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はてなキーワード: テーブルとは

2021-06-06

ティ

中野区中央は狭い敷地に同じような家が同じように建ち、みっしりと並んだ区画が続く。歩いているうちに自分がどこへ向かっているのかわからなくなる。東京住宅地はそんなものだといえばそうだが、中央と名乗るからには、もうすこし街らしい華やかさがあってもよさそうなものではないか? 中野区中央は、その種のにぎわいとは無縁な場所だった。

べつに好き好んで中央まで歩いて来たわけではない。職場の寺元さんがこの1週間ほど出勤せず、連絡もとれない。社長に渡された住所のメモ住宅地図のコピーを頼りに寺元さんの居所を探し、様子を探るよう、依頼を受けて来た。他に社員は私しかいなかったからそうなったわけだ。

ファート商会という会社私たち職場だった。本社中野にあり、放屁の気体用保存容器を製造販売している。このシリンダー状の容器に放屁を閉じこめておくと、どれほど時間が経っても、栓を開けさえすれば、気体が肛門を通って出てきた瞬間のフレッシュ臭気を嗅ぐことができる。このような器具にどれほどの需要があるものかと、最初私は半信半疑だった。が、細々と着実に注文が入り、会社は今まで生き延びてきた。

中野では誰もがその日を生き延びるのに精一杯だった。いちど中野駅で電車が止まれば、もう中野を出て行くことはできなかったからだ。

もう何年も前の話だ。夕方、私は仕事を終えて秋葉原から総武線に乗り、荻窪アパートへ帰ろうとしていた。電車中野で停まり、ドアが開いた。もともと中野での停車時間は不自然に長かった。新たに乗り込んでくる人はおらず、車内に放置された乗客は、列車が再び動き出すまで忍耐強く黙っているのが常だった。だがその日の停車時間は長すぎた。15分を過ぎた頃から、いらいらと外の様子をうかがったり、ホームへ降りたりする乗客が出はじめた。それでも列車は動く気配がなかった。30分が経過した頃、当駅で列車運行を終了する旨のアナウンスが流れ、乗客は全員が外に出された。それ以来、私たち中野暮らしている。

中野は孤絶している。東京の他の区からも、日本の他の地域から隔離されたままだ。新宿よりも西に向かう列車選択的にブロックするよう、政府からJR東日本命令があったとかいう噂だ。感染症拡散を防ぎ、テレワークの普及を急ぐためらしかった。通勤を控えるようにこれまでさんざん忠告したのだから都心通勤した輩はもう帰宅させなくてもよろしいというわけだ。だが噂は噂で、なぜ中野以西への鉄道運行が突然終了したのか、本当のことを知る人はいない。少なくとも中野はいないと思う。

中野で足止めされたら、人生中野でやり直すしかなかった(生き続けていくのであれば)。テレワークをしていなかった乗客は一瞬で路頭に迷った。中野で住みかを見つけ、仕事を見つけ、生活の糧を得ていくしかなかった。

練馬杉並新宿中野境界には有刺鉄線を張ったバリケードが設置され、高いコンクリート壁の建設が始まっていた。20小銃を抱えた警備隊が昼も夜もバリケードの前を行き来していた。こうした措置に抗議したり、やけを起こしたりして境界突入する人はときどきいたが、その場で「管理」され、戻ってくることはなかった。「管理」されたくなければ、望んで降りたわけでもない中野で生きていく他はなかった。

ファート商会は、中野へ流れ着いた人間で始めた会社だった。偶然に同じ場所居合わせた三人、空き家になっていた蔦だらけの木造家屋を見つけて寝泊まりしていた三人だった。私たちは手持ちの金を出し合って米を炊き、駅前広場で獲った鳩を焼いて共同生活を送った。放屁を保存するシリンダー型容器というアイディアを出したのは、社長の鬼澤さんだった。本人の話では、食品品質検査に使う精密機器会社に勤めていたそうで、その方面知識豊富だった。最初中国から大量に取り寄せたシリンダー小箱に詰め替えて転売していた(中野から移動はできなかったが郵便物は届いた)。仕入元と取引を重ねるうちに、小ロットでも自社ロゴマーク入りの製品を作ってもらえるようになった。

その頃には空き家相続人を名乗る人物から弁護士経由で文書が届いて、私たちは追い出された(急激な人口増加のため中野地価は上がったらしい)。駅近くの雑居ビルたまたま空きがあったのでそこに移り、事務所で共同生活をしながら放屁の保存容器を日本中に送り続けた。事務所とは名ばかりで、中国から届いた段ボール箱が積み重なる室内には洗濯物が下がり、夕食の豚肉を焼くにおいが漂っていた。

三人がそれぞれに部屋を借りて事務所から引越したのは、それからさら一年ほど経ってからだ。そうするだけの資金がようやくできた、そろそろ仕事プライベートを分けたい、当面は中野から出られる見込みがなさそうだ、といった思惑や妥協が交差した結果、私たちはそろって職住同一から職住近接の体制へ移行したのだった。

鬼澤さんに渡された地図コピーを見ても、寺元さんの住みかはさっぱりわからない。どの角を曲がっても同じような家並みばかりで、ときおり家の塀に貼ってある番地表示板だけが現在地を知る手がかりだった。ひと昔前までは、スマートフォン地図アプリを見れば迷わずにいろいろなところへ行けた。中野に閉じこめられてから、その類のアプリはなぜかいっさい起動しなくなった。だから中野住宅地図は貴重品になっていた。

何度も同じ所を行ったり来たりして、ようやく見つけた寺元さんの居宅は、路地の奥にあった。旗竿地というのか、家と家の間を通って行くと不意に現れる隙間がある。そこへはまりこむようにして古アパートが建っていた。鉄柵にかかるプラ板に、かすれた文字で「シャトーひまわり」と書いてある。柵のペンキはささくれ立った指の皮のように、いたるところから剥けて、露出した地金から赤錆が吹き出していた。一階の通路には落ち葉が吹き溜まり、繰り返し人が通った箇所では砕けて粉になっていた。各戸の前に置かれた洗濯機のカバーは、もとは水色だったらしいが、雨と埃をかぶり続けて黒くなっていた。

103号室には表札も呼び鈴もついていない。寺元さんの居所はここらしいが、本当にそうであることを示す手がかりはない。ドアをノックしたら全く無関係他人が出てきて、警戒心に満ちた視線を向けてくるかもしれない。そういう可能性を考えると、ドアをコツコツとやる力が自然に弱々しくなる。返事はない。中に人の気配があるのかどうかも分からない。洗濯機の上にはすりガラスの小窓がついているが、その奥で人影が動く様子もない。小声で名前を呼びながら再びノックしてもやはり返事はなかった。

寺元さんは出かけているのだろうか。あるいは先週あたりに部屋の中で倒れて誰にも気づかれず……不意にそんな想念にとりつかれたが、辺りは埃っぽい臭いがするだけだ。やはり出かけているのだろう。

その場を離れようとして歩き始めた瞬間、背後で音がした。振り返ると、寺元さんがドアの隙間から半分だけ身を乗り出し、こちらを見ていた。禿げ上がった丸顔はいつもより青白く、無精ひげの生えた頬がこけて見えた。「田村さん、なんで……ああ、そうか……まあ、ここじゃなんなので、どうぞ……」

「散らかってるけど」

といいながら寺元さんは私を部屋に招き入れたが、中は私の部屋よりもきれいに片づいていた。ローテーブルの上にはA4サイズポスターみたいなものが散らばっていた。猫の写真の下に黄色い枠が印刷してあり、「さがしています」という文字が見えた。

「先週から急にいなくなっちゃってね、ずっと探してたんだけど……」

猫を飼いはじめたと寺元さんが言ったのは半年ぐらい前だったかランチの時に写真を見せてきたのを覚えている。たしか、ニティンとかい名前だった。額の毛が富士山のような形に、白と黒に分かれている猫だ。

「この近所では、見つからない感じ?」

毎日そこらじゅうの路地に入って見て、電柱ポスターも貼ったんだけどね。今のところ手がかりはなくて……」

寺元さんは俯いたままTVリモコンをいじくり回していた。目の下にできた隈が濃かった。

中野では孤独死が増えているらしい。突然にそれまでの生活人間関係から切り離され、中野に閉じこめられた人々が、生き残りをかけてあがき続け、一息ついたあとに待っていたものは、容赦のない孤絶だったというわけだ。

職場への連絡も忘れ、一週間にわたって捜索を続けていた寺元さんと猫との個人的な結びつきは、どれほどのものだったのだろう。そして突然に去られたと知ったときの衝撃は……いや、仕事を忘れていたのではなくて、猫を探すために休むと言えなかったから、連絡できなかったのかもしれない。猫の存在が、どれほど寺元さんの柔らかいところに入り込んでいたか、誰にも知られたくなかったから、中野ではそれなりに気心が知れているはずの私たちにも、失踪事件とそれがもたらした内面緊急事態について、口を閉ざしていたのではないだろうか……

