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2020-12-17

オススメ逆レイプ漫画(随時更新中)

個人主観で選んでいます

とてもオススメ

・黒の華(Hamao

https://sp.handycomic.jp/product/index/title_id/100887220/vol_no/0009

書店店員新人バイトjk睡眠薬を盛られ、拘束されレイプされる。画も良く、女の子に弄ばれる屈辱感がたまらない。逆レイプエロ漫画王道といっても過言ではない。続編書いてほしい。

 足コキ乳首なめ、騎乗

・diss(同上)

 成績優秀な兄が妹に弱みを握られ、性的玩具にされる。これも同じくHamao先生作品逆レイプと言うよりは逆調教

 手コキ、足こき、強制クンニ騎乗

・逆痴漢専用車両史鬼匠人

https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/BJ234311.html

 盗撮がバレた青年電車内で女性達に次々とレイプされる。画力シチュエーション共に神。黒の華と並ぶ逆レイプの名作。

 手コキ、フェラ乳首なめ、騎乗位、浣腸、聖水

・インモラルjkに躾けられた僕(椎名鯛)

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ260566.html

 先輩に監禁された高校生一方的ハード調教を受ける。先輩による容赦ないプレーが見物。画も良い。

 足コキアナルビーズ、逆アナル騎乗

・欲張り競泳少女椎名鯛)

 後輩jkに拘束された高校生撮影されながら射精させられ性奴隷に堕とされる。同じく椎名先生作品だが、上記作品よりは柔らかめ

 足こき、股擦り、騎乗

オススメ

自称ドS君の受難うすべに桜子

 自称ドsクズ大学生JDに拘束され、調教される。粋がっていた男が見くびっていた女子一方的に弄ばれる展開が良い。途中男の足が異様に短くなる作画崩壊があるのはご愛敬

 足こき、浣腸、逆アナル

・私の犬になった先輩(のこっぱ

 https://book.dmm.co.jp/detail/b855aqwnb00026/

 泥酔した会社員が後輩に拉致・拘束される。シチュエーション完璧。画がもっと上手ければ何も言うことはない。

 手コキ、フェラ騎乗

ヤリスサンタガール(同上)

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=499112&adult_view=1

 イブの夜にサンタコスプレをした女性に拘束される。上記作品よりは画力が上がっているように感じる。この調子でより美麗なエロ漫画を描いて頂きたい。

 浣腸、手コキ、騎乗

・しーくれっとしすたー(宮本一佐) 

 jk姉の秘密を知ってしまった弟が拘束され、射精させられた後、女装させられ犯される。

 手こき、フェラ騎乗

蜘蛛の巣(SHURO)

 刑事がある少女拉致・拘束され弄ばれる。

 聖水、手こき、足こき

・あたりが出たら(おきゅうり

 アイスのくじで当たりを引いた少年が店の女性店員強姦される。逆レイプと言うよりはおねショタ

 手こき、フェラアナルリングス

・年上の彼女の妹に逆レされる少年(同上)

 年上の女性交際していた少年がその妹に拘束され弄ばれる

 手こき、逆アナル

女王の天秤(黒龍眼

 非行少年が怪しげな女性矯正名目性的虐待を受ける

 足こき、逆アナル

絶対、ローションなんかに負けたりしない!!(ナビエ遙か2T)

 敵国の施設に潜入したスパイ女性に拘束され堕とされる。

 手こき、逆アナル

・僕は彼女になりたい(シタ)

 jk調教された男子射精管理に耐え逆アナル射精させられる。

 手こき、パイズリ、ペニバンフェラチオ、逆アナル

・ねえ、その続き見せてよ(成沢空

 妹が兄を監禁・拘束し、調教する。

 騎乗位、アナルビーズ

・sacrifice(SHUKO)

jk同級生を拘束し、搾精する。金的を蹴る、殴るなどのハードプレイもあるので要注意。

 手こき、フェラ、足こき、顔面騎乗

惜しい

・ねえちゃんオナニーみせるとか誘ってるよね?(ガラスカボチャ

https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ237742.html

 両親が外出し、留守番を任せた姉が弟を逆レイプする。絵も上手く、シチュエーションもいいのだが、最後和解的な展開になるのが頂けない。

 フェラ、手コキ、浣腸パイズリ、騎乗

・ねぺんてす(常磐緑

 高校生普段から気になっていた先輩jkに拘束され、レイプされる。絵も上手く、悪くはない。ただ男がまんざらでもない様子なので逆レイプというより逆和姦。何より最後に逆転するのがダメ。途中まで読むのがオススメ

 フェラ顔面騎乗アナルリングス騎乗位、

ゲッカビジンイノウエマキト

https://book.dmm.co.jp/detail/b915awnmg00545/

 月夜の晩に、高嶺の花であったjkに拘束され、弄ばれる。自分が知る限り最高級の画力である。この画力でたくさん逆レイプ漫画を描いてくれれば素晴らしいのにと思わずにいられない。ただこれも逆レイプというより逆和姦。そしてやっぱり逆転がある。逆レイプものの逆転は法律禁止してくれないだろうか。

 顔面なめ、フェラ顔面騎乗騎乗

・たいへんよくヤリました4話(アーセナル

 姉をレイプしようとした弟が逆に拘束され、レイプされる。長編物の最終話逆レイプ要素があるのはシリーズの中でこの話だけ。やはりこれも逆転がある。そこに目をつぶれば悪くない。

 足こき、手こき、顔面騎乗騎乗

・しーさいどハンティング

 ビーチで女性が好みの美少年を岩陰に連れ込みレイプする。これもやっぱり最後に逆転がある。おねショタでのショタ優位は御法度である

 フェラ乳首なめ、パイズリ、騎乗

・いいなりのすすめ(宮本一佐)

 少年同級生jkに拘束され奴隷にされる。その後解放され家で和姦する。途中までは完璧だが、最後に和姦するのが大減点。宮本一佐先生作品は絵も上手く、女性優位の作品が多いのだが、より一方的ハードになれば完璧になるのにと思わざるをえない。

 フェラ、手こき

あんがーる(中田モテム)

 女装した青年女性に連れ込まれ、攻められる。レイプと言うよりは逆和姦。

 手こき、ペニバンフェラチオ、逆アナル

かわいい後輩のためならば?(ラサハン

 女装した高校生が後輩jkマフラーで拘束されレイプされる。これもレイプと言うよりは逆和姦。画力は申し分ない。

 手こき、騎乗

アナル

・私達の萌し(おきゅうり

 美少年監禁調教しているjk同級生jk少年をペ二バン強姦させる。

チャイナオークション山畑璃杏

 観光客中国人女性拉致され調教される。この作者の漫画は逆アナルむち打ちなどの上級者向けのハードプレイが描かれる。尿道プラグ乳首ピアス等も描かれることがあるので要注意(ここで紹介した漫画では描かれない)

 ペニバンフェラチオ、逆アナル性器むち打ち

・点数主義の国(同上)

 女尊男卑が進んだ未来JDグループに目をつけられた男性調教される。続編はオススメしない。

 金的蹴り、ペニバンフェラチオ、逆アナル

2020-12-10

そこら辺の学習塾に通わせてはいけない

さっきTwitterとある学習塾記事をみた。前にバイトをしたいた塾だった。記事を開くと生徒の集め方や合格者数の出し方に対する苦情を同業他社が出していて、内部告発もあるぞとかいう内容だった。


