通より生産性落ちることになる。見た感じだけど、顧客やその先の顧客エンドユーザー)も似たような感じ。

 

出向前に財務諸表見て、なんでこんなに利益少ないし、社員待遇悪いけど離職率低いんだろと思ってたけど、諸々が繋がったよ。アラフォー月給25万でよく辞めないな、と思ってたけど、純粋な月の労働時間を80時間とすると、時給3000円でなかなか割の良い仕事な訳だ。家も安くて住宅ローン2000万ぐらいだから手取り20万強でも十分に支払える。

 

彼ら彼女らは東京大都市馬鹿にするけど、税や社保を大都市高所得者層が支えていることを考えると、それは東京での殺人的な通勤ラッシュや、鬱や過労死するような働き方に支えられている訳で、ある意味貴族階級だなぁ、と思った。絶対、認めないだろうけど。

 

以上、書き殴り。

2021-06-28

チー牛はどこで働いているのか?

「チー牛」というワードがある。

チェーン店で3種チーズ牛丼を食ってそうな陰キャ(とくにアデノイド顔の若い男)を指す蔑称である

誰かが就労移行支援でその手の風貌をした発達障害男性を多く見かけたことが語源となったようだ。


では、就労移行支援卒業したチー牛はどこに消えていくのか?

主には就労移行支援業者コネのある企業障害者枠に就職する。

そこではチー牛の他にどんな人が働いているのか、実際の仕事ぶりはどういった感じなのか、支援員の自分から報告しようと思う。

障害種類欄は全部ではなく、どれかの症状に当てはまるという意味

チー牛【業務遂行能力:低~中】【迷惑度:低~中】【障害種類:発達障害、鬱】

絵に描いたようなチー牛。障害者枠の10人中2、3人は確実にチー牛。

就労移行支援を経由しているだけに、仕事(といっても障害者用の単純作業だが)はまあまあできる。

少なくともExcelの初歩はできるため、ミスは多いが勤まっている。

コミュ力が低く、世間話ができない。または特定の分野になると必要以上に雄弁になる。

見た目通りゲームアニメ好き。なぜか古風な趣味を持っていたりする(囲碁将棋三国志研究など)。

障害が重いチー牛は突然寝たり、共有ファイル勝手に消したり、よくわからん部分でキレるため、迷惑度には個人差がある。

チー雌牛【業務遂行能力:低~高】【迷惑度:低~中】【障害種類:発達障害双極性障害

いわゆるメンヘラ女。

業務遂行力、有害度、障害等級バラバラだが、ほぼ例外なくアイドルアニメ声優ヲタ

推し推しうるさい。ポエマー

急に泣く、休む、リストカットする。

総じてチー雄牛よりコミュ力が高め。

ハイスぺだろうが、低スぺだろうが、独身だろうが、既婚だろうが、泣く。

チー成牛【業務遂行能力:中】【迷惑度:低】【障害種類:発達障害、鬱】

中高年のチー牛。いわばチー成牛。

過度に礼儀正しく、他者従順である

仕事をしすぎる傾向があり、自ら進んでオーバーワークする。

ストップがかかるまで同じ仕事を何時間でも続ける。

口癖は「何でもお申し付けください!」。

障害者枠版の社畜

地上波テレビ発泡酒が好き。

やってもやんなくても会社利益には何も影響がない無為仕事なのに、なぜ彼らは熱心に働くのか。

チー牛リーダー業務遂行能力:中】【迷惑度:中~高】【障害種類:発達障害

長く勤めた末、役職が与えられたチー牛。

といっても月給としては一万円程度上がっただけである

出世したとはいえ障害が治ったわけではないのでリーダーシップはない。

リテラシーが低く、報連相に対して独自解釈をしてしまうため、相談者に無力感を与えてしまう。

普通に考えたらそうはならんだろと言いたくなるような謎ルール他者指導するため、部下が疲れ果てて辞める。

普通の人【業務遂行能力:高】【迷惑度:低】【障害種類:軽度鬱】

能力的に一般枠で働けるけど、就職難だからとりあえず手帳を使って障害枠で働いている人。

既婚者が多い。

業務遂行力は高いが、仕事効率化しようとするのが玉に瑕(障害者に与えられる仕事は、わざと非効率単純作業に設定してあるため、改良されると弊害がでてしまう)。

他の障害者の面倒を見させられるので、消耗して鬱が悪化してしまい、退職してしまう。

