はてなキーワード: 一人親方とは
さっきのテレ朝の「あいつ今、何してる?」って番組で高畑淳子(62)の短大演劇学科の同級生男子が出てきて今までの人生を語っていたが、演劇学科で一番の演技力を持っていた彼は卒業後、劇団を立ち上げ、同時にお笑い芸人もやりながら、そこそこ成功したが、劇団は意見のもつれで解散、もう芸能の世界にいたくないと30過ぎて別の道に転職、結婚してた奥さんと離婚、最初はログハウス建設会社で大工として働き始めたが、仕事任せられるようになった時に会社は倒産、そこから一人親方の大工を始めるが仕事がこない、再婚を契機に地元に戻り40過ぎて介護職に就き介護福祉士の免許も取ったが、義親が倒れ自宅介護必要になり介護離職、数年義親を介護して看取った後、妻の友達の杜氏のコネで日本酒の酒蔵に50代後半で入れてもらえて、自分より若い人もいる環境で仕事を覚え、現在も勤め続けていて、そこに底辺だブラックだってはてなでありがちな悲壮感などどこにもない。「演劇専門の短大行ったのに」という悔しさは少し語ってたが、それも非常にさっぱりしたものだった。人生いつからでもささやかな社会のレールに復帰できるんよ。そしていわゆる人生の成功者も人生の落伍者も等しく老いて死ぬ。
(ちなみにアニメ業界の中は知りません、ただこういうの考えるのが好きなだけ、勘違いあると思う)
例えばある年に通常の2倍の売り上げを得たとして
・人を増やす
・設備増強
・貯める、借金を返す
不安定さを考えると、まず貯める・返済という選択が優先度高くなると思う
本数を増やしたり、人を増やしたり
それでも余裕があれば給料を上げるかもしれないが、その時にも気をつけなきゃいけないことがある
1.売り上げ<人件費 になってはならない
当たり前だけど、今回の予算じゃなくて、予算の平均で考えなければならない
2.人件費はその時限りではない
4.1人だけ上げることは難しい
大抵は給与テーブルの変更になるので、数人一気に上ることになる
1万円上げようという時のリスクは、人数×年数×1万円でコストを捉えなきゃいけない
その結果、上げ方が鈍くなる
5.上げなくても辞めないかもしれない、上げても辞めるかもしれない
こういうケースで最適なのは賞与による調整だと思うんだけど、雇用形態が社員じゃないとそういう制度がまずなさそう
この状況を打破する自体というのは
今の仕事のほとんどを奪う程度の大量の案件を数年に渡って生む必要があると思う
でもそうしたところでアニメーターの絶対数が増えるだけという予測も簡単に立つ
それよりも、一人親方制度の撤廃と、個人事業主の保護を進めるのが現実的じゃないかと思う
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雇用関係がない方が報酬が上がらない、上げにくいと思うけどどうなん?
・1案件毎に人が入れ替わると、まず次の案件で高くする理由がない
・1案件が成功したからと、後になって追加で支払うなんてあり得ない
・人をかき集めるだけの額があればいいわけだから、相場に対して少し増す程度でいい
Netflixみたいなところが外注する会社って社員も割りと多そうだから話が複雑そうだな
これそこそこ間違ってる自信あるんだけど
労働集約産業において少し高い受注があったとか、仕事がいっぱいあるとかでは報酬は上がらないという話は自信ある
どこでもそうだし
ただし超バブってる会社が現れると話が変わってくるよな、バブってる業界と組むでもいい(パチマネーで結局アニメ業界は潤ったのかね?)
既に円を刷り過ぎてて、国際金融市場から「あんたら中身が無いのに円の数多すぎ」と怒られている。
25年続いてるデフレ、人口減少社会、社会保障不安による消費意欲低下などの複合要因。
アベノミクス前はデフレスパイラルと言われていたけど、異次元緩和で金の量だけは増えてるから今はすでにスタグフレーション状態だと考える向きもある。
食うに困ってる人に金渡せば
それやると円の価値が暴落してやばい。すでに「国の体力と借金」のバランスでいえば日本はアウトすぎるほどアウトな状態でここで徳政令出したら、ソ連崩壊後のロシアみたいになるかもね。
建築関係以外の労働者にもお金が回ってない。これは実は日本だけじゃなくて世界的にこの傾向になりつつある。
一つは、山ほどある金が、資本市場内の取引にしか循環してないからというのがあると思ってる。これは異論色々あると思うけど。
金は山ほどあるんだけど、労働者に回すよりも資本市場(金融市場、株式市場等)で運用する方が利ざやがよいと、山ほど金を持っている人が考えているから。
経営者サイドはそのような投資家のニーズに応えて財務健全化を求められてるので、人件費に回したくない。投資市場がしぼんでも良いように内部留保を確保したい。
日本でデフレが続きすぎたせいで、人件費は一番利ザヤの悪い投資だということが世界の投資家のコンセンサスになって久しい。
企業の新規開発や新規投資は、前に述べたように将来の内需不安があるので鈍重。
公共事業増やしても入札不成立とかなんないわけ?
