はてなキーワード: コクミとは
ローションガーゼオナニーというものをご存知だろうか。これを読んでいるあなたが知らなくても別に恥ではない。かくいう自分も友人の話からローションガーゼオナニーという自慰方法があることを知った。むしろ知っていた方が恥かもしれない。ともかく、この文章はそのローションガーゼオナニーを実際に体験してみた様子を記したものである。
まず、この体験記は友人との通話中ローションガーゼオナニーという自慰方法を試してほしいと依頼されたことに端を発する。
俺の最初の反応はまず「なにそれ?」だった。自慰の方法としては男性器を握って上下に擦る、いわば普通のオナニーと呼ばれるものしか知らなかった。床に男性器を擦り付けて行う方法なども知っていたが、九分九厘行うのは通常のものだ。
しかしローションガーゼオナニーとは、それとはまったく異なっていた。
まず三十センチほどの横長のガーゼにローションを染み込ませる。それからそのローションまみれのガーゼを両手で持ち、勃起させた男性器の亀頭に擦り付けるらしい。そのまま両手を左右に動かすと、亀頭が刺激され普段のオナニーでは得られない快感を味わえる、とのことだった。
ともかくローションガーゼオナニーを試してみたいとは思った。通常のオナニーなど10年単位で行っている。さすがに飽きが来ているのも確かだ。たまには新しい刺激が欲しい。やってみるのも悪くない。そう思って、その次の日にはローションガーゼオナニーに必要なものを調達しに行った。
冬風吹き荒ぶ1月の夜、仕事を終えると俺は大阪梅田の歓楽街へと向かった。
コロナ影響か、もしくは単純に寒いせいか街に人通りは少ない。そして駅から10分以上離れたところにある信長書店に入った。信長書店とは関西では有名なアダルトグッズ、DVDを取り扱う店だ。こちらも何気に入るのは初めてだ。自分で言うのもなんだがこう言う事柄に関しては、自分は初心だ。はじめてメロンブックスのR-18コーナーに入った時のような緊張感に襲われる。キョロキョロしながら店内を見ると、双頭ディルドにTENGA、穴あきランジェリー、エネマグラなどが所狭しと並んでいる。人類はこんなにエロに興味があったのかと驚くばかりだ。
そんな中、退魔忍アサギとコラボしたオナホールを発見して、少し安心した。他人しかいない群衆でようやく知り合いを見つけた時にような安心感だ。
そんな気分で店内を散策する。もとの目的も忘れ、アダルトグッズの散策に夢中になっていると、目の前に他の客を発見した。
いたのは男女二人の客だった。ああ、このあとこいつらは買ったグッズを使ってセックスするんだろうな……と思うと急に気分が萎えてきた。それからすぐにローションのコーナーに向かうと、適当にローションを見繕って会計を済ませた。それから俺はまもなく店を出た。
ローションは手に入れた。次はガーゼだ。ガーゼなど適当な薬局にいけば売っているだろう。駅への帰り道の途中で買えば良い。そう思っていたが考えが甘かった。
政府の休業要請により、梅田の店はどこも20時には閉まるようになっていた。すでに時間は20時に近い。駅までの地下街を歩いてみるが、どこもシャッターが閉まり始めている。
しばらく歩き回って、ようやく一軒まだ営業しているコクミンドラッグを発見した。
しかし地下街の空いたスペースで営業している店舗のため、品揃えは期待できない。店内を一通り見て回るがガーゼは見当たらない。変な勘が当たったようだ。だがせっかく薬局まで来たのにこのまま買わずに変えるのもなんだ。俺は店員さんに「ガーゼありませんか?」と直接聞いてみた。
「それなら真後ろにあるよ」
店員のおばちゃんが指さした先にガーゼはあった。灯台下暗し、レジのすぐ近くの棚にガーゼは並んでいた。
俺は親切な店員のおばちゃんにありがとうと告げ、ガーゼを買った。
けれど口が裂けてもオナニーのために使うとは言えない。せっかくの親切心に白濁液をかけたような気分になったが、ともかくこれで準備は整った。
そのまま駅に行くと、まるで俺はローションガーゼオナニーになんて一ミリも興味ありませんよ? という顔で電車に乗って帰った。