もしくは低賃金に耐えかねて、さっさと一般企業転職する。

実はこのタイプもっと離職率が高い。

所詮は健常者、この戦いにはついてこれない。

普通無能業務遂行能力:低】【迷惑度:低~中】【障害種類:発達障害高次脳機能障害

発言にさほどおかしなところがなく、見た目も健常者に見える。コミュ力普通

だが仕事ができない。

障害者向けの単純作業すらできず、非常に時間がかかる。

とりあえず後回しにする。もしくはサボる

傍目には普通に見えるため、何の病気なのかわりにくい。

健常者が思い浮かべる発達障害はこのタイプ

仕事を頼めないので、次第に無視され孤立する。

そのくせなかなか自主退職しない。

心が綺麗なブス【業務遂行能力:中】【迷惑度:低~中】【障害種類:発達障害

おしゃべり好きでフレンドリーに話しかけてくる。ハムスターインコなどの小動物を飼っている。

キリシタンのため、突然聖歌を歌い始める。

もしくは仏教徒であり、勧誘してくる。

人を疑うことができないので、詐欺に合いやすい。

仕事はまあまあやってくれる。

社内イベントに欠かさず参加する行動的ブス。

シン・アスペルガー業務遂行能力:皆無】【迷惑度:エベレストより遥かに高】【障害種類:発達障害統合失調症

ネットスラングとしての「アスペ」ではなく、真性のアスペルガー統合失調症を併発していたら無敵。

大体が中高年の男。

こいつを雇ったら、もうそ職場ゲームセット。

趣味鉄道兵器陰謀論ロボットアニメ

とにかく話が通じない。年下に敬語を使わない。

日中ブツブツ独り言を唱えており、極めてうるさい。

仕事が壊滅的にできない。病的な嘘つき。迷惑をかけている自覚がまったくない。

なぜか自慢げ。文脈を読めないのに趣味読書

なぜ入社できたのか?採用担当者を呪う。

仕事中頻繁に「わからない!わからない!」とわめく。

Excelの使い方を聞かれたので「そこをクリックしてください」と指示すると「え?クリックって左?右?」といちいち聞き返してくる。

「左クリックです。クリックとだけ言ったらそれは左クリックのことですよ、覚えてくださいね」と優しく諭すのだが、5分後にそれを忘れてまた「左クリック右クリック?」と聞いてくる。

どんなに心優しく笑顔を絶やさな支援員でも、こいつの面倒を見ているとき般若面になる。

こういう人間は世の中に必要なのかと、真面目に考えさせられる。

支援員を植松に変えるトリガー

こいつのせいで他の社員ストレスフルになって退職してしまう。

上記の「心が綺麗なブス」に聖歌を教わり合唱する。

人の形をした災い。

あとがき

というわけで、絵に描いたようなチー牛はけっこう頑張って働いている(他にもっとやべーやつがいからさほど気にならない)。

支援からすると上得意だから量産型チー牛の世話をしていてもなんとも思わない。

障害枠にもっとも適さないのは、発達障害の傾向があまりないタイプ鬱病患者

障害枠は基本的発達障害者向けに仕事を設定されているため、「鬱なだけでIQなどは普通」という人が入社すると半年持たずに辞めていく。

退職者が出ると支援員の査定に響くからけっこう困る。

企業は法定雇用率達成と助成金のために仕方なく障害者枠を作っているだけだから、いわゆる「合理的配慮」には期待しない方が良い。

給料も激安だし、明らかな利点は残業がまったくないことぐらい。


ちなみに知的障害者は「屋内農園」に隔離されているので、社内ではみかけない。

屋内農園について知りたい人はYouTubeで「屋内農園 障害」とかで検索してみてくれ。

農園 外注ビジネス」でググってもいい。ヒットするのは少々手緩い記事だが、大体合ってる。


この手の農園パチンコ三店方式みたいなもんで、悪質な脱法ビジネスだ。

知的障害者を自社で面倒見るのは嫌だから隔離された外注農園飛ばして、一般販売されないハーブとか作らせてやんの。

作物を育てるための"高輝度LED"を直で長時間目に浴びなきゃならんから視力が瞬く間に下がってしまうんだけど、知的障害者文句言わないから、失明するまでずっとLEDを眺めさせられてる。

