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はてなキーワード: 地主とは

2014-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20140513222510

まあ、お前は大多数の東京社畜サラリーマンよりは勝ち組だろうけど、田舎がお前みたいなやつばっかじゃないだろ。

地主はまた別格だから

しがない地方サラリーマンとか、研究員とか、土方とか、そういう哀れなやつがいるわけで、それと都会の社畜サラリーマンのほうが全然良くない?って話で。

2014-04-18

「それがAmazonですから」~Amazonに殺されそうな私の記録~

私はAmazonで物を売っていた。

そう、残念なことに過去形で。

 

というのも、何故かAmazonから出品用のアカウント

一方的に停止させられてしまったのだ。

 

[現在、ご利用のアカウント

 Amazon.co.jpにより一時停止されています。]

 

正直なところ、理由はよくわからない。

 

メッセージの詳細を見ると

「以前当サイトにて

 閉鎖いたしましたアカウント

 関連があると判断しました」

と書いてある。

 

警告をもらうようなことは、しているつもりがないし

お客様からのストア評価も致命的というほど悪くない。

 

本当に心当たりがなかったので

いつもお世話になっている、ヘルプデスク電話をしてみた。

 

アカウントの状況をオペレーターの方が調べること1分。

 

はい、ただ今確認いたしました。

 アカウントが停止されてますね」

 

それはわかってるけど、理由がサッパリからないことを伝える。

 

申し訳ありません、それはこちらでもわかりません」

 

聞くと、物流に関するヘルプデスク

アカウント停止に関わる部署アカウントスペシャリスト)は

全く連絡手段を持たないらしい。

 

どんな企業だよとか心のなかでは思いつつ、

そこへの連絡先を聞くと

 

公平性を保つため、メッセージでのやりとりのみとなってます

 

公平性?いちいち引っかかる対応だけども、

末端オペレータをチクチクやっても問題は解決しないので

メッセージから連絡を取る手段を聞いて電話を切った。

 

本当に大切なことは、私の願いであるストアの再開。

なにかマズイことがあるなら、改善しなければならない。

 

アカウントスペシャリストからメッセージを要約すると

 

勝手ながら一方的に判断して閉鎖したよ。

・残ってる注文の処理はそっちで勝手にやってね。

・FBA倉庫Amazon委託販売する時に使う倉庫)にある荷物は

 自腹で勝手に引き上げてね。保管料はバッチリもらうよ。

・販売客からクレーム処理のため、売上金はしばらく返さないよ

 

そんな内容だった。

 

その内容の下に、問い合わせ用のボタンが付いている。

ぽちっと押すといくつか問い合わせフォームが出てきたので

早速、こんな内容で送ってみた。

 

「全く心当りがないので、

 なにかマズイことがあるなら教えて欲しい。

 ぜひ改善してストアの再開をしたい」

 

待つこと12時間。返事が来る。

 

総合的に判断しました。

 調査内容はセキュリティの問題上開かせません。

 アカウント再開はできません。」

 

なん・・・だと?

こちらはアカウント(ストア)が再開しないと

飯の種がなくなるので、当然必死だ。

これを受けてamazonに返信してみた。

 

 「ご回答、ありがとうございます

 関連性があると判断された調査方法詳細は不要です。

 

 どのような規定に触れたのか知らないことには、

 当アカウントの再開がかなわず

 新規アカウントを作ったとしても

 二の轍を踏む可能性がございます

 今後の改善策として教えていただけませんでしょうか。

 

 こちらとしても、御社機構を利用しての商売を再開、

 そして良い関係継続したいと考えておりますので、

 どうぞよろしくお願い申し上げます。」

 

正直、内心ムカつきながら書いてるけど

ここは我慢我慢。

地主に逆らえない小作人の気持ちがよく分かる。

で、返事が来た。

 

「出品者様から上記のご連絡をいただきましたが

 ご同意いただいている当サイト規約より

 総合的な判断で閉鎖の措置をさせていただきました。

  

 再開はできかねる旨、ご連絡申し上げます

 また、新規アカウントを開設することもできませんので、

 ご了承ください。」

 

再開すれば良し、ダメでも新規と考えていた。

新規アカウントを作ると、それまでに蓄積していた

お客様からのストア評価を捨てることになるので

正直なところ、かなり避けたい事態だった。

 

だが、このメールには続きがあって

Amazon規約文書らしきものコピペされていた。

 

要約するとこうだ。

Amazon内で行われる活動をモニタし、調査する権利があるが義務ではない。

Amazon不適切だと思った行為に対して、あらゆる処置を行います

Amazon内での出品停止などにとどまらず、財産差し押さえとかもやれるらしい)

・これらの規約違反について、Amazon絶対的裁量を保有します。

 

本当に一言で言うと、「Amazonは神」

 

調査する義務とか、よくわからなかったので

なんとか関係改善の糸口がつかめないかと三度目メールを送ってみた。

正直、自分でもしつこいとは思っているんだけど

これがないと収入が消えるのでどうしようもなくなる。

 

申し訳ありませんが教えてください。

 新規でもアカウントを開設できないとは

 どういう意味なのでしょうか。

 アカウントに対して罰則適用されたのではなく、

 私個人に対して、なにか重大な規約違反があったのでしょうか。」

 

そもそも、アカウントが閉鎖された原因を聞きたいわけだから

アカウントも2度と作らせねーよ?」

と言われると、一体どんな恐ろしいことをしたのか不安になる。

 

今度の返信は早かった。

 

「当サイト規約にご同意いただけないと判断されたアカウント

 及びその関連アカウントについては、

 総合的な判断より閉鎖の処置を行わせていただく場合がございます

 よって、新しく出品アカウント作成されましても、

 同様の処置を取らせていただく可能性がありますことをご理解ください。」

 

そもそも、関連アカウントって何?みたいな感じですが

新規アカウントを作ること自体大丈夫らしい。

 

すぐに、新しいアカウントを作る手続きをしてみた。

試しに、隣にいた親戚の人に頼んで

新しいストアを作ってもらうことにした。

 

が。

 

アカウントの申請が却下されました。

 理由は聞かないでください」

 

という内容の赤文字とともに、申請が途中で止まる。

これって・・・IP追跡???

 

パソコンは親戚の人が自信のノートPCで作ったか

無線LANアクセスポイントくらいしか通事項はない。

 

ここはレンタルオフィススペース。

ということは・・・誰かがやらかしたんだ。

関連したアカウントとみなされたのは接続IPしか無い。

 

おそらく・・・と思ってダメ元でアカウントスペシャリストメールを送ってみた。

 

すみません、やはり自分自身には心当たりがありません。

 (こういう通信環境で)すから、もしIPによる関連性でしたら

 アカウント停止を解除していただけないでしょうか。

 こちらは御社との良い関係構築ができればそれが一番ですので

 何卒、ご検討ください」

 

まぁ、返事は想像のつくものであったけど

一番最初のメールが帰ってきた。

 

一行だけ「重ねてのご案内となりますが」と付け加えられて。

 

こうして、私のAmazonセラー人生は終わった。

 

ここ数日で、同じオフィスエリアの人たちも

次々とアカウント閉鎖に追い込まれているが

もちろん最初の一人以外は心当りがないに違いない。

 

先週、オフィスを逃げるように引き払った。

私のような零細企業にも満たないのEC商人は、

回転資金が回り続けていないと即死する。

当然、色んな所から借りている借金も滞る。

 

自分にとって唯一の救いは、

連帯保証人必要とする借金がない事くらいだ。

他のオフィス仲間も、なんとか立ち直って欲しいと本当に思う。

 

このブログを書く数分前、最初ヘルプデスク

最後電話をしてみた。この現状を伝えて、

私はともかく周辺の人間だけでもなんとかならないかと思ったから。

 

だが。

 

何回か言葉のやりとりを交わした後

担当者一言に、とどめを刺された。

 

「どうにもなりませんね。

 【それがAmazonですから】」

2014-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20140412190521

自分工場じゃないけど、地方で勤務条件がいい会社だとわりとある風景かも。

土地田んぼ管理がある地主長男とか、都会に疲れてUターンしてきたとか

夫が多忙なので家事育児優先で働きたい主婦とか

地元マイペースに働きたいって人にとっては、仕事内容とか二の次らしい。


都会から引っ越してきた自分からすると

この給料仕事内容で、よくまーこんな優秀な人が集まるなーって思うんだけど

みんな土地持ちか高収入な夫がいるので、給料はほどほどで満足みたいだし

さして面白みのなさ仕事だけど、自由にやるといいよーって雰囲気なので

優秀な人は日々改善して業務を効率化してるので、あんま不満はないっぽい。


やっぱ人間満ち足りてると、細かいことにキリキリしないので、

最終学歴がどーだこーだって話はあんまり聞かないし、みんな仲良くやってますよ。

ただ、田舎なので、出身中学高校がどこだったかーって、話題は多いけどね…

2014-04-08

俺は如何にして陵辱ものコンテンツ愛好者となったか,そしてあり続けているか

以下の文章は性暴力についての話,それもかなり露悪的な自分性癖誤用)語りですので,不愉快に感じる方やトラウマを抱えていらっしゃる方は読むのをご遠慮いただけるとお互い幸せになれるのではないかと思います.もちろん不愉快に感じて俺を批判する人がいるのは言論の自由というものがある以上当然ですが,自分意志で見たという点への責任だけは引き受けてください.



小学校くらいの頃から,なんか自分性癖誤用)は変だった.色んなアニメ,たとえば名探偵コナンでも金田一少年の事件簿でも何でもいいんだけど,女性が縛られて監禁されているシーンってあるでしょう.ドラマだったら透明人間にもそういうシーンあったっけ(俺の黒木瞳原体験はあのドラマです.最近の子供はわかるのかなあのドラマ……).ああいうのが性的な含意の一切ないシーンでも普通にすごく興奮して,親や祖父母に隠れて録画のそのシーンばっかり繰り返して再生してたり(中学に入って某サイコメトラーに触れた時は衝撃的でしたね.一番最初メビウスの事件からしてアレですから.あれは素晴らしかった……).もうその頃から既に下級生の女の子を縛り上げて監禁する妄想とかしてた気がする.幸いにもそういう妄想言葉や形にする前に漫画アニメ出会うことができたわけですが.