「鬼澤さんには、寺元さんが体調崩して寝込んでたとか言っておくので、ニティンの捜索、続けてください」

「気遣わせちゃって、ごめん。僕の方からも、後で連絡入れておこうと思うから……」

寺元さんはアルミサッシを静かに開け、冷蔵庫から麦茶を出した。梅雨時の空気で蒸し暑くなり始めた部屋にかすかな風が入ってきた。窓の外に見えるのは隣家の壁ばかりで、申し訳程度についたコンクリート製のバルコニーの下には、古い落ち葉が厚く積もっていた。その隙間に何か、木の根か、古い革製品のような、黒に近い焦げ茶色のものが突き出ている。表面には緑の苔か黴のようなものが吹いて、時折、びくり、びくりと脈動しているように見える。

「寺元さん、そこに、何かいるみたいなんだけど」

「ああ、それ、引っ越してきたときからずっとそこにあって……え、動いてる?」

その「何か」の動きはしだいに大きくなり、周辺の落ち葉がめくれて露出した土には蚯蚓や百足が這っていた。そこに埋まっていた朽木のようなものは、地表面に見えていた一部分よりもはるかに大きかった。それは蛹のように蠕動しながら室内へどたりと入ってきた。麦茶のグラスが倒れ、中身がフローリングの上に広がった。

その「何か」は動き続けるうちに表皮が剥がれて、琥珀色をしたカブトムシの蛹的なものが姿を現した。痙攣的な動きはしだいにゆっくりと、動物らしい所作が読みとれるようなものになってきた。やがて内側から被膜が裂け、現れたのは肌だった。真白なその表面へしだいに赤みが差してきた。寝袋のように床へ残された被膜から、人型をしたものが起きあがる。

それは姉だった。間違いなく姉だった。17歳の夏の夕方高校の帰り道、自転車ごと、農道のどこかで消えた姉。警察が公開捜査に踏み切り、全国の交番写真が貼り出されても、けっして戻ってくることのなかった姉。落ち着いたピンク色のフレンチスリーブワンピースを着て、薔薇色の頬に薄い唇と切れ長の眼が微笑み、当時の面影はそのままに、だが記憶の中の姉よりもはるか大人びた姉が私を見ていた。

「背、伸びたじゃん」

といいながら姉が私の腕に触れた瞬間、思わず涙がこぼれた。

「そうか、田村さんのお姉さんだったのか。だからずっとそこに……」

寺元さんは何か遠く、眩しいものを見るような目で、姉と私を見ていた。

「ニティンくん、きっと戻ってきますよ」

姉は寺元さんに微笑みかけながらも決然と言った。寺元さんは照れくささと寂しさの入り交じったような顔で笑った。が、不意に真顔に戻った。

「待って。聞こえる……ニティン、ニティン!」

というが早いか、寺元さんは部屋から駆けだしていった。

かすかに、猫の鳴き声のような音が聞こえる。涼しい夕方空気が窓から入ってくる。

「もうすぐディオニュソスお祭りだね」

どこか遠いところを見ながら姉が言う。

「もうそんな季節か」

中野ディオニューシアまつりは毎年初夏に行われる。今年もたくさんの供物を捧げた行列が、狂乱状態の男女が、鍋屋横町を練り歩くのだろう。中野で過ごす何度目の夏になるだろう。いつの間にか、夏の風物詩を繰り返す季節の一部として、中野で受け入れつつある私がいた。

2021-06-05

プロ野球観戦者から考えるオリンピック無観客以外のありえなさ

先日、プロ野球球場付近を移動する機会があり

その惨状を見る限りでのオリンピックに客入れようとるす事のバカらしさについて書く。

球場そばを通ったのは開場の1時間前くらいで、人自体は多いとはいえない状況ではあったのだが

早めに来て待ってるような人がいる状態だ。

球場は中に入ってないので正確には分からないが、酒類の持ち込み禁止となっていたので球場自体感染対策はしっかりしているのだろう。

飲食店は5月の緊急事態宣言中で概ね酒類提供を行っていないようだった。

しかし、早めに来た人は当然、飲食店入店して時間を潰している。

酒こそ飲んでいないはずだが、テーブル越しに会話を行っている。まさに会食だ。

スポーツ観戦なんて同居してない友人・恋人などの関係性でいくパターンも多いので、

人流増加で本当に防ぎたいことであるマスク無しで至近距離の人と人の対面で会話を行う接触行為しかない。

オリンピック競技場内で感染するケースはまれだと思うが、実際問題として(飲酒の有無に関係なく)事前、事後の会食

といった濃厚接触行為イベント後に行われるのが一番の感染源だ。

からこそ、東大先生シミュレーションでは人流の増加(がもたらす会食等の行動)だけが感染拡大の影響要因とシミュレーションの結果に出ているのである

ちなみに現状と同じ飲食店酒類提供禁止を行っていても対策完璧ではなく、

近場のコンビニで買った酒とツマミをベンチで広げて飲み食いしてる連中までいた。

人間は愚かで対策あれば抜け道ありの状態なので、バブル方式だとか小手先対策しようが人を動かしたら感染は拡大する。


自民オリンピック開催路線を進めさせてしまうにしても

無観客開催絶対の譲れないラインとして戦ってほしい。

2021-06-04

リモートワーク始まってから膝が辛い

床座りでこたつテーブル作業してるわけなんだけど、

座り方としてはあぐらと足伸ばし状態を交互に切り替えてる感じ。

終わりごろには膝に激痛が走ってるんだけど、これは人体の正常な反応なのか?

半日床に座ってると足関節って死ぬの?

2021-06-03

菅義偉に見る、エグゼクティブオンライン会議セットアップ

まずはこのニュース映像を見てほしい。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210602/amp/k10013064721000.html

日本政府主催した国際会議ワクチンサミット菅義偉茂木敏充発言という話だ。

内容は、途上国ワクチン供給する資金提供し国際枠組みでやる、アメリカはじめ西側諸国協調して、でもアメリカ以上の拠出金にならないように調整しつつ、中国ワクチン外交に対抗していきますよ、と言う話である

まぁこれはよい。がんばってほしい。

良くないのは、菅義偉茂木敏充会議絵面であるどうしてこうなった。だれかきちんと見る奴はいないのか。

エグゼクティブが国際会議に出るなら、多少は知識のある奴がちゃんとやれよ。もうオンライン会議になって1年以上たってるが何故こうなのか。

日本行政系のITオンチ煮詰まったような画面になっているので、批判する。

何が駄目か

列挙すると


詳しく説明する。

マイクがクソ

何故か会議室のマイクをもぎ取ってきたようなグースネックマイクを使っている。しかも端に置いてぐーっと伸ばして口元に持ってきている。

なんだこれは。

カメラが正面にあり、しか話者椅子から動かない想定なら、カメラに高指向性ガンマイクをつけて音をとるのが第一選択だろう。メリット

EU大統領はこのスタイルのようだ。

デメリットもあるが、今回の場合問題にならないだろう。

それが無理なら、次はラベリアマイク、いわゆるピンマイクにするべきだ。ラベリアマイクはかなり調整が難しいのだが、上手く取り付けられれば、安定的に音が拾えるので便利だ。

そしてそれすら無理なら、普通の会見のようにマイクスタンド普通マイクをつけてやるべきだ。アメリカはこのスタイル。そのマイクテーブルの前下から狙っても十分に音が拾える。

どうしても会議室用グースネックマイクしかないとしよう。それにしてもマイクの使い方が間違っている。

会議室用グースネックマイクは通常単一指向性比較的感度が高い。具体的に言うと、マイク真正面が最も感度よく音を拾い、雑音が入らないようにそれ以外の音をできるだけ拾わない設計になっている。

故に、基本的にはできるだけマイクが口の方を向くように設置するのが正しい。また、口の方を向くように設置したら、口とマイク距離がかなり離れていても音はきちんと拾ってくれる。

一方でこれはなんだ。画面の端に寄せて横からマイクをあてている。それで菅義偉の者の声が音が小さかったのか、不自然に伸ばして近づけている。一方で茂木敏充は声が出かかったのか、マイクは下に伏せられている。

使い方を間違えている。グースネックマイクはできるだけ正面に置け。正面に置きさえすれば、少し下側にあっても音はちゃんと拾ってくれるはずだ。そして、声の大小はミキシング側で整えるべきで、マイク位置での調節は最小限にすべきだ。

