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2024-10-01

リベラル”のためのポリコレポルノになり果てた『虎に翼』は、「法」を全肯定しなくてはならなかった

法律なんてもの必要悪で、なくて済むならないほうがいい。

偏差値が高い高校ほど校則がゆるい」とよく言われる。実際、都立のある一番校では、制服なし、校則ほとんどなしだが、風紀は荒れていない。偏差値けが理由かどうかは疑問(家族状況、経済状態もあるだろうし、私立の高偏差値高校で薬物が蔓延っていたりもする)だが、決まりなどなくて済むのであれば、敢えて決まりをつくらないほうがその社会構成員無用ストレスを与えない、というのは事実だろう。押さえつけなければ反発心も起こらないのだ。

究極的に人間は、互いの生まれながらの尊厳を認め合い、「自分がされて嫌なことは他人にしない」という最低限の倫理を身につけていれば、法律などなくとも平和共存し得る。その理想が実現できないから、仕方なく法で自らを縛る必要があるのだ。

 

『虎に翼』最終回をで主人公が死んだ後、娘に「お母さんは法律のものだった」的なことを言われて、幽霊状態主人公が喜んでいたのは、私にとってはグロテスクなシーンだった。娘から必要悪、と言われていながら、満面の笑顔を浮かべる母。

あれだけ法が取りこぼしてしまった人間たちを見てきながら、まだ法に全幅の信頼をおいている主人公そもそも理解できなかったのだが、彼女最後まで法はアプリオリ人類必要もの、という認識でいたようだ。

新潟出会った少女の「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに、直ちに答えることができなかったのも当然だ。彼女には「自然法」という観点が欠如している。「人間が生まれながらにして平等で、それぞれに尊厳をもっている」ということが、“憲法によって与えられている”と考えているのだ。(正しくは“憲法によって保証されている“であり、尊厳自体アプリオリ存在する;憲法停止したら人権が失われるとでも思っているのか)

 

しかしこの逆転、このグロテスクさこそが、今のリベラル象徴しているとも言えよう。

グローバリズム多様性というお題目で、共感できる背景を共有しない者同士の共存を進めていけば、明文化された決まり法律けが、“相互理解”を増進するためのツールにならざるを得ない。そしてその法律が力を持ち、万能なツールとして必要以上に神格化されていく(あとはカネだけが共有可能価値となる)。それと同時に、それまでの社会構成していた重要な要素である感情的・非論理的物語的(説話的/神話的)な共感背景は無価値化されていく。

個人的には、尊属殺の重罰化は違憲だと思うが、家族は共に扶助すべきという民法の一文は意味があると考えている。「家族」というものが結局はフィクショナルなものだとしても、その“物語”を社会である程度守っていくことに価値はあると思うのだ。

 

上記新潟女生徒からの重大な投げかけの解決法にも心底がっかりした。

女生徒は死に、ダウングレードした娘に、主人公が何か感情的おためごかしを言って、解決してしまったのだ。まぁ上のような法への認識でいる主人公から仕方ない。その後彼女少年法改正についての委員会で「愛でしょ愛」などとまた感情的なことを言っていた。

真のリベラルからすれば彼女モデルが「家裁の母」と呼ばれていることに怒りを覚えるはずだが(なぜ“母”なのか、性差意味がないはず)、ここでの主人公の描かれ方は、まさしく保守的な「お母さん」像であった。

もはやこのドラマ立ち位置がわからなくなるほどの倒錯が起こっているように感じたが、実際こうでもしないとまとめることができなかったのだろう。そもそも彼女は法への姿勢という最初立ち位置から間違えているのだから

 

最初から最後までいわゆる「上級国民しか登場しないドラマであったが(上野の浮浪児くらいだろうか)、その恵まれ位置にいながら、たまに(ポーズのように)反省して見せるだけで、根本的なところでは法の無謬性を疑わなかった。原爆裁判を経て、主人公が変わるかと期待したが、結局はそのままだった。

残念なドラマではあったが、その時代には絶対にそういう発言をしていなかったであろうLGBTを描き始めたところで、ああこれはポリコレ好きのためのポルノなのねと諦めはじめていたので、最後の方は期待感も薄かった。

 

anond:20240822052827

2024-09-29

対策委員会編三章はなぜエデン条約編になれなかったのか

一言で言うなら時代がそれを許さなかった。

……という冗談はさておき、対策委員会編三章は先生の負傷による一時的退場、アツコ救出・列車砲の停止に並行してミカ・ホシノが精神的な問題暴走する等と似通った部分がある。二番煎じであるがゆえ、後発の展開はまさに時代が許さなかった…と言える部分もある。しかし後先の問題ではない差異存在する。

 

先生排除方法に関して

(そもそもここも実際何をしたか明言されていないのだが)地下生活者先生の肉体の脆さを攻めるにあたって、シャーレの直接爆破を選択し、これはプラナによって防がれている。おそらく後にプレナパテスとなった先生はコレによる負傷でシロコ*テラ誕生まで昏睡しており、物語上の位置付けとしてはプラナがリベンジを果たしたシーンではある。

これに対してエデン条約編三章では調印式の会場にミサイルが撃ち込まれた際、シッテムの箱の防御に過負荷がかかったことで後のシーンでサオリに銃撃されるという流れになっている。

地下生活者の爆破とミサイルによる爆破は性質が違う攻撃(実際にヘイロー破壊する爆弾など、特殊効果を持つ攻撃手段はあるので)という可能性もあるが、見た目上は先発の描写では爆破の後襲撃して排除しようとしているのに、後発の描写では爆破のみにとどめて追撃しておらず、一見すると詰めが甘いように思える。

これに関しては地下生活者の敗因として、多少の問題チートによるアドリブ解決してしま性質と初手でフランシス排除してしまったせいで先生情報を共有できなかった、というのがあり、手段差異に限って言えば時間をかけて領地と手駒を用意したベアトリーチェと対極的なプレイングになっただけだとは言える。それでもどうしても後発である以上、シャーレ爆破によって危機感を煽るのは失敗している感が否めない。

 

先生排除によってもたらされた展開

エデン条約編三章では先生の不在にあたって、混迷する事態に立ち向かう補習授業部メンバーの姿が描かれる。アリウス出身であるアズサはサオリ達を止めるため単身立ち向かい、ヒフミはそんなアズサを止めようとするし、ハナコサクラコに託された代行としてトリニティ内での事態収拾を図り、コハル自分にできることを探し回った末にミカを助けようとする。

この補習授業部の努力は個々人の結果としては実を結ばず、アズサは一時的撤退余儀なくされ、ヒフミは置いていかれてしまい、ハナコは拘束されかけ、コハルもまた先生の到着が遅れたら危ない状況だった。しかあくまで直前まで個々人でこなしていた努力はまったく無意味ものではなく、先生フォローによって歯車が噛み合い、反撃に転じていく。

対策委員会編三章ではどうか。単身突撃しようとするホシノに対してノノミを除く全員でかかって返り討ちに遭う。それだけである。補習授業部のメンバーがアリウス出身、行動力、知略、勇気と優しさと役割分担が為されているのと同様、肉体的に強いシロコ、ネフティスの人間であるノミ、ブレーン役のアヤネ、情に厚いセリカという形になっているにもかかわらず、である

