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はてなキーワード: ビジネスライクとは

2018-04-01

恋人でも分かり合えない事がある

私は基本的にはそう思うし、分からない部分ははっきり分からない、理解できないと明確にして、どう折り合いをつけるかを考えた方が良いと思ってる。

から前提条件を明らかにし、意思表示をした上でどうしたら満足するかを理詰めに考える事がベストと思う。

彼は極力こっちの考えを理解したいと言ってくれるが、恋人といっても生育環境だって違うし、勤め先だって違う。別の人間だと思う。

そもそも人生経験から生じた信念なんて全て共有なんて出来っこないし、理解できないからこそ相互補完できると思うのだが。

私がビジネスライクすぎるのだろうか。

2018-03-24

たぶん恋の話

まだ知り合ったばかりなんだけど彼の仕事関係で一緒にいる時間がすごく長かったのと彼が全く女っ毛のない生活だったらしくてあっという間に私のことを好きになってくれて私はそんなつもり全くなかったし急展開にびっくりしたけど可愛い子だしまぁ悪い気はしなくてでも直接何かされたわけでも言われたわけでもないから(彼も自分気持ちが何なのか理解できていなかったようなので)私は彼から片思いを気付かない振りでいじり倒して楽しく過ごしていたんです。私に触れられるとゾワゾワするとか言うからごめんって謝ったら嫌ではないとか(かわいい)。頭撫でると嬉しそうにするから撫でくり回していたらペット扱いされたいわけじゃないとか言ってネコふわふわ可愛いけど俺は固いからとか張り合ったりして(大丈夫私はネコアレルギーだ)。楽しかった。でもそのうち彼が何をしてても私のことを考えてしま仕事が手につかないって言い出して。それでも仕事キッチリこなしていたのでスルーしてたんだけど、今思うとこのときもう少し何かしていればまた違った結果になったかもしれないです、もう遅いけど。とにかく彼が、目に見えて病んじゃって、しまったやり過ぎたって思ったんだけど遅くて、もう相当思い詰めてしまっていて、彼は仕事自分存在意義だって言ってとても仕事を頑張っている子だったんだけど、その仕事差し支えからって、私への、自分気持ち記憶を、消すって。これは恋だよ、分かった、って、言って、やっと言ってくれたのに、その直後、私への気持ち、その恋の記憶を、消してしまって。何が起こっているのか理解できなくて呆然としている私の前には、さっきまでの鬱々とした雰囲気がきれいさっぱりなくなった、ただ楽しかった頃と同じ、だけどちょっと違う、爽やかな笑顔の彼がいたのでした。彼は本当に、恋、だけを、忘れてしまって、私とは元のビジネスライク関係に戻った。いま、その彼と一緒にいるのがとても辛いです。あ、このアプリなんですけど。http://make-s.jp/app ネタバレごめんね

2018-03-11

東日本大震災でオレが出会った修羅場ワースト10

また、この日が来た。

そりゃ、あの災害を忘れないようにしようとするのも結構だが。その一方で忘れてしまいたいのも事実。オレが被ったヒデ事件を以下列挙すると、こうなる。

第十位 家に帰れない

津波被災のため、三日間国道が閉鎖されて家に帰れず。自衛隊の尽力で瓦礫撤去されて家に帰れるようにはなったが、家には電気水道・ガスも通っておらず結局なんでも揃ってる職場に一週間寝泊まりした。

第九位 物資が入らない

震災直後、職場の目の前の国道通行止めなったモンで、車を職場駐車場に乗り捨てる不届き者がいないように見張りを頼まれた(独りでできる仕事か?)。で、駐車場入り口で突っ立ってたら。目の前のコンビニに人が殺到して次々物資を買いあさっていた。「あー、こんな仕事してるせいでコンビニにも行けねえんだな。」って落胆。実際、復旧するまでの一週間。店でモノ買った記憶がない。

第八位 支援物資を分け与えない

→でも、意外と支援物資が早く届いた。確か三日後には来はじめてた。ある日、水とインスタントラーメンが大量に届いたので、倉庫職員のみんなで運んでいたときに。それ見てた職場テナントの方が「実は私、避難所にいまいてて...。すみません私たちにも分けてもらえませんか?」と頼まれたけど。今後どうなるか検討もつかなかったオレは露骨に断った、ひでぇ事したなと今でも後悔してる。

第七位 インフラが壊滅

電気水道・ガスが止まるのは勿論の事、固定電話も不通。携帯電話も頼りない状況の頃。NTTが公衆電話に「お手紙ボックス」みたいなのを付けて郵便のようなサービスをしてた。もちろん、誰も使う人なんていなかった。

第六位 お役所が何もしてくれない

震災当日、職場関係のある役所がちっとも来てくれない(しか電話が通じない)。しびれを切らして、職場の有志が

不通になってる国道を迂回して、瓦礫の中を5キロ歩いて役所に行ったら。全員、ショックを受け止められなかったか唖然とした顔でデスクに固まっていた。使えねえ。みんな、今度生まれ変わったらお役人さまになろうな!

第五位 人の本性が丸出し

→日頃、図々しかった奴がオレのフィールドコートをパクった。

→日頃、仕事しない奴が昼はデスクボケーっといてて。夜は定時でその辺のソファに毛布しいて寝てる生活を一週間繰り返してた。

第四位 勤務シフトブラックどころでない

職場が24時間体制になって、夜シフトもあったんだが。普通夜勤明けは寝られる筈なのにそのまま仕事させられた。夕方になって、急にシフトが変えられてまた夜勤させられた。

第三位 被災者にまで拒絶されてしま

→その年の一月に別れ立ての彼女の家が津波全損、「何かオレにできることはないか?」と携帯電話が復旧した頃メールしたけど。すんげえビジネスライクお断りされた。フェーズ二次被害に進行していた。

第二位 初めての電凸

それから半年が経って、東海地方のある市長被災地をバッシングした発言したのにとてもブチ切れてしまい。市役所に怒りの電話を入れた。でもよ、日曜日電凸しても警備のおじさんが困るだけなんだよな。そういう訳で、市役所電凸する時は平日にしよう(営業妨害だけど)、おじさんとの約束だよ!

第一位 SNSサンドバッグにされる

→周知の通り、東日本大震災原発事故がセットで起きたせいで。特にTwitterで「放射脳」がやたらイキってて、たまにバッシング先が我々被災者になって、しばらくSNSから遠ざかってた。

→当時、少しでも情報がほしくて入ったコミュニティアンチ荒らしてて。とってもムカついたので特定作業を行って、そいつの通ってる専門学校に「お宅の生徒がイキってるんですが」とお知らせしたら、大人しくなった。なんでかな?

