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はてなキーワード: ビジネスライクとは

2016-11-01

映画館ハック(ぼっち映画を観に行くときに参考にして下さい)

ぼっち映画でも観に行こうかって時は、どう選んでいいか悩むと思います

アニメみたいに1話みて切るってわけにも行かないし、何観たらエエんや、みたいな。

そういう時は、シネコンスケジュールを観てください。

実際に行かない映画館スケジュールを観る

劇場サイズを大小そろえてて、映画の本数が多い場所

さらに、自分雰囲気にあった街ならなお良いです。

例えば、名古屋はわりとアニメ好意的川崎映画ファン向け。

思い入れがないなら、Googleマップで近所にイオンがある映画館なら無難

この映画館に実際に行く必要は無いです。

映画館ビジネスオススメを知るためです。

映画館でのオススメの探し方

まず、シネコンスケジュールなら「新作」マークが必ずついてます

観る映画に悩んでるなら(難しいところですが)新作は避けましょう。

「新作」マーク付き

上映回数の多いもの

ビジネスライクに当たる」と思ってるモノです。

映画面白さとは無関係に、PRバンバンされてる、前評判が良いナドナド。

(当たることにされてる映画、というのもあります)

上映回数の少ないもの

これは客層が限定されるものです。

最初から儲かるとは思っていない。でもお客さんがいるもの

もし新作で観るとするならこっちかな?

マーク無し(上映開始から時間がたった)

上映回数の多いもの

ビジネスライクに当たった」モノです。

映画館って、たぶん想像以上にかけ替えが多いです。

これは映画製作本数が多く、作品が沢山あるから

なので、ハズレはすぐに入れ替えられます

マークが無いのに上映回数が多くて、どの時間帯でも観られるのは、当たってる映画です。

自分にあうかどうかは別として、わりと万人向けの「最近映画」ってことが多いです。

上映回数の少ないもの

映画名でググって、いつ公開か調べると2種類あるのが判ります

  • 1ヶ月以内に公開の映画
  • 1ヶ月より前に公開された映画

「1ヶ月以内の映画」なら、単にコケ可能性が高いです。

「1ヶ月より前の映画」なら、オススメかもしれません。

(時期によりますが、コケ可能性が消えるのがだいたい1ヶ月です)

上映回数は少なくて、2回とか1回だけだけど、まだやってる。

「あるジャンルでヒット」した「お客さんが居る」映画です。

この中から自分の気になる映画を選べば損したと感じることは少ないでしょう。

映画館で観よう(まとめにかえて)

1ヶ月以上やってる映画で、上映回数の少ないものを、なんとかやりくりして観る。

これが自分の知らないジャンルで「良い映画」に出会方法の一つだと思います

(誰かには広報されてるけど、自分に届いていない作品出会方法として)

公開日が1ヶ月以上前なのに5回以上(シアター1日専有状態)やってるのは、大ヒットです。

映画館はどこもヒーヒー言いながらなんとか維持してる状態なので、儲からないことはしません。

君の名は。」は、公開が2016年8月26日と2ヶ月以上前で、まだ多くのシネコンで5回以上やってる。

それは、ビジネスライクに当たった映画で、普段映画を見ない客層にも届いた映画だと言えると思います

(日本人映画を観に行ける客層が幅広いので、どこかに届けば大ヒットしまhttp://anond.hatelabo.jp/20161030202934 )

例えば「レッドタートル ある島の物語」なんかは、上映回数は少ないが上映期間は長かった。

映画館で「閉じ込められて」「真っ暗にされて」「外部の音が聞こえない」状態で観るには最高の映画でした。

家で気軽に映画が楽しめる今だからこそ、劇場映画を観よう。ボップコーンを片手に。

2016-10-27

健康ゴールド免許について思ったこと

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2900992.html

・「免許」は、格差を嫌い層からバッシングを受けそうなネーミング。

・「健康ゴールド」ってワード意味からないけどキャッチー。(すぐ記憶できる)

--

・「弱者に損を」というか(日本にある金は有限なので)効率しましょう。という提案だと受け取った。

健康に気をつかっている人を優遇しましょう→格差つけるな。という批判がある。

だが、生活リズムがめちゃくちゃで不健康な人の保険費を健常者が払うのは健常者の自分から見たら不公平と感じる。

もちろん、運悪く、、、って方もいる。難しい。

みんな優遇されたいけれど出来ない。組織リーダーが優先度をつけるのは、会社給料制度と一緒。理屈はわかる。

※少数の弱者の声を拾うのは大事だけど、そのために多数を苦しめるのは良いのか。って議論は(みんな優しいから)起きない。言うとみんな優しいかボコられる。あれ?

全員をカバーできないから「そもそも不健康にならないで欲しい」というのは良いリーダー像だと思う。

--

人気取り必要選挙制度でなければ社会保障に金をかけずビジネスライクにさっぴかれる。というのが現状。

・こんな出費、組織としてバカげてると言うと政治が出来なくなるので言えない。

ネガティブ過ぎずやや斜め上だけど上手い提案だと思う。

2016-10-05

恋人風俗ラブドール

すこし自分の思ったことをまとめてみた

内容恋人風俗ラブドール
初期投資お金時間自分次第2万前後50万〜100万ぐらい
維持費お金時間自分次第なしなし
費用人によって+になったり一生分以上のお金が掛かるx回数50万〜100万ぐらい
容姿運と自分次第パネマジがあるがある程度はお金次第選べる
劣化時とともに劣化選ぶ相手を変えれば解決基本的には無し
愛情自分相手次第基本的にはビジネスライク与えるだけ
コミュニケーション自分相手次第お金自分相手次第一方的
性交渉自分相手次第お金次第いくらでもOK
性病人によってはあるそれなりにあるなし
手軽さ手軽ではない移動と時間お金がかかるお手軽
浮気それなりビジネスですのでなし
責任子供ができてしまうと・・・基本的は無しなし
結婚できるできなくはない限りなく0に近しい
子供大体は作れる大体は作れる新たに購入
廃棄人によってはストーカー化や慰謝料お金の切れ目が縁の切れ目業者に連絡
将来性人による考えなくて良いAI,AR,VR等々技術の発展によっては・・・
相手の変更年齢と収入によって難しくなるお金いくらでもお金いくらでも
ハーレム基本的には難しいお金いくらでもお金いくらでも
周りにバレるとリア充エロ親父ヤバイ

こう並べてみると

恋人正社員

風俗派遣

ラブドール奴隷

って感じがしてきた

2016-09-25

ホワイト研究室だけど研究死ぬほど嫌だ

大学研究の話。学部4年

現状と環境

研究室に行くのがどんどん嫌になり研究室に行く時間も減っている

研究室鬱についても調べることが増えた。

研究室自体ブラックでは全くない。むしろホワイト

コアタイムは無いし、毎週の進捗報告も特に進展が無ければ「特に進捗ありません。~している途中です。」で済まされる。

ネットでたまに見る教授や先輩が横暴といったこともない。

研究が嫌な理由

研究が嫌な理由を考えてみた

  • 単純に研究が進まない

就活が終わってから研究を本格的に始めたが、正直最初から何をすればいいのか全然からなかった。

からないことがあれば教授や先輩に聞かなければいけないのだろうけど、自分研究テーマは先輩たちとは多少分野が違ったので

必然的教授にに聞くことになる。

自分所属している研究室教授質問をしにいくと、まず「君はどう考えているの?」というように聞いてくる。

それに答えるとさらにそこからかい部分について同様の質問が出てきて突き詰められる。

学生に考えさせたいという意図はわかるのだけどそれがプレッシャーとなり教授質問をしに行くのが怖くなった。

質問をする前に考えをまとめるが当然わからないことがあり、でもそれを質問するのは怖く考えがまとまらない…という

悪循環になっていった。

こうなってからは何もかもうまくいかない。

からないことがあっても質問しないのだから当然である

研究室に仲のいい人がいないということもつらい要因の一つになる。

研究室の同期は俺に対してはビジネスライク関係で、仲が悪いわけじゃないけどそんな気軽に話したりはしない。

俺以外の同期は元々仲が良かったため普段から話してるけどその輪に入れない。

研究室にいるときは基本話し相手がいなく、もくもくと研究を行っているのだが案外それが辛かった。

考えがまとまらないし話す人もいないのでストレスが溜まっていく。

  • 迷惑をかけると感じることが多い

実験をするときには自分以外に先輩を一人ついてきてもらわないといけない。

実験は3時間ほどかかるので先輩の時間を取ってしまうのが申しわけないと思い実験をするのを躊躇してしまう。

研究っていうのはそういうもんだし仕方ないとは思うけどこの感情は消えない。

この前の実験は失敗してしまいまた同じ内容の実験で先輩についてきてもらわないといけないのが憂鬱だ。

研究が進まず迷惑もかけて、自分はいないほうがマシじゃないかと思う感じる

比較的結果の出しやすテーマ教授に言われて今のテーマにした。

ハード系の研究だが、シミュレーション系の研究の方が向いていたように思う。

またテーマ自体もあまり意味のある研究とは思えない。

精神状態の変化

研究がうまくいかずに自分精神が変わったと思うことが3点ほどある

本当に研究が原因かはわからないけど

  • 行動しにくくなった

慣れないことや新しいことをし始めるとき、うまくいくか不安先延ばしにすることが多くなった。

頼みごとや質問をしに行くとき不安になる。

実際に実験の準備不足やメールの誤字などミスが増えている。

この日記もどっかしら間違えてそう。

調べてみたら予期不安というものらしい。

対処としては小さな成功を積み重ねていくようにするといいらしいが、研究で小さな成功すら思いつかない。

家にいてゲームをしているときに、こんなことをしていていいのか、もっと実のあることをすべきじゃないのか。

無駄なことをしてはいけない、というような気持が出てくるようになった。

でも何をすればいいかはよくわからないまま。

  • 思ったことがそのまま口に出るようになってきた

ネガティブワードや人を馬鹿にしたり茶化すようなことが頭に浮かんだら

静止できずに言ってしまうことが増えた。

今後どうなるんだろう

研究が始まってから研究関連でうまくいってることなんか一つも無い。

研究室選び、研究テーマ選び、研究室内のコミュニケーション研究の進め方のすべてを間違えてしまった。

別の研究室テーマならうまくいったのかと考えるけど、結局同じ道を行く気もする。

いまはただ卒業研究が終わってほしい。

でもこの程度でこんなにつらくなる俺に仕事は進めていけるんだろうか、この反省を活かせるんだろうか。

2016-02-20

我が家秘伝の夫婦円満ポイント

結婚生活がどうやったら幸せものになるのかについて妻と議論した。出てきたもののうち、「感謝好意言葉にする」とか「笑顔」とかそういう一般的なことは置いておいて、我が家ではこうだなというのを3つ書いておく。

