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2014-07-02

http://anond.hatelabo.jp/20140702201100

寧ろ、「同盟国のアメリカが行う戦争に乗っかる権利」みたいな解釈してるけど

中国を中心にアメリカ一強体制が崩れつつあるから

反中国で日米を一枚板にするってことと

コウモリやりません」っていう誓いに近いんじゃね

んで、安部勝ち馬アメリカと踏んで乗っかったってことかと

まぁ、仮に中国が勝つにせよあの国の意向に乗っかるのはヤバ過ぎるし

消去法的に妥当だとは思うよ

あ、「スイスみたいな中立であればいい」ってのは

脳みそ花畑のタワ言であり、誰にも信用されないコウモリ宣言だっていう前提ね。

しろスイスを目指すっていうと、アメリカとか中国から見ると

「独自武装で強化して勝ち馬に乗ろうとしてる」と見られるだろうし。

まぁ、しゃーないんじゃね。アメリカ陣営中国陣営かって話しだよ。

個人的に「スイスみたいに~」の発想は極右的と俺には思えるんだけど

何故か左派陣営に支持者が多いよな、不思議だ。

2014-06-24

日本野党が育たない理由

新聞で「集団的自衛権」にまつわる記事を見て気がついた。

日本の政治が幼稚なのは、大枠としてマスコミ責任がある。

その理由を書く。

集団的自衛権に反対している一般市民の理由に、「議論が足りない」という項目がある。

これ、それなりに進んでいる、あるいは同じ事の繰り返しに終始しているのかもしれないけど議論の中で、ただの一つも与野党合意した要素って無いのか?

一部は合意したところもあるが多くが不合意なのか、実は一つも合意した点がないのか、その説明が一切なく「議論が足りない」、これはメディアの説明不足だろ?

ここから俺の頭の中でロジックが飛躍して、マスコミって「野党通信簿」を真剣に報じないのな。

理由は「自分たちの反対意見野党意見だ」として公表するから、実は一部合意されているなんてことは、あっても報道できないんだよ。与党には一分の理があると、そこからまぁなぁ…)と与党の声に耳を傾けようとする人が出てくる。それだと反対陣営の中に亀裂が走る可能性が高まる

野党の反対にも理由がいくつかあって、是々非々総論賛成各論反対、党のアイデンティティに関わる反対、議事進行上の反対(昔の国対政治だ)、理解出来なくて賛成できない、等々グラデーションがあるのに、マスコミはそういうことも報道しないんだよな。

から現実主義者には「野党って本当に「何でも反対」だな。馬鹿なんだな」としか見られない。

これじゃぁ野党国民の目に晒されて育つことは、不可能だよ。

2014-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20140615190402

から失礼するが

過酷労働」の定義を「最も多く価値生産する義務を負う存在

っていう形で定義すれば、市場原理主義資本主義を前提にしても

一応正しいっちゃ正しいんじゃねーの。

投資家リスクを負い、起業家が労務を負う

労働者なんてのはその下にぶら下がるものって感覚

大企業型、あるいはアジア型の資本主義於いては馴染み深いものだと思うけれど。

この定義に強い違和感を感じるのは「資本主義」を共産主義の側のロジックから

解釈した知識に慣れ親しんだ人間だけだと思うわ。

過酷労働」なんて定義の難しいことを研究する人間資本主義陣営にはまずいないから

おそらくどの本にも直接おなじことは書かれてないと思うけれど

ある種のレトリックとしては別に間違いって気はしない。

株式自己所有ゼロの代取とか、要するに経営者労働者奴隷だよね」

って言い換えれば納得できるんじゃねーかな。

俺は雇われ代取なので、大変に納得できる。なんで俺だけこんなひどい立場に置かれるんだよおかしいだろこれ。

労働者株主も俺をブン殴るんだぞ、おかしいだろ。

2014-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20140612154123

そりゃそうだ。

既存既得権益に逆らえるほど色んな意味腕力がある人間なら

戦うより、そっち側の仲間入りした方がよっぽど楽で儲かるからな。

人材はそれなりにいても、結局無力なくせに終わりない内ゲバを繰り返す

若者や左みたいなカスもの陣営にわざわざつこうとは思わんよ。

特に、金や権力を振り回せる経営者側はそっちの勢力大嫌いだろ。

かくいう俺も大嫌いだしな。金も能力もないなら死ねば良い。

俺はTPPにも移民にもホワイトカラーエクゼンプションにも大賛成だ。

天網カイカイじゃねーけど、今の既得権益側の仕組みは

金と能力のある人間だけスクリーニングして取り込むように非常に良く出来てる。

この国で体制側にいないってことは、スクリーニング最後まで引っかからなかった残りカスってことだ。

弱者の勝利はこの国では当分無いよ。

こういう誰か一人の能力に頼ろうとする、自分で動く気皆無のクズが多勢を占めてるうちは。

金も労力も出さず、「人材がいない」と嘆くなんて優雅なことだと思うわ。

そんな見返りの無いことやる人間がいるとでも思うのかね。

「左とか若者」の陣営が先頭に立って戦える人材バックアップ体制と強固な信頼関係を作らんと

そんなんどーにもならんだろ。誰だって、持ち上げられるだけ持ち上げられて叩き落されるのは嫌だ。

挙句金にもならんのなら、そんなのやるわけねーだろ。

勝ち馬に乗りたいだけなら、既存体制の側に入り込む努力しろ。そっちの方がよっぽど早い。

さもなければ死ね

2014-05-28

春はアニメ・オブ・ジ・イヤーの季節

思い返せば、自分にとってのアニメ・オブ・ジ・イヤーは春に出現することが多かった

春になると桜が咲くように、春になると出現するのがアニメ・オブ・ジ・イヤーだった

最近はそれが自然の摂理のようにも思えてきてたし

陣営が最も力を入れているのが春アニメなのかもしれないとも思っていた

とにかく、今年の春もアニメ・オブ・ジ・イヤーと言っていい出会いがあった

思わぬところからの出現

放送前は全く期待していない作品だったというのもアニメ・オブ・ジ・イヤーの特徴だった

注目度や期待が高いところからスタートと、低いところからスタートの違いってやっぱり大きいなと思う

なんにせよ、「これいい」と思ってから突き上げと、面白さと、次回の待ち遠しさは他の追随を許さないことが多かった

敬意と作法

「これいい」と思ってから自分なりの作法をもって敬意を払うようになるというのもアニメ・オブ・ジ・イヤーの特徴だった

まず、どんなに眠くても必ずリアルタイムで観なければと思うようになる

視聴前にきちんと空腹を満たして、口が寂しくないようにお菓子ジュースを用意して

きっちり禊(入浴)を済ませて、目を覚まさせて万全の状態で観なければダメなんだという感じになっていく

(酒を飲むと酔ってしまって作品を楽しめなくなりそうな気がしているが、場合によっては変わる)

他にも、大画面高画質テレビで、邪魔が入らない一人の空間で、部屋を暗くして、ノイズ排除して観るのは基本だし

公式であっても最初ネット配信で観てはいけないし、アニメを観ている最中ネットで色々するのも絶対に御法度

その時間は、目の前で放送されているアニメだけに集中することが何より求められる

その点で言うと、深夜アニメは本当にありがたかった

テレビ以外の光源を全て塞ぐことが比較的容易であることと

アニメ以外のノイズほとんどしないというのは本当に願ったり叶ったり時間帯だった

とにかく、ちゃんと万全な状態を作って観なければいけないと思ってしま

繰り返し観ずにはいられない

アニメ・オブ・ジ・イヤーって本当に何度も観てしま

「これいい」と思ってからは、次の放送まで我慢できなくて何度も何度も何度も同じ話を再生してしま

放送期間中に最新話までの一挙放送をやることも一度や二度では済まない

何度も何度も何度も観て楽しんで1クール終わりには相当なリピーターになっている

やすいようにちゃんと編集するのも基本となっている

でも何度も何度も同じ話を観ると、さすがに磨り減ってしま

最初の新鮮な気持ちが磨り減っていくし、初回特有のあの感覚が薄らいでいくのを味わってしま

観る度にすり減っていくのを実感してネガティブな気持ちになってしま

から一回目に近いほど、観るとき姿勢大事になってくる

一回目に近いほど、その新鮮な気持ちを忘れず噛みしめることが求められる

磨り減るから繰り返し観たくないんだけど、何度でも観たいというジレンマもある

自分場合ピークまでの期間はそんなに長くはないから、余計に、その短い期間のうちに楽しまなくてはとも思ってしま

その短い期間こそ作品を最も楽しめる最高の時期であり、もう二度と今と同じ気持は味わえないんだと思ってしま

今この時にちゃんと楽しむことが、最大限の楽しみ方なんだと思っている

主題歌なんかもピークを迎えるまでの短い期間が最も楽しい

から早い時期にリリースされるCDは本当に嬉しいし、手に入れてから何度もリピートしてしま

この先磨り減ってしまうことがわかっていながらも、繰り返さずにはいられない

ちゃんと新鮮な気持ちを味わうために、繰り返し観た内容をいい感じに忘れたいという願望もある

その部分だけをキレイ忘却できる薬か何かがあったら迷わず手を出してると思う

また来年

アニメ・オブ・ジ・イヤーは、放送が終わったらその時が来るまで絶対に再視聴はしない

放送開始日からちょうど一年後、同じ日の同じ時間に同じように鑑賞して楽しむために封をしておく

あの感覚をまた味わうために、あの時の心境を思い出すために、あえて触れないようにしておく

毎週、あのときと同じ時間に、同じ状況を創りだして、一話ずつ鑑賞するっていうのが大事になってる

きちんと作品関連のCMだけを残して編集してあるのも、その時期の感覚と状況を思い出すのに必要から

ちゃんとCMもあってこその本編だと思うし、欠かせない大事ものになっている

からアニメBDDVDにも、本編再生中にCM(話数に合ったやつ)を挟んでくれる機能をつけてほしいと思っている

その他にも、匂い大事な思い出になるということに気付いた

家にテレビがなくて、ネットカフェアニメ・オブ・ジ・イヤーを観ていた時の話

その時は、たかだか30分程度の滞在時間だったけど

ネットカフェを出た後の夜道を歩いていると、自分の体にタバコのにおいが付いているのがわかった

タバコなんか全然吸わないけど、その感じは嫌いじゃなかった

いまでもネットカフェタバコのにおいがちょっと気に入っていたりする

夜道を歩きながら、その匂いを感じたいがためにネットカフェに行きたくなる

そんな感じ

最後

アニメ・オブ・ジ・イヤーは完全に一人で楽しんでいる

完全に自分の中だけの至宝であり他人と共有してはいけない

自分だけの思い出として胸に秘めるのが絶対の掟

2014-05-14

皆さん表現の自由にお詳しいんですねえ(笑)