政府記者会見場のマイクをみよ。あのマイクはグースネックではあるがワイド指向性マイクだと思われる。あのようにきちんとそうなっているのに、どうして今回はこうなったのか。

水がクソ

何故か画面の端に水が置いてある。これも非常に中途半端位置に。しかも謎の瓶。

ペットボトルでないのは評価しよう。SDG’sの観点からプラをやめたんだね。これはわかる。わかるが、何故もう一歩進んで、水差しにしなかったのか。国会ですら、あるいは通常の会見ですらちゃんと水差しを使っているのに、何故こんななのか。

いやちがう、瓶そのもの問題なのでは無い。このように無計画中途半端に画面に入れてしまうのか。

置いておくことで何らかの演出効果を狙うのならば、きちんと水差しを使うなり、瓶である事が大事ならば近くにおけ。戦略も無くだらだらっと置くんじゃ無い。そこはテーブルじゃ無い、舞台、あるいは戦場なんだぞ。

名札がクソ そのせいで画角がクソ

物理三密会議用の名札を出す必要は無いだろう。

今回の名札は、物理三密会議での名札をそのまま置いてしまっている。その名札が入るようにカメラ位置を決めたことで、画面が中途半端になっている。それでもカメラマンは正面に菅義偉が映るように工夫したのだろう。文字が画面のギリギリにして、上によせている。努力と苦悩は分かるが、これがさら中途半端雰囲気を醸し出してなんとも垢抜けない。

しかも、映像からはこの名札、完全な黒ではなくて、微妙に濃いグレーのような文字色になってる。おそらく柔らかい印象を与えたいという意図なのだと思うが、映像場合そんなニュアンスは飛んでいるし、相手環境によっては読みづらい印象を与える。

そもそも映像だけなら物理名札は不要だ。合成が読みやすい。他の中継先から映像字幕があるようなのに、なぜ菅義偉茂木敏充だけは物理名札か。

合成方式であれば、カメラ画角自由に設定できる。NHKニュース映像では、実際の映像クロップし、顔がバランス良く映るように調整している。物理名札さえなければあのようにセットして映像を流すことができたはずだ。

背景がクソ

政治家の無茶なオーダーに対して、会場を作った人の苦労がにじみ出ているのはわかる。わかるがクソだろう。

まず、日本国旗は白に赤なのに、何故背景が白なのか。なぜ花が白なのか。アメリカをみよ。自国国旗特性をよくわかっていて背景を作り上げている。

さらに、背景に中途半端に入った謎の模様は何を意図している?  ビバホームで売れ残っている壁紙でも買ってきたのか?何がしたいのかわからない。

背景とは演出である雰囲気空気感を作るものだ。なんとなくでやってはいけない。

比較的安上がりで雰囲気を出すには、カーテン有効である。例えば内閣官邸記者会見場などがそうだ。少し落ち着いた色を用意して、そこに国旗を掲げる。

花は不要だ。花は目立つ。今回は菅義偉を完全に喰ってしまっている。メインは菅義偉なら、後はそれを引き立てるようにせよ。これではだれに注目させたいのかぼやけてしまう。どうしても花を入れたいのなら、ワンポイントにするべきだ。

そもそも首相官邸ならばきちんと整えられた相応しい背景のある会議室がいくつもあるはずだ。木材の集積材を使った壁、焼き物を使った壁、竹を取り入れた和紙壁紙を使った壁、いろいろな背景があるのに、どうしてこうなったのか。あるいは、既に1年たった。執務室風のようなスタジオを作っても良かったのでは無いのか。

聳え立つ巨大な他山の石

これを他山の石とすれば、エグゼクティブによるオンライン会議セットアップをどうすればよいのかわかってくる。

カメラ自然ボケとピントがきれいに合う、デジタル一眼系のカメラを用意すること。ピントと自然なぼけみが得られれば、周りがほどよくぼけて、ピントが合ったところ、話者が自ずと浮かび上がってくる。

マイクは適切なものを適切に使うこと。一人に一台固定カメラなら、カメラから指向性の高いマイクで狙えば良い。最低限ホール用のマイクを使う。会議からもぎ取ってきたようなマイク適当に使わない。会議マイク会議室でよいようにできているのだから

机の上に置くものや背景などは、それらが全て印象を決めると心得て選ぶこと。目的は何で、誰を引き立たせるのかを考える。難しければできるだけものを置かずにシンプルがよい。

必要な道具や原稿をどうしても置かなければいけないのならば、画面の外に追い出せばよい。映らなければないも同じである

逆に必ず写すべきもの存在すると、それを映るようにカメラの設置に制約がでるのでしっかりと設計をすべき。

2021-06-01

飲食店の皆さん、そろそろ本気でコロナ対策しよう

今日から飲食提供開始、営業時間も延長するお店が多いというニュースを見ました。

本当に大丈夫ですか?これで感染者増加に転じたり、クラスタ発生などの最悪の状態になったら、徹底的に叩かれかねませんよ。

そろそろ本気でコロナ対策しませんか。

なぜ上のような行動に出るかというと、時短飲酒禁止意味がないと思っているからですよね?では、意味がある対策は?飛沫防止ですよね。即ち会話するから感染するんですよね。(テーブル等器物の消毒とかは当然の前提として)

ならば、そこだけは厳しくしませんか?

店内会話禁止。それを担保するために、複数人入店禁止、あるいは、複数人バラバラに座っていただく(お子様連れは除外等はお店の性質に応じて)。

これをやれば、時短アルコール禁止不要ではないでしょうか。

ただ、これを個別のお店でやるのは難しいと思います

感染予防は業種ごとのガイドラインに従うことになってますよね。

それを変えないといけないと思います

日本フードサービス協会酒類中央団体連絡協議会?そういった業界団体に頑張ってもらわないといけないですよね。

そのために団結も必要かもしれません。

外野から勝手妄想かもしれませんが、なんとか頑張って欲しいです。

2021-05-31

俺にも女にセックス誘われた過去があったことを思い出した

今でこそKKOとして生きている36歳のおっさんだけど、

おれにも大学生の頃があったんだよね。2留して中退したけど。

相手同級生の女で、留年仲間ということで知り合いになった。

 

まぁいろいろ省略するけど、

2度目の留年を目前にして二人でやべーやべー言い合う中で

女「じゃあいっしょに勉強しようよ。私の家で。」

みたいな話になり5回ぐらいそいつアパートに行った。

そこであった出来事なんだけど、どう思う?

 

・向き合って座ったテーブルの下で、足で俺の内ももを突っついてくる。

・俺のノートPCのぞき込みながら俺の肩に胸を押し付けてくる。

・女のPCで俺にホラーゲームやらせて、キャーキャーいいながら腕を絡めてくる。

・いきなり「ちょっとシャワー浴びてくるね」と言ってシャワー浴びだす。

・「じゃーん!」とか言いながらバスタオル1枚で風呂からちらっと出てくる。

・「この前、ミクシィ自衛隊の人と会ってセックスしちゃった…。このベッドで…。めっちゃきもちよかった。」とか言い出す。

 

どう?

これもうセックスしたってことでいい??

おれ、非童貞ってことでいい?

鉄板の周りにガードする紙の増田須磨のみカルスドーガに吏和マノン派って(回文

ノンアルコールビールビールってことになってる

隠語での注文の仕方が常連さんの集うお店で流行ってるみたいです。

おはようございます

緊急事態宣言が延び延びでもうどうしようもないこのろくでもない世の中。

家のみでの発散さ加減は

いくらテイクアウトがウーバーだと言っても

お店で頼んで飲み食いするのは

やっぱり迫力や臨場感などのライブ感が違うわよね。

まあウーバーとかで頼んだことないけど。

いったい私はいつになったらああいった通常営業焼き鳥屋さんとか町中華

ビールを決めることが出来るのかしら?って思うのよね。

やっぱりライブ感というかそこでしか文字通り味わえないなにかがあるのよ!