その1:二人だけで通じる言葉を使う

家庭内だけで通じる隠語というものはどこの家でも自然とできてくると思う。我が家だと以下のような感じ。

  • さんづけ、ちゃんづけする(例:タオルケット→ケットさん、ティッシュティッシュさん)
  • お互いのモノに名前をつける(例えばiPhoneならタカフォンとかメグフォン)
  • 作ってくれる料理名前をつける(チャーハンなら◯◯チャー、例えばタカチャー)
  • 謎の動詞(ご飯をよそう→ご飯をモソる、風呂に入る→シャワする)
  • 変な語尾(元気だよ→元気だぁ―よ、春だね→春でぇむん)
  • その他(鳥のもも肉→ももにー、鳥の胸肉→むねにー)

なんとなく自然発生的に呼んでるうちに定着するのだと思うけど、こういう狭い共通の語彙を持つことはなんだか嬉しい。恥ずかしくてこんなこと絶対他所に知られたくない、と思える言葉ほど良い気がする。(例で出してるのは俺の名前じゃないぞ。)

その2:家事は分担せず一緒にやる

狭い半径の中で一緒に家事をすることは一番のコミュニケーションだと思う。これが家事ごとに完全に分業になると、ビジネスライクドライ空気になり、話す時間も少なくなるし、その家事についてのちょっとしたノウハウや拘りも共有できなくなってしまう。

その3:独特な(?)挨拶の習慣
  • 行ってきますとき:「社長さんによろしくね」「上司の◯◯さんによろしくね」「タクシーの運ちゃんによろしくね」と言う。何がよろしくなのかよく分からないけど取り敢えずそう言っておく。
  • ただいまのとき:「おかえりー、大変だったんでしょー」と取り敢えず言う。何か大変だったことが1日の仕事の中で何かしらあるものだ。
  • ごちそうさまのとき:二人で声を合わせて「ありがとう!好きだよ!ごちそうさまでしたー!」と言う。いつから何となくそうなった。

こんなん増田しか書けないよ。

こういうのは意識して使うテクニックじゃなくて、なんとなくそうなったという結果でしか無い。

でも、もし夫婦関係で悩んでいる人がいたら、突然「今日はメグチャーが食べたいな」とか言ってみると案外幸せになれるかもしれない。何それキモいとか言われても当方責任を取りません。

2016-01-06

http://anond.hatelabo.jp/20160106222700

またホモ糞か

仕事関係の会話は仕方ないわな

日常会話なら適当に相槌うっとけばいいが、仕事ならそうもいかねーしな

まあ、疲れるつってもいろいろあるだろが、気をつかって疲れるとかそういうのだろ

伝えないといけないことを、一度頭の中で整理してから話すんだな

整理されてない情報を伝えるのはけっこうしんどいもんだ

それか合間の雑談が疲れるんだったら、適当に相槌打っとけばいい

ビジネスライクに徹すればそのうち余計な会話もなくなるさ

それが仕事上いいことか悪いことかは知らんが、今のお前さんはまず疲れないことを優先すべきだな

そのうち、なんか話したくなれば話せばいい

2015-12-27

同人板を見てるんだけど、あそこの男マンセーと女叩きも凄い

書き込み内容からして明らかに女なのに、

とにかく女性向け同人を見下して男性向け同人を褒め讃えるレスが多い

男性はさっぱりしている、男性他人萌えに口出ししない、男性ビジネスライク男性向け同人レベルも高い、

それに比べて女性向けはキャラへの愛とかくだらない事にこだわっておかしい、

女は粘着質で心が狭くレベルも低い…と、ひたすら女叩きに走る

板の雰囲気が悪いのも全部女特有性質のせいだと女叩きに持っていく

二次元男性キャラならともかく、リアルキモヲタにそこまで媚びてどうするんだと思うよ

なのに二次元キャラに対しては、男キャラ好きの腐女子より

キャラ好きの女の方が偉い!って変なヒエラルキーも出来ちゃってるし

ジャンルより作家で買われる男性向けの風潮をやたらマンセーするのも意味不明

同人の在り方としては女性向けの方が普通だと思うんだが

2015-12-11

http://anond.hatelabo.jp/20151211165403

殺伐とした状況だったか殺伐としたビジネスライク契約文化が発達したってわけか。

でももう2016年なんだし、時代世界も変わって殺伐さはそうとう薄れたっしょ。

海外日本交流交易していくのは今後必須だけど、向こうの倫理日本牧歌的倫理を寄せていく必要が必ずしもなくて、

しろ日本のなあなあでみんなが友達のよしみで繋がりあうような倫理の方を殺伐どもに広めていったっていいと思うんだな。

2015-12-08

彼らは偶像しかない

2015年11月24日ジャニーズグループKAT-TUN田口淳之介引退を発表した。

2015年12月6日ウエンツ瑛士小池徹平音楽デュオWaTが解散を発表した。

泣き崩れるファンの声を聞いた。一気に加速するTLを見た。

混乱を隠せず感情のままに書き上げられたブログを読んだ。

そしてその中で、何度も同じ単語を目にした。

 

さない。

拒絶しないで。

置いて行かないで。

 

ゾッとした。

ジャニオタは怖い」と言われる真相の底を垣間見た気がした。

自分自身とあるジャニーズグループのファンであるから

自担や推しグループアイドルを辞める気持ちは痛いほどにわかる。

けれど、許さないってなんなんだ?拒絶しないでってなんなんだ?置いて行かないでってなんなんだ?

 

だってすごい自分勝手じゃないか。 

自分は好き勝手恋愛したり結婚したり転職したり退職したりするくせに、私たちファンは彼らにそれを許さない。

「○○には熱愛発覚なんてして欲しくないし、結婚なんて以ての外」と言っておきながら

自分旦那を作り、子どもを産み、仕事を変えたり辞めたりする。

その間に彼ら彼女らが諦めてきたものの多さすら見ないふりをして。

 

例えば自分の好きなグループメンバーや、自分の好きなアイドル結婚したり引退した時、ファンは泣くれど。

「辞めないで」「置いて行かないで」「拒絶しないで」と叫ぶけれど。

果たして結婚引退は、彼らからファンに対しての"拒絶"だろうか?

彼らはいだって「これからも応援よろしくお願いします」と言うのに、それは果たして"拒絶"だろうか?

例え引退してメディアの前に姿を表すこともなくなって、芸能人ではなく一般人になったとして

果たしてそれは"拒絶"だろうか?

 

人気絶頂期に『結婚しないで』と言ってたかと思えば、『いい歳なんだからそろそろ結婚したら』と言う。

彼らが髪型を変えれば『前の方が好きだった』と言う。

彼らが自身の新しい可能性を切り開こうとすれば『○○はそんなことしない』と言う。

かつてはファンだった彼らを見れば『まだやってたんだ』『最近テレビ出ないよね』と言う。

彼らは私たちに決して「結婚しないで」「まだファンやってたんだ」なんて言わないのに。

 

おそらく、本当に推測の領域しかないのだけれど、いつだって"拒絶"してきたのはファンの方ではないだろうか。

結婚することを、引退することを、髪型を変えることを、新しい可能性を切り開くことを

『なんでそんなことするの』『なんでそんなこと言うの』と自分勝手自分本位言葉

彼らが変わることを"拒絶"してきたのはファンの方ではないだろうか。

 

きっと彼らは、たくさんの夢や希望責任を背負うことでスポットライトの下に立つことを許されたけれど。

アイドル」として、スポットライトの下で輝くことを許されたけれど。

じゃあ私たちファンは、彼らに何を許してきただろうか?

たくさんのことを縛ってきたくせに、たくさんのことを許さずにきたくせに、

彼らが振りまく無償笑顔と愛にズルズルと甘えて、自分勝手理想押し付けて。

そんな彼らが自分人生のためにした決断を、『なんで』と"拒絶"してきたのはいだってファンの方だ。

彼らがスポットライトの下に立つための営業スマイル必要以上に

多くの理想偶像押し付けて、塗りたくって、自分理想と違う言動をすれば"拒絶"と叩く身勝手さ。

 

自分たち勝手に好きになって、勝手に応援して、勝手理想押し付けて、勝手に拒絶したくせに。

別に誰に頭を下げられたわけでもなく、ジャニーズアイドルになった彼らを勝手に好きになったくせに。

 

ジャニオタの心底にある、宗教まがいな信仰心は本当に怖いと常々思う。

私たちジャニオタは、「私は○○のファンだから」という身勝手信仰心

時として彼らの足を引っ張るどころかその心を折ることすらあるだろう。

けれど私たちジャニオタが彼らから元気をもらうように、私たち黄色い声や落とすお金

彼らの背中を押す応援になっていることも間違いではないと思うのだ。

それはある種の需要供給のような、ビジネスライク関係にとてもよく似ている。

 

彼らはジャニーズアイドルだ。

お金を積めば会いに行ける、いつだって笑顔を見せてくれる、そういうことを生業として

笑顔と元気をくれるジャニーズアイドルという「偶像」だ。

その「偶像」を勝手に「崇拝」しているのが私たちジャニオタだ。

偶像」は「偶像」だからこそ尊いのであって、かっ開いて中を見て嘆くだなんてナンセンスだ。

 

