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はてなキーワード: Sfとは

2021-03-14

キョロ充考察くんの違い anond:20210314100802

ようやく10代が終わった」「エバーに囚われていたあの頃の自分から卒業」みたいな「当時のシンジくん達」の感想が本当にきつい。

気持ち悪いな」って思うけどそれはある意味ヲタクに対しては誉め言葉であって。

キョロ充エヴァにいっちょがみして自分語りや社会的マウントがしたい

 

考察

考察くん:SFフレイバーに対する考察ならオタクである可能性は高そうです

2021-03-13

十三機兵防衛圏の絶賛コピペはどの程度改変されているのか

以前に5chのコピペを元にして、メディアの絶賛は言葉が強すぎるのではないだろうかと言った増田があった

十三機兵防衛圏の各ゲームWebメディアの絶賛を不審がる人達

それに対してねとらぼ編集長ブコメ反論した

メディア2ch界隈の断絶がより進んだだけじゃないかなーと思う。あと僕の文章勝手に大げさに改変して「言葉が強すぎるのでは」とか言われても困る


コピペは大げさに改変されたものらしいので、改変前の文章はどんなものだったのかを調べてみた

(3/14 いくつか元になったと思われる文章をよりそれらしいものに変更)

十三機兵防衛圏』深層究明ファイル イソッチが直撃!~ゲームクリエイター・ヨコオタロウ編~

https://youtu.be/gTtbOwTrufs?t=444

日本の宝だから買え」

このゲームは買わないと駄目だと思います! 理由は、ヴァニラウェアという日本の宝のような会社を存続させるためにも1本でも多く売れる必要があると思います


十三機兵防衛圏』が狂気的に傑作すぎたので、思ったことをちょっと書く

https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/200111a

狂気的に傑作過ぎる」

狂気的に傑作すぎた


「他のあらゆる媒体の事例を踏まえても例がない多層的構造ストーリーテリング

本作の物語は、直線型でもフローチャート型でもない、多層型(立体的)とも言うべき構造になっており、その各層が密接に絡み合うことによって、物語理解していく楽しみ、深さを作り上げている。これはおそらく、今までのゲーム……というか、他のあらゆる媒体の事例を踏まえても、なかなか例がない形なのではないだろうか?

これは、単純にストーリーテリングのあり方だけをとってみても、本作がとんでもない挑戦をしている作品だということを意味している。


アドベンチャーゲームのまったく新しい新種」

アドベンチャーゲームのまったく新しい「新種」なのでは?と思うほどだ。


小説映画では絶対できない」

小説映画では絶対できないストーリーテリング可能性が、ゲームという媒体の登場によって発明された

(これはアドベンチャーゲーム全体の話で、十三機兵のみの話ではない)

ゲームというメディアでここまで作家性が溢れ出ている作品がいったいどれほどあるだろうか」

商業タイトルで、しか集団制作であるゲームというメディアで、ここまで作家性が溢れ出ている作品が、いったいどれほどあるだろうか?


ネタバレコラム分岐のない物語ゲームとして表現される必然性――『十三機兵防衛圏』が優れたアドベンチャーゲームである理由とは

https://jp.ign.com/jyusankiheiboueiken/41091/opinion/

「この物語形式は紛れもない革新

アドベンチャーゲームがこれまで行ってきた正当性担保保証しないことが、この物語正当化させた。『十三機兵防衛圏』とは、はじめから長いトゥルーエンディングのものだ。これは紛れもない革新であり


「本作がアドベンチャーゲーム歴史において優れている理由

本作がアドベンチャーゲーム歴史において優れている一つの理由だと筆者は思う。


「全人類プレイすべき」

人類は『十三機兵防衛圏』をプレイするべきだ


十三機兵防衛圏』購入者満足度99% WEB-CM

https://youtu.be/yqEYhmunV7c

顧客満足度99%」

購入者満足度99%


日本SF史に残る大傑作」

日本SF史に残る大傑作。


プレイしてない人は人生の五分の一ぐらい損してる」

やらない人は人生の五分の一ぐらいは損してる。


日本オタク大賞2019」の大賞を『十三機兵防衛圏』が受賞。11月末の発売からわずか1ヶ月で栄冠に輝く

https://news.denfaminicogamer.jp/news/200127i

SFの要素がごった煮最後どんでん返しが起きるストーリー、我々の知っているガジェットが詰め込まれている」

SFの要素がごった煮になっていて、最後どんでん返しが起きるストーリー、我々のよく知っているガジェットが詰め込まれている。


2019年代表する作品を挙げるならこれかなと」

2019年(を代表する作品)として(タイトルを)挙げるならこれかなと


なぜ人は「十三機兵防衛圏」をクリアすると早口感想を語ってしまうのか(ネタバレなし)

https://note.com/tekken8810/n/n4c56ae99adff (これがねとらぼ編集長記事

ゲーム映画小説などなどあらゆるメディアを見渡してもここまでの衝撃を味わわせてくれる作品には出会えない」

ゲーム映画小説などなど、あらゆるメディアを見渡してみても、ここまでの衝撃を味わわせてくれる作品にはなかなか出会えないんじゃないかと思う。


「まだこんな物語表現ができたんだ!と素直に感心してしまった」

ゲームという装置を使って「まだこんな物語表現ができたんだ!」と素直に感心してしまった。


十三機兵防衛圏』ネタバレ解禁インタビューヴァニラウェアエンディング秘話を聞く【電撃PS

https://dengekionline.com/articles/22754/

10年は語り継がれる」

個人的に、10年は語り継がれるゲームになったと思っています

2021-03-12

庵野庵野ってウルセェな

オタク趣味権化みたいな庵野秀明氏の作り出したエヴァンゲリオン

元々のオタクとはどんなものかというと、まず漫画アニメ特撮ものが大好きで、SFが大好き。

まりリアルをあまり受け入れたくない人たちの集合である、と私は思っている。

今とは違うが、二十年以上前20世紀の間は、アニメオタクというのは明らかに差別されていた。

かくいう私は、そんなにオタクではなかったが、ちょっとでもアニメの話をしようものなら、友人に「虹オタ」とバカにされた。

そんな時代があったのである

ちなみに私は富野派ではなく高橋良輔派であり、ボトムズに一生添い遂げる気分である。すぐ「むせる」とか言ってくる輩はボトムズバカにしてると思う。ボトムズこそ真の神話伝説アニメである

 

から、わかる人にはわかると思うが、エヴァンゲリオン最初は好かんかった。

要するに、アニメ的に女々しいからだ(女々しいという言葉自体最近は躊躇われるが、単純にアニメ女という色が好かんというだけである)。

男っぽいアニメからボトムズが好きなのではない、媚びてないから好きだったのである

対してエヴァンゲリオンは明らかに媚びモノだった。

レイアスカミサト、リツコ、マヤマリ(は新劇場版だけど)などの女性キャラは、明らかにありとあらゆる一般的オタクを取り込もうとするイカガワシイものに写った。

なので、ボトムズ派でエヴァ好きには悪いが、真のボトムズ派であった私はエヴァなど毛嫌いしていたし、虹オタと呼ばれるのも嫌だったから決して近づかなかったのである

でも、あれだけ20世紀の終わりに大ヒットを飛ばしているのを横目にしていると、どうしたって気にはなっていた。

 

そして時は過ぎ、世間ではあんまり誰もエヴァを言わなくなった頃、蔦屋DVDレンタル半額セール開催中とポスターを見て、半額ならいいかTVエヴァDVDを全部借りて一気見したのである

 

負けた、と思いましたね。

大勢の人がいろんな事を言いますが、私は単純に「とても面白かった」のです。当然ですが、25・26話の非難殺到だって、私の時期には既にAIRが出てましたので問題ありませんでした。

ロンギヌスの槍がどうとか、ゼーレだの、ガフの扉だの、人類補完計画だの、何がなんやらさっぱりわかりませんでしたが、何度も何度も繰り返し見ることになってしまいました。

とにかく、単純に「面白かった」からです。

個人的には、自分自身の父との関係と、シンジゲンドウの関係がなんとなく似ていて、共感を感じる部分もありました。

まぁでもそんなに深く考えずに、とにかく面白いと、ハマったのですけど、やはり色々と意味がわからない点が多く、本やネットを調べ始めていたのですが、謎解きはそれなりに興味深いのですが、ある頃から非常に気になる名詞が頻発することに気がつきました。そうです……

 

庵野はこう考えている、庵野が言いたいのはこういうことだ、庵野人生観が、庵野はすごい、庵野は……

 

やたらと、「庵野」とばかり目につくわけです。

ボトムズ命の私にとって、実際、高橋良輔は素晴らしいとは思っていますが、高橋氏の考えなど正直どうでもいいのです。

これはガンダムでもそうだった、富野などどうでもいい。気になるのは、ボトムズならキリコであり、ガンダムならシャアであり、ランバ・ラルであり、セイラさんだ。

なのに、エヴァ庵野ばかり。

 

この理由の根源は、謎が多過ぎたからであり、相当考えない事には細かいストーリー意味がわからいからであり、結局そこで「庵野は何を考えているのか」に帰結させざるを得ないからでしょう。

それはわかるとしても、これが正直、私にとっては非常に鬱陶しい。

私はただただ単純にエヴァンゲリオンを楽しみたいだけです。どうでもいいのです、庵野など。

今回の新劇場版だって、存分に楽しみましたが、意味がやはりわからないので、Qとかになると頭の悪い私などはネットで調べたりせざるを得なくなるわけです。

すると当然のようにまたそこで「庵野」の大合唱です。

そして、シン・エヴァンゲリオン鑑賞。

 

正直、noteブログ記事は鬱陶しいのレベルを遥かに超えて「庵野祭り状態。なんなんでしょう?

