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はてなキーワード: の朝は早いとは

2018-02-05

低能先生の朝は早い

「まぁ好きではじめた仕事ですから」まず、相手増田の入念なチェックから始まる。「論点を見極めるんです。まともすぎてもいけないし、つまらなさすぎてもいけない。」先生の口調から熟練の手腕がうかがえる。書いたトラバは語尾に「低能」を付けて完成だ。「毎日毎日駆け引きがある、賢い奴じゃないとこれは出来ない」 真剣な表示で画面を見つめる。「やっぱり嬉しいのはトラバ燃えたりバカにされたりしたときね、この仕事やっててよかったなと」先生笑顔で語った。

2017-12-22

低能先生の朝は早い

低能ウォッチャーです。

深夜0時に低能先生捨て垢低能力が著しく弱まるという貴重な知見が得られた昨晩でしたが、

捨て垢生存確認を今しがたしてみたところ、

なんと朝の07:03にはブコメを再開しているという低能っぷりです。

http://b.hatena.ne.jp/entry/352405526/comment/gisuzi

深夜0時半くらいでブクマは終わっていますが、

その後も増田でかなり低能トラバ飛ばしまくっていたように記憶しています

そして明けて7時には低能パワー炸裂なわけです。

ネルギッシュですね低能先生

一体普段何ヤッて生きてらっしゃるんでしょうか。

低能過ぎです。

興味がつきません。

さてはてな中の人もそろそろ勤務を開始するころでしょうから

低能先生の最新低能捨てアカウントの命脈も間もなく尽きることでしょう。

次の転生はいつ、どんなidなのか、考えるだけでも低能です。

見かけた方、是非転生報告をトラバにてご連絡ください。

低能ウォッチャーでした。

2017-10-27

久々に戻って来た元はてな民最近はてな村について思ったこ

幼少期にはてな村に住んでいたが数年で引っ越して、およそ7〜8年間はてな村を離れていた。この度、久々にはてな村に戻って来たものの、最初はその変わりように驚いてばかりだった。最近はなんとかその雰囲気にも慣れてきつつあるため、自分のような新参者のために、ここら辺で今のはてな村解説しておこうと思う。

  

要はブクマカについての言及である

 

ブクマカというロールがある

一説には職業との話もあるが、あえてロール(役割)と呼んだ。広義には面白い記事ブックマークする人のことを指すが、狭義では面白いブコメをするブクマカを指している節がある。狭義のブクマカは一部の層には嫌われているが、基本的には受け入れられていて、ホッテントリと切り離せない関係になりつつある。単なる良い話で終わりそうな増田が光属性云々のブコメで完成に至ったり、アフィサイトへのうっかりジャンプブコメが制止していたりする。

以下、特に明示しない場合、狭義のブクマカを指す。

 

ブクマカは2種類に分けられる

メジャーブクマカか、そうでもないブクマカメジャーブクマカは、新着エントリーブクマしてホッテントリ入りをサポートしたり、誰も目をつけていない野良サイトを見つけて来たりするため、その存在は貴重である。ただし、それだけでメジャー入りしたわけではなく、ホッテントリ入りした記事トップ10ブコメに何度もランクインするなど、露出を続けたことで、ブクマカ達にその存在認知され、晴れてメジャーブクマカとしてデビューできたようだ。そういった前提があるため、メジャーブクマカアイコンは特徴的なものが多い模様。メジャーブクマカと聞いてもピンとこない人でも、やたら良く見るアイコンなら思い付くのではないか

 

ブクマカは3種類に分けられる?

メジャーブクマカでないブクマカインディーズブクマカとそれ以外に分ける向きがあるようだが、メジャーになれないブクマカ自己アピールしてるだけで、大した差異はない模様。そもそもメジャーブクマカとそれ以外にも大した差異はない。

 

ブコメスターという勘違い誘発装置

前述の通り、ホッテントリブコメのタッグを作り上げたブコメスターは偉大であるが、思いのほかくだらないブコメでもスターが付くので、俺いけるんじゃね?と勘違いしてしまブクマカを増殖させてしまっている。メジャーブクマカは200スター以上を乱発して当たり前、本気でブコメすれば4桁を目指せる英傑揃いである。

 

