はてなキーワード: 上半身とは
中学時代からちょっと人の気配のないジャンルを反復横跳びしながら気楽に絵を描いていた。絵の上達とか一切考えてなかった。描く時に資料も見なかったし授業中に先生に隠れてバストアップを描いていたレベルである。その頃なんて身体の描き方も全然分からないし手は紅葉だ。足なんて上半身部分を描いていたら入り切らないので描いたことが無かった。下手の横好きというやつである。
ただ中学からネットに染まっていたので、ずっと同ジャンル繋がりで私より遥かに絵が上手い同い年くらいの友達に大勢恵まれていた。そして有難いことに皆性格が良かった。神絵師は性格が良いのだろうか。友人達は私がどんなに基礎画力のなってないポンコツでも仲良くしてくれていて、私は自分の絵が下手なことに何ら危機感を憶えてこなかった。
それが少し前に気が変わった。数ヶ月程かけてめちゃくちゃ絵の練習をしようと思った。
大体今から1年ほど前、旬ジャンルにハマった。それまで旬ジャンルにハマったことがなく、専用垢を作って毎日絵を上げていたらたちまち絵にいいねが付きまくってフォロワーが増えた。ちょっとビビって通知を切ってしまったが、絵を見てくれてありがてぇなぁと思った。人がほぼ居ないジャンル出身で絵は下手くそだったので見て貰えず0いいねは当たり前だったから新鮮だった。
半年ほどして人が寄ってきた。自分より遥かに絵の上手い神絵師がバンバン話しかけて凄いです!絵が好きです!と言ってくれる。有り難いし恐れ多い反面、旬ジャンルすげぇや…と他人事のように見ていた。
ある日一緒に絵を描いていたリアルの知人が居た。知人は長年の付き合いで絵が上手く、イラストレーターを目指していたのでめちゃくちゃ応援していた。基礎画力もしっかりしていてちゃんとした自分の絵柄を持っている。憧れだ。
その知人に言われた言葉がなかなかショックだった。「人気ジャンルは描いてればいいね貰えるのいいよね~私はあんたと違って絵上手いから同じもの描いたらすぐバズるだろうけど、人気に屈して媚びたくないからちゃんとオリジナルで勝負するわ」と言われた。
軽く1週間は凹んだ。
私は好きなものをただひたすら楽しく描いてるだけなのに、その知人には媚びに見えていたのか…と思ってしまった。長年の知り合いだったこともありまぁなかなか落ち込んだ。
ただ1週間経って考えを改めた。
知人と私では、絵に対するスタンスが違うのでは?と思い始めた。
どうも絵を描く人間には
の3種類が居る。
私は確実に①タイプだ。描いてる時に楽しければいいし描き上がった絵はどうでもいい。描き上がったものに1いいねがつこうが5万いいねがつこうが私の中での最高傑作か駄作かは決まっているので気にならない。というか1でもいいね頂けるだけで有難い。0いいねがオーソドックスだった下手くそ絵描き、見て貰えるだけで感謝感謝なのだ。
しかし知人は違う。イラストレーターを目指していて自分の絵がバズるのを目標にしている。自分には基礎画力はあるので後は見つけて貰うだけだと言っていた。評価を気にするどころか評価が自分の日銭に直結するのだから、いいねの数どうでもいいなどと言ってる場合ではない。
なので知人も、たまたま私に刺さる言い方をしただけで基礎画力は大切だよ!と教えてくれただけだと思った。うん多分そう。絶対そう。
しかし私は正直絵が上手くなりたいみたいな向上心が一切無かった。字の通り最悪である。描いてる時だけ楽しければいいアホだった。
ただ今より基礎画力が上がったら、もう少し絵を描くのが楽しいんだろうなぁと思った。いつも色塗りや漫画のネタ出しは割と楽しいが、身体を描いたり手を描いたりする時はよく分からんので苦しみながら描いている。この身体は、こう!という感じで自由自在に好きな構図を描けるようになったら、絵の幅も広がって楽しいだろう。数ヶ月くらい絵をみっちり練習してみたいよな~とは思った。それを一切しないまま中学時代から数十年経ったからこうなってんだよな……
ということでアカウントを消した。フォロワーは5桁を超えそうだったが申し訳無い。絵を上達させるというより、絵を描くのが楽しくなりたいから、まぁ頑張って上達して来ると思ったか?