ふーん。


守秘義務とかなんとかあるけど内部告発ならええんか。


…………


…………してやるか。


でもやっぱり後で怒られるのは怖いから校舎名だけでなく予備校名前念の為伏せさせてもらう。

気になった人は適当にggれば出てくるかもしれない。

ということで以下その塾をXと呼ぶ。


それからバイトをやめた時期は明言しないがざっくり言うとコロナ前。

若干今と違うことがあるかもしれないが、当時はそうだった。


生徒の集め方

学習塾収入源は生徒から授業料である。よって生徒がいないと商売にならない。

門前出張して資料配布などは可愛いである。やってる職員しんどいかもしれないが生徒にとってほぼ害はない。

しかしXの主な生徒獲得手段はそれじゃない。

まず、外部生むけには無料授業招待とかいものをやってる。季節講習や、それが無い時期は月単位で初めての人が体験生として授業に参加できるというものだ。

ここにまず来させたいのが塾の考えらしい。


そのために「今いる生徒」に勧誘させる。


これだけではヤバさが伝わらない人にむけて説明する。

まず講師休み時間などに生徒に聞き取り調査をする。そこで「Xに入ってくれそうな子の名前」を聞き出す。

当然まだ個人情報の取扱もろくに分かってないガキはホイホイ名前を出す。

しか名前はいくらでも欲しいからエサを吊るしてある。塾内でのみ使える通貨とかそんなん。


名前を聞き出したら塾の資料を生徒に渡す。んで学校でそれを渡してもらう。

ここらで生徒は利用されてることに気づかないんかね。

その後もしつこくて、その生徒が登校(登塾)する度に「そういえばさ、あの子、どうなった?」とか聞き続ける。

そこらのナンパ師の方が粘着しない分まだマシだぞ。


そこで聞き出した情報を元に講師は「リスト」を作ってる。ちなみに毎日更新されてる。

出勤してきた講師はその日のスケジュール表とともに最新版リストを一部取ることになっている。

ミーティングでは「誰々君に誰々先生聞いてきてください」「誰々君は熱いです。何%」とか言われる。


お前それやってることマルチ商法と大差ないからな?

というかそれをガキンチョにやらせてるのめちゃくちゃタチ悪いぞ??


ちなみに今いる生徒は受験までずっといることも多いから同じ生徒に何度も名前を聞き出すことになる。

そうすると「前に言ったの以外もういないっす」みたいなこと言い出す奴がいる。

ここは宗教勧誘の断り方を覚えさせる塾だったのかもしれない。


なお、この入塾希望マルチ商法には校舎毎のノルマがある。

年賀状ノルマを抱えてる郵便局員の方がまだマシだ。

詐欺に手を染める前に自分で買うって選択肢があるからな。いやでも上司の指示で買わさせられることない分入塾者レースの方がマシかも。流石に子供作れとは言われないしな。


今季ノルマまで後何人。」「誰と誰が熱いからそこでノルマ達成できる。」とか言われる。

うちの校舎は割と毎回ノルマ達成してたけど1回だけかなり厳しい時があった。

これノルマ達成できなかったらどうなると思う??


常勤バイトに圧をかけ、バイトが生徒に名前を出すよう圧をかけ始めるんだぜ。


宗教勧誘だけじゃなくて会社の縮図まで生徒に叩き込む優良塾じゃん。

レベルな授業

さて運悪く蜘蛛の巣にひっかかった虫は蜘蛛に食べられる運命にある。

Xの、というか他所も大差ないだろうけど、大抵の場合蜘蛛の半分は大学生バイトである


適当バイト募集サイト塾講師バイト検索してみるといい。

そこで学生okとか書いてあるところには当然学生バイト君がいる。というか俺自身学生バイトとして授業してた。


が、生徒にはそのことは一切行ってはならない。

正確には自分大学生であることを言ってなならない。大卒入社した社会人のフリをしないといけない。

理由学生バイトだとバレたくないかららしい。


???


だったら学生okとか書くなよ。

と言うか親もちょっと手元のスマホで調べりゃ出てくるんだから騙されるなよ。

親がこれだから子供マルチ紛いな勧誘に参加させられるのか。それなら納得。


口が悪くなった。

かくしてこの間まで高校制服着てたような奴がスーツを来た社会人なりすまして授業をする。あ、ここのかくしては隠してって意味じゃないからな。

知ってると思うが塾の授業は「英語」「数学」「国語」「理科」「社会」の分け方になる。小学生英語がなかったり数学じゃなくて算数だったりするが大体こんなもん。

講師はこの中の複数の科目を担当する。お前、厨房中学社会の内容全部教えられるか?俺は無理だね。

大学生なんて大抵理科社会のうち一部しか覚えてない。

センター試験世界史地理を選んだあいつも国立2次で物理化学を選んだそいつも数年間やってない科目があるわけだ。

そんな奴が急に人様に金もらうレベルで授業なんてできるのか??


賭けてもいい


世の中の大半の大学生はそんなことできない。


というか受験で使った科目すら怪しい


だってからない分野はある。そういうのは教科書や解答解説音読しかしようがない。

そんなの一人でやれ。

できないなら夜ママ読み聞かせしてもらえ。


空いてる時間ちょっと同僚の授業を後ろから覗かせてもらったら耳疑ったからね。

「この三角形は明らかに二等辺三角形からこことここの角度は同じ」

俺もその問題を教えたことがあったけど、全然明らかじゃないし。辺の長さが同じことを証明できるから二等辺三角形だってわかるんだし。

それを受け入れてる生徒も生徒なんだけどさ。ちょっと講師の言うこと疑ってみろよ笑


レベルの低い授業は苦手分野だけに留まらない。

いわゆる「きはじ」みたいなやつ。

あれ、最近学校では解き方を習って塾で本質を学ぶ」みたいな言説見たけど嘘嘘。

絶対嘘。

塾が率先して教えてるんだもん。

これなら速さがm/sだって分かってなくても教えられるもんな。


でもこれには塾に同情できる点が1つだけある。

塾に来させられてるガキンチョ、あいつらはそもそも授業聞いてないし聞く気もないんだわ。

でも成績が上がらないと親に苦情を言われる。あれはかわいそうだわ。

テストの成績不振理由に居残らせて機械的に解く方法を叩き込む。それでやっと下の中くらいの成績になる。

一番かわいそうなのはきはじに付き合わさせられる優等生だけどな。

高得点を取らせる裏側

さっき下の下のやつの話は下が、それ以外のやつはちょっとは授業を聞いてるから学校だけで最低限の勉強はしてきてる。

んでも塾の授業は低レベルそいつらが塾にきて高得点を取れるようになるのは裏事情がある。


講師大学生だとか書いたけど、大学生勉強方法は有名である

サークルの先輩から過去問過去レポートを集めてきてそれだけやっておけばいいとか言われる。

正直これにも言いたいことはあるけど話がズレるのでやめておく。


これ、塾の生徒も同じじゃね?


特に定期テスト」がある中高生さんよ。あんたら、テスト終わったら問題塾に持ってきてくれない?

コピー機「ガーーー」

おう、テスト見せてくれてありがとよ。「無断転載禁止」?知らんがな。


よし、もうすぐお前らの中学定期テストだな?

うちの塾にはoo中学過去問がたくさんあるから印刷して配るぞ!

