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2020-07-12

みんなのミシャ展

いや、ミュシャ展に行ったら思いついたから、書きたかっただけなんだすまない。

狂気ハーフタイムで三枚替えからの負傷選手発生とか、

圧倒的な勝負弱さ、古巣から選手獲りまくりなど、

ペトロビッチ関係するクラブサポーターが考えてくれ!

って、はてブで呼びかけてもJリーグクラスタがそんなにいるわけはないよなぁ。

2019-10-01

ラグビーW杯 29日第2試合 オーストラリア vs ウェールズ レビュー

土曜日日本×アイルランドの大一番のレビューに非常に多くのブクマをいただけて嬉しい。

文章情報には色々なスタイルがあり、たくさんの人に注目を浴びるスタイルはきっと色々存在している。

しかし、モチベーションを持たせるためには、単に注目を浴びるだけでなく自分自身で「それならする価値がある」と感じるスタイルを取るのが大事だと思う。

増田が届けたいと思うものは「世界や人々の振る舞いの美しさや面白さ」「可能性」「希望」だ。

そこにあるのに気づかれていないそれらにスポットを当て、その価値をみんなに届けて、みんなが「顔が下に向いた時でも『今日は上げてもいいかな』と思えるエネルギー」を感じることができるのなら、ちょっとぐらい手間をかけてもいい。

から、その自分スタイルで一時期トップホッテントリにまでなったことはとても嬉しかった。

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夜明けた29日・日曜にはウェールズ×オーストラリアの優勝候補対決が行われた。

増田は当初の予定では、これをリアルタイム観戦できない可能性が高かった。

しかし、所用を済ませて偶然通りかかった場所パブリックビューイングがあり、開始10分ほど経った後ではあるが、実際の応援を周囲に感じながらこの1戦を観る偶然に恵まれた。

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そこで、オンデマンド試合最初からもう一度見直して、その試合自体の詳細と、日曜日に感じた観客の盛り上がりを合成するという、基本価値は変わらないものの、少しアレンジを加えた新たなスタイルレビューを届けようと思う。

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みんなにお伝えしなければならないのは、このレビューで、てにおはの誤字脱字は、増田自身が興奮して打ち間違えた事自体で伝わるものもあるだろうという事で放置するケースもあるが、ブコメなどでありがたい事に明らかな事実関係の間違い、しか増田無知から来るものでなく単純な打ち間違いで誤解を呼ぶものに気づかされる事もある。

そう言った場合修正が入る時もある。

ラグビーでも文書でも修正力が重要だ。

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さて、開幕戦で個々の強さとインスピレーションを誇るフィジー組織力で圧倒したオーストラリアワラビースと、前半圧倒しながら後半ジョージアに手痛い反撃を受け不安を残したウェールズレッドドラゴンズ。

プールDは予測不能フィジーが2敗した今、実力と安定感からこの2チームに敵はなく、この1戦を制したチームがノックアウトラウンドへの進出に大きく前進する。

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ワラビーズは先週からゲームコントロールをするSHとSOを変え、日本神戸製鋼でもプレーする大ベテランアダム・アシュリー・クーパーをウィングに据える。

レッドドラゴンズは控え1名を除いて先週とおなじメンバーのままだ。

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増田の印象ではワラビーズは縦横無尽に走り回る機動力組織力ウェールズフィジカルを活かした鉄壁ディフェンスキック、一撃必殺のセットプレー武器だ。

そして、両チームとも勝負所試合運びなどのラグビーIQは高い。

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先週勝ち試合で顔色を失ったウォーレン・ガットランドHCと、普段知的ビジネスマンの顔も持つのに、代表試合だとなぜかキレまくる場面ばかりカメラに抜かれるマイケル・チェイカHCの表情が映された。

ワラビーズは数年間苦しんだ不調から開幕直前に急速に完成度を上げてきた印象があるが、その復調は本物だろうか、また、レッドドラゴンズは不安払拭できるだろうか。

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前半、レッドドラゴンズがキックオフから争奪戦ボール獲得、ここからいきなりダン・ビガーがドロップゴールを放つ。開幕1分で出した飛び道具が決まって0-3。

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5分、モールからレッドドラゴンズが蹴ったキックをとって切り返すワラビーズ、スタイル通りの展開ラグビーで攻め立てるが、インターセプトからカウンターを食い、なんとかこれを凌いで、10分にマイボールスラムを得て落ち着いた。

5分間で展開が目まぐるしい。

しかワラビーズはこのスクラムで組み負けて反則を与えてしまい、レッドドラゴンズは必殺のセットプレーの機会を得る。

12分、レッドドラゴンズはこの攻防からキックパスを見事とおしてトライを獲得、コンバージョンも決まって0-10

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増田もこの直後辺りでパブリックビューイングへ到着。

会場は母国応援するために駆けつけたであろうオーストラリアウェールズ双方のサポーターと、日本ラグビーファンでごったがえしていた。

増田が落ち着いた位置の後ろにいる長身青年の一団は、赤い装いを見る限りウェールズサポーターだ。

先ほどのトライでどのような歓声を上げたのだろうか。

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16分、再びウェールズが中盤の攻防からドロップゴール、これは外れたが、この直前のワラビーズのディフェンスプレーでやや遅れ気味の危険タックルがあったということで、ペナルティが与えられた。

スタジアムウェールズサポーターのブーイングが響き緊迫感が漂う。

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ここまで、攻める時間帯の少ないワラビーズ。

タックル数とタックル成功数はワラビーズが圧倒しているが、それは「守勢に回っている」ということだ。

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20分、レッドドラゴンズの反則からセットプレーでようやく攻めるワラビーズ、ボールをつなぎまくる連続攻撃から、お返しとばかりのキックパスが飛び出し、35歳の大ベテランアダム・アシュリー・クーパーが飛び込んでトライ

ここでコンバージョンを狙うワラビーズSOバーナードフォーリーだが、パブリックビューイング会場ではこのコンバージョンキックウェールズサポーターが容赦ないブーイングを浴びせる、行儀悪いなこいつら。

これが届いたわけではなかろうがキックは外れた。

5-10

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その後、攻めるワラビーズだが、偶発的な反則でボールレッドドラゴンズに渡すと、増田の周りのウェールズサポーターから歓声、その後裁定が覆りワラビーボールスクラムになると再びブーイングが上がる。

ウェールズサポーターは実に感情に正直だ。

攻守が入れ替わるめまぐるしい攻防に、パブリックビューイングでは歓声が止まる暇がない。

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28分、反則を得たワラビーズがペナルティゴールを決めて8-10

しかしその直後の31分、今度は逆に反則を得たレッドドラゴンズがペナルティゴールを決めて8-13。

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30分を過ぎ徐々にリズムをつかみ、攻撃する時間が増えてきたワラビーズだが、細かいエラー前進できない。

反則やエラー攻撃が止まるたびにシューンとなってしまオーストラリアサポーターに対して、これに容赦ない歓声を浴びせるウェールズサポーターは全く可愛げというものがない。

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35分、再びワラビーズの突進中にやや危険な押しのけ(ハンドオフ)があったのではないかということでペナルティ

陣営サポーターから響くブーイング、退場者こそ出ていないものの、不穏な空気試合になってきた。

レッドドラゴンズがペナルティゴールを決め8-16。

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直後の37分、キックオフからの攻防でワラビースのパス回しのタイミングを読んだレッドドラゴンズがボールインターセプトトライコンバージョンも決まって8-23

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流れを引き寄せかけたワラビースの一瞬の隙をついて突き放したウェールズ

後半はどちらが試合コントロールするだろうか。

パブリックビューイング前では両軍のサポーターが席を立ち、ビールを買う列に並んだ。

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ハーフタイムパブリックビューイング会場では、試合を盛り上げるため元日本代表畠山健介お笑い芸人が壇上に上がる。

その様子を見たおそらくはワラビースのサポーターに「あいつらは誰だ?エンターテイナーか?」と増田が話しかけられる一幕もあった。

質問には笑顔適当に答えた。

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後半、ワラビーズのキックオフ

本来ボールを持って走り回りたいワラビーズはここまで長時間ボールを持てていない。

自分たちのスタイルを立て直したいところ。

攻めるワラビーズだが、この攻めが反則で止まってしまう。

観戦に来ていた元日本代表HCにして現イングランドHCエディー・ジョーンズカメラで抜かれると、なぜかスタジアムで上がるブーイング、それはなんでだよ、今日ちょっとブーイング多いな、おい。

ここからの反撃で、レッドドラゴンズはまた飛び道具を出し、ドロップゴールで8-26とした。

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45分、リスタートから「らしい」連続攻撃で攻めるワラビーズがこれを取り切ってトライ

コンバージョンも決まって15-26。

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追い上げムードになってきたワラビーズだが、この11点差というのは微妙な点差だ。

これが10点差なら、相手ペナルティをしてキックを獲得すれば7点差、ワントライで追いつける。

しかし、この点差だと追いつき追い抜くのに2トライ以上が必要だ。

この1点が大きな意味を持ってくるかもしれない。

カメラで抜かれるマイケル・チェイカHCは今日はまだキレてない。

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50分ころ、修正が入ったのか、スタイルを取り戻して調子が出てきたワラビーズがまたも連続攻撃で攻め立てると、増田が観戦するパブリックビューイング会場ではウェールズサポーター合唱が響く。

ラグビー応援合唱というと、イングランドスウィングロウスイートチャリオットなど、「前進する味方の背中を押し鼓舞するもの」という印象があるが、この合唱はまるでワラビーズを恫喝して攻勢をかき消さんとするような雰囲気のもので、全くウェールズサポーターは素晴らしくガラが悪い。

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54分、大して大柄でもないマイケルフーパーがタックルで赤い二人をタッチ押し出しから、再びボールをつなぎ攻めるワラビーズ、敵陣深くに攻め込み、続くラインアウトからゴールライン間際までレッドドラゴンズを押し込む。

残り2mで耐えるレッドドラゴンズ。

この攻防で取りきれるかどうかはおそらく大きな意味もつ

60分のタイミングで取りきれないチームが試合を逃す場面を何度か見てきたが、やはりワラビーズは役者が違った、5分以上も続く力押しの攻防を制してトライを獲得、コンバージョンも決まって22-26。

あと4点で点差は振り出しだ。

後半全くボールが持てないウェールズ豊田スタジアムでの悪夢がよぎる。

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66分、スクラムで組み勝ったワラビーズはペナルティキックを獲得するが、ここで増田はこの判断評価に迷った。

かにイージーで決まる位置だ、でも3点しか取れない。

この攻勢なら前進してトライを取りに行った方がいいのではないか

しかし残り14分はまだ3プレー応酬できそうだ、逆転まで十分な時間とも言える。

判断できないままキックは決まって25-26、あと1点。

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71分キックオフからの攻防で、今度はレッドドラゴンズがペナルティキックを獲得、外すレッドドラゴンズではない、25-29、再び4点差、ワラビーズの逆転ラインペナルティゴールの外に遠ざかる。

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74分、あと6分というところでレッドドラゴンズがスクラムを獲得。

日本×アイルランドほど決定的な時間帯ではないが、ここで時間を使うたびに、一連のプレーを試みられる時間は減っていく。

スクラムを焦らしまくるレッドドラゴンズ。

なんとかこれに組み勝ったワラビーズだが、この時間稼ぎが効いた。

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ワラビー最後の猛攻を守り切ったレッドドラゴンズが80分、フルタイムを知らせるドラが響いた直後にボールを蹴出してゲーム強制終了