今回もまた、映画館で存分にエヴァを楽しみましたが、やっぱ気になるじゃないですか、世間評価ってどんなもんなんだろうって。

でも見たら「庵野」だらけ。

 

どうして多くの人は映画単体を単純に評価しないのでしょう?

もっとも、私も絶賛というわけではありません。

一番つまらなかったのは、エヴァなどの動かし方が下手すぎる、という事でした。

AIRで見た弍号機のあの素晴らしい動きはシン・エヴァには影も形もありません。破まではあったのに、Q以降は全然ダメですね。

でも、それ以外はめっちゃ面白かった。

 

なのに、例えば「庵野は変わった」とか「庵野は間違いなく震災に影響を受けた」とか「庵野も歳取った」とか「結婚たからつまらなくなった」とか「会社を背負うようになって保守的になった」とか「また庵野オナニーか」などなど、一体なんなんだ? と思うばかりの「庵野」だらけ。

 

わかるよ。君たちは自分エヴァアニメ作れないもんだから庵野さんに託したんだ、きっと。庵野さんならきっと自分を満足させてくれる、と。

ところが、その期待が過剰になり過ぎて、シンジがかつて叫んだように「ボクを裏切ったんだ!」と思うくらいに思い込みが強烈になり過ぎたのでしょう。

だって、これがラストなんだから

 

別にいいけどさ、映画だけを純粋に楽しまのん? とどうしても思ってしまう。

とにかく、庵野庵野とやたら煩いのはどうなん?

だったら、自分で書けよ、出来んくせに。

anond:20210312101303

いやーせっかくだからガンガン突っ込みたいけどな

TENETの時もバッカじゃね?って思ったけど

SF好きの人向け。

フレイバーSF要素が『はてな???』となるような事ばかりです。

たとえば、本作のテーマ時間逆行なのですが、時間逆行すると肺呼吸が出来なくなります

でも目は大気から酸素を取り込む事が出来ますし、光を取り込む事もできますし、視覚情報処理も正常ですし、

おそらく臓器・神経の働きも正常、自意識も正常、自立した活動可能です。

そして (作中の描写では) 特定の “炎” に限定して熱エネルギーが反転され凍りつきます

未来道具では無いノーマル現代の車は普通に運転出来る(動く)んですけどね。

うーん・・・これはいったいどう言う事なんでしょうかね???

作中で描写されていないところを補完しながら、勝手にいろいろ考えてみてください。

anond:20201024115446

 

みんな真面目にTENET考察()してたから、きゃっきゃ言いながら突っ込める雰囲気でもなかったしな

 

量子テレポート()とかやりたいけどエヴァ板いまそんな雰囲気でもないね

初日に行って少しだけでも出来たのはよかったな

シン・エヴァについて語ってるのは大体こんな感じ

映画に対するリアクション

▼シン・エヴァと"考察くん" と "庵野くんあのさぁ" と"隙あらば氷河期" と『キョロ充

 https://anond.hatelabo.jp/20210311120652

ブクマカけが良いのは "隙あらば氷河期" と"キョロ充"、知能の断絶を感じる。

あと、やっぱ人間学生時代から生涯変わらないなって。キョロ充は一生キョロ充

 

ワイ「キミらのいう "希望" 、"成長"、"救い"、"大人" 、"人生"、"人間" とは? シン・エヴァのどの辺りから感じたの?」

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ(キョロ充逃げる)

 

"庵野くんあのさぁ"は映画サイトでは普通に反応つく。

 

"考察" は主にエヴァSFフレイバーストーリーツッコミしたい。

けど増田にはそれが出来る増田がいなくて残念だぜ。

エヴァ板でやってたけど、あんツッコミしまくってると、申し訳無くなってくるからな。

 

 

衝撃ウンタラカンタラはこ

▼たぶん認識問題

https://anond.hatelabo.jp/20210310122009

 

A:ストーリーうんこ劣化EOEで庵野とモヨコの私的物語だったか

↑ これはEOEの時と違って激怒というより『呆れ』『失笑』かな

  

B:所信表明を守らなかった庵野絶対に許さなマン

↑ これは温度感高い印象。エヴァお金入れてきた人が多いから致し方なし

 

C: CP爆破、キャラ爆破

↑ これは発狂している印象。エヴァ大金入れてきた人が多いから致し方なし

 

D:繊細ヤクザオタク

自己愛パーソナリティ障害の過敏型は、些細なことでも、傷つけられた・侮辱されたと感じやすいので仕方ないね

 別に殴られちゃいないだろって思うが傷ついてないフリをするよりは良さそう。

 

E:隙あらば氷河期

ノーコメント

 

 

参考になりましたか

anond:20210312063042 anond:20210312054604 anond:20210312154208

2021-03-11

シン・エヴァと"考察くん" と "庵野くんあのさぁ" と"隙あらば氷河期" と『キョロ充

 

考察くん:エヴァに散りばめられたSFフレイバーを考えたり突っ込むのが楽しいミステリー小説みたいに組み合わせるのが楽しい

 

考察くん「推察は出来るけど結局なぜシンジマリエヴァに乗れるか劇中で言及がなかった」

ワイ「量子テレポート(笑) 文字通り神やな」

考察くん「閉店出血サービスで畳に来たよね。劇中で言及なかった点についてはどこかで語られて欲しい」

  

 

庵野くんあのさぁ:シン・エヴァを観た際に出てくる当然の感想

 

庵野くんあのさぁ「エンタメするって言った所信表明はどうしたんだよ?」

庵野くんあのさぁ「EOEみたいな絵的見どころなかったわ。これが今の庵野か」

庵野くんあのさぁ「敢えてチープな表現したの滑ってるよ。ストーリーも絵的にも見どころない中でやってるから

庵野くんあのさぁ「またクソ私小説か。劣化EOEじゃん。モヨコのショートアニメともリンク

ワイ「庵野くんと嫁さんの物語(笑) を抜きにしてもゴミストーリー過ぎて草」

庵野くんあのさぁ「ショボいアクションエヴァ串刺しにするのはいいけど、エヴァフィギュア販売告知をパンフに封入するのなんで?」

庵野くんあのさぁ「おじいちゃんEOEの時もそうだったけどオタクシンジくんみたいに働いて現実を生きてるよ」

庵野くんあのさぁ「おじいちゃん2021年オタクの中心はエヴァじゃないからその自意識恥ずかしいよ」 

 

 

隙あらば氷河期商業ライター個人ともに闇が深いのでノーコメント

 

隙あらば氷河期劣化EOEだし新規性がない」

ワイ「(ふんふんエヴァの話しとるな)」

隙あらば氷河期「ーーだがロスジェネは」

ワイ「(エヴァの話じゃなかった)」

 

 

キョロ充:ちらちら反応を見ながらエヴァにいっちょがみしてぼくわたし人生観を語りたい

 

キョロ充希望(ちらっ)」 

キョロ充「成長 (ちらっ)」

キョロ充「救い(ちらっ)」

キョロ充大人(ちらっ)」

 

ワイ「キミらのいう "希望" 、"成長"、"救い"、"大人" 、"人生"、"人間" 、"対話" とは? シン・エヴァのどの辺りから感じたの?」

 

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ(キョロ充逃げる)

 