ネットイジメダメゼッタイ

あー、思い出してくると色々腹立ってくんな。

から震災なんて思い出したくもねーんだよ。

あと、こういう時だけブログとかで「お悔やみ投稿」する奴がキモいんで、増田で長々と書いた次第。

2018-02-25

anond:20180225155534

女性同士で使う「〇〇ちゃんママ」は

「私はあなたとは『〇〇ちゃんママ』としての付き合いしかする気がない、それ以上のあなた個人には興味ない」

と言うビジネスライクな線引きした関係を強調した言葉だよ。

ビジネスの場で使う「(会社名)さん」と同じニュアンス

それをスポーツ選手に対して使ったら

「その人のスポーツ選手としての業績より『誰それのママであると言う事にしか興味ない」と言う意味になる。

実際女性スポーツ選手アイドル扱いするような連中は、選手としての実績なんかどうでもいいんだろうな、ってのも多いけど

真剣スポーツやって実績も出してる人に対してその扱いをするのは十分気持ち悪いし相手に失礼だろ。

2018-01-25

拠点の後輩から質問メール

それに対して自分は丁寧に調査もして回答

回答メールに対する後輩から確認・お礼メールはなし

個人的にはビジネスマナー的にも一般的礼儀観点からも、回答に対する確認なりお礼なりのメールをすべきだと思うんだけど、

ビジネスメールは簡潔に要件だけを済ませるビジネスライクものってことを考えたら、

質問→回答の1往復のやりとりで終わってて、気になることあれば追撃あるだろうから、追撃ないんであればその回答で十分だったってことでそれでいいという考えもあるのかなあと思ったりしてもやもやしてる

お礼はともかく、少なくとも回答メールを見たかどうかすらわからんのはちょっと困るわやっぱり

はっきり案件が終わったかどうかがわからんのは困るしもやもやする

2018-01-15

anond:20180113160120

自分漫画を描くので共感するところがありました。

漫画に対する姿勢は人それぞれ違っていいし、商業誌で連載をすることが全てではないでしょう。

編集者の方々にもそれを理解してほしいものです。

この方には自分の思いを大事にしてほしいし編集者尊重し引き下がるべき。

 

ですが、読むと商業誌への掲載を完全拒否しているのではなく読み切り掲載している。

だとしたらその雑誌編集者が連載を催促してくることを非難するのは少しおかしいと思いました。

商業誌に載せるということは漫画家一人の問題ではなくなってきますから

出版社からすれば読み切り掲載するのは確実に赤字です。

それでも載せるのは経験を積んでもらったり読者に紹介し反応を見るといった連載に向けたいわば投資でしょう。

なので編集者読み切りを載せた漫画家に連載連載とグイグイくるのは至極当然です。

かに連載まで到達してもらいヒットを出してはじめて彼らは投資を回収できる、だから編集者は連載を立ち上げるのが一番大事仕事

その仕事編集者は食べていて、ひいては漫画業界が回っていて漫画家お金が入り漫画家生活している。

知名度上がるし読み切りを買い取って載せてほしい、でもそれ以上踏み込んでこないで」というのは

出版社からすれば「良いとこ取りがしたいからそちらだけ損してよ」と言われているのと等しいのではないでしょうか。

 

と、ここまで言っておいてなんですが

なにも連載する気がないなら商業誌読み切りを載せてはいけないなどと言いたいのではありません。

しろ自分漫画への姿勢、だから連載をする気はないんですがと、きちんと編集に伝えた上でそれでも読み切りを載せるという投資をしてくれるのであれば

それは向こうの勝手であり自分は知ったこっちゃねえと

のらりくらりと連載の催促をかわしながら読み切りを載せ続けるなんて道も全然アリだと思います

出版社漫画家ビジネスライク関係でいいと思うのでお互いがお互いを利用すりゃいいんですよ。

 

ただ、自分の思いを理解してほしいと言うわりには編集者立場は全く理解しようとしていないように見えた。

そこが気になってしまい、この文章を書きました。

 

漫画家編集者立ち位置が大きく違う。

どうしても相容れない部分があります

なので商業で一緒に仕事をすることを選んだのならお互いどうしても多少の妥協必要でしょう。

漫画への姿勢共感できる部分があればそれを基点に作品を一緒に作っていけばいい。

どうしても接点を見つけられない、一方的要求をつきつけられる、等であれば一切関わらないようにするべきです。

創作活動へのモチベーションを持ち続けることが一番大切なことだと思いますので。

 

要はまあ…商業に載っけるならかわりに奴らが連載しろとしつこいくらいは我慢しないといけませんな!

  

  

・追記 

あ…追記されててこの方きちんと自己解決している様子。

完全に余計なお世話って感じになってしまった。

書く前に読んでなかった、ごめんなさい…

自分漫画描きつづけていきたいです、がんばります、がんばりましょう。

2018-01-11

マイナーテーマ研究者結婚するべきじゃない

俺の研究は役に立つ。業界トップクラス査読に通ってるんだからそれは間違いない。が、金にならんマイナーテーマだ。敵がいないか業界トップに通せるが、敵がいないから金にもならんし引用数も増えん。

結婚さえしてなければ、もうちょっと金取れるテーマをやってる先生のところに、頭を下げていって

「年食っててすみません、でも研究能力は着実に持ってますし、お宅の学生指導します、ですので自分研究も片手間にやらせてください、独身なんで養う妻子もいないですし、やっすい給料でいいです」

って言いにいって、何とか立場を保てるのに。

40代、50代になっても、独身なら、研究能力さえ保ってれば、コイツは使える、とビジネスライクに拾って使ってくれる先生はいるのに。

結婚なんかしてしまうと、雇う先生の側も妻子のある人をこんなはした金で雇う訳にはいかないって気にさせてしまうではないか

マイナーテーマ研究者結婚なんかするべきじゃないよ。頭を下げて頭を下げて、卑屈にヘラヘラ生きながら、片手間に自分研究やるのが正しいよ。

結婚なんかするんじゃなかった、そう思いますよ、おーいわくんさん。

2018-01-06

会話をすると言語能力が落ちる

元々の言語能力が決して高くないせいってのもあるんだが、それにしたって人と会話をしている時の言語能力の低下っぷりと来たら目に余るものがある。

だが考えてみればそれも当たり前なのだ

私にとって人と会話をするということは思考回路をこれでもかと酷使する行為にほかならないのである

私が会話をするのには行き帰り共に3つのプロセス必要とする。

まず、私が今相手に伝えたいことを自分用の形で言語化する。

次に、普通の人(定型発達者)のするような会話をリバースエンジニアリングすることで作り出した定型発達者会話エミュレーターに一度通す。

それから、そうして出てきた会話文が定型発達者同士の会話にふさわしいものかをチェック用のシステムに通し、問題が無いと判断された場合口述の形で出力する。

そして、人から受け取るときも、相手言葉定型発達者同士の会話で使われる文脈をエミュレートした仮想OSに一度通し、それから自分なりの言葉に変換し直し、そうしてようやく内容について考えるという事が出来る様になる。