公共事業が入札不成立になってる原因は色々。地方都市だと地方経済自体が死んじゃってるからというのは割とあると聞く。
2000年代にずっと続いた公共事業削減の波によって、まともな体力を持った請負業者が全滅しちゃったとかは聞くね。で一人親方が増えて労働環境悪化とか。一時期ニュースになってた。
あと入札不成立の理由としては、大きな声じゃ言えないが談合への風当たりが強くなったからってのも、理由としてあるかなーと個人的には思ってる。
私の父は数年前、アルツハイマー型認知症を経て肺炎で亡くなった。
父は、昔の人によくありがちな典型的な癇癪持ちのタイプで、気に入らない事があると突然癇癪を起こすのが常だった。
好きなプロ野球チームが、父のお気に召さないプレーなどを示すと「なにやっとんじゃぁっ!!」と晩酌のビール瓶片手にしょっちゅう切れていたし、そのビール瓶を叩き割ってしまって自分で後片付けしていた背中が私の少年時代の記憶に焼きついている。
仕事は、一人親方の看板製作業で、小中学生の頃よく一緒に手伝いに連れて行かれたけど、現場に一緒に入っている他の会社の作業員にブチ切れて怒鳴り散らす事も珍しくない人だった。
私はそんな父が別に嫌いだということはなかった。プラモデル作りや釣り、音楽レコード鑑賞などそこそこ趣味を持っていた人で、私は釣りには興味は示さなかったが、プラモデルは好きでよく一緒に作ったものだ。父は職人肌のところがあり、プラモデルはとても上手だったし、音楽趣味も古い世代に多い演歌だけじゃなくて、ジャズやニューミュージックなどのレコードも豊富にあって、その影響で私の音楽趣味も醸成されたようなところがある。
ただ、夕食時は親父がテレビ見ながらいつ癇癪を起こすかわからないので、私や他の兄弟も大急ぎで食べ終えて子供部屋に逃げる日課。
そんな父に寄り添っていた母も大変だった。そんな風に子供が逃げるように食卓からいなくなってしまう事にまで腹を立てた父は母に怒鳴り散らして、「お願いだからもう少しお父さんと会話して」と母から何度も頼まれたりもした。
だけど、私を含め子供が中高生、大学生と成長するにつれ自分たちのプライベート時間が長くなってくると、自宅が仕事場だったから、家の中には父と母しかいない時間が長くなり、ストレスを溜めた母がアルコール中毒になってしまったこともある。
父は母なしでは生活できない人だった。
夜遅くに帰宅した私に「お母さんの様子がおかしい」と深刻な表情で訴えてきて、すぐに寝室にいた母の様子を見に行くと、泣き腫らして目も顔も真っ赤にした母が布団の上で一升瓶を抱きかかえて横たわり、「もうイヤだ。死にたい!死にたい!」と消え入りそうな声でずーっと呟き、身体を異常なほど震わせていた。
どう考えても、すぐに病院に連れて行かないといけない状態なのに、父にはそれすらも分からなかったのである。
それからしばらくは、私たち兄弟は出来るだけ自宅には早く帰って父母と一緒に過ごすようにしたので、母の状態は回復の方向に向かったけども、当時は精神科を受診する事すらも忌避される時代だったから分からなかったけど、母は多分かなり重度の鬱病のような状態に陥っていたのだと思われる。
その後、子供が社会に出て自立し、一人暮らしを始めたりしてからも親には随分悩まされたけど、父が60を超えるくらいになると糖尿病や高血圧が悪化して廃業する事になった。ちなみに子供は誰も家業を継いでいない。
そして、父は念願だった美術の勉強を始めるなど、廃業して何年かは穏やかな生活が続いた。私も結婚して孫を見せる事も出来た。
だけどそれも長くは続かず、父のアルツハイマーが発覚して、発覚時には医師から「発見が遅れたのであと1~2年でおそらく誰が誰だかも分からなくなる」と告げられ、その日のうちに孫の名前が言えなくなっていたのにみんなが気付いた。
徘徊は酷かった。あれは経験者じゃないと分からないと思うが、ほんとに突然いなくなるのだ。そうとしか言いようがない。例えば五分前に御飯食べてた筈なのに、周りにいた人がほんのちょっとテレビに気取られただけでいなくなっているのだ。そして、辺りを探し回ってすぐに見つかればいいものの、結局一晩見つからないこともしばしばで、しょっちゅう警察のお世話になった。
