はてなキーワード: クラスメートとは
ただ、そこそこ成功してそうな芸能人とか、なんか優等生ぶってる著名人が「バレちまった」もんだから、つるし上げたり、袋叩きにするのが面白いだけ。
小学生がなにか、間違いを犯したクラスメートを見つけて、「あ~らら、こらら、い~けないんだ、いけないんだ、せ~んせに言ってやろ!」って囃し立ててんのと一緒だよ。
ちなみに、自分は、率先して囃し立ててる「クラスの人気者」が、じつはもっとひどいことをやっているのを知っていたけど、「かわいそうだろ、やめろよ」といえるでもなく、先生に告げ口するでもなく、なんとなく心に小さなトゲを持ちながらも、なんとなく「囃し立てる側」に同調するそぶりを見せてやり過ごすような、ダメな子供でした。
都内の大学卒業し就職して、大分経った。さえないので未だに独身だ。
ふと地元を見ると、昔、一緒にいたような連中が、みな幸せそうに見える。
結婚して子供も中学生くらい。家庭はなんというか、いわゆるマイルドヤンキーみたいな感じのようだ。
なかなか羨ましい。
しかしもう少し聞いてみると、幸せそうに見える連中が、目に見える形で地元に残っているだけで、
あんまり良い境遇じゃない人はやはり、住まいを移したり、地元にいてもあまり目立たないような暮らしぶりらしい。
たまたま帰省中に中学時代学級委員長だったクラスメートとコンビニの駐車場でバッタリ。
その大学の近くでIT関連企業に進んだが、激務に体を壊し退職。
きちんとしたクラス会はまだ先だけど、地元に残った連中に声をかけていて、
気が向かないけど、人柄のいい彼の気持ちもむげにできず出席を約束した。
チェーンの居酒屋に着くと、幹事の彼と自分以外に、女子3人、男子6人。
近況報告や、同級生の消息だのよもやま話だので、まあまあ盛り上がる。
女子は皆子供がいて、高校生を育ててる人もいた。三人とも落ち着きがあって、お母さんしてるし、素敵な感じも残ってる。
男子は地元高卒組4人が幹事をよそに仕切りたがり、幅を利かせたがる感じ。彼らはときおり連絡し合ってるという。
自分と幹事の委員長以外のその他二人の男子は、大卒の地方公務員。高卒組の仕切りになんとなく任せている。
そういえば、その高卒組は昔からよく群れて集まり、幅を利かせ、裏で密議し、
それでいて表立って責任をもったりはやらないし、できない連中だった。
酔いが回ると高卒四人組は、自分の低学歴を卑下し、大卒組をうらやみ、なぜか責め始める。
その話が進むにつれ、その内一人が仕事で大卒に負けてるわけじゃない、大学なんていかなくてよかったと言い始める。
女子が、でも自分の子が勉強出来たらうれしいでしょう、と言うと吠えてた高卒男子が、うん、塾に行かせてる、と可愛い。
人柄が悪いわけじゃないけど、高卒組の考えや世界の狭さを感じてしまった。
上方婚というやつか、女子は自分よりスペックの高い男を捕まえるのだろうか。
嫌われるようなことを言ったりしたりするから、嫌われてるってケースも少なくないと思うんだけど、
多分、女はみんな俺(はじめキモ金)を蔑んでいて、そのせいで俺はこじらせたんだ、と感じているんだよね。
自分の子供~青年期の体験でいえば、そういう、教室の隅で陰オーラを出してるタイプの男の子って、
用事があったり、ちょっと興味があったりして話しかけたりしても、
A 無視
B どもられたり敬語だったり言葉がつまったりして、あわあわされてそのまま
C あとで別の子に聞いたら「あんなブスに声掛けられてプライド傷ついた」的陰口
目の前で超小声で「話しかけんなブス」と言われたこともある
のどれかになる。
Dの場合が一番厄介で「そうじゃなくクラスメートまたは友達としての適切な距離を取れないのか」
的に言うと逆ギレされてワーワー暴れられたり、陰口言われたり、ストーカーみたいになったりする。
中学の時そんな感じで話したら両腕ぶんぶんぶんまわして泣き叫ばれて午後授業にならなかったことある。
トラウマ。
だから正直あんまり同情も信用できないし、高校生ぐらいになって少し賢くなってからは
出来るだけ近づかないようにとしか考えないようになっていたなぁ。
期限当日。
俺たちの成果を、他のグループの前で発表する日ということだ。
他のグループの発表はというと、自分たちの住む町の歴史だとか……まあ何も言うことはない。
みんな課題をこなすことに必死だったし、他人の成果物に目を向ける心の余裕はなかったんだ。
そして、長いような短かったような時を彷徨い、いよいよ俺たちグループの番がきたのだった。
「英雄リダイアはこの町で生まれ育ったことは周知の通りです。リダイアは当時としては画期的な建築技術を発明し、この町の発展を大いに助けたとされます。ですが、これはあくまで彼の英雄たる理由の一つでしかありません」
このあたりはエビデンスがとれていることもあり、滞りなく進んだ。
「次に彼はアマゾンのとある集落にて、住人たちと槍を取り、侵略者から守ったという記録が残されています」
「アマゾンといえば、アマゾネス。しかし、そこでリダイアはこれといった人間関係のトラブルがなかったことが、記述内容から判断できます。つまり、リダイアは実は女性だったのではと推測できます」
聞いていた他のグループがざわつきだす。
一応の辻褄は合うものの、はっきり言ってとんでもない説だからだ。
念のため言っておくが、これは俺ではなくメンバーの一人であるタイナイが提唱したものだ。
それっぽくこじつけてはいるものの、タイナイが最近読んでいた漫画の影響をモロに受けていることは俺からみれば明らかであった。
さて、これが一つ目の策だ。
タイナイ、カジマ、ウサクでそれぞれ持ちよった説を全て統合して、後は無理やり辻褄を合わせてやろうというものだった。
当然そんなことをすれば、いずれ綻びが生じる。
そこで俺はとある説を用意しておくのだが……まあ直に分かる。
「戦乱の世が平定。落ち着きを取り戻し始めたころ、リダイアは医者を志します。今度は人を救う存在になりたい、と考えたのかもしれません。それから彼は西の島にて、医者として多くの命を助けました。汎用性の高い薬を発明したのも、この当時であると考えられます」
「医学が進歩しだしたころ、リダイアは芸術の分野で多彩な活躍をします。我らの町では建築技術、別の地方では絵画といった具合に」
周りのざわついた音は徐々に大きくなっていたが、意に介さなかった。
「そのように八面六臂の活躍をしていく内、またも世は戦乱の気配を漂わせていました。そこでリダイアは、再びその身を戦火の中へと投じていくのです」
説明も終盤にさしかかったとき、とうとう俺たちが予想していた言葉を一人のクラスメートが発した。
「ちょっと待ってくれ、さっきから色々と語っているが滅茶苦茶じゃないか。現実的じゃない」
当然の疑問だ。
そこで、俺たちは二つ目の策……いや、説を提唱することにした。
「仰るとおり。いくらリダイアが人並み外れた力の持ち主と定義したとしても、このとき既に64歳。現役を退いている上、当時の平均寿命を越えている。仮に生きていたとしても、物理的に有り得ない」
「我々はリダイアの活躍が書かれた文献をしらみつぶしに調べました。長生きの一言で済ますには、些か無理がある活躍の記録があることが分かりました」
「文献のいくつかは彼を英雄視する人々が作り上げた、偶像物語だと考えることもできます。ですが、それを踏まえてなお整合性のとれない話も多々あったのです」
「そこで、ある説が浮上します。リダイアというのは個人ではなく、各時代、あらゆる場所に複数いた、名もなき英雄の俗称ではないかと」
これこそが、俺の考えた方法……いや、説だ。
「あらゆる時代、あらゆる場所で活躍する英雄が多くいました。リダイアが様々な方面で才能を発揮したとされるのも、そもそも別人だと考えれば自然です」
「なぜ、それらがリダイアとされたかは、彼らに関する詳しい文献が個別に存在しない、つまり名もなき英雄だったことに他なりません。そこで当時の人々は、ある種の英雄の理想像としてリダイアを作り上げ、そこに実在する英雄を投影させました」