中学に入ってインターネットというものを憶えてからはひたすらに「拷問」とかで調べてた気がするけど(今思うと,何で厨房の段階であれだけ高度な拷問サイトに辿り着けていたかがわからない.基本的拷問もったいないので妄想しませんが水責めは別ですね.あれは身体に傷が残らないのでエロ妄想的には素晴らしい拷問手法です.現実には最悪ですが),やっぱり最高なのは緊縛とかDIDとかですね.猿轡は本当に声を出すどころか表情をあらわす手段すらも部分的に奪われ何もできない感に溢れるガムテープがいいと思いますが,くぐもった声が適度に漏れそうな手拭いとか口開けっぱで唾液垂れ流しにせざるを得ない屈辱感も味わわせられるボールギャグも捨てがたいです.ちなみに妄想力を強化するために自分の口にガムテ貼り付けてどう見えるかっていう実験したこともあるけどガムテって顔に対してかなり大きいですよ.あれは本当に剥奪感あります.目隠しがどう見えるかという実験物理的に無理なのでやりませんでした.デジカメ駆使すればできたはずだけどあれはデータに残してはいけない気がした.目隠し+ガムテって,もう何もできない感とか表情完全に見えない感とかに溢れてて監禁とかDIDとかが好きな人間にはたまらないです.

もちろん縛り上げた後は陵辱する妄想もいたします.よくはてな界隈の議論では「レイプファンタジー」という言葉が出てきて,どういうものなのかと推察するに「女性レイプされて喜びを感じるようになる」というファンタジーのようなのだけれど,俺にはまったく当て嵌まらないというかそういうのに当たると「ふざけんな!」と卓袱台ひっくり返したくなる.嫌がってるのを無理矢理というのがいいのに途中から喜び出すとか,まったく興奮しない.何が悲しくて陵辱ものを見に来て和姦を読まされねばならんのか.それがいいという人が一定いるからそういう地雷存在しているのであって,それを批判するのはブーメランではあるのだが,どうせ増田しかこんなこと書けないからこの機会にぶちまけておく.悲鳴あげたいのにそれすらできないガムテは最高ですね.

じゃあお前は現実女の子に対してそういう妄想してるの? っていうと,違うのよね.現実女の子にそういう目を向けるなんて少なくとも中学校に入って以来は絶対にしていない(しそうになったら必死で抑圧した).というか,むしろ好きな女の子としたいことって手を繋ぐとか抱き締め合うとかそういうことばっかりだった気がする.キスすらもたいして興味ないし,そういう子で抜くとかもない.そういう花ゆめに出てきそうなぴゅあな恋愛観の一方でアニメキャラとか名も知らぬ創作キャラとかは散々縛り上げて犯して殺して捨ててたんだからまあ歪んでるよなあとは.現実に他の人間に対してこういうことをする連中は吊せばいいと思うけれども.

まあとはい現実には中々俺の好みを満たす陵辱表現って巡り会えないものではあるので(どいつもこいつも途中で猿轡や拘束具を外しすぎなんだよ.自由は最後まで奪っとけ),現実には殆ど妄想と昔集めた数少ない極上の陵辱表現で性欲を満足させるほかなくなっており,そういう点考えると表現の自由とかの正義論丸々ネグって全部俺一人の都合だけで考えた場合表現規制されてもあまり困らんかもしれん.頭の中までは取り締まれないし.絵心があったらpixivうpしまくってるんだが,とはいえ某lilish先生ほどの多種多様な縛りシチュを考え出すほどの妄sもとい発想力はないので早晩某誘拐シミュレーションゲームの人みたいにマンネリ化しそうではある.というかあの人本気で何なのわけがからない.

悩みがあるとすれば,下手にリアリティ厨なせいで妙なところに拘ってしまうところだよなあ.「そもそもこの女の子どっから攫ってくんの? そんな都合良く一人でいる女の子を攫える街とか最近あんの?」「多少悲鳴漏れたり中でガタゴトやってたり車から建物まで女の子運搬したりしてても気付かれない場所って相当な田舎だけど,そんな辺鄙なところに建てた建物光熱費が失踪事件があった辺りにだけ跳ね上がるのって怪しくね?」「つーか,拉致監禁陵辱殺害って数日がかりの大仕事になるわけだけど,その間仕事どうしてんの? 株でもやってんの? 地主の息子なの?」「攫う場所ってやっぱりばらけさせないとすぐに地元人間だってバレて足がつくし,特定の年齢層の男女比を著しく崩すことで地域人口ピラミッドにも影響するよね.でも身バレ恐れて遠くの街とかで攫ってきてたりすると土地勘ないからリスク高くね?」「うっかり攫った子が鼻づまりだったり埃アレルギーだったりしたらガムテ猿轡で倉庫とかに監禁した場合窒息しちゃうけど,やっぱりガムテ貼ったらちょっとの間様子を見た方がいいだろうか?」「縛るのに縄を使ったら血流が阻害されて予期せぬ突然死のリスクとかも抱えるけど,拘束だけならガムテ使った方がいいんだろうか?」……等々.まあめんどくさいから気力があるとき以外本気で考えません.

こういう妄想する奴やロリコンもまた性的マイノリティだみたいな感じの自己主張は正直みっともないというか見ていて恥ずかしいのでやめてほしいが,一方では,上でも書いたけど現実女性にこんな酷いことやろうとは微塵も考えていないし,よしんば考えていたとしても露見した後の刑事罰社会的制裁が恐すぎて絶対にやらないので,ああ,理解できないけどこういう性癖誤用)もあるんだなあ,ということぐらいは意識の片隅に留め置いてくれると幸い.まあそういう妄想すらも悪であると言われるのであればもうチンコ切るしか許される道はないだろうから別に許されなくてもいいんだけどさ(誰に).

あ,増田IDがわかっちゃった人は,こっそり教えてください.リアル知人で,「あっこれひょっとしてこいつかな?」って思っちゃった方,その推測は多分正しいのであなたの胸の中にだけ留めておいてください.「わかるわー」と思ってしまったどうしようもないあなたは,一緒にどういう監禁シチュが一番勃つかを考えましょう.

2014-02-13

新聞社テレビ局新卒内でも勝ち組。だから弱者叩きが厳しい

コネ学歴ロンダリングその他諸々の理由があるが、新聞社テレビ局に入るには

そのステータスを得るには当然ながらそれ相応の資格必要とする。

その中で勝ち上がってきた人達は皆何がしかの縁繋がりで入社出来た事に感謝する。

しかしながら、そこから焙り出されたいわゆる負け組新卒はどうにかして滑り止めの会社入社する。

そんな中起こった労働問題社会問題に対して、新聞社テレビ局は何を考えたか上の人間には譲歩をし、

下の人間、この場合労働者とか従事者を徹底的に甚振るのだ。

何故なら人生勝ち組は下を見ないのである

総理大臣経験者などを見ても下の大学出身者は皆無であるし、殆ど全ての人が家族に名士とか大地主貴族政治家存在する所を見ると

敷かれたレールをただ歩んできただけなのだ

なので、弱者たる労働者階級の人に比べてメンタルがとても弱く、下の人間を社会を混乱させるゴミ程度にしか見ていない。

この事は現在アベノミクスを見ても明らかである

さて、人生勝ち組新聞社テレビ局に勤めており、負け組ないし弱者はそこでは非正規社員である

この差で更に格差社会強者となっている差別構造が形成され、遂には弱者いじめが激化するのは自然の流れであろう。

先日開かれた遠隔操作ウイルス裁判に立った片山祐輔被告は、そうした社会構造から生まれた被害者なのである

彼のように明らかに弱者であるものを何の証拠もないのにメディアなどでは連日彼を犯人扱いして報道過熱させているのである

一方、チノパンこと千野志摩が犯した不倫の末に自動車運転過失致死、人によっては殺人罪とみなされる事件では、証拠があるにもかかわらず大手メディアは相次いで口をつぐみ

また特定秘密保護法に反対としながらも他方でこういった権力を持つ人間への批判は鳴りを潜める事態となっている。

いわゆる「報道しない自由である

すなわちメディアというものは、弱者を切り捨てに強者を守る事を第一としている、ということである

これは、前述の人生勝ち組であるメディア人達が揃って強者であることからも伺えるのである

新聞社テレビ局に入った人間正社員であればすべからくすべての人間人生勝ち組であるが、そうした人間が今度は人生負け組を叩く始末となっている構造である

メディア弱者を救済せよと口では煽るものの、今回の遠隔操作事件やチノパンの事件、またオノヨーコ安倍昭恵夫人も知り、海外メディア報道しているのに日本ではその存在自体を抹消されてしまった吉松育美ストーカー事件でも分かるようにメディアというものは長い物に巻かれる、都合の悪い事は「報道しない自由」による報道しない、非常に偏った思想信条を持ったジャーナリスト集団なのである

弱者救済が見せかけであることは、新聞社およびテレビ局社員の条件を見ても明らかなのである

要は人生勝ち組になった人間はいじめっ子だったのである

いじめがなくならないのはこうしたいじめっ子社会構造トップに立っているためである

なので、元五輪陸上代表為末大の批判ですらも、結局はこの社会構造犠牲の上にある。

世のブラック企業体質は初めから作られたものだったのだ。

2014-01-24

保守」の意味

保守」っていうけど、それは、既成構造擁護革新をしないという意味なんだろう。決して、日本古来の文化伝統歴史を知っているわけではない。

例えば靖国神社というのも、国家のために国民戦争死ぬことを肯定するプロパガンダで、明治時代につくられて昭和時代に強調された思想にすぎない。これは決して、日本古来の文化思想ではない。日本史最近である明治時代以降のプロパガンダ

例えば自民党というのも、既成の社会構造を死守する政党

保守政党」というのは、明治時代以降の資本家中心の社会構造を維持しようとする政党

それと、日本農業は、敗戦までは大地主中心の農業で、旗本みたいな武士地主だし、民間地主というのもつまり資産家。戦後農地改革小作農原則としてなくしたから、戦後には農家地主だと思っていい。それで、この農家という地主も既成構造恩恵を受けてきたわけで、だから自民党の支持層。

戦前戦後も、日本の政治の特色として、こうした企業地主のような資産家を中心にした政策とその意思決定が進められてきたことがある。

いま、「ネトウヨ」だのといって、そのなかには自民党を支持するデマゴーグ連呼しているのもいる。けれど、かりにいま貧困なのだったら、それは既成の社会構造によって虐げられているのだから自民党を支持するのは論理的破綻している(損だ)。騙されている、釣られているのか。それとも、ただ気分的にスカッとして面白おかしければいいのか。たぶん後者

いまの政党政治団体には、おそらく、日本古来の文化伝統歴史を真にわかっているのは、ほぼ皆無だと思う。

理解するためには、いま流布されている「日本とはこういうもの」というステレオタイプ(=プロパガンダデマゴーグ)を捨てないといけない。全国各地で互いにとんでもなく相違している文化習俗言語や食や生活習慣や行事などなど)も知っているべきだし、神道日本仏教儒教という日本の三大宗教文化慣習にも造詣が深くなければならない。三大宗教文化慣習については、それが絶妙な形で社会統治構造封建社会)を実現してきたことも知らないといけない。言語や食など、明治時代以降に没個性化されたものであって、江戸時代以前には日本国の各地域物理的・文化的にかなり隔絶されていて、おそらく言葉も通じないことが多かっただろうし、料理もかなりの相違があって互いにびっくらこくレベルだったはずだ。

ところが、いまの政治家や、あるいは一般国民にしても、そうした本当の姿を知らないし、学校でも教えてくれないし、教科書にも載っていないと思う。

自分自身の(自国の)本当の姿を知らないままで、いまの自分自身を制御できるのかも疑わしいし、ましてや将来へ進むことができるのだろうか。昭和時代まではおそらく、欧米を(戦後特に米国を)追っかけるだけでよかったから、つまり真似するだけで済んだから自分自身を知らないままでもやってこられたのだろう。

2014-01-23

要するに、仕事回すとか回さないとか、コネクションとか

土地仕事に化けただけで、元請けとか下請けとか

地主小作農なんだな。

2014-01-10

http://anond.hatelabo.jp/20140110214820

そっか、雑木林地主がいるのね

首吊り考えてるところを調べてみたら、都立公園だったわ

冷静に考えれば都のものだって言っても誰の損害にならん訳でもないしなあ...

