はてなキーワード: 正字とは
正字正かな遣いクラスタの用いる言葉がバーチャルすぎて半笑いになる。
本人は格好つけている、あるいは意義があってそうしていると思っているのだろうが、例えるなら日本語の文法がおかしい人が一生懸命頑張ってるみたいに見える。
A時代(明治と大正末だとだいぶ違う。昭和戦前が一番イメージしやすいだろう。江戸時代でも鎌倉時代でもいい)で異なるし、
B書かれる媒体(新聞なのか随筆なのか、個人の日記なのか)で異なる
今でもそうでしょう。
1999年頃の、ギリギリまだ怪しい雑誌に怪しいライターがひしめいていた時代のあの文章。思い出して欲しい。
ちょっとカタカナ混ぜたり、トカ? ゲーム批評のガップ獅子丸みたいな文章。今だいぶ雰囲気変わったでしょう。
逆にいうと、今風の? 切込隊長やよっぴ〜みたいな文章も、ネットで見られる時代の象徴的な文章としてのちに振り返られるかもしれない。
20年でだいぶ違う。
そして、これらの文章はビジネス文章や国会の答弁、ニコニコ動画のコメントなんかとはまた質的にことなる。
当然、歴史のどこかの時期にもこうした現象は発生していて、ほとんどの正字正かな遣いクラスタはその事態に対応できていない。いつどこの文章か定めていない。
自分の、なんとなく知っている文字や用語だけを用いてネットに書き込んでいる。
本人たちは別に自分で用語を選んでいるんだからいいだろ、という認識のようだ。それは別に選択だからいい。正字正かな遣いクラスタをやるのはなんらも問題ではない。
だが、その用語の選択はとても格好が悪い、あるいは選択のセンスが低いということだ。何回も言うけど、任意で日本語のあるバージョンを選択すること自体は別に問題ではない。選び方のセンスがダメ。全くダメ。
新しいジャンルならセンスも何もないのだが、日本語の表現なんていういつもいろんな人間が手を染めてきた分野だから、やってることの格好の悪さが際立つということだ。
例えるなら小学校高学年くらいの時に50音にそれぞれ謎の記号をつけて、オリジナル暗号を書いていた人はいるのではないだろうか。
正字正かな遣いクラスタのやっていることはこれに近い。大人のオリジナル暗号やってるみたいな。
周りの人は「大人」だから読めるし付き合ってやってる。これくらいの格好の悪さ。格好の悪さの格調が低い。
さてどうすればいいのか。私案。
ネットに書く時には様々な制約がある。異体字や縦書き、横書きの制約。「つんぼ」とか差別的な意味合いが深まった表現とどう対峙するか。
俺だったら明治〜大正時代の行政文書、あるいは室町時代の日記あたりで挑戦してみたい。
相当原典にあたり言葉に詳しくならないとならない。「正字正かな」を用いると言うことはそういうことが必要だと思う。
要するに、正字正かな遣いクラスタは、言語や用語にこだわっているように見えて、実態のところ非常に個人的で恣意的な操作をしている。
このアンバランスが最高に格好悪いということ。
http://kyoko-np.net/2018082701.html
腮
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E8%85%AE
漢字
腮
日本語
発音
墲
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E5%A2%B2
漢字
墲
字源
- 会意形声。「土」+音符「無」、「無」は舞い踊る姿で、「蕪」等に見られるように物が隠れる・物を隠すの意を有する、音も「莫」「暮」「墓」等に近い。
字義
日本語
発音
悚
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%82%9A
漢字
悚
日本語
発音
凬
ttps://zh.wiktionary.org/wiki/%E5%87%AC
(※『風』の古字。日本語版ウィクショナリーに記事が存在しないため中国語版)
漢字
凬
- 总笔画:7画
- 部首:几 + 5 畫
- 異體字:風|𠙊|凬|凮|凨|𠙈|飌|檒|瘋
罧
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%BD%A7
漢字
罧
- 部首: 网 + 8 画
- 総画: 13画
日本語
発音
愆
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%84%86
漢字
愆
- 部首: 心 + 9 画
- 総画: 13画
日本語
発音
雎
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E9%9B%8E
漢字
雎
- 部首: 隹 + 5 画
- 総画: 13画
日本語
発音
熟語
- 関関雎鳩
- 暴戻恣雎
竭
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%AB%AD
漢字
竭
- 部首: 立 + 9 画
- 総画: 14画
日本語
発音
竇
ttps://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%AB%87
漢字
竇
日本語
発音
櫢
ttps://zh.wiktionary.org/wiki/%E6%AB%A2
(※日本語版ウィクショナリーに記事が存在しないため中国語版)
漢字
櫢
- 总笔画:19画
- 部首:木 + 15 畫
日本史学専攻の私に言わせれば、旧かな遣いクラスタの文章表現はだいたいダメ。
単純に漢字を正字に改めたり、昔風の表現にしたり、「ゐ」とかを使っていれば昔の日本語表現になるかと言えばそうではない。
江戸~明治、大正、昭和戦前期と旧かな遣いも段々と変化しているし多分地域的な部分でも違いがある。
新聞の表現、小説の表現、その他公文書の表現など色々あるだろう。