メジャーブクマカには活動拠点がある

増田界隈で幅をきかせているブクマカや、テクノロジー界隈で幅をきかせているブクマカ政治ニュースばかりにブコメするブクマカなど。ただし、縄張りというわけではないので、複数エリア渡りあるくブクマカもおり、正確性を保ってメジャーブクマカカテゴライズを行うことは困難であると思われる。なお、増田活動拠点にしているメジャーブクマカだけは判別が容易であるので、興味がある人は流れ行く増田ブクマカを観察して見て欲しい。

 

増田互助会ブクマカの朝は早い

美人で有名なブクマカノーパンしゃぶしゃぶブクマカお気に入りに入れたら数分単位増田が増殖し始め、慌ててフォローを止めた。

 

ブコメ大喜利大会なるものがそこらじゅうで開催されているが、質は町内会レベル

メジャーブクマカでも一件の大喜利ブコメにかけられる時間は数分もないため、大喜利ブコメの質は低い(メジャーになればなるほど時間がかけられない可能性もある)。とはい複数メジャーブクマカが乱れ打ちするので、まれにびびるくらいクリーンヒットするものがあったりする。

 

ブクマカに憧れるブクマカブクマカに憧れる増田なるものがある

ブコメだけで何が判断できるのか分からないが、とりわけメジャーブクマカ好意を寄せるブクマカが確かに存在し、増田で公開告白が行われていたりする。好意を寄せられた側も満更でもないブコメをするのだけど、それ以上の関係には発展しない。恐らく好いた好かれただの、ウブな恋愛を疑似体験しているのだと思われる。

 

ブクマカ馴れ合い気持ち悪く恥ずかしいものだが居心地が良い

大勢ブクマカ馴れ合い気持ち悪く恥ずかしいもの認識していながら、今日馴れ合いを続けている。半匿名であるためブコメで大々的に殴り合いができないということと、スター評価はしやすいが、批判はし辛いということに尽きると思われる。2chなどから疲れて流れ着いて来た者は、その生ぬるさに驚くものの、コタツのように居心地が良いのでいつのまにか居着いてしまう。不思議に思った元ねらーブクマカに聞いてみた。「たまには殴り合いがしたくならないんですか?」「殴り合い? そこら中で増田が殴り合ってるじゃないか

 

2017-10-02

電車脱糞テロリストの朝は早い

「まぁ好きではじめた仕事ですから

 

最近はうまく下痢が出ないと愚痴をこぼした

 

まず、朝食の入念なチェックから始まる。

 

「やっぱり一番うれしいのは出発後の突然の便意ね、この仕事やっててよかったなと」

 

毎日毎日温度と湿度が違う 機械では出来ない」

2017-09-21

会社員やりながらうんこ生産してる

今朝は久しぶりに産みの苦しみを味わった。

出勤まであと15分の時に便意に襲われ、それはそれは見事なタロイモ型を二匹出産してこれならもう安心と思ったんだ……思ったんだよその時は。

その5分後、出勤まであと10分の所でNEXT BEN.E(ネックス・ベンイー)に襲われた。

えっ?嘘だろ?さっき出したのに?まさか~~?