やるんだったら何処が一番迷惑からないんだろうね

第一発見者と処理者には確実に迷惑かかるから、一切迷惑からんてのは無理だろうけどさ...

海に身投げすりゃ誰にも見つからなさそうで良さそうだけど、身投げじゃ飛び降りと同じだし飛び降りよりも即死できなそうだしなあ

2014-01-01

ニート化計画

だいたい、1月20万くらいかかるとするならば、年間で240万円。

40年なら、ほぼ1億円かかる。

  

当然ながら、子供なんて持てない。

だが、1億なんてそうそうたまるものでもない。

  

やはり、働くか?だが、働くにしても、週5日で1日10時間なんて無理だ。

パートならば、週5日1日3時間で月々10万くらいはもらえそうである(だが社会保障などはほぼなくなる)

月に10万円稼ぐのならば、だいたい貯蓄は5000万円あれば40年は持つし、40年後は垂涎の年金生活となる。

  

じゃあ、どうやって5000万もそもそもためるのだろうか?

①親にすがりつく

副業

  

まず、親にすがるのが一番現実的だろうか。確かに、20代、30代前半までは親と同居していれば生活するのはほぼタダだ。仕事しながら5000万は厳しくっても、親に2000万くらいは泣きつけば可能かもしれない。

  

次に、副業だろうか。副業として優秀なのは、もとでがかからないものがよい。

屋台はかなりいいと聞く、屋台用の車を買って、調理師免許をとって、どっかの空き地地主に交渉をすればだいたい1日数万円の収入にはなるらしい。

だが、屋台などやるとなれば、まともな仕事にはつきにくいので、たとえば教員免許など、ある程度保険がきいている状態でやりはじめることになるだろうか。

もし、そういうのができないとなれば、本業の片手間にやる職業ということになるが、それは株やアフィリエイト、という感じだろうか?あまり現実的ではないように思える。

  

やはり、どう考えてもニートになるのは至難の業らしい。

まずもって、免許などの保険があること、何らかの自宅でできる収入源があること、不労所得をゲットできる状況を作ること。などが求められる。

う~ん、ニートになるのは大変だな。

  

医師免許という技もある。医師バイトならば、1日で5万~10万を稼ぎ出すことができる。

ということは、月4回もバイトすればギリギリ生活できる。

  

ホンマ、不労所得を持っていることは偉大やなあ。月5万でも不労所得があれば、勝ち組だわ。

2013-11-14

http://anond.hatelabo.jp/20131114194125

人件費その他の不可欠な費用を除いた送金額を最大にするための方策としてオフィス借りたままでいるのと自前の建物買うのとどっちが安く上がるかという判断は当然したと思うんですが。

田舎地主じゃあるまいし、ただの自己満足のために御殿を建てるような真似をユニセフ本体や外務省が許すと思いますか?

2013-10-29

NTRエロマンガ「神籠りの夜に」後日談復讐SSを書いてみた

りょう おいしいお肉の召し上がり方

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863493762/

に掲載されている作品「神籠りの夜に」の後日談SSを書いた。

実は、SSって苦手で全然書けなかったのだけど、作品の衝撃でどうしても書かざるをえなくなった。どうしても、この作品の続きの復讐劇が無ければ、正義がそこで達成できなければ、私はとうてい精神の均衡を保てなくなってしまった。読み切りエロマンガでこんな気持ちになったのははじめてで、この作品の胸糞の悪さ(これが卓抜していて、きわめて高い評価ができる)。たった数時間で書いたものだけど、とりあえず。置いておく。

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警衛勤務はかったるい。これが弾薬庫となってはなおさらだ。時刻は0220。つまり、午前2時20分。俺はライナーかぶり直しながらドライバー田中3曹に送りを頼むと、警衛司令に向かって敬礼した。

「弾薬庫、上番します」

警衛司令は川崎曹長。来年で定年だ。俺は、これから退職金に触るような大迷惑をかけることに軽く憂鬱さを覚えた。

「おう、ヒロトか。今日は蒸し暑いからな、気を付けて行って来い」

軽く挨拶されると、俺は田中3曹とともにジープに乗り込んだ。実のところ、こいつはパジェロだがジープとみんな呼んでいる。

「本当に今日は蒸し暑いな」

無口な田中3曹が珍しく話しかける。

「そうですね」

同意の返事だけすると、沈黙があたりを包む。深夜の空に響くディーゼルエンジンと路面をひっかくタイヤの音だけが響く。4年前の夏も、蒸し暑かったことを俺は思い出した。

からの蒸し暑さは、この湿地を埋め立てて造ったという駐屯地に深い霧を立ち込めさせていた。ジープヘッドライトはその霧を切り裂きながら進んでいく。

ほどなく、弾薬庫につく。同じ駐屯地の中だ、5分もかからない。中の哨所から人が出てきて、金網で出来た門を開ける。俺は、田中3曹に礼を言ってからジープから降りた。

迎えに出てきた下番者は同期だ。一緒に哨所に入って申し送りを受ける。

「申し送り物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」

「申し受け物品、弾薬5発、双眼鏡。申し送り事項ナシ」

弾薬は無くなったら大変なことになる物品だ。しっかりと復唱をして申し受ける。

「それじゃあ、あとはよろしく」

同期が言うのに「了解」とだけ返事をすると、弾薬庫の門まで見送って鍵をかけた。俺は同期とあまり仲が良くない。仲が良くない、というと語弊があるが、要するに俺は付き合いの悪いやつだった。これには理由がいくつかあるが、俺には金も時間も惜しかった。そんな俺に警衛司令として上番している川崎曹長は何かと目をかけてくれていた。そんな恩人に迷惑をかけるのは忍びないが、俺にはそうするしかなかった。

「あれから、4年か…」

ひとりごちる。弾薬庫に人は来ない、交代が来るまで孤独な戦いだ。「まだまだと、自分を責める、弾薬庫」そんな落書きが哨所には書かれている。

うずらが居なくなって4年。また、祭りが来る。

俺は、これから大それたことをする。それこそ、大それたことだ。弾薬庫には、小銃弾がある。一人じゃとても撃ちきれないほどだ。これを持って、俺は今日、ここを出る。なぜそれをしなければならないか。それは4年前のことにケリをつけるためだ。

ただ、これには、いくつか問題がある。まず、弾薬庫の周りには赤外線がめぐらされている。交代時はあらかじめ分かっているか警報無視するが、そうでないとき警報が反応すればすぐに警衛から人がすっ飛んでくる。ただ、今日は霧だ。霧が深いと赤外線センサーは誤作動を起こす。霧が出始めた0時頃には警報スイッチを切っている。

次に門だ。出入り口の門は深夜は閉鎖している。出入りはできるが、人に会わないと出られない。当然、同じ中隊である今日の警衛隊にはすぐに分かるし、外出証も持っていない。ただ、自動車で外柵を破壊して突っ切れば、確実にバレるが、銃と弾薬とともに外に出られる。

霧は今日しか出ていない。警衛勤務に上番するのは月に数回。それも必ず弾薬庫につくわけではない。そして、また来週になれば次の犠牲者が――4年前と同様に――出る。

俺は意を決して、弾薬庫の鍵を開いた。

弾薬庫はがらんとした埃っぽい空間だった。俺は手近な7.62mm小銃弾の箱に手を伸ばす。重いが、これを門の近くまで持っていく。夏の雑草は茂るのが速い。弾薬箱はうまく隠れた。俺は腕時計を見る、0250。見回りの動哨は通過しているはずだ。俺は、そのまま門を開けて外に出ると、自分の車に一目散に走った。

駐車場は弾薬庫にほどちかい。息を整えながら自動車に乗り込むとエンジンをかける。ライナーを脱ぎ捨てながら助手席に置いたブルゾンを上から着込む。カンガルーバンパー付きのハイラックスだ。中古車だが、そんなに悪くない。ライトを付けずに車を出すと、弾薬庫にまっすぐ向かう。動哨の経路にもなっていないから見つかることはない。演習場で灯火管制下での車両行進を行った経験が役に立った。

弾薬庫の前に車を置くと俺は、弾薬箱を車に積んだ。俺は、この駐屯地を、出る。

ビィィイイイイイイイイイイイイイイ

けたたましい警報音が警衛所に鳴り響いた。警衛司令である川崎曹長はそれに驚きながらも警報盤を見る。

おい、何かあったみたいだぞ? 外の車でも突っ込んだか?」

そこは、時折外からの車が突っ込む場所であった。特にこんな霧の深い夜は飛ばしている車が突っ込んでくることがある。彼の判断は半分当たっていたが半分不正解だった。車が突っ込んだのは事実だが、それは「外の車」ではなかった。

おい田中、見に行くぞ」

無口な田中3曹は「了解」とだけ言うとジープに向かっていった。彼らは5分後、とんでもないものを目にすることになる。そして、さらに5分後、弾薬庫から隊員が弾薬と銃を持って居なくなっているという大変な事実認識するに至る。

俺は外柵を破った。俺が銃と弾薬を持って居なくなったことを彼らは間もなく知ることになるだろう。そうなれば非常線が張られる。俺は、駐屯地を出た直後に近くの駐車場まで飛ばした。深夜3時だ。車はほとんど通っていない。そこには、カバーのかけられた白いステップワゴンが停められていた。