一度、GPS機器をお試しで身体に装着させようとしたけど、「こんなもんいらん!」と嫌がってしまって無理だった。
ただ、廃業してからずっと癇癪だけはなかった。いつの頃からか、「お母さんには散々迷惑かけたから優しくする事に決めたんだ」としょっちゅう言うようになり、その言葉のとおり癇癪を起こすことは、少なくとも私の知る限りなかったし、一緒にいた母にも聞いた事がない。
そんな父だったのに、亡くなる年に一度だけ癇癪を起こした。
それはお正月二日の日、実家にみんなが集まっていた和室で、おせち料理を囲んで団欒していた時、母が何かを台所まで取りに行こうとして立ち上がったときにふらっとよろけたその時だった。
「こらっ!そこどけ!」
多分、足を悪くしていた母に対する父の気遣いだと思うけど、にしてもしばらく聞いた事のなかった癇癪。
母のちょうど隣にいたのは私の息子だったが、それまで笑っていたその息子の顔が引きつっていた。
それから、二ヵ月半ほどして、肺炎を患った父は病院で亡くなった。
昨年くらいから、母も同様にアルツハイマー型認知症と分かり、今は施設にいるのだが、この前私が訪れた時、母はこう言った。
「お父さんすぐ怒るから一緒にいてあげてね」
増田は博士課程進学を薦めているが、おすすめしない。理由は日本では大学という仕組み自体が疲弊しており、社会での役割が年々縮小しているからである。防疫、防災、国防、医療、農林漁業畜産、化学、機械、材料などで核となる組織は維持する必要があるが、各50人態勢の最先端組織を作ったとしてもそこで働けるのは数百人でしかない。欧米アジアの一流大学、研究機関を合算で考えれば行き先は増える。だから博士課程を目指す人は、シンガポールで、ソウルで、ドバイで、上海で、サンフランシスコで、ワシントンで、ロンドンで就職するつもりでいる必要がある。
明治に国を急速に欧米ロシア中国に対抗するため近代化する必要があった際、飲み込みの早い子供たちを留学させ、英才教育を施して、日本全体と地域の発展の核として育てた。それが旧帝大だったと思う。
21世紀の今、大学に社会から求められる知の蓄積と創造活動、情報発信というものはあまりないように思う。それは個々の大学教員の資質とかそういうことではなくて、一人親方個人経営の大学研究室では教授やスタッフの資質がいくら優れていても達成できることに限界があり、大資本を投下して遂行される民間の活動には逆立ちしても追い付けない。(ポスドクの待遇が悪いのはまさに資金のなさを精神論で克服しようとするための歪によっておこることだ。)
民間でできないことがあるじゃないか、ということはあるのだが、防疫、防災、国防といった基幹的なこと以外で民間でできないことというのはそもそも民需がない。社会的要請がないのだ。
来年からの社会保険加入してない人達は、現場に入れないってあれ。
人が一気にごそっと減るよ・・足りないし若い人入って来ないって言ってるのに。
もちろん他の防水やってる人や補修してる人達も、入れないとかあるよ?
でも一番減るのは鳶職。
国民年金どころか、健康保険さえ入ってない人達ばっかりなのに。
払える訳ないじゃん。
既に社員にしない・一人親方保険入れない人間は、切る方向で進んでる。
どーすんの?現場止まるよ?
確かに五年前から、入れって連絡は来てたけどさ。
結局どうなの?人が足りなかったら、入ってなくても入れるの?
って皆で噂してただけで、実際動かなかった。
第一さ、一般企業で働けないから建設業で働いてるのに、どうしたらいいのか分かるわけないじゃん。
一番困るのはゼネコンだろうし、別の業種に流れる人が増えるかもしれないし
腕のいい職人が消えるか奪い合いになるぞ。
最近話題になってた造船業みたいに、もう技術無い人ばかりになるんだろうなって暗い予感しかしない。
来年から新築されるマンションやビル買う人達は覚悟した方がいいと思う。
年金の確保したいんだろうけど、これほんとにどーすんの?