「時には自称し、時には伝聞によって。事実、真実、伝承入り混じり、『リダイア』という英雄の集合体が形作られたわけです」
一応の整合性こそ取れるものの、その実は文献の真偽を分別することを放棄した、苦肉の策だったからだ。
それでも課題を未完成にして出すよりは、それを完成品にするために帳尻を合わせるほうがマシだと考えたのだ。
30才になってしまった。
つくづく思う。若さがもたらすエネルギーはすごい。10代の頃を思い返すと、とても正気だったとは思えない。
誕生日の記念に自分の人生をざっと振り返ってみたい。長くなるか、すぐに終るか、それは書いてみないとわからない。
2年前からイーストヴィレッジのセントマークスで仲間達とバーをやっている。大抵はヒップホップがかかっている。客層は黒人、日本人、ヒスパニック。
日本酒がメインのバーにするはずだったが、すぐにうやむやになってしまった。夏はフレンチスタイルのパナシェがよく売れる。地元の人がこれを読んだら、もう場所を特定できてしまうと思う。
大儲けとはいえないが、店はそれなりに繁盛している。僕はほぼ毎日カウンターかDJブースにいる。ちなみに趣味はボディビルで、アマチュアの大会で2回ほど入賞したことがある。
まさか自分がこんな生活を送るようになるとは思わなかった。中学生の頃は、江戸川乱歩と京極夏彦に傾倒していた。将来は図書館司書になるつもりだった。顔は青白く、ひどい猫背だった。ある女性との出会いが僕を大きく変えた。
そうだ、あの子について書こう。
最初に彼女と遭遇したのは、高校に入ってまもない頃だった。校庭と校舎をつなぐ階段の途中ですれ違った。彼女はジャージ姿だった。背が高く、涼しげな目が印象的だった。かっこいい人だと思った。一瞬だけ目が合い、僕はあわてて逸らした。
当時の僕は最低だった。勉強も出来ないし、スポーツも苦手。しかもクラスではパシリだった。どういう経緯でパシリになったのか、まったく思い出せない。梅雨の訪れのように自然な成り行きだった。
僕をパシリに任命したのはNというクラスメートで、彼は教室内の権力を一手に握っていた。髪を金色に染め、足首に蛇のタトゥーをいれていた。15才の僕にとって、蛇のタトゥーはかなりの脅威だった。
昼休みになると、僕はNを含む数人分のパンとジュースを買いに行かされた。金を渡され、学校の近くのコンビニまで走らされる。帰りが遅かったり、品切れだったりすると怒鳴られる。そういう時はヘラヘラ笑いながら謝った。歯向かう勇気はなかった。そんなことをすればさらに面倒なことになるのは目に見えていた。
いじめられていないだけマシだ、パシリに甘んじてるのもひとつの戦略だ、そう自分に言い聞かせていた。
ある日、いつものようにパンとジュースを買って裏門から教室に戻ろうとした時、また彼女とすれ違った。相変わらずクールな表情。今度は制服姿だ。ジャージの時より断然かっこいい。ネクタイをゆるく結び、黒いチョーカーをつけていた。目が合う。すぐに逸らす。前と同じだ。
僕はすっかり彼女に魅了されてしまった。教室に戻るのが遅れて、Nに尻を蹴られた。いつも通りヘラヘラ笑いながら謝った。
それからも広場や廊下で何度か彼女を見かけた。一人だったり、何人かと一緒だったりした。彼女は常にクールだった。それにどんどん美しくなっていくようだった。どうしても視線が吸い寄せられてしまう。そのくせ目が合いそうになると、僕はすぐに逸らした。
彼女のことをもっと知りたいと思った。気を抜くとすぐに彼女のことが頭に浮かんだ。できれば話してみたい。でも僕ごときにそんな資格は無い。きっと冷たくあしらわれて終わりだろう。遠くから眺めているのがちょうどいい気がした。
なんだか出来損ないの私小説みたいになってきた。こんなことが書きたかったんだっけ? まぁいいか。もう少し続けてみよう。
30才になった今、少年時代の気持ちを思い返すのはとてもむずかしい。あの頃は恋と憧れの区別もついていなかった。おまけに僕は根っからの小心者だった。彼女の目を見つめ返す勇気もなかった。世界は恐怖に満ちていた。蛇のタトゥーが恐怖のシンボルだった。
1学期の最後の日に転機が訪れた。大げさじゃなく、あれが人生の転機だった。
よく晴れた日の朝。バスターミナルに夏の光が溢れていた。まぶしくて時刻表の文字が見えなかった。僕はいつものように通学のために市営バスに乗り、2人掛けのシートに座った。本当は電車の方が早いのだが、僕は満員電車が嫌いだった。それにバスなら座れるし、仮眠も取れる。僕は窓に頭をあずけて目を閉じた。
発車する寸前に誰かが隣に座った。僕は目を閉じたまま腰をずらしてスペースを空けた。香水の匂いが鼻をくすぐった。
ふと隣を見ると、彼女が座っていた。目が合った。今度は逸らすことができなかった。彼女がにっこり微笑んだのだ。彼女は気さくに話しかけてきた。
校内でよく僕のことを見かけると彼女は言った。その時の驚きをどう表現すればいいだろう。うまく言葉にできない。
さらに彼女は僕の頭を指して「髪切ればいいのに」と言った。たしかに僕の髪は無造作だった。でもそんなに長いわけでもなかった。わけがわからなかった。彼女が僕の髪型を気にかけるなんて。
彼女はひとつ上の2年生だった。ふだんは電車で通学しているが、初めてバスに乗ってみたという。色々なことを話した。幸福なひとときだった。なぜだろう、初めて喋るのに僕はとてもリラックスしていた。きっと彼女のおかげだと思う。人を安心させる力があるのだ。
車窓から見える景色がいつもと違った。こんなにきれいな街並みは見たことが無かった。行き先を間違えたのだろうか。ふたりであてのない旅に出るのか。落ち着け。そんなはずはない。もういちど景色を確認してみる。いつもの道だ。たまに彼女の肘が僕の脇腹に触れた。スカートから伸びるすらりとした足が目の前にあった。目眩がした。
特に印象に残っているのは、彼女が小学生の時に"あること"で日本一になったという話だ。でもそれが何なのか、頑なに言おうとしないのだ。絶対に笑うから教えたくないという。それでも僕が粘り続けると、ようやく白状した。それは「一輪車」だった。
一輪車駅伝の全国大会というものがあり、彼女はジュニアの部で最終走者を務めた。その時に日本一になったらしい。僕はそんな競技があることすら知らなかった。
あまりに想定外だったので、どう反応すればいいかわからなかった。でもこれだけは言える。彼女が恥ずかしそうに「一輪車」とつぶやき、はにかんだ瞬間、僕は本当に恋に落ちた。
彼女は一輪車で燃え尽きて、中学から一切スポーツをやらなくなった。部活に入らないのも体育を休みがちなのも、すべて「一輪車で燃え尽きたから」。ずいぶん勝手な理屈だ。なんだか笑えた。そんなことを真顔で語る彼女がたまらなくチャーミングに見えた。だいぶイメージが変わった。
会話が途切れると彼女はバッグからイヤホンを取り出して、片方を自分の耳に差し、もう片方を僕の耳に差した。ヒップホップが流れてきた。ジェイZだった。いちばん好きなアーティストだと教えてくれた。
僕はジェイZを知らなかった。そもそもヒップホップをあまり聴いたことがなかった。素晴らしいと思った。リリックなんてひとつもわからなかったが、極上のラブソングだった。本当はドラッグの売人についてラップしていたのかもしれない。でも僕にとってはラブソングだった。
あの日のバスは僕を新しい世界へと導く特別な乗り物だった。バスを降りて、校門で彼女と手を振って別れた瞬間から、あらゆる景色が違って見えた。すべてが輝いていた。空は広くなり、緑は深さを増していた。
次に彼女と目が合った時は必ず微笑み返そう。蛇のタトゥーはただのファッションだ。この世界はちっとも怖い場所じゃない。
新しい世界の始まりは、夏休みの始まりでもあった。僕は16才になった。(14年前の今日だ!)人生が一気に加速した。そう、書きたかったのはここから先の話だ。ようやく佳境に入れそうだ。やっと辿り着いた。
