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はてなキーワード: 井沢元彦とは

2024-11-18

anond:20241118114525

昔こういうの見た事あるわ、なつかしいな

井沢元彦の『逆説の日本史」についての質問掲示板にあって

罵詈雑言や「自分で調べろ」とかが多かったんだけど

俺は懇切丁寧に説明したんだが

結局「罵詈雑言ばかりで納得のいく説明がありませんでした」と

井沢説を信じることにしたって人がいた

今どうしてるかな?

2024-07-26

別の側面から見た弥助騒動

俺は何か騒いでるなあと外野から見てたんだけど途中から関心持つようになった

からそれ以前の雰囲気とかよくわからない

何か今ではウヨサヨ対立みたいになってるけど最初からそうだったのだろうか?

よくよく考えればウヨサヨ対立要素無い感じだが

ネトウヨ参戦してネトウヨ嫌いのサヨがネトウヨ叩きのために参戦して

結果ネトウヨがサヨ叩きを…ってウヨサヨ双方が相手を叩くための材料と化したような

だが俺が関心を持つようになったのはそこではない

歴史クラスタ(歴クラ)」と呼ばれる連中がいる

彼らが騒ぎ始めたから関心を持ったのだ

最初から関わってた歴クラもいたかもしれないが、一気に広がったのは先週末くらいからか

きっかけは何だったかといえば、岡美穂子という学者がこの騒動に介入したからだと思われる

岡氏に対する批判が始まった。これが歴クラの癇に障った

専門家素人が噛みつくなどとは笑止千万」ってことだ

歴クラはそういう人達ばかりではないが、こういったことが気にくわない人達がかなりいる

有名なのは「呉座勇一vs井沢元彦」あるいは「呉座勇一vs八幡和郎」などだ

一般には井沢・八幡氏は右派カテゴライズされる。当時の呉座氏は現在イメージ一般には持たれてなかった。

トンデモ素人と戦う「人斬り呉座抜刀斎」などと称賛されていた。

ただし呉座氏の鍵垢に集う「御伽衆」とも呼ばれる人達は呉座氏の政治的立ち位置を知ってたかもしれない

とにかく一部の歴クラにとっては、相手が右だろうが左だろうが専門家に盾突く素人は敵である

そして先週末に呉座氏と同じ日本中世史の研究者である平山優氏が参戦した

平山優氏は去年の大河ドラマ『どうする家康』の時代考証担当したのだが、

時代考証が甘い、おかしいといった批判素人から浴びることになった

平山優氏は言われたら百倍返しくらい言い返す人で、それが一部歴クラから絶賛された(批判する人もいたが)

そういう経緯があったので、今回も素人一般人が批判するといつものバトルが始まった

主要な論点は「弥助は侍か」だったが、平山氏は侍説を主張。

御伽衆は当然、平山氏が「弥助は侍」というのだから侍なんだ、素人は黙ってろと主張。素人のくせにといういつもの見下し。

全然わかってない素人ももちろんいたが、かなりの知識を持っている素人もいた。

実際のところ侍の定義はそれほど明確なものではない。素人一般人もそれで黙っちゃいない。

一方、その頃岡美穂子氏の発言いかにも「サヨクリベラル)」だったので、当然ネトウヨが食いつく

さら平山優氏も元共産党員過去からサヨクとしてネトウヨに叩かれることに

歴クラは学者サヨクだろうがウヨクだろうが、そんなことは気にしない(平山氏と呉座氏を同時に崇められる)ので

これもまた素人叩きの材料になり今もまだ素人叩きに奔走中

だがウヨサヨ対立構図になったことで、数の上では少ない歴クラの声は埋没

今に至っているように俺には見える

※なお岡美穂子氏に関しては歴クラもあまり馴染みが無いので最初はともかくあまり言及なし。さすがにあのグダグダでは擁護も難しいのかもしれない。素人批判者の誤読があればそれを叩く方針で「日本黒人奴隷を生んだ」など数点に的を絞って「素人批判者全体」を馬鹿にする方向で。

2022-07-28

日本には軸となる宗教がないのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7e9f40a298676f89eee8ca7beea7965aa4535ca?page=4

日本カルト世界的な吹きだまりになっている。軸となる宗教がなく、信教の自由の幅が大きいために、カルト規制できず繁栄を許してしまった」という――。

 日本では多くの家で、キリスト教徒ではないのに、クリスマスにはツリーを飾ってお祝いをします。神道信仰しているわけではないのに、正月には神社初詣にいき「賽銭」という献金します。