さて、ようやくここからローションガーゼオナニーの体験パートに移るわけだが、準備物は他にもいる。いわゆるオカズが必要なのだ。通常であればエロ漫画、スマホの動画、画像などを使ってオナニーができる。
しかし今回はローションガーゼオナニーである。両手を、ガーゼを持つ手で塞がれるため、スマホをスワイプすることもエロ漫画をめくることもできない。
そこで俺が選んだのはエロASMRであった。音声のみであれば操作に両手を使用しないし、音声作品はワンプレイに30分ほどかかるのもざらだ。
ゆっくり丁寧にローションガーゼオナニーを行うのであればちょうど良いだろう。
俺はDLsiteのページを開き、テグラユウキの『ダメダメOLお姉ちゃんと酔っ払い甘々えっち』を再生した。再生時間は33分35秒と大ボリュームだ。しかもテグラユウキ作品はどれも高クオリティでハズレはない。これならば問題ないだろう。そういえばこういうときワイヤレスイヤフォンは便利だ。それに外音遮断機能を使えば音声に集中できる、そうAirpods proならね。
それからベッドの上で用意を続ける。
ベッドの横にもう使わないであろうマグカップを用意すると、そこにローションを入れた。それからガーゼを取り出してマグカップの中に浸す。ネバネバしてひんやりした感覚が指先に伝わる。これだけでなんとなくやらしい気分になってきた。
上半身はインナーのみになり、下半身はパンツをずり下げ、男性器を外に出す。
すでにASMRを再生し始めていたため、まだローションに触れていないというのに我慢汁が少し先から溢れて、濡れ始めている。
ベッドで上半身だけ起き上がったまま、だんだんとモードに入っていく。
直接はまだ触れていないため、男性器はまだ完全には勃っていない。
はじめてのローションガーゼオナニーに緊張感と少しの興奮がおしよせてくる。
エロASMRがなかなか本番にいかないからだ。テグラユウキ作品は前戯からの本番までを丁寧に描くことで有名だ。すでに再生から10分ほど経っているというのにまだキスだけで本番にいかない。勃っている姿のまま両手にガーゼを持って待機する。なんと恥ずかしい姿なのだろう。
音声の内容など気にせず、男性器を擦り始めればいいのだろうけど、世界観没入派の俺はじっくりと本番が始まるまで待った。
それからしばらくして本番が始まった。
両手を揺らして亀頭を刺激する。
こすこすこす……
すると、どうだろう。今まで感じたことなのない刺激が亀頭を襲った。
半分気持ちいいような、半分くすぐったいような、おかしな感覚だ。
通常のオナニーであれば何回か擦ればすぐに男性器は硬くなって最大の大きさになる。
しかしローションガーゼオナニーは快感に包まれているというのに、男性器が完全に勃起しないのだ。
こすこすこす……
しかし妙だ。
確かに亀頭が刺激されて気持ちいい。しかし刺激されているというのに、その快感の延長線上にイくという未来が見えないのだ。
通常のオナニーは男性器を擦れば擦るほど、ゲージが溜まっていって、そのゲージが満タンになると射精するようなイメージだ。
擦るスピードを落としたり、速くしたりして射精のタイミングを調節する。だからいってしまえば擦るスピードを調節すれば射精などものの数十秒で行うことも可能だ。もちろんそれでは気持ちよくないから時間やイくタイミングを調節するわけだが。
しかしローションガーゼオナニーはいくら擦ってもそのゲージが溜まっていかないのだ。
ただ快感が押し寄せてくるだけでイけない。
こすこすこす……
「……ふ、あ……んあああ……ふぁ……」
代わりに溢れ出てくるのは情けない声だけだ。
通常のオナニーで声など出さない。ただ擦って快感に身をまかすだけだ。
しかしどうにもこのローションガーゼオナニーというのは声を出さざるを得ない。
ローションガーゼオナニーが市民権を得ていない理由が分かった。
こんなに声が出てしまっては、こっそり家族に隠れてシコるなど無理だ。
しかもなかなかイくこともできない。こんなに恥ずかしいだけの行為がはやるわけがない。