普通の人はこれを1プロセス、または2プロセスで行うのだろう。

たった1つプロセスが増えた程度で何をそんなに苦労するのだろうかと思われるだろうか、私はこの状態の時2つのOSを同時に頭のなかで走らせなければいけないという事を考慮して欲しい。

だって文章で読み書きする程度ならば、頭の中で簡単な回路を作ればいいだけなので人並みに出来るのだ。

だが、面と向かっての会話となるとそうはいかない。

あの、非言語コミュニケーションなるもの、顔の筋肉仕草、声の抑揚等だけでなくその場の雰囲気しか表現しようもないものまで交えて行うコミュニケーションを処理するのには、もはやOSをもう一つ仮想空間で動かしてしまった方が効率が良くなってしまうのだ。

それほど、私の普段思考回路からアレらの儀式はかけ離れてしまっている。

そんな訳だから、私はただ普通に会話をしたいだけでも非常に脳を酷使することになる。

挨拶のような決まりきった約束事ならば、何とかなるし、内容に自由度がある友人同士での純粋雑談や、逆に何をどう話すかが前もって決まりきっていくらでも事前練習出来るようなビジネス的な会話などであれば人並み(とはいえその底辺に触れるかどうかのレベル)に可能だ。

しかし、時折これらのどれにも属していないような会話が飛んでくると途端に脳が限界スレスレに陥りときには応答なしとなってしまう。

たとえば、上司から普段生活について聞かれたときなどだ。

定型文を使って対処できるうちはいいが、そこから深く踏み込まれると非常に困る。

考えるべきことは無数にあるし、内容についての精査は必須だ。

相手が何を思ってそんな事を聞いているのかも考慮しなければいけないし、どの程度のフランクさをこちらに求めているのかも完璧に近いレベルで読み取ることが求められる。

そのような状態に陥ったとき、私の言語能力ほとんど失われてしまう。

目の前で展開される定型発達的な会話(が出来る人間の振り)をやりきることに精一杯になりすぎて、脳の処理能力が許容限界に達していることに気づかないままアクセルを踏みっぱなしにした結果として、自分の頭の中で生まれ概念を、まず私に分かる言葉に直す能力すらも唐突に失われるのだ。

あの感覚はぞっとする。

言葉が消えるのだ。

概念が形を為さないのだ。

伝えたいこと、考えたいことの漠然としたイメージは浮かぶが、それを他人や、10秒後の自分に手渡せるような実態のある物に変換できないのだ。

思いつくたびにイメージは失われ、失われるたびに再生産され、そのたびに崩れ去っていく。

あの感覚を味わうのが嫌で、私は人との会話を割けるようになった。

頼む、私と会話をするのならば、本当に取り留めのない会話をするか、極めてビジネスライクな会話のみをするか、定型文の投げ合いだけをするか、その3つのどれかにしてくれ。

そのどれにも属していないような会話を私にふるな。

私にとってそれらはどれも苦痛の種でしかないのだ。

2017-10-22

anond:20171021235128

まあ実際勝手結婚しろだったんだけど

男の先輩と仲睦まじげにしただけで睨まれていた私にはメシウマだった。

恋愛の介在しないビジネスライク関係肯定されたようで、ビビって逃げた男の方にわずかながら同情したりもした。

2017-10-02

とあるアイドル事務所実態

やXいはもやしとか家ではおねーさんぶっているが実際はめっちゃギャラもらって高級マン所んにすんでタバコスパスパ吸って高級料理店にもいきまくってるグラサンかけてて撮影時以外は目が死んでる

そもそもやよいにかぎらず765プロ自体撮影おわったらおつかれさまでーすっつってお互いそれ以上の話なんかまったくせずにそそくさと帰っていく程度にはビジネスライクな間柄でしかない

ミXは天然じゃなくて見た目通りのはなにつくしぶやあたりにいるギャルに戻るし

りXこはめっちゃ根暗いんきゃにもどるし

いXりもふつーの人間に戻る感じで全然お嬢様感なくなる

はXかとかもうあっかりーんなみに消えてしまうくらい存在感なくなるなんでアイドルやってんだってくらい

網X美だってウィッグはずして別別に買える

髪型かえてそれぞれの生活してる

似すぎてるのに生理的嫌悪感があるからだって

千Xなんか役のせいで歌うのはまったとかいってカラオケよってホルモン歌うのが趣味だtっつうんだから笑うwめちゃくちゃ陽キャなんだよなこいつwww実は友達になりたいランキングあったら一番なんじゃねーのwww

あXさだって一気に疲れた年増おばさんになって主婦の買い物に溶け込む 一気に10以上老け込む感じがしてオーラなんかまったくない

ひXきは役で動物とふれてるからめちゃくちゃプライベート動物嫌いになってて、撮影おわったしゅんかんにはむぞうを投げつけて殺すくらいにまであるからマネージャーがソッコー動物をひきはなしにいくのは何度みても笑えるww

ゆXほはお察しの通りプライベートはびっちすぎてとっかえひっかえで醜聞をもみけすのにいつも事務所必死になってるwww

まXともウィッグ外してろんげになって普通にきれいな女性らしい感じだよあいプライベート

たかねのラーメン好きだけはガチ 1回おごってもらったことある

2017-08-05

自分普通の側にいられるから、という理由で、ビジネスライクになら助けるが気に食わなかったり不快になったらやーめるおじさん

ただのクズなのでは

2017-07-17

ここ近年、エッセイ漫画が受けているようだ。

昔は西原理恵子さん、ファミ通世代なら桜玉吉さんぐらいしかその手の人はいなかったような気がするが、今ではあのkadokawaとかが専門サイトを公開するなどだ。

数年前にダーリンは外国人ってのが出てきてから、そういうのが多くなってきたような気がする。

テルマエロマエヤマザキマリさんも、テルマエを書く前は、イタリア人旦那家族を描いたエッセイ漫画を描いてたくらいだ。

挙句の果てには外国人のオーサイェークストロムさんが、日本での生活を描いたエッセイ漫画を描いているまでになった。

オタリーマンや猫のぽんた。挙句の果てには心療内科物までござれという状況だ。

私はそれまでは、特にエッセイ漫画についてこれといった思いはなかった。

しろ、作者たちの生活を見るといった点で、気軽に読めるという事で楽しめてもいた。

しかし、こうもエッセイ漫画が乱立してきて、何だか白ける感じになってきた。

私が見たいのはその作者たちが、どんな創造世界を見せてくれるかという事を考え始めてきた。

エッセイあくま現実ネタだ。西原さんはその現実体験がぶっ飛んでいるから、もうそスタンスで行くとこまで行ってくださいといった感じですし、玉吉さんは鬱を経験し、それを幽玄漫玉日記に出てくるような絵柄で創造世界を見せてくれた。ヤマザキマリさんは、旦那研究を基にテルマエロマエの考証などでこれもまた創造世界だ。