笑止
ふざけている
数十年も「「「誤魔化して」」」絵を描いていた者が、これまで本当に一切何もしなかった者が、神絵師の友人に囲まれて危機感すら覚えなかった者が、たかが知人の言葉1つで絵の練習をするはずが無いだろ馬鹿か
筋金入りの怠け者だぞ
手なんて紅葉でいいし足なんてボキーーーーっと曲げた方向が関節なのだ
そもそも絵に上手い下手の概念など存在しないしそんなものは皆無だ
な~~~にがデッサンだ漫画のコマ1つ描くのなんてバストアップで十分だ
バランス?左右反転と変形でなんとかなる、いつの時代を生きてんだ令和だぞ自動着色まであるんだから存在する技術は徹底的に使うのが筋だ
そう、好きな絵を好きなだけ描くのが、一番楽しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
1位 お前処女だろ
2位 湿布を貼れ
呼び出されて行った小部屋で上半身裸になった上司がいた。1位とは別人
3位 誰のおかげで給料貰ってると思ってんだ
取引先から何度もクレームが入り担当を降ろされるあなたよりは生み出している
5位 そんな仕事誰でもできる
大抵の仕事は誰でもできると私は思っている
7位 女のくせに気がきかない
自分が使っている複合機が用紙切れを起こし、こちらを向いて一言。用紙切れ起こした人が入れてください
8位 あれは女じゃない
何で仕事相手に勝手に恋愛対象か対象外かを判断されて聞こえるように陰口叩かれなきゃいけないんだろうね
9位 髪ボサボサですよ
天パがコンプレックスの相手に言う言葉ではない。ルッキズム反対
10位 腹は案外出てんだな
BMIでも痩せ判定な時に言われたが、例え腹が出ていても言うべきことではない。ルッキズム反対
【02/08 追記】
いっぱいブクマがついててびっくりした。ありがとう。辛い思いをしてる人がいっぱいいるんだな。
蛇足かなと思ったけど一応補足。
これは2社の話が混ざっている。1社は社員10人くらい、もう1社は200人くらい。1,2年前までの話。
辞めたほうがいいというコメントがあったのですが、鬱になり退職済み。辞めたらすっかり良くなった。でも未だに怒鳴り声を聞くと当時を思い出して震えが止まらなくなる。
挨拶をしない、笑わない、必要なことしか喋らないを実践したら、めんどくさい認定されたのか被害は少しだけ免れた。ただ、その分他の人へのしわ寄せがひどくなっていた。
自分ではない人が被害にあっているときにスマホのICレコーダー機能で録音を試みようとしたが、録音を始めると何も言わなくなることが何度もあった。こっちを一度も見ていないというのに勘だけは良い。
男性関係ないものもあるというのはその通りだった。すまん。女のくせに役に立たない仕事とか、女のくせに資格もいらない仕事とか言われていたバックグラウンドがあり(なぜか、女は医療従事するのが一番という思想だった)、ついランクインさせてしまっていた。
逆に言われて嬉しかったのは、ありがとうと言われたこと、得意先の方から褒められたこと、辞めるときにいろんな人から、頼りにしていた、辞めるのが寂しいと言ってもらえたこと。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 79 | 10063 | 127.4 | 33 |
01 | 64 | 5955 | 93.0 | 39 |
02 | 53 | 6397 | 120.7 | 46 |
03 | 20 | 13659 | 683.0 | 44 |
04 | 31 | 4895 | 157.9 | 58 |
05 | 16 | 1597 | 99.8 | 49 |
06 | 33 | 1972 | 59.8 | 38 |
07 | 54 | 3305 | 61.2 | 41.5 |
08 | 72 | 5599 | 77.8 | 34.5 |
09 | 75 | 9067 | 120.9 | 47 |
10 | 133 | 11383 | 85.6 | 34 |
11 | 133 | 13274 | 99.8 | 36 |
12 | 142 | 14376 | 101.2 | 39 |
13 | 120 | 13240 | 110.3 | 38.5 |
14 | 147 | 16386 | 111.5 | 29 |
15 | 140 | 11592 | 82.8 | 29.5 |
16 | 133 | 15359 | 115.5 | 31 |
17 | 153 | 14871 | 97.2 | 41 |
18 | 123 | 17843 | 145.1 | 47 |
19 | 171 | 16582 | 97.0 | 49 |
20 | 168 | 15762 | 93.8 | 41 |
21 | 187 | 17948 | 96.0 | 34 |
22 | 130 | 12951 | 99.6 | 50 |
23 | 149 | 15477 | 103.9 | 46 |
1日 | 2526 | 269553 | 106.7 | 39 |
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https://anond.hatelabo.jp/20210130055110
心室中隔欠損症とは、文字通り心臓の右心室と左心室を隔てる壁の一部が欠損している、先天性の心臓病だ。手術さえ成功すれば予後は良いらしい。
私の場合、心室中隔欠損症の合併症らしき肺高血圧症も患い、あとなんか動脈に異常があって手術したっぽいけど忘れた。心室中隔欠損症という病名がインパクトでかすぎるのが悪いな。
幼稚園で同じクラスだったガキ大将と共に、就学前健診で引っ掛かり、以来、健診のたびに皆とは別に二人で心電図を受けることになった。低学年の頃は男女一緒の場所で受けさせられたので、タコ吸盤と巨大洗濯ばさみに拘束されている間、退屈しのぎに見詰め合ってへらへら笑ったりなどした。
いいけど、上半身だけで行くのか?
