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はてなキーワード: 70年代とは

2016-08-09

漫画家は物知りだけど学がない人が多めな印象がある

ちなみに自分創作家ではない単なるファンなのでリスペクトはもちろんある前提だし、例外はある前提で。

敢えて例は上げないが、自分の見ている70年代から作家を見るとクイズ王的な知識や人を切り取る目線が鋭い人は多いと思うのだけど、漢字が読めないなど基礎的な「学力」は無い印象がある。

今は高学歴漫画家も多いのかもしれないけど、昔は若くして売れる人が多かったせいかな?

なんて思っていて、彼ら漫画家が、コメンテーターコラムニストとしてあまり呼ばれなくなった一因にも関係有るのかなーなんて。

2016-07-31

なんで国鉄分割民営化をしたのかっていう

 JR北海道ヤバいということで、分割民営化おかしかったのではみたいな議論が出ているから、分割民営化の経緯の要点を書くぜ。

 まず「民営化」の方。

 そもそも国鉄独立採算制であり、要するに税金運営されていたわけではない(ここ勘違いしてる人がとても多い)。しかし、それでありながら経営の最終決定権は国にあったので、だいたい以下のような具合になった(数字はてきとう)。

 自民党「これを作るように」

 国鉄「これ2兆円かかるけど、うち1兆円しかないんですが」

 自民党「いいから作れ」

 社会党運賃の値上げや人員整理は許さないぞ」

 国鉄「仕方ないので足りない分は借金します」

(数年後)

 国鉄借金の利子が利子を呼んで手がつけられなくなりました」

 「政府が金は出さないが口は出す」というどう考えてもヤバい体制であり、これなら「金は出されないが口も出されない」民営の方がマシやんけ、というわけである。これは国鉄できた当初から予見されてたことであり、産業能率会議(昔そういうシンクタンクがあった)なんかは、50年代60年代に2度にわたって「これ将来絶対破綻するから、分割民営化しないとヤバいって! せめて、公社のままだとしても口を出されないシステム改革しなきゃ!」と政府提言していたのだが、まあガン無視された。

 要するに国鉄民営化は、50~70年代政権与党の無策の尻拭いであり、「中曽根ちんが国労つぶしのためにやった」なんていうのはそれを糊塗するためのおためごかしに過ぎない(早川タダノリとかフジヤマガイチとかの有名なリベラルアルファツイッタラーがこの見解にガン乗りしてるのは謎だが。君ら本当はネトサポなのでは?)。中曽根ちんは確かに国労嫌いマンだけど、第二次中曽根内閣運輸大臣に分割民営化反対派の細田吉蔵を据えるなど、民営化に関して途中まで党内風見鶏に徹してた人でしかないし、国労80年代には主流派社会党右派)・非主流派社会党左派)・反主流派日共)の内部対立がひどくて(その結果が86修善寺大会よ)往年の力なかったから、民営化なくても崩壊しそうだったやないか。分割民営化のせいで国労崩壊したというのは、原爆投下のせいで日本は負けたと言ってるようなもんで、最後のひと押しを過大評価している。スト権ストの大敗北がミッドウェー、マル生粉砕が南部仏印進駐とみるべきじゃないですかね。マル生粉砕の成功が致命的な失敗やでほんと。

 で、もう一つの点、「分割」である

 これは、当時の国鉄が極端な東京中心地方軽視主義だったことへの対策である。いやほんと、国鉄時代時刻表JR後の時刻表と比べてみれば分かるんだけど、国鉄時代地方ダイヤってスッカスカだぞ。あと東北地方とかが本当にスピード遅くてさあ……(国鉄ローカル線用に、うんこみたいな性能でスピード出ない上に排ガスがひどく、排熱管のオーバーヒートが原因で発火しやすいので安全性もクソという、褒めるところのない内製エンジン積んだ車両しか入れなかった。地方民の利便性より内部の論理が優先されていたんであるJRになったら海外メーカーの高性能エンジン積んだ新車積極的に導入したのでめっちゃスピード上がった)。別に今のJRだってそこまで地方大事にしているわけではないが、国鉄との相対評価でいえばめっちゃ大事にしてる(各社でバラつきはあるが)。組織デカくなると、何をやるにも本社の顔色をうかがうようなことにどうしてもなるという話ね。

 というわけで、各JRはある程度小さめに分割しようという話になっており、実際当初は本州を5分割(東北上越東海道山陽の各新幹線沿線関西北陸)した8分割案が有力だったのだが、線路を共有する東北上越分割の難しさなんかがあって、予定よりも会社の規模が大きすぎる本州3分割になったのだった。東海については、名古屋大阪の下につける本州2分割案には名古屋政財界からの非常に強い反発があったため、当初の予定に近い形で割った。

 で、こうしてできたJR各社の経営状態には差があるわけだが、別にここを何も考えていなかったわけではない。本州3社には国鉄債務を渡して利子で苦しんでもらい、3島会社には債務どころか逆に「経営安定化基金」という補助金的なものを渡すことでバランスを取ろうとしたわけである。よく「JR北海道赤字になると分からなかったのか」ということを言う人がいるが、「赤字になることが分かっていたのでその対策もしたのだが、それでもダメになってきた」が正解である

 諸々の詳細については、今では『戦後史の中の国鉄労使』『国鉄最後ダイヤ改正』などいろいろといい参考文献が出ているので、気になる人はそういうのを読んでね。

 ちなみに今後のJR北だが、まあ厳しい。再国有化上下分離を言う人もいるが、国も道も沿線自治体沿線住民も、そこまでしてローカル線を残したいとは思ってないだろうしなあ。交通弱者の話にしたって、「バリアフリーとかにまでは手が回らないローカル鉄道に金を投じることが、その金をバス福祉タクシーなどの補助に全額ベットするよりも交通弱者に優しいと、お前心の底から断言できるの?」という話になる。鉄道交通弱者にも十分優しいのは都会の話であり、みなバスの強さを過小評価している。インフラ税金で維持されるべきだが、いつでも鉄道ベストかは本気で考えなきゃいけないところだぞ。中標津や音更、中札内など、鉄道廃止されてからの方が街が栄えてる例というのも道内にあるしな。

2016-07-15

80年代バイバル

何かにつけてインターネットミュージックでも、ファッション?でも、普通音楽でも

80年代(70年代後半〜90年代はじめ?)がリバイバルされてるけど、なんでなんかね

でいつ終わるんだろこれ

2016-07-11

ピンサロがすごいことになっている。

やばい。すごくやばい。完全にハマった。こんなにすごいことになってるとは思わなかった。

ピンサロのことだ。ピンクサロン簡単説明しておくと、射精風俗の一形態なんだが、他の業種との大きな違いは、個室ではないということ。ちょっとした仕切りはあるけれど、あくまでもボックス席なので、プレイしている自分たちの姿が他の客から見えてしまうこともあるし、店内を巡回している店員からは丸見えだ。

そしてシャワーも無いので、局部おしぼりで拭くだけで、プレイとなる。基本的にはフェラで抜いてもらう。

値段は安い。だいたい一万円しない。3千円なんて店もある。

70年代からある老舗風俗ではあるが、風俗の中では底辺位置づけられているといってもいいだろう。

安かろう、悪かろう。

私も昔、ハマったこともあったが、その時も単に安いからという理由だった。何より落ち着かないし、サービスも甘い。女の子は、おばさんばかりというイメージとは違い、意外に若くて素人っぽい子が多いのだが、それでもどうせなら、もう少し出して、個室でゆっくりプレイした方がいい。そんな風に考えていた。

それが数ヶ月前に、大きな間違いであることに気づいた。ピンサロは大きく変わっていたのだ。

私は、性行為の中でもキスが好きだ。ディープキスをしながらイチャイチャするのが好きなのである。本番至上主義ではない。もちろん嫌いなわけではないが、挿入が無くても、それほど困らない。むしろフィニッシュシックスナインで、という方が好みかもしれない。そんなわけでフェラも好きだが、サオや亀頭だけを激しくジュボジュボされるだけとういうのでは、あまり満足できない。もう少し広範囲に色々舐めて欲しい。

ディープキス多めでイチャイチャしながらお互いの身体さわりっこしたり、舐めあったりする濃密なセックス理想なのだ。どんなにテクニックがあっても、イチャイチャ感がなく、お仕事的にこなされると、冷めてしまう。

そんな欲が今のピンサロでは満たされるのだ。もちろんサービス女の子によるのだが、ここ数ヶ月で行きまくったところ、半分以上の女の子がこってりとした濃厚なキスをしてくれる。かなりラブラブムードプレイしてくれる。しか若い。今のところ、だいたいが20代前半。19歳だという子もいた。自己申告だから本当のところはわからないが、肌の弾力から見て、かなり若いことは間違いなさそうだった。

