「背中」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 背中とは

2021-04-04

anond:20210404142249

かいいつつ、結婚生活ガンバレ!って背中を押してあげたんでしょ?イケメン〜

2021-04-03

魚や骨付き肉をうまく食べられない人がいる。

サンマだと片側の背中だけ、ケンタッキーだとふくらはぎだけ食べて

食べるところがないと判断してしまう。

その光景を目撃してしまうと本当にキツイ

カニとか見たらキレちゃうだろうな。

ウマ娘風に明日大阪杯解説する

本命馬  コントレイル

ディープインパクト以来の無敗の三冠ウマ娘(息子)

ウマ娘では無敗三冠ウマ娘シンボリルドルフの息子のトウカイテイオーがルドルフに憧れて、という設定になってるけど、それと同じで、コントレイルシンボリルドルフ以来の無敗三冠を達成したディープインパクトの息子で、コントレイル自身ディープインパクト以来の無敗三冠を達成した

まり菊花賞回避しなかった、夢を叶えたトウカイテイオーという立場

ドルから生徒会長を受け継いだディープ明日コントレイルを見守っていると思う

性格は素直で穏やか、御坊ちゃまタイプらしく

ウマ娘で言えばメジロマックイーン的なキャラ想像して貰えば間違いない

しかし、無敗の三冠ウマ娘コントレイルは昨年のジャパンカップで初めての敗戦

2着に敗れた

負けた相手アーモンドアイ

これまでのG1最多勝シンボリルドルフテイエムオペラオーキタサンブラックらによる7冠だったのが、アーモンドアイはこのジャパンカップG1国内8冠、海外合わせて9冠を達成

アーモンドアイは牝馬、メスなので、牝馬三冠ウマ娘でいうトリプルティアラを達成しているし、つまりシンボリルドルフを超えたエアグルーヴといったところ

性格的には大人しいけどスイッチちゃんと入る真面目系らしく

キャラ的にはサクラバクシンオー学級委員長タイプエアグルーヴ無骨な感じでまとめた感じのイメージ

で、ルドルフを超えた威厳がある感じ

アーモンドアイはこのジャパンカップ引退しており、コントレイルはそれ以来の出走

コントレイルはもうリベンジすることができないアーモンドアイの背中想像して走るだろうし、アーモンドアイはスタンドディープ会長と一緒にその後のコントレイルの成長を期待して観戦してると思う



対抗馬 グランアレグリア

距離マイル帝王

ウマ娘で言えばサクラバクシンオータイキシャトル位置付けで、マイルまでなら敵はいない

キャリア終盤のもはや隙のないアーモンドアイと安田記念(マイル)で戦った時も、寄せ付けずに強い勝ち方で勝っている

無敗三冠コントレイルに勝った史上最強アーモンドアイ、アーモンドアイにマイルで勝ったマイルスペシャリストグランアレグリアという構図で、コントレイルグランアレグリアはどちらが速いのか?という比較基準アーモンドアイを持ってくると、コントレイルを優位に推すことができなくなる

コントレイル三冠馬の名前から現役最強を示すには直接勝たなきゃいけないし、グランアレグリアもまたアーモンドアイに勝った力を示さなきゃいけない

ひとつ問題があるのは、これまでマイル以下しか走ったことがないグランアレグリアにとって、今回の大阪杯は初めての中距離、2000メートル

距離不安を言っている人は今のところ見当たらないか問題はないと思うけど、コントレイル土俵で戦うことには違いはない

ここで勝てばまじでコントレイルが噛ませになってグランアレグリア主人公になる

そしてグランアレグリア牝馬、メスなのだ

史上最強女帝アーモンドアイの想いを継承するのはグランアレグリアか?コントレイルか?という観点で見ることもできる

スタンドで見るアーモンドアイが応援するのはどっちだろう?

ちなみにグランアレグリアディープの娘


穴 サリオス

前走の1レースだけ騎手ミスもあって不甲斐なかったけど、それを除けば通算6戦で4勝、あとの2戦も2位という好成績

そしてその2つの2位はどちらも三冠を争った皐月賞ダービーコントレイルに競り負けての2位

コントレイルアーモンドアイとディープ背中を追うのだろうけど、サリオスからしたらそうはさせない

しっかり俺の方を向いてもらう

借りはきっちり返さなきゃいけない、という気迫があるはず

性格は穏やからしいので、どちらかと言えば内に闘志を秘めたナイスネイチャライスシャワー系のキャライメージ

3度目の正直として、ライスシャワーのようにコントレイル執拗に追ってくるイメージで見たらいいと思う




大穴 レイパレ

ここまで無敗、5戦5勝

まだG1を走ったことはないけど無敗でG3をとって順調に上げてきた初めてのG1明日大阪杯

まだ実績が少ないのと初めてのG1で、明日どのくらいできるのかは誰もわからない

実力はなんとも計り難いけど、無敗は無敗だもんな、という期待感がある

の子は逃げ馬

のんびり屋さんだけど逃げる無敗ウマ娘ということで、ウマ娘キャラとしてはセイウンスカイイメージ

の子牝馬、メス

逃げ馬はテレビ的には目立つし、まずは先頭はレイパレ〜、という展開で見やすいかも?

明日は雨が降って重馬場になると、終盤のスパートスピードが出ずに、逃げに有利に働く可能性もあるかもね

の子ディープの娘

2021-04-02

anond:20210402142416

巨乳女ってデブの謗りもあるし、なんかトロくさい、機敏じゃなく動きが鈍いみたいな偏見もあると思う 背中が丸っこいことが多いせいなのか

ガリガリ女は別になにもしてなくてもキビキビして気が利いてるみたいな扱いされる

anond:20210401222557

自分に甘いだけの人がこの言葉背中押されると人生終わるやつ

プロフェッショナル流儀パワハラ係長〜1

この物語フィクションであり、実在人物団体とは一切関係ありません。

---------------------------------------------------------------------

パワハラ係長の朝は早い

始業1時間前に出社、清掃や取引先のメールチェックなど

業務の準備を始める。

自分より遅く出社する若手に喝を入れ、

仕事とは何かを教えるのがプロ流儀だ。

自発的に若手が業務前に仕事をしているので、

もちろん残業時間カウントされることはない。

(早朝出勤する場合時間外労働として手当を請求できる場合があります

昼休憩の時間に休んでいる社員を見つければ、

仕事するように活を入れる。

いついかなる時もサボらせずに仕事をさせることも重要だ。

(会社側には休憩を取得させる義務があります

長期に渡り休憩中に業務をさせることが常態化していると労働基準法違反になる場合があります。)

若いやつはすぐに楽しようとする、

サボろうとする、それを見つけ指導することが

パワハラ係長流儀である

今日もまた、退職を誓う若手社員が彼の背中を見つめている。

2021-04-01

anond:20210331235506

後半のはvtuberへの報復案にみえるんだが

vtuberも泥仕合したくないからごめんねしたのにずっとこれいって味方の背中撃ってるのたのしいのかな

催眠音声すごい

処女のまま三十代を迎えてしまい、しか脱出できる気配もない。それはそれで構わないが、いわゆる「性的快感」というものを知らないまま人生を終えるのもなんだか勿体ない気がして、この年齢にして初めてオナニーというものに挑戦してみることにした。

しかし、まったく使用されず蜘蛛の巣が張ったような下半身はいじれどもいじれどもなかなか「気持ちいい」に至らない。そこで乳首をいじることにしてみたが、こちらも特にそういった感覚は得られなかった。だが、下半身よりは乳首をいじるほうが、なんとなく落ち着く。落ち着いてしまったら興奮なんて程遠い気がするが、一週間ほど乳首をこねくりまわして寝る日々を続けた。

このままじゃいかんとpornhubで乳首イキとタイトルに入った動画を眺める。皆乳首をいじるだけで声は出るしからだはビクビク跳ねている。すごい。全然こうならない。仕事から帰宅すると毎日いじっているせいで多少敏感になってきた気もするが、この程度ではいつまで経ってもこの境地に至る気がしない。やはり三十路までそういった刺激なく生きていたから、性的気持ちの良さに目覚めようがないのか。

で、なにもかもをショートカットするために、いわゆるチクニーに特化した催眠音声をダウンロードした。某サークルが数年前に無料配布していたやつ。

部屋を暗くしてベッドに寝転んで、可愛い女の子の声を聞く。最初の方なんかは、睡眠導入ヨガに少し似ている。呼吸をして、からだの力を抜く。ぼんやりしてくる。ひたすら音声に耳を傾けると、そのうちいよいよ乳首をいじるパートに入った。「いけ!いけ!何度でもいけ!」と言われるが、そう言われたくらいで……

って最初は思っていたんだけど、最後ちょっとベッドから腰が浮く程度にはからだを反らしてビクビクしていた。コレは…?

期待しながらそのまま2周目に行ったら途中で寝てしまったんだけど、最後最後でなぜか覚醒して、夢うつつのまま音声通りに乳首をいじって今度はもっと背中を反らしてしまった。からだが勝手に動く。すごい。

これが一昨日。昨日も仕事から定時ダッシュして家事を片付けさっそく音声を再生した。一昨日とは比べ物にならないくらい、最初からからだがビクビク跳ねるし、股はヌルヌルになるし、最後乳首を引っ張りながら思いっきからだを反らしてしまった。

この錆びついた肉体でもいくことができるんだ!という光明が見えてきた。催眠音声すごい。まあ催眠かかってないときはどこ触ってもなんともないんだけど。あと、からだは勝手にビクビクするんだけど「気持ちいい」という感じはしていない。

まあ、開拓余地ありってことで、今度の休みは同じサークルの有料音声買って聞いてみようかな。

同人誌朗読炎上事件と、「厄介ファン」という最大の問題

「ホロライブ所属VTuber「宝鐘マリン」と「さくらみこ」2人の炎上問題が収まる気配を見せない。


 事の発端については、こちらのnote最初にまとまっている。ざっくり言えば、VTuber二人がYouTube Live放送中にボーイズラブ系の二次創作同人誌タイトルが分かるような形で取り上げ、内容について嘲笑した(と受け取られるような扱い方をした)というものだ。

 これに対し、同人誌の作者がTwitter上で不快感を表明、二人は即日謝罪して放送アーカイブも非公開となった。同人誌作者とVTuber側とは連絡が取れており、話し合いができていることも明らかになっている。