その後先生が復帰した際には、先程まで先輩に対する反骨芯に燃えていたアヤネがポッと出てきた提案に飛びついて、そのまま全員先生配下の戦力として状況に振り回されているだけになってしまう。おまけにアヤネ生徒会長プレジデントに一蹴されて自分でも向いてないと辞退し、ノノミ実家の件は執事の乱心がよくわからないまま処理されて流され、セリカに至ってはコハルのような見せ場のひとつも貰えていない。シロコが生徒会の谷で親越えを果たしかけるのが唯一活躍と呼べる活躍だ。

ホシノを孤立させるためだけの展開にしかなっていない。

 

エデン条約編四章と生徒会の谷周りの構成に関して

ベアトリーチェに囚われているアツコを救出する目的で動くアリウススクワッドと先生に並行し、ミカ暴走するのがエデン条約編四章である。アリウススクワッドは前章において敵対していた集団であり、物語の途中途中で彼女たちの過去描写される。そこにセイアの件で暴走したミカが激突し、彼女の今に至るまでの足跡も開示されていく。

対して対策委員会編三章では、ホシノの後追いで後輩メンバーが追いかけるだけで、ホシノ側はバックボーンがよく分からないまま終わったスオウとの中身のないバトルをした後、後輩達と戦い、シロコに根負けした後地下生活者に話をひっくり返されてお流れになる。初期から実装済みのキャラクターであるがゆえ、アリウススクワッドやミカに比べて掘り下げ描写余地が無いというのはそうなのだが、新キャラであるスオウに関しても意味不明のまま終わってしまい、いい雰囲気になりかけていた対話も結局キャンセルされてしまう等中身のない尺稼ぎパートのような印象が残る。

エデン条約編に比べてホシノ一人の描写に終始しており、対策委員会メンバー列車砲の件よりも何よりホシノを止めたいという動機で動いている。結果として、ミカを止めたいけど今はそれどころではないというエデン条約編に対して、対策委員会編はホシノ一人が我慢すれば終わるし、一人を止める目的で一致しているのにどうしてここまで後手後手に回っているのかという印象になってくる。

 

ミカvsサオリ、ホシノvsヒナに関して

アツコの救出に関してに限って言えばミカシナリオ上のお邪魔キャラにはなるのだが、サオリとの対決は物語上重大な意味を持っている。サオリとの対話によってミカ自分最初動機を思い出し、他人自分同様に尊重することを学び、それが他人他人として拒絶する洗脳を行ってきたベアトリーチェへのカウンターとなり、キリエを歌うに至る。

ホシノとヒナのバトルは演出が豪華なだけで物語上の意味は何もない。一応、真実事実差異に関しての先生台詞から推測するとホシノの真実ヒナ事実という対立軸はあるのだが、ホシノがぜんぜん正気ではない上真実がどうこうと言えるのはユメと邂逅した後の話であり、本当にミカとサオリのような対話は一切なく、ホシノがスオウやシロコと連戦した上で戦い、結局ヒナ列車破壊して決着を濁すといった結果が分かり切った勝負しかない。時計じかけのパヴァーヌにおけるネルVSトキのような、ギミックを用いた演出の熱さすらも無い。この後はセト討伐で協力するぐらいしか描写はないのだが、後輩やシロコ*テラーを差し置いてエピローグのスチルまで貰っている。

ホシノとヒナに関しては素材は良いのだからもっとちゃんとした過程があるのならば応援たかったのが正直なところだ。しかしあまりに何も無いまま結果だけいい雰囲気になっているので、虚無度は顔カプに近くないかと思ってしまう。

 

テラー化から復帰するホシノとの精神対話に関して

ここに関しては本当に順序が悪いと思っている。後輩からの呼びかけを拒絶し、先輩と邂逅し別れて、いい感じの曲と共に先輩がいない後輩との二年間を思い出し戻ってくる……という流れなのだが、ユメと別れた後に後輩からの呼びかけが無いせいでなんか吐き出してスッキリたか自力で帰って来たような様子になってしまっている。せめて先輩と別れた後、後輩のみんなと言葉を交わし合って、暴走して振り回した件もここで謝って、先輩に見送られながら復活する……というような流れであれば後輩の扱いに関して思う部分は薄かったように思う。

 

対策委員会編三章の根幹要素に関して

結局三章は何がしたかったのかというと、既に分かり切っている動かしようのない事実に向き合う話を延々やっていたのだが、それは結果の分からない物語に比べて丁寧さが要求される方向性のように思う。前提が覆るからカタルシス生まれる。ホシノのテラー化をいくら死人を生き返らせるようなもの連呼したところで、急に出てきた説明しかないし、ユメは普通の死因で死んでいて復活なんかはありえないけどホシノは帰って来たよ、と言われても事前に低くしたハードルを越えただけの話にしか思えない。こうなるぐらいであれば、ユメの死因は特殊ものにしてアビドスへ舞い戻らせ、ケイアヤメも同様に帰還する可能性を示唆でもしていた方が良かったのではないだろうか。