迷惑かけてるわけじゃないからいいのだけどキョロ充自由表現戦士本質的に同じ

創作全般知識がないけど『流行りの話題に乗ってみたい』あるいは可哀想な『社会マウント(になってない)』や『自分語り』をしたいだけ

 

 

▼ "希望" 、"成長"、"救い"、"大人" 、"人生"、"人間" 、"対話" 、"現実" のリスト ↓

anond:20210311100940 anond:20210311083556 anond:20210311141402 anond:20210311144917 anond:20210312060954 anond:20210311202720 anond:20210312104929

anond:20210314132433 anond:20210318162310

anond:20210310145616

アニメオタクから見てエヴァンゲリオンが嫌なところ

からいる主人公一味といつものメンバー以外のキャラモブ扱い

世界観に惚れている人がいない作品ルックスだけのアニメ

ハルヒとかと同レベル

美男美女を並べてるだけで物語なんてあってないようなもの

萌えアニメじゃないですよSFですよアクションですよとアピールするために適当舞台でっちあげてるだけ

2021-03-10

エヴァ見てないから話に乗れない。

こういう雑SFが本気で嫌いだったので見ることもないだろう。

こんなもんに真実価値もあるわけない。

所詮科学ではなく人間関係しかいからだ。

SFじゃなくて価値のある科学研究をやっていきたい。

anond:20210309151543

素人の悪意のない認識に対してこうだから裾野が拡がらんのよな。

まあ「わかってる」仲間だけで楽しくやれれば十分なのかも知れんが、それでいて部外者には「XXと一緒にすんな」とか、ちょっと虫の良さを感じる。

一昔前のコアなSFファンとかもこんな感じ。今もそうなのかどうかは知らないが。

anond:20210309140014

基本的にこのシリーズ自体TV版・旧劇のリメイクとして発信しており、小ネタを色々入れているので、セリフ映像にところどころに元ネタが感じられたり、知っていると楽しめる要素が多いです。ですが、ストーリー的には序破Qさえ見れば大丈夫なように作られています一定時間が旧作ファンへのご褒美になってる節がありますが。

逆に言うと序破Qが無いとほとんどのシーンがわからないと思います。あらすじもざっくりとしているので。

登場人物にそれなりの思い入れがないと感動できるはずのシーンも流れてしまうでしょうし。

TV版・旧劇とは設定が変更された箇所が多く、旧劇を見るとかえって混乱するおそれもあるので、今から始めるなら画像検索だけして25年前と比べて絵柄がきれいになったんだなぁぐらいに思っていればいいです。時間があったら見てみるのも面白いとは思いますが、評判の通り癖の強い作品であることは否定できないので……

作品言及については、むしろオマージュと感じるべき要素すらあるので、どの辺のどんなところを似てると感じたのかが明言できるなら歓迎すらされると思います監督オタクでしてね……

SF要素は、オーバーテクノロジーを人なりに模倣しようとする、というのが許容できるなら十分楽しめると思います。超常技術に真の意味での科学者アプローチを取るタイプSFです。それとは別に宇宙空間での作戦とか割とガチ目にやってるっぽい箇所もあります

序・破のノリで面白いと感じたならQ・シンも見てほしいですね。序破で合わないなら無理することもないです。割と人の関わり方・独白にそれなりに重点を置いたものでも在るので。

Qの評判については色々言われてますが、「急激に変わった世界翻弄されて何が何だかからないをシンジ君と一緒に感じる物語」なのでよく分からなくても大丈夫です。が、よくわからない作品を楽しめるかどうかはあなた次第だと思います

生じる疑問の多くはシンで(全部とは言わないが)それなりに回答が与えられるのだと思っていただければ。(本来セットであるべきだろというレベルなんですが、ここが9年も間が空いてしまいまして。正直この評判も無理もないという感じです)

シンでは分かりにくいQとは打って変わって登場人物たちが目的と行動を口で説明してくれるので、「なんとなくわかったような気がする」ラインはわりと維持されていると思います

あと、画面としてやや地味なシーンが連続して、登場人物独白が続くところがあります。聞いている分には面白いと思ってるのですが、メカ・ド派手画面目当てで来た人は退屈しますね。ここが不評を稼ぐ節があります

長文失礼しました。

anond:20210309175404

敢えてキツいこと書くけど、

現実を見てないのは庵野氏の方なのではないのかなあ、

と俺は思ってるんだけど

まあ、自分は未見なんで勘違いしているのかもしれんけど…

というか、宮崎駿氏にしても坂本龍一氏にしても安易に、原発なくせ、だの「たか電気」だの、

人類なんか滅びちゃえばいいんです、だの、コンピュータとかゲームは頭がおかしい人が作ったもんなんです、だの、

マクロスアクエリオン河森正治氏も地球少女アルジュナみたいなエコロハスでスピな新興宗教アニメ?みたいなの作っちゃうし、

そういうのにどことな違和感を感じることがあったのだけど

例えば、オネアミスとかロケットの話だけど、やっぱり庵野氏というかガイナックスというかアニメーターなわけで、

自分のような理系視点から見た宇宙ロケットの壮大さに対する感動とは同じようで異なっているのではないか

まり、彼らは理系というより文系視点というか、センス・オブ・ワンダーなところに惹かれているのであって、

からピラミッドのレンガを積み上げるような泥臭い本当の開発現場感が、

アニメーターはアニメ制作に関しては当然あるのだろうけど、別の世界のそういう地に足のついた視点には欠けていて、

というのも、リアル研究や開発を脚色なく描いてもドラマがないというか物語として面白くなくなる可能性がある

まり天才的な科学者とか理系女性が登場したり、こんなこともあろうかとミラクル超兵器がいつの間にか登場したり、

実際の研究や開発は、たしか歴史的天才偉人と呼ぶべき人々も存在するのだけれど、

ほとんどは凡人、サラリーマンの集合であって、地味でつまらない日々の仕事ベースになっていると自分は思っていて、

ちょっとした思いつきや閃きで壮大な宇宙艦隊戦の形勢が逆転したりとか、そんなことはありえないと思うのです

三国志だってフィクションを多く含むはずです

でも、リアルすぎる研究や開発、リアルすぎる戦争を描いても面白くならない

からビジュアルとして美しい部分だけを切り取るのはアニメというか映像を作る側としては当然の選択なわけです

しかし、敢えてキツい言い方をするなら、アニメ作ってる人もスタジオの中に閉じ込もって、その世界しか知らないのではないか

恐れ多いのだけど、宮崎駿だってから晩までスタジオにこもってアニメを作ってる

もちろん、通勤の途中に障害のある人に出会って云々みたいな話もあった気がするのだけど、

でも、これは個人思想とか価値観問題でもあるのかなあ、

電気なくても構わないか原発なくせみたいな主張をされても、電気なければアニメは作れない、作曲や録音もできない、

アルジュナには水中分娩の話があるらしいけど、なんの資格もない助産師が水中分娩をさせて死亡事故が起きたりしてたと思うのだけど、

まあ、理系でも同じなのかなあ、現代社会に疲れてるのかなあ、

そういった左翼的というか、極端な自然回帰というか、そういったエコロハススピリチュアルなのに走っていってしまうのは

そういえば最近だと膣にパワーストーンだのジェムリンガだのもあったけど、膣の声に従って、仕事辞めて、孤島に集まってしまうとか、

SFというか、どちらかというとSF寄りのファンタジーを描いてる人たちってオウムみたいなのと親和性がある気がするんだよなあ

SF寄りのファンタジーって何のことを言ってるのかというと、スターウォーズ、そしてガンダムのことだったりするのだけど、

宇宙宇宙船が登場してるけど、一方で超能力とか、それが宇宙空間で開花するとか、

こういった話はLSDとかアイソレーションタンクとかアルタード・ステーツとか、ジョン・C・リリーティモシー・リアリー

それとジョン・レノンとかヒッピーメリープランクターズ、フラワー・チルドレンとかサマー・オブ・ラブとか、

LSDのような幻覚剤がなにか人類の発展に寄与するのではないか、そういう時代背景だったというのもあるけど、

結局は理系研究者でさえ幻覚剤に溺れ、なんでか自然を超常的なものとして扱うスピリチュアルな方向へ走ってしま

人間には何か根源的にそういうところがあるのだろうか

考えてみればユナ・ボマーことセオドア・カジンスキー天才的な数学能力がありながら、

世捨て人のように山奥で自給自足生活を送るようになり、しかしながら当然その生活は長く続かず、

将来的にテクノロジー人類破滅的に不幸にすると思ったこから

だったら将来性がある科学者爆弾で○せば、悲劇的な未来回避できるんでないの?と考えたんだかどうなんだか定かでないが、

これはターミネーター2ストーリーベースになっているが、フィクションなら面白いが、現実なら単なる爆弾魔の犯罪である

話が大幅に脱線したが、エヴァは終わっても就職氷河期が救われない、というのは言い得て妙であって、

エヴァリアルタイムで放映していたとき就職氷河期近辺ではなかっただろうか

その時期に庵野氏は、今は飽食時代なので心の問題を描いた、アニメではなく現実を見ろ、みたいに語っていたわけだが、

こちとら現実就活戦線は異常ありというか悲惨な状況だったわけで、

庵野氏はエヴァを作っているときちゃんニュースとか新聞とか世相を眺めてましたか

なんだかんだ、バブル世代自分価値観アニメを作ることしか考えてなかったんじゃないですか?