パブリックビューイングウェールズサポーターの大歓声があがり、会場はスタジアムの熱気をそそまま持ってきたような雰囲気に包まれた。

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レッドドラゴンズは前半圧倒されながら後半追い上げられるという、先週をなぞったような展開だったが、今日相手は優勝候補だし、勝ちは勝ちだ。

ワラビーズは前半の不出来と後半の攻勢に転じながらも遠い1点に泣くことになった。

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増田としては、偶然得たパブリックビューイングでの観戦で、両国の、いや、どっちかっていうと主に、なんと言うか、いい意味でわかりやすウェールズサポーター応援を身近に感じることができて、大変楽しい80分だった。

みんなの近くにもパブリックビューイング会場はあるだろうか、入場無料の会場も多くある。

身近にあって、まだ体験していないその価値を、是非確かめてみてほしい。

anond:20190928201155

2019-09-24

ラグビーW杯 23日 ウェールズ vs ジョージア レビュー

日曜に行われたアイルランド×スコットランドレビューも望外のブクマ数をいただいて嬉しい。

W杯が開催された最初の3連休増田が書いたレビューが多くの人に読まれラグビーを楽しもうとするみんなの時間に少しでも価値を付け加えることができたのは、増田にとっていい休暇だった。

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そんな3連休最後の夜豊田スタジアムウェールズ×ジョージア戦が行われた。

随分と放送時間を割いてくれたNHK日テレだが、現段階で日本と関わりの薄い両国の対戦は、さすがに地上波放送されず、ラグビー中継の楽しさに華を添えたい増田としてもレビュー価値提供できるのか迷った。

しか増田個人的両国思い入れがあり注目しているのと、地上波放送がある29日のウェールズ×オーストラリア戦が当日の所用でおそらくリアルタイム観戦できないので、それならば「プレビューがあれば」との声に応えて、この試合解説して今大会ウェールズがどうなのかという視点から29日のプレビューのような役割を果たしたいと思う。

また、異様に個性的対戦国ジョージアが今大会どういったラグビーをするのかも観戦して確かめたい。

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ところで、前レビューで、おそらくより北半球事情に詳しいブクマカがアイルランド×スコットランド通算対戦成績に関して教えてくれたが、増田は通常、南半球ラグビーを中心に追っており、北半球に関しての知識は主に近年のテストマッチから得ている。

TOP14などのクラブレベルでの情報ますます少なく、大型移籍くらいしか語れない。

なので、通年追っていれば、そういった素養として当然染み付いてくるはずの知識の分厚さが心もとない。

せっかく褒めもてくれたのだからもっと知識があれば北半球の魅力を伝えられたのになぁと思う。

さらに言うと選手小ネタもそれほど詳しくない。

オールブラックス×スプリングボクス戦でモウンガの切なさについて語ったのに、22日のレビューでは選手でなく豪出身レフェリーのニック・ベリーさんの筋肉を取り上げたのはそのためだ。

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今日の出場する選手でも小ネタを知っているのは、前回W杯に第1スタンドオフ怪我で第2スタンドオフから繰り上がり、今回もまた怪我ガレス・アンスコムの繰り上がりで第1スタンドオフになったウェールズW杯ダン・ビガーと、増田仕事情報収拾でウェブサイトを見ていたらワイルドイケメンとしてスーツ宣伝キャラクターに起用されていたダン・ビガーと、プレースキックの前に文字表現するのが難しい独特のプレ・パフォーマンスルーティンを行うダン・ビガー位だ。

誰か、北半球について追っている人がいれば、みんなでより楽しくW杯を見られるのになあと思う。

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さて今日話題大相撲力士栃ノ心出身国という以外、日本ではあまり馴染みのないコーカサスの国ジョージアだが、ジョージアの男は伝統的に体が強く、相撲だけでなくラグビーレスリングなど取っ組み合いを伴う競技やパワーが決する競技を得意としている。

かつてはその異常なパワーを最大限に生かしてひたすら縦に前進する「幅5mでやるラグビー」などど言われていたが、近年はそれだけでは勝てないと展開ラグビーにも力を入れ、それが功を奏してランキングを上げてきていた。

それでもこの国の最大の強みは「スクラム」だ。

ジョージアにとっては、スクラムでの勝敗自分たちアイデンティティに直接関わってくる。

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正真正銘の優勝候補ウェールズと並んで入場してくるジョージア代表

昨日のアイルランドもどこかただ事でない空気をまとっていたが、ジョージアジョージアでシャレにならない男臭さを放っている。

両国国歌斉唱の後、増田注目の試合は開始された。

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試合は開始早々、ウェールズキックオフジョージアが落球し、いきなり注目のスクラムとなった。

ここからウェールズがくり出した攻撃を止めたジョージアだが、その過程で前に落球してしまい、再びウェールズボールスクラム

この後ろのディフェンスラインに隙間があり、ウェールズがそこをめがけて、さながら赤いロケットを発射するように大男を3人走り込ませる。

対応できないジョージアラインを抜いて真ん中にトライ

開始わずか2分の出来事だった。

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コンバージョンキック前のルーティン話題になったSOダン・ビガーだが、真ん中の超イージー場合まではやらない。

しかし、なんとこれを外してしまう。

やはりルーティンはやっておくべきだったのではないか

5-0。

ウェールズは6分にもペナルティを得てダン・ビガーがペナルティキック

流石にこれはルーティンをやったが、以前よりルーティンが小さくなっている。

独創的すぎる動きのせいで前回W杯以降、世界中であまりに弄れらたので修正が入ったのかもしれない。

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11分、今後はジョージアが得意のマイボールスクラムで崩しにいったがウェールズが動かなく、その後の処理を誤って相手ラインアウト与えてしまう。

そこから準備されたセットプレーにふり切られたジョージアトライを食らう。

続く18分にもウェールズラインアウトからの攻防で、またもスッポリ開いたディフェンスラインの穴を突きトライ

ジョージアセットプレーから一発の攻防で3連続トライを許した。

ダン・ビガーがもうちょっと動きが大きくなったルーティンから正確なキックを放ち、22-0。

ウェールズは39分にもラインアウトから次々とランナーを走り込ませてトライ最後コンバージョンを沈めて29-0とした。

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ジョージアのパワーを跳ね返してセットプレーから前半だけで4トライをあげたウェールズ

パワーで押しきれなかったことが点差以上に屈辱的だったジョージアはどう修正するか、このままでは引き下がれない。

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後半、キックオフ直後の41分、偶発的に起こったようなウェールズの反則で、ジョージアラインアウトを獲得、そこからモールの攻防を押し込んで初トライを奪う。

このトライは点差だけでなく「力押しで勝った」ことでジョージアに面目を取り戻させた。

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46分、ウェールズラインアウトのタイミングジョージアは一列目の3人を変更。

この交代から試合は異様な雰囲気になっていく。

ラインアウトからモール形成して押すウェールズジョージアはたまらず崩してしまうが、この崩し方がよくなかったということで、イエローカード提示され、いきなり投入した3人のうち1人、ジャバ・ブレグバゼを一時的に失った。

ここからピンチジョージアは14人で守りきる。

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54分にはウェールズが持ち込んで形成された密集を交代で入ったジョージアの18番レバン・チラチャバがパワーで捲り上げてボールを取り返し、続くスクラムでも押し勝って優勝候補自分たちの強みを見せつける。

57分、シンビンが明け再び15人になったジョージア

会場の雰囲気ジョージアへの期待に溢れ、点差は開いているのに感情熱量が上がっていく。

62分の攻防でも再びウェールズボールをチラチャバが密集から引っこ抜き攻守逆転。

ハーフタイムジョージアロッカールームで一体何があったのだろうか、豊田スタジアムには球技というよりまるで決闘が行われるコロシアムのような歓声が上がった。

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すぐに切り返しウェールズディフェンスラインの裏に蹴ったキックを走力でトライ、36-7とするが、68分、またもスクラムで押し勝ったジョージアはそこからの攻防で三度現れたチラチャバがボールを地面にねじ込んでトライ

豊田スタジアムの観客はスタンディングオベーションで、あまりのことに勝っているウェールズウォーレン・ガットランドヘッドコーチはお通夜のような顔になってしまった。

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完全にジョージアホーム状態の会場の中、なんとかジョージアの息の根を止めたいウェールズは75分、鋭いランで次々とジョージアディフェンスをかわしてトライ

この後点は動かずノーサイドとなった。

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43-14、数字だけ見れば完敗のように見えるジョージアだが、後半だけ見れば14-14。

列を作ってウェールズ選手拍手で送られるジョージア選手は3万人を超える観客に漢を見せつけた。

前3戦で戦術の話をして面白さを伝えようとした増田だったが、それをしようにも、今夜はなにかそれを超えるもの存在感が大きな試合だった。

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さて、この試合で若干の不安を見せた優勝候補ウェールズ、次はオーストラリアとの大一番に臨む。

今日後半に度々食らった密集でのターンオーバー修正できるだろうか。

オーストラリアにはこのプレーの名手、デービットポーコックがいる。

最後に、増田がこのプレーついて解説したリンクを貼っておく。

29日の試合では、ウェールズがここを修正できたのかにも注目してほしい。

https://anond.hatelabo.jp/20190923102341

anond:20190922200115

2019-09-23

ラグビーWC@横浜(9/21,22)の会場の様子(よければ情報お寄せください

9月21日と22日に日産スタジアムで行われたラグビーワールドカップを見てきました!

来週以降に日産スタジアムで観戦に行く人のために、一個人として見えた現地の情報をお伝えしたいと思います

なお、私は今回が初スポーツ観戦で、ラグビールールも覚えたてなので、試合の内容については、詳しい方に譲りたいと思います

21日に売店で2時間並んだ経験については、

https://anond.hatelabo.jp/20190922110608

に詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。

前提→会場周辺→手荷物検査売店トイレ→観戦→帰り

の順で書いていこうと思います

○前提

・21日は

入り口はW2ゲート。席は2階席で、入口はW26らへん

15時45分開場、18時45分キックオフ

会場についたのは16時15分頃

・22日は

入り口はEゲート。席は2階席で入り口はEらへん

13時45分開場 16時45分キックオフ

開場についたのは15時30分頃

チケットと同封されている観戦案内に記載されている注意事項としては

手荷物検査に60分以上かかるかもしれない

飲食物持ち込み不可

・再入場不可

ただし、あまりアナウンスもなく、

手荷物検査会場でも見かけなかったですが、

飲食物については、直前に医療目的水筒なら試飲の上持ち込み可、という緩和があったようです。

最新の情報はよく調べていくのがよいと思います

また、食品は持ち込み可になった?みたいですが、私はもう行かないのでそのあたりの情報はよく調べてみてください。

○会場周辺

からスタジアムに向かう街中は、ちょっと出店みたいにしてるところもありました。

スタジアム周辺の公園かに屋台が出てるようなことは、見える範囲ではなかったと思います

手荷物検査

事前アナウンスでは60分以上かかるかもしれないという話でしたが、ものすごく快適でした。

21日W2ゲート16時15分では、ほとんど並ぶことな3分もかからず終了。

鞄の中をみせて、なにやら探知機みたいなもので体をチェックする感じ。

手荷物検査会場と、チケットチェックのあるスタジアム入り口がつながっているのですぐ入れました。

22日Eゲート15時30分では、一応道に沿って折り返すような列はできていたけれど、普段より多少ゆっくり歩く程度のスピードで列は流れ、5分程度で終了。

手荷物検査会場がスタジアムからやや離れた場所にあるので、チケットチェックの入り口に到着するのにはもう数分かかりました。

チケットチェックを抜けた先は、パブリックビューイングをやっている広場で、楽しく賑わっていました。

売店状況

二日とも、ハイネケンの売り子さんは、観客席を回ってくれているので、試合中でも気軽にビールが手に入りそうでした。

21日W2ゲートからはいると、すぐにスタジアムの中になるので、フードトラックとかは見当たらず。

6FW26付近売店で水(とフード)を手に入れるのに2時間並んだ体験談は上に張ったURLからご覧ください。

22日に同じ売店を見に行ったときも、150人くらいフードに並んでいるのにレジが1つで回転が悪い。

周囲から切り離された空間で、よそのエリア売店状況が分からず、皆どんどん並んじゃってるのかなという感じに思います

22日Eゲートから入ると、パブリックビューイング広場があるのもあり、フードトラックが数台いる状態でした。

東側1階ドリンク専用売店10分でコーラを入手し、東側広場で15分でフードを入手し、前日の苦労を思うと大満足で観戦席に迎えました。どちらも数十人並んでいる程度だし、スタッフが多いので回転がよかったです。