鼻血漫画擁護派は、表現の自由侵害だ!と叫び

鼻血漫画批判派は、批判は表現の自由侵害ではない!と叫ぶ。

表現の自由というのは憲法上の権利であって、

これについてまっとうに言及しようとするなら、

法学についてそれなりに勉強していなければならないと思うんですが、

いやあ、皆さん表現の自由にお詳しいんですねえ(笑)

特に鼻血漫画を批判する陣営の方々は、

学問的な正確性ということを重視していらっしゃるのでしょうから

当然、表現の自由についてもよおくお勉強されているのでしょう。

頭の下がる思いです(笑)

ついでに申し上げれば、「風評被害」云々も、

損害とは何か、加害行為と損害との因果関係をいかに解するか、

といった民法上の議論をふまえていなければ、

まっとうに言及することはできません。

あちこちで「風評被害」を主張する言説を拝見しましたが……(笑)

2014-03-22

Mac vs Windows徹底比較 ~OS宗教戦争歴史をひもとく~

Macの良さがわからなすぎて、死にたい

議論元エントリーはこちら。

 

陣営信者の皆さん、元気ですか?(ノ´∀`)ノ

毎度のことながら、MacとWindowsの論争を見るともんにょりしますね。人類から戦争が途絶えぬ縮図が、ここに。(´ω`)

しかし、最近パソコンをはじめたユーザや、元エントリの増田のような人にとっては、信者言葉ってワケわかめだと思うんですよ。

そんなわけでMacとWindowsの歴史を、なるべく平易に書いてみました。(´∀`)

歴史を見返して、WindowsとMacの強み弱みを把握すれば、宗教戦争理解が深まり、自分にピッタリのパソコンが分かるかもしれません。

たぶん。

 

元増田エントリーWindows寄りの結論になっているので、

Mac寄りの視点で書いてみる事にしました。(`・ω・´)

だれかWindows寄りや、Linux寄りの視点を加筆して下さいな。当エントリの補足・指摘も歓迎します。

 

ITエンジニアから見たMac

  1. MacはUNIX互換環境である
  2. プログラミング開発環境の導入がWindowsに比べて簡単
  3. シェル環境はWindowsは貧弱(と思われがち)
  4. Windowsフォントが醜い
  5. Xcodeは優秀なIDEである
  6. iOS(iPhone/iPad)でのソフトウェア開発には、Macが必要
1. MacはUNIX互換環境である
2. プログラミング開発環境の導入がWindowsに比べて簡単

既存のUNIX環境向けに制作された、膨大な数のソフトウェアを扱えるのはプログラマにとっては大きな恩恵です。

たとえばWindowsではCygwinを導入する事でC言語開発環境を手に入れる事ができます。ただし、インストールは非常に煩雑で、動作速度も雲泥の差です。

MacはPOSIX互換であり、プログラミング環境のインストール等が簡単です。

FreeBSDUNIXを過去に使用していた熟練プログラマは、Macに乗り換える事で、過去の資産を有効活用する事ができます

3. シェル環境はWindowsは貧弱(と思われがち)

シェル環境とは、よく映画で、暗い部屋の中、天才プログラマーが真っ黒な画面に流れる奇っ怪な文字列を眺めてる、アレです。

ひらたくいうと、あの文字列ひとつひとつが、コンピュータ内部で行われる処理や通信を意味しています

LinuxやMacではターミナルWindowsではコマンドプロンプトなどと呼ばれます

Windowsには非搭載だが、Linux/UNIX/Macでは標準サポートされているコマンドが多数ありました。

はいえ、これは過去の話です。現在Windowsシェル環境も、だいぶ充実したので、普通に使うには大きな差はありません。

が、歴史的経緯や文献量を比較すると、どうしてもWindowsシェル環境はUNIX/Macに劣ると考えられています

4. Windowsフォントが醜い

四六時中プログラマが目にするのは、文字です。ですからプログラマーは醜いフォントが許せません。

Windowsフォントレンダリング環境は2014年3月現在も貧弱です。

WindowsVista登場時にメイリオフォントが登場し、ある程度の改善が図られましたが、Macの画面と比較すると大きな差です。

これはMacとWindowsフォントレンダリングアンチエイリアス技術の違いによるものです。

WindowsでもMacTypeなどのソフトウェアを使用して、強制的フォントアンチエイリアスを変更する事が可能ですが、残念ながらMacに遠く及びません。

Anti-Grain Geometry - Texts Rasterization Exposures

5. Xcodeは優秀なIDEである
6. iOS(iPhone/iPad)でのソフトウェア開発には、Macが必要

Xcodeは、非常に優秀なIDEです。特筆すべき利点は、動作が割と軽快で、初期設定の状態でもある程度使い物になる点です。

インストールもAppStoreからワンクリックな為、簡便です。XcodeはMacのみで使用できるソフトウェアです。以前は有料のソフトウェアでしたが、ここ数年は無料で提供されています

またiOSのソフトウェア開発では、XcodeとMacは必須です。iOSアプリの開発には、Xcodeとそれに付随するシミュレータソフト、そして開発者アカウント必要なのです。

Xcodeの弱点は、バージョンアップ時にインターフェースが突如として大幅変更がされる事。またここ数年は英語のみしかサポートされておらず、日本語話者にとっては使いづらいという2点です。

 

 

音楽制作者から見たMac

  1. DTMソフトウェア混迷期、音楽制作はMacが一般的だった。
  2. DTMソフトウェアGarageBandLogicが優秀
  3. Macはオーディオインターフェースが秀でる
  4. Windowsの方が無料のVSTプラグインが多い
1. DTMソフトウェア混迷期、音楽制作はMacが一般的だった。

2014年現在は楽曲制作にMacとWindowsの差はありません。しかし、過去にはDTM=Macという暗黙の了解がありました。

特に1980年代プロユースの音楽制作ソフトの多くがMacintosh対応でした。理由は複数ありますが、そのひとつがPCM音源の発音問題でした。

Macintosh 128K以降すべての機種でPCM音源をサポートしています。これにより同時発音数が多く、Mac向けのDTMソフトウェアが多く開発されました。

それに対してWindowsは16ビット/48KHzのPCM1チャンネルのみで、性能はCPUの能力に依存します。昔のPCはCPUの実行速度は低かった為、音声出力の機能が貧弱でした。

2. DTMソフトウェアGarageBandLogicが優秀

Mac標準搭載のGarageBandと、有料のDTMツールLogicは有名なDTMソフトウェアです。

この2つのソフトはAppStoreから購入できます互換性もあるため、GarageBand作曲を覚えた初心者ユーザが、Logicを購入し上級者になるという、非常にスムーズな導線が構築されています

またLogicは数あるDTMソフトウェアの中でも安価で高機能です。iPadとの連携機能においても、他のツールより頭一つ秀でています

3. Macはオーディオインターフェースが秀でる

MacはCoreAudioという、MIDI入出力環境を搭載しています。大変高速に動作する為、追加投資必要がなく、DTMクリエイターに重宝されています

Windowsの場合、オーディオドライバを別途用意する必要がある為、投資必要です。

4. Windowsの方が無料のVSTプラグインが多い

主に海外製のプラグインではありますが、明らかにMacよりWindowsの方が充実しています。お金をかけずにエフェクトに凝りたい人にとっては、MacよりWindowsの方が良いと言えます

 

デザイナーから見たMac

  1. 解像度Retinaディスプレイの恩恵
  2. 今は昔、AdobeツールはMacしか使えなかった
  3. フォントの種類と品質が充実している
  4. QuarkXPressの衰退問題
  5. 同時発色数とカラーマネジメントの問題
1. 高解像度Retinaディスプレイの恩恵

MacBookProRetinaモデルは、グラフィックデザインの仕事をする者にとっては、福音でした。

特にAdobeInDesign使用時の効果は凄まじいと感じます。紙とディスプレイの1to1の制作環境が構築可能な時代がやってきたと感じます

2. 今は昔、AdobeツールはMacしか使えなかった

過去はAdobeはMacしかサポートしていませんでした。

さらに当時、MacはPostScriptというAdobeが開発した印刷用言語をサポートしていました。高解像度印刷を行うには、Macしか選択肢がなかったのです。

その頃の印刷所やデザイン事務所はおのずとMacを導入しました。その歴史がある為、現在もMacの使用が続いています

3. フォントの種類と品質が充実している

スティーブ・ジョブス学生時代カリグラフィーを学んだ逸話は有名です。その経験から彼はMacのフォント環境に心血を注ぎました。

現在でもAppleは高いライセンス料を支払い、各種製品にフォントを多数搭載しています

オーソドックスで美しいセリフ体のTimes、流麗なZapfino、日本語フォントではヒラギノなど、様々な良質フォントが搭載されていますフォントを買い足さなくても、ある程度のグラフィックデザイン制作が可能です。