相撲の決まり手「けたぐり」をご存知だろうか。ポケモンの技で知っている諸賢も多いだろう。
この「けたぐり」。決まるとかっこいい。
押したり投げたりの相撲の中で、合気道のように相手の姿勢を崩す技だ。
実際には動画を見てもらうとして、非常な力学が働く「力士×力士」のダイナミズムの中で、意外な身体の動きになる。
立ち会いの際に決まると「けたぐり」になり、その後の攻防で決まると「けかえし」という決まり手になる。
力学としてはほぼ同じなので、ここでは併せて考える。
今日は俺の好きな、かつ動画でみんなで見られる「けたぐり」について紹介するぜ。
足技が得意な時天空。非常に綺麗な「けたぐり」を打つ。youtubeでは何個か時天空の足技を見ることができるが、個人的な「けたぐり」ベストはこれ。
https://youtu.be/KryP9tRyW48?t=329
時天空は立ち会いで「けたぐり」を仕掛ける可能性を匂わせておいて普通に正面から右を差しにいくことがある。
足技だけではない技量で小結まで登った時天空だが、病により2017年に亡くなる。天国でも力の神々にけたぐりを仕掛けていることだろう。
日本人ってのは身体が比較小さいから、小さな力士が大きな力士を倒すと否が応にも盛り上がる。俺は様式化されすぎて今はあまり好きじゃないけど。
小兵の栃剣は小錦の強烈な張り手に耐え、「ここぞ」という場所で小錦の足を動かす。小さな動きで大きな身体を揺るがす。「けたぐり」「けかえし」の面白さが凝縮された取り組み。
海乃山は小兵の曲者で、足技もそうだし、わりかし土俵態度も悪い。怪我のせいで立ち会いの所作も悪い。関脇まで進んだが、関脇には品格は求められなのだろうか。いいのだ。強ければ。
今までのけたぐりと違うのは、海乃山が取り組みの中で何度も「けかえし」を仕掛けるところ。決まり手になる「けたぐり」「けかえし」だけではなく、取り組みの流れの中での「けかえし」をぜひ見て欲しい。
この動画は多分日本相撲協会が平成期に出した『大相撲大全集』DVDのどこかの巻だと思うけど、もし良かったら他の部分も見て、海乃山の、取り組みで何度も仕掛ける「けたぐり」「けかえし」を堪能して欲しいと思う。
いろいろ話題になった「けたぐり」だが、まずは朝青龍の「けたぐり」のうまさを見てほしい。
https://youtu.be/KryP9tRyW48?t=279
朝青龍の運動神経というか身体能力というか相撲頭脳の高さというかが垣間見られる。朝青龍はけたぐりを多用しないが、使おうと思えば簡単に使える。
そんな彼の多芸ぶりを知ることができる。
この取り組みは「横綱の品格」を巡って問題になった。横綱審議委員会が、横綱らしくない取り組みだ、と苦言を呈したのだ。
けたぐりは、小兵力士の技というイメージがある。俺は横綱なんて品格も何も強ければそれでいいと思うから、朝青龍の技量の奥深さを知れて良かったと思う。
現在映像で見ることのできる「けたぐり」の個人的ベストはこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=sO6fPrxcJso
この立ち会いでは、藤ノ川は手で相手に何かを積極的にしていない。「け」はしてるけど「たぐり」はほぼしていない。
ただ、さらによく見ると、藤ノ川は上半身でぶつかっていくようなフェイントをかけている。
「けたぐり」成立の最少限度の要件を満たした洗練された美しさがある。
藤ノ川の取り組みは見ていて面白いので他の動画もよければ見てみて欲しい。
なおyoutubeのアップロードに倫理的な問題を感ずる方は、『大相撲大全集』DVD全10巻を閲覧するといいだろう。図書館などでみられる他購入もできると思う。
ローションガーゼオナニーというものをご存知だろうか。これを読んでいるあなたが知らなくても別に恥ではない。かくいう自分も友人の話からローションガーゼオナニーという自慰方法があることを知った。むしろ知っていた方が恥かもしれない。ともかく、この文章はそのローションガーゼオナニーを実際に体験してみた様子を記したものである。
まず、この体験記は友人との通話中ローションガーゼオナニーという自慰方法を試してほしいと依頼されたことに端を発する。
俺の最初の反応はまず「なにそれ?」だった。自慰の方法としては男性器を握って上下に擦る、いわば普通のオナニーと呼ばれるものしか知らなかった。床に男性器を擦り付けて行う方法なども知っていたが、九分九厘行うのは通常のものだ。
しかしローションガーゼオナニーとは、それとはまったく異なっていた。
