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はてなキーワード: 焦燥感とは

2024-11-17

個人的気持ち吐露したいので雑多に書く。

アリピプラゾールという薬を数か月ほど飲み、それから最近リンリックスという薬に変えた。

そうやって薬を飲み始めたことが原因なのかはわからないが、飲み始めてしばらく経ってから希死念慮が強くなってきた。

今日はそれについて整理してみることにする。

ベッドの上でずっと考えるだけだと、考えが停滞してしまい非常に気持ちが落ち込むので、こうやって書き出す。

たぶん自分希死念慮は大きく分けて3つからなるように感じる。

1つは、自分過去について。

主観的に考えても自分境遇は恵まれていたと思う。だけど、自分はいつまで経っても怠惰だった。

自分で決めたルールを守れた記憶がない。なにか1つのことに無心に全力に打ち込めた記憶がない。

なにかを為せた記憶がない。大きな達成感を覚えた記憶がない。自分を良い方向に変えることができた記憶がない。

思い出せないだけかもしれないが。思い出すのは失敗した記憶ダメだった記憶、悪いことばかりだ。

いま少し、よかった記憶がないか考えてみたが駄目だ。

バッドエンドに至る過程に時々挿入される一瞬のような良かった記憶があったかもしれない。いやきっとあっただろう。だけど思い出せない。

寝るとき今日は良い一日だったなどと思い返した日が、1日でもあっただろうか。いまは思い出せない。きっとなかったんだろう。

そもそも自分過去のことをあまり覚えていない。学生時代のことだって、もう皆無と言って良いほど思い出せない。

これまではそうやって過去を忘れながら蓋しながら生きてこられたが、いまになってそれができなくなってしまった。

悪かったこと、悪いまま変われなかったこと、それが自分過去のほぼ全部を為しているような気がしてしまう。

そして、いまそれがとてつもなく大きな無力感絶望感、不安感になって自分を苦しめているように思える。

1つは、いま何をやっても楽しく無いこと。

というより、何もしたいことがない。きっと本当に何もできないわけじゃない。

ゴミ屋敷という程にはなってはいないし、買い物に外に出られないわけでもないし、入浴すらできないというわけでもない。

でもいま何かやりたいことがあるかと言われれば何もない。

いやあるのかもしれない。趣味のこととか、仕事勉強とか、やりたいかといわれたらやりたい方に属するだろう。

ただやってて楽しくない、達成感もない、それよりも不安感や焦燥感無力感の方が大きい。

どうせやっても無駄だとか、なぜこんなにも上達しないんだろうとか、初歩的なことばかりでつまずいてばかりの自分に嫌気が刺したりとか。

きっとやること自体意味があって、やらなきゃ上達しないし、初歩的なことでつまずくのは自分だけじゃない良くあることだろうのに。

なによりやりたいと思わない。やってて楽しいとも思わない。いま自分がやりたいことはなんだろう。

こうやって何かを書いているのは、書いていないと胸が苦しくなるからであって、書いていて楽しいと感じているわけではない。

何もしていないなら何もしていないで、それも耐え難いのだ。

いまこうしている間もあるひとは仕事趣味時間を使っている。比べること自体意味はないのかもしれないが、あろうとなかろうと意識してしまう。

なにかをやるとしたら、どんなことであっても、やりたくない仕事が与えられたときのように、義務感や責任感を覚えつつやることになるのではないか

何日か後に予定が入ったりすると、ひどく息苦しい気分になる。

その予定までに自分がやらなきゃいけないことがあり、またそれを自分がうまくできるのか不安で仕方がない。

1つは、自分希望が持てないこと。

これは上の2つでほとんどの説明が足りている。

過去自分を変えれた記憶・何かを為せたがほとんどなく、いま何をやっても楽しくない自分に、なにか抱ける希望があるのだろうか。

これが達成できたらという野望のようなものは昔からあるが、それに至るには自分のなにかを変えなければならないだろう。

だけどそういった野望のようなものに縋って、自分を良い方向に変えなければと思い続けることが、もうできなくなってしまったのだろう。

悪い過去を思い出すようになり、何も楽しむことができなくなったという点では、自分最近変わった。悪い方向への変化なら容易にいくらでも考えられる。

薬を飲み始める以前は、過去のことを思い出すことはそう多くなかった。趣味ゲーム仕事もそれなりに楽しめる瞬間があったのかもしれない。

明日になったら本気を出す自分を信じていられたかもしれない。自分は何の根拠もなく何かを為せて何かになれるのだと妄想することができたのかもしれない。

いままでできなかったことはできなかったまま、いままでできていたのにできないことが増えていく。

生きるためにはやりたくないことでもやらなければならない。かといって、やりたくないことをやってない時間に、やりたいことが特にあるわけでもない。

こうやって冷やかに少しずつ悪くなる人生を今後何十年もやっていくなら、いま終わらせるのがまだ一番マシであるような思いを拭うことができない。

今日日曜日だ。ずっと気持ちは晴れない。今後自分気持ちが晴れることはないのかもしれない。

2024-11-16

目が覚めた時すでに時計の針は6時を指していた

12時に出社する予定だったのにまた寝坊してしまったのだ

だがこうして目覚めることすら

なぜか今ではありがたい

工場

言ってみれば薄汚い作業場

毎日無限作業と地味な繰り返しに感じるが

それが唯一決して変わらない日常から

しろ安定しているのだろうと自分に言い聞かせる

しかし今朝の問題

簡単に言うとまったくもって単純だった

だがそれでもそれが原因で工場は大混乱に陥った

まず原材料が届かなかった

月曜日から配送が遅れることがある

しか今日に限ってはそれがひどく悪いタイミングだった

工場長は冷静を装っていたが

誰もがその顔色を見てすでに不安を覚えた

数字の上では今日だけで3000個のパックを製造しなければならなかった

しか原材料が届かないと

それもただの夢だ私の心臓はすでに速く打っている

どうにかしなければ午後のシフトに影響が出る

待つ間隣のラインで働く田中が何度も「これどうすんだよ!」と叫びながら

機械ボタンを押しているが何も解決しない

まったくどうしてこんなに毎回こういうことが起きるのだろう

もう何度も経験しているはずだ

私が日々耐えているのはこの絶え間ない不安定さだ

そしてついに届いた原材料

それもすぐに使える状態ではないパッケージが破れていたり

品質問題があったりする

まるで私の精神状態のもののようだ

どうしてこんなに厄介なことが起きるのか

修理業者に電話をかけても簡単には対応してくれない

解決策はすぐには見つからない時間はどんどん過ぎていく

「本当にどうすればいいんだろう」

私は何度も呟いた

私の声が誰にも届かない工場の音が機械の音がすべてを圧倒していく

解決できない問題解決策が見つからない焦燥感が私を押しつぶしそうだ

そして昼食時

あのコンビニ弁当を食べながら

同僚たちと口を開くのが嫌だった

誰もが同じような愚痴を言い

また来週もこの繰り返しだろう

3つ目のトラブルは急に発生した

機械故障だった幸い午前中に修理業者が来て

なんとか使えるようになったがトラブルの終わりが見えない

午後

製品はどうにか出荷できたが

全体の品質は低く工場内での評価は下がる一方だ

数字で語れば目標の80%しか達成できなかった

それも全員が必死にやっている結果だ

結局私たちはどこへ向かっているのだろう

今日もまた何も解決していない机の上に積まれ書類を見るたびに

もっと仕事を減らしてくれと思う自分がいる

また明日が来る

無限に繰り返される作業の中で私はどこまで耐えられるだろう

誰かがまた何かを言う

私はその声にまた耳を貸すしかないのだろうか

2024-11-15

サルの魂

師走喧騒スクランブル交差点の渦。信号待ちの人波に揉まれ灰色に染まった空を見上げた。「サルの魂」は、焦燥感に胸を締め付けられていた。バナナの皮ですべって転んだ日から、どうもツイていない。仕事は山積み、財布は空っぽ恋人には振られた。ああ、今年も終わりか。ため息が白い吐息となって消えた。

その時、視界の端に鮮やかなピンクが飛び込んできた。風船のように軽やかにスキップする「阿呆の魂」。鼻歌を歌いながら、落とした手袋を拾い、誰かにプレゼントするチョコレート吟味している。その無邪気な姿に、「サルの魂」は思わず目を奪われた。まるでクリスマス妖精みたいだ。

「いいなぁ、あんな風に何も考えずに生きていけたら」

呟いた言葉は、騒音にかき消された。でも、「阿呆の魂」はまるで聞こえたかのように、くるりと振り返り、「サルの魂」に満面の笑みを向けた。

こんにちは!素敵なマフラーですね!」

唐突言葉に、「サルの魂」は面食らった。素敵なマフラー?十年選手毛玉だらけの、ただの赤いマフラーだ。でも、その笑顔はあまりにも眩しくて、思わず口角が上がった。

「あ、どうも…」

それから、二つの魂は一緒に歩き始めた。阿呆の魂は、道端に咲く小さな花に感動し、ショーウィンドウの子犬に心を奪われ、行き交う人々に笑顔を振りまいていた。その純粋な喜びに、「サルの魂」の凍てついた心が少しずつ溶けていくのを感じた。

焼き芋の甘い香りに誘われ、屋台に並んで温かい芋を頬張る。阿呆の魂は、半分に割った芋を「サルの魂」に差し出した。

はい、あーん!」

子供みたいな仕草に苦笑しながらも、「サルの魂」は芋を受け取った。ホクホクとした温かさが、体だけでなく心まで温めてくれる。

何でもない、小さな幸せ。でも、それが今、「サルの魂」にはかけがえのないものに思えた。師走の冷たい風が、少しだけ優しく感じられた。来年は、きっと良い年になる。そんな予感がした。

2024-11-14

自分クズになるのを自覚したとき

ブラック仕事をしていたが、体調を崩して数ヶ月休職したことがある。

ブラックではあったんだが、問題に対してどう対応すべきか、納期に間に合わせるにはどうしたらいいかなど、頭をフル回転させて当たっていた。だから体調崩したのかもしれないが。