他の売店が目に入るような広いエリアなら、スタッフが多かったり客が分散するから早いのかなぁと、2日間行った感想としてはおもいます

21日と22日で大きく改善されていたのかもしれないし、東と西の格差なのかもしれないし、時間帯が違うので客数が違ったのかもしれない。

すいてる売店探してかえって時間使ったり人が大移動するよりは、我慢した方が、個人としても全体として効率がいいのかもしれない。

正解はわかりませんが、100人以上並んでるのに全然進まなかったら、ちょっと考えた方がいいでしょう

ウォーミングアップどころかキックオフも見逃しかねないです。

トイレ情報

男性の方が混雑して並んでいました。余裕をもってください。

女性東側6Fも西側6Fも、数が多いので変わらず快適。おむつ交換台もあって、使ってる人もみかけました。

ただ、ハーフタイムは避けて行ったので、その情報はわかりません。

○観戦の様子

21日は選手入場直前に座ったので、ウォーミングアップはみえず。

22日16時過ぎに観客席に入ると、選手がウォーミングアップをしていました。

21日は後半スタート直後、観客席でウェーブが起きて、そのまま2周する盛り上がりを見せましたが、運営から促されて何か皆でやるということ(歌舞伎のヨーーッていう掛け声くらい?)はあまりなく、22日と比較すると静かな観戦という感じでした。

22日は、試合中南側客席からなんどもウェーブが送られてくるものの、すぐとぎれがちで、一周したものはなかったですね。残念。

ハーフタイムに、運営からカントリーロードを歌うよう促す場面があったり、試合関東三本締めを促される場面があったり、にぎやかな観戦でした。



○帰りのスムーズ

二日とも徒歩範囲ホテルをとっていたので駅の混雑さは分かりません。

西側は出口が公園につながっているからか、21日我々が試合終了直後に帰ったからか、ほぼノンストップ大通りに出られました。

東側は、スタジアムからしばらくしたところに出口があり、目の前に信号があるせいか、雨が降っていたせいか

試合終了後トイレにいってから帰ったせいか

列がちょいちょい信号で止まりました。

とはいえ、そこまでストレスを感じることな大通りに出られました。

以上です。

21日の売店以外、スムーズストレスなく快適に過ごせました。

現地のスタッフさんの努力には本当に感謝です。

あくまで、うちの夫婦二人から見えた景色なので、

ぜひ皆さんから情報発信していただき

来週から日産スタジアムでの観戦がより盛り上がっていくように皆で情報共有できればいいなーと思います

男性トイレはほぼ使わなかったのと、別のエリアトイレ女性も分からないですし、喫煙所も使わないので不明です。

あるらしいと噂の給水場も、みかけた方はぜひ情報お願いします。

ラグビーWC

 一部で話題になっている表題について、渦中の売店側の人間から少しだけ思う所があるためここに残させて頂く。なお、特定を避ける為にある程度フェイクを挟ませて頂くこと、特に運営側コンタクトを取った訳では無く記載されている内容は全て筆者の主観に基づいた内容であることをご理解いただきたい。

 また、昨日は別の現場派遣されていたため、本日のみの出勤。その為昨日の様子については同じ職場人間から伝聞したことなので正確性は欠けることを先に記載しておく。

 筆者はしがない学生アルバイターであり、派遣でよく日産スタジアム売店店員として働いている。経験したことがあるのは普段Jリーグ(マリノスホームゲーム)、サッカーキリンカップ(国際試合)、去年か一昨年のラグビー親善試合(確かNZvsオーストラリアだった)の3種類の試合だ。

【出勤した店舗

匿名ブログ話題に挙がっている西側ではなく、東南北のどこかにある売店

・常設の売店で、私のような派遣を除けば店員リーグ戦と同様

売店スタッフ責任者など一部を除いてほぼ全員学生スタッフ(高校大学)

 まず言及したいのは売り物について。一部SNSで「ハイネケンしか売る気がない(ハイネケンさえ売れればいい)」という書き込みが流布していたがこれは誤りである

 弊店ではソフトドリンクチューハイ類共に数種類揃えていた。ちなみにそれら販売元はサントリーであり、ハイネケン販売元のキリンではない。

 何故ならサントリー公式WCソフトドリンクサプライヤーとなっているからだ。つまり売店ハイネケンだけでなく「サントリー商品も売らなくてはならない」。

 弊店は場内を歩き回る売り子は設定していない為そちらの事情については分かりかねるが、少なくとも弊店には大量のソフトドリンクがあり、試合終了後もダンボールで大量に在庫が残っていた。

 そして重要なのは普段リーグ戦販売しているのは「サントリーではなくコカ・コーラ商品である」ということ。つまり大量のハイネケンサントリー商品在庫も彼らがスポンサーであるラグビーワールドカップ開催期間内原則売りさばかなくてはならないのだ。でないと売店は店に並べることのできない在庫でただでさえ狭いバックヤードを更に圧迫させるハメになってしまう。

 だから売店的には「ハイネケンに限らず仕入れ在庫一切合切売り切りたい」と言うのが本音である

 今回はワールドワイドパートナーであるハイネケンばかりが槍玉にあげられているが、前述したキリンカップではキリン商品以外は一切店頭に出すことは出来ないし、普段は(アルコール類は)サントリーのみの販売となっている。場内全ての売店確認して回ってる訳では無いのでもしかしたら例外もあるのかもしれないが、日産スタジアムのような大型スポーツ観戦施設スポンサーによる販売物の制限は「当たり前のこと」なのだと言い切れるだろう。今回のスポンサーアルコール含めサントリーであったのなら恐らく場内でビールは香るエールしか販売されていなかっただろうし、キリンだとしたら一番搾りアサヒビールならスーパードライ一択だっただろうと推測できる。

 売り子販売ビール販売しかなかったことは改善すべき点だとは思うが、決して「ハイネケンしか売る気がなかった」訳では無いことを理解して欲しい。

 次にフード類の在庫数についてだが、試合開始前に全て売り切れになったと問題の昨日に関しては弊店では「普段の3倍以上の数」を納品していたらしい。

 普段リーグ戦での入荷目安は「ハーフタイムで売り切れる」程度で(サッカーに限って言えばハーフタイム後にフードを購入していかれるお客様はかなり少ない)、実際も(無論当日の気候や入場者数、試合運びによって左右される)それ位で売り切れる。

 ちなみにラグビー親善試合の時は「普段の2倍程度」の入荷で、結果は「かなり余った」。親善試合ときは場内持ち込み可であったし、デイゲームだったため昨日と比較するのはおかしいと指摘される方もおられるかと思うが、売店側が甘い見通しで入荷数を少なく見積もっていた訳ではないことをご理解いただきたい。

 ちなみに本日は「普段の3倍以上」にさらに追加して在庫が用意され、時計を見る暇がなかった為具体的な時間不明であるが恐らくハーフタイム前半位まで(種類はなかったが)フードの在庫も残っていた。ただ大量の在庫がスペースを圧迫し、さばけるまで多少人間の導線に支障をきたした。スタジアム売店のスペースは、思った程広くない。

 だから今回の食糧難については運営側食べ物の持ち込みを許容してもらうか、観客が事前に会場周辺である程度腹を満たしてくるようお願いするしかない。もしくは場内を改修して売店のスペースをもう幾ばくか広げて欲しい(売店内の設計店舗によって異なるので全てが弊店のようにスペース問題を抱えているのかは不明)。

 次に私達売り子の語学力について。

 いくつか店員語学力について苦言を呈しているコメント散見される。自己弁護になってしまうのだが、当事者にしてみれば私達は所詮学生アルバイト」なのであるしかも時給は最低賃金スレスレ~精々1100円程度。そのような人選で果たして十分な語学力が備わっている人間が集うと思われるだろうか。

 外国語が堪能なスタッフを揃えたいのならば今すぐ時給を上げるか事前に運営側で講習なりを実施すべきだと思う。しか運営にしてみれば運営スタッフ陣の面倒を見るだけで精一杯だろうし、そこまで求めるのは酷だろう。

 大げさな表現かもしれないがスタッフ語学力の低さは、運営問題云々の前に「日本英語教育の敗北」の顕れなのではないだろうか。

 とは言え曲がりなりにも国際試合会場のスタッフの端くれ、英語でも必死コミュニケーションを取ろうと努めた。相手こちらの語学力の低さは承知しているのか聞き取りやす発音で分かり易い表現を用いてくれるので英語表記付きのPOP中学生レベル単語ジェスチャー意思疎通は図れたし、よっぽど難儀な質問でなければ懸命に答えた(通じた)。それで特に大きな問題は起きなかったのでどうか店員語学力レベルについての言及は勘弁願いたい。強いて言うなら運営さん、自動翻訳機はあると嬉しいです。

 

 最後に、少しだけお願いを。

 上で時給の低さを嘆くようなことを書いているが、だからと言って仕事に対して真剣でない訳ではない。しっかり己のやるべきことを弁えて、精一杯働いているつもりである

 好きでお客様を並ばせて、待たせている訳ではない。在庫を切らしている訳ではない。少しでも回転率を上げようと対応をしている。買えなかったお客様申し訳なさも感じている。けれども人手に限りがある以上、ただの学生バイトに納品数を決める権限がない以上、どうしようもないことはどうしようもないのだ。

 長時間並ばされて、挙句商品が購入できなくて腹立たしい気持ちになるのは最もであるしかしだからと言って直接店員に怒鳴り散らされても、こちらは平謝りする他ない。それが一瞬で済めばまだいいが、その場に留まり続けて3分、5分とくだを巻かれるとその分余計に流れは滞るし、気の弱い人だと泣き出してしま業務に手が付けられず結果人数が足りなくなるような状況にも陥る。文句を言われるのは構わないが(そりゃ嫌だけど)、その加減はどうか良識範囲内で済ませて欲しい。

 それが店員からの、少なくとも筆者からのお願いです。

開催される残りの試合が、昨日今日反省点を踏まえた上でより良い形となり来場者、運営者にとって良き思い出となるよう願ってます

長文、乱文失礼いたしました。

(参考)https://www.rugbyworldcup.com/news/393452サントリーホールディングスがラグビーワールドカップ2019公式ソフトドリンクサプライヤーとして決定」