その予感は当たった。

出なかったんだよ。

うんこが。

そう、出なかったんだ。

この身体の奥から湧き上がる便意に反して、この腹の底からは絞り出そうにも何も出なかった。

恐怖だったね。

その5分後、今度は沢山出た。

硬いの・柔らかいの・水っぽいの・ただの水、それらが順繰りに放出されていった。

大きいのを出して腸と肛門の間にデッドスペースが生まれた事による外圧+硬くて栓代わりになっていたウンコの組み合わせでさっきは出なかったんだと悟った。

そして同時に、出勤まであと5分しかない事を思い出した。

急いで着替えて部屋を出たよ。

駅まで走った。

走ったよ。

とりあえず走った。

海馬が算出した経験値が走れという命令小脳に叩き込み、それに促されるままに膝を回転させ続けた。

そして、駅まであと半分まで来て再び便意が来た。

水便を出した後に残った便意。

コイツヤバい

何故なら奴は水かも知れないからだ。

アナルを緩めればすぐにでもパンツへ飛び出しそうなソイツを抑えるため、走るのをやめて早歩きに切り替えた。

目指すは駅のトイレ、改札でも、ビジネス街へと走るいつもの通勤電車でもない、この脚を向かわせるべきは駅のトイレだった。

今日幸運だった。

信号に恵まれたし、トイレは空いていた。

最後の水便はあっさり出し終えた。

本当にただの水だった。

尻を拭いた紙の色もほんの僅かしかまらされておらず、戦いが終わったことを感じた。

そして、いつもの電車に乗り、職場へと向かう。

その後も、便意の弱々しい断末魔がゆるやかに腹中を響き渡るだけで済み、代わり映えのない1日が終わり今ここにいる。

うんこクリエイターの朝は早いに限る。

もしも起きるのが遅ければ腸が動き出すのも遅れて、電車に間に合わなかったり、焦って途中で漏らしたりしただろう。

自分うんこクリエイション副業にしている自覚が私を救った。

副業って本当に大変。

皆は二足目にどんなわらじを履いてる?

2017-03-16

ハワイアン備忘録

ハワイ旅行に行くけど持ち物とかわからんって人向け

服装

3月に行く場合日本6月くらいの気温.基本的に半袖で過ごせる.クーラーガンガンではないが,到着初日は寒く感じるかもしれない

水着とか海用品はABCストアで買える.

・一応ジャケットを夕食用に持って行け.周りがドレスコードだったら浮くぞ.

日焼け止め塗っとけ.結構焼けるぞ.

・制汗剤とか持って行け.

観光

自由気ままに観光したいなら,レンタサイクルレンタカー日本普通免許持ってるなら申請するだけで国際免許取れる)がいいかもしれない

・浜辺の散歩は朝か夜がおすすめ.なぜなら涼しいから.あと夜は夜景がきれい

「飯」

普通に高い.1食1000円以上は余裕でかかる.安くしたいなら,ABCストアホットドッグ食べるか日本からカップ麺持って来い.

・酒とエナジードリンクは種類豊富

パンケーキ,並ばずに食べたいなら朝一で行け.ハワイの朝は早いぞ.

お土産

お酒買いたい人は,スーツケース内でビンが割れるかもしれない.緩衝剤持っていく,箱持っていくとか工夫するべし.ちなみにワインボトルが入る緩衝剤はABCストアの酒コーナーにひっそり置いてる.

2017-02-06

一日

無職の朝は早い

起きると寝室には家内も猫もいない。階下におりる。テーブルの上に自治会のチラシがまとまってある。区からのお知らせだ。

のっそりと着替えて顔を洗い、食洗機に洗い物を入れる。

チラシを持って、各家のポストに入れて回る。

ちょうど家から住人が出てきたので、挨拶をするが訝しげな顔をされる。これだけ朝早いのだ。仕方がない。

掲示板にもチラシを貼る。全部で10枚ほど。上下左右をきれいにあわせて、近くから、遠くから眺め貼り具合を確認する。今日バッチリだ。

バスを待つ人も駅に行く人も少ない。暖かい日差しを浴びながら、徒歩一分のコンビニコーヒーを買いに行く。

さて、今日のやることは終了だ。今日も忙しかった。

時計を見ると9時前。あとはのんびりしよう。

2017-01-12

寿司職人の朝は早い

昨日届けるはずだった出前がまだ出来ていないからだ

歌詞職人の朝は早い

締め切りが先月だったのにまだ何もしていないからだ

2016-10-13

プロ増田の朝は早い

「まぁ好きで始めた仕事ですから

最近ホッテントリが取れないと愚痴をこぼした

まず、煽りネタの入念なチェックから始まる

「やっぱり一番うれしいのはブコメね、この仕事やっててよかったなと」

毎日毎日ネタ煽り方が違う 自動スクリプトでは出来ない

2016-06-30

クソ雑魚ナメクジ養殖業の朝は早い

毎日決まった時間に三度、匿名ダイアリーをチェックして、クソ雑魚ナメクジたちの健康管理するんです」

 そう語るのはクソ雑魚ナメクジ養殖業者の増田さん(47歳)。

 十年前に務めていた外資系シンクタンク退職し、祖父の代からつづくこの道を選んだ。

「クソ雑魚ナメクジたちが好みやす話題があるんです。

 そういう記事をこっちで見定めて選別していく。

 こちらの狙い通りのトラバがついたときは感激もひとしおですね。

 この稼業やっててよかったな、って思える数少ない瞬間です(笑)

