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2017-06-26

安倍総理「は」誰かに騙されているのではないか

https://mainichi.jp/articles/20170625/k00/00m/010/052000c

今治市だけに限定する必要は全くない。地域関係なく、2校でも3校でも、意欲ある所にはどんどん新設を認めていく」と述べ、全国の他大学にも新設を認めることに意欲を示した。

だが、

http://www.jsvetsci.jp/pdf/20170608iken.pdf

日本獣医学教育改善運動のなかで、教員数の増員は常に根源的な課題であり続けました。日本大学認証評価機関である(公財)大学基準協会は、平成9年以来、「獣医学教育組織専任教員数は、学生入学定員数を30~120名とした場合、68~77名以上とする」という基準提示しています平成28年改訂)。しかし、現実には、1校あたりの専任教員数は25名~60名程度であり、国内獣医大学単独でこの基準を達成しているところはありません。

今ある大学でも全てのところで教員が不足していて、今治市獣医学部でも、本当に教員が集まるのかと不安視されている。

https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06160556/?all=1

これで本当にどんどん作れるのか?

このことを安倍総理は知っていて言っているのか?

なお日本獣医学部の質は落ちているとのたまった山本幸三

http://www.cao.go.jp/minister/1608_k3_yamamoto/kaiken/2017/0530kaiken.html

国際機関が各獣医学部ランキングというのを発表していますが、50位以内には、東京大学が34位に、1校しか入っていないという状況でありまして、OECD諸国はかなり複数入っています

参考にしたランキング(実は国際機関ではなくてQS社という企業ランキング)の獣医学部門(https://www.topuniversities.com/university-rankings/university-subject-rankings/2017/veterinary-science)で一位になっているカリフォルニア大学デービス校では、学生定員131人に対して、教員数は300である。(東京大学調べ http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/syllabus03/vet.pdf

ちなみに、日本大学専任教員数の合計は、平成22年で619人(少し古いデータなので、今はもう少し増えているだろうが)。

http://nichiju.lin.gr.jp/report/pdf/211207.pdf

教員数が全てではないにせよ、これで本当にどんどん作っていいのか? 作れるのか?

安倍総理は、実は誰かに騙されているのではないか

2017-06-24

加計学園論点まとめ

☆大まかな経緯

加計学園獣医学部作りたいんだけど」

文科省「ふざけんな却下

高井たかし獣医師必要だしうちの地元から要望上がってる」

行政特区作ったからそこで試してみろ」

文科省「いや獣医師要らないし学科増やしても獣医師が増えるとは限らんでしょ」

特区ワーキンググループ卒業者が獣医師になるかは市場と本人が決めることであって、国の都合で入学枠を狭めるのはおかしいでしょ。」

(その辺りの議事録)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf

文科省ぐぬぬ…じゃあ1校だけな。あんま作るとうちの後ろにいる獣医師会も怒るから

加計学園「はーい、じゃあ160人が入学できる枠作るね」

獣医師会「!!ってめふざけんな160人って多すぎだろ!!今でも日本中で定員の合計930人だぞ!」

文科省「認めるって言ったけどやっぱ獣医師会様が超怒ってるからやっぱ反対したいなぁ」

文科省下っ端「…そうは言っても、もう特区ワーキンググループには論破されちゃったし進めるしかいからなぁ…そうだ『この案件を進めるのは総理意思とも言える。官僚の中で昇進するには総理意思には沿っといた方がええで』って文書に書いて上司説得したら効くやろ」←後の加計(怪)文書

https://www.amazon.co.jp/dp/B071WNCC6V/

文科省安倍安倍か…せや、安倍憎し軍団と手を組めばなんとかならんかな。」

獣医師会「よっしゃ、民進党の玉木はうちの息かかってるから噛み付かせるわ」

民進党安倍政権特区制度私物化してお友達国民血税を流し込む悪辣政権!」

前川「そーだそーだ!」

安倍「なんで俺が悪いって事になってんだ草生えるwww」



論点

獣医師需要供給

 ・獣医師って今でもじわじわ増えてるけれど今以上に増やす必要あるの?

  →ペット獣医師需要は減るだろうけど、産業獣医師はこれから多様化する産業必要になるから増えるだろうという意見に対して農林水産省文科省反論できなかったから増やす結論が出た。本当に需要が増えるかは未来市場のみぞ知る

 ・国が主導して獣医師の数増やそうとするのってそもそもおかしくね?

  →逆。国はこれまで50年間獣医師学科を増やさないように務めた。既に獣医師市場に不自然に介入し続けてきたからそれを止めてみるというのが特区

 ・獣医師が増え過ぎたら質が低下するでしょ歯学部とかそうなったし

  →質を担保するのは獣医師国家試験であって、学部入学の枠の数とは独立の話。獣医師の質や市場農林水産省問題文科省が口出しすべき問題ではない。

 ・獣医師待遇悪いじゃん。その中で新設とかおかしくね

  →待遇改善農水省問題入学者数を絞る事で資格所得者数を絞るぐらいなら試験ハードルを上げて絞る方向で介入したほうがみんな幸せ。何にせよ文科省が口出ししてはいけない。

  →むしろ年収1400万とかで獣医師教授募集している加計学園市場での待遇改善に一役買っている。

実現性

 ・獣医学を教えられる教授そもそも集められないっぽいから新設すべきじゃないでしょ

  →それはつまり今の供給ペースでは獣医学を深く修めた人間が足りないという人材枯渇。つまり獣医学を修める人間供給するペースを増やさないと減る一方。

 ・加計学園って国家資格取れない程度の教育水準でクソみたいな薬学部とか作って来たでしょ。そんな可哀想学生これ以上増やすの?

  →民間組織としての実行力の問題まで国は介入できない。法的に問題がない以上、私立大学教育の質まで含めて市場原理の中で争ってもらうのが健全

感情論

 ・安倍ムカつくよね

  →答弁とかナメてるとしか思えないしムカつく。でも上の経緯を見るにこの件で安倍を叩くのは悪筋なので本人があれだけ余裕に見えるのは理解できる。

官僚組織について

 ・加計文書の中で「官僚で昇進するためには政権意向に従った方がいい」って書いてあるの官僚組織としておかしくね

  →政権の言いなりはおかしい。とはい官僚政権対立し続けたら仕事が進まなくなって困るのは国民だし、選挙を経ずに入れる官僚が力を持ったらそっちの方が民主主義的にはヤバイ政権官僚パワーバランスは未だにどういうのが理想なのか不明だが、ただ叩けば良くなるって程単純ではない。高井たかし含む民進党はここの意思決定プロセスの不健全さを争点にするつもりだが『じゃあどうすればいいの』という代案がろくに出せないから筋悪っぽい。

獣医師会が潔白かどうか

 ・獣医師会や既存大学既得権益ってつまり何よ?

  →枠が少なくて24倍ぐらいの倍率で入学試験を受けてくれる学生いるからそれだけでも見逃せない利益になる

  →結局枠から1割ぐらい多く入学させてるから学生一人あたりが受ける教育サービスの質が低下する。それでも学費は据え置き。

論点追記

京都産業大学

 ・京都産業大学が入れないように条件絞ったでしょ身内贔屓政権

  →絞ってない、条件には京都産業大学合致していたので応募はできた。最終的な公募京都産業大学が応募してこなかったのは予算とか内部の反対とか獣医師から圧力かいろいろあった。むしろ京都産業大学に応募してきて欲しかたか公募をやり直してたんだけど、それでも応募して来なかった。

理事長

 ・加計学園理事長安倍とお友達から便宜を計ってもらったんでしょ

  →本当に何かしたなら大問題。なので、具体的に安倍がどんな行動をしたのか徹底的に嗅ぎまわってみたら上の忖度文書しか出てこなかったからむしろマスコミが潔白を証明したようなもの

   →でも開学用の土地無料で受け取ったんでしょ。国の私物化じゃん

    →加計学園土地供与したのは国じゃなくて今治市今治市は元々誘致に熱心で、大学誘致のために公用地を払い下げるのは日本全国で普通に行われてる問題のない行為


結論

安倍政権叩くならもっといいネタ持ってこい。

2017-06-21

https://anond.hatelabo.jp/20170621082144

前回の知恵袋も含めて騒ぎになる前の関心のある人達意見です。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13169087098

2017/1/1119:04:04

1.名乗りをあげている大学岡山理科大(非常に偏差値の低い大学)、広島大学に設置ならまだ理解が出来ます

2.2018年までに設置ってあと一年しかないんですよ!!

3.四国獣医学部がなくても鳥取山口大阪には獣医学部がある。

もし、感染病(BSEなど)が発生しても現在瀬戸大橋しまなみ大橋があり交通問題はないので、何かあれば対応がとれるのでは?あと畜産業はどう考えても衰退していくのが目に見えているのに。

4.四国学生にチャンスをって、どう考えても関東圏の優秀な学生合格しそうだし、四国と都会の学力レベルの差って残念ながら大きいでしょう。

以上のことから現実的には不可能だと思うのです。

2017/1/1605:54:23

京都案も私学前提ですが、確か京大出身者が創立した、京大パイプのある生命科学に重点投資している私大でしたしね。かなりのハイレベル研究者を集めていましたし、京都案の方が説得力があるような意見専門家の間には無かった訳ではないようですが、特区今治を含めた四国町興しが優先されたのかな。それは、それで国土の均衡ある発展と言う総合判断なのでしょう。京都は隣県で同じ特区大阪府の府大に獣医学類が、あるのもあったのでしょう。しかも、府大と市大の統合議論される微妙な時期。本当に必要なら、国公立で作れば良いとは思いますが、京都案も私学でしたから、民間活力と言う視点があったのかもしれません。まあ、いろんな事情があるのでしょう。基本的に新設が認められない獣医学部ですから特区今治市さんは、よく頑張られたと思います

2017/1/1501:43:15

設置は加○学園とA首相の太いパイプによってA首相独断で決まりました。

加○学園が得をする利権だけの理由なので獣医学部必要だとかそんな社会事情関係ないです。

いろいろ後付け理由を並べていますが全てこの2者による出来レースです。

2018年開設は流石に無理だと思います与党が今すぐひっくり返りでもしない限り開設されるのは99%以上間違いないです。

2017/1/1311:59:19

学校法人K学園はどうしても獣医学部が欲しい。ずーっと欲しかった。獣医学部に近い学部は既に持ってますし、倉敷芸術大学には付属動物病院まで設けている。 今治市経済効果を期待。笑える話、今治市議が日本獣医師会にて懇談を行った際(4月13日)、今治市には獣医師雇用は無く、将来的にも雇用の予定は無いと返答。両者の思惑が合致した。K学園とソーリは大変仲がよろしい様でパブリックコメント募集していたものの形だけで決まった様なものらしい。K学園の経営する学校大学はどれも偏差値が低く、設立されても悲しい結果になりそう。

2017/1/1311:42:47

獣医学部運営岡山の可計学園」

政府広島県今治市1月12日国家戦略特区区域会議分科会を開き、今治市に新設予定の獣医学部運営する事業者として岡山市学校法人可計学園を選んだ。

近く開かれる国家戦略特区会議での事業計画認定を経て、獣医学部が新設されれば50年ぶりで、四国で初めてとなる。

省略

内閣府は4日〜11日、国家戦略特区内で獣医学部運営する事業者公募したが、応募したのは可計学園だけだった。

2017/1/1120:33:58

獣医師を増やしたいなら、今ある学校の定員を増やせば済む話。

まり目的別にある。

2017/1/1120:10:48

関西私立大学獣医学科がないので、

獣医師志望の関西在住の学生

応募するだろうとの見込みは立ちます

経営主体学校法人加計学園で、

関連分野での大学運営ノウハウもあります

しかし、今から一年後の開設は......