2019-09-22

【9/22戦追記:西側6F売店悲劇?】2019年9月21日ラグビーWC日産スタジアム売店の状況

9月21日日産スタジアムで行われたニュージーランド南アフリカ試合をみてきました。

とても涼しくて、会場一体となって盛り上がるのは、とてもエキサイティングでした。

ただ、一部でも話題になっているとおり、売店事情がとても酷く、辛い思いをしました。

ツイッターをみてると、ほんとにそんなに酷かったの?という疑いの声や自己責任論が多い印象だったので、

実際に2時間売店に並んだ個人としての感想を書かせていただきたいと思います

前提→体験談普段スポーツ観戦との違い→Twitterでみかける疑問への反論

の順で書いていきます

9月22日東側1階で飲み物10分で買えたため、最後追記を設けました】

全体の様子は別にまとめたのでそちらも参考にしていただければと思います

https://anond.hatelabo.jp/20190923123653

○前提

・席は2階席で、入口はW26らへん

・15時45分開場、18時45分キックオフ

選手入場とか国家斉唱とかはキックオフ前なので、18時には準備を終えて座っておきたい感じ)

手荷物検査に60分以上かかるかもしれないよという大会からアナウンスあり

飲食物持ち込み不可

水筒可というのは大会直前にされた緩和で、チケットと一緒にきた利用案内の段階ではそのような記載はなかった)

・再入場不可

・会場には多種多様なフードが用意されているとの大会からアナウンスあり

→入場に1時間売店トイレで1時間並ぶとすると、16時半には会場にいたいスケジュール感だと理解しました。

また、15時45分に開場し、20時半前に試合終了時間すること、多種多様なフードがあるという案内から

夕飯は会場で食べることを運営も想定しているんだろうと思い、会場で夕飯を食べることを決定

○私と旦那の当日の行動と会場の様子

スタジアムから時間くらいのところに住んでいるのですが、混雑を避けて快適な試合観戦をするため、スタジアム徒歩圏内ホテルを確保していました。

正確な時間は思い出せませんが、ホテルを16時に出発し、16時15分(開場から30分くらい)には到着していたはずです。

60分以上かかるかもしれないと言われていた手荷物検査は、特に並ぶこともなくスムーズに終わりました。3分もかからなかったんじゃないかな。

これについては運営側の努力感謝の限りです。

さて、それでは飲み物食べ物を買おうと売店に向かいました。

涼しいとはいえ、とにかく水がほしい。

1Fの売店はすごく並んでいて、6Fにも売店があり、二階席は7Fにあるということで、

6Fの売店直行

この時点で、わりと奥まったところに売店があるにもかかわらず、階段付近まで列が伸びている状態でした。

それから並ぶこと二時間

私たちがようやく水(と食べ物)を入手できたのは、18時15分頃でした。

水を手にいれるのにこんなに並ぶってどういうことかな。。という呆れはずっとあったのですが、

売店の中をみて、納得。

レジが1つしかないのです。

現金マスターカードスポンサー)のみの対応なので、SuicaJR東日本スポンサーじゃない)でピッとやるわけにもいかず、精算に時間がかかる。

そして、レジ以外の人が、2人しかいないのです。

から焼きそばとかを持ってくる人。

ドリンクを紙コップにうつす人。

スポーツの会場ではペットボトルでの提供は難しくて紙コップに移しかえるものらしい )

そして、レジの人が、ドリンクの準備を手伝いにまわる。。。

圧倒的に売店の人数が足りていないのです。

レジは2つにして、レジ専属係をおいて、ドリンク担当を四人にしておけば、倍以上のスピードで回ったと思います

私が売店にたどりついたときで、18時15分

後ろには、私がならび始めたときよりも長蛇の列が。

数を数えるのは苦手ですが、300人は並んでいたのではないでしょうか。

キックオフまであと30分です。

売店には応援が来ることもなく、レジ1つでレジドリンク兼任体制のまま。

一度も責任者のような人が様子を見に来る気配もなく、売り子の人たちは懸命にさばいていました。

今並んでる人たちは確実に試合までに売店にたどりつかないなと、悲しい気持ちになり、売り子用意できなかったんだなぁと、運営に同情する気持ちも湧きながら、

売店から離れていった、そのときでした。

7Fで、ビールのみを売る売り子さんが、いたるところにいる光景が目に入ってきたのは。

その瞬間、腑に落ちるものがありました。

ビール以外を売る気が、なかったのだと。

大きいイベントから経験不足だから、人不足だからソフトドリンクとフードにアクセスするのに2時間かかったのではないのだと思えました。

ただ、飲食物スポンサーが、ハイネケンだけだったせいなのでは、と。

9月22日23時補足 サントリー大会サプライヤーというタイプの協賛企業なのでハイネケンだけという記述はその時の勘違いでした)

ビールの売り子さんの1割でいいので売店に回してもらえれば、こんなことにはならなかったのに。

フードやソフトドリンクスポンサーがついていれば、もっと快適な会場になったのでしょう。

どう考えてもこれは、経験不足とか、キャパオーバーとかではなくて、

人為的に作られた不幸でした。

ビールさえ売れればいい。喉がかわいたらビールを飲めと、アルコールが飲めない人のことを全く考えていない、いやむしろ切り捨てているように思えました。


フード売り切れ問題についてはよくわかりませんが、18時15分まで並びながら見ていた感じでは、なくなりそうだなぁと思う量ながらちょいちょい供給され、

我々も焼きそば2つ、ソーセージ唐揚げ串を手に入れられました。

唐揚げの衣がサクサクで、焼きそばも食べたことのないタイプのもちっとした太麺で、ものすごく美味しかったです。

ただ、開場して30分でならんでこの状態だったので、試合開始に間に合わなかった人もいただろうし、

並ぶのを諦めて空腹に耐えていた人もいたでしょう。

ほぼ日本人しか並んでないのも印象的でした。

普段スポーツ観戦とどう違うの?

私はスポーツ初観戦なので、ラグビーサッカーJリーグ)、プロ野球をよく見に行っている旦那から意見です。

普段スポーツ観戦だと、

・持ち込み可なのでスタジアム外に屋台がたくさん並ぶ。圧倒的に売店の数が少ない

ドリンクとフードの列は分けていることが多い

・会場内を歩き回る売り子さんにもソフトドリンクを売っている人がいる

・再入場可なので食べ物を買うために外に出ることができるケースもある

旦那いわく、プロ野球Jリーグでこんなことをしたらリピーターが離れて大問題になる。リピーターを想定してないからこういう酷いことができるんだろう、とのことでした。

旦那によると、サッカースタジアムグルメと言えば、神戸牛ステーキ丼とか、芋煮とか、しらす丼とか、ご当地グルメが食べられるものらしい)

おもてなし・・・って・・???

ツイッターで見かける意見への反論

自分は買えた。

→広いスタジアムなので、売店のあるエリアごとに状況が違ったのかもしれません。別の売店アナウンスされることはありませんでしたので、並んでるがわとしてはどうしようもない状況でした。

ハーフタイム試合後にもフードは残っていた

→二時間待つ行列を諦めて、試合中に並ぶことも避ける人が一定いるとすると、フードにアクセスできなかった人もたくさんいたでしょう。残っていたか問題なく提供されたわけではないと思います

・事前に食べていかないのが悪い

→確かに、16時すぎから試合終了の20時くらいまで、なにも食べないということは、自衛策としてとれたでしょう。

でも、水はどうすればよかったのでしょう?トイレの水、飲めない味ではなかったですけど。

また、会場で食べることが、運営利益に繋がるのですから、「多種多様なフードを用意している」と主張しているのに、事前に食べていかなければいけなかったんだという批判は、ナンセンスな気がします。

個人としての自衛問題と、大会運営問題は、分けて考えるべきでしょう。

スタジアムで食べるのは日本の文化だ。海外の人はスタジアムでは飲むだけ。

日本の文化からこそ、日本でやるワールドカップで、海外のお客さんにその楽しみを体験してもらう機会だったのではないでしょうか。plenty of foodを用意していると、アナウンスしたのですから

水筒は持ち込めたのでは。

チケットと一緒に送られてきたものには、飲食物禁止とかかれていました。

調べたところ、大会直前緩和されて、水筒持ち込み可になったようですね。

そんなに積極的に変更をアナウンスしていた様子もありません。

緩和に気づかなかったのは落ち度でしょうか?

・水は給水場があった

→これも、入ってすぐ並んだので見つける機会もなく、(ビールだけなら買えますというアナウンスはあったけれど)、給水場があるというアナウンスはありませんでした。

並ぶのが遅れたら試合間に合わなかったと思うので、入ってすぐ売店に並んだのが批判されるような状況でもなかったはずです。

・声をあげている人はいない。極端なのでは?

→それは私も疑問に思うところです。

周りの知らない人とも意気投合するレベルで、売店スタッフの足りなさはやばかったんですが。

あのエリアだけの問題だったのか、みんな文句を言わないのか、"自衛策の足りてない我々"だけの問題だったのか。


以上になります

単に二時間並んだだけだったら、

記事を書いて公開しようとは思いませんでした。

最初から食べ物はほぼ売ってないと公式アナウンスされていれば、食べていったので文句も言わなかったでしょう。

スタジアムでは多種多様飲食コーナーが用意されている、とアナウンスされていたこと。

なのにスポンサーハイネケンばかりで食べ物はおろか水にもアクセスできず二時間並んだこと。

ソフトドリンクとフードを求めるお客さんを切り捨てているのが見透かされるような現場空気

そして、気温が後少し高かったら熱中症で倒れてたこと。

私が声を上げるのは、これが、人災だと思うからです。

最後に、快適な入場環境トイレ環境を守ってくれた現場スタッフさん、

Twitterにて声をあげてくれ、詳細を教えてくれた売り子さんに感謝を伝えたいと思います本当にありがとうございました!これから続くワールドカップ、まだまだよろしくねがいします!

9月22日 アイルランドスコットランド観戦 追記 超快適】

9月22日ものすごく快適な観戦ができたので、追記します。

なお、昨日二時間並んだ事実は変わらないので

上の記事には手を加えないこととしました。


13時45分開場 16時45分キックオフ

前日の反省を踏まえ、15時半過ぎに到着

今日も快適に手荷物検査パス

昨日は西側2階での観戦でしたが、今日東側2階での観戦でした。

まず、今日東側は入った時点で、昨日の西側雰囲気が違いました。

入ったところに広場があって、パブリックビューイングをやっていたのですが、

フードのトラックが数台いました。

また、東側1階売店は、ドリンクとフードが分かれて提供されていて、

私が並んだドリンクのお店はは3つのレジがあり、10体制くらいでさばいていました。

30人くらい並んでいた気がしますが、10分くらいでソフトドリンクが買えました。

(15時45分に並びはじめて15時55分には入手)

広場トラックに並んでいた旦那も15分くらいでフードを入手。

16時すぎには、ソフトドリンクもフードも入手して、昨日は見られなかった選手たちのウォーミングアップを見ることができました。

そこで気になるのが、昨日の売店

時間もあるので、のぞきにいってみました。

・W26入り口に近い西側6Fは、

昨日はしまっていたドリンク専門のお店があいていて、3人体制。これならわりとすぐソフトドリンクは入手できそう。

しかし、フードのお店が、やっぱり1つのレジしかなくて、のぞいたときにはスタッフ二人体制

並んでいた人の数は、昨日の自分位置から考えると最後尾で1時間半待ちくらいの人数(100人から150人くらい?)。

この時点でキックオフの30分前。

昨日の同じ時間よりはだいぶ減ってるけど、うーん。。。。

もしかして、この売店だけ、異常に並んでいたの??