と恐れ多いながらも思ってしまうのが正直なところであって

まあ、たしか現実を見ずにアニメだとかフィクションに没入しているだけの人というのもいるのかもしれない

というか、そういう人たちに人生出会たこともあるが、自分がいうのもなんだが、たしかちょっとおかしいというか、

差別的になるけど軽度の知的障害ケーキを切れない非行少年少女?みたいなタイプも多かったし、

そういうところで昨今のDQNヤンキーの方がアニメ親和性がある状況というのを理解できる気もする

自分で言うのもなんだが、昔は良かった話みたいになるが、

SFとかサイエンスフィクションなわけだけど、どちらかというと理系との親和性というか、

理系からするとそのフィクションに野暮なツッコミを入れるのがネタとして話が盛り上がるというか、

自分大学時代にみんなで誰かの家に集まって、アニメとか映画の上映会というか、

どちらかというと映像を流しっぱなしにして、各自やりたいことを黙々とやるみたいなことをやってたわけだけど、

テレビに映ってるアニメ登場人物女性が、

「このディスクには地球誕生からの全てのことが記録されてます

とか言うと、「すっげー、どういう原理だよw」みたいにツッコミを入れる奴が現れ、

その後に真面目な記録媒体の話とかネタが続いたりするという、そんな日常だったわけだけど、

多分、大阪芸術大学とか偏差値も低いし、そういう視点では観てない気がするんだよなあ

やっぱり根底にあるのはビジュアルとしてのセンス・オブ・ワンダーであって、それはチャイナさんみたいなもんであって、

電子工学科、情報工学科、機械工学科、バイオなどのオタクが集まって話すツッコミとはちょっと異なるのだと思う

まあ、ストーリー本質技術ではなく、結局は人間関係なわけで、

今回のケンケンアスカではないが、そういうところにツッコミを入れるのは理系文系偏差値関係ないのだけど、

まあ、でも、やっぱりなんか違う世界に生きてるんだなあ、

当たり前だけど、恐れ多いけど、庵野氏と自分の関心の距離感みたいなのがあるとしたら、

リアルタイムでエヴァを観ていたときは近いのかと思っていたのに、

シンエヴァは未見だけど、シンゴジラ観たときでも、意外と遠いというか、同じものを見ているようで違うものを見ていたのではないか

まり庵野氏と自分が同じ赤いバラを見ているのに、互いに赤いと認識しているのに、脳内の赤はまったく異なっていた、

みたいな、まあ、勝手自分が同じような価値観を持ってるのかな、と思って勘違いしていただけなんだろうけど

そんな感じで、最近自分アニメゲームへの興味が皆無になりつつあるし、

アニメとかフィクション現実が完全に追い越してしまった、

それは東日本大震災だったり、原発事故だったり、コロナだったり、自分個人的な人生イベントだったり色々なわけだけど、

そう考えると、シンエヴァは未見だけど、同窓会みたいなもんなんだろうかと思ったり、

同窓会と考えるとやっぱり劇画オバQだよなあと思ったり、

自分は死んでも大学大学院以外の同窓会には出ないと心に決めてるので、

大人になれよって言われても、同窓会でしみじみしはじめたらもう老人だと思うし、

老人になってもゲーテみたいに二十代女性に振られたり、若いつもりで技術趣味に打ち込んで、さっさと死にたい

anond:20210310124452

なくても何も問題無いよ

 

TENETと同じくエヴァSFは単なるフレイバーから

SF好きの人向け。

フレイバーSF要素が『はてな???』となるような事ばかりです。

たとえば、本作のテーマ時間逆行なのですが、時間逆行すると肺呼吸が出来なくなります

でも目は大気から酸素を取り込む事が出来ますし、光を取り込む事もできますし、視覚情報処理も正常ですし、

おそらく臓器・神経の働きも正常、自意識も正常、自立した活動可能です。

そして (作中の描写では) 特定の “炎” に限定して熱エネルギーが反転され凍りつきます

未来道具では無いノーマル現代の車は普通に運転出来る(動く)んですけどね。

うーん・・・これはいったいどう言う事なんでしょうかね???

作中で描写されていないところを補完しながら、勝手にいろいろ考えてみてください。

エヴァを見るくらいならゼノシリーズをやった方がいいよ

いや、マジで

エヴァ衒学的な背景とかSFとしての外連味を期待していた層は

結局それらは単なるマクガフィンで終わったエヴァよりも

それらの複雑な設定や専門用語が単なるマクガフィンで終わらず物語中できちんとした意味を持ち

既存の様々なアニメ小説などへのリスペクトにも富み

なおかつ一個人としての主人公成長物語としても綺麗にまとまっていたゼノシリーズをやった方がいいと思う。

ゼノギアスの発売は1999年エヴァの影響を受けたのは明らかであるけれど作品の完成度はそれに留まらない。

綺麗に伏線をまとめ、Disk2が紙芝居化したとはいえ一作で完結させてある。

ノシリーズでもサーガ会社事情その他で連作としてのまとまりが悪く、ブレイド一般受けで専門要素がやや薄め、

やっぱり最初ゼノギアスが一番充実していると思う。

anond:20210310122620

問題ないよ

そもそもメカ組織大事を成すという描写がすぐれている(ウケている)のであって

SF要素なんてぶっちゃけオマケみたいなモンだから最初から

 

ただ今まではフレイバーでも考察ごっこができる程度のことはしてきたけど

破ーQーシン でそれすらブン投げた

2021-03-09

anond:20210309141131

まだ serial experiments lainうみねこの鳴く頃に の方がSFしていると思う

 

ただメカアクションメカ美術はカッコいい

anond:20210309141514

それを言うと新劇の序と破だけ観ればいい。

Qは一気に世界観が変わる。まあSFっぽいのはQのほうだけど。

anond:20210309140014

SF要素はあんま期待しない方がいい

 

メカやロボに関心できるならアリ

エヴァンゲリオンを観たことが無い。

ガンダムと戦うのがエヴァンゲリオンかと思っていたらそうではないらしい。

少し調べてみたら、「生命体」っていうのがキモらしいんだけど、

まりトム・クルーズ主演の「宇宙戦争」を彷彿させる部分が無い事もない。

などと言ったら、ファンには叩かれるのだろうか?

こんな頓珍漢な事をいう人間が「エヴァンゲリオン劇場版」を観に行ったら楽しめるのだろうか?

SF物は好きだし観に行ってみたい気持ちもあるのだが、

エヴァンゲリオンの事を何も知らない人が観に行っても楽しめるもの? と、二の足を踏んでしまう。

ファンが多そうだから暫くは上映しているのだろうけれど、もたもたしていたらDVDしか無くなってしまうかもしれない。

でも観そびれたからと言って、さほど喪失感のようなものを抱くわけではないだろうが。

そうか、今上映中の前バージョンDVDで観てから行けばいいのか?

今のが第4話らしいから、前3作を観ることになるのか?

それともそれ以前の劇場版か?

TVバージョンはあまり見たいとは思わない。

どれから見ればいいのか、誰か教えてくれ。

anond:20210308231412

エバって何なんだろうな、見た人がやたらキモイ感想を書きたがる

これはTVシリーズの時からそうだった、丁度インターネット一般普及しだした時期で個人HTML手打ちした解説サイトを雨後のタケノコのように作りまくってた

聖書ロボットSF兵器戦闘思春期大人のドロドロなんかの要素たっぷり入れて思わせぶりに風呂敷拡げておけば、後はガキンチョやオタク勝手解釈合戦を繰り広げるというビジネスモデルのうまくいった例か

[] シン・エヴァストーリー忖度なしに言えばゴミ。高尚様を信じるな

シン・エヴァは最高にクールでパワーを貰える映画だった。

劇エヴァ(EoE)に感動しQからの流れがめっちゃ好きなので、皮肉ではなく本気で称賛として書いてる。

前回の増田(anond:20210308160516)にも書いたが、

何百億というお金が動くプロジェクトで、誰の顔色を伺うことなく、シン・エヴァをやり切った60歳という事実が最高にクールである

 

庵野監督老害と呼ぶ人もいるだろうが、

 

 ・あなたは、60歳になった時に自分の一存でプロジェクトのすべてを仕切れるような影響力を持っていそうか?