どう考えても無理だと思います

また、獣医師からの反対意見も出ているそうです。

https://anond.hatelabo.jp/20170621082144

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14161744634

2016/7/1700:30:01

今治市経済特区指定を受けて町お越しの一環で設立を狙っている様ですが学生達は獣医免許習得すれば他の街に行ってしまうのでは?との疑問が有ります獣医学部を新たに起こすより獣医四国における待遇を良くすれば事足りる気がしますがどうなんでしょう

2016/7/1905:13:38

四国公務員獣医師不足解消が目的の一つと大学教授からは聞きました。

獣医師になれる可能性が増えれば、それだけ獣医学科に入る人のレベルも下がり、臨床系の獣医師がより飽和します。

また、人が来ないか大学をではなく、単純に給料を上げたり待遇を良くすればいいというのもあります

2016/07/2107:50:58

同級生や先輩に四国出身の人が数人いましたが、臨床志望が四国に行かないのはもちろんですが、公務員なら待遇の良いところが人気なのは間違いないです。

2016/7/2201:08:50

獣医学生です。

その件に関しては教授が話をしていましたので参考までに。

現在獣医入試倍率は10倍越えが普通で、かなりの高倍率です。

ですので、どこの大学関東圏の頭の良い高校生ばかりが受かる現状だそうです。(わたしの周りもそうですσ(^_^;))

なので、四国に作ったからといって、四国獣医が増えるとも限らない、という考えもあるようです。

2016/7/1701:17:48

今治獣医学部を新設する」話は、企画・構想のレベルだと聞こえています

獣医師会の意向も在るようですが、農業家獣医ペット獣医区別による数・獣医院の所在も十分に把握された上での意見でもなく、その調査すら論議中のようです。

ただ、今までの文部行政のままなら、この手の反対運動や、調査不十分でも、申請があれば、そしてその申請書がそれらしく書かれていれば、設立許可は出ると『思いますよ』

だって、あの田中真紀子さんでさえ、「必要かどうか、検証されていない」と言って、申請受理を決めようとして、文部大臣首になったぐらいですから

政府が「国家戦略特区」に指定して、愛媛県今治市シッカリタッグを組んでの話ですから、構想実現の可能性は大だと思います

しろ、ポシャル材料が少ないと言えるのじゃないかな。

2017-06-16

悲報山本大臣、お手紙を読まずに獣医学会を煽る

獣医系16大学地方創生相「質落ちてる」発言反論

http://www.asahi.com/articles/ASK6864KJK68ONFB01H.html

意見書

http://www.jsvetsci.jp/pdf/20170608iken.pdf

山本大臣閣議後記者会見平成29年6月9日

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg15527.html?t=156&a=1

15分48秒ぐらいか

まだその意見書てのを見てないんですけども、そもそも獣医学部の新設という半世紀ぶりの岩盤規制改革に挑戦しているわけでありますから規制に守られてる側と規制改革しようとする側との間で見解対立することは当然だと思います

せめて見てから言ってあげて

しかも当然だと思いますって雑すぎるでしょ

なお続き

ただし、既存の、これは国会答弁で言っておりますが、既存の十六獣医師養成大学等でも、OIE、国際獣疫事務局の動向を踏まえて、近年国際通用性の観点からモデルアカリキュラムの実施に取り組んでおり、私同様、日本獣医学部世界に誇れる獣医学部にしたいという思い、方向性は一緒ではないかと思っております

ただ、私が根拠として挙げたのは毎年英国評価機関であります、クアクアレリ・シモンズ社が世界獣医学大学ランキングトップ50を公表しておりまして、その2017年版を見ますと、我が国から東京大学、ただ一校が34位に入っているのみという状況であります

一方でですね、アメリカは18校、イギリスは7校、G8以外の国からも、オーストラリア4校、オランダベルギースペインブラジル各二校がランクインしているわけでありまして、この点から見て、我が国獣医学教育評価国際的に必ずしも高くないんじゃないじゃないかというのが、私の感じであります

また、国家戦略特区委員の皆さん方からもですね、獣医学治験実験動物を用いた臨床研究などが期待される創薬分野において、日本が遅れをとっていること、それから再生医療分野の臨床研究の促進に必要中大動物管理育成等のための人材現在明らかに不足している一方、獣医学人材質量両面での充実を図ることの必要性などが指摘されております

これらを踏まえて、日本獣医学部の質は、低下していると発言したものでありまして、今治市への獣医学部新設により、国際的にも通用する獣医師養成が重点的に図られることを強く期待するとともに新規参入を契機に既存十六獣医学部等の質の向上がさらに加速することを期待しているところであります


見てないから話噛み合ってなくてワロタ

獣医学会は、ランキングの背景に目を向けてくれって言ってるんだよ

しかしながら、大学ランキングの低迷の背景にある最大の要因として、教育研究根本的な基盤となる教員数、支援スタッフ数に、日本他国との間で極めて大きな差があることを指摘しなければなりません。

日本獣医学教育改善運動のなかで、教員数の増員は常に根源的な課題であり続けました。日本大学認証評価機関である(公財)大学基準協会は、平成9年以来、「獣医学教育組織専任教員数は、学生入学定員数を30~120名とした場合、68~77名以上とする」という基準提示しています平成28年改訂)。

しかし、現実には、1校あたりの専任教員数は25名~60名程度であり、国内獣医大学単独でこの基準を達成しているところはありません。対して欧米諸国獣医学部は小規模校でも100名以上、大規模校では300名を優に超える教員さらにほぼ同数の支援スタッフ教育研究従事しています

こうした欧米との格差を解消するために、前述のような共同教育課程の設置、あるいは各大学自助努力や国の一時的財政支援によって教員支援スタッフの増員が行われました。

しかし、その数はわずかに過ぎず、現状の取り組みでは限界がありますもう一歩進んだ大学組織改革と、国や自治体民間からの持続的な財政支援が不可欠です。


教育への支出ランキングが下から数えた方が早いのに大学ランキング低いって言われたらこう言いたくもなるじゃろなあ

2017-06-09

獣医学部の質は落ちている?

加計学園獣医学会など「根拠なき批判反論声明 - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170609/k00/00m/040/054000c

学校法人加計(かけ)学園」の獣医学部設計画を巡り、山本幸三地方創生担当相が先月30日の記者会見で「獣医学部の質は落ちている」と発言し、日本獣医学会などは8日、「根拠なき批判だ」と反論する声明を発表した。

獣医学部の質は落ちているのだろか?

獣医学部では2017年共用試験が始まった。

獣医学共用試験合格しない場合は、診療行為に参加する臨床実習(参加型臨床実習)を履修できなくなる。

ぞして、本試験合格は進級の要件ではないが、「参加型臨床実習」を履修できないため、結果として6年間では卒業できなくなる。

また、獣医学共用試験では受験料を徴収するが、1人25,000円である。なお、医学歯学及び薬学の共用試験受験料は、それぞれ28,000円及び25,000円となっている。

はっきりいって新しく共用試験が導入されたせいで獣医学部学生は、たいへん苦労している。

進級要件は厳しくなり留年も多く、講義実習ともに複雑化し、試験レポートも膨大なkずになっている。

また夏季休暇にも集中講義のため休みが十分にとることもできない。

昔は共用試験もなく進級要件も甘く、講義実習も今ほど多くなかった。

受験料25,000円も払わせて試験を受けさせられるのに、いったいどこが質が落ちているというのだろうか?

共用試験とは

共用試験は、学部教育において参加型臨床実習を実施する学生の質の確保と保証の前提として、医学歯学では2005年から薬学では6年制教育を契機に2010年から開始されました。

獣医学教育の充実・改善の取組において、社会要請に応えうる実践的な獣医師養成のためには「参加型実習」の実施必要となります。全国獣医学関係大学代表者協議会では、参加型実習を行う学生の質の確保と保証のための方策について獣医学共用試験調査委員会を設けて調査検討し、医学歯学薬学手法を参考として「獣医学共用試験」の開発を進めるべきとの答申を受け、2010年9月協議会で準備委員会を立ち上げました。

2011年5月文科省獣医学教育改善・充実に関する調査研究協力者会議」の取り纏めが公表され、「共用試験の導入に向けた検討」が具体的方策として提言されました。これらの流れを受けて、2011年9月全国協議会に共用試験委員会など6つの実務委員会が設置されました。

共用試験委員会は、現在獣医臨床教育における「診療行為に参加する学生の事前評価について社会的信頼を得る仕組み」として獣医学共用試験(veterinary common achievement test)の準備を開始しました。

2015年7月、共用試験実施する母体としてNPO法人獣医大学獣医学教育支援機構が設置されました。共用試験2017年2月から本格的に実施されます

2017-06-03

CBTと加計学園

現在、目下獣医学共用試験勉強中です。

共用試験とは参加型臨床実習の参加のため必要獣医としての教養があるか確かめるための試験ですが現実卒業単位修得のため高い受験料を払って無理やり受けさせられる強要試験です。

獣医学教育にそこまでする必要があるのか疑問に感じざるを得ない。

さて最近加計学園獣医学部新設についての問題が騒がれている。

私は条件付き賛成である

四国獣医学部を作るべきだが定員が多すぎる。

正直日本にそんなに獣医師必要ない。畜産業衰退、ペット減少の今どこにそんな需要があるというのだろうか。定員の数を見直した上で作ればいい。

あと獣医という道を選ぶ犠牲者は少しでも少ない方がいい。

 

2017-06-01

[]桜井充「なんで竹中平蔵有識者なんですか」

国会ウォッチャーです。

 今日は、参院農水委員会内閣委員会オススメです。法務はチラ見しただけですが、なんで二日目でいきなり参考人質疑なんです?まぁ後で見ますが、何の進展も無いとは確信しております

id:seirotenさん

利害関係から参考意見聴取することと、国会議員抜きで政策決定に関する重要意思決定する意思決定機関利害関係者で構成されることの違いもわからないぐらいアレだからアレなんだなってよく理解できます

山本幸三今日もぐだぐだになる

 でっぱなから佐々木局長が石破四条件は留意事項だ、とかいっちゃったやつを、閣議決定は守る必要があるのではないのかと聞かれて、留意は守るという意味だ、みたいな新しい意味を作る答弁をしてきたので、延々と、閣議決定は守る必要があるのか無いのかみたいにつめられる山本大臣佐々木局長。結局閣議決定は守る必要がある、と認めさせられるわけですが、こうなるなら最初から言っちゃったほうがいいよ。

 また需給の問題をきちんと具体的に検討したのか、ということに対して、供給はちゃんとはかれるけど、需要は正確に測ることは神様しかできないから具体的には調べていないが、一定の判断はできる。供給は増やせば増やすほど、社会全体の利益は増えるから規制緩和万歳、人数は多ければ多いに越したことはない。もちろん行き過ぎはだめだが、供給制限する必要はない、と宣言して、桜井議員医師)に、柔道整復師厚生省が14校、卒業生1000人ほどに規制していたが、裁判で負けて、解禁したら、100校、7000人ぐらいになったが、今では7000人ほぼ全てが整復師として就職できない事態になった。こういう人たちの学費時間投資ナンだったのかという話になる(これ薬剤師とかもそうだよね。)と突っ込まれる。それでも、獣医を増やしてはならんとはいえない、もちろん限度はあるが、公務員獣医への希望者が増えていること、創薬分野で活躍する獣医師が増えているなど、一定需要があることは判断できるから、どこで区切るかは政治の責任だ、とおっしゃって、現在カリキュラムでは創薬分野の活躍ができないから、最先端ライフサイエンス加計学園必要だ、といっていた今までの論理を自ら破壊し、突っ込まれる。