結婚することを、引退することを「寂しい」「悲しい」と思うのは当然の心理である

けれど「許さない」「拒絶された」と思うのはどう考えてもおかしいと思う。

自分自分人生を好きなように歩んでいるんだから、彼らに彼らの人生を好きなように歩ませてやれよ。

頼むから人並みの人生くらい好きにさせてやってくれよ。

 

そろそろ結婚したいんですけどね、と言う自担を私は今日も応援している。

2015-11-29

http://anond.hatelabo.jp/20151128183050

前に観たの2

宅配ソープ

スレンダーなのに巨乳、そして美形(ややすれている)

汚い男やもめのアパートの台所の下にシートをしいて

いろいろする

嬢はすごくビジネスライク

作り笑顔で「気持ちいい?」などとたずねながらも淡々と進行する

相手も相手で素人(もしくは限りなくそれに近い立場)でされるがままに

ろくに受け答えできないで翻弄される

クライマックスするべきことをしてるとき

男がとつぜん

「お願いがあるのですがいいですか?」

「なあに?」

最後口がいいんですけどいいですか?」

嬢は腰を振りながらも(騎乗位)

「いいわよ」と抜く

で、フィニッシュ

「最高でした。あなたの口は10万でも惜しくないです」

といったら嬢はまんざらでもなかったのか最後ビジネスじゃない笑顔をみせた

この笑顔が非常にかわいかった

2015-11-13

女の自己肯定感ってすごいんだろうな

ハーレクイン漫画で、地味な秘書社長愛人と分かれた聞いていきなり「私を愛人にしてください」って申し出るってやつがあるのな。

普段から社長秘書のことをスケベ目線で見てるとか、そういう説明なんかなくて、むしろクールビジネスライクに接してるって描写なのに、それでいきなり「愛人にしてください」だもん。

リアル出会い系サイトでも「定期的に会ってくれる人」みたいな募集があるけど、美人だとかスタイルがいいとかセックスうまいとか、どういう趣味だとか、そういうアピールしてる募集って少数派で、年齢とか体形とかプロフィールに記入欄のある項目に最低限記入してるだけ。

若いであるってだけで男は無条件に金を出すって思ってるんだろうな。

2015-11-10

http://anond.hatelabo.jp/20151109204750

歴史を知らないなあ、という印象。

最終的には、昔通りに子=従業員が親=企業社畜として一生仕える代わりにその恩恵としての保護を受け取るか

親も子もない、対等でビジネスライク関係を築くか

企業とその従業員の間には、交渉力の差異がある。企業は一般に従業員が抜けて、しばらく代わりが見つからなくても、なんとかなるが、従業員収入が途絶えると大変困る。だから規制がない労働市場では、企業側に一方的に有利な契約になりがちだ。19世紀のイギリスのように。それはマクロ視点で見たら経済にも社会にとっても望ましい環境ではない。だから労働諸法で企業の行動を縛り、交渉力の差異を埋めようとしている。現代日本では、働く女性への労働諸法の保護は十分に行き渡っていなく、そのために少子高齢化が進んでいる。

企業とその従業員に、「親も子もない、対等でビジネスライク関係」なんて幻想だ。一部のエリートをのぞいて、そんなことが実現したことはいままでもないし、これからもないだろう。資生堂のような先進的な事例が、労働法改善へつながっていくのだろう。

2015-11-09

大企業の風潮テンプレ

昭和企業

男性社員には、身元のしっかりした良い嫁を世話して、その嫁と子供を養えるだけの給料や、その他諸々の家族に対する福利厚生を用意するよ。

企業にとって社員は『子供』のようなものからね。それくらい当然だよ。

その代わり社員企業に一生仕えてね。長時間労働や転勤にも文句わず、定年まで勤めてね。

女性社員には、身元のしっかりした高収入の良い男との結婚を世話するから専業主婦としてその男をしっかり支えてね。

夫は仕事で忙しいんだから、一人で家事育児介護をちゃんとこなしてね。」

平成の終わりかけにはてなー理想とされる企業

「男女問わず社員仕事プライベートを両立できるようしっかり支えるよ。育児だの介護だの、ちゃんと行えるように産休育休時短介護休云々と環境を整えるよ。

プライベートの為に仕事が出来なくても致し方ないから、それで不利益にならないようにするよ。

企業にとって社員は『子供』のようなものからね。それくらい当然だよ。

その代わり、育児だの介護だのが無い社員も一緒にそれを支えてね。どうせ暇なんでしょ?皆『家族』なんだから、『家族』は助け合わないとね。」

or

それを支えるために非正規という名の奴隷別に用意するよ。奴隷人生はどうするって?いや奴隷は『家族』じゃないから関係ないよ。」

ビジネスライク企業外資に多そう)

「お前のプライベートなんて知ったこっちゃない。仕事さえ出来りゃいいし、仕事出来なきゃクビだ。」


平成が終わった後の時代は、日本企業はどこへ行くんだろうか。

http://anond.hatelabo.jp/20151109204750

http://anond.hatelabo.jp/20151109195901

綺麗事だなあ、という印象。

どうあったって、企業社員育児なんて出来ればして欲しくないし(勿論介護もして欲しくないし、本人が病気になったりもして欲しくないだろう)

育児リソース取られる社員はそうではない社員より仕事に支障が出るもんだと思う。

その仕事に支障が出た社員に対して「育児しているんだから仕方ないだろ、それを保護するのが企業の社会的責任」とでも言いたげなブコメが気になるけど、

そもそも一私企業がそこまで面倒見なければならないものなんだろうか?

仮にそれが収入の低下などをもたらし生活に支障が出るというのなら、それは国が(例えば児童手当という形で)補填すべきものであって

その補填私企業押し付けるべきものではないだろう。

企業従業員育児生活、つまり私生活まで面倒見るべきというのは、

かつての日本企業伝統的に「企業従業員の『親代わり』として私生活まで面倒を見るもの」とされていた故の発想だと思うけど。

それこそ昔は企業従業員結婚まで面倒見ていたわけで、育児生活まで面倒見るべきってのはその延長の発想だよね。

でもそういうのは「従業員も子として親=企業尊敬し一生仕えるべき」ってのとセットだったわけで、

そういう発想が古臭いだの社畜だのと言われ、企業従業員関係はただ仕事上の雇用関係があるだけだ、ビジネスライクでいい、

仕事以外の関わりなんかいらん、転職自由だという世の中になりつつあるのに

福利厚生部分だけが相変わらず「企業従業員の『親代わり』として以下略」って発想が残ってるのは、ただの子従業員側の甘えではないだろうか。

まるで普段は「親の言う事なんて聞かねーよwww」と言いつつ、いざ困ったら親に頼って当然・親は助けてくれて当然と思っている、

一方的に親の脛をかじって親離れ出来ない子供のような。

それとは逆に、福利厚生はろくすっぽ与えないのに社畜として一方的にこきつかう、ブラック企業もある訳だけど。

これは例えるなら「毒親」なんだろう。

まあ、過度期なんだろうね。

最終的には、昔通りに子=従業員が親=企業社畜として一生仕える代わりにその恩恵としての保護を受け取るか、

親も子もない、対等でビジネスライク関係を築くか、

どちらかにしかまらないと思う。

資生堂は前者に傾きつつあった所を「いやこれでは『子』を甘やかしスポイルするだけだ、もっと仕事責任を持って貰いたい」と言う後者に近い発想に転換したのか。

追記

なんか勘違いブコメがついてるけど、

「優秀な人材を確保する為に福利厚生を充実する」ってのはむしろ「対等でビジネスライク」な発想だろう。

昭和の日企業福利厚生本来はそういう目的のものだけど、「一度雇った社員=『子』は出来が悪くても『親』として一生面倒みてやらねば」的な発想もあったか

無能社員でも首にならず年功序列役職給料も上がって福利厚生も使えたわけだ。

それが可能なのは有能な社員会社の為に必死で働き、無能な同僚の尻拭いもするような社畜だったから。そんな社畜が大量にいたから。

でもそんな時代は終わりつつある。

資生堂のあれも、「手厚い福利厚生を用意していたのは優秀な人材を確保したいからであって慈善事業でやってるんじゃない、

時短社員だろうとキャリアを積むようそれなりの努力をして結果を出すべきだし、それが出来ない社員は要らない」と言う意思表示だろう。

恐らく制度を作った当初は時短社員でも自発的努力する事を期待していたんだろうけど、結果的には努力もせずただぶら下がるだけの人が大量発生してしまった、

そういう人を「『出来が悪い子』でも一生面倒を…」と窓際社員として抱えるような昭和会社ではないよ、ってこと。

2015-07-16

同人板を見てるんだけど、あそこの男マンセーと女叩きも凄い

書き込み内容からして明らかに女なのに、

とにかく女性向け同人を見下して男性向け同人を褒め讃えるレスが多い

男性はさっぱりしている、男性他人萌えに口出ししない、男性ビジネスライク男性向け同人レベルも高い、

それに比べて女性向けはキャラへの愛とかくだらない事にこだわっておかしい、

女は粘着質で心が狭くレベルも低い…と、ひたすら女叩きに走る

板の雰囲気が悪いのも全部女特有性質のせいだと女叩きに持っていく

二次元男性キャラならともかく、リアルキモヲタにそこまで媚びてどうするんだと思うよ

なのに二次元キャラに対しては、男キャラ好きの腐女子より

キャラ好きの女の方が偉い!って変なヒエラルキーも出来ちゃってるし

ジャンルより作家で買われる男性向けの風潮をやたらマンセーするのも意味不明

同人の在り方としては女性向けの方が普通だと思うんだが

2015-06-29

レイヤーだけど、カメコとのアフターに抵抗がある

中学生くらいからコスプレを始めて、リアルの充実等で離れたりした期間も含めて10年近くなる。

もともとギャルゲーなどの美少女モノが好きで、コスもそういった作品が多かった。

それから、おそらく見た目も悪くないので、SNSの被お気に入りやファン数もそれなりにいる方だと思う。

会社でも後輩ができたり、周りの友人が結婚し始めたり、とにかくそんな年齢になっていて、

それでもコスは大好きだから続けているわけだけど、特に最近カメラマン(いわゆるカメコ)とのアフターが苦痛しょうがない。

お金がなかった学生時代とは違うので、撮りたい場所で撮り、カメラマンの参加費も負担して撮影をお願いしている。

確かにデータはすぐ確認したいけれど、自分と2周りくらい歳が離れているようなおじさんと2人きりで食事にいくことがいやすぎる。

それでこの前適当理由をつけて断ったら、なんかちょっと期限を損ねたようで。

別にからといって罪悪感はわかないし、むしろ「なんで撮影とアフターが絶対セットだと思ってるの?」「下手したら娘くらいの歳の女子と、割り勘で1対1で食事できることが当たり前だと思ってるの?」というギモンがふつふつと湧いて出た次第です。