反面、2014年3月現在Windowsで安定して使えるフォントは、字游工房の2書体のみです。メイリオは画面表示時に使うフォントなので、DTPでは活用されにくいです。

4. QuarkXPressの衰退問題

2005年頃、出版業界QuarkXPressからAdobeIndesignに乗り換えました。しかし、それ以前は出版ソフトウェアQuarkXPress業界標準でした。

このソフトは、Macでしか対応していませんでした。QuarkXPressは、64bit対応やOSX対応が遅れため急速にシェアを落としました。

現在AdobeIndesignが業界標準で、これはMacもWindowsも両方で使用可能です。

しかし、QuarkXPress時代から活動しているブックデザイナーやエディトリアルデザイナーにとっては、Macの方が慣れ親しんでいるでしょう。

5. 同時発色数とカラーマネジメントの問題

1980年代パソコンは、表示できる色数に制限がありました。Macintoshは安価な割に発色の性能に優れた時代がありました。

コンピュータグラフィックは数多のPCメーカが多額の資金を費やし研究開発した歴史があります

一時代だけを抜き取って「Macのグラフィックが優れていた」なんて書くと、多くのツッコミが入ると思います

はいえ、Macは早くからキャリブレーションの機能を充実させてきた為、色管理の強さという点において、多くのデザイナーイラストレータから支持を受けた事は、特筆に値すると思います

 

ゲーム用途での視点

問答無用で、Windows一択。PC改造を続け、最新のグラフィックを追い求めたゲームマニアは、10年前に比べると少なくなりました。

しかし、彼らのPCがMacである事など、ありえません。

最近はAdobeFlashが盛り返しを見せていますが、ブラウザゲーム市場を除けばMacを使用するメリットは薄いと考えられます

一方、Linuxベースメディア配信サービスSteamOSの今後の発展に期待したいところです。Steamではアマチュアからプロまで幅広いゲームクリエイター自作ゲームを販売しています

 

ビジネスユースでの視点

Windows圧勝MicrosoftOfficeをはじめ、Windowsの方が対応ソフトが多いです。

特に会計ソフト類は、Macは壊滅的であります。また、言わずもがなですが、BtoBの業務系ソフトウェアWindows特化のものが大半です。

はいえ、LibreOfficeOpenOffice.orgを使用して業務を進める団体もあります福島県会津若松市とか、滋賀県甲賀市などがそうです。(LibreOffice採用事例)

そういえばVer4.2でCalcを大手術したLibreOffice。もうそろそろC++完全移管が完了します。

高速化が施され、今以上にチューニングされれば、Windowsの牙城に一矢報いるかもしれません。

ちなみに私は、ChromeOSとGoogleDriveが搭載されたChromeBookが、MicrosoftOffice一強状態を打ち崩すと予測しています

あとJustSystem一太郎も頑張ってほしい。Just do it!!

以上、チラ裏でした。

 

ホームユースとか、そのほかの性能比較

1. iPhone/iPadの普及がMacの追い風

現実問題、iOSとiTunesの同期はWindowsでも可能です。しかし「持ってる携帯電話iPhoneだから」と言う理由でMac買う人は多いです。

そりゃiTunesiTunesStoreを使っているなら、Macに毒されてしまますよね。

そういえばWindowsMediaPlayderが残念だった時代に、シェアを伸ばしたのがiTunesでした。音楽を愛するユーザの支持を集めた時代があった。と言っても過言ではないと思います

2. MacBookトラックパッド(MagicTrackpad)は高性能

使い勝手に優れます。これが理由でMacを使う人もいますWindowsLinux環境で、同様の使い勝手を得られるマウスガジェットは、2014年3月現在存在しません。

3 Thunderbolt

MacProではThunderboltを大量に備えています。これは今後普及する4K映像制作において活躍すると考えられます。ただ、普通に使うぶんにはThunderboltは恩恵を受けにくいと考えられますが。

4. TimeMachineの高機能さ

これはMacに搭載された自動バックアップ機能です。Windows8にも同様の機能があるが、インターフェースの使いやすさと、設定の簡易さではMacが勝ります

5. Macのクリーンインストールは高速/アップデートが容易

Macはクリーンインストール後に、自分AppleIDを認証すると、最新版まで自動アップグレードを行います

クリーンインストール後、1回の再起動で、ほぼすべてのアップデータが揃った状態になります

WindowsUpdateの何回も繰り返さざるを得ない面倒アップデート作業に比べると、Macは楽ちんです。

6. ネットワークリカバリ

ネットワークにつながった状態でリカバリを行った際、HDDが論理的に破損していても、自動で復元してくれます。というか、いつ切り替わったのか分からないレベル自然さで勝手復元を始めます。そう、Macならね!!

7. 修理/保証

Appleの修理は迅速な印象があります。今まで5回修理に出しましたが、いつも4日程度で返送されてきます。あとまぁ、Appleサポートごねると得をする事が多い……ような感じがします。(一個人の印象です)

8. タッチパネルの構造的問題

Windows8タッチパネル型は画面が揺れるので、使いづらい機種が散見される(2014年3月現在)。画面を固定しながら操作できる補助道具や、ロック式のヒンジが必要だと思うのですが、まだ普及していません。

あと、SurfacePro2が店頭で買えない状況が数ヶ月続いているので、そりゃあMacに流れるのでは。(なんか、今日ニュースで久々にSurfaceが入荷されたらしいです)

9. Macは性能に対してコストパフォーマンスが高い(……かも)

スペック価格比較すると、CPUやメモリやらのコストパフォーマンスが悪くない、と思います

10年前は「Macは高くつく」という印象だったものが、ここ5年で「Macって割安」という印象に変換したと記憶しています

一昔前に比べ、自作PC価格メリットが薄れたから、そのように感じるんですかね。

10. Macのノートパソコンは中古市場価格が安定している

美品なら、「だいたいこの値段で売れる」という土壌が形成されている。大幅な値崩れも少ない。新製品発表ごとに旧機種を売って、新機種に乗り換えても、損した感が少ない。

11. Macは意味の分からないセールがない

要するに、値崩れしにくい。ポジティブに受け取ると、欲しいと思った時が買い時。

SurfaceRTのように意味の分からない価格暴落が起きる心配がないですね。人によっては、安心と言えるかもしれません。

12. Macには無駄プリインストールソフトウェアが少ない

何をもって"無駄"と判断するか、非常に難しい論点ではありますが。

へんてこなアザラシマスコットデスクトップを泳ぎ出したり、なんとも言えないモッサリ感の明るさ調整ソフトが突如画面に出現したり。なんて事はありません。

 

 

チラ裏

ある時期、ある特定の界隈にて、「Macが優れる」とか「いや、Windowsコスパが高い」なり「Linuxが一番」とか、

マァ、乱暴な言い方をすると、それぞれのムラの中で熱狂と共にコミュニティが形成されて、宗教信者ができあがると思うんですよ。

しかし進化の早いIT業界では、一昔前の利点が追い抜かされるなんて、日常茶飯事。

だから今から見ると、信者言葉や、その感動が伝わらない。なんて事、よくあると思います

ジョブスも、死んだし。

はいえ、日常生活の中で、目を輝かせてOSのすごさを語る信者とか、逆に必要以上に貶す反信者を目にしたら、

暖かい目で「ああ、このオジサンが若い頃、こういうのが流行ったんだナァ」とか

「ああ、昔、あのOSに苦労したんだネェ」などと、受け流してあげるのが正解だと思います

そういう時代が、あったんだ。……と。

しつこい宗教信者は、裏返せば、その人が感動した記憶なのでしょう。

このエントリを読んだあなたが、何かの道具に感激し、愛すべきツールを誇り、誰かにしつこく薦めるようになるのを、楽しみにしています

あなた洗脳を、私は笑顔で聞き流してしんぜよう。( ̄ー ̄)

 

ツッコミ、指摘、Welcome。

だれかWindows寄りや、Linux寄りの視点を加筆して下さいな。

この記事は2014年03月22日(土)執筆しました。

記事執筆時点リリースされている最新のOSバージョンWindows8.1、Mac10.9Mavericks、LinuxKernel3.13です。

 

最近、まとまった形式WindowsとMacの優劣や、歴史を比較したエントリーって少ない印象があります

だいたいがTwitterまとめブログで、薄っすい単文コメント……(´・ω・`)

がっつり読み応えのある論評にお目にかかりたいものです。

最後になりますが、ちなみに私はLinuxユーザです。(・∀・)

 