復帰したときは、元のプロジェクトとは違うところに配属になったんだが、元のプロジェクトは、前と何ひとつ変わってなかった。

そうか、自分がいなくなっても、何も影響ないんだなと思ったとたん、仕事に対してモチベが全然上がらなくなってしまった。

自分がどうしようと結局何も変わらないなら、真面目にやるのが馬鹿らしくなってしまい、手抜きが常習化し、ついには仕事放棄するにまで至った。

尻拭いしてくれる人がいるからこそとは思うけど、結局何も変わらず暮らしていけてしまうので、どんどんクズになっていってるのが自分でも分かる。

それでもやっていけてるなら、それでいいじゃんとも思うけど、たまに休む前の試行錯誤しまくって必死こいて頑張った熱い自分に、焦燥感を覚えることがある。

決して良かったとは思わないけれど、どこかで俺はあの頃の様の熱さを持ってまた仕事したいと思うからこそ、今の自分クズと思うのだろうな。

2024-11-11

1個でも予定があるとのんびりできない

元々予定立てるのが苦手だったが、大人になるともちろんそうはいかない

仕事デスクワーク役職もないので、お客や取引先を相手にするような場面が滅多にない。

たまに出張とか打ち合わせの予定は入るけどそういうのはあくまで勤務時間内ので予定なので全然問題ない。

問題なのはオフの日の予定で、これがもうちょっとした用事だけでもダメなのだ。例を上げると

歯医者の予定がある

これはマシなほうなんだけど、週頭になると「土曜に歯医者あるなあ」ということが頭の隅にずっとあってどこか落ち着かなさはある

久しぶりに知り合い連中との集まりがある

予定日の2週間くらい前から焦燥感が出てきてそわそわしてしまう。ただ会うだけでなんの用意もいらないんだが。

当日はだいぶ前から身支度して早めに家を出て待ち合わせ場所に近いとこでウロウロしてたりする。

~が必要から買いにいかないといけない

日付も決めない予定なんで忘れそうになったりすることもあるが、それはそれで「なんかしなきゃいけなかったはず」という不安が出てきたりする。

結局どこか落ち着かなくなるのは同じでのんびりした気分でいられない

パートナー旅行の予定を立てた

なぜかこの場合そこまで焦らない。緻密に計画を立てるというよりなるようになれという感じ?一人旅でも同じく。

公共交通機関などの乗り継ぎはめちゃくちゃ早め早めで動くけど、それ以外はけっこうのんびり構えていられる。


旅行イレギュラーとして、その他はいずれも予定が嫌というよりは、予定が立ってしまうとそのことが頭から離れなくなるという感じ。

普通なら色んな予定が続くのが当たり前で、逆に予定がない日があると落ち着かないという人もいたりするが、

自分は逆で予定が入ってしまうとそのことがずっと気がかりになってしまうのだ。

ちなみに子どもの頃からずっと傾向はあったけど、歳を取るほど悪化してる気がする(遊ばなくなってオフの予定そのものが減ってるせいもあるかも・・)

こういうのって程度の問題でもあると思うけどこうしたほうがいいみたいなアドバイスあったら教えてほしい。

2024-11-07

anond:20241107181432

マジレスするけど寛解まで慌てなさんな。

そこで焦燥感に駆られて衝動的に動くとまた戻って来る事になる。

今はそれでいんだよ

2024-11-03

11/2

PM9:00 このまま寝るには惜しい落ち着かなさ。雨ん中ピザ食っただけじゃ物足りない。

冴えない夜をベッドで迎えるより夜の街に繰り出したい。この気分がおそらく人生に対する無意味焦燥感に変化する前に。

バルト9の上映スケジュール確認24:55からのがいいな。いや急げば22:50のもいける。贅沢にハシゴちゃうか。早速のヴェノムと今更のシビルウォー

サッとシャワー浴びると、間に合いそうな感じの時間

何着て行っちゃおうか。ラフベッケンバウアー羽織っとくか。

遊び人手ぶらがかっこいいよな。でも折り畳み傘もモバイルバッテリーも持っときたいよな。あんまりポケットが膨れても不格好だしな。

妥協して鞄を引っ提げ駅へ。ちょっと降ってる。カバン持って来といて良かった……のかも微妙な降り具合。手ぶらで良かったかも。

土曜夜の浮ついた中央線に揺られながらいそいそとチケットを予約。同じく浮かれたTLを上の空で眺めながら、新宿着。雨は降ってないな。

まり寄り道してる時間もない。一目散にバルト9へ向かいチケット発券して一服して鑑賞開始。

週末の深夜上映は平日のそれよりもなんとなく健康的な感じがする。平日の世間からぶれる逃避って感じも好きだけど。

ヴェノム微妙

間髪置かずシビルウォーおもしろい!

劇場を後にして、取り敢えず東口喫煙所一服。飲み歩き趣味もないおれはちょっとした時間の潰し方をこれしか知らん。

ネズミがチョロチョロしてやがる。深夜早朝に都市部をうろついてるとたまに見かける。上野公園でも見た。珍しめのポケモンと遭遇した感があってちょっと嬉しい。

世界には覚えきれないほど動物がいるのに、野生で出会えるのはほんの一握りの一握りのワンパターンなのが寂しい。

と、小腹が空いてきた。前々から気になってた大久保公園近くのケバブ屋へ向かう。

24時間営業。割と人は来てるっぽい。

ケバブサンド中辛(¥350)を購入し、食う場所を探す。イートインもあるようだが、なんかたむろしてる連中がいて怖い。

ストリートスタイルで食える場所を求めてあたりをぐるぐる回る。新宿をうろつく人間は怖い。ことこの辺りはかの立ちんぼ通りも近くて怖い。少しでも落ち着いた場所で食いたい。

なんか国籍不明お姉様オニサンナンサイと聞いてくる。コワイ。

結局店の周りを一周して、西武線沿いの人口少なめな道端に腰を据えてケバブを頬張る。

うまい。食い辛い。こぼした。

シミにならんといてくれよなと思って確認したらしっかり汚れてる。萎える。もうあんまり味はしない。

さっさと平らげて、いろはす買って即席ウェットティッシュで拭う。全然落ちない。早く帰って落としてえ。

しかしまだ始発まで少し時間もある。バスタ前の夜景でも見るかと南口へぐるりと回る。

ビルに挟まれドコモタワーがそびえ立ち、遠くへは開けた正面に線路が伸びる。いいですねぇ。トカイですねぇ。

日中カップルやらなんやらで落ち着かないけれど、今なら貸し切り。

ご無沙汰だった深夜徘徊プレイリストを流してみる。15分ほどボケ〜っと景色を眺めていたらそろそろ始発も近い。

帰りの電車は有り余る時間を使ってfilmarksに長々と感想を記録。隣の奴の香水臭さに耐えながら。

電車を降りて、日が昇り切る前に家へ逃げ込む。

シャワー浴びがてらケバブのシミを落とす。浮かれた頭も冷えていく。ぐっすり眠れそう。このまま月曜を迎えてもいいかな。

タデナイトフィーバー終了。

2024-10-31

ほーん、この花譜って人はよく知らないけど、ナンバーガールの「透明少女カバーはいいね、とてもいい

 

https://youtu.be/01RT3eeeEWk?si=9Q0IkmqcZi41gd-2

 

声は透明感があるというやつだけど、曲として大事な「焦燥感」みたいなものを声の捻りとブレスの入れ方で表現してんのかもな

 

透明少女は、タイトルとは逆に透明性(処女性)を失う年齢の女の子を前にした男が、その少女性が奪われていく様を真夏風景の中に見送るしかない、そんな少年青年時代の男の焦燥感の歌なんだと思うんだけど、この人はそれを良く分かったうえで引き受けたような歌い方… と勝手に感じるのである

2024-10-23

anond:20241021235412

そこに睡眠運動仏教を追加したい。

睡眠

言われすぎて挙げる必要もないかもしれないが

具体的には寝具(季節にあったものをそれぞれ用意)と枕の高さ、マウスピース歯ぎしり用)や鼻テープいびき用)など快眠グッズ

睡眠不足は無用焦燥感を生むのでしっかり夜と、15分でいいから昼寝をする

運動

おれはヨガを2年くらい続けたのちに自重と朝ラン、ストレッチに切り替えたがどっちでも同じ。

とにかく体を動かすことが大事ラジオ体操だっていい。

可能であれば誰かとやるものテニスとかゴルフとか生涯取り組めそうなものがよくて

体力に自信がついたら何らかのコミュニティに入ることも出来るようになる。

仏教宗教

檀家になれとか出家しろってことではなくて

墓参りをするってこと。盆暮れ両彼岸の4回だけでもいい。

親も生まれ死ぬ子どもも生まれいつか死ぬ、そういう輪廻を感じ取れるのが寺であり墓。

若者宗教離れだのなんだの言っているが、それは崩壊家庭、貧乏人だけの話。

親がまともで30前後結婚してそこそこの会社に勤めている人間の大半が、墓参りをしている。

別に仏教じゃなくてもいいんだけどね。

アマゾンミュージック自動再生でウェカピポがよく流れてくる。なんかジョジョで聞いた名前

SOUL'd OUTを知らんかったし、なんかペポパポ言ってるからサイケな感じの曲だと思って毎回速攻で飛ばしてた。「ウェカピポ」ってのも宇宙人語めいた擬音みたいなもんだと思ってた。

しょっちゅう流れてくるんで、ブラブラ散歩してる時に気まぐれでちゃんと聞いてみた。

イントロで数秒流れる怪音を過ぎると大分雰囲気が違う。なるほど。すぐに飛ばすとこういう罠がある。夜を使いはたしても大分イントロ詐欺だったしな。

ジョジョに出てくる邦楽といえばチョコレイトディスコイメージだったけど、これも邦楽だったのか。

ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ

ナーウェイカッピポー

いいね。ウェカピポってそういう事なのね。

なんかよく聴いてるとバックのワウが効いたギター気持ち良い。ヒップホップでこの感想もどうなんかなって思うけど。

映像表現評価されてる映画を観て、話としては割とありきたりな脚本の方に魅力を感じたりもするし。おれはそういうとこでちょっとズレてんのかもしれない。

音は結構好きだけど、ここはUrbanniteウェカピポって気分にはあんまりならない。

郊外の夜は俺一人で歩きたいから皆さんは寝といて(物理)くれって思う。

おれだけの時間と思って変な時間に歩いてても、結構生活は動いてる。遅すぎる帰宅か早すぎる出勤の会社員もいる。新聞配達原付も通る。たまに若者デカい声で談笑しながらチャリで走ってたりもする。

河川敷歩いてても人とすれ違うとビクッとなる。

コンビニに行けば店員も起きてる。実はファミマではなく松下電器のものらしい音が鳴れば、なんとなくコソコソ入店してもいらっしゃいませが飛んでくる。「見てるぞ」の意だってこち亀に書いてあったな。

会計もなんとなく店員に悟られないようスニーキングセルフルジへ向かう。

そうこうしてる内に空の縁がオレンジになってくると、途端に現実に引き戻されたような焦燥感が湧いてくる。

悶々とした夜くらいもっと堂々と夜を満喫してえし、おれ以外はちゃんと寝てて欲しい。

そこんとこいくとやっぱ夜を使いはたしてが好きだな。太極拳ジジイがむくり起きるその前に。

2024-10-22

システム勉強とか要らないと同僚に言われた

40代システムエンジニア企業情シス所属している。そこそこデカ企業

同僚にSharepointとPowerBIとデータ加工ツールとかあれば問題ないと言われて勝手に凹んだ

実際多少の遠回りの処理だが、DWHからデータを取得し、加工して、見やすグラフにしてサイトに表示できるし、外部サービスとの連携とかも数クリックで出来る

ユーザー認証管理サービスに任せられるので本当に業務部分が分かればIPだのネットワークだのDBだのフレームワークだのは考えなくて良い。並列稼働とかも気にしなくていい。会社ネットワーク部門セキュリティ部門仕事していれば最小限のクリック現場が求められるサービス提供できる

良いことだと思うが、氷河期世代増田には希望でもなく仕方無しに入った業界でそれなりに勉強もしてITスキルを得てきたけど、結局あとから来た人間自分の数分の1かもしれない努力自分以上のパフォーマンスを弾き出すのを見るとしょうがいないけど嫉妬焦燥感かられる

転職して開発メインの会社フリーランスにも行ったり別の部署への異動を希望すれば良いのだけど、正直そこまでの話じゃないし自分矮小心の問題だと思っている

まさかAPI仕様書さえ読めればツール間で数クリックデータ連携出来るまで楽になるとはね。自分20年くらいしてきた仕事も結局は顧客が本当に欲しかったものの絵と同じで、大半はAccessExcelレベルで良かったんだ。速さも眼の前で待たされなければ気にしないのもラーメンハゲが言ってたし

年代エンジニア管理職とか開発メインじゃない人はそんな感じでマウスカチカチでツールを日々作成している?

2024-10-16

カフェイン断ち 12日目

とにかく眠い

頭が働かないか仕事にならない

今日の午前中の会議の内容は何一つ覚えてない

これがカフェイン離脱症状なのか、元々俺がそういう体質なのかは分からん

ただ、眠いわりには不思議イライラしていない

いつか感じてた焦燥感不安感は少し和らぎ、心穏やか

2024-10-15

ITエンジニアの焦りの対処法教えて

40代ITエンジニアです

新入社員や社内異動で他部署から来た社員に抜かれそうって焦燥感ヤバい

資格経験は相応持っているけど片手間でAPI作るとかスラスラとインフラ構成図描けないし、IaaS用の設定ファイルも何か見ながらじゃなきゃ出来ない。

手順書や各種資料を書いたり人に教えるのは良いけど結局すぐ追いつかれたら見下されるんじゃ無いんかとビクビクしてる。それくらい今のIT業界って深み知らなくても仕事できちゃう

年代とかって何で焦りを押さえてる?IPAの高度資格取ったりとか?敢えて引き継ぎしないジジイ社員にはなりたくない

2024-10-13

ラストマイルを見た

ラストマイルを見た。

ラストマイル情報は、アンナチュラルとMIU404のキャストが出てくるから見ておいた方がよい、ということだけ知っていた。

少しだけ感じたことをメモに残しておきたいのでネタバレしますが、まだ見ていない方は見てからの方がいいかもしれません。

それから、あまりブログを書きなれていないので読みづらいかもしれません。(自分メモなのでご容赦ください)



結論から言うと、見終わった後の希死念慮がすごくてかなりきつかった。

友人が一緒だったのでなんとかなったが、一人だったらホームから飛び降りたくなっていたかもしれない。


山﨑佑の「ブラックフライデーが来るのが怖い」という感覚に覚えがあった。

あそこまで追い詰められたものではなかったものの、それよりは小さなものが毎週日曜日の夜に焦燥感となって表れた。

私は大学卒業後にブラック企業的な職場に勤めた。エレナのように強い人間ではなかったので三年もかからずに眠れなくなり、食事の味もよく分からなくなった。

やがて朝になっても体を動かすことができず、動悸と息切れ仕事に行けなくなり、病院にかかることになった。

そんな経験があったので、山﨑佑のことが明かされていくたびにつらくなった。自分の辛い記憶を掘り起こされているような苦しさがあった。

本編の内容としては面白かったのですが、ただ手放しで面白いからみんなも見て!とは言えなかった

せーの!で辞められる勇気のある人はいいけど、それができない人はどうなってしまうのだろう。私もあの時誰も頼れず辞められなかったら?

急にずっと前のことをついさっきの出来事のように思い出して辛かった。


それから米津玄師の『がらくた』の歌詞で、「たとえばあなたがずっと壊れていても 二度と戻りはしなくても 構わないから僕のそばで生きていてよ」という歌詞で涙が止まらなくなってしまった。

あのとき適応障害と診断された私は、少しずつ変化していって双極性感情障害と診断された。それがきっかけで数か月入院することにもなった。

私の双極性感情障害発達障害所以するものなので、おそらく治ることはないと思う。

私はこれから先、ずっと壊れたままなのだろう。

それでも、壊れたままこれからも生きろというメッセージをぶつけられて「なんてひどい、残酷なことを言うんだろう」と苦しくなると同時に、壊れたままでもいいのかな、と少しだけ肯定してもらえた気がしてまだ生きてみようかなと思った。

希死念慮はあっても恐怖心が勝ってしまい死にきれずに惰性で生きてきたが、壊れたままでもいいと誰かが言ってくれるのならちょっとだけ頑張れるかな、と思った。


流石に一回でこれだけしんどかったので、もう一度見る勇気はない。

でも、つらい中にも希望の光はあったので、私は見て良かった。



ほとんどメモ書きなのでこれで終わり。

2024-10-10

寒すぎる

ついこないだまで残暑が厳しいざんしょなんてギャグを言って笑っていたはずなのに、初冬の気温になってしまった。

衣替えもままならない。もう半袖出さないよ、と季節に向かって叫ぶ。

寒暖差アレルギーで鼻のムズムズも止まらない。本当に嫌な時期になった。

やっぱり冬という季節が好きじゃない。

スキーこたつ、重ね着、雪の積もった風景などは好きだし、お雑煮理由もなく食べられるのは最高だ。

ただこの寒さ。暖冬と言われつつも寒いのは様々な面で堪える。活動的になれない。

そして日照時間の短さ。室内で仕事をする身としてはメンタルに影響しやすい。

人間動物なのだから冬眠させてほしいのに……

ちっとも暖まらない暖房が嫌だ。冬の冷たい布団に入るのが嫌だ。風呂上がりの脱衣所の寒さが嫌だ。真っ暗な帰り道を、どこかの家の夕飯の匂いを感じて歩くのが、さびしくて嫌だ。一年の終わりに今年も自分は何も達成できなかったと考えてしまうのが嫌だ。

終わりに向けた焦燥感を、冬の匂いで思い出すのがつらい。ジワジワと自分を追い詰めてくる。

寒くなるというのはそういう時期がくることだと自分何となく分かっているから、嫌だという気持ちが強くなるのだろうと思う。

暑いのが好きというわけじゃないがまだ気持ち的に前向きでいられた。少し涼しくしてくれたら良かったのにまさかこんな猿の手みたいな形で叶うとは思わなかったよ。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。つづき。

佐伯は冷静に外を見つめ、静かに言った。「急がなければならない。私たちだけじゃない。既に他の誰かが、この文書存在に気づいているんだ」

宮内たちは、その暗い夜の中、重大な真実を抱えながらも、さらなる危険に直面していることを痛感した。そして、彼らの背後で静かに動く影が、その行く手を阻もうとしていることを――。

7世紀朝鮮半島

霧がかった朝の大地に、冷たい風が吹き渡る。遠くに見えるのは、伽耶城郭――かつて繁栄を誇ったこの地は、今やその輝きを失い、四方を敵国に囲まれていた。百済との同盟は、物部氏政治的判断により、伽耶土地割譲され、かつての強固な関係はもろくも崩れ去っていた。そして、北から新羅勢力を伸ばし、伽耶領域は日々侵食されつつあった。

伽耶の都、金官伽耶の城内では、倭人行政機関である任那日本府」が、かろうじてその機能を保っていた。日本朝鮮半島を結ぶ重要拠点として、ここ伽耶には古くから倭人たちが駐留し、地方統治を行ってきた。しかし、伽耶領域が狭まり、外部から圧力が増す中で、彼らの存在もまた危うくなっていた。

任那日本府

倭人たちの本拠地である任那日本府では、緊張した空気が漂っていた。府長を務める高橋宿禰たかはしのすくね)は、伽耶未来に対する不安を抱きながらも、冷静な目で情勢を見据えていた。彼は日本から派遣された者で、伽耶を通じて倭国朝鮮半島の諸勢力との外交軍事管理する責任を負っていた。

高橋は、大陸の動向を理解していた。高句麗が依然として強大な軍事力を持ち、新羅が急速に勢力を拡大している一方で、百済は弱体化の一途をたどっていた。百済物部氏領土を譲る代わりに、彼らの庇護を受けていたが、それでも新羅の脅威を完全に退けることはできずにいた。

ある朝、任那日本府の本庁に、使者が慌ただしく入ってきた。新羅軍の進軍がさらに加速し、伽耶南部まで侵入しているとの報告だった。

高橋宿禰様、新羅が我々の国境を越えて、さらなる侵略を開始しました。彼らの勢力は日増しに増強されており、我々だけではこれ以上の抵抗は難しい状況です」

高橋はその報告を聞くと、しばし黙考した。彼の心は冷静であったが、その目の奥には深い憂慮が感じられた。新羅の勢いは予想を超えるものであり、このままでは伽耶消滅することも現実のものとなる。

「我々が百済との同盟を維持し、かつ新羅を押し返すには、どうにかして大和朝廷からさらなる支援を得るしかない…」高橋はつぶやいた。

倭国――大和政権――は、朝鮮半島での権益を守るため、長らく任那日本府を通じて伽耶に影響力を行使してきた。しかし、今や大和の内部でも、朝鮮半島への介入を巡って意見が分かれていた。倭国自身国内での権力争いに忙殺されており、ここ伽耶への支援は限られていた。

高橋は、日本府の幹部たちを集め、緊急の会議を開いた。木造の広い会議室に、鎧を身にまとった武将や、文官たちが座していた。その中には、伽耶出身の有力者も混ざっている。彼らは皆、伽耶をどう守るべきか、顔を曇らせながら高橋言葉に耳を傾けていた。

「このままでは伽耶新羅に飲み込まれる。我々は百済に頼ることはできない。むしろ百済自身がその存続を危ぶまれている状態だ。しかし、倭国が強力な支援を送ってくれれば、伽耶防衛可能だ。私は、大和朝廷さらなる援軍と物資提供要請する」

しかし、大和朝廷が動くかどうか…」ある幹部言葉を切った。「近年、国内でも騒乱が絶えず、朝廷伽耶に対して以前ほどの関心を示していないと聞いています。我々の声が届くかどうか…」

高橋は静かに頷いた。「その懸念理解している。しかし、ここで引くことはできない。もし伽耶新羅に落ちれば、次は百済、そして我々の国、日本にまで新羅の脅威が及ぶことになる。これは我が国未来を左右する問題だ」

その言葉に、会議室内の空気さらに張り詰めた。伽耶運命が、彼ら一人一人の肩に重くのしかかっているのを、誰もが感じていた。

伽耶領主金官伽耶王室

その頃、伽耶王室でも緊迫した議論が交わされていた。金官伽耶を治める若き王、金輸(キム・ス)は、深い悩みに沈んでいた。彼の治世は短く、まだ若い王であったが、その肩には国の存亡がかかっていた。

新羅の脅威をどうするつもりですか、王よ?」側近の一人が、焦燥感をにじませながら問いかけた。

新羅降伏すれば、この伽耶新羅属国となり、我々の独立は失われる。だが、戦いを続ければ、国が滅びるかもしれない…」王は苦渋の表情を浮かべていた。「日本府の支援を頼るしかないが、彼らもまた、我々を見捨てつつあるのではないか?」

伽耶王家の一員であり、倭国の血も引く王には、古くから日本との絆があった。しかし、その絆がどこまで続くのか、今は誰にも分からなかった。

「王よ、我々にはもう時間がありません」と重臣の一人が進言する。「新羅軍勢は、既に国境を越えて伽耶の村々を焼き払っています百済もまた、新羅との対立が深まり、援軍を送る余力はないでしょう。ここで戦うしかないのです」

金輸は、重圧に押しつぶされそうな思いで、目の前の地図を睨んだ。新羅勢力が日々拡大していることは明白だった。残された選択肢は少なかった。

「もし…もしも大和朝廷が我々に背を向けたなら、伽耶は滅びるだろう。しかし、それでも私はこの地を守るために戦うつもりだ」金輸は強い決意を見せた。「この伽耶は、我々の祖先が築き上げた土地だ。たとえ新羅が押し寄せようとも、最後まで抵抗する」

彼の言葉に、周囲の武将たちは力強く頷いた。彼らは伽耶を愛し、誇りを持っていた。その土地が、たとえ消滅危機に瀕しても、最後まで戦い抜く覚悟は揺るぎないものだった。

こうして、伽耶最後の戦いへと向かおうとしていた。日本との絆を信じ、大和朝廷からの援軍を待ちながらも、彼らは自らの土地と誇りを守るため、剣を取る準備を整えていった。

一方で、新羅軍勢は、着々と伽耶領土侵食し続けていた。

新羅の侵攻

新羅軍が伽耶国境を越え、村々を焼き払い、伽耶領地を猛々しく侵略していた。朝靄の中、戦火の音が徐々に近づく。剣と剣がぶつかり合う音、逃げ惑う人々の叫び声、そして馬蹄が大地を叩く音が響き渡る。伽耶の地は一瞬にして戦場と化していた。

金庾信(キム・ユシン)と階伯(かいはく)は、その混乱の中で共に逃げ延びる。二人は幼い頃から親友であり、共に倭人の血を引く。伽耶という共通故郷を持ちながらも、彼らの運命は今、異なる道を歩もうとしていた。

金庾信はその目に怒りを宿し、剣を強く握りしめながら周囲の景色を見つめた。焦げた木々と倒れた民衆――彼の心には怒りと無力感が入り混じっていた。

「もうこれ以上、逃げるわけにはいかない!」金庾信は立ち止まり、階伯に向かって叫んだ。「ここで新羅に挑まなければ、伽耶は滅びる。俺たちが立ち上がらなければ、この国を守ることはできない!」

階伯は、そんな金庾信の熱い眼差しを受けながらも、冷静に彼を見返した。彼の目には理性的判断が宿っていた。階伯もまた伽耶の血を引くが、心の中では百済との結びつきを強く感じていた。百済は彼にとって、新たな拠点となり得る希望の地だった。

「庾信…」階伯は静かに言葉を紡いだ。「お前の気持ちは分かる。だが、今ここで新羅に挑んだところで、何も変わらない。新羅は圧倒的な軍勢を持ち、我々の力では立ち向かえないんだ。無駄に命を捨てることになる」

「命を捨てる?」金庾信は怒りに震える声で返した。「伽耶は俺たちの故郷だ。ここで戦わずしてどうする?この土地で生まれ、この土地を愛してきたんだ。新羅に屈するわけにはいかない!俺は戦う。たとえ一人でも!」

階伯は目を閉じ、深い息をついた。金庾信の激情理解しつつも、彼はあくまで冷静な判断を崩さなかった。

「今、ここで命を散らすのは、愚かなことだ」と階伯は低い声で言った。「我々はまだ若い。戦をするなら、もっと力を蓄えた後にするべきだ。俺たちがこの場で戦っても、新羅には勝てない。だからこそ、一旦退いて、力を蓄え、百済で新たな拠点を築こう。そして、その時が来れば、再び新羅反旗を翻すんだ」

金庾信は階伯の提案に苛立ちながらも、その言葉には一理あることを感じ取っていた。しかし、彼はそれを簡単には受け入れることができなかった。

「逃げてどうする?百済に逃げ込んで、いつか反抗すると?そんなことをしている間に、伽耶は完全に滅ぼされるぞ!」

階伯は毅然とした表情で金庾信に向き直った。「伽耶が滅ぼされることは悲しい。だが、今の我々ではどうすることもできないんだ。今ここで命を落とすのではなく、百済に逃れて新たな力を得る。それしか道はない」

二人の間には、一瞬の静寂が広がった。彼らは幼少期から共に育ち、共に剣を学び、共に伽耶未来を夢見てきた。しかし、今や彼らの前には、それぞれ異なる道が現れていた。

金庾信は目を閉じ、深い溜息をついた。「俺は逃げない」と決然とした声で言った。「新羅に挑む。伽耶を守るために、ここで戦う。そして、この土地を取り戻す」

階伯は静かに頷いた。「お前の気持ち理解した。だが、俺は百済へ向かう。力を蓄えた後、必ず新羅に反抗するつもりだ。百済の地で再び立ち上がり、我々は再び会うことになるだろう」

二人の間には、再び重い沈黙が流れた。戦乱の中、互いに進むべき道を決めたその瞬間、彼らの運命は大きく分かれることとなった。

「階伯…俺たちはいつか再び会う。その時まで、お前も生き延びろ」と金庾信は低く言った。

「お前もな、庾信。新羅に勝てることを祈っている」と階伯は静かに答えた。

こうして、二人の幼馴染はそれぞれの運命を背負い、異なる道を歩み始めた。金庾信は新羅に残り、伽耶を守るために戦うことを選び、階伯は一旦百済へと退き、後に反抗するための準備を進めることを決意した。

彼らが再び顔を合わせる時、朝鮮半島運命が大きく動く瞬間が訪れるだろう。しかし、今はただ、それぞれの道で新たな戦いが始まろうとしていた。

金庾信の捕虜となる運命

金庾信は、伽耶を守るために新羅軍に最後まで抵抗したが、その圧倒的な兵力差の前に彼の軍勢は次第に追い詰められ、ついには彼自身捕虜となってしまった。新羅の兵たちに拘束され、彼は荒れ果てた戦場を後にした。伽耶の大地に響く火の音、そして仲間たちの叫び声を背に受けながら、金庾信の胸には深い無念と怒りが渦巻いていた。

新羅捕虜となった彼は、何度も逃亡を試みたが、その度に失敗し、監視ますます厳しくなっていった。鉄の鎖に繋がれた手首の痛みは彼の屈辱さらに増幅させたが、それでも彼は決して屈することはなかった。伽耶の民のため、彼は新羅服従には決して応じなかった。

新羅将軍との出会い

だが、そんな金庾信の反抗的な態度は、ある人物の目に留まることになる。新羅軍の中でも屈指の実力者として名を馳せる将軍、**金閼智(キム・アルチ)**であった。閼智は高句麗百済との数々の戦いで勝利を収め、戦術家としても戦士としても一流の地位に立つ将軍だった。彼は、金庾信の不屈の精神戦士としての資質に注目し、特別に目をかけるようになった。

ある日、閼智は捕虜監視兵に命じ、金庾信を自らの前に連れてこさせた。閼智の陣営は戦乱のさなかにあっても厳粛な空気が漂い、将軍の威厳がひしひしと感じられる場所だった。

金庾信は両腕を縛られ、堂々とした態度で閼智の前に立った。捕虜でありながら、その目には一切の恐れはなく、むしろ新羅への怒りが燃え上がっていた。閼智はそんな彼を冷静な目で観察し、静かに口を開いた。

「お前が金庾信か。伽耶武将でありながら、我が新羅最後まで抗った者だと聞いている」

「そうだ」金庾信は短く答えた。「俺は伽耶を守るために戦った。今もその意思は変わらない」

閼智はその言葉に微かに笑みを浮かべた。「お前のような男が伽耶を守ろうとするのは分かる。しかし、今の伽耶は滅びに向かっている。新羅大軍勢を前にして抗い続けるのは愚かだ。いずれ滅びる運命を変えることはできない」

「滅びるのは伽耶ではない。貴様新羅だ」と、金庾信は強い口調で言い返した。「新羅がどれほど強くても、俺たちは絶対に屈しない。伽耶の民の誇りを貴様らに踏みにじらせはしない」

閼智はその反抗的な態度に少しも動じることなく、むしろ興味深げに彼を見つめた。しばらくの間、沈黙が続いたが、やがて閼智は少し体を前に傾け、言葉を続けた。

「金庾信、私はお前を殺すつもりはない。それどころか、私はお前の力を見込んでいる。お前の武勇と不屈の精神――それは、ただ伽耶のために使い果たすには惜しいものだ。もしお前が新羅に仕えれば、その力を存分に発揮できるだろう。我が軍の将として、共にこの地を治めるのはどうだ?」

その申し出に、金庾信の眉がぴくりと動いた。だがすぐに彼は険しい表情で答えた。「新羅に仕えるだと?俺が貴様らの犬になるとでも思っているのか?俺の忠誠は伽耶にあり、倭国にある。新羅に仕えるなど、考えたくもない!」

閼智はその言葉にも動じることなく、穏やかな口調で続けた。「お前が伽耶を愛しているのは分かる。しかし、その伽耶はもはや滅びゆく運命だ。だが、お前にはまだ未来がある。伽耶を守ることができないのなら、少なくとも自らの命と力を、より大きな目的のために使うことを考えたらどうだ?」

その言葉に、金庾信は内心揺れた。伽耶が滅びゆく現実を知りながらも、彼はそれを認めたくなかった。だが、閼智の言う通り、このまま無為死ぬのではなく、自分の力を何かに生かす道もあるかもしれないという思いが、心の片隅で芽生えたのも事実だった。

「考える時間を与えよう」と閼智は言い、席を立った。「お前が新羅に仕えることを選べば、私はお前を軍の将として迎え入れよう。だが、それでも新羅に逆らうなら、ここで命を失うことになる。それもまた一つの選択だ」

そう言い残して、閼智は静かに去っていった。

新羅軍人としての道

数日が過ぎ、金庾信は深い葛藤に陥っていた。伽耶を守るために戦い続けるか、あるいは閼智の言葉を受け入れ、新羅の将として新たな道を歩むか――どちらの選択にも、彼の心は重かった。伽耶はすでに滅びつつあり、金庾信の忠誠の対象として存在する意義を失いつつあった。彼が戦い続けた伽耶の夢は、今や過去のものとなっている。

やがて、金庾信は一つの決断を下した。彼は、新羅に屈服するのではなく、その内部から自分の力を生かす道を選ぶことにした。新羅に仕えることで、いずれ伽耶の民を守り、新しい形で伽耶精神を受け継いでいくことができるかもしれない。彼の忠誠心は揺らいではいなかったが、現実の中で最善の道を模索するしかなかった。

ある日、金庾信は閼智の前に進み出て、静かに膝をついた。

「俺は新羅に仕えることを決意した。だが、その決断伽耶を忘れるためではない。俺は新羅のために戦うことで、伽耶の民を守り、新たな道を切り開くつもりだ」

閼智は微笑み、満足げに頷いた。「賢明決断だ、金庾信。お前の力を、存分に発揮するがいい。新羅の将として、我々と共にこの地を統治しよう」

こうして、金庾信は新羅軍人としての道を歩み始めた。その武勇と知略は新羅軍内で高く評価され、彼は次第に新羅の中で頭角を現していくことになる。そして、その裏には、いつか伽耶精神を取り戻すという彼自身の静かな誓いが秘められていた。

小説 階伯(かいはく)をAI生成してみた。朝鮮半島南部日本固有の領土

もう10年近く前になるでしょうか。テレビ善徳女王や階伯(ケベク)を見ていました。そこで気付いたのですが、全く史実考慮せず、ドラマを作っているところです。

両方のドラマに、階伯(ケベク)も金庾信も出てきますが、全く別人のような扱いです。それは当たり前で、記録が残っていないからです。階伯など日本書紀しか残っていないに等しいです。

また、花郎世紀という偽書可能性の高いものからドラマを作っているということも知りました。こんなことができるのなら、東日流外三郡誌大河ドラマができてしまます韓国ドラマのすごいところです。

そこで、なぜ日本では、善徳女王や階伯(ケベク)のようなドラマができないのかと考えました。まあたぶん、歴史ドラマは大きく史実から外れられないとか、「自虐史観」があるのかなと。

紫式部なら創作もある程度許されるんでしょうかね。しかし、日本ドラマでは時代考証をある程度以上はやってます。階伯(ケベク)のように火薬が爆発したりしない。7世紀火薬があるのか?。

ダムの乱を起こしたピダム善徳女王が恋仲になるなんてシナリオが許されるのなら、階伯(かいはく)と金庾信が幼馴染でも問題ないですよね?w だって、記録無いし。

イスラエルユダヤの地だったら、朝鮮半島南部倭人の地のはずw。

生成にはGPT-4oを使用しましたが、下記の文章見出しを少し直し、はてな表記にしただけで、生成文そのままです。アメリカ等の歴史教科書では、朝鮮半島南部倭人が住んでいたということを認めているので、すんなり生成されたのだと考えています。本当は、倭人とういう朝鮮半島南部から九州北部あたりに分布している海洋民族がいただけなんじゃないかと思います。そして、その人らが大和政権に取り入れられ、日本という国が成立したんじゃないでしょうか。

ということで、日本側の見解としての階伯(かいはく)と金庾信の話を作ってみました。以下に本編です。

小説 階伯(かいはく)

現代日本東京 宮内庁

東京の秋の夜、薄い雲が月明かりをぼやかし、冷たい風が皇居の周囲を包んでいた。歴史学者、宮内敬一は、しなやかな動きで宮内庁の厳重な警備をかいくぐり、特定建物へと静かに忍び込んだ。彼の胸中には、ある確信があった――かつて日本に伝来し、その後散逸したとされる「百済本紀」が、ここに隠されているはずだ、と。

数年前、宮内韓国古書店で、偶然ある巻物の切れ端を目にしていた。その破片には「百済本紀」の名がかすかに読み取れ、彼の興味を大いにかき立てた。百済王国歴史を記したこ書物は、日本朝鮮半島との関係を解明する鍵となりうる、極めて貴重な歴史資料であるしかし、日本の記録にはどこにもその存在は記されていない。宮内は、この謎を解くべく独自調査を進め、ついにたどり着いたのが、ここ宮内庁だった。

彼の手元には、長年の研究から得た宮内庁内部の古文書倉庫レイアウトが詳細に記されているメモがあった。限られた時間の中で、どの棚にどの文書が保管されているのか、緻密に計算されていた。

暗い廊下を抜け、幾重にも鍵がかけられた古文書倉庫の扉の前にたどり着く。宮内は冷静に暗号を解き、精密な動作で鍵を解除した。倉庫の中はひんやりとした空気が漂い、古びた紙の匂いわずかに鼻をくすぐる。長い棚が並び、そこには時代ごとに整理された膨大な古文書が眠っている。

宮内目的の棚へとまっすぐに歩み寄る。近づくほどに心拍数が上がり、手の平にはじっとりと汗が滲む。ついにその時が来た。彼の手が、一冊の古びた箱に触れる。箱の表面には、薄れかけた文字で「百済本紀」と刻まれている。

慎重にその箱を開け、中の巻物を取り出すと、千年以上の時を超えてその姿を現した。封が施されていたはずの巻物は、思いのほか保存状態が良く、宮内の震える手の中でゆっくりと広げられていく。巻物に記された文字は、古代朝鮮半島漢字表記であり、間違いなく「百済本紀」だった。

宮内は息を呑み、震える声で「これが…ついに…」とつぶやいた。目の前に広がるのは、歴史が語りたがっていた物語だった。これまで失われたとされてきた百済の記録が、自らの手の中にあるという事実に、彼はただ打ち震えるばかりだった。

だが、その瞬間、背後で微かな音が響いた。宮内は瞬時に振り返り、身構えた。

宮内の背後で響いた音は、冷ややかな静寂を切り裂くかのようだった。警備員か、それとも何者か別の存在か――宮内心臓は、緊張のあまり大きく脈打った。

「誰だ?」宮内は小声で問いかけるが、返事はない。身を低くし、ゆっくり視線を巡らせた。そのとき、微かな足音が再び聞こえた。かすかな光が倉庫の奥から差し込み、宮内の視界に誰かが近づいてくるのがわかった。光に照らされたその姿は、想像していたような警備員ではなかった。

スーツ姿の男が、静かに歩を進めてきた。その目は鋭く、宮内を捉えて離さない。そして、男の口元にかすかな笑みが浮かんでいた。

「探していたものが見つかったようですね、宮内先生

その声には、明らかに宮内の行動を全て見透かしているかのような冷静さがあった。驚きと同時に、背筋に冷たいものが走る。

あなたは…誰だ?」宮内は巻物をそっと戻し、箱を再び閉じた。手は汗ばんでいたが、その目には確固たる決意が宿っていた。

男はゆっくりと近づきながら、まるで狩りを楽しむかのように言葉を続けた。「私の名前は名乗る必要はありません。ただ、あなたが何を求めてここにいるのかは、もう全て知っている。そして、それが公に出てはならないということも」

「公に出てはならない?」宮内は眉をひそめた。百済本紀発見が、なぜそれほどまでに秘匿されなければならないのか。宮内の中で、疑念と怒りが沸き上がった。「これは、歴史を明らかにするための重要資料だ。日本百済のつながりを示す、そして隠されてきた真実を照らす光だ。それを隠す理由がどこにある?」

男は薄く笑い、「それはあなたが決めることではない」と静かに言い放つ。「歴史は常に勝者が書くものだ。敗者の物語は、都合よく葬られることもある。あなたがこの巻物を公表することは、今の日本歴史観を揺るがすことになる。そう簡単はいかない」

宮内はその言葉に心の中で反発した。歴史真実でなければならない。たとえそれが現代価値観政治的意図にそぐわないものであったとしても。しかし、目の前の男は明らかにそれを理解しない、あるいは理解しようとしない。彼はただ、今の秩序を守るために動いている。

「では、どうするつもりだ?私をここで止めるのか?」宮内はあえて挑戦的な口調で尋ねた。

男は一瞬沈黙し、次に口を開いたとき、声は低く冷たかった。「あなたがどれだけの真実を知っていようと、我々はその真実を決して外に出すつもりはない。だから、これ以上深入りしない方が身のためだ、宮内先生

そう言いながら、男は静かに背を向けた。そして、出口に向かって歩き出す。彼が扉に手をかけた瞬間、ふと振り返り、「もしまだ、百済歴史に興味があるのなら…もう一度考え直すことだ。あなた研究も、命も、この国のために使えるはずだ」と含みのある口調で言い残し、倉庫から姿を消した。

宮内はその場に立ち尽くした。男の言葉意味を考えながら、再び視線を箱に向けた。手の中に収めた百済本紀は、歴史の失われたピースを埋める貴重な証拠だ。しかし、それを公開することが、彼の命を危険さら可能性があることも明白だった。

だが、宮内は一度決めたことを覆すつもりはなかった。彼は再び箱を手に取り、慎重にそれを自分のバッグに収めた。何があろうとも、この真実を守り抜く。それが、彼に与えられた使命だと確信していた。

倉庫を後にし、宮内は闇の中に静かに姿を消した。彼の手の中にある百済本紀が、これから日本朝鮮半島歴史をどう変えるのか――その答えは、まだ誰にもわからなかったが、確かに歴史は動き出していた。

宮内は暗い夜の中、宮内庁敷地を慎重に抜け出し、手に汗握るような緊張感を抱えながらも、自らの決意をさらに固めていた。背後で静かに扉が閉まる音を耳にし、彼は改めて周囲の安全確認した。振り返ることなく、冷たい秋の風に身を包まれながら、ゆっくりと歩を進めた。

百済本紀

百済本紀は、ついにその姿を現した。しかし、この発見は彼にとって、祝福されるものであるはずがなかった。目の前の謎めいた男が口にした警告は、無視できない現実として宮内脳裏にこびりついていた。彼は一つの歴史真実を見つけた。しかし、それがあまりに大きすぎる秘密であったために、彼は今、新たな危険さらされていることを知っていた。

「誰が…何を隠しているんだ…?」宮内は自らに問いかけながら、都心に戻る電車の中でじっと考え込んでいた。外の街の景色は、窓越しに次々と流れていく。煌々と輝くネオンと、高層ビルの明かりは東京の夜を彩っていたが、宮内の心の中は重苦しい暗雲が立ち込めていた。

彼は手元のカバン視線を落とした。カバンの中には、つい先ほど手に入れたばかりの「百済本紀」が眠っている。その重みが、今の彼にとっては異様に感じられた。歴史重要ピースを手に入れたにもかかわらず、その喜びはまるでなく、代わりに不安と恐怖が心を支配している。

「このままではいけない…」宮内は静かに呟いた。彼の頭には一つの考えが浮かんでいた。この文書を公開する前に、まず信頼できる誰かに相談し、協力を得る必要がある。単独で動くにはあまりリスクが大きい。だが、誰にこの話を持ちかけるべきか――それが問題だった。

彼の心にまず浮かんだのは、大学時代の友人であり、今や有名な考古学である佐伯真一の顔だった。佐伯日本国内外歴史的な発掘調査で多くの成果を上げており、特に日韓関係史の研究において第一人者とされている。彼なら、この資料重要性を正しく理解し、適切に扱ってくれるはずだ。宮内はすぐに佐伯との接触を決め、駅に降り立つとスマートフォンを手に取り、連絡を取った。

数回のコール音の後、佐伯電話に出た。

もしもし宮内か?久しぶりだな。こんな夜遅くにどうした?」

宮内は一瞬ためらったが、意を決して口を開いた。「佐伯、急ぎで話したいことがあるんだ。今すぐ会えるか?」

佐伯は少し驚いたような声で、「今か?何か大事なことか?」と尋ねた。

「…ああ、これまでの研究人生で一番大事発見をしたんだ。それも、とてつもない発見だ。今は詳しくは話せないが、どうしても君に見てもらいたいんだ」

佐伯はその異様な緊張感を察したのか、数秒の沈黙の後、「分かった。今すぐ都心カフェで会おう」と返事をくれた。

宮内カフェに着いたのは、電話からわずか30分後のことだった。深夜にもかかわらず、カフェは数名の客で賑わっていた。宮内は店内を見回し、奥の席で待っている佐伯の姿を見つけ、急いで席に向かった。

宮内、どうしたんだ?お前がそんなに慌てるなんて珍しいな」

佐伯心配そうな表情で宮内を見つめていたが、宮内は口を結び、静かにカバンから巻物の入った箱を取り出した。その瞬間、佐伯の目が一気に鋭くなった。

「これを見てくれ」宮内は低い声で言いながら、慎重に巻物をテーブルの上に広げた。薄暗いカフェの灯りに、古代文字が浮かび上がる。

佐伯は息を呑んだ。「これは…本物か?まさか、これが…」

「そうだ」宮内確信を込めて言った。「百済本紀だ。散逸したはずのものが、ここにある。そしてこれが、これまで語られてこなかった日本百済真実証明するものなんだ」

佐伯はしばらく無言でその巻物を見つめていたが、次第に表情が険しくなっていった。そして、静かに目を閉じると、ため息をついた。

宮内…お前、これがどれだけ危険ものか分かっているのか?」

宮内はその言葉に驚きながらも、佐伯に向き直った。「危険だと?これは歴史真実だ。それを明らかにすることが、なぜ危険なんだ?」

佐伯は低い声で答えた。「宮内、世の中には触れてはならない真実というものがあるんだ。この文書が公にされたら、ただ歴史教科書が書き換わるだけでは済まない。この国の根幹を揺るがすことになる。お前が巻き込まれたのは、単なる学問問題じゃない。もっと大きな、国家問題なんだ」

宮内驚愕し、言葉を失った。まさか、そこまでの影響があるとは想像もしていなかった。「そんな…一体どういうことだ?」

佐伯は再び巻物に目をやり、静かに言った。「これから先、お前がどう行動するかで、お前の運命も決まるだろう。だが、その前に…もう一度この文書を精査し、何が書かれているのかを完全に把握する必要がある。私も協力するから、一緒に慎重に進めよう」

宮内はその言葉に頷き、覚悟を決めた。「わかった、佐伯。まずは真実を解き明かそう」

二人は深夜のカフェで、百済本紀の解読に取り掛かることを決意した。しかし、外では彼らを見張る影が、静かに忍び寄っていたことに、まだ二人は気づいていなかった。

宮内佐伯と共に百済本紀の解読を進める中、ある一節に目を留めた。その古い漢字で書かれた文章は、これまでの日本朝鮮半島関係史を根底から覆すような内容を秘めていた。

佐伯、これを見てくれ」と、宮内は震える指先で指し示した。

そこにはこう記されていた。

百済国は、倭より来たりて、王を立て、その民を治む」

佐伯は眉をひそめ、しばらくそ文言を目で追った後、重々しい口調で言った。「まさか…これは、百済日本人――つまり倭人によって建てられた王朝だということを示唆しているのか?」

宮内ゆっくりと頷いた。「そうだ。そして、これが真実なら、朝鮮半島南部――百済領域は、かつての倭の支配下にあったということになる。竹島対馬どころか、済州島朝鮮半島の南半分までが、歴史的に日本領土であった可能性が出てくる」

佐伯はしばらく沈黙した後、深いため息をついた。「これは一筋縄はいかない話だな…。もしこの文書が公に出れば、歴史の再評価だけでなく、国際的領土問題にまで波及する可能性がある。サンフランシスコ講和条約定義された日本領土が、揺るぎかねない」

宮内焦燥感を抱えながら佐伯に問いかけた。「だが、どうしてこの『百済本紀』がここ日本で隠されていたんだ?なぜ誰も知らないんだ?」

佐伯は静かに考え込み、やがて低い声で話し始めた。「その答えは、戦後日本歴史にある。連合軍総司令部、つまりGHQが関与していた可能性が高い。特にマッカーサー日本の再建と国際関係の安定を図るために、歴史的な資料や記録を抹消または隠蔽したケースは少なくない。もし『百済本紀』に、日本朝鮮半島南部歴史的に支配していたという証拠が記されているとすれば…」

佐伯は目を宮内に向け、厳しい表情を浮かべた。「GHQはそれを脅威と見なして、抹消を命じた可能性がある。サンフランシスコ講和条約日本固有の領土定義された際、その基盤に揺らぎが生じることを恐れたんだろう。もしこの文書が明らかになれば、国際社会において、日本朝鮮半島南部済州島領土として主張する正当性が浮上しかねない。それは、当時の冷戦構造の中で、極東の安定に重大な影響を与えたはずだ」

宮内はその言葉に打たれた。「つまり、これは単なる歴史の一資料ではない。戦後日本朝鮮半島領土問題、そして国際政治に直接関わる爆弾だということか…」

「その通りだ」と佐伯は冷静に応じた。「だからこそGHQは、この文書を表に出させなかった。百済倭人設立した王朝であったという事実が認められれば、日韓歴史認識や領土問題根本から覆されることになる。現代竹島を巡る領有権問題など、取るに足らないものに見えるほどの衝撃が走るだろう。済州島釜山、そして南半分の領有権を巡って、新たな国際的な論争が生じかねない」

宮内佐伯言葉に深く頷いたものの、その重みを改めて感じていた。この「百済本紀」は、ただの古文書ではない。それは、日本朝鮮半島領土問題を再燃させ、国際情勢に大きな波紋を広げかねない爆弾だ。

「だが、これは真実だ」と宮内は力を込めて言った。「歴史を捻じ曲げてはならない。これが隠されてきた理由が何であれ、私たちの使命は、真実を明らかにすることだ。たとえそれがどれほど大きな影響を及ぼそうとも」

佐伯は厳しい表情を保ったまま、静かに宮内の目を見据えた。「宮内、お前の決意は分かる。だが、この文書を公にすることで、国内外にどれだけの波紋が広がるか、お前自身理解しているはずだ。日本政府だけでなく、韓国政府も黙っていないだろう。いや、それどころか、国際社会全体がこの文書に注目し、外交的な大混乱を招くことになる」

宮内は一瞬言葉に詰まったが、再び口を開いた。「それでも、歴史真実であるべきだ。この文書を隠し続けることは、日本学問的誠実さをも裏切ることになる。それに、これまでの研究者たちが解き明かそうとしてきたことを、我々が踏みにじることになるんだ」

佐伯は深く息を吸い込み、しばらくの間、何かを考え込んでいた。そして、ゆっくりと口を開いた。「分かった。お前の信念を否定するつもりはない。ただし、慎重に動こう。急に世に出すのではなく、まずは信頼できる少数の専門家に見せ、段階的に議論を進めるべきだ。この資料が持つ意味を、慎重に検討しなければならない」

宮内はその提案に頷いた。「ああ、そうしよう。まずは、私たち知識経験でこの巻物を完全に解読し、それから信頼できる専門家に見せる」

二人はその場で、新たな行動計画を立てた。百済本紀の解読を進め、文書の真偽を確認した上で、専門家との協力を仰ぐ。そして、その真実を公にするための準備を進めることにした。

しかし、彼らがその場を立とうとした瞬間、外の窓に気配を感じた。宮内は一瞬、外を見やったが、何者かの姿がカフェの外にちらりと映った。黒い影――まるで監視するように、静かに彼らを見張っているようだった。

佐伯…」宮内不安そうに囁いた。「外に誰かいる。もしかすると、もう動き出しているのかもしれない…」

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2024-10-09

anond:20241005190442

自己投影して長文になってしまいました。的外れでしたらごめんなさい。

診断がつくかどうか(病名がこれと確定するかどうか)でなく、どうかあなたの「困り感」に寄り添い、対処方法を一緒に考えてくれる病院医師と巡り会えますように。

「〜感」というとふわっとした実体のない、大したことのないもののように思われるかもしれないけど、生きていく中で苦しみの実感があるにもかかわらず、客観的に診断などの名付けがされないから「困り感」と呼ぶ。名付けられなくてもご本人が辛いのだから、実際にそこにある苦しみにほかならないので。

「待ち合わせに早く着き過ぎてしまう」とか「情報を得なければという義務感」というのには私も心当たりがあります

私がうつと診断される前や復職してしばらくの間、「焦燥感からしていた強迫的な行動でした。

何か意味のあることをしなくちゃ、もっと良い人間にならなくちゃ、価値を作り出さなきゃ、そういう焦燥感に駆られて活動するので一見充実して元気に見えるけれど、本人は疲弊しているのに動き続けてどんどん消耗している。

数日間お休みをとられるとのことですが、全く何もしない日だけでなく、普段の日々も意味のない時間や何も生み出さな時間をゆったりと楽しむ気持ちになれるといいと、個人的には思います

頑張るのは尊いことだけど、義務感だけで満足感がなかったら、自発的にやってみたいことが生まれてくるためのエネルギーまで削られてしまうので。

困っていることをこれだけ言語化して書き出せる方なので、ここに書いてあることから困り感を理解してくれる医師心理士出会えたら、ひとつひとつの辛さの正体をほどき、心穏やかに楽しむことができる人生を目指せるようになると思います

どうか肩の力を楽にすることができますように。

2024-10-04

強度行動障害のブチギレポイント

ネガティブ意味のある語彙を使う

例えば、「境界知能」がそのいい例で、ネットだと非難する意図でこの言葉を使うので、怒りのポイント自然と+1される

あと、「ガ〇ジ」や「〇ね」、「馬と鹿」もいい例だったりする

急に声のトーンが低くなったり、高くなったりする

こうなる場合相手は怒ってることが多く、怒りだすと殴られたり、タイムアウトと称して閉じ込められたりいやな目にあうことが予想されるので、怒りのポイントが+1される

また、金切り声事態不愉快なので、それでも、怒りのポイントが+1される

〇〇したくないのに無理やりさせようとしたり、威圧をかける

こういうのはストレスなので、怒りのポイントが+1される

排除する

集団から追い出すこと自体ストレスなので、怒りのポイントが+1される

対処

高度行動障害といってもいきなりブチ切れるわけではなく、怒りのポイント一定数たまったら、ブチ切れるだけなので、そうならないようにすればいい。

ただ、それだけの話だ。

もっとも怒りのポイントたまるのは工事の音や電車の音、3点ユニットバス喧嘩の怒鳴り声などいくらでもあって、完全に回避するのは難しいけどな…。

なので、その場しのぎ的に、より強い力で立ち向かうのが実は正解だったりするんだが…

でも、それをすると、怒りのポイントたまるようなことをした立場の弱い者に向かうだけなんで、あまり意味はないし、寝込みを襲うことを考えたりもするのでほどほどにしておいたほうがいいかな。

ちなみに怒りのポイントたまるのを抑える方法はいくつかあって、強度行動障害の怒りは俗にいう赤い怒りなので、赤い怒り 漢方ググると出てくるものが一番か効くことが多い。

☆赤い怒り(憤)

怒りの理由は正当であり、「憤慨している」。

患者さんの容認閾値の低下で起きる。

なんでこんな些細なことに怒るの!

介護者のちょっとしたミス容認できずに介護抵抗をきたすタイプ

「憤」の理由理解できるので、

時には、介護側等が謝らなければいけないことも。

☆蒼い怒り(怒)

怒りの理由が誤解であり「怯えの裏返し」

患者さんの認知機能の低下による混乱と不安で起こる。

なぜ怒るの?

介護を受けていても何をされているかからなくなり、

不安焦燥感から介護抵抗惹起する。

「怒」の理由他者には理解しにくいが、何となく共感はできる。

誤解を解くことが必要

☆白い怒り(忿)

怒りの理由妄想であるので訂正不能

患者さんの神経機能の衰えによる妄想的異常。

理解できない!

「忿」の理由妄想のため介護者は全く理解できず当惑する。

状態がいい時もあるため、

介護者が「わざとしているんじゃないか」と曲解もある

☆玄い怒り(怨)

怒りの理由封印されていた過去嫌悪体験「いま・ここへの甦り」

患者さんの記憶整理能力障害過去現在混同

過去怨恨のため介護者に思い当たることはあるが、

何をいまさら!」と当惑する。

そして、それぞれの症例提示を行い、

それぞれにあった漢方薬を処方されています

・憤(赤い怒り)⇒黄連解毒湯

・怒(蒼い怒り)⇒抑肝散陳皮半夏

・忿(白い怒り)⇒人参養栄湯

・怨(玄い怒り)⇒桂枝加芍薬湯合四物湯

http://www.itaya.or.jp/?p=6430

なお、桂枝加芍薬湯合四物湯は七物降下湯+六君子湯半夏瀉心湯代用できるかもしれない

2024-10-01

子供が作れないことに対する心の整理

検査した結果、俺と嫁さんでは子供ができないことが分かった。

(俺と嫁のどっちに原因があるかは重要ではないので伏せる)

漠然と、これから人生子供を育てて生きていくもんだと思っていたので、なんというかここからどう生きていくべきなのかを最近ずっと考えてしまう。

例えばだが、今は2LDK賃貸に住んでいて過不足ないが、子供が大きくなってきたら引っ越す必要が出てくるのでそのタイミングで家を買おうとか、そういう子供きっかけとしたライフイベントが全部なくなった形だ。

そうなると、残るライフイベント退職くらいか?と考えてしまい、それはあまりにも遠いし、何のイベントもないままあと何十年も生きることに、焦りというか、取り残された感じがしてしまっている。

ただ、そもそも結婚せずに生きている人もいるわけで、そういった人たちは(子供という外的に起こるライフイベントがない中で)どうやって日々を生きているのか知りたくなった。

もちろん、短期的には全く問題ないと思うが、長期的に見てライフイベントがないことに焦りなどは感じないのか、とか。

どうやったらこ焦燥感を乗り越えていけるか悩んでいるので、アドバイスをくれたら嬉しい。

2024-09-30

メンタルが強いな

謝ったら認めたことになるから謝らない

自分から辞職したら認めたことになるからしない

あくまパワハラはなかったんだ

ウソだったのかよ

人生は何してもいいって

結局何かしないといけないんじゃないかっていう焦燥感に襲われる

今日なにをすべきか

このまま年をとっていっていいのか

もう30 40 50 60 70 死ぬ

ほんとうにいいのか

いやいいだろ 好きにしろ

なにもすべきことなんてない

たかったらすればいいし したくないならしなくていい

投げたい奴が投げればいいし

人や民衆コントロールするのはいかがなものかと

俺の人生これでいいのか 人生には楽園必要だと思うんですのほうがいいんじゃない

いやこれでいいんだ だってこれがしたいからいまこれしてるんでしょ

牢獄に入れられて仕方なくこれをしてるんならわかるけど

いまなんだってできるだろ それでもしないってことはこれがしたいんだろう

革命なんていらない

漫画みたいに 報われねえよ

ただただやればいい 具体的に

気持ちは牛さんのほうに向いていた それはさておいて

なんとなくほしくんベクトル自分に向いてるのかわからない

おもしろがってくっつけ

結婚するかとか言ってくる

びよーんみたいな話になった うしくんの上部だけをみた

じろう だねえ

ドミニオン ドンファン 金

どうなっていたいか

目を閉じると自分の気になってる人が浮かんでくる

ふにゃふにゃ

黒い服ばしっときると結構

きしょすぎる 独自の振り切りがある

頭が悪すぎる 潔癖症がある

すべてを捨ててしまう 振り切れてる

そのまま転がって崩壊していく

アタックにでてるのに陶業がでてる

アタックにでてるのに冷たい人間

革命なんてない そんな堅苦しいことはない

別に明日コンビニいってるかもしれない

シカマル にじろう そういうキャラにあこがれる

小学生のころ シカマルにあこがれて

ぼーっとしてるとこだけ引き継がれた

頭がキレる部分は真似できなかった

2024-09-27

こち23無職 飽きた

中卒である

ゲロブスに属す 女

親は甘い 働けとは言うが強要はしない 

おそらく私に持病がある為である 内臓系の

本題、暇

趣味はあった

オタク無職らしく、創作二次創作

それも幼稚な

最近はすっかり飽きた

春ごろ、久々にどっぷりハマったコンテンツがあり、二次創作で絵やssを書いていた

SNSでもそれなりに見てもらえて、たのしいぞ〜続きを書くぞ〜と意気込んだりもしたが、

トンズラこいて3ヶ月

もし今の自分学校に籍を置いていたら、学校に行っている

不登校のまま6年以上経っている

引きこもりという自認はなかったけど、気づいたら月イチの定期検診以外で外出していない時もある

暇暇暇暇

感性も鈍った

面白いと思っていたもの面白くない まったく響かない

アンテナが出ていない

本を読んでいてもつまらない 話が頭に入ってこない 想像ができない

夏バテだと思っていたのに、涼しくなってもこれ

いよいよ終わってきたか

さみしい

人肌恋しい

コミュニケーション能力がない

SNSすら壁打ち 今は呟くこともない

リセットしたらフォロワーとの繋がり方が分からなくなった

閲覧用のアカウントはある

おすすめ欄を見ながら、活力溢れる人間に触れて憂鬱になる なんだかんだでレールに乗って生きている卑屈な人間も同時に見る

孤独が増す

焦燥感

もっと前、VRchatをやった時期がある

何を話せばいいかからなかった

初心者マークがついている間は世話焼きな人が話しかけてくれるが、そのカードを失ったらダメになるなと思った

ずっとチュートリアルを眺めながら首を傾げている奴をやっていた

なので見た目をチョー可愛くして自作なんですぅ〜とかって話題で行こうと思い、3Dモデルを作ったが、作って、満足して、VRchatは飽きた

そういえばツイッターで、「オタクオタクやってる時のドーパミン依存してるからオタクやめると死に近づく」みたいな投稿を見た

まずい

先日、家で2週間1人の時間があった

掃除洗濯料理ゴミ出しも、やりたいと思った時にやったらやれた

問題がない

ネットで見る汚部屋の人たちが理解できなくなった

さみしい

後半は非常に死にたくなった

人は居場所といえる場所が3つあると安定するらしい

親がいなくてたったひとつの居場所を感じられずさみしくなったのではないか

いよいよバイトとか行く時期かと思ったけど、親が帰ってきたらその気は失せた

そして今もまた怠けている

することがない

母の弁当が美味い

ふとお絵かきチャットを覗いたら、ハツラツとしたガキばかり

年代は絵が上手すぎて恐れ入る

誰とも馴れ合えない

誰とも馴れ合えない

ボイチャとかしたいけど、ニートの集まりとか言っといてきちんと足動かしてる奴ばっかだよ

お隣さんがピンポンしてきた お裾分けである 親は愛想がいいのでたまによくある

これはアレで〜こっちは早く食べて〜とか話してたけどほとんど覚えてない

帰宅した親には全部早く食べたらええと思うと言った

そういえば定期検診ですら全然話を聞いていなかった

担当医が産休に入るので来月から変わりますって話で、その場で来月だったか再来月だったか忘れて、聞き返しもせず帰り、結局今月にはもう担当医が変わっていて、もっと感謝伝えたかったなとか思った

やっぱりバイトもできる気がしない

ネットで働けよと言われても全く心が動かない

人に会うとわりと普通と言われる

世辞か?

でもわりと普通なんだよな

世代就職の時期 もうしてんのか?

親は職場で同世代を見て、アンタよりヤバいのいっぱいおんでとか言う

ちょっと嬉しい

働いたら、金が入って、遊んで、全部解決しそうだとは思う

思うだけ 確実じゃないから踏み出せない

暇ですね

で?

働けば?

って思っただろ

小泉進次郎総裁選リープ・オブ・ホープ

2024年9月日本は未曾有の政治的危機に直面していた。自民党総裁選を控え、二人の候補者が激しい対立を繰り広げていた。一人は保守的政策で知られる高市早苗、もう一人は改革を訴える石破茂。どちらが勝利しても、日本は深刻な分裂に直面し、国の未来不透明ものとなる。

そんな中、一人の男が静かに日本運命を憂いていた。彼の名は小泉進次郎。かつての総理大臣である小泉純一郎の息子であり、表向きは政治家として知られていたが、その裏では天才的な科学者としても活動していた。進次郎は、この国を救うには、今の日本構造のものを変えるしかないと悟った。そして、そのために開発したのが、時間を遡って自らの人生をやり直し、歴史分岐点を変える「タイムリープ装置」だった。

進次郎は決意を固め、タイムリープ装置を起動した。目的は、19XX年、まだ日本現在のような政治的混迷に陥る前の時代に戻り、運命修正すること。しかし、装置が稼働したその瞬間、予期せぬ事態が発生した。装置から発せられた謎の電磁波が進次郎に降り注ぎ、彼の知的能力を著しく低下させてしまった。

進次郎は19XX年に無事到着したものの、自らの思考力が著しく鈍化していることに気づいた。かつての天才的な発想力や分析力は失われ、まるで関東学院大学レベルの知能にまで退化してしまっていたのだ。頭の中は霧がかかったように鈍重で、計画遂行するための戦略すら思いつかない。彼はこれからどうすればいいのか、自分でも分からなくなっていた。

それでも、進次郎は諦めなかった。知的能力が低下していても、持ち前のポジティブさと行動力で、何とか日本未来を変えるための手がかりを探す決意をする。だが、彼が変えようとする未来は、予想をはるかに超える混沌とした運命へと突き進んでいく――。

第1章: 関東学院の知恵

進次郎は、まず手近な問題から取り掛かることにした。関東学院大学レベルにまで退化したとはいえ、彼にはまだ何かができるはずだと信じていた。

進次郎は、19XX年の見知らぬ街をさまよいながら、自分が何をすべきかを考えていた。だが、かつての天才的な頭脳はもはや頼りにならず、以前なら瞬時に答えを見つけ出せた複雑な問題も、今は霧がかったようにぼんやりとしていた。

くそ…これじゃ何もできない…」

焦燥感が募るが、彼はふと、ある考えを思いつく。

「今の自分にできることは何だろう?…そうだ、まずは情報を集めないと!」

進次郎は知能が低下していても行動する力だけは残っていることを思い出し、少なくとも日本の現状とこの時代政治的背景を再確認することに決めた。まずは当時の新聞雑誌を手に入れるため、近くの本屋へと向かった。

本屋に入り、彼は棚に並んだ雑誌新聞を手に取る。時代を変えられるはずの自分が、このままでは過去をただ歩く存在になってしまうかもしれない。だが、そんな不安を振り払うように、記事に目を通していくと、ふと見覚えのある名前が目に入った。

「おお、これは…! 父さんが初めて政界進出した頃だ!」

進次郎は父、小泉純一郎がかつて若手議員として初めて脚光を浴びた時期の記事を目にした。彼の時代を変える計画は、ここから始めるのが最も有効だと直感した。

「そうだ、まずは父さんに会おう。彼が信頼を寄せる人々に協力を求めれば、何とかなるかもしれない…」

しかし、進次郎はすぐに気づく。このままの知能では、父に信頼されるような議論もできないし、ましてや未来からたことを説明することすらできない。今の彼には、自分立場知識限界を超える何かが必要だった。

第2章: 逆転の発想

進次郎は悩んだ。どうすれば自分の知能を取り戻すことができるのか。それとも、この「関東学院大学レベル」の知能のまま、状況を打開する方法を見つけなければならないのか。

だが、進次郎には一つの強みが残っていた。それは、かつての彼が学んだ「ポピュリズム」の手法だった。どんなに知識がなくても、人々の心を動かすことができれば、変革は可能だ。父もまた、庶民の心を掴んで政治家としての道を切り開いてきた。進次郎は、今の自分にもその才能が少しは残っていることを信じ、まずは周囲の人々を味方につけることを考えた。

自分一人で全てを解決しようとするから行き詰まるんだ。そうじゃない、みんなで日本を変えるんだ!」

関東学院大学時代の友人たちとの思い出を思い返しながら、進次郎は改めて決意を固めた。彼の力だけでは日本を救えなくとも、周囲を巻き込んでいけば、いずれ未来を変える手がかりが見つかるかもしれない。

第3章: 新たな仲間

その時、彼の目の前に現れたのは、かつての父の盟友であり、進次郎自身尊敬していた人物亀井静香だった。亀井は当時、改革派の代表的存在であり、進次郎が今の状況で最も信頼できる存在の一人だった。

進次郎は亀井接触し、少しずつ自分目的を伝えようと試みたが、やはりまともな説明ができなかった。そこで、亀井に向かってこう言った。

「俺は…未来から来た。日本破滅する運命を、何とか変えなければならないんだ。」

当然、亀井は信じない。しかし、進次郎の真剣さと焦りに満ちた目を見て、彼はその話を完全には否定しなかった。

「お前が何を言っているのか、正直よくわからん。だが、日本未来を憂う気持ちは同じだ。何か手伝えることがあるなら、言ってみろ。」

こうして、進次郎は亀井の協力を得て、少しずつ過去政治状況を変えていくための行動を始めた。だが、彼の知能が低下している以上、すべては計画通りに進むわけではない。新たな仲間を得たことで道が開けるかのように思えたが、思わぬ困難が次々と襲いかかる。

日本運命を変えるため、進次郎はどこまでやれるのか。知的ハンディキャップを抱えながらも、彼は必死未来を切り開こうと奮闘する。しかし、その過程で彼はさらなる驚愕事実に直面することになる――。

次第に明らかになる、進次郎の「タイムリープ装置」の真の目的と、その背後に潜む巨大な陰謀とは?

2024-09-23

連休したこと

昨日

スト6本田マスターにした。

昼飯俺が作る。生姜焼き味噌汁

家族温泉。車で10分のところ。すごい混んでた。入浴だけで帰宅

晩飯は昼の残り。

今日

shpez2ハードモードクリア

昼飯は妻が作った豚丼味噌汁

時間散歩

晩飯は俺が焼いたステーキと妻が作ったエビフライ

出かけたい気持ちはあるが、妻と仲が悪いのと子供がじっとしていられない性格で車に乗ると機嫌が悪くなる。

結局どこにも行かずに休日が終わる。子供来年には中学生になるし、ますますどこにも行かなそう。

普通の家庭だったら、小学生の子どもが居たら土日どっちかは外出すると思うんだが、妻から子供からも一切どこか行きたいみたいな話はない。

年に1回か2回の妻の実家への帰省ぐらいしか遠出しない。

一人で遠出しようとすると、妻からは必ず子供連れてってといわれる。家で一人になりたいらしい。

でも子供ドライブ自体嫌がる。家でゲームYoutube見ていたい。

毎週遊びに行きたくてもいけない焦燥感に駆られてる。

2024-09-20

anond:20240918181622

40歳か。

俺はもう少し若いが、30歳手前から全く同じ思いを抱いている。

現実で誰かに相談したことはないが。

富裕層で、兄弟すべてギリ超富裕層になるだろう実家の太さで

兄弟健康普通に仕事をしていて何不自由ないのに、

言いようのない焦燥感というか虚無感で胸がいっぱいだ。

おそらくミドルエイジ・クライシスだろうというコメントが付くことが予想されるが

たぶん違うと思う。それに陥るにはまだ若いような気がするし抑うつ傾向があるわけでもない。

最近思っているのは、ラスボス直前でゲームがやりたくなくなる現象と似ている気がする。

先が見えてすべてがどうでも良くなってしま現象というか。

良くも悪くも、可視化されすぎたというか。

攻略本もないのに、攻略してしまったような気分になっているというか。

あとはSNS

大学卒業ごろからSNSは一切付き合ってないが、

否が応でもSNS発信の話題が目に入ってきて、何となしにストレスになっているような感覚

だって、もう先が目に見えてるもんね。

人間寿命だってここ数十年変わってなくて、どういう人生を辿るかは目に見えている。

もちろん、どこかの段階で突発的な事故災害に巻き込まれることはあるだろうし

平和ボケと言われればそれまでだけど。

まりにも予測可能人生で詰まらないのかもしれない。

何か困難やすぐに解決するべき社会的課題が目に見えていれば

それを解決することで自分価値を保てている感覚があったというか

昭和時代まではそれが誰にでもあった。

けれど、今の時代、誰もがそういう課題真正から取り組める時代じゃない。

仕事だって自分じゃなくちゃ務まらないとか、そういう仕事が減ってきているように思う。

何だかなあ。

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