 またブタとかの中型大型動物の創薬分野で必要とされる実験動物の育成を専門的に教える獣医学部日本には全然無いと、加計学園京産大プレゼンに書いてあったから、これは大事だ、みたいなことをいう。桜井さん東北大で研究していたとき普通に動物実験やってたぜ?ほんとにないの?と聞いてましたが、これ桜井さん医師から間違えやすポイントで、創薬分野でのブタ(おもにミニブタ)の需要は確かに高い。でも基本的ブタを使った研究医学部で行われているんですよね。なぜかというと、畜産ブタは大きくしないといけないし、さらに基本的に扱うのはメス。でも医学分野ではホルモンバランス問題で、使われるのは基本的にオスです。やることが、獣医的なブタ需要と、医学的なブタ需要全然違うので、聞くべきなのは、なんで創薬分野でのブタを使った実験獣医学教育必要なんですか?っていうところなんですよ。人獣共通感染症といったって、人間動物では完全に共通ではないので、獣医学的な意味での疾病の重要性とヒト医学としての疾病の重要性は全然違うし、どういう理屈で、獣医学部でその教育をする必要があるんですか、というところ。インフルの例で言えば京産大獣医学部が無くてもやってるわけだからさ。話がそれた。

 さらに水際規制必要から加計学園を選んだ、といってしまって、「じゃあ京都府で起きた鳥インフルエンザインシデントに、協力して早期鎮圧した京産大差し置いて、何の実績も無い加計学園を選ぶ理由ナンですか」ときかれて、「新設するので、過去の実績は関係ない」(!)と言い放ち私を凍りつかせる幸三大臣

国家戦略特区むちゃくちゃぶりをあげつらう桜井議員

 国家戦略特区で、国際的医療人材を育成をする、ということになっていた国際医療福祉大学成田市協定を結んで、地域医療の推進を行うという話になっていることを突っ込む。なんども質疑してきたけど、国際医療福祉大学では海外経験などがある人という要件が求められているのは20人だけで、残りの120人は普通医者を育てることになっている。ちなみにこれも構造としては似ていて、日本医師会などは、すでに14校で医学部が新設されて、10年後には医師の飽和が見込まれていることから、新設に反対していたけど、国際的人材育成から、ということで認められた案件。ちなみに国際医療福祉大学理事長高木邦格氏は、渡辺美智雄の元秘書。さらに文部科学省事務次官経験者が2名、報告期間(2年)を過ぎてから就職している、さらに警察庁長官財務省厚生労働省から6名の天下りを受け入れているところ(第190回国会予算委員会)。ちなみに、上記の予算委員会では、「一般医師は育成できないという理解でいいのか」と聞いたら、「その通りでございます」って言ってるからね。こんなんでいいのかって聞いたら、「規制緩和はするけど、それ以降のことは知らない」とおっしゃったという内閣府。ただし全体の需給に影響があるようだと、全国的に見直すという話なので、当然医師会は反発する案件桜井議員がこの問題に熱心なことに彼が医師であることが無関係であるとは思わないけどね)。

一部書き起こし

桜井

国家戦略特区ってほんとにひどいなって思うんですが、関東圏で行われた病床規制の特例がありますね。病床規制の特例の中に、大学が入っているんですが、もともと大学は病床規制から外れてるんですよ(要は大学以外の目くらましなわけですな)。わざわざ特区必要ないんですよ。ここに民間医療法人が二つはいっています。一つは瀬田クリニック(名誉のために書いとくけど、ちゃんとした病院でしょうよ。免疫療法で知られているところですよね。)です。瀬田クリニックはどうして特例の適用になったんでしょうか」

山本

「本特例は、世界高水準、かつ国内で普及が十分じゃない高度な医療提供する事業におきまして、その事業に要する病床数を加えた数を基準病床数とみなすものであります医療法人こうし会瀬田クリニック、瀬田クリニックグループ事業は、は特区法の規定に従い、医療提供者の確保に権限を有する、神奈川県知事安倍さんの大の仲良し黒岩さんだね)の合意の下、平成26年12月9日区域計画位置づけ、それぞれが提供する、ガンに対する次世代型の免疫細胞治療、循環器治療などが高度な医療であることなど、特例の要件を満たすことを同年12月18日に、厚生労働大臣が、特区要件を満たすことを認め、12月19日に、区域計画に認定したものであります

桜井

「まぁ表向きはそういう理由ですよね。瀬田クリニックの代表はどなたですか」

山本

「あの、ファーストネームちょっとあの、阿曽沼(元博)さんという方でございます。」

桜井

「阿曽沼さんはですね、国家戦略特区ワーキンググループメンバーですよね。」

山本

メンバーでございます」(ざわつく)

桜井

ワーキンググループメンバーから優遇されるんですよ。あのー(もう一つの民間医療法人)葵会のここの、次男の方は、自民党衆議院議員ですよね(新谷正義平成研究会)」

山本

「そのように聞いております

桜井

「こうやって関係者優遇されていくんですよ。しかもこの自民党比例区の方なんですが、安倍総理の強い後押しがあったと私はお伺いをしています。またご本人の結婚式には安倍総理も出席されたと。ここも調べて生きたいと思いますもっとびっくりしたのはですね、ある特定機関からお金を借り入れて、病院を建てたんだと思いますが、その利子補給を行っている。なんでこの医療法人だけ、利子の補給を行えるんでしょうか。(利子補給とは、行政が、金融機関に対して、借入者に代わって利子を納付する制度)」

山本

「利子補給の件でありますが、わが国の成長のためには、新たな成長分野を切り開く、先駆的な研究開発や革新的事業必要であります。こうした事業を行うベンチャー企業等の資金調達支援し、イノベーション連鎖を生み出すため、平成25年12月国家戦略特区法制定時に利子補給制度を導入いたしました。ベンチャー企業等が特定事業を行ううえで、指定金融機関から借り入れる場合に、国の予算で、最大で0.7%の利子補給金を支給するものであります。なおこれは、民主党政権において制定された総合特区にも同様の仕組みがあるものであります。また具体的な支給額は、利子補給契約締結前でありまして、まだ未定であります。なお利子補給金の財源は国費であります。」

桜井

国家戦略特区はいろんな問題があることが明らかになってきています。これがなぜおきるかというと、関係省庁が意見をいけないからです。もっと言うとですね。与党審査が無いんですよ。なんで与党審査無くこんなことをがんがんがんがん進めていくんでしょうか。私はおかしいと思うんですが、大臣与党議員として、こういうやり方は正しいと思いますか」

山本

与党のー審査ということではーえーそういうことをやるときには当然、政調、省庁がとうぜんやっているもの理解しています。」

桜井

「すいませんが、国家戦略特区についてお伺いをしています国家戦略特区をこうやって決めていく際に、与党審査はありますか」

山本

国家戦略特区は、法令に基づいてー、ワーキンググループ区域会議、そして特区諮問会議という形でやっていくことになります

桜井

「ちゃんとはっきり言ってください。与党審査ありますか。」

山本

「あのーそれぞれのー案件について、関係省庁の中で、与党審査を行っていると承知しております(おい大丈夫政府国会区別ついてるか)」

桜井

与党審査あるか聞いてんだからちゃんと答えてください。」

山本

「いろんな規制改革を進めていくんですから関係省庁においてー与党審査なり調整なりやっていると思います

桜井

「すいません、与党審査あるか答えてください」

山本

「したがいましてー、えー改革事項いろいろやるわけですから、その改革事項やる場合において、関係省庁がー与党側と、必要に応じて調整をやっていると理解しております。」

桜井

「すいませんが、獣医学部審査に関しては与党審査はありましたか

山本

「それは文部科学省が、やっているものと承知しております

桜井

ちょっと後ろから(レクを止める)・・チッ(舌打ち)与党審査があったかなんてちゃんとわかるじゃないですか。なんで文科省が答えなきゃいけないんですか。これは、先ほど、4条件に関してなど、全然書く省庁は意見言うことできなかったって先ほど答弁されたじゃないですか。これについての責任省庁は内閣府でしょ、担当大臣でしょ。ちゃんと答えてください。与党審査はありましたか。」

山本

内閣府では行っておりませんが、関係省庁である文部科学省で行っているものと思います。」(そして文科省が石破4条件に整合するようにと、上げてくれた意見を、加計学園が満たせるか不透明から無視なさったと。)

桜井

「要するに決定されるところまで与党審査無いんです。そして特区諮問会議には竹中平蔵さんなんかが入ってるんです。こんな竹中平蔵ときが決めたことなんですよ。与党議員の皆さんの意見全然聞かないで、竹中平蔵とか八代尚宏とかこういう人たちだけが決めていくんですよ。おかしくないですか。私はおかしいと思いますが、おかしいと思いませんか。」

山本

「それぞれの個人については、差し控えさせていただきたいと思いますが、それぞれに有識者として、ご議論に加わっていただいていると思います。」

桜井

竹中さんがなんで有識者なんですか」

山本

「大変高い見識をおもちと承知しております

桜井

「それでー。彼はある人材派遣会社会長ですよね。それで雇用のことさんざんいってるじゃないですか。利害の関係者じゃないですか。どこが有識者ですか。この人によって日本はどれだけめちゃくちゃにされてきたんですか。(はっは)」

最後国会議員意見を言う場が無い制度というのはおかしい、有識者ではなく国会議員意見が反映されるべきだという桜井議員。ほんとこれなんだよね。

憲法に定められた国権の最高機関国会で、三権分立でも最上位なんだから

竹中平蔵パソナandオリックス家事代行外国人解放農業外国人解放養父市農地解放

新浪剛史ローソン新潟農地解放

阿曽沼元博@瀬田クリニック→病床数緩和(new!)