まず三十センチほどの横長のガーゼにローションを染み込ませる。それからそのローションまみれのガーゼを両手で持ち、勃起させた男性器の亀頭に擦り付けるらしい。そのまま両手を左右に動かすと、亀頭が刺激され普段のオナニーでは得られない快感を味わえる、とのことだった。
ともかくローションガーゼオナニーを試してみたいとは思った。通常のオナニーなど10年単位で行っている。さすがに飽きが来ているのも確かだ。たまには新しい刺激が欲しい。やってみるのも悪くない。そう思って、その次の日にはローションガーゼオナニーに必要なものを調達しに行った。
冬風吹き荒ぶ1月の夜、仕事を終えると俺は大阪梅田の歓楽街へと向かった。
コロナ影響か、もしくは単純に寒いせいか街に人通りは少ない。そして駅から10分以上離れたところにある信長書店に入った。信長書店とは関西では有名なアダルトグッズ、DVDを取り扱う店だ。こちらも何気に入るのは初めてだ。自分で言うのもなんだがこう言う事柄に関しては、自分は初心だ。はじめてメロンブックスのR-18コーナーに入った時のような緊張感に襲われる。キョロキョロしながら店内を見ると、双頭ディルドにTENGA、穴あきランジェリー、エネマグラなどが所狭しと並んでいる。人類はこんなにエロに興味があったのかと驚くばかりだ。
そんな中、退魔忍アサギとコラボしたオナホールを発見して、少し安心した。他人しかいない群衆でようやく知り合いを見つけた時にような安心感だ。
そんな気分で店内を散策する。もとの目的も忘れ、アダルトグッズの散策に夢中になっていると、目の前に他の客を発見した。
いたのは男女二人の客だった。ああ、このあとこいつらは買ったグッズを使ってセックスするんだろうな……と思うと急に気分が萎えてきた。それからすぐにローションのコーナーに向かうと、適当にローションを見繕って会計を済ませた。それから俺はまもなく店を出た。
ローションは手に入れた。次はガーゼだ。ガーゼなど適当な薬局にいけば売っているだろう。駅への帰り道の途中で買えば良い。そう思っていたが考えが甘かった。
政府の休業要請により、梅田の店はどこも20時には閉まるようになっていた。すでに時間は20時に近い。駅までの地下街を歩いてみるが、どこもシャッターが閉まり始めている。
しばらく歩き回って、ようやく一軒まだ営業しているコクミンドラッグを発見した。
しかし地下街の空いたスペースで営業している店舗のため、品揃えは期待できない。店内を一通り見て回るがガーゼは見当たらない。変な勘が当たったようだ。だがせっかく薬局まで来たのにこのまま買わずに変えるのもなんだ。俺は店員さんに「ガーゼありませんか?」と直接聞いてみた。
「それなら真後ろにあるよ」
店員のおばちゃんが指さした先にガーゼはあった。灯台下暗し、レジのすぐ近くの棚にガーゼは並んでいた。
俺は親切な店員のおばちゃんにありがとうと告げ、ガーゼを買った。
けれど口が裂けてもオナニーのために使うとは言えない。せっかくの親切心に白濁液をかけたような気分になったが、ともかくこれで準備は整った。
そのまま駅に行くと、まるで俺はローションガーゼオナニーになんて一ミリも興味ありませんよ? という顔で電車に乗って帰った。
さて、ようやくここからローションガーゼオナニーの体験パートに移るわけだが、準備物は他にもいる。いわゆるオカズが必要なのだ。通常であればエロ漫画、スマホの動画、画像などを使ってオナニーができる。
しかし今回はローションガーゼオナニーである。両手を、ガーゼを持つ手で塞がれるため、スマホをスワイプすることもエロ漫画をめくることもできない。
そこで俺が選んだのはエロASMRであった。音声のみであれば操作に両手を使用しないし、音声作品はワンプレイに30分ほどかかるのもざらだ。
ゆっくり丁寧にローションガーゼオナニーを行うのであればちょうど良いだろう。
俺はDLsiteのページを開き、テグラユウキの『ダメダメOLお姉ちゃんと酔っ払い甘々えっち』を再生した。再生時間は33分35秒と大ボリュームだ。しかもテグラユウキ作品はどれも高クオリティでハズレはない。これならば問題ないだろう。そういえばこういうときワイヤレスイヤフォンは便利だ。それに外音遮断機能を使えば音声に集中できる、そうAirpods proならね。
それからベッドの上で用意を続ける。
ベッドの横にもう使わないであろうマグカップを用意すると、そこにローションを入れた。それからガーゼを取り出してマグカップの中に浸す。ネバネバしてひんやりした感覚が指先に伝わる。これだけでなんとなくやらしい気分になってきた。