僕は髪を切った。坊主にした。そして体を鍛え始めた。近所の区民センターのトレーニングルームで筋トレに励んだ。それから英語の勉強に没頭した。図書館の自習室で閉館まで英語と格闘した。単語、熟語、文法、構文、長文読解。最初は暗号のように見えていた文字の羅列が、だんだんと意味を紡ぐようになっていった。
英語と筋トレ。なぜこの2つに邁進したのか。理由は至ってシンプルだ。ジェイZになろうと思ったのだ。彼女がいちばん好きなジェイZだ。
①僕がジェイZになる
②彼女は僕に夢中になる
できれば夏休みの間にジェイZに変身したかったが、さすがにそれは現実的では無かった。でもとにかくやれるところまでやろうと思った。僕は筋トレと英語に励み、ジェイZの曲を聴きまくり、真似しまくった。日差しの強い日には近所の川べりで体を焼いた。
夏休みが終わった時、僕の見た目はジェイZにはほど遠かった。当然だ。そう簡単に変われるわけがない。日焼けして、少しだけ健康的になっただけだった。でも内面は違った。ヒップホップマインドが根付いていた。誇りがあり、野心があった。闘争心に溢れていた。
僕はパシリを断った。特に勇気を振り絞ったという感覚もない。単純に時間がもったいなかった。昼休みは英文のリーディングに充てたかった。誰かのパンやジュースを買いに行ってる暇はない。
パシリを断ると、彼らは一瞬どよめいた。こいつマジかよ、という顔をした。Nが笑いながら尻を蹴ってきたので、笑いながら蹴り返した。教室全体がざわついた。Nはそこで引き下がった。
それからしばらくの間、 嫌がらせが続いた。机や椅子が倒された。黒板には僕を揶揄する言葉が書かれた。でも相手にしている暇はなかった。早くジェイZにならなければ。僕は黙って机を立て直し、Nをにらみつけながら微笑んで見せた。Nの表情にわずかな怯えが走るのを僕は見逃さなかった。
筋トレ、英語、ラップ、筋トレ、英語、ラップ。その繰り返しだった。僕は少しずつ、でも着実に変わっていった。あの日からいちども彼女と会っていなかった。校内でも見かけなかった。でも焦ってはいけない。どうせ会うなら完全にジェイZになってからの方が良い。
そんなある日、柔道の授業でNと乱取りをすることになった。たまたま順番が当たってしまったのだ。組み合ってすぐにわかった。こいつは全然強くない。いつも余裕ぶった笑みを浮かべてるが、体はペラペラだ。とんだハッタリ野郎だ。絶対に勝てる。
Nが薄ら笑いを浮かべながら、足でドンと床を踏んで挑発してきた。腹の底から猛烈な怒りがこみ上げてきた。なぜこんなやつのパシリをしていたのだろう。さっさとぶちのめすべきではなかったのか?
僕はNを払い腰で倒して、裸締めにした。Nはすぐにタップしたらしいが、僕はまるで気付かなかった。先生があわてて引き離した。Nは気絶しかけていた。僕は先生にこっぴどく叱られたが、その日から誰も嫌がらせをしなくなった。勝ったのだ。
でも連戦連勝というわけにはいかない。ヒップホップの神様は残酷だ。僕は恋に敗れた。いや、勝負すら出来なかった。なんと彼女は夏休みの間に引っ越していたのだ。僕はそれをずいぶんあとになってから知った。
彼女とは二度と会えなかった。筋肉と英語とヒップホップだけが残った。なんのための努力だったんだろう。せっかく坊主にして、体つきも変わってきたというのに。仮装パーティーで会場を間違えた男みたいだ。マヌケ過ぎる。しかし、そんなマヌケな彷徨の果てに今の僕がいる。
高校を卒業して、さらに英語を極めるために外語大に入った。それからNYに留学して、今の仕事仲間と知り合い、色々あって現在に至る。仲間達はみんなヒップホップを愛している。それだけが共通点だ。すべてのスタートがあの日のバスの中にある。
ずいぶん長くなってしまった。まさかこんな長文になるとは思わなかった。そろそろ止めよう。
僕は今でも週に3回は筋トレをしている。当時よりずっと効果的なトレーニング方法も身に付けた。知識も格段に増えた。でも本当に必要なのは、あの頃のような闇雲な熱意だ。
30才になってしまった。
理想が高いのに目標が具体的でないのがよくないんじゃないかな。
具体的かつ到達可能な目標がないと、何をしたらいいのか分からない、やる気がおきない、となる。
周りの人との優劣の比較で自分を評価してもあまり意味がないですよ。「クラスメートと同じくらい優秀になりたい」と思っても、具体的に何をすればいいか見えてきませんから。
「今週はこれとこの課題を終わらす」「今期はこれとこの単位取る」などの目標を立てて、その目標を達成するには何をすればいいのか考える。
そういう考え方に慣れていないなら大学の学生課とかの人に相談する。「やらなくてはいけないこと(大学卒業?)」を「できること(この問題一問解く、など)」に細分化する。
自分の目標を達成すればOKで、それを他人がどう評価するか(クラスメートは自分より優秀、など)は考えない。考えても意味ないですから。
「いま自分に出来ること」以上のことをする必要はないんです。それを他人がどう評価するかは関係ありません。出来ないことはどうせ出来ないんだから。でも、できることを確実にやり続けていると、今まで出来なかったこともいつかできるようになります。
生きている限り「自分に出来る事をする」作業に終わりはありません。大学合格も、卒業も、就職も、終わりではないんです。「これにさえ合格すればそのあとは何もしなくてもOK」なんて試験は人生にはありませんから。どんなに優秀な人にとってもそれは同じです。
ですから、「達成できる目標」を常に持っていたほうが人生は幸せです。「どこまで到達できるか」は結果ですから、そうなるまでは誰にも分かりません。分からないものは目標になりません。
みんなそうやって一歩ずつ前に進んでいくんですよ。優秀な人も、そうでない人も、全く同じように。
一人○○に関しては周りの目がきになるかどうかであって他者と親密な関係を築くのに興味あるかとは関係ないでしょ
一人遊園地で他人の目が気にならない人は少数派だと思うけど一人で家でいるのに何も問題ない人って多数派じゃないの
友達が中2で自殺した時悲しいというより意味不明で未だによくわかんないなという感想。俺が何かできた可能性もあっただろうなと思い返したりはするが。でも別に当時のクラスメートも取り乱してトラウマになるような人間もいなかったし自分がことさら薄情なのかもわからん。なんとなくだが、すごく他人に興味があるという人の方が少数派だと思うな
2回戦。
またも知り合いで、この番組の規模の小ささに他人事ながら不安になる。
「マスダ、生憎だが僕には勝てないよ。このゲームの必勝法に気づいたからね」
タイナイは相対すると俺にそう言い放つ。
どうやら何か秘策があるようだ。
だが、それを2回戦で、しかも対戦相手にわざわざ言うメリットがあるのだろうか。
「それではマスダさん。解答をどうぞ」
会場がざわつく。
タイナイはそれでも得意気といった様子だ。
俺はなるほどと思いつつも、緩む頬を手で覆い隠す。
考えれば分かる問題だが俺はそんな気はさらさらなく、解答タイムが始まるとすぐさまデタラメな解答をする。
このゲームにおいて、分からない問題を解くことに時間を割くほどリスキーなことはないからだ。
「分かりません」
「残念、不正解!」
タイナイの戦法は読めた。
つまり簡単度による減点は捨てて、難しい問題を出すことで不正解のペナルティを狙ったのだ。
仮に答えられるにしても、考える時間がかかるものにすることで減点を大きくできるというわけだ。
タイナイはどうだと言わんばかりに、俺に不敵な笑みを浮かべる。
どうやら、これがタイナイの秘策だったらしい。
「解答までにかかった時間1秒。不正解ペナルティ。そして簡単度は5で、計40点のマイナスとなります」
「……え、減点それだけ?」
解答による減点はペナルティを加味しても、簡単度より低めに設定されている。
今回の俺のように不正解覚悟ですぐさま答えれば、このとおり減点は大したことない。