2017-05-31

公務員獣医について思うこと

最近獣医学部の新設について取りざたされているが、正直公務員獣医の不足は新設以前の問題だと思う。その理由をこれからあげていく

仕事内容

公務員獣医特に保健所など公衆衛生の分野で働く獣医師はいわゆる「動物のお医者さん」とは大分かけ離れた仕事をしている。だから動物のお医者さん」になりたくて入ってくる獣医学から敬遠されるのは仕方ない部分もあるのだが、それでも狂犬病予防員や人獣共通感染症対策など獣医師でなければできない仕事ならば少なからやりがいはあるはずで、ここまでの不足にはならないと思う。現状の公務員獣医は、それらの仕事に加えて旅館調査美容所の監視など獣医師でなくてもできる仕事まで任されている。不足している状況で、獣医師でなくてもできる仕事まで押し付けていたら人が集まるわけがない。

粘着クレーム

接客や応対の仕事をしている人たちならば大なり小なりクレームに悩まされるだろうが、公務員獣医はその中でも大分粘着質なクレームに悩まされることになる。なぜかというと、保健所獣医師は引き取った動物殺処分仕事に入るのだが、これに関して動物愛護関連の団体が何度もクレームをつけてくるのである。また団体だけでなく個人によるものもあり、ネット実名をあげて非難してくる者もいる(公務員獣医 殺処分検索すると、香ばしいサイトがいくつも見つかる)。しかもこの手の連中は、なぜかペットを捨てた飼い主よりも獣医師をやっきになって叩いてくる。獣医というのは基本的動物好きの集まり偏差値が上がってから特にその傾向が強い)であり、したくてそんなことをやっているわけではない(もちろんどうしようもない獣医一定はいるが)。殺処分などしたくなくて、少しでも減らそうと頑張っている人たちが理不尽罵倒をくらっている現実を考えれば、不足するのも当然だろう。

待遇

医療専門職公務員給与というのは医療職棒給表に基づいており、医療職1が医師歯科医師医療職2が獣医師薬剤師栄養士といったように区分されている。獣医学部薬学部は以前4年制であったため医学部歯学部区別されていたのだが、6年制になった現在改正されていない。当然医療職1が一番給与が高いのだが、ここでいう医師歯科医師というのは臨床の現場で働いている人たちだけでなく、保健所で働いている人たちも含んでいる。そして、保健所で働いている医師仕事というのは基本的公務員獣医と同様公衆衛生に関わる業務で、仕事内容に多少の差はあれど大枠は同じで勤務時間も変わらない。さて、それで医療職1と医療職2でどれほどの差があるのかという話だが、こんなブログを見つけた。

http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20090717 

このブログによると、公務員医師獣医師の月収は次のようになっている。

地位     医師     獣医師   差

初任職員  58万7200円 21万4700円 37万2500円

本庁課長級 71万7655円 58万1620円 13万6035円

このブログの主は開業医で、本庁課長級(獣医師として出世できる最高職)まで昇進すれば同格の医師との差は大分縮まるため、給与にそこまでの差はないと述べているのだが、悲しいことに獣医師トップ収入新人医師収入に負けているのである個人的には、医師獣医師ではこんなに収入差があると言われるよりも、獣医師はどんなに頑張っても新人医師に負けますよと言われるほうがよほどやる気をなくす。これで公務員獣医師医師でそこまで差はないと言われてもしらけるだけである

またこれに関連して言えることだが、公務員獣医の不足解消のため高校生に対して公衆衛生や大動物臨床に関する広報活動積極的に行っていくべきではないかという話を聞いて、正直逆効果しかならないのではないかと思った。獣医ならではの仕事である牛や馬の臨床は確かに高校生も興味を持ってくれるかもしれないが、同様の仕事内容、勤務時間でこれだけの収入差がある公衆衛生現実を知ったら、だれも獣医学部を出て公務員になろうとは思わないだろう。

2017-05-30

加計学園かい錬金術師

三十六億の土地無償でもらってそれ担保に金借りるとかガチ錬金術やん

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201643?pc=true

ていうかそれいいの?

市が抵当権設定してもええよって言ってるから、「当事者ええんやったら…」とは思うけど

大学資金調達のための担保設定は認めるのかについてでございます。新設獣医学

部は国際レベルの非常に高い水準の教育環境を整備することとしており、最新の設備機器を順

更新していくためにも安定的資金調達必要と考えており、ひいては今治市内への継続的

若者確保に貢献できるというメリットとして捉えており、担保物件としてご活用もいただ

き、積極的設備投資を期待しているところでございます

http://gikai.city.imabari.ehime.jp/topics/2017/2/sokuho-1.pdf?4

でもアカンくなった場合土地は返してもらうってことになってるんやけど

事業継続不可能となった場合には、土地返還していただくことになっています

http://www.city.imabari.ehime.jp/kikaku/kokkasenryaku_tokku/gakuentoshi_siryo.pdf

それ抵当権めっちゃかち合うんちゃうの? 平気なん?

いやまあ当事者がいいならいいけど、ほんまにいいのそれ?

ていうか、アカンくなった場合に返さなあかん土地担保にして金貸してくれるところなんてあるんや

ワイようわからんから、誰か詳しい人解説してクレメンス

2017-05-28

加計学園

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若い人材獣医学を学ばせるのは社会的損失だぞ

2017-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20170526164649

乱暴な話だけど、産業獣医学科はあってほしい。

今の偏差値ばっかり異常に高くて、先生と言えないような身分の大動物臨床獣医なんて

誰も目指さないと思う。

http://anond.hatelabo.jp/20170525215430

瞬間的に頭がふっとーしそうだったが、よく見てるツイッター獣医も左寄りは様々な理由で反対。右寄りは賛成だったので

気を取り直してみる。

正直関西圏の話はよくわからないので、この大学周辺地域畜産業などがどうなっているかからないが、

ここ20年くらい小動物獣医増えすぎ。自治体学校入学時に奨学金だしたり推薦枠作ってる(たしか酪農学園かな)

誘致してるけど焼け石に水。

クラスの8割以上が、ペット獣医目指して入学。僕の時はだいたい6割くらい女の子だった。

女の子はまじめで勉強できる奴多いけど、大動物行くってやつ少ないし、行こうかなって

思ってても

僻地だと親の反対あったりなんだりで、強烈に変わったやつしか酪農地帯いかない。

臨床じゃないとか公務員系はまた金銭的に悲しいの多いけど、ちょっと置いておく。正直あんまり仲いい奴

そっちいってない。講座が違う。

子供のころから希望をかなえられるなら、ペット獣医のほうがキチガイ患者さえ我慢すれば

大変なこともあるけど、稼げるし、やりがいもある。楽とは言わない。

みんなそっち行きますよね。

あん関係ないけど、みんな優秀な人が獣医学受験するもんだから、土着の農家の息子の頭いいやつが獣医になる

パターンが激減しているってのもあるな。

使命感や先生に言われた。とかで大動物やる徒弟制度弟子みたいな人本当にいないのに、現場の先輩が糞みたいに

師匠だったりする田舎に行きたがる人はすくないのはわかっている。

それにしても獣医余ってるはないだろ。このペット屋がと言っちゃいけないことも書いちゃう思いで、今います

>1獣医学部を新設するお金があるなら、既存国立獣医学科の充実

獣医学部を新設するお金があるなら、既存国立獣医学科の充実に使って欲しい

地域に人を呼ぶために地元自治体土地お金を出すものの、政府は通常の補助金と同じ形以上にしかさない。

既存学部に回すには雀の涙。今問題となっているのはあくまで許認可であって、補助金がいっぱい流れるということではない。

>不足しているとされる大動物官公庁は充足されるのかもしれないが、そのために全体の分母を増やすのはおかしい。

全体の分母を増やさず半世紀やってきた中で、大動物官公庁の不足が起きてきたわけである。誰だってコストパフォーマンスのいい、

楽さに比べて給料のいい職場に就きたいと思うのは当然だろう。では官公庁獣医師待遇が悪かったのかと言えば、小動物と比べれば

待遇が悪かったにしても、他の技術公務員全般比較して特に悪いわけではない(医師歯科医師人間対象ということで規制さらに厳しく、

そこだけを比較対象とするのはフェアとはいえない)。ということは、獣医師全体の待遇が他と比べて良かったのであり、

それが獣医師数の規制という政府の決め事による数の抑制によるものであれば、政府がそこを弄るのに文句を言うのはただの我侭である

全体の獣医師数が増えて小動物での待遇悪化すれば、官公庁に流れる人も出てこよう。そして、流れた先のその官公庁待遇は他の

技術公務員全般比較して特に悪いわけではないではないのである

なお農水省の需給予測は、現在の状況を続ける場合必要獣医師数と比べているが、その現在が既に官公庁での不足が起き、感染症対策

不安をもたらす水準なのである

四国獣医学部ないっていう人いるけど、そんなに畜産盛んじゃないだろ

"そんなに盛ん"でなくても四国全体での畜産規模となれば小さくはない。そしてそれは現在公務員獣医師の数では不足するくらいの規模でもある。

http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/160903/jyuishi.html

そもそも獣医師数の不足からどこかに獣医学部を新たに作ることを前提として、それなら空白であり地元自治体の援助の得られる今治が適切となったのであって、

今治地域おこしのため特区申請しなければ京都産業大学京都に作っただけだろう。

動物が減ってるのに獣医師を増やしてどうするのか、賛成派の人に教えて欲しい。

動物の数が減っていても、やることが増えている。従来にはなかった新たな感染症への対応必要だし、そもそもそういったことへ求められる対応水準

も高まっている。

>全国の獣医大学では教官が足りてない。

これは現実的問題であろう。文部科学省もこの点をかなり押して認可を出さないようにやってきていた。全国の獣医学部の数が半世紀増えて

こなかった、つまり教官職の需要が伸びないと思われてきたのだから、(他学部教官が教えられるようなものではない)獣医学部教官

目指す人が出てこなかったのも当然だろう。それだけではない。むしろ獣医学部教官が不足しているのは人材問題ではない。

(もちろん、ごく短期的には教員転職などに時間が掛かる分だけ不足が起きるが。)

不足しているのは財政的な理由で雇えなかったからだ。なぜ財政的に不足が起きるかといえば、予算学生数に応じて制限されるから

獣医学部学生定員が増やせない以上、獣医学教官を雇う予算も増えることなく、慢性的教官不足となっている。

獣医学部は最適な教官学生数よりも規模が小さ過ぎるのだ。そして既存教室設備はその小さ過ぎる規模に合わせて作られてしまっている。

獣医大学教官が足りていないことは、獣医学部規制され増えてこなかった理由であり、同時に結果でもあるのだ。だからこれは、獣医学部新設

に当たって解決すべき問題ではあっても、新設を止めるべき理由にはならない。これで止めてはただ現状維持だけを求めることになる。

あくまで、新設の判断はこれから獣医師需要に応えられるだけの供給が出来るかどうかである。そしてそれは、特区構想にわざわざ獣医学部

名指しされるほどのものとなっているのが現状なのである獣医師を雇っている都道府県にしても、知事会が、半世紀にわたってなされない獣医学部の新設

より現実的方策である国立大学での定員増加を要望しているが、これも需要を満たすだけの供給が現状なされていないことを表している。

http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/3/a5_201271920.pdf




http://anond.hatelabo.jp/20170525215430

2017-05-25

獣医師だけど加計学園問題に関して思うこと

小動物臨床獣医師

加計学園のことは獣医師会の会報を読んで知ってはいたが、こんなに大きく取り上げられて驚いている。

総理が絡んでいなければ、殆どの人は興味が無かった事のように思う。

実際、加計学園に決まった時騒いでいたのは獣医師だけだった。

加計問題について、個人的感想を書いてみようと思う。

1獣医学部を新設するお金があるなら、既存国立獣医学科の充実に使って欲しい

現状、国立の1つ1つの獣医学科は小規模で、単独では最低限必要な講座がない所が多い。例えば私の出身大学では寄生虫学講座が無かった。医学部では考えられないと思う。統合案が出た事もあったが地域の反対等もあり実現しなかった。現在では不足する教官を補うため、共同学科を設置している。単純に考えればそれぞれの大学教官を増やせば良いだけのように思うが、要するに予算がないためこんな事になっている。そんな中で、新設がトントン拍子に認められるのはおかしい。今回の件は予算云々ではなく許認可の問題だという人があるが、大学ができれば毎年補助金が流れることになる。