 この騒動について今初めて聞く人なら、ここで首を傾げるであろう。「炎上が続くも何も、とっくに解決済みじゃん」と。
 普通ならばそうだ。だが、今回は残念ながらそうはなっていない。その最大の原因は、VTuber二人が所属する「ホロライブ」の抱える問題にある。



 今回の炎上について「VTuber二人には法的には非はない」とする論調はいくつかみられる。先程も取り上げたふたつき氏のnote記事もそういう趣旨だ。これらの議論一定説得力はあるが、今回の炎上問題においては実は主要な論点たりえない。直接の被害者側との和解に向けた話し合いが既に進んでいるからだ。

 また、今回の炎上を、同人誌の扱いをめぐる一種の「文化的衝突」だと考えている人も多く見かける。これは、「当該VTuber二人」と「BL二次創作同人界隈」を対立項とみる限りにおいては正しくない

 VTuber同人界隈の繋がりは浅くない。BL二次創作同人界隈出身の有名VTuberは相当数に上るし、当事者の一人である宝鐘マリン自身もそうだ。彼女BL二次創作同人誌の扱いについて疎かった可能性は低いし、同人界隈の知人もおそらく数多く居るであろう。彼女にとってこの炎上事件は「知らない界隈の地雷をよく分からずに踏んだ」というようなものではなく、「よく知っているはずの地雷を不注意で踏み抜いてしまった致命的うっかりミスだと考えられる。

 従って、「一部の同人界隈のローカルルールに、関係ないVTuberが縛られる理由があるのか?」といった問題提起は今回に関しては全く無意味である理由関係なくないからだ。宝鐘マリン無視すればプライベートの交友関係に影響が出る可能性があるし、それ以前に彼女自身が「同人界隈に迷惑をかけている」ことに対して何も言われずとも責任を感じている可能性も高い。


 ところが、VTuber当人にとってはそうでも、ファンにとってはそうではない。


 VTuber界隈は男性ファン割合が全体に高めであるが、ホロライブファン男性割合はその中でも多い方である。一方、BLファン基本的女性割合がかなり高いため、ホロライブファンにはBL読者は少ないと思われる。ファンの多くはBL同人界隈には疎い。
 ただ「疎い」というだけなら特に問題とはならない。問題は、今回の件でBL二次創作同人界隈を逆恨みして敵認定し、「攻撃」を仕掛ける「ファンが大量に居る、ということである
 もちろん、「大量に居る」とは言ってもファン全体からすればごく一部ではある。が、当該VTuber二人は100万人以上のYouTubeチャンネル登録者を抱えているため、「ごく一部」でも相応の脅威となってしまうのだ。

 具体的にはまず、作者(直接被害者)のTwitterアカウントへの非難嫌がらせである。これによって作者のTwitterメインアカウントは即座に鍵がかけられた。それに飽き足らず、嫌がらせは同ジャンルBL二次創作同人へと広がった。二次創作作品著作権違反であるとして版元へ通報しよう」などという者が現れ、一部の作品の作者が作品を非公開にするなどの影響が出てしまっている。
 これらの行為は、謝罪する当該VTuber二人の背中マシンガンを乱射しているようなものであるが、当人達は「援護射撃」だと思い込んでいるのであろう。


 ホロライブファンの中にこの手のフーリガン存在することは以前から知られており、ホロライブメンバーが何か問題を起こした際に逆恨みで「反撃」を仕掛けに行く輩が何度か観測されていた。今回、それが致命的な問題引き起こしたと言える。

 このような問題はホロライブに限らず他でもみられるものであろうが、対策はなかなか難しい。ファン勝手にやったことに対してホロライブ運営メンバー責任はない、とする向きもあると思うが、運営はともかく当該VTuberはどうしても責任を感じざるを得ないであろう。また、「責任はない」と言ったところで何ら問題解決せず、「厄介ファン」達の稼いだヘイトは当該VTuber達にただ跳ね返ってくるだけである


 このような問題に対する有効対策はあるのだろうか? 筆者はそうしたアイデアを持ち合わせていない。あれば是非教えて欲しい。

2021-03-31

片思いをしていたあの人を許せない

大学卒業してすぐ今の会社に入った。明日社会人2年目になる。

今日、頭にくることがあった。カチンときたというよりは、悲嘆や諦めに近い。

しかった1年間の話を聞いてほしい。

「先輩」の姿を初めて認識したのは、去年の4月半ばだった。

ひとつ上の先輩のSさんとお手洗いに行く途中、4階の端っこの方から彼が歩いてきて、すれ違った。

その人の顔をちょっと見ただけで私は、視線Sさんの方に向けた。大らかな感じの人だと思った。

3回もすれ違う頃には、同じ階の別の課で働く先輩だということがわかった。小柄なSさんが手を振り回すみたいにして、先輩のことを嬉しそうに語っていた。笑顔が素敵だって

その時には、少し気になっていた。いつか話してみたいと思った。

「先輩」の見た目を表現するのは難しい。イケメンではない。中肉中背で、体つきがガッシリしていて、雰囲気が優しくて、視線が鋭い。

お客さんと話をしている時でも、優しい感じと怖い感じが交互に伝わってくる。

どんなキャラクターの人なのか全然からないし、読めない。ミステリアス? こんな人は初めてだった。

なにより、笑顔がすごい。マスク越しだけど、きっと素敵な笑顔なんだろうなってわかる。子どもみたいに屈託のない笑顔が、直球で胸にドーンと響いてくる。

Sさんほか、同じ世代の先輩方(でも年下)と一緒にご飯を食べている時に、あの人(Tさんとする)の話題が出ることがある。その度に箸を止めて会話を聞いていた。

35代の半ばくらい。何かのスポーツ全国大会に出たことがある。雰囲気が独得。自分のことは人に話さない。思ったことは何でも言う。仕事ができる。役職はもってないけど、何千万円にもなる企画自分で作って通している。後輩にマウンティングとか一切しない。冷たい感じに見えるけど、話してみると温厚……ということだった。



この1年間、記憶に残っていることをいくつか挙げる。

5月になって時差出勤が始まると、朝早くから職場に行かないといけないことが増えた。

ある朝のことだった。職場の窓口で掃除をしていると、Tさんが向こうから歩いてくるのがわかった。この窓口を通り過ぎようとしていた。

先輩の速度が急に遅くなった。向こう側の壁にあるポスターを眺めていた?

おはようございます」と声をかけた。すると、こっちをサッと振り向いて、「おはようございます」って返してくれた。

笑顔が思ったよりすごくて、目が合いそうになって、うつむいてしまった。

それから、チャンスがある時はこちから挨拶をするようになった。

夏が始まろうとしている頃、トイレから事務室に帰る際に先輩とすれ違った。その時に声をかけられた。初めてのことだった。

もしかして今日で試用期間が終わり?」

みたいなことを言われた。1分くらい会話をして、最後に「頑張ってね」って言われた。ありがとうございますって言おうとしたけど、声が詰まって小さくなった。

秋頃、背中まで伸びていた髪を切った。

かなりショートになった。髪の重さがなくなってすっきりしたな、と思いながら階段を昇っていた。

2階と3階の踊り場にいる時、上を見ると彼がいた。作業着姿で、何かのメジャーのようなものを片手に持っていた。

目が合った時、心臓がぎゅっと何度も掴まれたみたいになった。

立ち止まって、お疲れ様ですと挨拶をした。

彼も、お疲れ様ですと言った気がする。

階段をまた昇り始めて、Tさんとすれ違う瞬間、私は階段を走って駆け上がっていた。すれ違うのが怖かった。違う。怖い、と思ったのはすれ違った後だった。すれ違う前に抱いた感情はわからない。無意識だった。

その後も、廊下などですれ違う度に声をかけられた。

服装の話や、人事異動の話や、Sさんが元気がないので声をかけてほしいとか、仕事での苦情とか、いろんな話をした。

Tさんに話しかけられる回数は、ひと月で3回はあっただろう。



1年間、ずっとそれだけだった。

一緒にデートしたことはない。

一緒に食事したことはない。

一緒に街を歩いたこともない。

ラインのIDも知らない。

携帯電話の番号も交換していない。

お互いの出身地も知らないし、血液型も知らないし、好きな事だってそうだ。

Tさんのことが好きだった。

目を合わせ続けることができないし、話の最中には嫌われないようにニコニコしてるし、稀に一緒に仕事をすることがあると、失敗しないか気が気でない。

でも、Tさんは私に興味がなかった。

2日前のことだ。

昼休憩の時に、Sさんが嬉しそうに話してきた。Tさんに髪型を褒められたと。

髪切った?って聞かれて、そのあと、「似合ってるね」と言われたと。

さらにその後、Sさん残業時間が多いのを気にして、「無理はするな」と怒られたって。

私は先輩に怒られたことがない。

Sさんはいわゆる小動物系の女子だ。小柄で、柔らかそうな見た目で、笑うと顔がくしゃっとなって、女の私から見ても魅力に溢れた人だと思う。

性格もいい。誰に対しても愛想があって、廊下ですれ違いざまに男性上司から足の裏で蹴られそうになった時も、その冗談に付き合ってあげていた。



昨日の夕方、帰り際だった。Tさんが私に声をかけた。

4階の階段から降りようとする時だった。

お疲れ様です」と言って、私の近くに来ようとしたので、早歩きで1階まで行った。先輩は、後ろをずっと続いていた。

外に出て、駐輪場の近くまで来たところで、「体調が悪い?」と後ろからTさんの声が聞こえた。

無視して歩いていると、自転車に乗ろうとする私の前に立ち塞がるみたいにして、「苦手なら言ってくれ。もう話しかけないから」だって

ふざけるなよ。くそ野郎。人の心を踏みにじって、もて遊んで。その気がないなら廊下声かけるなよ。くず。

一瞬そう思った。

家に帰ると涙があふれてきた。

今これを推敲している今日の朝方のことだ。

朝の掃除が終わって、コピー機に用紙を足している時、先輩がまっすぐこっちに歩いてきて、「昨日はごめんね」と謝ってきた。

「もういいです」って返した。

それから何分か経って、トイレに向かう途中で、本当にこれでよかったのか不安になった。

先輩を許したい。でも、許したくない。

25才までに結婚したいと思っている。私には、あと1年半しかない。その貴重な時間を、先輩への片思いに費やしてしまった。

Tさんと付き合いたい。でも、Tさんを許せない。でも、まだ好きだと思う。

涙が止まらない。

入院に持ち込んで意外とよかったものランキング

膝の手術で二週間入院した。

準備期間は十分にあってあれこれ迷ったけど、持ってったもの使ったり使わなかったりそれぞれだった。

レンタルWi-Fiとかは、当たり前すぎる感じなのでちょっと外しとくよ。

ナンバースリー!