 笑顔のたえない増田さんだが、養殖業の内実はきびしい。

 クソ雑魚ナメクジほとんどははてブで消費されるが、他増田コンテンツの台頭によりクソ雑魚ナメクジ需要は年々減少傾向にある。

「それでも、まだまだクソ雑魚ナメクジを欲しがるブクマカたちはいます

 私は、そういう人たちが一人でもいるかぎり、クソ雑魚ナメクジ養殖をやめたりしたくないですね」

 匿名ダイアリー文化は、このようなアツい信念をもった増田によって支えられているのだ。

2016-06-22

さぶ職人の朝は早い

さぶ職人の朝は早い

冷たい水でザブと顔を洗い、

触れた指の腹の触感で、

さぶたになりそうな部位を探る。

スウと赤い糸を引くように、軽く爪を立てる。

焦ってはいけない。

この傷跡が、明後日のかさぶたを産むのだ。

さながら、漆職人のようである

丁寧に、着実に。

これがかさぶ職人モットーである

さぶ職人は、ずっとかさぶ職人をしていたわけではない。

昼間は、OLという、一時しのぎの金を得るだけの職業についている。

さぶ職人の合間にOLをしているのだ、

職人はこう語る。

「稼げるわけじゃないし、継ぐものもいない。

それでも、(かさぶたを)欲しいという人がいる限り

続けていきたいですね」

剥がしときに、生乾きで血が出てしまう失敗のことを「赤」と

呼ぶ。そうならないように、ちょうどいいタイミングを見極めるのに

だいたい3年はかかるという。

赤が続き、自分職人に向いてないのではと思った時、

直径2cmほどのハート形のかさぶたが取れた。

その美しさに、この道を続けていくことを決意したようだ。

世間的に(かさぶたをはがすことは)自傷行為と呼ばれています

美しいかさぶたを作ることの代わりだと思っています

傷つかず手に入れるものなんて、全て偽物ですからね」

職人は少し誇らしげな顔で言った。

インタビューが終わった後、仕込みがあるので、と職人

小走りで帰っていった。かさぶたへの情熱彼女を走らせるのだ。

その後ろ姿はとても頼もしく見えた。

2016-06-03

http://anond.hatelabo.jp/20160602192154

カルボナーラ職人の朝は早い

厳しい下積み修行を耐え抜きようやくカルボナーラソースパンを持つことを許された日、せっかく作ったカルボナーラカルボナーラ親方一口食べただけで私の顔にぶちまけた。

あの日の屈辱を忘れないため、その日一番初めに作ったカルボナーラで顔を洗うのが私の日課だ。

2016-05-20

娘の背中スイッチが出来た。

赤ん坊の朝は早い。生後一ヶ月になる娘は完全母乳で育てているが、2~4時間に1回のペースで授乳せねばならない。特に夜間は4時間ほど寝てくれているが、その分朝は腹が減るのか、お目目ぱっちりで寝ずに泣き続ける。

である私は"母乳"など出せるはずもなく、当然その分育児負担は妻が大きくなる。ただでさえ、妊娠出産の時点で女性に発生する肉体的・社会的負担は大きいのだ。授乳後の寝かしつけくらい、夫の役割であるべきだろうか。

新生児(生後28日まで)期間はサクッと寝てくれていたのだが、最近はなかなか寝てくれなくなった。なぜなら、娘の背中スイッチが出来てしまたからだ。

腕の中で眠った娘を布団に置こうとする瞬間、暴れだすのだ。布団においても、背中を支える手をそーっと引き抜く瞬間に起きてしまう。起きれば当然娘は泣き出す。休んでいた妻も目を開ける。

妻「授乳は疲れるし、次のおっぱいを作るためにも寝たい。うまく寝かしつけてくれ」

私「それが、ネネ(娘の名)が布団に置かれたことを感知するようになってしまったんだ」

妻「1週間前くらいかネネ背中スイッチ増設されたらしい。テスト完了して、最近稼働しだしたみたい」

そんなことがあるだろうかと、私は訝しんだ。抱っこしている娘の肩あたりを顎で挟むようにして、縦抱っこに切り替える。すると何ということだろう。ネネ背中にかすかな凹凸を確認できるではないか