上半身はインナーのみになり、下半身はパンツをずり下げ、男性器を外に出す。
すでにASMRを再生し始めていたため、まだローションに触れていないというのに我慢汁が少し先から溢れて、濡れ始めている。
ベッドで上半身だけ起き上がったまま、だんだんとモードに入っていく。
直接はまだ触れていないため、男性器はまだ完全には勃っていない。
はじめてのローションガーゼオナニーに緊張感と少しの興奮がおしよせてくる。
エロASMRがなかなか本番にいかないからだ。テグラユウキ作品は前戯からの本番までを丁寧に描くことで有名だ。すでに再生から10分ほど経っているというのにまだキスだけで本番にいかない。勃っている姿のまま両手にガーゼを持って待機する。なんと恥ずかしい姿なのだろう。
音声の内容など気にせず、男性器を擦り始めればいいのだろうけど、世界観没入派の俺はじっくりと本番が始まるまで待った。
それからしばらくして本番が始まった。
両手を揺らして亀頭を刺激する。
こすこすこす……
すると、どうだろう。今まで感じたことなのない刺激が亀頭を襲った。
半分気持ちいいような、半分くすぐったいような、おかしな感覚だ。
通常のオナニーであれば何回か擦ればすぐに男性器は硬くなって最大の大きさになる。
しかしローションガーゼオナニーは快感に包まれているというのに、男性器が完全に勃起しないのだ。
こすこすこす……
しかし妙だ。
確かに亀頭が刺激されて気持ちいい。しかし刺激されているというのに、その快感の延長線上にイくという未来が見えないのだ。
通常のオナニーは男性器を擦れば擦るほど、ゲージが溜まっていって、そのゲージが満タンになると射精するようなイメージだ。
擦るスピードを落としたり、速くしたりして射精のタイミングを調節する。だからいってしまえば擦るスピードを調節すれば射精などものの数十秒で行うことも可能だ。もちろんそれでは気持ちよくないから時間やイくタイミングを調節するわけだが。
しかしローションガーゼオナニーはいくら擦ってもそのゲージが溜まっていかないのだ。
ただ快感が押し寄せてくるだけでイけない。
こすこすこす……
「……ふ、あ……んあああ……ふぁ……」
代わりに溢れ出てくるのは情けない声だけだ。
通常のオナニーで声など出さない。ただ擦って快感に身をまかすだけだ。
しかしどうにもこのローションガーゼオナニーというのは声を出さざるを得ない。
ローションガーゼオナニーが市民権を得ていない理由が分かった。
こんなに声が出てしまっては、こっそり家族に隠れてシコるなど無理だ。
しかもなかなかイくこともできない。こんなに恥ずかしいだけの行為がはやるわけがない。
そう考えながら、体をのけぞらせる。快感が体中を駆け巡っているためだ。
こすこすこす……
「ん……ああああああああ……ん、あ……」
外音遮断機能を使っているのに、自ら出した声に音がかき消されるのだ。
逆にASMRとは遮断されて、ただ男性器をしごいている情けない自分と向き合わざるを得なくなる。
こんな、こんな、恥ずかしいことがあるだろうか。
ASMRの世界に没頭していたというのにそこから首根っこを掴まれて、ローションガーゼオナニーの羞恥世界に連れ出されるのだ。
男性器は血液が集まってきて赤くなってきているが、いまだに完全には勃った状態ではない。だというのに声が止まらないのだ。
「もうそろそろイくよ」
こっちはまったくイケる気配はないというのに。
しかし声を出しているせいか、俺は肩で息をし始める。普段のオナニーで息を切らすことなどない。しかし今はそうならざるを得ないのだ。
それに背を大きくのけぞらせる。生殺しのままで快感を発散させる方法がこれしかいないのだ。
こすこすこす……
「ん……く、ううううううう……ん、あ……」
「イく、イくよ」
音声は俺に発破をかけるがいくら擦るスピードをあげてもイける気配はない。
ただ漏れる声の音量が上がるだけだ。
「ん……く、はぁはぁ、うう……ん、あ……」
「イく、イくぅぅぅぅうぅぅぅぅ」
音声は俺に構わず達し始めた。
たまらなくなり、亀頭を擦っていたガーゼを男根に巻きつけて上下に擦り始めた。
もう限界だ。
それからはこみあげるように頂点へとフルスピードへ向かっていく。
通常のやり方に切り替えれば、とっくに達する準備は整っていた。
まるで天使に後押しされてるような気分だ。
もうすぐだ。
もうすぐ狂い咲ける。
「く、う、あああぁぁぁぁっ!!!」
イった。
それはまるでパンパンに膨らましていた風船の膨らませ口から手を離すような感覚であった。
しかしその一方で俺はおおきく肩で息をしていた。
