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はてなキーワード: 腰巾着とは

2024-11-12

anond:20241111221416

大卒で親のコネ町役場に入ってそのまま経営企画室なる前町長腰巾着やって後継指名されて町長という経歴なんだけど、よくわかったな。

今三期目で来年改選。若いという一点だけでもう一回担ごうとしている連中がいるがもううんざりしてる

補助金取ってくるのは上手いけど、こんな感じで補助金趣旨とかそういうことを考えないから、やりちらかして後始末にみんな苦労してる

2024-10-22

しかし「この腰巾着め!」ゆうてもワシらその腰巾着を知らんよな

ウエストポーチええんやろか🤔

2024-10-16

パワハラ知事市長やその腰巾着みたいな人らが上に現れたら、法や秩序を犯してまでそれに従わなければならず、反体制的な姿勢を見せたらキャリアの終わりとなる思想制限があり、政治家からは虎視眈々と給料カットでの人気取りを狙われる

公務員なんてなるもんじゃいね

2024-10-13

令和版村上春樹

主人公は有名配信者の腰巾着youtuber

有名配信者のおこぼれの女を回してもらう

メンヘラ女(過去恋人自殺して病んでいる)もネット配信しており

主人公メンヘラ女をやり捨てして

女はLINE履歴など証拠全部拡散した上で

(病状悪化入院してる女の病院まで押しかけて主人公が手コキとフェラさせてたことも流出

自殺配信で死亡

 

