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2021-03-14

雑誌映画秘宝』の記憶(10)

町山智浩が発した「女性差別発言」の一つとして有名なものが「女の子が急にマニアックなこと言い出したら、たいてい男の影響。 (2013-2-18 06:30:23)」と云うツイートです。

この発言からは、町山智浩根底に「女性主体的に何かを発見して選択する能力が欠如している」という考えが存在することが、如実に見て取れます

柳下毅一郎との共著『ファビュラス・バーカー・ボーイズ映画欠席裁判』を読むと「中身が空っぽ映画を、配給会社広告代理店薄っぺらキャッチコピーで盛んに宣伝することで、それを鵜呑みにした女性観客が劇場に足を運ぶ」と云う類いの主張がなされる場面に度々出会います。例えば「『タイタニック』を観に来た若い女性観客は、レオナルド・ディカプリオの演じる登場人物クライマックス死ぬのを見て『ウソー!』とビックリする。予告編を観れば死ぬことぐらい予想がつくだろ!(=つまり町山智浩らは「女性観客にはそれを予想する脳味噌が無い」と言っている)」と云う具合いです。

要するに、町山智浩らは「配給会社広告代理店に騙されるのは、いつも女」であり、「雑誌映画秘宝』が気に食わないタイプ映画世間でヒットしてしまうのは『馬鹿な女たち』が原因」であり、「男女や親子が一緒に観に行くデート映画ファミリー向け映画も、女の好みに合わせた結果つまらない作品ばかりになった」と、そう主張するのです。

その一方で「馬鹿広告代理店一般的マスメディア活動拠点とする評論家理解していないが、映画『○○』は本当は✕✕なんだよ!それを指摘しているのは俺たち(『映画秘宝』)ぐらいなもんだよ!」とか「映画『○○』が流れている劇場にいるのは『映画秘宝』読者だけ(或いは、劇場に行ったら中原昌也とか藤木TDCに出くわした)」とか「周囲の観客が泣いている中で笑っているのはオレたちだけ(この逆に、周囲は笑っているのにオレたちは泣いていたと云う『少林サッカーパターンもある)」と云う、典型的な「オレ(たち)ってフツウじゃないゼ」アピールも度々出てきます。「本当は✕✕!」という言い回しが好きですよね。

こうすることによって「『馬鹿な女ども』とは違い、『オレたち(=ボンクラ男子)』はモノが分かっている(=『映画秘宝』的な価値観を良く学習出来ている)」「オレたちは『本質』を見抜いている『仲間/同志』だ!」と云う「選民意識」と「自己陶酔」のカルト集団的な感覚を『映画秘宝』読者に与えていた訳です。

ところで、私がこの「雑誌映画秘宝』の記憶」と題する一連の文章はてな匿名ダイアリー投稿したところ、或るブックマーカーからコメント複数回過去の『映画秘宝』で、そんなに自己陶酔している記述箇所が有ったか?」との疑義を呈されました。上で挙げたような町山智浩らの芸風と、それを熱烈に歓迎していた当時の『映画秘宝』ファンの姿と雰囲気。もしも、それをリアルタイムで見知った人に「あれは『自己陶酔』ではなかった」と否定されてしまうのであれば、これはもう私としては「見解の相違ですね」としか言えません。自己陶酔は「オレ(たち)は『スゴい』!」と云う直截的な形だけではなく「こんなボンクラ映画が大好きなオレ(たち)って本当に『ダメ』だよな〜」と云う、一見さも「へりくだった」ように見える『自虐』と云う形式を取って顕れる場合もあると私は考えています町山智浩ら『映画秘宝』が行う「オレたちオトコってのはさ〜、『バカ』な生き物なんだよ。だから許してよ〜」と云う芸風と、それを支持した読者たちは、本人たちとしては「分かった上で『バカ』を演じている(いた)」つもりかも知れませんが、これも傍から見れば、立派な『自己陶酔』だと私は思います。「自虐」は「オレ(たち)はスゴい!」の裏返しなのです。しかし、一部とはいえ映画秘宝』ファンらしき人から自己陶酔は無かった」と言われたので、私は正直ビックリしました。自覚が無かったのですね。

それでも「『自己陶酔』と言われることには抵抗が有る」のであれば、代わりに『甘え』と言い換えましょう。「オレたちオトコは、ボンクラ映画好きだからさあ」とホモソーシャル価値観と物の見方を持ち出して酔い痴れ(=『陶酔』)ながら「だから、オレたちのするバカを許してね」と「女性と云う他者」に甘える(=負担を強いる)ことを続けてきたのが、町山智浩ら『映画秘宝』及びボンクラ信奉者たちの真の姿です。そして、そんな風に「オレたちは『こんな感じ(=ボンクラ)』だからさ〜」と甘え続けて行き着いた果てが、前・編集長岩田和明による恫喝DM事件の発生です。目を逸らしてはいけません。もう、これ以上『バカ』や『ボンクラ』を言い訳にして「女性に甘える」のは止めませんか?『自己陶酔』に気づかないふりをするのも『甘え』だから止めませんか?そうでないと、また恫喝DM事件のような大失態が繰り返されかねません。

それにしても、上で挙げた例に出てきた「ディカプリオが死ぬ場面にビックリする女性観客」は、実在したのでしょうか?何だか私には、町山智浩らが「女性観客は愚か者である」と主張するために、都合よく頭の中だけで拵えた『藁人形』なのではないかと思えます

実際は、女性観客にも「馬鹿映画底抜け大作、広告代理店嘘八百宣伝と百も承知の上で、わざわざ観に行く『物好き』な人たち」は少なから存在するのではないでしょうか。彼女たちは、自らの意志でそれを選択しているのです。ただ、町山智浩らには「女性たち自身意志」が存在することに我慢がならないのだと思います

町山智浩らの言う「騙されるのは、いつも女」「それとは違い、オレたち男は『真実』に気づいている」と云う考え方や主張は、ひどく「古臭い」と私には思えます。と言うのも、これらの考え方は結局のところ、キリスト教の「エデンの園で蛇の誘惑に騙されたのは女であり、男を唆したのも女だった」や仏教の「女は悟りの障碍になる」と云う、古来の考え方を焼き直したものに過ぎないとしか思えないからです。

ご存知のとおり、恫喝DM事件が発覚した後に新体制となった『映画秘宝』では、のん(能年玲奈)さんの連載が終了することが告げられました。のんさんが誌上で『この世界の片隅に』の主人公すずさんの姿に扮したのはまだ理解できましたが、何の関わりも無い『ワンダーウーマン』の主人公コスチュームに身を包む彼女の表紙を見て「何だか着せ替え人形みたいに扱われてるなあ。のんさん本人が喜んでやっているならば別に構わないけど」と私は思っていました。しかし、このたびの騒動のんさんの連載が迅速に終了したところを見ると「やっぱり本当は彼女も、心の底では嫌がっていたんじゃないのか?」と穿った見方をしてしまます。冷や飯を喰わされていた状況下で『この世界の片隅に』を大々的にプッシュして応援して貰ったという義理も有ると、なかなか断り辛かったことでしょう。のんさんみたいな大物女優リクエストに応えてくれることは『映画秘宝』のボンクラ男たちにとって、さぞかし快感だったことでしょう。もしも仮に「オレたちはボンクラからさ〜、こういうのが好きなんだよね〜」と、岩田和明らがのんさん相手に甘えていたとしたら?

散々「美少女アニメは、オタクの幼稚な性欲を満たす為のポルノ!」と攻撃していたくせに、その実は『映画秘宝』自ら、自分たちボンクラ願望を満たす為に、本物の女性を使って着せ替え人形遊びに耽っていたとするならば、それは美少女アニメ趣味よりも遥かに幼稚で醜悪な姿ではないでしょうか。真相は如何に?

冒頭に挙げた町山智浩の「女の子が急にマニアックなことを言い出したら、たいてい男の影響」という発言は、町山智浩自己勝手他者投影したものに過ぎないのでしょう。おそらく、町山智浩自身に「自分女性の影響で何かマニアックなことを急に言い出した」と云う経験自覚が有るのだと思います町山智浩にとっての「マニアックな事」は何でしょうか?そういえば、一時期から町山智浩は、熱く「恋愛論」を語るようになったと記憶しています。何故か今はパッタリと語ることを止めたようですが、結局あれは何だったんでしょうね?まさか女性の影響」だったんでしょうか。

舎弟の高橋ヨシキてらさわホークも近年、付け焼き刃っぽいポリコレ的な言動を見せるように変化しましたが、あれも「女性の影響」でしょうか?高橋ヨシキてらさわホークも、自分たちよりも年齢の若い女性アメコミ翻訳家と一緒に仕事をするようにもなりましたから、仕方が無いですね。でも、高橋ヨシキなんか『チーム・アメリカ』の「ポリコレなんぞクソ喰らえ!」的な内容と姿勢を称賛していたはずなんですけどね。まさか過去の振る舞いを無かったことに出来ると思っているのでしょうか?

