はてなキーワード: 大乗仏教とは
「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」
「希望を信じた魔法少女を、私は泣かせたくない。最期まで笑顔でいて欲しい。それを邪魔するルールなんて、壊して見せる。変えて見せる」
によって救われることが約束されているので、
その阿弥陀様が現れるまでの次元・時間においては、魔法少女は絶望して発狂し続けるのです。
これが他力本願です。
と説得することで現世での救い(気休め)が得られます。
今日は初期仏教のご紹介のためにこちらにあがらせていただきました。
初期仏教の効能と素晴らしさをみなさんに知っていただきたいと思います。
・殺生しない
・盗まない
・妄りなセックスをしない
・嘘つかない
・飲酒しない
マミさんが守るべきはこのたった5つです。
これによってどのような効果があるかというと、心の不安定さを減らすことが出来ます。
さやかも杏子も殺人や嘘がトリガーとなって身を滅ぼしているように
この五戒は現代にも何の古臭さもなく通用する「人類の主要な自滅ファクター」を潰すためのリストです。
心の汚れはソウルジェムの汚れ、厳しく戒を守ることは人間にとっても魔法少女にとっても最優先タスクなのです。
たとえばマミさんは現在こそ後輩女子との姉妹愛を求める中学生ですが
更に孤独感を深めると飲酒や妄りなセックスを覚えて依存していきがちなタイプに見えます。注意が必要です。
私の悩み苦しみが消え去りますように。
私の願い事が叶えられますように。
教室で暇そうにしているとき、部屋に帰って1人なとき、空き時間ごとに真剣に常に念じます。
まず自分が幸せになりたい気持ちを認めて、心から自分の幸せを念じます。(さやかはその気持ちに嘘をつきました)
次に自分と全く同じに、すべてのいのちの幸せを差別せず念じます。(さやかは恭介や仁美の幸せを喜べませんでした)
これは心の筋力トレーニングであり、毎日やれば着実にそのような心になってきます。
するとソウルジェムの汚れが止まり、回復し、しかも以後は汚れにくくなっていきます。
なお「生きとし生けるもの」をありありと広いスケールでイメージ出来るほど効果があがります。
あらゆる人間、あらゆる動物、魔法少女、魔女、インキュベーター、真努迦仏のような高次元の神々、
どこまでも広げていくことが可能です。
慈悲だけが無量の心なのです。
ただし、慈悲を念ずることは強烈な効果はありますがあくまで一時的です。
これによって魔女にならないように時間を稼ぎ、次にご紹介する瞑想をすることこそが狙いとなります。
日に2時間。
肉体が既に空しいものとなっている魔法少女は瞑想が進みやすいでしょう。
これにより預流果の段階まで瞑想が進めば
苦
無我
魔法少女もまた宇宙の全てのものと同じく、縁起により生じて滅していく因果の流れであること。
(執着できるようなものは人間だったときから一度も手にしたことなどないこと。)
魔法少女に限らず一切の生きとし生けるものにとって、生きることは本質的に苦であること。
(「苦」は悲観主義やニヒリズムとは全く違う言葉なので、ここでは理解したつもりにならないでください。)
今や頼りなくソウルジェムに宿るという「我」はそもそも錯覚であり存在しないということ。
(きゅうべえにぶっこ抜かれ毀損されたものなど元からなにもない)
初期仏教のメソッドにより完成した阿羅漢マミさんはなにものにも執着しません。
期待も怒りもありません。
かわりに智慧があります。
心を汚すことがありません。
願いもなく。絶望もなく。
三一権実諍論(さんいちごんじつ の そうろん)は、平安時代初期の弘仁年(817年)前後から同12年(821年)頃にかけて行われた、法相宗の僧侶・徳一(生没年不明)と日本天台宗の祖・最澄(767年 - 822年)との間で行われた仏教宗論である。「一三権実論争」「三乗一乗権実諍論」「法華権実論争」などとも。
目次 [非表示]
1 概要
2 平安初期の仏教界
2.1 法相宗と徳一
3 論争の経緯
3.1 論争の発端について
4.2 南都教団への対抗
4.3 中傷者徳一に対する怒り
4.4 蝦夷征討との関係
5 その後
6 注・出典
7 関連項目
8 参考文献
「三一権実諍論」の「三一」とは、三乗と一乗の教えのことであり、「権実」の諍論とは、どちらが「権」(方便。真実を理解させるための手がかりとなる仮の考え)で、どちらが「実」(真実の考え)であるかを争ったことを言う。一乗・三乗の「乗」とは衆生を乗せて仏の悟りに導く乗り物であり、天台宗の根本経典である『法華経』では、一切衆生の悉皆成仏(どのような人も最終的には仏果(悟り)を得られる)を説く一乗説に立ち、それまでの経典にあった三乗は一乗を導くための方便と称した。それに対し法相宗では、小乗(声聞乗・縁覚乗)・大乗(菩薩乗)の区別を重んじ、それぞれ悟りの境地が違うとする三乗説を説く。徳一は法相宗の五性すなわち声聞定性・縁覚定性・菩薩定性・不定性・無性の各別論と結びつけ、『法華経』にただ一乗のみありと説くのは、成仏の可能性のある不定性の二乗を導入するための方便であるとし、定性の二乗と仏性の無い無性の衆生は、仏果を悟ることは絶対出来ないのであり、三乗の考えこそ真実であると主張した。このように三乗・一乗のいずれが真かをめぐり真っ向から対立する意見の衝突が行われた。
ただし、徳一と最澄の論争は三乗と一乗の争いのみに留まらず、教判論(数ある経典の中で釈尊の考え方に最も近いものを問う)における法華経の正統性を問うたものでもあるから「法華権実論争」と呼ぶべきとの考えもある[1]。この論争の間、最澄は『守護国界章』『法華秀句』など大部の著作を執筆しており、これは徳一からの批判への反論の書として書かれたものである。一方の徳一側の著書は、真言宗の空海(774年 - 835年)への論難である『真言宗未決文』以外現存していないため、詳細は不明である。しかし、徳一の主張は最澄側の批判書に引用される形で部分的に残存しており、ある程度の復元が可能である。
いずれにしろ論争は著作の応酬という形式で行われ、実際に両者が顔を合わせて激論を交わしたということではない。
奈良時代に興隆したのは、法相宗や華厳宗・律宗などの南都六宗である。本来、南都六宗は教学を論ずる宗派で、飛鳥時代後期から奈良時代にかけて日本に伝えられていたが、これらは中国では天台宗より新しく成立した宗派であった。天台宗は後述の如く最澄によって平安時代初期に伝えられたため、日本への伝来順は逆となったわけである。
この時代の日本における仏教は中国と同様、鎮護国家の思想の下、国家の管理下で統制されており、年ごとに一定数の得度を許可する年分度者の制度が施行され、原則として私度僧は認められていなかった。このことは逆に仏僧と国家権力が容易に結びつく原因ともなる。実際、奈良時代には玄昉(? - 746年)や道鏡(700年 - 772年)など、天皇の側近として政治分野に介入する僧侶も現れていた。桓武天皇(737年 - 806年)が平城京から長岡京・平安京に遷都した背景には、政治への介入著しい南都仏教寺院の影響を避ける目的もあったとされる。新王朝の建設を意識していた桓武天皇にとって、新たな鎮護国家の宗教として最澄の天台宗に注目・支援することで従前の南都仏教を牽制する意図もあった。
日本での法相宗は、南都六宗の一つとして、入唐求法僧により数次にわたって伝えられている。白雉4年(653年)道昭(629年 - 700年)が入唐留学して玄奘三蔵(602年 - 664年)に師事し、帰国後飛鳥法興寺でこれを広めた。
徳一は一説には藤原仲麻呂(恵美押勝とも。706年 - 764年)の子といわれるが疑わしい[2]。はじめ興福寺および東大寺で修円に学び、20歳代の頃に東国へ下った。東国で布教に努め、筑波山中禅寺(茨城県つくば市)・会津恵日寺(福島県耶麻郡磐梯町)などを創建したという。
前述のごとく、徳一の著作はほとんど現存していないため、その生涯は不明な点が多い。
天台宗は法華円宗、天台法華宗などとも呼ばれ、隋の智顗(538年 - 597年)を開祖とする大乗仏教の宗派である。智顗は『法華玄義』『法華文句』『摩訶止観』の天台三大部を著して、『法華経』を根本経典とし、五時八教(仏教の理解度の5段階に合わせて記された経典のうち、法華経を到達点とする)の教相判釈(経典成立論)を説く。