 仏教徒ではないのに、その前日の大晦日にはお寺で除夜の鐘をついたりもします。七五三神社に行き、結婚式教会で挙げ、葬式はお寺と、考えてみればムチャクチャです。

 日本人は、宗教にはきわめて寛容で、悪くいえばだらしない感じすらします。

 もちろんこれは、柔軟で融通がきくとか、新しもの好きで好奇心も旺盛だとか、日本人のよいところの表れですから、一概に否定すべき話ではありませんが、それにしても、という印象を受けます

私のイメージとは逆だなあ。むしろ多神教である神道の影響かと???思った。

あと井沢元彦だったか戦後日本人がキリスト教化しなかったということは無宗教ではない(無宗教だったらキリスト教化していた)みたいな事を言っていた気がする。間違っていたらごめん。

2021-03-23

ゴザ騒動について

この数日、呉座勇一先生ツイッターの鍵アカウントで、ある女性学者への人格攻撃を行い、かつアンチフェミニズムクラスタ日常的につるんでいたということで、大炎上している。実績も地位もある歴史学者がなぜ、と疑問に思う人が多いが、このアンチフェミニズムクラスタについてあらためて考える必要がある。

真面目なフェミニストリベラル派はアンチフェミニズムを「女性差別主義」と同一視しているが、そう単純ではない。今回、白饅頭(御田寺圭)氏がアンチフェミの「ラスボス」扱いされているが、彼は過去シノドスにも寄稿して経済学者飯田泰之先生とも対談するなど、リベラル派との付き合いがある一方で、日本会議的な右派保守派とのつながりは全く見られない。彼が連載枠を持っている現代ビジネスも明確にリベラル寄りであるアンチフェミも厳然たるリベラル派の一部だということを忘れると、今回の問題が全く見えなくなる。

呉座先生も、これまで司馬遼太郎井沢元彦などの高齢男性保守派に人気のある歴史家を厳しく批判し続け、歴史を「国民物語」として語ることを否定してきたように、どちらかといえばリベラル派寄りだった(少なくともそう見えた)。だから、呉座先生女性に関しては保守的反動的だったからというより、彼のリベラル価値規範の中で「筋が通っている頭のいい議論」に見えたからこそ、アンチフェミクラスタにはまってしまったと理解される必要がある。

問題は、ではなぜ不幸にも「筋が通っている」ように見えてしまったのかという点にある。これについて書こうと思ったが、頭がまとまらなくて断念。

追記

現代ビジネス飯田先生が「リベラル」は雑な括りだというブコメがあったが、現代ビジネスは今回の当事者である北村先生も数多くの文章寄稿しており、保守論壇誌と比較すればリベラルだと判断したが、確かに微妙かもしれない。飯田先生荻上チキ氏やPOSSEと付き合っている一方で、右では高橋洋一田中秀臣などの政権擁護派とつるんでいるので、「リベラル」括りにすると違和感を持つ人はいるだろうとは思う(個人的にはもう少し付き合う相手を選べと言いたくはなる)。

2021-03-21

大河クラスタの憂鬱

今回の呉座先生醜態には心底がっかりした

ここ10年以上毎週視聴してTwitterハッシュタグつけて呟くほどには大河クラスタだという自覚はある

真田丸で考証の丸島先生先鞭をつけて以降、毎週毎週放送終了後に日本史クラスタの詳しい人や専門の先生方が

史実ではこうだった、この演出はこんな事実を踏まえている、なんて蘊蓄を聞かせてくれて、

それを見て勉強しながら感想を呟くのが大河クラスタトレンドになってた面があったじゃないですか

んで来年大河脚本が細かいところまで史実を拾って書く三谷先生で、考証にあの応仁の乱の呉座先生が!ってことで

楽しみにしてた大河クラスタいっぱいいたと思うんですよ俺自身も含めて

そこへきてあの醜態ですよ

あれ見てどう思った?史料フラットな目で検証する学問的態度を持つ学者に見えた?俺には見えなかった

少なくとも俺には自らのミソジニーイデオロギーのためにガンガン筆曲げる御仁だとしか思えなかったよ

井沢元彦百田尚樹をめちゃくちゃ批判してたけど、Twitter上の振る舞い見るに同レベル以下だわ

ただでさえ来年大河では日本史上でも有数の女傑と評判の北条政子が出るわけじゃない?