つまり難しい問題を出して不正解を狙うというタイナイの戦法は悪手なのだ。
まあ、このゲームのコンセプトは「簡単な問題を出し合うこと」であるのだから当然の話だが。
ルールをちゃんと把握していれば、タイナイのような発想は絶対にしない。
裏をかきたければ、表が何かってことをちゃんと知っておかなければならないのだ。
コンビニで女の子がうっかりスカートをたくしあげちゃってパンツが見えて、それを店員が見てイラストにしてTwitterで拡散、「よく来る近くの学校の子なので、今後は性的に消費します!」と宣言し炎上しているのを見て、無邪気だなあと思ってしまう。
この女の子があのツイートを見たら、もう二度とこのコンビニには行けないし、恐ろしくてなんなら引っ越しを検討するかもしれない。
やっぱり男性はどこか「他人から性的に消費されることは名誉なこと」って思ってる節があって、女性の恐怖や不快感ってあんまり分からないんだろうなあと思う。
例えばガチムチのゲイの人に迫られたとか、常に包丁持ってるメンヘラに好かれる…難しいなあ…。失礼な気がするしなあ…。熊にあの人間美味しそうだと品評されてる…みたいな。
そもそも男性は幅広く種付けするために性的対象が広い。体格差があるので、性的に発情されたところで恐怖は感じない。
一方女性は、出産回数には限りがあり、優秀な遺伝子を求めているため性的対象が狭い。そして対象外から性的に発情されることは恐怖で不快なのよね。自分を傷つける可能性が上がるわけだからね。
性的に発情されることは確かに男性や一部の女性にとって優秀な遺伝子や魅力的な容姿をしていることの証左になるわけだから名誉と感じるのは分かるけど、それは女性にとって常に恐怖とセットなんだよね。好きな人にしか好かれたくない。
よく「ぜんぜんモテないよ~」って言う女の子が、対象外の男性に言い寄られたことは、「モテた思い出」じゃなくて「キモイ思い出」にカテゴライズしがちなのもそれ。男性は対象外の女性から言い寄られたって「モテた思い出」に入れてくれるのにね。
もうね、Twitterとかで抜いたとかエロいとか言いふらしていい対象は、「本人が覚悟してるかどうか」を基準にしたらどうかなって思うんだよね。嫁夫、アイドルやセクシー女優さんはオッケーだし、ジャニーズもオッケー。BL営業してるバンドマンや百合営業の声優さん、性産業に従事している人も覚悟はしているだろう。その代わり、道で歩いている人はだめ、クラスメートや同僚もだめ、みたいな。もちろんだめな人だって内心は自由だし、表現も自由ですけども、それを発表することによって叩かれることも甘受すべきですよ。「クラスメートの○○さんで抜いたわー!」って本人に言ったりTwitterで書いたら、その人がどうなるか分かるよね。
きっかけは、小2の時にクラスの女子のメガネケースが机から落下し、壊れてしまう。ということでした。
その様子を遠くで傍観していると、赤井さん(女子)が教師にこの事について話しているようでした。
赤井さんは、「近くにいたから」という理由で大石さん(仮名)と何故か私を指名しました。
その後、緊急の学級会が開かれ、教師が明らかに私に対して不利になるような言葉を並べ、
「柳沢さん(仮名・私)と大石さん、どっちが悪いか多数決しましょう。」
と言い出しました。
クラスの大半が私がやっていた。と手を挙げ、私は反論しました。
しかし、それは無意味なもので教師はなにも認めてはくれませんでした。
下校後、学校から連絡が来ていた。ということもあり、親から様々なことを言われ、私は「絶対やっていない。そもそも、その場所に行っていない。」という趣旨のことを伝えた後、同じクラスの友達の親から電話がかかってきました。
「柳沢くんは、やっていないらしいね。私の子供が言うには、『大石くんがやってた』ということだった。詳しく話聞きたいからおうちに来れる?」
かけてきた友達の親の家は、とても近所で電話がかかってきたあとすぐに親が私を連れ、到着後話し込んでいるようでした。
次の日、教師から「もうあなたが認めれば、ことが丸く収まるから、赤井さんに早く謝って。」と言われ、私は、赤井さんに「ごめんなさい。」と言ってしまいました。
帰宅後、親から「どうだった。」と聞かれ、「謝ったよ。」と伝えると、「何で謝ったの! あなたやってないんでしょ! それは罪を認めることだよ!」と言われました。
この時、小学2年生だったため、「謝る」という本当の意味を知らなかったためです。
これらのことがあった後、クラス内で1人でいることが多くなりました。
3年生に進級し、新たな楽しい生活が送れると思い、とてもわくわくしていました。
クラス担任を中心とする、酷いいじめを受けるようになりました。
相談する相手も居ず、学校が嫌いになってしまいましたが、「とりあえず学校には行け!」と言われ、抵抗はしたものの通じず、仕方なく学校に行きました。
このときの私は太っていて、担任からおなかを直に触られることが数え切れないほどありました。
また、クラスメートからは悪口や陰口、さらには過度なちょっかいなどがあり、とてもこのクラスにはいられない気がしてきました。
給食の際にも、いじめを受け、給食を食べないということもありました。
しかし、担任が止めてくれましたが、それがきっかけで、さらにいじめがエスカレートしていきました。
担任は、私のすべてを受け入れてくれるとても優しい先生でした。
今まであったことをすべて話した私は、泣いていました。
小学3年生の時と同じクラスメートでしたが、その先生の支えもあり、クラスになじめていたような気がします。
私はパソコンが趣味で、その先生もIT系に強い先生ということもあり、Excelの話やPPの話など様々なことで盛り上がりました。
ただ、先生はそこまで甘くはありませんでした。
毎日、職員室に行って先生から様々なことを聞いていたり、教室にプリントを運ぶ手伝いをしていたりしました。
突然、「お前はもう大丈夫だから、朝職員室には来るな。」と言ったのです。
私は、少し悲しくなりましたが、自分に自信を持っていたため、「わかりました。」と返しました。
担任は、とても優しかったものの、その事が理由でクラスの雰囲気は崩れ始め、学級崩壊・学年崩壊とまでいくようになりました。
秋頃、小2の時に私は大石さんと喧嘩をして、感情を抑えきれなくなり、教室にあった水槽を割ってしまうということがありました。
小学6年生の時、すべてが変わりました。
担任は、少し厳しい先生が入り学級・学年がまとまってくるようになりました。
私がパソコンに強い。ということを知っていた担任の先生は、放送委員会の引き継ぎを私に優先していただき、さらには委員長までになりました。
その先生は、ダメなことはダメ。というはっきりした性格で、私の曲がってしまった心を矯正してくれる、恩師でした。
さらには、「小2の時にメガネケースが破損した」という事に関して、真犯人が出てきたこともありました。
卒業式の呼びかけの際には、担任の計らいで、私と大石さんがラスト・ラスト2という大役を任されました。
中学校1年生から、自分の感情を抑えきれるようになり、中学校2年生の時には、学級副委員長にもなりました。
中学校3年生の時には、学級副委員長・文化祭の実行委員をやるようになり、いじめでコミュニケーションも控えめになっていましたが、それが改善されるようにまでなってきました。
現在は、中学2年生の時から志望していた高校に合格・入学し、部活や勉強にのめりこむ毎日を送っています。
その人たちに、会っていなかったら私はとても楽しい小学校生活を送っていたと思います。
何故教師たちは、いじめを助長するような言葉を発するのでしょうか。
いじめは、受けている側が「いじめ」と思った瞬間にいじめになります。
まだ「いじめ」という考えが浸透していなかったこともあるのでしょうか。
学校の評判が下がる? いじめに関わったらいい役職に就けない?