このステップワゴンは放置されていた車だ。市役所の連中が黄色い紙を貼って撤去すると警告していたものだ。ナンバーは無かったが、これは別の車のものを盗んでナンバーを変える偽造した。当然に実在する白いステップワゴンナンバーだ。そして、俺がこれから行く場所地名ナンバーだ。車は程度が良く、イモビをカットすればそのまま動いたが、念のために自分で整備を行った。そりゃあ、金もなくなるし付き合いも悪くなる。でも、このステップワゴンが俺を逃がしてくれるはずだ。俺は、半長靴と迷彩服を脱ぎ捨てると白いステップワゴンの中にある服に着替えた。

俺は白いステップワゴンに弾薬と銃を積み替えると、すぐさま出発した。検問はすぐに始まる。後部座席を改造して銃と弾薬は隠せるようにしたし偽造免許証も作ったが、検問は避けたい。人着は警察に連絡されているし、免許証ICチップまでは偽造できない。

俺は目的地に向かって走り出した。

高速を走る。俺は四年前のことを思い出していた。

俺の住んでいたところは、山間の村だ。特にこれといった産業の無い、土地の痩せた、ぱっとしない村だ。俺はその村の出身ではないが、余所者として住んでいた。その村には言い伝えがある。オハシラ様という土着の神が村の貧しい男と結ばれてから村は豊かになったというものだ。実際に、ぱっとしない村だったが、それなりに豊かではあった。そして、そのオハシラ様を祀る祭りが4年に1回行われている。

ただ、パッとしない村が単に伝説で豊かになるはずがない。この祭りには裏があった。街に住む金持ちの支援者が気に入った村娘を、祭りの主役であるオハシラ様として祀り上げ、自らの性奴隷として嫁がせるというものだ。さらに、村の有力者が祭りにかこつけてオハシラ様となった村娘を集団で凌辱する。考えるだけでもおぞましい制度だ。

俺は、それに実の姉と、好きだった娘――うずらを奪われた。彼女も俺を好いていた。だが、実家の生活と村のために犠牲になった。その後、オハシラ様を娶った男、柱の男とよばれるやつから、寂しいだろうと凌辱されるうずらのDVDが定期的に届いた。俺は悔しかった。悔しかったが力が無かった。だから俺は高校卒業するとすぐに自衛隊に入った。そして、チャンスが巡ってきた。

明け方、街のインターチェンジに近づいた。時間はない。警察がそのうち俺を捕まえに来るだろう。街に降りると、あの忌々しい村へと車を進めていった。俺が縁やゆかりのある土地に向かうであろうことは、当然に警察や自衛隊も予想しているだろう、なるべく早くことを済ませなければならない。俺はステップワゴンを村の手前にある山への道へ入れると少し奥まったところに止めた。後部座席から銃、弾薬、バックパックを取り出した。バックパックには一人用の天幕携帯糧食等が入っている。ステップワゴンにはカバーをかけた。俺は一人山に入っていた。

あの忌々しい儀式の舞台になるのは村の神社だ。神社は山を後ろに控えていて、禁足地だとしていて人は基本的に入ってこない。あんな忌々しい儀式をやっているのに「禁足地」とはお笑い草だが隠れるにはうってつけの場所だ。

俺は身を隠しながら、神社の裏手まで上がった。双眼鏡とガンマイクをポケットから出す。今年も祭りが行われるなら、朝のうちにオハシラ様がみそぎを行っているはずだ。

案の定、みそぎは行われていた。年のころは18ぐらい。きれいな娘だった。あの忌々しい神主も居た。俺は祭りまで監視を続ける。

その日の晩、俺はラジオを聴いていた。俺のことはニュースになっていた。連中も知ることになるだろう。これで祭りが中止になるかもしれないが、連中は俺のことなんてとうに忘れているのかもしれない。あるいは、思い出しても、まさか自分たちに復讐に来ているとは思わないのかもしれない。俺はラジオを消すと眠りについた。

一週間たった。祭りの日だ。神社を見下ろすと準備にあわただしい様子が見て取れる。祭りのクライマックスレースだ。丸太をかかえて神社の階段を駆け上がり、境内にある台に丸太を置いた者が柱の男となるという、シンプルなものだ。ただ、これが出来レースで村の支援者が絶対に勝利するということを除けば、だが。

一週間の間の監視でいろいろなことが分かった。今回のオハシラ様も村に住む俺と同じような余所者が好意を持っているということ。オハシラ様もまんざらではないが、儀式のために身を費やす覚悟であるということ。また、その余所者はこの儀式真実を知らない様子なこと。そして、今回の柱の男は、姉とうずらを娶った連中の親族で、どうしようもないクソ野郎であること。

祭りの準備は着々と進む。街の土地持ちどもが寄り集まっているところにガンマイクを向ける。

「…で、今年のオハシラ様はどうかね?」

「いや、美人で犯しがいがありますね。あの顔が苦痛でゆがむことを考えるだけで、勃ってしまますよ」

「4年前の娘もよかったがね。ただ、なんせ妊娠しないのがつまらない」

「ああ、あいつのところに嫁にいったやつですか。あんな貧相なののどこがいいんでしょうね?」

「あいつはロリコンなんだろう。まぁ、いい。人の趣味はそれぞれだ」

「では、8年前の娘はどうですか?」

「ああ、うちのやつか。ちょっととうが立ってきたが、悪くない。ただ、これからは肉便器から家政婦だな…」

連中の口をつくおぞましい言葉に俺は、涙を流していた。噛んだ唇からは血が出ていた。

夜になった。無事にレースは終わった。決まった通りに決まったやつが勝利した。間もなく、真の忌々しい儀式が始まる。ぞろぞろと男どもがお社に集まってくる。俺は胸の鼓動と鈍い頭の痛さが抑えられない。俺は、山をゆっくり下りた。ゼロ点規正は祭りでうるさいうちに済ませた。

暗い境内で、黒い戦闘服は目立たない。これが演習場ならバディがいるところだが、今は俺一人だ。全周の警戒は怠らない。片目にFLIR、銃には照準の邪魔にならない場所に暗視装置をマウントしてある。

這いつくばりながら、お社に向かっていく。中から神主の声が聞こえる。

お社の窓から今日の柱の男が見えた。双眼鏡レーザー距離計で測った距離は200m。中は少し明かりがついていて、夜目になれていれば十分に判別がつく。お社の中の配置は頭に入っている。そっと、薬室に弾薬を送り込む。這いつくばりながら、銃を構える。床尾板の冷たい感触が肩に伝わる。柱の男がお神酒にくちを付ける。俺は息を吐いて止め照準をつける。照星がゆらゆらと男の顔の中に揺れる。俺は引き金を霜が降りるようにじわじわと絞った。

ドーン…

静かな深夜の村に7.62mmの太い音が響いた。薬きょうが吐き出され次弾が送り込まれる。男が赤いものと白いものをまき散らしながら崩れていく。ほんの数秒のはずだが、永遠に思えるほどの長い時間だった。俺は人殺しになった。

一気にお社が騒がしくなる。人に来てほしくない。いくらここが村から外れているとはいえ連絡されては計画がぶち壊しになる。俺は走ってお社に向かった。

俺は、扉をけ破って銃を構えながら言った。

「静かにしろ…」

俺は顔を黒くドーランで塗っていたが、神主は俺を見ると。俺が何者か分かったようだ。

「お、お前は… こんなことをしてどうなるか…」

俺はもう一度言った

「静かにしろ」

神主以外のやつらは放心状態だった。いくら銃を持っているとは言え多勢に無勢だ、いまのうちに拘束をしなければならない。俺は銃をかまえたままウェストバッグから手錠を出して投げた。

「お互いの両手足につけろ、死にたくないなら」

放心したまま連中は動かない。

「た、助けてくれるんだろうな?」

一人の男が口を開く。村で唯一の商店の店主。4年前にうずらを犯していた奴の一人だ。

「静かにしろと言ったはずだ…」

俺はそういうと、その男に銃を向け引き金を引いた。銃声が響く。

胸に銃弾を受けて男は倒れた。

「早くしろ、こうなりたくなければ」

そう、言うが早いか連中はお互いに手錠をつけはじめた。ほどなくして、オハシラ様も含めて全員が手錠をつけた。

「よし、いいだろう。見せてみろ」

俺は手足が抜けないようになっているか一人づつフラッシュライトで照らして確認した。

「全員、壁の方向を向け。」

連中は黙ったまま壁の方向を向いた。俺は銃から手を離し一人づつさるぐつわをかけていった。ただ一人、神主を除いて。

「よし、それじゃあ、神主、こいつらに俺のことを説明してやれ」

「わ、わかりました… この方は、8年前のオハシラ様の弟で4年前のオハシラ様を好いていた者です…」

「と、いうわけだ、俺がなんで戻ってきたかわかるな? ニュースで俺のことを放送していたのは気づかなかったか?」

気づきました。ただ、戻ってくるとは思いませんでした…」

「あれだけのことをしておい復讐を考えないとは、頭おかしいな、お前らは。まぁいい、警備を強化しようにも、こんな儀式だ、口外は出来ない。警察にも言えない。駐在は数年ごとに異動する余所者から抱き込めない。だから、見なかったことにした。そんなもんだろう。腐りきっているだけでなく無能な連中だよ、お前らは」

神主は黙った。

「さて、じゃぁ、神主さんよ、今までのオハシラ様の嫁ぎ先を教えてくれ」

「そ、それは… わかりました、隣の部屋に資料があります

「じゃぁ、立って取りに行け、行けるだろう?」

神主は手足に手錠をつけたまま、ひょこひょこ移動して取りに行く。

「変な気を起こすなよ、死にたくないなら」

間もなくすると神主は一冊のノートを取ってきた。俺はそれを受け取るとパラパラと見る。リストには祭りの年、名前、生年月日、住所、電話番号が記載されていた。リスト最初の方から最近まではほとんど線が引かれて消されている。

「この線は何だ?」

「それは…、亡くなった者です…」

生きていれば40代、50代の者までほとんど亡くなっていた。俺はめまいがした。

「本当に、お前らはクソだな… まぁ、ご苦労、それじゃあ…」

俺は腰のケースからフォールディングナイフを取り出すと、神主の胸に突き立てた。

「がはっ… なんで…」

「当たり前だろう、俺は復讐に来たんだ」

さるぐつわをつけた連中が騒がしくなった。殺されることが分かれば逃げるだろう。

「今までやってきたことを地獄で後悔しろよ。ま、俺も後で行くがな」

俺は、そういうと逃げようと這う連中を一人づつ刺していった。最後に、オハシラ様が残った。目を閉じて涙を流していた。

「いろいろ大変だったな。お前は自由になれる。」

そういうと、俺はウェストバッグから1㎝の札束を出すと胸元にねじ込んだ。びくっとオハシラ様が動いた。

「この金は、犯罪で得た金じゃない。お前の好きな男とどこかで暮らすために使え。俺は全員を殺す、だからこの村の資金源は無くなる。家族の豊かな暮らしは無くなるが、働いて仕送りでもしてやれ」