ペットトイレシート。

元々は燻製用に買い置いてたもの。なんの気無しにかばんに突っ込んだけどこれが大正解

術後一切膝を動かせないということから寝返りすら打てず、背中やお尻がムレムレできっついなーってときに、

「そういえば!こんな事もあろうかと!」ってなったやつ。お尻や背中の下に敷け。

ナンバーツー!

ギョニソ!

職場の先輩が「おう、入院するのか。じゃあ、お、これやるよ」と余り物の魚肉ソーセージをふたつかみ分くらい押し付けてきた。

これがとても良かった。間食なんて病院売店である程度買えるだろうとは思ってたけど、これが新型コロナ対策ってねえ。

入院即準隔離。一週間はトイレ以外病室から出ちゃだめってね。看護師さんに買ってきてもらうってこともできなくはないけど、とりあえず手元に食べ物があるっていうことの心強さは結構大事だった。あと、病院食意外と蛋白質少ないし。

ナンバーワーン!

バッケ味噌

入院するときに姉が持ってけって押し付けてきたやつ。病院食はやっぱ味薄めなので、おかずご飯バランスがとてもむずかしい。

そもそも好物なのだけど、バッケ味噌甘味塩味苦味油味と様々な味が入っていて飽きが来ないので。ふりかけとかご飯のおとも的なのなら何でもいいと思うけど、糖尿とか高血圧とかある人はそういうのも制限ある可能性あるから確認ね。

番外ワーストワン。

タブレットを固定する、両端が万力的な感じでグネグネ針金みたいに曲がるやつ。

これ、意外と持ち運びにスペース食う割に、フニャフニャでガッツリ固定って感じにならない。微妙な揺れやそれによるきしみ音がすごく気になったり。

僕の場合は丁度いいテーブルを借りれたので使わなくて済んだけど、病院、病室、設備関係によってはすごく重宝される場合もあるかもしれない。

僕の場合タブレット動画読むよりも本読んでる時間のほうが長かったってのもあるかね。

就労支援施設増田まとめ

anond:20210317140954

人生最悪

イライラしてしょうがない。

日本に生まれたくなかった、欧米で生まれたかった。

就労支援施設3カ月くらいで自信つけて再就職しようとしてたのに、質問したときの値段は各々で違いますってはぐらかされて、(年収225万退職後)実際通ったら8回通っただけで

月9千円以上払わされて、半年たっての全然変化ないし、女らしさを強要してくる女集団やら傍若無人な男集団の変な生徒ばかりで全然集中できない。

担当スタッフオタクオタク擁護ばかりする。

オタク男1人女1人がオタクアピールして耳からも目からもうるさいくて、オタク大嫌いになった。

日本男尊女卑2次元オタクばっかし、イライライライラしてる。

日本って一建物若い美少女キャラを模した物を置かないと気が済まないみたいで、他の国はそんなことないのに、もうこんな国に生まれたくなかった。

こんな意味のないことでふるいをかけられるとか、欧米がよかった。

外国でるのに1千万かかるらしいし、もう最悪。

anond:20210317151105

就労支援施設行ったショック

萌えキャラボイスレコーダーで発表会なんて日常使いされたら集中できないから、スタッフに頼んだら話通してもらえると思ったのに、

「それの何がいけないんですか?私はそう思いませんでした」「あの場にいた人達は誰もそんなことを言っていなかったので、問題ないです」って、なんやねん

そこは、「辛かったですね」、とか、「本人にこういう意見がありましたと伝えておきます」、とかではないの?

落ち着いたアナウンスボイスとか色々あるし、わざわざ小学生を想定したような萌えキャラボイスレコーダーをチョイスする理由なんなん?って感じ

女の子の声の方がみんなもうれしいでしょ」って、そんなこと思ってないから、もう思考が異常!!

一部の人セクハラするなら発表会してほしくない

面談無駄にして言ったら2・3週間かかって、「みんなそんなに気にしてませんでしたが、言っておきました」ってちょっと嫌な感じで解決

で、考え方は変わらなくてあの手この手で、オタク手法を変えて、発表会してた。

こっちは理解する姿勢で一緒勉強しようとしてるのに、この態度。

なんか言う度に、担当スタッフ否定的で荒い言動目立って最悪。

こっちも言いたくないんだからさ、いい加減方針決めるなりして、オタク生徒の異様な行動について考えてくれよ!

資格に力を入れているところにすればよかった。

社会人としてじゃなく、社会全体で女としてしか見てもらえないなら、死んでもいいんじゃないかと思うねんけど、男が頑張って妊娠してくれないかな?

就労支援施設腐ってて嫌

anond:20210318114718

就労支援施設で新しくできたメイクアップの単発授業がでて、担当スタッフも勧めてるしメイクに興味あったから受けたら、ひどかった。

いつもおしゃれしている(資格を取っているのか不明な)女性生徒に授業任せて、

メイク内容より相手に対しての敬意の表れであり最低限のマナーですって、化粧は絶対ですみたいな言い方の方が強かった。

その場で指摘しないと許容した扱いにすると前に言われたから、面談で発表の仕方に文句言って怒ったら担当スタッフカンカンに怒って

「発表会の前に目を通してこれでいいと思いました、みんなそう思っています」って、全面的文句言った方が悪いみたいな対応挨拶無視してガン飛ばしてきて最悪。

2021年なんだからもっとアサーション教えているくせに棘のない言い方を考えないのかな。

人に教える授業だからちゃんとしようとか考えてないのが、ひどい。

適当すぎ、授業生徒に任せるとか超手抜きだし、怒ったら怒り返してきて女性担当スタッフとか、この就労支援施設、最悪。

メイクで一時の容姿気にしてもそれで昇進するわけでもなくただ肌とお金時間に消費されるだけなのに、同性だけはそういう目で見ているとか普通に仕事できなくなるやん。

男の髭と化粧が同レベル扱いなの腹立つ。

anond:20210331122638

日本の男って腐ってて害悪しかない

毎回毎回就労支援施設萌えキャラ人形とひざ掛けとか持ってきて周囲に見せびらかして自分誇示してきて最低、社会人になる気ないだろ!死んでほしい!!!

日本の男全般全員死んでほしい

anond:20210331132114

パパに言えば解決すると思ってるとか、夢見がちな奴だな。

パパに行っても解決能力ないし、日本の男は害悪行動しかしないよ。

日本の男の存在価値って本当ないわ。

男は男に害悪行動されないから、お気楽でいいよな。

この前友人と歩いていた18歳の男の子が、走行中の車に「うるさい」と注意したら、

3人組の男の子らに背中付近刃物複数回刺されて、死亡したニュースがあったけど、

男甘やかしてほったらかしたせいで、そのうちお前もひどい目にあうんだよ。

パパが解決してくれるかな~

anond:20210331135506

男嫌い就労支援行ってるけど、固まって席に座らないでバラバラに座って最悪、隣同士座れよ、固まって座れ!

急に萌えキャラ毛布持ってきたと思ったら、休み時間の度に毛布羽織って立ち上がって壁の方向いて、毛布の柄丸見えで気持ち悪いんだけど!

お前冬も半袖だったくせに、悪意あるだろ!無自覚でしてるとかだったら、死んでほしいんだけど。

スタッフも屑だし!

日本の男の男向けのコンテンツって大概悪口ばっか

関わってすらいないのに悪口ばっか言うな、ゴミ

anond:20210331122752

パパに言えば解決すると思ってるとか、夢見がちな奴だな。

パパに行っても解決能力ないし、日本の男は害悪行動しかしないよ。

日本の男の存在価値って本当ないわ。

男は男に害悪行動されないから、お気楽でいいよな。

この前友人と歩いていた18歳の男の子が、走行中の車に「うるさい」と注意したら、

3人組の男の子らに背中付近刃物複数回刺されて、死亡したニュースがあったけど、

男甘やかしてほったらかしたせいで、そのうちお前もひどい目にあうんだよ。

パパが解決してくれるかな~

2021-03-30

シン・エヴァンゲリオン釣りシーンから考える新劇の水生生物

おそらく誰も気づいていないが何の役にも立たない考察披露します。

新劇での水生生物について考察


三村シンジケンスケに頼まれ釣りをする。シンジ釣竿を渡され、やったことないから出来ないと言う。

ん?釣竿を渡されただけで「釣り」を認識出来ている?

新劇エヴァではセカンドインパクトによって海が赤くなり海洋生物が失われている。

そのため、海での釣りは出来ないはずだ。釣り概念も同時に失われていそうだが…


疑問に思い色々探ってみると序の第六の使徒(ラミエル)戦で芦ノ湖の水の色が青いことが分かった。また、破の第八の使徒(サハクィエル)戦では川の水が青いことが分かる。

シンでシンジ釣りを知っていたこと、序、破で湖、川の水が青かったこから死滅しているのは海の生物だけで湖、川の生物生存していたと考えられる。

実際、破の海洋生態系保存研究機構のシーンでも「失われた海洋生物永久保存と~」とケンスケが言っていることから海洋生物けが失われていると考えられる。

まり、湖や川に魚は生息していたから「釣り」という行為存在し、シンジも当然知っていたと言うことになる。


ん?破の海洋生態系保存研究機構のシーンを思い返して欲しい。


「おおっ!?背中になんか背負ったやつがおるぞ」「カメって言うらしいよ」

トウジとケンスケの会話である

湖、川の生物は生きているはずであるカメは淡水域海洋砂漠草原森林などの様々な環境に生息する。(Wikipediaより)

しかし、カメを知らない!

まり新劇エヴァカメは海にしかいない!!


ちなみに破のシンジが作ったアスカ弁当タコさんウィンナーがある。

!!!!!

タコを知っている!?

まり新劇エヴァタコは淡水種である!!