最澄ははじめ東大寺で具足戒を受けたが、比叡山に籠もり、12年間山林修業を行った。さらにそれまで日本に招来された大量の仏典を書写し研究する中で、南都六宗の背景にある天台教義の真髄を学ぶ必要を感じ始め、親交のあった和気氏を通じて桓武天皇に天台宗の学習ならびに経典の招来のための唐へ留学僧の派遣を願い出た。これを受け、桓武天皇は最澄本人が還学僧(短期留学の僧)として渡唐するように命じた。こうして延暦24年(805年)の遣唐使船で最澄は入唐を果たす。予定通り天台山にのぼり、台州龍興寺において道邃(天台宗第七祖。生没年不明)より天台教学を学び、円教(天台宗)の菩薩戒を受けて、翌年(806年)帰国した。
帰国後、最澄は桓武天皇に対し従来の六宗に加え、新たに法華宗を独立した宗派として公認されるよう奏請、天皇没後には年分度者の新しい割当を申請し、南都六宗と並んで天台宗の2名(遮那業・止観業各1名)を加えることを要請した。これらが朝廷に認められ、天台宗は正式に宗派として確立。これが日本における天台宗のはじまりである。最澄はさらに同じく入唐した空海に師事して、密教への理解を深める一方、六所宝塔院(比叡山寺(後の延暦寺)を中心とする)の造立計画を立て、弘仁5年(814年)には九州へ、同8年には東国へ赴くなど精力的に活動する。最澄の悲願は大乗戒壇の設立であり、大乗戒を授けた者を天台宗の菩薩僧と認め、12年間比叡山に籠って修行させるという構想によって、律宗の鑑真(688年 - 763年)がもたらした小乗戒の戒壇院を独占する南都仏教の既得権益との対立を深めていた。
論争の発端となったのは徳一が著した『仏性抄』であるとされる[3]。この書における一乗批判・法華経批判に対して最澄が著したのが『照権実鏡』であり、ここから両者の論争が始まった。
ただし、そもそも徳一が『仏性抄』で論難したのは中央仏教界の最澄ではなく、東国で活動していた道忠(生没年不明)とその教団であったとする説がある[4]。道忠は最澄が入唐前の延暦16年以降、あらゆる経典の写経を行った際、東国からはるばる駆けつけて2000巻もの助写をしたほど親交があり、東国における最澄の盟友的存在であった。道忠自身は鑑真の弟子で、律宗の僧侶であったが、戒壇が設けられた下野薬師寺との関連か[5]東国に住し、広く弟子を持つ僧侶であった。最澄が東国へ下った際には、すでに道忠は没した後で教団は広智(生没年不明)が率いる状態であったが、後に天台座主となった円澄(771年 - 836年)や円仁(794年 - 864年)・安慧(794年 - 868年)らは、もともと道忠の弟子もしくは孫弟子(広智の弟子)であり、道忠との縁から最澄に入門したなど、道忠は初期の天台教団の中で、非常に重要な役割を果たしていた存在であった[6]。
筑波山を開山し、会津を拠点とした徳一が標的としたのは、むしろ地理的に東国において布教を行っていた道忠教団であった可能性が高い。徳一の『仏性抄』の存在を最澄に知らせたのも道忠教団であったと見られる[7]が、異論もある[8]。
三一権実諍論に関する著作としては、
≪徳一側著作≫
『法華肝心』2巻
『法華権文』1巻
『中辺義鏡』20巻
『慧日羽足』3巻
『遮異見章』3巻
『義鏡要略』7巻?
『法相了義灯』11巻
『通破四教章』1巻
『照権実鏡』1巻
『依憑天台集』1巻
『守護国界章』9巻
『決権実論』1巻
『通六九証破比量文』1巻
『法華秀句』5巻
などが挙げられる[9]。論争の主要な流れとしては、
徳一の『仏性抄』(成立年不詳)に対し、最澄が『照権実鏡』(弘仁8年(817年)成立)で反論。
徳一の『中辺義鏡』『慧日羽足』に対し、最澄が『守護国界章』(弘仁9年(818年)成立)で反論。
最終的な結論として、最澄が『法華秀句』(弘仁12年(821年)成立)を著す。
となっている。なお諍論の前期において、最澄が『照権実鏡』で徳一の『仏性抄』を批判したのに対し、徳一の『中辺義鏡』では最澄の反論に全く答えていない。そのため『中辺義鏡』の批判対象としては、書名のみ残っている最澄の著書『一乗義集』ではないかとする説[10]、もしくは道忠教団によって書かれたと思われる『天台法華義』とでも称すべき書であったとする説がある[11]。続いて『守護国界章』下巻における三一権実論に対する徳一の反論として『遮異見章』『慧日羽足』が書かれたと思われ、それに対して最澄が『決権実論』で反論、結論の書として『法華秀句』を撰述したと見られる[12]。
一連の論争の内容は難解で、一乗・三乗の権実のみならず、教判論における法華経や天台三大部の正当性、天竺・震旦の先哲による教義解釈の是非など広範囲に及ぶ。しかし一方では、最澄の教法に対する価値論に対し徳一は仏法理解の先天的素質論を述べており、両者の論争の焦点があまり噛み合っておらず、議論そのものも詳細というよりは瑣末的であり、時折相手側への罵倒に近い表現も見られる(後述)など、すれ違いの印象も与えている。
天台宗側では『法華秀句』の成立をもって論争の終結とする(翌年に最澄は入寂)。論争の歴史を天竺や中国の仏教史まで遡って述べたもので、『法華秀句』の書名は、智顗による天台三大部の『法華文句』を意識したものと思われ、最澄の論争決着への決意が現れている。ただし、これは最澄側の一方的な論争打ち切りであり、徳一側からは決着がついていないとも言える[13]。なお徳一は天台宗のみならず密教に対しても問題視していたと見られ、真言宗の空海に対しても『真言宗未決文』で批判している(なお、これが徳一の著作として現存する唯一の史料である)。
下記は、取り立てて、最澄の書き物に怒りは表明されていないが、法相宗派の学者の何人かは、そのようにとらえているようである。その理由をあえて挙げるとすれば、次の事柄をあげられるが、これも、特にここに特記すべきほどのことではない。参考までに、法相宗派側の意見を以下に述べる。 最澄は、しばしば非常に激烈な表現を用いて論敵を攻撃しており、たとえば『守護国界章』において最澄は、非難の対象である徳一のことを「麁食者(そじきしゃ。粗末な食べ方をする者、半可通のこと)」「謗法者(ほうぼうしゃ。賢しらに法を曲げる者)」「北轅者(ほくえんしゃ。南に行こうとして牛車・馬車の轅(ながえ)を北に向ける者。方角もわきまえぬ者)」などの蔑称で呼び、本名の徳一で呼ぶことは一切ない。どちらかといえば秀才肌で生真面目な感のある[14]最澄が、これほどまでに攻撃的な姿勢で論争に臨んだ背景として、いくつかの原因が考えられる。
最澄は入唐求法から帰国する直前、越州に寄り、密教を龍興寺の順暁(密教の法灯においては傍流に属する。生没年不明)に学び、灌頂を受けている。帰国後も最澄の密教への関心は高く、自身より年少で僧としての地位も低いながら、正統的な密教を学んで帰国した空海に師事することになる。
最澄と同じく804年の遣唐使で入唐した空海は、真言八祖の一人恵果(746年 - 806年)から正統的な密教を学び、大量の経典・法具を携え、最澄よりやや遅れて大同元年(806年)に帰国していた。最澄は空海の招来した仏典を借り受けて密教を本格的に学びはじめ、弘仁3年(812年)には弟子の泰範(778年 - ?)らとともに空海の高雄山寺において灌頂を受け、正式に空海の弟子となっている。さらに泰範らを空海の下に派遣して密教の奥義を学ばせようとしていた。
しかし、弘仁4年(813年)最澄が『理趣釈経』(『理趣経』の解釈書)の借用を空海に申し出たところ、空海が密教の真髄は文章修行ではなく実践によってのみ得られるとして拒絶したため、両者の仲は悪化する。さらに最愛の弟子であった泰範が、最澄の再三の求めにもかかわらず比叡山への帰還を拒み、空海の下での修行を望んだことなどが重なり、両者は義絶するに至った。真言宗側では、これをさかんに吹聴するが、『理趣釈経』は、いわば、後世、淫靡宗教と結びついたものであり、空海がそれを見せたがらなかったのは、故あることであったようである。つまり、密輸入書物とも言えるものであり、かえって、見ないほうがよかったのではないかと思われている。