ではみなさま、どうか、ご安全に。( ̄人 ̄)ノ

2014-03-15

努力の才能

成果を生むのが努力であるとすれば、努力を生むのは才能だ。

何もしない人間は、努力した人間にかなわないし、努力する凡人は努力する天才にはかなわない。

努力しない天才はいない。

好きになるための努力、というものはこの世界存在しない。

から、才能とは、『何かを好きになれる特性』の事を言う。

どのような教育課程も、ライフハックも、”好き”からくる情熱にかなうことは決してない。

いくらあなたコタツに足を突っ込んで頭に冷えピタを貼って、お母さんが作ってくれた土鍋うどんをすすりながら、睡眠時間平均4時間受験勉強を頑張ったとしても、

天才はそれをやすやす越えていく。

その人が天才かどうかを確かめるには、「勉強、どれくらい頑張った?」って聞いてみるといい。

死ぬ気で每日9時間がんばったとか、通学途中も歩いてる時も単語カードを手放さなかったとか、そういうのは凡夫である

勉強特に頑張ってないよ」

これこそが本物だ。

そして本物は、合格発表自分の番号が載っているのをみて、あなたが涙をこらえているその時に、『数学セミナー』を立ち読みしている。

実際にそういう奴はいた。

俺は聞いてみた。何やってんだよw

「いや面白いだってw 読む?今月のは初心者にもわかりやすいよ」

彼らは決して立ち止まることはない。

苦労が伴う努力は、自分との戦い、という側面を持つ。

脳の中で、「頑張る自分」と「休みたい自分」の二陣営に分かれて、激しい合戦が行われる。

天才は違う。あるのは「面白い対象」だけだ。



ここに努力の才能が全くない人間がいる。俺の彼女だ。

大学入学したときに知り合った俺の彼女は、「社会人には英語必要大学時代完璧マスターするんだ!」と息巻いていた。

まずはTOEIC600点を目指す、と俺に宣言した。

そして彼女は每日1時間、土日も休むことな英語勉強した。

彼女の部屋には、壁中に英単語を書いた付箋が貼り付けてあった。その中心に、習字で「Just Do It !!!!」と書かれていた(自分で書いたという。英語なのに割と達筆w)

だが、不思議なことに、どのような問題集を解いても、60%しか正答しなかった。

やり直すと、その時は解けるらしい。でも、後になって同じ問題を解き直すと、やっぱり60%しか解けないんだ。彼女は笑って言う。

彼女大学在籍時に、可能な限りTOEIC試験を受けた。

スコアはすべて450、±20の範囲に収まった。

俺達が所属していたテニスサークルは、”仲間で楽しく、わいわいやろう”がモットーの、いわゆるゆるふわリア充サークルだった。

そんななかで彼女は1人、ガチだった。

「せっかくテニスをはじめるんだから、とことんまでやる!」と飲み会の時に宣言し、見事に浮いていた彼女

毎朝7時にコートに立ち、壁打ちをする。運動神経ナッシングの俺は、眠い目をこすりながら、たまに彼女に付き合ってラリーをした(全くどうでもいいが、俺はサークルウキウキウハウハズッコンバッコンなバラ色リア充ライフ指向していた。ある意味でそれは叶ったが、もちろん誰にも言ってない)。

しかし、4年の時に彼女は、1年生の練習相手になっていた。

いじめられていたわけではない。

彼女試合しても、全く続かなかったからだ。

每日の朝練も虚しく、彼女は誰よりも弱かった。コンパに明け暮れていたリア充どもより弱かった。俺にさえ及ばなかった。

ゆっくり打てばラリーは続くが、少しでも強く打ち返すと、もう駄目だった。

体は追いついても、ボールは返ってこない。

「あっ」という短い悲鳴が響く。何度も。何度も。

やがてみんな、嫌になった。

無意識か、意識的にか、空気を感じ取った彼女は、自分からそのポジションをかってでた。

一年生たちと練習し、球拾いをする。

レギュラー組のこぼれ球を追いかけて、気が合う一年生に笑いかけている、そんな光景が俺の記憶に焼き付いている。

卒業した彼女は、就職した。

文系大学に通ってたくせに、

何を間違ったのか、就職先はWebプログラミングエキスパートが集う、ベンチャー企業だった。

(なぜ受かったか。たぶん、小柄でハムスターみたいな人懐っこさが人事にうけたんだと思っている)

まず、書店参考書を買いあさった。PHP入門書は、初心者向けの薄いものを買うように、俺が指示した。

そしてOJTを受けている間、睡眠時間を削ってプログラミング勉強した。

俺はフリーだったから、彼女の横で、付きっきりで彼女プログラムを書くのを見守った。

だが勉強は、捗らなかった。

何というか、打つのが遅い。重い。

PHPの文法は覚えている。プログラミングが遅いというわけではない。

そもそもタイピングが遅い。タッチタイプはできているのに。

うまく説明しづらいが、変数入力するたび、関数を書くたび、いちいち引っかかる。

コメントを書くのにも一瞬のタイムロスがある。

何かする度に、つまづくのがイライラした。

やがて、俺も忙しくなり、彼女ちょっと喧嘩してたのもあって、しばらく疎遠になっていた。

ようやく会えたのが、去年の冬。

新宿三丁目ルノワールで待ち合わせた。

赤いマフラーをまとった彼女の目には、くまができていた。

髪の毛が微妙にはねている。学生時代に貫徹で一限直前まで遊んで、シャワーも浴びずに一限に突っ込んだ時のようだった。

だがあの時のような気楽さを感じない。

目がうつろだ。

声がかすれている。

問いただすと、原因は激務だった。

激務につぐ激務。会社の営業が、破格の条件の仕事に巡りあったらしく、会社はかなり無理をしてそれを受けてしまったようだ。

エキスパート連中でさえ、火の車の中らしかった。

「でも、みんな『やりがいがある』って言ってるよ。目が燃えてるもん」

彼女はそう言った。そんな中でも彼女は相変わらずのようだ。

彼女労働時間は15時間をゆうに越えていた。

満員電車での通勤は眠れない。結局、睡眠時間は平均4時間を割っていた。

ルノワールの店員が、水を持ってきた。

彼女は手慣れた動作でコートのポケットから薬を出して、その水で流し込んだ。

問い詰めても詳しくは教えてくれなかったが、それで体の震えが止まるらしい。

俺は思った。限界だ。

「お前、向いてないんだよ。そう思わないのか」

つかさず彼女は反論する。

「何でそんなこと言うの? 向いているとか向いてないとか、別にどうだっていいし。努力して前に進むんじゃん。それが人間でしょ。」

「お前さ、そんな頑張っても、結局、給料大したこと無いんだろ?得られるもん何も無いじゃん。っていうか勉強とか、こんな状況でもまだやってんの?」

「当然でしょ。確かにリターンは少ないかもしれないけどさ…」

でもやらなくちゃ。諦めちゃだめだし。彼女はうわ言のようにそう呟いて、

「それに、部長が言うんだよ。『お客さんの笑顔を見るために、一緒に頑張ろう』って。だから私も頑張るよ…。私バカだけど、それでも足引っ張らないように、必死でやらなくちゃ」

俺を見据えてそう言った。口元だけで作った笑顔は、人間の表情に見えなかった。

俺は彼女をその場で強く抱きしめて、言った。

いいんだよ。お前はさ。バカのままで。

胸の中で、彼女が泣く。

2014-03-05

先日のフィルム写真の衰退に関するブログ記事を読んで思ったこと

私自身はフィルムカメラを所有したことはなくデジカメ一本だったが、大学時代研究室では毎日のようにフィルム現像をしたりしていたので、興味深く拝見した。

フィルム写真の様々な要因が絡んだ衰退っぷりが、大筋では光記録メディアCDDVDBD)が現在たどっている軌跡とかぶり時代の趨勢はいえ、光記録メディアもいずれ同じように衰退していくのであろうと感じた(コダック富士フィルムのようなフィルム写真メーカは光記録メディアメーカでもあった)。

記録メディアというと、テープ磁気ディスクフロッピーディスク)、光ディスクCDDVDBD)、光磁気ディスクMDMO)、HDDFLASHメモリなどがあげられる。

現在ではHDDFLASHメモリが圧倒的で、そのほかはニッチ市場を残し衰退しているか衰退しつつある。

光記録メディアは、1980年代に普及を始めたCDを皮切りに、音楽映像のみならずあらゆるデジタルデータの保存場所としてそれなりの地位を得ていた。

それに加え、CD-RDVD-Rの登場で、録音・録画の受け皿としてテープメディアを置き換えていった。

そして満を持して登場したBlu-ray DiscBD)であったが、CDDVDのように成功しているとは言い難い。

DVD-Rも全世界で年間十億枚単位で売れているものの減少率は20%を超え、BD-Rに至っては普及しているのは日本だけという状態であり、書き込み型の光記録メディアは近い将来ほとんど見かけなくなるであろう。

このように急速にしぼみつつある光記録メディア市場象徴する出来事としては、業界団体である日本記録メディア工業2013年3月末に解散したことである

建前上は「目的が達成された」ための解散であるが、実際は光記録メディアの関連企業が主な会員を占めていたため、光記録メディア市場縮小で業界団体を維持できなくなったというのが実情であろう。

このような光記録メディアの衰退を招いた原因は多々あるが、私が主因と考えているのは以下の4つ。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

・通信環境の向上によるビデオオンデマンドクラウドの普及

デジタル放送の普及とコピーガード

それぞれ背景を見ていく。

HDDFLASHメモリの大容量化低価格

4つの主因としたが、実際はこれが主因と言ってよく、他はすべて副因にすぎない。

記録メディアはあくまでもデータコンテンツの箱に過ぎず、はっきり言って何でもよい。

極論すれば使用要件が許せばデータを刻んだ粘土板でもいい。

記録メディア要件としては、データを書き換えるか否か、読み書きの頻度と速度、容量、可搬性、保存性などである

データを書き換えるか否かでROMRAMのように別れ、読み書きの頻度と速度、可搬性、容量、長期保存するかによってテープメディアFLASHメモリメモリサーバSDカードのように使い分けることになる。

光記録メディアは書き換えるか否かを選べ、読み書きの頻度と速度、可搬性のいずれも真ん中に位置し、量産効果によって100円程度に値下がりするなど使い勝手はよかったと思う。

しかし、裏を返せばそれは中途半端でもあり、読み書きの頻度と速度に勝るHDD、可搬性に勝るFLASHメモリの大容量化低価格化によってあっさり取り替えられうる脆い優位性でしかなかった。