以上の3人は別格として、後発のエッセイ漫画は、どうもビジネスライクで描いているようにしか思えないのです。

特にそれで「自分オタクです」という作者に対しては、どうもモヤモヤした気分になります

オタクにも色々タイプがありますが、基本的には現実が大嫌いなのが多数派なのですよ。

そんな中で自分はこんな面白い体験幸せ体験しました!というのを見せ付けられても「はぁ左様ですか」としか言いようがありません。

まるでFacebookでどうでもよい投稿を見せ付けられたかのような、軽いめまいをしてしまます

特に外国人作家エッセイ漫画描くのは、何だか手堅い「投資対象一般層に対するビジネス臭いしか感じないのです。

もっとこう「ラヴィアン」みたいに、ワンピっぽいのでもいいか勝負に出たら「外国人作家も侮りがたし」ってなるのかもしれませんけどね。

漫画お金が絡むし、ビジネスではあるけれど、良い作品はその臭いを覆い隠すくらい面白い内容なのも事実と思っています

ヒットしているエッセイ漫画読むくらいなら、マイナー4コマ読んだほうがまだ面白いですね。今は。

2017-06-19

https://anond.hatelabo.jp/20170619202642

転売ヤーが増えれば、捌ける数も増える……。

って理屈はそうなんでしょうけど、神社側は巫女さん任せでビジネスライクにやるつもりがなかったんじゃないかなあ、って。

ハンコ式の場合は、爺さん婆さんの方が有り難がられるからシルバー人材でいけそうな……。

ああ、でも直筆タイプ求人難しいのでは?下手な人雇ったら格が下がるような気がする。

https://anond.hatelabo.jp/20170619155755

それは完全に別

ビジネスライク前に出し過ぎて失敗するってのは世界共通過去にも例たくさんある

オリンピックがしくじり大先生

 

簡単理屈として企業側の利益が必ずしも客側の利益にならないか

というか基本的にならない

利率が高ければ高いほど企業側は得するが客側は不利になる

から企業側は自らを縛るルールを作って運用するってのが通例

企業自身伝統を重んじるのは黄金比を続けてれば食い扶持なくならないって確信があるから

なので苦境に立たされるまではあえて要らないことをする必要がない

2017-06-10

障害者就労移行支援事業所に2年通って感じたこと

世の中には、就職をしたい障害者支援する制度がいくつもある。その中の一つが、就労移行支援事業所だ。

これは国から委託を受けた私企業によって運営されている、通所型の施設である

この施設を利用するには、地方自治体に利用申請をしなければならない。

が、この辺りの細かい制度説明はあまりしないでおこう。こうした手続き役所施設に聞けば済む話だ。

この就労移行支援事業所が何をしてくれるかというと、就職までの手伝いと、就職後の定着支援をしてくれる。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/shingikai01/pdf/5-2i.pdf の2ページ目に詳しい図がある。ちなみにこの資料就労移行支援事業所についての話は1〜2ページ目だけで、3ページ目と4ページ目はまた違う施設の話なので注意すること。

まぁ、こういう何をしてくれる施設かについての話も置いておこう。それも役所施設がしてくれるだろう。

今回は、役所施設に聞いてもわからんであろう部分を、実際にこの就労移行支援事業所に約2年通いようやく就職が決まった私が見てきたものを話したいと思う。

まず、この施設に向いている人と向いていない人の話からしよう。向いている人は、少なくとも1年近くは就職しなくても暮らしていけるあてがある人。向いていない人は、今すぐ就職できないと食い詰めてしまう人だ。

たぶん、多くの人がんなアホなというツッコミを入れたことだろう。だが、これは事実だ。

就労移行支援事業所支援してくれる就職までの道のりは、決められた出席日に休まず出席する体力を作るところから始まる。最初は週3日くらいから始めて、数ヶ月かけて週5日出席できるようになるところがスタートである。これには最短で3ヶ月くらいかかる。

なんでこんなに低レベルなところから始めるのかというと、結局これが現実からだ。特に病に倒れて療養していた人が、さあ元気になったか明日から週5日8時間フルタイムで働くぞ!と意気込んでも、絵に描いた餅よりも食えない絵空事しかならない。そんな便利なスイッチはない。

そして働く諸氏はご存知の通り、決められた日に出勤ができない人の居場所はどこにもない。

からまずは決められた日に出席ができるというところが一番重要視される。加えて出席実績というのは1ヶ月の短期で見てもあまり意味がない。少なくとも3ヶ月は様子を見なければ安定して出席できるかどうかの判断もできないのだ。

なので、数ヶ月のうちに転職を決めなければならない人には、就労移行支援事業所は全く向かない。

それでも1年はふかしすぎだろ、と思うかもしれないが、3ヶ月という最短スピードで出席が安定したとして、次は企業実習が待っている。これは2週間から1ヶ月くらいの期間をかけて普通に経営されている企業で実習をさせてもらうというものだ。この実習をすることで、実際に働くのにかなり近い感覚を会得する。場合によっては、そのまま雇用に結びつくこともある。

これは1社だけではなく、2〜3社ぐらい体験実習に行くのが普通だ。だから、この段階でも3ヶ月は使うことになる。

この段階の目的は、自分の体調にとって無理のない勤務条件を探っていくことだ。就労移行支援事業所に休まず出席できていたとしても、実際の企業でそれをそのまま維持できるとは限らない。加えて、自らの障害特性仕事内容のマッチングを見ることも大切なことだ。

そしてここまで最短でも6ヶ月。あとはひたすら履歴書を作り送り面接されたりお祈りされたりを繰り返すことになる。この段階にどのくらい時間がかかるかは運の要素も強いが、実はここで足踏みしてしまう人は案外いたりする。この段階に1年くらいいるのに就職が決まらず、2年(条件が許せば3年)の利用期限が来て去って行ってしまう人をちらほら見た。

なので、これらの段階に耐えられる最低条件というと、少なくとも1年近くは就職しなくても暮らしていけるあてがある人、になってしまうのだ。

私の通っていた事業所範囲就職した人できなかった人を見て来たが、まず就職やすいのはコミュニケーションに難のない身体。この人たちは1年経つか経たないくらいで就職して行く。次にコミュニケーション能力に難のない軽度の精神、発達。この人たちは1年半から2年くらいで就職。そのほかの人が就職して行った姿はあまり見ていない。

なので個人的感想として、企業障害者の上澄みを求めているのだなぁ、と思う。出席率が低くなりがちな障害だったり、コミュニケーション能力に難を抱えている障害だったりすると、途端に就職がきつくなる印象を持った。