もちろん「他者から影響を受けて変化すること」自体は、別に構わないと私も思うのです。ただし、それが「相手の歓心を買う」ことを目的とする「表面だけの底の浅い変化」でなければ、の話ですが。

しかし、古株の元『映画秘宝』読者の目から近年の町山智浩高橋ヨシキを見ていると「単に女性の歓心を買うのが目的なんじゃないか?」という疑念が拭えないのです。だって、彼らの言動からは滲み出ているでしょう?「自分たちボンクラコントロール下に置けない女性に対する怖れや侮蔑」の感情が。

気が向いたら、また何か書きます。ヘイル、サタン

anond:20210313155728

頑張ってこの妄想文を考えて書いてると思うと何だかなあ

これが楽しいんだろうか

根拠の指摘もなく妄想文などと書いて体験ごと否定する

あなたの有り様が哀しい

何だかなあ、だよ

2021-03-13

かわいい人に(後略)」というnote記事を送られた女の批判感想

友人から送られてきたのは、「かわいい人にかわいいと言うのは、僕としては結構ありえない」というnoteの某記事だ。

友人は同じ女性として私に共感して欲しかったようなことを言っていたけれど、私は彼女の望むような反応を返すことができなかった。共感できない部分がいくつもあったからだ。それでも本音感想を述べるとケンカになると思ったので言わなかった。

新しく作ったはてなアカウントなら、友人や知り合いに知られずに書けると思ったので、自分感想の吐き出し口として書いておきたい。でないと考えが整理できそうにないからだ。

記事の内容をほとんど否定することになるかもしれないが、決してこの記事の筆者の方を叩きたいわけではない。ただ、男の1人である筆者の方と、女の1人であるから見ると、感じるところがまったく異なることが興味深かった。

書かれていた話題ピックアップして、個人偏見にもとづく個人感想を書くことにする。

思ったより長くなったが、もしも読んでくれる人がいれば嬉しい。

10代の頃の会話について

正直、10代の頃の最低さなんて、男女も地域も育ちも関係ないと思う。ただ男女の傾向の違いは、異性に対する欲求が性欲に向くか、排除欲求に向くかの違いだと個人的には考えている。

キモい男子への私の周囲の女子の扱いは本当にひどいものがあって、無視だけじゃなくモーゼの周囲の海水のごとく遠巻き、話しかけられたら半泣きになって後から睨み「キモすぎ」「消えろ」「○ね」と罵倒、横を通ると机をどけて拭き取るなんてことをしていた。考えてみれば、彼は何も悪さはしていないのに。私は当時の友人たちを止めなかったことを悔やんでいる。たぶん忘れられない。でも同級生女の子はもう忘れているかもしれない。だけどあのキモい男子はきっと一生覚えている。あの頃、彼が首を吊らなくて良かったと心の底から思う。

性的ものタブーだと言うなら、そういう価値観否定はできない。ただ、人としての一線を越えた言動が繰り返されていた事例は女子の間でもあった。10代ってそういう、人として最低なことを平気でやる人間結構いる年代なんじゃないか? それは絶対改善されるべきことだし、大人がそれを教え導いてやらないといけないと思う。社会思想性別と絡めるのは、ちょっと違うような気がする。教育って難しい。

大学サークルについて

記事に書かれていた理系大学と家政科系大学サークルというのは、これは言いたくないんだけれど、正直、学歴格差を察してしまう。理系大生(男子メイン)は金の卵。対して家政科系大生(女子メイン)は将来的にそれほど稼げるのはごく一部なのでは?

まりそのサークルは、女の子が将来稼ぎそうかつ普段出会いがなさそうな男の子を見定めにきた場なんだよね。男はもちろん、普段会えない女の子を漁りにきた場。男女ともに異性漁りの場なんだと思う。

それで「女の子が男に見た目ばっかり褒められるの可哀想」ってのは何だかなあ。だって女の子自分の女としての価値相手の将来性を交換する取引に来てるんだから女の子がつらいと言っていたら「君に向いているところじゃないみたいだね」とアドバイスするくらいでいい。女の子の方も、不愉快なら、あるいはいい男がいなければ帰ったらいい。小さい子供じゃないんだから。私は陰キャなので全然行かなかったし、行く機会もなかった。

女の子たちが筆者に好意的だったのは、うまく操縦できそうだからじゃないかな。その場にいたのは性欲しか頭にない男かもしれないけど、女はそういうところしたたかから。たまにしたたかじゃない子がいて、男選びに失敗してるけど。

痴漢の件、ぶつかりおじさんの件

痴漢犯罪だし、ぶつかるのも怪我させたら傷害罪だし、許せない。被害者は気の毒だし、犯罪者は1秒でも早く法の裁きを受けてほしい。

ただ、この話題にはあんまり関係ないような気がする。だって相手犯罪者なんだから。女に対してどう思っているか、じゃなくて、犯罪を犯すかどうかの方が大きな分岐点だと思う。外国人を嫌っていてもいいけど(良くはないけど感情は変えられない)、外国人暴力振るうのはダメでしょ。海外反日デモとかあっても、「日本人のことは嫌いでいいけど、暴力は振るわないで下さい」って思うのが本音なので。

TikTokについて

性的コメントはやめてくれと本人が言ってるのにやめないのは非常に品がない。モラルに反するし、悪質なのは運営からブロックした方がいい。

でも、女の子じゃなければ素人ダンスなんて再生すらされないと思う。記事の筆者自身も図らずもそれを証明している(若い女性の動画が流れてくることが多い、見ていると楽しいとのこと)。私も同レベルダンスを見るなら、女の子の方が見てて華があって良い、自分少女期を思い出して楽しいと思うんじゃないかな。男子パフォーマーには申し訳ないけど。

男はセクハラを受けないですむけど興味を持たれない。女はセクハラを受けるけど興味を持たれる機会がある。現代社会において、興味を持たれるってのはものすごい社会アドバンテージだと思う。Vtuber女子多数の時点でわかる。

10代になったら、もう、自分の持っているもの、持っていないもの理解する年齢なんじゃないかな。男子高校生が「女のダンスばっかり再生される」ってぐちぐち言うのを想像したら、はっきり言ってみっともない。それと同じ。

・女の人生について

別に女が「おいお前!」「待てよ!」って言っててもいいと思います矯正施設に入れられるわけじゃないんだから、好きにすればいいじゃないか文句を言われても変えなければいい。私もあんまり上品でない地域柄のせいか、そういう感じで生きてきた。目上には敬語を使うけれど、それは男女関係ない。

ただそれを周囲の人が好きになるかは別問題だと思う。男が「おい、お前」って言う女を好きになる義務はないし、女が「ねえ、あなた」って言う男を好きになる義務もない。私も、男が「ねえ、あなた」って言ってきたら困惑するし、好きになる要素にはならないと思う。

私はあんまり女らしくないスタンスできたせいか、男に告白されたことがない。男にも私にも人格があって好みがあるんだから文句を言う気もない(私の外見の話は今はしないでもらえるととてもありがたい)。

ある人間スタンスを好きにならなかったり、他のもっと楽な生き方お勧めしてきたりする周囲の人間が悪いような言い方をするのは、責任転嫁ではないかな。周囲はそれがいいし楽だと思ってその人に勧めてるんだから。そしてたぶん本当に楽。右利きの方が基本的に楽なのと同じ。

なのに、どうして「社会に(「おいお前」口調の女の子が)殺されちゃう」と悪のように言い切れるんだろう。自分価値観自分価値観自分スタンス自分スタンスしかない。どうして他人から無条件に尊重される前提なのかわからない。

私が「他人と話すの苦痛から基本的に口開きたくない。でも仲間に入れて、情報や楽しみは共有してくれ」って同性の女性集団に言ったら、仲間として迎え入れてもらえるのか? 無理では? という話。私は陰キャすぎて女の子集団ともうまくやれない時期もあったので、よくわかる。当たり前のことだ。

口調や外見が普通と違っても楽しく生きていくためには、好かれたり仕事大事にされたりするような人間になればいいんじゃないかな。例えば芸能人キャラなんかってそうやって作っていくんだと思っている。台湾オードリータン氏の性別(私も実はよく知らない)なんて、有能すぎて誰も気にしない。

そうなれない人間はそこまで。もちろん私もそうなれない側。

メイクも、結婚も、子供を持つのも、全部上記と同じ。この自由社会では自分人生自分で決めるものだと思っていたけど、もしかすると私の認識が間違っていたのかな? 自由って難しいんですね。

主体性を持つしか生きる道はないと思う。周囲に合わせて楽になるために自分を変えたい、でも今までのスタンスを変えるのはつらい、って、いい歳してそんな10代みたいな悩み持ってる女、そんなよくいるのかな。自分過去選択理由なら、自力で後始末をしないといけないっていうことなんて、小学生で身につけるのでは。

失礼ながら、この記事の筆者が無意識に女の頭が悪いと思っておられるのか、私が女を(ひいてはもしかすると自分を)買いかぶっているのか、どちらだろうかと思う。前者であると考えると残念だしそう考えたくないけれども、後者だったら嫌だな。

大変申し訳ないのだけれど、例の記事は、女に同情するふりをして、実際は女は人生自分で決められないような存在だと哀れみながら書かれたんじゃないか? とすら邪推してしまった。私は他人善意を信じるのが好きなので、そんな悪意はないと思いたい。

・男女が求めるものについて

あんまり言いたくはないけれど、女が男に対していろんなパラメータを持ってるっていうのは否定的にならざるを得ないのが本音。女が男を愛するには、多くの場合、外見(体型、雰囲気含む)・金(安定性、信頼性含む)・才能(金になりうる)のどれかは必要だというのが持論。これが前提になってはじめてその他の要素の評価に入ると思ってる。偏見申し訳ないが、そうじゃないと大多数の女は男を好きになれないんじゃないかな。