2そんなに獣医師増やしてどうするの

加計学園獣医学部の定員は160人とのことだが、これはかなりの数である現在獣医師国家試験合格者数は概ね1000人であるから、かなりのボリュームである。さて、この160人はどんな仕事に就く事になるか?既存獣医学科の卒業生のうち、約半数が小動物、2割が官公庁、1割が製薬、1割が大動物、その他1割という内訳である現在の状況のままだと、充足していると言われる小動物獣医師がどんどん増えることになる。不足しているとされる大動物官公庁は充足されるのかもしれないが、そのために全体の分母を増やすのはおかしい。そもそも、毎年160人(全員合格するわけではないのでもう少し少ないと思うが)ずつ増える獣医師仕事が本当にあるのだろうか。

それと、全体の数については農水が予測を出しているが、獣医師の需給はほぼ均衡するとの結果だったはずで、これを踏まえれば獣医学部を設置すべき!との判断おかしい。四国では足りないとのデータがこの文書に出てくるが、それをもって新規設立すべし!というのは短絡的にすぎると思う。偏在が問題であって総数が問題なのではないのだから

http://www.maff.go.jp/j/study/other/jui_jukyu/pdf/report.pdf

3獣医師待遇改善が先では

市や県に勤める獣医師は不足している。これは、全体の数が足りないからというより、待遇問題が大きいと思う。例えば俸給表を見ればわかるが、獣医師給料医師歯科医師よりだいぶ安い(半分いかない)。同じ水準にするべきとは思わないが、もう少し上がってもいいのではとも思う。

https://seo.lin.gr.jp/nichiju/suf/topics/2010/20100830_02.pdf

4今治必然性がない

そもそも今治市土地って、住宅用に造成したけど使えなくて、大学誘致しようとして色々断られて、加計学園獣医学部だったらいいよって言ったのが始まり土地活用地域おこし獣医利用するのやめて欲しい。

(四国はそれほど〜は削除しました。ただ、乳牛、肉牛、養豚鶏卵ブロイラー生産、どれをみても極めて盛んとは思えられず、飼育頭数は減っている。。)

5動物の数は減っている

少し調べればわかるが、畜産で大きなボリュームを占める乳牛、肉牛の数は減っている。豚や鳥は横ばいのようである。犬は何年か前に減少に転じた。猫は横ばい。

動物が減ってるのに獣医師を増やしてどうするのか、賛成派の人に教えて欲しい。新しいライフサイエンス需要とは何か、どこが年間何人雇用を増やすのか。

色々書いたが、もし新しい獣医学部が出来ても獣医師数の供給過多にならない可能性もある。獣医師国家試験合格者を農水が絞るかもしれないかである

頂いたコメントの中に、四国の肉牛生産が全国平均を大幅に上回るとの内容があったが、どこの調査を見ているのかわからない。、

2017-05-23

http://anond.hatelabo.jp/20170523123702 への補足

たった一年前の平成二十八年五月十二日の参議院農林水産委員会での獣医師不足についての議論がこれ。

一年前では獣医学部の新設など全く考えられないような議論だったのにたった半年で何が変わったんでしょう。

もっと農林水産省農林水産委員会委員などは蚊帳の外特区諮問会議トップダウンで決めてしまったので

今になって農林水産委員会が紛糾しているんですが。

儀間光男君 いや、実にいいですね、いつの間にきれいになったんでしょう。

 ということは、以前、東日本西日本に分けて豚と牛の生産量と生産額を少し比較検討して、私の予想では西がずっと多いだろうと思ったら、東が多かったんですね。東が多かった。豚も牛も東が多かった。特に豚は、鹿児島宮崎、私ども沖縄、分母は小さいんですが、豚文化から断然多いだろうと思ったら、これも東が多かったんですね。

 その影響がどこへ出たかというと、獣医さんの配置に出たんですよ。東の獣医は過剰ぎみ、西は不足なんです。ここまで国がバランスできたらすばらしいなと思うけれども、それはなかなかできる話じゃないので。特に、どういう形でそうなったかというと、獣医さんの多くが今度は小型動物獣医で、ペットへ行っちゃうんですよ。大型動物獣医が少なくて、その大型は東が多いことからでしょうか、東に偏ってしまったんですね。

 そういうことで、西にはまだまだ獣医が不足をしているという、いわゆる生産環境の一つの条件が整わない。特に保健衛生環境、牛の病気関係、豚の病気、あるいは鳥の病気、いろいろあるんですけれども、これらの環境が衛生面で、病気の面で整っていないというような今現状にあるわけですよ。その辺を何かできないか。少しアイデアありませんかね。

国務大臣森山裕君) 儀間委員御指摘の現状というのは、やはり畜産の将来にとって非常に憂慮すべき事態であると考えております

 日本獣医師会でもいろいろ御配慮いただいておりまして、産業動物に対する獣医さんの再教育とかということにも取り組んでいただいておりますので、我々としても、日本獣医師会ともよく連携をさせていただきながら、産業動物獣医師の確保というのには更に努力をさせていただきたいと思っているところでございます。今、日本獣医師会カリキュラムをお作りいただいて対応していただいていることは大変有り難いことだと思いますし、そういうことを更に今後も充実をさせてまいりたいと考えております

儀間光男君 私は、今産業動物とおっしゃった、大型動物に特化した畜産学科を希望する大学に設置してはどうかと、これは文科省今日呼んでいませんからお答えする必要はないんですが、その必要性を感ずるんですね。どうしても東に多くおる獣医さんを、おまえ西行けやと馬の首にロープを付けて引っ張るなどということ、引っ張ったって引っ張られませんから。そういうことはできないので、そういうことであれば、西の方の教育をするために大型産業動物に特化した獣医大学を、獣医学科をつくりますよというようなことぐらい文科省と話し合っていく必要が私はあると思うんです。

 しかも、これからTPPを迎えて、多くの生産動物をつくっていかなければ諸外国太刀打ちできない、避けて通れないような状況にありますから、先を見越してそういうことをやることも必要だと思うんですが、大臣、その辺の御決意はどうなんでしょうかね。

国務大臣森山裕君) 獣医師の数としては十分に足りているわけでありますが、大動物を中心にやっていただくか、大動物も診るし小動物も診るとやっていただく獣医さんもおられますが、もう小動物しか診ない獣医さんもおられるものですから、そこのバランスをどうするかということが大事なことでございまして、先ほども申し上げましたとおり、日本獣医師会としてもその問題意識はしっかり持っていただいておりまして、いろんな研修等もやっていただいておりますので、大動物だけ診る獣医資格というのは制度上あり得ないわけでございますので、そこをバランスさせるということにまずは努力をさせていただくということが大事なことではないかなというふうに考えております

儀間光男君 獣医先生方の自覚しかまてないと、こういうようなことになるんでしょうけれども、おっしゃるとおり、獣医全体は供給は十分なんですね。その中の女性獣医さんがほとんどペットへ行くんですよ。それで、大型産業動物となると力仕事もいっぱいありますしね。というようなことで、なかなか大型の方へ行ってくれないというような隘路があったりして大変困っているような状況があるんです。

 それはそれとして、また次の議論としたいと思いますが、何かありますか。

政府参考人(今城健晴君) 儀間委員の方から産業動物獣医の確保ということについていろいろ御提案いただきました。

 女性最近確かに獣医師合格率も増えておって、そういうことはございますけれども、その中でも産業動物志向しておられる女性獣医も率としては増えておりますので、確かに男性に比べて力などないかもしれませんけれども技能はちゃんとあられるという形で、現場雇用、例えばJAですとかそれから家畜保健所、家保とか、そういうところの待遇も含めながら、どういう形で充実していけるかということをよく検討してまいりたいと考えております

儀間光男君 ありがとうございました。

 以上をもってこの幕を閉めたいと思います

http://anond.hatelabo.jp/20170522130216

ザル理論ドヤ顔第二弾お疲れ様です。

で、俺が挙げた外国首相大使はどうするんだ?利益相反の最たるもの同士が密室会談しまくって、トップダウン物事が決まるのが日常だぞ。

利害関係者が親戚や友人であるなら、その関係が疑われないくらいのレベルまで自分の関与を遠ざけてできるだけ多くの人が公募に応じることができるようにするのが公平性ということで大事だということ。

俺が思う公平性お疲れ様です。「利害関係者」から利害関係者が親戚や友人であるなら」とスライドさせて定義を狭める姑息さが笑えます

で、外国首相からシンゾーは良い奴だ、友人だ、なんて言われる事も日常だな。友人だそうだがどうするんだ?w

日本国法律が及ばない外国限定会談するのか?

あとね、獣医学科新設の要望自治体地元議員民進党議員含む)から上がってきた話で、第一安倍政権の時は却下してるからな。

安倍首相の一存で決まったと思うなら、お前の脳みそを一度総点検しとけ。

あらゆる点からお前の考えはオカシイよ。

2017-05-18

今治市獣医大学新設に関するメモ

雑感

もともと文科省獣医を増やしたくなさそう。新しい要請に対しても、今の定員・体制でやってくれという態度。

それをふまえて、「ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき分野」だけでなく、「既存大学学部では対応が困難」という条件がついた「日本再興戦略改訂2015」があったのだと思う。

その視点で見ると、京都は新たな分野の主張や、鳥インフルエンザ研究センターなど強い基盤を持つといった利点があるものの、「既存大学学部では対応が困難」へのアピールに欠けるように感じられた。たとえば、「地域振興に資する産業動物獣医学教育実施」として、「1.産業動物獣医学に重点を置くシラバスの設定」「2.京都府農林水産技術センター畜産センター、碇高原牧場活用する実践教育の充実化」「3.自治体農業団体生産農家でのインターンシップとあるが、これらは他の大学自治体提案する場合でも同様に書けることではないだろうか。その一方で、四国には獣医大学がない現状で「危機管理発生時の学術支援拠点」を作り、四国ゾーンとして家畜感染症の1次封じ込めを目指すというのは地域性に根ざした説得力があるように感じる。

まあでも、「日本再興戦略改訂2015」で「現在提案主体による」と言ってるのはまあ気になりますかね。諮問会議では「地域での感染症に係る水際対策」とか「現在、広域的に獣医師養成大学等の存在しない地域に限り」としているし、それなりの目論見つけた上での言い方はしてるよね。

2017-05-17

[]朝日記事加計学園関連の文書に書かれていることを質疑する玉木雄一郎議員

国会ウォッチャーです。

 法務委員会は予想通り、不信任案でいったん休憩。本会議の開催は大島さんの日程の問題で、衆院通過は来週にずれ込む模様。参院日程を考えると、延長が見えてきました。

 さて今朝の朝日ですが、やっと加計学園関係内部文書が出てきましたね。今朝の玉木雄一郎議員の農水委員会質疑の中で、松野博一文科相存在可能性は認めて、書いてあるやり取りが行われたこと自体は認めているもよう。菅官房長官は、「誰が作成たかもわからない、こんな意味不明ものにいちいち政府は答えない」とか抜かしてたけど、松野さんが内容は大筋で認めちゃってるからなぁ。これは、多分内部リークだけど、この文書森ゆうこ議員宮崎岳志議員らが要求してた、内閣府文科省農水省の内部でのすり合わせの段階の資料なわけだけど、さっさと出さないかうそつきが発生するという話。

今朝の玉木雄一郎議員質疑

文部科学大臣ご指示事項との文書について、その真偽をただしたあと(確認していないという回答)