そう考えながら、体をのけぞらせる。快感が体中を駆け巡っているためだ。
こすこすこす……
「ん……ああああああああ……ん、あ……」
外音遮断機能を使っているのに、自ら出した声に音がかき消されるのだ。
逆にASMRとは遮断されて、ただ男性器をしごいている情けない自分と向き合わざるを得なくなる。
こんな、こんな、恥ずかしいことがあるだろうか。
ASMRの世界に没頭していたというのにそこから首根っこを掴まれて、ローションガーゼオナニーの羞恥世界に連れ出されるのだ。
男性器は血液が集まってきて赤くなってきているが、いまだに完全には勃った状態ではない。だというのに声が止まらないのだ。
「もうそろそろイくよ」
こっちはまったくイケる気配はないというのに。
しかし声を出しているせいか、俺は肩で息をし始める。普段のオナニーで息を切らすことなどない。しかし今はそうならざるを得ないのだ。
それに背を大きくのけぞらせる。生殺しのままで快感を発散させる方法がこれしかいないのだ。
こすこすこす……
「ん……く、ううううううう……ん、あ……」
「イく、イくよ」
音声は俺に発破をかけるがいくら擦るスピードをあげてもイける気配はない。
ただ漏れる声の音量が上がるだけだ。
「ん……く、はぁはぁ、うう……ん、あ……」
「イく、イくぅぅぅぅうぅぅぅぅ」
音声は俺に構わず達し始めた。
たまらなくなり、亀頭を擦っていたガーゼを男根に巻きつけて上下に擦り始めた。
もう限界だ。
それからはこみあげるように頂点へとフルスピードへ向かっていく。
通常のやり方に切り替えれば、とっくに達する準備は整っていた。
まるで天使に後押しされてるような気分だ。
もうすぐだ。
もうすぐ狂い咲ける。
「く、う、あああぁぁぁぁっ!!!」
イった。
それはまるでパンパンに膨らましていた風船の膨らませ口から手を離すような感覚であった。
しかしその一方で俺はおおきく肩で息をしていた。
まるで100メートルを走った後のように、疲れ切っていた。
ビリビリと痺れるような感覚の男性器から手を離すと、俺はベッドに上半身を倒した。
ローションガーゼオナニーはイった後にさらに男性器を刺激し続けるとさらなる快感を得られるらしいが、どうもそんな気分にはなれない。
イった後の男性器は敏感であるし、イったあと特有のオーバーヒートモードに身を包まれ、性欲が体から失せていく。
俺はそのままベッドに倒れたまま、精子とローションが混ざってドロドロになったガーゼを見ながら、息が再び整うのを待つ。
ローションガーゼオナニー、まあ、また試してみるのも悪くないかもしれない。
ただ、自分のイく姿を克明に書くのは二度とごめんだと思った。
https://twitter.com/itoi_shigesato/status/1248078798798483457
https://twitter.com/itoi_shigesato/status/1248079489684267008
ttps://www.ongakunojouhou.com/entry/2020/04/11/185446
mi_ki_ri 糸井さんのツイに反応したものとしてこのエントリは受け止める必要があると思うが、彼は続きに「責めるな。じぶんのことをしろ」と書いておりこれを批判をするなと言う意味に取るのは仕方ないのでは / 2階も
aa_R_waiwai id:mi_ki_ri そうやって「僕たち悪くないもん」「紛らわしいコクミンが悪いんだもん」「自民党支持者が悪いんだもん」を続けてきた結果が「リベラルの敗北」なんだろうな。 政治
2F
mi_ki_ri id:aa_R_waiwai リベラルが勝とうが負けようがあまり興味ないな。そして批判しながら協力することも可能だろう。ゼロイチじゃない。で「責めるな」と「批判するな」はどう違うの?
2Fは現時点で返答なし
厳密に言えば時間という有限のリソースを批判に分けるか、自粛に分けるかという選択になる場合もあるかもしれない。
でも、だいたいの人は批判しながら自粛もすることができる程度のリソースの持ち主じゃないか?