私も弊社のリフォームについて紹介させていただきたいと思います。
九州の小さい会社のやり方だから、業界全てに当てはまるわけではありません。
改めて書くと非定型商材にはよくある話です。
しかしリフォームを考える人はこういう裏事情も知って損じゃないと思います。
どういう仕組みの業界か?
どういう値段の決め方をしてるのか?
乱文ではありますが、お付き合いいただければ幸いです。
atk
・訪問契約率20%のブラック企業の真っ黒な営業手法を書いてみる
http://anond.hatelabo.jp/20160526110823
・なぜ家電量販店で凄まじく値引ける(ことがある)のか教えてやる
(5/31 20:26 ブックマークありがとうございます。
罪悪感があるので明記いたします。
それを踏まえてどのようなお店で働いてるか、本文に追記しました。
ブコメに指摘ある通り、現場知識や管理手法を本当に身につけた営業は
値引以外でお客様を納得させます。職人からの信頼も厚い方がほとんどです。)
(そもそも匿名ブログですら度々追記するような営業って、不安になりませんか・・・?)
ハウスメーカーさんの子会社やデパートのリフォームコーナーではなく、
国道沿いにある「住まいのトラブル」といった看板を掲げたお店で勤務しています。
毎日お客様のお住まいを回り、無料見積や商談をさせていただいてます。
お住まいはひとつひとつ違い、お客様は様々な不満を抱えています。
同じマンションの同じ間取りであっても、家族構成が違うだけで、
そこにあるものを直すので、同じやり方は通じません。
私たち営業はプロとして、オーダーメイドの解決方法を提案しています。
ゆりかごから墓場までといった感じです。
6/1追記:弊社について
リフォームに用いられる施工知識は体系化が進んでいない分野ということもあり、
ではありません。
↓
であるといっていいでしょう。
では皆さんがリフォームを検討する場合、職人に直接声をかければ安くなるのでしょうか。
確かにその通りなのですが、職人に関する知識が無いと結構めんどくさいと思います。
建築職人は自身の職能分野且つ指示された内容の工事しかしません。
大工さんがペンキを塗ったり、電気工事屋が水栓を取り替えたりすることはまずありません。
「他人の仕事(=専門)を奪わない」という前提ルールが職人の世界にあるためです。
例えば、水道職人にトイレのリフォームを直接お願いしたとします。
皆さんは、TOTOのHPを見て既設トイレの型番を特定し、楽天でリフォームトイレを買ったとしましょう。
ショップが親切でリフォーム用の配管アダプターもついてきました。
さて工事当日、水道屋さんがやることは、あくまでトイレを外して、付けるだけです。
工事中に、新築当初から使われていた排水管に問題が判明したとしても、
職人は直しません。指示をされてない仕事を勝手にやることはルール違反です。
また、床の痛みもクロスの黒ずみに気づいても教えてくれすらしません。彼らの専門外です。
まあ人が良い水道屋さんなら施主に教えてくれて、知り合いの大工さんを呼んでくれるかもしれません。
でもそれって、リフォーム屋さんとやってることは同じですよね。
上に上げた簡単な例でも分かるように、トイレの交換一つにしても不確定要素は多いものです。
中々定型化できません。だから私たちが売るサービスは定価が存在しないものになってるわけですね。
「お住まいによって施工方法が変わるから、正式な見積書を作るまではっきりした値段は言えない」
ただし、会社としては宣伝をする以上「値段は要相談」とはいかないので、
「トイレの交換技術料3万円!」「キッチンリフォームパック20万円!」
といったチラシが出るわけです。
まあ定価は無理でも参考価格くらいなら設定できる工事もあるのですが、大抵のチラシは客寄せのおとり価格じゃないでしょうか。
商品に関しては他の業種と同じです。
気になる工事費はご想像の通り、職人の日当に利益を載せているだけです。
弊社の場合、一人親方の職人とは「技術」ではなく「日当」単位で取引しています。
もちろんお客様に出す見積はお化粧します。「技術項目」にわけて書き直します。
施工 | 価格 |
---|---|
◎水道工事 | /// |
トイレ取り外し | \15,000 |
トイレ取り付け | \25,000 |
◎内装工事 | /// |
既存内装除去 | \10,000 |
内装下地処理 | \12,000 |
クロス貼り付け | \20,000 |
外すよりつけるほうが大変そうだから、取り付けを高くしよう。」
「あのお客さんはうるさそう。下地処理にお金をかけておけば納得するはず」
こんなものです。
実際に私の頭の中にある見積は
業者 | 原価 | 売値 |
---|---|---|
水道屋1人 | \20,000 | \40,000 |
内装屋1人 | \15,000 | \42,000 |
こんな具合です。人数や日数を工程に併せて勘定して、自分が欲しい利益を載せます。
複雑な工事の場合、不測の事態に備えたリスクをマージンとして載せるときもあります。
(追記:ブコメで指摘を頂きましたが、大規模リフォームや知らない工事についてはさすがに職人と見積を詰めていきます。)
原価や売値はあくまで一例です。このトイレと内装工事は\82,000、
この値段だと、工事に詳しくないお客様でも、さすがに違和感があるでしょう。
私たちが商談する相手は、年配の専業主婦の奥様がほとんどです。
10%も20%もその場で値引きをしたらさすがに怪しまれそうなものですが、
事実なので、最初の値段が高くても疑われません。文句は言われますが。
「無料で見積!」をすれば、当然その手間をペイできる利益がたっぷり載っているんですけどね。
私はお客様の娘さんと同じくらいの年頃なので、それも有利に働きます。
結婚した娘と同じ年頃の営業が、私たちのために値引きしてくれている。そう思わせればしめたものです。
だから私たち営業は心置きなくドンブリ勘定で見積りを作成して、どんどん値引きします。
300万で売りたい工事の見積もりを400万で作り、50万値引きして契約できるときもあります。
(追記:ちなみに見積の技術を個別に発注しようとするお客様(上の例を用いればトイレの取り付けだけ頼む人)には、
職人のルール「他人の仕事を奪わない」に反する旨を説明します。
施工範囲がはっきりしない工事は、修繕というよりも破壊に近くなるためです。
それでもご理解頂けなければ危険な客と判断してこちらから手を引きます。)
皆さんがリフォームの見積をもらったときは、工期と人数について営業担当に質問するといいでしょう。
だいたいの原価がそれで把握できます。
大工、水道屋、電気工事屋、内装屋で工期は5日間。代わる代わる毎日3人の職人が出入りすれば、合計15人分。
彼らの日当を2万円として計算すれば、30万円くらいが工事の原価になりそうです。
リフォーム屋さんが利益を取るのは当たり前ですが、もうちょっと安くなる気もするものです。
チラシや競合他社を例にだして、どんどん値引きしましょう。見積書の「技術項目」の揚げ足を取るのも良いと思います。
粗利で30%ラインくらいが落としどころになるんじゃないでしょうか。
ただし、予期せぬトラブルが起きたとき、責任を取ってくれなくなるかもしれないので、
自己中心的で品の無い仮定になりますが、会社やサービスを潰してしまったら、
以上。
ポイントとしては
・工事内容の多様さと建築職人の気質を利用して適当に値段を決めている。
・値引きの幅に騙されない
って感じですかね。
(6/1 09:30 追記:
人工の例で出した日当2万円は一例です。地域や職能に大きく左右されますし、
期限までの工事完了に対して支払うこともあれば、本文の通り日当で支払うこともあります。
常用・請負、などで検索すると私より分かりやすく説明しているサイトがヒットすると思います。
地域によっては他の形式での契約や呼称があるかもしれません。)
(追記:リフォーム屋の言い値で契約=良い仕事をしてくれるとは限りません。
高すぎる利益はただリフォーム屋が喜ぶだけで、施工する職人の単価に影響するとは限らないからです。
逆に、値切すぎや急かしすぎは間違いなく悪影響を及ぼします。
日当が安い現場は早く終わらせて他の現場で巻き返す心理が働きます。
そして、痛い目を見た元請けの仕事に、職人は2度と近寄ってきません。
施主様と職人の情報の非対称性を解消することこそ、私たち営業の仕事なので、
適正価格の見積に納得いただけなければ、それは私の力不足です。
ただ、「良い仕事をする」「他人の良い仕事を褒める」といった文化も、建築職人の間に存在します。
この「良い仕事」はお金で動機付けされるわけではなく、お施主様の人柄であったり、
そのお住いを建てた当時の職人が残した「良い仕事」に影響しているようですね。
大工さんであれば、立派な木造建築の修繕には気合が入りますし、
水道屋さんであれば既設の無駄の無い配管に感銘を受けることもあるようです。
ですから、お互いが納得できる値段で契約して、出入りする職人さんときちんと接するのが、
一番「良い仕事」の恩恵を受けられると思います。お茶を出したりチップを渡す必要はありません。
彼らの仕事を尊重して、侮蔑しないだけでも十分良いお施主様です。
工事期間中、施主様と職人の関係を崩さず、職人から「良い仕事」を引き出していくことこそ、