基本はディープキスフェラチオだが、下を触ることもできるし(女の子によっては嫌がる場合もある)、店によってはお互い全裸になりシックスナインまで出来る。中には、ゴックンをしてくれたり、アナル舐めまでしてくれる子もいる。ただし、どうも、同じ女の子でも客によってサービスの内容を変えているらしい。つまり女の子に気に入ってもらえれば、濃いサービスが受けられるということだ。この辺りの不確実性も楽しみのひとつなのだ

そして何より、安い。お店のメールマガジンを購読しているとメルマガ割引が適用される。これが千円から二千円くらいあって、がっつりと引いてくれるのだ。うまく利用すると、早い時間なら(ピンサロ入店時刻によって値段が変わる。遅くなるにつれ高くなる)、3000円台で遊ぶこともできるのだ。

私は、だいたい5千円くらいで遊ぶのを目安にしている。しかし、5千円で、こんなにいい思いをさせてもらって、本当にいいのか、と感じることがほとんどだ。1万~3万くらいで他の風俗で遊んでも、だいたいは「まぁ、こんなもんだよなぁ」と寂しい気持ちになるものだが、ピンサロでは値段を遥かに超える満足度がある。不満は、時々巡回に来る店員に恥ずかしい姿を見られて、落ち着かないことくらいだが、これも慣れた(笑)

もちろん、本番などはないので、本番至上主義の人にはダメだろうが、私のように本番よりもラブラブキスを重視する人間には、こちらの方がずっとよかったりする。

問題は、安すぎるので、ついすぐに行きたくなってしまうことだ(笑)。この数ヶ月、かなりの金額ピンサロで散財している。でも、後悔はない。

女の子の質がこんなに上がったのは、いつ頃からなのだろうか。もうちょっと前に気づいていれば、という後悔はある。

2016-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20160622151653

70年代危惧されたほど世界人口の伸び率が高くはならないというのが一つのヒントかもしれない。

最近国連予測では2050年予測人口は97億人、2100年で112億人だそうだ。(もちろん予測には幅がある)

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/080600214/

だとするとわざわざコストをかけて人を宇宙移住させるより、地球規模で資源配分効率化する政策の方が望ましいということになる。

2016-06-12

俺がアニメ映画を挙げる

名作駄作問題作など問わず、なんとなくみんなに見てほしいものを挙げていく。

この映画の話で盛り上がりたいって感じのノリで。

TVシリーズ劇場版とかもあるので単体で見て面白いかとかもあまり気にしてないので御承知を。

老人Z (1991年) 80分

寝たきり老人・高沢喜十郎はある日突然最新型介護ロボット「Z-001号機」のモニターに選ばれ、ボランティアで介護を行っていた看護学校生の晴子はお役御免となるが、介護ロボットに全てを世話される喜十郎をかわいそうに思い、彼の救出を決意する。ところが介護ロボットが暴走をし始めて……。

という高齢化社会を痛烈に批判したSF作品……かと思いきや、作品自体は完全なるコメディで、見ていて超楽しい

大友克洋メカニックデザイン江口寿史キャラクターデザインという豪華なコンビで、作画的にも沖浦啓之、今敏、黄瀬和哉井上俊之鶴巻和哉、本田雄、森本晃司大友克洋中澤一登松本憲生……と挙げきれないほど有名なアニメーターが参加していて、クレジットだけで作画オタクはご飯3杯は余裕である

江口寿史によるキャラクターがとてもよく、まず主人公の晴子がめちゃくちゃかわいい。そして元気な老人たちの存在感、さらには晴子の友達の絶妙なブサイクさ。

80分という時間も絶妙で、気軽に見てほしい。社会問題を扱いながらも妙に心が温まる不思議な作品。

東京ゴッドファーザーズ2003年) 92分

いわずと知れた夭折の天才・今敏監督作品。彼の監督したアニメ映画は4つしかなく、1日あれば容易くファンを名乗れるのですぐツタヤで借りてファンになりましょう。

彼の映画はどれもが90分前後という上映時間でありながら、非常に濃い。

その中でも東京ゴッドファーザーズは視聴後の多幸感にかけてはピカイチで、一番エンターテインメントとしてわかりやすい作品と言えるかもしれない。

次々と転がり込む御都合主義のような幸運。これが気持ちいいのだ。

メインキャストを務める江守徹、梅垣義明岡本綾といったメンツも、非常にいい仕事をしている。

毎年クリスマスにはこれをテレビ放送しましょう。

マインド・ゲーム (2004年) 103分

近年では四畳半神話大系ピンポンなどの監督で有名な湯浅政明の初監督作品。初監督でありながら、文化庁メディア芸術祭ハウルの動く城イノセンススチームボーイをおさえて大賞を手にした。

何よりすごいのは映像で、イマジネーションに溢れたその映像はどんな言葉よりも説得力がある。

後に著作・四畳半神話大系が湯浅監督によってアニメ化されることになる森見登美彦氏も、「迫力でちょっと怖がった」そうである

最初はその独特な世界に戸惑うかもしれないが、終盤の脱出シーンを見ればもはや何も文句は言えまい。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

説明不要のうる星やつら劇場版。押井守監督の最高傑作として名前が挙がることも多い。

映画としての評価は大変に高いが、これがうる星やつらなのかといわれると、別の何かなのかもしれないという感じがしてくる。

お祭りのわちゃわちゃの中に、不意に違和感を感じさせるものが入ってきて異世界に入り込んでしまったようになる。そういう描写がたまらなく好きである

意味がなさそうでありそうな、哲学的な長セリフも本作の特徴で、言葉にできない不思議な魅力が詰まっている。

特にCV:千葉繁メガネの語りは必聴である

コクリコ坂から (2011年) 91分

宮崎吾朗の才能を信じてもいいかもしれない、と感じさせてくれた一作。ジブリファンも本人もどうしても宮崎駿の影を追ってしまわざるを得ない環境の中、よくこれを作った。

そもそも脚本に宮崎駿が参加しているし、プロデューサー鈴木敏夫だし、どう考えても往年のジブリ作品の系統として作られたのは間違いない。

おそらくは宮崎吾朗が制作を完全に仕切っていたわけではないのだろう。しかし、映画の端々には宮崎吾朗の味が感じ取れる気がするのでこの映画は何かすごい好きである

カルチェラタンの描写には明らかに押井守の影響が感じ取れるしね。

『ローニャ』国際エミー賞子どもアニメーション部門受賞おめでとうございます。

ねらわれた学園 (2012年) 106分

眉村卓の小説『ねらわれた学園』を原作としたほぼオリジナルアニメ

原作のSFっぽい感じは薄まっているが、逆に薄めたことでSF的な部分がわかりにくくなった。

あいうら』『灰と幻想のグリムガル』でおなじみの監督:中村亮介キャラデザ細居美恵子コンビと言えば映像目的だけで見たくなる人もいるだろう。

ふとももに注目せよ。まずはそれだけでいい。

健康的なフェティシズムに溢れたキャラクターと美麗な映像を堪能あれ。

ガラスの花と壊す世界 (2016年) 67分

ポニーキャニオンが開催したアニメ化大賞という賞で大賞を受賞した『D.backup』を原案にしたオリジナルアニメ

原案の拡張性ある世界観と、(おそらくは)予算的にギリギリだった1時間という枠と、とにかくキャラクターのかわいさを押し出したいポニーキャニオンと、映像の美しさを追求したい石浜真史監督とが相乗効果を生んだような生んでいないような作品。

序盤はありがちな魔法少女的なSF作品かと思うかもしれないが、終盤には急展開が続き、頭が追いつかない。

それもそのはず、脚本の志茂文彦によれば、映画の後半部分はほとんどコンテ段階で監督が構成したものらしいのだ。

序盤の丁寧な世界観説明と比べて、終盤がややこしいのは、監督がセリフに落とさず映像に込めた部分が多かったからなのである

さらに、後のトークイベントでは、コンテにすら描かれず、スタッフにしか伝えられていない裏設定が大量にあることが明かされ、「偏差値70のアニメ」との烙印が押された。

宇宙ショーへようこそ (2010年) 136分

監督:舛成孝二、脚本:倉田英之キャラデザ石浜真史という『R・O・D』トリオで制作された劇場アニメ

舛成・倉田は『かみちゅ!』というTVアニメを手掛けていて、劇場公開に合わせてNHKBSでかみちゅ!が再放送されたりBDが発売されたりした。

黒沢ともよの声優デビュー作品でもある。当時はまだ子役であった。

夏休みの子供向け映画といった趣であったが、子供に136分は明らかに長すぎる。ある程度のアニメファンならばこの尺は耐えられるし、楽しめるだろうと思われる。

作画がぶっ飛び過ぎていて、作画的にはスペースダンディ劇場版とでもいうべきレベルである

そして、主人公の少女の健康的なエロさがなんとなくにじみ出ていて、制作者はロリコンなのか?という疑惑が湧いてこないこともない。

海外の映画祭に出品されたりして、結構アニプレックスが期待していたのが窺えるが、やはりなかなか商業的には上手くいかなかったようだ。

上映時間の長さや、超新星爆発についての描写などの細かい部分を除けば、十分に面白い作品であるといえる。

涼宮ハルヒの消失 (2010年) 162分

3時間弱。長い。が、しかし、エンドレスエイトを経験したファンの不安を一掃するほどの高クオリティアニメ化された作品である

それまでの京アニの集大成といってもいい。内容については特に言うことはない。

たまこラブストーリー2014年) 83分

けいおん!で注目された山田尚子監督によるオリジナルTVアニメたまこまーけっと』の劇場版

たまこまーけっと』ではいまいちヒットせず微妙な評価に留まっていたが、これが公開されるとたちまち好評となり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では新人賞を受賞した。