授業で演習やるから忘れんなよ

あとそうそう、これ、学校とか持っていくなよ。色々あってな。


頭良いのか悪いのか。これどう考えてもやってることまずいだろ。

もしこれを読んでる学校先生がいたら、過去問を塾にコピーされてることと思った方がいいぞ。

年度の途中で急に過去問と傾向変えてみろ。

それで成績ガクっと下がった奴は塾で配られた過去問に頼ってる。

ブラック職場

悲惨環境は生徒だけじゃない。講師にとってもクソみたいな職場だ。

みたいってのはクソじゃないってことか。

訂正。クソだ。


まずバイトの話。

これは塾毎に相違がありそうだから詳しくは書かないが、無給労働が発生する。

採用時の説明では「授業給」と「事務給」があると言ったが事務給が出るのはごく僅かな時間だけだ。

1h前くらいから授業準備だけでなく雑用までさせる癖に事務給出るのは授業の前後ちょっとだけ。

テストの再テストをさせてる間は無給労働

授業給が\2000 / hを超えてるかもしれないけど実際の給料最低賃金くらいだったりするからな。まあ最低賃金あれば違法じゃないかマルチ詐欺よりはマシか。


じゃあ正社員はどうか。

あいつらはもっと酷い。

基本的にXはケチな塾だ。人件費が足りない。

ので、校門前でチラシ配るあれ、全部授業してる講師から

あれ校舎に戻ってきたらそのまま授業してるから

じゃあ飯はどうするのかって?

食ってないor数分でかけこんでるよ。

季節講習の時期とか朝から晩まで授業と事務をこなしてるからさ、まじ16時くらいに5分でコンビニ弁当平げて授業しにいくのちょくちょく見るから


夜も酷いんだけどな。

俺たち学生バイトは22時台には帰れるけど、正社員が俺らと同時に帰るの見たことないからな。

噂によると終電間に合わないかバイクできてる人もいるらしい。

というか忙しい時期は夜2時とかまで作業してるらしい。

塾長作業してる手前俺も帰れないって言ってた新卒社員に同情したら、安い給料でこき使われるバイトにも同情された。

どっちもどっちだわ。


大手学習塾とて通わせてはいけない

ここまでで分かっただろ、そこら辺に生えてる雑草みたいな塾は例え大手でもクソだから

そんなん無い方が生徒も講師幸せから

じゃあどうやって勉強させればいいかって?まともな塾を探してくるか、さもなくば学校ちゃん勉強するんだな。

まあ中学受験考えてるなら学校だけじゃ無理だけどさ。そういう奴は大抵親が過保護からその過保護の方向を情報収集に使ってやればいい。


水素水飲んで血液クレンジングをしてるやつがいるんだ、結局この手のウンコ塾はなくならないだろうけどお前はリテラシをつけてそれを笑える立場になるべきだ。

俺はそう思うね。

2020-10-25

日見た夢はこんな夢

明日は朝早くから起きる必要があった

竜巻タンカーを飛ばすイベントと大きな橋を壊すイベントに出席する予定があったし、その前に散髪もしておきたかった

翌日朝起きるとお昼の1時を回っていて散髪には行けないことが確定して、イベントにもギリギリ行けないかもな状態

ホテルは山頂にあって下りるには麓までの直通の滑り台か途中で降り口のある滑り台を使うしかない

滑り台の途中、一番大嫌いな蜘蛛の巣があってそこで止まってしまイベントにも行けなくなった

散髪屋さんから電話があって木島さんの予約を断ったのになんで来ないんだ?とめっちゃ怒られた

直通の滑り台を使ったらよかったと後悔してるところで目が覚めた

おはようございます

2020-10-24

GOTOトラベルとかで旅行業(ここでは特に旅館業)について一言

コロナで潰れているホテル旅館があるが

仕事旅館ホテル宿泊することが多い

かに今はコロナ経営が覚束ないところが多いのだが

問題そもそも品質問題があるところが多い

品質とは何か。一番に上げられるのが「清潔であること」と考える

「清潔」とは何か?掃除が行き届いていることである

古い家屋を利用する場合も多くあるので近代である必要は全くない

問題

・パッと見てわかるところに大量のホコリが溜まっている

蜘蛛の巣が張っている

というのは旅館ホテル経営するにあたってどういう考えをしているんだろうと思う。

心遣いはこういったところに気を配っているかどうかで感じ取れるはずだ。

料理の多い少ないではない。

料理に関しては、今や都心部に住んでいるのであればほとんどのものは食べられ料理人も確かな腕を持った職人調理するわけだから、さほど旅館ホテルに期待はしていない。

必要なのは落ち着け日常から離れられる「場所」の提供だと思う。

GOTOトラベルでなんとか経営を維持しているところも多いと思うが

本来おもてなしを忘れずにして欲しいと思う。

2020-09-17

年寄りが書いた絵を見ると脳に蜘蛛の巣が貼りそうになる

アニメーターはまだマシだけどイラストレーター漫画家マジで無理

ネットに出てくるなよ

2020-08-30

Gorogoaの物語

ホットエントリーに上がっていたこんな記事にふとした気まぐれで目を通した。

業界人が選ぶ、過去10年で最も優れていたビデオゲーム(IGN Japan

https://jp.ign.com/games/46189/feature/10

 

ゲームは年に1本買うか買わないかライトゲーマーなので大半の作品タイトルも知らなかったし、業界人たちのコメントを読んでいてもピンと来るものはなかった。しかしその中でひとつコメントちょっと心が動いた(太字筆者)。

簡単な答えは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』ですが、統計的な考え方では、私は『Gorogoa』を選びたいです。デモの早期リリースと、その結果である早い時期でのハンズオン体験のおかげで、本作は何年にもわたって私のGOTYであり続けました。『Gorogoa』は魔法のように魅惑的で斬新なゲームです。明確なビジョンに基づいたこ作品は、ゲーム作りの過程が全く想像できないほどの複雑な成果をもたらしました。新しいメカニクスと新しいインターフェイスを持つ本作は、芸術技術物語正真正銘パズルシームレスに融合させています。これは私がエッシャー作品や、キット・ウィリアムズ絵本、「まほうの筆(The magic paintbrush)」をはじめとする私の好きなおとぎ話から得たすべてのものを凝縮した体験です。『Gorogoa』はハッと息を呑むような驚きを私に与え、私の心を喜びで満たしてくれました。開発者ジェイソンロバーツにはこの作品に満足したまま何もせず、別のゲームを作らないでほしいと私が願うほど、『Gorogoa』は本当に唯一無二の傑作です。

(Drowning a Mermaid Productions サム・バーロウ氏)

本職のゲーム開発者がここまで絶賛するゲームとはどんな作品なのだろう、と急に興味がわいた。

元来パズルゲームは好きなほう(MYSTシリーズは全部やったし、ふだんも数独倉庫番をヒマつぶしに遊んでいる)なので、ちょっとやってみようかという気になった。PlayStation Store で1,528円。安い。

遊んでみた。雷に打たれたような体験だった。まるでマグリットの絵の中で『無限回廊』を遊んでいるような感じだった。

感想については私の拙い語彙でくだくだしく書くよりももっとすぐれたテキストネットにあるのでそれを見てもらえば十分だ。

 

『Gorogoa』認知フレームを軽やかに飛び越える絵画パズルゲームインディーゲームレビュー 第40回】(ALIENWAREZONE)

https://alienwarezone.jp/post/1321

 