俺はそういうと、お社を後にした。リストを胸に突っ込み、銃を片手に、走って停めておいステップワゴンまで行く。幸いにもステップワゴンは見つからずにそのままだった。街へ降りていく。街までは30分。夜明けになり村が異常に気付くまでは、あと5時間といったところだろう。

俺は一人づつ訪ねて行った。ドライバーで掃き出し窓のガラスを割って侵入し目的を遂げる。コツさえつかめば音はほとんどしない。幸いなことに機械警備は無かった。機械警備があると時間の余裕がなくなる。早ければ10分ぐらいで警備が来るから家が広いと失敗するリスクが上がる。

女は6人しか生き残っていなかった。うち二人は、姉とうずらだ。4件はすでに襲撃した。女には会っていない。全員を助けることは、俺にはできない。

俺は姉が嫁いでった家に向かうと身震いした。だが、確実に仕事はしなければならない。掃き出し窓に取り付くとサッシにマイナスドライバーねじ込みヒビを2か所入れる。ガラス割れると手を突っ込んでクレセント錠を外す。サッシをスライドさせるとゆっくり動いた。補助錠は無い。

入った部屋はリビングだった。豪華だが、趣味が悪い部屋だった。動物の毛皮の敷物、ごちゃごちゃとした飾り棚にならぶ、一つ一つは高級そうだが雑然と並んだ外国製の食器。俺の姉を奪った柱の男が脂ぎった顔でゴルフクラブを振るう写真。どれも趣味が悪かった。

俺はさっそく廊下に出て、一部屋ずつそっと確認をしていった。一階はクリア足音をたてないように上がっていく。二階のドアもひとつづつ確認していく。一番手前… 姉が居た。ベッドに眠っている。おなかは大きく、妊娠しているのだろう。奴を殺すまで起こすことはできない。次の部屋、物置になっている… 一番奥… 居た。

俺はそっと近づくと、口に手を当てると同時に、胸にナイフを突き立てた。男は目を見開き暴れようとしたが、すぐに絶命した。

そのまま、姉の部屋に取って返す、口に手を当てて起こす。姉は襲われるとでも思ったのだろう、暴れだした。

「俺だよ、ヒロトだよ」

姉は驚きの表情になって暴れるのをやめた。

「静かにしてもらえるかな?」

姉がうなづいたのを確認すると、手をはなした。

ヒロト!! どうしたの!!」

小声ではあるが、驚きの言葉を言う。

復讐に来たんだ。姉ちゃんと、うずらを奪い、辱めたあいつらに。あいつは、さっき殺したよ。神主も、村の有力者どもも…」

姉は絶句した。弟から人殺し告白を受ければ誰だってそうなるだろう。

「とにかく、今は時間が無い。一緒に来てくれ」

「わ、わかったわ…」

幸いなことに姉はくるっていなかった。あれだけ凌辱されてもなお、気丈に精神を保ち続けてきた。俺は姉を連れて車に乗り込んだ。

「これからどうするの…?」

「うずらを助ける」

「そんなことをしたら、うずらちゃんの家はどうなるの?」

「どうなるもこうなるも!! 娘を売って手に入れた幸せにどれだけの価値があるんだ!! 村から出て働いて暮らせば豊かではないにせよ生きていけるだろう。俺だって村を出て自衛隊に入って生きてきたんだ」

「…ヒロト自衛隊に行ってたの… 知らなかった」

ニュースでやっているよ、銃と弾薬を持ったまま脱走した自衛官って」

お姉ちゃんテレビ見てないの… 毎日、やることがあるからね…」

ああ、嫌なことを思い出させたと、少し俺は後悔した。

「でも、オハシラ様がいなくなったら、あの村は、村に住む人はどうするの…」

「今更、どうにもならないよ。神主商店オヤジも、議員も、郵便局長も、地主オヤジも、みんな俺が殺したからね。支援者の家も殺した。あんな村は滅びなきゃならない。誰かが滅ぼさなきゃならなかったんだ」

姉の顔が曇る。

「…ヒロトはどうするの…」

俺は車で前を見据えながら、目を細めて言った。

「殺した人数が人数だからね。事情はあるにせよ捕まれば死刑は免れないよ… その前にケリはつけようと思っているけど。で、姉ちゃん。一つ頼みがある」

「…何?」

俺はさらに目を細めた。

「…うずらを助けたら、うずらのことは頼む」

「…」

姉は涙を浮かべていた。

ほどなくして、うずらがいる家に近づいてきた。遠くから見ると、こんな時間なのに明かりがついていた。まずい。車を離れた場所に止める。

「姉ちゃん、ここで待っててくれ」

俺は銃を持つと車を後にした。

家に近づいて、双眼鏡で確認をする。カーテンが引かれた窓には何も映っていない。

地主の家らしく、広い。庭も明るくなっている。裏側からアプローチすることを決めた。家の裏側に身をかがめながら走っていく。高く張り巡らされた塀の上には有刺鉄線が張られている。有刺鉄線を一瞥する。金属の支えに取り付けられて、うなり音はしない。電流は流れていない。弾帯からレザーマンを取り出すと切断をした。懸垂して塀によじ登り、速やかに降りる。着地時に少し音がした。ただ、気づかれた様子はない。裏口に近づく。鍵は閉まっている。紙おむつから取り出したポリマーと、シリンジに入れた王水ウェストバッグから出す。ポリマーを鍵穴に詰め込むと王水を注ぎ込んだ。鍵を溶かして破壊する方法で、溶解破錠という方法だ。しばらく待つ。俺にはこの時間無限にも思えた。

十分に溶けたところで、鍵穴にマイナスドライバーを突っ込んで回す。さしたる抵抗なく回った。銃をかまえながらドアを静かに、しかし素早く開ける。クリア、だれもいない。明かりはついているが。きれいにかたついたキッチンだった。正面にドアが二つ、右と左にある。

家の外観を思い出しながら、右側がリビングの可能性が高いと思い右側を銃を構えながら素早く開ける。照明がなく暗い。ただ、人の気配が無い。FLIRを左目に落とす。人は明らかに居ない。キッチンに戻るともう一つの左側のドアにアプローチする。廊下だった。やはり誰もいない。一階のドアをひとつづつアプローチクリアする。誰もいない。

廊下階段がある。上階の廊下は明かりがついている。音をたてないように素早く階段を上る。廊下に沿って、ひとつづつ部屋をクリアしていく。書斎、物置、客間… 突き当りの部屋まで来た。

聞き耳を立てる。音はしない。同じ要領で銃を構えながら素早くドアを開ける。そいつは、そこに居た。うずらと一緒に。

「おっと、動くなよ」

奴はうずらを脇に抱いて拳銃、おそらく38splのリボルバーを突きつけながら言った。

「お前が銃を持って脱走したってニュースは見たよ。で、復讐に来るというのも予想していた。神主のジジィには俺も言ったんだけどな、聞きゃしなかった。もう、殺ったのか?」

「ああ、殺したよ」

俺は銃をつきつけながら、答えた。うずらは一言も言わず、震えていた。

「うずらもかわいそうだよなぁ… せっかく、俺に嫁いで家族を食わせられるっていうのに、このバカに何もかも無茶苦茶にされてなぁ…」

うずらがぎゅっと目をつぶった。

「まぁ、いい。俺も死にたくないからな。この女はくれてやるから、とっとと出てけ」

「それで済むとでも?」

「済ませてもらわなきゃ困る。お前さんのせいで儀式も村も、俺ら一族も破滅だ。ただ、俺は資産をうっぱらえばあとは遊んで暮らせるぐらいの金にはなる。面倒な親族はお前が皆殺しにしてくれたから相続もあるしな」

「嫌だと言ったら?」

「オハシラ様を殺す」

奴の目は真剣だった。どうしようもないクソ野郎ではあるが、嗅覚の鋭い顔だった。

「わかった。要求を呑む。どうしたらいい?」

「銃を置いてこちらに蹴るんだ」

「先にうずらだ」

「分かった、うずらが半分まで行ったらやれ。やらなきゃ打ち殺すからな」

奴はうずらを離すと、顎でしゃくって俺の方に行くよう促した。うずらが歩いて来るのを確認しながら銃を床に置き、蹴り飛ばす。が、64は重くちょうど奴と俺の中間あたりに止まった。奴は床からこちらに目を向けると言った。

「よし、じゃぁ、死ね

俺は、走り出していた。奴が床から目を上げる瞬間にはもう、動き出していた。うずらを撥ね飛ばす。奴が発砲する。俺に向かって弾が飛んでくる。俺は体を捻じ曲げる。左の二の腕に弾がめり込む感触がする。熱い。焼けるように熱い。そのまま、奴にタックルする。

「ぐあっ」

ベルからナイフを取り出す。サムスタッドに親指をかけて開く。奴の首にねじりこむ。左腕は熱い。奴は目をこれでもかと開き、口をパクパクさせている。首から血が噴出する。奴の右手の拳銃を胴体で抑え込む。

「これが4年間の成果だ。うずらを、姉ちゃんを護れなかった俺じゃない」

奴はそのまま絶命した。

俺はうずらを右腕に抱きながら、車へと戻った。うずらは途中何も言わなかった。

「お姉さん…」

「…うずらちゃん…ヒロト… よかった、無事で…」

うずらは目に涙を貯めていた。

「うずら、悪かったな。迎えに来るのが遅くなって」

「ううん、そんなことない。生きてヒロトに会えてよかった。ずっと、私待ってた。諦めてたけど、諦めきれなかった。でも、家のことや村のことを考えて諦めようとしていた」

「もう、村も儀式もすべて無くなるよ」

俺は満足していた。忌々しい村も、忌々しい儀式も、忌々しい連中も、すべて居なくなった。あとは、俺がすべてにケリをつけるだけだ。

俺は自分の腕に止血処置をすると、後ろのバッグを漁った。分厚い封筒が出てきた。

「じゃぁ、姉ちゃん。さっきのお願いの件だけど、大丈夫かな?」

姉に封筒を渡す。

「500万入ってる。4年間じゃこれだけしか貯められなかったよ。少ないけど、これを当座の生活資金にしてくれ」

「…ヒロトはどうするの…」

「さっき言ったとおり。ケリをつけてくる」

うずらが割って入ってきた。

「ケリをつけるって何!! ヒロト!!」

「俺は殺しすぎた。捕まればPermalink | 記事への反応(1) | 01:37

2013-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20131013211454

はてブコメント

until600331

人生どうなるかわからんもんやね

縁の切れてた親が死んだと同時に発覚して財産が急に舞い込んでいたというのか。。。



というか、これだけ金持ってる親(ほんとに不動産収入だけで手取りで1500万なんて、総資産いくらになるの???)