玉木

「そのなかにですね、”平成30年は早い、無理だと思う”という部分がありますね。つまり文科省としては設置認可申請がきても、教員が集まるのかどうかとか、いわれるような教育ができる施設が作れるのかどうか、当然確認しなければなりませんね。ですから、やらないといってるんじゃなくて、せめてもう一年平成31年開学にできないかなという提案をしているわけです。そういうことを議論した経過はありますか。あるいは大臣の指示として、大臣ご指示事項とありますが、松野大臣自身が、平成31年開学を目指すべきではないかと指示をされているんです、今言われているよりも1年先にする、大臣が、今文書があったなかったはまだ確認していないとして、大臣のご指示として、平成31年の開学にしたほうがいいのではないかと、内閣府確認しろ、といったほうがいいのではないかというような指示をだしたことがありますか。」

松野

「まずですね、この記事朝日)の中にある、大臣の指示事項という文書を私、見たことがないものですから、これがあるのかないのか、どういった性格のものなのかは承知しておりません。その上で、今玉木先生からご指摘がありました点について、私の記憶にある中で、お答えをさせていただきますと、まずあの、大学の設置認可というのは当然ながら設置審議会において専門的な議論をもとに認可が進められるものであるので、国家戦略特区の中にあるものであっても、審議会が始まって、その審議の中では、認められる場合も、認められない場合もある。その中において、設置の時期をあらかじめ書き込むというのは、設置審議会との関係において、これはどうなんだろうか、という話をした記憶、はございます。」

松野さんは、高市早苗大臣と並んでファッション右翼やってるんじゃないかと疑ってるんだけど、まぁ一応聞かれたらちゃんと答える点で、最低ラインを守ってない、安倍さん金田さんよりはずっとましだと思います

玉木

「それに対して内閣府からはどういう答えが来ましたか

松野

「今、私の記憶に頼った答弁になるので、詳細にどこまでいえるかわかりませんが、要はですね、私の、何年に開学を目指すというようなのは、設置審議会との関係において書き込めるものなのか、という質問に対してはですね、従前も戦略特区の中で目標として書き込んできたことがございます、と内閣府からではなく、文科省事務方から説明を受けた記憶がございます。」

(略)獣医師需給の話について、

1.既存獣医師とは異なる養成であること

2.ライフサイエンスなど新たに対応すべき分野で具体的需要があるもの

3.既存大学学部では対応が困難であること

4.獣医師需要全国的な動向に留意すること

という4条件を改めて確認して、農水省から地域偏在はあるけど、数は不足していないというこれまでの見解を繰り返させたうえで、160人という定員はいったい誰が決めたのか、と問いただしましたところ(この件に関しての山本幸三大臣の答弁については下に書く)

文科省は、「加計学園からの設置認可申請で160名とされている。内閣府農林水産省確認している。」

需給への影響がない確認はどのようにやったのかと農水省内閣府に聞くと

農水省は、「獣医師事務はつかさどっているが、大学の設置事務農水省の所管外である、設置については所管省庁が精査するが、新たな需要対応するための学部から従来の獣医師需要には影響がないと考えている」

内閣府は、「我々の担当規制緩和、定員の是非については所管官庁が、国家戦略特区が求めるニーズ対応しているか審査し、事業計画が愚弟的実現性があるか等を確認した。内閣府として、定員160名を含めて提案書全体から事業実現性確認した。」

玉木

「まったく答えになっていませんね、全体から判断されたと。または自分のところは大学設置に責任持ってませんと。じゃあ誰が責任持ってるんですか、これ(農水宮崎質疑でもダチョウ倶楽部状態になって最終的に山本大臣がきめたことになりました。)今、答えが出るかなと思ってあえて言いませんでしたが、私の手もとに、岡山理科大学獣医学科の入学定員等について2月28日愛媛県畜産課経由で加計学園より回答がありましたのでお知らせしますと、本年3月1日付けの文書があります。みなさんお持ちですか。皆さんお持ちですか。定員160名の定員の根拠について、問い合わせをしているんですね。それに対してどういう計算をしたかというと、平成26年度の獣医師法第22条に基づく就業獣医師の総数は39,098人。この人数を維持するため、獣医師一人が35年働くとして、年間1,117人これは39,098人を35で割っているだけですが、の獣医師必要現在ある全国の獣医師学科の定員は930人。このため年間187人が不足していると試算。年間定員を160名としているんです。これすごく矛盾しているのはなぜかというと、必要な、今のライフサイエンスとかじゃない獣医師が、180名不足しているから、160名要求してるんですね。でもずーっと説明あるのは、不足はないないない言ってるんですよ。農水省も、文科省も、内閣府も。でも加計学園は、後で必要なら出しますが、足りないから187名、160名の定員にしますと計算してるんですよ。こういうこときちんと調べておられますか。」

高等教育局長

「全体としての需給の話は農水省さんに聞いていただきたい」

小川参事官

「いま委員からご紹介ありました3月1日づけの文書については私ども承知してございません。計算の中にございました、39,000人を母体として、引き算をするものでございますが、現実獣医師免許所有者というのは、人間医者と違って、全員が獣医事についているというわけではございません。したがって39,000人がおられましても、その相当数が獣医事以外に従事されておりますので、これを元に考えるのは需給を考えるのに適当ではないと考えております

玉木

適当でないんです。そういう人もいれて、きちんと需給を評価するというのが農水省役割なんじゃないですか。今まさに答えありましたよ。そんなことで計算ダメだ、といわれた計算で、160名の定員が出されてるんですよ。なぜこれが適当なんですか。農水省適当でないといわれた。この計算で正しいとしたのは誰ですか。」

川上内閣府地方創生事務局次長

「本年の今治市分科会における、内閣府としての審査観点について申し上げます。(玉木:いやいや違うよ)獣医学部の設置認可とは異なりまして、医学部の設置自体や定員160名を認めるものではなく、あくまでも規制特例措置を受けて、設置認可申請を行える主体であるかということを審査いたしました。公募要綱に記載されましたとおり、11月9日諮問会議の決定への適合性、平成30年度開学についての確実性について確認したところでございます。」

答弁になってないという指摘を受けて再度

川上

獣医学部の設置事態や定員160名を認めるものではなく、その養成内容が、新たな獣医師ニーズに適合しているものであるか、また平成30年開設の確実性の一環として、入学定員が、学校施設や、教員の規模に比して著しくバランスを欠くものではないかという概略的な確認はしたものであります。」

玉木

「概略的確認てなんですか。閣議決定で、4条件を守ると、石破大臣ときも、これはしっかりと守ると明言しているのに、その確認もせずにどんどん手続きだけ進めてるんじゃないですか。今日時間がないのでもうやめますが、大臣確認事項の3爪なんかはですね。平成30年4月の開学に向け、11月上旬には本件を諮問会議にかける必要があり、と全部逆算でやろうとしてるんですね。しか官邸から内閣としてやろうとしていることを、党の部会として議論するなと怒られた(くっそ笑うわww)と、自民党内の中の議論まで口出してるんですよ。しか大臣確認事項の内閣府の回答の中に書いてあるんですよ。しかも、(義家副大臣レク概要の中で)斉藤(農水)副大臣に、需給のことちゃんとやってもらわないと困るよということで話したら、まったく聞いてない、これはやばい話じゃないかという反応があって、萩生官房副長官アポを取って、調整してくれとお願いをして、萩生官房副長官の回答概要がありまして、さっきの4条件の話がありましたけども、「既存大学がうちのほうでもできますよといわれると困難になる」、「平成30年4月は早い。無理だと思う」、「要するに加計学園が誰も文句が言えない、よい提案ができるかどうかだなぁ」、「学校ありきでやっているという誤解を招くので、無理をしないほうがいい」(結局無理をされたのでその後がめちゃくちゃなわけですが。)ですね、あとすごいのは、「福岡6区補欠選挙10月23日が終わってからではないか」。何でかというと、蔵内日本獣医師会会長の息子が補選に出ましたね。鳩山さんと争って負けることになるんですけども、そういうのも見守ったほうがいいんじゃないかと、親切丁寧に教えているわけで、これは大変疑惑が深まったといわざるを得ない。また大臣ご指示事項の中にも、福岡6区補選が終わってからではないか鳩山二郎氏、蔵内日本獣医師会会長長男林芳正大臣秘書候補と書いてある。ちょっとどうかな、と思いますが、さらに、閣内不一致、麻生財務大臣反対を何とかしてくれないと、文科省悪者になってしまう。文科省への悪影響を心配する詳細な分析ペーパーもあります。こういったことについて、きちんと提出を、公式にしていただいて、この間の獣医学部設置の不透明な部分の解明をしていきたいと思います。私、文科省はね、文科省立場でがんばってると思います行政おかしな方向に捻じ曲げられないように、麻生大臣心配されておりましたが、ロースクールの例をあげて、やたらめったら乱造してしまうと、需給が崩れて、結局困るのは獣医師だし、それを利用する利用者の方々と心配されておりましたが。現在審査しているところでしょうが、もう一度、必要資料を全部出していただいて、しっかりとした説明責任果たしていただくことを求めて、質問を終わります

これ朝日報道が回り暗くしたらり全体を提示してないのは、自分たちの持っている情報がどのぐらいあるのかを明かさないで、泳がすためのアレだったんだろうけど、玉木さんがだいぶ暴露してしまいましたね。

5月10日衆院地方創生特別委員会宮崎岳志議員質疑

宮崎

加計学園来年3月開校予定というのは極めて厳しいスケジュール。今年の1月公募して、来年1月には入試をやらないといけない。座学中心の文型ならわかるが、理系で、実験施設や実習必要だし、なぜこんなに急ぐのかという疑問があるが、平成30年開校という条件がでた経緯をご説明ください。」

山本幸三

国家戦略特区の特徴はスピーディなことでありまして、獣医学部の新設においても具体的な事業いちはやく実現することが重要と考え、まずは最速のスケジュールということで平成30年度を念頭において、平成30年度とした。その意味で30年度の開設ができると考えております。」

宮崎

理由を聞いているんではないんです。平成30年度の開設というのを、どういう検討をして、どの段階で決まったのかということをきいているんです。なぜなら今回の件も、加計学園に落とすために無理なスケジュールを決めたんじゃないかと。このスケジュールであれば到底加計学園以外はできないですよね、とそういうことなんじゃないかと疑われているんです。確かに、1月の共同告示には平成30年度開校とされている。では、事前に、文科省農水省とはどういうご検討をされたんでしょうか」

山本

「あのーえー新たな獣医師養成が急務であるからまずは平成30年度の開学が可能事業者公募したということは事実でありますぅ。獣医学部の新設については、具体的な事業をいち早く実現することが重要と考えておりましてー、まずは最速で事業が実現するスケジュールである平成30年4月の開校を念頭において、共同告示に開設を規定したものでありましてー、特に加計学園ありきというようなご指摘は当たらないと思います。この件に関しては、当然農水省文科省と、調整をした上でーえ、告示を決定したわけであります。」

宮崎

「調整をされたというが、いつ調整されたんですかとお伺いをしてるんです。前年の12月22日にまとめられたいう、三大臣合意ですか、文科省農水省との合意の中には平成30年ということばは出てこないですよね。じゃあその前なんですか、あとなんですか、どこなんですか。どういう調整でどういう協議でいつ合意したんですか」

佐々木内閣府地方創生事務局長

平成28年11月18日から行われたパブリックコメント資料におきまして、平成30年度に開設と明記がされております。」

宮崎

「昨年11月18日パブコメの時に決まったと。パブコメ文言っちゅうのは、何かに基づいて作るわけですよね。パブコメで突然出るって事はないですよ。じゃあその前のどの段階で決めたんですか。11月9日特区諮問会議ではでてきてますか」