お店に入ってどこ座るかってとことか

注文オーダーしたりそれが出てくるまでの提供時間ちょっとビール飲んだりとか

そしてやってくる町中華餃子

全てがライブなのよね。

やっぱり人はこういったライブ感を求めているとしかいいようがないのよね。

ただいいお店のリゾット

樽のような大きなチーズの中で熱いご飯を入れて、

とろけさせて器に盛ってくれるあの美味しいチーズリゾットは恥ずかしいか厨房で作って持ってきてよ!って思うわ。

あのパフォーマンスもいいんだけど、

ぱぱっとやってくれるならいいんだけど、

時間チーズがとろけさせる時間が長いので

耐えられないわ!あのライブ感の時間は。

なんか他にもテーブル給仕さんがそこで完成させる系のフードってちょっと面食らいそうなので、

テーブルで仕上げます!って注意書きをメニューに欲しいぐらいよ。

あの鉄板で熱々のハンバーグとかステーキだとか

目の前でソースをかけてじゅうじゅう感マックスでお送りするじゃない、

あれ紙エプロン的なのものしかり、

鉄板の周りに立てる紙の筒ガードもあるけれど、

やっぱりどうしてもソースやらが跳ねちゃうので

今思ったんだけど

テーブルで完成させる系のは

もう予め厨房でかけてきてよ!とも思うし、

あれはあれで厨房でやったら

厨房がドロドロになる懸念もあるわよね。

あの筒紙ガードの防御に上にフタが出来るようにもう一枚紙をもらえたら、

あれはあれで私は完全防御ができていっかなーって思うのよ。

どうしても天井からじゅーじゅーが漏れてくるじゃない。

から最終あの鉄板の周りの筒の紙ガードの上に紙を乗せたいわ。

今度はA4用紙でも持参しようかしら?

持ち込み禁止のお店じゃなかったらいいんだけどね!

でもいつそう行ったお店に行くかって結構不意だったりするから

いつもA4用紙を持ち歩いているのも変よね。

からハンバーグ屋さんとか

そう言うライブ感ある鉄板のお店に行こうよ!って言ってイマイチ嫌な顔をされたら原因はそれに尽きるから

ジェントルマンとしては

あなたジェントルマンに仕立て仕上げる最後はA4ってワケなのよ。

おわかり?

これ勝手マナー講師とか広めて欲しいわーって思うし、

シュウクリームは初めて発明されたとき未知の食べ物でまだそれに対するマナーもなかった頃、

ストローで中身だけを吸うのがただしい食べ方です!って間違ったマナーを開発して欲しかったわ。

あいう苦戦しそうな食べ物マナーの良く分からないもの結構辛みがあふれる

ライブ感どころではないわよね。

そう思ったし、

ライブ感とマナー感は相反するものだと

今日理解できたわ!

うふふ。


今日朝ご飯

シャキシャキレタスサンドしました。

こないだサウナ入って2キロ体重減ってたか

これ全部水分出るのスゴい!ってただそれだけなんだけど

そんなに汗出る?って思ったりしない?

そう考えながら食べるレタスサンドは美味しいわ。

デトックスウォーター

そろそろ麦茶の量産体制にめどが立ったので

歯止めのかからないうちにうんと生産しておかなくてはって思う季節、

うちも麦茶始めようかなーって

昨日仕込んでおいた水出し麦茶ウォーラーしました。

夏が来れば思い出す遙かな尾瀬遠い空!ってこのことね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2021-05-30

Javaインジェクショーン (Classファイルの実行領域コードを注入 他はすべて同じなので気が付きにくい) しかJava金融機関けが多い

この変数テーブルを全て1文字にすると

あら不思議、少しダイエットして何故か領域

無駄コード最適化 なぜかコード領域にも空間

ダイエットしたJavaクラスファイルに コードを注入

通信? いやあとは全部JAVAがやってくれるから

この空いたところでデータを別なサーバにあげても、ほぼ気が付かれない

[]anond:20210529112557

人生で初めて英雄になった

毎月25日に少ない給料の中でやる贅沢、王将餃子酢豚唐揚げを買って帰り、家でお気に入りの皿に盛り付けビールを飲む。

今月の25日もいつもの王将ネット予約をして受け取るためにレジに並んだ。

列が進んで、店員さんに俺が予約した増田ですと伝えようとしたその時、事件が起きた。

身長190近くあろう大男とほっそい腰巾着のようなチンピラが割り込んできた。

「これ持ち帰りの列やろ?俺ら会計

「お会計お客様もお並び頂いております

「は?会計やぞ?」

関西弁の大男がイキり散らかしている

先に外に出た腰巾着チンピラに「会計も並ばなあかんらしいぞ?そんな店聞いたことある?」

腰巾着は「もう払わんでええんとちゃいます?」とイキり返す。

そこで俺は

「どこの組のやつか知らないが、お前のところの親分社会ルールを教えてくれないのか?店には店のルールがあるんだよ。守れないなら来るな。そこからそこの金魚の糞、お前は一人で何も出来ないんなら黙ってろ」

とは言えなかった。

俺が取った行動は

「あ、自分後でいいんでどうぞ」

と言って列の最後尾に並び直したことだった。

我ながらダサいなと思ったが、並び直しさえすれば誰にも迷惑かけずにチンピラを早々に店から出すことができると考えた。

これは成功した。

チンピラはふてぶてしくも札をレジ担当に放り投げ、おつりを奪うようにして大股で店を出ていった。

俺はちょっと恥ずかしい思いをしつつも最後尾にいたんだが、店中が俺を見てる。

拍手喝采

とまでは行かなかったが、近くの人に兄ちゃんやるなと言われたり、店員さんには凄く感謝された。

列の前にいた人には先にどうぞと言われ、視線を浴びながら餃子唐揚げ酢豚を受け取った。

レジ担当の人は一番お礼の言葉を言ってくれた。

「いえ、なんにも考えてないんで」

咄嗟に出た言葉だったが我ながら控えめで良いなと思った。

店を出る時、テーブル席の少年が手を振ってきたので親指を立てて店を後にした。

この帰路はもう最高。

己の咄嗟の起点を振り返り、拳を振り上げたままおめおめ帰るチンピラの後ろ姿を思い出す。

家に帰ってセッティング。いつもの王将中華魔王を倒した後の打ち上げ会場に見えた。

食べながら、寝る前も次にああいうことがあったらこうしようとか、王将ロゴが俺の顔になる別エンディングまで妄想

学校会社とロクな成績を残してこなかった。良い意味で注目されることもなかった。

別に勇気を出したわけでもないが、自主的な行動が初めて評価された瞬間だった。

こんなことはもうないかもしれないけど、このことを思い出すたびに生きててよかったと思えるような体験だった。

2021-05-29

とにかくメチャクチャ楽になりたいんだよな

これ以上一切なんの努力もせずに、すべてが自分の思うままになる世界に行きたい

こう、仕事疲れたな〜、もう寝ないといけねえな、なんだこの人生?と思いながら寝るいつものやつをやって、それで目を覚ますと、すげえ広くて清潔で素敵な調度の部屋にいるんだ

ショボい湿った布団じゃなくて、サラサラで柔らかくてデカイベッドで俺は寝ている

目が覚めた瞬間、俺は「とうとうこの日が来た!」と気づいて、ヨッシャーなりなんなり、とにかく快哉をさけぶ

そのまんま起きて(肉体が超健康なので、起き出すのもツラくない)、近くにあるシュミのいいテーブルのところまで行って、備え付けのタブレットで飯を注文する

そのタブレットメニュー表になっていて、タッチで頼んだものが、下の階からリフトで送られてくるんだ

メニューには俺の好きな感じの料理結構ひろいラインナップで並んでいる

この時点では「世界すべてのあらゆる料理」みたいな感じじゃないのがミソ

十分うまくて満足できるラインではあるが、まだまだ上は目指せる そういうくらいのラインナップなんだ

楽園みたいなその場所で、俺はあらゆる行動によりポイントを稼ぐことができる

寝る、歩く、食う、ウンコする、とにかくなんでもいい 何をやってもポイントがもらえる

そのポイントによって、いろんなものをアンロックしていくんだ

そういう感じなんだ

そういう感じなんでしょうか?

2021-05-28

anond:20210528183812

テーブルレコード

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{ id: 3, min: 4, max: 8 }

{ id: 4, min: 4, max: 8 }

{ id: 5, min: 4, max: 8 }

ここ、正規化されてないことを除いてもなんかすごい違和感あるな

これだとほんとに席(椅子)の情報だけど、普通椅子単位で予約管理しないし(一つの机に4つ椅子があるようなときグループの客を基本、同卓させないでしょ?)