以上です。

追記

浦島太郎あたりの昔話も失われてしまったのかな?という反応を頂きました。

かに浦島太郎の昔話が伝わっていればカメを知ってそうなので失われていそうです。(というかエヴァ世界の昔話があまり想像出来ませんね笑)

浦島太郎の件から、もしかしたら地球平面説なんかは提唱すらされていなかったのではないかと気付きを得ました。

筋トレなんてしなければよかった

世の中に「筋トレ万能論」とも言うべき説が流れはじめて久しい。

やれ筋トレすればメンタルが上向く、健康になる、モテる出世する、云々かんぬん、もはや宗教だ。

これが本当なら素晴らしいことだが、おれ自身は3年間筋トレに取り組んだ結果、鬱になり、無職になった。

筋トレに興味があって始めてみようかと思っている人、また無責任筋トレ万能論を振りかざす人に特に読んでほしくてこの文章を書く。

身バレすると面倒なので適当フェイクを混ぜるが許してほしい。

筋トレを始めたきっか

子供のころからガリガリだった。身長は180cmあるのに、体重はたった55kg。アンガールズ山根とほぼ同じ体型だと思ってくれればいい。

胸板など欠片もなくぺったんこ、力こぶを作ることもできない。

それでも大きな病気をすることもなく生きてこれたが、30歳を過ぎていきなり体の不調を感じることが増えた。

人混みで買い物をするだけで風邪を引く、数時間パソコン仕事をするだけで腰や背中が痛みだす。

これではいけないと感じ、パーソナルトレーナーのいるジムに通い始めた。

しばらくは筋トレが楽しかった

トレーナー指導を受けて、毎週2日、1回45分の運動を始めた。目標体重+15kgの70kgとした。とにかく一般成人並の体になりたかったのだ。

最初はウェイトなしのスクワットすらきつかったが、次第にダンベルやバーベルを使ったトレーニングもできるようになった。

食事も低カロリー野菜中心だったものを、卵や鶏肉ナッツヨーグルトなどタンパク質の多いものに変えて、朝晩2回のプロテインを飲むようにした。

すると体重は緩やかながらも順調に増え、1ヶ月に1kgのペースで体が大きくなり、8ヶ月後には63kgに到達した。

ぺったんこだった胸に大胸筋の膨らみが生まれ、顔の輪郭もふっくらとして健康的になってきた。

なるほど、これは筋トレにハマる人が多いのもわかる。自分の体を鏡で見るのがだんだん楽しくなっていた。

完全な停滞期

ところがここで転機が訪れる。いままでお世話になっていたトレーナー退職してしまったのだ。

新しいトレーナーに引き継いでもらっても良かったのだが、以前から高額な費用が気になっていたこともあり(1回3,000円だから一ヶ月で約24,000円になる)、ここは自分で鍛える方向でやってみようと考えた。

しかしこれがひとつ目の間違いだった。自己流に切り替えた途端、体重の増加がピタッと止まってしまった。

今にして思えば、それまで第三者いたことでできていた「自分を追い込む」という行為が、ひとりになって全くできなくなったのだろう。

それから半年、やってもやっても効果が出ず、自分はなぜ筋トレを続けているのかもわからなくなってきた。

そんな悩みを各方面に話していたら、知り合いが「手伝いますよ」と声をかけてくれたのだ。

新しいトレーナー

彼は東京パーソナルトレーナーをしている男で、ビジネス関連の交流会で何度か顔を合わせたことがあった。

おれが住んでいるのは大阪のため、毎月メニューを考えて送るので、月1回、Skypeでのコンサルタントで成果を確認しましょうという話だった。

しかも知り合い価格で、かなりの格安で引き受けてくれるという。

メニューを考えてくれるのはありがたいし、知り合いに頼めるなら安心だと思った。彼から送られてきたのは以下のような方針だった。


なるほどなるほど、これならすぐに停滞期を抜け出して70kgにも到達するだろう……そう考えていた。

相性の合わないトレーニング

しかしこれが自分には合わなかった。彼の指導を受けはじめてから1年経って、増えた体重はたったの2kg。

とりあえず65kgにはなったものの、このペースでは70kgになるまであと2年以上かかってしまう。

この状況を見かねたのか、彼からヨーグルトプロテイン冷凍フルーツを混ぜたものおやつに食べましょう」とのお達しが来た。

おれはさっそく特製ヨーグルトを毎朝作り、職場で食べる生活を始めたが、これもまた大きな効果があったとは言いがたかった。

ビタミン類はサプリメント摂取し、野菜フルーツよりもカロリーの高い卵や肉類を食べていればもっと効果が出たような気もするのだが、今となってはわからない。

結局、それから2年かかってようやく体重が69kgまで増えた。目標まであと1kgである

ところがこのとき自分にはまた別の問題が降りかかってきていた。

筋トレに疲れて仕事が手につかない

週2日から4日にトレーニング頻度を増やしたこと、また食事にかかる労力が増えたことで、仕事に支障をきたすようになったのだ。

自分はもともと食べるのが遅いので、朝食を食べるだけで30分かかる。

量を食べているから消化にもエネルギーを使い、頭がぼーっとして集中できなくなる。仕事中に休憩を取る回数が明らかに増えた。

またおれは技術職のため、仕事が終わっても自主的に本を読んだりオンラインコースを受けたりと勉強を続ける必要がある。

ところが筋トレをするとその後は何もできないほど疲れてしまうので、勉強の習慣もすっかりなくなった。

気がつけば生活ほとんどを筋トレ食事に取られ、本業がどんどんおろそかになっていた。

やってもやっても成果の出ないことにいらだち、体重計に乗るたびに自分を責めた。

筋トレ人生変わった」「筋トレポジティブになれる」という発言を読んでは、ちっとも人生変わらずポジティブにもなれない己が情けなくなった。

それでもなぜ筋トレをやめなかったのかといえば、「目標を達成できなかったら、指導してくれている知り合いに申し訳ない」という気持ちがあったからだ。

彼の顔に泥を塗るわけにはいかない。せめて目標の70kgを達成して、そこで区切りにしようと考えていた。

しかし、最大のトラブルがやってきてしまう。

コロナで全部水の泡

2020年初頭の新型コロナウィルス騒ぎである目標体重まであと1kgと迫った直後、全国に伝染病の恐怖が蔓延し、ジム営業停止仕事リモートワークに切り替わった。

ジムに通えなくなったおれのために、知り合いは自宅でもできるメニューを考えてくれたが、もはや後の祭り

食糧の買い出しすら自由にできなくなった生活の中、おれの食事量はみるみるうちに減り、体重も1ヶ月で6kg減った。63kg、つまり最初の停滞期の頃にまで戻ってしまったのだ。

「2年間の努力が全部無駄になった」という事実が、おれの精神を完全に崩壊させた。

筋トレに多大な時間と金額と体力のリソースを取られ、本業でのスキルアップもできなかった。これで筋肉さえ残ればまだ良かったものの、すべて消えてしまった。

いったい自分はなんのためにトレーニングなんかしてきたんだろう……

気づけば、勤続年数の割にぜんぜん出世もできていないし、それどころか、あとから入社してきたエンジニア自分上司になっている。

焦って勉強しようにも、本を開いても眠たくなるばかりで、何も内容が頭に入ってこない。

自分のことがひたすら無能で、無価値に感じられ、街を走っている車の列に飛び込めば楽になれるのか、と考えることが増えた。なんてことだ。

自らの置かれた立場を見つめ、絶望し、大きな後悔を抱えながら、おれは辞表を提出した。

今は貯金を切り崩しながら、実家で療養生活を送っている。社会復帰できる目処はまだ立たない。

教訓

筋トレは最強のソリューション」ではない

Twitter流れる無責任筋トレ万能論は嘘八百である

そもそも筋トレで鬱が治るなら、スポーツ選手鬱病患者はいないはずだ。あのイニエスタですら鬱だったというのに。

筋トレしているのに気分が上向かないことだってある。それを自分が悪いのだと考えるのはやめよう。

筋トレ生活のすべてにしてはいけない

ガリガリからムキムキになれたら人生きっと好転するだろうと夢を見すぎていたところがあった。

から本業をおろそかにしてまでリソース筋トレにつぎ込みすぎ、大した成果も出ず、結果として多くを失ってしまった。

どうせなら無理のない範囲で、細く長く続けていけばいい。

知り合いに指導を頼んではいけない

トレーナー指導法との相性は必ずある。合わないと思ったらすぐ変えることも必要だ。

優しい性格の人ほど、知り合いを「切る」ことができないので、十分注意してほしい。

「やらない後悔よりやる後悔」という言葉がある。おれに言わせれば、どちらも同じ後悔だ。

悔いのないくらい精一杯やれよという人がいるだろう。だが精一杯やったのに成就しなかったという事実は、より深い絶望をもたらすこともある。

筋トレなんてしなければよかった。それが今の率直な胸の内だ。

2020/3/31追記

さすが匿名だけあって皆さんコメント言及が厳しい。ここは言葉が人を殺す可能性なんて微塵も考えない人ばかりだ。

ひとつ付け忘れた教訓がある。

ガリガリの男を馬鹿にしてはいけない

(今思えば)無理な筋トレをやめなかった理由ひとつに、複数女性から体力の無さを揶揄されたことが挙げられる。

8kgの増量後、異なる女性とそれぞれ一緒に旅行に行く機会があった(二人きりではない)。その際、長距離の移動でおれが疲れを見せたり、息があがったりしている様子を見たとき彼女らは一様に軽蔑まなざしを向け、あからさまに冷たい態度を取ってきた。

自分としては8kg増量もそれなりによくやったと思っていたのだが、この経験から「まったく足りないのだ」「もっと鍛えなければ一生女性から馬鹿にされ続けるのだ」という認識を得たのだ。つまり強迫観念である

世の中、男性の体力など特に気にしない女性だって多いのかもしれない。しかし、実際にそういう態度を向けられた者からすると、その侮蔑普遍的ものにすら感じられる。

太った体型を嘲ってはいけないという常識は広まりつつある。ガリガリもまたしかりだ。何気ないその態度が、他人に強い呪いをかけることもある。みなさんは痩せ型で体力のない女性馬鹿にするだろうか。そうでないなら、男性のことも馬鹿にしないでほしい。

そしてこの文章を読んでいる痩せ型の男性のみなさんも、決して呪いにかからないよう気をつけてほしい。体力や筋肉がなくても、あなたあなたであるだけで、十分に美しい。

2021-03-29

anond:20210329224352

判断を誤った。

流石に10年誰かの背中に火をつけて遊ぶカチカチ山みたいなことやってるだけあって他人判断を誤らせて炎上悪化させるようにメンタルを持ってく技術に長けてると言う他無い。

ヤクザとしてスキルの高いってだけで褒められたものじゃないしむしろ軽蔑スべき代物なんだが、技術の高さそのものは認めるしか無いな。

飯の種として10年もやりゃ立派にプロってことだな……

2021-03-28

背中が痛い

胸も一部痛い。

体動かした後だから筋肉痛かなと思ったけど3日目も痛い。

背中から湿布も貼りづらい。

明日直らなかったら形成いこうかな。

2021-03-27

いいねRTを欲しがる創作界隈の人に思うこと

僕はもう10年以上、作った曲をネットで公開し続けている、オタク創作界隈の人間です。

全くの無名ですが、自分の持っている蚊かハエかぐらいのコミュニケーション能力をフルに発揮し、新しい曲をアップした際にはTwitterなどで宣伝をしつつ、活動しています

で、今回はTwitterを眺めていると時々流れてくる、乱暴に言うと「もっと私の作品いいねRTしてよ!」って漫画、あれを見た時に僕が思うことを書きたくなったので、書きます

長くなるので結論を先に言います

いいねRTしてほしいならプレゼンをがんばったらいいのに」

です。

ちょっと申し訳なさげに自分、こんなに深く物を考えながら創作してます、良かったら…」って感じの漫画、僕は読むとなんだか恥ずかしい気持ちになるので、意識的に避けてます

もちろんそうじゃないものもある、と理解はしていますが、ここは一度ズバッと言わせてください。

結局あれ、知らない人に突然「お金ください」って言ってるのと似ていると同じでは。

僕は芸術系短大生でした。

自分には他の人とは違う才能がある、と思っていたクチの人間です。

芸大生って芸大生のこと、嫌いじゃないですか?