総じて可能性に満ちた素材を今後の余白を失くした上で投棄したような描写に思えてしまう。

2024-09-28

anond:20240928111914

🐊「全ては日米合同委員会の決定…」

🐊「定められた敗戦国の末路は、覆らない」

2024-09-26

https://anond.hatelabo.jp/20240926124934] 100万円のセックスを前借りした男に同

もう50も近いおっさんだけど、このエントリーにはそこそこに同意する。

フィニッシュする風俗けが、正解ではないと思う。

もはや、性欲もほぼないんだけど、寂しくなる時がある。

そんなときに、いまだに行きたくなってしまうのがセクキャバだ。

セクキャバというのは、キャバクラとは違う趣が時々ある。

別にセックスはしない。同伴もない。

ただ、なんとなく、甘えられる。たぶん、これはキャバクラでも、ガールズバーでも無理だ。

そのレベル想像に任せる。

もっとハードコアな人は、違う使い方をするかもしれない。

ときにはルールを守らない人もいると聞く。

でも、それぐらいの使い方がちょうどいいんだ。

我らみたいな中年の、もはやなくなりつつある性欲と夢を満たすためには。

セックスの前借りもできないし、セックスもできないけど、これはこれで正解と思う。

今はそんなところにときどき行けるけれども、金のなかった若いときに行けていたら、もっと違う気もする。

セックスは振り返ったときに、戻ってこないものだ。

話は変わるが、やれたか委員会的な場面が、若い頃にどれだけあっただろうか。

結果的にそんな行動によって、もしかしたら、想像もしなかった人生が展開するかもしれない。

安易に、ソープへ行けパパ活しろ、的なFinishを進めるべきではない気がするんだ。

まだ学べることはあると思うし、もっと前借りしたほうがいい気がする。

アラフィフとしてはそう思う。後借りはできないんだよ。

と、いうことで、たいしたことは言ってないが、増田は頑張っていると思う。

彼を支持したい、みんなにはわかるのだろうか。

2024-09-23

anond:20240923143624

それが通用するのは1年の3学期までじゃね

入学したら当然クラス名簿載ったプリント貰うし

委員会だの席替えだので名前ぐらい見るわけよ

1年経ったらクラス替えもあるし

そんな環境苗字もおぼえてないは相当ありえない

ウン百人いるわけでもねーのに毎日毎日教室で顔合わせてる人間名前をおぼえられないわけがない

2024-09-22

anond:20240922175832

議会は日米合同委員会の決定に従うだけ

から自民が勝つ

自民の中で誰がマシかという議論にならないと無意味

そのためには党員資格を取得する必要がある

anond:20240922165651

それ、ハラスメントですよ。

障害者からハラスメントを受けているという自覚を持ってください。

やつらは狡猾から被害者のフリをするのが上手いんです。

はっきりと、「あなたの今の発言は、私に対するハラスメントです。社内のハラスメント対策委員会で弁明してもらうことになりますが、よろしいですね?」

と主張することが大事です。

2024-09-20

anond:20240919102122

日米合同委員会の決定に反してるから共産党政権を握ることはない。

2024-09-13

総裁選 防衛費方針説明

https://x.com/hst_tvasahi/status/1834271656908652983

茂木敏充 幹事長

防衛費増額の財源をどうするか。

4分の1は税でお願いするとなった。

1年半以上が経って経済は間違いなく良くなっている。

成長戦略によってさらに税収はアップできる。

一方で物価高の問題もあり、国民はまた負担が増えるのではないかという不安を抱えている。

税収アップできる、さらに税外収入、例えば外為特会のほんの一部を使うだけでも数兆円の利益

そういう財源を使えば負担増なしに政策は前に進めることができる

河野太郎 デジタル大臣

金利が徐々に上がっていく中で、財政赤字の利払いが増える。

プライマリーバランスを均衡させようと言っていたが、ここから先は財政収支の議論を見通していかなければいけない。

経済が発展して税収が増える、それを全部何かに使うのではなく、利払いを含めた財政収支を均衡させないといけない

防衛予算についてはいろんな状況があって、国民の間で防衛費を増やさないといけないというコンセンサスができたと思う。

そのための財源が必要だということまで理解いただいて決めたので、決めた通りにやらせていただいて。

これからやらなければいけないのは防衛費を何にどう使うか説明していくこと

小泉進次郎環境大臣

これは岸田政権が相当な政治エネルギーを費やした上で決めたことですよね。私はそれは引き継ぎます

林芳正 官房長官

景気がいい時は確かに増収していくが、防衛費はずっと必要になってくる。

景気が悪くなってくると防衛費に対する財源がなくなるのかとみられる可能性がある。

みんなで国を守るために、広くご負担をお願いするという考え方はあってもいいのではないかと思う。

せっかく決めたのであとはタイミング

小林鷹之経済安保担当大臣

防衛力の抜本強化については国民から理解比較的得られている。

増税議論唐突感があって納得感は得られていないのではないかと感じたので、自民党内に防衛財源の特命委員会を立ち上げた。

本当に財源がないのかみた時に、外為特会の剰余金決算剰余金などまだある。

当初早ければ令和6年度から増税スタートだと言われていたが、最大限後ろ倒しにしているところ。

閣議決定は重いものだと思っているのでそれは踏まえつつも、今後の経済情勢も注視しつつ判断していけばいいだろうと

加藤勝信官房長官

議論するときに色々な財源をあたってきた。

歳出改革の分、決算剰余金をどう使うか、これまで貯まってきたお金を使うとか。

その上で増税分を考えてきた。

前提としては年々自然増収することもあるでしょう。

外為などのお金もあるでしょう。

それは前提に議論してきた。

自然増収があっても人件費とか物件費とか増えてくお金もありますから、よく見ながら議論しないと。

プラスだけ見て大丈夫だというのは慎重にならないと

石破茂幹事長

子育て予算もそうだが、これも財源きちんとしていない。

何に対して負担いただくのか、誰が負担する能力を持っているか精査しないといけない。

誰が負担する能力を持っているか、誰が防衛力強化することで利益を受けるか。

なんで防衛増税だけやるのか、他のはどうなるのかと税体系全体の問題になる

高市早苗 経済安保担当大臣

今は景気・経済を良くするのが大前提GDPを大きくする、税収を増やす策を練らないといけない。

外為特会も評価益だけ見ても30兆円使える。

安倍元総理も言っていたが、道路とか走っているのは次の世代インフラとして残せるので建設国債使えると。

防衛国債必要じゃないかと。これは次の世代祖国を残すためだと言った。

建設国債海上自衛隊に使えるようになったが陸上航空自衛隊にも使うべきだと思っている。

増税については景気を腰折れさせたら何にもならないので、経済成長を見てタイミングを見るということで今は反対

2024-09-12

保健室の思い出

小5のとき保健委員だった。委員活動時間、保健委員保健室で保健の先生となにかの話し合いをするはずだったんだけど、先生が急用でいなくなり、6年生の男子と5年生の私の二人だけ保健室に取り残された。

他のメンバーはその日休みだったのかな?忘れたけど、とにかく二人だけだった。

きっかけは忘れたけど、6年の男子が私にエロ用語を教える流れになった。

オナニーって知ってる?クンニは?みたいに一つずつ聞かれて、私は5年生の割にエロ知識があったのでほとんど知ってたんだけど、「処女」だけ知らなかった。

セックスしたことない女の人のことだよ」って説明されたけど、いまいちしっくりこなかった。

その言葉いる?セックスしたことあるかどうかで分ける必要ある?したことない人に名前つける必要ある?と思って、小6男子に聞いたけど、当たり前だけど明確な回答はなかった。

その後、その6年の男子とは何も起きなかったんだけど、エロ漫画とかだったら「試してみよっか」って流れになったんだろうな。

2024-09-11

インクジェットプリンタ技術未来人が送っている

インクジェットプリンターは、インクを微小粒子にして用紙に吹きかけ超細かいドット絵を印字している。書くのは簡単だが、そんなことがあの短い印刷時間でできるはずがないし、そんな精密機械現在人類が実現できるはずもない。あれはブラックボックスで、いつかどこかで未来人がインクジェットモジュールをどっかの会社社長交信して、そこからすべてが始まったに違いない。富士フィルムの一部の上層部研究開発員だけがそのことを知っていて、研究開発部署人間未来人と交信してモジュールを受け取っているだけに過ぎない。秘密インクジェット委員会が定める協定によって他社へ卸したり、公開可能となった情報インクジェット技術交流会で流している。その証拠に、他の会社が作るどのインクジェットプリンターも、コア技術となる核は富士フィルムモジュール使用している。ところでなぜ未来人はインクジェット技術過去に送ったのか?それは人類進化を早めるためであるインクジェットの人類促進効果想像以上に大きい。たとえば、(1)印刷技術は高速な記録と通信可能としている。(2)微小粒子印字技術は、量子的超微小印字を可能とし、量子的・宇宙的・亜光速通信技術前身となっている。という理由だ。現人類を(1)で促進進化させながら、最終的には(2)の技術促進が未来人の大目であるのだろう。おそらく未来では宇宙戦争あるいは環境破壊による地球寿命等によって人類は滅亡の危機にあり、過去インクジェット技術送信することで滅亡シナリオ回避しようと未来人は試みているのだろう。

