才能のある人っていいですよね。自身に満ち溢れていますし、とてもあこがれます。
僕はそんな生き方はできないと思います。凡人ですから。でもそれでいいんです。
※後で読み返したらすごい長い文章になってしまいました。ホントすみません…
僕は彼には才能があると思います。頭もとても良いです。
話していて楽しいですし、いろいろなことを考えて生きているなぁ
僕のようなどこにでもいるポンコツ大学生とは違うなぁと感じます。
昨日、1年ぶりに彼に会っていろいろと話をしました。
彼は僕よりも1つ学年が上なので、就職活動について少し教えてもらおうという下心もありました。
彼は持ち前の行動力とバイタリティを活かして、大学の勉強以外にも
積極的にインターンや企業の人事の方とお話をしてきたそうです。
そんな中で、ITベンチャーのインターン等に行く中で自分の共感できる理念を持った企業に出会い、
内々定を貰ったと話してくれました。半年近く彼は悩んだそうですが、
彼のやりたいこと「世の中をよりよくするための仕事をする」という目標のもと、
そこのITベンチャーに就職することに決めたと言っていました。
そこの企業はベンチャー企業としては大きく、その道を志す人にとっては有名だそうですが
残念ながら僕が知らない企業だったので、ホームページを見ながら
どんなことをやっているのか教えてくれました。
ホームページを見た瞬間、正確には経営理念と事業内容を見た瞬間でしょうか—
なんだかすごい嫌な予感がしました。
自分の感情を文字に起こすのは難しいのですが、『すごい嫌な予感』としか表現できない感情が湧いてきてしまったのです。
おそらく僕は彼に嫉妬してしまったんだと思います。きっとそうです。僕にはできないことをしているから。
将来も決まっていて、やりたいこともあるから。そうであってほしいです。
『その会社やめておいたほうがいいんじゃない?』とは言えませんでした。
彼がその判断に至るまでの過程や歳月を鑑みたときに、僕が感じてしまった一過性の感情および感覚で
そう僕は考えました。
繰り返しになりますが、彼には才能があると思います。頭もとてもいいです。仕事だって人よりはるかにできるでしょう。
彼が誰だって知っているような有名企業にエントリーすれば、おそらく内定をいただけると僕は信じています。
僕はそうしてほしかった。21歳という年齢は若いですし、そこで社会人としてのキャリアを始めることは
決してマイナスにはならないと思うのです。僕から見た彼の印象は『寄り道』をすることを嫌っているような、そんな印象でした。
やりたいことが俺にはある。だからそこへ行くんだ。そこで俺の理想を実現する。寄り道なんてしてられない。
実にシンプルな行動論理だと思います。でも僕は彼に『寄り道』をしてもらいたかった。
それが一見無駄に見えることであっても、実際に無駄だったとしてもです。
彼は生き急いでしまっているのではないでしょうか。
僕が彼に有名企業に入ってほしいのはどんなに企業の中が腐敗していたとしても、
その企業が日本の中心にあって日本を動かしてきたことは否定のしようがない事実であり、
入れる機会と才能があるのならば入社しても決して損にはならないと思うからです。
入社してみて、
実際に働いてみて、気づくことだってたくさんあると思うのです。
それを現時点で放棄するのはもったいないことではないでしょうか。
たぶんそれができるだけの能力と権利もあると僕は思っていますし…
僕は何といえばよかったのでしょう。