主人公は全方向から批判され炎上

「僕はメンヘラ女を失ったんだぞ!!」

主人公は謎の逆ギレさら炎上

こんな感じになると思う

2024-10-07

自殺より他殺の方が簡単

パワハラ上司とその腰巾着に揃って難癖つけられていた時に傍にあったハサミを握り締めた途端に気付いてしまった

だって他人を刺しても自分は痛くないからね

証拠隠滅が難しいだけで命を奪うのは簡単なんだ

それを理解した時に、本気で相手自分かどちらかが死ななければならないと思って、自分の手のひらを刺した

パワハラ上司腰巾着は上から指導は受けたらしいけど解雇はされなかった

私は退職した後入院した

自殺より他殺の方が簡単

パワハラ上司とその腰巾着に揃って難癖つけられていた時に傍にあったハサミを握り締めた途端に気付いてしまった

だって他人を刺しても自分は痛くないからね

証拠隠滅が難しいだけで命を奪うのは簡単なんだ

それを理解した時に、本気で相手自分かどちらかが死ななければならないと思って、自分の手のひらを刺した

パワハラ上司腰巾着は上から指導は受けたらしいけど解雇はされなかった

私は退職した後入院した

2024-09-01

腐ったみかんが甘やかされているベンチャー入社してしまった

数か月前に転職金融保険ベンチャー入社した。

古参幹部社員Aさんが完全に腐ったみかんと化しており、働くのが本当につらい。

Aさんは次のようなふるまいをしている。

基本的にいつも不機嫌

・常に「俺はできる」ということをアピールしている

個人で売上はあげている

・仲間との飲み会だけは上機嫌で、同僚や顧客悪口を言う

MTG中に肘をつきアイコスを吸いはじめる

・年下社員はもちろん、年上社員に対してもタメ口

挙句の果てには、「数年前に辞めた代表はオレが追い出してやった」的なことを誇らしげに言っている。

これまで大企業にもベンチャー企業にも所属したことがあり、癖のある上司や同僚には何人もあったが、Aさんのような社員評価され甘やかされている組織ははじめてだった。

社長含むほかの経営陣は、会社には来ないが、SNSとAさんとの飲み会にはよく出没している。

Aさんの周りには「Aさんも頑張ってるから...」と腰巾着のように賞賛しながら飲み会に呼び出されている人しかいない。

気になって社内チャットをさかのぼると、過去急成長していた時期には明らかにチームの雰囲気をよくする振る舞いをしている幹部社員が何人かいたようだ。

入社して数か月でも退職社員が何人も出ているが、まともそうな社員から辞めている。

社会的意義のある事業をやっているとは心から思うが、こんな人たちと事業運営しているのかと思うと家族や友人に申し訳ないと思ってしまうくらいに誇れない。

身近に働く仲間は尊敬できる人もいるので大変心苦しいが、私ももう長くはいないだろう。

こんなにも毎週月曜日憂鬱になるとは思わなかった。

はい職場出会いたい。

2024-07-12

anond:20240712151810

千葉のダサさは東京腰巾着からであって文化歴史的には埼玉ほどダサくない。

埼玉川越あるじゃん

千葉歴史はあるかもしらんけど上総国とかなんだとかの痕跡なんてほとんど残ってないぞ。

都市開発やる気が無さすぎるのと成田闘争とかのカスムーブのせいで近代文化全然発展してないし。

九十九里とかの移住文化最近では多少マシなくらいじゃない?

2024-07-07

anond:20240707165040

都知事暴走やら不正を止められるわけない

それ副知事仕事じゃないか

それ議会がやるべきことだから

副知事仕事知事仕事を補佐する役割から腰巾着で正しい

都知事副知事を決めるっておかしくない?

都知事選に注目が集まってるけど、副知事に関してはまったく話題にならないのはどうしてなんだろう。

というのも副知事というのは知事が決めることになっているんだけど、そんなの腰巾着が選ばれるに決まってるじゃん。

から都知事暴走やら不正を止められるわけないし、もし腰巾着じゃないというならそもそも知事が決めなくてもいいんじゃないか?って思うんだ。

それこそ都知事選当選せずとも次に票を集めた人を副知事にした方が良いと思う。その方が多面的政治を行えるわけだし。

副知事を誰にするのか?というのも実は都知事を決めるのと同じぐらい重要な気がするんだけど、副知事が誰になるのかは都知事選ほど騒がれるのだろうか

2024-06-01

anond:20240601192914

立場弱い奴の財産は奪うか破壊しろという信念をもった蛮族どもが、立場弱いと思ってた作家に楯突かれて腹立って面倒だからぶっ殺したんだろ

テレビ界隈って蛮族とその腰巾着ほとんどの裁判所みたいだな

日テレ上海ヤクザ岩田愛之介の子分の田邊宗英の会社で、理想持った作家が耐えられるような、文明的な場所ではないことは確実なんじゃないか

入江さんどうですか

2024-05-18

エピ凪

普通にまらん。

オタクが絶賛してるけど普通にまらんかった。ブルーロックは本編を読んで好きだから映画見に行ったけどよくあんなの映画化したな。凪みたいな天才無双するアニメ漫画はよくあるけど、そういう作品面白くなるには周りの人間重要。その周りにいる相方の玲王がキモい

ただひたすら凪をヨイショするだけで凪の威を借りてイキってるだけの腰巾着

本編だとその辺は書かれてなかったから玲王は影が薄かったけどエピ凪になるとひたすらヨイショするキャバ嬢みたいな奴だった。けもフレ2期のサーバルみたいな。

最後にチーム分けで凪と別れるシーンで尺稼ぎなのかずーっと玲王が泣いててキモかった。

本編だと数コマで終わるシーンなのに。

オタクは「凪と別れて号泣する玲王きゅん尊い🥺」とか思って楽しめるんだろうな。

俺は男だからカップリングとかそんな興味無いけど、仮にカップリングを楽しむならストーリーの流れで自然関係性があるキャラカップリングを楽しむけど、エピ凪は「はいどうぞ、この2人の尊い友情で心のチンコ勃起させてね」と提示されてるようでであざとくて妄想すら捗らないんだが、女オタクはこれで良いのか。

凪と声優が同じグラップラー刃牙範馬刃牙天才肌だけど周りのキャラが濃いしみんな刃牙に対して厳しくするから天才が色んな困難に立ち向かうって構図が面白い。

でもエピ凪は天才天才ムーブして横のキャバ嬢がヨイショしてるだけのなろう系。

ブルーロック漫画だけ読むと全然女性向けじゃない熱いサッカー漫画で楽しめるけど漫画以外のアニメやらグッズが女向けに媚びすぎて非常に残念。女オタクに媚びれば爆発的な人気は得られるけどアイツら飽きたら何の躊躇もなく捨てるぞ。

長期的な人気より目先の金が欲しいんだろうな。

2024-04-22

子どもスポーツ習い事をさせているんだが

遠征が増えてきたため「保護者に車を出してほしい」との依頼がきた

うちは5人乗りのSUVで、そのほかの家庭の7割はワンボックス

残りがSUV軽自動車スポーツカーという比率構成で、

活動に前のめりでかつワンボックス所有という保護者が率先して車を出している

ある時、妻がワンボックス組のボス腰巾着から

少年団に入るならワンボックス乗るくらいは常識」と言われたらしい

習い事のために車の追加購入を暗に迫ってきたようで、同じようなことをいろいろな人へ言っているとのこと

うちのSUV子供を乗せない「荷物車」として出すことがあるが、軽自動車スポーツカー組は肩身が狭い思いを強いられ、

中にはわざわざ親兄弟からワンボックスを借りたり、レンタカーを出してきた保護者もいた

ワンボックス常識」なら入団時の規約に書いておけと思ったし、

そんな強引な要求に屈して対応する必要性は感じられないため、バス手配などを友人の観光会社見積もったところ、

一人当たり1200円程度で実現可能との回答だったが、その腰巾着が「車は保護者が出すもの」と頑なに反対した

たかだか数年間しかやらない活動に車買えとかバカかよ

1回1200円の出費を渋るのに、ほかの親に数百万の出費を強要するとかアホかよ

ちなみに週末に大会練習試合があるから家族旅行で休むなんてもってのほか」らしい

少年団にはすごい常識があるんだな

2024-03-28

暇空系Youtuberの狸山まみりんも開示されたか

中身おっさんかな

裁判楽しみ

暇空と藤澤翔馬はもう中身出ちゃって開き直ってるけど

腰巾着は剥がされることへの恐怖感をまだ失ってないだろうからこれから面白くなるね

2024-03-12

山崎貴という「修行しない寿司職人

タイトル釣り


山崎監督っていきなり監督になったというか、よくある「下働きやって助監督やって20年くらいしてから監督」みたいなルート辿ってない人なんだよな。

VFX極めてそっからいきなりメガホンとって、そっからアカデミー賞まで行った。

なんか本人もどっかのインタビューで「下働きしてないか申し訳ない」的なこと言ってた記憶ある。

修行しないでも寿司職人になれるみたいなのがちょっと話題になってたけど

山崎監督場合VFXは極めてたけど監督になるための「一般的修行」はしてないかある意味ちょっと当てはまるよな。

寿司職人になる普通ルートとは別の、たとえば魚の生態を極めたさかなクン寿司職人になったみたいな感じみたいな。

そういえばスラダン原作者がいきなりメガホンとって第一作でアレができて興行収入一位みたいなのもあった。

しかしたら日本映画の実写があんまりアレなのって(もちろん名作も多いけど平均したまあさあ……)これが原因なんじゃないん?

あいう育成方法してたら監督にペコペコの太鼓持ちみたいなのしか上にいけなさそうだし、しょうもない腰巾着みたいな発想しか出てこん人が多くなりそうじゃん?

別分野でヤバげな才能の人がリーダーシップの部分だけちょちょっと学んで監督なったほうがとれるんじゃね?覇権とか。




追記

思いのほかトラバブクマ集まったな。みんなサンキュー

メガホンと覇権で思い出したけど、ちょい前に日本映画覇権とるのは時代劇しかねぇ!!!!みたいなやつ書いたけど(検索めんどいので!リンクはねえ!)

みんな、SHOGUNたか!?

まあ日本映画じゃなくて海外制作だけど。てかメガホン日本人じゃないけど。あと映画じゃなくてドラマだけど。いやそんなんどうでもいい。どえりゃあモンがでてきたで。

あとさあワイの予想2%くらいカスった気せん?時代劇だし!ひろゆきプロデューサーに入ってるし日本スタッフ参戦しとるし5%くらいは日本映画だし!

山崎監督永遠ゼロはてな人ゼロ)を全米公開したいみたいな噂を聞いたけど

やっぱワイが全米メガホンしてほしいのは「BALLAD 名もなき恋のうた」なんよ。ジダイゲキタカシハリウッドリメク!!

あとさあ「山崎監督アカデミー獲ったのはVFXから!低予算がウケた!ストーリーはクソ!」って言う人めっちゃおるけどアカデミーが低予算で工夫すりゃいけまっせみたいなわけないやろ。

予算がウケたは山崎監督日本人TOKUYUUのKENSONだぞ!ストーリーそばかウケだからGENCHIでは。

イラクとかアフガンで心に傷をおった復員兵めっちゃおんねん。リアルにめちゃ刺さりよんねん。



追記

追記ひろゆきプロデュースShogun見る気が二割減。ホントなの?

マジなんやなーこれが。Wikipediaものっとるで。https://ja.wikipedia.org/wiki/SHOGUN_%E5%B0%86%E8%BB%8D (親切)

2024-02-19

はるかぜちゃんと戦ってた頃のなるくんはわりと好きだった

当時のはるかぜちゃんTwitterに君臨せし圧倒的強者だった

それに立ち向かってファンネル攻撃されながらレスバしてた

なるくんは単にはるかぜちゃんが気に食わなかっただけだと思われるが

はるかぜちゃんむちゃくそ中傷されてる青井春をかばってあげていて騎士のようだった

今じゃ暇空の腰巾着ですよ

暇空についてった方が儲かるし注目もされてなるくんは今のなるくんの方が好きだろうね

私は昔のなるくんの方が好きだったよ

2024-01-21

仕事内容・職場環境自分技能、それら全てに誇りを持てなくて辛い

技術屋として入ったつもりが少しずつ施工管理側へと流され、気づいたらずっと神エクセルみたいのを弄り続ける毎日

職場で使っている内製マクロの動きに詳しくなっているだけで、一般的オフィス技術も身につかないし、元々いた畑に戻ろうにも技術的な知識浦島太郎オッサンに居場所はなさそう。

会社仕事内容も業界の隙間で必死おこぼれを漁っているような内容ばかりで、なんかもう「自分会社が生き延びられること以外はどうでもいい」みたいな価値観がどんどん強くなっているように思えてならん。

せめてオフィスの中の空気が良ければいいんだが、上役の釣り仲間であるチンピラしょっちゅう周りにハラスメントをしたり、その腰巾着ポジションに上手く収まった新人ハラスメント野郎としてすっかり染まったのを見るともうこの職場空気を吸うこと自体が嫌になってくる。

転職……転職しかないのは分かるが、自分の今持っているスキルが売り込むに値しないのは自分がよく分かっている。

どうすればいいんだ。

人生って若い頃に入った会社で決まるって本当なんだなあ。

2023-12-31

anond:20231231114102

しろオジさんは若い男性嫌いだけど(自分腰巾着除く)オバさんは若い女性好きじゃね?

お前さてはオジさんに嫌われる弱者男性だな?

女同士が楽しそうに話してるのを見て仲がいいとか思っちゃってるタイプだろ?

2023-10-23

アリスとテレスまぼろし工場問題点(長文)

岡田麿里監督作品は見たことがなかったが、「あの花」が名作であることは知っていたし

チェンソーマンを見てMAPPAに興味を持っていたので、渾身の劇場作品であるこの作品を見に行こうと思った。

とは言えあまりヒットしている雰囲気はなく、ネットをふわっと見る限り絶賛している人はあまりおらず、

見どころはあるが問題も多い、というような感想が多数なのであまり期待はしてなかった。

鑑賞した結果、見どころはあるが問題が多すぎるのであまり乗れないな、という感想を抱いた。

絵作りは全体的に申し分なく、やりたかたこともわかるし作者の持ち味もわかるが、そこに至るまでに問題が多すぎる。

順に思い出しながら問題点を突っ込んでいく。

 

◾️冒頭いきなりギャグが滑っている

冒頭、中学生男子が狭いこたつに4人入ってワチャワチャと勉強しているというほのぼのシーンから幕を開ける。

4人組の中のお調子者が、こたつの中で屁をこき、大騒ぎしながら窓を開ける、というのが

この世界異変が起こるまでに映画で描かれるすべてである

中学生日記レベルテンプレギャグであり、中年男性である自分が見てこの4人に親しみを持つことはできないな、と感じたが、

まあギャグ大事作品ではないのでこんなものだろう。全然許容範囲である

 

◾️世界設定が薄っぺら

窓を開けると工場が爆発し世界異変が起こる。時間が止まり、同じ1日を繰り返す田舎街に閉じ込められることになる。

異変が起こった時に、視聴者と同じ現実世界に生きていたはずの主人公たちがどのようにその異変認識し受け入れていくか、

という過程を描くことで視聴者も状況を受け入れやすくなるものだが、この作品はいきなり違和感を突きつけてくる。

登場人物たちが異変をすでに受け入れており、諦念に塗れた奇妙な終わらない日常生活を続けているのだ。

徐々に明らかになることだが、時間が止まってから十年以上が経過していたのだ。

かなり挑戦的なストーリーテーリングだが、あまり成功しているとは言えない。

十年以上も外界と隔絶され肉体が変化せず、同じ1日を繰り返しているというのは相当な極限状況である

田舎とはいえ数千〜数万人はいるであろう街の人達が、そのような極限状況に置かれているようには見えない。

最初の数年は外界に出ようとしたり、ループから抜け出そうとチャレンジした人達がいて、

彼らが失敗したのを見て人々が諦めて日常を続けることにした、という経緯なのだと思う。

そのような経緯が描かれることはなく、この無茶な状況を説明するのは「自分確認票」とかいものを人々が

毎日書かされているという設定である演出的にもこれを毎日書いていることがかなり重要になってくる。

「いつの日か時間が再び動き出した時に、自分が変化し過ぎていると不具合が起こるかもしれないので、自分が昨日と変わっていないことを毎日確認しましょう」

ということらしいのだが、その根拠はなんとなく事情がわかっている風の言動をしている変わり者の神主がそう言ってるから

という非常に薄弱なものである

◾️変わり者の神主・佐上の問題

この世界に起こった異変の鍵を握る人物が佐上である

この映画問題点の半分ぐらいはこいつの責任であると言えるだろう。予告編を見るだけで違和感を覚えると思うが、

映画リアリティラインにそぐわない、いかにもアニメ的なエキセントリックキャラである

この突飛なキャラ映画に馴染ませるために、妙にリアルな小物感を感じさせる演技が端々に入るところは面白い

「こんな奴が現実にいたら絶対に近寄りたくないな」と思わせてくれる。

芝居がかった大仰な喋り方をした後にボソボソと独り言を言ったりするところがやばい奴感のリアリティを高めている。

最大の問題は、街の中でも変わり者として爪弾きにされていたこの男が、世界設定の根幹を握っていることである

背後にある神道的な神秘設定の描写が非常に薄く、単なる変人妄言が街を支配しているように見えてしまう。

小物感がリアルに強調されればされるほど、世界観が薄っぺらく見えるという問題

こいつが単なる変人ではなく、世界の鍵を握るだけの力を持っている描写がもう少し必要だったのではないか

 

◾️主人公たちに感情移入できない

十年以上自分が変わらないように毎日確認票を書かされている20代中盤の主人公たちの気持ち感情移入するのは難しい。

から出られないとはいえ人生経験は十数年分重ねていて、車の運転などもできるようになっているのだ。

肉体が変わらないからなのかメンタル中学生のままで、意味もなく高い所から飛び降りたり首締めごっこをしたり、

上履きを隠したり、パンチラブルマー姿を見て喜んだり、わざとパンツを見せてからかったり、みずみずしく痛々しい恋をしたり、

いかにも中学生行為を続けている。どういう精神状態なのか想像がつかず、共感できない。

物語上の都合のいいところだけ成長して、中学生として見せたい部分は成長しない。随分とご都合主義の設定である

作者の見せたい都合に引き込む演出の力量が足りていない。

◾️フェティッシュ描写

女の子みたいに見える主人公。女みたいと言われるのは嫌いじゃないが男が好きなわけじゃない。

なかなか魅力的な設定だが、そこがそれ以上掘り下げられることはない。そのほかにフェティッシュの要素がいくつも

散りばめられているがただ作者がやりたかっただけでキャラの魅力につながっていかないことは残念である

 

◾️さら薄っぺらくなる世界

肝試しに地味な女の子と一緒にトンネルに入ったらいきなり告白される、というシーンはこの映画で唯一笑えたシーンだったのだが、

からかわれて傷ついた女の子は心にヒビが入り、そのまま消滅してしまうという全く笑えない結末になってしまう。

そこからこの世界真実が明らかになる。

実は時間が止まっているというのは神主らが仕組んだ嘘で、主人公たちは聖なる山と工場が生み出した幻だったのだ!

様々な設定の綻びも、不可解な登場人物心理も、幻だったのなら仕方がない。すべて作者の胸先三寸である

世界観のペラペラ感がティッシュぐらいの厚みになってしまう。絵的にも、あちこちがひび割れて今にも砕け散りそうになっている。

そこで唯一興味を繋ぎ止めてくれるのが、幻の世界で唯一実在存在である未来から迷い込んできた主人公たちの娘である

濃厚なファーストキスを実の娘に偶然見られるという気まずいだけのシーンを経て、

この娘を現実界に送り返すというミッションが確定してから物語は俄かに力を取り戻し、

監督の確かな力量によって大きな盛り上がりが描かれる。

しかし、そこに至るまでのキャラ世界観の積み上げが非常に脆弱であるために、自分は置いていかれている感がしてまるで乗れなかった。

バックトゥザ・フューチャー的なカーアクションで無茶なアクションを繰り広げるものの、

まあ危なそうに見えるけど所詮は幻だし、どーにでもなるだろ・・・と思うとあんまりハラハラしない。

「幻だって生きているんだ!今を楽しんでもいいんだ!」と言われても、「・・はあ。」としか思わないのである

 

◾️アリスとテレスって誰

最後まで出てこないので調べてみたところ、この話の原型になった、監督が以前作ろうとしていた物語に出てくる嘘つき少女狼少女名前らしい。

まり睦実と五実のことを指している。監督の内部の問題しかないので心底どうでもいい。

五実が10年間言語すら教えられずに育ったのも、「狼に育てられた少女」をやりたかった名残というだけで、設定的に特に意味はないということだけはわかった。

いや無理あるでしょその設定・・・

 

◾️どうすればよかったか

いやどうしようもなくね?「実は全部幻でした!」というオチ物語として説得力持たせるのは無理だよ!と最初は思ったが、

閉じ込めれた幻としての主人公たちをメタファーとして捉えるなら、共感を誘うような中学生あるある描写は抑え、

閉じ込められた違和感脱出しようと足掻く姿を押し出した方が良かったのではないか

「狼に育てられた少女」をやりたいのなら、五実と神機狼の関わりをもっと描くべきだった。

神機狼と佐上の関わりも、もっと神秘的に描いていれば世界観に厚みが出たと思う。

神道っぽい儀式をやるシーンが新海誠作品によくあるけど、ああいうの大事だよね。

突然失踪して終盤急に日記発見される父親もその辺りの設定に絡められたのでは。

佐上の周囲に腰巾着みたいな面白キャラを配置して浮きすぎた佐上のクッションにするのもいいかもしれない。

 

時間をかけて設定の穴を塞ごうとした形跡はそこかしこに残っているが、物語として機能するレベルには達していない。

設定で大風呂敷を広げず、小さな嘘を一つだけにした方が監督の持ち味は生かされるのだろう。

2023-10-10

水星魔女ヘイトタンクの作り方が悪質だった

御曹司のグエルがやたら視聴者に持ち上げられる脚本になっていて

(それこそスレッタが落ち込んで行動不能になるのを繰り返していた2期中盤などは、グエルこそが真の主人公だ!貴種流離譚だ!なんて言われていた)、

戦災孤児から実力で成り上がったシャディクや、愛人の子母親に捨てられたラウダなど、

弱者性を持つキャラクター視聴者ヘイトタンク化したのも本当に希望がないなと思う。

 

シャディ

シャディクが戦災孤児である設定がミオリネのセリフさらっと明かされ、回想がない。地球でどう育ってきたのかや、アカデミーに拾われて実力で勝ち上がってきたことの詳細などは、何も明かされない。

シャディクの思想についての掘り下げが全く行われず、ミオリネに対する恋愛感情描写ばかりがくどいほど繰り返される。視聴者に「ミオリネに振られたかテロリストになった」と動機矮小化される始末。

テロリストにならずサリウスの後継者を狙い続ければ、シャディ個人地位は富裕なスペーシアン相当のままいられる。それを捨ててまでテロリストになる動機描写が浅いまま、グエルのPTSDの原因を作ったり、ソフィとノレア使い捨てて死なせたことで、どれだけ殴っても良いヘイトタンクキャラと化した。大量のヘイト創作が作られた。

シャディクの行動は戦争シェアリングに加担する構造を維持していたサリウスに「愚かな息子よ」とまとめられておしまい。サリウスの思想描写曖昧考察不能憶測を書き散らすしかない状態

 

ラウダ

・グエルの腰巾着。なのに父には逆らえずグエルのプライドを傷つける。

・グエルのスレッタを大切にしたい気持ちは知らないし無視で、スレッタに暴言しかスレッタがシャディクに勝利したばかりの絶好調調子に乗っているときは黙っていて、スレッタが負けて振られて人生どん底状態とき死体蹴り

・父殺しのPTSDで浮かない表情のグエルの変化に気づかず(部外者であるセセリアですら気づいていたのに)、八百長での決闘勝利に泣いて喜ぶ。グエルとの温度差がひどいことに。

パイロットヘルメットを渡す表面的な役割だけを、グエルのMS整備担当のカミルから奪っている。ペトラ自分自身で整備したうえでヘルメットを渡していたのに。表面のラウダと、中身のカミルになっている。

・兄がミオリネにつけ込まれミオリネに縋っていると勘違いして、無関係第三者も巻き込んだ殺人未遂。フェルシーに文字通り火消しさせる。脚本にあったト書きは「しょうもない兄弟喧嘩」だが、客観的にみるとグエルは攻撃していないか喧嘩ではなく一方的殺人未遂なのでは。

母親に捨てられたのをグエルに存在承認されて救われているのに、グエルを殺しそうになる展開。

地球寮を勢いで殺しそうになったのに、殺人未遂の直後に「僕はお前達を許したわけじゃない」と喧嘩を売りに行く。視聴者から「ハァ?」という反応が噴出しただけでなく、ラウダ役声優ですら「殺しかけてどの口が」と思ったとコメント

・グエルは言うまでもなく強制的大人にされたような大幅変化をした。それだけでなく、後輩の小物いじめっこ腰巾着として登場したフェルシーが、元々アーシアン差別をしていたのにアーシアンであるチュチュ共闘する展開や、ペトラスレッタに礼を言いモブを助けようとする展開があった。ラウダは最後まで性格が悪いまま終わった。

 

レアもニカを攻撃したメンヘラバカ女扱いされたり、5号とノレア関係が「理解ある彼くん(笑)」と揶揄されるなどヘイトタンク化してた時期あったし、

社会的弱者キャラ視聴者に袋叩きにされやす構造キャラクター配置・描写になっていた。

そしてペイル社で金儲けのことしか頭にない風見鶏してたCEO無罪放免で、強化人士死んでも平気な上級国民してたケレスさんとやらも味方面して参戦。

フィクションに一番やられたくないことをやられた感じがした。

まれてる人は性格がよく、相対的に恵まれてない人が性格が悪いのは現実に似ているけど、若い人に見せるつもりで作っているアニメならこういう希望を摘む真似はやめてほしかった。

結果的水星魔女アラサー以上しか見ていないようだけど、プロジェクト意図としては10代など若い視聴者新規で取り込みたかった様子。

でも見てて息苦しくなるような嫌なリアリティ希望がなくなる。二次元っぽい性格の悪さではなく、実際にいそうな性格の悪さの「湿度」が本当に見ててしんどかった。

 

https://anond.hatelabo.jp/20231010034423

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