地雷を踏みすぎなのよ。黙認度合いを超えてる

から見ると同じに見えるかも知れないけど、実は今までに築かれてきた「黙認できるライン」をだいぶ踏み越える行為をやっちゃってるので、詳しい人は呆れ混じりに「いわんこっちゃない」と言っているんだと思う。

ブコメあんまりキレてるとも読めなかったけどまぁそれは感じ方。


ハイキューの話ではなくて、一般論としてこんな風に整理出来る。もちろん黙認出来るラインはそれぞれ違うのは前提として、

禁忌

これはやっちゃうと確実にまずいと言うのはこんな感じ。

大手出版社だったら、作者の意向がどうであっても容認出来ないんじゃないかな。

  1. 公式コンテンツを無許諾で、そのまま複製利用するのは当然駄目。(引用範囲ならよし)
  2. 作者、あるいは広くても出版社が持っている範囲内の権利を超えている(例えば、アニメ画像を使ってしまうとか。Copyright制作委員会が入るようなコンテンツ
  3. 出資者ビジネスを直接的に犯す(グッズはこれに当たるのでかなり厳しい)
  4. 有償権利許諾している相手がある行為を許諾を得ずにやる
  5. 商用などビジネスで行う組織的な動き

と言うところで、今回の件は、記法では2,3,4にひっかかってる。1は分からんけどロゴの警告が出てるのでもしかしたら。5番目はアウトに見えるけど、今回警告で住んでるのは商用ビジネスと見做してなくて、過失だとして対処しているからじゃないかなー。

2番については、最近制作委員会の中で幹事会社に一任する形で広く戦略的に黙認するケースも多いから一概には言えないけど、ハイキューのケースは映画会社とかアニメ文化が違う人たちの権利が絡んできてるから容認したい人たちが説得しきれなかった可能性があると思う。

それから、これが重要なんだけど、創作など、クリエイティブ行為が絡まない奴は厳しく当たるケースが多いね

ヤバイランキング

一般論なので例外はいくらでもあるよ。これは概ね作者がファンアート同人活動に友好的な場合だよ。

↑↑↑許可・黙認される↑↑↑

↓↓↓ヤバイ・怒られる↓↓↓

じゃあどうしたらいいの?

https://anond.hatelabo.jp/20240910133623

こっちに書いた。

あくまでもファンファン活動の高まり自然にと言う体裁にしよう。

そんで、自治体ならそれを実績に予算を取りにいってくれ。

anond:20240911083059

コピーしてほしくないから「可能性がある」っていって脅してるんだよね

文化委員会常套手段として使ってた奴だからよく知ってる

2024-09-09

政治家調教する方法

自民党総裁選でメディアジャックされている今日この頃いかがお過ごしでしょうか。総裁選が終わると恐らく解散総選挙です。日々クソ忙しく働いて帰ったらメシフロネルの皆様方に、言うことを聞く政治家を作る投票のやり方を提案いたします。

ポイントは2つ

増税議員投票するな

 本来政治家仕事は減税することです。 増税政治家が言わなくても、官僚が言い出します。逆に、官僚が減税を提案することは滅多にありません。 増税する政治家は、官僚言葉を代弁する傀儡か、そうでなければ本気で増税を望んでいる馬鹿です。 「本当は増税に反対だけれど、どうしても必要だ」と言われても無視しましょう。 国民は「渡してある金でやりくりしろ」と言えばOKです。 十分に税金を払っているのに、まだ寄越せという精神ヒモ男の政治家には投票せず、落選させて無職にしてあげましょう。

②嘘つき議員投票するな

 政治家選挙の時に公約を掲げます。たいてい耳障りの良い事を言いますが、本当に公約を守っている議員はどれだけいるでしょうか。 あなた選挙区の国会議員名前衆議院参議院サイト検索してみましょう。 その議員が提出した法案質問主意書議会委員会議事録が出てきます。 公約を守るつもりがある議員は当然法案を提出します。関心のあることについて質問します。 法案質問の内容と、公約とを見比べましょう。やる気があるかわかるはずです。 (本当はメディア仕事と思いますが、こういう地味な仕事を連中はやりません) 仕事をしている議員なら投票先として検討しましょう。 怠け者や噓つきは議員になっても数合わせにしかなりません。投票先としては不合格です。 働き者に投票し、嘘つきは落選させなくてはいけません。

増税議員と嘘つき議員投票せずに、そういう連中を減らしていけば、言うことを聞く政治家が増えていくはずです。

2024-09-08

anond:20240908150951

これだけではやってるとは言い切れない委員会

2024-09-07

anond:20240907141632

学園漫画頻出シチュエーション

転校生がくる

・隣の席になる

学級委員になる

ゴミ出しに行く

保健室に行く

・体育で怪我をする

修学旅行に行く

文化祭で出し物をする

体育祭をやる

委員会の集まり

図書委員をやる

下駄箱に何か入れられる

・昇降口でまちぶせ

・校舎裏に呼び出し

トイレで噂話を聞く

屋上で昼飯を食べる

図書室で勉強する

・傘を忘れて、借りる

・補修を受ける

・日誌を書く

2024-09-06

anond:20240905195209

※終わりの部分が消えていたので以下そのまま続き

制度破壊者だと感じるのも理解でき、その上でキサキが体調について公言できず孤立してしまうのも自然な流れだ。ただまあ、そういう評価をするなら三章もプロローグの時点では本当にワクワクした。だからこそ警戒してしまうのは悲しい話なのだが。

テキスト差し替えがあったにぎにぎとゆきゆきてに関しては、某プロジェクト一コマ漫画翻訳にどことな差し替え前の印象が重なるところがあり、その点についてもなんとも言えない。

アニメに関して

アニメに関しては格闘戦と三章の補完となる水族館回と回想シーンに関しては良かったと思う。背景に本を映すことで、ゲーム内では頼りない印象が強かったユメがアビドスの為に色々と勉強しているのが分かったし、EDのノノミも含め、こういったアニメならではの描写は好きだ。

ただ、そういった要素が入っているのを考えると、三章のシナリオが出来上がってからアニメ演出に注文が入ったのではないか…と思うし、退社のアレコレと三章合わせの内容でスケジュール面にかなり厳しいものがあったのではないだろうか。

未来に関して

それでも今後の希望になる描写はあった。ヒナマコト雷帝に対する連携であったり、シロコ*テラーのシロコや後輩との交流だ。シロコ*テラーに関しては三章以前はホシノと同じ傷を持つもの同士交流する姿くらいしか想像できなかったが、今ならシロコ同士で喧嘩したり自転車旅をしたり、バイト帰りのセリカを見守ったりと彼女なりの距離感で今のアビドスと付き合っていくだろう。

自治区問題自治区の住人全体で取り組む、という在り方となったアビドスの今後は楽しみな限りだ。

スタッフのアレコレに関して

スタッフが引き抜かれてトラブルが起こるという話を見かけるが、状況としてはもう起こった後だし、これから悪化することは無いんじゃないかと思う。その上でクリエイター評価作品でのみ行うという意見に対し、既に出された作品に影響が出ているのではないか、という話だ。ブルアカプロジェクトKVも今後に関しては騒ぎ立てるほどおおごとにはならないだろう。ただ、配信され完結した物語に関してはどうにもならない。対策委員会編三章の結論であり、呪いでもある。