これってただの人権侵害からさっさと辞めさせるべきなのに、「すばらしいシステムだ!」とかいってあちこちで推奨されている。ザ・ディストピア

障害者の面倒を見れないか農園に捨てましょうって、それじゃただの姥捨て山だ。

2021-06-11

弱者男性本質的に救うには男女平等を徹底的に推し進めるしかない

弱者男性論はフェミニズムへのカウンターミラーリングからまれ概念で、だからこそカウンターミラーリング以上の社会的意義を持たないし目的もないというのは正しいと思うし、そのカウンターとしての意義すら見失ってしまった「あてがえ論」や「女性教育社会進出制限」などという時代錯誤意見は論外だと思う。

そういった過激思想を取り除いたとしても弱者男性論は結局の所かわいそうランキング向上運動しかなく、弱者であるから優遇されるべきだ、弱者なんだから強者女性)への攻撃正当化されるといった外部への責任転嫁に終止してしまい、その「成果」を得るためにますますかわいそうランキングを向上しようと自身弱者性をアイデンティティにしてしま矛盾に苛まされることになる。だからこそ、弱者男性論に解決すべきイシューはなく救いようはないという意見反論もわかる。

そうは言ってもフェミニズムという性別による差別に戦ってきた先輩の方法論に学び、弱者男性という階層集団発見され名前がつけられたことは意義があったんじゃないだろうか。名前があることで初めて対象考察できるようになる。弱者男性存在を頑なに認めない人もいるが、課題があることを認めることはそれを即時解決しなければいけないことを意味しないし、ましてや解決していないからと咎められることもない。人間できること・やれることには限界がある。まずは「弱者男性」という概念があることだけでも認識されれば十分な気がする。

そんな非モテ弱者男性を本当に救うのは、あてがえ論や女性社会進出制限など女性の権利を押さえつけることではなく男女平等を実現することではないかと思い至ったので簡単に書き下してみる。この増田では上でも書いたとおり特に非モテフォーカスした非モテ弱者男性論について書くので低収入等については考慮しない。一般弱者男性モテの話が切り離せない理由弱者男性論が女性に向けられる理由も同時に書こうと思う。

男女の所得格差

フェミニズムや反女性差別本丸の一つは間違いなく所得格差だろう。具体的な数字もありわかりやすく、女性社会進出指標としてよくあげられる。実際のところ、正規雇用社員において女性所得男性の75%程度に留まると言われており、男性と同一の労働でありながら女性であるからという理由所得格差がもたらされているとすればそれは差別的と言える。

たとえば、統計的女性20代後半から30代の離職率が高いので女性という属性によって雇用を渋ったり昇進を阻んでいるとしたら、それは犯罪率が高いという理由男性保育士雇用を渋るのと同様に差別的だ。

グラフデータはほしい結論仮定して読むと見誤る。女性所得が低いのは女性差別されているからというのは本当だろうか?女性自体が高い所得を望んでいないとしたら?日本女性幸福度男性幸福度に比べて著しく高い。目的手段を取り違えてはならない。大金を手にすることが目的ではなく幸せに生きることが本質的であり金はそのための手段に過ぎない。日本女性は稼ぐ必要に迫られずとも幸せになれるからそもそも稼ぐ必要がないということはないだろうか?逆に男性は「稼がされていて」それゆえに不幸で、女性労働から解放されていて「稼ぐ必要がない」ゆえに幸福なのではないだろうか?

仮に実際に稼ぎたかったとしても女性は稼ぐ努力をしているだろうか?非モテ弱者男性悲鳴を上げているとき真っ先に投げかけられる「モテ努力をしていないのでは?」「だからモテないんだ」という言葉、そのまま返ってくることは考えなかったのだろうか?まさかキラキラ文系キャンパスライフみたいなことをしてなんの学も積まずそれゆえに「パンプスを履かされる」ような労働しか選択肢がないことを差別などといっているのだろうか?低い職業能力しかいか容姿が問われるような目にあっているというぐらいの想像力もないのだろうか?女性性を求めず、責任に伴って高い給与を与えてくれる仕事なんていくらでもある。

シンプルな話として、そんなに稼ぎたいならなぜ女性理系を選ばないのか?少なくとも稼ぎたい女性であれば実際的に稼げる能力やそういったキャリアパス投資すべきだろう。理系修士博士女性の知人友人なら年収1000万程度かそれ以上も珍しくない。

成果物を求められる仕事成果物こそが全てだ。愛想笑いでは機械は動かない。そういった世界では性別なんてものは些末で、結果を出す人間こそが正義だし高い対価も支払われる。なぜそれを目指さないのか?「稼げる努力をしていないのでは?」「だから稼げないんだ」と言われても仕方ないのではないだろうか?