GOROGOA が見ている(ゲーム感想)(S. Miyata)

https://note.com/38tter/n/nb58c34279de7

 

そして本稿で私が書きたいのはこのゲームの紹介ではない。

この何の説明もなく謎だらけでタネ明かしもない不条理ゲームに、どうにかして「解釈」を与えたくなったので、そのメモである

以下は断定形で書いていてもすべて私の解釈である

後半に至ってはほぼ創作だが、ゲーム中では語られなかった「裏設定」を私が想像で補完したものだ。

 

ロゴアの物語

 

ある日、街に巨大な謎のクリーチャーが出現する。街並みに隠れて全容は見えないが、アパート屋根ごしにカラフルなたてがみが見えるほどだからかなりの巨体だ。

書物をひもとき、それが伝説の聖獣ゴロゴアだとわかる。

古文書には、五色の果実が盛られた器を若者と年配者がふたりで支え捧げる様子が描かれている。

聖獣ゴロゴアの怒りを鎮めるには、世界に散らばる五色の果実をすべて集めて捧げなければならないようだ。

 

ひとつめの赤い果実は、とある民家の庭木の枝になっており、車椅子に座った謎の男が見守っていた。

枝にとまった烏がつと飛び立つと、赤い果実は器の中に転がり落ちた。

 

ふたつめの緑色果実は、町はずれの穏やかな公園女神像が手に持っていた。

廃墟にたたずむ松葉杖をついた男性がゴロゴアの姿を思い描くと、廃墟壁紙の紋様はゴロゴアの瞳となり、その緑色の瞳は果実となって器の中に転がり落ちた。

 

ランプの灯りをたよりに仄暗い部屋で寝食を忘れて何ごとかを熱心に研究する男性。部屋の片隅には松葉杖。この男も足が悪いのか。

ランプのひとつひとつに星の明かりを捕まえ、その明るさに惹き寄せられて来た蛾たちに導かれるままに道を進むと、夜空の星のひとつ黄色果実となって器の中に転がり落ちた。

 

気づくと色あせた写真の中にいた。壁にかけられた五枚の写真のうちの一枚だ。

杖をついて世界の果てを巡礼して回る男に助けられながら写真から写真へと歩みを進めると、どこにあるとも知れぬ神殿に捧げられた青い果実を手に入れた。

 

たくさんの資料に埋もれるように何かを研究する初老男性。部屋の片隅には愛用のステッキ

蜘蛛の巣のように街を縫って走る路面電車初老男性の助けを借りて乗り継いでいくと、高い塔の頂上で最後果実紫色果実を手に入れた。

これですべての果実がそろった。ついに儀式の時が来た。

 

果実の盛られた器をゆっくりと宙に捧げると、五つの果実はまばゆく光りながら激しく燃え上がった。

 

──その時、突然器が砕けた

そして聖獣ゴロゴアはそれを許さなかった。

ロゴアが怒り狂うと、空には虚無の淵がばっくりと口を開け、世界は暗黒の炎に包まれた。

儀式は失敗したのだ!

 

私は身体を闇の炎に焼かれながら尖塔のやぐらから転落し、瀕死の重傷を負った。

長いあい車椅子生活余儀なくされたが、頭はゴロゴアのことでいっぱいだった。

何がいけなかったのか。どうすればあの獣の怒りを鎮めることができるのか。

 

聖獣ゴロゴアは時おり暴虐の限りを尽くした。

ロゴアが暴れると街は爆撃を受けたように廃墟と化し、あちこちで火の手が何日もくすぶり続けた。

 

どうにか松葉杖で歩けるようになると、私は情報収集を始めた。

焼け残ったがれきの中から資料を掘り出し、聖獣ゴロゴアをよく知ることにつとめた。

 

一方、気まぐれに襲ってくるゴロゴアの攻撃の合間を縫って人々は街の復興を始めた。

がれきを片付け、建物を建て直し、鉄道を引き、時おりゴロゴアによる破壊を受けながらも、それを上回る勢いで街は発展を続けた。

 

私の部屋の壁はゴロゴア関連にとどまらず、世界の様々な伝説伝承考古学書物で埋め尽くされた。

時おりゴロゴアの来襲があると電気は止まり、暗い中でランプの灯りをたよりに研究することもあったが、私は寝食を忘れて研究に没頭した。

 

その間中、私は「何かの視線」を常に感じていたが、それが何かはわからなかった。

ただ、私の研究が、誰とは知らぬその視線の主の助けになっている、そんな実感がなぜかあった。

 

研究を進めるうち、私の心のうちには、ゴロゴアに対するどこか畏敬の念のような気持ちが芽生え始めた。

そしてその畏敬の念は、やがて純粋信仰心へと変化していった。

ロゴアの怒りを鎮めるには、我が身と心をゴロゴアに捧げなければならない。そうすることでしか儀式はきっと成功しない。

私はそう思い詰めるようになっていった。

 

私は巡礼者となり、ゴロゴ信仰の源流をたどって世界各地を巡礼することにした。

灼熱の太陽が照りつける砂漠、寒風吹きすさぶ高地

体調は決して万全とは言えなかったが、ゴロゴアにこの身を捧げるという信念が痛む脚を前へと運ばせたのである

 

研究の進捗が遅々として進まず年月が無為に流れていくばかりになると、時おり深い絶望に襲われることもあった。

無力感にさいなまれるそんな時には、決まってあの悪夢の日、儀式に失敗した日の転落の記憶フラッシュバックした。

そうした場面にも、常に「あの視線」は私とともにあった。

 

月日は流れ、私も初老と呼ばれる年齢になり、髪も髭もすっかり白くなってしまったが、私の研究は大詰めを迎え、ついにひとつ結論に到達しようとしていた。

 

古文書には、五色の果実が盛られた器を若者と年配者がふたりで支え捧げる様子が描かれている。

 

この記述によれば、儀式ふたり人間によって為されなければいけなかったように思える。

しかに、最初儀式自分ひとりで行ったために失敗してしまった。

では、儀式成功させるためには、あらためてふたりで執り行う必要があるのだろうか?

 

そうではなかった。

 

絵図に描かれたふたつの人物像は、「時間を隔てたひとりの人物」を表していたのである

儀式はひとりの人物によって二度行われなければならなかったのだ。

 

思えば一度目の儀式へと至る道のりでは、さまざまな場面で陰日向に何者かの協力を得ていた。

その役割なくして儀式は成し得なかったとさえ言えるのだが、その協力者は、ほかならぬ私自身であったのだ。

 

時空を超えておのれ自身と手をたずさえ、二度の儀式を完遂させる。

それこそが聖獣ゴロゴアとの魂の交歓を成立させるための条件だったのだ。

 

私は今、復興いちじるしい街並みを見下ろしながら、二度目の儀式のために尖塔を登っている。

 

この儀式が終わった時、ゴロゴアと人間の間には新たな関係が訪れるのだ。

2020-07-12

クソデカ羅生門読書アシスト版(PC用)