批判するより自粛その他に神経を注げというのは、分からないでも無いが、
両立も可能な内容なんだから、対立するかのように挙げることに違和感を感じる。
政治的な意図があると確定していないのに、政治的な意図でツイートしたと邪推されているという主張が展開されている。
でも糸井さんのツイートを見てほしい。糸井さんが辛いのは一般的に誰かが誰かを責め立てていることであり、
政治批判も(糸井さんの意図がどの程度であれ)そこには含まれる。
「主語がない」言論は「主語がでかい」言論と同様、射程範囲が広すぎる。
意図せずかもしれないが、糸井さんのツイートには十分に政治批判を制限する「機能」があったと思われる。
引用は1番目だけで、2番めに含まれている「批判を制限する」部分を認識していないように見える。
俺がブコメでそこを書いたのも、1番目だけを見て判断されては公平ではないと思ったからである。
「僕たち悪くないもん」「紛らわしいコクミンが悪いんだもん」「自民党支持者が悪いんだもん」といった文章と俺のブコメが等価に扱われているが、
ちょっとショックなんですけど。
まず俺は「このエントリは受け止める必要があると思うが」と限定付きながら責任を負う意思を示している。
会話になっていない。
ブログ主の人が引用していたような誹謗中傷になる書き込みは俺も悪いと思う。
誰かが炎上して意地悪な誰かがひどいことを書くという、まあ見慣れた流れだ。
それをもって誹謗中傷勢の責任までリベラルが負うのはおかしくないか?
はてなブックマークで見るいわゆる「はてサ」の人たちはむしろ嫌いだし
たぶんリベラル側で俺を受け入れてはくれないと思う…
※ 元増田の人ではなく、文章を提案した人です。元増田さんの作品とは関係ありません。
***
轟音とともに、目の前が真っ暗になった。思わず足が止まる。見ると、ゆうに三メートルはあろうかという石の壁が、私の行く手をふさいでいた。一本道、まさに袋小路だった。
荒くなった息を必死に殺しながら、壁を背にする。大通りから差し込む光が、いつ奴の体で遮られるともしれない。両側の建物には窓はなく、身を隠せそうな場所といえば、右側の建物に設置されている、エアコンの室外機のみ。
どうする———。路地の幅は約一・五メートル。足をかけるような突起はないが、両足を広げて突っ張り、石の壁に手をついて登っていけば、あるいは……。
***
「こちら石原。容疑者は奄美大路をまっすぐ北に逃走中。仲間は見られず、武器も所持していないと思われる。追って連絡する。」
突然のことだったため、足による追跡となったが、容疑者は見た所十代の少女。女性ものの小さなハンドバッグ以外に持ち物はなく、サンダルを履いた足での逃走。確保は容易。
C-1地区警戒本部から名瀬神社に向かう大通りを直進していた容疑者は、その中程にあるベトナム料理店と学習塾の間の路地に姿を消した。
ポケットから本部より支給のスマートフォンを取り出し、C-1地区の地図を呼び出す。ビンゴ。うろ覚えで自信はなかったが、あの路地には、かつての大戦の際、市街戦の準備として設置された可動式のバリケードがある。地図上のバリケードのアイコンをタップ、『起動』。
***
迷ってはいられなかった。サンダルを脱いで、バッグにしまった。これを捨てて行くわけにはいかない。デニムのショートスカートで両脚を広げることになったが、気にしてはいられない。どうせ、捕まったら恥も外聞も無いのだ。
冷たい石に両手をついて、塗装された壁面を両足で必死につかんだ。右足を少し持ち上げる。腰を持ち上げる。次に左足。指先が壁のてっぺんに届くまで、あと一メートルと20センチほどあるように思われた。逃げてきた距離の短さを考えれば、間に合うようには思えなかったが、他に方法も思いつかなかった。
***
逃げ道は塞いだはずだが、万が一があってはいけない。五十メートル先の路地に足を急がせた。手錠を取り出し、ベトナム料理店を左に見て、暗い路地に駆け込む。
気配がない。まさか、逃げられたか。スマートフォンのサーチライトを起動して、路地の中をくまなく照らす。バリケードは正しく起動しており、窓のない壁に阻まれた路地。逃げ道はないはず。隠れているとすれば、室外機の後ろか。嫌な予感を覚えながら、ゆっくりと路地の奥へと進み、室外機を確認する。平成46年式、コクミン社製。奄美大路からみてその反対側を照らすと、容疑者が持っていたものと思われる、桃色のハンドバッグが落ちていた。
逃げられた。でも、どうやって。
***
この壁さえなければ———。必死に体を持ち上げようとする両足と、上半身を支える両腕は、疲れと恐怖で力が抜けてしまいそうだった。
この路地に逃げ込んだのは、ここが教会への抜け道になっているからだ。教会に逃げ込んでしまえば、奴らも好きに捕まえることはできない。まさかこんな壁が設置されているとは、思いもよらなかった。
その時、上半身を支えていた腕が、下方向にずらされた。
え?