 ・ あなたは、60歳になった時に己の感性のみを信じて突き進む事はできそうか?
   しかも何百億というお金が動くプロジェクトの矢面に立つ総監督(脚本兼任)という立場

 

どう考えても最高にクールである

 

「さすが庵野!」

「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!」しか言う他ない。

 

庵野監督のようなビックプロジェクトに関わる事はないにせよ、一応若者区分自分も頑張りたい尖りたいと純粋に思った。

 

ただ感動した事実事実として、ストーリーについて忖度なしに言えばタイトルの通りゴミだったので以下に感想(お気持ち長文)を書き連ねていく。

  

(注意:シン・エヴァの造形や絵作りや音楽については専門のお兄様たちの批評感想をあたってください。この増田では映画構成する様々な要素のひとつ "ストーリー" についてしか触れません。)

 

  

 シン・エヴァストーリーが観客に要求したもの
 事前知識(学術映画特撮アニメなどのサブカルチャーエヴァの設定の知識)ではなく
 エヴァへの想い入れだった時点でゴミ

 

ファンのためにファン向けた作品を作ることのいったい何が悪いか?と思うかもしれない。

なので先にシン・エヴァの結末を書く。 

 

野監督のアバター "シンジくん" は 優:緒方恵 (14歳) か優:之介(スーツ) に変身、
安野モヨコ氏 (庵督の妻) のアバター "マリ" と お手て繋いで駆け出し、
督の地元 "宇川" で 前前前生 して終劇。

 

 

ーーー・・・普通にバッカじゃねぇの?😒である。 シン・エヴァじゃなくて庵野監督エッセイでやれ。

 

  

 

  真希波・マリ・イラストリアス安野モヨコ氏 (庵野監督の妻) ってマ?

 

マジである。

エヴァンゲリオンイマジナリーゴルゴダオブジェクト など急に設定を生やしたり、

無かったことにされていた 渚カヲル司令 をサルベージしたり (なお、予告にいたキカイダーエヴァみたいなヤツのことは忘れろ)

カヲルと加持と冬月とゲンドウ で "ジェバンニが一晩でやってくれました" をしたり、

ソードマスターヤマト 並みの怒涛の畳み掛けを 新劇 を終わらせるためにかましたのに、

 

リ が何者なのかについて "だけ" 、後まで触れなかった。
その影響で、マリが(当然シンジも) なぜ エヴァに乗れる・操れるのか、劇中で言及されること無く終わった。

 

もちろん、劇中の情報からなぜマリエヴァに乗れる・操縦出来るかについて、推測・想像妄想は出来る。

劇中でネブカドネザルの鍵を自らに付与したゲンドウがエヴァを操縦していたように、おそらく後天的に仕組まれたのだろう。

けれど、カットはもちろんセリフで匂わせすらなく、まったく劇中で語られていない以上、推測・想像妄想しかないので、

忖度なしに言えば "どうかしている" としか言いようがない。

 

なんでも説明してしまうのはつまらない? 想像妄想余地がある方が面白い? よろしい、では、

 

シン・エヴァ:|| (本作) になるまでシンジ名前すら知らなかった "マリ"、しかも、シンジにとっては、"パラシュートの人" でしかない "マリ"と、
庵野監督地元 "宇部新川" で 前前前生 したのは 何故なのか?

 

意外で驚いたぁ〜?(笑) だけがしたいのであれば、前前前生するのは、北上ミドリ や トジの妹(鈴原サクラ) でも よかったはずだ。
なんなら、シンジはマリよりも彼女たちのことについての方が名前も人となりも知っているまである。

 

"シンジは急速にマリが好きになったのだ!人を好きになるのに、恋に落ちるのに、理由時間も要らない!" で押し通すにしても、

"マリ最初からシンジに対して一定以上の執着を持っていた" についてはどう説明するのか?

それも "どこにいても必ず迎えに行くから。待ってなよワンコくん" と口にしたり、"命をかけて裏宇宙に行く" ほどの執着だ。

ヒロイン(マリ)が抱いている、まどマギほむらレベルマリ執着を 言及しないで オッケー👌とかあり得る??? あり得るとしたら何故?

そもそも"執着以前にマリが何者であるかも明らかではない"が、そんなことって通常のストーリーで許容されるもの???

しかも、外そうとしたらカヲルくんみたいに頭ボーンして死ぬ "DSSチョーカー" をラストシーンでひょいと外せる謎能力を持った超超超超超超超超重要人物だぞ???

 

" DSSチョーカーは心の枷のメタファーエヴァ呪縛

  リは庵野監督の妻である安野モヨコ氏の投影キャラ。だからシンジ(庵野監督)の心の枷を外せた。

 そしてメアリー・スーでもあるマリついてのすべてを劇中で言及不要とした。"

 

・・・そう捉えるのがひねていない素直な感想では?

 

い、いや、エヴァ漫画版ではマリについての描写があったから(震え) にしたって、

漫画版の設定を引き継いでいるなら 同性愛者設定 はどこへいった?だし、

実年だって、『破』の時点で33歳、『Q』の時点で47歳くらいだということになる。

まどマギほむらレベルの執着をみせているのに、この実年齢でマリシンジ親族の家に預けたままにしていたのは何故?

忙しい云々ならマリより年若いミサトがシンジを預かっているので別に不可能ということもないだろう。

そして "DSSチョーカー" を外せる理由そもそも何者なのかについて触れない理由???

 

なんにせよ、とても褒められた出来のシナリオでは無い。

 

 

 マリのことは忘れろ!!ほかにストーリーの見どころはあっただろ!!

 

せやね、誰よりも劇中でセリフが長そうなゲンドウの自分語りとか。

Beautiful World」はゲンドウの歌だったんだな、ユイ出会って世界が変わった云々は絶対庵野監督自身のことを重ねてるな、つかこれ旧劇で見たけど?と思ったけど。

旧劇でそれ見たよ?の展開だけなら褒められないが初見向けとして許容出来た。

 

かし、突如悟りを開いた シンジ様 が登場人物達のカウンセングを始めるのである。

嫌味か冗談かと思うだろうが現実だ。

709 名無しが氏んでも代わりはいもの 2021/03/08(月) 21:33:24.38ID:???

シンジ「どんなに探してもユイはいねえよ現実を受け入れて責任果たしていけ」

ゲンドウ「はい

シンジ「お前は俺のことを幸せにしたいんじゃなくてそうやって自分幸せになりたいだけだろ」

カヲルはい

シンジ「昔はお前のこと好きだったけどいい加減自分人生を生きたら?」

アスカはい

シンジ綾波、今までありがとね」

綾波はい

 

グループセラピーか何か?

 

(引用スレhttps://mao.5ch.net/test/read.cgi/eva/1615174496/)

 

オーケー悟りを開き覚醒したシンジ様がグループセラピーを始めるのはヨシとしよう。

大切なのはシンジ悟りを開き覚醒した過程だ。

 

・・・でもな?

 

ンジが覚醒した理由について劇中で言及されないのである!
当に、本当にありがとうございました。

 

精一杯、善意的な解釈をすれば シンジは "生命の書" にカヲル同様に名前を連ねているかループを繰り返している。

村とポカ波の一連の出来事シンジは違う世界線の経験の活かせる状態覚醒した・・・みたいな???

(これも劇中で言及されない以上、推測・想像妄想しかない)

 

他は、なんちゃってジブリナディアの島編のような冗長さがある村での描写とか、

エヴァ無し・ほぼ丸腰でハイカイ(首無しエヴァもどき)がいる世界シンジレイアスカ無事(危機に陥る描写無し)だったとか、

まだまだ見どころ()はあるが記述がいる???