Twitter自分達のようなめにあった人がほとんど見受けられなかったのは、

ここだけ悲惨だったの??

直接目でみたのは、昨日のW26付近6F売店と、今日東側1階売店だけなので、

昨日に比べて改善されたのか、

1階の方がスタッフが多いのか、

この店だけ異常なのかは分かりませんし、さすがにそこまで探索もしませんでした。

でもたしかに、東側は2Fにも売店があった気がするし、

W26付近6F売店って、なんか他のエリアから切り離されてる感じで、

他のところの様子もわからなかったし

西側1階も東側1階に比べてなんか狭くて分かりにくかった。

もし、あそこだけ混雑してるなら、応援を回したり、他のところに誘導してほしいです。

これからいくみなさん、情報収集には気を付けて。

昨日は2時間飲まず食わずで並んで、疲れはて、飲む気になれなかったビール

今日は大変美味しく、ポテトと一緒に楽しめました。

いずれにしても、2日とも手荷物検査はあっさりパスでき、

女性トイレもほぼ並ばず、

とっても楽しい観戦でした。

現地のスタッフさん、ありがとうございます

これから試合も、皆さん楽しめますように!

9月23日17時半追記 普段売店電子マネー使えるんだそうです。あと、調べてみると普段日産スタジアムの4階と5階にはグルメタウンというものがあるみたいですね。うろ覚えだけれど、昨日西側5階は閉鎖されてたかな・・?)

2019-08-09

anond:20190809094604

午後5時から日常ネタ

どうでもいいけど4時台のハーフタイムなにやってたんだ

そうだ、増田時間帯で分けよう

朝9時から昼の12時までは政治

12から午後4時までは男女問題

午後4時から午後5時まではハーフタイムで半裸のおっさんや半裸のねーちゃんチアリーディング披露

午後5時から午後10時までは日常ネタ

こういうふうに分けていけば、午後5時より前に遡ってブクマできそうな増田ネタを探す必要もなくなる

頼むよ

2019-06-09

彼氏が失礼ボケかましてくる

おもしろのつもりで失礼ボケかましてくるけど私は毎回傷ついてる

手料理美味しい?と聞いたら作った酢豚ではなく白米に対して美味ししい美味しいと言い出す

「いやそっちちゃうやろ!」というツッコミを期待してたらしい

旅行中に「NBA試合見たい」と言い出す

「いや旅行中やろ!眼の前の寺を見ろや!」というツッコミを期待してたらしい

試合ハーフタイム中にセックスを誘ってくる

「いや15分じゃ無理やろ!」というツッコミを期待してたらしい

毎回「傷つくからそういうこと言わないでほしい」とお願いしてるんだけど全然辞めない

しんどすぎて泣いたときは「もう絶対言わない」と言うんだけど次の日失礼ボケをしてくる

ちゃんと聞いてみたらどうして私が傷つくのかわからないみたいで「ボケから、傷つく必要いから…」と言われたんだけどそう言われても傷つくから

料理ボケときは「自分手料理にそこまで自信ないからそういう言われ方をしたら普通に不味かったんだなって思う」と伝えたんだけど…

料理に限らず褒める系は必ずこういうボケをしてくる

駄目だったかな?と思ってしまって辛い

たまになら大丈夫かもしれないけどほぼ毎回だから本当に自信なくなってくる

何が駄目なのかわからいからその都度注意してくれればそのボケはもう言わないって言ってくれてるんだけど全く減る気配がない

どんだけ手数があるんだよ

男同士のコミュニケーションなら普通かもしれないけど私は普通に喧嘩売ってるのかなって思っちゃうから

悲しいか

本当にやめてほしい

って何回も言ってるのに無くならないならもう一生言ってくるものって思ったほうがいいのかな

そんなのやだ…

2019-05-15

規模縮小後に起きるのは、宗教団体による蹂躙

anond:20190515082746 の続き。

学校の枠組みによる部活動の縮小やレベルダウンが起きた後は、学外のクラブチームによる課外活動への移行が起きる。

クラブチームになると、環境整備にとにかく金がかかる。練習場も機材も指導者も全部自己資金で賄う必要がある。

そうなると何が起きるか?

宗教団体による蹂躙寡占化である

これが既に起きているジャンルがある。マーチングバンド世界である

吹奏楽コンクール主催する吹奏楽連盟とは別の団体主催している「マーチングバンド全国大会」の一般部門は、創価学会団体天理教団体の2つだけで優勝を争っている状態がもう20年以上続いている。続いている理由は、資金力の違いにより環境面で他の一般団体追随を許さないためだ。特に創価学会発言力が強く、創価学会団体に有利になるようなルール改正も行われている。

創価系列吹奏楽でも成績が急上昇しており、大学部門では全国金賞常連になった。

この流れが中学高校でも今後起きていくのは確実だ。既にアメフト日本一を決めるライスボウルハーフタイムショーは創価学会独断であるが、ブラスエキスポ博多どんたく横浜国際仮装行列などの大型イベント出演団体創価統一教会天理幸福の科学などの宗教団体で占められる未来が見えている。

この流れは文化系部活だけでなく、運動部でも同じになるはずだ。

2019-02-14

チアって何なんだろうな

チアリーディングってあるじゃん

あの、応援目的にしたスポーツってのがなんかモヤっとするんだよな

客席で応援するチアってのは分かるんだよ

選手がそれを見てやる気になって試合に勝つ確率が上がるから

からハーフタイムでやってるのも分かる

まぁプロとかでハーフタイムにベンチにいないのに応援してどうすんの、という気にもなるし

仮に客席を盛り上げるためなんだったらスーパーボールみたいに歌でも歌ってりゃいいんじゃね?とは思う

とはいえ、まだ試合チアやってんのは分かる

分かんないのはチア大会があるっていうことなんだよな

チアの演技を競って勝敗付けて順位を決めましょう、みたいな

いやいや、手段目的が逆転しとるがな、と

それを始めたらチア応援チア必要になってそのうちメモリオーバーフローするがな

しかチアの採点には笑顔重要ですとかあるじゃん

そりゃ応援される側は笑顔じゃ無いと元気出ないけど、それを採点するってなんかおかしくね?

笑顔って人それぞれなのに、笑顔不細工だと減点されんのおかしくね?

まぁ剣道で一瞬早いほうが勝つ、ってのがもはや剣術とはかけ離れた競技になってるってのと似てるかもしれんけど

なんかモヤっとする

誰が競技にしようとか言い出したんだろうか

2018-11-29

暇だから書いた。

タイムカードを切って役職者のデスクの前を

視線を合わせないように俯いてスーッと通り過ぎる。

上司と目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、、、」

特に悪いことをしてるわけではない

定時で上がっただけなのに私は小走りで

逃げるように

会社を後にする。

入り口に続く古びた階段を降りていると

市の防災無線スピーカーから

夕焼け小焼け」が聴こえてきた。

早く帰ろう。

退屈だ、大体のことに興味が持てない。

冷めた日常を押し流すように

強めのアルコールを喉に流し込めば

朝になるまでの数時間は気がまぎれる

そしてまた 現実を突きつけられる日々

仕事最中に見せた 年の離れた

後輩の冷ややかな目

を思い出すと憂鬱になる。

鳴り響く 換気扇の音 機械モーターが唸りを

あげる

休みの間だけ消灯された薄暗い工場の中で

一人、スマホ時間を潰す。

最低限の会話と最低限の仕事をこなして

終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。

毎日 こんな感じ 季節関係なく

しかし確実に歳はとり、 老ける。

シワが増え 記憶力と体力も低下していく

白髪が混じりの44歳。

考えたくもない。

今日自分誕生日特別な日だし…

意味のわからない事を理由にして

この日も上司に定時で上がることを告げた。

正直、気分が高揚していた

私は途中、コンビニで缶ビールつまみ

買い、さらテンションが舞い上がる。

アパート玄関を開け、急ぎ足で

リビングへと向かう。

夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。

映し出されるスタジアム

サッカー日本代表親善試合が始まっている。

誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ

点が決まると独りで雄叫びをあげる。

お酒が進む進む。

前半戦が終わりハーフタイムになって

一息ついた時、我に帰った、

「俺が応援したところで何があるのかな。」

「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」

たまにあるのだ、

そんな時はアダルトビデオでも見ればいい

ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ

そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMM文字クリックした。

しばらくページを眺めるが

すぐに手が止まっていた。。

違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた

泣いても 仕方がないのはわかっているが

こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。

こんなはずじゃなかったなぁという思いが

込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート

無理して新車で買った車。

すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。

顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。

疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり

睡眠薬を口の中に放り込み、アルコールで流し込んだ。

横になって体を震わせた

そして胎児のように丸くなった。

ポケットに手を伸ばすと、不思議だ、

入れた覚えのない家族写真が出てきた。

そこに写っているのは

まだ幼い頃の私と弟と父、母

あぁ、この頃に戻りたいなぁ。

意識が遠のく。やり直したいなぁ。

まれ変わりたいなぁ。

そんな感情けが頭のなかをぐわんぐわん回っている。

しばらくして

隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。

のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に

着信音は鳴り続けた

液晶に映し出された名前をみて一瞬戸惑う。

スキーでも行かないか

また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」

「おう、久しぶり…いいねスキー……」

声に出してはみたが頭の中で

反射的に面倒という文字が浮かんだ。

二つ返事でOK電話を切り後悔が始まる。

思えば相手要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。

数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで

旅行中ずっと内輪ネタで盛り上がっていた、

そこにどう入っていけばいいかからあんまりいい思い出はない。

翌日

スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元フィットネスクラブに向かった。

土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている

受付と着替えを済ませ

トレーニングルームに入ると、おばさん二人と

鏡の前で、20代後半らしき女性ストレッチをしているのが見えた。

自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。

視界に入る女性ヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。

顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。

下心を振り払うようにマシンスピードを上げた。

30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて

この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。

「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」

「どうも!綺麗だしスタイルいいね!」

「よかったら一緒に走りませんか?」

適切な言葉が見つからない。

女性こちから声をかけるなんて今まで経験が無いに等しい。

つのまにかおばさん達もいなくなって

トレーニングルームには自分とその女性だけだ。

あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。

こっちに向かってくる男性が目にとまる。

目で追う男性は真っ直ぐ女性に「おつかれ」と声をかけた。

女性笑顔で「おつかれ」と返す。

私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。

すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。

危ない危ない

その男性の体つきはがっしりとしていて

まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ

そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。

着替えてジムを出てそのまま

側に隣接している公園のベンチに腰掛けた。

ベンチに座る自分の後ろ姿を想像したら

また涙で視界がぼやけてきた。

どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。

予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。

人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?

目を瞑り、答えのない答え探しの時間に入った。

仕事中、工場内にはよく虫が侵入する。

それは蜂やハエムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ

その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。

拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。

少し経って死骸に問いかける

「お前は何の為に生きていた?