もちろん社内での揉め事があろうが無かろうが明言されることはないだろうし、明言されてもいないことをシナリオの内容に結びつけて言及するのは馬鹿馬鹿しい。単純に退社後のプロジェクトの動きが早く、直前に更新された対策委員会編三章が異様に長く、個人的に気になる描写が幾つかあり、イベントにぎにぎとゆきゆきてにてテキスト差し替え等の騒動があり、アニメも三章の補完は良かったものの粗が見えた気がした。それだけの話だ。砂漠に捨てていかれた武器古巣やかつてのファン比喩である、なんてことはある筈がない。そんな私情をキャラクター大事なシーンに混ぜ込んだりはしない。そう願ってやまない。

[]2024年8月滅多にホットエントリを出さなドメインからホットエントリ

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2024-09-05

主にアビドス三章とプロジェクトKVについて

色々と情報錯綜しているプロジェクトKV関連について、内情に関する不確定な情報に関しては正直何とも言えない。

ただ一連の話の中でクリエイターは良い物さえ作ってくれれば構わない、という意見を見ることがある。これに関しては問題の内容にもよると思うのだが、出された物で評価するのであればライターの方が最後に携わった対策委員会編三章に関しても作った物であるし、アニメテキスト差し替えがあったイベント等への影響等も同様に評価するべきではないか

 

まず、対策委員会編三章に関して

ストーリーの根幹部分は本当に良かったとは思う。クジラのように息を止めていた=本音吐露できないでいたホシノ(アニメ水族館回のシロコとの会話より)が先輩に弱音を吐いた上でこれからも進んでいく覚悟をしたし、シロコ*テラーやプラナは自分たちが元いた世界では守れなかった人たちを守ることができた。最終編の続編的なストーリーとしては本当によかったと思う。

 

ただ、気になる箇所がいくつかある。これが単に尺や締切の問題ならまあ仕方ないとは思う(明らかに話数が多く、可能な限り設定にケリをつけようとしたことは分かるので)。ただ退社と新プロジェクト立ち上げの一連の流れを見ていると、その描写に関して何か含みがあるような気がしてしまう。

 

私募ファンド、ネフティスの執事さん、プレジデント対立のくだり

この辺りに関しては敵対者コロコロ変わるし執事は心変わりしたかと思うと反省してフェードアウトするし、プレジデント大人のやり方というわりに子供の癇癪めいた方法で話を反故にする。

この辺りは直近のイベント等でちゃん説明すれば協力してくれるアクアパークのオーナー反省してサオリを気遣ってくれるようになるDJ等が出てきていたのもあって、アビドス関係だけこうなの?となってしまう(エデン条約編三章〜四章のトリニティモブトラブル担当にされていたので、モブNPC性格が悪いのはライターの手癖なのかもしれないが)し、エピローグにも居たこともありコレがアビドスの生徒にとっての今後の隣人かぁ…と思うとなんとも言えない。

アニメや最終編でノノミ描写から実家問題の掘り下げを期待していたので肩透かしを喰らったのが正直なところだ。シナリオ単体だとそのくらいなのだが、退社の件と合わせて考えるとプレジデントとのやり取りは退社のきっかけとなる社内でのトラブルが元になっているのではないか…?という疑念が湧いてしまう。もちろんそんな明言はされていないし、退社の経緯に関しては知る由もないのだが。

 

シロコ*テラーがみんなの武器を捨てるシーンに関して

スチルを見た時の第一印象は捨て方が雑すぎないか…?というところで、ホシノがユメと言葉を交わして前に進む=きちんとお別れをする、大切な人を弔うというのがこの章の話であるなら、尚更砂漠に打ち捨てるのではなく、綺麗に埋めるとか溶かして別の武器にするとか、やりようはあったと思う。

果たして乱雑に打ち捨てる必要性があったのか、古巣を離れることに対する表現だとすると切り捨てられた感があるし、お話のコアになるキャラクター大事なシーンに変な文脈が乗ってくるのは正直かなり嫌な気持ちになる。

 

地下生活者に関して

今回の章での先生結論は、本当にざっくりした纏め方をすると大人として自分が今やれることをやる、というものだった。それに敵対する存在が、子供のように癇癪を起こし、無敵の空間から一方的に何の責任も負わず干渉し、チートめいた現実干渉本来あり得ない現象を起こすというのは対比がバッチリと決まっていたと思う。

だがその上で、どこまでが地下生活者仕業で、どこまでがそれぞれのキャラクターの動きなのかがハッキリ説明されておらず、よく分からない。先述の私募ファンド執事プレジデントに関して、心変わりが早すぎるのもあり、この辺りは操作されていたんじゃないか?と予想することはできる。朝霧スオウの挙動も、プレジデントを裏切って以降はホシノの強さ(キヴォトス最高の神秘としての、ゲマトリア視点のホシノの解釈しか見ていない様子で、地下生活者台詞呼応して動いているので何かしら干渉されているのは間違いない。ホシノへの精神干渉がどの程度なのかは分からない。テラー化直前かもしれないし、三章の合間に頻繁にホシノの回想が挿入されるのはこの時点で干渉を受けていて夢と現実認識曖昧になっていたのかもしれない。

しかし実際どこからどこまでがキャラクター本人の挙動なのかは明言されない。自己顕示欲の塊ゆえに全部説明してくれたベアトリーチェや暗躍しているシーンをキッチリ映している申谷カイなど、方向性の違う黒幕でもどこからどこまでが黒幕仕業でどこが本人の問題なのかはわかりやすかったのだが、単純に説明不足だ。

先生の爆破というファンコミュニティではさんざんアロナバリア無効化されてきた手段意気揚々と繰り出してきたり(よりにもよってそこで一旦シナリオ更新ストップするし)、先生の指揮の人数制限問題に関しても制約解除決戦以前からストーリー戦闘内で操作不可の味方が援護してくれる演出なんかもあったわけで、先生が打倒するにあたってのカタルシスが異様に弱かったように思う。対比構造とかモチーフにこだわるあまり動かし方が稚拙ではないだろうか。

メタ的な攻めをするわりに解釈が雑ですぐ癇癪を起こす大人なのに子供みたいなキャラクター、というとファンコミュニティでたまに見かける過激ユーザー揶揄しているようにも思える。先生への攻撃に関してもファンコミュニティでたまに発生する死ネタ・負傷ネタ風刺であるがゆえこういう手段になったのかもしれない。二次創作へのお気持ちで作られたキャラ造形、と言ってしまうのはさすがに邪推が過ぎるだろうが、ゲマトリアというメタ的な属性を与えられている立ち位置を考えればプレイヤー元ネタになるのも自然な話だし、それ自体別に良いと思う。しかユーザーの層を考えると、ある種の「チー牛」的な属性キャラを繰り出すのは不用意すぎるし、最後に関わったシナリオでそのキャラを地下へと追い返して退社というのはちょっと危険メッセージ性が生まれてこないだろうか。