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下

 雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗の

 びっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。

  クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や

   爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか

 極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方は

  マジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、

   その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、

    薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから

     正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。

      するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。

  とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、

   超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、

    この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、

 その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、

  亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、

   それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、

    気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいか

     マジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、

      点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、

  洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、

   メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、

 下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、

  勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に

   暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず

    衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を

     出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから

      「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた

  下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である

   その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、

    いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても

     差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない

  事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、

   さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく

    聞いていたのである

豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。

 夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した

  超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる

 遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死を

  するばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、

   きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである

    選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、

     やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、

      結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという

  事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、

   その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、

    積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えの

 する世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と

  巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱に

   とまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を

 物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる

  惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を

   明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅の

    バカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたに

     しても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の

      大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、

  そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い

 梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を

  殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、

   かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を

    持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、

     臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、

      上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき

  速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に

   巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと

    知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火

     ともしているからは、どうせただの者ではない。

下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の

 段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平に

  しながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を

   覗いて見た。

見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作

 棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は

  幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に

   完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には

    女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、

     かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を

      捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、

  ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい

   高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている

    部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、

 その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ

  感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。

 檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような

  老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、

   その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、

    多分傾国美女の死骸であろう。

下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸を

 するのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」

  ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に

   狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、

    丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が

 少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に

  対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に

   対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に

    対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かが

     この最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか

      世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練の

  カケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、

   老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく

    燃え上り出していたのである

馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。

 従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然

  知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上

   で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる

    世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた

     事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ

 飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ

  歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く

 飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする

 行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人を

  つきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、

   ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、

    つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人は

     とうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏

      脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の

 芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手を

  わなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に

   飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを

    見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく

     支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今まで

      けわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に

  残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、

   人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから

    見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下

 通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと

  云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何を

   して居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっと

 その下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、

  めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ

   唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の

    動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、

     喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると

 同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量に

  はいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。

   雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、

    蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。

 じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい

  人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇

   四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ

    売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売り

     に往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云う

      て、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、

  この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、

   仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い

    事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、

     マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく

      知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、

 死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に

  持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのである

   しかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。

    それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である

     そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の

      勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい

  饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時の

   この最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える

    事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。

 そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を

  神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足に

 しがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子

  口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった

   檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へ

    かけ下りた。

しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸

 あまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆は

  つぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火の

   まばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから

    びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。

     外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

https://anond.hatelabo.jp/20200611125508

https://read-assist-dxn.web.app/contents/rashomon_all_pc.html

2020-06-14

IT系羅生門

ワンデイのイブニングの事であるアローンのビジネスマンが、羅生ゲートの下で雨やみを待っていた。

 広いゲートの下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きなシリンダーに、クリケットが一匹とまっている。羅生ゲートが、朱雀ストリートにある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉ハットが、マッチモアありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。

 リーズンを云うと、この二三年、京都ティには、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云うハプニングがつづいて起った。そこでシティさびれ方は一通りではない。ヒストリーによると、仏像仏具クラッシュして、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、ストリートサイドにスタックして、薪のリソースに売っていたと云う事である。シティがその始末であるから、羅生ゲートのフィックスなどは、元より誰もコミットする者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸がジョイン。盗人がジョイン。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、このゲートへ持って来て、棄てて行くと云うルーティンさえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、このゲートの近所へはアプローチをしない事になってしまったのである

 その代りまた鴉がどこからか、たくさんジョインして来た。昼間見ると、その鴉が何羽となくコミュニティを描いて、高い鴟尾のまわりをシングしながら、フライアウェイ。ことにゲートの上の空が、夕焼け情熱のようにあかくなる時には、それがセサミをまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、ゲートの上にある死人の肉を、啄みに来るのである。――もっと今日は、タイムアップなせいか、一羽も見えない。ただ、所々、ブロークンな、そうしてその崩れ目に長い草はえストーンの上に、鴉の糞が、点々とホワイトにこびりついているのが見える。ビジネスマンは七段ある石段のトップに、洗いざらしブルーの襖の尻をスプレッドして、右のチークに出来た、大きな面皰を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのをルックアップしていた。

 ライターはさっき、「ビジネスマンが雨やみを待っていた」とライトした。しかし、ビジネスマンは雨がやんでも、格別どうしようと云うビジネスプランはない。ふだんなら、勿論、CEOの家へ帰る可き筈である。所がそのCEOからは、四五日前にファイアーされた。前にも書いたように、当時京都ティの町は一通りならずダウンしていた。今このビジネスマンが、永年、使われていたCEOからファイアーされたのも、実はこの衰微の小さなウェーブにほかならない。だからビジネスマンが雨やみを待っていた」と云うよりも「雨にふりこめられたビジネスマンが、コミット先がなくて、途方にくれていた」と云う方が、アジャストである。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のビジネスマンセンチメンタリズムエフェクトした。申の刻下りからふり出した雨は、上るプランがない。そこで、ビジネスマンは、何をおいても差当り明日ライフをどうにかしようとして――云わばどうにもならないマターを、ウェル・ダンしようとして、とりとめもないクリティカルシンキングをたどりながら、さっきから朱雀ストリートにふる雨のサウンドを、聞くともなく聞いていたのである

 雨は、羅生ゲートをつつんで、遠くから、ざあっと云うノイズをあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、ゲートの屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。

 どうにもならないマターを、ウェル・ダンするためには、ハウトゥを選んでいる遑はない。選んでいれば、築土の下か、ストリートの土の上で、ジ・エンドするばかりである。そうして、このゲートの上へ持って来て、犬のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――ビジネスマンの考えは、何度も同じルートを低徊した揚句に、やっとこのゴールへ逢着した。しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。ビジネスマンは、手段を選ばないという事にアグリーしながらも、この「すれば」のかたをつけるために、オフコース、その後に来る可き「盗人になるよりほかに仕方がない」と云うファクトを、積極的にアグリーするだけの、チャレンジ精神が出ずにいたのである

 ビジネスマンは、大きな嚔をして、それから、大儀そうにスタンドアップした。夕冷えのする京都ティは、もう火桶が欲しいほどのクールである。風はゲートの柱と柱との間を、夕闇と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の柱にとまっていた蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 ビジネスマンは、頸をちぢめながら、山吹の汗袗にコンボリューションした、紺の襖のショルダーを高くしてゲートのまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩楽にねられそうなコワーキングスペースがあれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったかである。すると、幸いゲートの上の楼へ上る、幅のワイドな、これも丹を塗った梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりであるビジネスマンはそこで、腰にさげた聖柄のGithubアカウントが鞘走らないように気をつけながら、藁草履はいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。

 それから、何分かの後である。羅生ゲートの楼の上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人のビジネスマンが、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす火のライトが、かすかにその男の右のチークをぬらしている。短い鬚の中に、赤く膿を持った面皰のある頬であるビジネスマンは、始めから、この上にいる者は、死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かライトジョインして、しかもそのライトをそここことコミットしているらしい。これは、その濁った、黄いろい光が、隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に、揺れながらイノベイティブに映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、ライトをともしているからは、どうせただのフリーランスではない。

 ビジネスマンは、守宮のように足音をぬすんで、やっと急な梯子を、一番上の段まで這うようにしてコミットした。そうして体を出来るだけ、平にしながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、楼の内を覗いて見た。

 見ると、楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が、無造作に棄ててあるが、ライトの及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に裸の死骸と、着物を着た死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、コミットしていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ねて造った人形のように、口を開いたり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりしたライトをうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

 ビジネスマンは、それらの死骸の腐爛した臭気に思わず、鼻を掩った。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 ビジネスマンの眼は、その時、はじめてその死骸の中に蹲っているフリーランスを見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩せた、白髪頭の、猿のようなフリーランスの老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。