TVシリーズは、舞台となる「うさぎ商店街」の絶妙で温かな空気感を楽しむ作品であったが、本作ではわかりやすくラブストーリーにしたことで、デートムービーとしても見られる非常に間口の広い作品となった。

どちらの方が良かったとかではなく、単なる魅力の伝わりやすさの違いである。

とはいえ『たまこラブストーリー』は卓越した作品であり、山田尚子の代表作として語り継がれるのは間違いないと思われる。

サカサマのパテマ (2013年) 99分

イヴの時間』などで知られる吉浦康裕監督作品。彼の作品の特徴は何といっても「発想」にあると思う。

独特の間も特徴ではあるが、基本的に彼の作品はある「ギミック」が作品の根本となっていることが多い。

なので、下手に前情報を入れて見に行くよりは、何も知らずに見て新鮮な驚きを感じた方が良い。

この作品もあるギミックが重要なのでそこを面白いと思うかどうか、そこが評価の分かれ目である

Wake Up, Girls!劇場版 青春の影Beyond the Bottom (2015年) 54分/53分

つい先日無期限の休養を発表したヤマカンこと山本寛監督の、いわずと知れたアイドルアニメである

彼についての悪評やバッシングは絶えないが、個人的には彼の作品は好きである

この『Wake Up, Girls!』というシリーズは、まずTVシリーズの前日譚として『七人のアイドル』という中編映画があり、続いてTVシリーズ全12話、そして続劇場版の中編2作といった流れである

TVシリーズ放映時は緊迫したスケジュールによる作画の乱れで物議を醸したが(BDでは修正された)、続劇場版(特に前篇)では非常によく動く。

このまま彼がアニメ制作の現場に戻らないとすれば本作が彼の遺作となってしまうが、遺作の呼び名に恥じない出来の作品であるということは声高に主張したい。

ハイパーリンク」と称してキャラクター中の人パーソナリティや実際の出来事を反映する手法の効果は、続劇場版で見事に結実した。

アニメ創作性と現実の偶然性が合わさってとても気持ちの良いサクセスストーリーになっているのだ。

後篇の『Beyond the Bottom』は田中秀和による同名の主題歌も相まって、非常に神々しい輝きを放っている。

神前暁も「これを超える曲をこの先作るのは大変」と太鼓判を打った。

劇場版美少女戦士セーラームーンR (1993年) 60分

アニメ界の王子、イクニこと幾原邦彦が初めて監督を務めた劇場作品である

この時点から彼の演劇的な作品づくりの手法は発揮されている。

庵野秀明映画館で本作を3度も観たらしく、緒方恵美が演じた衛の少年時代の声を聴いて『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役に抜擢したというのは有名な話である

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 (1999年) 85分

同じく幾原邦彦監督作品である少女革命ウテナ』の劇場版

TVシリーズ再構成ではなく、全く新しい解釈で制作されたオリジナル作品

作画的な制約もあったTVシリーズと比べ、かなり大胆に脚色され、より過激となった映像美はまさに唯一無二。

突き抜けすぎて、終盤の車のところでは何が何だか分からなくなってポカンとしてしまう人も少なくないという。

「王子」こと及川光博ゲスト声優として出演しているのもポイント

映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか!? (2010年) 71分

京騒戯画』『血界戦線』などで知られる東映アニメーション出身の気鋭の演出家松本理恵の監督デビュー作品。当時25歳。

『ハトプリ』はプリキュアシリーズでも人気の高い作品のひとつだが、この劇場版も非常に人気が高い。

パリを舞台にしていて、OPでのスタッフクレジットが背景に溶け込んでいる演出の時点で何かが違うぞと感じさせる。

メインキャラクターTVシリーズでの成長・感情の変化をきちんと物語に取り入れつつ、本作オリジナルキャラクターであるオリヴィエサラマンダー伯爵の切ない関係を描き、多くの視聴者の胸を打った。

アイカツ! ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW! (2015年) 56分

劇場版アイカツ!』でなくてなぜこれを挙げるのか、疑問にお思いだろう。

というのも、私は熱心な『アイカツ!フリークで、アイカツ!を見始めたのなら劇場版アイカツ!を見るのはもはや自然な流れで、あえて挙げることではないという認識でいるからだ。

ということで、あえてアイカツ!を見る入り口として薦めるのであれば、CGステージをかき集めたこれが良いだろうと思い、挙げた次第である

アイカツ!の楽曲のジャンルの幅広さ、CGステージでの綿密に練られたカメラワーク、そしてアイカツ!という作品世界の持つ空気感を少しでも感じてくれれば後は言うことはない。

劇場版 カードキャプターさくら 封印されたカード (2000年) 82分

少女向けアニメ最高傑作との呼び声も高い『カードキャプターさくら』、その集大成となる第2弾劇場作品。

ラストシーンでは年齢性別問わず多くのお友達をキュン死させ、多くの大きなお友達はそのままゾンビとなった。

セルアニメの末期に生まれた大傑作である

劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI (2000年) 70分

ポケモンの映画といえばミュウツーの逆襲だったり水の都の護神を挙げる人が多いが、私はこの作品を挙げる。

70分という短さに詰め込まれた「家族愛」というテーマは、子供よりもむしろ親の方に深く響いたことだろう。

当時劇場で見てリザードンに興奮した子供たちも、今改めてみればまた別の感動を味わうに違いないはず。

楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星 (1992年) 62分

テレビアニメ楽しいムーミン一家』の劇場版であるが、本作はテレビアニメの前日譚となるエピソード映画化である

楽しいムーミン一家』はもっと語られていい傑作アニメであり、本作ももっと多くの人に知られて欲しい。(旧ムーミンファンには申し訳ないが……)

子安武人演じるスナフキンによるシュールな悪口が聴けるのもこの作品。

白鳥英美子さんの主題歌もとてもいい。

劇場版銀河鉄道999 (1979年) 129分

いわずと知れた名作『ルパン三世 カリオストロの城』と同じ1979年に公開されたアニメ映画である

実はこの年の邦画の配給収入で1位を獲得している。

70年代を生きたアニメファンにとっては有名も有名だが、今では知名度カリオストロよりも低くなってしまっていて、金曜ロードショー恐るべしといった感じである

エンディング流れるゴダイゴのあの有名な主題歌を聴いた時、あなたはきっと涙を流しているはず。

劇場版エースをねらえ! (1979年) 88分

90分弱に詰め込まれた圧倒的な熱量!THE出崎統

世界はもっと出崎統を評価せよ。

BD・DVDがプレミア化し、配信・レンタルでも見られなかった傑作が、ようやく今年BDの再発売によって見やすくなった。

7月22日発売です。

2016-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20160605141724

野猿のころはまだ「です。」時代だっけ?

あと全員集合は70年代が全盛期だろ

2016-05-25

ある日、youtube自分トップ画面に政治動画が増えた。その理由

youtubeにはgoogleアカウントログインし、定期的にトップページで出てくるおすすめ動画から、興味ないゲーム実況動画ユーチューバー動画静止画ニュース動画を削除してきた。自分なりにトップページメンテナンスして、それなりに居心地良い画面にしてきたつもりだった。

ところが昨日、トップ画面を開くと「マスゾエ」「反日」「韓国の反応」「すごい日本」みたいなネトウヨ政治動画2ちゃんねるまとめブログさらコピーしたような動画が大量におすすめの中に出現していた。

そんな動画、見ることないのにおすすめされてもなあ、と思いつつ、メンテナンスを開始した。

いらない動画マウスオーバーし、出てきたハンバーガーメニュークリック

「興味なし」というポップアップクリック

動画タイルが「動画を削除しました」という白い背景のものに変わったので、その下の「理由を教えてください」をクリック

すると、理由選択肢の中に、

「次の動画に基づくおすすめには興味がない:あの素晴らしい愛をもう一度ライブ)」

というものが出てきた。なんで70年代フォークネトウヨ動画がひもづいているんだ。

別の動画で同じ処理をすると、その動画は「帰らざる日のために いずみたくシンガーズ」に関連するおすすめ動画だった。

そういえば一週間以上前に、この手の古い歌謡曲フォークをまとめて聞いた日があったんだった。

そうか、ネトウヨ動画顧客ってそういう世代だったんだな。

そう思って視聴履歴を全消去した。

2016-05-03

婚活サイトに1か月間いてわかったこと

当方スペック

70年代まれ。♀。身長161センチ、ややぽっちゃり大学理工系)卒。結婚歴なし。

自分で言うのもなんだがちょっとツンケンとした美人系だと思う。

年末に大病を患い仕事をやめ実家に身を寄せている。うまく言えば「家事手伝い」。

 

