■地雷を踏みすぎなのよ。黙認度合いを超えてる

端から見ると同じに見えるかも知れないけど、実は今までに築かれてきた「黙認できるライン」をだいぶ踏み越える行為をやっちゃってるので、詳しい人は呆れ混じりに「いわんこっちゃない」と言っているんだと思う。

ブコメはあんまりキレてるとも読めなかったけどまぁそれは感じ方。

ハイキューの話ではなくて、一般論としてこんな風に整理出来る。もちろん黙認出来るラインはそれぞれ違うのは前提として、

禁忌

これはやっちゃうと確実にまずいと言うのはこんな感じ。

大手出版社だったら、作者の意向がどうであっても容認出来ないんじゃないかな。

1. 公式のコンテンツを無許諾で、そのまま複製利用するのは当然駄目。（引用の範囲ならよし）
2. 作者、あるいは広くても出版社が持っている範囲内の権利を超えている（例えば、アニメの画像を使ってしまうとか。Copyrightに制作委員会が入るようなコンテンツ）
3. 出資者のビジネスを直接的に犯す（グッズはこれに当たるのでかなり厳しい）
4. 有償で権利許諾している相手がある行為を許諾を得ずにやる
5. 商用などビジネスで行う組織的な動き

と言うところで、今回の件は、記法では2,3,4にひっかかってる。1は分からんけどロゴの警告が出てるのでもしかしたら。5番目はアウトに見えるけど、今回警告で住んでるのは商用ビジネスと見做してなくて、過失だとして対処しているからじゃないかなー。

2番については、最近は制作委員会の中で幹事会社に一任する形で広く戦略的に黙認するケースも多いから一概には言えないけど、ハイキューのケースは映画会社とかアニメと文化が違う人たちの権利が絡んできてるから、容認したい人たちが説得しきれなかった可能性があると思う。

それから、これが重要なんだけど、創作など、クリエイティブな行為が絡まない奴は厳しく当たるケースが多いね。

ヤバイランキング

一般論なので例外はいくらでもあるよ。これは概ね作者がファンアート・同人活動に友好的な場合だよ。

↑↑↑許可・黙認される↑↑↑

• 個人が純粋なファンアートを自分や身近な人と少人数で楽しむ。
• 個人が自分用のグッズを自分でデザインして自分で作って自分で身につけ楽しむ
• 二次著作といった形ではななく、感想・評論・考察や紹介、聖地巡礼紀行ものなど
  • ==そもそも触法しないの壁＝＝
• 公認されたルールに従って活動する
• 版権を取得する（当日版権含む）
  • ==公認の壁===
• 個人が純粋なファンアートを無償でWebに乗せる
• 同人誌頒布会などでファンメイドの同人誌を大きな収益が出ない範囲で頒布する
• 同人誌を業者を使わない方法で頒布させる
• 同人誌専門の業者に委託販売で預ける
  • == 世間的に黙認圧力が高い形態の壁 ==
• 同好で作った組織的な同人誌。アンソロジー。
• 一般流通に乗せてしまう同人誌（電子書籍とか）
• 大規模な利益が出るような同人誌
• 本編を否定する様な、あるいは歪めるような同人誌
  • == 概ね作者の権利の範囲で黙認が出来る範囲の壁 ==
• 自分で書いたファンアートを使って、ファンメイドのグッズを作り、頒布会等の限られた場所で頒布
  • == 発見され次第、即座に請求書が来てもおかしくない壁 ==
• 公式のコンテンツやロゴを使う（原作のみ）
• 公式のコンテンツやロゴを使う（アニメなどメディアミックス含む）
• ファンアートを用いて何らかのグッズを作り、一般流通に載せる
  • == 非親告罪の壁 ここから後は作者の意向関係ない・警察がいきなり取り締まり有 ==
• 公式の画像などを使ったグッズを作る（デッドコピー扱い）

↓↓↓ヤバイ・怒られる↓↓↓

じゃあどうしたらいいの？

https://anond.hatelabo.jp/20240910133623

こっちに書いた。

あくまでもファンがファン活動の高まりで自然にと言う体裁にしよう。

そんで、自治体ならそれを実績に予算を取りにいってくれ。

Permalink | 記事への反応(0) | 10:22

ツイートシェア