総括として、就労移行支援事業所は利用するべきなのか?という問いがあるが、個人的には「利用できればしたほうがいい」と思う。

その理由としては、自分の「無理のない日数で決められた日に確実に出席できる能力」は就労前に把握できていたほうが絶対にいいと思うからだ。

こんな当たり前のことを、と思う方は多いだろうが、これができない障害者の方は案外多い。特に精神

企業側も、週3日だけど決められた日に確実に来れる人、は使い手があるが、週5日のうち不定期に2日休む人、はなかなか使いづらい。

病気等により図らずとも後者になってしま仕事を辞めざるを得なくなってしまった、という経験を持つ方は納得していただけるものと思う。

そしてここから重要だが、この就労移行支援事業所ピンキリである

実際に自分が通う就労移行支援事業所を決めるまでの間いくつもの事業所見学に行ったが、とりあえず人を集めているだけで利用者就職支援指導をあまりしていなさそうなところもちらほらあった。そういうところは、うちはゆるくて自由なところだと言っていたが。

就労移行支援事業所は大抵体験期間を用意してくれているので、それを利用してスタッフの質を見極めよう。支援期間の2年まるまる使って結局就職できない、というリスクはあるのだから

個人的には、スタッフビジネスライクかどうかで事業所を選んだが、正解だったと思っている。

だが、それは結局就職が決まったからの意見で、同じ事業所に通っていて結局就職できなかった人には別の意見があるだろうが。

しかし、この就労移行支援事業所障害者就職が全て解決するのかというと、そんなことはない。

そもそもこの施設長期間通うための生活基盤がない人はこの施設ではどうにもできない。それに、前述の通り支援期間は基本2年までと定められている。その間に就職ができないとなると、どうなるのか?残念ながら私はこの答えを知らない。

また、体調には自信があるんだという人はここで体力をはじめとした基盤作りから始めるよりは、障害者職業能力開発校の方がより実践的な職業訓練が受けられるだろう。

障害者就職支援する制度は様々にある。この記事が、就労移行支援事業所の利用を考えている人の一助になれば幸いである。

お礼メールはちゃんと届くっぽい

http://www.datsumo-collection.com/talk-to-myself/100-kin/

これを読んで思い出したのだけど、一度だけお礼メールを送ったことがある。

青い方の航空会社国内線CAさん宛てに。

出張でどこかへ国内線で飛んでたときのこと。

着陸態勢に入ってシートベルトサインがついたとき、今まで感じたことのない耳の痛みを感じた。

飛行機出張でよく使うけど、経験のないキンとした痛み。

しかしここで何か言い出してもしょうがないと我慢してたのだけど、最終確認をしているCAさんが気付いて声をかけてくれた。

耳が痛いのかと尋ねられうなずくと、飴を持ってきてくれた。

気圧の関係で痛みが出るケースはよくあります。おつらいと思いますが、飴をなめると痛みが治まることがありますので、お試しください、と。

すぐに試したら、確かに効いて、痛みはかなり軽くなった。

帰りがけにも声をかけてくれて、申し訳ない気持ちでいたので、すごく気持ち的にも助かった。

 

その後、あまりにもうれしくてお問い合わせフォームから感謝メールを送った。

 

 

返事は1週間位してから届いたと思う。

過分なお言葉ありがとうございますという、ビジネスライク言葉から始まっていたけど、

便名と席から実際に担当されたCA確認して伝えた旨と、耳にそれ以上のトラブルがなくて良かったと本人も喜んでいると。

空の上でまたお会いできることを楽しみにしていますと、最後定番言葉も、まさに言葉通りに感じられた。

こうやってちゃんと現場まで声は届くんだなと、すごくうれしく思ったのを思い出した。

 

お礼の言葉結構ちゃんと届くので(n=2で何を言うのかと私も思うけど)、送った方がいいよ。

2017-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20170424003850

ビジネスライクに行くなら、

「これ新しい職場名刺です。連絡先はこちらへ。」

と直接会って渡すだけで、こちらからは連絡先は聞かないのが自然でしょうかねぇ。。

2017-04-22

"キャラコンテンツ"ってなんだろう

今朝方いつものように新聞を読んでいたら、艦これ赤城さんが描かれた全面広告掲載されていて思わず目をとめた。

よく見ると大阪王将艦これの4周年をお祝いして出してくれたものらしい。

全国紙フルカラーで全面広告掲載ともなると何千万もの費用がかかるだろうし、きっと近々艦これとのコラボがあるのだろう。

広告を見ながらそれを嬉しいと思う反面、最近は「またか……」と冷めた目で見ている自分がいることに気付き始めた。


艦これはよく"キャラクターコンテンツ"だと言われる。

もちろんこう呼ばれるのを嫌う人もいるみたいだけれど、魅力的なキャラたちが艦これにいっぱいいることは嘘でも何でもないし、そんなに悪い言い方だとは思わない。

実際にそれなりの数のイラストファンの人たちの手で描かれてるわけだし、キャラ人気が艦これの人気を牽引してる部分はそれなりに大きいと思ってる。

でも最近は、公式の動きですらあまりに今までのキャラ人気だけに頼りすぎた状態が続きすぎてて、キャラクターの魅力ってなんだろうって考え込んでしまう。

確かに最近コラボが増えたことで艦娘を目にする機会は多くなった。

すき家ローソンなか卯、直近では三越での日本酒などなど、これらは艦娘の魅力があってこそ成立したコラボだった。

だけどそれらは今までに築き上げられたキャラの魅力を押しだしただけで、キャラの魅力を新たに築き上げるものではない。

もちろん私服姿の艦娘が見られたりして新しい魅力が全く出てこないわけではないけれど、それは単に今までのキャラ人気があった上でそれに付随するものしかない。


"キャラクターコンテンツ"というのは、ゲーム書籍の中でキャラをどんどん動かしていって、それによってキャラの魅力をどんどん惹き出すことで人気を築き上げていくようなコンテンツだと思っていた。

艦これも以前はゲーム中で別作品とのコラボがあったり多くの関連書籍が発売されたりしていたから、その中で活躍する艦娘を見て世界がどんどん広がっていく様子にわくわくした。

それがいつのから艦娘活躍する場が徐々に減ってきてしまった。

ゲームでは今も新たな艦娘が登場するけれどもその魅力を惹き出すような場が設けられることはほとんどないし、毎月購読していた水雷戦隊クロニクルも実戦が始まる直前で半ば打ち切りのような形で終わってしまって以降新たな連載もない。

ほんの数日前、昔から仲の良い友人が追っているゲームで新作が発表されたらしく、本人は嬉しそうに沸き立っていた。

そちらも艦これと同じようにキャラコンテンツと呼ばれることが多い作品だが、友人に雑誌(?)を見せてもらって少し覗いてみると、今まで登場したキャラが新しいキャラと絡んでいたり既存キャラ同士で新たな関係を構築したりと、様々なキャラが存分に動き回っていた。