なぜ婚活サイト登録たか

病気はどうやら寛解一歩手前までたどり着いたものの、通勤不可能

同じく大病を経験した友人に打ち明けたところ、

絶対婚活したほうがいい!」

彼女経験を基に強く説得されたので、なんとなく登録

 

登録して1か月経ったいま感じていること

もうあんな所無理。ダメ絶対

 

なんで無理なの? なんでダメなの? 根性ないなお前。

ではその理由を詳しく説明します。

いっき主観で書いていくのでその辺は勘弁。

 

日本語すらままならないヤツが多い

一行だけ

「おつきあいして下さい。よろしくお願いします!」

とだけ送ってくるヤツが結構いる。

大抵そういうのはプロフィールも貧弱で、どこから話のとっかかりをつかめばいいのかわからないレベル

それでもこちらは返事を返す。丁寧な文面を考えてね。

するとこちらの文章表現はガン無視

「僕は日本語が下手なので文章は書けません! とにかくおつきあいして下さい! よろしくお願いします!」

と返事が返ってくる。お前はオウムか?

それで「あなたが書いたプロフィール以上のことを私は知りたいんです。あなたのことを聴かせてくれませんか」

と返事すると、いきなりお断りメール

それも、サイトの標準装備でお断りの文面を生成するサービスがあるので、

だいたい6〜7行ある、よく練られているけど慇懃無礼定型文が返ってくる仕組み。

 

いっそ最初に送るメール自動で文面を選べる機能にしたらどうだ?

 

ここまでひどくなくても、こっちは「身体が弱いのでスポーツ系の活動はできません」

プロフ最初に書いてるのに、

「一緒にフルマラソンに出ませんか」

とか書いてくる奴もいた。もうこの時点で泣きそう。

 

アプローチコミュ障っぽい

いきなり初対面(というか、顔すら会わせてない)人間に、

ボッティチェッリ展を観に行ってそのあとラブホテルに行きましょう」

かいメールを送るか??

 

ほかにやりとりが続いた例としては、なんとなく流れでこちらは今日起こったことを書いているんだけど、

返事が

「なるほど、それはよかったですね(^^)」

といつも返ってくる。いつもこの1行だけ返ってくる。それでも眼をつぶってた。

ある日

「うちのねこ喘息発作を起こして心配です」

と書いたら

「なるほど、それはよかったですね(^^)」

ときたもんだ。即座にお断りしました。自動生成ではない文面で。

 

LINEユーザマジ勘弁

プロフに「LINEは使っていません」と書いていたんだけど(単に嫌いで使っていなかっただけ)、

あんまりにも

LINEID教えて」

というリクエストが多いので、しかたなく入れました。

そうしたら、いちにちの半分くらいLINEに費やす状態になってしまった件。

こちとら無職で、就職活動してるんだけど、そういう事情無視

「どうしてすぐ返事をくれないの?」

とか、お前はほんとうに30代(それ以上もいた)か? と文句つけたくなった。

 

こちらもだんだんすり減ってきて、LINEID携帯電話契約ごと解除して、

メールしか連絡しません、とプロフ変更した。

それ以降知り合った人間とはGmailで遣り取りをしたんだけど、

今度はGmailがいちにちチャット状態

バイトの休憩時間メールチェックしたら40通以上メールが入ってたときも。

 

結局Gmailアカウントごと潰しました。

 

これから婚活サイト登録しよっかな、というひとへ

まず登録婚活につかうメールアドレスヤフーメール無難

Gmailはやめとけ。

ヤフーメールだったらエイリアスも使えるし、着拒もできる。

 

それと、上で書いたディスコミュニケーションは「ほんの序の口」だと思ってね。

ほんとうはここに書けない事情警察にまで行ってしまったので

ストーカー行為と思ってくれればほぼ正しいです)。

 

それでも婚活サイト登録しようとするなら、

いちにちの半分以上は婚活に費やされると考えたほうが適当

下手すると仕事に影響が出かねないレベル

あ、あとソメイヨシノには気をつけて。男女ともに。

気をつけていても引っかかりそうになる。それくらい多かった。

 

そういうワケで、婚活サイトはもうこりごりです。

 

このGWから婚活していることを周りに公にしていますが、

みんな案外親切にしてくれて、

最初からオープンにすればよかった…と反省してる。

眼鏡で見られる、と思っていたけど、そんなことはぜんぜんなかった。

婚活サイトでのこともいつか笑って話せるようになれますように。

2016-04-27

ニューウェーブってなんなんだ

音楽のはなし。

30代の自分からすると、70年代後半から80年代前半くらいのニューウェーブというジャンルの人気や影響がどんなものだったのか全くわからない。

プラスチックスP-MODELヒカシュー一風堂有頂天あたりの曲を聴くと、電子楽器バンドを組み合わせた新しい音楽模索するぜ!みたいな流れを感じる。

ニューウェーブ系のバンドはたくさんあったようだし、斬新だから当時のヒットチャートを賑わせたバンドがいくつかあってもおかしくないんだが、そんな話を全然聞かないのはなぜだろう。

YMOだけしか聴かなかったのか、それとも大ヒット曲がないから話題にするほどでもないってことなのか。

うーん、不思議だ……。

2016-04-19

未来感のある顔

何気なくスマホに写り込んだ自分の顔を眺めていたら、自分の顔には未来感が無いということに気づいた。

自分の顔を客観的評価したところ、髪型80年代感、顔面70年代感で、総合評価としては80年代感の顔といったところだ。

しかし、これは私ばかりではなく、今、街を歩く人々の顔を見てみると、だいたいは前時代的か現代スタンダードとなった価値基準の顔をしている。

ここで重要なのはブサメンだとかイケメンだとか美人だとかブスだとかは顔面ジェネレーションに全く関係がないということだ。

具体例を出すならば、藤田ニコルあたりは現代最先端、全く新しい価値観提示している顔だろう。単純な美醜を超えた未来感をもっている。

また過去に遡れば、夏目雅子あたりは、当時相当未来感のある顔として、つまりこれから時代象徴する顔としてもてはやされたのではないかと私は睨んでいる。

色々な分野で、全く新しい才能が突如出現しパラダイムを変えていくということがあるが、そういう事象時代ごとの人間の顔にも当然ある。

「あっ、この顔が次の世代トレンドとなる」そんな顔を持った人物がこれから世の中に出てくることを楽しみにしている。

2016-04-04

http://anond.hatelabo.jp/20160404165649

60~70年代の男女間を持った男子生徒

ってのがよくわからん

つか女子校に男一人突っ込んだら余程のコミュ長者でない限りいじめられると思う

2016-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20160310205029

女と違って男なら相手からやらせてあげる」ってだけで付き合うことができるんだよ

主婦不倫なんて70年代からドラマに取り上げられるくらいメジャー現象だし。

あと少しでもマシな遺伝子とミックスした方が色々と将来性あるだろ

2016-03-03

[]パヤパヤ

一言で言えば、女の子同士が仲良くすること。

その解釈はさまざまであるが、最後の一線を越えてしま行為示唆されている場合もある。

なお、初出はアニメ極上生徒会」第3話「極上寮でパヤパヤ」と思われる。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D1%A5%E4%A5%D1%A5%E4