佐々木

「開学時期につきましては、特区諮問会議では出てきておりません。(じゃあどういう経緯で)基本的にはですね、大学の設置に関することですので、加計学園あるいは今治市がですね、今治市はもちろん用地に対する支援とかをしておりますので、今治市のほうで、大学設置にはままあることだとおもいますけども、できるだけ早く設置したいという意向で、もっとスケジュールからいって早いのが、平成30年4月だとおそらく判断されて、それをパブリックコメント資料として、使わせていただいたことだと理解しております」(だから11月9日諮問会議では加計学園に決まってないはずなのに、なんで加計学園の言い分を資料に使ったとか堂々といってんのw)

宮崎

「今の話だと、加計学園今治市意向で、30年4月にしたと、そういう話になるじゃないですか。今までの話だと京都産業大学のことも含めて、この段階で決めうちしてたわけじゃないと。あの1月4日から募集したと、その段階でどこがくるかはわからなかったと。今治は来ると思ったけど、他だって可能性はあったんだってういういい方してたじゃないですか。今の言い方だと明らかに今治ありき、加計ありきじゃないですか。どういうことですか。」

佐々木

「もちろん先生おっしゃいますように、えー、きめうちというわけではございません。京都産業大学、今回一校に限るということで、最終的に今治になったんですが、京都産業大学についても、意向としてはできるだけ早くやりたいとそういう意向であったと思います11月パブコメを行いまして、二月に認可申請を行いまして、えーおそらく今年の夏ぐらいには文科省の認可ということになるわけですが、そうしますと、30年4月最近の最も近い開学時期となるということだと思います。」

続きはトラバ

2017-05-16

[]山本幸三既存獣医学部レベルは高くない」→宮崎加計学園系列の3大学レベル大丈夫?」

国会ウォッチャーです。

 昨日の福島瑞穂議員の質疑、大事なことを指摘してるんですが、福島さんも20分で相手金田さんでは何も聞けないに等しいですね。言いたいことがいろいろあるのはわかるけど、もう少し絞って、連続した質疑の中で回答を得るようにしていってほしいんですけれども。挙げられた指摘としては、TOC条約が求めている、既遂未遂を除いたovertact(顕示行為)として、予備行為を認めることができる可能性をかつての答弁では否定していなかったこと、2006年の段階では128まで絞ったのに、なんで前よりひどくなってる案をしゃあしゃあと出してるのか、とか聞いていましたが、一番びっくりしたのが、金曜日枝野さんと林局長の間で行われた、故意のある1人と故意のない1人が、計画をした場合に、テロ等準備罪は成立するか、と福島さんが、確認で聞いたときに、噂のボールドヘッドマスクマンがレクしにきて、暫くしゃべった後に、金田さんが「ご通告がないのでただちにお答えすることができない」という驚きの回答。金田さん、枝野さんの質疑聞いてなかったのか、聞いてたのに理解できなかったのか、理解したけど答えたくなかったのか、どれにしても最悪なんですけど、ナンナノこの人。この、すでにやった質疑の中で明らかにされたことを確認することまで通告しろって言い出したらもう口頭で議論する意味ないやん。勉強不足どころか、いったい何ならわかるのかというレベル

 あと今日参院厚生労働委員会で、精神保健福祉法が採決されそうなのも注目ですし、衆院法務員会の共謀罪参考人質疑も聞かねばならず今日中にはまあ無理かなと思うんですが。今日は、宮崎岳志議員の質疑から

質問内容、質問通告内容を事前に公開してくれた階猛議員宮崎岳志議員

 これマジでうれしいから、みんなやってほしい。ほんとにうれしい。参考資料もアップしておいてくださればなおうれしかった。

千葉科学大学レベルについての質疑

 玉木雄一郎議員の質疑に対して、「日本獣医学部東大を除いてTOP50に入ってないかレベルが低く、人畜共通感染症など水際対を担うには力不足から新設して、世界に冠たる先端ライフサイエンス、水際対策カリキュラムを5,6年次に行う加計学園の新設学部が担うのがふさわしい」みたいな答弁を山本幸三大臣がしたので、加計学園系の大学レベルについて質疑を行う宮崎岳志議員。(下部の参考表どうぞ)この玉木議員の質疑での山本答弁は専門知に対する軽視があふれでとるなと思いました。ご興味があればごらんください。

宮崎

「玉木議員の質疑の中で、既存獣医学部では、人獣共通感染症や、水際対策など、先端ライフサイエンス研究の推進に対応できないんだと述べられた、「国際的評価機関ランキングで、2017年度版で東京大学が34位に入っているだけであります。わが国の獣医学教育評価は必ずしも高いとは言いがたい、そういう状況にあります。こうしたことから国際的にも通用する獣医師養成に重点的に取り組む必要がある」と答弁されているんですが、これは日本獣医学部教育レベルが高くないので、国際的通用する獣医師の重点的な養成に取り組むには、加計学園に、日本最大の獣医学部(定員160)を新設するしかない、こういう意味でよろしいでしょうか」

山本

獣医学部における教育内容につきましては、国際獣疫事務局、OIE(口蹄疫清浄確認とかで話題になったね)といいますけども、の提言を受けまして、わが国でも平成23年モデルアカリキュラム、これは11講義21科目あるということですが、策定され、既存の16大学教育内容の充実に向けて、カリキュラムの確実な実施について取り組んでおられると承知しております。一方で今回新設する獣医学部は、4年次までの課程はモデルアカリキュラムを中心に配置した上で、5,6年次には、先端ライフサイエンスや、水際対策カリキュラムを履修可能とすることにより、高い専門性を備えた獣医師養成することとしております。こうした新たな取り組みは、既存獣医学部で取り組むのは難しいと判断されるところであり、そうした国際競争力を養う上で、いろんな刺激を与えるもの承知をしております。」(人獣共通感染症、水際対策云々いえばいうほど、鳥インフルエンザセンターのある京産大の適合性が際立つ罠)

 千葉科学大学銚子市負債400億)の補助金(92億円)に対して、望まれ経済効果経済効果69億円、財政効果79億円といっていたのが、実際は19億円、14億円)がなかったことから地域貢献を求められているがいい回答をせずもめている件、市長加計学園客員教授岡山副知事だった人(野平匡邦氏)が誘致したけど、市民が完全に分裂してる件などに触れています

宮崎

大学が設置されると、うまくいかないということもあります。そこで、大学設置計画履行状況調査というもの文科省が行っております。その中で軽いものには改善意見、深刻なものには是正意見というものをつける、わけですが、過去3年間に是正意見が付された大学は年度ごとに何校ずつだったのか、文科省お願いします」

義家

「(略)平成26年度は31校、平成27年度は10校、平成28年度は2校ということになっております

宮崎

「26年度から現在制度になっておるわけですが、3年間で約50弱ということだと思います改善意見ほぼほぼ半分ぐらいの学校にはついてくるんですが、是正意見をもらうのはやっぱりなかなか大変なことなんですね。まずここに添付をいたしましたフライデーですね。2015年3月27日号、漢字書き順、be動詞の使い方から始まる授業、定員割れは当たり前、誰でも入れるFラン・・・・こういう記事であります。この冒頭に出てくるのが千葉科学大学なんですね。「英語で書かれた文章を読み解くトレーニングを行う、第1回オリエンテーション、第2回be動詞、第3回現在形」まぁこういう授業をやっている。あるいは、数学Iの授業ですね、分数表現、不等式、小数表現、などという授業をやっている。この中ほどを見ますと、「対象校約500校のうち、半数の250校が指導を受けたのであるが、その中でもきつい指導を受けたのが、冒頭の各校である千葉科学大学危機管理学部環境危機管理学科、「英語I、基礎数学など大学教育水準とは見受けられない授業科目がある」、またもう一つの資料、こちらは日本経済新聞ですが、より上品な書き方はしてありますけども、同じような内容です。おしまいに実際のシラバスを乗せさせていただきましたが、最初be動詞から始まって、過去形最後感嘆表現ということですから、まぁ中学英語ということでしょうか、それに近い水準のものが行われている。こういった状況に対して、是正意見はどのようなものであって、それに対して、どのように改善をしたのかということを文科省説明願えますか」

義家

「(指摘を説明)適切な内容に修正するか、リメディアル教育で補完することと指摘したところでありまして、是正意見に対しては、設置計画履行状況調査委員会において、調査実施し、適切に対応されたと判断しております。」

宮崎

「お手元の資料、これが、大学側が対応をまとめて、文科省に提出したものですが、留意事項等に関する履行状況・・・・これが先ほどの是正意見対応するところですが、「シラバス上に大学教育水準にふさわしくないと受け取られかねない表現があったため、実際に学生に施している教育内容に鑑み、大学教育水準にふさわしい表現に訂正した」と書いてある、つまりこれシラバス直しただけなんです。授業の中身を改めましたということはここには書いてない。補習を充実させましたとは書いてますけどね。結局指摘された状況を表に見えないようにしましたということです。もう一つ資料ありますけども、千葉科学大学の定員充足率です。一番右に入学率、定員に対して何人入学したのかと私が足しましたけども、環境危機管理学科、40人の定員に対して14人しか集まっていない。今度加計学園獣医学部作らせようとしてるんですが、動物危機管理学科というところは40人に対して21人しか集まっていないんですね(この千葉科学大学動物危機管理学科での教育知見があるから獣医学部教育できるよ、といっている。)半分なんですよ。薬学部博士課程になると、1人も入学する人はいないという状況です。さら薬学部では、出願者と受験者数というのが大きく異なることがあるんですね。千葉科学大学場合には、48人出願したんですが、実際には28人しか受けなかった。もちろん他の学校でもこういうことは散見されるんですが、ひどいときには半分を下回ることもあるんです。なぜこういうことがおきるのかというと、これは厚生労働省にお願いできますか。」

大臣官房審議官

「(受験日に体調を崩したり受験できなかった、卒業見込みで出願したものの、受験資格がなくなった場合が考えられる)」

宮崎

薬学部に限らず、医療系はほぼほぼですが、国家試験のある学部では、新卒合格率というのを重視します。誰でも彼でも卒業させて、受験させると、新卒合格率が下がってしまますので、受かりそうにない場合には留年をさせて受験させないということがよく起こります特に私立では、入学者数に比べて、受験者数が極端に少なくなるということがあるんですね。今年行われた、薬剤師試験私立大学の中で、受験者数がもっとも少なかった大学はどこでしょうか」

国家試験薬剤師試験につきましては、各大学の中で、定員が異なっているため、一概に多寡議論することはふさわしくないと思いますが、本年の薬剤師試験受験者数がもっとも少なかった私立大学千葉科学大学でございます。」(千葉科学大学は定員120で、私立大学の中ではちょうど真ん中ぐらいの規模)

宮崎

私立大学薬学部56校あります。この合格者数で見ましても、数ですよ、数。一番低かったというわけではないんですが、56校中54番目ということになっている。合格者数で見てもほぼ最低ラインですよ。大学経営にご苦労されているのは仕方ないことですよ。そういうことはあるでしょう。別にこの大学けが厳しいわけでもないですよ。非常に厳しいほうだとは思うけども。なぜね、国家戦略をこういう大学に任せるのか。東大はたったの34位ですよ。トップ50に一校しか入ってないですよと、国家戦略これでいいんですか、先端ライフサイエンスこれでいいんですか、これで、国家戦略特区で、世界に冠たる拠点を作るんですよ、といったところがですね、今言ったような状況のところで大丈夫ですか。逆に、なぜそういうところにこれだけの優遇をして、許可したんですか、ということを言いたいわけです。資料の一番最後をご覧ください。入学して6年後、どれぐらい合格できる、という表があります。えー6年薬学部のですね、定員は当初200人だったんですが、入学希望者が集まらないので現在は120人になっている。また入学者も当時140人程度だったのが現在では70人程度となっている。結局147人入学したけれども、6年のとき国家試験受けた人は44%しかいない。残りの56%の人は受験までたどりつけていない。合格した人は3割ですよ。31%、45人。翌年見ても同じですよ。117人入学しましたが、6年のとき受験された方は40人しかいません。全体の34%ですよ。残り3分の2は受けることすらできなかったんです。受かった人22%ですよ。残り78%はどうしたか留年して翌年受ける人もいるでしょう。27年度学士受領した人は44名しかいない、これだけ卒業したということだと思いますが、43人昨年退学をされている。留年者数を見ると、薬学部2年で47人、6年の時に42人留年してます卒業させないで、国家試験を受けられないように持って行くと、受けても受からないというご判断なんでしょうけれども、留年する人はするし、やめる人はやめていくということなんでしょう。これ1年学費200万ぐらいかかりますんでね。6年間だったら1200万かかるわけですよ。生活費入れたら1500万とか1800万とかかかるんじゃないですかね。これで1年、2年留年するって大変なことですよね。こういう状況だということなんですが、これは薬学部に限りませんが、国家試験新卒合格率を高めに誘導するために留年させるような卒業延期という手法が広がっている実態がある。文科省はどう思っているのか。」

義家

「(指摘されたような状況は)詳しく調査はしていないが、一部の大学で、国家試験に限らず、入学者に比べて、進級者が極めて少なくなっていることは憂慮している。そこで、こうした大学については、進級基準指導内容等について必要情報を公開していくよう、文部科学省としても適切にうながしていく」

宮崎

承知してないとか言っちゃだめですよ。議員のご子息でも、医学部薬学部行かれてる方も多いので、みんな知ってることなんですよ。結局文科相新卒合格率という形で評価をして、低いところには、指導したり、ペナルティをかけているからこういったことがおきてるんで、これを改めない限り、改善することはないんですが、今日はそれではなく、教育レベルに関して、先ほど言ったように是正意見がつく、あるいは教員が集まらないとか、生徒数が集まらないとか、そういうことで改善意見もつけられていて、加計学園系の3大学すべてに毎年かかっているような状況なんです。薬剤師合格率も実質的には極めて低い状況になっていて、資格であるけれどもなかなかうまくいかない。そういう状況の大学があるのは、それは実際にあるんだし、一概にここだけを攻めるんではないけれども、しかし、国家戦略として、人獣共通感染症の水際対策をやるとか、レベル4の衛生施設を作って、日本エボラとか、人獣共通ということなので、鳥インフルエンザが中心かもしれませんが、そういったものや、先端ライフサイエンス研究がね、遅れているから、それに力をいれるんだとか、日本東大ですら34位にしか入っていないかけしからん、その次に至ってはトップ50にもはいっていないではないか、ここは加計学園に新しい獣医学部を作ってもらって、世界通用する国際的獣医師を育成しようとか、そういうことで認定をするには、やはりちょっと力不足ではないかといわざるを得ない。ですから前回も、その前も申し上げました。定員160人作るなら、80と80で京都産業大学と2箇所じゃなんでいけなかったんですか、40ずつあと3箇所作って全国各地に配置とかにしたほうがよかったんじゃないですか。もう時間がありませんので、大臣に忌憚のないご意見を伺いたかったですが、これ日本国家戦略をこういうところに任せる形になってますけど、ほんとにこれで大丈夫ですか。」

山本

「この近年の感染症の拡大に伴い、各地域での水際対策新薬の開発などの、先端ライフサイエンス実施など、獣医師が新たにとりくむべき課題がでてきていることは確かであります。こうした新たな分野で活躍する獣医師養成は、必ずしも、新たな獣医学部のみが行うものではありませんが、。ただ新たな人材ニーズ対応して、思い切ったカリキュラムの再編成や、専任教員の入れ替えを行うことは、カリキュラムがすでに確立している既存獣医学部が行うには限界があると考えております。このため、新しい学部を設置し、新たなニーズ対応することが、効果的、合理的であると考えるところであります。なお特区について、毎年度行う評価において、新たに設立される獣医学部が当初の目的を達成できているかについては、適切に対応してまいりたいと考えております。」

宮崎

「この学校がふさわしいということを検討されたかについてお答えいただいてないんですよ。今カリキュラムの話しかされてない。この学校現在運営されている状況を、ちゃんと検討されて、それでもふさわしいとされたのか、そこだけお答えください。」

山本

「個々の大学の内容等については、私が所管するところではないわけでありますが、少なくとも。提案の中で意欲的な取り組みをされるということは評価に値すると考えておりますし、将来は、えー、そのーえー職務(?)をきちんと果たされているかについては、えーしっかりと適切に対応してまいりたいと思っております

宮崎

「衆目の一致するところではないからこそ、いろいろな憶測を呼ぶのだということを付け加えまして、今日の質疑を終了します。」

ちなみに、今日国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案は可決されました。

いやほんとに千葉科学大学レベルが低いというつもりはないけど、既存のが低いからっていう理屈を持ち出した以上、どんなご立派なところなんですかーって、北大とかから言われるのは仕方ないんじゃないですかね。

参考表葉トラバに。

2015-06-05

学歴フィルター」と言う単語と、平等幻想について

最近説明会の予約枠が大学で異なるという点で、ネット民が暖を取っているようだ。

そろそろ梅雨だというのに、ボヤに集まるというのは、牧歌的な村の風景である

良い機会なので(関係各位に迷惑がかからん程度に)内情を説明したいと思う。

学歴フィルターってあるの?

逆に聞くけど、職歴フィルターって無いの?

無職とその道10年のキャリア人間で、評価違うの当然だよね?違う?

同じように、

とか、当然のようにあるよ。

もちろん、そういうやり方をしないと宣言しているトコロもある。

ソニーとか業界でも有名。アソコ昔からちょっと変で、徹底してる。詳細はググれ。

法律で禁止されている男女フィルター

無職弁護士法務採用するならどっち?みたいな話しといてなんだが、法律は男女フィルターは禁止してる。

(つーか、ほんとは年齢制限もしちゃイカンのではあるが努力義務だし)

かの有名な「男女雇用機会均等法」だ。

男性営業職募集!とかしちゃイカンのだ。

女性事務職募集!もアウト。ホントはね。

女性管理職を増やしたい大手企業の話

さて、ココからはボンヤリと書くんだが、察しろ

女性管理職が少ない少ないって叩かれるとな、まあ企業も一応は努力するわけだ。

一般職総合職って言い方古いが未だあるんだ。で、女性管理職まり女性総合職採用したい。

そうするとな、男性応募者1000人、女性応募者100人で、採用枠50人だとするな、

まあ確率的には、だいたい45人が男性で、5人が女性になるだろ。

これがな、40人男性で、10女性採用になったりするの。

判る?

全員平等で全員機会均等だと、本来は(均一に能力が散らばってると仮定すれば)女性少ないの。

こういうのアファーマティブ・アクションとか言うらしいが、まあ企業側の都合だな。

無限リソースを持たない一般企業お話

なろう小説みたいに俺TUEEEな企業なら良いんだろうケド、まあ人事も過労死したくないから限界はあるのよ。

するとね、企業説明会とか、採用面接とか、できる人数に限界があるのね。時期的にもそうなる。

んでね、高校時代勉強もしなかったし大学でも遊んでましたみたいな学生ほど数が多い。

しかもだ、自分が有名大学で無いし就職が厳しいと思う学生ほど、必死だ。

んで、フツーの話するんだけど、人ってだいたい有能さんと無能さんが居るとしたら、真ん中の人が多いのね。

超ざっくりなんだけど、今って大学新卒就職希望者って40万人ぐらいなのよ。

日東駒専レベル20万人ぐらいかな。国立早慶で5万人ぐらい。

東大学士卒業者数知ってる?3000人ぐらい。

そうすると、人事的に残業対応限界です勘弁して下さいの説明会1000人対応するとして、

確率的にだよ?運良く均等に各大学からまんべんなく人にご応募頂いたとしてでだ、

日東駒専のみなさんが500人、国立早慶のみなさんが125人、東大さんが8人。

で、実際には超速でドタキャンするようなヤツから埋まる。

コレってさ、平等なのかな。

機会を平等にすると、数の暴力が勝る

例の「満席になった!」って言ってたやつな、イイノホールカンファレンスルームだろ。

あそこ、繋いで使っても300席無いんだよ。1日2回、600人だな。

判る?

ざっくり言って、国立早慶未満の学生さん30万人が殺到するの。

「あ、一応東大です」とか言う学生さんね、3000人しかいないの。

しかもさ、法学とか医学とか獣医学とかは絶対来ないこと考えるとね、東大生1000人もいない。

繰り返しになるけどさ、無限リソースなんかないの。

日程も土日でやるなら3ヶ月で25回。普通そんなにやんないでしょ。それでも対応できて1万5千人。いや死ぬだろ。

そうするとさ、無い知恵絞るわけさ。

国立大学枠を準備しとこうとか。

モニョモニョ部長さんのアレコレでこの大学枠だけ広げとこうとか。

枠とフィルターとフルイは分けて考えてね

今回のボヤ騒ぎは、まあワクの話で、ある程度ご勘弁願いたいと思うなあ。

他にやりようなんかある?抽選とかにしたら間違いなく東大さんハズレるぜ。確率的に。

さらに、それを明示する努力義務すら無いしなあ)

んで、ハイパスフィルターみたいに、大学名で機械的に足切りしてる企業が、無いとは言わない。

こっちはフィルターって話で良いと思うけど、まあ内定者調べるくらいしかやりよう無いわな。

○うちょはワリアイ、そこまで学閥無いと思うけどなー

んで、フルイの話なんだけど、テストとかすると面白いことに学士さんはキレーに入学歴で並ぶんだわ。

もちろん平均的にって意味だけど。(つまり国立でも無名大学でも、遊ぶヤツは遊ぶが、勉強する奴は勉強する)

良く学歴ロンダとか院生のことバカにするけど、やっぱ院まで行く人は、大学入学歴に関係なく(確率的に)賢い人多いよ。

結果、内定者の顔ぶれ見ると、なんかこう大学名で選んだみたいに見えるな-って事はある。

まとめ

アレを学歴フィルターと呼ぶのはなんか違う。

さらに、(※各大学ごとに枠を設けさせて頂いております)とか書く必要性は感じない。

そのへん詰めてっても良いけど、きっと愉快な方向には転がらないぜ。

あと人事の残業時間が凄いことになるのでもう勘弁して下さい。

あ、でも、「持ち駒」とか呼ばない「ホントホントに行きたい」と思ってくれてる学生さんは、

人事に電話なりメールなりしてみると良いよ。ワリアイそういう熱意を持った努力って、報われることが多い。

諦めないって姿勢は、それだけで評価する企業も(人事部残業時間の都合で削除されました)

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