こんなこと、どこにも誰にも言えないので、はてなに書いてみたのだけども。

レイヤー複数人カメラマン1人とかならまだ平気なんだけど、個撮をしているレイヤーさんは、撮影後の食事などどうしているんだろう。

周りのお客さんは同年代で楽しく盛り上がっている中で、2人きりで夕食をとるのがいやだと感じたりしないのだろうか。

もし全額おごりであっても、時間もったいないと思うのは私だけじゃないと思いたい。

オタク的な意思疎通のとれなさとか、馬の合わなさはあっても、別に相手も悪い人じゃない。

でもそこはビジネスライクに、お互い利用しあえばいいと思う。

私はお金を払って撮影をお願いしてるんだから、気をつかってアフターまで行く必要は感じない。

20代の貴重さを改めて考えて、もっと人付き合いを取捨選択していこうと思った2015夏。

それからお金出してるんだからデータは早く送ってください。

コスプレ写真にも鮮度があるんですよ。

2015-06-22

社会人になってからの色恋沙汰のめんどくささパねえな

ただでさえいろいろ減退してるっつうのに精力的にこっちから連絡とって気を遣って~ってそんな元気を絞り出さないといけないとかさあ・・・

お互い夢見る年頃でもないんだからもっとビジネスライクに行けないのかな?

この歳になって神経使う駆け引きなんてやりたくないよめんどくさい

まったく面識がない人と関係を構築するだけでも大変なのにそれより春香高みの結婚目指すとかどんだけ無理ゲーだよっていうね

ほんと勘弁して

誰か付き合って

あわよくば結婚して

2015-02-23

明日、初めての転職エージェント面談に行くんだけど

エージェントから私服で良いですよ」と言われたか馬鹿正直に私服で行こうか迷ってます

というのも会う場所都心オフィスビルからです。

それからググる私服派とスーツ派で半々に分かれてるから、どうしようか本当に考えてる最中なんですよ。

履歴書手書き指定して来ない所はパソコン打ちで良いのかどうか?というような質問に対する回答がどっこいどっこいだった

事例があるから一様にこれだと私服で行こう、あるいはスーツで行こうにはならないはず。

ちなみに今受けてるのはリクルートエージェント

基本ですよね。

まず最初に登録する転職サイトだと思う。

私の情報がまだでしたね。

大学既卒で今3年目なので正念場です。

卒業後はアルバイトパート経験値を増やしてきました。

だけどスーツはこれまで一度も来た事ないです。

なので困ってるんですよ。

エージェントから私服」と指定されて馬鹿正直に私服で行っていいものかと。

転職イベントとかで「服装自由」ってあるじゃないですか。

あれを正直に受けて私服で行く人っていないと思う。

ただそれはビジネスライクというかマナーなわけですよね。

それなのに転職サイト面談でも同様のマナーをすべきですかね。

はっきり言って面談の度にスーツ着用は非常に息苦しいです。

でも第一印象が大事とも言いますよね?

からこういう問いは本当に困る。

面接ならともかく普段スーツを着用してるでもない脱ニートアルバイター

私服でいい」と言われて馬鹿正直を貫いていいものか、

どうにもこうにも自分判断ではどうしようもないんです。

さて、転職経験豊富な皆さんはどうですか?

私ならスーツ私服という方のアドバイスを伺いたいのです。

2015-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20150127172057

生活上の利点を得るための結婚なら、見合いやら相談所やらでビジネスライクに決める方がどう考えても効率良さそうだけど。

2014-12-24

クリスマス・イブハイスコアガール

クリスマスとは無関係に平日を過ごされている皆さん、お疲れ様です。

さて、ハイスコアガールから恋愛要素を完全に引いた形で青春を過ごし、

過去殺伐とした記憶が上書きされるくらい身悶えするような甘ったるさを

完全に枯れたジジイの目で暖かく見守っていたファンも多かろうと思います

「ああ、これ売れ残ったらオレが買わされるんだろうな……」と寒空の下、

声を張り上げるコンビニの売り子よりは幸せだと思う貴方に送る怪文書です。

まず簡単なおさら

ビバ!口約束出版業界

出版業界とは、ザックリ言っていい加減な業界です。

末端価格は同じなのに、街の小さな本屋と、都市部大型書店とで、卸値が違います

カネとモノの流れは取次が超高効率で仕切ってますが、営業は出版本屋でほそぼそと行います

そして、膨大な作業量の割に、日本の商習慣が結晶したようなビジネス機構で動いています

まり口約束が多く、事なかれ主義で、担当者約束会社のソレと一致しなかったりします

(このあたり「真吼えろペン」が誇張や脚色も入って適度に生臭くてオススメです)

割にシビアゲーム業界

ゲーム業界ですが、過去はいい加減でした。

が、産業になるにつれて官僚的でビジネスライクになっていきます

ローカライズ世界展開が早かったこともあり、まあ、普通になったと言って良いでしょう。

法律を守り契約書を作り、それなりにガチでやりあうこともある世界です。

任天堂法務世界一との評判も名高い、それなりに蓄積のある業界です。

義理人情出版業界引用編~

引用理解するには、ミッキーマウス漫画に登場させるにはどうすべきか?を想像するのが早いでしょう。

例えば、夏目房之介さんは法律上認められた引用漫画に対して行い批評をすることで有名ですが、

これが有名なのは、慣習的に絵の引用は相手の許諾をもらってから、という業界風習に切り込んだからです。

また、逆に他からネタを持ってくることは「コピーしない」範囲内において普通に行われています

水木しげるのようにうまく取り込むこともあれば、久米田康治のようにパロディーにすることもあります

しかし、アイデアパクリトレースなどに対しては、自粛も含めて相当に敏感です。

ここでのポイントは、法律とは全く無関係の慣習で業界が動いていることです。

法律の線引と、黙認されるだろうの甘えの差

ジャニーズは異様に著作権管理にうるさいことで有名ですが、それはそれで正しい訳です。

また、過去ドラマシリーズ出演者に連絡がとれず、ソフト化出来ない、なんてのも良く聞きます

一方で、アニメに関しても、「これぐらいなら良いだろう」という甘えが見える分野もあるにはあるわけです。

有名なところでは「ワクドナルド」でしょう。デニーズロイヤルホストにそっくりな店舗も良く見ます

象徴的な「あの花」のインタビューを張っておきますhttp://toyokeizai.net/articles/-/18789?page=2

また、古くは企業戦士YAMAZAKI、最近でもへうげもの等に、実在芸能人がそっくりな形で登場することがあります

今のところ、闇のイージスリュック・ベッソンクレームを入れたとの報は入ってきておりません。

ただまあ、ムダヅモ無き改革ハリウッド映画化されたら、意外に国際問題になるかもしれません。

SNKという今は存在しない企業

さて、ゲーセンカツアゲされた記憶のある人なら覚えはあるだろうSNKの筐体。

ハイスコアガールでもわりと重要エピソードに絡んで登場します

どっちがビッグサンダー・マウンテンに多く乗れるか勝負だ!みたいな使い方をしていれば、

第一生命オリエンタルランドからクレームぐらいは付くかもしれません。

が、劇中に登場するのはSNKの対戦格闘ゲームで、残念ながらSNKは倒産しました。

そして、版権管理業務を行うプレイモアがSNK破産時に知財を取得し、SNKプレイモアに商号変更しました。

「NEO GEO X」でドライライセンス契約を解除した件で記憶している人も多いでしょう。

まり牧歌的時代を引き継いで緩い企業も多い中、ワリとガチな企業なわけです。

一歩踏み込んでSNKプレイモアについて

さて、今回ハイスコアガールに関して、刑事になったことに驚いたゲーム関係諸氏も多かろうと思います

なぜなら、普通に考えてSNKプレイモアって企業は、取り扱い注意系の企業だと認識しているからです。

パチスロメーカーアルゼとやりあった裁判は相当に有名で、1件は4億で和解しているものの、

現在ガチガチにやりあっている、いわば「あそこ怖いよね」という企業なわけです。

簡単なストーリーでの怪説明

本事案、田中圭一本宮ひろ志にぶちギレ金剛されたのとは違い、ビジネスライクな話です。

まり、あまり言いたくは無いのですが、ルーズ出版業界一般的法律世界に疎かったという話になります

「は?普通にまず侵害をやめて頂いて、被害額の算出、それから著作権使用料の支払いと慰謝料ですよね?」

というのが、世間一般の日の当たる企業にお勤めの皆様の感覚なわけです。

菓子折り持って七重の膝を八重に折り、許諾頂ければお金の話は儲かってからで、みたいな感覚と違う世界ですね。

時系列で見てみましょう。

  1. 2010年10月ハイスコアガール連載開始
  2. ハイスコアガール担当、そこそこに連絡を取り出す
  3. 途中、ワリと厳重抗議を受けるも馬耳東風。体質は変わらず
  4. 2013年初夏、ハイスコアガールアニメ化の話が始まる
  5. アニメ側の関係者が、アニメ化にあたって大枠の流れを決める
  6. アニメ側の関係者が、(音楽等も含め)再度の許可を取りに行きはじめる
  7. SNKプレイモア、連絡を受けて、そもそもの漫画について把握する
  8. アニメ関係者SNKプレイモア激おこなので、編集確認
  9. SNKプレイモアからガチなクレーム。当然、出版差し止め回収から話がスタート
  10. 編集担当者、泡を食って他の会社確認を行う。平行して社内で相談
  11. 月刊ビッグガンガンの「アニメ化も決まってることですし」感覚で対話開始。さら関係悪化
  12. SNKプレイモアの「絶版回収が前提で、金額の話はそれから」的な話で、編集部から役員
  13. なんとかなりませんかね?、常識的に回収絶版慰謝料だろで平行線を辿る
  14. 2014年5月、ヤリ逃げるつもりだこれ、刑事ギリいけるだろ、とSNKプレイモア判断大阪府警告訴
  15. 事情聴取を通じて、ガンガン編集部スクウェア・エニックスアニメ化したい旨を言ってしまう
  16. 2014年8月、大阪府警、こらアカンやつやと家宅捜索に踏み切る
  17. SNKプレイモア側が激おこなので再許諾は絶望的と踏んで金銭解決をはかるも、平行線のまま
  18. 2014年10月、とりあえず銭の話にするべく、スクウェア・エニックスから民事で確認訴訟を起こす
  19. 2014年11月、取り調べた16人に関しては、通常の手続き通り警察から検察書類送検
  20. 大阪府警は「6人はマジでアカンやつやから、よろしく」と意見書を付ける
  21. 2014年12月、民事で第一回口頭弁論が開かれる。SNKプレイモアは、刑事が始まるまではな、と引き延ばしに。