BDHD-DVDの規格争いとBDの勝利と映像圧縮技術進歩

・通信環境の向上によるVoDクラウドの普及

世間を騒がせたソニー東芝によるBDHD-DVDの規格争いはBDの勝利に終わった。

BDは確かに優れた技術であるが、規格争いによって年単位で開発が遅れたうえ、優位性を競うあまり成熟技術が山ほど投入され、それらを十分に検証することもなく市場に投入された。

たとえば記録層の上に被せる保護層と、保護層を保護するハードコート層をスピンコートで形成する構造過去の記録メディアと大きく異なっており、販売して数年後に不織布ケースでの保管に適さないことが判明するなど大量生産する工業製品としての成熟度に欠けていた。

さらに、規格競争によって発展した映像圧縮技術進歩も災いした。

BDHD-DVDとも当初はDVDデジタル放送採用されているMPEG-2という映像圧縮技術を想定していた。

これは30万画素映像SD映像)であれば1GB24分程度、100~200万画素映像HDフルHD映像)であれば1GBで数分程度の映像が保存できる程度の圧縮率であり、普及が予想されたHD映像DVDでは数十分しか収められないからこそ、DVDよりも容量の大きい次世代光記録メディア必要だという理路であったはずだ。

しかし、BDHD-DVD陣営とも規格競争で優位に立とうとしてMPEG-4.AVCH.264)という新しい映像圧縮技術を盛り込んだ。

この映像圧縮技術計算が複雑でより高度なハードウェアソフトウェア必要とするものの、MPEG-2に比べ2倍以上の圧縮率を実現できる。

BDHD-DVDの両陣営とも、MPEG-4.AVCH.264)の採用圧縮率の低い美しい映像を実現できるとアピールしていたが、特に書き込み型のBD-Rでは数十GBの容量は明らかにオーバースペックとなっていた。

さらに、MPEG-4.AVCH.264)の採用によって、ハードウェアソフトウェアレベルでの対応と普及が急速に進み、安価に使用できるようになったうえ、圧縮率の向上は通信環境への負担を減らし、ネットワーク経由でのHDD録画再生ビデオオンデマンドのような競合を利する結果となった。

デジタル放送の普及とコピーガード

個人的な話になるが、私はDVD-Rを年間数百枚は購入しており、実家の親や親戚も韓流ドラマにはまりこれまた数百枚単位(ひょっとすると千枚以上)で購入していたと思う。

今はどうか?

今はBD-Rを使用しているが、実家の親のための子供のビデオを年間数枚程度、そのほかにスポーツアニメバラエティ10枚程度だと思う(数えたこともない)。

実家や親戚もBD-Rほとんど使っていないようだ。

それ以外はHDDに録画して見たら消すスタイルである

個人的にはもっと使いたいとも思うが、記録メディアに焼いてまで見たいとは思わなくなった。

年齢のせいもあるかと思うが、やはり大きな原因はコンテンツレベルの低下、そしてコピーガードであろう。

コピーガード特にてきめんであった。

アナログ時代ゲーム機などにも保存しどこでも見れるように工夫していたが、今はおいそれとはできない。

実際には、その機能もあるし使ってもいるが、いろいろ工夫することはなくただ使うだけとなった。

録画した機器とは別の機器再生できるかどうかもやってみなければわからない、前は出来たのにできなくなるなど使い続けるのに二の足を踏むようなことがたびたび起きた。

こうなると、仮に問題が解消されても、試すことすら面倒くさいのでもはや使う事はない。

正直、今使っている機器が壊れた後、光記録メディア機器を買いなおして使うか?といわれるとおそらく使わないだろうと答えるしかない。

年間数百枚単位で使っていた私ですらこれなのだから、一般の人はさらにその思いは強いのではないだろうか?

ではどうすればよかったか

いくつもの目論見違いが重なり業界自体が消滅の危機を迎えている。

一番の問題は、現在コンシューマ向けの消耗品の大部分と同じく光記録メディア設備産業で、ある程度規模がないと儲からない構造となっていたこと。

そのため、わずかな販売の減少であっという間に赤字に転落してしまう。

CDDVDの減少は想定されていたよりも急で、BDも規格争いで遅れ普及も低調だった。

赤字を避けるためにはそれなりに利益があった時期に撤退を決断する以外になかったかと思うが、営利企業としてそれは不可能であったろう。

これ以降は後知恵になるので、当事者からすれば何もわかっていないとの誹りを受けるだろう。

敵は身内ではなく外にあり、普及しているというアドバンテージも劇的なスピードで進むHDDFLASHメモリ進化の前には風前の灯で、規格争いのような内輪もめしてる場合ではなかった。

今思えばソニー松下よりもHDDFLASHメモリも製造していた東芝のほうが状況を正しく認識していた。

しかし光記録メディア業界として、「フルハイビジョンの美しい映像」、「著作権業界配慮して完璧コピーガードを」なんていう身内の論理を優先し、「見たいときに見たいものボタン一つで(それなりの画像で)」を実現しようとしていた外の業界に対する危機感がなかったとしか言いようがない。

光記録メディアが生き残る可能性が多少でもあった選択としては、規格争いはせずHD-DVDMPEG-2のみ対応とし、コピーガードはやむを得なかったろうから、できる限り次世代規格の製品化を早め、2011年デジタル化までに互換性の向上とネットワークへの親和性を高めることに努めていくしかなかったのではないかと思う。

これはまさに当時の東芝の目指していたものではあったのだが、業界から東芝けが儲かると警戒されてしまった。

光記録メディアはあくまでコンテンツネットワークの一部にすぎないし、寿命先延ばしすることしかできなかっただろうが、それでも墜落を避けソフトランディングできたのではと夢想する。

2014-03-03

http://anond.hatelabo.jp/20140303194308

圧倒的に軍事力がある、というのは実際に軍事行動を起こしたとき相対的に被害が少なくて、向こうが多くなる。くらいのもんやで。

ちなみに、ロシア旧ソ連)が周辺国をまとめたのは軍事力を含めた政治力かな。

腐っても二大超大国時代、俗に言う冷戦時代東西が各国を自陣営に引き入れようと画策していた。まあこの辺は説明する必要も無いけど、要するに共産主義者社会主義者なんかに肩入れして、国内での地位を上げさせて傀儡にしてたんやね。

戦争は、そりゃ出来るだけ避けたいだろうけど、圧倒的な軍事力を持っていたって、話し合いの席上や、駆け引きで話が付く訳じゃない。

から政治的な思惑がある程度上手くいきゃ戦争回避出来るだろうけど、そう上手く運ぶことばかりでもない。

いくら、相手が優位でも飲めない条件とかはある。

アフガンとか、圧倒的な戦力差どころか、相手は現代国家の体も成していなかったのに結局戦争に突っ込んだ。

昔は、と言ってもほんの数十年前まではイチャモン付けて相手が拒否して戦争なだれ込む流れもあったけど、今は流行らないね。人命の価格がつり上がりすぎて。

でも、戦争以外の道が無くなってしまうこともあるので、詰んでしまうずっと前、平和日常のうちから武力解決以外の道を政治家はみんな模索していると思うよ。

2014-03-02

意味分からん

http://anond.hatelabo.jp/20140302205308

売り手買い手に陣営を分けると何が分かりやすくなるのか知らんが、

売り手:学生 買い手:企業

通常の契約や商取引なら、買い手がすべての潜在的な売り手の話を丁寧に聞いてやる義理なんかないし

買い手の納得のいくタイミングで好きなように買えばいい、となると思うが、そういう意見おk

2014-02-22

ネット文化釣りに頼りすぎている気がする

2chといいはてなといいネトゲネカマといい、ネットには相手をだますことによって注目を集めようとする存在が多すぎる。

釣り針には食いつくのが粋ってもんだぜ」とか言ってるプロレス観戦者みたいな人間も多いし、

掲示板とかで争い合ってる両方の陣営でお互いを煽りあって闘いを泥沼に持ち込もうとする人間までいる始末。

はっきり言ってそういうの飽きたなって自分は思うんですよ。

別に「本当のことだけ言ってくれ」って訳じゃなくて、嘘の付き合いを楽しむって文化はいい加減賞味期限切れだって言いたいわけなんですよ。

実際この所の嘘ってのは切れ味を感じなくありませんか?もちろんそれは我々受けての問題ですよ。我々が飽きてきたんです。

それならもういっそやめませんか?

注目を集める手段にしろコミュニケーションの一形態しろ手慣れでつまらないことをいつまでも続けてもしょうがないですよ。

別にリアルの話で盛り上がろう」ってわけじゃないですよ?ただ色々茶化しあうにしても「釣れた釣れた」「釣られちゃったー」はもういい加減、食傷気味だよね、って話です。

2014-02-13

チャンネル桜の「ブーメラン

http://www.youtube.com/watch?v=2O3O-prw1OA

東京都知事選挙三橋貴明より、デマと口撃に淫する人達へ[桜H26/2/12]

いやー、都知事選終わってからの「チャンネル桜」はおもしろいねー。最高に笑った。

さてさて、上の動画の要点をまとめると:

1)田母神閣下自民党公認を得られなかったのは選対のせいである、という悪質なデマが回っている。

2)また、選対に戦略がなかった等ということを動画配信なりで言っている「アンチ」が存在する。

3)選挙に負けるとこのように生贄を探し始めるものである

4)それにしても彼らは恥を知るべきだ。彼らのやってることは韓国人と同じだ。告訴するニダ

ということです。まあ、それ以上のことはそんなに言っていない。

  ☆

まあね、こうした攻撃もじつは身から出た錆なんですよ。いわゆるブーメランですね。今回はブーメラン三本立てです。例えば、次の発言をとりあげましょう。

ネットだって言論の自由無責任に許されているわけではありません。法律とか常識とか社会通念ってのは当然あるわけです。人を嘘つき呼ばわりするんだったら、しか公衆の面前だからね、ツイッターってことは。それはそれなりの責任伴うんですよ。(動画5:10頃)

三橋氏は吠えている。でもね、選挙に負けたのですからそんなこともあるでしょう。ことさら問題にすることではありません。しか三橋氏は今後のネット言論を制約しようとして追及していますが、これこそまさに入り口で議論を封じるサヨク常套手段でしょう。……えっと、これは田母神大先生の次のツイートを応用したものですね。

百田尚樹さんが田母神の応援演説で「人間のくず」と言ったことに対しサヨク執拗に追求している。選挙ですからそんなこともあるでしょう。ことさら問題にすることではない。しかし彼らは今後の百田さんの言論活動を制約しようとして追求している。入り口で議論を封じるサヨク常套手段です。(https://twitter.com/toshio_tamogami/status/432792785217789953

あなたたちの大元帥が使っている論法なのだから、同じように使っても構わないですよね? ブーメラン一つ目。

  ☆

次はこんなやりとり。

三橋──結局これは何かに似ていると思いませんか? ある国。

──もしかして海の向こうのあの国ですか?