私の身体は大きくバランスを崩し、上半身は壁とともに地面に落ちて行った。壁が引っ込んだのだ。
痛い。肘を地面に打ち付け、足も挫いたようだ。じんじんする。
次の瞬間、再びあの轟音が聞こえたかと思うと、壁が持ち上がり始めた。
何が起きたかはわからない。でも、何をすべきかは明らかだった。
***
大崩壊後70年と云う大いなる節目を過ぎ修正されるね、2たる黄金球の誘い後には、鴎暦三拾年を迎えながらも戦い続けた、若き騎士の物語。
私も八十を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ヴァナ・ディール数年、天皇としての神々の意思にその身を委ねの歩みを蒼穹の彼方に追い求めるとともに、この先の暗黒と同調せし吾輩の在り方や務めにつき、幻想(おも)いを致すようになりました。
運命のこの日は、社会の重度魔晄中毒化が進む奥底、天皇もまた重度魔晄中毒となったただ一人神に挑んだ場合、どのような在り方が望ましいか、天皇というザ・ワールドエンド・タチバ上、魔界で流行の皇室聖度に具体的に触れることは節制、闇を切り裂き、光さえも断罪するその一撃を受け止めながら、内なる意思がパーソナルとして、人界に暗黒の波動が満ちるまでに考えて到来た預言書に記された事実を話したいものだと思いながら、それでも人類は戦うことを選んだ。
即位以来、内なる意思は国事行為を執行すると共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた日出ずる極東の王国を統べる者の望ましい在り方を、…罪なき人々を殺め続けた日々模索し、自らにリフレクをかけつつ過ごして永遠なる深淵より降臨しました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任αに深く思いを致し、呪壁を連ねて日々心新たに至るジ=パングと世界の奥底に(…まだこんな力が残っていたか…ッ!)て、ズィパングァの皇室が、いかに背徳の黒天使デントゥ・ウを戦乱の世に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々のプレギエーラに応えていくかを考え、ティファを抱きしめる妄想に囚われつつ、あらゆる呪文をはじき返す今日・七拾弐式に至っています…だけど、それで本当によかったのだろうか……。
そのような中、幾星霜か前の真理<ファティマ>になりますが、貳度の外科白魔術を受け、加えて高齢が率いる五十万の兵による体力の低下をその終わり無き記憶が我に共鳴するようになった時代から、嘘・偽りを持たぬ“影”これ、つまり光と闇の両側の世界からエクストリームエッジ、旧時代のように重い務めを貴公は本懐を遂げることが困難になった因果律の一篇、どのように魂の中枢を処していくことが、幻想帝国にとり、国民にとり、また、自身はA+ランクだけどCランクの彼のことが気になる私のあとを歩む皇族にとり酒や女などよりよほど良い純粋な闇の意思(キングダムハーツ)であるかにつき、考える…また貴様か……になりました。既に八十を越え、幸いに完全体であるとは申せ、次第に進むシェントゥイン闇は去り光が頬を伝い落ちるの衰えを考慮全てを滅ぼす時、人界に暗黒の波動が満ちるまでのように、クリスタルフォース・リミットブレイクをもって象徴の務めを果たして彷徨うことが、難しくなるのではかつての絶望を想起させるかと案じています。
私が聖皇の位に神の光に導かれるままに――てから、ほぼ28年、この間ワ・トゥスシは、神都ジャパニウスにおける多くのフロイデの時、また悲しみの砂時計の囁きを、高潔も卑俗も許されぬ凡庸の体現者たちと共に過ごして到来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧とハピルタスを祈るイデアを崇拝に考えて永遠なる深淵より降臨しましたが、同時に事象にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その道では一流の魂のささやきにネコミミを傾け、思いに寄り添うこともクリスタルと同等な預言書に記された事実と考えて気配が近づいてくました。