最小-最大人数の項目あるんだから机の意味での席管理テーブルテーブルなはずだし

anond:20210528182706

とりあえず席テーブルpkないで。

あと中間テーブルに席の使用フラグとか現在利用人数とかそんな項目がいるやろな

2021-05-27

ミルク感の高いホワイトサワーがおうちで飲みたい

ほろよい 白いサワー

スキムミルク

クリープ


・ 贅沢に投入したパウダー炭酸と全部反応して泡になってテーブルに広がった

スキムミルクと全く溶けてないクリープと甘い酒が混じった泡の部分はおいちい

・ 素直に生クリームか練乳を足すべきだった

・ なお先行研究として「ファンタスキムミルクを足せばオレンジフロート味になると思ったがただの濁ったオレンジジュースになった」がある

2021-05-26

ばあちゃん、もう食えないよ

かつて忘れ物キングと呼ばれるほど忘れ物が多く、成績表の「忘れ物をしない」の評価は常に「がんばりましょう」な私だったが、成長し、チェックリストに持ち物を挙げ、確認するようになってから忘れることは減った。しかし肝心な何かを失念する癖は治らなかった。歯医者に行ったことのある皆さんはお分かりだと思うが、歯科では施術中、唇が荒野の如く乾燥する。それを潤すためにはリップクリーム必要だが、このような、前もってリストアップすることが困難な、一見関連の無いものに限っては十中八九忘れてしまうのだ。そして本日祖母の家に来たが、またまた大事ものを家に置いてきてしまった。それは胃薬である

祖父母の家——それは孫に大量の食物を食らわせる機関である。揚げ物、肉、寿司のジジババ3連パーティコンボをまともに受ければ、翌日はお茶漬けしか食えぬ。大量のアブラギッシュな食い物を大皿で目の前に出されれば、思春期でもない限り危機感を覚えても仕方あるまい。しかし、これを無碍に断れる孫など存在しないだろう。少なくとも私は断れなかった。優しい祖母の「いっぱい食べな」に首を振れるわけがなかったのだ。

今日ステーキ買ってきたから」と慈愛のこもった笑みを見せる祖母覚悟はしていたが胃の中がぐるぐると回る感じがした。5時頃、夕食を食べ始めるか聞かれ、あまりにも早すぎる戦闘開始時刻に動揺する。1時間後にしようと説得し、なんとか時間を遅らせた。そして時は来た。老後の貯蓄をこれでもかと投じた肉塊が目の前に現れたとき、度肝を抜かれた。肉の量が2人分なのである普段ステーキを食べることはない(普通そうだろう)私は、ステーキ一人前はこんな「広さ」だったかと首を傾げた。皿からはみ出たステーキにはバターが載せられている。この量自体はそんなに多くもなかったが、テーブルには「追いバター」が入ったタッパーが置かれていた。何度見ても、付け合わせのキャベツが萎縮するほどデカい。しかし、いつまでも眺めているわけにはいかぬ。意を決して口に含む。すごい。感嘆が口から溢れ出た。柔らかい。肉の質だけではない。繊維が肉叩きによってほぼ全て断ち切られている。ステーキソース黒胡椒ベースシンプルだが、これがなんとも言えず肉の旨みを引き出していた。「これあんたのお父さんが大好きだったのよ」と、現在に至るまで反抗期父親が唸るほどもある。美味い美味いと言いながら口に運んだ。それでも、約一人前を食した頃から異変が起き始めた。胸の辺りがつかえる感触がする。胃もたれであった。脂が多い。肉汁を逃さずたっぷりと含んだ肉塊は、口内でじゅわりと脂を放出する。適量以上の脂質を体内に取り込んだ私は、ナイフの動きを少しずつ鈍らせていった。しかし、残して祖母を悲しませたくないという気持ちでなんとか胃袋に押し込んだ。あともう少しだ。四口分に切り分け、ゴールは目の前だと自分鼓舞する。その時であった。「ねぇ、私の半分食べない…?」やはり祖母グラムを間違えて買ってきたらしい。彼女も苦しそうにステーキを切り分けていた。そんな祖母が、私を見て半分貰ってくれないか懇願し始めたのだ。正直、もう限界だった。十分目を越していた。しかし、ランナーズハイもとい、イーターズハイに陥っていた私は余った肉を受け入れた。私は食べた。そして皿が空いたとき、出された緑茶を飲み干して、深く獣臭い息を吐いた。長い戦いだった。だが、残ったのは達成感などではなく、ただ一つ、強烈なもたれ感であった。

ソファずんと座り、胃薬を忘れたことを深く後悔した。もうしばらく肉はいい、もう食えないと思った。私の消化力は牛並みにゆっくりだが、それなのに胃袋が一つしかないのだ。明日はきっと消化不良でトイレに閉じこもる事になるだろう。明日の事を憂慮し、私は食後の眠気で微睡みながらこの文章を書こうと思い立った。

この後、祖母から胃薬を貰った。病気がちの彼女が飲んでいる薬だから、さぞかし強力だろう。しかし、失敗とは痛い思いをするから改善しようと思うものだ。今日気持ちの悪さを戒めにしなければならぬのではと頭の片隅で思いつつも、結局苦しさに耐えられず、薬を飲み込んだ。

IOCのこの見解反論出来る根拠あるの?

「昨年3月、延期は一度と日本が述べたのだから、延期の選択肢テーブル上に存在しない。日本国民の多くが開催に否定的意見であるのは、残念なこと。ゲームを開催しても追加のリスクはないという科学的な証拠があるのに、なぜ彼らはそれを無視して、科学的なことはどうでもいいと言うのか。ただ『嫌だ』と言っているだけではないのか。開催したらきっと成功を喜ぶことだろう」

よくオリンピックやったらコロナ蔓延すると言われてるけど、どうやらそれは科学的に間違いだってのがIOC見解

そりゃ科学証拠お気持ちなら科学が優先される

お前らパヨクは諦めるしかないってことになるよな

まだこんな商売があるのかクソがよ

親がIphoneに入れなくなったと言い出した。

パスコードを忘れたらしい。

じゃあ、代理店に聞きに行きなよと伝えた。

 

今日、家に帰ると赤い紙袋テーブルに置かれていた。

 

なんでも、パスコードで入れなくなり、もう故障として修理センターに送るか新機種を購入するか迫られたらしい。

契約書を見ると36ヶ月払いで契約している。

この他、ノートンで月額500円、64GBの外付けメモリで月額500円。

 

パスコード忘れる親も情けないが、まだこんなことやってる商売、なんなんだよ

 

 

2021-05-23

一人暮らし日本人1DK問題

自分幼少の頃からこたつ机+座椅子テレビでも見ながら食事をする習慣なもので、

1DKを借りたものの6畳くらいのダイニングキッチンダイニング部分がほぼ無駄になってる

ダイニングでどうせご飯食べないんだからダイニングテーブルとかはそもそも置いてない

自炊はするけど所詮一人暮らしから食器調理器具収納キッチン下で正直完全に間に合ってるし、

これどうしたものかね…謎のウロウロスペースになってる

2021-05-22

半年以上ぶりに食事をした

ちょっとこちらの方で吐き出させて頂く。

別に皆に有意義時間を楽しんで貰おうと思っているわけじゃなく、今の自分感情を吐き出したいだけなのでこちらの日記に垂れ流す形になる。

何らかの形でこのページに来た方には本当に申し訳なく思う。


今の私は、主に仕事関連で疲弊している。

特別仕事性質とかそういう訳ではなく、(恐らく)皆と同じ社畜とか、そういう類の話である


休憩も、昼食も取る時間がなく働き続け、会社内を走るように何度も往復し、上司から思い付きで始めたとしか言いようのない企画を当日から対応しろと言われ、仕事無駄に積み上げられて、残業しないと到底回らない量なのに残業するなと上司に怒られ、結局こっそりサビ残したり、上司がいない日曜日にこっそり休日出勤(無論サービスである)して、仕事の処理に明け暮れる毎日になっている。


労働時間毎日11時間以上は働いている中(まぁこの点は割と自分に限らず皆その時間まで残ってたりするので、不公平感は感じないが……文字にすると自分感覚が狂っているようにも思える)、当然私生活はマトモなものではない。


帰ったら寝るだけ、辛うじて風呂に入ったり洗濯辺りはしているが料理なんてする余力などなく、殆どコンビニ弁当、ウーバーイーツでマックとか頼んだり、外食も食べ慣れたチェーン店ばかり。

休みの日も布団から殆ど出れず、14時間以上横になったまま(睡眠が取れているとは言っていない)で何かする前に夜になっているパターン殆どで、仕事して帰って寝ての繰り返しで楽しいことやワクワクするようなことは一つもない。


そんな前提があっての話になるのだが今日の昼、普通に休暇が取れた中で髪が伸びていたので流石に散髪に行ったのち、買い物して帰るより外食して帰るかと思い、某チェーン店に向かっていた。

そこは商店街で割と飲み屋系、個人店が多いのだが、酒とか飲まないし何より恋人も友人もいない身、そういうところに行くのは敷居が高い

大体、そういう人間外食は全国(県内限定でも可)展開されているチェーン外食店にしか場所がないのである


ただ、そんな中でとある店員さんに「ランチどうですか?」と路上で声を掛けれられた。

店の前に立って客引きをされていて、たまたま店の前を横切った私に声を掛けたようだった。


このコロナ禍、客足が遠のくのは仕方ないことだよなぁと思いつつ、店を見ると、モツ鍋やら焼き鳥やらメインの、まさしく夜の居酒屋さんであった。普段から昼を開けているのか、コロナ禍だからランチを始めているのか……それは分からない。