 

シン・エヴァストーリー忖度なしに言えばゴミ

 

 

 

 エヴァストーリーは元から矛盾が多い。
 アクションや絵作りや演者テンポ音楽自己開示や様々な要素で魅せてきた作品

Exactly(そのとおりでございます

 

映画アニメ総合芸術だ。ストーリー総合芸術構成する要素のひとつしか過ぎない。

 

絵作りが素晴らしければただそれだけで名作になることもある。

シン・エヴァでもパリのシーンの描写はとっても好きだ。

造形・絵作り・音楽について長文を書き連ねたい情熱専門性も持ち合わせていないので省略するが、

パリ以外でも大好きな絵作りのシーンがいくつかある。

(ヴンダー戦艦アクション映画館向きじゃないぐるんぐるするアングル好き)

 

この増田あくまで"ストーリー"だけを切り取ったとき、出来は酷かったという個人的感想(お気持ち)で、

シン・エヴァ駄作だと評しているわけではないので誤解なきよう。

 

みなさまも良き シン・エヴァ タイム をお過ごし下さい。

 

 

 

 

 

 

追記:非常に出来が悪かったシナリオに対してどうしても言いたいこと・1

エヴァ庵野じゃなきゃ出来ないシナリオだったぞ

狂気を魅せたという意味ではなくて圧倒的に低レベルシナリオ完成度的な意味

摩砂雪とか貞本がいなくなったばかりではなく、

『男の戦い』や『最後のシ者』など旧作で重要な話は 薩川昭夫 脚本SF要素は磯だがそれらもいなくなった

▼供養の設定資料

古い資料を整理してたら出てきたので供養シリーズ第6弾。

もう20年以上前の某アニメで作った脚本回の設定。地下施設の詳細が決まってなかったのでセントラルドグマとか名称や細部を私が設定していった。他にも中盤は私が作ったセリフや展開が結構使用されているが結局全部ノーギャラ。

https://twitter.com/isomitsuo/status/823830687400636416?s=21

  

Aパート絵コンテなし、さらに作られては壊されめちゃくちゃに

Cパート時間スタッフ足りなかったかブラッシュアップしきれなかった

Dパート→とりあえず締め切りに間に合うように作った

 

理解ある彼くんなワイはオタクへの反撃(Qの恨み)とモヨコとの私小説が書ければあとはどうでもいいだったんだなってすぐさま読み取ったけど

自分自身映画に重ねるキョロ充非オタ豚どもは感動したり勝手意味を読み取ってたな

 

正解はパンフレットに書かれてたスタッフから意味不明』『謎』『もっと客観性を持って作品作りを』ってメッセージ

NHKドキュメンタリーでも、スタッフ意味不明って言われたし、絶対に破れない締切のせいでああなった様子が映し出されてた

 

あとドキュメンタリー映像面ではグルグルアングルに並々ならぬこだわりがあるってやってたね

なにしてるかわからないって評判が多かったけど、ワイは初めからグルグルアングル面白いって評してたぞ

 

 

追記:非常に出来が悪かったシナリオに対してどうしても言いたいこと・2

(現実に帰れっていうテーマは)あったと思うよ、庵野くんEOEの頃からずっと的外れだけど

お金がないと生活出来ないしオタ活も出来ないしな

みんなスーツ着て働いてっから

庵野くんは学生の頃から苦労知らずなのだと思うよ

 

1回目の虚構現実は、

押井ビューティフルドリーマーで見たけど?だったけど

EOEの狂気が凄まじいのと作品としての完成度が高いから許された

(もちろん激怒したやつもいる)

 

2回目の今回は新規性も無ければ劣化EOEでしかないし、

そもそも虚構世界に逃げているとされる人たちのオタ活の中心はとっくにエヴァなんかじゃないぞ

炎上商法狙ってるにしたってクソ寒すぎ

シンを観て隙あらば氷河期世代をしているのは商業ライター個人ともに闇が深すぎるのでノーコメント

 

 

追記:非常に出来が悪かったシナリオに対してどうしても言いたいこと・3

メンヘラ女(アスカ)の相手理解ある彼氏くんなぬいぐるみペニス以外には出来ないは正しいが

普通にキモい庵野監督以外がやったら大炎上だったと思う

 

庵野監督がシンでアスカケンスケの描写

"常識的な嘘"を書けば、アスカケンスケを受け入れる人は多かったと思うんだよな

 

常識的な嘘の例

 

 

みやむーについての自分自身気持ちに嘘がつきたくなかったし

メンヘラはこうだについても嘘がつきたくなかったし

アスカ厨ムカつくについても嘘がつきたくなかったし

エヴァもうやりたくないんだよなぁと俺が思うエヴァから解放にも嘘がつきたくなかった

 

何よりも嘘つかないでも商売としてやっているけるレベル信者を集めていることに確信的だから

 

 

追記:非常に出来が悪かったシナリオに対してどうしても言いたいこと・4

276 公共放送名無しさん 2021/03/22(月) 20:37:24.34 ID:cd47Rl9

庵野「またエヴァ作ったから見てくれ」

ぼく「またかしょうがねーなぁ」

庵野「もうちょっと時間かかるわ」

ぼく「じゃあもういいや」

庵野「やっと出来たから見て」

ぼく「しょーがねーなぁ」

庵野「見たな!いい加減にエヴァから卒業しろよ!」

ぼく「お前なんなん?」

 

庵野「と、特典つけるからリピートして!思ってたより客が入らないの!」

ぼく「お前卒業しろって言ってたよな?」

庵野くんに少しは反省して欲しかったので大ヒットしないで欲しかったな

 

庵野くんは何しても許されることに自覚的からエヴァやりたくねーアピールしてエヴァ串刺しにして

10マン以上するフィギュアの告知とかパンフに同封する強気ぶりだぞ

は〜・・・神さまか???

>なんらかの作品を見て、起こってることしか感じられないのは可哀想だと思う。

 

ワイ的にはこっちのが理解し難い

キョロ充希望(ちらっ)」 

キョロ充「成長 (ちらっ)」

キョロ充「救い(ちらっ)」

キョロ充大人(ちらっ)」

 

ワイ「キミらのいう "希望" 、"成長"、"救い"、"大人" 、"人生"、"人間" 、"対話" とは? シン・エヴァのどの辺りから感じたの?」

 

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ(キョロ充逃げる)

 

ちな、劣化ジブリゴミ怠い農村パート庵野くんの経験

モヨコのショートアニメでもやってる

あんだけ尺取るなら真面目にやろうよって思った

 

パヤオのもののけトレスした方がマシだったと思う

庵野くんはメカアクション組織大事を成すカタルシスケレン味たっぷりにやる作家

人間を描くのが得意な作家ではないことはみんな承知しているし

エヴァ庵野くん物語ということも承知しているし庵野くんがエヴァやりたくないことも承知している

けれどそれでもなぁなぁにできないレベルのクソゴミシナリオだったと思うよ 

せめてアクション挽回できてりゃな

EOEの時に庵野くんを支えた人がいなくなったからでは?と言われても致し方ないレベル

 

ただストーリーはともかく絵的にはワイは嫌いじゃないよ。くらべる対象がEOEだから評判悪いけど

2021-03-08

シンエヴァ

以下ネタバレを含む感想

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必読書コピペマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (2)

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デュマ・フィス「椿姫

個人的にはオペラよりも好きかもしれない。特に、愛した女性の墓を掘り起こして遺体に直面するシーンがあるところとか。不毛愛情というか、すれ違いや失恋ばかり読んでいたことがあり、これを読んだのもそんな時期だ(「エフゲニー・オネーギン」とか「マノン・レスコー」とか)。というか、そもそもオペラって「乾杯の歌」とかすごい好きなんだけど、台詞聞き取りにくいし、台詞を同時に歌う箇所もあるし、なんか難しい。

ちなみに主人公独白に曰く、「ああ! 男というものは、その偏狭感情の一つでも傷つけられると、実にちっぽけな、実に卑しい者になってしまものです」。……バレましたか

野尻抱介太陽簒奪者」

自分日本SFを読むきっかけになった人で、ハヤカワのJA文庫小川一水とか林譲治とかが特に好きだった。

この作品は、太陽の表面に異星から物体によってメガストラクチャーが作られ、日光を奪われた人類が滅亡の危機に瀕するのだが、若干のネタバレを言うと、最初からエイリアンには悪意が全く存在していなかった。僕はそんなところが好きだ。基本的自分の好きなシチュエーションは、他者との接触により悪意はないにもかかわらず傷つく、というのがあるのだ。