他に中世公家の日記に特徴的な日本漢文とか、本当の漢文と似て非なる文章表現(だからこそ本当に日本的なのだが)とかもあるけど
これらの妙をどこまで感じとれているか。
旧かな遣いクラスタはここんところ全然ダメで、自分のバーチャルな過去への憧憬のみを担保として文章を書いている。
ほとんどの旧かな遣いクラスタがそうだ。いわば言語オナニーだ。
特定の時代の文章表現に通暁して、当意即妙にそれを21世紀の現代に活用できる人間は本当に一握りだ。
しっかり勉強して書かないと、それを少しでも勉強した人から見たら「変な文章書いてるなプゲラ」と思われてしまいますよ、という話だ。
長くなったので、一行で結論。相手を認めて、決して近づかない関わらない言及しない、敬遠するのが「正しい」振る舞い。
元増田が、うっかりツイッターやはてダとかで書かなかったことを幸運に思うよ。危うく吊るしあげられるところだったよ。増田ならもし炎上してもダメージは少ないし。
ネットには、言葉を「正字正かな」で記す「正字正かなクラスタ」と呼ばれる人たちがいるのです。あのクラスタ歴20年近い重鎮のnozakitakehideなんかはたしか40歳くらいだし、むしろ戦後世代ほど多いんじゃないかな。あと、彼らに言わせると、あれは「正字正かな」であって、戦前に使われていた「旧字旧仮名」と同じではないらしいよ。旧字旧仮名は規則性がなかったり、正しさには欠けるみたいなので。うっかり「旧字」「旧かな」「文語体」なんて表現したら、彼らは罵倒されたと思うみたい。
「旧仮名遣いは読みにくい」→「これは正字正かなといって〜むしろ現代かなのほうが〜(だいぶ中略)(だいぶ後略)」→「返事がないただの屍のようだ」→やりとりを自サイトに残して永遠に死体蹴り、までが一般人と正字正かなクラスタの会話のテンプレ。まあ、最後の方は一般人は死んでるので、会話といえるかどうかわからんが。この流れは20世紀末のテキストサイト界隈(懐)にはすでにあった。最近では、全部twitterとtogetterで完結してて、確認・糾弾からの死体蹴りまでが正字正かなクラスタ総出で24時間体制で行われるので、より進化してる。正字正かなクラスタには地雷ワードだらけなのに、知らずに踏みに行くバカが悪いんだが。正字正かなでググると、正統性を認めない連中とのバトルの記録がたくさん見れるよ。
正字正かなへのこだわりに考えられる理由は、「正字正かな」の「正」すなわち正当か正統とか正しさを追求してるからだと思う。メガテンのロウみたいな。そんでもって、「世の中の無知蒙昧な愚民どもはそんなことも知らずに、漫然と現代かなを使っている中で、俺は日本語として正統な歴史のある、正しい仮名遣いをしてるんだ!」なんて、想像するだけでも脳汁ドバドバ出てきそうじゃん。大乗仏教や上座部仏教みたいなもので、自分たちが「正」ってのは、とても気分がいいことだしね。
他には、世の中が間違っていて、俺は正しい真実に気づいている!みたいな側面もあるかもね。何かしら「自分」の置かれている立場に不満・不安があって、その原因を「現実」とか「社会」にあると考えて、それらを否定することで自分の価値を見出してるんじゃないのかな。そこでは、正字正かなはあくまでツールなんだけど、正しいものが世に認められてないことは、そういう人にとって強くこだわる理由になるよね。
ところで、正字正かな使って書いているのがアニメ評論だったりして、現代文化の象徴なアニメをあえて正字正かなで記述したり、ブコメや日常のつぶやきを正字正かなで書くという、なんともいえないマリアージュには、そこはかとない前衛的な芸術性を感じるよね。土佐日記の逆バージョン的な。まあ、仮名遣いなんて趣味や芸術の問題なので、理解ができないならスルーするのがいいと思うよ。正字正かなを見たら、彼らは凡人のわたくしどもには理解の及ばぬ高みにいる方々なんですね、という判断基準にすればいい。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19860701002/t19860701002.html
これの第2の2にある、このことかな。
2 助詞の「は」は、「は」と書く。
(中略)
いまわの際 すわ一大事
雨も降るわ風も吹くわ 来るわ来るわ きれいだわ
http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20100119/p1
一往、俺の意見も内容一覧に載ってる様だな。唯、過激な方の意見のみ掲載されちまったのが残念だ。
俺は色々な意見を書いた中でこんな方向で検討してみたらどうかとも書いて出した。現状、法務省制定の「漢字の表」にしても、JIS規格の第1水準から第4水準にしても、収録された漢字には正字も在れば異体字もある。其れ等の漢字が一緒くたになって未整理のままになってしまって居る。手書きで使用できる漢字は一字種多字体でいいから、公的な場では正しい字体を選ばせられる様な、混沌の中に一本の筋を通せる漢字政策は出来ないものか。大体こんな感じの意見も書いたのだが、完全に無視されたみたいだ。所詮は石頭の集りだったか。字種の出し入れなんてどうでもいいんだよ。兎に角残念な話だ。
最後に一言。ogwataさんお疲れ様です。
最近、Googleやら百度やらから新タイプの日本語変換が披露されてゐますが、仮に百度の奴で正字正かなを入力する場合について考へてみます。
要は簡単で、不断字訓で投入してゐる部分を意図的に字音で投入してから、其の侭、活用語尾を入れちまふんです。
例へば「考へ」なら「こうへ」と投入すれば変換できます。又、「言ふ」の場合は「げんふ」と投入して、「言」を変換してから、「ふ」を無変換釦で仮名の侭出力させます。用言を態々字音に変換する手間が架るのが厄介ですが大抵の語句は出力できる筈です。
唯、百度の奴の最大の缺点は、仮名の「ゐ」と「ゑ」とがどうやつても投入できない。他の仮名からの変換も出来ない。現状、別の文章からのコピペでしか対応できない。之は非常に痛い。