天台宗に密教の要素を取り入れ、新たな宗派としての地位を高めようとしていた最澄にとって、泰範・空海との訣別により孤立感が深まったことで、南都諸宗に対してより敵対的な姿勢に駆り立てられたともいわれる[15]。なお天台宗は最澄の死後、本格的に密教化することになる(→台密)。
最澄が論争相手とした徳一自身は、若年から東国に拠点を移して活動していた地方僧であったものの、彼が所属する法相宗自体は、当時の仏教界においては主流である南都六宗の中心であった。後世に天台宗の方が興隆していったため、三一権実諍論全体としては、新興宗派の総帥である最澄が、古い法相宗を代表する徳一を退けたという印象が残るが、実際には当時においては法相宗の方が主流派に属していたのであり、最澄はむしろ挑戦者であった[16]。前述のごとく年分度者の割当を勝ち取り、大乗戒壇の設立など、天台宗を確立して南都仏教に対抗しようとする最澄にとって、法相宗の理論家である徳一を説き伏せることは、天台宗の南都六宗への優位を示すことにも繋がるため、より攻撃的になったと、現代法相宗派の学者は考えている。
徳一の『仏性抄』は最澄にとって看過しがたい法華経批判の書であり、この法敵に猛反論しなければ自宗の存在意義そのものが危うくなる。しかしまた徳一にとっても、天台法華宗や密教の擡頭は、彼自身の属する法相宗にとっても、また従前の仏教体制秩序にとっても、異端なのであって、これを徹底的に論破しておく必要があった。徳一は『中辺義鏡』において法華教説や最澄に対して「凡人臆説」「顛狂人」「愚夫」などと悪し様に罵倒している[17]。最澄が『守護国界章』で徳一を「麁食者」「北轅者」と呼んだのはこれに呼応するものであり、互いに自宗派の存在意義をかけた真剣な論争であったがゆえに、ともに中傷めいた表現までもが用いられたともいえる。
宮原武夫(1933年-)は最澄と徳一の論争がここまで大きくなったのは、最澄が当時の朝廷が進めていた蝦夷征討に徳一が「非協力」的とみなしていた政治的問題にあったとする説を唱えている。
最澄が東国に下った際に活動の拠点としていたのは亡き道忠が活動の拠点としていた下野国と隣の上野国であったが、両国は当時朝廷が推奨していた蝦夷征討の兵站基地となっており、更に下野・上野両国から陸奥・出羽両国に対しては国司からの課役を逃れるための逃亡や朝廷による移住政策によって多くの人々が移り住んでいた[18]。蝦夷討伐には徳一の法相宗を含めた南都六宗や東国の鹿島神宮・香取神宮も征討の成功を祈願したり、寺院や神社を建立するなどの積極的な協力を行ってきた[19]。朝廷から天台宗の公認を得たばかりの最澄も東国における蝦夷征討を巡る様々な動きに直面して関心をもったと考えられ、この時の最澄の東国行きに随行した弟子の円仁(下野出身)も立石寺など東北から北関東にかけて多数の天台宗寺院が建立したと伝えられており、最澄とその門人は下野・上野両国を足掛かりに奥羽の人々に対する教化を進めようとしたとみられる[20]。
これに対して徳一の方は会津地方から越後方面への布教活動を進めており、蝦夷征討への協力や蝦夷がいる会津以北の奥羽への布教を示す史料は残されていない。宮原は最澄は『決権実論』の中で「北轅者常に迷ひて、分明の文を指さしめ、南、越の方に向はしむ」と記しているが、これは自分達や南都六宗と違い、蝦夷征討に対して祈祷<
天台宗(てんだいしゅう)は大乗仏教の宗派のひとつである。諸経の王とされる妙法蓮華経(法華経)を根本経典とするため、天台法華宗(てんだいほっけしゅう)とも呼ばれる[1]。天台教学は中国に発祥し、入唐した最澄(伝教大師)によって平安時代初期(9世紀)に日本に伝えられた。
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1.2 四宗兼学
1.3 止観行
1.4 所依
1.5.1.1 総本山
1.5.1.2 門跡寺院
1.5.1.3 大本山
1.5.1.4 別格本山
1.5.1.5 その他の寺院
1.5.2 天台寺門宗
1.5.3 天台真盛宗
1.6 その他天台系宗派
1.7 教育機関
1.7.1 大学
1.7.3 養成機関
4 社会運動
5 脚注・出典
6 関連項目
7 外部リンク
正式名称は天台法華円宗。法華円宗、天台法華宗、あるいは、単に法華宗などとも称する。但し、最後の呼び名は日蓮教学の法華宗と混乱を招く場合があるために用いないことが多い。
初め、律宗と天台宗兼学の僧鑑真和上が来日して天台宗関連の典籍が日本に入った。次いで、伝教大師最澄(767年-822年)が延暦23年(804年)から翌年(805年)にかけて唐に渡って天台山にのぼり、天台教学を受けた。同年、日本に帰国した最澄は天台教学を広め、翌年(806年)1月に天台法華宗として認められたのが日本における天台宗のはじまりである。最澄は特に飲酒に厳しい態度を取っており、飲酒するものは私の弟子ではなく仏弟子でもないからただちに追放するよう述べている。
この時代、すでに日本には法相宗や華厳宗など南都六宗が伝えられていたが、これらは中国では天台宗より新しく成立した宗派であった。最澄は日本へ帰国後、比叡山延暦寺に戻り、後年円仁(慈覚大師)・円珍(智証大師)等多くの僧侶を輩出した。最澄はすべての衆生は成仏できるという法華一乗の立場を説き、奈良仏教と論争が起こる。特に法相宗の徳一との三一権実諍論は有名である。また、鑑真和上が招来した小乗戒を授ける戒壇院を独占する奈良仏教に対して、大乗戒壇を設立し、大乗戒(円頓戒)を受戒した者を天台宗の僧侶と認め、菩薩僧として12年間比叡山に籠山して学問・修行を修めるという革新的な最澄の構想は、既得権益となっていた奈良仏教と対立を深めた。当時大乗戒は俗人の戒とされ、僧侶の戒律とは考えられておらず(現在でもスリランカ上座部など南方仏教では大乗戒は戒律として認められていないのは当然であるが)、南都の学僧が反論したことは当時朝廷は奈良仏教に飽きており、法相などの旧仏教の束縛を断ち切り、新しい平安の仏教としての新興仏教を求めていたことが底流にあった。論争の末、最澄の没後に大乗戒壇の勅許が下り、名実ともに天台宗が独立した宗派として確立した。清和天皇の貞観8年(866)7月、円仁に「慈覚」、最澄に「伝教」の大師号が贈られた。宗紋は三諦星。
真言宗の密教を東密と呼ぶのに対し、天台宗の密教は台密と呼ばれる。
当初、中国の天台宗の祖といわれる智顗(天台大師)が、法華経の教義によって仏教全体を体系化した五時八教の教相判釈(略して教判という)を唱えるも、その時代はまだ密教は伝来しておらず、その教判の中には含まれていなかった。したがって中国天台宗は、密教を導入も包含もしていなかった。
しかし日本天台宗の宗祖・最澄(伝教大師)が唐に渡った時代になると、当時最新の仏教である中期密教が中国に伝えられていた。最澄は、まだ雑密しかなかった当時の日本では密教が不備であることを憂い、密教を含めた仏教のすべてを体系化しようと考え、順暁から密教の灌頂を受け持ち帰った。しかし最澄が帰国して一年後に空海(弘法大師)が唐から帰国すると、自身が唐で順暁から学んだ密教は傍系のものだと気づき、空海に礼を尽くして弟子となり密教を学ぼうとするも、次第に両者の仏教観の違いが顕れ決別した。これにより日本の天台教学における完全な密教の編入はいったんストップした。
とはいえ、最澄自身が法華経を基盤とした戒律や禅、念仏、そして密教の融合による総合仏教としての教義確立を目指していたのは紛れもない事実で、円仁(慈覚大師)・円珍(智証大師)などの弟子たちは最澄自身の意志を引き継ぎ密教を学び直して、最澄の悲願である天台教学を中心にした総合仏教の確立に貢献した。したがって天台密教の系譜は、円仁・円珍に始まるのではなく、最澄が源流である。また円珍は、空海の「十住心論」を五つの欠点があると指摘し「天台と真言には優劣はない」と反論もしている。
なお真言密教(東密)と天台密教(台密)の違いは、東密は大日如来を本尊とする教義を展開しているのに対し、台密はあくまで法華一乗の立場を取り、法華経の本尊である久遠実成の釈迦如来としていることである。
四宗兼学[編集]