のもとに居たのに30で年収300万しか稼げない様なレベルの職にしか付けないなんて、

余程馬鹿だとしか言いようが無いんだけど。

(それとも親は一切子供に金使わないとか?地方地主で親も馬鹿でそういうことがわからないとか?)

2013-09-23

http://anond.hatelabo.jp/20130923214354

こういう不動産屋のカモ地主が見かけの地価に引きづられて目先の価格維持のために供給過多のアパートを次から次へ建てるので、東京近郊の賃貸単価は下がり続けてて貧乏学生外国人労働者は助かってると思う。その前にゼロ成長だけど。

なぜフランス革命は分かりにくいのか

フランス革命は、平民(第三身分)が旧体制を打破した革命である

のように説明されることがあります。この説明は間違っているわけではありませんが、「平民」という均質な集団一丸となって何かをしたかのような誤解を与える点で、フランス革命の内容を分かりにくくもしています

平民(第三身分)は、農民都市の下層住民を総称した民衆と、民衆よりも裕福な中間層であるブルジョワからなります(職人を雇わず家族だけで仕事をしている親方や店主ぐらいが下層のブルジョワ民衆との境界層です)。しかブルジョワ民衆意識の上でも利害的にもあまり仲がよくありません。

ブルジョワ民衆は協力関係にあるよりもむしろ敵対しており、それぞれ自律的に行動していたととらえる方が、フランス革命の動向が分かりやすくなります

実際にフランス革命の流れを追ってみます

革命が始まるまで

普通フランス革命の期間は、バスティーユが襲撃される1789年7月からロベスピエールが処刑され恐怖政治が終わる1794年7月までの5年間、またはナポレオン総裁政府軍事クーデターで倒す1799年11月までの10年間とされます

しかしその当時フランス社会構造がどのようなものフランス革命が始まるまでどのような進展があったを知っていた方が、フランス革命の推移もわかりやすくなります

わかりやすくなるのですが、ここではバッサリはぶきますブルジョワ民衆がそれぞれ自律的な勢力であるという複合革命論の考え方を前提にして書かれた

などを読んでみてください。

またもっと伝統的な、革命の精神を称揚するタイプの解説として

があります。こちらのタイプの説明の方が分かりやすいという人もいるでしょう。

革命の始まり(1789年 5月~10月)

(ヴェルサイユで開かれた全国三部会は、第三身分強硬姿勢により憲法制定の議会に変身し、バスティーユ襲撃後の国内混乱を利用し封建的特権の廃止に至ります)

1789年5月5日ヴェルサイユ(パリから約25キロ)で始まった全国三部会は、採決形式でもめ審議に入らないまま紛糾します。第三身分強硬姿勢を崩さず、特権身分の中にも第三身分への同調者が出たこともあり、7月9日に憲法制定国民会議として再出発します。

しか7月11日に第三身分に融和的な財務長官ネッケルが罷免され、これがパリが伝わるとパリ市民は王の軍事行動が近いと恐れ、自衛のための食料調達武器調達に動き、焼き討ちや略奪が発生します。富裕市民政府軍隊への対抗と秩序維持のため常設委員会を設置し民兵組織します。

7月14日にはバスティーユの要塞に武器の引き渡しを求めて民衆殺到し、バスティーユ内で交渉が続くさなか襲撃が始まりバスティーユは陥落します。市庁舎まで連行された司令官ドローネーは群集に引き込まれて殺され、市長フレッセルも射殺されます

新たに組織されたパリ市当局ブルジョワ民兵(国民衛兵)を国王政府は追認せざるをえず、他のほとんどの都市でもブルジョワが市政の実権を握ることになります

一方バスティーユ占拠の報を受けた農村では、貴族が浮浪者を雇って報復をおこなうという噂が広がり、その恐怖から各地で領主の館の襲撃が行われ、「大恐怖」と呼ばれるパニック状態になります

自由主義貴族だけでなくブルジョワ議員の多くも地主であるため民衆の騒乱は早急に鎮める必要がありますが、正規の軍隊に頼ることは王や保守貴族の立場を強めることになるのでできません。そうしたなか8月4日の決議が行われます

8月4日閉会後の夜に抜き打ち的に再開された議会で、自由派貴族によって領主特権の廃止が提案され、熱狂的興奮のなか課税特権の廃止など諸特権の廃止が次々と宣言されます。大恐怖の圧力を利用して封建的特権の廃止に成功し、農民の騒乱も沈静化していきます

これで憲法の議論が進むようになり、8月26日には人権宣言が採択されます

しかし王は特権廃止の法令人権宣言批准せず、9月末には治安維持名目ヴェルサイユ軍隊を集結させます

10月5日食糧危機を訴えるパリ民衆ヴェルサイユに行進し国民衛兵がそれに続き、民衆は窮状を訴え国民衛兵は王に圧力を加えます。王は法令人権宣言批准、翌日には王一家はパリのテュイルリ宮に移されます。続いて議会パリに移り、ここから憲法と法令の議論が本格化していきます。一方で亡命する貴族が増えていき、国内政治分裂も本格化していきます

91年憲法の制定まで(89年末~91年9月) (革命勃発後1年目、2年目)

(91年半ばまではフランス革命期としては平穏な時期ですが、この時期に国内の対立が進んでいきます。また国王の逃亡未遂が発覚するヴァレンヌ逃亡事件(91年6月)によって王の威信が失墜し戦争を望む声が高まります)

議会パリに移り、諸特権廃止の内容や具体的な法律が決められていきます。ヴァレンヌ事件が起こるまで比較平穏とされる時期ですが、国内にさまざまな対立が生じていきます

1789年後半から91年にかけて、議会外に政治組織が形成されていき対立の構図ができていきます

また各地で反領主騒乱が発生していますが、そうした騒乱は徐々に革命反革命かという政治的な枠組みで解釈されていくようになります

さらに聖職者民事基本法をめぐって宣誓拒否問題が起こりますカトリック聖職者の多くは革命には好意的でしたが、叙任式における宣誓義務に対して大多数が拒否をします。議会からの警告が出されますが、地方によって大きくバラツキがあるものフランス全体で約半数の司祭が拒否します。教皇ピウス6世が民事基本法を否認したこともあってカトリックは内部分裂する事態になります。宣誓拒否司祭とそのもとにあるカトリック民衆は「反革命」に押しやられ、のちのヴァンデの反乱(ヴァンデ戦争 1793年3月~)の原因の一つになります

91年6月に国王一家がパリから逃亡し途中で発見されるというヴァレンヌ逃亡事件が起こります

これを受けて、外国支援された亡命貴族が攻めてくる、外国侵略が始まるという考えが広がり、国王救出を目的とした外国人が侵入してくるという予想から国民衛兵による警戒体制しかます

7月には主要な政治組織であるジャコバンクラブが、王の廃位共和制要求する請願書をめぐって分裂し、多数派の穏健グループはフイヤン・クラブとして分離します。

8月にオーストリアプロイセンが、フランス国王のために武力介入もありえるとするピルニッツ宣言を出したため、亡命貴族陰謀説にさらに拍車がかかり、外国との戦争を望む声が高まっていきます

そうしたなか9月3日立憲君主制にもとづく1791年憲法が制定され、9月30日に憲法制定国民議会は解散します。

開戦、王権停止(1791年10月~1792年8月) (革命勃発後3年目)

(インフレ物価上昇により食料問題が悪化し民衆の不満は増大していきます国内の多数が開戦を支持するなかオーストリア宣戦布告し(92年4月)、続いてプロイセンとも戦争状態になりますが、フランス軍の劣勢となります軍事的危機と国王への不満が積み重なり、パリに集結していた連盟兵やパリ民衆恐慌的な敵意が王に向けられ、王の廃位要求され、8月10日テュイルリ宮が武力制圧されます(8月10日事件)。これを受けて議会王権の停止を宣言し、新たな憲法制定のための国民公会召集を決議します)

憲法制定議会が解散した翌日91年10月1日に、9月までの選挙で選ばれた議員達による立法議会が開会します。再選が禁止されたため全て新人議員で、貴族がほとんど選挙に立たなかったため議員ほとんどは裕福なブルジョワです。立憲君主制を守りたい穏健派フイヤン派議会の最大勢力、共和制を主張するジロンド派(ジャコバンクラブのこの頃の多数派)がそれに続きます

なお同業組合や団結を禁止したル・シャプリエ法(91年6月)に抵触する恐れがあるため、政党存在しません。そのため、どの派でもない、審議内容ごとに立場を変える中間派(平原派)が、この時期に限らず常に議員の多数を占めます。そのため派閥議員数だけでなく、中間派の動向(またその動きに影響を与える議会外の動向)が重要になります

また議会内の各派の勢力数自体も確定したものではなく常に流動的で、各勢力をどう呼ぶかにかんしても文章によって違うことがあります

議会の中心的課題は、周辺諸国からの脅威にどう対処するかです。(それと穀物価格の上昇に対する価格統制の要求に対して、革命後の基本原則である自由主義あくまで守るのか、民衆要求を受け入れるのかも問題になっていきます)

これに対してジロンド派は、国内の不満をそらして(インフレにより物価が上昇し各地で食料暴動が発生していた)政治イニシアティブを獲得するために「自由の十字軍」などの言葉対外戦争あおります民衆の多くも「外国と共謀する亡命貴族」への脅威と愛国感情の高揚から戦争を望んでいました。

92年3月、フイヤン派大臣が王によって解任されジロンド派内閣が成立し、4月にオーストリア宣戦布告、数週間後にはプロイセンとも戦争に入ります(戦争ナポレオンが二度目の失脚をする1815年まで中断もありつつ続くことになります)。

しかし緒戦から敗戦が続き、「反革命」者へのより強力な措置を求める声や宮廷への不信から共和制を求める声が高まっていきます。またセクション(区)の政治活動を通じて民衆政治的組織化されていきます

そうした流れが最終的に民衆と連盟兵による8月10日のテュイルリ宮の襲撃に行き着くのですが、この事件偶発的に起こったバスティーユ襲撃とは異なり王の廃位を求めての組織された行動だったにもかかわらず、そこに至る決定的な原因があるわけではないので要約しづらく、フランス革命の大きな転換点の一つのわりに説明しにくい事件です。