女性性的客体化

フェミニズムや反女性差別文脈で特徴的な表現女性性的客体化や性的消費というものがある。性的客体化はものすごく簡単にいえば「女性をモノとして扱うこと」「女性主体性を認めないこと」である

女性に限らずだが同じ人間人間として認めずモノのように扱うのはまったくもって不当であるし、そういう風景を見るのも不快に感じる。そして女性がそのような人間的でない、男性の性欲を満たすためのモノ扱いを受けるといったシーンは見たり聞いたりする。そういった加害者と戦うべきだ。書くのも嫌だがいわゆる「ヤリ捨て」といった言葉などにもあるように、モテ強者男性女性をモノのように扱うような話は枚挙にいとまがない。ではフェミニスト女性モテ強者男性と戦っているだろうか?

これはトートロジーではあるがモテ強者男性女性モテるのだ。すなわち、なぜかフェミニスト女性は自らを性的客体化するモテ強者男性攻撃しない。それどころかモテ強者男性に群がっているのだ。つまり女性性的客体化を積極的に支持しているのは女性自身という矛盾が生じる。そしてなぜか女性には触れることも会話することも早々にかなわない非モテ弱者男性攻撃するのである

フェミニズム文脈ではこの性的客体化の不自然適用がしばしば行われる。いわゆる二次元女性に対して「これは女性性的客体として扱っており、そのような表象女性の累積的な抑圧経験の強化につながる」と。たしかにこういった表象男性ATMに例えたり年収評価するようなことを公の場で発言することで直接的な男性経済的客体化・モノ化と同様抑圧的かもしれない。

このような過激な言説は一部の極端なフェミニストの行動であり大半の女性はそのような攻撃的なことは行っていないと思うかもしれない。しかし様々な研究で明らかになっている通り女性男性の上位2割程度にしか魅力を感じず、そして魅力を感じない非モテ弱者男性8割についてはその行動の如何に関わらず不快だと感じる。席替え非モテ弱者男性が隣の席になったからと泣く女性がいた場合加害者はどちらだろうか?

このような非モテ弱者男性積極的排斥しようという女性本能欲求が、相手を求める男性の「正(+)の性欲」に対して相手排斥しようとする女性の「負(-)の性欲」と表現されたことは記憶に新しい。

この負の性欲と「女性不快と思ったら加虐」とされるセクハラ性的消費という概念の組み合わせは非常に強く、何をやっても女性不快と思われかねない非モテ弱者男性女性の気分を少しでも害したらセクハラだと指弾され社会的抹殺されかねない。

女性男性に対して身体的に弱いため男性が近くにいると恐怖を感じるという話と同じように、非モテ弱者男性女性から中傷セクハラ指摘ナイフによっていつ刺されるか常に怯えながら生活しているのだ。悪いことに、暴力を振るえば逮捕は免れないが、セクハラ指摘なら非モテ弱者男性社会的に殺してもなんの罪にも問われない。

これが弱者男性論が非モテと不可分であることの理由であるモテの量は女性感情的加虐からの盾であり、非モテであることは女性から加虐を受けることを直接的に意味する。そしてその意味において現代日本男性ほとんどが弱者男性であり、結婚していても「本当に結婚たかった男」にはなれずATMとして扱われたり旦那デスノート罵倒されたり托卵されたりなど被虐される立場にあるのだ。あてがえ論は女性人権制限するという意味でもまったくもって荒唐無稽であるが、同時に弱者男性の救済にも値しない。

男女平等弱者男性を救う

ここまでだらだらとフェミニストの主張や女性差別について考察してきた。端的にまとめると現代日本では一般的に女性理性的に行動ができず本能を抑えることができない野蛮で怠惰状態にあるということが言えるかと思う。そしてそれが非モテ弱者男性という女性加虐される被差別階級を生み出している。

しかしここで短絡的に「だから女が悪いんだ!女はダメなんだ!」と思った方々は少し落ち着いてほしい。これは上記あくまでごくごく僅かな例から一般化した話であり、女性のすべてがそのように振る舞うということを意味しない。今短絡的に怒りに飲みこまれあなたより遥かに理性的で、高い成果を上げ人類に貢献してきた女性はそれこそ星の数ほどいるだろう。すなわち「女性であること」は「理性が弱く本能を抑えることができない野蛮で怠惰状態」の必要条件でも十分条件でもない。つまり弱者男性論に散見される女性叩きではなにも解決しない。そうではなく、現代日本女性がそのような野蛮で怠惰な振る舞いをしてしまいがちな構造的な問題があると考えるべきだ。

そしてその構造問題を解消できれば、女性理性的主体的になり男性同様本能を抑えられるようになることが期待できる。そしてそれは非モテ弱者男性にとって本質的な救いになりうる。

社会男性本能抑制するように要請することで近年の社会秩序の発展と女性地位向上がなされてきたように、女性本能を理性によって抑制できるようになれば女性による非モテ弱者男性への中傷排斥加虐が抑えられ、何度も訴えられてきた非モテ弱者男性の消耗した自尊感情社会とのつながりの回復も期待できるだろう。

では、女性本能を理性で抑制できず野蛮になってしま構造問題とはなんだろうか?おそらくそれは男女の不平等だろう。

男女平等を推進するには

未だに「女性高学歴だと結婚できない」「男性自分より所得の多い女性結婚したがらない」「女性家事愛嬌」といった女性に対する社会的抑圧は残念ながら存在する。そしてこのような女性教育社会進出を推奨せず結婚して扶養されることこそが幸せだという価値観の押しつけは女性教育社会進出を阻害するだけでなく、そういった過程で培われる理性的思考主体性女性から奪ってしまう。同時に女性に「私は社会から抑圧された」という言い訳を与えてしま努力するモチベーションを失わせて堕落させてしまう。こうして本能のままに弱者男性攻撃排除被害者面をしながら強者男性に媚びを売る怠惰女性構造的に発生してしまう。繰り返すが彼女らにその責任はない。構造問題構造的に解消されるべきだ。

ではこれらの慣習を打破し、男女平等を実現して女性理性的になってもらうにはどうしたらよいだろうか。高度化した現代では教育の水準がある程度強く所得に影響しており、経済的事由によって教育を受けるインセンティブを設定できる。すなわち女性が「稼がねば」と自ら思うような状況を生み出すことで、必然高い教育を受け理性が鍛えられ本能抑制できるようになることが期待できる。

ではどうやったら女性が「稼がねば」と思うようになるだろうか?わかりやすいのは婚姻制度にメスをいれることだ。しばしば「女性婚姻制度で楽をしている」「理解のある彼くん」と批判されるように、女性男性収入依存する構造女性怠惰堕落させ社会進出を阻んでいる。ひいては最初に上げた所得格差などを温存する結果となっている。

そのため女性男性収入依存できないようにし、女性自身必死に「稼がねば」と思うように法律修正するのが効果的なはずだ。たとえば

このように、女性男性収入依存するための多くの法律制度存在する。基本的にこれらの法律修正をしたとしても「一人暮らしが二人」の経済状況とは変わらないため、女性がきちんと社会進出労働し稼げている限りにおいて女性が極端に不利になることもないはずだ。にもかかわらずこれだけ「女性男性収入依存せよ」というシグナルが法律にまで入り込んでいるのはグロテスクに感じる。女性社会的制度によって強く婚姻男性依存して堕落することを動機づけられてしまっているのは異常だし、社会活躍たかった・できたはずの多くの女性にとって悲劇と言えるだろう。フェミニストとしても解決したい課題のはずだと思う。

もちろん女性出産に伴うフォローのための法改正も同時に必要になるだろう。これだけは男性にはどうしようもない。1年間の法定産休・育休と休職間中給与保証などの大胆な支援策もあるべきだと思う。フェミニストのいう結果平等はこういった形で強力に推進されるべきだろう。

出産後に男性経済的支援があるならとパートタイム等の責務の軽い・時間の短い仕事に移ってしま女性も多いと聞くが、上記婚姻制度改革によって男性依存を断ち切ることで改善が期待できる。男性のように「働かなければ・キャリアを失ったら死ぬ」という緊張感があれば成長意欲も刺激されるだろうし離職率も下がって「女性は30代になると離職するから」などという理由採用・昇進を渋られることもなくなっていくだろう。

このような先進的な男女平等の実現・婚姻制度解体によって女性男性同様社会に参画し、男性に求められるよう女性も理性によって本能を抑え他者への加虐性を抑制することで、弱者男性は初めて「弱者男性」としてではなく「弱者」として男女平等な救済の道に進めるだろう。弱者男性本質的な救済は男女平等推し進めることにあるはずなのだ

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