また上記の事項から、同じ天台宗といっても、智顗が確立した法華経に依る中国の天台宗とは違い、最澄が開いた日本の天台宗は、智顗の説を受け継ぎ法華経を中心としつつも、禅や戒、念仏、密教の要素も含み、したがって延暦寺は四宗兼学の道場とも呼ばれている。井沢元彦はわかりやすい比喩として、密教の単科大学であった金剛峯寺に対して、延暦寺は仏教総合大学であったと解説している。
止観行[編集]
天台宗の修行は法華経の観心に重きをおいた「止観」を重んじる。また、現在の日本の天台宗の修行は朝題目・夕念仏という言葉に集約される。午前中は題目、つまり法華経の読誦を中心とした行法(法華懺法という)を行い、午後は阿弥陀仏を本尊とする行法(例時作法という)を行う。これは後に発展し、「念仏」という新たな仏教の展開の萌芽となった。また、遮那業として、天台密教(台密)などの加持も行い、総合仏教となることによって基盤を固めた。さらに後世には全ての存在に仏性が宿るという天台本覚思想を確立することになる。長く日本の仏教教育の中心であったため、平安末期から鎌倉時代にかけて融通念仏宗・浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗などの新しい宗旨を唱える学僧を多く輩出することとなる。
所依[編集]
福王寺(熊本県山都町、宮司兼豪族であった中世阿蘇氏の菩提寺である)
その他天台系宗派[編集]
孝道教団
叡山学院
いつも異常な母親に怒鳴られていた
金も騙し取られていたと思う
こいつらが異教徒や多宗派に寛容なせいでカルトが日本に蔓延した
本当に許せない
はっきり言ってやる
異教徒=悪 って伝統がなかった宗教はまともな宗教とは呼べないカルト
カルト新興宗教に母親が入信したせいで家庭が崩壊した人々のほとんどは伝統宗教に異教徒弾圧は絶対に賛成だと思う
多神教が良いだの多宗教国家が良いだの偽善を言っているクズ共は恵まれた上流階級の人間だ
日本もキリスト教国の植民地になりキリスト教国家になれば良かった
そうすれば今のようなカルト新興宗教大国にはならなかったと思う
しかもキリスト教には大乗仏教や神道と違って隣人愛の精神がある
地域にキリスト教の教会があれば住民の交流の場になり絶対に自殺や鬱も減る
大乗仏教や神道は根本的に地域に何の貢献もしていなくて権力だけある邪教だと思う
神道と宗教がしっかりしていればこの国にカルト新興宗教が蔓延することもなかった
カルト新興宗教のせいでどれだけの子供達が苦しんできたと思う?
ふざけんなクズ共が
一神教を国全体の宗教にしておけばカルト新興宗教が蔓延ることもないのだよ
神道や仏教とこいつらが容認しているカルト新興宗教のことを考えるだけでイライラしてくる
てめえら全員死ね
多神教が良いとか言ってるクズ共は母親がカルトにハマったことで苦しんだ経験もない恵まれた連中だろ?
神社や大乗仏教の寺なんてものは何の頼りもならねーからいらねーんだよ
地獄に落ちろ
僕は今猛烈に怒っている
怒りのあまり頭が熱くて苦しい
こいつらのせいで僕は人生が狂った
すでにこの映画を見て2週間は経つ。鑑賞直後の雑感は箇条書きで記してはいたのだが、一応もう少しまとめようと思い立ったのでここに記す。
おそらくほとんど人の目には留まるまいが、ネタバレを含むので、ここから以下はぜひ本作をご視聴の上でお読みいただきたい。
また、私自身はこの作品を1度しか視聴しておらず、またこの映画に関する情報はパンフレット以外ほとんど(ネット上の評論も含めて)目にしていない状態であるので、思い違いや抜け、または同様の結論に至った他の方の評論がある可能性があることを了承されたい。
また、本文の後半でいくつかの仏教的用語を使用している。が、恥ずかしながら私の仏教知識は全くの独学であり、また理解もかなり浅いものである。もし仏教用語または知識に間違いがあれば、ぜひとも私のツイッターアカウント(https://twitter.com/gachikibou)またはメールアドレス(gachikibou@gmail.com)あてにご叱正をいただきたくお願いする次第である。
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これまで、私は新海誠監督の映像作品をいくつか観た(すべてテレビかDVD)が、どれも見ていていたたまれない気分にさせられるのがいやだった。今回も「新海監督作品」というだけで拒否感が強かったのだが、それを良い形で裏切ってくれる作品であった。
この映画の良い点については、映像作品素人の私でもいくつか挙げることができるが、この文章では、私が「この映画が多くの人の心に深く響いた理由」であると確信した、ある「仕掛け」について取り上げたい。
私がこの映画で見事な「仕掛け」であると考えるのは、「入れ替わっていた時の記憶は夢のように消えていく」という設定である。
ご視聴いただいた方にはわかる通り、この設定は脚本の構成上必要不可欠であり、それ自体が新海氏の作品テーマの一つである「すれ違い」を生むポイントでもある。
しかし私は、この設定そのものが、多くの観客に非常に深い共感を覚えさせるための、きわめて重要な「仕掛け」であったと確信している。
さて、その「仕掛け」について考える前に、まずは一般的な、夢の「記憶」について少し考えたい。
そもそも、人間が見るほとんどの夢は、目覚めた時には忘れられてしまっているし、たとえたまたま夢を覚えていたとしても、目覚めた後しばらくすると、その記憶が朝のルーチンな行事などによって急速に塗り重ねられていく経験を、多くの人はしているはずだ。
そしてそれは、非常にインパクトのある強烈な夢であっても、実は例外ではない。
例えば、前日見た怖い夢について友人に話す時、どうしてもその「怖さ」を伝えることができないというもどかしさを感じたことがある人は多いはずだ。
それにはいろいろな理由が考えられるだろうが、そもそもそうした場合に思い出している夢の「記憶」というのは、実際にはその時の夢に対するおぼろげな「あらすじ」と「『感動』を体験したという『記憶』」を元に、目覚めてしばらく経ってから再構築された、いわば「レプリカ」である。
それは本来の「記憶」ではなく、自分自身によって作られた本来の「記憶」の「代替品」である。そのゆえに、自分自身でもその「記憶」を、生の体験として感じられないのだ。
では、なぜ人は、わざわざそのようにもろい夢の「記憶」を、再構築してまで取っておこうとするのだろうか。
それは、その人が、その夢の中で何らかの「感動」(それは「喜び」であっても、人によっては「恐れ」であってもよい)を体験したからである。
ある夢について、人が「いつまでも覚えている(実際には再構築したレプリカを取っておいている)」のは、その人がその夢の中で、時には現実以上に「感動」させられたからだ。
(つまりは、面白かったテレビドラマやアニメをDVDなどで保管しておこうという行為と同じである)
しかし、そのとっておきたい夢の「記憶」そのものは、前述のように実に「もろい」のだ。
「感動」は個人の心にとって極めて重要な体験であり、その存在を保証する「記憶」は、ある意味「自分そのもの」でもあるのに、夢の「記憶」は、いくら手放すまいと抱え込もうとしても、どうしようもなく風化し、変質し、最後には消えてしまう。
すると最後には「『感動』を経験したという『記憶』」という、ある意味抜け殻のようなものだけが手元に残るのだ。
しかし、人間はそれでも夢の本来の「記憶」をあきらめきれない。
なぜなら、強く「感動」したという事実は、人にとって極めて重要だからだ。
だからこそ人は、無意識にでも夢の「記憶」を、抜け殻である「『感動』を経験したという『記憶』」を元に再構築して「レプリカ」を作り、それを代替品として残すのだ。
たとえ残しても、その「レプリカ」が、本来の生の「記憶」には及ばないにもかかわらず。
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さて、ここまで、夢の「記憶」が本来の記憶から「レプリカ」に置き換わっていく過程を見てきた。
多くの人は無意識のうちに気が付いているのだ。
実は、夢の「記憶」に限らず、人間の実体験から得られたものを含むすべての「記憶」も、年月が経つと消えてしまう「もろい」ものである、ということに。