ここでは事件の結果だけ述べると、立法議会は蜂起側の勝利がはっきりした後、王権の停止を宣言し、新たな憲法を制定するための国民公会召集を決議します。これでフランス共和制に向かうことが確定します。また国王一家はタンプル塔に幽閉されることになります

王の処刑、戦争の拡大、ジロンド派の没落(1792年8月~1793年6月) (革命勃発後4年目)

(戦争フランス軍の劣勢から優勢に変わり周辺領土占領します。93年1月には国民公会裁判結果により国王が処刑されます。周辺領土占領国王の処刑を原因として周辺諸国の多くと戦争突入し、さらに国内ではヴァンデ地方を中心に大規模な反乱が起こります議会ではジロンド派山岳派の対立が深まっていき、国内外の諸問題への対応のまずさからジロンド派民衆の支持を失い、93年6月ジロンド派逮捕議会から追放されます)

8月10日王権が停止しますがフランス軍が劣勢の状況にあることは変わりません。義勇兵がつどわれ前線への準備がなされる一方、反革命裏切り者排除する空気が広がり、家宅捜索がなされ多くの反革命容疑者逮捕されます。さらにパリへの侵攻の脅威が高まり義勇兵が出発したあと反革命者がパリ住民を虐殺するという噂も流れ出します。

そうした不穏な情勢のなかヴェルダン要塞陥落のニュースパリに届きます。これをきっかけとして、囚人の多くが殺されるいわゆる九月虐殺が発生します。

この事件の結果、内の脅威が消えたと民衆が大挙して義勇兵に参加し兵数万を増やすことになります

一方、この事件国外からの印象を非常に悪いものします。宥和政策を取っていた隣国スペイン首相宥和政策撤回せざるをえなくなり、またフランス革命開始時には革命好意的だった知識人たちも国王一家の幽閉と九月虐殺で決定的に革命嫌悪に転じます

戦況にも変化が生じますフランス軍はヴァルミーの戦いで勝利し、戦況が優勢に転じていきます。なお多くの本でこの勝利はフランス兵の志気の高さによるものと説明されていますが、志気が影響するような戦いではなく兵と砲台の数の差によるものといった指摘もあります(たとえば『近代ヨーロッパ情熱と苦悩』)。

そのヴァルミーの戦いと同日、国民公会が開会します。

普通選挙でしたが投票率は悪く、ほぼブルジョワ議員で占められていますフイヤン派出馬していないので議会におらず、共和制穏健派ジロンド派共和制急進派の山岳派、それに中間派という構図です。(ジロンド派ジャコバンクラブを脱退していくので、山岳派=ジャコバン派とも呼ばれます)

ジロンド派経済的政治的自由主義を維持し議会主導で政治をおこなうという近代的な原則あくまで重視し、山岳派革命の推進と防衛のためには民衆要求も受け入れ民衆運動の利用もありと考える現実路線です。

……とまだまだフランス革命の時期は続いていくわけですが、予想外に長くなったので中途はんぱなところですがここまでとします。

93年1月に国王が処刑され、6月ジロンド派の追放で山岳派一党独裁(ただし基盤の脆弱独裁)になり、恐怖政治の時代が翌94年7月まで続き、ここで一区切りとなります

2013-09-20

うちの曾祖父さんの話

明治生まれの祖父さんの親なので、たぶん明治中頃の生まれの曾祖父さん。

地主の三代目だったらしく、小学校寄進したり、気前の良い太っ腹な人だったそうだ。

ただし、稼ぎ方を知らない人なので、気前よく使っては、財産を売って生活を凌ぐ状態になり、

終いには、ご破産死ぬまで働くことはなかったそうだ。


一方で、そんな親父を見てか知らずか、次男の祖父は小さいこから丁稚奉公へでて、

呉服問屋の跡継ぎ候補まで上り詰めたらしい。(養子縁組で揉めてご破産になったが)

そういえば、一条ゆかりの親もそういう人だったそうだ。エピソードで、銀行は言えばお金を出してくれる所だと思っている人だったと述べられている。

稼ぎ方を知らない人は、一生知らないし、そのまま破産して行く人もいる。

議員三代目の安倍さんも、大盤振る舞いをしているようなので、顛末を辿るのだろう。

破産するのは家ではなくて国家だけども。

2013-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20130717144131

個人商店とか地主税金対策で特に儲けも気にせずしてるもんだと思ってた。

微塵もやる気のない店が延々続いてたりするしねー。

2013-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20130716161002

地主と本部が結託してカモオーナーに出店させて土地代とロイヤリティをせしめてるんじゃないの。

出店料で儲けるってのもオペレーションにあると思う。

例のローソンは優良店なら近所に出店しなくても契約違反で自社運営にできるし

不採算店でも次のオーナーから出店料でまた儲けられる。

どっちにしてもローソンは損しない。

FC契約はは儲けは本部、負債オーナー

そういう仕組。

ローソンFC契約解除と違約金の話

ローソンアイスケースに入って、結果FC契約解除と閉店になったという話が話題になってるけど、これで思い出した話。

去年、実家の近くにローソンができてた。この間近くを通ってみたら1年ももたずに潰れてた。ちなみに23区内。

大きめの通りに面しているという立地ではあるものの、同じ通りの直線500m以内にセブンイレブンローソンがもう1件あるという微妙場所だった。

元々はその周辺の地主がやる気が感じられない古臭い商店をやっていたので、何か色気を出してコンビニ経営でも始めたのかと思ってた。

土地はその地主のモノだと思うんだけど、オーナーは誰だったんだろ?

以前に近くでファミリーマートが潰れたこともあるし、ローソンが直営でやるとも思えない。やる気のない土地成金地主がやるともあまり思えない。雇われか血気盛んなオーナーがいたのかな。