(そのくせ、職人は愛想が悪いじゃないか!と言う方もいますが、
元請けをすっ飛ばして施主と仲良くなるのはルール違反、という考えの方も多くいます。
(注釈:本文の趣旨とは外れます。建築職人・一人親方といった、
家が建てられて維持されています。
少しの間だけでもその事実を頭に留めていただければ幸いです。)
おまけと言ってはなんですが、
A様宅は築35年の戸建住宅です。70代後半の奥様とご主人の二人暮らしです。
お約束いただいた時間に訪問し、名刺交換と簡単な自己紹介をします。
お電話で話したときの印象どおり、とてもにこやかなご夫妻です。
奥様が私を見て、東京に嫁いだ娘と同じ年頃だとおっしゃっていました。
雑談は親近感を上げるために重要ですが、この年代の奥様が結婚の話をするととてもめんどくさいです。
ほどほどに切り上げます。さっそくキッチンを見せていただきます。
キッチンの間口は2550mmサイズ、タカラスタンダード製です。キッチンに面した壁はタイルです。
部屋とキッチンの採寸をしていきます。ガスコンロや水栓の立ち上がりの位置も確認します。
ステンレストップはそのままで、スライド収納は絶対条件のようです。
奥様が饒舌な一方でご主人は寡黙です。カタログの値段を眼で追って表情がこわばっていきます。
「チラシはあくまで参考価格です。お住まいによって施工にかかる費用が全然違うんです。
A様の場合、40万じゃ厳しいです。」
チラシ商品は最低ランクのものであり、奥様のご要望に沿いません。
また、チラシのキッチンは6畳、壁はクロス仕上げで、ガスコンロの場合を想定しています。
広さはもちろん、壁の下地処理やIH用の電気工事が加われば値段は当然跳ね上がります。
奥様も顔色が曇りました。工事価格の変化は想像していなかったようです。
ご納得いただくために複数プランを提案させていただくつもりです。もちろん見積は無料です。」
家庭の事情で20からしぶしぶ働き、30歳でリーマン・ショックの余波で派遣切りにあう。
中卒で、派遣切りで、30歳で、貯金は0。借金こそ無かったが普通は詰んだ状態だわな。
あのままなら土方か警備員か、今なら福島にでも行ってたかもしれん。
とはいっても大した額じゃない。医者なら1年で稼いでお釣りが来る程度の額だ。
俺は親が嫌いだったが背に腹は変えられないから、今まで親にむしり取られたカネの回収に動いたんだ。
ウチの親はなかなかのクズでな、俺の少ない稼ぎをパチンコでスってくるようなやつだ。
原付免許の試験代金を部屋に置いてたら、帰ってきた時にはパチンコとタバコで使い切ってた事も有った。
話を戻そう。
案外簡単に出したよ。まぁ100万くらいだけどな。
それをタネにして商売をはじめたんだ。正確には、派遣の時からやってた商売を拡大した。
大した商売じゃない。小売とだけ言っておくか。
物を仕入れてネットで売る。それを繰り返していたんだが、所詮は中卒の脳みそだ。行き詰まりかけた訳よ。
で、その時たまたまネットで同業の忘年会を募集しててな、そこに行ったんだ。
ど田舎から東京まで出て行ってな、いろいろ話を聞いたんだ。それがきっかけになった。
別に情報商材とか、メンターとか怪しげな話じゃない。自分の飲食代以外はそのグループで一切カネ出してないしな。
で、アホはアホなりに試行錯誤をしてメシは食えるようになった。
遊びや外食程度なら、まぁ値段を見なくてもかまわん程度になれた。
あくまでど田舎の話だ。東京で遊びや外食が出来るほどじゃない。
前置きが長くなった。
俺の起業観だが、一人でやるなら借金しない範囲でどんどんやるべきだと思っている。
中卒引きこもりニートの俺が出来るんだから、俺よりハイスペのお前らなら平気だ。
とはいっても業種は選ばないと死ぬ。以下、俺の思う個人がやるべき業種と絶対やってはいけない業種を書く。
やるべきなのは客と自分の間に圧倒的な知識やスキルの差が生じる業種。
コレに尽きる。
いや、自信有るならいいよ?プロ相手にカネ引っ張れる力が有るならどんどんやれ。
飲食も絶対やめろ。お前の作るメシやお菓子やパンが世界一ウマイならやればいいけどな。
または1日15時間働いても平気なやつならやれ。
布団やさおだけも売るな。悪徳商法で客に引かれるのは思いの外堪える。
一人でやる前提だと愚痴や憂さ晴らしも出来んから、心を病んで落伍者一直線だ。
そもそも、悪徳商法で食えるヤツなら他の仕事でも余裕で食えるはずだ。
狙い目の業種としてはだな
とはいっても自分で作る必要はない。10万くらいでHP作成の下請けする底辺web屋は腐るほど居る。ランサーズなら数万でもゾロゾロ居るな。
パソコンの大先生であるお前らがやるのはメールで丸め込む事だけだ。2chやはてなで慣れてるだろ?