私「なんで、今まで気が付かなかったのだろうか」

妻「病気と同じなの。名前を与えられて病気になるように、存在を指摘されないと見えてこないのよ。私もTwitterの2016AprilBabyクラスタで教えてもらったのよ」

ネネの服をずり上げると、青色スイッチがそこにはあった。蒙古斑よりも青く、そう妻の生まれた町から望む日本海の色だった。

私「そうか、でも見えるようになってしまえばこちらのものだ。スイッチが反応しないように、押した状態を維持して布団に置けばよいのだろう」

妻が驚いた顔をして、静かにうなづく。スイッチ存在に気が付かなかった、そんな察しの悪い夫がすぐに解決策を見出したことを喜んでいるようだった。

妻「やってみて」

ネネのお尻を私の腹にあてるようにして、縦抱っこを続ける。子守歌をうたいながら歩き揺さぶれば、忽ちネネの瞼は重くなる。このタイミングならば気づかれまい。私は恐る恐る背中スイッチを触れ、ゆっくりと押し込んだ。

果たしてネネは眠ったままだった。勝利のファンファーレ脳内で鳴り響き、妻にドヤ顔を見せる。私はネネの布団まで歩くと、そろりと腰を下ろした。まずは背中を布団に下ろし、次に頭を枕に下ろす。ゆっくり背中と頭を支える手を抜いていく。大丈夫だ、寝ている。

私の太ももの上にまだネネの足があった。これを布団に下ろそうとした途端、ネネの目はカッと見開き、泣き声が部屋を満たした。

私「なんでだ!背中スイッチは押したままにしていたのに」

妻「ごめんなさい。伝え忘れていたわ。ネネの足には温度センサーがあるの。正面で抱っこしてる私たちの腹部の暖かさをモニタリングしているのよ」

ネネの足裏を確かめてみると、すべての指に赤液温度計が伸びているではないか。その赤さが憎らしくもあったが、娘が元気に生きる証だと受け入れることにした。今すべきは娘を寝かしつけ、次の授乳に備えることだ。

泣いているネネを抱き上げ、あやす。もう背中スイッチも、足裏の温度センサーも忘れない。必殺の子守歌でネネの瞼はイチコロのはずなのに、なかなか落ちてくれない。

何故だ?何故だ!

慌てて妻の方を確認すると、妻は悲しく微笑んで、そのまま瞼を閉じた。そうか、そうだったのか。妻に言われなくてももう分かる。僕も現実を受け入れる覚悟をしてネネ視線を戻した。

ネネの頭にはまるでタケコプターのような黄色い高度センサーがついていたのだった。

2016-04-15

[]8

 増田お嬢様の朝は早い

 彼女の一日は日頃の感謝安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。

 分解、清掃、再組立にグリスアップ。牛乳飲んでラジオ体操

 縦ロールは自律でセット。

 お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。

「それでは行って参ります

 決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。

最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」

 縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。

 どちらかと言えば右手姫カットお嬢様に向かって言っている。

ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。

 しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。

あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」

「おわかりですね?」

 縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。

「そうですわね……分かっていますわ。美しさは罪、ということですわね?」

「ぜ、ぜんぜん分かっていませんね!!」

 セミロングのお嬢様脱力した。姫カットお嬢様には彼女よりも耐性がある。

「あと、これは最後の戦いではありませんよ。

 あなたを倒したあとに決勝戦がありますから

 縦ロールのお嬢様は勝つ前から勝ち誇っていた。

あなたたちの三位決定戦の間違いではないかしら?」

 辟易したセミロングのお嬢様が言い捨てた。

お話はもうよろしいでしょう。あとは鉄が語りますよ」

「私のはナイr……」

 インシュロック使いは無視された。

 最初武器――ねじ込みクロスを使って作った十字槍だ――を構えたお嬢様に、

縦ロールのお嬢様はチェーンブロックのフックを放つ。

鋼管がチェーンを絡め取り、両者の間にテンションを掛ける。

「なかなか安定感がありますわね」

オブラートに包まなくても結構です!」

 セミロングお嬢様の持つ500mmのSGP25Aパイプは1本で1.2kgになる。

服の中はもう少し短いものも多いが、これらを14本と多数の継ぎ手を抱えた彼女は20kg以上嵩増しされていた。

彼女が戦いを急いだ背景には重くてしんどいという切実な理由もあったりする。

「力で引けないならば!」

 両縦ロールが地面に打ち込まれ、チェーンブロックレバーが引かれる。

「ぐぅ……!」

 有無をいわさぬ機械のパワーにセミロングお嬢様は顔をしかめた。

「私のことを忘れすぎです!」

 戦闘態勢を整えた姫カットお嬢様が鉄鎖引きの横合いから参入する。

「忘れてなどいませんわ!