だって自分世界を持っている」男を好きになるって、じゃあ鉄道マニアアニメオタクモテてるのか、と。私は好きじゃないし、実際の傾向としてモテないはず。だからこそオタク婚活とかあるのでは? バンドマン婚活とかバーテン婚活とかより、オタク婚活の方がたくさん検索でヒットする。なぜならオタクよりも、バンドマンバーテンの方がモテ勝手結婚できるからだ、と私は考える。特にバンドオタク趣味と同様に趣味かもしれない。それでもオタクよりモテるのだ。つまり自分世界を持っているという理由モテ理由になりうるとは考えにくい。

もしガチオタがモテるんだったら、これは私が完全に間違っている。謝るしかない。むしろ先んじて謝っておく。申し訳ない。

あと、男が「若い」を見てるのだとしたら、男がめちゃ愚かで女にはお得なのでは? だって美人に生まれなくてもスタイルが悪くても、若いときは誰でもあったはず。もちろん私にも。

メイクについて

私、「私かわいいじゃん」って鏡の前で上がったことないです。「こういうのが世間では良いのかな?」と思って、ちゃんとした人間擬態している。成人式前撮りときプロに綺麗にメイクしてもらうと親は喜んでくれて、肌が綺麗に見えるのは良いなと思ったけど、それだけ。ヒゲ剃って「俺イケてる〜」と思う男がどのくらいいるのかって思う。男の多くは私と同じようなものかな? と勝手想像している。社会生活を営むってそういうものでは。

まあでも女の方がコストが高いのはあるかもしれない。本当に際限がないから。

ただ、女はコストかける方が総合的に見てお得といえばお得だけどね。

稼げない女は許されるけど、稼げない男は許されない。結婚相談所の入会条件や婚活パーティの参加条件を見ればわかる。男は定職についている者のみでも女は成人ならばオッケーだったり、男の方が参加費が高かったりする。でもこれを平等にするべきとは別に思わない。ただ男女で異性に求めるものが違うだけ。個人の好みや性癖にまで文句は言えない。

女には、必死で働かなくても、世間にウケのいい姿になることにコストをかけて、最終的に稼ぐ男を捕まえるという手法がある。高校時代の気の強いしっかり者の同級生を思い出す。彼女お金持ちで育ちのいい男を捕まえるために偏差値の高い私立大に行きたいと公言していた。ちょっと昔の結婚って、女が外でバリバリ働くものじゃなかったから、必然的にそうなっていたんだと思う。

現代時代が変わったから、女としての自分コストをかけたくない女がいたとして、かけなければいい。ただそうすると女として得られる利益は失うだけ。私も女としてのコストを削ってる分、利益あんまりもらっていない。それで文句を言うのは道理が通らない。



自分の望む通りに他人から愛されたり放っておかれたりするのは、当たり前の権利じゃない。

自分が求められるままに他人を愛したり放っておいたりする義務もないのだから

から私たちは、いちいち自力で1つずつ他者要求をすり合わせていくしかないのだと思う。



まあこれから時代もっともっと変わるのかもしれない。より清く正しく便利に。

その時代が、女にとって、男にとって、人間にとって生きやすいかどうかは、私にはわからない。

マジでどうかしてるぞ

作品賛否や好みや個々人の思い入れとか見た人それぞれだろう。

テーマ大人になるならないとかメタ意味での責任がどうとかも

各々で咀嚼すればいいと思う。

でも作品を、作品制作した側を貶す言葉が強すぎない?

っていうか普通にアウトでしょ。

そして呪詛だか激情だか何だか知らんが明らかな悪意を

「これぞエヴァ」「こういうのを読みたかった」だのブコメで煽るんじゃないよ。

2019年の7月に京都で何が起きた?

同業者あんな目にあった中に作られたものであるってことをちょっと考えたら

「クソ」だ「クズ」だ「0点」とかは論外としても

「○ね」とか「○す」とか出てくるか?

から作品の採点を甘くしろ総監督はじめ制作陣に優しくしろっていうんじゃない。

大人とか子ども以前に人間として、人間に、人間が命とか時間とかリソース削って作ったものに対して

言っていい言葉言ってはいけない言葉があることぐらい想像しろよ、できるだろって話だよ。

んで、あの事件経てそれが想像できないってどうかしてるぞ。煽ってるやつら込みでな。

現実があって虚構があるんじゃないの。

現実の血肉の通った人間虚構を作ってんの。

で、その虚構物理的に壊したら壊れんの。

昨日だかフランスでもデータセンター壊れてたろ。

壊れんだよ。分かれよ。

2021-03-10

口を見せることが第3の性器みたいになってきている。

コロナ禍になって、マスクをつけることが当たり前になって、もう最早マスクをつけないで人前に出ることが普通ではなくなってしまってきている。

そんな中で歯医者に行く機会があって、口を開いて見せた時にふと、他人に口を大っぴらに見せるのは凄い久しぶりだよなぁ..と感じた。

それを感じると同時に、何だか羞恥心に似たムズムズとした感覚が体中に襲ってきた。

帰路の途中、あの時のことを思い出してみると、あれは何だか性器を見られた時のような感覚に近いもののように感じた。コロナ以前にも、口を見られることで性的興奮を覚える人がいることは重々承知しているが、この感覚マスク一般化によって、かなり多数の人の共通感覚になりえそうな気がしてくる。

そうなってくると、最早口を見せることは性器を見せることとほぼ一緒になってくる未来が見えてくる。すでに自分には数年後、マスクをいやらしくめくる様子を安易想像できる。これはもう口というパーツは第3の性器と言っても過言ではないのではなかろうか?

第2の性器?それはもちろん脇ですよ。脇。

anond:20210309140014

基本的にこのシリーズ自体TV版・旧劇のリメイクとして発信しており、小ネタを色々入れているので、セリフ映像にところどころに元ネタが感じられたり、知っていると楽しめる要素が多いです。ですが、ストーリー的には序破Qさえ見れば大丈夫なように作られています一定時間が旧作ファンへのご褒美になってる節がありますが。

逆に言うと序破Qが無いとほとんどのシーンがわからないと思います。あらすじもざっくりとしているので。

登場人物にそれなりの思い入れがないと感動できるはずのシーンも流れてしまうでしょうし。

TV版・旧劇とは設定が変更された箇所が多く、旧劇を見るとかえって混乱するおそれもあるので、今から始めるなら画像検索だけして25年前と比べて絵柄がきれいになったんだなぁぐらいに思っていればいいです。時間があったら見てみるのも面白いとは思いますが、評判の通り癖の強い作品であることは否定できないので……

作品言及については、むしろオマージュと感じるべき要素すらあるので、どの辺のどんなところを似てると感じたのかが明言できるなら歓迎すらされると思います監督オタクでしてね……

SF要素は、オーバーテクノロジーを人なりに模倣しようとする、というのが許容できるなら十分楽しめると思います。超常技術に真の意味での科学者アプローチを取るタイプSFです。それとは別に宇宙空間での作戦とか割とガチ目にやってるっぽい箇所もあります

序・破のノリで面白いと感じたならQ・シンも見てほしいですね。序破で合わないなら無理することもないです。割と人の関わり方・独白にそれなりに重点を置いたものでも在るので。

Qの評判については色々言われてますが、「急激に変わった世界翻弄されて何が何だかからないをシンジ君と一緒に感じる物語」なのでよく分からなくても大丈夫です。が、よくわからない作品を楽しめるかどうかはあなた次第だと思います

生じる疑問の多くはシンで(全部とは言わないが)それなりに回答が与えられるのだと思っていただければ。(本来セットであるべきだろというレベルなんですが、ここが9年も間が空いてしまいまして。正直この評判も無理もないという感じです)

シンでは分かりにくいQとは打って変わって登場人物たちが目的と行動を口で説明してくれるので、「なんとなくわかったような気がする」ラインはわりと維持されていると思います

あと、画面としてやや地味なシーンが連続して、登場人物独白が続くところがあります。聞いている分には面白いと思ってるのですが、メカ・ド派手画面目当てで来た人は退屈しますね。ここが不評を稼ぐ節があります

長文失礼しました。

あー

こういうブクマちゃう奴も星付けちゃう奴も何だかなー。

ここ、保守速と大差ないアレなサイトだけど、皆さん分かっててブクマなりコメなりしてるのだろうか……?

https://b.hatena.ne.jp/entry/4699556911564167010/comment/syokichi

2021-03-09

anond:20210308133811

ウマ娘ストーリーの4話くらいでトレーナーに落ちるウマ娘気持ちがわかってしまった。ありがとう。敬意を表して以下では助言をくれた増田のことはトレーナーと呼ばせてもらう。

ということでさっそく助言に従って育成してみることにした。

準備

とりあえず、サイレンススズカを育てることに決めた。三度目の正直で秋の天皇賞まで連れていきたい。

まずは継承キャラだけど、実はこれまで見ず知らずの他人をいきなりフォローするのも何だかなと思っていたのでまったくフォローしてこなかった。はてなみたいに「いっつも面白いブコメつけてるからお気に入りしよ」ということもこのゲームではないし。だが助言通りに検索かけてみると「フォロワー募集中」って書いてあるたづな完凸垢や3×3垢がいくつも出てきたから遠慮なく4人ほどフォローした。こんな気軽にフォローしていいものだったんだな。ありがとうリア友とかと使う機能だと思ってた)。