まるで100メートルを走った後のように、疲れ切っていた。
ビリビリと痺れるような感覚の男性器から手を離すと、俺はベッドに上半身を倒した。
ローションガーゼオナニーはイった後にさらに男性器を刺激し続けるとさらなる快感を得られるらしいが、どうもそんな気分にはなれない。
イった後の男性器は敏感であるし、イったあと特有のオーバーヒートモードに身を包まれ、性欲が体から失せていく。
俺はそのままベッドに倒れたまま、精子とローションが混ざってドロドロになったガーゼを見ながら、息が再び整うのを待つ。
ローションガーゼオナニー、まあ、また試してみるのも悪くないかもしれない。
ただ、自分のイく姿を克明に書くのは二度とごめんだと思った。
数日前に、はてブで反出生主義について書かれた記事が話題になっていた(有料部分は読んでいないが)。
人間が生まれることは本当に良いことなのだろうか。昔からよく考える。むしろ、何一つ自分の思い通りにならなかった昔の方がよく考えていたかもしれない。
小学校低学年の頃、週刊ストーリーランドという番組があって(この番組は途中で打ち切りになっちゃったみたいなので、年齢がバレてしまうが)、読者からストーリーを募ってアニメ化するという趣旨のもので、私はとても面白いと思って観ていた。
占い師のおばあさんの超怖い話など、インパクトがあるものが多かったので記憶に残っている人も多いのではないだろうか。
この番組で私が特に印象に残っているのは、神様が世界中の人に同時に語りかけ、願い事を叶えてあげる、ただし叶えるのは1番願った人が多いもの1つだけね、と告げることから始まるお話だ。願いは1つだけだから、多数決でどんな願いにするか決め、皆でそれを願おうということになった。当然もめにもめまくるし暴動が起きるしで大変だったが、なんとか最後は心を一つにしてお願い事をしてハッピーエンド。と思いきや、実は神様は世界中の「人」ではなく「生き物」に語りかけていて(人間は自分たちだけに語りかけられていると思っていた)、人間以外の動物たちの共通の願いはただ1つだったので、世界中から人間だけいなくなったというオチだった。
コロナウイルスの蔓延っぷりを見ていると、鬱々としつつも、ずっと昔に流行したスペイン風邪とかペストの時代の人々の心境と今きっとシンクロしているんだなぁと妙に感慨深くなったり、自分がパニック映画のモブキャラであるような気持ちになったりする。そして、イッヌとかネッコにも感染るようではあるが、死にまくっているのは人間ばかりのようなので、上記の週刊ストーリーランドの人類粛清のお話を思い出したりした。
日本でちょっと前に人気を博した韓国のインフルエンサーのホン・ヨンギさんという女性がいる。彼女は、中3くらいからモデルとして活動を始め、高校生から服のECサイトを経営してめちゃくちゃに稼いだ。一見すると、ファッション好きな可愛くて商才のある女の子のサクセスストーリーだ。しかし実は、これまでの活動は彼女のお父さんの借金(約3億円)を返すために始めたことだった。返しても返しても利息分にしかならない。彼女が自分の出産・育児のために借金の返済が滞ったときがあり、子供の100日祝いの場に取り立てが押しかけてきたという(多分闇金だと思う)。その後も取り立ては続いた。これまで長きにわたって実家と新しい家族の2家族分を彼女が支えてきたが、もう精神的に限界で、肩の荷をおろしたいとインスタに綴っていたという。
彼女は子供の頃本当に貧乏だったらしい。サイズの合っていない靴を履き、中学校に入学しても小1の時のカバンを使うしかなかった。家庭の事情でなんども引っ越すのが嫌だった。それが、モデルの仕事を始めて注目されるようになって、サイズの合う靴を履けるようになるかと思うと嬉しかったらしい。
こういうクズな親の話はよく耳にするので、その度に、やはり産まれることが良いとは手放しに思えなくなる。
私は、どんな子も、色々あったとしても、数年単位で積分した場合になんとかプラスになるような人生であってほしいと心から思う。でも、この社会ではそれは難しい。恵まれた者とそうでない者の落差が大きすぎるのだ。上にいればいるほど、底に近い場所のことは暗くてよく見えない。底に近ければ近いほど、上の方は眩しくて、手を伸ばしても空を切るばかりだ。そんな社会で、子供を作ろうと思える人はどのくらいいるのだろうか。その結果が出生率の減少に現れているのではないか。
落差について考えたとき、映画「パラサイト」のことが頭に浮かぶ。とても緻密で素晴らしい映画だったが、かなりショッキングな重苦しいテーマを扱った作品であることから、数日間は精神的に浮上できなかった。