それは、学校・教師の話であり、苦しんでいる人たちはさらに苦しむことになります。
「んー、何でみんな曲は聴いたことあるくせに、歌詞は知らないんだろう」
「ここまで知らない人ばかりってのは変だよ。みんな気にならないのかなあ」
今のままではロクに成果を上げられないか、酷く時間がかかると感じ始めていた。
何らかの打開策が求められていたのだ。
ミミセンの提案に一同はうなずく。
「私も賛成だけど、具体的にはどうするの?」
「僕たちだけじゃ情報を集めるのも、その手段にも限界があると感じた。だから、もっとそれが上手い人に聞けばいいんじゃないかな」
「なるほど……でも、それって誰だ?」
「マスダの兄ちゃんのクラスメートに、タイナイって人がいるだろ。あの人はインターネットをよく利用するらしい」
「僕たちの調べ方はすごく初歩的だっただろ。でもその人なら、もっと上手く調べてくれるんじゃないかな。或いは既に調べ済みかも」
「よし、分かった。その人に尋ねてみよう」
家を訪ねると、タイナイに用件を話す。
「ふーん、なるほど。それで、なんて曲なんだい」
曲のタイトルすら分からないため、これが最も手っ取り早かった。
「あー、これか。僕が小さい時にも流行っていたなあ」
「じゃあ、その歌詞が何かって分かる?」
「それが……分からないんだ。というか多分、誰も知らないと思う」
「この音楽が流行った時にもね、この歌詞を翻訳しようとしたんだ。
でも聴いたら分かる通り、文字に起こすのも難しい代物だったんだよね。
そこで絶対音感の人たちを集めて、文字に起こしてもらうという企画が立ち上がった。
それで文字に起こすこと自体は成功したんだけど……その歌詞はやっぱり意味不明だった。
何らかのアルゴリズムで作られた架空言語なのか、ボーカルの歌い方のクセの問題なのか、結局は分からずじまいとなった。
で、その時の最終的な結論としては、この歌詞は何か意味の通ったものではなく、デタラメなものだったということになったんだ。
だからその後も、みんな何となく、歌詞も、そしてその意味も分からず歌っていたんだよ」
弟たちは、煮え切らなかった。
「なーんか、納得いかないんだよなあ」
弟たちはそのことを俺に愚痴っていた。
「そんなこと言っても、一応の結論は出たんだろ。お前たちがいくら文句を言ったところで何も変わらんぞ」
「何か……何か、まだありそうな気がするんだよ。この歌には」
俺は途中、言いよどんだ。
今回はガンガンオンライン
このテーマでまだやるのか。
基本的に女子主体のイベントとはいえ、今回は相互に女子っていうね。
「なんで世話になった奴にクソ型のチョコなんだよ!!」っていうのは最もではある。
とはいえ、もこっちがあの形のチョコをあげたのって、弟だとか比較的仲のよいクラスメートで、他は普通の形のチョコや解体したりして提供しているんだよね。
多少の信頼感があるからこそのおふざけなんだけれども、基本はコミュ障故にアプローチや相互理解がズレているというわけだなあ。
で、解体したチョコを貰った子は、何だかおかしい精神状態になっていないか、これ。
もはや何をやってももこっちへの印象を「キモい」で一貫させているのもそうだけど、不可解に思っているにも関わらず矛盾した行動するし。
何だろう、怖い怖い言いながらホラー映画見たり、辛い辛いと言いながらカレー食ってる人みたいなものなのだろうか。
と思ったけれど、例えとしてはアレか、それこそウンコが臭いと分かっててあえて嗅ぎたくなる人間みたいなものか。
テーマと話の総括、後はネタばらしって感じ(というほどの展開もないけれども)
「各々の理想のために必要なことは、何よりもまず自分が行動すること」ってあたりがテーマの総括だろうか。
まあ、下手に複雑なこと語られても咀嚼が大変だから、ジュブナイルものはこれくらいシンプルな結論と言語化でいいのかもしれないなあ。
この手のタイムリープもので、過去を変えたときの帳尻合わせってゾンザイに省略されることがありがちだけれども、そこはもう気にしすぎたら負けだというのを最近やっと学んだ。
あと、舞台設定だとかの問題もあるけれども、そのために紡がれる話が作劇としては全体的に盛り上がりに欠けていた印象はあるかも。
タイムリープをするっていう壮大だけれども今日び手垢まみれの舞台装置に対して、世界観の都合とはいえ小じんまりとしているというか。
この手のジャンルの課題というか、どうしても登場人物たちの内面の話を重点的に描いていくけど、プロット自体の魅力はセカイ系ほど振り切れない印象があるんだよね。
少し前に近くで火事があったことをタイナイが話したがるので、俺は適当に話を合わせていた。
「そういえば疑問なんだが、似たような火事でも野次馬の数に大きな差があるのを見たことがあるんだが、あれって何が違うんだ?」
「うーん、単に観測範囲の問題じゃないかな。わざわざ自分から観測範囲広げるほど暇な人って少ないだろうし」
俺にはイマイチ区別がつかないのだが、彼らなりの線引きが存在するらしい。
「……で、画像をここで貼り付けて投稿っと。SNSにも更新報告しとかないと」
タイナイはタブレットから手を離すことはなく、俺と喋りながらも器用に操作をしていた。
「うん、ブログのネタになりそうだ。ちょっとセンチメンタルな感じで書いて……おっと、その前に写真も撮っておこう」
タイナイはインターネッツに強い関心があり、これもその一環らしい。
「飽きずによくやるよ」
「ホットでセンセーショナルな話題だからね。僕のようにそれを語りたがる人間がいて、見聞きしたがる人間も多いのさ」
「理解に苦しむ話だ」
「まあ実際問題なぜ関心が強いのかってのは、僕もよく分かってないけどね。分からないままでも、分かっているつもりで追従や迎合して楽しめるのが流行の良さともいえる」
そこまで俯瞰しているのに流行の波に身を任せるタイナイが、俺には酷く歪に感じた。
「おや、マスダの弟じゃないか」
タイナイの見ている方に俺も目を向けた。
弟と、よく連れ立つ仲間が歩いていた。
「あ、兄貴。丁度よかった」
何が丁度いいのかはよく分からないが。
「そう、その時の話なんだけど。二件目でボヤ騒ぎがあったでしょ」
弟が経緯を話す。
「ふぅん、なるほど。僕はその声を聞く前に立ち去ったから分からないけど」
「その時『火事だー!』って騒いだ人が、兄貴たちのクラスメートの人なんだ」
「クラスメートの誰だ」
「名前は覚えてないけど、ほら……魔法少女になりたいだとか言ってて、結局はならなかった」
「今日は見かけていないと思ったけど、別の所でウォッチしていたんだね」
「その人に連絡取れない?」
「ああ、ちょっと待て」
「まあ直に返事はくるだろうから、その間にお前たちで出来ることをやっていたらどうだ」
「出来ること?」
「その火に何か目的があるかもしれないなら、また同じ場所で起こる可能性は低くないんじゃないか?」
その言葉に弟たちはハッとする。
コロンブスの卵的発想のように感じたのかもしれない。
「そうだよ、その可能性を忘れてた!」
「よし、あの河川敷に戻ってみよう」
「じゃあ、僕も付いていこうかな。もしかしたらネタに出会えるかもしれないし」
「そうか。じゃあ、こっちにカジマから返事が来たら連絡する」
「兄貴も一緒に来るんだよ。その方が円滑だろ」
当然のように弟はそう言った。
それに呼応するかのように、シロクロとドッペルが身構える。
ここで下手に渋ると無理やり引っ張っていきそうな勢いである。
俺はため息をつきながら、重い腰を上げることにした。
しかし、その規模は彼らの期待に応えるような代物ではなく、小さい煙がもくもくとあがっているだけだった。
「燻り!」
「……って、単なるボヤ騒ぎじゃねえか。しょうもない」
「この程度でハシャげるかっての」
「まるで大火事みたいに言いやがって。ぬか喜びさせんじゃねえよ」
野次馬はすぐさま散っていった。
弟たちも帰ろうとするが、仲間のミミセンはその場から動かない。
何かを考えているようだった。
「どうした、ミミセン」
「いや……このボヤ騒ぎ、なんだか不自然だなって思ってさ」
弟たちは、しみじみと辺りを見渡す。
違和感の正体はすぐに分かった。
「そうか、火元だ」
「これだけ周りに燃えているものがないのに、今これは燃えている。つまり人為的な、しかも時間がそれほど経過していない状態ってことだ」
弟たちもそれには気づいたが、その意味するところが要領を得ない。
「私も違和感あるけど、その火元を作った人間が近くにいるはずじゃない?」
「野次馬が来たせいで居心地が悪くなって、どこかに行っちゃったとか? たき火って条例で禁止されているらしいし」
「それもあるかもしれないけど、気になるのはこの火の“目的”が謎ってことだ。焚き火で温まろうだとか、何かの調理に使うだとか、そういう類のものじゃないだろうし」