私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」

返事はないようだ。

自分社会にとってどのような存在なのか

鬱陶しければこの虫けらのように

強者から沙汰される運命なのだろうか。

いや既にされているのかもしれない。

目立たず大人しく弱々しく

誰にも見つからないように

生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか

行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが

一方で人から賞賛されたい 認められたい

そんな気持ちも心の片隅に顔を出している

これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。

近頃、SNS承認欲求がどうこうとか言われるが

案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いか

しれんなぁ。」

なんだか前にも同じこと考えた気がする

はぁ、ため息をする癖がついたせいか自分でも

びっくりするほど撫で肩になった。

指先がとても冷たい。帰ろう、

荷物トランクに乗せ自宅へと戻った。

間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。

俯いて視線スマホに落とし

出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思った。

あれこれ考えたがスナックキャバクラは下心が

丸見えだし気が引ける

その点ガールズバーなら洒落てる気がするし

何より健全だと思ったからだ。

次の週

また一言も会話せず同じような金曜日が訪れた

前より孤独感や焦燥感不安目眩吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。

上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。

いつもならまっすぐ、アパートに帰り

スーパー惣菜品と缶ビールつまみ

空いた時間ゲームアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。

雑草が伸びきった庭に車を停め、玄関の鍵を開けた。

ドアを開けると空き家という感じはしなかった。

まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。

父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も

県外で暮らしている。

数年ぶりに二階にある

自分の部屋にも入ってみた。

部屋に刻まれた傷やシミは確かに自分記憶と重なる。

しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる夕焼け小焼け」

メロディー

自然と帰らなくてはいけない気持ちにさせた。

部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。

早く帰ろう。今日サッカー親善試合がある!

意気揚々と小走りで階段下りていく。

繰り返される日々

(冒頭に戻る)

2018-11-20

小説書いてみました、どうでしょうか?

タイムカードを切って役職者のデスクの前を

視線を合わせないように俯いてスーッと通り過ぎる。

上司と目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、、、」

特に悪いことをしてるわけではない

定時で上がっただけなのに私は小走りで

逃げるように

会社を後にする。

入り口に続く古びた階段を降りていると

市の防災無線スピーカーから

夕焼け小焼け」が聴こえてきた。

早く帰ろう。

退屈だ、大体のことに興味が持てない。

冷めた日常を押し流すように

強めのアルコールを喉に流し込めば

朝になるまでの数時間は気がまぎれる

そしてまた 現実を突きつけられる日々

仕事最中に見せた 年の離れた

後輩の冷ややかな目

を思い出すと憂鬱になる。

鳴り響く 換気扇の音 機械モーターが唸りを

あげる

休みの間だけ消灯された薄暗い工場の中で

一人、スマホ時間を潰す。

最低限の会話と最低限の仕事をこなして

終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。

毎日 こんな感じ 季節関係なく

しかし確実に歳はとり、 老ける。

シワが増え 記憶力と体力も低下していく

白髪が混じりの44歳。

考えたくもない。

今日自分誕生日特別な日だし…

意味のわからない事を理由にして

この日も上司に定時で上がることを告げた。

正直、気分が高揚していた

私は途中、コンビニで缶ビールつまみ

買い、さらテンションが舞い上がる。

アパート玄関を開け、急ぎ足で

リビングへと向かう。

夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。

映し出されるスタジアム

サッカー日本代表親善試合が始まっている。

誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ

点が決まると独りで雄叫びをあげる。

お酒が進む進む。

前半戦が終わりハーフタイムになって

一息ついた時、我に帰った、

「俺が応援したところで何があるのかな。」

「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」

たまにあるのだ、

そんな時はアダルトビデオでも見ればいい

ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ

そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMM文字クリックした。

しばらくページを眺めるが

すぐに手が止まっていた。。

違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた

泣いても 仕方がないのはわかっているが

こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。

こんなはずじゃなかったなぁという思いが

込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート

無理して新車で買った車。

すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。

顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。

疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり

睡眠薬を口の中に放り込み、アルコールで流し込んだ。

横になって体を震わせた

そして胎児のように丸くなった。

ポケットに手を伸ばすと、不思議だ、

入れた覚えのない家族写真が出てきた。

そこに写っているのは

まだ幼い頃の私と弟と父、母

あぁ、この頃に戻りたいなぁ。

意識が遠のく。やり直したいなぁ。

まれ変わりたいなぁ。

そんな感情けが頭のなかをぐわんぐわん回っている。

しばらくして

隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。

のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に

着信音は鳴り続けた

液晶に映し出された名前をみて一瞬戸惑う。

スキーでも行かないか

また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」

「おう、久しぶり…いいねスキー……」

声に出してはみたが頭の中で

反射的に面倒という文字が浮かんだ。

二つ返事でOK電話を切り後悔が始まる。

思えば相手要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。

数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで

旅行中ずっと内輪ネタで盛り上がっていた、

そこにどう入っていけばいいかからあんまりいい思い出はない。

翌日

スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元フィットネスクラブに向かった。

土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている

受付と着替えを済ませ

トレーニングルームに入ると、おばさん二人と

鏡の前で、20代後半らしき女性ストレッチをしているのが見えた。

自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。

視界に入る女性ヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。

顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。

下心を振り払うようにマシンスピードを上げた。

30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて

この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。

「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」

「どうも!綺麗だしスタイルいいね!」

「よかったら一緒に走りませんか?」

適切な言葉が見つからない。

女性こちから声をかけるなんて今まで経験が無いに等しい。

つのまにかおばさん達もいなくなって

トレーニングルームには自分とその女性だけだ。

あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。

こっちに向かってくる男性が目にとまる。

目で追う男性は真っ直ぐ女性に「おつかれ」と声をかけた。

女性笑顔で「おつかれ」と返す。

私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。

すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。

危ない危ない

その男性の体つきはがっしりとしていて

まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ

そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。

着替えてジムを出てそのまま

側に隣接している公園のベンチに腰掛けた。

ベンチに座る自分の後ろ姿を想像したら

また涙で視界がぼやけてきた。

どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。

予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。

人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?

目を瞑り、答えのない答え探しの時間に入った。

仕事中、工場内にはよく虫が侵入する。

それは蜂やハエムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ

その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。

拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。

少し経って死骸に問いかける

「お前は何の為に生きていた?

私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」

返事はないようだ。

自分社会にとってどのような存在なのか

鬱陶しければこの虫けらのように

強者から沙汰される運命なのだろうか。

いや既にされているのかもしれない。

目立たず大人しく弱々しく

誰にも見つからないように

生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか

行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが

一方で人から賞賛されたい 認められたい

そんな気持ちも心の片隅に顔を出している

これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。

近頃、SNS承認欲求がどうこうとか言われるが

案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いか

しれんなぁ。」

なんだか前にも同じこと考えた気がする

はぁ、ため息をする癖がついたせいか自分でも

びっくりするほど撫で肩になった。

指先がとても冷たい。帰ろう、

荷物トランクに乗せ自宅へと戻った。

間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。

俯いて視線スマホに落とし

出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思った。

あれこれ考えたがスナックキャバクラは下心が

丸見えだし気が引ける

その点ガールズバーなら洒落てる気がするし

何より健全だと思ったからだ。

次の週

また一言も会話せず同じような金曜日が訪れた

前より孤独感や焦燥感不安目眩吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。

上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。

いつもならまっすぐ、アパートに帰り

スーパー惣菜品と缶ビールつまみ

空いた時間ゲームアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。

雑草が伸びきった庭に車を停め、玄関の鍵を開けた。

ドアを開けると空き家という感じはしなかった。

まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。

父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も

県外で暮らしている。

数年ぶりに二階にある

自分の部屋にも入ってみた。

部屋に刻まれた傷やシミは確かに自分記憶と重なる。

しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる夕焼け小焼け」

メロディー

自然と帰らなくてはいけない気持ちにさせた。

部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。

早く帰ろう。今日サッカー親善試合がある!

意気揚々と小走りで階段下りていく。

繰り返される日々

(冒頭に戻る)

小説書いてみた。

小走りで階段を駆け下りる。

上司に見つかったら何言われるかわからないな、、、」

特に悪いことをしたわけではないが

定時で上がる時は俯きながら逃げるように

会社を後にする。

外に出ると防災無線スピーカーから

夕焼け小焼け」が垂れ流されていた。

退屈だ、大体のことに興味が持てない。

冷めた日常を押し流すように

強めのアルコールを喉に流し込めば

朝になるまでの数時間は気がまぎれる

そしてまた 現実を突きつけられる日々

仕事最中に見せた 年の離れた

後輩の冷ややかな目

を思い出すと憂鬱になる。

鳴り響く 換気扇の音 機械モーターが唸りを

あげる

休みの間だけ消灯された薄暗い工場の中で

一人、スマホ時間を潰す。

最低限の会話と最低限の仕事をこなして

終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。

毎日 こんな感じ 季節関係なく

しかし確実に歳はとり、 老ける。

シワが増え 記憶力と体力も低下していく

白髪が混じりの44歳。

考えたくもない。

今日誕生日特別な日だから

自分しか知らない情報理由にして

上司に定時で上がることを告げた。

正直、気分が高揚していた。

帰りの途中、コンビニで缶ビールつまみ

買い、さらテンションが上がっていく

アパート玄関を開け、急ぎ足で

リビングへと向かう。

夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。

映し出されるスタジアム

サッカー日本代表親善試合が始まっている。

誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ

点が決まると独りで雄叫びをあげる。

お酒が進む進む。

前半戦が終わりハーフタイムになって

一息ついた時、我に帰った、

「俺が応援したところで何があるのかな。」

「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」

たまにあるのだ、

そんな時はアダルトビデオでも見ればいい

ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ

そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMM文字クリックした。

しばらくページを眺めるが

すぐに手が止まっていた。。

違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた

泣いても 仕方がないのはわかっているが

こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。

こんなはずじゃなかったなぁという思いが

込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート

無理して新車で買った車。

すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。

顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。

疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり

睡眠薬を口の中に放り込み、アルコールで流し込んだ。

横になって体を震わせた

そして胎児のように丸くなった。

ポケットに手を伸ばすと、不思議だ、

入れた覚えのない家族写真が出てきた。

そこに写っているのは

まだ幼い頃の私と弟と父、母

あぁ、この頃に戻りたいなぁ。

意識が遠のく。やり直したいなぁ。

まれ変わりたいなぁ。

そんな感情けが頭のなかをぐわんぐわん回っている。

しばらくして

隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。

のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に

着信音は鳴り続けた

液晶に映し出された名前をみて一瞬戸惑う。

スキーでも行かないか

また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」

「おう、久しぶり…いいねスキー……」

声に出してはみたが頭の中で

反射的に面倒という文字が浮かんだ。

二つ返事でOK電話を切り後悔が始まる。

思えば相手要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。

数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで

旅行中ずっと内輪ネタで盛り上がっていた、

そこにどう入っていけばいいかからあんまりいい思い出はない。

翌日、

スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元フィットネスクラブに向かった。

土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている

受付と着替えを済ませ

トレーニングルームに入ると、おばさん二人と

鏡の前で、20代後半らしき女性ストレッチをしているのが見えた。

自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。

視界に入る女性ヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。

顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。

下心を振り払うようにマシンスピードを上げた。

30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて

この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。

「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」

「どうも!綺麗だしスタイルいいね!」

「よかったら一緒に走りませんか?」

適切な言葉が見つからない。

女性こちから声をかけるなんて今まで経験が無いに等しい。

つのまにかおばさん達もいなくなって

トレーニングルームには自分とその女性だけだ。

あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。

こっちに向かってくる男性が目にとまる。

目で追う男性は真っ直ぐ女性に「おつかれ」と声をかけた。

女性笑顔で「おつかれ」と返す。

私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。

すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。

危ない危ない

その男性の体つきはがっしりとしていて

まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ

そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。

着替えてジムを出てそのまま

側に隣接している公園のベンチに腰掛けた。

ベンチに座る自分の後ろ姿を想像したら

また涙で視界がぼやけてきた。

どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。

予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。

人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?