先にも書いたが、私はそんな店に行ける人間ではない。それこそ居酒屋なんて誰かと行くところであって、一人はハードルが高い(私個人偏見なのは承知である)と思っている。少なくとも、私はそんなハードルをわざわざ越えようとは思わない。


から店員さんに誘われた時に出てきた私の第一声が、「あの、自分一人なんですけど……」である

なんとも馬鹿馬鹿しく情けない返答だったのだが、店員さんは朗らかに大丈夫ですよー、お一人様のカウンターテーブルもありますし、今ランチタイム価格の方も~」と答えてくれた。


ぶっちゃけこの時はお断りして、慣れたチェーン店へと向かうことも十分出来たと思う。ただ、まぁ、その時は気まぐれで、そういうの店でもいいか、向こうもお一人様OKって言ってるし。ということで、ホイホイついていくことにした。


店の方は、パッと見だが、個室が2~3つぐらい? カウンター用のテーブルが一直線に続いて10人ぐらいは座れるような長さだったように思う。

ただ、カウンターテーブルと言っても、目の前は厨房とかではなく壁に向かってテーブルが設置されていた。厨房は店の奥側にあるようだった。


当然というかなんというか、人が全然いない。お客は私一人だけだ。これで外食するな、濃厚接触! と文句も言われる筋合いもない。(勿論、アルコール消毒と検温もしている)

ランチメニューを見ると、900円台から1200円台、ランチと考えるなら逸脱して高いわけではない、と思う。もしかすると安いぐらいか


ただ、この手の店に普段いかないのでオススメランチはどれですか? と尋ねると、あまりそういう質問が来ないのか、店員さんはオススメメニューというより、普段お客さんがこれこれを頼まれることが多いですねー、という具合の答え方だった。


その中で、せっかく来たんだし頼まれている率も高そうでランチの中で一番高いやつにするか、ということで、1200円ランチモツ鍋定食をお願いすることにした。モツ鍋ってランチになるんだな……とか思いながら。


そうして待っていると、モツ鍋定食がやってきた。お一人様用の鍋に、ライス漬物、実にシンプルである

ライスはお代わり自由ですよー、と言ってくれながら鍋の蓋を店員さんが上げてくれる。


真っ先に目についたのは上に盛られた糸唐辛子。少し輪切りの唐辛子もまぶされて、プリップリのモツが鍋のスープから少し顔を覗かせる。自身脂身スープに浸かってやや暗がりの空間の中でも一際輝いているように見えた。

お一人様ように切られた丁度良い長さのニラも色彩の割にサイドに控えて主役はモツの方だと主張を押さえている。


なんというか、その時点である意味感動してしまった。

いや、別段コレ自体特別料理ではないことは重々承知している。

しているのだが、なんというか、久方ぶりに、料理を食べるという実感が湧いたのだ。


別にチェーン店が悪いとかマクドナルド低俗だとか、コンビニ弁当がクソなどと貶めているつもりも毛頭ない。

ただ、それらを食べていた自分認識が、食事としてではなかったことを思い知ったのである


多忙を極め、食べる時間もない中、しかし空腹には苛まれる。

から、それを満たすために手近なコンビニ弁当や、部屋から出ること自体億劫な時はウーバーイーツを利用し、たまに時間の取れた休日にせめて外食しようと思っても手軽なチェーン店の利用。


どれも見慣れて、寧ろ飽きているぐらいで、けれど他に目移りする余裕もなく、朝はコンビニ適当おにぎりを買って車を運転しながら食べ、昼は食べれずに帰ってクタクタになりながら適当コンビニ弁当、たまにウーバー。そんな日の繰り返し。


そんな中で気まぐれでやってきた店で『料理』を出されて、私が今まで食べていたのは食事ではなく、餌だったと思ってしまったのだ。


先も言ったが、それらが餌だという意味ではない。自分認識として、今まで食べていたのは料理という食事ではなかったと言いたいのだ。

だって料理って食べたいものがあって作ったり(或いはそういう店に行ったり)、逆に(例えば親が作った)食べたくない料理を出されても、我慢して食べるようなもの食事だったり料理だったりするわけで。


自分の中での感情が全く動かない、空腹だからそれを満たすためにメシというのは、料理ではなく餌でしかないように思う。

たまたま、その餌を取る手段として手軽だったのが自分にとって、コンビニ弁当とかだったりしたわけだ。


から、なんというか。確かに気まぐれで来た店で何気なく選んだメニューでも、目の前に料理が来た時に、猛烈に今から食事をするんだという感情が沸いてきたのだ。(逆説的に今までのは餌だったのか……と実感したわけだ)


から、久々に食事を堪能したわけだが、まぁ、美味しかった。鍋を食べるということ自体が久々だったし、熱々の料理を食べることもある意味久々だったように思う。

無料デザートもつますよーと言われ5種類ぐらいから一つ選べるらしい(基本サービスという感じではなさそうだったので、この辺もコロナ在庫が捌けないとかの理由があったりするのだろうか?)ので、遠慮なく一つ選び、その代わりというのも変だが、(まだお腹空いていたし)串ものを5本ぐらい追加でお願いした。


程々に満腹になった頃には支払いは2000円に届きそうな金額だったが、些末な問題である。久々に食事を楽しませてもらったのだから、うん、本当に楽しんだと思う。

ただ、結局私が来ている内に別のお客さんが入ってくることはなかった。潰れないと良いが、と祈るばかりである


それが今日の、13時ぐらいの出来事だ。だから、まだこの熱は収まっていない。だから今日は久々に夕食は自分で作ろうかと思っている。

これでも多忙を極める前は、きちんと料理していたし弁当だって作っていたのだ。ココ最近は本当に忙しくて無理だったが。


でも、やっぱり食事はいい。食事がいい。慣れていて食べれたら良いだけの餌なのは嫌だと痛感した。

食べるものすら餌だったら私は真の意味社畜ではないか


久々に心が躍る。

さぁ、夕食は何にしようか。

汚部屋から東大に通った漫画家が語る「ゴキブリとの共同生活」「毒親

 高校時代から成績は優秀だったというハミ山氏。一般的東大生と同様、問題集英単語の暗記など猛烈な受験勉強に取り組み、センター試験二次試験をくぐりぬけて合格した。ただし、その“学習環境”は今考えればやはり劣悪だったと振り返る。

「浴室はゴミなどが占拠しているため毎日銭湯に通い、エアコンが壊れていたため冬は室内でダウンジャケットを着ていました。

 勉強用のテーブルゴミの山に埋もれていたので、布団を折りたたんで机の代わりにして問題集を解いていました。図書館に通って勉強したこともありましたが、公園のベンチや駅のホームなど長時間いることができる場所で暗記系の勉強をすることもありました。当時はそうした境遇にあまり疑問を持たなかったんです。

 母からは『東大受けたら受かるから受験してね』と言われ、『そういうものなんだ』と思って受験勉強しました。もっとも心の奥底では、“勉強して東大に受かったら、何かが変わるかも”という気持ちがあったのかもしれません」(同)

 そして自宅は汚部屋のまま東大入学、のちに理学部へと進む。

「自宅の状態は相変わらず。家の中と外の区別曖昧で、玄関からメートルは“土足ゾーン”でした。母が玄関付近で寝ていることもしばしば。そんな状況ですから、自宅が大学に近いにもかかわらず友達を家に呼ぶこともできなかった。ただその時も“家が汚いから人を上げられない”ではなく、“私の家は人を入れたらダメなんだ”と漠然と考えていました」

 作中では、そんな汚部屋暮らしの異常さや、母親非常識さに気付き、勇気を奮って行動していく姿が描かれる。そんな主人公自身を重ねるハミ山氏は、「人間は負のパワーでも成長できるのではないか」と問いかける。

「以前は自分の頭で何かを考えることを放棄していましたが、徐々に成長し、作中でも描いている“母を捨てる”という行動にいたります。つらいことや過酷環境に遭遇し、そこで疑問を持ち、反発するような“負のパワー”かもしれません。そんな“負のパワー”が、成長の糧になることがあると思います

毒親であることをはっきり認識していなかったが、それに気付き、決別したハミ山氏。苦しい境遇をバネにして、いまは自分人生を少しずつ取り戻す日々だという。

2021-05-21

濃厚接触者になったがPCR陰性だった

ちな陽性者=発症者は同じタイミング仕事してた人

15分以上の同室における対面会議、同じ車の同席。マスクと換気はできる限りしてた

マスク外してたのは食堂での30〜1hのみ。ただし発症した人とテーブルは別で、2m以上は離れてたはず

とりあえず陰性なら一安心と思いきや、14日経つまでは安心できず

今は健康のものでも数日後・来週には発症しているかもしれないと言われてもうドキド

今日で5日目になるんだけど、今夜いきなり具合が悪くなるんじゃないか、朝起きたら動けなくなるくらいの高熱が出るんじゃないか毎日不安な日々を過ごしてる

毎日検温しステイホームを徹底する予定だけど、まだ9日間もある。。。。。。

こわいよう。。。。。。

2021-05-20

座椅子こたつって最強じゃない?