http://anond.hatelabo.jp/20160303080746

マジかよ・・・もっと70年代とか60年代フレーズかと思ってたわ・・・

ということは頭がパヤパヤとは頭がキマシタワー状態になっているということか

2016-02-05

The Martian(オデッセイ)見てきた

邦題ひどすぎる

5W1H

小説日本語版)が好きすぎて原作kindleで読んで、普段見ない映画まで見に行ってしまった。

先行上映になるのかな?渋谷3D 字幕版です

注意

いろいろネタバレ

====

感想

まず

3Dである必要性ない。

そりゃアクション的なスリリングな要素無いしね。

メカがなんかちゃっちい。なんでだろ。

ハードSF要素ごっそり削られてる。

必要な耕作面積を算出したり

必要栄養素とカロリー計算したり

距離移動時の酸素や水や日々の必要電気量計算したり

出来た水の量から空気中の水素量を推測したシーンもなし

あ、モールス信号

ついでに0.4Gじゃなくて1G

死を意識するシーンもごっそり

ワトニーが死に方を考えとくシーンも

ヘルメス補給物資受け取りに失敗したときにとる5人の選択も

あのシーン好きなんだけどなぁ。最初メキシコ産だよね

そのほか無かったシーン

70年代80年代ドラマ見るシーンが無い。なのでアイイイイイーの意味がわからない

嵐に気がついてよけるシーン無い

アレス4の降下船で助ける計画も無い

中国が助ける本当の理由映画だけではあんまりからない

ワトニーは

農家植物学者)で

メカニックであり

距離トラック運転手であり

宇宙海賊でああるはずんだんだけど、

描かれたのは農家宇宙海賊だけ。しかしこう書くとTOKIOっぽいな

よかった部分

小説にはなかったシーンが最後にあった。正直見たかった部分でもあるのでそこはうれしかった

悪かった改変部分

救助シーンでなぜか**がしゃしゃりでる

結論

2時間30分くらいでは全部はこなせない。12・3話のTVドラマにしてくれればいいのになぁ

あ、私はもう一度見に行きますたぶん。

2016-01-26

最近AV女優が最早、月9に出ているレベルと言われても違和感がないのだが

もちろんメイク、化粧、フォトショ映像技術などのグラップリングを含めてではあるし、実際に一般的女優に会えば、世界が違うのはよく承知のうえだが。

70年代後半からAVを知っている世代としては、DMMパケ写グリル表示だけで、一日中シコシコ出来てしまうのだ。

当時はまだ日本にそれほどAVを作る技術がなく、洋モノでないと面白いものもなかなか無かったが、あっという間に追い越してしまった。

アメリカだけは別の方向に進化しているので、同列に語る感じではないが、それでも日本的AV世界でも日本けが作れているし、海外もの日本ものからアイデアを取るシリーズマッサージパーラーものとか)も多いのも興味深い。

今後10年でどこに行きつくのだろうか。

追伸 ちなみに最近アメリカものの傾向としては、肉体美スポーツなどで鍛えまくった)女性ガチムチ男性が襲われるされるシチュエーションが多い。(日本で言うところの痴女ではない)

2016-01-19

剛力彩芽日常においてどの程度ランチパックを食べているのか

私は剛力彩芽の大ファンだ。彼女はいろいろ批判がある。ネット何かを見ているとごり押しだとか不細工だとか範馬バキだとか言われる。

半ば暗澹たる気分になることもあるが、そんな批判は抜きにして、彼女のことを応援している。

そんな私が、彼女を応援しているがゆえに気になっているのが、彼女日常的にどの程度ランチパックを食べているのか? という問題だ。

山崎製パン提供するランチパックは長い歴史を有するパンで、初代のピーナッツ1984年販売されている。

基本の六種類に加え、訳のわからない抽象的で特殊な味を提供することでも認知されている。

ランチパックCM剛力彩芽の魅力を56000%くらい最大限に発揮した素晴らしいCMだ。

ランチパックの手軽さ、ポップさと彼女イメージが最大限にマッチし、火星圏を含めたCM歴史の中で、個人的には最大の素晴らしいCMと言えよう。

ランチパック剛力彩芽は、譬えるならば、シュワルツネガーとコマンドーとの相性だ。

ランチパック剛力彩芽。もう密接不可分の親和性

さて私は如上のように考えるから剛力彩芽が普段どの程度ランチパックに親しんでいるか? という問題は切実だ。

別に食べていなくてもいいのだが、この剛力彩芽ランチパックとの関係性・程度を知ることで、私のランチパック剛力彩芽との関係性への認識を深めることはまったく相違ない問題である

そこで私はそれを知るために未来へのタイムワープを繰り返した。

技術的に時を先にずらす手法確立していた。

問題過去に戻る手段だ。

かつてのSFではないが、未来へ行く可能性と過去へ行く可能性がもし五分五分だったなら、私はどんなに良かっただろう。賭ければいいだけのことだったのに。

しか現実はそうはいかない。

未来へは簡単に行けるが、過去へは…。言葉の通り不可逆。

うそう。なぜ未来に行くかと言うと、剛力彩芽ランチパックをどの程度食べるか? という問いを解決するためだ。

未来においては、空間の成分や空気振動ネットテレビなど電子製品電子から検出する技術確立されていよう。

剛力彩芽の自宅や楽屋、近くのコンビニに、電子的に接続されたネット環境やあるいはカメラなどがない、全く無い、と言う可能性は低い。

未来デバイスをもってすれば、剛力彩芽挙動を様々なデバイスから検出することが出来るだろう。そこからランチパック彼女との親和性を追究する、というわけだ。

それを求めて私は未来へと旅して、半ば当然のごとく2070年代標準的ネット探知デバイス新聞カメラ情報を析出できる装置)を手に入れることが出来たわけである

さてランチパックをめぐる旅は折り返し地点だ。

私は過去に行く方法を求めて、逆説的と思うがさらに時を進めた。

西暦でいうと225845年、私はいよいよ、解りやすく言うと不老不死の境地になり、継続して思索することになった。

やがて西暦でいう145290352年に、ほとんどありとあらゆる思索を繰り返した結果、過去に戻ることは不可能という認知に達した。

これは私に対して悲観的な感情をもたらしたかと言うと、全くそうではない。絡め手を考えていた。

ちょっとした挫折のあと、過去のあらゆるシチュエーションをシミュレイトする装置23年かけて(取るに足らない年月だ)発明した。

これは円周率の応用だ。円周率無限につながるので同じ数列が必ず無限回登場する。例えば1087という数字の並び。無限回。

これと同じことを剛力彩芽ランチパックをどの程度? に置き換えるわけだ。


答えはわかった。簡単なことだった。私はついに、過去には戻らずとも過去完璧様態再現することを可能にした。

再現された剛力彩芽ランチパック、と周囲の環境完璧再現だ。

いわば過去に戻れたのだ。そこで剛力彩芽・・・ランチパック・・・

しかしこの結果ででた強力菖蒲ランチパック関係は、はたして西暦2010年代剛力彩芽ランチパックとの関係と全くイコールなのだろうか。

シミュレーション再現されたシチュエーション科学的には完璧だ。完璧剛力彩芽ランチパックをああしていた。なるほどね~、という感じ。

しかしこれは・・・西暦でいう145290300年代再現したこれは・・・同じなのか?

シチュエーション完璧に同じにして完璧再現した。実験ではこれが望ましい。何度も試した。何度も同じ結果。正しい。正しい。科学的だ。再現性の問題

しか実験1と追試は同じなのか? 円周率で初めに現れた1087と次に現れた1087は同じなのか?

からない・・・からない・・・

私は今でも、この時代にあっても、超企業山崎製パンランチパックコンビニで食べる。伝統の味だ。

そして終わらぬ思索を続ける。

2015-12-25

アニメ魔法少女 平塚ハル サンダーバード編』第2期の感想

全体として

まぁ楽しめた。全26話の内、8話までで戦国編が終わったのが評価できた。これをかたらないとなぜハル魔法少女になったか充分に語り得ず、かといって原作があれだけの分量を費やした戦国であるバランスをどう取るか気がかりだったが、ここは制作指揮を執った田町ボラギノール監督の『ぱらりんぴっく!』以来の豊富経験が十二分に活かされた結果と言えるだろう。ただし、平塚為広と大谷刑部との絡みは安直に過ぎると思う。田町ボラギノール監督がかつて制作した『都立尾久の原公園のたたかい!』のキャラパシフィック種村」と「パラリンピック吉岡」との情愛の構造トレースであり、なんらの新規性がないにも拘わらず、人気を得るための安直な策と思しい。この構造は為広と刑部との間に何らの検討も経ずトレースされた。これらはもう受け手が嘗められているとしか思えない。「お前らはこれで楽しいんだろ? え? ほれほれ」という馬立コーラック監督意図がすけすけである。ここは助監督木村氏にも頑張ってほしかったが、最近岐阜県揖斐川郡にある自分農場管理が忙しいらしい。

9話から最終話にかけてが原作通称大正SF編」に該当する。アニメ第1期で語られた明治41年の初デート。これがハル魔法少女として目覚めさせる直接の経験になったわけだが、そもそも成美女英語学校時代の勉学や課外授業と言った、争乱に巻き込まれる以前の牧歌的な部分こそがアニメ第一期の醍醐味かつ要旨であった。「大正SF編」では田町監督が好むスチームパンクの要領を原作に累加し、ハルの激動たる活動を描いた。これが本作。もうおわかりかと思うが私は「第1部のノリが良かった! なにこのノリ! 付いていけないよ!」という意見に真っ向から反対したい。第1期が文学への淡い目覚めであり、その後当然闘争への情熱が生まれてくるのは原作を読んでいれば自明なわけで、1期のノリが変わるのは当然だ。作品ハルの生涯を見渡せばこれは当然のはず。昨今のアニメのノリにたまたま第1期がたまたまたまたまである合致したに過ぎない。最近アニメに絆されてるんじゃねえよ。ばーか