至る現在。と言う状況ですね。

チョット説明が必要な部分を補足しときましょう。

9番の、連載停止差し止め回収からちょっと厳しんでは、というのは、だいぶ感覚が毒されてます

版権で食ってる会社版権勝手に使ってるので、まずは不快感を示されるわけですね。

ここはまだ法律的・金銭的にどうのではなく、商習慣として信義的にありえんでしょう、から始まってるわけです。

余談ですが、ここで笑って許諾する著作権者もマレに居ます

あと「聞いてくれるな、聞くのならば不許可」という会社も居ます

商業誌でまんまジバニャンバリバリ出してどこにも話し通してないとか、ちょっと想像つかないでしょう?

12番の部分ですが、この辺は「600円で累計100万部なら、ウチが半分で3億ですかね」の可能性も微レ存な状況です。

まあ、いずれにせよ「役員は把握していた」としないと、普通書類送検時に起訴相当意見はつかないので。

18番のスクウェア・エニックス側が民事で「著作権侵害していないことの確認」を大阪地裁提訴したのは、

恐らく金額でケリをつけたいから、なんですよね。

著作権侵害確認ロジック

チョット不可解に見えるかもしれませんが、この辺はロジカルなんです。

万が一、著作権侵害無しとされれば丸儲け。

よしんば著作権侵害有りとされても、どの部分が侵害していて、全体の何割、という具体例の把握になるわけです。

SNKプレイモアは、「著作権侵害なんかねーよ」と言われているので反論しないといけないわけです。

まり、「このコマとこのコマとこの部分、全体で3割だね」みたいな形でスクウェア・エニックス側は敗訴するわけです。

すると、販売価格600円のうち、出版社利益が3割で、そのうち3割がSNKプレイモア版権物のおかげになって、108円です、

100万部なんで、5千4百万円で手を売って下さい、みたいな形になるわけです。(+通常の著作権使用料。この辺は慣習が考慮される)

ここまでいけば、どのコマかは明確なので、修正再販売&アニメ化はいけるわけです。

そうガンガンドル箱作品は生まれないので、これでも損益分岐点を割らないと踏んでの行動でしょう。

どうすべきだったのか?

たらればいってもしかたがないんですが、本事案に発展するまでに、いくつも止められるタイミングがありました。

まず、企画の段階

ご協力願えませんかと声をかけていって、OKでたところだけでやる。

もやしもん」がビール会社との協賛してましたね。あれは金銭発生してないと思います

(例えば脱衣麻雀を描くならスーパーリアル麻雀は外せないハズだが、作中には出てこない。セタ解散してるけど)

次にネームの段階

PCエンジンを描いた6-CREDITは、ほぼ改変せずに書き写しなので、これは民事にはならない(と判断する弁護士が多い)ハズ。

引用要件を満たしていなくても実質的にカネが取れる民事訴訟は避けることが出来るというグレーで行けた。

最後に、SNKプレイモアから申し出があった段階

あそこで、対外的な理由はなんとでもつけてよくて、「連載休止」「回収」「アニメ化は未定」にするだけでずいぶん違った。

日本司法は実は「十分な反省」「真摯な態度」など、「情」を重視するので、誠意ある態度と見なせる行動を起こすだけで違ったはずです。

今後の成り行き

法人著作権侵害は意外に重くて、刑事罰は最高3億です。ただし、刑事罰故意侵害時のみなので、

法廷戦略として「著作権侵害認識はなかった。誰かが許可を取ってると思っていた」は徹底するよう弁護士から言われてるハズ。

おそらく刑事で「過失によるもの故意ではない」として刑事罰は無し。

平行して民事で侵害部分が特定されて、損害賠償慰謝料和解

ハッピーケースで、著作権使用料を払って漫画は再開、再販売。アニメ化

ベターケースで、SNK関連を削ってスト2を主軸に据えてアニメ化漫画リブート

いずれにせよ、5,6回で結審、控訴せずに1年未満で決着、と言ったところではないでしょうか。

おしまいに代えて

民事でケリをつけるべきなのに、刑事から入るの良くない、みたいな声明が出てますが、

版権持ちからとりあえず連載止めろと言われている時に、ド直球で「真サム」と「KOF95」を題材にして、

日高ハルオとの対戦を描けば、そりゃ刑事告訴もされるだろうよ、相当悪質だろうよ、とは思います

(ただSNKプレイモアも嫌な裁判慣れをしているので、引っ張れるだけ引っ張るつもりかも知れませんが)

裁判では不利に働くであろう捜査期間中の連載を40-creditまで強行したのは、

社内の法務部門でも「許諾されない場合再販売は難しいだろう」と判断されていたからでしょう。

逆に言えば、その態度(2014 vol.07まで連載継続)が家宅捜索にまで発展してしまったわけです。

単行本組は残念ですが、連載組はギリギリ、一応の区切りまでは観ることが出来ています

これを機に、漫画でも版権意識したプロダクトプレイスメントやタイアップが増えることを期待しつつ、

明石家サンタを待ちたいと思います。では、メリークリスマス

2014-12-07

民主党自民党に勝つには

菅直人及び小沢一派の完全除籍か追放

・レンホーか辻元を党初の女性代表にして「女性活躍」を演出

渡辺周ネクスト防衛大臣

消費税のもの撤廃、あるいは消費税5%に戻す

法人税50%に引き上げて大企業を優先的に締め上げる

賃金値上げを強制できる法律を作る

中国とはビジネスライク韓国とは断交

AO入試撤廃

派遣法を改正して同一賃金同一待遇の実現を確約する

政治献金問題を始めとするお金不正問題クリーン化(特に民主内)

独立行政法人宗教法人課税対象にし、経団連を実質解体

戦争の恒久的放棄、但し個別的自衛権は保有する

与野党わず有能であれば誰でも大臣職に据えられる懐の深さ

在日外国人生活保護を無くす。但し例外も設ける

国会内閣運営監視する民間第三者委員会を設置

裁判員制度を改正し司法蔓延推定有罪99.9%をなくす

国会議員議員定数の削減および国家公務員を含む公務員給与削減(教師や社会福祉従事者を除く)

労働組合の強化と第三者委員会の設置

・年齢などを理由正社員になれないフリーター障がい者シングルマザーの就労状況の大幅改善

これで自民党絶対勝てる。

出来なければ負ける。

2014-11-15

Fuzoku実践入門を読んで、実際に出会い系を利用してみた

http://www.amazon.co.jp/dp/B00P4X25HO

これね。最初に要約しておくと、書かれてる事はだいたい合ってた。

風俗は通って10年くらいになるけど、こっちは全然だったので、恐怖感(最悪、職を失うくらいまで考えた)もあったけど、好奇心がそれに勝って、試してみることにした。

  • 利用したのはハッピーメール
  • 見た掲示板は「その他掲示板」の「今スグ会いたい」
  • 約束取り付けるまでは異様にスムーズに進んだ
  • 相手の対応が異様にビジネスライクだった
  • 実際会ってみると、写真とは全く別人だった
    • 今思えば、ここで「やっぱなしで」ってしとく手があったかなーという気も
  • ホテルについてシャワー浴びてさあ、というタイミングで「横になってください」
  • 横になったらフェラしはじめた
    • 自分フェラされるだけでは勃たないのと、見た目が好みがじゃなかったので、全然勃たなかった
  • 勃たなかった時のやりとり「胸とか弱い?」「首筋とか耳なら」「胸は?」「少しは」→乳首舐め(下手だった)
    • 気持よくさせようみたいな心づもりはないっぽかった
  • 一応1回挿入したけど全然駄目で、「もういいよ」と言って帰ってきた

まあ散々だったわけだけど、いろいろ勉強になって面白かった。あと、サンプル数が1なので、この話を一般化する気は全くないし、また気が向いた時に利用してみて、サンプル数を増やしてみようと思っている。

2014-10-06

数年ぶりに女子高生と再会した話

かなり長くなる、長文失礼

日曜の夕方、自宅近くのタバコ屋で女性店長他愛ない話をしていた。

暇な時はだいたいタバコ屋にいるのだ。

愛煙家なので自宅以外でタバコ吸えるのも大事だけど、

お茶とか出してくれるんだよね。

まぁ昨今タバコ屋も暇なんだろう。

そんな感じでいつも通りの休日日常だった。

そこにタバコ屋に似つかわしくない若い女の子が入店してきた。

コーヒーデリバリーらしい。

大変そうな仕事だな、と思った。

その若い女の子と目があった。

可愛らしい、女子高生だろうか。

化粧もまだ知らないんだろうけど、スッピンでも十分美しいんだ。

とは言え、もうアラサーおっさんからしたら子供である

一々可愛い女子高生にコナかけるほど野暮な事はしない。

ただ、お互いに微妙既視感?みたいなのを感じている。

私は脳内記憶を探った。

そう、私はこの女の子を知っている。

ほぼ同時に「「あっ!!」」と叫んだ(携帯小説的な演出すまぬ)