もうさあ、政子に対してどんな演出が施されるのか今からもう疑いの目しか向けられないわ

とにかく呉座先生学者としての真摯さへの信頼性は俺の中で決定的に毀損された

一刻も早く大河スタッフから降りてほしい

彼の信じるイデオロギーへの賛否とは別問題で、イデオロギー史料がぶつかった時にイデオロギーを優先する人としか思えない

2020-12-24

プレゼント相手の好みをよく調べてからにしよう

そうしないと

・「歴史好きなんでしょ?」と言って歴史オタク井沢元彦の本をプレゼントする

・「野球好きなんでしょ?」と言って阪神ファン巨人のグッズをプレゼントする

・「スペインサッカー好きなんでしょ?」と言ってバルセロニスタレアル・マドリードのグッズをプレゼントする

・「このイケメンキャラ好きなんでしょ?」と言って腐女子に受け攻めが逆の同人誌プレゼントする

・「この美少女キャラ好きなんでしょ?」と言ってオタク推しキャラモブレイプされる同人誌プレゼントする

のと同様のことが起こりかねないという話ですね

2019-11-30

anond:20191129171824

井沢元彦の「人類幸せにする国・日本」では将棋の駒は金(カネ)であるというような事が書かれていたような記憶があるが。

うろ覚えで自信がないな。

2019-08-22

知識人読書量・知識ランキング

SSクラス 江藤淳柄谷行人、廣松歩、栗本慎一郎谷沢永一村上泰亮中村元

クラス 小室直樹浅田彰福田和也渡部昇一、呉英智蓮實重彦永井陽之助中村雄二郎すが秀実佐伯啓思高澤秀次筒井康隆小谷野敦菅野覚明養老孟司 見田宗介佐藤誠三郎大森荘蔵西部邁

クラス 丸山眞男吉本隆明長谷川三千子丸山圭三郎橋本治村上陽一郎佐藤優松岡正剛伊藤貫、猪木武徳坂部恵坂本多加雄大澤真幸中川八洋永井均野矢茂樹小浜逸郎飯田隆河合隼雄片岡鉄哉鎌田東二梅棹忠夫竹内洋山本夏彦山口昌哉、入江隆則

クラス 猪瀬直樹坪内祐三中沢新一御厨貴橋爪大三郎鷲田清一北岡伸一池田清彦中西輝政立花隆山本七平宮台真司桶谷秀昭宮崎哲弥司馬遼太郎古田博司市川浩東谷暁苅谷剛彦秋山駿関岡英之加藤尚武浅羽通明松原隆一郎東浩紀

クラス 中島岳志鎌田哲哉兵頭二十八内田樹森本敏村上龍西尾幹二仲正昌樹大江健三郎齋藤孝森岡正博富岡幸一郎小泉義之井沢元彦、桝添要一、中西寛中島義道鄭大均山内昌之村田晃嗣山形浩生林道義松本健一

クラス 斎藤環福岡伸一副島隆彦榊原英資梅原猛寺島実郎佐藤健志大塚英志五木寛之笠井潔潮匡人高橋源一郎岸田秀山田昌弘竹中平蔵池田信夫萱野稔人大川隆寛、大森望櫻田淳上田紀行手嶋龍一和田秀樹藤原正彦中野剛志

クラス 佐々木中村上春樹三橋貴明田原総一郎木村太郎池上彰竹田恒泰切通理作島田雅彦酒井信、夏野剛苫米地英人上野千鶴子姜尚中、鷲田小爾太、竹田青嗣小阪修平佐藤亜紀

クラス 糸井重里加藤典洋中上健次勢古浩爾北田暁大藤原和博小熊英二佐々木俊尚西條剛央玄田有史城繁幸茂木健一郎岩田温千葉雅也、岡田斗司夫

クラス 小林よしのり宇野常寛勝谷誠彦荻上チキ鈴木謙介勝間和代伊坂幸太郎濱野智史赤木智弘坂本龍一いとうせいこう上杉隆酒井順子

クラス みのもんた久米宏古舘伊知郎ハマコー太田光水道橋博士テリー伊藤、リリー・フランキー、コシミズ、香山リカ森永卓郎、ホリエモン、津田大介ひろゆき中村うさぎ雨宮処凛桜井誠

2019-06-13

井沢元彦と呉座勇一の論争みてるけど、呉座の圧勝だよね

井沢さん、すなおに謝りなよ

2019-05-24

anond:20190524105930

井沢元彦という作家が「人類幸せにする国・日本」のなかで、将棋の駒はなんであるって言っていた気がする。なんだっけ?

2019-01-04

anond:20190104132451

綺麗でも駄目なのか。これはケガレ思想と言う宗教感覚ではないかな?