ちなみに日本SF作家をより広く読むようになったのは大森望日下三蔵の年刊日本SF傑作選のおかげ。感謝感謝

オルハン・パムク無垢博物館

三十歳で婚約者がいるのに、親戚の十八歳の女の子に手を出しちゃったダメな人が主人公結婚約束をした女性から婚約を破棄されてしまい、彼は思い出の品を集めた博物館を作りだす。イヤリングはともかく、自分が家をのぞき見た瞬間を画家に描かせた作品や、下着までも集めているあたり、ただの変態である。帯には「愛に生きた」とあるけれど、愛情というか執着や妄念であったような気がする。けれども、不毛な愛のほうが読んでいて面白い

ところでトルコという国は、女性スカーフを被るかどうかだけで政治的立場の表明になってしまう国であり(ハイヒールを履くかどうかも政治的立場の表明ではあるが、トルコはその傾向が顕著だ)、その点からも読んでいて面白い作家であった。

マヌエル・プイグ蜘蛛女のキス

映画オタクゲイ政治犯の獄中での対話劇。ゲイはどうやら看守から政治犯の様子を探るように頼まれているようなのだが、いつしか二人には友情が芽生えていく。緊張感のある対話であると同時に、ゲイお気に入り映画を語るとき調子推しについて語る幸せオタクのものである安易に神という表現は使いたくないが、語りが神懸っている。ゲイの口調が女言葉なので、少し古い訳なのかもしれないが。

リチャード・ブローティガン西瓜糖の日々」

大学時代年齢不詳の友人がいて、今も何をして食べているのかよくわからないんだけれども、今でも時々強烈な下ネタメールが来る。そんな彼が薦めてくれた小説村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」パートに影響を受けた作品を部誌に掲載したらものすごい勢いで薦めてくれた。

彼は物にこだわりがないというか、読み終えた本をよく譲ってくれた。同じブローティガン絶版になった本やシュティフターの「晩夏」などもおかげで読めた。「晩夏」はくどいのでいただいてから十年後に読んだのだが、現代小説では確実に切り捨てられる長さの風景描写を含む小説を、定期的に読みたくなる。

町田康パンク侍、斬られて候

就職のために架空宗教団体によるテロでっちあげる侍の話。時代劇の形を借りているんだけど、時代考証は完全に無視している。そして、自意識過剰人間クレーマーおバカしか出てこない語りの芸だ。だが、大体町田康作品は大体そんな感じだし、人間って元来そんなもんなのかもしれない。オチ基本的に完全に投げっぱなしだが、爆発落ちや死亡オチギャグ結構好きだったりする自分がいる。文学っていうのは自由でいいんだよ。

トーベ・ヤンソン「たのしムーミン一家

ムーミンシリーズ以外のヤンソン文学作品を選ぶべきかどうか迷ったのだがこっちにした。友人からなぜかヘムレンさんに似ていると言われていた時期があったことだし。

児童文学短篇って長篇とは違った難しさがある。短い文章と簡潔な表現という制約の中で、キャラクターを端的に表現しないといけないから。そのお手本みたいな作品がここにあり、内向的人間にやさしい世界がここにある。ちなみにとある哲学者の持っている本の名前が「すべてがむだであることについて」であり、すごく笑える。

全く関係ないが僕は萩尾望都の「11人いる!」のヴィドメニールヌームにも似ていると言われたことがある。緑の鱗に覆われた両性具有僧侶で、とても善い人で行動力もあるのだが、説明するときにやや言葉が足りない。

マリオバルガス=リョサ「悪い娘の悪戯

嘘つきで利己的で、のし上がることにしか興味がない空っぽ存在に恋をしてしまった善良な青年。「悪い娘」の人生航路は語り手の人生におおよそ十年ごとに交叉するが、一貫して彼女本位な関係に終始する。

これはどうしようもない女の子に恋してしまって、四十年間ものあいだそれを引きずった男の物語だ。地位財産もなにもかもなげうって、何度裏切られてもひたすらに与え続けた。そんじょそこら悪女ものとは格が違う。シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」のように。

バルガス=リョサには基本的にどれも面白い

D・H・ロレンスチャタレイ夫人の恋人」。

猥褻だということで昭和時代裁判になったというので読んでみたが、どこが猥褻なのかちっともわからない。しかも、作者の思想がうるさいので文学的な美を損なっている。

表現露骨というよりも、おちんちんに花飾りを結ぶみたいなのどかヒッピー文化的な感じで、エロティシズムについては性描写の無い仏文学のほうがずっとぐっと来るものがる。しかし、時代を先取りしていていたという意味では素直にすごいと思うし、この程度で猥褻だと騒いでいた時代はさぞ不自由で息苦しかったのだろうなあとも思う。

ピーターワッツブラインドサイト

最強のファーストコンタクトものひとつで、ネタバレするとオチは「意識クオリアとはときとして生存に不利かつ無駄であり、この宇宙では淘汰される可能性がある」という絶望的な結論人間の心も愛も宇宙の中では無だ! みたいなSFが大好き。

基本的構造は「宇宙ランデブー」の変奏で、未知のエイリアン遺物の中を探検するのだが、強烈な磁場の中で意識が攪乱され様々な精神疾患一時的に患うという違いがある(実際に脳に強烈な磁場を近づけると活動する部位が変化する)。言及されるコタール症候群半側空間無視といった症状もすべて実在するが、脳科学知識がないと全部作者のほら話なんじゃないかって読者が誤解するんじゃないか若干心配

それと、ハードSFとしてはすごい好きなんだけど、どういうわけか吸血鬼が味方に出てきて(人類を捕食していた類人猿遺伝子を組み込んだ改造人間という設定)、味方のはずなのにこちらに危害を加えようとする不可解な設定があり、これは作者の吸血鬼ゾンビに対する偏愛のせいだろうが、プロットの上であまり関係がないし必然性もなく、そこが無駄に思われた。そもそもなんでそんな遺伝子組み込んだ危険なやつを作るんだ?

以上。

必読書コピペマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (1)

思い出してどうしても書きたくなったので書く。

前回→ anond:20210301080225

小野不由美魔性の子

ベストセラー十二国記シリーズエピソード0なのだけれど、独立して読めるのでこれにした。

この作品に魅了された理由は二つある。一つは、二つの異世界出会うことで起きる惨劇SF的に面白いということ。こちらの常識が向こうには全く通じず、逆もまたしかり。ホラーではあるが、コミュニケーション不全の悲しみもある。作中の大量死の原因は、たった一つの誤解が原因なのだ

もう一つは、主人公の未熟さが残酷なほど明らかになっていくことだ。ある意味ファンタジーに逃避しようとする読者に喧嘩を売る態度で、後述するが僕は作者に喧嘩を売られるのが好きである

ヤスミナ・カドラ「昼が夜に負うもの」。

貧困による家族との別離恋愛もつれや政治的立場の相違によってばらばらになっていく幼なじみ人妻による少年の誘惑、昔の知人との思いがけぬ場所での劇的な再会などなど、個人的に好きな要素が濃密に詰め込まれている。それは安易な娯楽に堕しそうでいて、何とか踏みとどまっている。

カミュ小説では背景に過ぎなかった人々を主役にしているのもいい。「異邦人」のアラブ人はまったくの他者というか、理解できない原理で動く人格を描かれない、あるいはそもそも持たない存在だったように記憶している。

同著者の「カブールの燕たち」も面白かった。イスラーム原理主義者により公衆面前で恥をかかされたことで、妻は夫を軽蔑し、憎むようになる。タリバン政権下の苛烈描写は読んでいて苦しく、告発の書としても読めるのだが、同時に、ストーリー自体オペラのように派手なのだ。わざとだろうか?

小松左京「果てしなき流れの果に」

壮大な時間空間の中で行われる追跡劇で、歴史改変タイムパラドックス進化の階梯など、テーマスケールが大きすぎてこの長さでそれをやろうとするのは完全な蛮勇なんだけど、でもたぶん小松左京作品では一番好き。この作品にはエピローグが二つあり、そのうちの片方は比較的序盤に現れる。失踪していたある登場人物が帰ってくる場面だ。これを、小説最後まで読んでからもう一度読むと、深いため息が出る。本当に果てしない旅を経て、帰ってきたのだなあと。

扱われた科学技術は古びるかもしれない。未来世界女性観や社会描写も今では受け入れられないかもしれない。でも、表現しようとしたテーマは古びていない。SFはいだって宇宙時間の果てに手を伸ばそうと愚直なまでの試みなのだ

フリオコルタサル「石蹴り遊び」

冒頭で、パリのどこを歩いていてもお互いに出会ってしま恋人の話で始まったので、どんなロマンチックな話になるのかな、と期待したのだが、友人が服毒自死未遂したり恋人赤ちゃんが死んだりしてもひたすらマテ茶や酒で飲んだくれている、こじらせ芸術家ワナビを含む)たちのお話だった。

しかし、この作品には仕掛けがある。通常の順番通りに読む「第一の書」という方法と、著者に指定された順番で、巻末にまとめられた付録の章を挟みながら読む「第二の書」という方法、この二通りで読めるのだ。第二の書では章の番号が飛び飛びになり、まさに石蹴り遊びのようになる。そこでは第一の書で省かれていたいくつかの事実や、登場人物の秘めた行動原理が明かされる。そればかりか新聞から脈絡ない切り抜きや、この本の著者と思しき人物の晦渋な文学論を含んだ独白が含まれ、そこでは一貫性を過剰に求め、受動的にしか読もうとしない者が批判される。要するに読者に喧嘩を売ってくるわけだ。

読者に喧嘩を売る芸術が好きだ。なぜなら偉大な作家と同じ土俵に立てた錯覚を持てるから

シドニー=ガブリエル・コレット青い麦

「ダフニスクロエー」並にこっぱずかしいイチャラブもの。誰だって一緒に育ってきた少年少女が迎える性の目覚め的なシチュエーション萌えしまう時期があるのだと思う。もっとも、村上春樹作品場合、一緒に育ってきた幼馴染の男女は不幸な結末を迎えるのが常套なのだけれど。

少年人妻に誘惑され先に性体験をするというのも、王道でいい気もする。とはいえ、昨今は少女が先に目覚めるパターンも読んでみたいと思うのである

沢木耕太郎深夜特急

北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」とか妹尾河童インド旅行記にしようかとも思ったが、終着地のロンドンについてからオチが笑えたのでこれにした(興味があったらこの二つも読んでください)。

元々はデリーからロンドンまでバスで行けるかどうかという賭けが旅のきっかけだが、「一人旅海外は二十六歳くらいがちょうどいい、それよりも若い経験値が少なすぎて、あまりにもすべてを吸収してしまおうとする」なんて趣旨のくだりがあり、初めての一人旅を読んでそうかもしれないとうなずいた。

少し前の時代旅行記面白い。今では身近なフォーケバブがすごく珍しいものとして書かれているし、天然痘が根絶されていない時代の怖さもある。一方、アフガニスタンイランが今ほど物騒ではなく書かれており、政変を身近な危険として感じることができる。

それはさておき、ほんと、スマホができて一人旅はずいぶんと楽になった。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ夜間飛行

強くてかっこいいことや、くじけずに挑むことに背を向けていた自分が気に入った数少ない強い人間物語。「星の王子様」が気に入った人は、ぜひぜひこちらを読んでほしい。いや、星の王子様子供向けに感じられた人や、表現が簡潔すぎたり抽象的過ぎたりしていると感じた人にこそ読んでほしい。あの物語の背後にあった、サンテグジュペリ飛行機乗りとしての経験がそこにある。

ウラジーミルソローキン「青い脂」。

はるか未来の、中国の影響下にあるロシア。そこでは文豪クローン物語執筆させることで、謎の空色物質を生成する、錬金術プロジェクトが稼働していた! この神秘物質をめぐって繰り広げられる陰謀の周囲には、ロシア文豪文体パロディあり、フルシチョフ×スターリンのイチャラブセックスあり、ナチス同盟を結んだ並行宇宙ソ連あり。

筒井康隆高橋源一郎矢作俊彦を足して三で割らずに、ロシア権威文学暴力セックスでぶっ飛ばす。ちなみにラストは爆発オチループオチだ。

筒井康隆残像に口紅を

章が進むごとに使える文字を一つずつ減らしていく趣向で、たとえば最初の章から「あ」の含まれ言葉を使えなくなっている。表現の自由と不自由について体を張って考える作品であり、使えない文字が増えるにつれ、新しい表現開拓しなければならない。その中で語られる文学論や自伝は、片言だからこそ重い。また、使える文字制限がある中での官能表現も、表現の自由について鋭く問う。

筒井康隆のすごいところは、狂っているように見える文章を書く才能だ。それがなんですごいのかっていうと、正気を失った人をそれらしく演じるのがとても難しいからだ。というのも、精神を病んだ人のなかにも、本人の中では一貫した理屈があり、全くのでたらめではないからだ。また、倫理観の壊れた人間を書くのがめちゃくちゃうまい。かなりグロ耐性のある自分も「問題外科」だけは気持ち悪くて読めなかった。これも、人間常識についてかなり深く考えないとできないことだ。

ちなみに、ジョルジュ・ペレックの「煙滅」はイ段の文字を一回も使わないで翻訳された小説で、これもただの遊びにとどまらない。語りえないホロコーストという事件モチーフにしていて、あるべきものが不在なのにそれが何かわからない居心地の悪さをテーマにしている。これが気に入ったらオススメしたい。

レフ・トルストイアンナ・カレーニナ

ドストエフスキーヤバいやつだが、トルストイもそれ以上にヤバいやつだ。家庭を顧みずに財産を国に残そうとする狂信者だ。正直、妻や子供たちがかわいそうだ。後期の「光あるうち光の中を歩め」もはっきり言って宗教の勧誘パンフレットであり、読んでいて内容が完全に予想できる。ヤバい新興宗教パンフレットのほうが何が書いてあるか予想できなくてある意味でまだ興味深い。

しかし、そんな将来そこまで頭の固くなる人間不倫の話を書いたのだから面白い。確かに、清純な愛を貫くいい子ちゃんカップル不倫カップルの対比はわざとらしい。けれども、まじめカップル愛情の細やかさと、一時の感情に負けた罪のあるカップル、どちらも美しい文章で書かれている。物事は正しくあるべきと考えている人間が、罪を犯してしまう悲しみを描いているのがいい。

これは、プロット道徳に完全に屈従させてしまう前のトルストイのすばらしさが詰まっている(そういうわけで好きな長篇の順番は年代順に「アンナ・カレーニナ」、「戦争と平和」、「復活」)。

あ、今思い出したけど、ソルジェニーツィンも好きだったんだった。

星新一「つねならぬ話」

作品根底には人間性への諦念が横たわっているのだけれども、初期の頃はそれが明確な暴力となって描かれていた。表現淡々としているが、殺人人類滅亡なんてよくある話だった。けれども、このころになるともっと表現が静かになっていった。悟りを開いた、というのとは違う。間違いなく諦念はある。けれども、苦い絶望とはまた別の感情がこもっている気もする。非SFのものが多いのも面白いので、星新一の芸風に飽きた頃に改めて手に取ってほしい。

続く→ anond:20210308082031

2021-03-07

anond:20210306211029

悪口は大抵そのまんま自己紹介だったりするので、「ああ言えばこう言う」ご自身性格を振り返るといいと思うよ。

ワタルが大好きみたいだけど、あれはロボットアニメRPGテイストを入れた作品といった方が自然。オタテイストが強く好き嫌いの分かれる内容で、メインストリームを歩く作品じゃないよ。

80年代試行錯誤として理解はするけど、ダイの大冒険議論に入れるのはいささか強引。

騎士ガンダムなんて、SDガンダムにおける単なるRPGパロディしかない。カードダスとしては面白かったけど、漫画アニメストーリーなんて殆ど誰も知らんだろ。

エスパークスに至っては、もはやサンエックス社員ですら知らなそうなマイナー作品しかテーマSFもの

この2つは例としてはピントがずれ過ぎてる。どれも、ドラクエ的世界観冒険物語とは言い難い。良くても亜流エスパークスは論外。

唯一ビックリマンは、興味深いとは思う。ちゃんファンタジー系だし。ただコロコロ世界観全開で、ニチアサ的な「お子様向けアニメ」として作られてる作品ちょっと説教臭さもある内容。あれに慣れた子供ダイの大冒険見せれば、「こんなの見たことない!」って食いつくでしょそりゃ。

RPG的な作品が当時あったかなかったか、と言う議論で言えば、そりゃ存在していたのは知ってるよ。でも、大半が格落ちな作品ばかりだったんだよ。ゲーム作品ばかり扱ってて、RPGテーマにした作品もあるわんぱっくコミックなんて雑誌もあったけど、影響力は皆無。殆ど誰も読んで無いし、内容も一段見劣りするのが実態

そういう前提込みで、「それまで珍しかったドラクエ的和製ファンタジーを題材にした冒険漫画が、王道であるジャンプに出てきた」って書いている。

みんなが読んで無いもの取り上げても、この内容に対する反論としては適切じゃ無いよ(その意味ではバスタード理解できる)。メインストリームに出てきたから衝撃だった、という話なんだから

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