「私、不思議なんだけど、何だかただ燃やしているだけのように見える」
「或いは、別の何か……」
「“別の”って、何だ?」
不可解さに弟たちは頭を抱えて唸る。
その状況を打破したのは、意外にもドッペルだった。
「……この火を起こした人に聞いたら?」
消極的なドッペルは恐る恐るといった具合に喋る。
その言葉に弟たちはハッとする。
コロンブスの卵的発想のように感じたのかもしれない。
「そうだな、それが手っ取り早い」
「こういうのは、第一発見者から話を聞いて、手がかりを探るのが定番だ」
「『火事だー!』って騒いでいた人がいたよね。その人が誰か覚えている?」
「よし、その人を探そう」
才能のある人っていいですよね。自身に満ち溢れていますし、とてもあこがれます。
僕はそんな生き方はできないと思います。凡人ですから。でもそれでいいんです。
※後で読み返したらすごい長い文章になってしまいました。ホントすみません…
僕は彼には才能があると思います。頭もとても良いです。
話していて楽しいですし、いろいろなことを考えて生きているなぁ
僕のようなどこにでもいるポンコツ大学生とは違うなぁと感じます。
昨日、1年ぶりに彼に会っていろいろと話をしました。
彼は僕よりも1つ学年が上なので、就職活動について少し教えてもらおうという下心もありました。
彼は持ち前の行動力とバイタリティを活かして、大学の勉強以外にも
積極的にインターンや企業の人事の方とお話をしてきたそうです。
そんな中で、ITベンチャーのインターン等に行く中で自分の共感できる理念を持った企業に出会い、
内々定を貰ったと話してくれました。半年近く彼は悩んだそうですが、
彼のやりたいこと「世の中をよりよくするための仕事をする」という目標のもと、
そこのITベンチャーに就職することに決めたと言っていました。
そこの企業はベンチャー企業としては大きく、その道を志す人にとっては有名だそうですが
残念ながら僕が知らない企業だったので、ホームページを見ながら
どんなことをやっているのか教えてくれました。
ホームページを見た瞬間、正確には経営理念と事業内容を見た瞬間でしょうか—
なんだかすごい嫌な予感がしました。
自分の感情を文字に起こすのは難しいのですが、『すごい嫌な予感』としか表現できない感情が湧いてきてしまったのです。
おそらく僕は彼に嫉妬してしまったんだと思います。きっとそうです。僕にはできないことをしているから。
将来も決まっていて、やりたいこともあるから。そうであってほしいです。
『その会社やめておいたほうがいいんじゃない?』とは言えませんでした。
彼がその判断に至るまでの過程や歳月を鑑みたときに、僕が感じてしまった一過性の感情および感覚で
そう僕は考えました。
繰り返しになりますが、彼には才能があると思います。頭もとてもいいです。仕事だって人よりはるかにできるでしょう。
彼が誰だって知っているような有名企業にエントリーすれば、おそらく内定をいただけると僕は信じています。
僕はそうしてほしかった。21歳という年齢は若いですし、そこで社会人としてのキャリアを始めることは
決してマイナスにはならないと思うのです。僕から見た彼の印象は『寄り道』をすることを嫌っているような、そんな印象でした。
やりたいことが俺にはある。だからそこへ行くんだ。そこで俺の理想を実現する。寄り道なんてしてられない。
実にシンプルな行動論理だと思います。でも僕は彼に『寄り道』をしてもらいたかった。
それが一見無駄に見えることであっても、実際に無駄だったとしてもです。
彼は生き急いでしまっているのではないでしょうか。
僕が彼に有名企業に入ってほしいのはどんなに企業の中が腐敗していたとしても、
その企業が日本の中心にあって日本を動かしてきたことは否定のしようがない事実であり、
入れる機会と才能があるのならば入社しても決して損にはならないと思うからです。
入社してみて、
実際に働いてみて、気づくことだってたくさんあると思うのです。
それを現時点で放棄するのはもったいないことではないでしょうか。
たぶんそれができるだけの能力と権利もあると僕は思っていますし…
僕は何といえばよかったのでしょう。
メディアリテラシーは、「あらゆるものを疑え」っていう意味じゃない。
もちろん「情報の真偽を瞬時に正確に見分けられる」という能力でもない。
俺のクラスメートには、そういった解釈で振舞おうとする人もいるが。
騙されたときの嫌悪感や、騙されたくないという思いが、そういった過敏さに繋がるのかもしれない。
「単に横文字に弱いだけじゃ」って弟は言うけどな。
まあ、聞いてくれ。
まるでセールスマンのような距離感の取り方で、家に押しかけてきたからだ。
まあ、どっちでもいい。
「やあ、マスダ。ボクの名前はガイド。ここよりも遥か未来からやってきたんだ」
つくづく時代錯誤だ。
「物理的にありえない場所から登場しようとも思ったんだけれども、大騒ぎになったので今回は慎重に行こうと思ってね」
未来の法律がどうなっているかは知らないが、国や地域によって文化が違うことがあるのだから、時代によってルールも違うことは当然踏まえておくべき事柄だ。
どうやら、このガイドと名乗る奴は、そういった常軌を持ち合わせていないらしい。
「それで今回ボクが来たのは、とある使命のためなんだけど……」
なにやら色々と説明していたが、元からこんな人間の話を真面目に聞く気にはなれないので、話の内容は記憶にない。
未来人はどいつも“こんな”なのか、それともこの未来人が特別異常なのか。
いずれにしろ、こんな不躾な人間にタイムスリップさせるあたり、未来の法はまともに整備されていないようである。
説明が数分経ったとき、さすがに俺の訝しげな態度に気づいたようだ。
「あれ……もしかして、ボクの話を信じていない?」
「そもそも、どこの誰かも分からない人間の話を、無条件で信じる方がおかしいと思うんだが」
「いや、『どこの誰か』って。ボクの名前はガイド、そして未来から来たって……」
「だから、それが嘘か本当か俺には分からないから、信じるに値しないって言っているんだ」
ガイドと名乗るその女は、如何にも考えていますといったような仕草をオーバーにしてみせる。
すると、腰についたポーチからおもむろに珍妙なオブジェを取り出した。
言動が、いちいち癇に障る。
「じゃあ、見ててよ」
※序盤でわかる展開を記載
※ゲームに閉じ込められる系は除外だが、ゲームそっくりの世界に転送系は入れた。
※昨今の異世界転生系の話なので糞古い作品を挙げる老害はトラックに轢かれて死ね(転生のチャンス)
No | タイトル | 死因 | 安否 |
---|---|---|---|
1 | Re:Monster | ストーカーにより刺殺 | ゴブリンの赤ん坊に転生 |
2 | RE:ゼロから始める異世界生活 第一章 王都の一日編 | コンビニ帰り | 死んでない(この後無茶苦茶死んだ) |
3 | THE NEW GATE | ゲーム内に閉じ込められたのでラスボスを倒して解放されると思いきや転生 | 多分死んでない。ゲーム自キャラ |
4 | ありふれた職業で世界最強 | 朝の教室で召喚 | 死んでない |
5 | ウォルテニア戦記 | 屋上で一人飯中に召喚 | 死んでない |
6 | オーバーロード | MMOサービス終了時 | 多分死んでない。ゲーム自キャラ |
7 | グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~ | とある事情 | 妖鬼に転生(ゲームの世界) |
8 | この世界がゲームだと俺だけが知っている | 打出の小槌的な物でゲームの世界へ行けと願いを込めながら殴られる。 | 死んでない |
9 | この素晴らしい世界に祝福を! | トラクターに轢かれたと思ってショック死 | そのままの姿で転生 |
10 | ダィテス領攻防記 | 事故死 | 不明(多分赤ん坊から) |
11 | ダンジョンシーカー | 学校でからまれてたら召喚 | 死んでない |
12 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲 | 仮眠中(恐らく過労死) | ちょい若返り |
13 | とんでもスキルで異世界放浪メシ | 就業中(?)に召喚 | 死んでない |
14 | ナイツ&マジック | 車に轢かれる。 | 赤ん坊に転生 |
15 | ノーゲーム・ノーライフ | 神様にチェスで勝った | 死んでない |
16 | フェアリーテイル・クロニクル〓空気読まない異世界4コマ〓 | MMOやってた | 死んでない |