井沢元彦の『穢れと茶碗 日本人は、なぜ軍隊が嫌いか祥伝社を読んでみてほしい。

いくら衛生管理してるとか言われても無理

2018-11-25

日本人が持つ、「言霊」という宗教感覚

井沢元彦という作家が、日本における言霊による弊害を述べている。

コトダマの考えにおいては、雨が降ると言えば雨が降るのだから戦争が起きるとかそのような不吉なことが書けない社会であると。

※1998年発行の「言霊(コトダマ)の国」解体新書 (小学館文庫)を参照している。2018年の現在までそのまま当てはまるかどうかは分からない。

戦争が起きてほしくないというのと、戦争が実際に起きるかは別の問題なのに、それが混同されてしまうそうだ。

ペンは剣よりも強しとは言うが、言葉自体が本当に「魔力」のようなものをもっていると考えるとこれは危うい。

個人が、引き寄せの法則だと言って、縁起を担ぐ程度は自由だと思うが、事実事実で言わなければならないことがある。

皆さんは、不吉な事であってもTPOに合わせ、口に出せているだろうか。

体におかしな不調がある、日本の将来が危うい、そういう心配は正直に周りに話した上で、対策を考えないと駄目だろう。

言霊

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E9%9C%8A

井沢元彦

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E6%B2%A2%E5%85%83%E5%BD%A6


追記

あくまでも、口に出すことが必要かもしれないという前提においての話だ。

例えば「今後大地震が起きるかもしれないからどの都道府県でも備えは万全にすべきだ」というような話はすべきだ。

一方、「今から大地震が起きて日本列島が沈没するよ楽しみー」というような何の役にも立たない悪ふざけならば顰蹙を買っても仕方ないと思う。

2018-06-03

anond:20180603203623

井沢元彦が言っていたけど、懲役で罪を精算するという考えは日本人に合っていないので、

犯罪者社会復帰が難しいらしい。

祥伝社 穢れと茶碗

2017-10-14

自衛隊反対っていうと日本的

自衛隊反対とか非武装っていうと反日とか左翼的イメージを持つ方が多いのでは無いかと思う。

しかしだ。井沢元彦の本によると、日本には軍隊差別があるという。

例えば、平安時代軍隊廃止されたのが一例である

そう考えると、自衛隊反対とか非武装という主張は、悪い意味でだが、日本的とか日本人らしい発想なのだろうと思う。

勿論、差別などのそのような悪い部分は捨てていかなければならないのだけどね。

自衛隊反対と言っている人たちは、日本人の悪い部分を受け継いでいっている人たちなのだろうと思う。

2017-05-19

天台宗(てんだいしゅう)は大乗仏教の宗派のひとつである。諸経の王とされる妙法蓮華経法華経)を根本経典とするため、天台法華宗(てんだいほっけしゅう)とも呼ばれる[1]。天台教学中国に発祥し、入唐した最澄伝教大師)によって平安時代初期(9世紀)に日本に伝えられた。

目次 [非表示]

1 日本天台宗

1.1 天台密教台密

1.2 四宗兼学

1.3 止観行

1.4 所依

1.5 主要寺院寺格

1.5.1 天台宗山門派

1.5.1.1 総本山

1.5.1.2 門跡寺院

1.5.1.3 大本山

1.5.1.4 別格本山

1.5.1.5 その他の寺院

1.5.2 天台寺門宗

1.5.3 天台真盛宗

1.6 その他天台系宗派

1.6.1 天台宗新宗教

1.7 教育機関

1.7.1 大学

1.7.2 天台宗中学校高等学校

1.7.3 養成機関

2 中国天台宗

3 韓国天台宗

4 社会運動

5 脚注・出典

6 関連項目

7 外部リンク

日本天台宗[編集]

正式名称天台法華円宗。法華円宗、天台法華宗、あるいは、単に法華宗などとも称する。但し、最後呼び名日蓮教学法華宗と混乱を招く場合があるために用いないことが多い。

初め、律宗天台宗兼学の僧鑑真和上が来日して天台宗関連の典籍日本に入った。次いで、伝教大師最澄767年-822年)が延暦23年(804年)から翌年(805年)にかけて唐に渡って天台山にのぼり、天台教学を受けた。同年、日本帰国した最澄は天台教学を広め、翌年(806年)1月に天台法華宗として認められたのが日本における天台宗のはじまりである最澄特に飲酒に厳しい態度を取っており、飲酒するものは私の弟子ではなく仏弟子でもないからただちに追放するよう述べている。