 ビジネスマンは、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記のライターの語を借りれば、「頭身の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間にハックして、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、そのコミットログを一本ずつプルしはじめた。コミットログは手にインタラクティブに抜けるらしい。

 そのコミットログが、一本ずつ抜けるのに従って、ビジネスマンの心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。そうして、それと同時に、このフリーランスに対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、このフリーランスに対すると云っては、語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこのビジネスマンに、さっきゲートの下でこの男が考えていた、自己破産をするか盗人になるかと云う問題を、改めて持出したら、恐らくビジネスマンは、何の未練もなく、自己破産を選んだ事であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、フリーランスの床に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである

 ビジネスマンには、勿論、何故フリーランスが死人のコミットログをハックするかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかビジネスマンにとっては、この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、死人のコミットログをハックすると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、ビジネスマンは、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである

 そこで、ビジネスマンは、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄のGithubアカウントに手をかけながら、大股にフリーランスの前へ歩みよった。フリーランスが驚いたのは云うまでもない。

 フリーランスは、一目ビジネスマンを見ると、まるで弩にでも弾かれたように、ジャンプした。

「おのれ、どこへ行く。」

 ビジネスマンは、フリーランスが死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。フリーランスは、それでもビジネスマンをつきのけて行こうとする。ビジネスマンはまた、それを行かすまいとして、コンフリクトする。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかしウィナーは、はじめからわかっている。ビジネスマンASAPフリーランスの腕をつかんで、無理にそこへPDCAした。丁度、鶏の脚のような、骨と皮ばかりの腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 ビジネスマンは、フリーランスをつき放すと、いきなり、コントビュートして、ホワイトコミットをその眼の前へつきつけた。けれども、フリーランスは黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼をアウトソーシングするほど、見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、ビジネスマンは始めて明白にこのフリーランスの生死が、全然自分経営判断支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていたプライドを、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、あるビジネスをして、それが円満成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、ビジネスマンは、フリーランスを見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

「己は検非違使CEOなどではない。今し方このゲートの下を通りかかったプア・ワーカーだ。だからお前に縄をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分このゲートの上で、何をしてハックしていたのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」

 すると、フリーランスは、見開いていた眼を、一層大きくして、じっとそのビジネスマンの顔を見守った。アイデアを得た、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのであるそれから、皺で、ほとんど、鼻と一つになったマウスを、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉からWindowsの警告音のような声が、喘ぎ喘ぎ、ビジネスマンの耳へ伝わって来た。

「このコミットログをハックしてな、このコミットログをハックしてな、AIビルドしようと思うたのじゃ。」

 ビジネスマンは、フリーランスの答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色が、先方へも通じたのであろう。フリーランスは、片手に、まだ死骸から奪ったコミットログを持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人のコミットログをハックすると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、下請け派遣社員を朝から晩まで奴隷のように働かせたわ。疫病にかかって死ななんだら、今でもブラック企業で甘い蜜を吸っていた事であろ。それもよ、この女の売るソフトウェアは、納期が速いと云うて、取引先どもが、欠かさず毎月発注していたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、倒産するのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、自己破産するじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」

 フリーランスは、大体こんな意味の事を云った。

 ビジネスマンは、Githubアカウントを鞘におさめて、そのアカウントIDを左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、ビジネスマンの心には、あるチャレンジングなアイデアが生まれて来た。それは、さっきゲートの下で、この男には欠けていたアイデアである。そうして、またさっきこのゲートの上へ上って、このフリーランスを捕えた時のアイデアとは、全然、反対な方向に動こうとするチャレンジであるビジネスマンは、自己破産するか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心もちから云えば、自己破産などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。

「きっと、そうか。」

 フリーランスの話がフィニッシュすると、ビジネスマンは嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰から離して、フリーランスの襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「では、己が引剥をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、自己破産をする体なのだ。」

 ビジネスマンは、すばやく、老婆のリポジトリを剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとするフリーランスアカウントを、手荒く削除した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりであるビジネスマンは、剥ぎとったリポジトリをわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。

 しばらく、死んだように倒れていたフリーランスが、死骸の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事であるフリーランスつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そうして、そこから、短い白髪を倒にして、ゲートの下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々たるビジネスチャンスがあるばかりである

 ビジネスマン行方は、誰も知らない

2020-06-11

クソデカ羅生門

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいかマジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく聞いていたのである

 豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

 どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死をするばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

 下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えのする世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱にとまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅のバカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

 それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平にしながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を覗いて見た。

 見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作に棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、多分傾国美女の死骸であろう。

 下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

 その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かがこの最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練のカケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく燃え上り出していたのである

 大馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

 そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

 老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

 最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人をつきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人はとうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏の脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手をわなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今までけわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何をして居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

 すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっとその下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。

まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

 天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量にはいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売りに往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云うて、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

 老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

 巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時のこの最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

 老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

 韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足にしがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子の口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へかけ下りた。

 しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸のあまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火のまばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから、びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

 下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

 

2020-04-29

よーやくGWがはじまったわ

いい天気だね

アシナガバチが飛んでるのがみえるよ

こないだ樋にハクセキレイがきてしつこくつついてたところに蜘蛛の巣があった

クモを食べてたんだね

ふふふ

今日は布団ほしたいな

俺も干されるんだろうないつか

早く死にたいぞーえいえいおー!

2020-04-22

境界防御意味ねぇの?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.itmedia.co.jp/news/articles/2004/21/news117.html

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.ntt-east.co.jp/release/detail/20200421_01.html

まだ無理だろ、100%は。AmazonからVPC提供されている以上何らかの境界分離は必要から提供されてるんだろ。

https://koduki.hatenablog.com/entry/2020/03/02/131415

もちろんゼロトラストは進めばこんなにいいことないけど、ゲートウェイになり得るサーバサービス、仕組みそのもの統一できていなくて未熟じゃん。

SAMLとかクソめんどくさいの誰が使うんだ。俺は各サービスごとにSAML実装とかクソだるくて嫌だぞ。1つや2つ程度の小さなサービスしか運営していないイキリちゃんならいいよ。

でも世の中の金が回っている会社1020ではきかないほどにサービスなりページなり存在してネットワーク図書くと蜘蛛の巣みたいになるんだから現実的じゃないよ。

Cloud IAP?なんであんもの入れなきゃいけないの?