 チェーンブロックロックがいきなり外され、踏ん張っていた鉄パイプさんは自分の力で後ろに吹っ飛ぶ。

「えいっ!」

 さらに工具の本体側が迫る姫カットお嬢様左手に投げつけられる。

さきほどまで熱心にお手入れしていたのに酷い仕打ち

それでも物言わぬチェーンブロックは健気にお役目を果たし、姫カットお嬢様攻撃回避の労をとらせた。

 その眼前に縦ロールお嬢様は駆け寄っている。

いただきですわ」

 いつもなら接近戦は姫カットお嬢様の望むところだが、回避直後は流石に体勢が悪い。

 膝を突かんばかりの彼女に、掌底が打ち下ろされる。それを跳ね上げて袖を絡めようとする動きを許さず、右のミドルキック

ガードをしてもダメージが加算される。

「ぐぅ!」

 今度は姫カットお嬢様が下から右貫手を繰り出すが、左縦ロールが一閃。

貫手を弾き飛ばして、巻き毛が背後に回り込む。

 インシュロック使いの首筋に死に神に鎌を突きつけられたような寒気が走る。

予感が現実にならなかったのは、セミロングお嬢様が槍を投げて敵を後退させてくれたおかげだった。

わずらわしいですわ」

 縦ロールお嬢様左手を睨みつけたのはフェイント。

さきほど伸ばした左縦ロールが巻き戻ると同時にチェーンブロック姫カットお嬢様背中に肉迫させている!

「……っ!」

 鉄鎖に背中を強打され、姫カットお嬢様の息が詰まった。一対一なら勝負ありであるが、

「やああああっ!」

 白い鋼管を構えたお嬢様自分に注意を向けるため、喚声をあげて突っ込んでいく。

 縦ロールお嬢様は再度フックを投げつけて、敵の接近を止めた。

 孤軍奮闘お嬢様に膠着状態を許すつもりはさらさらない。

 唇をシミターのように吊り上げた彼女は、右の縦ロールを綱引き相手指向する。

いやな予感がセミロングお嬢様脊髄を貫く。

 彼女咄嗟に半身の構えを強くし、敵への投影面積を最小限にした。

ゴアッッ

 真横にいる姫カットお嬢様は、右縦ロールが一瞬かすみ、発生した疎密波が縦ロールの前後に広がる様を目撃した。

 縦ロールの中から「何か」が高速で飛び出し、セミロングお嬢様を襲う。

「きゃあっ!?

 ばつばつと「つぶて」が鋼管を仕込んだ衣服命中する。

スカートブリーツに仕込んだスウェージロックシームレスパイプが甲高い音を立ててひしゃげる。

ふとももと脇腹への被弾は一発ずつが肌にまで突き刺さった。

「くあっ!」

思い切りよく左手で引き抜くと、それは鉄のニードルだった。

「おほほ!コイルガンのお味はいかがかしら?おかわりたーんとありますわよ?」

 説明しよう!

 縦ロールお嬢様電線を断続的に仕込んだ縦ロールを次々に急速回転させ、

発生した磁場でロールに装填したニードル順次加速させ高速で撃ち出したのだ!!

 凄いね人体。

「……しょ、正気の沙汰ではありませんわ!

 よく知らない兵器気持ち悪い。セミロングお嬢様が青サバより血の気の引いた顔で叫んだ。

正気サタン大天使ルシフェルですからね」

 よろよろと立ち上がった姫カットお嬢様が言った。

「そこ!変な混ぜっ返しをしないでください」

 アホボケクールボケに対してツッコミ自分一人。セミロングお嬢様は二対一が別の構図に思えてきた。

漫才によって敵の注意を分散させる意図理解していたけれども。

「やっぱり三人は姦しいですわ」

 縦ロールお嬢様はもう一人への隙ができるのを承知の上で、左ロール砲をセミロングお嬢様に向けた。

 まずは配管工を倒す。

 だが、発射の刹那、左ロール砲は異常な挙動を示した。

 姫カットお嬢様が左縦ロールに結びつけた透明なインシュロックの輪かざりを引いたのだ。

 彼女は事前に縦ロールのパワーとスピードを把握している。ただで真横の通過を許しはしない!