ただ問題キャラクター設定よりもむしろシナリオ上での動かし方で、地下生活者が三章においてもたらしたもの説明不足なゴチャついた展開と列車砲やセトなどの扱いに困って途中で流れでサクッと処理した設定ばかりで、ホシノやシロコ*テラーの苦悩と決断など、三章の良かった部分とは関りが薄い。シロコ*テラーとプラナとは元の世界悲劇に関して因縁があるわけだし、アビドスの問題を一段落させたうえでプレナパテスの関係者メインできちんと対決するお話を用意してあげてもよかったのではないか

表現したいことがあるならそれでいいと思う。けれど実際何がしたかたかそもそもどこまでやらかしてるのかが分かりにくいし、ユーザーへの不快感の表明だけが文脈としてハッキリしてしまうのだとしたら、ちょっとさすがにどうなんだという感じだ。

 

朝霧スオウに関して

よくわからないといえば朝霧スオウだ。エピローグでの出番を見る限り確実に何か彼女彼女で設定がある筈なのだが、ホシノの台詞の通り本当に何だったのかよくわからないまま終わってしまった。最初対立関係にあると言われてたノゾミとヒカリ対策委員会との交渉時には遠ざけようとしていたり、ノノミ誘拐時には思うところがありそうだったり、なんやかんやノゾミとヒカリが助けているあたりホシノへの執着だけのキャラではないのは確かだろう。

ただ結局地下生活者がどこからどこまで操っていたのかわからないので、対策委員会編三章の動向だけでは本当によく分からないとしか言いようがない。雷帝関連が今後掘り下げられることもあり、シェマタ建造ぐらいの時期の話に関わってくるのかもしれないが……。

ただまあ思い返せばエデン条約編三章でも先の話を知らないとアツコを傷つけられて激怒するサオリのシーンなどはどの口で言っているんだ、と捉えられても仕方のない描写だったりするし、先のシナリオで裏事情を明かすキャラに関して事前には特にフォローが無い描き方をしているだけなのかもしれない。

 

セトに関して

ホシノのテラー化のついでに副産物のような形で出てきて、ホシノが復帰した後は何故か地下生活者切り札のような扱いになって、なんか凄いらしいけどそのまま倒されたのでよくわからなかった。

セトに関しては戦闘フィールド名前元ネタから明らかにアビドスに関係するボスとしてデザインされているし、新規コンテンツとして無からまれボスではなく三章実装にあたってデザインされたボスだろう。

それが新規コンテンツボスとしてはあまり歓迎された仕様ではなく、シナリオ的にもホシノの復活ついでに処理されているのは単に要素が渋滞したせいなのか、それともわざとなのだろうか。どちらにしろ無茶振り的な実装で調整不足なボスだと思う。

 

ホシノとヒナの対決に関して

スチルもアニメーションも潤沢な頂上決戦……の割には直前でホシノがシロコに一度競り負けているし、決着としても列車破壊による無効試合なので、演出は凄いのに脚本上の盛り上がりからは妙にズラされている。

ホシノの話に終始すると暗くなってしまうので派手なバトルでバランスを取ろうとしたのかもしれないが、心情的にそれどころではないタイミングで熱いバトルをされても集中できないというのが正直なところだし、その本人を巻き込んでるとなると尚更だ。

ヒナに関してはホシノのテラー化直前の台詞回しに関して、事実に即した言葉淡々提示して諭そうとしている。これは単にシナリオ上の都合の台詞ではなく、水着衣装のボイス等から推定するとヒナというキャラクターが確かな事実を礎にして動いており、不確定なものが苦手であるがゆえ、こういう台詞回しになっているわけだ。

事実真実に関する話はクライマックスでも再度言及されるわけだが、今回の章を経てホシノが辿り着いたのが真実であり、ヒナ重要視しているのは事実である。おそらくはこの対比関係を前提にした上でホシノとヒナをぶつけたかったのだろうが、戦闘時のホシノは絶賛迷走中で、ヒナゲヘナ編のシナリオがまだ来ていないので、関係煮詰まってないけどスケジュール的に不可能なのでとりあえずノルマでバトらせたようなバトルだ。正直なところ現状の描写だけではアニメで謎に往年のライバルキャラみたいな扱いをされていたシロコとアルと大差無い関係性だと思う。

頑張っていることを認めてくれると嬉しい、人助けが生きがい、確固たるものが心の拠り所……という、今は先生が適切な距離感で接しているので安定しているものの、ヒナ精神性はもともとコミュニケーション不安を覚えやすい子のそれだ。そういう部分でヒナの人柄を見て仲良くしてるキラキラ部の二人やまあ……偏愛を向けてるアコちゃんあたりの、頑張りとかが関係ない人間関係大事になってくる気がするのだが、その辺りは来たるゲヘナ編に期待したい。

 

後輩の成長に関して

ホシノを止めるために雨雲号を持ち出したり生徒会長立候補したりと、アヤネの凄さを感じさせるシーンが幾つかあったわりに、普通にそのまま撃退されたりプレジデントには発言無効にされたり結局会長職は返上したりとなんというか不憫描写が多かったように思う。

セリカに関してはあまりにも派手でスケールの大きいシナリオと相性が悪かったように思う。アニオリの水族館回でのノノミへのフォローなど、日常パートだといい立ち回りができるだけにもう少しなんとかしてあげてほしい。

今回の章で後輩メンバーたちがしっかり成長してしまうと、ホシノの未練が無くなってしまうので後輩の力で助ける・問題解決するというストーリーにしにくかったのだろうという推測はできる。だが見せ場を作った上でそれに水を差す形で否定する、という見せ方をする必要はあったのだろうか?

 

ユメに関して

ホシノの物語登場人物としては特に文句は無いのだが、プレイヤー視点としては先生として世界観測するゲームで、生徒には無限可能性があると示したのと同じ口でどうすることもできないと言うのは果たしてどうなのか。

全てを許してくれる聖母のような立ち位置先生として庇護すべき生徒を配置した上で、先生には責任がないと許してもらう(しか先生と会話したユメは本編の状況を何も知らず、先生とホシノと三人でアビドスにいるパラレル存在だ)のは些かグロテスクな構図に思える。ヒナの件も後出し列車砲の件で招集した、という描写で「先生は地下生活者と違って自分の生徒同士を将棋の駒みたくぶつけるようなことはしませんよ」と説明してるわけだが、そこを説明するより地下生活者干渉範囲ネタばらしとかもっと描写するところがあったんじゃないかと思う。

どうも三章は生徒に対する先生よりも「シャーレの先生」という立ち位置世界の命運を左右する存在としての在り方に寄った描写が多く感じた。描きたいお話と相性が悪かったんだろうか。でもまあ確かに最終編でアリスが命を賭けるシーンとかもプレイヤーとしては分かった上で生徒を送り出してるわけだし、セカイ系先生概念が相性悪いという話なのかもしれない。