JK「警備員さんじゃないですか!」

私「君はよく交番に来てた・・・

少し昔の私の話をしよう。これもまた長くて申し訳ない。

20代前半の頃

新卒で入った会社ブラック過ぎて辞めて

実家典型的ニートをやっていた。

ひたすらモンスター狩猟するのが主なライフワークだった。完全に社会ゴミである

そんな私に、仕事の依頼があった。

私の状況に怒り浸透した両親が自治体相談したらしい。

で、JKが言っていた「警備員さん」という仕事をしていたのだ。

とは言えインドアで貧弱な私が「警備員」などという物々しい仕事をしていたわけではない。

要するに田舎すぎてバスもないような地域で、しか高齢者が多いと

不便過ぎるこの地域をなんとかしたいって事で「便利屋」みたいな器用な人を

自治体で雇おうという事である

一応名目上は「町の警備員さん」であるが、

別にどこをという事ではなく、ワンボックスで町を走って何かトラブルないかとか

車出して欲しいって言われたら出したり、あとはPCのトラブルなんかも多かったな。

そんな感じで不便な所を無くすっていう仕事だ。よくわからないだろう。俺も今思い返してもよくわからないんだ。

で、事務所なんてオシャレなものはなくて基本的にやる事がない場合交番にいたんだ。

田舎交番なんで、駐在さんが一人いるだけで、駐在さんが外出してる時に

なんかあった時に誰か対応してくれる人がいると助かるって事で

お互いにメリットがあるねって感じで基本的には交番にいた。

そんな交番に何故かよく顔を出す女子中学生がいたんだ。

それが今回の件の女の子

曰く、「学校に行けば同い年の人はいっぱいいるけど、地元若い人がいなくて寂しい」という事だった。

町の警備員さんとしてそこそこ顔も広くて、場所交番という事で

女の子の両親も安心していたんだろう。

別に私としてもいかに若い女性がいない地域だからって女子中学生をどうこうしようなんて思わない。

恋愛感情なんて微塵もない、ただのダベリ友達のようなものだ。

その女の子の車の送迎もしょっちゅうしてた。

その仕事は結局、採算が取れないという事で(まぁ基本的に全部無料でやって私に安いけど給料払っているのだから当然だ)

一年もたたずに無くなってしまったが、その時は町内の皆さんに随分と惜しまれたものだった。

正直悪くない経験だった。

その後、上京してベンチャーでWEB周りの仕事を色々とこなしているうちに

気づけばインターネット系の一部上場企業でWEBを主体としたコンサルタントをやっている。

手前味噌だが、そこそこの収入もある。

セミナーゲストスピーカーなんてやってたりするもんで

結構業界では有名だったりする。

まぁ当時のニートあがりの貧弱ボーイが

そこそこの成功を収め、一人前の社会人として生きている中で

数年ぶりの再会という事である

彼女は、高校から水泳を本格的にやるべく上京してきて

今は寮みたいな所に住んでいるらしい。

正直、典型的な「田舎女の子」がこんなに垢抜けるとは、女ってのはわからんもんだ。

JK「お仕事中ですか?」

私はプライベートでもジャケパンスタイルだ。

突然お客さんから呼び出される事もあるというのと

普通に服のセンスがないからだ。

私「いや、普段着がこんなもんだよ。服のセンスないからね(笑)今日はお休み

だいたいタバコ屋で店長雑談する仕事ってなんだって話だ。

ここまでで、数年ぶりの再会で色々と話していたわけで

私「君こそ、コーヒー宅配はいいのかい?」

JK「あ、ここの配達したらそのまま直帰なんです」

田舎から上京してきて、当時の私を知る女の子出会うとは

やはり都会というのはすごい。

話は延々と弾む

タバコ屋の閉店時間になった。

私「長々と話に付き合ってくれてありがとう

JK「いえ、私も地元の方にこんな形で出会えて嬉しいです」

連絡先とか聞いてもよいものか、アラサーおっさん女子高生に連絡先を聞くというのは、客観的に見てどうなんだ。

と、思考していたら、ふと気づいた

足に包帯を巻いている

私「その足はどうしたの?」

JK「練習中にやっちゃって・・・部活出れないからバイトしているんです」

おいおい・・・。怪我しているなら療養してないとダメじゃないかと思いつつ、そこはあくま紳士的に

私「じゃぁその寮とやらまで送るよ、都会とは言えこんな時間女の子一人じゃあれだし荷物持つよ」

JK「いえ、そんな悪いです!」

本当に悪いと思っているのか、嫌なのか・・・。悩む

そこでタバコ屋の店長から助け舟

店「送ってって貰いなよ。やっぱり女の子一人は不安だし、この人ちょっと変だけど不埒な事はしないから、ねっ?」

ナイス店長

Jk「警備員さんは不埒な事なんてしません!ただ本当に申し訳なくて・・・

私「申し訳ないと思うなら是非送らせて欲しいな。ここで君をそのまま放り出す方が私には負担になってしまうよ」

あくま紳士的にだ。

いや、下心がないかと問われれば、ないとは言い切れない。

それぐらい魅力的な女の子なのだ

でも一人で帰らせるのは不安だと思ったのは本音

JK「そこまで言うなら・・・是非お願いします」

礼儀正しい娘である。まぁ言っても彼女の両親の事も、なんなら両親のなれそめまで知っているわけで

幸い嫌悪感は本当にないようだった。

タバコ屋を出て、私はタクシーを探す

JK「こっちですよ?」

私「あぁ、いやタクシー探しているんだ」

JK「私タクシー代なんて払えませんよ!」

私「そりゃ女の子タクシー代払えなんて言わないよ・・・

JK「ダメです!警備員さんにタクシー代払ってもらうわけにはいかないです!」

ううむ、まぁ言わんとしている事はわかるのだが、タクシー代なんて気になる額じゃないのだが・・・

私「じゃぁ寮までお姫様抱っこする?」

JK「無理無理無理!なんですかそれ!」

私「いや冗談だけど、じゃあ荷物持つのと、私の肩を杖代わりにするぐらいで妥協して貰えないか?」

JK「そ、それなら・・・わかりました。」

という事で歩き始める

寮とやらは歩いて20分ぐらいだと言う

自分一人なら迷わずタクシーに乗る距離なんだが

あそこまで拒否られてしまうと、いかんともしがたい。

帰り道も色々な事を話した。

最も彼女自分の事を一方的に話しているだけなのだ

私は相槌を打ちながら、雑談を噛み締めていた。

ずっとこうしていたいな、と心底思ってしまゲス自分がいた。

彼女は、やはりというか、上京して色々と苦労しているらしい。

バイトの件もそうだが、親の反対を押し切っての上京だから

金銭的に厳しいようだ。

そりゃ親元離れた学生なんて生活に余裕がないだろうなぁと思いつつ

なんとか自分が力になってあげれないかと提案を考える。

提案は仕事のうちだ。得意分野だ。

しかし、どんな提案しても援助交際みたいなトークになってしまうのは

どうしようもない。

そこは諦めよう・・・

ついに寮に到着した。

意外な事に、そこそこ立派な一軒家だった。

この一軒家に部活仲間と暮らしているそうだ。ルームシェアみたいな事なのか、一応学校公認という話だが、どんな学校なんだ?

JK「よかったら上がってください」

私「え、いや、普通に考えて学校公認となると男子禁制だったりしないのかい?」

JK「基本はそうです。でも警備員さんならいいんです」

よくわからない理屈だが断る理由もない

しろ彼女ライフスタイルには興味がある。

入ってみると、きちんと手入れがされている、普通の一軒家だ。

そんなに悪くないのかと思案した。

JK「ここが私の生活スペースです」

絶句した。

『ここが』と言われた、そこは

どう考えても階段の踊り場なのだ

そこにベッドと狭い机がかなり無理な感じで並んでいるだけだ。

GTOかな?

バカな事を考える。

いくら男子禁制とは言え、これは凄まじいな・・・

私の思っている事がモロに顔に出ていたらしく

JK「確かにちょっとあれですけど・・・こんなに高そうな物件家賃2万なんです。住めば都ってもんですよ」

確かにこのあたりで一人暮らしをしようと思ったら

どんなに安いアパートでも6万はかかって、さら光熱費がかかるから

お金がない学生にはありがたいのだろうが・・・

2万を私に払って2DKとかに一緒に暮らさないか?と提案したくなる。

それはいくらなんでもNGな事ぐらいわかっているから思っただけ。

色々と思案していると男の声がした

「なんだこの怪しいおっさんは?おいJK、部外者は立ち入り禁止だろ」

どうやら彼女と同い年?らしい男子高校生のようだ。

JK「この人は私の恩人なの!あんたこそここは男子禁制なんだからね!」

DK「つってもMTGとかここでやるのに男子禁制も糞もないだろう」

ははぁ、なるほど、男子禁制というルール存在しているが

運用上そうもいかないというのが実情といったところか

とりあえず怪しいおっさんは怪しくなさげな態度を取る事にした

名刺差し出し

私「はじめまして、DKさん。私は○○○という会社コンサルタントをやっている警備員と申します。名前だけでも覚えていただければ幸いです」

DKは明らかに動揺している。それはそうだ。ビジネスライク物言いされたのなんて初めてだろう。

別に怪しいおっさんと言われた事に腹を立ててわざとやっているわけではない。恐らく。

彼はどうやら聞いた事のある会社名と、コンサルタントというよくわからないけど、普通サラリーマン以上の何かである事は察したようだ

罰が悪そうに言う。

DK「おっさんなのは一緒じゃねーか」

こいつ殴っていい?