いや全員がそうじゃないのはわかってますが、ただ他の学生に対するライバル意識、対抗心が少なからずあると思います

あいつより俺のが上手いとか、なんであんなのが評価されて私のは全然なんだ、とか。

実例は僕です。

で、そういう僕みたいな人間がよくやることが「作品は語らずとも理解されるだろう」というスタンス

説明をしなくても、見れば僕の考えが、作品意図か汲み取れるはずだ。

だってすごいんだもん、僕の作ったものは、ね。

ってやつです。

そんなイキりを周囲に振り撒きながら生活していた僕ですが、ある日先輩(二十代で企業して現在は億を超える広告案件をこなす仕事バリバリな人)に言われました。

アーティストとしてのかっこよさに憧れて自分作品についての説明をしない人、説明した方が良いよって言っても『自分はそういうスタンスから』って納得しない人って多いんだけど、これ「作品」を「仕事」に置き換えたら、すぐにピンと来るはずなんだよね」

と。

では、置き換えるとどうなるか。

仕事をする上での目的の一つはお金です。

生活するにも、やりがいを感じるための手段としても、間違いなくお金は大切ですね。

その、お金を得るためにどうすればいいか

これから立ち上げるプロジェクトがあるとします。

当然、プロジェクトを進めるためにはお金必要です。

会社予算おろしてもらう、あるいはスポンサーなど企業についてもらわないといけません。

その時、企画会議で「プロジェクトを立ち上げました。お金必要なのでください」と単刀直入に言うのか?という話です。

プロジェクトを立ち上げ、それを進行させるための資金を集めるならまず、プレゼンしないといけませんよね。

これはどういう意図のある企画で、こういうデータから採算がこれぐらい、こんな利益があり、将来的にはあんなことが出来る。

しっかりと市場リサーチし、的確な資料を準備しないと、出資者は納得も信用もしてくれません。

クラウドファンデングが良い例ですね。

やっぱり企画書がちゃんとしている、信用できるものお金を出したくなります

「やりたいかお金ください」なんてシンプル文言、見たことないです。

先輩の言葉に、その時の僕は「僕も昔からそう思っていました」ばりのリアクションを取りましたが、内心ズタのボロのグシャでした。

ということで「作品」を「仕事」に置き換えると、作品説明する必要性についてピンと来るはずです。そういうものを超越しまくった才能がない限り、押さえておきたいスキルかなと思います

ここで今度は「お金」を「いいねRT」に変えましょう。

作品を作ること、とくにネットでの創作活動は、無料であふれています。日々Twitterに、無料で見れるすてきな作品が延々と流れてきますね。

その作り手側が、お金代替えとして求めるもの、つまり欲求を目に見えて満たしてくれるもの、それがいいねRTです。

仕事をする、したかお金が欲しい

創作をする、したかいいねRTが欲しい

この構図、原口あきまささんまさんぐらい似てますね。

詰まるところ、最初に書いた「もっと私の作品いいねRTしてよ!」って漫画が僕には、資料も何も用意していない、お金だけくださいって言ってるプレゼンに見えてしまうのです。

過程をすっ飛ばしてないですか。

ただ「欲しい」を叫ぶだけで終わってないですか。

ここで言うプレゼンには色んな意味合いを込めています

作品説明するのもそうですし、例えばまず人と仲良くなってから自分の作ったものを見てもらう、というアプローチの仕方など、方法はたくさんあると思います

本当はネタを見て笑ってもらうのが目的であっても、まず顔を売るためにYouTubeを始めるお笑い芸人、とか。など。

とにかく、いいね欲しい!RTして!と言う前にやれること、あるのでは。

ある種そういうプレゼンとも受け取れますし、そういうの良くないからやめようと言う気はありません。

でも僕はやっぱり、見ていて背中がぞわぞわするんです。

ここまでキツめに言った気がしますが、僕としては色々なプレゼン方法を、楽しみながら試すのが理想かと。

今のやり方じゃダメなんだ…と思い詰めず、今度はこれ、次はあれ、とフットワークを軽く出来ればやる気元気勇気に繋がるはずです。

僕ですか?

僕はめんどくさいのでプレゼンしません。

無名でいいです。

2021-03-26

anond:20210326003436

タイトルで笑っちゃった

ゲロ苦手な人にコワすぎはあまり鬼門すぎる

でも最終章ゲロ吐いてる田代くんの背中をさり気なくさする江野くん好きだからゲロ必要

超はどうだったかな……1では臭いものを口にしたり2ではゲテモノを無理やり食べるシーンがあったけど吐いてはなかったと思う(吐いてたらごめん)

3月21日に田中俊介さんって人がゲストに来たニコ生ではこれもう本編じゃね!?って感じの新情報もあったのでタイムシフトで見れるうちに是非

2021-03-25

エーブイファンタジー

あくま個人差はあると思いますが、

耳舐められたり胸触られたりするだけで喘いでるのはファンタジーだと思うんです。

というかセックスするとき舐めるのが当たり前みたいな顔してる人いっぱいいますけど、耳が性感帯じゃないどころか舐められると気持ち悪いと思う人もいます。(というか私です)

まあそれは別の話ですね。


胸はというと、乳首いじられたら気持ちいいですが、揉まれただけじゃ気持ちよくとも何ともなく。そもそも気持ちいから喘ぎ声が出るわけではないんですよ。

じゃあ喘ぎ声が出るのはいつなのかっていうと、胸元を抑えられて突かれている時ですね。(個人差はあると思いますが)

寝バックで背中を圧迫された時、はじめて「喘ぎ声って自然と出るんだ…」と思いました。

前戯で喘いでるのなんて演技です演技。一回演技するのが面倒臭くなってしまい、普通にしてたんですけど、そしたら「気持ちよくないの?」と不機嫌そうになられました。もうそからは完全に演技ですよ、ええ。

色んなエーブイファンタジーがあると思いますが、私の中での一番は前戯の時に「あんあん」言いまくる女性だと思います

喘ぎ声のレパートリーって「あんあん」だけなんですか。私はもっと「んーーー!」とか声にならない時がありますけどね。

それも耐えようと思えば耐えられますので、私にかかればエロ漫画であるような「声抑えないで」なんて結構楽勝だと思います。寝バックされなければ。

皆さんは一度パートナーと至る際に「声演技してる?してるんだったらちょっと普通にしてみて」とお願いしてみてください。それでもし「あんあん」言うようであれば、その方はエーブイの見すぎの可能性があると思います。それでは。

義母の命日も近いので三男夫婦のことを書こうか

※凄く既女な愚痴です、すみません

4年前、私たち夫婦と同居の義母脳梗塞で倒れた。

義母農業を営んでいて、いつもなら絶対家に顔を出す時間に帰ってこなかった。

もしかして、と思い探してみてもいない。

そして、家から離れた畑の、かなり見通しの悪い場所発見した。本人が言うには、5時のゆうやけこやけが流れた瞬間にガタッときたと言ったから、もう1時間は経っていた。

私は救急車に付き添いで乗り、夫に連絡を取り、病院でおちあった。

今夜が山です、と救急医が言ったので、夫は弟2人と連絡をし、私は車で帰宅した。

眠れない夜を過ごした明け方意識が戻った、話せる状態ではある、とLINEが入った。

朝一番新幹線我が家にきた義弟が、おかあの容態はどうなんだと詰め寄るので、病院に連れて行った。

次男はその場で泣き崩れ、三男は無言で神妙な顔をしていた。

で、ここから問題が生じた。

義母も含めた私たちのかかりつけの病院入院承諾書には、もし患者入院費が払えなかった場合の、同居家族以外の連帯保証人保証人の2人が必要だったのだ。

次男は俺が連帯保証人で構わんよ、と二つ返事で署名捺印したが、問題は三男だった。

三男の妻、私から見ると義妹は、中流よりちょっと上というか、わかりづらい例えをすると子供の服を西松屋ではなくアカチャンホンポで買うような人たちである

それに、私(たち)の名字を使う代わりに、資金とローンを出しあって二世住宅に住んでいて、まあ、事実上婿入りなのだ

なので三男は、義父さんに許可取ってみるわ、と電話をしてみた。すると

「そんなことをする病院など聞いたことがない、写真を送れ」

と言われる。

三男が言われた通り送ると、それでも納得いかないのか

「娘をそっちに遣るからそれまで何もするな」

と言われたようだった。

私はとても気が短いので、んなことしとる間があったら義弟らをはやいと義母に合わせたいんだが、と奥歯をギチギチ言わせていた。

2時間くらいで義妹到着。全員揃ったか病院に行き、夫と義母に会った。

次男はその場にうずくまり、三男は固まって神妙な顔で、義妹は涙を流していた。

そして主治医説明で、義母発見が割と遅かったので、後遺症の残る可能性が高いだろう、と言われたと夫が言うと、皆再び同じ反応をした。

さて帰ろう、と病院を後にしようとすると

「まだ待って!」

と義妹が言い、相談員のところに行こうと言う。

義妹は看護師なので、まあ腑に落ちない点でもあるのか、と私は思ったし、何故かまでは知らないが皆義妹について行った。

そこで義妹が相談員質問したこと

義母がいつ頃退院するのか(昨日入院したばかりだが)

入院費用は幾らぐらいか?(今からかよ)

義母が完全に治る見込みはあるのか(主治医が難しいって言ってたじゃん)

・治らなかった場合手帳社会保障などはおりるのか(後遺症の度合いによらないか?)