「よかったことの記憶は美化される」というが、実際には美化という「脚色」ではなく、後に再構築された「レプリカ」かもしれず、場合によっては「レプリカ」の「レプリカ」である可能性すらあるのだ。
「記憶」は、同じ時代の別の「記憶」や、新しい「記憶」、またはその人自身の心境の変化などによって絶えず影響を受け、さらに年月とともに風化する。
そうして形の崩れた「記憶」を、人は心の棚から引き出して眺めるたびに、足りないところや影響を受けたところを成型しなおし、「ああ、あのころはそうだった」と納得して、引き出しに仕舞う。
仕舞った途端に、その「記憶」はまた変質を続け、風化していく。
そのようなものに、果たしてその「記憶」が生み出されたころの、生の部分が残っているだろうか。
そしてその「記憶」がもろく変質し、最初のものと変わってしまっているという事実は、最終的には自分そのものの「はかなさ」にたどり着く。
自分があの時得た喜怒哀楽の「感動」を保証する大切な「記憶」が、年月を追うごとに変質し、「レプリカ」に置き換わっていく。
さらにその「レプリカ」すら、風化に耐えられずに「レプリカ」の「レプリカ」に置き換わってしまう。
それは人間の記憶システムの限界であり、そのような「はかない」ものに立脚している人間存在の限界であり、どうにも抗えない無情な運命である。
この残酷な「はかなさ」を前に、人は多かれ少なかれ、悲しみと恐れを抱くのだ。
しかし、いくら「はかない」ものであっても、人はやはり「『感動した』という事実」を保証する「記憶」を手放せない。
それを手放すことは、過去の「感動」を手放すことであり、つまりは「自分自身」の一部を手放すことに等しいからだ。
「自分自身」を手放したくないという強い思い。これは、人間という存在の持つ、根源的な欲求の一つといってよい。
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この作品で、主人公たちは人格の入れ替わりという「夢の体験」に近いものを体験する。
入れ替わっている時の「記憶」は、(夢の「記憶」と同じく)極めてもろく、曖昧なものであることが劇中の様々な演出や、女性主人公の祖母の経験から示唆される。
また、主人公二人が入れ替わっている最中のことを把握しようと相互に残した記録すら、「世界の修正力」とも呼ぶべき現象によって、問答無用に消されていくのだ。
この演出は、夢の中で強烈な「感動」をしながら、夢の「記憶」が消えていくのを経験した人々(たぶん非常に多いはずだ)に、夢の「記憶」の「はかなさ」、どうあがいても失われてしまう焦燥感と苦しさを思い出させる。
この映画において、入れ替わりの「記憶」は、夢の「記憶」と同列にできるものではない。
なぜなら、その「記憶」は(時間軸のずれはあるにせよ)現実世界での体験によるものだからだ。
ここで視聴者は(特に、視聴者層として想定される若い世代にとっては無意識のうちに)、自分の持つすべての「記憶」そのものも「はかない」ということに気づかされる。
そしてその「はかなさ」は、前述のようにこれまで確かだと思っていた「自分自身」、つまり「自我」の「はかなさ」へと続いているのだ。
この作品が、単なる「恋愛のすれ違い」を描いた作品でない点は、ここにある。
この作品の入れ替わりの記憶に関する「設定」そのものが、人が「自我の存在のはかなさ」に知らずのうちに触れる、という高度な「仕掛け」となっているのだ。
そしてさらにさらに、この仕掛けにかかった視聴者は、「自我のはかなさ」を抱えながら、大災害から人を救いたいという強い想いの結実と、主人公二人の恋の結末を追っていくのである。
「自我のはかなさ」という「無常」を自覚しながら、それでも捨てきれない「感動」を最終的には得るのであり、これをあえてたとえるなら、大乗仏教における「色即是空」の一端を突き付けられながら、それと相反する「自我」を、恋の思いを主軸にした「感動」として体感させられているようなものである。普通の人間にとって、これが強烈な体験とならないはずがない。
この作品を、「何か『高尚な深み』がない」とか、「ヒットする要素が盛りだくさんで鼻につく」といって評価しない人がいるようだが、前述の「仕掛け」が意識されるならば、その評価は間違っている、と言えるだろう。
確かに、ストーリー上はこの作品は恋愛物であり、その結末そのものに何らかの「高尚な思想」は存在しない。
最終的に二人は再会し、そして新しい「記憶」が生まれるだけである。
しかし、上記の「仕掛け」による、実は仏教的ともいえる「無常」と、それと対立する「自我」を強烈に意識した構成は実に見事であるし、十分に評価に値すると、私は考える。
何より、「無常」と「自我」の対立、というよりは映画のエピローグの流れてとしてはむしろ「対決」を、恋愛ドラマをもとにしながらも、とりわけ若い世代の視聴者に体感(おそらく初経験だ)させるなど、尋常の映画ではない。
この点で、私はこの映画が日本のアニメ映画の中でも特筆すべき存在であると考える次第である。
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この映画に関して、もちろん上記以外優れた点は数多くある。
今回記した部分はあくまでも私が特に注目した点であり、冒頭に述べた鑑賞直後の箇条書きの全体量で言えばせいぜい1-2割といったところである。
新海監督の特徴である映像の意図的な美しさや、おそらく何度も検討を重ねて練り上げられた脚本など、評価するところはまだまだあると思う。
しかし、私自身まだ一度しか視聴していないこともあり、また映像や脚本に関してはより以上に素人であるので、それ以外の評価は他の方にゆだねたいと思う。
そして、私はやはりこの映画は、10代から20代の「無常」に関して初心(うぶ)な若い世代に鑑賞していただきたい。
この映画で抉り出されるものは、少なくとも2500年ほど前から人類が立ち向かっている、非常に大きく根源的な問題の欠片である。
いや。
少なくとも伝統的仏教には「理解できた天才にすがる」という考え方はないよ。
チベットやタイの上座部仏教系では「個人個人が頑張って悟りを開け」が基本。
天才ですら他人を悟りに導くことは無理(せいぜい新しい悟りマニュアルを書ける程度)
と考えるんで「一部の超天才しか真髄に届かない」という言い方も間違ってない。
それに対して「いやきっちり理解できない凡人にも確実に救われる方法はあるんだ」
例えば「どうすれば一切合財みんな救えるか、と考え続ければ天才でなくてもいずれ悟りには届くはずだ」
とかそういうポジティブ志向。まあ「いずれ」が「100回生まれ変われば」だったりするけど。
さらにポジティブになると「南無阿弥陀仏さえ唱えてればOK」なんてとこまでいく。
どっちにせよ「すごい人を崇めてその人に縋って救ってもらおう」っていう
キリスト教の聖人みたいな「特別に偉い人を救いの契機として扱う」方向は
密教系は良く知らんので、ひょっとするとそういう方向もあるのかもしれんけど。
http://anond.hatelabo.jp/20161124103710
仏教入門の本ってよく手に取るんだけど、「空」と「縁起」の話になったとたん異様に難解になって、そこだけ飛ばしてしまう(ただ大体その後の記述も両概念を前提にしているので結局全部分からなくなる)。
龍樹(ナーガール・ジュナ)と呼ばれる昔の大乗仏教派に属する偉い人の書いた『中論』ってのを紐解いて行くともしかしたらなんとなく分かったような気にはなれるかも知れません。私も分かったような気になってるだけですけど。
先ず空とは何かというと、「何ものでもない」ことを表す言葉上の発明、とでも申しましょうか。
ありとあらゆるもの、以外のものを「空」と呼ぶ、ということみたいです。
なのに、昔の仏教ってば、「一切皆空」とか言うのでわけが分からなくなりますよね?全部空じゃ!ってどういうことやねん?って。
でもよくよく考えてみると、「一切皆無」とは言ってないんですよね。
これが良くある誤解の正体みたいなものでして、空は無でも有でもないんです。だって、定義として「何ものでもない」つってんだから。
いったい何が言いたいんでしょう?