って言うわけにはいかないので、JKにアイコンタクトしてみる。

JKは申し訳なさそうな顔をしながら胸の前で小さく指でバッテンをしている。

どうやら奇跡的にアイコンタクトが通じたようだ。あるもんだな、こういう事って。

JK「もう、いいから!私の個人的なお客さんに失礼な事言わないで!あんたこそMTG終わったんだから自分の寮に帰ってよ!」

DK「ちっ、わかったよ。」

と言って、私を睨む。可愛いもんだなぁ。嫉妬しているんだろう。

睨みながら階段を降りていく。器用だな。あ、こけた。

バーカ

JK「すいません。あいついつもあんな感じで・・・失礼しました」

私「まぁ彼の気持ちもわかるよ。意中の娘に変な虫がついたんじゃないかって危惧しているんだろう」

JK「いちゅうのこ?どういう意味です?」

私「いや、友達として心配しているんだろう」

気づいてないようだ。

どう見ても彼は彼女ほの字なのだが、

好きな女の子に冷たい態度とっちゃう思春期特有のアレである事は一目瞭然だが・・・

しかし、場所場所だけに、他にも人の往来があり、

皆共通して私を胡散臭い目で見ているのは事実である

落ち着くわけがない。

私「晩ご飯とか、どうしているの?」

JK「誰かが作る事もありますけど・・・誰も作らないならパスタとか茹でで食べますよ」

出た!パスタ

貧乏時代自分も随分お世話になったものである

彼女食生活不安になる。

だいたい水泳なんて体が資本じゃないか、そんな食生活でいいのか。

私「時間大丈夫だったらご飯食べにいく?」

JK「でも私そんなお金ないし・・・

それは知っているが・・・

奢るというとまた、あんな感じになるのは明らかである

私「私は、君にとって親戚のおじさんのようなものなのかと思っているのだけど、親戚のおじさんにご飯奢られるのは嫌?」

JK「いえ、そんな事はないですけど、警備員さんは親戚のおじさんじゃないし・・・・」

私「例えばの話だよ。でも私がおじさんだろうが、おばさんであろうが、例え私でなくても大人の人とご飯行ったら素直に奢ってもらうのも子供の仕事じゃないかな?」

JK「もう子供じゃないですよ!!」

カワイイ

私「これは失礼しました。ではレディーの嗜みとして私にご飯を奢らせていただけないでしょうか」

JK「警備員さん意地悪だ・・・

私「まま、久しぶりに会った、他人というほどお互いの事知らないわけじゃなしに、気軽な感じで行こうよ」

JK「わかりました・・・

ようやく息苦しい空間から脱出だ。

さて、どこでご飯食べようかな。

JK「あそこのサイゼリアとかどうです?」

私「ごめん、サイゼリアは親の敵だから行けないんだ。」

JK「は、はぁ?そうなんですか・・・。」

もちろん嘘だ。

サイゼリアとか勘弁してくれ。

不味いとは言わないが、男の品格を下げる。

私「確か、お寿司とか好きじゃなかったっけ?」

JK「好きですー!時々贅沢して友達くら寿司とか行きますよ~」

くら寿司で贅沢か・・・確かに高校生にすれば贅沢だな。

私は無言で適当寿司屋に入った。

JK「警備員さん・・・ここ回らないお寿司屋さんですよ?」

私「歴史的に見たら回らない寿司屋普通だよ」

JK「でもお高いんでしょう・・・?」

意味をわかって使っているわけじゃないんだろうけど、クスリときた。

私「銀座寿司とかだとさすがに二の足踏むけど、これぐらいは大丈夫だよ」

JK「そうなんですか・・・?」

不安そうである

やはりというか、値段を見て引いている。

JK「安いもの・・・安いもの・・・

ここまで来て遠慮されるのも困ったものである

私「何か食べれないネタとかある?」

JK「ありませんけど・・・・・?」

私「じゃ、大将~お任せで二人分握って貰えます?」

大将「あいよー」

JK「ちょちょちょ!お任せなんてしたら平気でいちまんえん超えちゃいますよ!」

いちまんえん・・・

私「あ、好きなものあったら別で頼んでもいいよ」

ここは無視してみる

私「今日は気分がいいから、大吟醸貰おうかな、辛めのやつあります?」

「ありますよー」

JK「聞いてください警備員さん!」

私「この大吟醸一杯で2000円するからいちまんえんなんて普通だよ」

JK「私、帰ってもいいですか?」

私「もう頼んじゃったし、私は小食だから二人分も食べれないよ?」

JK「でも・・・

私「ここで帰っても支払う額は変わらないよ。お土産に包んでもらう事はできるだろうけど」

JK「本当にいいんですか・・・?」

私「何度も申し上げているかと存じ上げますが、普通なので」

ようやく納得したようだ。

気にしない事にした後は、さすがに回らない寿司クオリティーに満足しているようだった。

JK「そういえばDKに渡していた名刺、私にも貰えませんか?」

私「あぁ、名刺なんてものは配る為の物だから全然構わないよ」

JK「有名な会社ですよねー?コンサルタントってどんな事をするんですか?」

私「頑なに色々な事を断る女子高生を無理矢理に寿司屋に連れて行ったりするお仕事

って言ったら『ぷくー』ってしてた。カワイイ

私「でもね、本当にそういう事なんだよ。臭い言い回しだけど、お客さんに喜んで貰える為ならなんでもするって事なんだよ」

JK「大変そうなお仕事なんですね・・・

そう言って、彼女は何かに納得したようだ。

JK「あの、LINEとかでもいいので連絡先教えて貰えますか?」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

聞きたいけどギリギリの所で抑えていたのに向こうからキタヨ!

さっそ連絡先交換、初めて携帯女子高生の連絡先が・・・

いや、さすがに自分高校生の頃はあったか、それはそうだ。

会話しながら、お寿司を食べる。

彼女は大変満足したらしく、もう10時を回ろうかって時間になったのでお会計をした。

会計の値段は伏せようと思ってたけどピッタリ張り付いて伏せさせないぞと目が語っている。

本当は失礼なんだよ、それは・・・

まぁ彼女がそれで納得するならそれでいいかと思ってたが

予想以上の値段だったらしく、また平謝りした。

私「あのね、食べた量は半々かもだけど、私が飲んだ分があるからこれぐらいの値段なの、気にしないの、もうやめようよそういうの」

JK「ううう・・・・。頭ではわかっているのですけど、なんとも言えない気持ちが・・・

まぁこれも社会勉強だとかなんとか言って、とりあえず納得させた。

店を出るともうすっかり夜もふけてほとんどの人は帰宅すべく歩を進めている。

私「寮まで送っていくよ」

JK「それは申し訳ないです」

何回このやり取りをさせる気だろう。

私「じゃぁ帰宅する君の後ろを寮までピッタリついていく」

JK「それはストーカーですよ!」

私「でも、もう寮の場所知ってるし・・・

渋々と納得したらしい。

知られている事自体を嫌がられたわけじゃなくてよかった。

寮の前に着いた。

彼女は照れくさそうにこちらを見返した。

暗いけど、彼女は美しかった。

JK「今日本当にありがとうございました警備員さんとお話できて嬉しかったです。またご飯に行きましょう」

私「うん、また行こう」

JK「次はサイゼリアですけど、私がご馳走します!」

私「そうか、サイゼリアは親の敵だけど、私はミラノ風ドリアが大好きなんだ」

JK「もっと高いもの頼んでください!!」

二人とも、別れを惜しむかのように子供みたいなやり取りが続く

私「もう遅いから、私は帰るよ」

JK「あ、そうですよね・・・

彼女は何かを考えているようだった。

JK「あの、最後ちょっと失礼な事聞いてもいいですか?」

私「答えられる事であれば、なんでもどうぞ」

JK「警備員さんは、彼女いるんですか?」

ドキっとした。

まぁいないんだけど。

なんて答えたもんだろう。そしてこの質問意図はなんだろうと考えると

赤面してくる自分が恥ずかしい。

私「彼女はいないけど、大切にしたい女性はいるよ」

JK「あ、そうなんですね」

私「私からもお願い聞いて貰えるかな」

JK「は、はい

私「また、今日みたいに多愛ない話をして貰えますか」

JK「でも警備員さんには大事な人がいるんじゃ」

私「そう、だから、お願いしているの」

彼女はしばし思案した後に、私が遠回しに伝えた事を理解したらしく

赤面していた。

JK「私じゃ・・・

私「そう、私にしてみれば君はまだ子供なんだよ。それは事実だから」

JK「???

不思議そうな顔をしている。

私「君が、自分子供じゃないと言っていたけど、そう言うのはまだ子供な事を自覚しているんだと思う」

JK「そうなんですか?よくわかりません・・・。」

私「そういう事にしておこう、で、もしも君が自分はもう子供じゃないって自覚したら、その時に私がさっき言った事を思い出して欲しいんだ」

JK「よくわかりません・・・

私「そうだよね・・・。うん、はっきり言うと、今の君と私が付き合うのは私が犯罪者なっちゃうからそれまでは待とうと思うんだ、そして君が高校卒業した時に改めて私は自分を売込みに行くよ。コンサルタントとして」

JK「わ、わかりました!」

私「それまでは・・・お茶友達という事でどうかな」

JK「はい!!サイゼリア行きましょう!!」

サイゼリア好きなんだな。

私「じゃぁまた・・・。あ、そうだ」

JK「はい?」

私「私はもう警備員じゃないけど、あの頃のように君が困っていたらすぐ駆けつけるよ。困った事があったら相談してください」

JK「わかりました!警備員さんはいつまでも警備員さんなんですね!」

私「そういう事だね。じゃぁ名残惜しいけど、今日はこれで」

JK「はいありがとうございました!」

そして私は道路の前でしばし何かを探す。

それを見つけたので手を上げる。

彼女は複雑な顔をしている。

私「また怪我している君にあったらもう文句を言わせないよ」

そう言って、私はタクシーに載って帰路につく

JK「やっぱり警備員さんは意地悪だ」

彼女は満面の笑みでそういった

バックミラーを除くと

いつまで

2014-09-08

はじめての風俗(手コキ)