17 | マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合 | FPSやってた | 多分死んでない。ゲーム自キャラ |
18 | メイデンス・オーダー | コミケ中 | 死んでない。 |
19 | ヤンキークエスト | バイクで二人乗り中に召喚 | 死んでない |
20 | ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。 | トラックに轢かれる。 | そのままの姿で転生 |
21 | レジェンド | 鉄骨が落ちてきて死亡 | 少年に転生 |
22 | ワールド・カスタマイズ・クリエーター | 神社でゲームしてた | 死んでない |
23 | ワールド・ティーチャー異世界式教育エージェント | 任務中に死亡 | 赤ん坊に転生 |
24 | 悪の女王の軌跡 | 自室でうとうとしていたら異世界の魔法の生贄とされる。 | 女王様に転生 |
25 | 異世界で『黒の癒し手』って呼ばれています | 道を歩いていた | 死んでない |
26 | 異世界でカフェを開店しました。 | 恐らく就業中に召喚 | 死んでない |
27 | 異世界の本屋さんへようこそ! | 謎の本を開いた | 死んでない |
28 | 異世界を制御魔法で切り開け! | 不明 | 現代ぽい夢を見たが転生者か不明 |
29 | 異世界駅舎の喫茶店 | 電車に乗って名古屋に行こうとした。 | 死んでない |
30 | 異世界支配のスキルテイカー ゼロから始める奴隷ハーレム | 電車で寝てたら召喚 | 死んでない |
31 | 異世界法廷 | トラックに轢かれる(歩道橋から飛び降り) | そのままの姿で転生 |
32 | 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 | 寝てた | 多分死んでない。ゲーム自キャラ |
33 | 異世界魔法は遅れてる! | 召喚(学校帰りかなにか) | 死んでない |
34 | 異世界薬局 | 寝てた(過労死) | 少年に転生 |
35 | 王立辺境警備隊にがお絵屋へようこそ! | マンホールに落ちた | 死んでない |
36 | 俺と蛙さんの異世界放浪記 | 講義を受けていたら召喚された。 | 死んでない |
37 | 灰と幻想のグリムガル | よくわからない | 自分のまま転生 |
38 | 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中 | オンラインゲーム中寝落ち | 多分死んでない。ゲーム自キャラ |
39 | 金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれたユニークチート― | 教室に居たら召喚された。 | 死んでない |
40 | 軍オタが魔法世界に転生したら、現代兵器で軍隊ハーレムを作っちゃいました!? | 包丁で刺される | 赤ん坊に転生 |
41 | 月が導く異世界道中 | 自室で小説を読んでた | 死んでない |
42 | 賢者の孫 | トラックに轢かれる | 赤ん坊に転生 |
43 | 賢者の弟子を名乗る賢者 | MMOで寝落ち | 多分死んでない。ゲーム自キャラ(ただし直前にうとうとしたまま変えたやつになってある意味新キャラ) |
44 | 公爵令嬢の嗜み | 車に轢かれる。 | ゲームキャラっぽいのに転生 |
45 | 高1ですが異世界で城主はじめました | 古本屋で羊皮紙買ってきたのをいじってたら | 死んでない |
46 | 私、能力は平均値でって言ったよね! | トラックに轢かれる | 赤ん坊に転生(子供のころに記憶が戻る) |
47 | 邪竜転生 | 車に轢かれる。 | ドラゴンに転生 |
48 | 獣医さんのお仕事 in異世界 | 車に乗ってたら召喚(降りたところで召喚されたので車は持ちこめてない) | 死んでない |
49 | 盾の勇者の成り上がり | 図書館で怪しい本を開いたら召喚 | 死んでない |
50 | 人狼への転生、魔王の副官 | 不明 | 魔族に転生(子供のころに記憶が戻る) |
51 | 精霊幻想記 | バスとトラックの追突事故(バスの乗客) | 少年に転生(転生先の人格と融合) |
52 | 聖者無双 | 銃殺 | 15歳の少年に転生 |
53 | 奪う者 奪われる者 | 親に殺される | そのままの姿で転生 |
54 | 地方騎士ハンスの受難 | よくわからんが日本からのいろいろ来る | 死んでない |
55 | 蜘蛛ですが、なにか? | 教室で居眠りをしてたら激痛に襲われる(恐らく死亡) | 蜘蛛に転生 |
56 | 超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! | 飛行機が異世界に突入 | 死んでない |
57 | 転生したらスライムだった件 | 包丁で刺される。 | スライムに転生 |
58 | 転生しちゃったよ (いや、ごめん) | 花瓶が落ちてきた(いや、ごめん) | 赤ん坊に転生 |
59 | 転生者はチートを望まない | 車に轢かれる。 | 6歳の少女に転生(もしくは6歳の時に記憶が戻る) |
60 | 田中~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~ | 神様に間違えて殺された | 自分のまま転生 |
61 | 二度目の人生を異世界で | 老衰 | 若い姿に転生(個人的な記憶はなし) |
62 | 白の皇国物語 | 病気 | なんか選ばれし者っぽいのに転生 |
63 | 箱庭王国の創造主サマ | ゲームクリア後よくわかんないけど転生 | 死んでない |
64 | 八男って、それはないでしょう! | 寝てた(心不全かなんかだろう) | 幼児に転生 |
65 | 姫騎士がクラスメート!THE COMIC | 修学旅行中にバスが炎上 | 自分のまま転生 |
66 | 百錬の覇王と聖約の戦乙女 | 神社で合せ鏡をした | 死んでない。現世と通話はできる。 |
67 | 物理さんで無双してたらモテモテになりました | 恐らく自殺未遂中に召喚 | 死んでないっぽい |
68 | 宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する | 山奥の屋敷のカギのかかった扉の奥。 | 死んでない。行き来自由 |
69 | 本好きの下剋上 第一部 | 本に押し潰される。 | 幼児に転生 |
70 | 魔王失格! | 自宅のクローゼットを開けた | 死んでない。魔王が元の世界に返してくれるらしい |
71 | 魔拳のデイドリーマー | 事故死 | 白髪の人に転生 |
72 | 無職転生 〓異世界行ったら本気だす〓 | トラックに轢かれる | 赤ん坊に転生 |
73 | 問題児たちが異世界から来るそうですよ? | 謎の手紙を開けたら召喚 | 死んでない |
74 | 幼女戦記 | 電車に轢かれる。 | 赤ん坊に転生(性転換) |
死ななくても行けそうな気がしてきた。
まとめてみたら面白いと思ったんだろうなぁ…
もうちょっとうまくまとめられたらなぁとは思った。
抜けてた。キンドル見直さないとまだ抜けてそう。キンドルって本探すのやりづらい
東京メトロの駅を使うやり方は?
東京タワーがない。
トイレに流される
この手の話にあんまり上らないけど角川の「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」も異世界ものだよね(手紙を読んだら召喚された)
いやあげてる。
タイトルから覚えてないからここに載ってるのかもだけど、気軽に行き来して現実世界の道具持ってきたり、なぜかAmazon使えるとかいうのもあったような
『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』と『とんでもスキルで異世界放浪メシ』かな?
「公爵令嬢の嗜み」は主人公がプレイしてたゲームのライバルキャラ(しかもエンディング寸前)に転生して、ゲーム内で描かれていた末路を回避する所からスタートだな(漫画と違うかもと思って念のためになろうで確認
↑の書き方じゃダメ?
電車は幼女チャンス!
『マヌケなFPS~』は
「蜘蛛ですが、なにか?」は
ネタバレいくない
なぜゼロの使い魔が無い
読んでないけどちょい古いのと昨今の流行り系統ではない感じがしてるので入れてない。
読んだら考える。
クワガタにチョップするやつは?