大正SF」編では後述するが声優田端エリザベスの演技が相俟って、独特のケミカルさを醸成していた。一般に「大正ロマン」+「スチームパンク」はかなり親和性がありSF界でも常套手段とも言える組み合わせである。ここに長い歴史を持つ魔法少女モノを組み込もうとしたとき田町ボラギノール氏にとっては、師匠である大谷江戸仕草氏の影響を受けたことが役に立ったと私はにらんでいる。60年代の草創期に活躍した大谷江戸仕草氏の功績は今更贅言する必要性も(とくにこの増田界隈では)なかろうが、特に「ハル」の一連の成果には、氏のアニメにおける第三作目「モリソン号じけん!」がかなり直接に関係しているように思える。あまり界隈でもこの指摘はなされていないと思うので、まあ皆さんには自明と思いますが一応・・・。

声優について

さっきも書いたけど上中里マリアンヌの演技最高ー! もう大好き。主人公ハルの魅力を充分に発揮しているうえに、かわいい陰獣の「ウンゲツィーファー」も彼女がやってるんだぜ。もうたまらんうー。せーの! 「たまらんうー。」「たまらんうー。」「たまらんうー。」「たまらんうー。」「たまらんうー。」「たまらんうー。」

恋人役「燕尾服仮面」こと奥村声優西荻窪松庵の演技もまた良かった。松庵思想上の師である都立家政ドトール1932年ベルリンでの演技を彷彿とさせるシーンがあった。おわかりかと思うけど19話の例のシーンね。

友人の市川房枝役の声優保谷ビアンキも妖艶な演技が光った。市川房枝って公式でも眼鏡がずれているんだけれど(wikipediaでも見てほしい)、それをアニメでも反映させていて、保谷はその眼鏡がずれているという演技をしているところが印象に残りました。最近揖斐川郡でハウス栽培やっているそうです。岐阜の。っていうか俺あん声優詳しくねーや。

作画について

正直残念だったのが魔法詠唱シーンの作画だ。ハルが本を開いて中空に浮かせて詠唱するというお決まりのシーン。ここに全く気合いが入っていない。ハル水晶槍の呪文パージしてマテリアルタスク化するロマネスク技を出したシーンあっただろ。12話だったか? あそこで監督や、あるいは原作者十返舎一九も多分想定していたことだと思うが、あそこのモチーフは一般にイメージされるフェミニズム観点からだけでは捉えられない。このアニメを見る際には岩波の『日本フェミニズム』全編を通読してからにしたほうが望ましいと半分冗談wikiに書かれているけれど、これは実際マジだとおもう。あのシーンではむしろ参政権の獲得と戦争との関係クローズアップされているのであって、フェミニズムへの外的要因(ここでは太平洋戦争・・・というか総力戦体制というべきか。この辺りは突っ込むと難しいからこれ以上は無理だー誰か解説してくれ。)が問題なわけだ。で、あの作画である作画誰かは知らないけれどそういう文脈が必ずしも現場に伝わらなかったのではないか。25話のハルが友人の奥むめおの101才の誕生日タイムワープして祝うシーン。これも輻輳するフェミニズムイメージ作画が全くついて行っていない印象を受ける。ここも、参政権から出発し、翼賛体制との関わりからさら高度経済成長を経てバブルという消費社会経験しか男女雇用機会均等法が出たあと、というハルの至らなかった(生きられなかった時代の)地平を魔法で見に行く、というのが大魔法の骨子になっていたと思う。これにたいしてあの70年代初期を思わせる「リブ」で作画されちゃあ適わねえ。ハルまだいきてんじゃねーか。

第3期へ向けて

結局ハル原作では婚約者からもらった指輪マレーシアのビナツボ火山に捨てに行ったわけだ。いわゆる夫婦別姓という現代問題魔法でどう解決するのかが楽しみです。文句も沢山書きましたが、基本的にこのシリーズには期待しています制作会社の「オベリスク護国寺」の益々のご発展を祈っています

2015-12-22

anond:20151213092859

70年代の終わりのほうがいい年でしたよ

私は精巣の中の物の出し方を知らずに

悶々としていた時期でしたが

2015-12-15

車のデザインってすごく未来的になってるよな

70年代スーパーカーブームがあったけど、当時のスーパーカーよりプリウスとか今の大衆車のほうが断然かっこいいわ。

かろうじて対抗できるのはカウンタックくらいだろ。

よく現代は思ったほど未来でなくてガッカリって話があるけど、当時こどもだった俺を今に連れてきたら大興奮間違いなしだわ。

2015-11-22

http://anond.hatelabo.jp/20151122231347

あくまでも日本左翼、ということが前提だけど。

いわゆる「左翼的」な活動をしてる人のほとんどが学生運動に毛が生えた程度のことの主張しかしてないのが幼稚な印象になる理由だと思う。

声のでかい左翼活動してる連中って、60~70年代学生運動青春期だった団塊世代か、盗んだバイクで走りだして教室の窓ガラス割って回った40代の一部でしょ。

思想がそういう大人vs子供っていう構図から抜け切れてないから議論しても根本的なところから咬み合わない。

わかりやすく言うと学校vs生徒会みたいなもんで、「制服をなくしてほしい」「授業を受けるか自分で選ばせてほしい」「学食無料にしてほしい」とかいうのと同じレベルのことを主張してるのが今のサヨクどもってこと。

学校側にしてみれば古い伝統とか秩序とか発注業者への都合で簡単に制服なんてなくせないし、授業を自由にして適切な単位取得ができる方法があると思えないし、学食無料にするってそりゃその分学費とか高くしないと無理だろっていう大人の意見があるわけ。

でもそういう事情無視して自分らが暮らしやす自由を感じられるような社会しろって一方的に言うのが日本的サヨクの幼稚さの特徴。

やつらは意図的大人の事情無視して自分らの主張が通らない世の中がおかしいとか大声で叫ぶんで、ちょっとは大人の考えができる人たちからは滑稽に見えるわけ。

民主党政権が未だにボロクソに言われてるのは、そんなガキどもが大人にとって代わったせいで突然目の前に出てきた大人の事情に直面して全く仕事ができなかったから。

本来の「左翼」はフランス議会語源なわけだし、日本左翼めざしてもその程度にならざるを得ないんじゃねえの。

建設的にリベラルな主張をしたいと思う時には本当に迷惑からガキども一斉に駆逐したいわ。

2015-11-15

アイカツ!楽曲元ネタ探しをしてみよう

(思ったより反応をいただけたので少し追記しました。2015-11-16)


バンダイが展開する女児向けアーケードゲーム/アニメアイカツ!

アイカツ!はいわゆる「音ゲー」の一種で、トップスボトムスシューズアクセサリーの4種のカードを組み合わせてコーディネートし、オーディションという名のリズムゲームクリアしてお仕事をゲットしていくという仕組みだ。

当然、豊富なバリエーションオーディションステージが用意されるため、アイカツ!では年間20曲以上の楽曲が生まれている。

その楽曲の特徴は、キャラクターの声優とは別に歌唱担当が存在すること(STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARS!など)、とにかくジャンルの幅が広いということ、そして“攻めてる”楽曲が多いということだ。

アイカツ!の立ち上げにはスーパーバイザーとしてアイドルにも造詣が深いアニメ監督水島精二氏が関わっており、音楽制作については別のエントリを参照してほしい。

アイカツ!における水島スーパーバイザーの仕事について - Togetterまとめ

そして幅広いジャンルで攻めるという場合、楽曲の発注では、そのジャンルの先達の楽曲を参考にすることが当然多くなる。

特に水島氏はそこのイメージが具体的だったようで、アイカツ!の初期の楽曲は「何を参考にしたか」が比較的分かりやすい。

そこで、今回はアイカツ!の初期の楽曲を中心に、その元ネタ探しをしてみようと思う。(あくまで推察なので的外れなものもあると思う)


アイドル活動! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アニメ主題歌にこそなっていないものの、アイカツ!の原点ともいえる曲で、ゲームの企画段階の初期に作られたものだ。

アイドル」というテーマの基本となる王道の曲であることから、当時の最も有名なアイドルグループを参考にしただろうことは想像に難くない。

明言はされていないものの、曲を聴いたイメージからおそらくAKB48ヘビーローテーションを参考にしただろうと推察できる。

【MV】 ヘビーローテーション / AKB48 [公式]

硝子ドール 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 帆足圭吾(MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!で最も人気があると思われる曲で、YouTubeでの再生数が350万を超える化け物である

いわゆる「メタル」であり、生粋のアイドルオタクである水島氏がBABYMETALを意識しただろうと考えることもできるが、

この曲はアイドルが歌うメタルというわけではなく、普通にかっこいいメタルなので、ベビメタ元ネタというには少し安易すぎる。

フルバージョンでは1分を超えるキーボードギターソロがあり、「ベビメタみたいにしてください」という発注だけではこの曲は生まれていないのではないか。

実は、この曲については元ネタが明言されている。

吸血鬼キャラを演じているユリカが歌う「硝子ドール」は特別にエッジのきいた楽曲ですが、あれも“NIGHTWISH”というオペラ風に歌いあげる女性ヴォーカルヘヴィメタルバンドを参考にしています。 」