ユメの死因に関してはそんなに明確に言及する必要があるか? と思うのだが、動いてないのに暑いよのミームへのカウンターとして描写したという説がどうもあるらしい。眉唾な話ではあるが仮にそういう意図だとすると三章完結後の現在、露悪要素のない二次創作に対して面白がってユメの死因をネタにしたコメントを書き込んで不謹慎大喜利をする風潮がミームの代わりに蔓延っているのだが、果たしてこれが望んだ光景だったのだろうか。結局ネタバレや不謹慎な内容を避ける流れでホシノサクサク代替としてバズったりしていたし、ミームは変わらず蔓延り、残ったのは悪ノリキャラを愚弄して面白がる空気感だけ。

しかギャグパートシリアスパートで同じ台詞がぜんぜん違う文脈になる、というのはブルーアーカイブお家芸なので何かしらの目的でわざとやってるのはそうなのかなぁとは思う。

ミームの件も合わせて考えると自分シナリオ以外で動かされるのが嫌だったから完全に死人として扱ってるんじゃないかと思わないでもない。そういう都合でキャラクターの結末が歪められたとしたら、三章の根幹部分のお話の受け取り方も変わってくる。

 

対策委員会編二章とエデン条約編の焼き増しではないか

対策委員会編に関しては正直初期のストーリーということもあるし、ホシノをメインに据えた話をするにあたってストーリーラインが似通ってしまうのは仕方ないのかもしれない。そこはおそらく三章の問題ではなく一章二章の方が未来でやる話と被ってしまった、というのが正しいのだろう。

ただ、先生の負傷による一時的退場でその間に加速する情勢、精神的に不安定な強い生徒が暴れてるけどそれとは別に対処しなきゃいけない問題がある、という構図はエデン条約編三章と四章そのままの構造だ。対策委員会編だけならまあホシノの問題は二章では何も解決していないから…と言えるのだが、これに関しては単に話のレパートリーが少ないだけではないだろうか。

本筋以外の部分はスケールが大きいが列車砲+スオウやカイザー軍勢は裏で片付けられているのもあり、ワンパターンを外そうとして派手な設定を入れ、結局扱い切れずに諦めた感もある。頻繁に挿入されてるスチルもこの後負けて即落ちするんだよな…とかカッコつけてるけど後輩の静止振り切って突っ走ってるだけなんだよな…と、シナリオを合わせて見ると微妙感想になるものが多く、手間と内容が釣り合っていない。

 

最近イベント

細部が気になるのは退社とプロジェクトの件だけが原因ではない。直近のイベントストーリーでは出来ている部分が出来ていないからだ。

ーve Alive!ではアイリ意図勘違いしながらもがむしゃらに手を伸ばすメンバーの姿が見られたが、このイベントでのアイリがいなければスイーツ部が存続する意味がない、という言葉こそ対策委員会編三章でユメの意思を継ぎアビドスの為に自分犠牲にしようとしていたホシノに対して、目的否定より何より先に掛ける言葉であったのではないか

say-bing!ではコノカ副局長の立ち回りがブルーアーカイブの根幹となるコミュニケーションであったように思う。カンナにとって大事ものを本人の意図関係なく尊重し、しかアクアパークから帰ってきたカンナが楽しそうだった理由はよく分かっていない、というのは他人はどこまでいっても他人である、だけどそれでも、という古則への回答そのものだ。

seaside outsideでは、人殺し教育しか受けてこなかったような生徒に居場所はあるのかという問いに対してアリウススクワッドのメンバーがそれぞれのやり方で他人と関わる様が見られ、彼女たちにも居場所はあるのだということが示唆されていた。栗浜アケミとそれを慕うスケバンが出てきたのが象徴的で、道を外れた生徒でも受け入れてくれる人がいるというお話を立体的に表現していたように思う。

月下夢騒に関しては続きがある以上結論は出せないし、実質的卒業済みの生徒=大人であるカイの処遇に関しては大きな不安が残る。しかし、黒幕であるカイが何を仕組んでいるかは明白であり、カグヤの暴走もキサキ門主就任仕事が手順を無視してのカイの追放だという部分を加味すると山海経の生徒がキサキ Permalink | 記事への反応(1) | 19:52

日本コンプラ意味をはき違えてる

和製英語化し本来意味とはまったく違う意味文脈で使われてる。

便利で折れない棒を振り回してる連中がいる

 

ググるとこのように教えられる

コンプライアンスには、次のような意味が含まれます

法令社会的ルールを守る

企業倫理社会規範を守る

社会道徳を守る

就業規則などの規則ルールを守る

・公正・公平に業務を行う

 

日本人はこのように使ってるわけだが

complianceにそんな意味ねぇし諸外国でそんな使われ方はしてない

 

法令標準規格準拠する、そんだけです。

 

社会道徳云々はコンプラとは別です。

 

で、日本コンプラコンプラ言うてる連中は

僕の考えた最強の正義、正しい価値観に従わせるためのマジックワードコンプライアンス挟む。

「正しい価値観」の議論定義を迂回したいだけ。

それってあなた感想ですよね、を回避するために、「コンプラから」で誤魔化す。

 

で、だ、欧米コンプラ活動というのは「どうやって法を犯すか」です。

法規制を出し抜く法務活動complianceオブラートに包んでるだけ

 

Uberで例示しましょう。

カリフォルニアスタートしたUber社は当地でも認可外の白タク違法なんだが

ネットでその場でお友達になった人を親切で送り届けてあげる、運賃ではなくお礼を差し上げる。

こーゆー屁理屈事業スタートさせた。

で、当然Uber社は弁護士とも相談して事業を開始してるわけで、ギリいけるっしょと判断

これをcomplianceと言う

あっさり事業軌道になると当局激怒プンプン丸です。

ギリイケてないっす、アウトっす、事業畳んで下さい、と来る

そっからUber社は行政当局と折衝を始める、

互いに妥協点を探りno-action letterを勝ち取り事業を拡大する。

ここまで想定し準備し絵を書くのがcomplianceです。

当然当局事業をぶっ潰される事業リスクもあるわけで、法務リスク投資リスクと全部を天秤にかけて利回りを想定する、ためには法務リスク可視化数値化されなきゃならない

そういう企業内の業務complianceと言うの

 

日本会社コンプライアンス委員会wとか、ぜんぜん違うでしょ?

業務の重箱の隅をつついいて、これは法令違反可能性があります

とか得意げにやってんの、バカかと

アメリカだと、

見つかったら罰金幾ら、脱法続けてたらそれ以上の利益が出る

企業イメージも損なわれない、なら万が一見つかったときには罰金払ってそれから是正すりゃいいじゃん。

ってのをcomplianceというのです。

Meta社のAIデータ収集なんて法務的にはむちゃくちゃでしょ?

日本だとコンプラがぁで停まっちゃうけど、連中は逆にコンプラ的にやると判断するの。

法務的ないざこざを回避できると見込んでギリギリのトコロに足を突っ込む

MetaのAIデータ収集は完全に踏み外してるし

日本ならアイデアがあっても「白タク違法からコンプラ的にアウトだね」で話が終わってしまう。経済停滞

 

コンプラ的に「どう迂回するか」って議論ができない。

コンプラが法を犯す法務活動である理解が無い。

 

法令標準規格準拠する本来的なコンプラ

和式の、価値観まで含め世間迎合強要の意、のコンプラ

いい加減に分離して話しましょうや

 

牛角の例の話題

コンプラ違反コンプラ違反だと騒いでるアホな人たちに言いたい

「なんの法令違反してるんですか?」

「それってあなた感想ですよね?」

コンプラ関係ないですよね?」

 

挙げ句海外法律を持ち出してグローバルコンプライアンスなど謎の造語をぶっこんでくるアホまでいる。

国際法でも持ち出すのか?

