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はてなキーワード: 月並みとは

2021-12-13

anond:20211213212457

月並みという言葉がずっと昔からあることを考えたら世間多数派はそうなのでは

複雑な会話ができないし自分オリジナル文章も作れない人がほぼ全員

2021-12-09

anond:20211209133621

父がそれやって母が機嫌損ねて別々で飯食うようになって、家庭崩壊したな。

月並みだけど、同じ食卓で同じもん食うのが夫婦円満秘訣なんだなって思ったわ。

2021-12-07

anond:20211207190139

セクハラされた時にどうアクションをとったか、どういう支援を使ったか

について貴重な体験を記してくれてて非常に勉強になるけどな。

ふだんのツイート関係なくない? (裁判で不利になるという指摘?)

しろ、こういう普通っぽい人が壮絶な被害にあってるって現実に戦慄した。

月並みだけど、頑張ってほしいとしか言えないね

2021-11-21

風俗号泣した

ラムラしてた。

から風俗にいってきた。

「よーし、パパ90分頼んじゃうぞー!」ぐらいのノリで。

彼女もいないくせに。

で、お店に行った。

最近入った若い子がいるとのこと。

の子指名した。

びっくりしたよ。

入ってきた子は可愛かった。

スタイルも良くて頭も良さそうに見えた。

若くて、JDぐらいに見えた。

他にいくらでも仕事があるように思えた。

から、良くないとは分かっていながらも聞いてみた。

「どうしてこんなところで働いているの?」と。

女の子困惑した。

ベッドに腰掛けた俺の隣に座ると、それでもぽつぽつと話し始めてくれた。

自らの半生を。

月並みに言って、壮絶だった。

物心つく前に父親が亡くなったこと。

母子家庭になって生活が苦しくなったこと。

小中と苛められて、心機一転高校デビューして成功するも学費が厳しくて中退したこと

今も生活が苦しいこと。

中卒だとろくな仕事に就けないこと。

からここで働いているんだと。

そうしたことを力なく笑うこともなく淡々と喋る姿を見ていたら悲しくなった。

俺は気付いたら泣いてた。

号泣してた。

女の子はえぇ…って感じで引いてた。

わず手を取って

「つらかったね」と

俺は号泣しながら声をかけた。

女の子は肩を震わせた。

声を出さずに涙を流した。

それから声を上げて泣き出した。

俺も号泣した。

ふたりで抱き合って泣き明かした。子供みたいにピーピー泣いた。

お互いの鼻を啜る音が聞こえるぐらいになってから「…する?」と女の子が聞いてきた。

俺は少しだけ迷ったが、最終的に頷いた。

それから一通りのセックスをした。

いつもと違ってた。

俺は店ではいつも紳士的に振舞っていても内心では肉欲をむさぼることしか考えてなかった。

今回は違ってた。

女の子淫靡な、小さな喘ぎ声さえ愛おしかった。

性欲を刺激されるんじゃない。

ただ愛おしく感じた。

喘ぎ声だけじゃない。彼女の腕も、脚も、お腹も、全てが愛おしかった。

彼女だけじゃない。

このお店の他の女の子も、受付のおばさんも、このお店自体も、この町も、この国も、この世界も、全てが愛おしく思えた。

俺はたぶん宇宙セックスしたんだ。

すべて終わって最後キスをしたとき、俺はまた泣いた。

彼女は唇を離すと「……ばか」と生きた微笑を見せてくれた。

から俺は決心した。

この店にまた行くことを。

2021-11-11

米山隆一議員と仁藤夢乃氏と室井佑月氏のアレ

私は多分政治イデオロギーリベラル・左寄りで、フェミニスト寄りの人間だと思う。

ここ10年くらい地方および国政選挙自民公明維新には投票していないし、夫婦別姓同性婚に関しては大賛成だし(むしろ反対してる人の知性と良識を疑うレベル)、110年間性犯罪に関する刑法改正されなかった・そして今なお暴行脅迫要件撤廃がなされていない日本まじやべえと思っているので。

そんな私にとって野党統一候補として衆院選出馬し見事当選した米山議員と、フェミニストとして女性支援活動に尽力して来た仁藤氏の言い争いは、あまり見たいものではない。

客観的に見て、登場人物の全員、言い分は正しく、そして少しずつ非があるなと感じている。

米山議員…ご本人も認めておられるが、「余裕のある人の趣味」という言葉選びが拙過ぎた。

環境問題でもジェンダー問題でも、人間が死んだり苦しんだりしている。

日本でも百年に一度クラス豪雨が毎年のように降って各地で災害が起きている。

から東大理IIIに行き、医学部在学中に司法試験パスし、ハーバード大学の附属病院に勤務していたという、漫画キャラでもいないような経歴の、医師であり弁護士であり国会議員でもある圧倒的な社会的強者かつ公人としては、それがたとえ有権者がそう思ってるよという文脈であっても、自身特権性を鑑みれば、言うべきではない単語だった。

だがTwitterというツールは140文字というシビア文字制限があるゆえに、万人に理解し易い誤解の余地のない文章を書くのはほぼ不可能なので、そこは考慮する必要があると思う。

また買春の件に関しては今回の衆院選の結果を見る限り、新潟県知事を辞任したことで一応の責任は果たしたと判断した有権者が多かったということなのかなと思う。

個人的に思うのは、米山議員が買っていた女子大生は文春報道によれば東京の名門私立大学学生で、売春していた内の一人は米山議員を「良いお客さんだった」とすら言っていたので、仁藤氏支援しているような女の子達とは毛色が違うように感じている。

パパ活おじさんはキモいけど、学費が払えない等のやむにやまれ理由がなくてもパパ活をする女の子は、素敵な奥様がいても浮気するおじさんと同程度、世の中に普通に存在しているし、そういう子達は“被害者”ではないように思う。

藤氏…夜の街を徘徊せざるを得ない複雑な事情を抱えた十代の女の子達の支援活動を行っている氏にとって、氏の活動フラワーデモなどに寄り添ってくれていた池内さおり氏や尾辻かな子氏が落選し、パパ活おじさん(文春の報道によれば複数女子大生関係を持ち同時進行もあったと書かれていたのでご本人は真剣恋愛相手を探していたと主張していたけれど以下略)が当選するという衆院選の結果は最悪以外の表現が出来ないものだっただろう。

個人としても同じ気持ちだ。

欧米だったら学生女の子買春して引責辞任したおじさんが公職に戻れるなんてまずあり得ないだろう。

でも米山議員説明していたように、米山議員ゴキブリ以下の存在だと思っているのが丸出しで、議論余地が全くなかったように思うので、ブロックされても仕方なかったように思う。

室井氏…仁藤氏は「米山議員にはもう室井さんという素敵な奥様がいるのだからもう二度とパパ活なんてしないだろう」という米山議員擁護者に対し、「どんなに素敵な奥様がいようともパパ活するおじさんは沢山いるし(佐々木希でも浮気される世の中だからね)、そもそも妻は夫の性欲処理機じゃない」と一般論反論を行った。

それに対して室井氏が「性欲処理機っていうのは自分のことか?!」と言い出すのはシンプル誤読だと思う。

「妻は夫の性欲処理機じゃない」という仁藤氏の弁は、「妻が嫌な時は夫のSEXの求めに応じる必要はない」というだけの意味だ。

まり藤氏は「室井氏は米山議員の性欲処理機だ!」とは言っていない。

しろ逆で「室井氏は米山議員の性欲処理機ではない」と言っている。

しかしこの言葉は言い換えると「室井氏がいようがいまいが、米山議員は今後も何か機会があればパパ活をするだろう」という意味なので、米山議員への侮辱に等しく、米山議員の妻である室井氏にとっても不愉快まりない言葉であると思うので、傷付いた!と感じるのは当然だと思う。

全員の気持ち理解出来るし、全員の言い分が正当だし、全員に悪い所がある。

今後どうしたら解決するのか考えてたんだけど、世の中「話せば解る!」なんてことはないので、米山議員国会環境問題およびジェンダー問題について尽力し、国政で結果を出すしかないように思う。

月並み言葉だけど、失った信用を取り戻すのは時間が掛かるので、それまではどうしたって逆風はあるよね。

弁護士である米山議員には釈迦に説法だけど、110年間変わっていなかった性犯罪周りの刑法改正されたけど依然として実態に即していない部分が多いです。

暴行脅迫要件撤廃されない限り今後も不当な無罪判決が出て、泣き寝入りを強いられる性犯罪被害者が後を絶たないと思われます

弁護士である強みを遺憾なく発揮して、正しい方向に変えて行って欲しい。

同時に、こちらも医師である米山議員には以下略だけど、他の先進国比較して日本女性のリプロダクティヘルス蔑ろにされています

緊急避妊薬のOTC化や安全中絶方法などが日本では認められていません。

こちらも医師である強みを以下略

国会議員の中でも米山議員ほど優秀な人ってあんまりいないと思うので、どうか頑張っていただきたいです。

そうすればTwitterでいちいち誰かを言い負かさなくても、自動的フェミニストから拍手喝采される政治家になるし、室井氏や新潟5区有権者の方々の審美眼の正しさも日本中に証明出来ると思います

変態紳士のススメ

中学生の頃、同じ図書委員女の子に恋をした。初恋だった。

好きで好きでしょうがなかったけど、パリパリンの童貞だった自分には彼女アプローチを仕掛けていく術など無く、「彼女に触れたい」という思いはいしか彼女が触れたものに触れたい」という気持ちに転化して、必然的変態行為に走ることになった。

しか変態行為彼女に発覚してしまってはすべてが終わってしまう。表面ではあくま紳士的にふるまいつつ、悟られぬように事を行わなければならない。言ってみれば変態紳士だ。

 

手はじめに、蔵書整理の時に彼女が使った軍手を持って帰って匂いかいだ。ホコリ匂いがした。

それからおもむろに股間にはめてオ○ニーをしたが、終わったあとはものすごい罪悪感におそわれて、彼女をそういう卑猥対象にするのはやめようと思った。ホコリまみれの軍手をはめたせいで股間に雑菌が入って大変なことになったが、天罰だと思って耐えた。

 

彼女が使っている髪留めと全く同じものを買い求め、こっそりとすり替え匂いかいだ。ゴム匂いがした。

もっと強く嗅げば彼女匂いがするかもと鼻の穴にねじ込んだら、奥まで入りすぎて勉強机の上に嘔吐した。親から勉強のしすぎでストレスがたまったかと疑われて検査入院させられたり、いない間に机の掃除をされて秘蔵のエロ本が軒並み廃棄されたが、天罰だと思って耐えた。

 

ある夏の日、彼女水泳バッグが準備室に置いてあった。準備室には自分ひとり。逡巡の後バッグを開けて顔を突っ込んで、思いっき匂いを吸い込んで元に戻した。塩素匂いがした。次の日の水泳の授業の時にそのことを思い出して勃起してしまい「勃起ング」という不名誉かつ月並みあだ名をつけられたが、天罰だと思って耐えた。

 

放課後の貸出カウンター彼女私物の本を持ち込んで読んでいることが多かった。図書館にはこんなに蔵書があるのに、それ以外にも読む本があるとは!との畏敬の念と、集中して本を読むその横顔を眺めるのに夢中でついぞ声を掛けることなどなかったのだけど、勇気を出して何を読んでいるのか聞いてみた。尾崎翠の「第七官界彷徨」だった。もう何回も読んでいるから興味があるなら貸すよ、という申し出に一も二もなくうなづいて借りて帰った。

自室で正座して本を広げると、わずかに花のような香りがした。劣情を催すよりも、どうしてお互い図書委員本が好きなのは分かっているのにこういう普通交流が思いつかなかったのかと、自分の浅はかさに慟哭した。

一週間かけて何度も読み直し、いかに素晴らしい本であったかを控えめかつ熱意をこめて感想を述べると彼女は微笑んで「気に入ってもらえて良かった。今度は君のお気に入りの本を貸してね」と言った。

 

しか自分吉川英治山岡荘八などの時代小説しか読まないうえに、自分で本を買う金を惜しんで図書委員になっているくらいだったから蔵書というものもなく、あれこれ悩んでいるうちに受験シーズンとなり貸出業務のローテーションから外されて、彼女に本を貸す機会にはついに恵まれなかった。

 

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彼女女子高に進学し、それから全くの音信不通となった。クラスも違えば共通の知り合いもなかったので、彼女がどこで何をしているのか知らないままに僕は大学を出て地元に戻って就職した。

働き始めて1年たってようやく気持ちに余裕が出てきたので、久しぶりに本でも読もうと市の図書館へと足を運んだ。何冊か物色して貸出カウンターに行くと、そこには彼女が、当時の面影を残したまま、いや、それよりもだいぶ/かなり/相当きれいになった彼女がいた。

「「こんなところで何やってんの?」」

ふたり同時に言って、ふたり同時に笑った。

貸出の手続きを終えて「それじゃあ」と言って図書館を出た後、しばらく外のベンチに座って頭の中を整理して、もう一度貸出カウンターに向かった。

「どうしたの?」

という顔をした彼女自分名刺を手渡して、

「裏にケータイアドレス書いてるから時間があるときにでもメールちょうだい」

と言って返事もまたずに家に帰った。本当は、

「借りるのを忘れた本があるんだ。君という一冊の本を。あの時読みたくて、読めなかった本。貸出期限は無期限で頼むよ」

と言うつもりだったが、言うのをやめて本当によかった。言っていたら多分、天罰だと思っても耐えきれなかっただろう。

 

幸いなことに彼女からはその日の夜すぐにメールがあって、何度かのやりとりの後には映画に行ったり美術館に行ったりして、なんやかんやあって今年の秋、彼女結婚することになった。

 

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中学高校大学と、華やかで彩られた学生生活とは無縁の人生を過ごしてきたけれど、人間地道に真面目に生きていればいいことが起こるんだなあと、しみじみ思っている。なので、現在のところ暗い学生生活を送っている人も、自暴自棄にならないでいい感じに頑張るといいと思う。

 

それと、件の変態行為については彼女は全く気がついていなかったようだ(勃起ングという不名誉あだ名は伝わっていたけれど)。そのおかげで今の生活があるのだと思うと、変態行為を行うのは男として仕方のないことだけれでも、あくま紳士的に、相手になるべく迷惑のかけない形で行うのが良いよ、と伝えたくてこの文章を書いた。今では思う存分、彼女の脱いだ靴下下着匂いを嗅いでいます

 

心のなかでは変態であっても、表面上は紳士であるべきだ。少年よ変態紳士であれ!

2021-11-05

anond:20211105004335

Vtuberオタクかつ、ハピエレコンテンツも触ったことがある男オタクだけど(あんスタも)

・一企業としてモラルがない→これは以前からそうです。にじやホロのVtuber関係炎上は調べたら結構出て来る(大きいのだと昨年六月頃のホロライブにおけるゲーム実況の許諾問題とか)。業界自体が出来て間もないせいか炎上して、問題を指摘されて、そこから企業学習していくという事が多いと感じる。

Vtuber界では大手と言ってもいいであろう企業なのに企画のチェック・対応がお粗末→自分も一オタクから内情は知らないけど、両事務所ともそこまでいちいち企画のチェックとかしていないと思う。配信者たちは(配信頻度は個人差あるが事務所全体としては)毎日配信していて、ゲーム配信だったり、自分たちで考えた企画配信だったり、企業案件だったり、それを所属配信者すべての分チェックするのはそれだけでも大変だと思う。そこに加えてライブ関係のレッスンやリハーサル、ボイス収録や歌の収録など、一人の配信者だけでもサポートするのは大変そうだなと思う。それがホロライブだと(JPだけで)30人程度、にじさんじだと100人近く配信者がいる。ホロライブだとマネージャー多忙に耐え切れず退職して何回も変わってるなんて話も聞く。だからオリジナルソングに関しても事務所側は大してチェックもしてないんじゃないかと思うし、割とVtuber当人達と依頼した作詞作曲者達に任せっぱなしだったんじゃないかと思う。だから良いという言い訳をしたい訳ではなく、ただにじもホロも一つ一つ丁寧に企画を精査する余裕があるようには一リスナーとして思えない企業であるという説明だけしておきたい。(個人の感想だし事実誤認がある可能性もあるので他のVオタクから異論あるかもしれない)

・あまりにも女性軽視がすぎる上に倫理観崩壊しており、まともに対話出来なさそう→Vtuberオタクに限らないけど(女性声優オタクとか)、女性推してるのに女性蔑視するオタクというのは残念ながら珍しくないので、Vtuberオタクもその一例に過ぎないという事ですね。比較良識がある人ですら「あんスタまんさん」って言っているという話だけど、本当に比較良識がある人は推し炎上話を表立った所でしたくない人も多いかあんスタファンのサイドからは声がみえてない面もあるんじゃないかと思いますTwitterだと特に。(noteとかの方が冷静な議論をみかける)戌亥とこや星街すいせいはそれこそあんスタファンから親近感持っている女性ファンも多いようだし、そういう人達はひっそりと憂慮してると思う。男オタクに限っても「あんスタまんさん」と放言する層が比較良識がある層という事はないと自分は信じたいが、そういうオタクがいる事自体は悲しいし、あんスタファンVtuberオタク全体に悪印象持っても仕方ないと思う。

あんスタが好きである公言する彼女らが(中略)好きなゲーム迷惑をかけてなんとも思わないのか→自分は戌亥とこや星街すいせいを追ってる訳じゃないけど、それでも彼女達のあんスタ好きはにじさんじやホロライブを知っていて彼女達を知っているなら聞いたことあるぐらいには有名で、彼女達二人が仲良いのもあんスタきっかけなんじゃないかと思うぐらいなので、なんとも思ってない事はないと思う。表立って発言出来ていないだけで、本人たちも今回の炎上は悲しんでいると思う。ただまぁどういう発言すればよいかは本人達も考えあぐねている部分があるんじゃないかと思うし、それこそ下手な発言したら自分推してるオタク達があんスタファンの側にキレて(既にそうなっているのかもだがそれを余計に助長する)しまうから慎重になっているのかなと思う。

にじやホロライブオタクかつあんタオタクという人も見かけるので、今回の件はそういう人にとっては辛い件だなと思う。あんスタファンサイドからしても自コンテンツに関わるクリエイター勝手に知らん界隈の文化世界観横流ししたらそりゃ良い気分はしないだろうなと思う。自分はどちらかと言えばVtuberオタク側だが、Vtuberオタクモラルは最悪だと思う機会が多いので(みんながみんなそうではないけど)、他界隈の人間Vtuberオタクが最悪って思われてもしょうがないなと思う。自分推しが関わった訳じゃないが、にじもホロもそこそこ見るし、ハピエレも好きなオタクとしては今回の件が双方のオタクにとって可能な限り不快感のない方向に着地してほしいなと思う。月並み言葉だが、Vtuberオタク側に「あんスタまんさん」と思うオタクしかいない訳ではないし、Vtuberオタクあんスタファンに心無い言葉を投げかける事に申し訳ないというか、大変遺憾に思うオタクもいる。気落ちするなというのも余計な節介だが、とにかくあなたが間違った事言ってるとは自分は思わなかったという話。

2021-11-01

anond:20211031185517

キトー小説を読み続け、気に入った文体のものをいくつか見つけたらそれを脳内で組み合わせてでっち上げていく

コレを繰り返す(一個だけだとパクリになるし自分なりののびしろがなくなるから複数見つけた方がいい)

月並みだけどやっぱり本読むしかないと思う、あと辞書暇つぶしペラペラめくったりとか、小説以外の本(ナントカ歴史とか、ナントカ学入門とか)もおすすめ

脚本術の本を読むのは鉄板らしいけど自分はよんでてイラついたから向いてなかった、多くの人間に読まれて楽しまれたいなら避けては通れない道だとは思う

2021-10-30

anond:20211028234804

そんなもん、平行線だろうな。

結婚願望がないという人と結婚したい人。

からストレート結婚したいことを伝えてみて、その気がないと断られたら、その人との結婚はないだろうな。

男のほうが元増田の背負っているものがわからいかもしれないので、「月並みだけど、子供や家が欲しいということに気づき、ここ5年で結婚しないとそれが難しいことにも気づいたので、彼氏結婚する気がないならもっと時間有意義に使いたい」と別れ話を切り出すところだろうな。

その後どんなライフイベントが欲しいか知らんけど、子供が欲しいがその先にあるなら、何歳ぐらいかART無しで子どもが作れなくなるか知っておいたほうがいい。

ぶっちゃけ、30歳の時点でART使わないと一人っ子可能性が高いし、ARTを使うにしてもどこまで使うかが夫婦間で意識が合わないと大変よ。

家というイベントが欲しいなら、それなりに信用記録が必要でありながら、35年後も収入があるとなるとそっちのタイムリミットもまあまあ近い。

元増田が何歳で定年の仕事についていて、いくつまで働くつもりなのかは知らんけどさ。

結婚さえできれば他に何もいらないというなら、ワンちゃん狙って今の関係を続ければいいんじゃない?と思うけれど、生涯未婚のおばあちゃんになることは覚悟しなよ。

彼氏と別れて独居老人かもしれない。

2021-10-23

自己保身のために嘘つくのやめよ〜って思った話

ぐだぐだ独り言言ってるだけだから時間無駄にしたくない人は読まない方がいい

から自己保身のためにしょうもない嘘をつくクセがあった。片想い期間が長かった彼氏に付き合って三ヶ月で二股かけられて振られたのが恥ずかしくて、彼氏のことを知らない友達半年付き合った後自分から振ったって嘘ついたりなんだったり。

あと、数年前、はてな匿名ダイアリーで盛った話をアップするのにハマってた。まるっきり根も葉もない話じゃないけど知り合いに言ったら虚言症だと思われるレベルの嘘をついた。本当は甲子園準々決勝決勝敗退なのに、決勝進出した、みたいなね。

いろいろうまくいかなかったからだ。

恋愛とか勉強とか頑張ってたことがことごとく途中でダメになって、だけどプライドだけ無駄に高すぎたかダメだったよって素直に友達に言えなかった。現実をうまく咀嚼できなかった。

ネットの中ではいろいろが叶ってる自分になりきっていたかった。

だけどそういうごっこ遊びにすぐ虚しくなって、はてな匿名ダイアリーの利用をやめた。 

それから数年後の今日、私がはてな匿名ダイアリーログインしたのは一人の夜がなんとなく寂しくなったからだ。まあこういう人間ですよ。惨めなぼっちは、しょうもない嘘松話に二、三個だけついてた温かなコメントを見たくなったんです。さもしいですね。

でさ、ログインしてみてびっくりしたんだ。二、三個しかコメントついてなくてブクマも多分ゼロだったはずの私のしょうもない嘘松話にめちゃくちゃブクマコメントがついてたからだ。なんで今更掘り返されてんの??あれかな、誰かの返信がめちゃくちゃセンスがあって面白くて連鎖的にバズったのかな、とか思った、だけど違った。ファクトチェックで嘘がばれてぼこぼこに叩かれてたのだ。

なんか、血の気が引いて、バズってもない数年前の投稿ファクトチェックを丹念にする人ってのがインターネットはいるんですねーこういう嘘ってバレるんですね、インターネットリテラシーを体で学びましたごめんなさいあはは、みたいな気持ちにはまあなった、なったんだけどそれ以上になんだかな、まあ恥ずかしくなったよね。

そりゃそうだって感じなんだけどさ、その恥ずかしさがなんというか、嘘をついていたことがバレた、人としての倫理にかかわる恥ずかしさとか話盛ってて現実のぱっとしなさが露呈した恥ずかしさもあるんだけど、なんというかもっと深い羞恥心?が重くのっかってきたんだ。

私はそりゃ、いろいろうまくいかなかったけどさ、自分なりに頑張ってはいた。それで甲子園の決勝には進めなかったけど準々決勝までは行った(もちろん甲子園というのは例えです、言わずもがな)。試合でそんなに活躍できなかったけど、少なくとも鬼コーチのしごきには最低限耐えた。

だけど決勝進出って嘘ついた瞬間、私は夢を持って白球追いかけてた私自身を、なんとか生きてた私自身を恥ずかしいものとしてドブの中に捨てちゃってたんだ。はてな匿名ダイアリーだけじゃない、現実の至るところで私は本当の私に「死ねよ、お前はいらない」って言い続けてたことに気づいた。こんなこと言うとありがちな自分を愛そう系自己啓発本みたいだけども。

こういうこと言っても狼少年的に嘘だと思われるかもだけど、こんな私にも気の置けない友達が少しいる。支配的な親との関係で病んでたとき関西からわざわざ飛んできてくれて、話を聞いてくれて、実家を出ることに対して背中を押してくれた幼なじみもいる。まるきり孤独というわけではないのに、ずーっと孤独感が抜けなかった。それは親子関係不和もあるだろうけど、というか根幹はそれかもしれないけど、今の私自身の問題として考えると、私が私自身のダメなところを認めて、受け入れてあげなかったから、っていうのがしっくりくる気がした。

本当に月並みだ。理屈は分かってたつもりだった。

だけどファクトチェックによって嘘が浮き彫りになったことによる羞恥が分からせてくれた。

あと繰り返すようだけど嘘やごまかしってなんだかんだバレるんだって教えてくれてありがとう。というか倫理的に良くないよね。過激正義厨を全肯定する気はないけど、自分他人貶める普通によくないことしてました。反省してます

友達が少ない理由として、私の保身の嘘がバレてて陰で「こいつは嘘松認定されてる可能性は濃厚だよな。

それと最後に、あのときコメントくれた増田たち、嘘ついてごめんね。

2021-10-16

anond:20211015163208

ありがとう同業者で完全善意で動いてるのに結果的に同じことになっていてもやもやしてたけど晴れたよ。

同業者としてそれは善意でも同じことを提案するなあと思ったのは自分からも書かせてほしい。

≫高すぎる目標設定

出来ない子は学校で散々否定されてきていることが多い。勉強におけるガソリンであるやる気をそもそも失ってしまっており、目標はせめてやる気が出るものでないとまず勉強を頑張れないので、結果的に高い目標になる。

≫③必要ない授業を受けさせる

例えば本来は「数学Ⅲ」が必要な生徒なのに、まずは基本を固めましょう!と「数学1A」を延々とやらせしまうとか。

数Ⅲが出来ない生徒が数Ⅰ、数Ⅱから出来ないのはよくある話で、これは誤解しないでほしい。数Ⅰ、数Ⅱが出来ていることが模試で明らかで、Ⅲから先生が変わって学校でついていけなくなったとかなら分かる。

≫④更に授業を増やす

やってみて出来なくて、授業を取った結果、さらに授業が必要だと分かることはザラにある。

復習も一人で出来るようにするのがベストなのもその通りで、こちらとしても一人で出来るように働きかけているけど、出来ない生徒はそもそも心配になるくらい自律心が全くないことが多い。結局働きかけも虚しく、時間と手間をかけたのに何も変わらず、じゃあ最初から先生に見てもらえれば良かったじゃん…と思うことは、ままある。

逆にほんまにそうと思ったことは以下かな。

本来生徒に足りないのは家での反復復習なので、教室での新たな知識の詰め込みを増やすのは悪手。

どうしても必要知識は入れなきゃいけないけどね。反復演習が大事なのはホントそう。ただ、生徒のペースに合わせてると間に合わないのも事実からバランスが難しい。

≫仮に悪意がなかったとしても結果的にこのようなケースに陥ってしまっている親子は多い。

塾側が誠実にしっかりスケジュールを組んだとしても、子の学力が予想を下回っておりスケジュールについていけなくなるパターン

時には退くことも大事だし、厳しい言い方になるが、そのお金を本当に今この子に注ぎ込んで後悔しないかじっくり考えた方が良い。

→時には本人の反対を押し切って大学受験を辞めさせることも必要だと塾側としても感じるよ。

≫塾は行かせれば成績が上がる魔法アイテムじゃなくて、メリットデメリット併せ持つもの

体力も減るし、ストレスもかかる。お金も減る。時間も減る。夜寝る時間が遅くなる。

今、子に与えるこの授業が家族にとって苦い良薬になるか、毒になるかを親がしっかりと判断してほしいと思っている。

月並みですが、ちゃん家族で話し合って進路を決めてほしい。

最後はご家庭の責任です。当たり前だけど。我々は本人、ご家庭が最善の判断ができるようになるべく情報提供したり、働きかけを行うけど、公教育慈善事業ではないので任せっきりだと何も上手くいかないです。

2021-10-15

個別指導塾でカモにされやすい親子【追記あり

※(追記)
当初個別指導塾と書いていましたが、半サロン的な個別指導塾と言った方が正しいな...と思ったので一部を書き換えました。適宜フェイクなど入れてあります
ですが、集団だろうと大手だろうと親、子、塾のすれ違いや情報格差存在します。
どうか本当に気をつけてほしいと思います。本当に気をつけてほしい層にこのメッセージは届かないと思うけど...。

個別指導塾で4年ほど働いている。

自分の働く教室ではカモ、いやもはや詐欺といってもおかしくないレベル指導ゴリ押しが横行しており、やるせなくなってきたので一部を書く。

これから書くのはバカな親と子がカモられるまでの一例である

①高すぎる目標設定

まず初めに言っておきたいことは、個別指導塾に来る親子には総じてバカが多いということである

子の方は集団指導塾の一律授業についていけず、脱落したやつ。

そして親の方は受験知識ノウハウも何も持ち合わせないまま、とにかくプロに金さえ出せば合格に導いてくれると思っているバカ親だ。

こういう親は集団指導塾に行っても子にどの授業を受けさせればいいかからないので、全部”おまかせ”でやってくれるオールラウンダー、1対1で見るからに高級感のある個別教師を信じてやってくるわけだ。

面談にのこのこと現れたカモ2匹を塾長の鋭い眼は見逃さない。

相手受験知識を一切持ち合わせていないと知るや、無知に付け込んで甘言を流し込み、本来なら手の届かないような難関校にも合格できるかも、と思わせる。

どうです、今ここで1年頑張ればその後の人生が大きく開けてきます。僕たちと一緒に頑張ってみませんか。

そして「難関校に合格するための」大量の授業を素早くセッティングしてしまうのである

模試を受けさせない

手早く囲い込んだ後は、模試絶対に受けさせないようにする。

というのも、模試を受けると生徒の悲惨学力が明らかになってしまい、親子が夢から覚めて正気に戻ってしまうからである

なので、実力がつくまでは逆に負担になるとか、模試は直前期だけでいいとか適当を言って外界と接触させないようにする。

過去問も解かせない。

外界と接触させないというのは問題もそうで、大学受験レベルになると流石に青チャートとかの一般書を使うんだけど、小学中学くらいなら塾が用意したお手製のプリントとかを使う。

客観的判断して内容は間違ったこと言ってないし、まぁよくできてるプリント

だけど全てが塾の中で完結していくので依存度が高まるという点で注意。

必要ない授業を受けさせる

ここが一番の詐欺ポイントで、受験関係ない科目を授業の山の中に紛れ込ませてしまうのである

例えば本来は「数学Ⅲ」が必要な生徒なのに、まずは基本を固めましょう!と「数学1A」を延々とやらせしまうとか。

もしくは9割が文法問題を占める英語試験なのに、長文読解の対策授業を受けさせるとか。

親子はハイハイと言われるまま授業を受けているので気づかないの。

信じられないと思うだろうが、サロン的な個別指導塾に来る親子は本当にこのような、自分の頭で考えない人が非常に多いのである

④更に授業を増やす

個別指導に来る子の成績不振の原因というのは、大体が「復習が自分でできない」ことに収束する。

集団指導塾に通う生徒や塾を必要としない生徒は、受けた講義の復習を自宅でして...という良サイクルができるのだが、個別指導の子は復習ができない。

から自分1人で勉強してもちっともわからないけど、先生質問しながらやるとできるぞ!ということで講師依存していく。

本当は少しずつ講師を脱却して自習サイクルを身に付けないと受験では戦えないのだが、そんなことを言っていては個別指導塾商売にならないので、より講師依存させていくのである

親子が成績が伸びない...と不安吐露しはじめたらチャンスで、じゃあもうちょっと頑張りましょうか!と更に授業を増やしてお金を取る。

本来生徒に足りないのは家での反復復習なので、教室での新たな知識の詰め込みを増やすのは悪手。

やっぱり成績が伸びない...→じゃあもうちょっと頑張ろう!の無限ループでどんどんと授業が増え、親の財布も子の体力も擦り減っていく悪循環

終いには反復復習も塾内でやるようになっていって、1つ専用の自習室があって、そこに缶詰勉強する。

部屋には常に1人講師がいて質問に答えたり雑談したりして生徒と仲良くなっていく。

仲良くなるだけなら全然いいんだけど、塾やめたいけどあの先生がいるし辞めると気まずいし...とか言い出したらヤバいから早く辞めた方がいい。

⑤直前になって志望校レベルを落とす

いいように振り回された子どもには、基礎的な力は全くついていない。

無理な範囲勉強と日々の授業ラッシュをこなしボロボロになっているので、言わずもがな学力悲惨ものだ。

そろそろマズいな、と思ったところで漸く模試を受けさせる。

そして模試の結果にショックを受ける親子に、ここまで頑張ってきましたが残念...しかしま希望はあります!今からこの大学に向けて必死勉強しましょう!!とかなりランクの落ちた大学を勧め、適当勉強させる。

塾側としても全部落ちて浪人されると都合が悪いかである

大学ランクをかなり落とすので、あれだけ高いお金を払って勉強した数Ⅲも難しい長文も出ない。

最初から身の丈に合った大学を目指して勉強していればあんな高額で無茶スケジュールの授業なんて受けなくてもよかったのに。

気づいたときにはもう遅いのである


カモられないように

一部の個別指導塾ではこのような詐欺レベル商売が平然と横行している。

自分の頭でちゃんと考えられる親子にとっては、個別指導は適切なサポーターとなりうる。

が、バカな親子にとっては身を滅ぼす過ぎたアイテムである

バカなので自分たちがカモられていることに最後まで気づけない。

もっと酷いと、受験ストレス疲弊した親子が家庭内で衝突したりして子の成長に悪影響を及ぼす(実際そういう生徒も見てきた)。

自分もカモられていることに気づいたときは生徒にそれとなくプラン見直しを勧めたりしているが、自分1人の手ではどうにもならないのが現状である。あ~あ!

バカ搾取されるだけなんだ...バカを治すために入塾する塾でもこの有様。

どうしたらいいんだろうね?


追記

思ったよりたくさんの方に見てもらえているようだ。ありがとうございます

ブコメへの補足とか、ちょっと追記

とはいえ合格実績も相応に出さないと、新規入塾者(≒次のカモ?)が捕まえられないと思うのだが。別建てなのかな。」

当たりです。

ポスターになるような輝かしい実績を持つ生徒っていうのは、ぶっちゃけ最初から頭が良い生徒。

個別指導の塾っていうのは集団指導に比べるとちょっと特殊で、最初落ちこぼれだったけど頑張って成績上位に!みたいな子は実はかなり少ない。

最初から成績上位の子が入ってきて、それが更に伸びて輝かしい合格を掴む、っていうケースが大半。

まり、できる子は自分の苦手なところもよく理解しているので、その苦手部分だけ効率よく週1回の授業を取って、あとはこっちが何も言わずとも勝手勉強してくれるのである

この点集団指導だとどうしても大多数に合わせたカリキュラムなっちゃうから、賢い子ほどオーダーメイド個別指導を上手く使っているという感じ。

塾があれこれ言わなくても自分模試受けて次はここの授業をお願いします!って頼んでくるし、それで合格実績にカウントできちゃうんだから気楽なものである

纏めると、成績上位の子ほど少ない授業料で最大効果を出すので、その分の金はカモの子から引っ張っているのだ。

集団指導の塾では成績上位の子には奨学金が出たりするみたいだけど、落ちこぼれほど負債を背負い込む構図はどこでも一緒なんじゃないかな。

個別指導塾もいろいろ。増田の働くところが悪質なのだろう。合格実績数は何よりの見せ球になるし、模試の成果を見せないと納得しない親は多い。」

おっしゃる通り。

勿論最初から模試ちゃん分析して、面談できちんと質問してくる親もたくさんいる。ただ、そうでない親も、結構いる...。

あと、確かに自分教室はかなり悪質なものだと思うが、仮に悪意がなかったとしても結果的にこのようなケースに陥ってしまっている親子は多い。

塾側が誠実にしっかりスケジュールを組んだとしても、子の学力が予想を下回っておりスケジュールについていけなくなるパターン

親子塾ともにやる気はあるのでなんとかしようと更に授業を詰めるけど、効率が落ちる悪循環

全員が焦ってしまい、直前講習や補習に金を注ぎこむも結局は不合格、というように。

良くも悪くも塾と親子の距離が非常に近いので変な連帯感というか、駄目な時の文化祭前夜みたいになってしまっているのをたまに見かける。

時には退くことも大事だし、厳しい言い方になるが、そのお金を本当に今この子に注ぎ込んで後悔しないかじっくり考えた方が良い。

「カモ親子をバカって表現してるあたり増田業界の悪習に飲まれてると思う。依頼する人の事情は人それぞれということを忘れて客をジャッジしたがる人はどの業界にもいるが、総じて好感が持てないんだよね。」

一理ある。一理あるが、それでもあえてバカと呼ばせてもらう。

いか、世の中にはほんっとにどうしようもならないバカだっているんだ。

自分だって悪人じゃないからカモられてる親子を見つけたらこっそり生徒に話を聞くし、後述するお楽しみ会の時とかにそれとなく話を聞くよ。

でも駄目なんだよ。駄目なんだ。終いには心配するこっちが「人の指導に口を出す迷惑講師」ってことになっちゃう。

子ども子ども金持ちボンボンなんだか知らないがそもそも人の話を最初から聞かないやつも多い。

一応言っておくけど障害とかストレスとかじゃなく、ほんとにただこっちを舐め切っているやつとか。

答えのプリントを写してやってはいけないことを懇切丁寧に説明して、じゃあ問題解いてと言ったら目の前でまた答えをガン見し始めた時は度肝を抜かれたね。塾に来ないでくれ。

そんな中でも本当の被害者、つまりバカ親の下で振り回されるよわい子どもみたいなのは一定数いて、そういう子を見ていると本当に辛くなる。

子どもは親を選べないし、塾も選べないもんな。親は金だけは持ってるからな...。


※更に追記、一部修正しました。

「親に営業かけるのはまだいいけど、通塾してる子どもに友だち勧誘させるのが邪悪講師との関係性をバックに勧誘が「いいこと」と一方的に思わせて「営業」に駆り立てトドメ報酬図書券あげる。それで教育者面。」

これ!これはかなり気をつけてほしいところなので書いておく。

1人捕まえたらねずみ算式に人を呼ぶために、今度は捕まえた子を勧誘者側に取り込んでしまうんだ。

以下は小学生~中学生に向けて行われているものの一部。

教室にはすごろくポスターが貼ってあって、1人勧誘して教室に連れてきたらすごろくのマスが1進む。

一定のマスまで進むと「ガチャ」が引けて、ガチャポンマシーンを回して図書券だの消しゴムだのを当てる。

現実世界でもガチャ

生徒も結構ガチャ中毒というか、フォーナイトスキンの話ばっかりしてる子とかもいるのでやった~!となってしまうんだよね。

あとは教室内で定期的に「お楽しみ会」を開く(この時期ならハロウィン会とか)。

お菓子をいっぱい用意して、塾生じゃない友達も誘ってあげてね、って生徒を学校に送り出し、勧誘させる。

お楽しみ会には親も参加できるので、友達の輪、ママ友の輪から更に入塾者が増え...みたいな。

こういう塾ってもう内装とか人の話し方がかなりオンラインサロンっぽくて、あっヤバいな、と一瞬でわかる雰囲気があるのだけど、サロン文化に嵌った親には寧ろ意識の高い良塾として映ってしまうらしい。

「流石にこのレベルの「悪質」な塾はそうそうないとは思うけど、塾と顧客情報格差が激しい場合はこういう状況も起こり得てしまうという構造問題はある。」

本当にそうです。

全員が善意でも結果としてこのようになっているケースもある。

大手でも全然あります大手でも教室ごとに個性がかなり出るし、上記のような手で業績を出してる教室も確実にあるだろう。

から見れば綺麗でも、中に入ると全然違って、何かがおかしいのに指導されている子ども本人は気づけなくて、親も駄目で、全てが狂っていく家族は世の中にいっぱいある。

塾は行かせれば成績が上がる魔法アイテムじゃなくて、メリットデメリット併せ持つもの

体力も減るし、ストレスもかかる。お金も減る。時間も減る。夜寝る時間が遅くなる。

今、子に与えるこの授業が家族にとって苦い良薬になるか、毒になるかを親がしっかりと判断してほしいと思っている。

月並みですが、ちゃん家族で話し合って進路を決めてほしい。

幼い時からずっと塾に通わせて良い大学に行って良い会社に入って...と全速力で走り続けたらいつか絶対ヒビが入る。

肉体に入らなくても、精神に入る。自分って学生生活全然青春してなかったな、と後から思っても戻れない。

2021-09-30

anond:20210930234115

ペット亡くすのは辛いよな

うちも2年前に亡くなったけどまだ夢に見ることがある

悲しみがボヤけるのは悪いことではないと思う。忘れてるんじゃなくて受け入れられたってことだよ

焦って元に戻ろうとしなくていいんじゃない

月並みなことしか言えなくて申し訳ない

2021-09-18

月並み意見だけどセックスがしたい。

飽食が当たり前になっているのに

セックス飢餓状態に近いのは興味深い。

睡眠基本的には不足している。

ただ食だけが突出している。

2021-09-13

ガチャより環境ガチャのほうが重要

両親まじでクソ親だったけど、クソ親のおかげでまともに育ったから親ガチャあんまり関係ないなって思う。

でも、クソ親のもとでどうして自分がここまでまっとうに育ったのかなって考えたら、どう考えても環境だった。

親がクソだったけど、兄弟で力を合わせて乗り切ったし、親戚もクソだったけど兄弟絶対あん大人にならないって心に決めるきっかけになったし。

教師もクソだったけど、すごく境遇の似てる唯一無二の親友との共感きっかけになったし、就職したら周りの人間全部クソで、そうか、大人ってこんなものなのかって気づくきっかけになった。

それから周りの人間迎合することもむやみに反発することもアホらしくなって、自分の目で見聞きして正しいことを考えるようになって、やっと自立した人生を送れるようになった。

月並みセリフだけど、周りにそういう大人ばっかりだったか自分はまともに育ったんだなって思うと、親ガチャは失敗だったけど環境ガチャには成功したんだなって思うよ。

そういう意味での親ガチャ成功失敗って、要するに親が金持ってようがなかろうが、人格出来てようが出来ていまいが、大人になったときに人のせいにしないでまともに生きてられるかどうかだと思うよ。

少なくともうちの親ガチャは相当まともじゃなかったよ。でも、今の自分があるのはそのおかげだよなってしみじみ思う。

具体的な話を一つすると、もともと金を持ってた両親はバブル負債を抱えることになるんだけど、結局持ってた金も実力無視の運で手に入れたような金だったから、そのまま金もってたら今頃自分なんて完璧ひきこもりニートだったろうなって思う。

あの時負債を抱えて家まで追い出された惨めな負け犬みたいな両親を目の当たりにしたから、自分のちからでしっかり生きなきゃなって思ったからね。

あとは次に大事なのは病気ガチャだろうな。

どれだけ気をつけてたって脳卒中イチコロだし、若い時期に癌にならないとも言えない。

でも、幼少時代から思春期マジでクソだったから、割とこの年まで生きられて十分幸せだなっていう実感はある。

あとは生きられるまで生きようっていう気持ち

ちなみに言うと、自分の同年代にはその当時SSR級の親ガチャひいてる人間が知人親戚山のようにいたけど、9割が今クソみたいな生活してるよ。

そこまで含めて親ガチャっていいたいのかもしれないけど、自立したらその先は自分責任なんだから、それもわからないなら結局は自分ガチャ失敗しただけだろうな。

2021-09-04

anond:20210903223659

何を以って上方婚下方婚というかは人それぞれですが、

例えば収入についてでいうと女性の方が高収入社会的身分も高くて

結婚している人らが自分の周りに何組か居るので、女性下方婚をしない、とは言い切れないかなと思います

そもそも結婚に何を求めるかが人によってかなり違うのは確かだと思います

私は既婚者で、結婚に求めたもの月並みですが楽しいときは倍に、辛いときは半分に、という共有ができる相手を選びました。

2021-08-30

anond:20210830231917

引っ越せ。月並みだけど、他人は変えられん、だ。不動産屋なんてカネにならんことに労力使わない。

2021-08-28

アイアンリーガーに騙された -3-

2(https://anond.hatelabo.jp/20210828220400)のつづき

意志を持つということ

アイアンリーガー』は、基本的には優しい物語だ。彼らの努力や苦闘は最終的には報われ、そして(恐らく)最後ハッピーエンドを迎えるだろう。(迎えますよね?)

 しかし、物語ロボットたちが直面する苦難は、決して甘いものではない。先述したロボットとしての宿命はもちろんのこと、彼らが心を持つモノであるが故の葛藤は非常に厳しいものだ。そして彼らの葛藤を通して僕たちに投げかけられている問いも、また厳しい。

 彼らは意志を持つモノだ。意志を持つからこそ、自らの宿命を乗り越える余地がある。しかし一方で、意志は必ずしも良いものとは限らない。あるいは、仮に良いものであったとしても、それが良い方向に働くとは限らない。一つの意志は、別の意志を阻害する可能性を持っている。あるいは、意志もまた一つの「制約」になりうる。トップジョイと彼を取り巻くシルバーキャッスル葛藤は、その象徴的な物語だ。

 トップジョイスパイ行為がまだ明るみになっていなかった時点で、トップジョイシルバーキャッスルは相容れない様相を見せていた。ラフプレーをするトップジョイを、シルバーキャッスルは認められないのだ。

 それまで、シルバーキャッスルメンバートップジョイを温かく受け入れていた。そしてトップジョイ自身も、スパイという立場でありながら、シルバーキャッスル好意を抱いていたに違いない。それにも関わらず、ラフプレーを繰り返すトップジョイに、シルバーキャッスルは厳しい態度を取った。

 ラフプレーは、トップジョイスパイ行為としてのものではなく、真にトップジョイが良かれと思ってした行為だった。それでも彼らはそれを認められなかった。試合決勝点となるオウンゴールを決められてしまった時でさえ「笑って済ませた」彼らが、である。彼らは結果として、トップジョイを追いやったダークのバスケットチームと同じことを、トップジョイに宣告する。

 それは、シルバーキャッスルの「意志」と、トップジョイの「意志」が対立した結果だ。

 フェアプレーを貫く。それがシルバーキャッスル意志であり、同時に、シルバーキャッスルシルバーキャッスルである理由だ。もしトップジョイラフプレーを受け入れてしまえば、シルバーキャッスルとしてある意味がなくなってしまう。特定目的(つまり意志)を持った集団は、その目的意志に反するモノを本質的に受け入れられない。たとえそれが悪意でなかったとしても、そして、「あなたが好き」であったとしてもだ。

 そしてトップジョイスパイ行為が明かされた時、シルバーキャッスルは、彼に手を差し伸べることができなかった。

 シルバーキャッスルリーガーたちは、皆善性の象徴のような存在として描かれている。それまでの話を通して、彼らの正々堂々を尊ぶ精神や、仲間を思う優しさ、苦難を乗り越える強さは、繰り返し描かれていた。その彼らが、目の前で苦しんでいるトップジョイを、仲間として助けることを一度は拒絶したのである

 そこで提示されたのは、彼らが、彼らの持つその善性故に救えないモノがあるという事実だった。

 仲間を傷つけかねない状況を作ったトップジョイを、彼らは許すことはできない。仲間を、大切なものを守りたいからこそ、それを裏切ったトップジョイを許すことはできない。彼らは自らの意志で彼を拒絶することを選んだ。それは決して悪意ではなく、誰かから強制されたものでもない。

 トップジョイの背景を知っている僕たちは、その光景に胸を痛める。しかしその光景は、僕たちに一つの事実を突きつける。僕たちもまた、トップジョイを受け入れられないかもしれないという可能性を持っているということだ。あのシルバーキャッスルでさえ、彼を受け入れられなかったのだから

アイアンリーガー』は、シルバーキャッスルリーガーたちを聖人にはしない。彼らもまた迷い、限界を持つ、あくまで僕たちと地続きの存在として描く。それ故に、シルバーキャッスルの姿は僕たちの一つの側面である。時に悪意のないものを悪とし、集団から排除する冷酷さを、僕たちは抱えている。

 シルバーキャッスルの「シルバーキャッスルを守りたい」という意志は、トップジョイの「ここにいたい」という意志を阻むものだった。それは同時に、トップジョイが好きだという、シルバーキャッスル自身意志をも阻んでいる。「意志を持つ」こと、そしてそれを貫くということの逃れ得ない宿業を、『アイアンリーガー』は真正から描き出す。

 しかし、それでもなお、『アイアンリーガー』は希望提示する。トップジョイは自らの意志でダークの呪縛を断ち切り、シルバーキャッスルメンバーもまた、彼を許し、受け入れる。

 トップジョイもまた、自らの意志が自らの制約となっていたキャラクターだった。過去に観客を沸かせて得た喜びと、それに基づく「あの場所に帰りたい」という意志は、新たに生まれた「シルバーキャッスルにいたい」という意志最後まで阻み続けた。第八話から続いた、シルバーキャッスル子どもたちと心を通わせながら、ダークのスパイであり続けるという彼の矛盾した行動は、その葛藤の現れだったのかもしれない。

 しか最後トップジョイは自らの中にあった意志相克を決着させた。本当に自分にとって大切なものは何かを、自分意志で決めた。そして、たとえそれがシルバーキャッスルに受け入れられなかったとしても、ダークにも、そしてシルバーキャッスルにも、どこにも自分の居場所がなくなるとしても、それでも「守りたい」という意志を貫いた。外面的な制約も内面的な制約も乗り越えて、トップジョイ意志を固め、それを全うした。

 シルバーキャッスルも、そんなトップジョイを受け入れることを選んだ。それは、トップジョイシルバーキャッスルに受け入れられるようになったから、というだけではない。許すという行為簡単なことではなく、受動的な行為でもない。彼ら自身トップジョイの行動と意志を見て、彼ら自身意志で、彼を許すと決めた。彼を再び仲間として迎え入れることを選んだ。「トップジョイと一緒にいたい」という意志を貫くことを決めたのだ。

アイアンリーガー』で描かれているのは、人間に操られる可哀想ロボットたちの悲劇ではない。第十三話の最後、仲間に囲まれトップジョイの絵に描かれているのは、与えられた場所で、与えられた形で生きざるを得ない「意志を持つモノ」ーーそしてそれと地続きにある僕たちーーが、その意志故に苦しみながらも、最後に至った希望の姿だ。意志を持つモノは、僕たちは、内にそれ故の冷酷さを抱えたままで、それでも誰かに優しくなることができる。過去呪縛を振り切り、過ちを許し、弱さを乗り越え、そして、自由になることができる。『アイアンリーガー』は、意志を持つということの宿業に向かい合いながら、それでもその先にある希望を見つめている。

その旅路の果てに

アイアンリーガー』という作品を、あえて外形的な説明を諦めて一文で表すとしたらーー月並み申し訳ないが、「意志を持つモノが思う通りに生きるために戦う物語」とでも言うのだろうか。

 ロボットという存在が、人間隠喩としての機能を持っていると既に述べたが、それは作中で描かれているスポーツにしても言えることだ。確かにアイアンリーガー』でロボットたちはスポーツをしているが、作中ではどうにもスポーツに対する拘りが見えない。グローブをはめてサッカーフィールドに出るわ、サッカーチームが野球試合に出るわ(おまけに「野球なんて簡単よ」という暴言まで吐く)、剣の道はバッターボックスにあるわ、スポーツをしている人間が怒り出しそうなほどのいい加減さが、『アイアンリーガー』にはある。

 結局のところ、スポーツもまた、一つの隠喩象徴に過ぎないのだろう。大切なのは彼らが「思う通りにやりたいことをやる」ことであり、その場がたまたまスポーツだっただけだ。乱暴に言えば、別にクラシックが持て囃される世界ロックを奏でる物語でも、新古典主義に対抗する印象派という物語でも良かったということである。もしかしたら『アイアンリーガー』の世界のどこか別の場所では、やはりロボットたちがそんな戦いを繰り広げているかもしれない。いずれにしても、それがどんな場所であれ、大切なのは彼らが「思う通りに生きる」ということである

アイアンリーガー』の中で、ロボットたちは「人」と呼ばれる。『アイアンリーガー』では、人間ロボットも、同じ意志感情や心を持つモノとして、同じように「人」と呼ばれているのだろう。ロボットたちは「人」として、「人」故の葛藤に苦しみながら、自らの意志で、為したいこと為したいように為す。それはシルバーキャッスルロボットであろうと、ヒール側のダークに所属するロボットであろうと同じである。誰が何と言おうとも、それが望まれものでなくても、それが好きで、ここが好きで、ここにいたいから、だから、戦う。世界と、そして、自分と。

 マッハウインディはダークの支配を、ブルアーマーは生まれながらに課せられたバグ過去を、極十郎太は剣士としてのプライド固定観念を、キアイリュウケン自分に与えられた役割機能を、トップジョイは与えられた心の特性と思い出という呪縛を乗り越えた。

 S-XXXは、その可能性を垣間見せつつも、乗り越えるところまで行き着くことができなかった。悲劇ではあるが、それもまた戦いの一つの結末である

 そして、マグナムエースは、GZはーーそれはきっと、これから描かれていくのだろう。彼らの物語は始まったばかりだ。

 そういうわけで、冒頭に戻る。「ロボットスポーツをするアニメ」では『アイアンリーガー』の何たるかは一ミリも伝わらないし、しかもこのアニメ子ども向けでもない。いや、もちろん子どもも観れる内容であるし、ぜひ見てほしいアニメであるが、しかし、この物語に真に共感するのは、社会の中で何らかの役割立場を与えられて生きづらさを感じている大人の方ではないかと思う(無論、子ども子どもで様々な制約の中で生きているのであるが)。覚悟もなく軽い気持ちで見始めた人間が、何もかもが詐欺だと喚き散らすのも許してほしい。心の遣り場がないのである

 覚悟ーーもちろん『アイアンリーガー』というエンターテイメント作品を楽しむのに覚悟などというもの不要な訳だが、しかし、彼らの生き様に心を震わせられる僕たちは、ロボットたちの姿に、一つの覚悟を問われているような気がしてならない。

「正直に生きろ」マグナムエース第一話でそう言った。

 意志を持つということ、意志を貫くということは、痛みや葛藤と隣り合わせだ。しかしその道の先に、意志を持つモノだけが見ることのできる世界が広がっている。僕たちを雁字搦めにする世界のあらゆる制約の中で、それでも、僕たちが「意志を持つモノ」として生きていくことへの厳しくも温かい声援が、僕が第十三話の時点で『アイアンリーガー』に見た、僕の指針としてのテーマだ。

アイアンリーガー』は三十年近く前の作品だが、未だ色褪せることのない魅力と、令和の時代にもなお僕たちが向き合い続けている命題を宿している。この時代にこの作品出会えた幸運に思いを致し、僕にその切っ掛けを与えてくれた先達たちに心より感謝を申し上げる。

 そして、彼らの旅路の果てを、遅まきながら見届けたいと願う。

 おわり

※本筋とまったく関係がないのでここに書くが、そもそもとして、作品テーマというものは、作者が自分表現したいものを「表現するための」指針の一つであり、そして作品受け手の側に立てば、受け手が自らのフィルタを通して、ある種「勝手に」見出した「何か」、あるいは作品を「受け取るための」指針であると僕は考えている。そして、作品というものが、作者の発信と受け手の受信の双方によって初めて成立するものである以上、作者の意図するテーマ受け手の受け取ったテーマが異なっていたとしても(あるいは、作者がテーマを全く設定していなかったとしても)、そのどちらかが正しいということはあり得ない。(曲解を元に作品や作者を誹謗中傷するのなら、それは作品テーマ解釈とは別問題である。)作品に「真のテーマ」などというもの存在しないし、作者が作品テーマを込めようと込めまいと、そして受け取り手テーマを見出そうと見出すまいと、それは作品本質には何ら関係がないのである

アイアンリーガーに騙された -2-

1(https://anond.hatelabo.jp/20210828215226)のつづき

プログラムされた意思

 第九話では、トップジョイの正体と過去が明らかにされる。もともとダークスポーツ財団で「作られた」トップジョイは、ショックサーキットという枷を掛けられ、スパイ行為を「ほとんど」強制されていた。これまで意思を持ち、それを自由行使できると思われていたロボットが、実はそうではなかったということが、ここで明らかになる。

 もちろん、ショックサーキット自体第一話の時点でマッハウインディに埋め込まれた形で登場している。ダークスポーツ財団ロボットたちに背反を許さないようにし、彼らの自由を奪っている事実は、物語の冒頭から提示されていた。

 だが第九話から続くトップジョイ物語は、マッハウインディがショックサーキットに苦しみ、そして克服した第一話・第二話とは少し様子が異なる。マッハウインディが自らダークの元を去り、早々にショックサーキットを切除して完全にダークとの絆を絶ったのに対し、トップジョイはそこから十三話まで、「自らの意思で」ダークとの関係を持ち続けているのである

 トップジョイが――シルバーキャッスル好意を抱き、マグナムエースから手を差し伸べられていたにも関わらず――なぜ十三話までダークとの縁を切らなかったのかについては、明確な描写がなく、少々解釈が難しい。ここから先は憶測比重が非常に大きくなるので、ご容赦いただきたい。

 第九話で、トップジョイはフェアプレーを重んじるシルバーキャッスル、及びそれに共感する子どもたちを「理解できない」と言った。「ラフプレーをすれば客は喜ぶ」「客を喜ばせるのがアイアンリーガー」だと。

 これは、シルバーキャッスルを内部から撹乱するというスパイ行為による言葉ではない。トップジョイ本心だ。彼は本心ラフプレーを正しい行為と捉えているのである。同じ本心で、第八話でキアイリュウケンオーナーの絆に涙し、子どもたちと純粋交流を楽しんでいる一方で。

 同時に、九話ではトップジョイ過去と思いが垣間見える。「楽しむ」ことを大切にした結果、バスケットチームから放逐された過去。それでも忘れられない、バスケットリーガである自分に向けられた観客の歓声。あの場所に戻りたいという思いが、トップジョイ根底にある。

 彼がぎりぎりまでダークとの絆を絶てないでいたのには、この思いが大きいのではないだろうか。トップジョイがダークに従っているのは、ショックサーキットけが理由ではない。もっと根底の、自分存在のものに関わる意思ーーあるいは、心ーーである

 これは完全に僕の推測であるが、第八話で示唆された「ロボットは、人間役割を与えられ、それに相応しいように設計プログラムされて生み出される」という事実を踏まえると、トップジョイのこの「意思(心)」もまた、ある程度製造者によってプログラムされたものではないだろうか。