「東京発、異世界行き」トラックに轢かれる寸前、助けようとした魔術師の咄嗟の転移魔法で異世界に。その世界で老衰で死亡後、強くてニューゲームしたがダンジョンのトラップで元の世界に転送(この間たった6ページ)
なにそれ見たい
入れるか微妙なライン。行き来自由の『宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する』を入れてるのでってのはあるが、国と交易始めちゃうとちょっとジャンルが違そう。
ググってみたけどゲーム閉じ込められ系じゃない?最近漫画買いすぎたからあんま不用意に買いたくないので機会があったら読む。
問題児は微妙な気がしたが特に読み返しもせずに追加したので読んでみる。
ドリフターズはジャンル的に偉人系かな。あとあの世界は現世でも同じくらいのレベルで戦ってそう。
ドラゴンボール超は見たことない。少なくともどっちも明らかにこの流れの異世界系ではない。
中学の時、朝練が急きょなくなりいつもより早めに教室に入ったら、隣の席の女の子が何人かでエロ本を読んでいた。
「何やってんだよ・・・」ってクールな感じで切り抜けたけど、「絶対言わないでよ」って言われてから、その子からのボディタッチが日に日に多くなった。
ある日の帰り道、方向が一緒だったので一緒に帰っていたらエロ本の話になって「ウチくる?」って話になり生まれて初めて女の子の家に行くことになった。
部屋に入るまでは特に思わなかったけど二人きりになった途端、なんだか急に恥ずかしくなってドキドキして無口になった。
親は仕事でいないらしく童貞の俺でもこの状況はやれると確信できる空気だったのだけど、無言の空間に怖気付いて「用事思い出した」って言って帰った。
あれから席替えやらクラス替えがあったけど、あんまり話さず高校も別々になった。
そんなクラスメートの女の子から突然Facebookで友達申請&メッセージが来て飲みに行くことになった。仕事で上京しに来たらしい。
もう30近いし中学のころからさすがに老けてたけど、笑顔の素敵な巨乳の女性に成長していた。
仕事の話、高校や大学の話、どこかに旅行行った話など他愛もない話で盛り上がって楽しかった。
2件目を出てそろそろお開きかなと思い「品川駅まで送ってくよ」と言ったら「泊まっていい?」と言われて、あの日の思い出がよみがえった。
女の子の部屋の匂い、キスしそうな空気の中で逃げ出したこと、置き去りにした俺の青春が走馬灯のように脳裏を駆け巡った。俺はもう子供じゃない!
一呼吸置いて「おう、いいよ」と返事をしたら「増田はいくじなしだからやっぱやめとこ」って笑顔でそう言って、その子は本当に新幹線に乗って帰ってしまった。
これ、やれましたかね?
こんにちは、元いじめられっ子です。小1~中2と8年ほどやられていました。人間関係を完全に一新して誰も同級生が行ってない高校を選んだ今は毎日がスーパーハッピーです。
8年やられると「いじめ」って一括りにしてるけどかなり雑な括りだな、って気がつくようになります。洋食、和食、中華を料理というようなもの。
どんな種類があるか?細かく言うと本当にキリがないので代表的とおもう2つを。
僕はこれを中学1年生のころ受けていました。存在する、という理由で蹴られ、テニスラケットを折られたのは未だに忘れません。おいS~、読んでるか~
これは体験談ではないのですが、自称「いじめられっ子」側(以下A)とAのいう「いじめっ子」側(以下B)が口論になったんですよ。
その場では穏便に済んだのですが、Aはしばらくして記憶が自分に有利なように変わってしまい、あとから傍目から見ていた僕でもわかるほど嘘八百を並べ、いじめをでっち上げていた事案があります。
Bの学校生活は一変。クラスメートは大体の内容を知っているのですがAは様々な方向でBを退学させようとするので夜中に呼び出されたりしていました。
最近生徒同士でのいじめ以外に教師からのいじめも珍しくないケースになっている
こういったニュースを見ていると「あんなことがあったけど彼らのように自殺するまでの決断はしなくて正解だったのかもしれない」と感じてる
そう思っているのは自分もおそらく同じ当事者であったと考えていたからだ
当時12歳、前も後ろも分からない状態で当たり前のように小学校に行っていた生徒の一人だった
スポーツが特にできた訳ではなく、勉強は社会の歴史のような暗記分野であれば90点以上は取れる程度の子供でそれ以外は無知で忘れっぽい性格だ
だが、小学校6年生になった途端そんな日常の光景がいつのまにか真っ白に見えるようになった
担任になった教師は5年生の時に見て知った程度であったが、その人と会ってからクラス内の雰囲気も一変するようになった。
まだ始業式を行ってからの翌日の朝から担任から「○○は厳しいから怖いぞーっと言ったのは誰だ!」とこれが朝の日直の挨拶である
そこから何かあればこういった罵声に近い大声で生徒全員に言うことが当たり前であった
自分が実際にあったケースは、グループ分担での掃除をすることがあり、たまに担任に連絡する役割に回っていた
そこで報告すると昼休みに入って約10分程度なっただけでも「遅すぎる!何分掃除をやってるの!」とまるで自分が全ての責任を押し付けられたような感じだった
他にも授業で使う教材を探そうとしたところなかなか見つからない為、「少しだけ時間をあげるから探しなさい」と言われたが結局見つからなかった
その時に「大事な時間を使ってまでないなんて全員に謝りなさい!」と一人だけでクラス全員に謝罪することがあった
宿題を忘れた時も教育実習生と一緒に別室でやっていた時があったりした
そういったことが重なり、クラスメートとの小さないじめもあった
日に日に馬鹿にされることがあり、「何がそんなにおかしいんだ!」と廊下で叫んでしまったことがあった
標的になりやすい自分が悪いのも確かだが、そこから自分のメンタル面も崩壊していき、だんだん「死」というものを考えるようになった
提出する日記を前は何も考えずに書いていたが、その日のたびに指定された行になるまで書くということが課せられていた
それと面を向かっていくごとに日記に対して嫌いになった
習い事でやっていたスポーツも面白くなくなり、現実と向き合うことさえ嫌になっていた
その頃は毎日朝の登校時に吐いてしまったり、コンクリートの壁に向かって頭を打つようになっていた
「楽しいと思えた時間」から「死にたいと思うようになった時間」へと変わってしまった
そういった望んでいなかった日常が重なり、自分は人間不信へと心を閉ざしてしまった
中学へ進学してリセットできたかと思えば同性、異性問わず馬鹿にされただけで1年前のことを思い出してしまい、やはり抜け出せなかった
「できればこのまま時が過ぎてほしかった…」
そう思っていても自分を徹底的に落としていくことでしか価値が見出せなかった
それから約7年間は「青春」という様々ものが吸収できる大事な時期に棒を振ってしまった
やっと成人になってできることが以前よりも増えたが、もしもあの時何も考えず、当たり前のように学校へ行っていた少年だったら今より人生は明るかったのかもしれないと今だに思っている
いじめにあうというのは難しいことではなく、自分の考えに対して賛同してくれないから気に入らないという簡単な答えから始まることだ
「警察に通報しろ」とアドバイスする奴がいるけど、そう思うなら、まずお前がかわりに警察に通報してみせてくれよ。
お前ら、自分ができないことをイジメの被害者に求めているって自覚あるの?
もしかするとインターネットに書かれている話は釣りの可能性があって、それゆえイジメを見つけても通報しないという言い訳があるかもしれない。
しかし、お前らはいつも被害者にむかって、「事実を立証できるかどうかは心配しなくていい。とりあえず警察に相談してみよう」と言っているじゃないか。あれは嘘だったのか?
そもそもさ、「警察に通報しろ」っていうのは「警察に通報する勇気を持て」という意味だよね? それに伴う手間や心理的負担はすべて被害者がひきうけろ、それぐらいは我慢して通報しなさいってことなんだろう。
でも、それはあきらかなマッチョイズムじゃんww 被害者側にそれができるなら、とっくにやってるっつーの。
言い方にもよるけど、いじめ被害者に「勇気を持て」とアドバイスするってのはまずい。それはよけいに被害者を追いつめる恐れがあるからだ。
参考
http://anond.hatelabo.jp/20170215155517
追記
そういえば私は昔、中学校でイジメというか、特定のクラスメートから一時的に嫌がらせを受けたことがある。そのとき、誰にも相談することができなかった。
私が加害者たちに向かってやめてほしいと言っても、やめてくれなくて、復讐のために数発殴ってやろうかと思ったが、暴力事件を起こすのはよくないと思って、しかたなく泣き寝入りしていた。あるいは加害者たちの家を一件ずつ訪問して、そいつらの親に直談判で抗議してやろうかとも思った。しかし私にそんな勇気はなく、それも計画倒れになった。
このように、いじめを誰にも相談できないケースはある。まして警察に通報するなんて、当時の私はぜったいにイヤだったと思う。
なので、元増田が言っているように、警察への通報をむやみにすすめることは問題だと思う。それができない子供、いやがる子供もいるということを理解するべきだし、親は被害者となった子供の気持ちをなるべく尊重しながらの対処を考えたほうがよいと思う。