別のゲーム同士でのコラボもあったようで、艦これの初期の頃を偲ばせるような空気をそこに感じた。

"キャラクターコンテンツ"って本来はこういうものなんだと思う。

羨ましくもあり妬ましくもある。


もちろんコラボ自体否定してるわけじゃないし、コラボがあればやっぱり足を運んでしまう。

けれども、キャラの魅力を作り出す場とその魅力を最大限生かす場のバランスはもう少し取ってほしいと思う。

コラボ物欲は満たされるけれどキャラの魅力は増えない、このバランス

「まだ売れてるうちに売る」というビジネスライクな風潮だけではあまりにも寂しい。

2017-03-24

http://anond.hatelabo.jp/20170324121018

ひたすら無難業務に徹して子供とも必要最低限の会話しかしないようなビジネスライク保育園になるな。

そのうち保護者が「こういう教育しろ」「こういうときはこう言え」などと口を出しはじめて終了。

2017-03-18

ダテコーが不憫で仕方ないか擁護させて。

ダテコーの事をよく知らない人や見下したい人ばかり寄ってたかってると感じる。

 

ダテコーは、ネトゲでいう、「ちょっとLVも装備も足りてないけど変わった攻略法を試したいから付き合ってくれる人募集!」ってシャウトしてるPTリーダーみたいな人だと思う。ネットで叩いてる人は、その「ゆるい募集」を見ずに入ってきて、自分では絶対にPTを立てないけれど、入ったらリーダーの指揮とかメンバーの振る舞いの至らなさに悪態をつく、他人への要求が高すぎる人と被って見える。ダテコーがやっていることは、メジャーで洗練されたビジネスライクな効率PTとは違う性質のもの。仮にてさぐれ部活もの以上の大ヒットを当てたとしても、ひねくれ者のダテコーは大手制作会社のような作品は作らない気がする。自分の信じる「ゆるさ」や「面白さ」を表現するために、永遠にチープでマイナーもの、悪く言うとキャストスタッフ視聴者好意に甘えた、アットホーム感のある作風にこだわりそうだと私は感じる。そして、そういうスケールアップをあえてしない道は、茨の道だけれどもアリだと思っている。

 

ダテコーはバウンスィという制作会社経営してるけど、アニメ業界の人はほぼいない。カネがなく(資本金350万だよ)、テレビ業界とコネがあり、メンバー構成作家演出家音響技術者くらいの10人少々。アマチュアレベルのMMDに手を加えた3Dモデルを動かす人形劇アニメにもかかわらず、大手アニメと肩をならべて放送枠をとっている零細ベンチャーみたいなもの。だから大手制作会社と同様の条件でやろうというのは無理ながらも、キャストを含め作風共感してくれるスタッフ好意と熱意に支えられて、もがいているチャレンジャーという立ち位置しかも彼はツイートしてるように、キャスト約束した給料は不払いせずきちんと払ってるし(あくま大手制作会社とくらべて安いから申し訳なく思ってるって事だろう)、自身会社設立以来1年間無報酬でやっていて、貯金もほぼないそうだ。局で作家をしていたころは一般サラリーマンの3倍ほど貰っていたらしいが、テレビ局構成作家は3000万稼いで一人前という世界から身を引いた方なので、ベンツを乗り回してみたいなネットの噂で僻んでも仕方がない。ともかく、稼いでいるのに金払いをケチる悪い人間、という風評は悪意的だと思う。

 

彼を追ってきた人なら分かると思うけれど、実際はクソ真面目で、言われてるような声優アドリブ芸や内輪ネタに頼りすぎた作風を良しとせず、脚本音響などスタッフ達がきちんと仕上げて編集する作品作りにこだわっている人。だからこそ、現場がそういうディレクションを軽視して「やっぱ声優さんすげーわ任せるわ」ってなるたびに怒って監督をやめている。職分を超えて、声優負担を増えさせる不健全な状況には敏感な人だ。実際BDのノーカット版などをみた人ならば、編集はじめクリエーターたちのすごさが伝わっていると思うし、最終回の作り方などには、彼の美学を感じさせられる。

 

あのツイッター発言についても、本意と違う悪意的な捉え方ばかりされていると思う。本意としては、自虐的ながらも、「ウチは普通のとこと違うし当然売れないもんだから普通ビジネス感覚でやってくる人とはお互い良くない、俺たちはファミリーが欲しかったんだけど残念だ」くらいのことだと思う。私は別に条件が合わなかった相手disる意図はないと感じたし、その条件が合わなかった人のことを指して「技量がない」と言っているようには思えなかった。このへんはネット西野さんが炎上してた時にも私は思ったんだけど、みんな悪意的に捉えすぎている。「ダセー」だとか「お金の奴隷」は西野さん自身に向けられた言葉だし、自分がお金にこだわって可能性を閉ざすやり方を一部改めたからといって、お金(対価)を大切にする普通の人たちを貶す意図は感じなかった。むしろ西野さんにも石舘さんにも、普通人達に対して理解を示す言葉があった。それすらも乗り越えて、それを用意周到な言い訳とみなし、煽られたように捉えてしまいカチンとくる自意識過剰な人が多すぎるように思う。自分の労働ぶりを自虐的に捉えている人がそれだけ多いのかもしれない。

 

ともかく叩いてる人らは彼を典型的アニメ業界監督だと思って、「こういう奴がいるか業界は…」と感じているようだけれど、ここまで語ってきた文脈を捉えてもらえれば、ピントがずれていることが分かると思う。業界の薄給問題でほんとに叩くべきなのは大手制作会社で、彼のようにテレビ業界とのコネとアイデアで飛び込んだベンチャー社長みたいな人を叩いてたら、余計に業界健全化しないと思う。カネはないけどツテとキャストスタッフ好意に上手に甘えつつ、アニメ業界に切り込んで新しいカタチを提案していく、そういう立ち振舞は資本力のある大手には許されないけど、ベンチャーとしては参入が許容されてしかるべきだ。そういう遊びを許容しないと、市場新しい風は生まれない。もちろん、労働法範囲内でだけど。そこは実際にはおそらく問題ないのに、彼が自虐的な言い方をしすぎるせいで、問題のある労働が行われていると勘違いさせている。新しい風と言ったけど、低予算のMMDアニメだとか、リアルタイム3D人形劇先鞭をつけたのはダテコーだし、実際人を選ぶけどファンはついてるわけだよ。キャストだって、弱小ゆえの至らなさやダサさをネタにして監督をイジる事は多々あれど、ツンデレというか作品監督も基本愛しているように思う。そういう文脈を捉えてない人や、一般企業で安くこき使われてる人たちの怒りが、ダテコーというアニメ業界を代弁できないイレギュラー存在に矛先を向けてしまった。本来アニメ業界大企業のおエライさん方に向けるべき正論を、辺境の霧の中にぶちこんで無駄にしている感じがする。ダテコーの言うことは、クリエイティブの、しか不安定ベンチャー分野で通用する、熱意の方向性に関する局所的な話なのに、クリエイティブ業に携わることも、ベンチャージョインする人脈や熱量とも無縁な性質の勤め人たちから、「一般常識」で殴られている感じが、見ていて本当につらい。