実装に手間がかかりすぎるんだよ。あんもの人情シスだったらどれだけ時間食うんだよ。

結果としてすぐにできるVPNが重宝されるし利用されるの。

2020-01-02

賃貸のススメ

たぶんそろそろ就職が決まった大学生とか、大学が決まって一人暮らしをするパリピが家を探し始めるころだと思うので自分経験を書き残す。

ほとんど社会人向け

基本的に「毎日発生すること」を最優先に考えること。

ちょっとしたことでも毎日すると面倒に思うはずだ。

慣れればと思うかもしれないが、慣れるのか嫌になるのかは自分性格問題性質によるので、結構運ゲー

こんくらい慣れるだろと思ってスタートしても意外とストレスに感じたりする。

玄関が狭くても別にいいやと思ってたが、靴を履くのが面倒で仕方なくて出勤するのが億劫になった経験もある。

いや、いつでも休みたいけど。


~~基本編~~

・条件ははっきり決めてから探せ

賃貸情報サイトを見ればどんな条件を指定できるかわかると思うので、いくつか細かい条件欄を眺めて考えておけ。

あとはエリア相場感をつかめたらOK

あとサイトにのってるやつは釣り餌で実際には入居できないと思っておいた方がいい。

問い合わせするときはそのいいと思った部屋の条件をメモすること。メールするタイプの問い合わせフォームならそのメモをそのまま書いたらいい。

かなり細かく指定してもいいけど無視されることも多い。でも言わないより言ったほうが良い。

予算は-5000円で伝えろ

不動産屋の営業は歩合給だ。ちょっとでも高い物件契約した方が自分給料になるから、例えば予算を6万と伝えた場合、いい人なら5.8万+管理費等で6.3万くらいの物件を勧めてくるはずだ。いい人でだ。

何にも考えてない阿呆営業なら6万+管理費等で6.5万からスタートして最終的に6.3+5k=6.8万くらいの物件を勧めてくる。

その物件自分の好みに合うと思うが、そんなアホ営業に乗せられると後々後悔するので、予算絶対に守れ。あらかじめ5kくらい低めに伝えておくと希望通りの予算で収まる。

あとよく言われるが家賃給料の1/3以下だ。残業代は含めるな。これから時代残業はなくなるぞ。

ちなみにセンチュリー21は歩合給じゃないらしい。

利用したことはないが、たぶん無理に値段を釣り上げてこない、はず。たぶん。

複数不動産屋に行け

忙しいだろうが複数行け。チェーンと地場産業エイブルだ。

チェーンの不動産屋は物件を共有してるからどこへ行っても一緒だ。

ご当地不動産屋はそのネットワークに参加してたり参加してなかったりだが、地元ならではのお宝物件を持ってることがある。

ただし適当に入ろうとすると、店舗不動産しか持ってないこともあるから注意しろ。向こうも商売から取り扱いがないなら早めに相談に乗れないと返してくれる。チェーンと違っていい人が多いから、どこそこの不動産屋に行くといいと教えてくれることもある。