映画の最後の方で、半地下のお父さんが咄嗟にしてしまった行動の理由が、私にはわかった。人間としての尊厳を粉々に破壊されて、でも破壊した相手は自分を「同じ」人間だとは(一切の悪意なく)思っていなくて、それがわかっていてもどうしようもなくてああするしかなかったのだと思った。
映画を観た後に、一緒に観に行った知人と感想を言い合っているとき、彼女が「あ、それそういう意味だったんだ!」と驚いていた。彼女は、地方都市出身だけど私と違って都心部に近いところで一人っ子として溺愛されて育ち、色々な習い事をして東京のそこそこ偏差値の高い私立大学を出た人だ。映画も本も音楽も好きで教養がある人だ。そのような人が、あのシーンの意味がわからなかったというのは結構衝撃的で、というのは多分だけど解釈不足ではなく想像が及ばなかったからだと思うからだ。そんな風に惨めな思いをしたことがないから。
私の一人暮らしの家にはテレビがなく、「逃げるは恥だが役に立つ」の新春スペシャルはTVerで観た。けど、途中で観るのをやめてしまった。前回のドラマも途中で観るのをやめて、その時は二人の恋愛模様が何だか気持ち悪くなってしまったという理由だったが、今回は、現実の社会問題をこれでもかとふんだんに詰め込んでおきながら、登場人物の設定は全部ファンタジーというちぐはぐさがあり、何だこれは?となってしまったからだ。ツイッターでは、恵まれた人の恵まれた物語、「持てる人」しか出てこない、などの声がある一方で、感動した!すごく良かった!という声もあった。
学生時代、研究者の人が昨今の就職難について嘆いていて、公募受ける時だけ女になりたいなと冗談めかして言っていた。最初、言っている意味がわからなかったのでどうしてか聞いたら、女性枠があるからだという。私はふいに怒りを覚えたが、ぐっと堪えた。
結局のところ、皆自分より下の階層については鈍感であるか、鈍感であろうとしているのだろう。私がパラサイトを観てショックを受けたのも、いつも自分が一番不幸だと思っていたのに、自分より下の見えなかった分断を突きつけられたからだと思う。アフリカの恵まれない子供達、肋骨が浮き出てお腹が膨れて上半身裸の彼らのことを知っているのに、普段は頭の片隅に追いやって考えないようにしている。私たち全員が、今より高いところとの間にある分断を見ていて、眩しくてつらい気持ちになるのに精一杯でいる。人生は不幸なことばかりで、自分より恵まれている人を憎んでいるのだ。その一方で、自分より下の分断も見たくない。
こんな気持ちを抱えてずっと生きていくのはつらい。
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ブクマで、どうしてブルマーの調査を個人のブログやnoteでやらないことをいぶかしがるコメントをいただくこともあった。理由はいくつかあるが、一番の理由はこの匿名の環境が心地よいためだ。もしもコテハンで延々とブルマーについて語っていると、自分のアイデンティティの深いところにブルマフェチであることが刻まれてしまうだろう。現に、さっきブルマーを脱がしてお尻を見る夢を見た。いつしか毎週のようにブルマーについての考察を書くことが求められ、承認欲求からそこに依存し、それが完全に習慣になってしまう。怖いことではないだろうか。
さらに、ある程度ライターやブロガーとして名前が売れたら世間で話題になったり、現在進行形で炎上していたりすることについてコメントすることが期待されるかもしれない。それは、気晴らしとはほど遠い。自分がやりたいのは個人的に気になったことの調査であり、それ以上ではない。だいたい、世間の議論は不毛なことが多く、建設的でない議論に巻き込まれても面白くない。要するに、期待されると疲れるのだ。
また、この記事はほとんどが海外の情報の斜め読みとその翻訳からなっており、それで閲覧数を稼いだり、有料の記事を作ったりするのは少しばかりおこがましく思う。最近はあまりやかましく言わなくなったのかもしれないが、リンクフリーかどうかもわからないサイトから引用している個所も多い。コンプライアンス的にはグレーだろう。こうして書いた記事がバズったら確かにうれしいが、あまりブクマ数は気にせずに遊びとしてやる距離感が一番楽しい。バズることが自己目的化しては意味がない。
匿名性の良さにはほかにもある。増田という環境は情報の書き手と受け手の関係がフラットで、記事の誤りを気軽に指摘してもらえるのだ。もともと自分の勉強のためにブルマーについて調べていたのだから、批判も含めてあらゆるコメントはいつもありがたい。