田舎の個人事業主なら丸め込むのはわけない。ソリューションがシナジーを生むとでも言っとけ。
それでもテキトーに作らせたHPで問い合わせが倍増するのが田舎の恐ろしい所だ。
感謝されてコンサルフィーまで貰えたりする事も有る。不労所得で食うメシはウマイぞ。
仲介もいい。
こいつらはプロだがwebでは素人だ。そいつらの窓口を作って、仕事を振って中抜きする。
お前は窓口になるだけ。申し込みが有れば行くのは業者の営業だ。
例えば建築だ。
大手ハウスメーカーが300でやる仕事を、業者に200でやらせて1~2割もらう。
営業やった事が有って、今ニートみたいなやつなら難なく出来るな。
2ヶ月に1件ひっかければ、とりあえずメシは食える。
デカいリフォームじゃなくてもいい。床の張替えなんかサイコーだな。
一人親方と仲良くなれば1畳1万でやってくれる。6畳を8万で売れ。半日仕事のチョロい案件だ。
自分で出来るようになれば日当5万だ。
今もキモデブだが毎日風呂に入って洗濯した服を着て、挨拶は欠かさない。そして相手の話に頷く、話に割り込まない。
じいちゃんばあちゃんの家に仕事で行くと、おやつやお茶がバンバン出てくるぜ。
だが、自分の住んでいる県で一千万の年商をあげられるなら、個人にとっては仕事になる。
俺は小売と仲介でその倍程度いってる。
借金なんて絶対にするな。借りるほど手を広げるとロクな事がない。
Stay Foolishだと?お前は元々バカだから、これ以上バカになる必要は無い。
で、今仕事持ってるヤツはとりあえず副業で始めろ。いきなり独立すんな。
まずは月に10マン稼げるまで絶対に独立すんな。副業で10万も稼げないヤツは無能だ、ウジ虫以下の低能だ。
専念すればもっと・・とか思うヤツ。絶対に出来ないからやめろ。繰り返すが、お前は無能だ。何も出来ないカスだ。
カスからレベルアップするまでは社畜として生きろ。カスのまま外に出たら死ぬ確率が高い。
ニートは失うもの無いから行け。まぁバイトでもして数十万ためるか、手元に有るフィギュアやゲームを売り払え。
手元資金数万から始めてもいい。できることは限られるが時間は腐るほど有るだろうから問題無い。
まずはお手軽に転売でもしとけ。アフィブログなんて参考にすんなよ。お前の好きなジャンルでレアになってる物を田舎店舗で探せ。
狙い目はネット広告皆無でタウンページに電話番号だけのせてるような店だ。俺も初期の頃は世話になった。
とりあえず1万稼いでみろ。世界が変わる。
稼いだカネは浪費すんなよ。家から水とおにぎり持って行って、自転車で移動しろ。デブもなおって一石二鳥だ。
ミニマムにはじめて、手元資金だけので伸ばしていくなら起業は恐ろしくない。
巷に流れる起業話はハイレバでFXにぶっこんで行くような話ばかりだが、本当の天才か自殺志願者しか出来ねえだろ。
自分が働くつもりで小規模でやるなら、業種を選べばメシくらいは食える。
バイトや派遣をするよりは随分マシだぜ。自分で全部やるとどれだけ搾取されていたのかを実感する。
俺は月の半分はラノベ読んだりアニメ見たりゲームしたり昼まで寝てるからな。それでも同期の倍程度は稼いでる。
まぁ誰か一人でも読んでくれれば嬉しいよ。
4月から異動になった。これまでの職場は常に電話が鳴っているようなすごく忙しい職場だった。人がたくさんいるのにフロアが狭くて息苦しい感じだった。常にどこかで電話が鳴っていて、電話対応で自分の仕事ができなかったりもした。それでも同僚に恵まれて忙しいながらも楽しく仕事ができた。
今の職場はあまり電話は鳴らないし、フロアは広々。一人親方的な前の職場に比べて上司が二人もいる。ゆっくりと自分の仕事をこなせるのに毎日物足りない。なんでだろう。前の職場にあって今の職場にないものは向かいにあの人が座ってないからだ。今思うと好きだったんだな。3年間顔を合わせて仕事の合間にくだらない話をして、月に1度は飲みに行って家のことや仕事のグチを言い合ったりした。
1度だけ酔っぱらってキスしたこともあった。でもその後は何かあったわけでもないし、お互いそのことには触れないようにしてた。