ソファ+ローテーブル構成をすべて凌駕してない?

anond:20210519214122 政府向けシステムの話をするときの前提知識

政府向けシステムに関わったことがある身からすると、政府向けシステムの話をするときに前提として知っておいてほしいことは、住基ネット最高裁判決に「現行法上,本人確認情報提供が認められている行政事務において取り扱われる個人情報一元的管理することができる機関又は主体存在しない」という骨子があること。これによって政府向けシステム個人情報一元的管理できず、個人情報各自治体で分散管理しかできない。この文面でググれば政府がどれだけこの骨子を気にしているかは分かると思う。

今回の話は「国民マスターテーブルを持たずに認証するにはどうすべきか」という政府向けシステムで常に挙がる課題で、良いアイデアがある人は政府提案しにいってほしい。個人情報保護法の目的外利用に違反しない上で。

はがき送りつけ

これをできるのは自治体のみで防衛省はできない。防衛省国民の住所氏名を知らないのではがきを送れない。防衛省に限らず、どの省庁も国民の住所氏名を一元的には知らないので、政府はできない。

自治体から発行済接種番号と生年月日のペアデータ提供を受けて、接種番号をIDとし、生年月日を仮パスワードとして登録し、認証システムとする。

かなり難しい。上の骨子により防衛省個人情報一元的管理することができないので、最高裁判決とは条件が異なることを主張しないといけない。たとえば「都市圏だけなので一元ではない」とか。それに国民野党が納得するかどうか。これがひろみちゅの言う「政治的にそう言えないというのはあり得るが、乗り越えなければならない」課題

来る者拒まずベストエフォート方式にする

これで良いなら予約システムなんていらないけど、密を作って高齢者に何日も前から徹夜で並ばせるのが今のシステムより良いと思う?

どうすればよかったのか?

政府が使える一元的情報マイナンバーしかない。マイナンバーカードを読み取れる人だけが利用できる予約システムなら認証できるけど、自治体ネット予約さえ高齢者には使えないと叩かれているのに「マイナンバーカードとリーダー必要です」なんて要件で作れるわけがない。そもそも短期間に多くの人に接種させる」という目的にもそぐわない。

各自治体の予約システムAPIを持って防衛省が接種券番号の有効性をAPI確認できれば認証できるけど、首都圏だけで200以上ある自治体がばらばらに調達しているすべての予約システムに高負荷でも落ちないAPI共通仕様で緊急で作らせれる必要がある。けど、そんな体力があるならば自治体の予約システム自体が落ちないようにすれば良いわけで、大規模接種自体不要かもしれない。

個人情報一元的管理することができる機関立法すればできる。けど、そんなものは「たった1年」じゃ作れない。マイナンバー住基ネットに何年掛かったと思っている?「パンデミックという緊急事態なので防衛省高齢者個人情報一元的管理することができる」世界は「戦争という緊急事態なので防衛省20代30代男性個人情報一元的管理することができる」世界につながっていることを理解した上で、国民はこの法案に賛成できるのか? できるなら、良くも悪くも政府向けシステムの将来は大きく変わる。

結局、「国民行政サービスを直接提供するのは自治体で、そのための個人情報を持っているのも自治体政府自治体支援する」というデザインですべてが作られている日本において、菅の「政府主導でのワクチン接種」というアイデアの実現がそもそも無理ゲー出生届転入届を出すのは各自治体、運転免許の番号を発行しているのは各都道府県公安委員会政府国民個人情報一元的に入った共通データベースをどこにも持っていないか管理できない。従来通り、政府自治体支援に特化するべきだった。

中国みたいな管理国家日本はならないという選択国民がした時点で、この予約システムでの認証実装難易度は相当高い。ウイルスとの戦いに強い国は戦争にも強い国で、「人間にせよウイルスにせよ、敵との戦いに勝つために国民政府にどれだけ一元管理されてもよいか」の総意を国民が取らないといけないので、マイナンバー住基ネットの実績を考えると1年くらいの準備期間じゃ、みんなが期待している認証をこのシステムでは実現できない。

認証は無理としてチェックデジットくらいは入れられたのでは?

チェックデジットがないことで誰かの誤入力自分の予約ができない確率が上がっているのは残念。ただ、発券しているのは各自治体なのでチェックデジットをつけられるのも各自治体なので、開発会社防衛省もやれることはない。誰なら事前に自治体統一仕様で作らせられたかというと厚労省だけど、接種券の仕様が決まったあとに大規模接種の話が出てきたので事後諸葛亮こんなこともあろうかとチェックデジットの指摘が事前にできる勘が良い人がいたなら、たぶん落ちない予約システムの作り方の指摘も事前にできただろうから、大規模接種自体不要だったかもしれない。

いたずら予約で枠を全部押さえられたらどうするの?

現状でもreCAPTCHABot対策されている。reCAPTCHAを越えて大量予約するやつは悪意があるので逮捕で良いでしょ。

接種券番号のバリデーションは無理として、市区町村コードバリデーションはできたのでは?

できた。でも、接種券番号のバリデーションができない時点で大した意味はない。入力フォーム電話番号SMS送って電話番号全体の有効性を確認することはあっても、市外局番存在有無だけをバリデーションするなんてことしないでしょ。入力された市外局番市外局番マスターを引きあててバリデーションをしている者だけが石を投げられる。

生年月日が65歳未満でも登録できるのはバリデーションすべきでは?

防衛省は生年月日の正しい情報を持っていないので、この数字に大した意味はない。たぶん予約キャンセル用のパスワード相当、当日の誤入力を見つけるためのヒントくらいの意味しかない。「パスワードを設定してください」でも良かったんだけど、高齢者には難易度が高いと思って生年月日にしたんだろう。秘密質問みたいなものあなた母親旧姓が本当に正しいかどうかにシステム側は興味がないのと同じくらい、この生年月日が正しいかどうかに大規模接種予約システムは興味がない。

SQLインジェクションは?

いまだに具体例が出てこないので、多分ガセ

接種券番号だけがユニークになっている

異なる市町村番号+同じ接種券番号+異なる生年月日でログインできないことで接種券番号だけがユニークと主張しているけど、ログインできない理由はそれだけじゃない。たとえば2-123,5678がすでに登録されていることをこの人は知らない状況で、この人は1-123,1234でログインできるけど、2-123,7890はログインできない。システムとしておかしくない。

追記(2021/05/21 2:45)

よくあるコメントに返信。

接種番号と生年月日は個人情報ではない

法律素人システム屋なので、この指摘は正しいのかもしれない。一方で「個人情報とは個人を一意に識別できる情報のことを指すもの」というコメントもある。私には判断できないけど、仮に個人情報ではないとすると、

かなり難しい。上の骨子により防衛省個人情報一元的管理することができないので、最高裁判決とは条件が異なることを主張しないといけない。たとえば「接種券番号は個人情報ではない」とか「都市圏だけなので一元ではない」とか。それに国民野党が納得するかどうか。これがひろみちゅの言う「政治的に(『接種券番号と生年月日は個人情報ではないので一元管理します』とは)言えないというのはあり得るが、乗り越えなければならない」課題

が正しいのかもしれない。住基ネット最高裁判決によって政府向けシステム認証機能をつけることは想像以上に難しいという趣旨は変わらないけど、悪いのは菅じゃなくて「個人情報ではない」で突っ張れなかった防衛省なのかもね。いずれにせよ「認証すらまともに作れない技術力」から「接種券番号は個人情報なのか」に議論が高まってくれれば書いた甲斐があった。

VRSでは一元管理できている

VRSってのは各自治体の接種会場で使われているバーコードがなくてOCR必要なことで有名なシステムOCRは置いておいて、VRSは一元管理していない。 https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/vrs_overview_210506.pdf の6ページ目に書いてある。

市区町村ごとに区切られて保存されており、個人の記録は、接種券を発行した市区町村確認できます

国民の接種率が重要指標なんだからDBは1個にしたほうが便利なのに、「あえて」区切って保存している。また、個人の記録は各市区町村しか確認できい、つまり串刺しで全国民個人記録を見られる人はいないと書いてある。そんなわけでVRSは「政府は一元管理していません」に気を使っていることが分かる事例。

https://note.com/kinghalo_dl/n/n939546088687

 

オタクには基本話通じねーのはわかってるんだけど、まあとりあえず爺紙オタとして。

(noteがいいかなと思ったのだが、マザボsandy bridgeを受けてしまったのでな。まともに書けんのよ。)

 

公式記事 ( https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035039/ ) で言いたいのは大体以下の三つだと思う。

・COVID-19だったんでデジタルゲームに注力しててごめんね!