 

堀江貴文さんなどもそうだけれど、内面がクソ真面目すぎるせいで強い思想をもち、世間から見ると変わったことをやっていて、世の「普通」に一切媚びない人種の方々は、無頓着からすぐに炎上してしまう。何に無頓着かって、自身のやってきた文脈を一切とらえずに一般論に基づく感情で殴りかかってくる人たちに「誤解」されないための言葉選びや長ったらしい自己説明をまったくしない辺り。そういう異能たちが、出る杭だと叩かれてノーマライズされる方向に圧力が掛かるのは悲しいことだ。

 

それはさておき、私はダテコーのような新興の弱い買い手が、背伸びをせず等身大報酬しか出せないけども、その弱さを隠蔽せず、詐称せず、そして契約強要せずにいる姿勢はとても誠実だし、ホワイトだと思う。「ウチは小さいから相場ほど報酬あげられないけど本当にいいの?考え方に賛同してくれるとかじゃないとやってけないよ?」と正直に言った結果、断られ続ける。それは愚痴りたくもなるけど、むしろ倫理的には賞賛されるものだと思う。取引は双方の合意があって成立する。そのことを売り手(被雇用者)に常に自覚させ、選択権を与え、冷静に賢い判断をしてもらうことは重要なこと。売り手側が考えるまでもなく、お利口な買い条件しか提示しない、良い所しか見せない企業ばかりだと、判断能力が育たなくて恐ろしいし、画一的いびつ、非現実的だと思う。経済的に未熟な企業から成熟した企業まで、さまざまあっていい。経済的に未熟な企業はどうしても無い袖は振れない、これを理解せずに「相場を払えないなら経営するな」という人ばかりだと、誰もPTリーダーをやらなくなる、もとい起業しなくなる。もう少し、柔軟性があってもいいはずなんだ。「ボッタクリでも時と場合によっては買うぜ」って人が稀にいるのと同様、「多少安売りしてでもこの会社この人とならコラボレートしたい」という希少な人の存在を、「賃金」のポリコレ棒で生まれる前に消滅させてしまってはいけないと思う。最低賃金だとかダンピング防止みたいな例外はあるものの、基本的には、どんな値段をつけるのも自由であるべきで、そっちの基本部分の方を甘く見ている人が多いように感じる。ボッタクリにも理由があり、存在価値がある。だから絶対悪ではない。自分が買い手の場合にそういう考え方ができるのなら、自分が売り手(被雇用)側になったときに同じ考え方ができていいはずだ。自由状態でこそ市場は成長するし、人間としても取引に多くを学び、成長していくんだと思う。市場の失敗が起こるとしたら、大体は倫理にもとる行い、ズルをしている場合。産地を偽ってボッタクリ価格正当化している、とかね。そういう訳でもなければ、一方的にすべての企業に「十分な(平均並の)支払い」を求めるのは、経済理解に暗いがゆえに計画経済的な発想になっている人なのかなと思わせる。イラストレーターの買い叩きとかクラウドワークス的なのが批判される時、企業もっと払えと言う人がその無理筋ぶりに無自覚なのと同じで。

 

話を戻すと、彼を叩いている人たちは、経済的に未熟な企業を許さないんではなくて、ダテコー側が倫理的に未熟な企業だと思いこんで叩いているようだ。もちろん倫理的に未熟な企業ということなら、市場の失敗をもたらすから零細でも大企業でも許容されるものではない。ただ、その判断をするのはネット野次馬ではなく、労基署とか公的機関だけれどね。今回のダテコーの件の場合、ダテコーの側は経済的には未熟な企業だけども、倫理的には叩かれるほどの問題はないと思う。若い零細クリエティ企業としてはむしろ身分相応で卑屈すぎるくらいで。これがワタミのような余裕のある大企業で、そのくせ相手判断させる余裕も与えず洗脳に近いことをして雇用するのだったら大問題となって然りだけれど。

 

あと、叩いている人たちに感じた疑問がもう一つあって。そもそも、一企業が、従業員を養う責任を負うのが当たり前のように思われているけど、重すぎると思う。そういう考え方をしていると、日本の労働環境はいつまでたっても全体的にブラックなままだと思う。企業はおのおのの身の丈にあった、妥当な配分を労働者に与えればいい。それで足りない場合、国が負担する。それはナントカ手当だったり、ベーシックインカムだったりしてもいいけど。そういう考えが前提になってほしい。経営者だって人間だし、完璧ではないし不安定存在だ。会社が小さいうちは、自分の人生ですら支えられるか分からない。経営者若い事が多いし。だからもっと柔軟に、雇用区分だとか時間を変えてワークシェアを進め、流動性を高めて、一企業人生を預けるようなとんでもない常識を変えていかないといけないと思う。労働フォールトトレランス分散型に。

 

他人に求めすぎる悪態ネトゲプレイヤーがPTにありつけなくなる問題の解決策は、PTリーダーに対する期待値を下げること、あるいは気楽にPTを立てれる空気をつくることだ。そういう考え方が出来る人が少しでも増えて欲しいと思う。人生はしょせん、すべてがごっこ遊びで、全ての人がなんらかのロールを演じているにすぎない。お仕事も、特に日本人お仕事は、お仕事ごっこだ。そんなに崇高に考えて、他人に崇高さを求めてもどだい無理なんだ。もちろん、実際に崇高度が高くて「強い」企業の横暴には敏感になって良いけれど、相手の顔が見えないネットからこそ、相手ももしかしたら弱い人間なのかも、と想像することはとても大事なことだと思う。慈しみを。神のご加護を。

 

もし、これが増田から本人乙とか関係者乙と穿った見方をする人がいたとしたら不本意なので、一応自己紹介すると、私は中部地方に住む32歳職歴なしのニート(家事手伝い)です。

2017-02-08

http://anond.hatelabo.jp/20170207224412

親身になんかなったらいかんよ。すべてビジネスライクに、ここにいる自分は本当の自分じゃないとでも思って、ひたすら機械的にやり過ごすしか無い。真剣にやろうとか思ったら、自分が削れて行く。