そして撤退を決めたのが誰なのかとその理由も気になってしょうがない。

1年以下で閉店してるということは誰も得をしてる人間はいないはず。むしろ騒がれてる違約金が必要だとすると、オーナーは相当な赤字なんてレベルじゃないはず。

タバコが売れないというハンディもあったので、近くのセブンイレブンに勝てる要素はなかっただろうし。

わずかな期間ではあるけど、全てが謎だらけのローソン開店&閉店だった。

そもそもコンビニ経営なんて難しいもんなのかなぁと感じた話。まじめにコツコツ順調にやってても、炎上一発で潰れちゃうんだしね。

2013-07-03

あの夏の日のこと

車の免許を取って、バイトで稼いだお金20万円のオンボロ中古車を買った。

彼女助手席に乗せることができれば、かっこがつくところだが、隣に座ったのは、うだつのあがらない同じ学部友達だった。

授業をサボってのドライブ

開放感に満ちていた。

海沿いの国道は、松林と砂丘の間をまっすぐに貫いていた。

先輩の話だと、この国道の先のはずれにアメリカの議事堂を模したラブホテル廃墟の状態で取り残されているらしい。

特に目的もないドライブ

エアコンが効かない国民車。

全開にした窓から夏の太陽の光と海の風がドバドバと車内に入り続けていた。

国道を外れると海の青さはより深くなり、浜茶屋看板もなくなり、補修頻度が減った道路自然にかえりかけているようだった。

案内の看板も白地に赤い矢印と黒い文字で書かれた今では見ることのないタイプのものが残っていた。

好奇心。ただそれだけだった。

おばけが出るとうわさの廃墟だが、夏の太陽サンサンと照りそんなそぶりはまったくなかった。

廃墟となった白い建物は、放置された朽ち果て感と不良にいたずらされた無残さが際立っていた。

厳重な柵と立て看板の警告を見たぼくらは、探検する意欲をなくし、ぶよが飛び回る廃墟をあとにした。

道路はこの廃墟の向こうにも続いていた。地図で確認するとなぜか袋小路になっていてどこにもつながっていない。

何もない道の先はどうなっているのか。地図上の空白地帯は一体なにがあるのか。

僕らの探検心はグングンと大きな盛り上がりを見せたのだった。

少し走ったところであっけなく探検は幕切れをむかえた。

道路はなくなり、入り江に囲まれた静かな砂浜がそこにはあった。

茶屋もなく、波消しブロックもない。

人間が入り込む前の海岸がそこにあった。

風と波の音しかしない。そんな場所だ。

誰もいないであろう無人と思しき砂浜をぼくらは探検の成果としてカメラにおさめた。

圧倒的な天然感をグイグイと僕らに強いてくる大自然は、総天然色のポジフィルムに焼き付けるには格好の対象であり、夢中でシャッターを切った。

水着彼女がその中にいればどんなにすばらしい写真になるとわかっていても、誰もいない自然被写体だった。

真夏の午後2時の日差しは容赦なく僕らの皮膚に対して紫外線照射し続けた。

一通り探検を終えて車に戻ったとき、この人気のない海岸山手に唯一人の気配がある建物がひっそりとあることに気が付いた。

探検の続きとして、好奇心だけでそこへ行ってみると、小さな事務所が建っていた。

事務所前には、車が一台停まっていた。人がいるようだ。

ブラインドのすき間から部屋の蛍光灯が見えた。

近くまでいって看板を見ると、電力会社出張所だった。

こんな僻地出張所。どんな出張をするのだろうか。

看板には、土地の所有を主張する説明も書いてありほとんどは、電力会社が買収していた。

この大自然は、電力会社のものだった。

静かな青い海も白い雲が浮かぶ青い空も緑に染まる山も電力会社のものだ。

急によそよそしい気持ちがフツフツとわいてきた。

うだつのあがらないコンビは、顔を見合わせて、この場所が何なのか急に思い出した。

ここは原発建設予定地だったのだ。

新聞テレビニュースをにぎわせたあの場所だ。

事務所の近くには、最後地主が売り渡さなかった土地が柵で囲まれていた。

柵の中には、所有を主張する看板が立っていた。

のものなのかは覚えていない。

地元に巨額のお金を落とすプラントは、建設されることはなく、ずっと塩漬けになっていた。

塩漬けになったおかげで、人間の気配がない場所になっていた。

皮肉にも人類の英知を集めた巨大プラント建設される予定地が、もっと自然が色濃く残る日本有数の自然遺産となっていたのだ。

あの夏の日からだいぶ時間が経過した。

あの海も空もあの日のままなのだろうか。

気が向いたら、足向けてみたいと思う。

2013-06-21

疲れた

人生につかれた。というより私が夢見ていた世界存在していなかった。

普通に考えればそんな世界なんてあるはずないんだけど、もう疲れた。

私は何不自由なく育ち、両親は坊ちゃん嬢ちゃんの結婚で都内の一等地の地主だ。

兄妹は4人。私以外幼稚園から大学までエスカレーター

小学生の頃から問題児トラブルばかり起こしていたせいで、5年生から区立小学校に通うことになった。

ある習い事コンクールバンバン入選し、11歳から13歳までの夏を無料アメリカ留学

しかし色々こじらせて昔からDQN症が治らず、馬鹿な奴らとツるんで警察沙汰になり親に見放され施設で1年間過ごした。

施設での仲間は楽しかったけど私を含め本当に頭が悪い奴らばっかりだったので、みんなバラバラになった今ではあの頃の仲間は女を孕ませて放置したり、

土方、ホストキャバ嬢ヒモ、などになっている。たくさん国から税金つぎ込まれて施設で暮らしてたのにみんな底辺になってるなんてお笑いだ。

DQN女友達ヤリマンが多かった中、私は未だに処女。理由は女性が好きだから

好きな人が出来ても好きな人が想いを寄せてる男の相談とかを聞いているうちに死にたくなってきて、友情関係を切ってきたので友だちが少ない。

男を何度も好きになろうとしたけど本当に無理。嫌いなわけでもないけど本当に何とも思えない。

高1の時にめちゃくちゃ好きな人が出来て、抱きついても抱きつき返してくるような人だったので調子に乗ってほっぺにキスとかしてた。

全くジャニーズに興味無いのに友達に便乗し、カモフラージュとして「かっこいいかっっこい」言っていた。

夏にそのめちゃくちゃ好きな人から彼氏が出来たことをとろけそうな笑顔で恥ずかしがりながら告白され、死にたかった。

ショックで泣いてしまい「どうしたの!?」と言われたけど「良かったね!本当に良かったね!A子の嬉しそうな顔見てたら嬉し泣きしちゃった!」と誤魔化した。

その一件で私から一方的に気まずくなり学校へ行きたくなくなったけど、高校は卒業しなければいけないと思ったので

彼女から逃げるようにNYの高校に一年留学した。

あの一年は本当に楽しくて、3ヶ月しか付き合わなかったけど初めての彼女が出来た。

それから普通に高校を卒業大学に入ったけど、大人の汚い現実をぶつけられてもう駄目だ。

同じ裕福な友達貧乏人の男に貢いでるか、堅実な男と付き合って彼女達の実家と同じような家庭を作ろうとしている。

貧乏友達金持ち狙いの合コンばっか行きリッチ本命彼氏をゲットしつつ、イケメンとズコバコ遊んでる。

私はこれからどう生きればいいんだろう。両親が決めた見合いで同じ資産レベルの少し年上男と結婚し、子供を作り年老いていくのか。

そんな糞みたいな人生送るなら死んだほうがマシだ。

NYに居た時パーティーで変な白いもの摂取した時、夢を見た。

どっかのアニメみたいに女だらけで汚れを知らない少女達と一緒に闘いながら学園生活を送る夢だった。

その中では幸せで、私が求めていたものはこれだと思った。

でも所詮幻覚。覚めると現実が更に重くのしかかってくる。

もう生きたいとも思えない。親から好きなものは何でも与えられて育ったせいか物欲が全くない。

愛も手に入らない。何もかもどうでもよくなってしまってさよなら

2013-06-13

現代貴族

よく生活保護の受給者や公務員とかを「現代貴族」って書いてる人がいるけど、揶揄や嫌味で書いてる人はいいとして

(それはそれで別の問題があるんだろうけどそれはとりあえず置く)本気でそう書いてる、思ってる人っていうのは

-もしいるとすれば、だけど-「貴族」ってなんだと思ってるんだろう。

国家からお金もらってそれで生活を成り立たせてる存在貴族なんだ、と本気で思っているんだろうか。

統治システムとしての、とは別にして、経済的には「貴族」っていうのは今で言うなら法律で物凄く優遇された会社経営者

地主しかないのに。

(ないのに、ってこともないだろうけど)

被福祉者や公務員を本気で「貴族階級」だと思ってる人がいるとして、学校歴史勉強してないのかな?

それとも忘れてるor最初から覚えてない?

2013-05-26

「頭の悪いサヨクへの俺からアドバイス」を実践するとしたら

http://anond.hatelabo.jp/20130526163927

沖縄タイムスの記事内の「金さんは14歳のころ旧日本軍に「軍服を作るために日本へ行く」と言われて連行され台湾、広東、香港マレーシアスマトラインドネシアなど前線地で8年間、22歳になるまで慰安婦として従軍させられた。」という記載は正しくは「4年間、18歳になるまで」の間違い。金福童1926年生まれ、1941年に「挺身隊として3年間軍服工場で働くという説明で徴用され、広東の慰安所に連れて行かれた」という。

・同様に証言の信憑性が疑われている元慰安婦に、いわゆる「挺身隊おばあさん」「鄭書云(チョン・ソウン)」がいる。14歳ときに「金属製食器の供出命令を拒否したため」として地主である父親が逮捕区長から「針工場で働けば父親を釈放してやる」と言われ、承諾するが、下関からインドネシアスマランの慰安所に連れて行かれ日本兵の相手をさせられる。彼女1924年生まれとされているが、実際は1927年または1928年生まれ。「金属類回収令」が外地朝鮮で制定されたのは昭和16年(1941年10月1日。よって父親が逮捕されたのはこの日より以降の筈。だとすれば「スラマン日本軍慰安所」に連行された件についても辻褄は合う(日本軍スマトラジャワに侵攻したのは1942年2月から3月にかけて)

2013-05-19

ある旧家の没落

もう、あいつと酒を飲むのは無理だなと思った。多分、遠くないうちに昼間の生活にも支障をきたすだろう。高校生のころあんなに輝いてたやつが堕ちていくのを見るのは耐えられない。もちろん、自分だったらあいつ以上に踏ん張れたなんて、とても思えない。それだけに、もう目を背けるしかできないんだよ。

地方の町で旧家の跡取りだったあいつは、人あたりがよくて、スポーツ万能で、頭だって現役でワセダに行けるくらいには良かった。当然クラスの人気者で、ずっとそういう日の当たる場所を歩いていくんだろうとみんな思ってた。バブルは弾けて、地方経済の疲弊はとっくに始まっていたはずだけど、公立とはい比較的裕福な家庭が多い進学校に通う俺たちには、そんなことは全然見えてなかった。

問題は、あいつの家が旧家とはい地主系ではなく商家だったことだ。進学、就職東京10年過ごして帰ってきた時には、状況はもうかなり悪かったらしい。それでもあいつは頑張った。販路の整理と新しい開拓、Webの活用だってから見たらかなりクレバーだったと思うし、新商品開発の方向だって間違ってなかった。ただ、地方の荒廃と大資本の流入のスピードの前には、限られた局面での善戦にすぎなかったというだけの話だ。

「まあな、何もかもチャラにして、東京で一からやれたらなって思うことはあるよ」。飲みながら苦笑して、あいつがそう言ったのは何年前だろう。どんどん押し黙った時間は長くなって、もう意味のある会話はなくなり、ただ飲むために酒を飲むようになった。もう、ここらへんが潮時だろう。身につけた品の良い腕時計と靴がどうしようもない虚飾に見えるほど、夜のあいつは荒んでいる。

なんでこんなことになったんだろうか。

2013-05-14

逆に、戦前日本徴兵制は、どのような制度設計していたのか?

http://anond.hatelabo.jp/20130513233029

徴兵間内に昇進させて、徴兵末期には10人程度の兵を任せる」という制度設計していたのか?

今の韓国は貧富格差は激しいが、「身分格差」は存在しない。

一方、戦前日本は、貧富格差も大きいが、「武士の家柄」とか「華族の家柄」のような、

有形無形の「身分」が厳として存在していた。

韓国場合、たとえ親父さんがサムスン電子のお偉いさんだとしても、

その息子は二等兵として入営する。

20ヶ月以上先に入営していれば、実家貧乏でも兵長として二等兵君をしごくことが出来る。

一方、戦前日本で、旧三菱財閥御曹司とか不労地主とかの息子が二等兵で入営し、

先に入営している貧乏人な兵士兵長としてしごきあげる、という構図は、聞いたことがない。

そもそも、そういうお偉いさんの息子って、上等兵とか士官とかで入営する?

韓国軍については韓国国内でも是非の議論はあるが、

実家権力とか一切関係なく、軍歴・職階オンリーで評価される軍内は、

 ある意味公平平等社会」とポジティブに評価する声もあることを付記しておく。

2013-04-27

http://anond.hatelabo.jp/20130427000439

純粋にね、国防とか飢えに備えるためならば、主食トウモロコシ。寒冷地ではジャガイモ

北朝鮮はそれをやってる。

そもそもさ、米を選択する理由ってなんだと思う?

土地の特性)×(その作物の収率)×(その作物の売価)

日本ほとんどの地域で、これを最大にさせるものが、コメだった。

収率がいいのは認める。

一粒の種からとれる米粒は、小麦の数倍ある。

土地あたりどれだけのカロリーのある作物を生産できるかといえば、トウモロコシの出現を待つまでコメトップだった。

しかし、それぞれの土地の特性を考慮しても、その収量面で魅力的な作物だったかといえば、そうではないと思う。

江戸時代の中頃までは、寒冷地は稗粟蕎麦を作っていたし、小麦だってかなりあった。

やはり、売価だ。

税の歴史を各国で比べると、ほとんどの国で税の最初は物納だった。

貨幣経済が発達するにしたがって、物納だった税金を、貨幣に変えた。

日本パネェのは、物納をコメにほぼ一本化したところだ。

自治体収入は米、支出貨幣

おそるべしコメ本位制。

コメ価格の高騰と下落を防ぐために、幕府買いオペ売りオペまでやるという徹底ぶり。

そりゃコメを作るよ。

だって日本銀行券を自宅で印刷していいってんなら刷るもん。

地主制度による効率化で、日本全国水田だらけ。

明治以降、水田一辺倒だったのが、工業用地に転向していくし、新しく開墾した土地を桑畑けにしたり、水田面積は減りはしないものの、新しい土地は違う使い方を始めたりして相対的に水田率は減る。

次の転機は、農地解放

小作農自作農になる。

農家一件あたりの面積は平均で1ヘクタール(わかりやすくいえば100m四方

さらに、土地の集約化が出来ないシステムの完成。

農家が食えるように、コメ価格を支え続けた。

コメ価格が下落しないように、減反政策ってやつ。

1ドル360円だった円が100円前後になったことと相まって、国内の国際価格の7~13倍の高値

それを支える舞台装置の一つが関税600%の背景。

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