と、心の中でツッコミを入れながら

「あ、これは火の粉を払いたいんだな」

とさすがに気がついた。てか全部入院2日目にする質問じゃないだろうが。

で、家に帰ったら、今度は三男が夫婦

「この家の保険財産になるものを全部出せ!」

と言ってきた。

これを聞いて2人を引っ叩きたくなったが、夫が私の服の背中を引っ張り

「お前、部屋でジッとしてな」

と言われた。夫はこういう時に私が激昂して何を口走るか、何をしたものだか分からないのを知っていたから。

そして色々な部屋で色々な棚を探す音に耳を塞いでいてどれくらい経っただろうか。夫が

「おぅ、もう出てきて大丈夫だぞ」

と言ったので出てきたら、居間で義祖母アクセサリーケースを品定めしつつ

「金になりそうなもんはねーな」

と言った三男の頭を後ろから殴って、全然大丈夫じゃない、と夫に平手打ちを喰らわせたくなった。

その家探しも無駄ではなかったのかもしれない。

義母入院保険に2つ加入してることが判明し、半年間は一定額が保障されるのがわかったから。

そして保証人のことは私が実の弟に頭を下げることで決着がついた。

「うちよりも親類縁者が多いのにどうして僕に飛んでくるのかは知らんが」

しろいからなんだよ!!

そして話は飛んで、年も跨いだ頃、どうしても最後入院費が10万円足りない計算になった。

長男である夫が、俺が4万払うから、お前ら2人で3万ずつ折半して払ってくれないか?と頼んだ。

三男は嫁が払えない、というから申し訳ないが払わないと言う。

次男はその頃事業破産宣告間近とかなんだかで、三男に乗っかり払うのを渋った。

私は怒りに怒ったし、夫もここまでくると堪忍袋の尾が切れたのか、次男は俺が怒ったは逆らえないヤツだから、お前は三男をやれという。

こいつが全ての元凶だろ、と思い、義妹に電話をかけ、私たち長男夫婦は、同居してる身だから見舞いや着替えの交換、リハビリ見学介護認定も同伴して、あなた方より入院費も多めに払ったというのに、何故そんなにも金銭的なことへは手をださないのか、と。

すると

「あのですね、私たちは3000万のローンが残っていて、福祉に頼っていられる身でもなくて、子供もあと1人欲しいからカツカツなのに、その上3万なんて払ってられないです!あなたたち持ち家持ち土地でしょう?それ、あなたたちが自分お金で買ったものでもないでしょう?収入だって、今まで義母さんの分があったんでしょう?逆に、なのに何で私たちに払えって言うんです?!」

かに障害年金もらってますけど、年間80万くらいでして。一家の服は全員ユニクロでして。持ち家持ち土地とはいえ固定資産税がかからない程度の資産価値しかない場所にありましてね…?

もう何もかも言う気が失せ、わかりました、こちらで払いますので、と電話を切った。

直後に

お金のことばっかり言ってごめんなさい」

絵文字付きのLINEが飛んできたけど、払いますって文言は全くなかった。

結局、私たちが7万円負担して入院費を全部出し切り、その後祖母退院してきて、自宅介護生活が始まった。

そしてその数ヶ月後のお盆に、三男から何かの連絡で私に電話があり、その時、ついでのように

「ああ、娘が幼稚園入園たから、嫁が休みを取りづらくなったから、これからは俺だけで帰る時は帰省するわ」

と言い、あーもうホント交流絶たれたわーいやもういいわあそんなんと顔合わせたくもないし、とまた奥歯をギチギチ言わせた。

これを夫に話したらば、深いため息をついたあと、スマホを渡した。

そこには、Facebookで3万円を渡さなかった家族が、あの後の日付でアメリカディズニーランド幸せそうな笑顔ピースサインを出している写真

「お前に見せたら何するかわからんから黙ってたが、俺ら、ことごとく馬鹿にされてるよな」

と、いつもは冷静沈着ではあるものの穏やかな夫の目が、光の代わりに怒りで満たされていた。

30歳になるが、歯医者が未だに苦手だ

小学生時代母親と近所に出来た歯医者に行った。

トラウマなので記憶が改変されているかもしれないのだが、

座った状態で眼圧検査でもするかのような機械に顔を突っ込まされ

口が開いたままで固定された。口を閉じれないように何か入れられた気がする。

虫歯が数本ありますね」と言われ、

再度口の開きを固定されたと思ったら「麻酔」を4~6本打たれた。

1本目から号泣。「あ"----!」と叫んでるのに、さらに数本打たれた。

軽度の虫歯なのに麻酔を何本も打たれ

近くで見ていた親はヤブ医者だと大激怒

親がお金を払わずに帰っていた覚えがある。

その時は口の感覚が完全になくなり、凄く怖かった。

次に行ったところは、テレビドラマで見るような手術室みたいなところだった。

広い空間椅子は1つしかなく、歯医者さんは4人以上いる。

緑色の床に、歯医者さんの水色の白衣に水色の帽子

完全に手術される、怖い怖いと恐怖でいっぱいになり、思い切り暴れまわった。

それから今に至るが、歯ぎしりが多く、歯が尖ってきて舌を傷つけていたので

渋々歯医者に行くことになった。

Googleマップレビューが4.5以上と物凄く評価が良い所で、初診でも予約できるので決めた。

問診表に必要事項を記入し待っていたら、呼ばれた。

最初レントゲンを撮った。ぶんぶん回るレントゲン機械面白かったけど

猫背からか時々背中が当たって痛かった。あと中腰辛かったわ。

その後すぐ、個室の部屋に案内された。

コロナうんぬんではなく、元から個室みたい。凄く良い環境だった。

院長先生がすぐにきて、口の中を色々確認後、歯を削ってくれた。

肩や手の力抜いて大丈夫ですよ~、すみませんね~と何度も何度も言われた。恥ずかしい。

結局、虫歯が4個もあった。大体18年ぶりくらいだからな、そんなもんかな。

歯医者嫌って全然行かなかったし、歯磨きサボったこともあるからだろう。

今週も行く予定だけれど、今までのトラウマ感は少し減ったかもしれない。

痛くないことを祈る。

シンエヴァを見てきた

いや何度考えても無限大はだせえと思う

というかそういう表示インプットしてたんだって思っちゃってもうだめだった

プログラマーの遊び心ですか?

多分もっと熱いアニメ主人公が「シンクロ率無限大だあああああッッッ!!!」とか攻撃しながら叫んでたら「そうか無限大かあ!」ってなってた可能性があるからテンション問題なのかもしれない


感想としては

シンジ悟りを開き出した辺りから自分にはついていけなかったな

早い早いよ打ち切りか?打ち切りなのか?

めちゃくちゃ説明するじゃん打ち切りなのか?

突然「ネオンジェネシス」とか言わないでよびっくりしちゃうじゃん綾波エヴァの中で過ごした14年で厨二病を煮込み続けていたとでもいうんですか


普通おっさんになって社会に溶け込んだら本当に普通おっさんだなあの女顔はどこいったんだ背中押された時ついでに母親に持って行かれたのか?

そして巨乳ルートでエンド!やっぱどうせ訳ありなら乳がでかくてメンタルが安定した女だよな!

エヴァンゲリオン終了!よっしゃあああツッ!THE ENDォォ!!


いやもうなんもわからん

2021-03-24

anond:20210324001304

子は親の背中を見て育つ。親の背中に「チー牛バカにすべし」って書いてあるんだよ

2021-03-22

菰田

以上のお話によって、郷田三郎と、明智小五郎との交渉、又は三郎の犯罪嗜好癖などについて、読者に呑み込んで頂いた上、さて、本題に戻って、東栄館という新築下宿屋で、郷田三郎がどんな楽しみを発見たかという点に、お話を進めることに致しましょう。

 三郎が東栄館の建築が出来上るのを待ち兼ねて、いの一番にそこへ引移ったのは、彼が明智交際を結んだ時分から一年以上もたっていました。随したがってあの「犯罪」の真似事にも、もう一向興味がなくなり、といって、外ほかにそれに代る様な事柄もなく、彼は毎日毎日の退屈な長々しい時間を、過し兼ねていました。東栄館に移った当座は、それでも、新しい友達が出来たりして、いくらか気がまぎれていましたけれど、人間というものは何と退屈極きわまる生物なのでしょう。どこへ行って見ても、同じ様な思想を同じ様な表情で、同じ様な言葉で、繰り返し繰り返し、発表し合っているに過ぎないのです。折角せっかく下宿屋を替えて、新しい人達に接して見ても、一週間たつかたたない内に、彼は又しても底知れぬ倦怠けんたいの中に沈み込んで了うのでした。

 そうして、東栄館に移って十日ばかりたったある日のことです。退屈の余り、彼はふと妙な事を考えつきました。

 彼の部屋には、――それは二階にあったのですが――安っぽい床とこの間まの傍に、一間の押入がついていて、その内部は、鴨居かもいと敷居との丁度中程に、押入れ一杯の巌丈がんじょうな棚があって、上下二段に分れているのです。彼はその下段の方に数個の行李こうりを納め、上段には蒲団をのせることにしていましたが、一々そこから蒲団を取出して、部屋の真中へ敷く代りに、始終棚の上に寝台ベッドの様に蒲団を重ねて置いて、眠くなったらそこへ上って寝ることにしたらどうだろう。彼はそんなことを考えたのです。これが今迄いままでの下宿屋であったら、仮令たとえ押入れの中に同じような棚があっても、壁がひどく汚れていたり、天井蜘蛛もの巣が張っていたりして、一寸その中へ寝る気にはならなかったのでしょうが、ここの押入れは、新築早々のことですから、非常に綺麗きれいで、天井も真白なれば、黄色く塗った滑かな壁にも、しみ一つ出来てはいませんし、そして全体の感じが、棚の作り方にもよるのでしょうが何となく船の中の寝台に似ていて、妙に、一度そこへ寝て見たい様な誘惑を感じさえするのです。