三橋──そう。韓国と同じなんですよ。

──たしかちょっと日本人離れした……

三橋──似てるでしょ、これ。

アンチ」とはいえ、自分たちをもともとは応援してくれてたからこそ、責任を問うているわけでしょう? それを、この業界では最大の侮辱である韓国」と形容する。やれやれ(笑)。次の個所なんかでも。

ようはアンチの人たちって言うのは、こちらがどれだけ真摯に説明して対応してもですね、それ自体ネタにしてまた攻撃してきます。かならず。(…)ほんとに真摯反省してほしいと思うんだったら直接電話してくりゃいいんですよ、ここに。あるいは選対本部にね。ところがそれをわざわざインターネットで書くわけ。あるいは動画とかで配信するわけ。それはね、生贄をつくって攻撃することで、自分を浮き立たせようとする極めて悪質な考え方なんですね。(…)それにしてもネット上で浮かれかえってですね、選挙対策本部とかですね、本部長とかね、田母神さんとかね攻撃している人たちは恥を知れ! 韓国人とやってることが同じ。ほんとに。(7:30頃-) 

こうやって近隣国を差別するような言葉遣いしているから、あなたたち受け入れられないんですよ。まあそういった根本問題はともかく、三橋氏の言葉の端々から、標的の一人がKAZUYA氏(参考:http://www.youtube.com/watch?v=esaEPq1_0zAであることが明らかなわけだけど、三橋氏によればKAZUYA氏は「不逞鮮人」なわけですね。いやー、内ゲバっすねー。ちなみにだけど、「ほんとに真摯反省してほしいと思うんだったら直接電話してくりゃいいんですよ、ここに。あるいは選対本部にね。」という三橋氏の言葉はほんとに正論ですよ。そういうことは影でコソコソやったほうがいいですね。でも、それだったら自分もKAZUYA氏に直接電話すりゃいいのにねブーメラン二つ目

  ☆

例えば三橋田母神陣営安倍さん電話して断られたと。自民党も立てますから、って。…というはなしを書いたでしょ。そしたら、「証拠を見せろ」と。何、証拠って? 証拠を見せないってことは三橋は嘘つきだっていうんだけど、このやり方はね、みなさんが大嫌いなマスコミと同じだよ(怒)。 (9:00前後

……いや、従軍慰安婦問題で「証拠見せろ証拠見せろ」って言ってきた自分たちの論法自分たちに帰って来てるだけですやん、っていう。ブーメラン三つ目。結局のところ、詭弁使いに詭弁が帰って来てるだけなんですね。こんなことしてると自分たちの勢力が減る一方なのになんでこんな下策を行っているんだろう、と考えてたら、ある集団を思い出した。連合赤軍ですね。自分たちに反対する者に対しては粛清を繰り返すっていうね。でも、KAZUYA氏の例の動画に対しては、 「高評価2,278/低評価92」なんだから事実を見て客観的分析したほうがいいですよという無用お節介を焼いておく。

ってなわけで、チャンネル桜ブーメラン特集でした。

2014-02-11

都知事選における田母神氏の問題点を考える

http://www.youtube.com/watch?v=esaEPq1_0zA

東京都知事選での田母神陣営反省点を考える】

上の動画を見た。おおいに笑った。とくに次の個所。

まずね、根本的な大問題。戦略がなかった。[…]戦略がないってね、脚本書かずに映画とるみたいなもんなんですよ。組織がないなら、組織がある人以上に頭を使う必要がありますよね。[…](田母神氏の選対をつとめた水島総は)軍師タイプの方ではないんですね。どちらかといえばね、武闘派ですよ。三国志で譬えるなら孔明ポジション張飛がいるようなものです。

ようするに、水島総はバカだって言ってるわけです。まあ、おっしゃる通りなのでしょうが、それにしても「映画」のハナシをもってくるあたりはKAZUYA氏も面白いね。一応、水島氏は「映画監督」でもありますから(笑)。次の個所もよかったです。

公式Youtubeチャンネルをつくって田母神としおをアピールする短めの動画を作った方がいいんじゃないですか、ってね、まあ選挙スタッフの知り合いの方に言ったんですよ。そしたら「あ~、いいっすね~」ってすぐに採りいれてくれたんです。さっそく公式チャンネルがつくられて、動画がUPされたんですけど、候補者って誰でしたっけ? 田母神さんですよね。記念すべき一番目の動画ね、これね、水島さんの動画なんです。これね、ぼくね、パソコンの前で、「新婚さんいらっしゃい」の時の桂三枝並のズッコケ方をしましたね。

上の言葉とあわせて総合してみると、水島氏は目立ちたがりのおバカさんで田母神氏の足を引っ張っていただけとKAZUYA氏は言っているわけでしょう。いや、それどころか、チャンネル桜存在自体が問題だったってことでしょう。KAZUYAという、これまた付焼刃の知識(動画中にあった『孫子から引用には失笑した)を切り貼りしているだけの若者にこれだけ罵倒された水島氏がどのように反応するのか、正直なところ今から楽しみです。それにしても田母神氏もたいへんだねえ。でも、これは自業自得でもあるよ。けっきょく最終権限はご自身にあるのでしょうから選挙人事も、航空幕僚長として航空自衛隊五万人を指揮していたのと同じ要領で、できていたらよかったのにね。

   ☆

で、他方水島氏についてですが、こちらで選挙について反省なさっています

http://www.youtube.com/watch?v=I7hUXVmOPwM

http://www.youtube.com/watch?v=JlFU5DWXsy8

【桜プロジェクト東京都知事選スペシャル[桜H26/2/10]

水島氏は「軍師タイプ」でもないのにあいかわらず「司会役」をつとめていますが(注:基本的にこうした企画では水島社長が司会をしています)、ご本人も(お目出度いことに、と言うべきか)選挙が終わった後に、KAZUYA氏が言っているようなことご自覚なさったようですね。

ところで、この討論会支離滅裂でじつに面白い田母神支持率が6%から12%に上ったことを喜んだかと思えば、大雪中田母神に投票してくれた61万票は「堅い支持層」であると言ってみたり(フツーに考えて、堅い支持層をたった一ヶ月で6%も上乗せして作れるはずないでしょ)、三橋貴明氏が「自分選挙にでたことガー」で珍説をぶちはじめたかと思えば、大高未貴氏は「李登輝のように、目的を隠しながら国民党に潜り込んで…」といった国民をバカにしたスパイまがい、あるいは革命思想奨励したり等々……。で、こうした方々が田母神陣営であったということはKAZUYA氏の主張とは逆に、もっと国民に知らしめていくべきだろうと思う。「イメージが悪くなる」って? 選挙終わったんだし、もういいでしょ。実際のはなしなんだから。で、それで日の丸掲げて「国民運動しましょう。おまつりワッショイ♪

ちなみに私見では、田母神氏の敗因は、KAZUYA氏や三橋氏が主張するように、ノンポリ層にアピールすることが出来なかったからではないと思う。「アピールしてなお拙かった」のである。「自分意見は正しかったけど浸透しなかった」ていう言い訳は、むしろ共産党がよくやる手口でしょう? ようするに、政策レベルでもダメだった、てこと。三橋氏は一応「エコノミストであるだけあって、するどいところもある。安倍グローバル化を促進させる「構造改革」、ぶっちゃければ新自由主義への批判をより大々的に展開して、「政治的には右、経済的には左」という路線を明確化して強調したほうがよかったのではないか。……ちなみに、その典型は歴史上、ナチスではないかと私は思うのだけれども。以上。

2014-02-10

ガッチャマンクラウズに見る正義

今更だけどガッチャマンクラウズ見たので感じたことを書きたい。(ネタバレ注意)

このアニメは登場する主要なキャラクターがそれぞれに異なる正義観というかポリシーみたいなものを持っていて、それぞれがいわゆる典型的ヒーロー像を象徴していたように思う。

今回はそういった個々のキャラクターは置いておいて、大筋のストーリーから勝手メッセージを読み取ってみる。

ガッチャマンクラウズには典型的正義観を持った2つの陣営が登場する。それはガッチャマン陣営と爾乃美家累であるガッチャマン陣営(はじめ除く)は各々の考え方の違いはあれど基本的には勧善懲悪的なスタンスである。一部の優秀な人間がその他多くの言ってしまえば愚かな民衆を導く必要があるという考え方を持っている。それに対して累はヒーロー社会必要ではなく、民衆全体の働きかけによってより良い社会を実現しようと考えている。しかしこの理想性善説的な考え方に大きく寄与している。