VOL.14 監督:水島精二 インタビュー│クリエイターズ・セレクション│バンダイチャンネル

Storytimeという曲を聴けば、なるほどと納得していただけるかと思う。

NIGHTWISH - Storytime (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

(追記:DREAM THEATERっぽいとの意見もあるが、それは作曲の帆足圭吾氏がDREAM THEATERの大ファンである影響かと思われる)

DREAM THEATER - Forsaken (Official Music Video)

Growing for a dream 作詞 - 小内喜文 / 作曲 - 今井ひろし / 編曲 - 小澤正澄(YouTubeリンク)

硝子ドールで触れたインタビューにおいて水島氏は

「最初のうちは「アヴリル・ラヴィーンのようなポップスで」とオーダーしても、どこか抑えてしまうので、「存分にお願いします」と言うのも僕の仕事になりました。 」

と発言している。つまり、アヴリルのようなポップスアイカツ!の楽曲にあるのだということになるが、自分の考える限りではこの曲が最もアヴリル・ラヴィーンに近い。

もちろん没になった可能性もある。(例として、2年目に登場するDance in the rainという曲は実際にはかなり初期に制作されていた)

Avril Lavigne - Girlfriend

Angel Snow 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!アイドルテーマであることもあり、実際のアイドルイメージしたような曲がいくつか見られるのも特徴のひとつだ。

こちらの冬っぽい曲もおそらくそのひとつで、自分の考えでは広末涼子なのではないかと思う。

広末涼子の「MajiでKoiする5秒前」は、ケンタッキーのCMでいつのまにか冬のイメージになってしまった竹内まりやが作曲している。

広末涼子 『MajiでKoiする5秒前』

fashion check! 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

ピチカート・ファイヴや初期のcapsuleイメージするようなキュートな「渋谷系」っぽい曲である

そのまま渋谷系っぽいオーダーで制作されたのかな、とも考えられるが、MVを見ると元ネタはなんとなく松浦亜弥の「ね〜え?」かもしれないと思った。

小さな箱の中で踊るというイメージが「ね〜え?」のMVと似ているかである

しかも、「ね〜え?」は編曲がピチカート・ファイヴ小西康陽(作曲はつんく♂)ということもあり、渋谷系から外れてはいないのだ。

松浦亜弥 - ね〜え?

ダイヤモンドハッピー 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

アニメの2番目のOPテーマで、主人公いちごとあおいと蘭の3人によるユニット「ソレイユ」の持ち歌というのもあり人気の高い曲。

疾走感のあるスカパンクです。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

こちらも元ネタが明言されている。

KEMURI 「PMA (Positive Mental Attitude)」 Music Video (SKA BRAVO Version)

戸松 遥「Q&A リサイタル!」 iTunesリンク

同じ地球のしあわせに 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高田龍一(MONACA)(YouTubeリンク)

音ゲーにしてはかなりスローな曲で、おそらくアイカツ楽曲で最も遅いのでは。

エンヤ(アイルランド出身の歌手)っぽい壮大な感じがほしいとの要望で取り組んだ曲です。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Enya - Only Time (Official Music Video)

Take Me Higher 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - 永谷喬夫(YouTubeリンク)

神崎美月、一ノ瀬かえで、藤堂ユリカの3人によるユニットトライスター」の持ち歌。

アニメでは、トライスターの結成にあたってメンバー選抜オーディションが行われ、物語上の重要な転換点で登場する曲である

STAR☆ANISとの雑談で「難易度の高い曲が歌いたい」って話が出て。ならばKalafinaのようなハモリが絡み合う感じがいいかなと。 - 水島精二

(徳間書店アニメージュ2013年8月号より)

Kalafina 『Magia』

prism spiral 作詞 - uRy / 作曲・編曲 - 田中秀和MONACA)(YouTubeリンク)

アイカツ!内に登場する近未来テーマブランドフューチャリングガール」をイメージした曲。

いわゆるテクノポップな感じの曲なので、Perfumeイメージなのかな?とは思うけれど、正直全くわからない。

2年目にもstranger alienというprism spiralの後継とでもいうべきテクノポップな曲が登場するが、単純にコンセプトから結果的にそうなっただけなのかもしれない。

(2015-11-19追記:prism spiralはどっちかっていうとハウスだろ、とお叱りを受けた。それは確かにそうかもしれない。stranger alienに引っ張られすぎて見失っていた。

 大変申し訳ない。そして指摘とかほかにあったらどんどんしてほしい、というかむしろ自分より音楽の詳しい人にどんどん楽曲を分析してほしい)

Perfume「ポリリズム」

wake up my music 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 岡部啓一(MONACA)(YouTubeリンク)

これに関してはちょっと楽曲からズレた話になる。

かつて一世を風靡したレジェンドアイドルユニットマスカレード」の代表曲となる1曲で、

アニメでは「懐メロライブガールオーディション」で「懐メロの曲」として、いちごとあおいがカバーすることになる。

そして、マスカレードピンクレディーモチーフにしているユニットだと思われる。

僕的にはピンクレディー。それこそ社会現象を起こしたアイドルイメージです。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年7月号より)

僕のイメージでは、マスカレードピンクレディーなので、キャンディーズくらい人気のライバルがいたんでしょう。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2014年8月号より)

けれども、曲のイメージとしてはピンクレディーっぽい感じはとくにないので、そこまでは意識してはいなかったのだろう。

その代わりに、面白い仕掛けとして、この曲のメロディーアニメの初期からBGMとして頻繁に使われており、女児にとっても「懐かしい」感じに聞こえるような工夫が為されている。

Thrilling Dream 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA

ドラマ「オシャレ怪盗スワロウテイル」のオーディションステージの曲。

ジャジーな曲で、怪盗がテーマなことからおそらくルパン三世を意識したところがあるのだと思われる。

スワロウテイル」はかつてマスカレードが出演していたドラマだったのを考えると、「ペッパー警部」も念頭にあったのかもしれない。

余談だが、現在放映中のルパン三世シリーズの監督はアイカツ!1年目にも深くかかわり、劇場版アイカツ!で監督も務めた矢野雄一郎さんである

「ルパン三世」オープニング映像

マジカタイム 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 高橋邦幸(MONACA)(YouTubeリンク)

これまた面白い曲で、はっきりと元ネタが存在する曲である

いわゆる「サンプリング」であり、クラシックの名曲が使われているのだ。

チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より「行進曲」のメロディーが使われている。

くるみ割り人形より「行進曲」(DTM)

KIRA☆Power 作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACAYouTubeリンク

はっきりと元ネタがあるわけではないが、「EDM」「ダブステップ」をキーワードに制作されたことが明言されている。

「KIRA☆Power」は、ダブステップという攻撃的なサウンドの音楽ジャンルを取り入れた、かなり攻めている曲です。

ダブステップのように旬なサウンドは、あとで遅れてやるとダサイので、「やれるうちにやっておこう」と思いました。 - 石濱翔

(学研「アイカツ!オフィシャルコンプリートブック」より)

輝きのエチュード 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

劇場版アイカツ!で、いちごが歌うことになる1曲。

映画でいちごが出会うことになるシンガーソングライター・花音がいちごのために作った曲だ。

アイドルシンガー。異なるタイプの2人が出会い、新しい何かが生まれる。そんなストーリーを描きたかった。下敷きになっているのは、1980年代アイドルの歴史の転換点です」

制作陣が、80年代と現代をつなぐイメージとして共有したのが、あの名曲「赤いスイートピー」だった。そして、当時トップアイドルへの階段を駆け上がっていた松田聖子さんが歌うこの楽曲こそ、木村さんの言う「アイドルの歴史の転換点」だった。

アニメ「アイカツ!」に隠された80年代フレーバー 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

さらに、花音のイメージ赤いスイートピー作曲者でもある松任谷(荒井)由実であるとも発言している。

ユーミン(松任谷由実)がイメージなので、フォークシンガーと言ってもいいかな。フォーカツ!ですね。」 - 木村隆一

(徳間書店アニメージュ2014年10月号より)

松田聖子「赤いスイートピー」iTunesリンク

チュチュ・バレリーナ 作詞 - 只野菜摘 / 作曲 - 石原理酉 / 編曲 - 成瀬裕介(onetrap)(YouTubeリンク)

アイカツ!3年目の2つ目のEDテーマであり、氷上スミレと黒沢凛が組むユニットダンシングディーヴァ」の持ち歌である

ダンシングディーヴァ」のイメージはSPEED。スミレが歌って、凛が横でダンスしている感じがカッコいいんじゃないかと思いました。 - 木村隆一

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

Steady (SPEED)