この間その人からLINEが来た。話し相手がいなくてつまらないとのことだった。よかった。自分だけじゃなかったんだと嬉しかった半面、一緒にいた時間が自分にとってどれだけ大切なものだったのか寂しく思えた。またどこかで一緒に仕事したいですね、と返事した。
そのうちお互い自分の職場にも慣れるんだろう。いつかお互いがいないことが普通になるんだろう。それでも一緒にいた期間が楽しかったという記憶だけでも残ってくれないかな。
ゼネコンは、現場の職人への支払いは悪くなかったんだ。雇用は安定してないけど肉体労働だし労務費は高い
ただ、民主党政権時に公共工事絞ったせいで、職人抱えてる下請け孫請けの工務店がバタバタ倒産して、一人親方が増えて労務費も下がった
要するに、建築労働従事者も、多分IT業界と似たような感じになりつつあると思う
目立たない部分に払うコストについて、人は好き勝手言うからな。ブコメ辺りにもそんな馬鹿が大勢発生してる
公務員の仕事、インフラ更新なんかの公共工事、メンテナンスあたりへのコスト意識が異常なんだよ
そうやって自分たちの首を絞めてることに気付かない
http://anond.hatelabo.jp/20130716162838
この元増田を読んでちょっと反論してみたくなったので反論してみる。
この元増田の気持ちとしては
中学時代ケンカに明け暮れ、自分を虐げてきたあいつらはこれからの人生低賃金の仕事しかないつまらない人生で
勉強ばっかりしてきた自分はこれかの人生高給稼げてわくわくする未来開けた人生だ。
というように読み取れた。
ここが間違ってたらごめん。
大学生が書いたということなんで、まあそんな意見になるのかなと思うけど、人生そんなに甘くはないということが言いたい。
この土建業界という世界は、確かに元増田の言うとおり低賃金労働でこき使われることは間違いない。
そもそも法を遵守するとか頭にない。
彼らは外面からみると雇用されているように見えるけど、実態は雇用ではないことが多い。
法律的にもきちんとしている土建業者に就職したなら別だけど、土建業界ってほとんどの場合、雇用保険も、健康保険も払わず、税金も自分で処理してね、という実態は外注扱いという名の個人自営業者扱いの一人親方である場合が多い。
だから才覚と度胸のあるやつはそのうち自分で仕事を取ってくるようになる。
売上がある程度あがるようになれば会社を興すやつも出てくる。
起業なんておしゃれな言葉を知らなくても、そもそも日本にある中小零細の土建業者なんて、そんな形で興した会社がほとんどだし、回りにそういう連中がいっぱいいるから見本もたくさんある。
なかにはそれなりに会社を大きくするやつもいる。
社長の世界でも勝ち組み負け組みはあるから一生下請で終わったり、倒産したりするやつもいるけどね。
でも才覚や度胸があるやつは小さな世界に満足することなく自らの世界を切り開いていく。
海外を見ることだけが大きい世界というなら別だけど、まだ見ぬものにわくわくできるというのなら、彼らの人生だってまだまだこれからだ。
全員が全員、小さい世界だけで一生を終えるわけではない。
たとえ中小だとしても会社を経営するっていうことだって、ほとんどの人間は見たことのない世界だからね。
これは高学歴であっても同じで、高学歴で大卒だからって、高い給料がもらえて、知的な仕事ができるわけではない。
元増田が言うような、知的な仕事で、たくさん給料がもらえて、いった事のない場所、出会ったことのない人、まだ見ぬものにわくわくできる仕事というのは非常に倍率が高く競争率の激しい仕事だ。
大学にいった俺の人生は勝ち組みであいつら一生そんな狭い世界で生きていくのかよざまぁみろ
と言いたい気持ちはよくわかる。
だけど、20歳そこそこではそもそもまだ何にも決まっていない。
どの世界だって、自らの人生を自らの手で切り開く覚悟を持った人間には新しい世界を見ることができる。
それには、中卒とか大卒とか勉強できたとかはほとんど関係ない。
まあ、元増田が一生安泰で生涯賃金がものすごくよくて、わくわくできる仕事ができるところに就職したんなら、別に言ってもいいけどね。