だがようやっと育成を始めようと思ったら、とんでもないことに気づいた。宵越しのマニーは持たない性分で、手に入れたらとりあえず可愛い娘に貢ぐことにしていたので、まったく貯金がなくてレンタルもままならないのだ。マニーは完全に池田ァ状態だった。仕方ないので手持ちのD+トウカイテイオーサクラバクシンオー継承する(こないだの増田ではD+はトウカイテイオーのみと書いたが、その後ひたすらバクシンしてサクラバクシンオーはなんとかD+にした)。

サポートカードは、完凸たづなを借りてきて、手持ちのカード(※)の中からSSRスペシャルウィークSRナリタタイシンSRエイシンフラッシュSRフジキセキ、Rダイワスカーレットで揃えた。

育成経過

ジュニアメイクデビューお出かけ→お出かけ→根性(ダスカ&スペ)→スピード(たづな)→スピード(たづな)→パワー(たづな)→スピード(たづな&タイシン)→お休み→スタミナ(たづな&フジキセキ)→(たづなと徹夜飲み会)→パワー(たづな)→賢さ(タイシン!&フジキセキエイシンフラッシュ)。お休み1度だけでトレーニング終えたの初めてかも……。1着で目標達成。

ファンを5000人集める。賢さ(ダスカ!&エイシンフラッシュ)→中京ジュニアステークス1着→賢さ(たづな&エイシンフラッシュ)→スタミナ(たづな)→パワー(たづな)→スタミナ(記者&ダスカ!&エイシンフラッシュ)→お出かけ(たづな)→スピード(ダスカ&フジキセキ!)→デイリージュニアステークス2着→お休み→ひいらぎ賞1着→パワー(フジキセキ!)→スタミナ(理事長タイシン&スペ)→賢さ(ダスカ&フジキセキ!)→スタミナ(フジキセキ)。6000人越えたので目標達成。

弥生賞お出かけ(たづな)。3着で目標達成。

神戸新聞杯お出かけ(たづな)→(因子継承)→パワー(スペ&ダスカ&タイシン)→根性(スペ&エイシンフラッシュ!)→スピード(たづな)→お出かけ(たづな)→スピード記者エイシンフラッシュ)→賢さ(記者エイシンフラッシュ)、夏合宿スタミナ(たづな!→エイシンフラッシュ)→夏合宿スピードタイシン&フジキセキ)→夏合宿賢さ(ダスカ)→夏合宿賢さ(スペ&タイシン&フジキセキ)→根性(スペ&理事長タイシン)。1着で目標達成。

金鯱賞賢さ(たづな)→賢さ(理事長タイシン)→スピード(ダスカ&フジキセキ)→お休み→パワー(たづな&エイシンフラッシュ)→スピード(たづな&ダスカ&タイシン&フジキセキ!)→賢さ(スペ!&たづな)→(福引で色々上がる)→根性(たづな&フジキセキ!&エイシンフラッシュ)→スタミナ(記者)→お休み。1着で目標達成。

宝塚記念スピード(たづな&エイシンフラッシュ)→(因子継承)→スピード(スペ)→賢さ(スペ)→賢さ→賢さ(ダスカ&理事長)→パワー(スペ!)。1着で目標達成。楽曲「Special Record!」とトロフィーを獲得。メジロライアンマヤノトップガンデュエット可愛すぎんか??? 一度の育成で獲得したファン自分史上初の4万人を突破

毎日王冠夏合宿のことすっかり忘れてて体力低い状態突入しちゃった。夏合宿賢さ(ダスカ&タイシン&フジキセキ)→夏合宿賢さ→夏合宿賢さ(スペ&フジキセキ)→夏合宿賢さ→お出かけ(たづな)(寝息カワイイな!)→スピードフジキセキ!→エイシンフラッシュ!)。1着で目標達成。トロフィーを獲得。スズスペ尊い……

秋の天皇賞は、初めてここまで辿り着いた……。トレーナーありがとう! ただちょっと失敗があって、前回のお出かけをススズにしなかったせいか、「絶好調」ではなく「好調」のままでレースを迎えることになってしまった。前夜のスペとの会話と控室での会話聞くだけで泣く。これまでのレースはだいたいスキップしてたけど流石にこれは飛ばせない。ドキドキハハラしながらレースを見守り、あの大欅を越えて、そして……

ウイニングライブは最高だった。「NEXT FRONTIER」、すごくいい曲だ。マヤノトップガンがイケボで歌ってるのすき。

無事に戻ってきて嬉しそうに勝利を報告するサイレンススズカを見ただけで感無量だったけど、その後の会話でもうボロボロ泣いてしまった。あの日という史実は変えられないけれど、少なくとも、ゲームの中では、サイレンススズカ秋の天皇賞を走り切ることができた。彼女に先頭の景色を見せることができた。

トレーナーのおかげだ。本当に感謝する。

URAファイナルズ予選。根性(スペ&ダスカ!&フジキセキ)→パワー(スペ!&たづな&タイシン)→賢さ(フジキセキ)→賢さ(ダスカ&タイシン)→お出かけ(ススズ)。お出かけしても絶好調にはならなかったのが気がかり。エアグルーヴナイスネイチャに競り負けて3着になってしまったので目覚まし時計使用。今回の育成で初めて使った。ここまで目覚まし時計を使わずに来れるなんて思わなんだ。また3着。目覚まし時計。今度は6着になってしまった。最後目覚まし時計買い溜めもの放出するときは今をおいてない。4着。根性が足りなかったらしい。ここで育成終了。

結果

スキルPtは1039。曇りの日◎、負けん気、追い上げ、マイルコーナー◎、別腹タンク、押し切り準備、急ぎ足のスキルを獲得して3Ptを残し育成完了。C+、評価点は5524。歴代評価点は、それまでの3863を大幅に上回る5524。獲得ファン数は69017人で、総獲得ファン数は154996人、トウカイテイオーに次ぐ2人目の6桁突破。さっそくチーム編成を入れ替えたら評価が上がった。

これならいけるかもと喜び勇んで第1章の最後レースを走らせてみた。3着→3着→3着。結局、まだ第2章への扉は開かれていない。けど希望は見えてきた。次はURAファイナルズ決勝を勝ちたい。そのためにはまずはマニーを温存してフレンドからエルコンドルパサースペシャルウィークあたりを借りてくることにしよう。

あと、レース勝利でだいぶジュエルが溜まったので、ミホノブルボンダイタクヘリオスを天秤にかけてダイタクヘリオスに肩を抱き寄せられるナイスネイチャが可愛かったのでサポートカードガチャを回した。Rエアシャカール、Rナリタタイシン、Rメジロドーベル、RヒシアマゾンSRダイタクヘリオス、Rマーベラスサンデーをゲット。一発でダイタクヘリオス引けてよかった。可愛い娘ばっかりで嬉しい。次はミホノブルボンを求めてダービーガチャ回そう。SRダイワスカーレット、Rトウカイテイオー、Rメジロマックイーンがダブったので上限解放マニーも20000超えたので悩んだ末にマヤノトップガン覚醒Lvを2に上げる。俺の妹可愛いなぁ。いやもちろん継承に使う分は残してありますよ?

トレーナーが見せてくれた可能性を掴み取れるように走り続けようと思う。ありがとうトレーナー。URAファイナルズ勝ったらまた報告するわ。

この時点で持ってたサポートカードは以下。レベルは元の増田を書いた時点とは微妙に変動してる。太字は元の増田を書いたあとに引いたやつ。あとガチャ引いたら育成可能キャラシンボリルドルフ来た。

SSRサイレンススズカ「輝く景色の、その先に」(Lv29)、スペシャルウィーク夕焼けはあこがれの色」(Lv21)、グラスワンダー「千紫にまぎれぬ一凛」(Lv19)、オグリキャップ「『愛してもらうんだぞ』」Lv13)
SRミホノブルボン「鍛えぬくトモ」、メジロライアン「鍛えて、応えて!」、ナリタタイシン「波立つキモチ」、ナイスネイチャ「…ただの水滴ですって」(以上Lv25)、マヤノトップガンカワイイカワイイは~?」、ウイニングチケット「B・N・Winner!!」(以上Lv24)、フジキセキやれやれ、お帰り」(Lv19)、ビワハヤヒデ検証、開始」(Lv14)、アグネスデジタルデジタル充電中+」、エイシンフラッシュ「0500・定刻通り」(Lv13)、キングヘイロー「一流プランニング」(Lv11)、桐生院葵「共に同じ道を!」(Lv10)、ダイワスカーレット努力は裏切らない!」(Lv8)
RトウカイテイオーLv26)、サイレンススズカマルゼンスキーフジキセキオグリキャップセイウンスカイミホノブルボン(以上Lv25)、スペシャルウィークLv24)、メジロマックイーンLv23)、ダイワスカーレットグラスワンダーエルコンドルパサーマヤノトップガンライスシャワーアイネスフウジンウイニングチケットスーパークリークナイスネイチャ(以上Lv20)、マンハッタンカフェLv19)、タマモクロスLv17)、ゴールドシチーLv16)、ハルウララマチカネフクキタル(以上Lv15)、ビワハヤヒデLv14)、ウオッカファインモーション(以上Lv12)、ビコーペガサスキングヘイロー(以上Lv11)、スマートファルコンLv9)、ニシノフラワーLv8)、サクラバクシンオーメイショウドトウ(以上Lv7)、ゴールドシップLv6)、エアグルーヴLv3)

安倍時代に戻りたい

何だかんだで安倍時代よかったよな

少なくとも今のガースー時代よりいいよね

トランス女性恋愛しないストレート男性トランスフォビア

であって、ストレートではない(女性版も同じ)

かい意見があるようで、それに反発した人たちがトランス同性と恋愛しないスーパーストレートという属性を作って

動画でそれを表明した人が炎上して動画削除、ということになっているようだ。海外で。

もう何が何だかからない。

2021-03-06

天かすを鼻から吸い込んでしま何だか調子がわるいです

アムウェイに救われた話

社会人2年目。やっと仕事にも慣れてきて、取引先にも顔と名前を覚えてもらえて、個人宛に仕事も回してもらえるようになった。

さあこれからどうやって頑張ろうか、なんて計画を立ててたところにようこそクソコロナ

当時企画してたそこそこ大規模なイベントが中止になった。最近取引先が遂に堪えきなくなり、バタバタと死んでいる。

何をやっても上手く行かなくなり、会社に行ってもネットで該当する助成金補助金を探しては、申請書類をひたすらに書く日々。

プライベートでも飲み会が総潰れ。旅行も出来ず、帰省も叶わずフォロワーとのオフ会もなくなった。

リモート飲みも最初は良かったものの、2回、3回となってくるとウルトラまらん。

全員ペットの自慢しかしねえ(ペットは犬も猫も鳥もトカゲも総じてマジで永遠に可愛かったが、奇声を上げて可愛がる酔っ払いがキショくなってきてつらい)

そんなクソタイミング畜生クレームのお知らせ。こちらに明らか非はないが、謝罪で丸く納まってくれるなら……ということで

報告を受けた退勤時間過ぎに大急ぎで先方へ謝罪に行った。

最寄駅から電車に乗ると快速急行目的地には止まりません。地獄か?

先方に謝罪が遅れる謝罪電話を入れ(この世はクソ)この時点でだいぶ限界だったのでテトリスして気持ちを誤魔化した。

電車で戻っていると大変時間が掛かるので、駅前タクシーを捕まえて先方まで直行することにした。

会社から先方までより流石に短い距離ではあるが、まあまあの運賃がかかった。

ちなみにレシートを何処かに落としてきたので経費で落ちませんでした。ウケる

そんなこんなでメンタル終人(おわりんちゅ)、無事先方に到着!

知らんジジイに見に覚えのない罪でしこたま怒られ、挙句には「マスクが気に入らない!」とまで言われる。何?

この度は大変申し訳ございませんでしたー、と最後に追加で謝罪を述べ、開放してもらった。

どっと疲れがくる。ここは都会。自粛ムードなんてとっくに廃れてしまったのかと思うほどの人混み。

頭のてっぺんから爪先まで、高級ブランドで揃えたカップルとすれ違う。

一方の私は、3年着古した安物のコートパンツまで全部GU恋人なんかもう何年もいない。

私は知らんジジイ罵倒される一方で、彼ら彼女らはシャネルだか何だか紙袋片手にお揃いのマスクデートする。

年齢は私とそう違わない筈なのに、何がこんなにも違うのだろうか。

だって頑張ってるのに、そう思ったら腹立たしくて虚しくて悔しくて涙が出てきた。

クソー!ふざけんなよ!といつもならこのまま安居酒屋に駆け込み、トイレ座席を往復しながら飲み散らかす。

が、コロナ禍。緊急事態宣言飲食店はチェーンでさえ、午後8時に営業終了する。虚しい。

下唇が千切れるぐらい歯を食いしばって涙を堪え、ズカズカ歩く。

負けてたまるかよォ〜!と思った矢先、パンプスの底がベロベロに剥がれました。

しかも両足。あまりにも酷い仕打ちに私の心は終わりになり、ちょっと入った路地植木に倒れ込むようにして座りました。

もう嫌〜!こっから電車で帰るってマジ?てか駅までまだ10分歩くってマジ!?都会、何!?

全部が無理になって、もうこのままトチ狂ってクソデカ車線の真ん中に踊り出るか!?とえぐえぐめそめそ。

そんなところに現れた、救済。女性の優しい声。

「どうしたんですか!?大丈夫ですか〜?」

目の前にわざわざ座り込んで私に視線を合わせ、心底心配そうにこちらを伺う男女2人組。

カップル……ではなさそうな、今時の無難ファッション

「体調悪い?水とか買ってこようか?」と男性タメ口だが確かに優しさのある、決して不快ではない声かけ

女性は隣に座って背中を摩ってくれている。

いや道端で泣いてる見ず知らずの人間にいきなり触るか?とも思ったけど、今はとにかくその優しさが染みた。

話聞くよ、と言われたがあまり話したくはなかったので、ちょっと今日一日大変で……とぼかして話す。

それだけでもその男女2人組はうんうんと大袈裟な相槌を打ち、慰めの言葉をかけてくれる。

都会にもこんなに良い人がいるなんて……と感動し、お礼をメチャクチャ述べた。

それからちょっとした雑談に移る。男女は社会人サークルの仲間らしい。年も私と変わらないぐらいだ。

社会人になってから友達とも疎遠になるし、コロナ禍で人との出会いが少ないのが寂しくて〜、と女性が言う。

近辺のカフェを数人で巡っており、お勧めカフェを聞かれたので、無難なところを答えた。

そこ、良かったら今度一緒にどうですか?と女性差し出したのは彼女LINEQRコード

カフェ巡りを趣味ひとつとしていた私は、喜んで連絡先を交換した。

それで彼らとは別れ、少し元気を取り戻しベロベロのパンプスで駅まで歩いた。

本当に良い人達だったなあ〜、良いカフェ探しとかないと。何人ぐらいで行くんだろう。友達増えるかな〜。

電車の中でウキウキしながら、誰かに伝えたくて幼馴染に連絡した。

『それアムウェイじゃね?』

『うちのねーちゃんそんな感じで勧誘されてズブズブなうです!ウザすぎ(笑)

それから、連絡先を交換した女性とは連絡を取っていない。

だが一度メッセージが送られてきた。

『あの後ちゃんと帰れた?大丈夫だった?』

オススメしてもらったカフェ、早速行ってきたよ!(写真)』

『美味しかったー!また今度、一緒に行こうね!』

なんて律儀でマメなんだ。しか写真撮るのうまくね?

これはアムウェイじゃなくて本当にカフェ巡りサークルなのでは?と思ったが

幼馴染から送られてきた内容を思い出し、返信をグッと堪えた。

お礼をきちんと言えなかったのが非常に残念ではある。

それぐらいなら返信しても良かったのかもしれない、と今でも少し思うが

ブロックしたしトークも消した。

でもあの男女には本当に感謝している。

あそこで声をかけてもらっていなければ、あのまま帰れなかったかもしれない。

もっと酷いことになってたかもしれない。

コロナ禍、ボロ布みたいな私を助けてくれたのは、間違いなくあの2人だ。

今の私にできるのは、あの男女と幼馴染のお姉さんが深みに嵌って破滅しないことを願うばかりである

2021-03-05

anond:20210305103402

どうやろなあ…

結局20年近く前に女叩きしてたメインの連中は何だかんだで普通に結婚して家庭を築いていそうな気がするなあ

すもも氏やら下方婚増田やらは(実際に当時女を叩いていたかは別として)その出涸らしというか売れ残りだろうから最近になって後がないことに気付いて焦ってるだけかも知れない。

あるいはもう個人幸せは諦めて、後進のために社会の変革の方に力を入れているのかも。

まあ『結婚人生墓場』的な言説は昔からあっただろうし、むしろ「女は下方婚すべき」の様な考えが浸透したのは、それだけ女性社会進出が進んだ証かもしれない。

イスラム一夫多妻が正しい」ってのは俺はあまりいたことないが、『女は男をATM扱い』⇒『女は下方婚しろ』に変遷したのなら、当然起こりうることだとは思う。

個人的には多夫多妻制が良いんだがなあ

2021-03-04

テスト

何だか自分の中のモヤモヤした考えや気持ちを吐き出したくなって、増田存在を思い出したので取り敢えず試しに登録してみた。

フライ

息子が、キャッチボールをしよう、と言ってきた。

野球に興味がありそうな様子がなかったので聞くと、同年代の子たちと野球遊びをするようになったらしい。その場で、あまりにも下手で恥ずかしいと思い、練習したいようだった。

よしとゴムボールを持ち、公園へ向かう。我が家スポーツに熱心ではないので、グローブなどはない。

とりあえずと軽く山なりに投げてみると、なるほど確かに。驚くほど腰がひけていて、手だけ伸ばして何とか取ろうとする感じ。これではボールを取れずに落とすよな…と運動が不得意な自分でも分かるくらいだった。

何球か投げあって分かったのは、ボールを投げることはそんなに下手じゃない。ちゃんこちらの方向と距離に投げてくる。問題キャッチの方。フライのようなゆっくりとして高い球でも、むしろそういった球の方が腰がひけ、目をつむりそうになり、体が避けるような動きになる。

ボールが落ちてくるのが怖いのだ。

柔らかいから当たっても痛くないよ、とボールをグニグニして見せても、それが飛んでくると体は避けようとする。頭では分かっていても、体が避けてしまう、という感じだ。しばらく投げ合ってみて、楽しそうには見えないので、そろそろやめるかと聞いてみても、やるという。

こちらもしょうがいから納得するまでは付き合おうと、違う軌道の球を投げ続ける。息子は怖がりながらもボールに向かう。落とす。弾く。それでもやめない。同年代の子バカにされたのだろうか、こんなにやる気を見せることは珍しい。きっかけは何であれ、やる気があるって良いことじゃないか

投げ続けると、手だけ伸ばして何とか取れることもある。うまい!そうだ、その調子。怖くないぞ、もっと体ごと寄せていけ。手でとるんじゃなくて、全身でとるんだぞ。

息子はボールに向かっていく。恐れながらも向かっていく。こいつは失敗の恐怖みたいなものに立ち向かっている。これから野球遊び以外でも、いろいろな恐れに立ち向かわなければならい。失敗の恐怖はあらゆる場所にある。でも向かっていけ、体ごとぶつかれ。段々と熱い気持ちになっていった。何だか涙も出そうになってきて慌てる。

恐るな、超えていけ。公園で一番熱いキャッチボールはしばらく続いた。

2021-03-03

anond:20210303201834

ソース貼っとくぞ

2ch最初期に最も人口が多かったのは同人板で、

(他も多いけど僅差で、とかではなく明らかに飛び抜けて多かった。

連投規制なんかないかリロードする度に次の書き込みがあるし、1000で終了でもなく際限なくスレが伸びるから

ログ壊れてデータ吹っ飛んで消える現象が頻繁に起こってた)

当時の同人板はほぼ女性しかいなかったけど。

歴史修正やめたら。

https://anond.hatelabo.jp/20190326115101

とにかく今(というか10年前と比べても)より遥かに人が多くて活気があったか

荒らしだか何だかからない状態だったね。

テレホタイム死語)になると数秒で次の書き込みがあるからスレもすぐ数千レスになって

負荷に耐えられず頻繁にログ吹っ飛んで全部消えるけど、その度にすぐ次のスレが建てられてまた数千…ってな世界だった。

掲示板」というより「巨大チャット状態

後の2chでも実況板はそんな感じだったけど、当時は同人板がそういう感じだった。

今みたいに板が細分化もしてなくて、同人関係同人板(同人コミケ板って名前だったけど)一つだけだったか

同人関係話題は全部それに集中してた。

男性向けスレもあったかもしれないけど覚えていない。女性率高すぎて全く目立たなかった)

ついでに同人にもオタクにも全く関係ないスレも多数建てられて

同人関係ないのはそれに適した板でやれよ」「ここが一番人多くて盛り上がるからいいじゃん」ってやり取りもよくあった。

ルール確立した後の2chなら板違いな方が速攻で追い出されたけど、当時はカオス状態なのでさほど板違いにも厳しくなかった)

その後最初期の流行が落ち着いたのか人が分散したのか同人から人が減り、

同人関係以外の人たち(男性多数含む)も2chに入ってきて他板も人が増えて同人板よりニュース系板の方が人口が多くなり、

2ch発の事件だのが起きて報道されて有名になって更に人が入ってきて、

気付いたら「2chは元々男のための場所だったのに女が後から入ってきた!」と言い出す男が多数存在してましたとさ、ってな状況になってた。

同人板ですら「コミケは元々男の為の場所だったのに以下略」というアホが出る始末だったなあ。

https://anond.hatelabo.jp/20190326125933

2021-03-02

anond:20210302202942

増田くんだっけ?

立ってるのも何だからここ座んなよ

お茶でも飲んで……

話でもしようや……

若い頃に東方を好きになってよかった

中学生の頃「今後の社会では必要になるはず」と未来を見据えた父親が買ってくれた、

Vista搭載ノートPCネットサーフィン洒落込んでいる時に出会ったのが「東方」だった。


最初アニメか何かだと思っていたけど、それがシューティングゲーム原作で、

二次創作という未知の世界で大いに盛り上がっていることを徐々に知っていった。


おまけに何とか動画かいサイトも見つけて、それからは夢中だった。

詳細はわからないけど魅力的なキャラ音楽シナリオ

とにかく、コンテンツが尽きることなく増えていくような、不思議存在だった。


同じ曲が様々な姿に化ける摩訶不思議経験

同じキャラが全く別のシナリオを紡いでいき、それを違和感なく楽しめる懐の広い世界観、その他いろいろ。

少なくとも、勉強運動もしない暇を持て余した学生を夢中にさせる条件はすべて揃っていたんだと思う。


それから月日は流れ、無名ながらもお金を払えれば私のような者でも受け入れてくれるという、

東の都にある大きな学校に通うようになったころには、興味は色々なものに移っていって、

夢中ってほどじゃあなくなったけど、それでも時折調べてしまう、それぐらいの存在になっていた。


さらさらに流れ流れて、中学の頃から両手では足りないくらいの年月が過ぎたこ最近

仕事に対する情熱も消えかけ、優秀な若い人たちベテランの間で中途半端な成果しか出せない、

自己に対する失望絶望を味わいながら、どうにか席を失わないようにもがいている今。


もうずーっと触れていなかった「東方」の二次創作漫画タイムラインに流れてきた。

ぱっとみて知らないキャラも増えていたけど、元々たいして知らない中で楽しんでいたものだし、

なんの抵抗もなく何となく読み、何となく同じ作者の漫画を読み始めた。


何となくBGMが欲しくなり、Spotifyで調べると出てくる出てくる。

いたことのない曲なのに、聴いたことのあるメロディが流れてくる。

何もかも、あの頃のままだった。


気づけば時間は過ぎ、閉塞感いっぱいで憂鬱だった休暇が終わりを告げようとしてた。

ため息をつきながらも、何となくはいつもより晴れていて、少しだけ前を向けた。


幻想郷は設定がたくさんあるし、キャラも沢山いる。

からこれらを覚えようとしても無理だろう。

でも、若い頃に吸収した知識雰囲気はなかなか忘れないものだ。


若い頃に東方を好きになってよかった。

はいつでもこの世界に帰れるし、浸れる。

そう考えたら何だか気分が楽になった。

2021-03-01

ドラムへの道最終回アーカイブが公開されたな

ルフユさんが楽しそうにドラムを叩いてトークしてるだけだけどなんかもう泣けてくる

しかしあれだ、これなかなか新しい形じゃないか

中の人キャラコスして出演してるんじゃなくて、コスして出るWeb企画の時はキャラクターそのものって事で演じてるわけよ

ライブの告知をしつつもあれに出るのは山根さん(中の人)であって今ドラムを叩いてるルフユとは違いますよって感じで

それで生配信だったから、スパチャとかもルフユ宛と山根宛で返し方が違うっていうカオスぶりがね

とにかくキャラ声だし見た目もそのものだしドラムも叩く、究極の2.5次元がそこにあるわけよ、いや次元区別なんていらなかったんやってなるのよ

斜に構えて「3次元はノーサンキュー」なんて古のオタクは置いてけぼりのように見えて、むしろそういうオタクにこそ優しい作りになってるように思うわけよ

まあ見方よっちある意味白々しいしよく考えると色々破綻しそうなもんだけどその辺をパワーでゴリ押して真面目にふざけていくってのがサンリオ式の見せ方なんだなあって

ルフユに限らず、伝説カラオケ配信をしたほわヒメもそうだし、コンパスからリアルDJと多世界越境してきたデルミンもそうだし、第4だか第何だか分からんが壁をぶちこわしてくるユニットだよなあ

一言で言うとましゅましゅは良いぞってことなんだけどね

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(3)

戻る→anond:20210301080139

E・M・フォースター「ハワーズ・エンド

「人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたししまいには、どこかの場所わたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする」

つの家族の間を行き来しながら、人間記憶や、場所への執着を捉えた文章。それはまるで、漱石のいいところだけ抜き出したような文章だった。

ところで、同じ著者の「インドへの道」もいい。これは大英帝国支配下インドで、未婚女性が現地の男性暴行されたという疑惑を巡る話だ。女性を守ろうとする騎士道精神排外主義が結びつき、支配者と被支配者の亀裂が広がる様を描く、不幸にして極めて現代的な作品である冤罪をかけられたインド人が、「誰があんな不美人な年増を」と心の中で毒づくの、とても嫌なリアリティがある。たぶん、帯を工夫したら売れるし、どっちの「弱者」がより保護されるべきか的な話題で定期的に盛り上がる増田住民にも刺さるんじゃないかな。

ニコルソン・ベイカー中二階

切れた靴紐を昼休みに買うだけの、注釈だらけの何だかよく分からない小説。細やかな観察眼と都市生活者が思わず共感してしまう日々の経験で、要するにあるあるネタで延々と読ませる。すごい。こういうのが現代文学なのね、みたいに一席ぶつのにも使えるかもしれない。

真面目な話をすると、文学はいろいろな機能があって、それは作者の意図とはかけ離れているかもしれないのだけれども、その結果的機能の一つとして、その時代言語化されていないもの文字化するというのがある。だから文学賞を受賞した作品からと言って、実は今の自分が読んでも面白いかどうかは全くの別問題なのだ文章が巧みで、いかにも知的主人公知的な悩みを描いた文学けが主流な時代は終わっているのかもしれない。そういうのが好きな人古典で充分であるし、逆に言えばいろんな立場の人のきれいごとではないこじれた気持ちが知りたければ現代文学面白い

ヘルマン・ヘッセ車輪の下

理由は書かないが、自分は周囲の期待を一身に背負っていたエリート挫折する話が好きだ。前途有望な若者が、将来を棒に振ったり挫折したりする筋書きに対するこの偏愛ゆえに、自分は「ゲド戦記第一部の前半部分や「スターウォーズ」のエピソード3に対する執着がある。

生きていくとは何らかの失望を味わうことであり、時間をかけてそれらを味わいつつ咀嚼していく過程であるのだけれど、こうした自分のどうにもならない感情言語化した先行作品があることで、自分孤独ではないとわずかな慰めが得られる。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス伝奇集」

「鏡の中の鏡」「魔術」「薔薇の名前」などの元ネタとなる作品を書いた人。「バベル図書館」は聞いたことがある人もいるかもしれない。

非常に濃密な短編を書く人で、このネタで長篇普通に書けちゃうだろ、みたいなネタをそのまま短篇調理する。どの作品も非常に濃密で、読み解くのにエネルギーがいる。文体は簡潔で、物語必要最小限の描写できびきびと進む。ただ、具体的に何が起きているのか、そしてなぜそうなったのか、その設定の意味は何か、を追うには読者に教養要求される。読破すると、それ以上のものが得られる。読み終わったらカルヴィーノだとかスタニスワフ・レムの「虚数」だとかミロラド・パヴィチ「ハザール事典」だとかそういう沼にようこそ。

ジョン・ミルトン失楽園

キリスト教文学の癖にルシファーがめちゃくちゃかっこいい。地獄に落ちても神への反逆を続けよとアジる場面は音読したくなる。そのくせ、彼の弱く情けない姿もまた魅力的だ。アダムエヴァ楽園で楽しげにしているところを見て、自分には愛する伴侶もなく、人類に与えられている神から恩寵も既に失われたことを嘆く場面もまた、声に出して読みたい。そして、彼は人類への憎悪嫉妬のゆえに、アダムエヴァ堕落させる。この叙事詩の主役はルシファーだ!

紫式部源氏物語

好きなヒロイン六条御息所自分の意に反して生霊飛ばし他人を苦しめてしまうことに悩むのがかわいそうでならない。今でいうなら、好きという感情コントロールできなくて、それでも好きな人が振り向いてくれなくて苦しんでいるタイプで、感情エネルギーが強い自分としては大いに共感する。

他に好きなキャラクターというか、嫌なリアリティがあっていいと思うのは薫で、その優柔不断さがいい。「この子とつきあいたいけど、でもこの子そっくりな別の子はい雰囲気だしなあ」みたいな優柔不断というか欲深さは、男性心理をよく観察していないと書けない。そういう意味で、自分の中では紫式部評価がすごく高い。

アルベルト・モラヴィア軽蔑

情けない夫が不機嫌な妻に、お前それだけはやっちゃダメだろ的な行為を延々続け、妻から完全に軽蔑され、とうとう上司に妻を寝取られしまうだけの話で、一人称視点から延々と繰り返される言い訳はひたすらに情けない。ねえ、僕のこと愛してる? 嫌いになっちゃった? と尋ねまくって、わかっているくせにとぼけないで! 今忙しいから後にして! うるさいからほっといて! もう愛してないったら! あなた軽蔑するわ! と怒らせるのは、完璧反面教師であり、ギャグすれすれだ。

しかし、作者は妻のことを相当恨んでたんだなあ。

サマセット・モーム人間の絆」

身体劣等感を持つ主人公が、付き合うだけで不幸をもたらす浮気性の彼女を振り切って、幸せにしてくれる女性を見つける話。多くの人が何かしらのコンプレックスを持っているし、何であん自分に敬意を払ってくれない人を好きになったんだろうって記憶を持っていることだろう。王道過ぎるといえばそうかもしれないが、結婚してハッピーになる王道何が悪い

マルグリット・ユルスナールハドリアヌス帝の回想」

ローマ皇帝自分の治世を振り返る体裁でありながら、欺瞞自己満足をさほど感じないのは文体のせいなのか。時代性別文化言語も超えて、別の個人に憑依しながらも、己を見失うことなく語る著者の声は、他人視点に立って(歴史小説を書くとはどういうことなのかを、これからも厳しく問い続けることだろう。

中年や老人にならないと書けない小説がある。そして何年もかけて書かれる小説があり、構想から数十年が過ぎて着手される作品もある。そうした重みを持つ文学作品がどれほどあることか。

技巧も素晴らしく、文体も素晴らしい。こうした作品に出合えるのは、年に一度か二度だ。

吉田兼好徒然草

説教臭い頑固おやじブログ基本的には仏教説話が多いが、それらに交じって挿入される、「〇〇という迷信には典拠がない」だの「〇〇という習慣は最近のもので、本来のありようや精神とはかけ離れている」だの「〇〇という言葉語源を考えれば正しくは〇〇と言うべきだ」だのが、まさにその辺のおじさんがいかにも言いそうなことで面白い

ただ、それだけじゃなくて、第三十九段の「或人、法然上人に、……」のエピソードは、「とりあえずできるところから頑張ればいいじゃん?」的な内容で励まされるし、十八段の「人は己れをつづまやかにし、……」は身軽に生きていくことの幸せさを教えてくれる。

ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」

最高だった。ラヒリ大好き。体調崩すレベルで刺さった。アイデンティティの混乱という古典テーマもさることながら、ラストシーン過去と不在の人物記憶が、そして小説の全体が何気ないものによって濃密によみがえってくる様子がすばらしい。そのイメージプルースト以上に強度があるかもわからない。

これは、インテリインド系(ベンガル人移民第一第二世代の話なんだけれど、読んでいるうちに海外赴任者の寄る辺なさを思い、つまりイギリス暮らしていた自分の両親の境遇勝手連想させられ、ついつい感傷的になってしまった。随分と勝手な読み方だが、小説の読み方はいつも私的ものから構わないだろう。

外国では気候も習慣も何もかもが違う。両親の教えることと学校でやることが矛盾していて、両親が里帰りしても子供たちは故郷のノリについていけない、ってのが、すごくパーソナルなツボをついてくる。こういう経験がなくても、地方と都会として読み替えると、増田でいつも議論されている話にも近づくんじゃないかな。

H・P・ラブクラフト時間からの影」

正直なんでこの時代ラブクラフトを読むのか、というのはある。人種差別主義者だし、排外主義者だし、クトゥルフ物はパターンが決まっているコントみたいだし(人類理解できない名状しがたいものに触れて発狂するのが基本的オチ)。でも、彼の持っていた宇宙の巨大さと人類の取るに足らなさという感覚は、まさにセンス・オブ・ワンダーだ。そして、「人間感情の中で最も古くて強いのが恐怖であり、その中で最も強いのが未知のものへの恐怖である」という言葉の通り、究極的には理解できない「他者」という存在の恐怖にまっすぐに向き合おうとしたことを何よりも評価したい。

この作品が好きな理由もまた、不気味なクリーチャーが非常に知的であり、かつ知識欲が旺盛だということによっている。

U・K・ル・グインゲド戦記

一巻から三巻までは、ゲドという人物自我確立に始まり他者を助けることや世界を救う英雄行為が扱われる。しかし、実はゲド戦記は第四部からが本番なのだ。あらゆる魔法の力を失い無力な存在となった彼が、魔法のある世界いかに生きていくか。これは、老いに直面する男性物語だ。

そして第五巻! ゲドの生涯で一番の功績が、実は重大な誤り、人類傲慢に過ぎなかったのではないか、という仕事に生きてきた男性には非常に厳しい可能性が示される。

しかし、ル・グインはゲドにとてもいい歳の取らせ方をしている。果てしなく努力をすれば、男性女性を、女性男性理解できるのだと作者はどこかで述べていたが、その希望を見せてくれるし、そこに女性作家を読む喜びの一つがある。

男性気持ちがよくわからない女性にもオススメしたい。

ジュール・ルナールにんじん

いわゆる毒親について書かれた小説なんだけど、ねちねちしていなくていい。文体は軽く、描写も簡潔。だからこそ、彼の育った環境の異常さが際立ってくる。なんでこんな親子関係なっちゃったかについて掘り下げられることもほとんどない。

そして、暗鬱なだけの作品にならないのは、にんじん少年の異常なたくましさだ。ひどい目に合っても受け流し、冷淡な母から何とか愛されようともがいている。読んだときの年齢によって、感想は大きく変わるだろう。

以上。五十音順計算を間違って40冊の予定が1冊増えた。書いていて非常に楽しかった。

2021-02-28

背比べ

築60年を越える立派な家を内見させてもらった時の話。

広さや立地は理想的だけれど「長らく人は住んでないけれど」という前置きがあったので、ほとんど期待せず見に行った物件だった。

中に入ると、築年数を感じさせないほど管理が行き届いた非常に綺麗な建物で、今の言葉で言えば古民家風なのにリビングにはシャンデリアがある和洋折衷雰囲気面白い、値段を考えると非常にお買い得物件で、「間取りちょっと古くさいですが、凄く良い材を使っているので水回りだけリフォームすれば長く住める物件ですよ」という不動産屋の言葉にも手放しで納得するぐらい、素人目に見ても「良い家」という印象を抱かせる建物だった。