空は何ものでもない、のですから、すなわち完全無欠に「存在しないもの」のことです。
ということは、一切のものは存在しない、と言っているに等しいんですが、存在性そのものが最初から否定されているので、有るとか無いということすら言えません。
だが、そういうものとして「空」と呼ぶことは出来る、とこれ以上にない簡潔さで証明してるんです。
つまり、一切のものは例え目の前にあるスマホであろうが、いるのかいないのか良く分からん神ですらも「空」と呼んでしまえる。
でも、これ多分かなり抵抗の大きい考え方だと思います。神ならともかく、目の前の今まさに手に持っているスマホに対してはそうなんじゃないでしょうか。
そこで、仏教ではありとあらゆる存在している(と思われる)ものは縁によって生じたものである、という存在性に変わる論理に変えてしまうんです。
そして、あらゆるものは縁起によって生じたものであるが故に、それらの実体は否定される、とナーガール・ジュナはその中論で長々と論じているんですよ。
なお、実体とは「それ自身のみで存在性を持つ」様なものとでもお考え下さい。例えば・・・「我」とか「自我」みたいなもんですかね?
ともかくも、ありとあらゆるものが縁起において成り立っているだけのものと言えてしまい、実体性が入り込む隙は微塵も考える必要はない、っていうことを延々と論じておられます。
これって、実は科学の考え方とそっくり同じなんです。
科学においては如何なる存在も、科学理論上の存在としてしか語られず、理論上に存在しないものを語る事は出来ません。
そして、科学仮説が実証される限りにおいてしか、それらの有無を語る事は出来ません。
その根本的な基本論理みたいなものをインドでは今から2千年より以上も前に発見していたって事だと思うんですけど、ま、そんな気がするってだけの私なので、後はご自身で色々お調べくださいませ。
それで改めて思ったのは、宗教というのは、本当に当初の原型なんかねえなということである。
キリスト教にしても、イエス自身はせいぜいユダヤ教の改革派ぐらいの立ち位置だったのが、
パウロが世界宗教への道を開いた結果、今のようになったらしい。
自分は、特に宗教心もないが、たぶん統計の上では大乗仏教の信者ということになっている、
どこにでもいる平均的な日本人だ。
上座部仏教については、「あ、東南アジアあたりでメジャーなやつでしょ」ぐらいの印象しかない。
しかし、どちらが当初の精神を引き継いでいるか考えてみると、もう明らかにあっちだと思う。
確かに、ブッダは王族で、当時としては恵まれていたし、妻も子もいたらしいが、
あんな思い悩んでばかりいたんでは、俗世で生きてて幸せなわけがない。どちらかと言えば我々サイドだ。
きっと、人付き合いも何もかもが煩わしいと感じるタイプだ。
どうやら、宗教というのは、仮に個人の救いという小さな問題から始まったものだとしても、
どこかの段階で「勢力拡大」というものが、教えのうちに組み込まれるものらしい。
誤解を恐れず言うならば、それはリア充に乗っ取られるということである。
他者を救わねば自らの救いもない、とか細かい理屈はあるが、要は群れたがる人間が主流派となり、
そうでない人間はそこから追いやられたと考えるのが自然だろう。
おそらくキリスト教もまた、リア充のパウロに乗っ取られてしまった結果が今なのだ。
イスラームはちょっと別だ。あれは最初からリア充サイドだったとしか思えない。
ムハンマドは商人・軍人としても有能だったらしいし、自らジハードなんて言っちゃってる。
そしてなにより、幼妻である。リア充でなくてなんだというのか。
自分は社会性がないので、リア充のいるところでは幸せに暮らせないと思っている。
そもそも、他人との交流が苦痛だ。人に好感を持ってもらえるような容姿もなく、話せば人を不愉快にする。
だから、自分を救うものがあるとすれば、それは趣味以外にないと思っていた。
確かに、その辺を歩いている人の真似をするよりは、二次元にはまっていた方が気が紛れた。
しかし、その趣味もまた、自己完結する世界ではなかったのである。
だが、この世界にもリア充が侵入し、そして幅を利かせている今、自分は肩身の狭さを感じつつある。
ライブに通い、SNSで他者と絡む。そういう人間が、やがてここでも正統派となり、
どうやら、宗教も二次元も、もちろんインターネットも、安住の地にはなりそうもない。
自分はどこに行けばいいのだろう。
https://www.facebook.com/pages/Zaricor-Originals/109247355769680
The red sun slightly to the right or the east is self explanatory. While it serves as the sun and Japanese spirit it also symbolizes the flame in the Olympic torch.
Below is a great wave, dominated by the spirit of the sun. The wave is also in the shape of a T representing Tokyo and also symbolizing the torch itself. Both these 3 meanings in the torch and the sun also relate to the 3 marks of existence.
The font styles on TOKYO 2020 and the spacing of all elements as well as the size of the Olympic rings will be tweeked as I continue the larger finished painting.
Although the design will change slightly and become more refined as I continue this is the basic idea and all seeing may serve as witness.
I hope this serves as a testament of my respect for creativity, the Olympics and the wonderful people of Japan.
Thank you, Benn Zaricor
少し右、あるいは東(※the eastは英語だと東洋を指すことがある)にある赤い太陽は、それ自体が説明的だよね。太陽と大和魂として機能する一方、オリンピックの聖火の炎を象ってもいる。
下のはグレートウェーブ(※葛飾北斎の神奈川沖浪裏は英語だとThe Great Waveとして知られる)で、太陽の魂に気圧されている。波はTの形にもなっているけど、これはTokyoを表すのと同時に聖火のトーチ(torch)自体を象ってもいる。聖火と太陽の3つの意味は、三相(※仏教で無常、苦、無我のこと Wikipedia。ただし、これはタイなどで信仰される上座部仏教の話で、日本などの大乗仏教とはちょっと違う)とも関係があるんだ。
TOKYO 2020のフォントのスタイルや、全要素のスペース処理、五輪の大きさなんかは、もっと大きな完成版の絵の作業をしていくうちに修正されるよ。
作業をするうちにデザインは少しだけ変わって、もっと洗練されるはずだけど、これが基本的なアイディアで、見えるもの全てが証拠品となるだろう。
これが、創造性、オリンピック、日本の素晴らしい人々に対する、僕のリスペクトの証になることを願っている。
ありがとう。 Benn Zaricor
ちなみにロケットニュースによる訳
http://b.hatena.ne.jp/entry/rocketnews24.com/2015/08/17/621055/
「少し右側、すなわち東側に赤い太陽があるのは自明のことです。それは日の丸と日本人の精神を表すとともに、オリンピックの聖火の象徴でもあります。下には日の丸のスピリットに支配された大きな波が描かれています。この波はまた、Tの形をしています。東京のTであり、聖火(torch)の象徴でもあります」(Zaricor Originals Facebookより引用)
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.tachibana-akira.com/2015/01/6712
これのブ米みると「日本の仏教がデタラメ」に違和感を持つ人がいるけど大乗非仏説すら知らないのか?
日本の仏教はほぼ大乗仏教でその経典は釈迦が死んでから数百年後にでっち上げられたもので原典と内容が全然違うというのが定説
代表的なのが夏のお盆のもとになってる盂蘭盆経で中国の祖先崇拝を仏教風の経典にしてるだけ
有名人が言ってもないことをでっちあげた新興宗教の書籍を嘲笑してる人達は釈迦が言ってもないことをでっちあげた伝統仏教の経典をありがたがるなんてことないよな?