この時代、すでに日本には法相宗華厳宗など南都六宗が伝えられていたが、これらは中国では天台宗より新しく成立した宗派であった。最澄日本帰国後、比叡山延暦寺に戻り、後年円仁(慈覚大師)・円珍(智証大師)等多くの僧侶を輩出した。最澄はすべての衆生成仏できるという法華一乗の立場を説き、奈良仏教と論争が起こる。特に法相宗の徳一との三一権実諍論は有名である。また、鑑真和上が招来した小乗戒を授ける戒壇院を独占する奈良仏教に対して、大乗戒壇設立し、大乗戒(円頓戒)を受戒した者を天台宗僧侶と認め、菩薩僧として12年間比叡山に籠山して学問修行を修めるという革新的最澄の構想は、既得権益となっていた奈良仏教と対立を深めた。当時大乗戒は俗人の戒とされ、僧侶の戒律とは考えられておらず(現在でもスリランカ上座部など南方仏教では大乗戒は戒律として認められていないのは当然であるが)、南都の学僧が反論したことは当時朝廷は奈良仏教に飽きており、法相などの旧仏教の束縛を断ち切り、新しい平安の仏教としての新興仏教を求めていたことが底流にあった。論争の末、最澄の没後に大乗戒壇勅許下り名実ともに天台宗が独立した宗派として確立した。清和天皇の貞観8年(866)7月、円仁に「慈覚」、最澄に「伝教」の大師号が贈られた。宗紋は三諦星。

天台密教台密)[編集]

真言宗の密教を東密と呼ぶのに対し、天台宗の密教は台密と呼ばれる。

当初、中国天台宗の祖といわれる智顗(天台大師)が、法華経の教義によって仏教全体を体系化した五時八教の教相判釈(略して教判という)を唱えるも、その時代はまだ密教は伝来しておらず、その教判の中には含まれていなかった。したがって中国天台宗は、密教を導入も包含もしていなかった。

しか日本天台宗宗祖最澄伝教大師)が唐に渡った時代になると、当時最新の仏教である中期密教が中国に伝えられていた。最澄は、まだ雑密しかなかった当時の日本では密教が不備であることを憂い、密教を含めた仏教のすべてを体系化しようと考え、順暁から密教の灌頂を受け持ち帰った。しか最澄帰国して一年後に空海弘法大師)が唐から帰国すると、自身が唐で順暁から学んだ密教は傍系のものだと気づき空海に礼を尽くして弟子となり密教を学ぼうとするも、次第に両者の仏教観の違いが顕れ決別した。これにより日本の天台教学における完全な密教の編入はいったんストップした。

はいえ、最澄自身法華経を基盤とした戒律や禅、念仏、そして密教の融合による総合仏教としての教義確立を目指していたのは紛れもない事実で、円仁(慈覚大師)・円珍(智証大師)などの弟子たちは最澄自身意志を引き継ぎ密教を学び直して、最澄の悲願である天台教学を中心にした総合仏教の確立に貢献した。したがって天台密教系譜は、円仁円珍に始まるのではなく、最澄が源流である。また円珍は、空海の「十住心論」を五つの欠点があると指摘し「天台と真言には優劣はない」と反論もしている。

なお真言密教東密)と天台密教台密)の違いは、東密大日如来本尊とする教義を展開しているのに対し、台密あくまで法華一乗の立場を取り、法華経本尊である久遠実成の釈迦如来としていることである

四宗兼学[編集]

また上記の事項から、同じ天台宗といっても、智顗が確立した法華経に依る中国天台宗とは違い、最澄が開いた日本天台宗は、智顗の説を受け継ぎ法華経を中心としつつも、禅や戒、念仏、密教の要素も含み、したがって延暦寺は四宗兼学の道場とも呼ばれている。井沢元彦はわかりやすい比喩として、密教の単科大学であった金剛峯寺に対して、延暦寺は仏教総合大学であったと解説している。

止観行[編集]

天台宗修行法華経の観心に重きをおいた「止観」を重んじる。また、現在日本天台宗修行は朝題目・夕念仏という言葉に集約される。午前中は題目、つまり法華経読誦を中心とした行法(法華懺法という)を行い、午後は阿弥陀仏本尊とする行法(例時作法という)を行う。これは後に発展し、「念仏」という新たな仏教の展開の萌芽となった。また、遮那業として、天台密教台密)などの加持も行い、総合仏教となることによって基盤を固めた。さらに後世には全ての存在仏性が宿るという天台本覚思想確立することになる。長く日本の仏教教育の中心であったため、平安末期から鎌倉時代にかけて融通念仏宗浄土宗浄土真宗臨済宗曹洞宗日蓮宗などの新しい宗旨を唱える学僧を多く輩出することとなる。

所依[編集]

法華経

涅槃経

大品経

大智度論

主要寺院寺格)[編集]

天台宗山門派)[編集]

総本山[編集]

比叡山延暦寺滋賀県大津市

門跡寺院[編集]

滋賀院(大津市

妙法院京都市東山区

魚山三千院京都市左京区

青蓮院京都市東山区

曼殊院京都市左京区

毘沙門堂京都市山科区

大本山[編集]