目を瞑り、お得意の答えのない答え探しの時間に入った。

仕事中、工場内にはよく虫が侵入する。

それは蜂やハエムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ

その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。

拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。

少し経って死骸に問いかける

「お前は何の為に生きていた?

私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」

返事はないようだ。

自分社会にとってどのような存在なのか

鬱陶しければこの虫けらのように

強者から沙汰される運命なのだろうか。

いや既にされているのかもしれない。

目立たず大人しく弱々しく

誰にも見つからないように

生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか

行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが

一方で人から賞賛されたい 認められたい

そんな気持ちも心の片隅に顔を出している

これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。

近頃、SNS承認欲求がどうこうとか言われるが

案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いか

しれんなぁ。」

なんだか前にも同じこと考えた気がする

はぁ、ため息をする癖がついたせいか自分でも

びっくりするほど撫で肩になった。

指先がとても冷たい。帰ろう、

荷物トランクに乗せ自宅へと戻った。

間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。

俯いて視線スマホに落とし

出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思い立った。

あれこれ考えたがスナックキャバクラは下心が

丸見えだし気が引ける

その点ガールズバーなら洒落てる気がするし

何より健全だと思ったからだ。

次の週

また一言も会話せず同じような金曜日が訪れた

前より孤独感や焦燥感不安目眩吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。

上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。

いつもならまっすぐ、アパートに帰り

スーパー惣菜品と缶ビールつまみ

空いた時間ゲームアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。

雑草が伸びきった庭に車を停め、玄関の鍵を開けた。

ドアを開けると空き家という感じはしなかった。

まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。

父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も

県外で暮らしている。

数年ぶりに二階にある

自分の部屋にも入ってみた。

部屋に刻まれた傷やシミは確かに自分記憶と重なる。

しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる夕焼け小焼け」

メロディー

自然と帰らなくてはいけない気持ちにさせた。

部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。

早く戻ろう。悲しくなる前に。

小走りで階段下りていく。

※繰り返される日々

(冒頭へ戻る)

2018-11-19

おじさん

1

小走りで階段を駆け下りる。

上司に見つかったら何言われるかわからないな、、、」

特に悪いことをしたわけではないが

定時で上がる時は俯きながら逃げるように

会社を後にする。

外に出ると防災無線スピーカーから

夕焼け小焼け」が垂れ流されていた。

退屈だ、大体のことに興味が持てない。

冷めた日常を押し流すように

強めのアルコールを喉に流し込めば

朝になるまでの数時間は気がまぎれる

そしてまた 現実を突きつけられる日々

仕事最中に見せた 年の離れた

後輩の冷ややかな目

を思い出すと憂鬱になる。

鳴り響く 換気扇の音 機械モーターが唸りを

あげる

休みの間だけ消灯された薄暗い工場の中で

一人、スマホ時間を潰す。

最低限の会話と最低限の仕事をこなして

終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。

毎日 こんな感じ 季節関係なく

しかし確実に歳はとり、 老ける。

シワが増え 記憶力と体力も低下していく

白髪が混じりの44歳。

考えたくもない。

今日誕生日特別な日だから

自分しか知らない情報理由にして

上司に定時で上がることを告げた。

正直、気分が高揚していた。

帰りの途中、コンビニで缶ビールつまみ

買い、さらテンションが上がっていく

アパート玄関を開け、急ぎ足で

リビングへと向かう。

夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。

映し出されるスタジアム

サッカー日本代表親善試合が始まっている。

誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ

点が決まると独りで雄叫びをあげる。

お酒が進む進む。

前半戦が終わりハーフタイムになって

一息ついた時、我に帰った、

「俺が応援したところで何があるのかな。」

「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」

たまにあるのだ、

そんな時はアダルトビデオでも見ればいい

ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ

そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMM文字クリックした。

しばらくページを眺めるが

すぐに手が止まっていた。。

違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた

泣いても 仕方がないのはわかっているが

こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。

こんなはずじゃなかったなぁという思いが

込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート

無理して新車で買った車。

すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。

顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。

疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり

睡眠薬を口の中に放り込み、アルコールで流し込んだ。

横になって体を震わせた

そして胎児のように丸くなった。

ポケットに手を伸ばすと、不思議だ、

入れた覚えのない家族写真が出てきた。

そこに写っているのは

まだ幼い頃の私と弟と父、母

あぁ、この頃に戻りたいなぁ。

意識が遠のく。やり直したいなぁ。

まれ変わりたいなぁ。

そんな感情けが頭のなかをぐわんぐわん回っている。

しばらくして

隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。

2

のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に

着信音は鳴り続けた

液晶に映し出された名前をみて一瞬戸惑う。

スキーでも行かないか

また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」

「おう、久しぶり…いいねスキー……」

声に出してはみたが頭の中で

反射的に面倒という文字が浮かんだ。

二つ返事でOK電話を切り後悔が始まる。

思えば相手要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。

数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで

旅行中ずっと内輪ネタで盛り上がっていた、

そこにどう入っていけばいいかからあんまりいい思い出はない。

翌日、

スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元フィットネスクラブに向かった。

土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている

受付と着替えを済ませ

トレーニングルームに入ると、おばさん二人と

鏡の前で、20代後半らしき女性ストレッチをしているのが見えた。

自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。

視界に入る女性ヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。

顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。

下心を振り払うようにマシンスピードを上げた。

30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて

この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。

「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」

「どうも!綺麗だしスタイルいいね!」

「よかったら一緒に走りませんか?」

適切な言葉が見つからない。

女性こちから声をかけるなんて今まで経験が無いに等しい。

つのまにかおばさん達もいなくなって

トレーニングルームには自分とその女性だけだ。

あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。

こっちに向かってくる男性が目にとまる。

目で追う男性は真っ直ぐ女性に「おつかれ」と声をかけた。

女性笑顔で「おつかれ」と返す。

私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。

すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。

危ない危ない

その男性の体つきはがっしりとしていて

まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ

そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。

着替えてジムを出てそのまま

側に隣接している公園のベンチに腰掛けた。

ベンチに座る自分の後ろ姿を想像したら

また涙で視界がぼやけてきた。

3

どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。

予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。

人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?

目を瞑り、お得意の答えのない答え探しの時間に入った。

仕事中、工場内にはよく虫が侵入する。

それは蜂やハエムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ

その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。

拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。

少し経って死骸に問いかける

「お前は何の為に生きていた?

私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」

返事はないようだ。

自分社会にとってどのような存在なのか

鬱陶しければこの虫けらのように

強者から沙汰される運命なのだろうか。

いや既にされているのかもしれない。

目立たず大人しく弱々しく

誰にも見つからないように

生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか

行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが

一方で人から賞賛されたい 認められたい

そんな気持ちも心の片隅に顔を出している

これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。

近頃、SNS承認欲求がどうこうとか言われるが

案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いか

しれんなぁ。」

なんだか前にも同じこと考えた気がする

はぁ、ため息をする癖がついたせいか自分でも

びっくりするほど撫で肩になった。

指先がとても冷たい。帰ろう、

荷物トランクに乗せ自宅へと戻った。

4

間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。

俯いて視線スマホに落とし

出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思い立った。

あれこれ考えたがスナックキャバクラは下心が

丸見えだし気が引ける

その点ガールズバーなら洒落てる気がするし

何より健全だと思ったからだ。

次の週

また一言も会話せず同じような金曜日が訪れた

前より孤独感や焦燥感不安目眩吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。

上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。

いつもならまっすぐ、アパートに帰り

スーパー惣菜品と缶ビールつまみ

空いた時間ゲームアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。

雑草が伸びきった庭に車を停め、玄関の鍵を開けた。

ドアを開けると空き家という感じはしなかった。

まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。

父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も

県外で暮らしている。

数年ぶりに二階にある

自分の部屋にも入ってみた。

部屋に刻まれた傷やシミは確かに自分記憶と重なる。

しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる夕焼け小焼け」

メロディー

自然と帰らなくてはいけない気持ちにさせた。

部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。

早く戻ろう。悲しくなる前に。

小走りで階段下りていく。

※繰り返される日々

(冒頭へ戻る)

2018-11-07

[]2018新語・流行語大賞ノミネート解説

あおり運転前方を走行する車に対して威嚇・嫌がらせをする行為のこと。2017年あおり運転を原因とする死亡事故が起きたことなどで社会問題に。
悪質タックル日本大学アメフト選手が悪質なタックルを繰り出して相手選手を負傷退場に追い込んだ事件監督の指示があったことやパワハラ的な上下関係問題となった。
eスポーツコンピューターゲームマインドスポーツと捉えた場合呼称。今年は日本eスポーツ連合JeSU)が発足するなどした。
(大迫)半端ないって2008年全国高校サッカー選手権大会活躍した大迫勇也相手チームの選手が讃えたとき言葉ロシアW杯で大迫選手活躍したことで再び脚光を浴びた。
おっさんずラブテレビ朝日系の深夜ドラマ。年配の男性同性愛を描いて話題となった。
GAFAGoogleAppleFacebookAmazonというIT系大企業頭文字を取った略称
仮想通貨/ダークウェブ日本では実質的ビットコインのような「暗号通貨」が仮想通貨イコールとなっている。ダークウェブ は、Torなどの匿名化技術を用いないとアクセスできないウェブサイト群のこと。今年、大々的な仮想通貨盗難が相次ぎ、ダークウェブで換金されたことなどが話題になった。
金足農旋風金足農」は「秋田県立金足農業高等学校」の略称。その野球部エース吉田輝星を中心に夏の甲子園で決勝まで勝ち上がり「旋風」を巻き起こした。
カメ止め映画カメラを止めるな!」の略称。低予算映画ながら口コミで広まり大ヒットを記録した。盗作騒動なども話題に。
君たちはどう生きるか1937年に発行された吉野源三郎小説2017年漫画版発売をきっかけにベストセラーとなった。宮崎駿次回作タイトル引用したこと話題に。
筋肉は裏切らない俳優武田真治庭師村雨辰剛、弁護士小林航太が出演するNHKの5分番組みんなで筋肉体操」の決め台詞
グレイヘア白髪染めをしない髪を肯定的に捉えた呼称2016年出版された主婦の友社パリマダム グレイヘア スタイルから広まった。
計画運休災害に備えて計画的に電車運休を決めること。今年9月台風24号接近時に首都圏全域の計画運休が初めて実施された。
高プロ高度プロフェッショナル制度労働基準法改正に伴い、一部の高収入専門職労働時間規制から外すというもの
ご飯論法質問に答えない安倍総理の答弁手法への批判。「朝ごはんは食べましたか?」「ご飯は食べていません」「何も食べなかった?」「一般論では食べたほうがいい」…といったもの
災害級の暑さ今夏の記録的な猛暑について、気象庁の会見から広まった表現
時短ハラスメントジタハラ働き方改革に際して、企業が「時短」を謳うだけで長時間労働をなくす工夫をするわけでもなく、それでいて従来と同じ成果を求めることを指す。
首相案件加計学園にまつわる疑惑について、当時の首相秘書官愛媛県職員と面会した際に「首相案件」と発言した旨のメモがみつかって問題となった。
タイムMLBに渡った野球選手大谷翔平活躍時に、現地メディアがしばしば「翔」と「Show」をかけて「SHO TIME」と表現したもの和訳
スーパーボランティアボランティア活動家の尾畠春夫氏のこと。今年8月行方不明になっていた男児の捜索にボランティアとして参加し、たちまち救出してみせたことが話題となった。
そだねー平昌冬季五輪活躍したカーリング女子日本代表が試合中に使っていた掛け声。
ダサかっこいい・U.S.A.「U.S.A.」は男性グループDA PUMPが3年半ぶりに発売したシングル曲で、1992年に発売されたジョー・イエロー楽曲カバーPVが「ダサかっこいい」と話題になった。
TikTokショートムービーを共有する中国発のスマホアプリで、日本若者にも大流行している。テンポのいい音楽と合わせたり、特殊効果簡単につけたりできることが特徴。
なおみ節テニス選手大坂なおみの独特な語録を指す言葉大坂なおみは今年、全米オープン女子シングルスで優勝して話題となった。
奈良判定日本ボクシング連盟の山根明(元)会長が、奈良地盤を持っていることからアマチュアボクシング試合奈良県出身の選手が判定で優遇されているのではないか、との疑惑が持たれた。
ひょっこりはんお笑い芸人音楽リズムに合わせて「ひょっこり」と顔を出す、というコントブレイクした。
ブラックアウト停電のこと。今年9月北海道で起きた震度7地震によって北海道全域で停電が起きたことを説明する際に、「ブラックアウト」という語がよく使われた。
ボーッと生きてんじゃねーよ!NHKクイズ番組チコちゃんに叱られる!」にて、チコちゃんが出すクイズ出演者が答えられないと発せられる決め台詞
#MeToo暴力体験談告白する際に使用される「私も」という意味ハッシュタグ映画プロデューサーハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラ告発されたことをきっかけに広まった。
もぐもぐタイムカーリングハーフタイム食事をとることの通称平昌冬季五輪活躍したカーリング女子日本代表の食事姿が話題となった。