2017-02-07

http://anond.hatelabo.jp/20170207133238

それ、「私はあなたと『〇〇の母親』という立場しか付き合うつもりはありません」と言う

ビジネスライクな態度を示してるんだよ

営業取引先で「〇〇(企業名)さん」と呼んだり呼ばれたりするのと一緒

そういうニュアンスが分からないのはアスペなのか距離梨なのか

たかママ同士の付き合いで「私は『〇〇のママ』ってだけじゃなくて一人の人間なの!子供ではなく私を見て!!」と

主張してしまう人の方が幼稚っぽい

2017-02-06

アイドリッシュセブンをはじめた

アイドリッシュセブン

Twitterなどを利用していれば一度は目にしたことがあるかもしれない、アイドル物のスマートフォンアプリ

自分はいゆるオタク、そう、そっち方面には多少明るいタイプオタクなのでもちろん知っていた。周囲の人間がどんどん足をとられ、諭吉を捧げていく様子も見てきた。

スクフェスやアイチュウなどもやっていたし、ゲーセンにいけばポップンミュージックなどをやっていたような人間なので、元々音楽ゲームは好きだ。

「たぶんこの子好きだよ」なんて言葉を何度もかけられていたし、なんとなく聞いていた話でも「あぁ自分が好きそうだなぁ」と思う事はたくさんあった。

ではなぜ今まで手を付けなかったのか。



キャラクター原案が苦手だった。



それだけだ。絵が苦手なのではなく(むしろ女の子なんかはとても可愛らしいと思う、少女漫画は読まない人間だったがKYOKOは読んでいた)、ご本人がとても苦手だった。

作品と作者は切り離して考えるべきものと思いながらも、やはりネット上で流れてくるお話を聞いているとどんどん苦手になっていくのだ。

自分の周囲にも数名同じ現象人間がいた、なんとなくアイドリッシュセブンも避けていたのだ。


ではなぜ今回アイドリッシュセブンをはじめたのか。


好きな人の書く"二階堂大和"が好きだった。それだけだった。

どのジャンルでも素敵なお話を書く人だった。知らないジャンルでもとにかく読み漁るタイプ自分はとにかく読んだ。

集合絵で見た時に「あ、この人、絶対イノッチ枠だ」と確信するような彼の日常を切り取ったお話を読むうちに、どんどん彼らが気になって来た。

人の沼でも見学しにいくか、そんな軽い気持ちインストールした。これがいけなかった。

とにかく、しんどいのだ。


アイドリッシュセブンは、しんどい


公式で第三部のメインイラストが公開されているいま、自分はちょうど第一部が終わった。

バスケからはじまり波乱波乱、波乱に満ちた彼ら七人の物語をちょうど区切りまで読んで、一息ついたところだ。

TRIGGERという憧れ兼ライバル兼先輩も、ビジネスライク関係かと思っていたらなかなかに熱い男の集団だった。

このひと蕎麦擬人化みたいだな、なんて最初に思ったことを心から謝罪した。

話を戻す。アイドリッシュセブンは、しんどい

「さ~て!来週のしんどい事件は?」なんてどこぞのサザエさんの真似でもしなければ辛くなる。

彼らはメインのアイドルではないのか?誰か一人呪われていないか? そう思うくらい、彼らの周りは事件ばかり起きる。ファンの反応が妙にリアルなのも、しんどい拍車をかける

いまならTwitterタイムラインで色々な人が「しんどい」「つらい」と呻いていた気持ちがよくわかる。(ただし自分がその呻きを見ていたのは二部開始直後だったので、自分はいから同じ道を辿らなくてはいけない。)

諭吉一枚までは無課金も同然なので、ストーリー第一部が終わった記念にオーディションをした。属性が偏って泣いた。


どんどんひとつになっていった七人に齟齬が出るたびに、何故彼らがこんな目にあわなければいけないのだろうかと、仕事中に考えたりもした。

いかけたいものがる、夢がある、劣等感がある、事情がある。そんな七人がなにかを乗り越えていくたびに、彼らがどんどん好きになった。

ラビットチャットでも、色々な面を見ることができて楽しかった。アイドルでない彼らも、かわいい。できれば箱推しは避けたかった。

ひとつ本編の内容に触れるのならば、自分は生真面目な彼の失敗がとてもつらかった。多分あれは彼の心にずっと残っていくものなんだろうなぁと思う。つらい。

何度も経験したのでよくわかる、しんどいのは好きだからだ。

アイドリッシュセブンは、しんどい


アイドリッシュセブンに触れてみて良かったと思う。

本当に、駆けだしたアイドルを見ている気分になる。

本当に、存在するアイドルのように思える。(公式アナウンスの「撮りおろし」という表現、素晴らしいと思う。)

本当に、しんどい



そんな自分は「あれっ、いまから謹賀新年なのか?」と思いながら、ライブをしている。

2017-01-08

アニメ業界に同情するな

当事者からひしひし感じるけど、結局アニメ業界人間ってのは甘ちゃんなんだよな

商業クリエイターやるならビジネスライクにやらなきゃいけないのに

それが嫌で作家性だとかやりたい仕事ができるような環境を求めている

芸術家産業の間にある曖昧業界で、一生モラトリアム続けて適当にやってきたいロクデナシの集まりなんだよ

海外アニメ製作会社は割り切ってやってるから仕事やりがいが少ない代わりにまともに働ける

日本アニメだって、止絵で持たせたり総集編挟んだりしながらおもちゃ宣伝をやってた頃はもうちょっと環境もマシだった

それが段々ガイナックス代表されるようなアニメ作りが好きで好きでしょうがないという連中が入ってきてからおかしくなったんだ

80年代アニメーター仕事とか、ちやほやされていい気になってるけどあんなんただのダンピング

よくアニメ業界賃金の低さの元凶に手塚治虫が挙げられるが、

その予算の中で勝手に頑張って勝手アニメ要求されるハードルを引き上げたのはその後の世代人間

そいつらの大半は売れる作品を作ろうなんて考えは毛頭ない、自分気持ちよくなりたいということで頭がいっぱいのやつらだ。

注釈しておくとエヴァブランドを思いっき活用してる庵野はよくやっている。しかし抜け殻のガイナックスがどうなってるかを見れば分かるだろ。

マニア評価されるもん作っててもしょうがねえんだよ。そんなもん1作たりとも作ってはならない。

すべての作品でヒットを狙うつもりで作らなきゃいけない。

だけどヒット作で儲けた金をオナニー作品でチャラにしてしま会社が大半なんだ。

搾取するまでもなく、やりがいだけで仕事選んでる連中なんだよ。

どれだけ待遇が悪くても、自分たちが好きなアニメを作れなきゃ生きてる意味がないという狂人連中なんだ。

しかしそれはただの自己満足だ。そんなのは商売としても芸術としても間違っていて、そこを間違えるから人が死ぬんだ。

結局アニメクリエイターたちが誰かに搾取されてるなんてことはない。自分たち同士で互いに首を絞めて苦しんでるだけなんだ。

しか本来それを止めるべきプロデューサーやらスポンサーまで一緒になって首絞め大会に参加してるから手に負えない。

から下までそんな調子で本当に救えないので、下手に同情するのは本当に無駄だ。

このキチガイだらけの戦場で、どうにか自分正気を失わないで少しでも状況を変えたいが、見限る方が早い予感しかしていない。

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