ニードルの散弾が縦ロールお嬢様にとっての二人の敵、その間に着弾する。

「今です!」

 戦闘が開始されてからはじめて、配線配管同盟が同時に動いた。

 事実上1ターンに三回以上動ける天衣無縫お嬢様を倒すためには同時攻撃必要だった。

 サバイバルゲーム開始以来はじめて、彼女の顔から余裕が失われる。至急チェーンブロックを波打たせて波動の鞭にセミロングお嬢様を襲わせる。

 ――はずが、標的は脱皮を済ませていた。重量級の上着をフックに巻き付けて身軽になったお嬢様が突っ込んでくる。

 姫カットお嬢様も突っ込んでくる。

「そこをガツンですわ!

 右縦ロールを地面に突き刺しての回転キック

 だが、今度は姫カットお嬢様が上着を脱ぎ、縦ロールの台風に覆い被せた。

 大量のインシュロックが織り込まれ、末端がお嬢様の手に握られた、それはまさに投網。縦ロールお嬢様の回転は自らを縛り付ける結果に陥ってしまう。

「うきゅ~」

 目がぐるぐる状態珍獣狩人たちは押さえつけた。姫カットお嬢様はインシュロックを通したマウントベースをいくつもいくつも床に接着しまくる。

 ひとつひとつは5kgf程度の耐過重だが、何十個もつけられては、さしもの縦ロールも動かせなくなる。

「やっておしまい!」

すみません、縦ロールさん!!」

 セミロングのお嬢様は、超硬(タングステンカーバイド)のジグソーブレードを装備したレシプロソーを取り出すと、哀れな獲物に向けた。

「およしになって!何をなさるつもり!?

天井のトラスに挟まったボールを数えていれば終わります

結構多いですわ!!いやあああっ」

 至近距離から悲鳴を浴びたセミロングお嬢様の手が危なっかしく震える。

「うう、罪悪感が……」

「反対側は私が切ります彼女自由にしてあげましょう、この縦ロールから

 そう言って姫カットお嬢様本来コンクリート切断用のダイアモンドホイールを装着したサンダーを取り出した。

 戦闘前に情報交換をした二人のお嬢様は、残る一人は動く巻き毛によって、おかしくなっていると判断していた。

同様の症状を示していたポニーテールお嬢様が、セミロングのお嬢様に倒されてから、すっかり彼女に懐いている様子からも、そう思ったのだ。

 二対一で卑怯と罵られても異常をきたした仲間を放っておくわけにはいかない。

二人は善意から、このような暴挙に出たのである

「うぅ……」

 強力を通り越して凶悪ツールにざっくりと縦ロールを切り落とされたお嬢様喪失感と開放感を同時に覚えた。

 自分が縦ロールに洗脳されていたと、彼女引き起こした二人に洗脳される。

「わたくしは今まで縦ロールに操られていましたの!?

 縦ロールあらたウェーブロングのお嬢様は憑き物が落ちた顔でつぶやいた。

「今までなんてことを……」

 あまり無垢な顔で頬に涙を伝わせるお嬢様

わず姫カットお嬢様とセミロングお嬢様彼女ひしと抱きしめた。

「よかったですね」

友情の勝利です」

 ウェーブロングお嬢様も力強く抱擁する。

ありがとう、わたくしの最高のお友達!……ところで、決着がまだですわね?」

「「え?」」

 ぴちゅーん

 アフロお嬢様と同じく、縦ロールの使用に耐えてきたウェーブロングお嬢様の肉体も強靱だった。

 二人まとめての裏投げという豪快な決まり手で、増田お嬢サバイバル大会は幕を閉じた。

 ちなみに縦ロールは毎朝牛乳を飲んで体操していたら動かせるようになったそうな。

「残り1名!

 最終勝者ウェーブロングのお嬢様

 属性変化により大会トトカルチョは的中者なし。

 賭スター本部の総取りとなります

 ありがとうございました」

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160414193717

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160416120622

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