恋するみたいなキャラメリゼ 作詞 - 辻純更/ 作曲・編曲 - 石濱翔(MONACA)(YouTubeリンク)

コード進行などがとても渋谷系っぽい。

ではなぜ渋谷系なのか。それは、このステージが「レトロクローバー」というブランドイメージしたものであるところにヒントがありそうである

60~70年代レトロフィーチャーなテイストイメージしました。参考にしたのは、ツイッギー(英国の女優、モデル、歌手)のファッション。 - 中屋有貴(バンダイカード事業部

徳間書店アニメージュ2015年6月号より)

華奢な体形からツイッギー(小枝)の愛称で呼ばれ、(藤原みやびが履くのをためらった)「ミニスカート」で話題になったツイッギーから着想を得ている。

そして、ツイッギーといえば連想するのがピチカート・ファイヴの「トゥイギー・トゥイギー」、繋がった。(ただのこじつけ

U-MV053 - Pizzicato 5 - Twiggy Twiggy

薄紅デイトリッパー 作詞 - オノダヒロユキ / 作曲・編曲 - fu_mou(YouTubeリンク)

大和撫子ブランド「桜色花伝」をイメージした曲で、とても和風。

近年よく耳にする「和ロック」な曲であるといっていいだろう。和ロックの出自についてはよくわからないが、「凛として咲く花の如く」「千本桜」などがよく挙げられるようだ。

紅色リトマス「凛として咲く花の如く」iTunesリンク

『初音ミク』千本桜『オリジナル曲PV』

フレンド 作詞 - やまだ麻美 / 作曲 - 山崎佳祐 / 編曲 - 南田健吾(YouTubeリンク)

何を意識して作られたのかはわからないけど、この多幸感がなんかすごい「っぽいな」と思ったので貼りたくなっただけです。

岡村靖幸「だいすき from エチケット」

タルト・タタン 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - NARASAKI(YouTubeリンク)

氷上スミレの持ち歌で、懐かしの歌謡曲を思わせるような不思議な1曲。

Winkっぽい。音楽理論とか全く詳しくなくてほとんどイメージこじつけてるので公式ソースがあるの以外は参考程度に考えてください。

淋しい熱帯魚(M.V.) / Wink

最後に

アイカツ!にはほかにもたくさん良い曲がある。ロカビリーな曲や映画音楽のような壮大なもの、80年代ディスコ風、渋谷系テイスト……とにかく幅が広い。

自分の好みの曲が必ずひとつは見つかるだろう、というくらいいろいろやっている。

そして、ときどき思わぬ人が楽曲提供をしていてびっくりすることもある。(NARASAKI浜渦正志、ミト(クラムボン)、ナカノモリアヤコ、Kensuke ushioなど)

そんな楽曲を女児たちが聴いて成長すると思うと、音楽の未来は明るいなあと思ったりもする。

アイカツ!の○○みたいな曲ってなんていうジャンルなんだろう、と掘り下げたり、○○みたいな曲が作りたい、と作曲に手を出してみたり、

そんな楽しみ方もできるのもアイカツ!の魅力のひとつではないかなあと感じているわけである

2015-11-10

2015.11.10-0001

殆ど自分備忘録

元々はてな自分の軸足じゃないんだけど、ちょっと自分情報ファイルに保存が利かないタイプの話だから

てか、まさか増田自分メモ代わりに使うとは思わなんだ。

フェミニストオタクを憎むのは恋愛市場のズルやダンピングだと思われてるから

 http://togetter.com/li/897474?page=2

この手のまとめって、大抵ツリーの下の方にぶら下がっている野次馬意見の方が面白い例が多いんだけど、

これは珍しく元のまとめの方が深いタイプ

自分も、「本来被害者がいるアダルトビデオジュニアアイドル媒体を作っている奴等」よりも「とりあえず被害者のいない架空二次作品エロ」を

好んで叩くフェミ存在不思議でならなかったんだけど。

というか、自分だったら前者を圧倒的に糾弾したいし(実際の元ジュニアアイドルの話とか聞くとホント悲惨だし)それなら支援もするが、

後者に関しては、「リアル二次元常識を持ち込まないで完全に棲み分けする」を貫いてくれていれば

相手の「内面自由問題」だから口出しは出来ないと考えている訳よ。

(むしろ三次元媒体たるAV学習参考書にしてリアル女性被害を与えている莫迦男の方が遥かに加害度が高いと思うんだけど、まーそれはさておき)

LOなんかの、リアル少女に手出しはしません宣言なんかが有名どころだと思うんだけど、

そうやって「自律」のできている他人オナニーに、赤の他人である俺がまた口出しするってのも変な話だしね。

ただまあ、実際は、オタ男による、「二次元は至高、惨事タヒね」みたいなヘイトまき散らしの書き物は

ほんとそこここに見られて、うんざりはさせられるんだけど。

はいえ、被害度で言えば、それも少数のアフォ男による書き込みしかないわけだから

(多くのオタ男はキチンと棲み分けをして、平和的におなぬーをして、女子被害を与えずに一生を終えるわけなんだから

わざわざ好き好んで叩き潰すべきとはとてもじゃないが思えない。

つか、必要度の優先順位ものっそい低いっしょ、これ。

元のTwitterまとめの話に戻るけど、トロフィー女の話(概念)は、頷いてしまった。

確かに、上野千鶴子なんて、トロフィー女のままフェミのできた、典型だもんね。

女としてちやほやされたい、ってところは死守して、そのままおばさん→婆へと進めた、レア且つ幸運なケース。

まー実際、彼女美人さんだったしね。

女子率の低い東大であの容姿だったら、生意気フェミ女でも男から賞賛は途切れなかっただろうな、などと下種い連想をする程度には。


それはさておき。

一方で、そういった、トロフィーのような名誉職から降りたい、って思っている女でフェミの奴等もたくさんいるわけで。

からトロフィーすげーっていう価値観解体みたいな話も、結構あるんじゃないかと思うんだが。

探していないから知らないけど。

オタだから、どうしてもオタバッシングの話に先に目が行くもんだから

二次ヒロイン叩きみたいな(俺からするとどうしても勘違いしか思えない)フェミの話はコンスタンスに拾えるんだけどねー。

どう考えてもそれ、そのエネルギージュニアアイドル解放戦線に向けた方が良いと思うよ、的なことはよく感じるわけよ。

そこいらへんを好んで叩いているフェミ女達のエネルギーを見るにつけ。

あと、こういう時、オタ女が不可視になるのが、いっつものパターンなんだよね、ホント不思議

結構ボリュームがある存在だし、昔からずっと存在していたことは事実だし。70年代末のコミケ資料とかからも引けた筈なんだけど、

70年代というコミケの初っ端の頃から女子比率の物凄く高い遊びが「オタ」って分野だった筈。

でもまーそういうの無視して、時折腐女子BLで抜いてる)が扱われる程度で、

BLに興味の無い女子オタがオタ媒体をどう活用しているか、そこでどういう救いがあるか、みたいなことに

一向に関心が向かないのよね、批判するフェミたちも、受けて立つ二次オタ男たちも。

男オタ達に至っては、まあオタ業界は俺たち男のものだ、みたいな勘違いのままの輩も多そうだけど。

ガンダムどころか、宇宙戦艦ヤマト初代ですら、普通に女子オタはいたからね。腐も、そうではない女子オタも。

まあ、今の自分はどのセクターからしても「傍で見ているだけ」だからね。どうでもいいんだけど。

以上、ほぼ自分備忘録として。

2015-10-11

男版の私がいたら絶対に付き合うのに

自分理想の人とめぐり合うことは非常に難しく、19年生きてきたが未だに理想の人と出会ったことがない。

そもそも私の理想の人とはどんな人だろうと考えたとき、条件がまるっきり自分に当てはまっていた。

私が最も人に求めているものとして、考え方が挙げられる。

自分で言うのもなんだが、私は自分自身の考え方がものすごく好きだ。

人間は一人一人違っていることを理解しているから異なる考え方を持っている人を許容できる。

人の考えを否定したり、人の好きなもの馬鹿にしたりしない。自分がそうされるとすごく不愉快になることを知っているから。自分がされて嫌なことはしない(ように心がけている)。

次に趣味だ。

私は70年代ハードロックが好きで、特にツェッペリンが一番好き。

同じ趣味の男なら腐るほどいるだろうと考えていたが、自称音楽詳しい男性洋楽なんてビートルズ知ってりゃマシみたいなレベルばかり。

まあ、邦楽好きならそれはそれでいいんだろうけど、私はあまり邦楽が好きじゃないからそういう人とは合わない。せめてツェッペリンが分かる自称音楽好きと知り合いたい。

求める条件はこの二つなんだけど、これまでにそういう人と出会えていないということは、わがままな条件なんだろうか。

自分ができないことを求めている訳じゃないんだけどな。

あー、私が男だったらな。絶対付き合うのに。

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