まあもちろん中身が素晴らしいとか言うんだろうけどいくら中身がよかろうと釈迦の教えじゃないなら仏教は名乗るべきではないし
独自の宗派を立ち上げないのは高名な釈迦に乗っかっとけば布教しやすい(消防署のほうから来ました的な詐欺同然の有利誤認)ということでしかない
長くなったので、一行で結論。相手を認めて、決して近づかない関わらない言及しない、敬遠するのが「正しい」振る舞い。
元増田が、うっかりツイッターやはてダとかで書かなかったことを幸運に思うよ。危うく吊るしあげられるところだったよ。増田ならもし炎上してもダメージは少ないし。
ネットには、言葉を「正字正かな」で記す「正字正かなクラスタ」と呼ばれる人たちがいるのです。あのクラスタ歴20年近い重鎮のnozakitakehideなんかはたしか40歳くらいだし、むしろ戦後世代ほど多いんじゃないかな。あと、彼らに言わせると、あれは「正字正かな」であって、戦前に使われていた「旧字旧仮名」と同じではないらしいよ。旧字旧仮名は規則性がなかったり、正しさには欠けるみたいなので。うっかり「旧字」「旧かな」「文語体」なんて表現したら、彼らは罵倒されたと思うみたい。
「旧仮名遣いは読みにくい」→「これは正字正かなといって〜むしろ現代かなのほうが〜(だいぶ中略)(だいぶ後略)」→「返事がないただの屍のようだ」→やりとりを自サイトに残して永遠に死体蹴り、までが一般人と正字正かなクラスタの会話のテンプレ。まあ、最後の方は一般人は死んでるので、会話といえるかどうかわからんが。この流れは20世紀末のテキストサイト界隈(懐)にはすでにあった。最近では、全部twitterとtogetterで完結してて、確認・糾弾からの死体蹴りまでが正字正かなクラスタ総出で24時間体制で行われるので、より進化してる。正字正かなクラスタには地雷ワードだらけなのに、知らずに踏みに行くバカが悪いんだが。正字正かなでググると、正統性を認めない連中とのバトルの記録がたくさん見れるよ。
正字正かなへのこだわりに考えられる理由は、「正字正かな」の「正」すなわち正当か正統とか正しさを追求してるからだと思う。メガテンのロウみたいな。そんでもって、「世の中の無知蒙昧な愚民どもはそんなことも知らずに、漫然と現代かなを使っている中で、俺は日本語として正統な歴史のある、正しい仮名遣いをしてるんだ!」なんて、想像するだけでも脳汁ドバドバ出てきそうじゃん。大乗仏教や上座部仏教みたいなもので、自分たちが「正」ってのは、とても気分がいいことだしね。
他には、世の中が間違っていて、俺は正しい真実に気づいている!みたいな側面もあるかもね。何かしら「自分」の置かれている立場に不満・不安があって、その原因を「現実」とか「社会」にあると考えて、それらを否定することで自分の価値を見出してるんじゃないのかな。そこでは、正字正かなはあくまでツールなんだけど、正しいものが世に認められてないことは、そういう人にとって強くこだわる理由になるよね。
ところで、正字正かな使って書いているのがアニメ評論だったりして、現代文化の象徴なアニメをあえて正字正かなで記述したり、ブコメや日常のつぶやきを正字正かなで書くという、なんともいえないマリアージュには、そこはかとない前衛的な芸術性を感じるよね。土佐日記の逆バージョン的な。まあ、仮名遣いなんて趣味や芸術の問題なので、理解ができないならスルーするのがいいと思うよ。正字正かなを見たら、彼らは凡人のわたくしどもには理解の及ばぬ高みにいる方々なんですね、という判断基準にすればいい。
野崎まど『know』を読んだ。早川SFクラスタでやたらと評判がよいのでいつか読もうと思いつつも、過去に同氏の作品を拝見した中生まれていたわだかまりと作品の底のようなものが邪魔をしていたのだが、ここにようやく機会を得たので所感をはき出しておこうと思う。
一言でまとめると、『know』という作品はSF的/ライトノベル的想像力によって描かれた『ブッダ』である。つまり〝知ル〟という名の少女が正覚を得るまでの生涯およびその後の万人救済を、それに連れ添ったものの手で描いた物語の体裁を採っている。宗派は技術系過激派の大乗仏教といったところ。福音書と呼んでもよいのだが、本書に織り込まれた示唆(エピグラフとクライマックスが創世記の引用であることなど)に反して作中で知ルらが辿った道は真言宗のそれに近いように思えたため本稿ではそちらの用語を採用する。
こう考えると『know』というタイトルも知ルという少女を指すとも解釈できる。だが最もわかりやすいのは目次に並ぶ章題だろう。〝birth〟から〝death〟までまさしく一生が記されている。
さて本作の舞台は2081年の京都、情報材と電子葉という未知のテクノロジーによって情報空間と現実と思考との直結を果たした世界である。一方で情報へのアクセスと保護の格差は法律で規定されるまでに進む。そんな中、語り手を務めるのは作中トップクラスの情報エリートである。
〝birth〟の章では全知を定められた十四歳の少女・知ルとの出会いとともに、社会革新の原動力となった研究、そして彼女の誕生が描かれる。ちなみにこの配置のために作者は作劇上結構な力業を用いている。またここではもうひとりのクラス9・問ウも登場している。彼の姓であるアリステラというのは「最上級」を意味する名前。位置づけがわかりやすい。ただ女性名なのは気にかかるが……。
〝child〟では神護寺を訪ねて高僧と悟りについて問答する。ここで択ばれた真言密教とは即身成仏を極意とし、また教えを秘する——つまりオープンの逆をゆく——ことを是とする仏教の一宗派であり、つまりは作品の主題と密接に関わる教義を掲げている。物語構成上からも初日にふさわしいといえよう。
〝adult〟では京都御所に匿われた古文書を通じてイザナミ・イザナギの二柱の行いから生きたまま黄泉路を往く手段を学び取る。これで境界を越える準備は万端、残るは実践のみである。
〝aged〟において知ルは当初の目論見通り入定を果たす。その前夜、主人公と知ルは〝知恵の実をかじる〟と称して情報交換における無上の行為に達する。つまりセックスをする。
〝death〟では知ルの死後の肉体と、彼女の還りを信じる主人公の姿が描かれる。この情景は高野山の奥の院で空海が今でも生存しているという伝説を想起させる。
そしてエピローグでは生還した知ルによる革新が成った社会が語られ、物語は終わる。
——わけだが、この小説の価値はなんと言っても計算されたフィニッシング・ストローク(最後の一撃)だ。
作中では真理に至るための方法を量子葉によって脳を育て、高密度の思考による情報のブラックホール化を行うことだと説明しているが、これはあらゆる意味で知ルを育てた天才技術者の言うように「我々では無理」なのだ。彼の生誕は2014年であり、刊行年の一年先に設定されていることに留意したい。アーサー・C・クラークの名作『幼年期の終わり』は年少の読者に対して希望を残したが、この作者の意地の悪さはそれさえ許さない。
しかも知ルが死後の世界で目にし、人々に広めたものが何であるかは一切語られることなく物語は終わる。
この物語が抱える問題意識は情報格差である。作者はそれを人類間のレベルから、全知の存在たる神との格差へと推し進めた。だからすべての人が全知となった瞬間、格差は消滅し、万人救済が果たされることになる。しかしそれはあくまで作品世界内の話にすぎない。読者はその外にいる。その格差を肌で感じた瞬間、初めて読者は揺さぶられ、知ることへの欲求を呼び覚まされる——格差を埋めたいという渇望によって。ただ純粋に「知ることと生きることは同じ」と断じた知ルに比べて何と浅ましいことだろう。けれどそれもまごうことなき人間の本質である。語り手が中途半端な情報強者に位置づけられていたことも、妙に鼻持ちならない人物であったことも計算ずく。すべてはこの一行の効果を最大化するための小道具に過ぎない。
もとよりメタフィクションを指向する作家であると感じてはいたが、人工的な世界を下敷きにすることでより巧みにそれを演出できるようになったらしい。
で。
実はここまではすべて前置きである。読者を操ることを至上とするこの作家がメタフィクションへの可能性をこの程度のウェルメイドな小説に留めるはずがない。
この作品に残された最後の謎はずばり〝ただひとりに向けられた暗号〟である。正直な話、この解明に挑む資格があるのは野崎まどの全作品を電子化して常に携帯するような気狂いだけに違いない。
けれど非才を尽くしてその手がかりくらいは拾い集めておきたいと思う。
(後編へ続く)
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20130121001007
で id:alloreverything が、
宗教はほとんどライフハックみたいなものなのに、ネット上にレビュー記事が少ないなあ。誰か「○○教に入信してみた」とか「××教が△△教より優れている5つの理由」とかってエントリあげてくれないかな。
と言ってたのでリクエストの答えてみたよ。
キリスト教とか仏教以外の宗教は今世のことばかり考えて他者に救いを求めてるよね! でも輪廻と因果の理を説いて過去世や未来世のことを考えないと世界を説明したことにはならないよね。だから仏教以外はここで落選!