ここにはじめとカッツェといういわゆるジョーカー的な存在が登場する。2人はこれら2つの陣営にそれぞれの正義観に対する不備を突きつける。

はじめは何事に対しても先入観なくフラットに接し、自らの価値判断基準に則って行動することで今まで悪だと思っていた存在がそうでないこともあるということを突きつけた。一部の優秀な人間が舵取りを間違えたらあかんよねという事例である。カッツェは累に対してあえて困難な状況を作り出し、自らが与えた力を使わなくては結局民衆による正義など実現できないという矛盾を突きつける。更に後半はGALAXとNOTEを累から奪うことでクラウズを使って人間性悪説的な側面を増幅させる。これは民衆による正義は結局易きに流れる為不可能と象徴的に示しているといえる。

はじめとカッツェによる引っ掻き回しによって2つの陣営共に自身の正義観を変容させていく。ガッチャマン陣営清音を筆頭としてはじめを受け入れることで、一方的に先導するだけが正義ではないということを理解してく。累については人々の内発的な動機による助け合いではなく、社会の仕組みによって外発的に動機づけを行うことではじめて理想社会が実現できると考えを改める。以前の累は多くの民衆に対して自身の正義観を押し付ける側面が少なからずあった。それはHUNDRED No.26 梅田 光一を説得する場面からも読み取ることができる。人々が内に秘める助け合い精神を信じていた結果としてそのような正義押し付けにつながっていたといえる。それが最終的には各個人の考えを矯正するという発想をやめ、システムとして人を誘導するという発想に至る。「立川市で何をするかはみんなの自由」という発言は、人の性善説的な側面を無批判に信じて出たものではなく、民衆を正しく先導する覚悟を決めての発言であったんだと思う。

インターネットの普及、ソーシャルネットワークの出現によって今まで以上に群衆の声、力が大きくなってきた社会は、特定リーダーが多くの群衆を先導するには複雑すぎる。そういった状況の中で現代社会はどうあるべきか?それがこの作品を通して伝えたいテーマであると思う。

恐らくあのラスト表現したいことというのは、「荒らし」をするような人たちは規制や否定ではなくならないということ。(殺さない・殺せない)自分たちが世界の楽しみ方(ゲーミフィケーション等)をみせることでしか、変えることができないということではないでしょうか。

世界ポジティブに捉え、行動したほうが合理的と思わせるような体験を見せることでしか、変わらないということを言いたかったのではないかと思います

http://d.hatena.ne.jp/loki16185/20130929/1380428729

この疑問に対して作中での答えはゲーミフィケーションであり、人間本質的に易きに流れる生き物であるならそれを肯定し、社会全体としてより良くなる方向にインセンティブを与えることでボトムアップ社会運営していこう、という発想であるガッチャマン陣営と累がはじめとカッツェにそれぞれ自分たちの正義観の不備をつきつけられ、互いに価値観を共有し合ったことでこのような発想に至ったと考えられる。

しかし、この考え方には未だ危険も潜んでいる。インセンティブを与える基準、いわゆる「いいこと」の評価関数の決め方次第では結局正義押し付けになってしまう。この評価関数の決め方という部分まで踏み込んではじめてこれから社会正義のあり方という問題の答えになるのではないか?と感想を抱いた。

脱原発と最終処分場問題

原発トイレのないマンションだ、だから止めるべき」

という主張は分からなくもない。

でも、今すぐ止めてもとめなくても、結局トイレ(最終処分場)を作らないわけにはいかないよね?

この問題、脱原発陣営ではコンセンサスというか解決策はあるの?

検索しても、ノイズ多くて自分が探している答えは見つけられなかった

2014-02-03

逃亡

これが私に起因する問題なのか

彼らにも共通するものなのか

それは定かではない

言語に、論理に、より上の階層俯瞰しよう、俯瞰することを正当化しよう、という働きは、日常を紡ぐことからの逃亡なのだ

どちらが本質なのか、という問題は、両者の側が自身の陣営擁護という形でそれぞれによって、論理の解れがないほどに、厳しく規格化されている。出自とする公理の源泉が対極に位置するのだからそれは現状仕方のないことだ。

しかしながら、しかしながら、我々は既存世界から教育を、影響を受けた存在であるにも関わらず、既存世界での"正しさ"を知っている存在なのにもかかわらず、その"正しさ"の本質を問おうとする。

"正しさ"に則って明日の生きる糧を作るはずであるのに、答えを保留にして逃亡するのだ。

早いことが正義である。即答できることがこの世界の"正しさ"である

にもかかわらず、その本質を問うのだ。

既存の体系の中で自由になれるだけの力がないから、体系自身に難癖をつけるのだ。

問題解決の本質抽象化し、難解なものである、という合意を取り付けることによって、結論が出ない、出せないことに対する論理的根拠にするのだ。

自分の正しさが"ここ"で承認されないのであれば、自身こそが正しさの根源である、と解釈すれば良い、と考えるのだ。

2014-01-31

原発の争点から逃げる舛添候補



都知事選初日、即原発ゼロを訴える細川小泉両氏の遊説に、

組織的な動員がないにもかかわらず聴衆の集まりは舛添陣営より多い。

スタートだ。

内容的にも細川小泉両氏が訴える原発ゼロ政策に対して、

初日、舛添氏は原発に触れず、逃げを打っている。


舛添氏は出馬表明の時、原発の再稼働を認めると言っている。

その時発生する使用済み核燃料廃棄物についてどうするのかは明らかにしていない。

原発に併設された使用済み燃料プールはほぼ満杯の状態だ。

もし舛添氏が、東電新潟柏崎刈羽原発福島第二原発の再稼働を認め、

発生する電力は東京で使うが、発生する核廃棄物のことは知らないというのでは、

都知事になる資格はない。





菅直人オフィシャルブログ今日一言

http://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-11756659236.html

2014-01-23

http://anond.hatelabo.jp/20140123091742

結局どういう結論なん?

小泉関係者暴走してやったことなんじゃないの

ならtwitterの問題じゃなく小泉陣営の問題でしか無いんだけど

2014-01-22

2014年東京都知事選挙 展望(2014年1月22日現在)

facebookに書いても到底知人に「いいね!」されないしさりとて自分ブログに書くか?という気がしたのでここに書きます競馬新聞みたいに書きたかったが、詳しくないので無理だった。

本来の選挙戦展望

Jリーグ箱根駅伝で言うところの優勝争いです。

先に結論を書いておくと、

宇都宮
田母神×
舛添
細川

です。あと、競馬新聞だったら 「波乱含み」と書かれてると思います

競争対象は以下の通りです(立候補表明順)。

宇都宮健児
  • 共産党が支持
  • 急進的な脱原発派が支持していると思われる
  • 逆に言うと上記の人たちにしか支持されない気がする(いわゆる極左?)
  • 政策福祉関連手厚くやってくれそうで個人的には好感。美濃部都政再びって感じ?
田母神俊雄
舛添要一

都知事選挙について その2|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

http://www.taro.org/2014/01/post-1436.php

  • 個人的にはアレだが、出そろった有力候補の中ではまともな人の部類に入る事になってしまった。
  • 石原・猪瀬路線の継承
  • 政権与党の支持を受けてるので順当に行くとこの人が本命のはず。
  • が、一度党を除名されている事もあり、自民党関係者からの反応が微妙

進次郎氏「舛添氏応援に大義ない」 都知事選自民動揺

http://www.asahi.com/articles/ASG1H5KBMG1HUTFK00L.html

片山氏、舛添氏支持依頼に難色 「婚外子への慰謝料扶養が不十分」

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140119/plc14011917580011-n1.htm

政党助成金借金返済 舛添氏の「新党改革政党支部資金団体と迂回

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-01-21/2014012115_01_1.html

細川護熙

東京五輪「返上」言及の細川氏批判…菅官房長官

http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140116-OYT1T01056.htm

原発東京都だけで決める政策課題ではない=官房長官

http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2014/01/117848.php

多数決がいいのかどうなのか」 伊吹衆院議長

http://www.asahi.com/articles/ASG1P0GWFG1NUTFK00S.html

http://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-11746489362.html

生活の党細川支援へ 小沢代表

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140119/elc14011917060001-n1.htm

http://simplog.jp/pc/pub/11564344/45

http://togetter.com/li/619052

もう一つの選挙戦

泡末候補によるJリーグで言うと降格争い、箱根駅伝で言うとシード権争いか(良く言いすぎかも)。

有効投票総数の10分の1を得て、供託金300万円を返してもらえるかを観察したいと思います

ドクター・中松
マック赤坂
家入一真

の誰かと思われる。今回は堀江貴文資金出してもらって出馬した、株式会社paperboy&co.創業者家入一馬さんの動向に注目したいと思います。勝ち予想は・・・正直どうでもいいです(笑)

選挙結果が出たら振り返りもやりたいと思います

以上

2014-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20140110205730

ええと、今の情勢で日本戦争できるとしたらどんな状況?