 作中で、ロボット意思思考、心が人間プログラムされたものだという直接的な言及は(現状)ない。だが彼らが「注文に応じて製造される商品」としての一面を持つ以上、ロボット人間赤ん坊と同じようにまっさら状態で納品されるとは思えない。彼らは製造された時点である程度の機体性能、そして知能と知識を有し、そこには人間意向が相当程度反映されていると考えるのが自然である

トップジョイ」という名前であるがーー彼らがある程度完成された状態で世に出るとしたら、彼らの名前は、その機能・性能にちなんだものであるのだろう(もちろんまったく関係のない場合もあるかもしれないが)。ロボット機能・性能は、つまり製造者が彼らに込めた役割と期待である。「ジョイ」つまり「喜び」。彼は、人に「喜び」をもたらす存在としての役割を期待されたのではないか。故に、ああいった明るい性格に設定され、他者の喜びを自分の喜びとするような性格プログラムされたのではないか。そして、そのプログラムされた心でラフプレーに喜ぶ観客たちを見て、それを自分の喜びとして、そして正しいこととして学習したのではないだろうか。

製造された時点でラフプレーを正しい行為としてインプットされていた可能性もあるが、第九話のトップジョイの「教わった」という言い振り的に、その可能性は薄そうである。)

 だが、その期待は裏目に出た。明るく楽しくを第一義とする性格チームメイトの反感を買い、彼は本来活躍するはずだったバスケットコートに立つことができなくなった。その後、シルバーキャッスルにおいてはーー彼自身純粋から本来スパイという立場を越えて、彼らに好意を抱いているにも関わらずーー逆にラフプレーを許すことができないシルバーキャッスルの皆の心を理解できず、孤立してしまう。

 そして、ダークから虐待を受けても、マグナムエースたちから手を差し伸べられても、本当に自分が望むことに気づきかけても、プログラムされた心で過去に学び、感じた喜びを忘れることができず、ダークとの繋がりを断つことができなかったのではないか

 人間の都合によってプログラムされた「心」によって、トップジョイは傷つき続けていたのではないか

 人間と全く同じように喜び、悲しみ、悩み、傷つく「心」を、人間の都合によって作り出すというこの世界の不気味さが、トップジョイによって突きつけられる。

 そして、第十一話でのS-XXXの結末が、それを決定的にする。

 S-XXXはこれまでのロボットたちとは違い、意思感情の乏しい存在として描かれる。それは本来、僕たちが「ロボット」と聞いて思い浮かべるイメージに近い。

 S-XXXはテンプレート的な「ロボット」として、命令だけを忠実に実行し、サッカーフィールドで「戦争」を繰り広げた。そして最後は、マグナムエースによって破壊される。

 第十一話では、これまでよりも明確にロボットが「商品であることが語られる。S-XXXはアイアンソルジャーという「商品」として、敵を殲滅する者としての役割として与えられ、その破壊力を期待され、品定めされる。彼のロボット然とした意思感情の薄さは、兵士として忠実に命令を実行することを求められ、そうプログラムされた結果なのではないだろうか。

 しかし一方で、S-XXXは「敵を倒す」という目的に対し非合理的シルバーキャッスルの行動に困惑し、動揺する。そして、マグナムエースの「新しい道」という言葉に、ほんの一瞬であるが、本来あるはずのなかった「迷い」を見せた。

 S-XXXにも、心は存在した。

 なぜS-XXXの製造者が「兵器であるロボット「心」が生まれるような知能を搭載したのか、その理由はよく分からない。スポーツ選手であるアイアンリーガーであれば、人間がある種のカタルシスを得るための機能として、人間と同じような心や感情を搭載する理由もある程度理解できるが、迷いが命取りとなる戦場に送り込む兵器に、それは不要のはずである

 もしかしたら「心」というものは、それは製造者意図的ものではなく、自分学習し、アップデートしていくことができるほど高度な知能には、逃れられない副産物なのかもしれない。

 いずれにしても、例え人間ほとんどをプログラムされたものであったとしても、兵器であったS-XXXにさえ、心は存在した。そして僅かに、けれど確かに「新しい道」へと進む可能性があった。

 にも関わらず、第十一話の商人たちは、彼を徹底的に「商品」として扱った。そしてS-XXX自身も、「戦場でない場所には存在不可能」と語っている。

 ロボットは、人間によって役割定義されている。そしてその役割を果たせなければ、彼らは自らの存在意義すら失いかねないのである

 この『アイアンリーガー』の世界に横たわる現実を受け止めるのに、相当な時間を要した。いや、実際まだ受け止められてはいないのかもしれない。人間は自らの都合によって、自分たちとほとんど変わらない心や感情を持つロボット役割という枠に押し込めて生み出し、その存在をも人間の都合によって左右する。この神の模倣とも思える傲慢さに、幾たび怨嗟を吐いたかしれない。

 一方で、自らの意志で生き、誇りを持って戦っているロボットたちを哀れみ、同情を寄せるようなことは、彼らに対する侮辱ではないかという思いもずっとあった。

 僕の心は千々に乱れ、分裂し、二転三転し、自己矛盾に苦しむ日々が続いた。「ロボットスポーツをする子ども向けのアニメ」を観てそんな感情に取り憑かれるなど、一体誰が予想できよう。

 しかし、である。一通り憎悪煩悶に身を投じた後に、ふと気づいたことがある。

 ロボットたちが置かれた現実は、結局、僕たちの生きる現実と同じなのではないか、と。

人間ロボットロボット人間

 僕が七転八倒している時、僕に『アイアンリーガー』を教えてくれた先達は、一つの問いを僕に投げかけた。「ならば、アイアンリーガーはどうなったら幸せなのか」と。

 頭を殴られたような衝撃を受けたせいで、僕がその時どのように答えたのか、正確には記憶していない。「彼らが、やりたいことをやりたいようにやれる」のようなことを言ったような気がする。

 月並み言葉を振り絞りながら、僕はぼんやりと「どこかで聞いたような話だな」と思った。よくある話。人間幸せを語るときに、よく言われるような言葉だと。

 そして、僕の思考は再び振り出しへと戻った。『アイアンリーガー』に最初に感じた、違和感にも似て、それでいて温かかった感覚人間ロボットが、同じ意志や心や感情を持つ存在として、同じように生きている世界

 第一話でマッハウインディはこう言った。俺たちロボットも「人間と同じなんだよ」と。

 それはつまり人間もまたロボットと同じであることを意味する。

 この国で生まれれば(その実態はどうあれ)、僕たちは一応、自由意志(ここでは各種の哲学定義無視して、単に「他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択自発的に決定しうる意志」という意味で用いる。)を認められた存在である

 しかし、完全に自由人間など存在しない。人間もまた、さまざまな制約の中で生きている。親、夫、妻、上司、部下、教師学生、老人、若者、友人……そういった役割立場を与えられ、家庭環境ジェンダー経済力文化時代価値観……そんなあらゆる枠に押し込められながら、社会の中での「あるべき姿」「あるべき意志」を定義され、それに応える「社会人」に育てられてゆく。それは、人間、あるいは「社会」の要請意思や心をプログラムされるロボットと、実はそう大差ないのではないか(語弊を恐れずに言えば、教育とは一種プログラミングである)。

 真に自分の望むように生きている人間などほとんどいない。皆、社会の中で折り合いをつけながら成長し、社会の中で生きている。そして、労働市場の中で自らの価値を計られ、自己存在意義を証明し続けることを要求される。

(そうあるべき、と思っているのではない。ただ事実として、それが資本主義社会の一側面であることは否定できないとも僕は考えている。)

 その姿は、役割を与えられ、商品として売買されるロボットに重なる。

 もちろん、『アイアンリーガー』においてロボットたちが置かれている状況は、僕たち人間より深刻だ。彼らは自らの存在の前提として役割がある。役割がなければ彼らは存在し得ないし、その役割への期待に基づいてプログラムされた意志や心の拘束度は、人間のそれよりも遥かに強い。

 しかし、あらゆる寓話がそうであるように、度合いが強いからといって、それが全く違うということにはならない。制約の中で、それでもなお自らの意志を貫き通そうとするロボットたちの姿に、僕たちは僕たちの姿を見るのである

アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがきに書いてあったことだが、アンガス・テイラーという人は、フィリップ・K・ディックの書くアンドロイドについて(「機械的な行動パターンに侵された」、あるいは「内面的に阻害された」)人間隠喩象徴であると述べたそうだ。そして訳者浅倉久志氏は、この作品の中に「人間とは何か?」というテーマに取り組んだとしている。『アイアンリーガー』も、それと似たような物語ではないかと、僕は思う。つまり、『アイアンリーガー』に登場するロボットたちもまた、僕たち「意志を持つモノ」、つまり人間隠喩であり、『アイアンリーガー』は、「意志あるモノが自由を手に入れる」物語ではないかと。

 こんなことを考えているうちに、僕は『BEASTARS』のことを思い出した。『BEASTARS』の登場「動物」も、姿形は動物のそれであるが、やはり人間と同じような意思感情を持つ。彼らを通して描かれているのは、そういった心を持つモノたちのドラマだ。人間と同じ意思感情を持つモノたちが、しかし肉食・草食動物それぞれの身体特性、言い換えれば宿命という強制と制約を背負いながら、学校という一つの閉鎖社会の中で苦悩し、ぶつかり合い、時には折り合いをつけながら生きていく。負った宿命の中身や程度は違えど、そこに描かれているのは紛れもなく心を持つモノーーつまり僕たちの物語である

 と、このような書き方をしたが、あくまでこれは『アイアンリーガー』(や『BEASTARS』)という作品に僕たちが心を動かされる「絡繰」、結果論をそれっぽく言い募っているだけである。『アイアンリーガー』は(恐らく)寓話ではないし、アニメスタッフが彼らロボット人間象徴、あるいはその苦悩の投影先として選んだ、というのも(なんとなくだが)違うような気がする。正直、単にロボットが好きなだけな気がしてならない。

 これについては、象徴隠喩というよりも、同じく『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の訳者あとがき引用されていた、次のような表現が相応しいように思う。(原典に当たっておらず申し訳ない。)