2018-08-05

anond:20180804215900

体験しておくことのほうが優先すると思ったときはあえてスマホさない。

スポーツ観戦とかであれば、ゲーム中はじっくり見るが、試合前後とかハーフタイムとかは撮っとく。雰囲気を思い出したくて見返すこともある。

記録として覚えておきたいときも撮っとく。趣味のおでかけは行くたびに撮っておけば「今年は何回スノボ行った」とか後からでもカウントできるし。

2018-08-04

誰が為にクソは出る


先日フットボールゲームを観に行った。

この島国中東で選び抜かれた22人の益荒男たち。


私たちは股間であたためた崎陽軒シウマイ弁当を互いに交換して食しつつ、ハーフタイムを迎えていた。


ふと恋人が言った。


今日試合を観にきている人は何人くらいいるのかしら」


「そうだね、ざっと6万人はいるだろう」


「6万人!」


恋人はなにがおかしいのか、シウマイ蒲鉾中間物質を噴き出す。すごく汚い。


「6万人が走り回る22本のチンポを真剣な顔して眺めているなんて! しかリズミカル応援つき!」


ムッとした私。

前の席でフランクフルトを頬張る頭皮露出中年男性弁当を叩きつけて激高する。


「そうやって君はいつもチンポのことばかり考えているんだな。いいかフットボールにおいて重要なのは22本のチンポではない。ハードワークするプリケツだ。いつもチンポにないがしろにされるプリケツ気持ちを君は考えたことがあるか。君は本当に哀れなケツフォビアだな」


そう言い放って席を立つ。恋人ツイストアンドシャウトが響いているが無視する。


本当はチンポもプリケツもどうでもよかった。

私はアナルに入れていたリモコンバイブのことで頭がいっぱいだった。


ゲーム中、私は選手たちが枠外シュートを放った瞬間だけ、スイッチを入れた。

スタジアムに響く「オオ~ウフン」という落胆の音階振動はのけ反るほどの快感を与える。

セックスとは異なる種類の性感に至るために必須の三要素は以下の通り。


不連続的な刺激×アイデンティティ・クライシス×ドラスティックアイデア


落伍者はこの三要素に溺れるあまり他者を巻き込みギルティ対象となる。

クレバー賢者は違う。快楽の祭壇に捧げるのは常に己の精神と肉体のみ。

これを読んでいる名もなき同志たちにもぜひ試して頂きたい。


以上を遵守した私の前半はおおむね順調だった。しかし負傷交代で入った初出場選手が発奮しすぎて枠外シュートを放ちまくり、予想を超えて酷使したリモコンバイブの電池が切れてしまった。一刻も早く交換したかった私はトイレへ急ぐ。


行列。ため息はクーロンキャッスルの味。


「どうも」


後ろから男の声。


「ハハン。どういたしまして」


振り向くと頭皮露出男性が立っている。

シウマイをうまそうに口にしている。叩きつけた甲斐があった。


あなたの啖呵、拝聴しましたよ。大したものだ。フットボールの真髄はプリケツにあり。その通り。相当な玄人でいらっしゃるようだ」


どうやら彼は熱心なプリケツニスタらしい。シウマイ臭くて返事ができない。


「だがこちらはまだまだ稚児に等しいッ!」


突如。パンツを引きちぎりながら引き抜かれるリモコンバイブ。

昇天する。


「君はアヌスフットボールで界ではダニだ。ダニ・アウヴェスじゃない。ただのダニ。ラ・マシアのプレベハミンのセレクションを受けようか迷っている子供友達父親の同僚の会社の清掃員が仕事帰りに立ち寄ったバル入り口で見かけたセクシーボルゾイ犬についた一匹のダニ。それが君だよ」


エクスタシーさなか、私は囁かれる。


「思い上がるってくれるな友よ真実はある一つの点に過ぎずそれは世界に無数とある


ゆらぐ視界。コンクリート灰色。一点を中心としてぐるぐると回転する。

巨大化してゆく真っ黒の中心点。これは、穴? 


気がつくと私は全裸草原に立っていた。柔らかい起伏。晴れ。

ここは地上の天国か。シガーロスジャケットのようなポーズで私は駆ける。


しかし風が臭すぎて卒倒する。

駆け寄ってくる白ワンピース少女たち。適当キスシウマイ臭い

よく見るとみなシウマイ男の顔をしている。


「やっとメンバーがそろったわ!


少女たちのイエローボイス。

チャンピオンズリーグアンセムバカバカいくら大音量流れる

一人の少女が突如脱糞すると、連続してみな脱糞臭い

みな自分のクソを蹴り飛ばす。なしくずし的に私も参加。

楽しくなってくる。ア・ラム・サム・サムを合唱する。


私たちって、オリベル&ベンジみたいになれるかも!」


「ハハン! タカハシ・センセイも真っ青だな!」


融合してゆく人糞。巨大な玉となり芝生を飲み込んでいく。

破壊される世界。光に包まれたゴールが出現。私たちは玉の上を走りながら突っ込んでゆく。


フェラチオゴラッソオオオオオ!」


叫ぶ私はふと、我に返る。周囲に少女たちの姿がないのだ。


「ここでさよならよ! 元気でね!」


荒廃した大地に取り残される少女たち。悟ったような笑みで手を振る。

私は涙する。ようやく気づいて。彼女たちは私をここから逃がそうとしていたのだ。

光に包まれる中、渾身の投げキッス。この愛よ。どうかあの娘たちを守って。


遠い昔の思い出から戻る。私はハーフタイムロッカールームにいた。

汗と、スポーツドリンクと男たちの吐息ミステルと通訳の声が響く。


あれからおよそ2000年まりの時が経った。

光の向こう側は紀元前ヨーロッパ世界だった。

私はローマ人にクソフットボールを教え、その後現代まで発展を見届けてきた。

あるときオーナーとして、あるとき監督として、あるときコールリーダーとして。

偉大なるクソフットボーラーの影には必ず私の存在があった。

いまは極東島国代表選手として、啓蒙活動を続けている。


後半の入場をスタッフが伝える。私はクソを漏らして手で掲げる。

これがハーフタイムルールで、選手たちは持ち寄ったクソをフィールドで固めてボールを作る。


「よし! いくぞ! みんな!」


シン、と静まり返るロッカールーム


「誰だお前」


締め出された私はスタジアムの外で強盗あい、素っ裸で由比ガ浜に放り出される。

もう金輪際スタジアムには行かない。

2018-07-22

サッカー観戦の楽しみ方がわからない

ワールドカップが終わり、J1リーグが再開した。

夫が特定のチームが好きなので、一緒にホームゲームの観戦に行ったり、自宅でDAZNで見たりするのだが

90分間試合を集中して見ていられない。

ルールはだいたいわかっている

ホーム側の選手の顔と名前背番号ポジションもわかっている

ボール行方を目で追ってはいるが、早々点が入ったりビッグセーブがあるわけでもなく

だいたい10分以内に飽きてしまう…

しゃーないので会場で配られる薄いパンフレットを隅から隅まで読んで

そのあとはスマホ見てる。前はFGOやってたけど、最近やってないのでヒマ持て余し気味。

ゴールが決まる前後楽しいが、野球と違ってそんなに点ポンポン入らないので、退屈な時間の方が多い。

こないだの横浜みたいに毎試合8点とかだと楽しそうだね。

あ、ホーム側のチームが勝ってる時の、後半アディッショナルタイムの数分間は集中できる。

(でも6分、とかになると飽きる)

試合前のイベント煽りPVを見るのは好き。

ハーフタイムイベント面白いと思う。

スタジアム雰囲気お祭りみたいで楽しいし、昼間から飲む生ビールも美味い。

これでメインの試合を90分間楽しめればもっとよいのだが。

単にホームチームがそんなに強くなく、負ける可能性が高いのも大きいのかもしれない。

負けた時は、評判のいい映画を見に行った方がよかったなって思ってる。言わないけど。

明日ナイターで、自宅観戦の予定。

正直DASHイッテQが見たい。

2018-07-03

日本が負けた原因

日本が負けた原因】

・後半早々2点取ってハーフタイムで練ったプランが消えた

選手交代カードを切るのが遅すぎた

・ベンチの層が薄すぎた

・逃げ切りに慣れている強者のチームに所属している選手がいない

日本が強くなるためには】

ピッチの上で決断をする選手必要

W杯での経験を持った監督が指揮を取る

海外経験を積んだ選手を増やす

ビッグクラブ所属する選手を増やす

ベンチにもう一人、海外第一線でやれているCBボランチが欲しかった。

フェライニが入った時点で、ポストに強いCBを投入することができれば…。

そして守るのか、攻めるのか、ピッチの上で決断し指揮を執る選手必要だった。

長谷部は人望は厚いけれど、ピッチ上でのキャプテンシーは物足りない。

あとはとにかく使える選手を増やすしかない。最後まで守りきれたロシアとの差はそこだと思う。

スタメンで戦ったメンバーは立派だった。個の実力では劣るにしても、チームとしては負けていなかった。

大会は、今後に繋がる課題が多く見つかった大会になったと思う。俺はまだまだ優勝するまで応援し続ける。

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