関山中尊寺岩手県西磐井郡平泉町

日光山輪王寺栃木県日光市

東叡山寛永寺東京都台東区

定額山善光寺大勧進長野県長野市

別格本山[編集]

毛越寺岩手県西磐井郡平泉町

瑞国海岸観音寺宮城県気仙沼市

正覚山蓮前院安楽寺茨城県常総市

星野山中院(埼玉県川越市

狭山山不動寺(埼玉県所沢市

大鱗山雲洞院天龍寺埼玉県飯能市

浮岳山昌楽院深大寺東京都調布市

向山常楽寺長野県上田市

宝積山光前寺(長野県駒ヶ根市

龍谷山水間寺大阪府貝塚市

書写山圓教寺兵庫県姫路市

大山寺鳥取県大山町

山大興善寺(佐賀県基山町

六郷満山両子寺(大分県国東市

その他の寺院[編集]

谷汲観音寺北海道河東郡音更町

青柳山談義堂院龍蔵寺(群馬県前橋市

星野山喜多院(埼玉県川越市

谷汲華厳寺岐阜県揖斐郡揖斐川町

清香寂光院京都市左京区

根本山神峯山寺(大阪府高槻市

三身山太山寺兵庫県神戸市

補陀落山長尾寺香川県さぬき市

清水観世音寺福岡県太宰府市

海山大恩教寺釈迦院(熊本県八代市

阿蘇山西巌殿寺(熊本県阿蘇市) 

王寺熊本県山都町宮司豪族であった中世阿蘇氏の菩提寺である) 

天台寺門宗[編集]

総本山 長等山園城寺三井寺)(滋賀県大津市

天台真盛宗[編集]

総本山 戒光山西教寺(滋賀県大津市

その他天台系宗派[編集]

聖観音宗 

浅草寺東京都台東区

和宗

四天王寺

本山修験宗寺門派系)

聖護院京都市左京区

金峯山修験本宗

金峯山寺奈良県吉野郡吉野町

浄土真宗遣迎院派

遣迎院京都市北区

妙見宗

本瀧寺大阪府豊能郡能勢町

粉河観音宗

粉河寺(和歌山県紀の川市粉河

善峰観音宗

善峰寺京都府京都市西京区

天台宗新宗教[編集]

念法眞教

孝道教団

鞍馬弘教

教育機関[編集]

大学[編集]

大正大学

天台宗中学校高等学校[編集]

比叡山中学校・高等学校

駒込中学校・高等学校

養成機関[編集]

叡山学院

2015-12-05

誰でもメディアが残したもの

 人権擁護法案

 この法案を覚えている人、いらっしゃるだろうか? 10年程前、日本人権委員設立し、ヘイトスピーチを取り締まろうとした法案だ。

 この法案が出た当時、表現の自由観点からさまざまな批判が行われた。選抜基準不透明であり、実質的言論弾圧になりうる。そうした批判が主だったように思える。

 当然……と、言うか、なんというか、2ちゃんねるでも、当時山ほどあった個人サイトでも人権擁護法案に反対する運動が起こった。

 人権擁護法案反対の同盟(あぁ、「同盟」って単語も懐かしい)も作られた。

 そして、その反対運動は、最近言葉で言えば「カジュアル差別」とともに行われた。

 「実質的言論弾圧になりうる」という、その一点をきりとれば、至極尤もな主張は「在日利権を持っているマイノリティけが得をして、普通の日本人は損をすることになる。それどころか、実質的に、やつらに日本言論支配されることになる」という、明らかに間違った被害者意識、と言うか差別的な主張とセットで行われた。

 当時、世界各地で、人権委員設立が行われていた。具体的な事例は、当時は法務省HP掲載されていた。現在ならば、師岡康子「ヘイト・スピーチとは何か」(岩波新書)やエリックブライシュ「ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか」(明石書店)などで、当時の流れをつかむことができる。

 だが、そうした観点から、実際の外国人での人権委員活動議論を調べ、紹介するような者はいなかった。

 結局、振り返ってみれば、当時の人権擁護法案反対運動とは、「『他人自由尊厳侵害しない限りは』何を言ってもかまわない」と言う本来表現の自由ではなく「カジュアル差別をしたい」と言う欲望を守るための言論だったのだろう。

 

 別段、驚くべきことでは無い。

 当時のネットでは、すでにカジュアル差別があふれていた。

 YAHOOホロコーストについて検索すると、悪名高き世界史コンテンツが真っ先に出てきた。

 中国人王朝の変わり目に数千万、あるいは億単位人口が増減し、現在漢民族漢民族でもなんでもない得体の知れない雑種と言う、どこから突っ込めば良いのかわからない発言をすることが、「中国史通」の条件だった。

 当然、教科書に書かれている、日中戦争ならびに太平洋戦争当時の日本軍問題行為はすべて中国朝鮮でっちあげと主張する連中が、面白い人、そして、「一方の情報鵜呑みにしない人」の条件だった。

 保障された権利行使する連中を冷笑し、「プロ市民」とあざけり、スイス民間防衛引用しながら中国スパイ呼ばわりすることが、「良識的で政治に関心がある人」の条件だった。人権保障などあきらめ、あるいは現状で満足し、お国迷惑にならないことを第一に考え、軍事増強を唱える。それこそが、「知的」な人間と呼ばれるための条件だった。

 現在、そうした妄言を垂れ流していた個人HPほとんどは消滅している。

 だが、うっかり信じてしまった連中は残った。おそらく、掲示板書き込みをしていたヘビーユーザー氷山の一角で、その何倍ものROM専人間が、上記、カジュアル差別で塗れたデマを信じ、「新しい知見」と考えたであろう事は想像に難くない。

 やっかいな事に、そうした連中のほとんどは、当時自分が疑問に思った事について、情報更新を行っていない。ヘイトスピーチ、そして、その規制法案について語るとき、上であげた該当問題入門書を読むこともせずに、人権擁護法案反対のコピペを唱え続けている連中のなんと多いことか。

 挙句、何の根拠も無く「日本外国と違う。日本においてヘイトスピーチと呼ばれているものは、虐げられた日本人正義の怒りであり、理由の無い差別ではない」などと恥ずかしげも無く言ってみせる。言っていることとやっている事はネオナチほとんど変わらないのだが、彼らに言わせれば違うらしい。

 ホロコースト否定論は相変わらず上位に出てくるし、トンデモ中国史倉山満によって、よりおぞましい物に進化を果たした。

 そして現在twittertogetterには、それらトンデモを真に受けた馬鹿共が今日も元気に、それも大量に発言投稿し続けている。

 だが、忘れてはならない。

 彼らを作り上げたのは、10年前のわれわれだ。中公文庫講談社学術文庫中国の歴史を読むこともせず、

 あるいは、出版されている本を読み、自分攻撃する相手が具体的にどんな主張をしているのか調べることもせず、

 そのくせ、井沢元彦逆説の日本史」や小林よしのり戦争論」を読み、新たな知見に目覚めたとか大それた事を考え、検証の手間を惜しんで、自分HPで全世界に発信してきた私たちだ。

 入門書一冊読まないくせに、そのくせ上記の本を読んだだけで満足し、自分は知識欲旺盛な人間だとのぼせ上がり、そのうぬぼれをwebで全世界に公開した、厚顔無恥私たちだ。

 私たち馬鹿を信じた結果、今の、肥溜めのようなweb界隈がある。それを作ったのは、間違いなく、私たちだ。

 かつて、ネットは誰でもメディアと呼ばれた。その文句のとおり、私たちは多くの情報を発信した。

 だが、振り返ってみて、10年前の私たちは、後世に胸を張れるような情報を発信してきただろうか。

 そして、「古きよき時代」と、あの時代のことを胸を張って言えるだろうか。

 某SNS掲示板やまとめを見ながら、そう言う事を考えずにはいられない。

2014-08-08

知識人読書量・知識量ランキング

SSクラス 江藤淳柄谷行人、廣松歩、栗本慎一郎谷沢永一村上泰亮中村元

クラス 小室直樹浅田彰福田和也渡部昇一、呉英智蓮實重彦永井陽之助中村雄二郎すが秀実佐伯啓思高澤秀次筒井康隆小谷野敦菅野覚明養老孟司 見田宗介佐藤誠三郎大森荘蔵西部邁

クラス 丸山眞男吉本隆明長谷川三千子丸山圭三郎橋本治村上陽一郎佐藤優松岡正剛伊藤貫、猪木武徳坂部恵坂本多加雄大澤真幸中川八洋永井均野矢茂樹小浜逸郎飯田隆河合隼雄片岡鉄哉鎌田東二梅棹忠夫竹内洋山本夏彦山口昌哉、入江隆則

クラス 猪瀬直樹坪内祐三中沢新一御厨貴橋爪大三郎鷲田清一北岡伸一池田清彦中西輝政立花隆山本七平宮台真司桶谷秀昭宮崎哲弥司馬遼太郎古田博司市川浩東谷暁苅谷剛彦秋山駿関岡英之加藤尚武浅羽通明松原隆一郎東浩紀

クラス 中島岳志鎌田哲哉兵頭二十八内田樹森本敏村上龍西尾幹二仲正昌樹大江健三郎齋藤孝森岡正博富岡幸一郎小泉義之井沢元彦、桝添要一、中西寛中島義道鄭大均山内昌之村田晃嗣山形浩生林道義松本健一

クラス 斎藤環福岡伸一副島隆彦榊原英資梅原猛寺島実郎佐藤健志大塚英志五木寛之笠井潔潮匡人高橋源一郎岸田秀山田昌弘竹中平蔵池田信夫萱野稔人大川隆寛、大森望櫻田淳上田紀行手嶋龍一和田秀樹藤原正彦、中野剛志

クラス 佐々木中村上春樹三橋貴明田原総一郎木村太郎池上彰竹田恒泰切通理作島田雅彦酒井信、夏野剛苫米地英人上野千鶴子姜尚中、鷲田小爾太、竹田青嗣小阪修平佐藤亜紀

クラス 糸井重里加藤典洋中上健次勢古浩爾北田暁大藤原和博小熊英二佐々木俊尚西條剛央玄田有史城繁幸茂木健一郎岩田温千葉雅也、岡田斗司夫

クラス 小林よしのり宇野常寛勝谷誠彦荻上チキ鈴木謙介勝間和代伊坂幸太郎濱野智史赤木智弘坂本龍一いとうせいこう上杉隆酒井順子

クラス みのもんた久米宏古舘伊知郎ハマコー太田光水道橋博士テリー伊藤、リリー・フランキー、コシミズ、香山リカ森永卓郎、ホリエモン、津田大介ひろゆき中村うさぎ雨宮処凛桜井誠

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2011-01-16

プライド・運命の瞬間』で表現の自由規制派が表現の自由を守れ(笑

http://ja.wikipedia.org/wiki/プライド・運命の瞬間

左派系の識者やジャーナリストからは、「右翼映画」との批判や上映反対運動が起こり[9]、製作した東映労働組合を中心に「映画プライド』を批判する会(事務局長高橋邦夫)」が結成され、公開中止を東映に申し入れたが、最終的に東映系145館の映画館において公開された[10]。

10.^ 映画演劇労働組合連合会中央執行委員長高橋邦夫)は、この映画や『ムルデカ17805』については上映に反対し、『靖国 YASUKUNI』については表現の自由を根拠に上映するように主張した[1]ことから大原康男井沢元彦などから、そのイデオロギーからの二重基準を批判されている(『産経新聞2008年4月23日)。井沢は、『靖国 YASUKUNI』では表現の自由の危機を訴え、公開への圧力や妨害を批判した高橋が、『プライド・運命の瞬間』に対しては全東映労働組合連合会の中心人物(副執行委員長)として「検閲」をおこない、「侵略戦争美化の映画」のレッテル貼りをおこなったことや公開中止の圧力をかけていたことを挙げ、「このような二枚舌の人間に「表現の自由」を語ってもらいたくない」と述べている(『SAPIO2008年5月14日号「SAPIO'S EYE 特別版‐映画靖国』論争で思い出すべき10年前の「上映中止要求」事件/井沢元彦」)。

↓こんなことを言ってるのもいるが。3羽の雀の日記なる「はてなから真実(キリッ 」か知らないが、瀬戸弘幸界隈に粘着している。

http://d.hatena.ne.jp/three_sparrows/20110115/p1

気に食わない表現取締りを求める瀬戸弘幸サンが「言論・表現の自由を守るシンポジウム」を主催するという茶番とか言ってるけど、気に食わない表現の取り締まりを団体でしてきたのがサヨクからサヨクがしてきたのは、茶番どころじゃないよ。瀬戸弘幸どころじゃないんだが映画プライドサヨクが何をしたかを知ってるのか?まぁ、かいつまんで少しは知ってるかもしれないが、あれは本当に、相当ひどかったね。そして、あのサヨクどもが表現の自由言論の自由を守れー!とか言ってるのさ。

本当にサヨクって腐ってるよね。

瀬戸弘幸とか個人がどうとかでなくて、映画プライドサヨクが団体で上映するなって言ってたんだよね。完全な表現の自由の制限だよ。表現の自由を言うサヨクのリトマス紙の一つが映画プライド

在特会表現の自由言論の自由を言うなとか言ってるのは、プライドの上映中止を求めたようなサヨクにこそ猛烈に批判しないといけないが。映画プライドなんか上映するなという側に立つサヨクが、「左派知識人」とかいうのにいるわけだよ。サヨクって、イデオロギー次第で表現の自由規制派にもすぐになるからね。

結局、サヨクが言っていることは自分の気に食わない表現はするな!ってだけで、表現の自由なんかどうだっていいというのは、プライドの件でも分かる。

 
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