30歳にもなって風俗に行った事が無く、ものすごく興味はあるのだが病気関係がネックすぎていけなかった。童貞ではない。

そこで手コキなら風俗の中でもリスク低いだろうという事で、飲んで帰る途中に勢いで電話してみた。場所東京東側だ。

キドキしながら下調べしてあった店に電話。愛想良くも悪くも無い男性が出てシステムやらの説明を受ける。

最初なので風俗雰囲気を体験するのが目的だったので20フリーでいいと思っていたが、20分は実質15分(片付けとか抜くと?)ですみたいな事言われたので30分にした。

顔も知らない男とはじめての会話の中で「手コキ」という単語が出てくる事にエロ世界言語だなと感じた。

電話で指示された場所に移動して、また電話をかけるように言われた。やりとりが何か映画スパイものみたいな感じで楽しかった。

指定されたレンタルルームに着いて1000円払って中に入った。レンタルルームマンガ喫茶の個室みたいな感じだった、ベッドとシャワールームがある。

店に入って電話したら女の子ノックして部屋にきた。顔を見るまでドキドキした。顔自体は中の下ぐらいだった、キャバクラで隣に来てもテンション上がらないぐらい。

オプションを説明してもらい、ローション使ってもいいかと聞かれる。そこからズボンを脱いでローションを股間につけられいじくられる。

出会って間もない女の子に手でされるのは興奮した。言葉責めオプションはつけなかったのでどうでもいい会話をしながらだったが悪くなかった。

エロい感じになってきたらガマンできずフレンチキスオプションをつけた。これがもうホントフレンチキスだけ。悲しいほどに触れるだけ。

してもらってる最中に財布に手を伸ばして500円を払ってる時すごいビジネスライク時間が流れてた。

どっかで緊張していたのか自分でもよく分からないタイミングでイッた。シャワーを浴びて一緒に部屋を出てレンタルルーム前でバイバイ

たぶん内容的にはイマイチだった気がするが、初風俗という事で何か楽しくてウキウキして帰った。また行きそうな気がする。

2014-07-17

不倫して良かった。

※これは頭のネジがゆるいビッチのたわ言です。世の大多数の女性もっと真面目に誠実に生きていると思います

無駄に長文で、読んだら胸糞悪くなると思います

2014/07/18 お礼を書きました。http://anond.hatelabo.jp/20140718205540

【結論】

不倫して良かったわー!おかげで旦那ラブラブだわー!

【経緯】

結婚する前、旦那浮気をしたことがある。

その時は半年くらいの反省期間をあけて復縁した。

彼は謝罪し、ちゃんと時間をかけて誠意を見せてくれた。人間だれしも過ちを犯す。一夜の火遊びぐらい寛大な心で許してやろうとその時の私は思ったのだ。

数年後、その彼と結婚した。

結婚するとき、少しだけ浮気の件を思い出し、本当にこれでいいのか?と迷った。

浮気は繰り返すと聞く。彼はもう浮気をせず、私だけを大事にしてくれるのだろうか?と。

悶々と悩んでいたが、客観的に見ると高学歴大企業に勤め、身長も高く思いやりのある優しいイケメンが、薹の立った顔面偏差値20を切るほどの私を嫁にしてくれると言っているのだ。

こんな美味しい話が、今後の人生において降ってくることがあるだろうか。いやない。絶対ない。そう考えたら答えは簡単だった。

結婚後、3年間は何事もなく過ぎた。

子供は出来なかったけど、旦那は変わらず優しいままだったし、いまだに私のことを「世界で一番可愛い。愛してる」と言って憚らない。

こんなブスを相手に何を言ってるんだ。頭おかしいんじゃないか、と思わなくもないがブタもおだてりゃ木に登る。多少身なりに気を使うようになったことで容姿に対する劣等感は昔よりほんの少しだけ薄れたような気がした。

それでもふとした時、例えば旦那の帰りが遅い日とかは、やっぱり浮気の件を思い出しては一人でハラハラすることが度々あった。

そういう杞憂は地味にしんどかった。

大学生男の子が私の職場アルバイトとして来たのはそんな時期だった。

私の職場学生バイトがそこそこいるところで、私はそこで一応管理職をやっている人間だ。

女子大生ばかりの中で久しぶりに入ってきた男の子に、周囲は浮き足立っていたが私は特に気にも留めず普通に仕事をしていた。

私は既婚者だし、年下は好みじゃなかったのでスルーしていたのだ。

ここまで読んでいる人ならもうお分かりだろう。何故かその男大学生は私に懸想してしまったのだ。

今時の草食系っぽい外見でありながら意外にもガンガン押してくる子だった。

最初アタック職場飲み会。私の隣にちゃっかり座り、帰り道は「途中まで送ります」とか言って気付いたときには二人っきりだった。

増田さん、結婚してるんですよね?」

「うん」

旦那さん、どんな人ですか?」

「すっごく優しい人」

「今でも好きですか?」

「うん、好きだよ。良い旦那様だと思う」

嘘は言っていない。だが、見栄を張っていたと思う。”私は幸せなんだ”と自分に言い聞かせていたと思う。

その返事で彼が何を思ったのかは知らない。だけどその次に私をしっかり見据えてこう言ったのだ。

「俺、増田さんのことが好きなんです」と。

ほろ酔い気分も一瞬でさめた。はぁ?というのが正直な感想だった。

「えっと、私既婚です」

「知ってます

「なので無理」

「どうしてですか?俺のこと嫌いですか?」

「いやいや、そういう問題じゃないでしょう」

「じゃあ嫌いではないんですね?」

そういうことじゃないだろう!と思いつつその後も進展のない話しを少しして、結局「私、不倫するつもりないから」とバッサリ切り捨てた。

10歳近く離れていたし、若さゆえの気の迷いだろうと結論付けてその後は努めてビジネスライクに振舞うようにした。

しかし、彼は諦めなかった。若さゆえの行動力というか、なんとかタイミングを見つけては二人きりになり「増田さん、好きです」と繰り返した。

職場にそういうことを持ち込むな!と叱ったこともあった。メールアドレス電話番号も絶対に教えなかった。

そんなまま2年が過ぎた。2年もそんなことを繰り返すと誰しも情が湧くのではなかろうか。自分のことを好きだと言ってくれる人を嫌いになるのは難しい。(ストーカーは除く)

なのでその頃には個人的な付き合いは全くなかったが「増田さん、好きです!」「はいはい、ありがとねー。気持ちだけ受け取るー」と返すぐらいの関係にはなっていた。

自分を好きだと言ってくれる人がいる、という状況を楽しんでいたのだ。

状況が変わったのはその年の冬だった。

ちょっと残業が続き、職場で久しぶりに二人きりになった。

増田さん…俺、本当に増田さんのことが好きなんです」

「うん、知ってる」

「今年で大学卒業なんです」

「うん、そうだね」

就職したら東京行くんです」

「へー、そうなんだ」

「寂しくなりますか?」

「そうだね、みんな寂しがると思うよ」

こちらがあえて曖昧な返事をしたことに気付いたのか彼は悲しさと諦めが混ざったような薄い笑みを浮かべて、すぐに真面目な顔になった。

一生のお願いです!最後の思い出に一度だけ増田さんを抱かせてください!」

そう言ってすごい勢いで90度に頭を下げた。

一瞬、何を言われたのか意味が分からなかった。

意味理解した瞬間、それ女子台詞じゃない?と思った。「最後の思い出に抱いてください」とか、三文小説とかにありそうだなって。

でも目の前の男の子は、一生懸命ものすごく緊張しているように見えて。ああ、マジでそう思ってんだろうなぁと思った。

これがもし演技でも、だまされてやっていいかなって思った。それ以上に、これは旦那への素敵な復讐になるってどこかで冷静に計算していた。

私は自分で思っているよりもずっとエグい人間だったみたいだ。

「いいよ。最初最後からね」って言って驚いている彼の手を引いてホテルに行った。

正直、セックスは気持ちよくなかった。下手だし、勢いばっかりで。でも若さゆえのがっつき方がある意味しかった。

家に帰ったら旦那様はもう寝ていた。その寝顔を見ても自分でも驚くぐらい罪悪感は感じなかった。自分旦那より最低の人間に落ちたんだと思って面白かった。

次の日が土曜だったので、寝ている旦那の布団にもぐりこんでセックスをせがんだ。旦那は喜んで優しく私を抱いてくれた。最高に感じた。今までで一番気持ちよかった。

あっという間に春が来て大学生の彼はバイトを辞めていった。約束どおり彼はあの夜以来、私にちょっかいをかけなくなった。

最後送別会の日、彼は「増田さんを好きになってよかったです」と言ってくれた。なんだか気恥ずかしくて「そっか」とだけ答えた。

夫婦仲は更に良好になったと思う。彼が不倫をしてるんじゃないかって心配を全くしなくなった。したいならすればいい。私にばれないようにやる分には全く問題ない、とまで思うようになった。

もし、大学生の彼が将来、旦那にばらしたらどうしよう、ということも考えたことがあったが、その時は大人しく旦那慰謝料を払って離婚しようと思った。

子供はいないし、仕事はある。捨てられても別にいいや、と今でも思っている。

あの後、わずかに芽生えた罪悪感から私は今、旦那にとても優しくなれる。大抵のことは笑って許せるようになった。

旦那は今でも相変わらず私を「可愛い」、「愛している」と言ってくれるし、お願いはだいたい聞いてもらえる。

私も毎日旦那に「愛している」と言うし、彼の望みなら何でも叶えてあげたいと本気で思っている。

周囲には「増田さんちはいつまでたっても新婚さんみたいでうらやましい」と言われる。

子供がいないのがちょっと残念だけど、まぁ、できなかったものは仕方ない。

先日、数年ぶりに職場大学生の彼が遊びにきた。話を聞くと結婚するので彼女を親に紹介するため地元に帰ってきたらしい。

職場の皆と「立派になったね」、「男前になったね」と彼の成長を喜んだ。

彼女はどんな子かと誰かが尋ねると恥ずかしそうに皆に写真を見せてくれた。

つやつやとしたロングの髪が綺麗で上品そうな女の子が写っていた。青いワンピースがよく似合っている。

それを見てほっとした。私とは正反対タイプだ。

後になって、安心したことに笑いがこみ上げた。私は何を心配していたんだろう。自意識過剰だ、ばーか

少しだけ職場の人たちと挨拶をして、彼はすぐに帰っていった。

幸せになれよー、と心の中だけでエールを送っておいた。

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