2024-11-16

目が覚めた時すでに時計の針は6時を指していた

12時に出社する予定だったのにまた寝坊してしまったのだ

だがこうして目覚めることすら

なぜか今ではありがたい

工場

言ってみれば薄汚い作業場

毎日無限作業と地味な繰り返しに感じるが

それが唯一決して変わらない日常から

しろ安定しているのだろうと自分に言い聞かせる

しかし今朝の問題

簡単に言うとまったくもって単純だった

だがそれでもそれが原因で工場は大混乱に陥った

まず原材料が届かなかった

月曜日から配送が遅れることがある

しか今日に限ってはそれがひどく悪いタイミングだった

工場長は冷静を装っていたが

誰もがその顔色を見てすでに不安を覚えた

数字の上では今日だけで3000個のパックを製造しなければならなかった

しか原材料が届かないと

それもただの夢だ私の心臓はすでに速く打っている

どうにかしなければ午後のシフトに影響が出る

待つ間隣のラインで働く田中が何度も「これどうすんだよ!」と叫びながら

機械ボタンを押しているが何も解決しない

まったくどうしてこんなに毎回こういうことが起きるのだろう

もう何度も経験しているはずだ

私が日々耐えているのはこの絶え間ない不安定さだ

そしてついに届いた原材料

それもすぐに使える状態ではないパッケージが破れていたり

品質問題があったりする

まるで私の精神状態のもののようだ

どうしてこんなに厄介なことが起きるのか

修理業者に電話をかけても簡単には対応してくれない

解決策はすぐには見つからない時間はどんどん過ぎていく

「本当にどうすればいいんだろう」

私は何度も呟いた

私の声が誰にも届かない工場の音が機械の音がすべてを圧倒していく

解決できない問題解決策が見つからない焦燥感が私を押しつぶしそうだ

そして昼食時

あのコンビニ弁当を食べながら

同僚たちと口を開くのが嫌だった

誰もが同じような愚痴を言い

また来週もこの繰り返しだろう

3つ目のトラブルは急に発生した

機械故障だった幸い午前中に修理業者が来て

なんとか使えるようになったがトラブルの終わりが見えない

午後

製品はどうにか出荷できたが

全体の品質は低く工場内での評価は下がる一方だ

数字で語れば目標の80%しか達成できなかった

それも全員が必死にやっている結果だ

結局私たちはどこへ向かっているのだろう

今日もまた何も解決していない机の上に積まれ書類を見るたびに

もっと仕事を減らしてくれと思う自分がいる

また明日が来る

無限に繰り返される作業の中で私はどこまで耐えられるだろう

誰かがまた何かを言う

私はその声にまた耳を貸すしかないのだろうか

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