嫁も「この物件いいね~」と言っていて、他にも数件内見予定だったけれど、この物件で決めてしまおうかと考えていた時に、一本の立派な柱が目に入った。

そこには日付と名前と共に線が引いてあって、「1973 10 21 たくや」と書かれた背比べの跡が刻まれていて、この建物に住んでいたであろう家族の残り香を感じさせた。

自分の膝ぐらいの高さには大人の字で、腰ぐらいの高さになると子供の字で、胸の高さになると少し雑な字で同じ様に日付と名前が刻まれており、『たくや』と『さおり』が競い合うように順々に刻まれているのを微笑ましい気持ちで下から上に眺めていくと、遥か上に突然「1982 1 1 えつこ」と子供の字で刻まれているのが目に入った。

身長が190cm近くある自分が見上げるぐらいなので、2mを優に越える位置に刻まれているその文字を見て、急に寒気がした。

子供のイタズラだと思ったが、脚立を使わなければ書けないだろう位置子供がわざわざ何の面白味も無い文字を書くだろうか、いっそアニメキャラクター名前外国風名前だったらイタズラらしさがあって安心できたのだが、妙にリアルな『えつこ』という名前が不気味さを一層高めていた。

考え始めると長らく誰も住んでないはずなのに異様に綺麗な物件自体に不気味さを感じてしまい、不動産屋の説明も途中に内見を切り上げてしまった。

不動産屋が運転する車の後部座席で嫁に「気に入ってるみたいで言い出せなかったけど、あの物件なんか変かも」と耳打ちすると、嫁からも「最初は良いと思ったけれど、住んでないって言う割には生活感があって変だった」言われ、違和感を抱いていたのが自分だけじゃなかったことで現実感が増して、何だかその日は落ち着いて眠ることができなかった。

と、ここまで書いて『柱に身長を刻んで成長の度合いを見る行為』の名称が『背比べ』であっているのか急に不安になった。

実家では背比べと呼んでいたけれど、正式名称とかあるのだろうか。

目が悪いのできれいな月がよく見えなかった……

何故逆に考えない…月がきれいじゃないからお前の目を悪くしたんだと

……ラミファスラミファスルルルのルー

……何が何だかナイアガラの滝

……泣きたいならそう言えよ

……お前がサクラだったとき僕はネクラだった父さんはネズミで母さんは入れ墨だった

……こんな日記捨てたいんだけど

……誰の役に立つんだろうな

……まぁインターネットの肥やしにでも

……ラミファスラミファスルルルのルー

2021-02-27

幼女の頃に障害者に抱きつかれた

私の通っていた小学校は片田舎にあった。

全校児童が250人程度の規模だ。

発達の遅い男児が3人いて、彼らが所属するいわゆる「ひまわり学級」ももちろん存在した。

ちなみに彼らは以下3タイプに分かれていた。

・A君

ダウン症軽度(ある程度成り立つ会話ができる)

・B君

ダウン症中程度?(インプットはどうやらできているようだが、日本語らしい日本語アウトプットできない)

・C君

→発達遅れ(ある程度成り立つ会話ができる)

そして3人全員とも、私と同い年だった。

そのため運動会やら遠足やら、何かしらのイベントには必ず「彼ら3人」も一緒に行った。

小学一年から一緒だったためか、元々の気質なのか、それとも両方か、幸運なことに(?)彼らを蔑視する子たちは同学年にいなかったと思う。

あくまで私目線で、もしかしたら違ったかもしれない。

とりあえず、大っぴらに彼ら3人を差別するような子たちは誰一人としていなかった。

私としては彼らを「大多数と違う」ことに何だか不思議な魅力を感じていた。

決して貶してはならないことは前提としつつ、彼らの行動一つ一つが想定外で、ワクワクしながら彼らと接していたような気がする。

全てを素直に捉えて接してくれる彼らは、変な言い方をすると可愛くも思えた。

忘れもしない、あれは小学5年生の時だ。

秋の学級会で行う「オズの魔法使い」の練習をしていた時だ。

例に漏れず、3人組も私たちと一緒に練習を行っていた。

5回目くらいの全体練習の際に、B君が突然女の子に抱きついたのだ。

その場にいた全員が驚きながらも男子が中心にB君を女の子から引き剥がした。

B君は日本語らしい日本語は話せない。

ただ、こちらの言ったことはある程度理解できる(と認識していた)。

みんなで言葉を選びながら、B君に「抱きついちゃダメだよ〜」と笑いながら注意をした。

しかしながらもB君ははその注意後からも辞められず、「抱きつく→すぐに男子が引き剥がす」というイベントが幾度となく発生した。

その様子を最初からじっくり観察していると、抱きつかれる女子共通するある条件が見えてきた。

それは以下の通りだ。

1)B君のすぐ目の前を通り抜けること

2)可愛い女子であること

なんというのか、太っていたり、容貌が良くない女子が通りかかってもB君は抱きつかなかったのだ。

そして私は思いついた。

「私もB君に抱きつかれたら、可愛い認識された、ということなのではないのか?」と。

すぐに実行に移した。

小休憩の時にB君の目の前を通り抜けた。

キドキしていた。

何故だか何かに祈っていたかもしれない。

「んーーーーーー!!!」という声と共にB君は私に抱きついてきた。

唇を押し付けようとしているので、急いで思いっきりのけぞった。

上半身には両腕をガッチリと回してきた。

まり下半身違和感は感じなかった記憶だ。

どうやらキスのみををせがんできたようだった。

抱きつかれた瞬間「勝った」と思った。

一応、私のことを可愛いと思ってくれる男の子はいたんだ、と。

今考えるとかなり歪んだ認知だと思う。

抱きつかれて5秒後にはB君は男子たちに引き剥がされていた。

私は「可愛いと認めてもらえたこと」や周りで見ている限りでは分からなかった「キスをせがんできた」ことを発見できてワクワクしていた。

が、同時に恐怖も少し抱いた。

私は好奇心から「抱きつかれる可能性がある」ことを意識して行動に移し、かつ「彼が起こすであろう行動を予測できていた」。

それでも恐怖を感じたのは事実だ。

私のようなことを考えずに、突然抱きつかれた数人の女子は、心に傷を負っていたかもしれないと今では思う。

しかしながら、あの状況でB君をきちんと注意できる人はいなかった。

しかするとみんなが見ていない場所先生が注意していたかもしれない。きっとそうであると思う。

抱きつかれた女の子たちは表面に出して怒ったり、泣いたりは一切していなかった。

くそのような感情が湧かない子もいるかもしれないけど、それを抑えて我慢していた子もいたかもしれない。

真相はわからないけど、責めることができずにずっと心の中で耐えていた子がもしいるとしたら可哀想だと思う。

もちろん謝罪はなかった。

そんなものは一切求めていなかったけど、まじで。

B君が抱きついたのはその日だけで、それ以降はそういう事件はなかった。

きっと先生が注意してくれたのだろう。

ちゃん理解して偉いなと思う。

オズの魔法使いは無事成功して幕を閉じた。

ぼんやりと思う。

周囲の人からすると、私はひまわり学級の子達の面倒を率先して行う、とてもいい子だったと思う。

でもそれは心の底から溢れる善意ではなくて、彼らを知りたいという知的好奇心からだった。

データとして、検体として、彼らがどんな行動を起こすか興味を持っていた。

それって失礼なんじゃないかな。

そして今もそういう感情は常に持ち合わせている。

突拍子もないことを行う人を見つけると、近づきたくなってしまう。

よくないね

推敲してないから変なところあっても許してね

ちんちんびろーん

いまは東京にすんでいる。

電車の中でも、普通の街を歩いてたりする時でも、突然体を触られることはある 

勝手に触られて搾取されるのはやっぱり気分良くないよ

オチがわからなくなっちゃった

ぱおんぬ

2021-02-25

小学生の頃からの友人が私を虐めてた奴だった

小学校の頃から知り合った奴で未だに連絡取れてる人が一人だけいて

今でも時々一緒に飲んだりゲームしたりして楽しんでいる…んだが

よくよく考えたらそいつが一番私を虐めてた奴だったんだよな…

何度も殴られてこっちは泣かされたし、こっちに悪口言う集団リーダーとかもよくやってたりした。

まぁそんな奴と何で今は仲良いのかって言うと劇的なイベントがあった訳でもなく

中学生くらいになるとお互い格闘技の技かけあったりしてる内に何だかよく遊ぶようになって

お互いに唯一の昔から知り合ってる関係になったりもして今でも友人関係が続いてると。

別に小学校の頃の事を恨んでる訳でもないし今更追求したい訳でもないし今が楽しいから掛け替えのない友人扱いもしている。

外人関係はこうやっていい方向に転じる事もよくあるのかもしれない。逆に良くない人達結構いるんだろう…

人間関係が良くなるかなんて努力でどうにかならない事もあってきっと自分は運が良かったのかもな

2021-02-23

なんかいから自粛要請とその見返りが公共事業みたいになってるよな

まぁ何が何だか分からんけどね

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