女性半額キャンペーンwwwwなにかの条約違反してるのかしら

 

海外子会社国内法人規制法は違うんだからそれぞれの地域や法に準拠してりゃいいだけで

海外進出たからというて国内まで海外法の規制を遵守する必要はない、意味がない。

 

電話通話録音を法的に一切禁じている国がある。相手の許諾があってもダメ、録音がダメ

な国に支店を出したら

「この通話サービス向上のために通話を録音させていただきます」がダメになるのか?

グローバルコンプライアンス的にww

アホかと

ちなみにこのマクラ意味

民事裁判では事前同意の無い録音は証拠として認められないので同意を取ってるだけ

 

AppleGoogleスマホの録音機能を削除、限定しているが

こーゆー判断するのをcomplianceという

こーゆーのをグローバルコンプライアンスと言う

なんで既に結論出てることで増田では議論してんの?

はてブでは『牛角コンプラ違反』で答えでてんじゃん。

國武 悠人

慶應義塾大学在学。消費者庁 令和6年度消費者支援功労者内閣府特命担当大臣表彰)。統計報告調整審議会情報公開制度運営審議会男女共同参画推進委員会など行政附属機関委員認知科学法社会学が専門

こんだけの経歴持つ人が、差別だって言ってんだから

別に権威主義ではなけいど、ある程度の人間じゃないと覆せないよ。

2024-08-22

海上自衛官なんだけど、嘘まみれのエンジン毎日出港していたと思うと面白すぎる

嘘まみれの工事、嘘まみれの設計、嘘まみれの検査、嘘まみれの任務、嘘まみれの公文書、嘘まみれの日報、嘘まみれの手当、嘘まみれの業者、嘘まみれの官公庁、嘘まみれの日常

大本営発表を是とする帝国海軍精神を後世に引き継がんとしたY委員会努力が見事に実っておりますな。

今日も嘘まみれの発電機で作った嘘まみれの電気を使って嘘まみれの電子機器を動かしながら嘘まみれの報告資料を嘘まみれの司令部に発信して嘘まみれの命令受託するために嘘まみれの幹部たちが必死に走り回ってますわ。

2024-08-20

日本共産党による神谷氏の除籍は当然のこと

以前、ここで、志位和夫氏(日本共産党の前委員長)の論文を取り上げて日本共産党の特徴を書いた。(消されたのでウェブアーカイブから

このたび神谷氏の除籍問題話題となっており、共産党の言い分が興味深いので記録しておこうと思う。

除籍理由

特にはてブ話題になっていたのが除籍理由の以下の点だ。

(前掲共産党福岡委員会ウェブより)

委員会総会での討論の内容を、それぞれの県委員個人判断で公開することを認めれば、総会での自由な討論を阻害することにもなります。県委員会総会の内容を公開する場合は、県常任委員会責任で発表すべきことがらです。県委員会総会での討論内容を個人判断で公開する行為は、党内での自由発言、討論を保障した党規約精神を踏みにじる行為です。

何故討論の内容を公開してはいけないのか。

内容を自身に都合の良いように歪曲や捏造をしていたらこ批判もわかるが、共産党ウェブを読む限りは公開した事自体問題視しているようだ。

何故公開してはいけないのか

一般的感覚だと、公開してはいけないとする共産党見解意味不明である

そこで、前掲増田でも示した、志位和夫氏の書いた論文「変節者のあわれな末路」を例に共産党の考え方を理解してみよう。

基本的人権行使目的

(変節者のあわれな末路より)

結社の自由にもとづいて自発的意思政党に加入した者はだれであれ、出版言論の自由をふくむ自らの基本的人権をその政党目的実現にむけて行使すべきである

基本的人権行使に条件を付けているのも驚きだが、ここで注目すべきは「政党目的実現にむけて」の部分だ。

共産主義の実現」ではなく、「政党目的実現」としているのがポイントで、ここでいう政党というのは共産党組織のことを指し、個人にとっての地方委員会地方委員会にとっての中央を指している。

まり神谷氏がブログ委員会見解と異なる主張をし、またそのために議論の内容を公開したことは、言論の自由を「政党目的実現」以外の目的行使したことに他ならず、共産党として許容できるものではない。

基本的人権行使共産党奉仕するためになされるべきであるというのが基本である

党外での出版物の発行

(変節者のあわれな末路より)

わが党は、「伊里」が、彼の反党文書のなかで、「理論派閥容認」「党外出版物での批判容認」「横の交流拡大」などの、民主集中制を完全に否定する主張をおこなっていることを、彼の解党主義分派主義のあらわれとしてきびしく批判した

神谷氏のブログ組織に対する批判であることは明らかだが、共産党では引用論文のとおり「党外出版物での批判」を厳しく禁じている。

神谷氏のブログ印刷はなされていないため狭義の出版物ではないかもしれないが、性質としては出版物に近く、共産党として許容できるものではない。

このあたり、石破茂冷遇はされているものの党を追われず、未だに総理総裁候補として名前の挙がる自民党(良く言えば議員一人一人の独立性が高く、悪く言えばまとまりや一貫生がない)とは全く党の性質が違うと言える。

余談だが「横の交流拡大」の否定共産党らしい。地区組織間で交流されてしまうと、中央に反発するために団結される(=分派形成可能性があるためだろう。

賛同を募ることの禁止

(変節者のあわれな末路より)

坂本中央委員からつぎのような指導を受けたことをみずから明らかにしている。

「議案提出の主体は、…代議員有志など複数であってはならない」「党会議の事前に文書を配布することはできない」「事前に他の代議員と討論したり、自分提案に対する支持を、…求めてはならない」

議論は党の内部の公式な場で行われるべきであり、事前の根回しや賛同を募ることは認めていない。

当然それでは込み入った議論や利害調整はできないので、結論は議題や進行をコントロールできる党中央意見に従わなければならない、となる。

神谷氏のブログも、自身意見への賛同を求めるためのものであることは明らかであり、許容できるものではない。

(有名なアネクドートより)

Q.共産圏には、自由意見の交換が存在するのでしょうか?

A.存在します。例えば独自意見を持って会議に出席し、 かわりに党の意見を持って帰ることができます

上の共産ジョークでもあるように、共産党では

「それぞれが考えたら、自発的に正しい党中央意見に至る」

と考えている(このあたり昨今のリベラルポリコレと言われるものとの親和性が極めて高い)ため、党外にむけた反対言論を許容する余地はない。

まとめ

以上のことから神谷氏の除籍は共産党論理として極めて当然のことと言える。

というか共産党のこういう性質は公知のものだと思っていたけど、若い方々にはそうでもなさそうなのが意外だった。昨今の共産党による宣伝活動ソフト路線アピール)は一定程度の効果があるようだ。

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