 そこで、彼は早速さっそくその晩から押入れの中へ寝ることを始めました。この下宿は、部屋毎に内部から戸締りの出来る様になっていて、女中などが無断で這入はいって来る様なこともなく、彼は安心してこの奇行を続けることが出来るのでした。さてそこへ寝て見ますと、予期以上に感じがいいのです。四枚の蒲団を積み重ね、その上にフワリと寝転んで、目の上二尺ばかりの所に迫っている天井を眺める心持は、一寸異様な味あじわいのあるものです。襖ふすまをピッシャリ締め切って、その隙間から洩れて来る糸の様な電気の光を見ていますと、何だかこう自分探偵小説中の人物にでもなった様な気がして、愉快ですし、又それを細目に開けて、そこから自分自身の部屋を、泥棒他人の部屋をでも覗く様な気持で、色々の激情的な場面を想像しながら、眺めるのも、興味がありました。時によると、彼は昼間から押入に這入り込んで、一間と三尺の長方形の箱の様な中で、大好物煙草をプカリカリとふかしながら、取りとめもない妄想に耽ることもありました。そんな時には、締切った襖の隙間から、押入れの中で火事でも始ったのではないかと思われる程、夥しい白煙が洩れているのでした。

 ところが、この奇行を二三日続ける間に、彼は又しても、妙なことに気がついたのです。飽きっぽい彼は、三日目あたりになると、もう押入れの寝台ベッドには興味がなくなって、所在なさに、そこの壁や、寝ながら手の届く天井板に、落書きなどしていましたが、ふと気がつくと、丁度頭の上の一枚の天井板が、釘を打ち忘れたのか、なんだかフカフカと動く様なのです。どうしたのだろうと思って、手で突っぱって持上げて見ますと、なんなく上の方へ外はずれることは外れるのですが、妙なことには、その手を離すと、釘づけにした箇所は一つもないのに、まるでバネ仕掛けの様に、元々通りになって了います。どうやら、何者かが上から圧おさえつけている様な手ごたえなのです。

 はてな、ひょっとしたら、丁度この天井板の上に、何か生物が、例えば大きな青大将あおだいしょうか何かがいるのではあるまいかと、三郎は俄にわかに気味が悪くなって来ましたが、そのまま逃げ出すのも残念なものですから、なおも手で押し試みて見ますと、ズッシリと、重い手ごたえを感じるばかりでなく、天井板を動かす度に、その上で何だかゴロゴロと鈍い音がするではありませんか。愈々いよいよ変です。そこで彼は思切って、力まかせにその天井板をはね除のけて見ますと、すると、その途端、ガラガラという音がして、上から何かが落ちて来ました。彼は咄嗟とっさの場合ハッと片傍かたわきへ飛びのいたからよかったものの、若もしそうでなかったら、その物体に打たれて大怪我おおけがをしている所でした。

「ナアンダ、つまらない」

 ところが、その落ちて来た品物を見ますと、何か変ったものでもあればよいがと、少からず期待していた彼は、余りのことに呆あきれて了いました。それは、漬物石つけものいしを小さくした様な、ただの石塊いしころに過ぎないのでした。よく考えて見れば、別に不思議でも何でもありません。電燈工夫が天井裏へもぐる通路にと、天井板を一枚丈け態わざと外して、そこからねずみなどが押入れに這入はいらぬ様に石塊で重しがしてあったのです。

 それは如何いかにも飛んだ喜劇でした。でも、その喜劇が機縁となって、郷田三郎は、あるすばらしい楽みを発見することになったのです。

 彼は暫しばらくの間、自分の頭の上に開いている、洞穴ほらあなの入口とでも云った感じのする、その天井の穴を眺めていましたが、ふと、持前もちまえの好奇心から、一体天井裏というものはどんな風になっているのだろうと、恐る恐る、その穴に首を入れて、四方あたりを見廻しました。それは丁度朝の事で、屋根の上にはもう陽が照りつけていると見え、方々の隙間から沢山の細い光線が、まるで大小無数の探照燈を照してでもいる様に、屋根裏の空洞へさし込んでいて、そこは存外明るいのです。

 先まず目につくのは、縦に、長々と横よこたえられた、太い、曲りくねった、大蛇の様な棟木むなぎです。明るいといっても屋根裏のことで、そう遠くまでは見通しが利かないのと、それに、細長い下宿屋の建物ですから、実際長い棟木でもあったのですが、それが向うの方は霞んで見える程、遠く遠く連つらなっている様に思われます。そして、その棟木と直角に、これは大蛇肋骨あばらに当る沢山の梁はりが両側へ、屋根の傾斜に沿ってニョキニョキと突き出ています。それ丈けでも随分雄大景色ですが、その上、天井を支える為に、梁から無数の細い棒が下っていて、それが、まるで鐘乳洞しょうにゅうどうの内部を見る様な感じを起させます

「これは素敵だ」

 一応屋根裏を見廻してから、三郎は思わずそう呟つぶやくのでした。病的な彼は、世間普通の興味にはひきつけられないで、常人には下らなく見える様な、こうした事物に、却かえって、云い知れぬ魅力を覚えるのです。

 その日から、彼の「屋根裏の散歩」が始まりました。夜となく昼となく、暇さえあれば、彼は泥坊猫の様に跫音あしおとを盗んで、棟木や梁の上を伝い歩くのです。幸さいわいなことには、建てたばかりの家ですから屋根裏につき物の蜘蛛の巣もなければ、煤すすや埃ほこりもまだ少しも溜っていず、鼠の汚したあとさえありません。それ故ゆえ着物や手足の汚くなる心配はないのです。彼はシャツ一枚になって、思うがままに屋根裏を跳梁ちょうりょうしました。時候も丁度春のことで、屋根裏だからといって、さして暑くも寒くもないのです。

 東栄館の建物は、下宿屋などにはよくある、中央まんなかに庭を囲んで、そのまわりに、桝型ますがたに、部屋が並んでいる様な作り方でしたから、随って屋根裏も、ずっとその形に続いていて、行止ゆきまりというものがありません。彼の部屋の天井から出発して、グルッと一廻りしますと、又元の彼の部屋の上まで帰って来る様になっています

 下の部屋部屋には、さも厳重に壁で仕切りが出来ていて、その出入口には締りをする為の金具まで取りつけているのに、一度天井裏に上って見ますと、これは又何という開放的な有様でしょう。誰の部屋の上を歩き廻ろうと、自由自在なのです。若し、その気があれば、三郎の部屋のと同じ様な、石塊の重しのしてある箇所が所々にあるのですから、そこから他人の部屋へ忍込んで、窃盗を働くことも出来ます廊下を通って、それをするのは、今も云う様に、桝型の建物の各方面に人目があるばかりでなく、いつ何時なんどき他の止宿人ししゅくにんや女中などが通り合わさないとも限りませんから、非常に危険ですけれど、天井裏の通路からでは、絶対にその危険がありません。

 それから又、ここでは、他人秘密を隙見することも、勝手次第なのです。新築と云っても、下宿屋の安普請やすぶしんのことですから天井には到る所に隙間があります。――部屋の中にいては気が附きませんけれど、暗い屋根からますと、その隙間が意外に大きいのに一驚いっきょうを喫きっします――稀には、節穴さえもあるのです。

 この、屋根裏という屈指の舞台発見しますと、郷田三郎の頭には、いつのまにか忘れて了っていた、あの犯罪嗜好癖が又ムラムラと湧き上って来るのでした。この舞台でならば、あの当時試みたそれよりも、もっともっと刺戟の強い、「犯罪の真似事」が出来るに相違ない。そう思うと、彼はもう嬉しくて耐たまらないのです。どうしてまあ、こんな手近な所に、こんな面白い興味があるのを、今日まで気附かないでいたのでしょう。魔物の様に暗闇の世界を歩き廻って、二十人に近い東栄館の二階中の止宿人の秘密を、次から次へと隙見して行く、そのこと丈けでも、三郎はもう十分愉快なのです。そして、久方振りで、生き甲斐を感じさえするのです。

 彼は又、この「屋根裏の散歩」を、いやが上にも興深くするために、先ず、身支度からして、さも本物の犯罪人らしく装うことを忘れませんでした。ピッタリ身についた、濃い茶色の毛織のシャツ、同じズボン下――なろうことなら、昔活動写真で見た、女賊プロテアの様に、真黒なシャツを着たかったのですけれど、生憎あいくそんなものは持合せていないので、まあ我慢することにして――足袋たびを穿はき、手袋をはめ――天井裏は、皆荒削あらけずりの木材ばかりで、指紋の残る心配などは殆どないのですが――そして手にはピストルが……欲しくても、それもないので、懐中電燈を持つことにしました。

 夜更けなど、昼とは違って、洩れて来る光線の量が極く僅かなので、一寸先も見分けられぬ闇の中を、少しも物音を立てない様に注意しながら、その姿で、ソロソロリと、棟木の上を伝っていますと、何かこう、自分が蛇にでもなって、太い木の幹を這い廻っている様な気持がして、我ながら妙に凄くなって来ます。でも、その凄さが、何の因果か、彼にはゾクゾクする程嬉しいのです。

 こうして、数日、彼は有頂天になって、「屋根裏の散歩」を続けました。その間には、予期にたがわず、色々と彼を喜ばせる様な出来事があって、それを記しるす丈けでも、十分一篇の小説が出来上る程ですが、この物語の本題には直接関係のない事柄ですから、残念ながら、端折はしょって、ごく簡単に二三の例をお話するに止とどめましょう。

 天井からの隙見というものが、どれ程異様な興味のあるものだかは、実際やって見た人でなければ、恐らく想像も出来ますまい。仮令、その下に別段事件が起っていなくても、誰も見ているものがないと信じて、その本性をさらけ出した人間というものを観察すること丈けで、十分面白いのです。よく注意して見ますと、ある人々は、その側に他人のいるときと、ひとりきりの時とでは、立居ふるまいは勿論もちろん、その顔の相好そうごうまでが、まるで変るものだということを発見して、彼は少なからず驚きました。それに、平常ふだん、横から同じ水平線で見るのと違って、真上から見下すのですから、この、目の角度の相違によって、あたり前の座敷が、随分異様な景色に感じられます人間は頭のてっぺんや両肩が、本箱、机、箪笥たんす、火鉢などは、その上方の面丈けが、主として目に映ります。そして、壁というものは、殆ど見えないで、その代りに、凡ての品物のバックには、畳が一杯に拡っているのです。