更に、増田でこうして書いたことで学べたこともある。ライター業というのは思いのほか大変なのだ。まとまった長さの文章を毎週書くことをしばらく続けてみたが、テーマを選ぶことも調査することもそれなりに気力を使う。小説で長い文章を書くのが元々苦ではなかったので、こういう記事も簡単だろうと油断していたのだが、自分で考えた締め切りを守るのも負担だとわかった。ましてや自分の興味がないことも書かないといけないうえに、ウケるテーマを探さないといけないプロはなおさらだろう。一時期、文筆業に憧れていたことがあったのだが、こうして実際にその真似事をやってみると、その苦労がどれほどのものか、かなり実感がわくようになった。
確かに、自分の妄想を必死でひねり出して数万字書いてスルーされがちな小説と比べ、調べたことをまとめたものはほんの数千字でブクマがもらえるので、かけた手間と承認欲求のコストパフォーマンスはこうした記事のほうがいいのだが、そういう問題ばかりでもない。
とはいえ、面白い経験ではあったので、例えば僕のフェティシズムとは関係のない記事を書いて、どの程度伸びるかどうかを実験しても面白いかもしれない。たとえば、筆者はよく美術館に行くのだけれど、刀剣には詳しくないため、どこをどう見ればいいのかがわかっていない。それについて調べた記事なんかを書くのもいいかもしれない。さっさと書籍を入手しろという話かもしれないが。
また、何かまとめたくなったら書く。それがいつになるかはわからない。
24日 家の裏庭で放置しているイチヂクの木(樹齢15年)を撤去することを思いつく
25日昼、開墾鍬とショベル、ノコギリを買ってくる。一本だけのはずが根っこから派生して六本になっていた。枝葉を切る。切った枝の山がみっつできる。
26日昼、幹をノコギリで切る。撤去しやすいように大体1m幅に切りそろえる。幹の山がふたつできる。
27日昼、開墾鍬とショベルで切り株撤去をーする。切り株の根っこをノコギリで切っていたが、鍬でぶった切る方が早いことに気付く。
28日昼、鍬で根っこ切りと土掘りを同時のやっていく。派生した5本の切り株を取り除く。
切った樹木達は年末年初で業者に依頼できないので、しばらく放置することが決定。
この5日間、毎日昼間は肉体労働していて疲れてるはずなのに、筋トレの調子が良い。今日も夜にまたジムに行く予定。スクワットが更新できればいいな。
これはあくまで自分の勝手な推察であり、妄想である。ただし、元ネタになった書籍は存在する。
「もののけ姫」のたたら集団は鬼を表している。あそこで働いている人たちはすべて鬼なのだ。
「鬼に金棒」という諺は聞いたことがあるだろう。なぜ、鬼が金棒を持っているのだろうか。
あるいは、鬼の姿について。鬼は肌が赤く、上半身がはだけていて、しばしば隻眼の姿で描かれている。なぜか?
これは、鉄を打つ鍛冶師を表しているのだ。
製鉄の際、鍛冶師は高熱を帯びた鉄を打つため、身体が赤く灼けてしまう。
また、光る鉄を見つめるため、片目が潰れてしまうこともあるという。
両者にはそうした共通点がある。
では、なぜ鍛冶師が鬼として表されるのか?そこには技術者と権力者の関係が表現されているのだ。
時の権力者にとって、製鉄の技術は喉から手が出るほど欲しい技術だった。それゆえ、鍛冶師は必要な人材、技術者だった。
しかし、権力者が欲しいのは技術だけであって、技術者自体はむしろ厄介な存在だ。自分たちが欲しいものをもってはいるがゆえに、彼らにうかつに手を出せない。
そして、一番の権力者は誰か。「もののけ姫」では「お上」とだけ呼ばれているが、もちろん天皇のことだ。
そこで、天皇を奉る神社は鍛冶師を「人ならざる者」であるとして、鬼の伝承を広めたのだ。
上述のことを頭に入れた上で、もののけ姫を見てみよう。
言うまでもなく、たたら集団はもちろん鉄を打つ者たちの集団である。
そして、そこで働く者たちの一部に病に侵された者たち(障碍者?)がいる。あの時代、障碍者などは厄介者扱いだろう。そんな者たちの居場所は、真っ当な場所にはないはずだ。
一方、ジコ坊は度々「お上」という言葉を口にする。上述したように、これは権力者=天皇のことだ。
鬼の伝承は天皇=普通の人の一番エライ人であり、鬼=人ならざる人という対立構造となっているのだ。
もちろん、宮崎氏自身は上述のようなことは考えていないだろう。だが、鬼の伝承を頭に入れて「もののけ姫」を見ると、またちょっと違った見方もできるのだ。
どこかで鬼の話ー鬼の本をよみとく 奥田継夫