ディックにおいて、人間アンドロイド生物学上の、あるいは自然科学上の区別は、まったく無意味である。(中略)ディックは、『アンドロイド』と『人間』の形式上区別には関心がない。(中略)ディック世界では、そもそも人間機械自然と人工といった単純な二分律は棄却されている」(『銀星倶楽部12 後藤将之氏「フィリップ・K・ディック社会思想」)

アイアンリーガー』に描かれているロボットたちの生き様を語るのに、彼らが生み出された経緯や理由に潜む人間の驕慢さなどは、意味をなさない。彼らの前で、人間自分たちと同じ心を持つモノを恣意的に生み出すという行為の是非を問うことは無意味であるいかに彼らのルーツに薄ら寒い人間欲望が渦巻き、彼らの意志人間によって指向性を持たされているとしても、それは彼らが「その」自らの意志決断し、戦い、生きてゆく征途の輝きを何ら曇らせるものではない。

 彼らは、ロボットとしての宿命を背負う自らの存在を呪うことはない。背負った宿命の中で、心を持つ故に葛藤に苛まれながらも、心を持つ故に抱いた意志で、自らの宿命を乗り越え、未来を切り開いていく。フェアプレーをしたい。スポーツをしたい。道を極めたい。この場所にいたい。君と一緒にいたい。たとえ世界がそれを許さなくとも、世界がそれを笑おうとも、自らの意志で在りたいように在る。その姿は僕たちと地続きのものだ。彼らはロボットであるから尊いのではない。僕らと同じであるから、眩しいのである

3(https://anond.hatelabo.jp/20210828220439)につづく

anond:20210828075307

ドキュメンタリーって問題を映し出すみたいなとこあるし

充実してたら問題いかドキュメンタリーの題材にならないよね

でも俺の周りは年寄りでも独身の方が充実してそうな奴多いけど

「家庭築く=幸せ」って固定観念やっぱどうしても拭えんけども

子持ち家庭は冷めてても離婚しにくいか

単なる共同体になるし

うちの親も二人で旅行とか行くくらい仲良く見えるけど

愛というより熟年離婚したら老い心配からってのの方が大きいとおも

カーチャンから好きな人できたって言われたし

結局周りと比べても意味ないって月並み結論だけども

2021-08-19

高身長にも優しい社会

大げさかもしれんが、身長高いと辛い。

飲食店テーブル。低い、低すぎ。何が困るかって、まっすぐに足をまげて座れない。超ストレスだし腰いたくなる。

あと月並みだが頭ぶつける。経験者は分かると思うが、不意にぶつける頭は何故あんなにも痛いんだ。

平均身長が高くなってきてもうずいぶん経つんから高身長用○○、とかも出してくれよ。

幼児用とか小さいのはあるんだしさ。

2021-08-16

アプリでろくな男とマッチしない

当方26♀。

マッチングアプリを1年くらいやってみたが、ロクな男とマッチしない。

私は私でまともな女じゃないのは分かっている。

その日会った男と寝ることに抵抗はないし、今まで付き合ってきた男もクソ男が多い。

からまともな男マッチしない原因が自分にあるのは重々承知いているが愚痴らせてくれ。

 

男①

親に貰った九段下マンションに住んでる司法浪人28歳。顔はイケメン

肩書司法浪人となっているが本当に受かる気があるのだろうかというほど勉強してない。(私が誘えば基本、希望した日時で会える)

2回目会う時は宅飲みにしたが行ってみたら1人で3LDKに住んでる。広いのに、部屋が汚い・散らかっている。

セックスでは自分は何もせず、寝っ転がっているだけで、私が跨ってするしかない。私は風俗嬢じゃない。

 

男②

飯田橋に住んでる財務コンサル32歳。顔はまあまあ。

仕事が忙しいようで会うのは基本21時以降。コロナ飲食店はやっていないので最初から宅飲み

初回に行った時、親が持つクルーザーで今でも毎年家族旅行しているとかじいちゃんに貰ったマンション家賃収入あるとか自慢を聞かされ、

一通り自慢話が終わると、飲み始めて30分も立っていないのにセックス開始。私は金じゃ濡れんぞ。

前戯も本番も動作は下手くそだったが、チン子がデカイので悔しいことにそこそこ気持ちよかった。

 

男③

自称麻布育ち勝どき在住35歳会社経営者。後から知ったが既婚者。顔は造形は月並みだが、歳の割に肌が綺麗。

初回デート銀座寿司を食べた後ペニンシュラに行くというベタコースだが、ベタからこその魅力は否めない。

以降もメズムやらエディションやら最近流行りのホテルを取ってくれ部屋飲みしたり、

外食したあと青姦したりと頑なに家に呼ばないなと思っていた(プライド高い男は自慢したい家に呼びがち)。

良い思いしているので気にしないようにしていたが、結局既婚者だった。

セックスは力任せの手マンと力任せのピストン運動快感は無いが、ムードを作るのはそれなりで悔しいが濡れてしまう。

  

共通点

ボンボン

スペックは高い

・他の女の気配を隠そうとしない

セックス独りよがりまたは下手

2021-08-13

東大王』が180度違う番組になっていた

もともと『東大王』は東大生の中でもクイズ研究会部員構成された

東大王チームが「知識の壁」となって挑戦者チーム(インテリ芸能人だったり大学クイズ研究会だったりする)を迎え撃つ、

そういうコンセプトの番組だったのだが

それが数年間の放送期間のうちにルール変更やメンバーチェンジやら

問題傾向の変化(明らかになぞなぞ・ひらめき系が増えた)を経て

どんどん月並みバラエティクイズっぽくなって

そして今週放送された企画

芸能人専門家からなる遊園地マニア軍団と、遊園地について1ヶ月勉強した東大王チームが対決する」

という内容だった

明らかに「壁」と「挑戦者」の役割が完全に入れ替わってて、

そもそもわざわざ勉強するなら東大生にやらせ必要ないよな…

と予告の段階から思ってた

本編をTVerで見たが、予想通りだった

東大王チームは負けていた


こうなった一番の原因は

制作側が「東大王チームのアイドル化に色気を出しすぎた」

ことだろうと考えている

過去には東大メンバー修学旅行と称してハワイに行く回(申し訳程度にクイズはある)や

今年の頭に「プロジェクト東大王」というアイドルオーディション番組まがいのことをやっていたが

正直アイドル視されてないと成り立たないような企画である

水上颯と鈴木光の人気は実際凄かったし

2人のビジュアルは「ただのクイズが強い東大生」として消費することを許されなかった

その延長の「インテリアイドル」を必死に作り出して担ぎ上げているのが

番組の現状であるといえる

初代キャプテンである伊沢拓司は現在Webメディア「QuizKnock」を運営していて

YouTubeでの発信も行っているが、その動画に出演しているメンバーにもやはりアイドルのようなファンがついている

伊沢自身は「QuizKnockはアイドルではない。歌手デビューしろと言われたら全力で断る」と発言している(https://telling.asahi.com/article/13022469)

が、「アイドル視されている」ことを認識しているからこそ出てきた言葉だろう

今の『東大王』は東大王チームに歌を歌わせてももはや驚きはない

YouTubeでQuizKnockの動画コメント欄にはよく

視聴者置いてきぼり」と書かれることがある

要するに「問題難易度が高すぎるor会話の内容がマニアックなため自分は全くついていくことができなかった」という意味である

もともとクイズが好きで動画を見始めた自分からするとこの感覚は正直かなり理解し難い

この視聴者はわからない内容の会話をどうやって楽しんでいるのだろうか?

やはり「アイドル視して楽しんでいる」としか説明仕様がない

決して絶世の美男子ばかりを取り揃えているわけではないが、

スタイリストをつけ、テレビバラエティ番組のような編集をした動画出演者

一度注目されればアイドル視を避けることは不可能なのである

(余談だが、「視聴者置いてきぼり」はせいぜい高校レベル理科社会の内容でも書かれたりする)

東大王』に話を戻せば、

そういった「クイズ的or学問的な知識があまりない」層に向けて

問題をひらめき寄り、もしくは簡単問題シフトしていったのだろう

どうせだったら「問題面白い」と思ってもらえるほうがいい

(私はひらめき系の問題をそこまで面白いと思わないのだが)

プレイヤーアイドル化をどう捉えるべきだろう

スポーツ選手やら将棋棋士が、好きな女性タイプが何であろうが、風呂最初にどこを洗おうが

競技には無関係のはずである

しかアイドル視するファンが一度できてしまたからには、

そのようなくだらない質問に答え続けなければならない

趣味多様化しどの業界もいつ見捨てられるかわからない今の時代から

しょうもないファン無視できないのだろう

競技の本当の面白さを理解できる人はほんのわずである

将棋AI評価値を見てああだこうだいってる人が大半で、

有段者でないとプロの手に好手・悪手を自分なりに判断できないだろう

野球サッカーみたいなメジャースポーツでも、プロでも難しいプレー

さもできて当たり前のように語る未経験はいっぱいいる

クイズもその例外ではなく、

クイズの内容は全くわからない、でも参加者は魅力的」と感じるような

アイドルファンが『東大王』とQuizKnockには増えすぎてしまったと私は考える

しか野球サッカーのようなメジャー競技経験者による「わかってる楽しみ方」が崩れないのに対し

クイズ界はむしろ経験者による「ニワカ的な楽しみ方」が支配的になるんじゃないか、と危惧している

難しく見える問題をすごいすごい言った方がバラエティ的には映えるから

番組としての『東大王』は来年3月までに終わるんじゃないかと予想してる

ぶっちゃけて言うと今の『東大王』は存在意義を感じない

遊園地特集をしたいならジャニーズにでもロケ行かせたほうがよっぽど面白い

東大王』が人気を得た理由を未だに番組側が理解してないのだろうなと

放送を見るたびに感じる

2021-08-11

写真が嫌い

月並みだけどブスになるから

他の人も現実よりブスになってる子多いから気のせいではない。

今はやりの肌がきれいに見えるやつを使えばいいけど他人にそれを強制できないから…

動画ならまだまし。写真とりたくない…でも現実から逃げちゃだめだ…

でもそもそも写真現実じゃないのになんでこんなもので苦しまなきゃならないんだ…

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