可能性として

尖閣竹島北方領土

だろうけどさ、この内ほんとに戦争状態突入するとしたら中国が先制で尖閣ちょっかい出してきた時のみだよね。

そこには反撃の大義名分が与えられうわけ出汁

竹島日本から先制で武力行使に及ぶ可能性は限りなくゼロ、同陣営だし。北方領土も今更武力衝突に進む可能性は殆ど無い。

もちろんこれらの既に紛争が起きている地域以外に領土を拡大!なんてできるわけないんだし。

戦争したがってるって考えが理解できん。

2013-12-06

Ingress 始めて一か月経ったので感想とか要望とか

ねとらぼIngress の紹介記事がアップされたのがちょうど一か月前でした。

見慣れた街でこんなバトルが……! Googleが開発した世界規模の“陣取り”ゲーム「INGRESS」が面白そう

Ingress とは、Google関連会社が開発・提供している、スマホ現在 Android のみに対応iOS への対応来年の予定だとか。)の位置情報を利用した世界規模の陣取りゲームですが、その辺の紹介はねとらぼ記事に任せます

やることは単純で、

  • 占拠や攻撃に使うアイテムは、ポータル(何色でもい)を HACK することによって得られる
  • HACK は原則として5分おきに4回まで。その後、4時間経つとリセットされる

地味

実際にポータルの近辺(10m以内?)まで行かないと HACK もリンクもできないので、とにかく歩きまわることになります

普段の活動は、ポータルを巡回して(つまりスマホを持って歩きまわって)HACK してアイテムを集めたり、空のポータルを占拠してリンクをひいて回ったり、あとはときどき敵のポータルを攻撃してみたり。

結構地味です。

あと意外と運動になります。実はダイエットアプリなのかもしれません。

初心者場合、始めてから一カ月ぐらいは、レベルアップのための作業が中心になるでしょう。というのは、より強い占拠装置(レゾネータ)や武器バースター)を使うためにはそれなりのレベル必要なため。

レベルアップのための経験値は、

などの行為によって少しずつ溜まって行きます

最高レベルレベル8まではすごく遠いので、そこはとりあえず目指さずに、レベル6ぐらいからが本番という感じでしょうか。

レベル6でも、暇な都会の大学生が一週間 Ingress のことだけを考えて生活してようやく達成できる程度の経験値が必要。)

まあ本番といっても、より強いレゾネータでポータルを占拠することで、より壊されにくいリンクフィールドを維持する、というだけなんですが。

何が面白いのか

単純に、自陣営ポータルを敵の攻撃から守ったり(よりレベルの高いレゾネータを配置することで防御力を高められる。)、敵のポータルを攻撃したり、奪われたポータルを奪い返したり、といった戦争ごっこを楽しめます

また、どのポータルを結んでリンクをひくと効果的かと作戦を練ったりとか、より遠くのポータルまで足を運んで、より壊されにくいリンクフィールドを作る(敵も遠くのポータルまではわざわざ壊しに行かないので。)ためのお出かけ計画を練ったりするのも楽しいです。

あとは同陣営プレイヤーと協力してより強いポータルを作って死守したり、敵のポータルに同時多発攻撃を仕掛ける作戦会議をしたり、といった協力要素もあります

チュートリアルが長い

そのように敵が協力して強いポータルを作って死守していると、初心者がそれを攻撃して壊すことは不可能です。正直、レベル6や7でも厳しいでしょう。

その意味では、先にレベル8になったプレーヤーが先んじて作ったポータルリンクフィールドといった既得権益(?)がかなり強く保障される世界です。

そのため、開始してすぐのレベルが低いうちは、敵のポータルを壊せずにいらいらすることも多いでしょう。

また、弱いレベルで占拠したポータルはすぐに敵に壊されますので、それでやる気を失うということもあるでしょう。

そんなこんなを繰り返していくうちに、レベル4辺りから敵のポータルも壊せるものが増えてきますし、レベル6になれば敵から攻撃されても比較的揺るがないぐらいの防御力のポータルを自力で作れるようになります

なので、とりあえずそこまでの辛抱が必要です。それまではチュートリアルだと割り切りましょう。

それと、ポータルを HACK していると、1000分の1(?)の確率で、敵のポータル問答無用で自陣営の色に塗り替えるという超レアアイテムが拾えることがあります。これがあれば、邪魔だけれどどうしても壊せないポータル等も壊すことができるでしょう。

陣営の選択

Ingress を始めると、まず最初陣営を選択するように指示されます。謎のエネルギー活用しようとする緑陣営(エンライテンド)と、それに抵抗する青陣営レジスタンス)が選べます

でも始めて早々にそれを選べと言われても困りますよね。

どちらの陣営でも使えるアイテムなどに差はなく、単純に、自分地域にどちらの陣営が多いか・少ないかで決めればよいでしょう。(全世界的には、緑が常にややリードしている印象だが、日本国内でプレイする場合には地元の状況を優先する方が楽しめるはず。)

このとき地元に多い陣営(優勢な陣営)を選ぶと、先達のプレーヤーからいろいろ便宜を図ってもらえる(たとえば敵のポータル破壊してもらい、それによって空いたポータルを占拠することで高い経験値を得させてもらう。)ことがあるかもしれませんし、将来的には彼らと協力してより強いポータルをより強固に維持していくことに参加できることでしょう。

逆に、少ない陣営(劣勢な陣営)に参加すると、敵ポータル破壊して奪う、また奪い返されるといった戦争ごっこの醍醐味を存分に堪能できますし、また、敵の少ない周辺部に足を運んでより長いリンク、広いフィールドを作って敵の邪魔をするといった作戦を練る楽しみも味わえます

以下、参考までに、日本の主要都市優勢な陣営を挙げておきます

  • 那覇 緑(エンライテンド)

要望

最後に、Ingress中の人に届くことを期待して、いくつか要望を。

関連リンク

2013-11-25

http://anond.hatelabo.jp/20131125025227

まりIEを遅いとネタにしてる人はVista以降のWindowsに触れた事がないって事だろう。

Vista以降はWindowsUpdateを標準設定のままにしてれば自動的に9以上にアップデートされてるはずだから

サポート切れまで半年を切ってるようなXPに未だにしがみついてるロートルは論外だが、仮にMS以外のOSを使ってる人だったとしても、他陣営ブラウザを最新版もろくに触れずに馬鹿にするのは上品とは言えないよな。

爆弾マークをよく見かけた前世紀のMacWindows8.1を比較する位ばかげてる。

2013-11-19

亀田興毅が逆に心配です 。

2013年11月19日

亀田興毅の八度目の防衛戦があったわけだが、これが凄まじかった。

ポイントは以下の通りだ。

亀田は一度ダウンを奪われたが、相手は一度もダウンしなかった。

試合会場は相手国の韓国と、アウェーだった。

普通、この段階で相手の勝利だと感じるだろう。

次に、試合が終わった後の様子を伝えよう。

○相手陣営は勝利を確信し、賑やかで笑顔だった。

亀田陣営は皆、表情が固かった。

亀田興毅が映った際、亀田の唇の動きが『あかんわ』だった。

○何故か、『判定の集計に時間がかかっております』というアナウンスが流れていた。

さて、結果だが。

亀田の判定勝ちだった。

これ、スゴイよね。

『判定の集計に時間がかかっております』とあったけど、この短い時間に、いったいどんな交渉が行われたんだろうか?

アウェーでダウン食らったのに勝つというのはハンパじゃない。

しかも相手は韓国

単純に金が動いただけ?

韓国は今や先進国だよ?

ちょっとやそっとの金で動く?

韓国とか、特に誇りとか名誉大事にしてそうじゃん。特に日本相手には!

それが日本側の要求を飲むなんて。

いったいどういう力が動いたのか、マジでわからん

そして、勝ち判定の後の亀田興毅の表情。

勝者として、両隣に笑顔の美女がいたが、亀田興毅本人の顔は、ほぼ死にかけてた。可哀想だった。

いや、正直たまらんだろう。

上にも書いたが、判定前、亀田本人は『あかんわ』って言ってた。

それを無理矢理勝ちにされて、、、。

私見だけど、亀田興毅普通に真面目な青年だと思う。練習も真面目に頑張ってるんだろう。んで、今日も真面目に頑張って戦った。で、負けてたけど判定で勝ちにされた。

大好きなボクシングを自らが冒涜してしまってることに耐えられるのか?

心の弱い人間だと、壊れちゃうんじゃないかな。

2013-11-02

Mac寿命は4年

WindowsXPサポート終了でさわいでいるけども、対抗馬のOSX寿命をみると半分以下の寿命である

OSXになってからサポート期間をみてみると次のようになる。

種類発売最終アップデートらしき日付
Mac OS X v10.3 Panther2003年10月24日2007年11月14日
Mac OS X v10.4 Tiger2005年4月29日2009年9月11日
Mac OS X v10.5 Leopard2007年10月26日2011年8月10日
Mac OS X v10.6 Snow Leopard2009年8月28日 
OS X v10.7 Lion2010年10月21日 
OS X v10.8 Mountain Lion2012年7月25日 
OS X v10.9 Mavericks2013年10月22日 

最終アップデートらしき日付は、公式にアップルさんがサポートやめましたと発表していないので、仕事上困る。

どんなに美麗なボディをまとっても、4年で終わりならば、愛着をこめて、修理しながら使う機械というよりは使い捨て機械だ。

電源コードがべとべとになったり、クリア部品が黄変したりと古臭くなって寿命をアピールしてくれるところは、hpdellNECなどのWin陣営と違って親切だ。

この非公式な日程をもって、ブラウザプラグイン対応アプリケーション対応周辺機器メーカー対応もその期限で終わりになることが多い。

会社リース組んで買うと5年リースで、最低限の使用期限と対応期限が異なっていて困るのだ。

イラレベクトルWindowsで引いてもMacで引いても結果は同じだと思うけど、Macで引いたベクトルは、きっときれいなベクトルなんだよw

空間管理Macに優位性があると思うけど、それを理解していない人にとってはどっちでも関係ないくらいのレベルだと思う。

Macがないと仕事ができないというデザイナーに対しては、お前はスケッチブック鉛筆アイデアを書いてみろと言って、できないデザは仕事のできない言い訳をするオペレーターだと思っておいていい。

そんなこというデザより機械を選ばずにまじめに働くオペレーターのほうが利益に貢献していると思うよ。

でも、Macを装備するとデザイナーの「かしこさ」「ちから」「うんのよさ」「みりょく」などのパラメーターが大幅にアップすることが見込まれるのならば止めはしない。

ということで、見た目の格好良さでMacを買おうとしている部下がいる経営者の人への助言でした。

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