小乗仏教の人たちは自分が悟りを開いて解脱することを目的としてるけど、大乗仏教は仏陀となって世界を救うことを目指してる。どっちがいいかは明らかだよね? 上座部のみなさんはここで脱落。
仏典はたくさんあるけど法華経が一番なんだ。なぜかって、おしゃかさまが最後に書かれた経典だからね。その他の経典では明かされなかった秘法があるんだから、これを最上のものとしなくてどうするというのだろう? 日蓮宗や天台宗以外のほとんどの宗派の皆さんは、ここでさよならだ。
「ウソも方便」って言葉は知ってると思うけど、法華経にも方便があるんだ。それが前半の14巻。特に2巻なんかはそのまんま「方便品」って名前だからね。方便は大事だけど、本当の教えと仮の教えとどちらが大事かは言うまでもないよね? 日蓮宗一致派のみなさん、残念でした!
末法の衆生には成仏をする機縁がないから、事の一念三千である御本尊に題目を唱えることによってしか成仏ができないんだよ。そうして下種を受けていない衆生はゴールが見えているけど道順が分からない迷子のようなものだね! え、何を言ってるのか分からないって? つまりおしゃかさまは末法でオシャカになっちゃった、ってことさ! 日蓮大聖人を末法の本仏としない日蓮宗身延派のみなさん、惜しかったね!
あと、現状の日蓮正宗は血脈が途絶えているから、大変残念なことになってるよ! そうなると、もう創価学会に入るしかないね!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E9%87%8D%E7%9B%B8%E5%AF%BE
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自分でWEBサービスを作りたいと思っている人へ
http://anond.hatelabo.jp/20101203150748
3239users
コンピュータ・IT
2010/12/03
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バカでも出来た英語学習方法
http://anond.hatelabo.jp/20110707051147
2995users
科学・学問
2011/07/07
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精神論ではない仕事を速くこなす技術
http://anond.hatelabo.jp/20111208222023
2822users
生活・人生
2011/12/08
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ずぼらな俺が4年間の一人暮らしでたどり着いた部屋作り&暮らし方
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生活・人生
2011/08/28
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人たらしになるコツ30箇条
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2011/06/22
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「ある体操法と出会って1年で人生が変わった」話を頼むから拡散してくれ
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頑張れとか復興とかって、多分、今言うことじゃない。- はてな匿名ダイアリー
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2011/03/08
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行動力を身につけるためのコツ30箇条
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2011/06/22
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妹からスティーブ・ジョブスへの弔辞
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2011/07/14
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就職王と呼ばれた俺が新卒どもにアドバイスしたい。
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2011/01/07
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ソーシャルゲームの予算規模を軽くまとめるので開発を依頼するつもりなら見ておいて損はないよ
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2011/09/18
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2011/01/29
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「騙された」とか歌って喜んでる斉藤和義と信者はこれ読めよマジで
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2011/04/14
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就職王が贈る、新入社員が覚えておくべき10の事柄
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日本人のいやな特徴
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中学受験の失敗は母親の力が9割
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なぜGREEの無料ゲームで3000円の釣竿が売れるのか?
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コナミが古い常識を破壊しちゃったおかげでどれだけマネタイズを隠すか、というのがトレンドになりつつある
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科学・学問
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科学・学問
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論理操作能力の高いヤツとは議論するな
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生活・人生
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生活・人生
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@ egachan が @ francesco3 との対話を捏造して印象操作をしている
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ネット依存から抜け出す方法。
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今すぐ消えろ!日本のカルチャーシーンを「残念」にした戦犯4タイプ
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野田佳彦という人
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けいおん!がくれた、失われたはずの三年間
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iphoneアプリ売ってみた。その結果。
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シリコンバレーには敵わない。
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人生に一発逆転はないが、鍛錬の積み重ねによる逆転はある
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努力すればなんとかなると思っているキミへ
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なぜ炎上した人が必ず「twitterは議論に向かない」っていうのかわかった - Hatelabo::AnonymousDiary
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基金訓練の講師
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学術出版という封建制
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原発少女めると☆ダウン 第9話
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カスなエロサイトの宣伝にキレた俺が認める本当に使える動画サイト10
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AV出てる奴がよく学校に来れるよなwなんて酷い…。←酷くない
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金持ちになったら
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風俗勤めててイラつく客(書き捨て御免
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2011/10/18
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で、結局pixivの何が問題なの?
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2011/07/31
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おまえは何もしてないだろうが
絶信の信という言葉を見かけた
信仰とは、信じるという自発的で自分の能力に依存する形で為されるものではないらしい
自分が信じ切れない、そういう状態でさえ委ねることを信じるというらしい
「鶏が二度鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言うであろう」
12使徒の1人であるペテロが、キリストに言われた言葉だそうだ
キリストの信奉者であったペテロがしかし、イエスを知っているかと問われた時に否定した
3度問われ、3度否定し
その際に思い出した言葉が上の文章だ
おそらく、その当時で最も信心があった人間の1人が、それを否定する
なれば、個人内部にある信心など、どれ程のものだろうか
だからこその、絶信の信だそうだ
それでも、神の確実性に縋ることをそう呼ぶんだそうだ
大乗仏教における阿弥陀如来は、時が来るとあらゆる時空の人を救うとされている
あらゆる人を無条件で救うならば、もはやそこにおいては個人の信心さえ不要だ
確実に救われるのなら、それに委ねれば良い
信じる・信じないすらどうでも良いのだろう
受け入れるか、受け入れないかの問題だ
受け入れない事すら何の意味が無い
本題を話したい
恋人を信じる行為において、神や仏を信じる事と同様の事が言えるだろうか
自らが信じる・信じないすら関係ない
受け入れるか受け入れないかも関係ない
ただ、その確実性があるだけ
そんな関係があり得るのだろうか
何が確実性なのだろうか
永遠に愛される事は叶わない
人間である以上は、その能力の限界からして永遠や確実と言う現象は起こせない
だけど、その人がいて、一時でありさえも出会ってしまったならば、それは消せない
わずかでもその影響は残るのだろう
人間は不誠実だ
忘れてしまう事さえある
昨日まで愛を語った相手を激しく憎んだり、無関心になったりもするだろう
それでもどうしようもなく、相手の影響だけは受けてしまう
そこにおいてだけは、確実で永遠なのだろう
信じる事すら必要ない
受け入れる必要もない
かつて、人間が対処できない自然、何も出来ないものを神と称したように
そして、それに対して何をする必要もないのかもしれない
・各方面の才能の融合・昇華という点でパプリカ思い出した。個人的にはもう総合芸術。
・避難所の風景やいきなり広がった青空にはエヴァンゲリオンでヒヤヒヤした。
・SF的なところだと光瀬龍『百億の昼と千億の夜』、高橋葉介の『KUROKO』とか。共通点とか差異とか煮詰めると楽しそう。
過去久遠の昔、インドに大変慈悲深い2人の王がいた。一人は自らが仏となることで人を救おうと考え、一切智威(成就)如来という仏になった。だが、もう一人の王は仏になる力を持ちながら、あえて仏となることを拒否し、自らの意で人の身のまま地獄に落ち、すべての苦悩とさ迷い続ける魂を救おうとした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/地蔵菩薩
地蔵菩薩は、「他者の苦しみが無くなるまで自ら苦しみにとどまる」という誓願を立てる事によって仏(一切の苦しみから解放された存在)となり、逆説的に自らも救済する事になった。
まどかは、全ての魔法少女を救い、その呪いを背負う、という願いによって、魔法少女のさらに高位の概念となり、自らの呪いからも解き放たれた。