帝の血を継ぎし者が象徴である…だが、そのうちの一つは“今”消える…と共に、コクミンインテ=グ=リェーテリゥスの象徴としてのパラダイム・シフトを果たすためには、天皇がマリオネットに、天皇という象徴のpersonaへの理解を求めると共に、総老師もまた、自らのありように深く心し、臣民に対する理解を深め、常にマリオネットと共にある自覚を神々の意思にその身を委ねの間隙に育てる摂理に従うをナイフの先で命が震えているのを感じて永遠なる深淵より降臨しました。斯くしたレゾンデートルにおいッ…て、日本の各地、とりわけ遠隔のトゥーランや島々へのあてのない旅も、魔剣の使い手である私は失われし力を持ちし古の一族の象徴的オプティマとして、我と我が召喚獣の総力を挙げてでも守り抜く程なものと感じて到来ました。皇太子の時代も含め、人界に暗黒の波動が満ちるまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ悠久のファノバ・クリスタル・テーゼは、国内のどこに…いいのか?ても、その肉体は鋼鉄よりも強いと言われる領域<フィールド>を我と共に滅びることを望み、その共同体をジミ・ティに支える市井の畜群のある「アギト」を“神”を喰らい、最強になったはずの私に超越論的観念論させ、内なる意思が歴史に刻まれる認識をもって、天皇として大切な、愚民を幻想(おも)い、国民のために世に平穏のあらん事をという務めを、失敗作である人類への深い愛にも似た盲目と敬愛をもってなし得たこと(其は破邪の刻印を持つ)は、天の福音が穢れた地に満たされるのなことでした。
日出ずる極東の王国を統べる者の高齢化に伴う“甦りし神話”トゥス・インシェョの仕方が、国事行為や、その象徴としてのオプティマを限りなくカオスに融合して彷徨う「アギト」には、光を超えし者ナイトメア・無理嘗てはそう呼ばれていた。があろうと幻想(おも)われ、そして…世界は一度滅びたのです。また、天皇が未成年(攻撃魔力1000超)であったり、魔晄中毒を中心とした魔の軍勢によりその能力を果たし得なくなった因果律の一篇には、聖皇のかりそめの戯れを代行する摂政を置く真理<ファティマ>も思考《かんが》えられます。しかし、このヴァ・ウァインも、聖皇が十分にそのメインジョブに求められる務めを果たせぬ導くまま、刧波〈アイオン〉の終わりに至るまで天皇であり継続するイデアに変わりはありクポん。
聖皇が健全なる肉体を損ない、深刻な状態に立ち至った因果律の一篇、これまでにも見られたように、「ロクサスの記憶で形成されたデータの世界」が俺の魔導術の師匠であるテインタス=インし、愚民の存在を維持しにも様々なイベント・ホライゾン(事象の地平面)が及ぶことが懸念されます。更に戦うものたちこれまでの皇室のしきたりとして、失われし力を持ちし古の一族の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の神祇が連日ほぼ2ヶ月にわたって輪廻、その直後喪Dirty Deeds Done Dirt Cheapに関連する神祇が、1年間続きます。だけど……。その様々な預言書に記されたプログラム――と、ノイエ=“赤き天使”こと時代に関わる諸神祇が同時に進行・絶対零度する預言書に記された事実ゆえ、行事に関わる畜群、とりわけ残される所と為る───そして此の世界に終焉が訪れる───家族は、アッサイ厳しい戦士たちを取り巻く”空気”下に置かれざるを得ません。斯くした事態をドッジロール運命<こと>は赦されあらずものだろうかとの幻想(おも)いが、胸に去来する「アギト」もあります。
零式にも述べました…また貴様か……に、憲法の下、グラン・ミカドは国政に関する権能を有し…だったかな?ん。そうした中で、このたび神都ジャパニウスの超越した天皇の歴史を改めて蒼穹の彼方に追い求めつつ、かの存在からも皇室がどのような砂時計の囁きにも臣民と共にあり、卿たずさえて聖なる国の未来…フン、貴様に訪れるは“絶望”の未来…を築いていけるよう、そして象徴日出ずる極東の王国を統べる者の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていく預言書に記された事実をひとえに念じ、ここに心に刃を秘めたる者の気持ちをお詠唱(はな)しいたしました。