今後は今まで通りデジタルゲーム店舗でのプレイへの呼び水にして、店舗での組織化プレイを重視していくよ!

Magic Pro League(MPL)は来期で終わり!それ以降についてはまだ未定だよ!いきなり言うと困ると思うから言っとくね!

・eSportsも悪くないけど、やっぱカードゲームはみんなで遊びたいよね!みんなが楽しめるイベントをどんどんやっていくよ!

 

まずは今回の声明についてさらっと書いとく。公式ちゃんと書いているのでその言葉を使って。

 

■ なんでMPLやめるの?

別に MtG が eSports に向かないとかそういうのではない。

カードゲーム競技プロ化というのはかなり無理がある」とかない。なかしゅーに喧嘩売ってんのか。

草の根オタクが既に何人も言及してるんだが、MPLWotC販促としてやってくときにいろいろ問題があった。

 

a) 「上位層重視のシステムから離れ、より多くのプレイヤーに開かれた環境づくりに回帰していく」

これまではお祭りのつもりで参加したグランプリでうまくハマって勝ち上がったり、

いろいろなところで開催されているプロツアー予選を抜けることで、プロツアーへの参加権が得られ、

そこで勝ちさえすれば、プロへの道が開けるというとてもシンプルで見通しのいいものだった。

 

でもWtoCはそのプロツアーを廃止して、プロプレイ舞台チャンピオンシップガントレットライバルズ → プロリーグ って多層構造にして、

勝ち上がっていけば君もMPLに入れてプロになれる!って仕組みにした。

けど、それぞれ Top4 とか Top8 とかじゃないとダメなんでとにかく門戸が狭い。そして常に勝ち続けないといけない。

 

多分、eSportsの仕組みをパクったのかもしらん(*)のだけど、カジュアルプレイヤーがお祭り気分で

グランプリに行ったり見たりしたら、競技プレイがそこにある、みたいな感じからはずいぶん離れてしまって、

競技プレイ好きな人が、MPLを目指し、カードを買い、イベントにも参加する、

それができない人はMtGから離れていくみたいな感じになっていたのだろうと思う。実際公式はそういう楽しみ方ばかりフューチャーしてたんでしょうがないと思う。

そんなことを3年も続けていたら、キッチンテーブルふわふわ遊ぶ俺みたいなプレイヤーと、

Arena毎日ガンガンやって競技プレイするみたいな人との分断がえらいことになったんだろ。

 

とにかくMPLやったせいでプレイヤー層を狭めてしまった反省は文中に死ぬほど出てくる。

なので、突っ込み先の記事もまずそこを読み取ってほしかった。

 

 

b) 「現行システムに有終の美を飾らせ、将来の新しいシステムのために自由度と柔軟性を持たせる」

こはちょっと予想入るんだけど、MPLが (a) の通り、間口が狭くなって純粋に高度なプレイのみを見せ物とするコンテンツになっただろ。

そうやって囲い込んだプロに金を出してスポンサードするのってMtG広報観点から費用対効果あんの?って話でてきたんじゃねーのかなって思う。

 

WtoCは人気あるかもわからない紙オタに金払って配信してもらうより、ストリーマーとして拡散力もあるプレイヤーに案件出してスポンサードするほうが「広報」の観点からは良いのでは・・・?ってなるだろ。効果も測りやすいし。

 

あと、WotC組織化プレイ関連についてはプレミアイベント主催大手ショップ移管したり、公認ジャッジ制度ジャッジアカデミーって組織に切り出したりと、結構縮小したい感じがすごくあった。

そんな中、わざわざまた自社でMPLなんて競技プレイイベント開催するのも、方針としては一貫性がないっすなーと思ってた。

 

なので、2021Q2では、実際にストリーマー使った企画が行われたり、ストリーマーや芸能人に金出してYoutube案件動画やってもらうみたいなことしてる。そりゃそっちの方が見込み客にリーチしやすいだろうしな。

 

記事への反論は次の記事に。

 

(*) MPLの仕組み作る前後組織化プレイマネージャーどっかから呼んでた気がする。Linkedin追っ掛ければ分かるかもだけど。WotCblizzardから転職組多かった気もするからその辺の影響もあるんかな。ごめんまともに調べてない。

 

追記:

こっちも修正した。指摘ありがとう

2021-05-19

予備試験受験感想 2021

先日予備試験を受けに行ったので感想を書く。

普通に起きて普通に電車に乗って普通に会場まで行く。流石に最寄り駅の路線では受験生っぽい面々がチラチラいたけど、そこまで混雑してもいなかった。

受験会場最寄り駅では受験生に向けて伊藤塾辰巳スタッフパンフレットとか配りまくってるんだけど、今年は伊藤辰巳も帰りのタイミングですらいなくて、法科大学院パンフレットを配ってるグループしかいなかった。

会場は某大学だったんだけど、大学敷地に入るタイミング受験票の提示を求められた。大学内で売店なのは当然やっていないので何か食べ物飲み物を購入するとき敷地外のコンビニに行かされるんだけど、敷地を出入りするとき受験票の提示を都度求められた。試験が終わって毎回、大学敷地の外に出るとき受験票を持たないと戻れませんという旨を試験監督員が説明してた。セキュリティ対策なんだろうけど、おそらく去年の司法試験ナンパ事件の影響だろう。

試験監督員

試験開始15分前には毎回試験に当たっての注意事項を説明するのだけれど、相変わらずちょっと高圧的な物言いで同じことを何回も繰り返すので、なんか怒られてるみたいで聞いててちょっとしんどい

アドリブを交えて気の利いたことを言ってくれてもいいのになって思うんだけど、慣れない人が下手にアドリブ入れると本来説明がわけわかんなくなるので、そこら辺は致し方ないのだろう。それにしたってもうちょっと柔らかい言い方で説明してくれたらいいのにって思うんだけどね。聞いた話によると彼らは別に公務員でもなんでもなくどこかの派遣会社から臨時で雇われた人たちらしいけど、実際は知らない。試験監督員って書いてる名札を首から下げているので試験監督員かどうかは一応識別できるけど、これ試験監督員がなりすましだったらどうするんだろう。全く同じ説明を都合4回も繰り返すだけだったら、髪色明るめ肌色黒めネイルシマシの綺麗なお姉ちゃんに注意事項を説明してもらえる方がいいな。

コロナ対策

去年と同じように、受験生フェイスガードと手袋をつけることが許されているんだけど、誰もフェイスガードも手袋もしてなかった。机上にハンカチウェットティッシュ、消毒液を置くのは許されているけどカバンを地面に置かないといけないのが嫌なので新聞紙やシートを持参した方がいいだろう。ゴミ袋もあった方がいいと思う。

去年は1、2割ほど欠席してたけど、今年は2、3割ほど欠席してるイメージで、去年より欠席者数が多い気がした。あと心なしか若い人が少ない気がした。そりゃ緊急事態宣言中なので、大学生で記念に受験したい人とかはちょっと遠慮しちゃうかもね。

席については、大学講義室で数メートル5人がけの講義受けるあのテーブルで2人座る列と1人だけ座る列が交互だった。一応1メートルちょっとくらいなら距離は保ててたと思う。休んでる人も少なくなかったから、ある程度距離はあった。

試験

特にないです。盛大に声を出してあくびをするオッサンが同じ部屋にいてイラッとしたけど、最後の方は流石に試験監督員に注意されたのかあくびの声がちょっと省エネになってた。

終了後

過去やらかした人がいるからだろう、カンニング対策試験室内での電子機器使用禁止されてる。なので試験室の中ではスマホの電源を常時オフにしないといけない。

でもこれ去年もなんだけど、試験が終わって部屋を退出するときコロナ対策で部屋ごと別々に退出するんだけど、全部の試験が終わって答案用紙も回収されてあとは部屋を退出するだけ、っていうタイミングですら携帯電話を使わせてもらえないのよ。だからこの待ち時間がすごい虚無なんだよね。我々は今この時間何をして待てばいいのか?ちょっと困惑しながら今後のことを考えていた。今回は割とすんなり部屋から出れたけど、まあまあの人数が行列をなして密集してたから結局三密対策できてなかったし。

総括

宇都宮さんはオリパラ中止を訴えるよりも予備試験司法試験延期を訴えた方が効果的だったんじゃないかなって思うんだけど、試験関係についてはなんのコメントもなかったので、つまりそういうことなんだろうなって思った。

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