エイブルは共有分+独自分を持ってるので、地場産業と同じようにお宝を持ってることがある。

~~内装編~~

風呂場の洗面台に気をつけろ

シャワー族は気にする必要がない。むしろトイレまで一緒のユニットバスでいい。

湯舟につかりたい人はトイレバス洗面台全部別のやつがいい。もちろん予算との兼ね合いもあるだろうが。

洗面台が風呂桶との間にあるタイプは、洗面台の下がごちゃごちゃして掃除しづらいので気を付けろ。

あとは単純に邪魔だが気になるかどうかは個々人による。

洗面台が風呂桶との間にないタイプは広さとかの兼ね合いで結構邪魔になるので、そこをクリアできるならベター選択になる。

排水溝の詰まりやすさは初心者には運ゲーなので諦めろ。

というかパイプの太さを見極められるのは完全にその道の人だけなのでそのガチャ要素は受け入れるしかない。

学生四年間住むだけならあんまり気にする必要がないと思うかもしれないが、毎日ことなので結構ストレスになる。

毎日風呂入らんやつは知らん。消えろ。

洗濯機置き場は気にしろ

古いアパートとかだと屋外にあるが、意外とトラブるので現代らしく屋内にある方がいい。

単純に長く使えるし。

長屋で外に置かざるを得ないのはわかるが、現代的なマンションベランダに置く風習ができたのは意味がわからない。

・ナシ5は地獄と思え

古い建物エレベーターがないことが多い。それでも3階なら生活できると思うが、5階はダメだ。

お前がそこに住んでる間に何段階段を昇り降りすることになるか考えろ。家賃秘密がそこにある。

どんな生活をするか知らんが、2Lのペットボトルを持って昇ることもあるはずだ。そういうことも考えろ。

・小型冷蔵庫ゴミ

ホテルにあるような小さい冷蔵庫のついた物件がたまにある。

「どうせ夜寝るだけだし」と思うかもしれないが、甘い。そういう人間こそ冷凍庫必要だ。

さっきも言ったがこれから時代残業はなくなっていくんだ。夜寝るだけに帰る機会は減っていくんだ。

冷凍庫がなければ冷食もアイスも氷も保管できない。

結局冷凍庫付きの冷蔵庫必要になる。

でも小さい冷蔵庫がある物件には冷蔵庫置き場がない。電源もない。

スペースと電源の問題はあとからではどうにもならない。

こんなゴミ物件は切り捨てろ。というか多くの人が切り捨てるから安く残ってるんだ。


コンセント位置確認しろ

内見できないなら知らん。

賃貸予算の都合で電気工事が雑なまま終わってる場合がある。

間取りとかは問題ないのに変なところにぽつんコンセントがあるだけ、ということも結構ある。

実際に部屋を見て、レイアウトを考えながらコンセント位置と数を確認しろ

冷蔵庫レンジを除いて使える数が4つはないときつい。

あとウォシュレット自分で買ってきたのにトイレコンセントがなくて使えないパターンもある。


エアコン必須

今の時代エアコンがないのは論外だ。

冬はどうにでもなるが、夏はもはや命綱に相当する。

居住地域にもよるが、都会に住むならない部屋は生存できない。

そもそもこのご時世、部屋にエアコンつけなくても人が住むと思ってる大家ヤバイ

大家ヤバイ部屋に住んで幸せにくらせるはずがない。後述と関連する

インターホンはどうでもいい

カメラ付きインターホン推してくるときがあるが、基本的関係ない。オートロック関係ある。

なぜ関係いかというと、一人暮らしの来客はそんなに多くないからだ。

出前、宅配、友人は電話番号を知ってるから究極電話してくる。

自分用事がある人間基本的電話番号を知ってるんだ。

となるとインターホン必須なのは新聞宗教NHKだ。

ほら、いらんだろ。


~~環境編~~

自転車置き場

意外とない物件が多い。

あるように見えて空きスペースに置いてるだけの物件はまあまあヤバイ

エリアによるが盗まれやすい。

大家があらゆることを管理してない証明でもある。

高級自転車絶対やられるので、ロードバイク乗りは自転車置き場がきちんとある物件にすること。

ペットを飼うならペット物件を探すだろ? それと一緒だ。

というかロードバイクレベルになるなら部屋の前か中に置くべき。


ゴミ捨て場

ゴミ捨て場を見るとどんな人間が住んでるかわかる。散乱してるようなところは新しくてキレイ物件でもヤバイので避けろ。

なので内見ゴミの日の朝か前日の夜間にできるとでかい

ゴミの日でもなんでもないのに捨てられてるところはヤバイ

ちなみに俺は内見時に大家さんがいたかゴミ捨て場について聞いたら「工業地域から分別は粗大ごみレベルだけだ」と言われたのが結構高得点だったので決めた。

大家は(近くに)住んでるのか

ゴミ問題と関連するが、手入れの頻度に影響するので結構大きな問題

ボロくても掃除されてるようならそこか、近所に住んでるので有事にも安心

逆に蜘蛛の巣が張るくらい汚いならまったく管理してないということなので住人のレベルも低い傾向。

・隣人はガチャ

内見時にベランダを覗いてゴミ屋敷でもない限りは完全にガチャ

あとは既述のゴミ捨て場から予測する程度しかないが、建物全体のレベル推し量れるので程度が低いと思ったら諦めること。

なんか酒瓶がやたら捨ててある気がするけど行けるだろと思って住み始めたら隣が深夜まで友達と飲んでるとかはよくある話。

隣人ガチャは引き直せるとしても1年後とかなので結構大事な要素。

ちなみに管理人が住み込んでるマンションならこの問題は起きにくい。


・壁は薄いのか

賃貸はたいてい薄いと思う。

工法的には大き目の部屋をつくって2つに分けるのが一般的だと思って良い。

まり片方はそこそこ厚いがもう片方は薄い。

角部屋なら当然外側が厚くなるので、隣人がいる側が薄くなる、と思う。

フロアの部屋数が偶数ならどっちが薄くなるかはわかる。

これは賃貸である以上避けられない問題などである程度諦めること。


・近くの大通りは深夜の交通量を気にしろ

国道なら絶望的だ。夜中でも通る。思った以上にうるさいから気をつけろ。

大通りではあるが市道くらいなら大丈夫だ。


スーパー等 周辺環境

好みによるがスーパーの種類は気にした方がいい。

地元の小さいスーパーや、ちょっとお高めのスーパーは品ぞろえも悪く不満に思いやすい。コンビニ程度の認識にしておくのが良い。

コンビニの有無は生活スタイルに依るが近い方がいいと思う。

一人暮らしを始めるとわかるが、意外とamazonは使う。コンビニ受け取りができると便利というか、安定する感じがする。

なんやかんや言って夜間指定で19~21時とかにしても、仕事から帰って風呂にも行けずトイレも落ち着いて行けずというのは結構しんどい

土日休み仕事なら学校の有無は気にしなくて良い。平日休みの人は気にした方が良い。

あと夜に行ける飯屋は一件くらいある方がポイントが高い。

2019-11-11

三日前にぶら下げた虫コナーズ蜘蛛の巣がかかっていた

2019-10-02

anond:20191001094035

いや部屋の隅に蜘蛛の巣とか、コップが汚れてるとか増田にもかなり問題がありそうな気がするんだけど

2019-08-02

蜘蛛の巣作成者発見した

でも私はやさしいから追い払うだけで殺しはしないよ🕸🕷あばよ蜘蛛

2019-07-30

anond:20190729202332

こんな感じかと思ってたが、ディアボロよりはるかにわかやすスタンド能力のはずのディオでも何度もおかし描写はあったからな(蜘蛛の巣を破らずにホル・ホースの背後に移動とか)

まり真面目に考えずに雰囲気で楽しんだ方がいいかもしれん

2019-07-25

戦いに勝ったと思っていた

蜘蛛の巣完全に取っ払ったと思ったらまたできてたんだけど🕸🕷許さん

2019-07-23

戦いに勝った

数週間、家の前に蜘蛛の巣ができてとっぱらってまたできて...を繰り返してたけどついに蜘蛛の巣が復活しなくなった

あばよ蜘蛛🕷🕸

2019-06-13

anond:20190613094114

農耕も当然(植物ではない)動物への影響があって、中には命を奪うものもあると思うけど、これはセーフですか?

からオーガニック野菜とか大好きなんじゃないの。

自分や仲間の命を守るために、害虫害獣を殺す行為はセーフですか?(毒虫、毒蛇、猪や熊とかに襲われた時や、マラリア媒介する蚊など)

アニマルライツって別に人間の命よりも動物の命を優先する」という考えじゃないんだし。

自分や仲間の命を守るためってほどでは無い、害虫害獣を殺す行為はセーフですか?(木造の家を壊すシロアリ、作物を荒らす草食動物、羽虫の羽音や、蜘蛛の巣が鬱陶しいなど)

ケースバイケースとしか言いようがなくない?

ていうかそもそも、虫は「動物」扱いですか?

たいてい動物扱いだからシルクとかコチニールとか避けてんじゃないの。

牛乳や卵もダメらしいけど、ああいうのって「共生」っていう解釈できませんか? 共生なら搾取や加害では無いと思われます

それを生産するとき飼育環境問題があるから反対するという人がほとんどじゃないの。

酪農環境的に継続不可能からダメって話があるけど、それって何かエビデンスと言うかそういう論文とかデータとかありますか?

酪農は持続不可能」じゃなくて「持続不可能酪農をするな」って話じゃないの。

ヴィーガンの中には「アニマルライツは『違う』」みたいな考え方もあるらしいけど、自認としては、あなたがたは「ヴィーガン」ですか?

ヴィーガンもいればヴィーガンじゃないのもいるでしょ。

2019-06-06

女のモラハラ

浮気されて別れた男を彼氏にしたい。振り回されるのに慣れてるし優しくしてくれるでしょ(笑)

って言ってて、ああ女のモラハラってこんな感じなんだろうなと。ちなみに煽りでもなく全奢りで当たり前と心から信じてるタイプの女。他人養分しか見てなくて、蜘蛛の巣のように引っかかった男から搾取するというのをマイルドに言い換えてよく主張しとる。

2019-04-12

ただ書きたいだけで書いてみるのでこれから書く文章微塵も意味はない。

無性に書きたくなっただけなので。

何を書くべきかも考えながらであるけれど、脳内で読み上げながら書いているので、きっとたぶん読みやす日本語ではないでしょうか。語尾の揺らぎはよろしくないが。

で、これは眠れないくら眠いのを我慢するために書いている物でもあります仕事中に眠るよりはキーボード打っているほうがまだいいよね。多分。

昨日10時に寝た結果3時に起きたのは理由の一つにしか過ぎない。二度寝せずにゲームしていたことが2つ目で、一昨日布団に入ったのが2時を回っていたのが3つ目だろう。こんな不規則睡眠が眠気につながるのだ。

その上、このままだと頭痛がしそうな圧迫感が額の真ん中にある。じわりじわりと広がって、こめかみに来たらアウトだ。頭が痛くなりそうになりそうな感覚説明できる私スゴイと考えて気を紛らわせる。

とっちらかった思考は眠気の蜘蛛の巣にかかって回転を落としている。元から意味はないので問題ない。引っかかりやすくなった分、簡単に横道にそれたり、飛躍する機会が増えるだけですので。

こういう時に痛くなるのは右のこめかみから目の奥に向けて、親指一関節ほど入ったあたりだと決まっているので、目の前に立つ自分頭蓋骨を外して痛みを切り取って捨てる自己暗示をかける準備をしておく。大丈夫、いつでも痛くなくなるから大丈夫。一度で効かないなら何度かするまで。

これはちょっと猟奇的すぎない、と読み返して思った。

まだ眠い

2019-02-25

夢日記

なんでかわからないが名古屋にいて、知り合いの車に乗っている

名古屋はやっぱり北海道景色が違いますね、とか話している

肩に桜が咲いていて、北海道より早いなと思って写真を撮る

場面が変わって、おそらく増毛祖母の家のようなところに泊まる、子犬などがいてかわいいなと思っている

夢の中で目が覚めると現場殺人事件のようになっており、犬はおらず、小刀を持った男が暴れている

畳には穴が開いていて水が溜まっている

何とか家に帰ると部屋はものすごく荒れており、とりあえず床にあるものクローゼットしまおうとする。

広いクローゼットはなぜかほとんど空で、蜘蛛の巣と虫の卵の残骸のようなものが所々に落ちており、

そこに俺はドラムラックスタンド無造作に放り込むことで部屋を少しでもきれいにしよう試みる。

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