 何事がなくても、こうした興味がある上に、そこには、往々おうおうにして、滑稽こっけいな、悲惨な、或は物凄い光景が、展開されています。平常過激反資本主義議論を吐いている会社員が、誰も見ていない所では、貰もらったばかりの昇給辞令を、折鞄おりかばから出したり、しまったり、幾度も幾度も、飽かず打眺うちながめて喜んでいる光景ゾロリとしたお召めし着物不断着ふだんぎにして、果敢はかない豪奢振ごうしゃぶりを示している、ある相場師が、いざ床とこにつく時には、その、昼間はさも無雑作むぞうさに着こなしていた着物を、女の様に、丁寧に畳んで、床の下へ敷くばかりか、しみでもついたのと見えて、それを丹念に口で嘗なめて――お召などの小さな汚れは、口で嘗めとるのが一番いいのだといいます――一種クリーニングをやっている光景、何々大学野球選手だというニキビ面の青年が、運動家にも似合わない臆病さを以て、女中への附文つけぶみを、食べて了った夕飯のお膳の上へ、のせて見たり、思い返して、引込めて見たり、又のせて見たり、モジモジと同じことを繰返している光景、中には、大胆にも、淫売婦(?)を引入れて、茲ここに書くことを憚はばかる様な、すさまじい狂態を演じている光景さえも、誰憚らず、見たい丈け見ることが出来るのです。

 三郎は又、止宿人と止宿人との、感情葛藤かっとうを研究することに、興味を持ちました。同じ人間が、相手によって、様々に態度を換えて行く有様、今の先まで、笑顔で話し合っていた相手を、隣の部屋へ来ては、まるで不倶戴天ふぐたいてんの仇あだででもある様に罵ののしっている者もあれば、蝙蝠こうもりの様に、どちらへ行っても、都合のいいお座なりを云って、蔭でペロリと舌を出している者もあります。そして、それが女の止宿人――東栄館の二階には一人の女画学生がいたのです――になると一層興味があります。「恋の三角関係」どころではありません。五角六角と、複雑した関係が、手に取る様に見えるばかりか、競争者達の誰れも知らない、本人の真意が、局外者の「屋根裏の散歩者」に丈け、ハッキリと分るではありませんか。お伽噺とぎばなしに隠かくれ蓑みのというものがありますが、天井裏の三郎は、云わばその隠れ蓑を着ているも同然なのです。

 若しその上、他人の部屋の天井板をはがして、そこへ忍び込み、色々ないたずらをやることが出来たら、一層面白かったでしょうが、三郎には、その勇気がありませんでした。そこには、三間に一箇所位の割合で、三郎の部屋のと同様に、石塊いしころで重しをした抜け道があるのですから、忍び込むのは造作もありませんけれど、いつ部屋の主が帰って来るか知れませんし、そうでなくとも、窓は皆、透明なガラス障子しょうじになっていますから、外から見つけられる危険もあり、それに、天井板をめくって押入れの中へ下り、襖をあけて部屋に這入り、又押入れの棚へよじ上って、元の屋根裏へ帰る、その間には、どうかして物音を立てないとは限りません。それを廊下や隣室から気附かれたら、もうおしまいなのです。

 さて、ある夜更けのことでした。三郎は、一巡ひとまわり「散歩」を済ませて、自分の部屋へ帰る為に、梁から梁を伝っていましたが、彼の部屋とは、庭を隔てて、丁度向い側になっている棟の、一方の隅の天井に、ふと、これまで気のつかなかった、幽かすかな隙間を発見しました。径二寸ばかりの雲形をして、糸よりも細い光線が洩れているのです。なんだろうと思って、彼はソッと懐中電燈を点ともして、検しらべて見ますと、それは可也かなり大きな木の節で、半分以上まわりの板から離れているのですが、あとの半分で、やっとつながり、危く節穴になるのを免れたものでした。一寸爪の先でこじさえすれば、何なく離れて了い相なのです。そこで、三郎は外ほかの隙間から下を見て、部屋の主が已すでに寝ていることを確めた上、音のしない様に注意しながら、長い間かかって、とうとうそれをはがして了いました。都合のいいことには、はがした後の節穴が、杯さかずき形に下側が狭くなっていますので、その木の節を元々通りつめてさえ置けば、下へ落ちる様なことはなく、そこにこんな大きな覗き穴があるのを、誰にも気附かれずに済むのです。

 これはうまい工合ぐあいだと思いながら、その節穴から下を覗いて見ますと、外の隙間の様に、縦には長くても、幅はせいぜい一分ぶ内外の不自由なのと違って、下側の狭い方でも直径一寸以上はあるのですから、部屋の全景が、楽々と見渡せます。そこで三郎は思わず道草を食って、その部屋を眺めたことですが、それは偶然にも、東栄館の止宿人の内で、三郎の一番虫の好かぬ、遠藤えんどうという歯科医学校卒業生で、目下はどっかの歯医者助手を勤めている男の部屋でした。その遠藤が、いやにのっぺりした虫唾むしずの走る様な顔を、一層のっぺりさせて、すぐ目の下に寝ているのでした。馬鹿几帳面きちょうめんな男と見えて、部屋の中は、他のどの止宿人のそれにもまして、キチンと整頓せいとんしています。机の上の文房具位置、本箱の中の書物の並べ方、蒲団の敷き方、枕許まくらもとに置き並べた、舶来物でもあるのか、見なれぬ形の目醒めざまし時計漆器しっきの巻煙草まきたばこ入れ、色硝子いろがらすの灰皿、何いずれを見ても、それらの品物の主人公が、世にも綺麗きれい好きな、重箱の隅を楊子ようじでほじくる様な神経家であることを証拠立てています。又遠藤自身の寝姿も、実に行儀がいいのです。ただ、それらの光景にそぐわぬのは、彼が大きな口を開あいて、雷の様に鼾いびきかいていることでした。

 三郎は、何か汚いものでも見る様に、眉をしかめて、遠藤の寝顔を眺めました。彼の顔は、綺麗といえば綺麗です。成程彼自身で吹聴ふいちょうする通り、女などには好かれる顔かも知れません。併し、何という間延びな、長々とした顔の造作でしょう。濃い頭髪、顔全体が長い割には、変に狭い富士ふじびたい、短い眉、細い目、始終笑っている様な目尻の皺しわ、長い鼻、そして異様に大ぶりな口。三郎はこの口がどうにも気に入らないのでした。鼻の下の所から段を為なして、上顎うわあごと下顎とが、オンモリと前方へせり出し、その部分一杯に、青白い顔と妙な対照を示して、大きな紫色の唇が開いています。そして、肥厚性鼻炎ひこうせいびえんででもあるのか、始終鼻を詰つまらせ、その大きな口をポカンと開けて呼吸をしているのです。寝ていて、鼾をかくのも、やっぱり鼻の病気のせいなのでしょう。

 三郎は、いつでもこの遠藤の顔を見さえすれば、何だかこう背中がムズムズして来て、彼ののっぺりした頬っぺたを、いきなり殴なぐりつけてやり度たい様な気持になるのでした。

 そうして、遠藤の寝顔を見ている内に、三郎はふと妙なことを考えました。それは、その節穴から唾つばをはけば、丁度遠藤の大きく開いた口の中へ、うまく這入りはしないかということでした。なぜなら、彼の口は、まるで誂あつらえでもした様に、節穴の真下の所にあったからです。三郎は物好きにも、股引ももひきの下に穿いていた、猿股さるまたの紐を抜出して、それを節穴の上に垂直に垂らし、片目を紐にくっつけて、丁度銃の照準でも定める様に、試して見ますと、不思議な偶然です。紐と節穴と、遠藤の口とが、全く一点に見えるのです。つまり節穴から唾を吐けば、必ず彼の口へ落ちるに相違ないことが分ったのです。

 併し、まさかほんとうに唾を吐きかける訳にも行きませんので、三郎は、節穴を元の通りに埋うずめて置いて、立去ろうとしましたが、其時そのとき、不意に、チラリとある恐しい考えが、彼の頭に閃きました。彼は思わず屋根裏の暗闇の中で、真青になって、ブルブルと震えました。それは実に、何の恨うらみもない遠藤殺害するという考えだったのです。

 彼は遠藤に対して何の恨みもないばかりか、まだ知り合いになってから半月もたってはいないのでした。それも、偶然二人の引越しが同じ日だったものですから、それを縁に、二三度部屋を訪ね合ったばかりで別に深い交渉がある訳ではないのです。では、何故なにゆえその遠藤を、殺そうなどと考えたかといいますと、今も云う様に、彼の容貌言動が、殴りつけたい程虫が好かぬということも、多少は手伝っていましたけれど、三郎のこの考かんがえの主たる動機は、相手人物にあるのではなくて、ただ殺人行為のものの興味にあったのです。先からお話して来た通り、三郎の精神状態は非常に変態的で、犯罪嗜好癖ともいうべき病気を持ってい、その犯罪の中でも彼が最も魅力を感じたのは殺人罪なのですから、こうした考えの起るのも決して偶然ではないのです。ただ今までは、仮令屡々しばしば殺意を生ずることがあっても、罪の発覚を恐れて、一度も実行しようなどと思ったことがないばかりなのです。

 ところが、今遠藤場合は、全然疑うたがいを受けないで、発覚の憂うれいなしに、殺人が行われ相そうに思われます。我身に危険さえなければ、仮令相手が見ず知らずの人間であろうと、三郎はそんなことを顧慮こりょするのではありません。寧むしろ、その殺人行為が、残虐であればある程、彼の異常な慾望は、一層満足させられるのでした。それでは、何故遠藤に限って、殺人罪が発覚しない――少くとも三郎がそう信じていたか――といいますと、それには、次の様な事情があったのです。

 東栄館へ引越して四五日たった時分でした。三郎は懇意こんいになったばかりの、ある同宿者と、近所のカフェへ出掛けたことがあります。その時同じカフェ遠藤も来ていて、三人が一つテーブルへ寄って酒を――尤もっとも酒の嫌いな三郎はコーヒーでしたけれど――飲んだりして、三人とも大分いい心持になって、連立つれだって下宿へ帰ったのですが、少しの酒に酔っぱらった遠藤は、「まあ僕の部屋へ来て下さい」と無理に二人を、彼の部屋へ引ぱり込みました。遠藤は独ひとりではしゃいで、夜が更けているのも構わず女中を呼んでお茶を入れさせたりして、カフェから持越しの惚気話のろけばなしを繰返すのでした。――三郎が彼を嫌い出したのは、その晩からです――その時、遠藤は、真赤に充血した脣くちびるをペロペロと嘗め廻しながら

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん