「退職」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 退職とは

2021-12-17

2021の出来事 鬱病 退職 神様 ヤリ捨て

今年で数え年の25歳になった。

2021年、今年はどうやら厄年らしい。

厄年なんて所詮迷信だろうと今でも思う。

2021年1月 鬱病新卒入社会社退職した。

留年した挙句拾ってくれた会社である受験期の高校生より馬鹿私立文系カスを何人も採用してくれる懐の深いIT系会社だ。

それでどうやって生きてきたのかなという程処理能力が遅いカス寿司打で一生ミスタイプSEを響かせてそうな程タイピングやばいカス。そんなカス達を2ヶ月程で鍛えたのち「バックアップ体制ちゃんとある」と言い、カス達にとっての未開の地(常駐)に放つ大胆さもある。安心する言葉ではある。現に自分には入社3年目のとても頼もしい先輩がついてくれることになった。「余裕余裕!」と嘘みたいに狭い喫煙所でワイワイ笑った。

おすすめの店があるんだよと言われ連れてかれた店が『安安』だったときはどう反応すれば良いか理解らなく、少し抜けたところもあるのかなと笑えた。基本的には面白く優しく仕事も出来る人だった。趣味も合った。麻雀競馬野球タバコ休憩中は常に話が盛り上がった。男はギャンブルサッカー野球を知っていればどこでもやっていけるのだと思った。

ある日、とても頼もしい先輩が消えた。LINEはUnknownだった。どうやら退職代行を利用したらしく、本気で使う人いるんだと最後ちょっと笑っちゃった。

それから地獄が始まった。

バックアップ体制というものは一度なくなったら整えるのは一筋縄はいかないらしく、自分一人で全てを処理する必要があり残業につぐ残業だった。「まあ辛くなれば普通に逃げればいいしな…」と当たり前のことを常日頃考えていたし、今までの人生でもそういう辛いことあれば逃げてきた人間だったのに、そのときは何故か踏ん切りがつかず結局寝→労働→寝→労働の日々が数ヶ月続いた。

気取って立ちながら仕事できるスタンディングデスクというものが未開の地にはあったので、気取りながら仕事していたところ、急に目眩がしてきた。「ヤニクラかな?」と思いつつまあなんとか耐えていたのだが、あまり今まで自分が感じたことのない苦しさになり、トイレに駆け込んだところ酔ってもないのに初めて吐いた。なんかやばいなという焦燥感よりも「やっとこれで理由ができた」という安堵感の方が強かったのを覚えている。

翌日は日曜日休みだったので初めて精神科に行った。理由付けを貰うのには一番ぴったりな場所だと思ったからだ。

その日の自分は素晴らしい役者だったので、演技とは思えないくら自然に泣くことが出来た。先生と話をした後に、理由付書を4,000円で書いてもらいお薬ももらった。もう解放された気分だったので、書いてもらったあとは串カツ田中で独りで美味しい物を食べた。お薬は今も飲んでいる。

とても頼もしかった先輩に倣って退職代行を利用した。

その後すんなり辞めれたことは逆に苦しかった。


2021年8月 付き合った

今の時代ネット簡単に異性と知り合うことが出来る。自分ルックスいまいちだし、高校時代クラス女子家庭科の授業中ワイワイ話し合ってた『クラスの中で一番付き合いたくない男子ランキング』で見事ワースト2位だった。

そんな自分でも彼女が出来るんだからネットは偉大だと思う。

大学時代、初めて出来た彼女に対し「自分は顔が良くないから」とネガティブ発言をしたら「そんなことないよ!」と返され、その優しい一言が、今の自分がまだ恋愛に対して一歩踏み出せる勇気をくれていたのだと思う。

その彼女は別れた後、ゼミ内で自分容姿を貶してきた男と付き合っていたが。

新しい彼女はとても気の良い子で、料理が得意で、オシャレで可愛い女の子だったと思う。多少ぶりっ子の感じはあったので、男にウケ、女には…なタイプだ。そして巨乳だった。好きになれば関係ないよなんて言うが、自分的にはあればあるだけプラスになるし、虜にもなる。

彼女とは色んなところに行った。転職して土日は不自由なく動けるようになったし、彼女とも予定は合った。自分地方出身彼女横浜出身だった。あちらのほうが都内地理には明るく、新しい発見を色々させてもらった。

ある日、原宿に行った。原宿駅のすぐ近くには明治神宮がある。自分明治神宮が好きだった。あんな都会に緑がいっぱいで、歩いていてとても落ち着くところだった。テンションが上がり、じゃあ行こうかとなったところで彼女の顔色はそんなに明るくなかった。「ちょっと疲れてるからカフェでも入ろうか」と言われたのでそうした。素直に従ったが休憩後にも明治神宮には行けなかった。

それから日が空くが、デートをする約束の日に、自分は直前の予定が押してしま遅刻してしまった。謝ったが、彼女はまったく怒らず「大丈夫だよ」「偶然街で昔の友達と会ったかお茶してていい?」と優しく返事をしてくれた。もちろんダメと言えないし、1時間程遅れてしまうのでむしろ偶然の友達感謝をした。

駅に着きLINEをすると、まだお茶をしているみたいで一旦彼女友達がいるカフェまで来て合流しようかという話になった。知らない人なのになという思いは多少あったが、非はこちらにあるので素直に向かった。

2人がいるカフェに入り合流をした。席に着いて2,30分くらいは普通の話をした。まだ付き合って日が浅いけど結構色んな所へ行きましたよとか、彼女の作るミートスパゲティはとても美味しいんですよとか。

そんな話をしていたが、2人が「トイレ行ってくるね」と同時に席を立った。そろそろ良い時間にもなるしここで解散かなと思っていた。

2人は戻ってくるとさっきまでと雰囲気が違っていた。

大事な話があるんだけど聞いてくれるかな」と彼女が真面目な顔で言った。なんで初対面の人がいるこの状況なんだよと思ったし、戻ってきて顔見た時点で嫌な予感は凄くしていたけど、何故か格好つけて良いよと答えた。

「本当に信じてるものがあって、君にも理解ってもらいたいんだ」と言われた。

頭の中で最悪の選択肢が2つあったけど、難しい方だったみたいだった。マルチ商法であれば真っ向から否定できた。でも言われたことは恐らく宗教のことで、それをマルチ商法と同じように否定するのは憚った。ある意味その人の全てだろうし、真っ白になってしまった。

彼女が言った細かい話はもうあまり覚えていない。自分は「ここでこの話をするのはもうやめたいんだけど」としか言えてなかったと思う。その度に「大事な話だから」と同じ内容を繰り返された。

話は入ってこないし、平行線のままでいたが、「震災でも信じてた人は助かったの」と言われたのはずっと覚えている。

それは自分にとってとても人を馬鹿にした発言に思えた。「それ以上この話を続けるならもう出ていくね」と言っても、あっちはまだ続けようとするので5,000円をテーブルに置き、そのまま店を出た。追っては来なかった。

駅まで歩いて、最寄り駅に着いて、家までまた歩いてるときちょっと泣いた。家に着いた時点で彼女からは何も連絡はなかった。

今までのことは全部嘘なのかなとか、セックスだって普通にしたんだけどなとか、あっちも勇気出して話した結果こうなってどうなんだろうとか、色々思うところはあったけど、考えれば考えるほど自分キモくなってその日は終わった。何故か物凄く眠れた。

次の日に「考えは否定しないけど理解は出来ないし、今までみたいには行かないから別れよう」とLINEを送った。彼女は「納得いかない」と言っていたが、修復なんて考えられなかったので、ひたすらゴメンなさいと返し続けた。

勇気を出してくれていたのならば第三者は挟まないだろう。

別れることに合意はしてくれたのだが、定期的に連絡が来て怖かったので最終的にブロックした。

後々考えたら明治神宮鳥居が駄目だったのだろうか。

2021年11月 ヤリ捨てされる

元カノから突然連絡が来た。

「久しぶりにご飯でも食べない?」

結構ウキウキで準備をしていたと思う。当時は自分がガキすぎて不細工に見合わない言動をしてしまったせいでヒビが入り別れてしまった。それ故にあちらからまた連絡をしてきてくれたのがとても嬉しかった。

ちょうどあちらの誕生日も近かったので、好きだったハンドクリームプレゼントとして買うくらいには浮かれていた。

店は焼肉屋で、酒類提供禁止も明けていたのでお互いビールを飲み良い気分になっていた。元カノはどちらかといえば少し気が強く、思考が男寄りなのもあって、話をしていてとても楽しく感じた。あのときはくだらないことで拗ねてゴメンねとか気軽に言えたりもした。

3,4杯飲んで、じゃあ次の店でも行こうかとなった時に、「ウチに来ない?」と言われた。正直急だったし驚いたが、お酒も入っていたので断る理由はなかった。3年ぶりに手を繋いで心臓バクバク言ってたのを覚えている。

次の日が仕事だったしもちろん着替えもなかったが、そんなことも気にならないくらい良い夜だった。

馬鹿もので一度ヤれば「復縁かな?」と考えにもなったし、翌日の仕事中はこれからのことで頭がいっぱいだった。

また、次の日が祝日だったので「会えるかな?」とLINEを送った。

返ってきたのは「やっぱりごめん。昨日のことはなし。」という返事だった。立場が逆ならそこらへんにある話だと思うが、その文面を見た瞬間こういうパターンもあるのねと落胆した。

自分本位で上手くいくことを想像すると得てしてそうはならないと今までの経験で十分理解しているはずなのに。

打ちのめされた気分になったので、「わかった」とだけ返信をし、その日は久しぶりに独り酒をした。


2021年4月 自転車に轢かれる

2021年7月 5万円入った財布を紛失する

2021年9月 弟に子供が出来て立場がまずくなる

2022年は最高の年にしたい。

2021-12-16

偉い神「人類をそろそろ滅亡させるべきか意見を求める」

普通の神A(別に滅ぼしてもいいと思うけど下手に発言して担当させられたら面倒くさいし黙ってよう)

普通の神B(うちの部署的にはどっちでもいいので保留。黙ってよう)

普通の神C(こないだ寿退職した天使の補充も来てないし新規案件に手を出す余裕はない。黙ってよう)

普通の神D(気持ち的には滅ぼしたいけど後々から文句言われても困るし黙ってよう)

 

偉い神「特に滅ぼすべき理由もないようなので存続させるものとする」

ウーバーイーツで自由に生きていくと言ってるブログを見たんだが

ブログ主が主張するメリットの一つがウーバーは働く時間自由に選べることらしいのだが

言うて稼ぎ時って昼飯のタイミングと夕飯のタイミングだろ?

オフィス街では会社の昼休憩どきに注文が集中するだろうから、結局社会一般活動してる時期に合わせて動かないと稼げないわけで、

多少の裁量はあってもどうせ月〜金の日から夕方で働くのだから、そんなに自由に働けねーだろと思った

更に月収例・年収例が掲載されていて、サラリーマンと遜色なく稼げるぜ!しか自由に!と主張していたのだが、

サラリーマンには福利厚生があり、保険料折半して貰っており、更に退職後は厚生年金退職金を受け取ることもできるので、

その分を加味するとどう考えてもサラリーマンより貧困と言わざるを得ない

まさか60歳、70歳になってもウーバーイーツで働き続ける人生設計なの?病気怪我してもウーバー保証してくれないけどそんな余裕ないよね?

まあ人生個人自由だし、本当に美味しい話は内緒なのかもしれないし、その人の価値観には合致した魅力がウーバーにはあるのかもしれない

でも、俺にはウーバーイーツは貧困ビジネスの一種しか見えなかったよ

俺なら副業でも近所のアルバイトから選ぼうと思ったよ

ボーナスをもらったことで日本型雇用無意味さを知った件

ずっと派遣社員やらニートやらバイト底辺を駆け抜けていたが、

いちどだけ運送会社正社員で拾ってもらって、1年つとめたらボーナスを貰えたことがある。

月給の半分ていどだったが、気分的にはたいへんうれしいものだった。

そしてボーナスを初めてもらったことで、「ン?退職金とかボーナスって、無意味じゃね?」と気づいてしまった。

日本型雇用世界的に異質であることについては本を読んでいたので基礎知識はあったのだが、

年功序列型が崩壊している現状をふまえると、ボーナス退職金財形貯蓄というものが、リスキーであることがわかった。

とくに危険なのが業績賞与というやつで、これは経営者花崎さんズもとい鼻先三寸(?)で決まってしまう。

法人は半期ごとに決算報告するところが多いのだが、収益圧縮節税対応にもなるのである。(経営者自身にはこれはできない)

こうしたことからボーナス退職金というのはいわば奴隷をよろこばせるのに最も分かりやすツールなのである

逆に、退職させたい人間ボーナス支給しないことで退職を間接的に勧告することもできる。

(「100日後にやめるエンジニア」というツイッターマンガにくわしい)

このような気づきは、ボーナスを一度ももらってなかったらできなかっただろう。

たった1年のヒヨッコにボーナスをくれた運送ブラック企業には感謝している。

文中の花崎さんズというのは「いぞのぐぅ~ん!」みたいなキャラが数人いるグループみたいなもの想像してくれ。

2021-12-15

不快感があるなら仕方ないよね

両性愛告白尼崎市職員に市幹部指導

 「市民に明かすのは不適切

 失望退職「ショック。無理解容認」】

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202112/sp/0014918486.shtml

ロリコン幼児性愛カミングアウトしてるやつなんかに公務やらせるな気持ち悪い、とか「健全感覚」を持った左巻きの人がよく言ってるよね。

不快感がある市民には配慮して当然だよね?

萌え絵ロリコンへの不快感OKで、LGBTへの不快感ダメ不快感て誰が決めてんの?平等にいこうや。

2021-12-14

自営業はじめてから5年経つが辛い

資金調達とかSaaSとかベンチャーとかスタートアップとかベンチャーキャピタルとか、そういうキラキラとは別な零細自営業について語ります

特に戦略とか持たずに、のんべんだらりと会社をやってきたおっさん独り言です。同時期に会社を急速に伸ばした人を見ると、自分のだめさ加減が露呈して辛い。



2017年

転職直後に、家族うつ病に。辛い。

家族ケアをしながらできる働き方はないか模索したところ、「起業、、、ありかも」と思い立ち、友人知から仕事を集めたらなんとかなりそうなことが判明。

よっしゃ、辞めるぞ、ということで、転職から1年未満で退職退職時は、同じ会社の人に結構微妙対応をされる。まあ、そりゃ実績も出さずに1年未満で辞める人にかける言葉もないよな。辛い。

退職直後は、友人知から祝儀仕事が来て結構ハウハとなるが、その後、ご祝儀案件がすぐ蒸発。辛い。

あなたに任せるよりも、安いインターンに任せることにしました」という屈辱的なこともたくさん言われる。辛い。

友人と共同で受けた案件、お客さん会社社長パワハラ気味で、やった作業簡単にひっくりかえすx3を食らう。辛い。

この時点でサラリーマン仕事6ヶ月(給与)+自営業6ヶ月(売上)=800-900万円



2018年

友人から仕事で食いつなぎつつ、クラウドソーシング。辛い。1文字1円のライター業とかやる。格安SIMがどうとか、転職がどうとか、そんな記事を量産する。

格安SIM記事なんて、定められた構成に従い、機械的に書くだけ。書く機械。人ではない。そして、1円ライターでも「もっとちゃんと書け」と怒られる。辛い。

それ以外にもクラウドソーシングのよくわからない案件をこなす光通信系の会社の人からプロだと思って頼んだら全然だめですね」と言われる。辛い。

新卒入社した会社結構有名企業だったので、「あー、あんな有名な会社に勤めていたのに、そのまま勤めていれば年収もずいぶん高かっただろうに、いまは1円ライターやっているのかー」と自分客観視すると、辛い。

単価高いITエンジニアがうらやましくて仕方ない。ああ、どうしてプログラミングやらなかったのだろうと人生を後悔する。辛い。

元同僚の会社営業代行などしてしのぐ。営業なんて大嫌いなのに。辛い。

自営業12ヶ月(売上)=700-800万円



2019年

クラウドソーシングの受注案件から強引に営業したら、月額30万円くらいの安定収入になる。嬉しい!

営業代行仕事好調結構売上が伸びる。ただ、営業対応出張が多いのと、売上にならない案件フォローとかがかなり面倒。フォロー遅れると怒られる。辛い。

家族うつ病が再び悪化仕事したいのに、やる気もあるのに、張り付いていないといけなくて仕事できない日が増える。辛い。

Switch買ったら、昔のゲームやるのが面白すぎて仕事が進まない。でも止められない。作業遅れ多発。辛い。

また別な継続案件口コミで受注するも、親会社が推奨する会社リプレースされてしまい、一瞬で案件なくなる。辛い。

業界違いの案件を受けたら、「メールChatworkで連絡してください」としたにも関わらず、毎日電話くる。そのうえ、レスが悪いと怒られて案件終わる。辛い。

自営業12ヶ月(売上)=1000-1100万円



2020年

子供生まれる。しか双子!嬉しい!でも、お金なくて色々申し訳ない。旅行するときに、泊まりたいホテルでなくて、安いホテルから順に調べないといけない。辛い。

行きたいタイミング旅行に行けず、カードマイルを使って特典航空券が空いているタイミングを選ばないといけない。辛い。

元同僚の営業代行していた会社から、いいがかりをつけられて売上が減少。新卒入社したときは、楽しく酒を飲み交わしたことを思い出す。一緒に仕事しなければ友情は続いたのだろうに悲しい。紙の契約書がないって辛い。

売上どうしようと思い悩んでいたところ、交通事故あい、そのさなかにクラウドソーシング経由で営業した安定収入案件を失注。辛い。

別な友人経由で仕事をもらうが、「すみませんが、成果でないですね」と言われ、2ヶ月で切られる。辛い。

コロナで友人知人と会えず、精神的なバランスも崩れる。精神的なバランスが崩れても、息子たちのおむつ替えもミルクも待ってくれない。辛い。

自営業12ヶ月(売上)=700-800万円



2021年

知人からの紹介で再び別の案件を受注。月30万円くらい。嬉しい。

他の案件ほとんどなくなり、辛い。業績低迷を理由コロナ融資受ける。ある意味コロナ恩恵を受ける。うちみたいな会社お金貸してくれるなんて最高。大好き日本国

から、「稼ぎが悪い、お金がないか子供の服を1着買うのも悩む、友人は家を買っているのにうちは車すら買えない、ちゃんと考えずに会社経営しているだろ、融資返せるのか」と言われる。辛い。

さすがに食っていけないので、ほぼフルリモートサラリーマンも再開する。成功できずサラリーマン都落ちした気持ちになる。恥ずかしい。辛い。

ただ、普通に考えて自分会社仕事しながら、サラリーマンやるのは普通に考えて無理がある。溺れながら時々顔を出して仕事をしている感を装っているような感じ。情けないし辛い。

自営業12ヶ月(売上)+サラリーマン4ヶ月=700-800万円



2022年予定

来年は、サラリーマン年収が1000-1100万円+自営業が600万円。結局自営業金額はしょぼいので、ダメ社長だ。辛い。

金額全体が増えたのはうれしいが、仕事コントロールできず溺れている。自分会社サラリーマン仕事完璧にできていない。だましている感が強い。辛い。

大学時代の同期は、キラキラベンチャーでCxOして資産数十億円築いたり、コンサル上り詰めたり、起業して成功したり、外資系部長職で年収3000-4000万くらいのポジションについている。羨ましくて仕方ない。辛い。

2021-12-12

GHQ

小金持ちの夫婦がいっちょまえに、山中に小さな小屋を買ったことがあった

土地売り出した農家は、かつての政府政策による入植者地元民じゃない

その夫婦は、弁護士相談して土地売買契約をしたにも関わらず、山林を宅地価格で買わされた

 

かつてのアメリカ政策の協力者らが、あとあと法律家優遇され詐欺っても捕まら利益山分け、というパターンは、しばしば見かける

日弁連米国協力者を優遇し、その他の者に被害を与えるための団体から懲戒なんて宣伝用にしかやってない

第一弁護士会なんてのは帝国弁護士会の息子でもともとアメリカと仲が良く、退職検察官のたよりどころ

 

追記

なお夫婦もまたどちらかと言えば政府側の人間だったので書き直した

夫はフランス研究所原発の基礎研究をした(その父の陸軍化学教授GHQには嫌われたかもしれないが)

妻は独占的な国際電話会社KDD勤務(その父は翻訳家大日本帝国広報

思うに妻はアメリカ企業のハニートラップとして夫を虐待、その息子は、夫である父を死なせ遺産ソニー銀行投資するらしい

2021-12-11

今日観たBLと読んだ非BL

はー、ひっさしぶりに時間を忘れてガッツリ本を読んだ。

ドラマ『美しい彼』第4話

あらすじ

 卒業式の日、平良は清居から不意にキスされた直後に突き飛ばされ、携帯側溝に落とし水没させてしまう。携帯から失われた、清居の連絡先。平良は清居と自分はもう関係ないもの自分に言い聞かせる。そして大学に進学した平良写真サークルに入り、そこで小山出会った。小山との時間平良の心を温かくしてくれる。平良小山との心地よい関係にずるずると浸かり、友達以上恋人未満のような付き合いを続ける。

 ところが、小山誕生日小山に誘われて観に行った劇に、なんと清居が出演していた。平良は1日を小山の為に過ごすはずが、清居から打ち上げに誘われた瞬間、「行く!」と反射的に答えてしまい……。



増田感想

 毎度言ってるけど、今回もまた萩原利久平良再現度が120%。完璧過ぎてヤバい。これぞまさに平良原作既読勢は、ストーリー原作に忠実でないとか平良にしては背が低すぎるのではないかとか(だが実のところ萩原利久結構高身長さんだったりする。どちらかと言えば清居役の八木勇征の背が高すぎるとも言えるが、あの身長からこそのプロポーションの良さなわけで……)で不満の人もいるみたいだけれども、少なくとも平良だけはマジで平良なので原作既読勢もニッコリ、になるといいんだけどなぁ……。

 ビーバー小山が思った以上に好青年風なので、小山に対する平良無自覚塩対応はただ「何この冷たい奴」くらいの寒い印象を与えただけでスルーされるほどのものになって霞んでしまうのではないかなと危惧したけど、清居に打ち上げに誘われた時の平良の「行く!」の即答はピュアさがありつつも無慈悲無自覚俺様キングオブキモうざ感に満ちており、とてもよかった。直後に場の空気が瞬間冷凍され小山がピキピキしてる様もとてもいい。あー、このドラマ役者さん達ほんと芸達者すぎていいわぁ〜。

 そして遂に孤高のクールビューティー清居の化けの皮が剥がれる時がきた……! 実はさびしん坊で甘えん坊の清居がツンツンツンデレ平良の脛に蹴りの一撃。このエンドから来週は遂に清居のターン。次回予告に興奮を禁じ得ない。平良による城田フルボッコ事件が清居の視点から見れるだなんて最高過ぎる。



私立探偵麻生龍太郎』(柴田よしき

 私みたいな二次創作からBLに手を染めた系の人間には、商業BL恋愛に重きを起きすぎていて少女漫画のようにゲロ甘くネチネチしていてあんまり受け付けられないっぽい。というあなたにはこれがおすすめ!! と言われて手に取ったんだけれども、本当は同作者の『RIKO――女神永遠――』から読んだ方がよかったのかな。本作の主人公は『RIKO』シリーズに登場する人気キャラクター麻生龍太郎物語サスペンスとかミステリーとかの類だけれども、麻生龍太郎とその同性のパートナー山内練のBL要素がある。しかBLレーベルから出版された作品ではないので「非BL」扱いだ。

あらすじ

 麻生龍太郎は色々あって警察を辞め、私立探偵として独立開業する。人を雇う余裕はないが、自分一人で食べていくには何とかなる程度に、細々とやっている所に依頼人がやって来たり、恋人の練がふらりと現れたりする。短編4話。ちなみに、BLとしてのあらすじはというと、ずっと別れ話してる、の一言で表せる。

『OUR HOUSE

 麻生事務所に裕福そうな身なりの女性 唐沢が依頼の為に訪れた。彼女の依頼は意外なことに、子供の頃に住んでいた借家の縁の下に埋めた「タイムカプセル」を探してほしいというもの借家は取り壊されてしまったものの、管理していた不動産屋のつてにより、借家過去の住人達消息トントン拍子に知れて、調査は順調に進むと思われた。ところが、唐沢には思いもよらない思惑があったようで……。

『TEACH YOUR CHILDREN』

 もっといい部屋に引っ越そうと誘う練。だが麻生は乗り気ではない。練に金を出させていい所に済む気は麻生にはないのだった。挨拶もせずに練が帰ってしまった後、依頼人が訪れる。今回の依頼人は、憔悴した様子の中年男の石田。彼は私立女子学園中等部校長をしていたが、既に退職した若い女教師河野から、身に覚えのないセクハラで訴えられかけていた。しか河野最初から石田を陥れる為に巧妙な罠を張っていたという。仕事を引き受けたものの、石田の話に釈然としない麻生。そんな時、一本の電話がかかって来た。電話の主は麻生の古い知り合いの沖田。彼女は元警察官で、現在麻生同業者だ。沖田の誘いで飲みに出た麻生だったが……。

『DEJYA VU』

 風邪を引いてしまった麻生病院受診し、調剤薬局へと薬をもらいに行ったところ、そこの薬剤師の顔に見覚えがあるような気がした麻生だった。そして相手麻生に見覚えがあるという。薬剤師の名は川越琢磨川越はいつどこで出会ったのか、どうしても気になって仕方のない麻生は、おそらく川越とは警察時代麻生担当した事件関係者の誰かだろうと麻生は見当をつけ、昔の仕事仲間・山背に川越琢磨という人物を知らないかと問い合わせた。すると、後に山背は川越琢磨について、思いもよらない情報電話でよこしてきて……。

『CARRY ON

 女をたぶらかし風俗に落とす、いわゆる「スケコマシ」の田村田村と偶然に再会した麻生は彼と会食をしているのだが、練との煮えきらない関係について説教をされてしまう。

 田村と別れた後、麻生はある女性から声をかけられる。彼女後藤絹子。東京地検の元検事で、現在弁護士をしており、離婚して旧姓の「早坂」に戻っていた。

 早坂絹子は麻生に奇妙な依頼をしてきた。それは、彼女が叔母の啓子から貰った指輪盗難に遭ったので探してほしいというもの。早坂は指輪を叔母から不正手段により取得したため、指輪所有権を持たず、そのため警察に頼ることが出来ないという。麻生指輪の手がかりを求めて、まずは啓子の元婚約者犀川修造の元を訪ねたが……。

増田感想

 ネタバレなっちゃうから詳細には言えないけど、どの話も面白かった。得に4話目の『CARRY ON』は本の半分弱のページ数を占める中編なだけあって、複雑に伏線が張り巡らされている。

 トリックもいいけど、登場人物の得に女性心理描写が巧みで素晴らしい。『TEACH YOUR CHILDREN』で河野石田校長を陥れようとした理由には、相手をハメるほどの気力と頭脳はなくとも、自分が同じ目に遭わされたら出来るものなら相手地獄の底に突き落としてやりたいと思うだろう。実際、私にも似たような経験はあるしね。『CARRY ON』で登場する馬淵尚美の、カッとなってハチャメチャな行動に出てしまった、その時の心理の移り変わりもリアルだった。

 BLとしては、麻生山内練は相思相愛だけど、前述の通り最初から最後までほぼ別れ話をしているようだし、練はたまにしか登場しないのもあって、そんなに満足度は高くはないかな。面白ミステリー小説を読みたいならいいけど、ガッツリBLを読みたい時に読むものではないかも。

 あ、一話目の途中になんか古のケータイ小説みたいに行間の開いてる箇所が一箇所あるけど、その部分は古式ゆかしい感じのBLラブシーンだったのね……。そ、そういう表現するんだぁ。驚き。

ちょっとしたBL解説

 本作はシリーズ物なので、これを読んだだけだと麻生と練の関係性とか練の人となりが良くわからないんだけど、麻生は元警察官で、練はヤクザ世界に片足をツッコんでお金を稼いでいる人。二人は相思相愛なんだけれども、麻生は練にヤクザ稼業から足を洗って欲しく、一方練はそういう気はなく、しかも恩人のヤクザの組長の跡目を継ぐかどうかっていう所。そんな訳で本作では別れ話が出ているのだ。

CAが語る一流の乗客の特徴についての記事を読んだ

卑しい品定めを退職後に得意げに語る元CAが一流でないことだけは伝わった

肩書を使われる会社可哀想

2021-12-10

「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」の増田の嘘

「なんで同性婚推進派って嘘ばっかつくの?」という増田エントリ https://anond.hatelabo.jp/20211208080728 に、そこそこブックマークがついている。この元増田は、同性婚推進派が配偶者控除や第3号被保険による社会的コスト増の可能性を想定していないことを「嘘吐き」「都合の悪いファクトを隠す」と激しく非難している。ハンロンの剃刀(愚かさで十分説明されることに悪意を見出すな)という格言真逆という感じがするが、この増田の言ってること自体、よく読むと全くファクトに基づいていないのだ。いささか鼻についたんで長々書いてやる。

「兆円単位の財源が必要」って、一体どこから試算?

まず、元増田が何度も強調して論の中心に据えている「MAXで兆円単位の「新規財源が毎年」必要」「兆円単位新規財源は当然納税者税金から賄われる」について。増田仮定として、日本国内LGBTQ+が1000万人を超えるほどいるとし、さらに「この人数に同性婚を認めて将来的に2~3割が同性と結婚すると100万人以上の配偶者控除と3号保険が発生しうる」と言う。

おそらく、1000万人 × 2.5割 = 250万人=125万カップル で、その同性婚カップルの全てでパートナーの片方が専業主婦/主夫を選び、103万円(配偶者控除)〜150万円(配偶者特別控除)の壁に収まるようにパートなどで働く(or働かない)という計算での「MAXなのだろう。そもそも同性婚」の制度が何らかの形で立法化されたとして、そこで配偶者控除や第3号被保険者制度適用されるような建て付けになるかどうかは現時点では全くわからないのだが、まあそこはよしとしよう。

配偶者控除の「MAX」は820億円

というわけで、まず同性婚カップル125万人分の配偶者控除配偶者特別控除を概算する。2020年配偶者控除対象となったのは970万人、配偶者特別控除対象となったのは122万人で、この2つは重複できないので、合計1092万人いたことになる。この配偶者控除配偶者特別控除によって控除される税の総額は、以下の2016年試算によれば約7200億円。もう少し前のざっくりしたデータでは「約1兆円」としているものもあるが、概ねそんなところである

配偶者控除配偶者特別控除を含む。以下、同様)を廃止すると、所得税は年間で 7200 億円の増収となる。

WEB Journal『年金研究』No. 05 配偶者控除見直しに関するマイクロシミュレーション(Ⅰ)

現に1100万人いる配偶者控除配偶者特別控除対象者が控除されている税の総額が7200億円。ということは、LGBTQ+同性婚カップル配偶者控除配偶者特別控除が125万人増えたとしたら、それによる税控除の増分は820億円になる。あれ、「兆円単位」とは桁が2つ違うぞ? これは一体?

第3号被保険者扶養者側負担の「MAX」は1250億円

次に第3号被保険者だ。厚労省統計によると、2019年国民年金第3号被保険者数は820万人。国民年金保険料は現在は月額16610円、年額199320円。第3号被保険者場合、この金額相方である第2号被保険者が加入している厚生年金負担することで、第3号被保険者自身国民保険料を支払わなくてよいことになっている。

パートナーである第2号被保険者が加入する厚生年金負担した分の原資である厚生年金保険料は、厚生年金に加入する企業とその企業で働く従業員折半で払っている。言い換えると、マクロ観点では、その厚生年金に加入している働き手のパートナーの分を、加入者全員と企業負担している。まり、「新規財源は当然納税者税金から賄われる」という元増田発言は、第3号被保険者については完全にウソなのだ

ここは大負けに負けて、広い意味での国民負担とみなして以下計算を続けてやろう。LGBTQ+同性婚カップルの第3号被保険者が125万人増えたとしたら、それによって負担義務免除される国民年金保険料(厚生年金負担負担増)は約2500億円。うち半分は企業持ちで、残り半分を第2号被保険者負担するので、直接の負担増は約1250億円。これまた「兆円単位」とは随分開きがある。あれあれ?

元増田仮定通りに「MAX」を計算しても、配偶者控除で820億円、第3号被保険者で1250億円、合計2000億円の増分にしかならない。国民1人あたり2000円の負担だ。「推進派は都合の悪いファクトを隠す」と息巻いていた増田、これは一体どうしたことなんだい?

MAXで兆円単位の「新規財源が毎年」必要ですね。これを「どーでもいい規模」とは世界一金持ちイーロン・マスクでも言えない。誤解とかそういうレベルじゃない。意図的なら詐術無自覚なら恥ずべき無知しか言えない。


全くだ。誤解とかそういうレベルじゃない。意図的なら詐術無自覚なら恥ずべき無知しか言えない。猛省してほしい。

そもそも同性カップルには分業戦略フィットしない

…とまあ、ここまでは元増田の主張に乗っかりつつ、その主張通りに「MAXで」計算しても、彼の主張する財政コスト増のせいぜい1/10程度にしかならないことを示した。「金額問題じゃない、負担が増えることを認識していない(あるいは隠している)のが問題だ」という言い分もあるんだろうが、「兆円単位新規財源は当然納税者税金から賄われる。無自覚なのか、嘘吐きなのか」と「兆円単位」を振りかざして他人を罵ってた元増田が今更それを言い出すとしたら、随分みっともないね

さて、実はここからが本題だ。そもそも元増田は、男性でも女性でもいいけど、「同性同士が同性婚して、片方が専業主夫/主婦をやる(片方が103万円〜150万円の壁以内で働き、配偶者控除を受け取る)カップル」が現実にどれぐらいいると思っているのだろうか。そもそも元増田は、異性愛カップルでは片方が専業主夫/主婦(たいていは主婦)をやる家庭が多い理由ちゃん理解できているのだろうか

その理由ひとつは、図らずも増田自身エントリ冒頭で書いている。異性愛カップルが家庭を築き、片方が仕事をせずに専業主婦になるとき、その理由の大半は〈子育て〉だ。女性退職理由に関する調査では、出生あり既婚女性では「出産育児のため」という理由86.7%を占めている。そして増田は、同性婚が認められれば同性カップル子供を生まないと言う(確かに、将来的には日本でも同性カップル精子提供代理母で子を持つケースが増えるかもしれないが、今はほぼゼロに等しい)。つまり同性カップルにとっては、異性婚カップルの片方が仕事を辞めて家庭に入る最大の動機が、ほぼ存在していない

もうひとつは、異性婚カップルでは「片方がフルタイムワークで働き、片方が家庭に入って配偶者控除や第3号被保険者対象になる」という分業戦略有効からだ。男女の間に「働ける職場範囲待遇」に構造格差があるから異性愛カップルでは「夫が正規雇用、妻が非正規雇用103万円の壁・151万円の壁の範囲内で働く(あるいは働かない)」というオプションが取れる。しかし、同性カップルではこの戦略はあまり機能しない。なぜなら:

男性同性カップルは、両方とも正規雇用の安定・高収入職種就業している可能性が高い

女性同性カップルは、両方とも非正規雇用不安定・低収入職に就業している可能性が高い

からだ。つまりゲイ男性カップルの多くはそもそも上のような分業戦略を使う必要がない一方で、ビアン女性カップルの多くは分業戦略を取ったら生活が詰んでしま可能性があるのだ。現実にも、ゲイ男性同士のカップルにはダブルインカムパワーカップルが珍しくない一方で、レズビアン女性同士のカップル収入面が不安定になりやすいという傾向がはっきりある

性的マイノリティという視点では「LGBT界隈」などとひとくくりにされてしまうが、GとLの住む世界は、所得面で見れば全くかけ離れている新宿二丁目にはゲイバーは無数にあるが、ビアンバーは数えるほどしかない。これは両者の人口差ではなく、所得の差によるところが大きいと昔から言われている。ビアンは総じてゲイより可処分所得が少なく、ゲイほど頻繁に飲みに行けず、お金を落とせないので、地代の高い場所で店の経営が成り立たない。「貧乏レズ」なんて言葉もある。「性的マイノリティ」の問題生活軸で考えていくと、最後には結局「ジェンダー格差」の問題帰着するのだ。

改めての試算

異性婚世帯では、全体(1722万世帯)のうち女性フルタイム労働しているのが483万世帯、パートタイム労働(週35時間未満)しているのが668万世帯、完全無業なのが571万世帯という構成だ(2020年統計 https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/2nd/pdf/1.pdf)。「パートタイム」と「無業」を足すと先の配偶者特別控除対象者1100万人より多いが、これは配偶者控除を受けるには週20時間程度に労働抑制する必要があり、そこからはみ出した人達パートタイムに分類されているからだ。ともあれ、異性婚世帯配偶者控除特別控除を受けているのは1100万/1722万=全体の65%程度ということになる。

仮に125万組のLGBTQ+が同性婚したとして、そのうち片側が配偶者控除や第3号被保険者などの対象になるカップル比率は、上記理由から異性婚世帯より多くなることはまずないだろう。「MAX」でも65%=80万組程度、自分推定では恐らく30万組以下だ。この推定が正しければ、税収減+年金負担増は500億円/年。国民1人あたり500円以下。元増田が言い切ってた「新規財源が当然納税者税金から賄われる」配偶者控除特別控除増による税収減は、200億円/年。国民1人あたり200円以下。

もちろん、それが0円でないのなら「『どーでもいい規模』ではない! 負担が一切ないなんてウソだ!」と言い張ることもできなくはないが、ではその前に、「推進派がウソを1つ吐く度に同性婚が嫌いになるわ」と言った元増田自身が、同性婚による経済的インパクトを膨らませるために、ここまでいくつのウソや不誠実な論述をしたのか、胸に手を当てて考えてみてほしい。

そもそも記事同性婚の話ではなく、元増田同性婚言及してないブコメを「嘘吐き」呼ばわりしている

そもそも彼が「嘘吐きだらけ」と批判するブコメがついてた記事は、同性婚配偶者控除保険制度には関係のない、東京都独自の同性パートナー制度に関する記事 https://nordot.app/840911614727651328 である。みなさん、この記事を改めて読んでほしい。ここに同性婚のことが書いてあるだろうか。東京都配偶者控除保険制度について何か独自施策をすると言っているだろうか。どこにもない。そしてそこに、(当然ながら)同性婚について何ら言及がないブコメ…たとえば:

shinobue679fbea 誤解を恐れずに言えばどーでもいい規模の話なんだから認めてやりゃいいんだよね。拒否理由は何もない。嫌いな人はこれまでもこれからも避けて通ればいい

u_eichi LGBTへの理解の深さがどうあれ、だーれも損というか不利益を被ることはないんだから、さっさとやっちまうべき。

がついている。

元増田はこれらの、同性婚については何も言及していないブコメを取り上げて、さも同性婚について言及しているかのように引用し、我田引水に控除や保険料の話(しか金額も財源もウソまみれ)を開陳し、あげくに彼らを「嘘吐き」と批判しているのである

これって、他人に対して異様に高い倫理的基準要求してる人間の態度としてどうなんだ? 事実かどうかはどうでもよくて、ただ増田の中でオーディエンスを騙せればそれでいいと思ってるのか? 元増田言葉を借りれば、「これって非常に不誠実な態度ですよ。正義や公正とは程遠い態度だと思いますね」。

元増田は「推進派がウソを1つ吐く度に同性婚が嫌いになるわ」とうそぶくけど、ここまで同性婚という問題認識するレンズが歪みまくり、語りにごく自然に大量のウソが混入してるのを見る限り、実は元増田こそが同性婚が嫌いだから推進派の言うことが何でもウソに見えるし、そうだと自ら思い込む(あるいは他人に思い込ませる)ために、今度は自らウソをつきはじめている」んじゃないか。わかるか? お前、冷笑を気取って闇堕ちしてるんだよ。

冷笑ファクトフルネス派」は党派性思考ファクト無視しがち

この元増田みたいな言論賛同する人達は、個人的には冷笑ファクトフルネス派と呼んでいる。彼らは「ファクト」を振りかざして色々なこと(特に福祉とか、公正とか、反差別とか、人の善意社会変革への希望とか)に冷や水を浴びせるのが大好きで、それをサポートしてくれそうな言説には「そうだそうだ」と相乗りする。しかしその「ファクト」をよく調べてみると、内容はまるっきりデタラメというケースも結構ある。この元増田もそうだろう。字面の勢いで「ファクトっぽさ」「冷笑っぽさ」を出すのがうまいだけで、中身はスカスカなのである

結局彼らが反応し賛同しているのは(たとえばリベラル嘲笑できる)「冷笑っぽい雰囲気」であって、自分自身の頭でそれがファクトかどうかを考えて腹落ちしてるわけではない。自分先入観裏付けてくれる、何だかもっともらしい意見から、無批判に受け入れているだけなのだ他人党派性冷笑したがる人間自身が、いつのまにか党派思考の虜になっている。何とも皮肉だ。

このエントリは昨日の夜中にアップしたものだが、時間時間だったか全然コメントがつかないので、補筆して新たに上げ直させてもらう。なんとかして元増田には読ませて反論させたいのだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211208080728


追記

期待通りに元増田反論追記されていたが、ずいぶん主張のトーンが弱気になってるのは笑えるとして、内容自体が「そのレベル認識で、あんなイキった文章書いてたの?」という内容で、逆に驚いてしまった。

新たな反論は、実質的には「「配偶者控除」は相続税にも存在する事をご存知でしょうか?」のくだりだけなのだけど…(省略されました。続きを読むにはワッフルワッフルと言いながらここをクリックしてください

anond:20211210024332

ギャンブル性、、、、って、、、、

別に積立NISAとかで十分ですよ。もしくは指数の定額積立とか。

夫の退職年収下がる事は、想像もしたくないかも…


20年前、シャープSANYO社員も同じ事を言ってたんでしょうね。

会社にしがみつかずに稼ぐ方法を見いだせない旦那さんなら、遅かれ早かれ年収は下がっていきます

逆に適度にジョブホップしてステータスを上げていける旦那さんなら、あなたへイライラは年々ひどくなるでしょうね。

税金はどんどん上がります

企業はどんどん稼げなくなります

インフレは起こります

地震津波もまた来ます

離婚したって幸せになれるとは限らないですよ。

使うお金を減らす、稼ぐ方法を探す。

いまならまだ間に合います。少しづつでも始めないと。

2021-12-09

なぜ自分事務所残業ばかりなのか

支店かある中で自分事務所のみ総労働時間残業時間が多い

ただ他の支店仕事が無いわけではなく、見積に応じた人工を作業に応じて割かれているので一人当たりの負担が多いという訳でもない

では見積もりが甘いのかというとそうでもない

その事務所では朝礼昼礼夕礼、タスクチェックを毎日している

これがまず1日の内の二、三時間を消費している

8時間労働の4分の1を使っているのだ

また、計画立ててスケジュールを組んでタスクに取り掛かっていると最中で別のタスクを割り込まれ

そのタスクは朝礼などの話では出てきていない新規タスク

それは頻発して発生するのでスケジュールを組んでも崩されて追加タスクに追われて、で残業に繋がっている

そういうことばかりをしている事務所なので先月も1人退職しました

他の支店よりも明らかに退職率が高いです

改善して欲しいのは、朝礼昼礼夕礼タスクチェックを毎日する必要があるのかということ

週礼で1週間のタスク決めたらそれで進めればいいのにと思う

また、新規の追加タスクを当日処理に回さなくて良くないか?と思う

前日にスケジュールを決めて当日タスクが増えたら翌日のタスクに足せばいいのにと思う(パッチ法)

スケジュール壊されるから当然本来タスクも壊れるしそれで皆残業になってしまっている

エリートが多い増田に尋ねるが残業対策って何かあるだろうか

低能先生裁判傍聴録「孤高の秀才卒論で狂った歯車

https://tomo333.exblog.jp/30911931/

被告は3人きょうだい長男で、熊本県で育った。親からは「手のかからない素直な子」、周りからは「ひょうひょうとした孤高の秀才」と見られていた。同県天草市高校卒業後、九州大文学部に進学。順調な人生と思われた。

 だが、歯車が狂い出す。きっかけは大学卒業論文だった。参考文献の英文が難解で、読み込みが一向に進まない。被告は「ハードルが高かった」と振り返る。卒業できず、大学を除籍処分となった。福岡県内の製麺工場で8年間アルバイトを続け、上司に誘われ正社員になったが、上司から評価が原因で、30代半ばで退職した。

 その後3年は貯金を切り崩す生活インターネットオークションゲームソフトCDを売り、生活費を工面した。売る物がなくなると、両親から仕送りに頼り始めた。13日の公判証人として証言した被告父親は、被告無職になったとわかって以降、折に触れて「生活できないなら帰ってこい」と呼びかけたが、「無視されていた」と話した。

 一方、ゲームアニメのほか、多くの時間インターネットに費やすようになった。さらに、ネット上に書き込めるサービスはてなブックマーク」や「はてな匿名ダイアリー」で、他人記事コメントを付け始めた。被告を鑑定した精神科医は「現実の会話を苦手としていた被告にとって、コメントを読んでから考えた上で返信できるインターネット上のコミュニケーションは、楽しみやすかった」と分析している。

前澤くんは苦手だが

zozo時代に色々ぽかしてる変わった人と思っていたし、退職後はますますと金だけある変人に磨きがかかっていた。お金配っていても極力関わりたくないタイプ。どちらかというと本人より取り巻きの方が怖い。

ただ、本人は宇宙に行くと宣言してからかなり短時間でここまでのことを出来たわけだし、なんだかんだいって出来る人なんだろう。

良い意味で嫌いじゃなくなった。苦手ではあるしお金配りにも取り巻きにも関わらないけど

全方位に迷惑をかけたり宗教化してる人に比べれば全然良い。

2021-12-08

仕事ができなさすぎて非常に困っている

端的に挙げると

  • 仕事段取りが非常に悪い
  • 仕事内容を把握していなかったり、そもそもの手順を間違えているなどが多い
  • 仕事に意欲が持てず責任を持って取り組んでいない
  • あらゆることが先送り、投げっぱなしで進まない
  • 思い込み想像で動くことが多い

こういった諸症状がある。

普通の人ならできることがまるで出来ない。

これが仕事からまだ良いのかもしれない。実生活趣味世界だと一番害悪だと思う。責任分岐点がきちんと組織の中にあるからギリギリやってこれたのかも。

ただ少なくとも仕事において絶望的なので先行きがない。

原因はある程度わかっている。恐らく何らかの発達障害小学校に上がる前当たりから奇妙な言動があり、小中学校では完全に奇行種だった。5年ほど前に広汎性発達障害と診断されたのでいまもそうなんだとおもう。それが大本となって学業仕事全般が最悪な結果を残している。転職回数もそこそこある。退職理由は全てが似たりよったりだ。

よく転職する際に「この程度のことも出来ないなら社会通用しないぞ」という殺し文句があるけど、それがそのまま通用する人間が俺のようなタイプ

普通の人ならできることがまるで出来ない。

何ができるのかもわからない。場所給与職種も変えても駄目。

人生の岐路に立つ

今の会社施設長を目指すか、ケアマネ転職するか迷っている。

私、介護10年目、施設候補として主任業を行うも、激務で心を壊しうつ傾向に。

働きながら薬物療法を行い、良い感じに寛解してきたね!と主治医とキャッキャしてたら、くも膜下出血にて緊急入院

幸い軽症で社会復帰できたけど、出血原因と思われたうつ内服薬を止めてたら再度うつ傾向に。

中小企業なのでうつ休職すればイコール退職になりそうだし、今の所働けない訳では無い。

今の会社は忙しいけど仕事内容がすき。ただ施設長のプレッシャーに耐えられるか不安

ケアマネとして先輩に教えを請いながら仕事をした方が良いのか非常に迷い中。

40も手前で人生の岐路に立ち中

このくらいで転職した人、残った人、アドバイスください!

アナウンサーの人が夫になる人が大病を2回してそれを支えるために退職して結婚したみたいな話をしてた。

似たような立場だけど退職できねえわ。何かあったら自分がこいつを支えなきゃならんと思うと残り時間が限られてるかも知れなくても仕事を続けるしかない。つらい。

2021-12-07

医局の先輩がうっとおしくなってきた

先輩のことは尊敬している面とうっとおしい面両方があり、最近うっとおしい面がどんどん出てくるようになった。

医局比較最近教授が交代し、それに伴いここ最近医局人事も激変した。

常ならば動かされることがなかった人間が思いもよらない勤務地へ異動となり、一方で激しいパワハラを行う人間であっても教授が気に入っている・利用できると踏んだ人間はいつまでも大学病院に置いておかれるようになった。

それ以前はなんとなくゆるいムードであったのが、論文を書いたり教授の好きな集中治療を行っていなければ存在が許されなくなってきたのである

先輩と自分は関連病院所属しているのだが、先輩は俺様タイプなので関連病院トップはいたいけど上司がいる大学病院には戻りたくない。その代わりに専門分野が同じ自分大学病院差し出そうと画策してきた。

そんな中、教授が「君は論文が足りていないから後回しね(ニュアンス)」と自分の後輩を先に上げると宣言した。ちなみにこの後輩は集中治療チームに所属している。

自分は実際は英語原著論文を書いていたのだが教授が見落としたらしい)

それ自体はそうですか、教授の決定ですからね、で自分は納得したのだが、先輩はそれでは収まらなかった。

俺はお前をずっと推薦してきたのに上げてもらえなかったのはお前のせいだ、お前が後輩に嫌われているからだ、後輩が医局長に色々言ってるから行儀よくしろ…これが顔を合わせるたびに繰り返される。実に2年弱、これを毎日聞かされてきた。

パワハラして問題になっているのもあなたの後輩ですけどそっちは注意しないんですか、その後輩はやりたくない仕事は見ないふりする上に病棟で平然と更に後輩をいじめますけどそれはスルーですか、とか言いたいことは山ほどあるが反論すると逆ギレするなと逆ギレされるので黙って耐えてきた。

そしたら今度は先輩自身大学病院に異動させられることになり、自分に対する態度が更に悪化した。

本当はお前を大学に戻すつもりでいたのに~、その予定だったのに~がことごとく追加され、数人が集まっての会議の場でも口にするようになってきた。

教授の匙加減だと言うが医局とはそういうものだ(そうじゃないとは言っていない)、某後輩は論文を書いている(自分も書きましたが)、お前は異動先の上司の厳しい目にさらされて評価されるだろうからちゃん自分役割しろ(言われなくてもやるつもりだし今までずっとあなた無茶振りに応えてきたんですが)…あなたは壊れたテープレコーダーですか?

から同じことばかり言う人だったが最近本当に聞くだけで疲れるし何ならシャットアウトしたい気持ちでいっぱいである。

コロナウイルス禍で飲み会がなくなった影響もあると思うが自分ストレス解消目的サンドバッグ代わりにするのはやめてほしい。

昔はこんなんじゃなかったのに、すっかり煤けてしまった感でいっぱいである。

もうこの辺りが潮時なんじゃないですかね、そんなに不満が多いならおやめになったも良いんじゃないんですかね。

ついでに自分もたいがい無礼なくせにすぐ医局長にギャーギャー言って自律神経失調症なんですぅとか言っていた後輩はさっさと退職してほしい。ちょうど2人目もできたところだし。

anond:20211207085238

ほんまそれ。こんなんで退職防げると思うのがなぁ。馬鹿にされてる。

2021-12-06

anond:20211206182125

果物我が家に送られたのは、車が放置される1週間ほど前だろうか。

から聞いたところによると、父はその代金を直接農園へ支払に行くというような話をしていたらしい。

警察農園の人に話を聞いたところ、父は実際にやってきていて、

もう一度果物を発送してくれと無理に代金を置いて行ったそうだ。

毎年来る時はしっかりした服装ジャケット着てたんだと思う)をしていたが、今回は普段着だった。

現地の過去1ヶ月ほどの天気を遡って調べてみたところ、最低気温は0℃あるいは氷点下になろうかという寒さだった。

色々なことが思い出される。

毎週、漫画喫茶(今の漫画喫茶とは違ってたくさん漫画が置いてあるただの喫茶店だった)にモーニングを食べに連れて行ってもらったこと。

パチンコで勝ったと言って、何の日でもない普通日曜日ゲーム機を持って帰ってきたこと。

退職勧奨を受けても、私や兄弟のために踏みとどまり、本意ではない職種転換を受け入れ単身赴任したこと

反抗期に施錠して家族を締め出し家に閉じこもった日、単身赴任から片道3時間かけて戻ってきたこと。

私が名の知れた大学入学したことを、親戚に嬉しそうに話していたらしいこと。

そして、自分からは触れようとしないくせに、孫の写真をたくさん撮っていたこと。

写真を見返すと、父は小さな孫を上手に抱いていた。嬉しそうに抱いていた。

2021-12-05

anond:20211205055506

まあまあ、同意かな。

著者が描く男の人像が相当歪んでるよ。怨念じみているというか。

男たちは女たちを養分として気楽に生きているというより、男たちは男たちなりのジェンダー規範で苦しめられているが真実だと思う。

結婚出産退職当たり前という社会は男が家族全員分の稼ぎがあって当たり前という社会

そして、それだけの収入がない男性結婚を考えてはいけない社会

ウーマンリブな人たちは散々女は虐げられているって言うけれど、男に育児権を与える気ないんでしょ?

男たちが育児欲を満たすには会社で偉くなって、部下を持つしかないじゃない?

部下を持てば、会社での責任が増え、家の比率が減るのは当たり前。

それを見て、ウーマンリブ活動家は男ばかり偉くなって女は虐げられているとおっしゃる

まずは男を育児から虐げるのをやめて、男の育児欲を家で満たさせてやりなよ。

2021-12-04

映画秘宝編集部オフィス秘宝、悪質なのはどちらか

さる12月1日映画秘宝編集部員たちが、ツイッター上で発表したリリースサブカル界隈がにわかに盛り上がっている。

詳しくは原文を読んでもらいたいが、

https://twitter.com/narana801/status/1466225876731789314

かいつまんでリリースの内容を要約すると、

今年の頭に元・秘宝編集長が、秘宝のアカウントからDMを送った事件について、映画秘宝権利を持つオフィス秘宝・映画秘宝刊行する双葉社が、その総括を誌面で行うことを許可しないことに怒り、そんな無責任雑誌はつきあいきれんと、退職を発表する内容だ。

この文面だけを読めば、なるほど、責任感にあふれた編集者たちだ。

それに比べて、オフィス秘宝は非正規労働者の声を押さえつける極悪非道じゃないか

ツイッター世論は、弱者の側の編集部員達に「私も連帯します!」と、同情が集まっている。

だが読者として、この一年間秘宝の(あまりにもしょうもない問題ウォッチしてきた身としては、編集部の言い分に信用がおけないというのが率直なところだ。

手身近に論点を整理したい。

1.問題解決しようとしたのは、本当は誰だったのか

先の編集部員が記したリリースだけを読めば、

発生した問題対処したい編集部VSなあなあにして沈静化を図ろうとするオフィス秘宝&双葉社

の、2つの陣営あいだで事態が進んでいるかのように思うかもしれない。

しかし、この秘宝の問題にはもう一つ、最も重要な働きをしたファクターがいる。

編集部員の秋山と、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークライターたちだ。

詳しい経緯については元編集部員・秋山が書いたnote記事に譲るとして、

『映画秘宝』1月26日発表「ご説明」文書の投稿経緯について|秋山直斗|note

ポイントは、少なくとも事件当日に編集部員たちは、真相究明を行うこともせず、謝罪の発表に動くこともしていなかったことだ。

いまさら事態の解明を行うべく尽力していたと編集部員たちが文書を発表したところで、その本気の度合いは非常に疑わしく感じてしまう。

加えて、どういう判断がなされたのか定かではないが、

私の目からは、もっと真相究明に力を発揮した秋山という編集部員は、この一件でクビになっている。

さらに、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークライターは、誌面から排除された。

町山智浩がいうに「創刊編集長としていつもスペシャルサンクス名前が載っていたが、前触れもなく外されていた」のだという。

編集部らの言い分としては、謝罪文書の公開にあたってパワハラが行われたというのが理由だったと、ツイッター発言していた(元ツイートをたどるのが面倒なので、各々でしらべてほしい)。

パワハラといえば、今回の編集部たちのリリースも、非正規労働者である私たち弱者の声を押しつぶした、オフィス秘宝という構図を彼らは作ろうとしている。

だが、じゃあ、当時編集部員の秋山を、事件に乗じてクビにしたのは、この一連のなかでもっとも大きなパワハラじゃないのかと。

話はそれたが、この項の総括として、編集部以上に問題解決に力を注いでいたように思しき、元編集部員の秋山と・町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークらが、排除しておきながら「問題解決を行おうとする私たち」と嘯く編集部のことばには、非常に信用がおけない。

2.オフィス秘宝と双葉社は本当に悪なのか

編集部員たちが公開したリリースだけを読むと、あれだけの事件を起こしておきながら、被害者にすら謝罪を行わない酷い連中だと誤解を与えることだろう。事実ツイッターでは「弱者の声に耳に傾けないとは」などの糾弾も少なくない。

しかし、現実には、オフィス秘宝と双葉社ちゃん被害者謝罪をしている。

被害者の方が自ら、オフィス秘宝から謝罪を受け入れた旨の和解合意書を、ツイッターで公開しているのだ。

https://twitter.com/TDIyNT0BAID9mI9/status/1459844778611273736

もちろん一読者として、この事件の詳しい経緯の説明責任果たしてほしいとは思うものの、編集部リリースに書くところの「被害者に対して不誠実」というオフィス秘宝への攻撃は不当なように思う。

しろ慰謝料も支払い、当事者間においては誠実に解決がなされていたわけなのだから

3.古参排除に乗じた編集部私物化

ここからは、編集部が発表したリリースから離れて、ここ最近の『映画秘宝』の誌面について話す。

編集長を解任し、岡本が新編集長就任してから、悪い意味でガラリと雑誌が変わった。

先に名前を挙げた、町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホークらは、映画秘宝スターライターだったこともあり、彼らを排除したことによって戦力が落ちるのは避けられないことだった。

じゃあ、どうなるのか。どんな人を呼んでくるのだろうか。期待半分、疑い半分で、リニューアル号を開いたときの衝撃ったらない。

どこのページを開いても、編集長岡本が何かしらを書いている『映画岡本』へと変貌していたのだ。

決して文章が下手なわけではないが、編集長自ら書き手を見つける努力放棄し、それどころかライターの食い扶持を奪って書くのは、編集者職業倫理にもとるのではないか

単発の記事なら百歩譲っていいとしよう。岡本編集長は、あろうことか、ホラー映画ライターのナマニクが連載してきた「未公開ホラー映画」枠を、一方的打ち切り、そして全く同じ趣旨のページを自分でやり始めたのだ。

町山智浩柳下毅一郎高橋ヨシキてらさわホーク古参ライター排除したのは、このように映画秘宝の実権を簒奪する目的だったのではないかと、つい邪推してしまう。

また、これはまったく定かではないが、編集部が全員出て行くという経緯を踏まえる、オフィス秘宝という経営体を巡っても、編集部たちはなんならかの介入をしていたと考えるのが現実的な線ではないだろうか。

4.まとめ

書くのも疲れてきたのでまとめるが、以上のように、長年の読者としては編集部が出したリリースにまったく信用をおくことができないわけです。

古参ライターも消え、コアメンバー編集スタッフ退職し、映画秘宝アイデンティティはもうほとんど残ってないわけで、これから出てくるのは映画秘宝に似た何かにしかならないことでしょう。

でも、それでも、いい雑誌になってほしいなと思ってます

焦土からのやり直しですね。

(ただ、新編集長高橋信之だってのは。ちょっと違う気が…。もう少し若い人のほうがよくないか?)

2021-12-02

anond:20211202115855

自分外注先のおじさんが定年(二回目)退職するときになんか握手したくなったことある。お父さんみたいで仕事ちゃんとやる人だった。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん