「陳情」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 陳情とは

2022-02-05

甘利議員と塩野義が会ったのをブクマカ非難してる理由がわからない

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/Akira_Amari/status/1489434639555248130

の今ブックマークが400を越えていて、ブクマカが激しく非難している。

でも現時点でわかってる情報非難するのはおかしくないか

憲法16条には

第十六条

何人も、損害の救済、公務員罷免法律命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。

とある

請願権とか陳情とか言われるやつだ。

国会議員と誰かが会ったり依頼を受けると直ちに癒着問題だと言うのは、この憲法規定理解していない言動だと思う。

もちろん仮にお金を受け取ったりしていたら話は別。

だが現時点では甘利議員が塩野義からお金を受け取ったというような情報はない。

あと、甘利議員の別の問題を免責せよとか言ってるわけではない。


個人的には、この権利一般国民事実上行使できず、著名人法人けができることが問題だと思っている。

台湾韓国のように国民請願ができるwebプラットフォームを作ってほしいと思う。

2022-02-03

室井佑月過激派フェミ野党イメージになりつつある」

去年の衆議院選では、野党側は「ジェンダー平等」を選挙テーマとして挙げた。たしか女性賃金は低く、世の中はまだまだ男社会だと思う。だから、そのぶち上げは正しい。しかし、野党を牽引(けんいん)している一部の過激フェミニストについていけない。仲の良い夫婦ツイッターいちゃもん物事を調べもせずに誹謗(ひぼう)中傷、はたまた二次元の絵にまで性的搾取と怒り狂う。過激にならねばならない背景も理解したいと思うが、それでも嫌になってくる。そしてそれが、野党イメージになりつつある。

室井佑月「苦情じゃなく陳情」〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

今までさんざんフェミ野党イメージになってると指摘されても「党派性に囚われている」とかいってのらりくらり逃げてきた野党支持者たちに痛烈なストレート

政局がどうこうとか支持母体が弱いとかじゃなくて日々の過激な行動の一つ一つが支持率低下に繋がっているってことから目を背けるな。

オープンレター擁護石原慎太郎に対する発言例外じゃない。それらの問題投票行動への影響はたかが数票かもしれないが、一票を嗤うもの選挙で泣くハメになるものだ。

2022-01-26

はてなーってバカなん?

医学部合格率、初の男女逆転 みえてきた医学教育課題」のブコメ欄の上位ブコメを見て呆れちゃった

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQOCD253SL0V20C22A1000000/

oyatsuwakame 未だに「必要差別だった」って声あるが、女性男性も働きやすいよう知恵を絞って労働環境改善する労力を

n4b 女性医師が増えることで男女ともに働きやす環境に変化させてく必要があるんですよ

tobalno1 女性だらけなら看護師介護士のように融通し合えるから普通に夜勤産休も回るんでないか

そもそも現場医師が足りないんだよ~

医師不足と言われてるが、金があれば医師は呼べる。病院医師を増やすための金(人件費増の裏付けになる収入)がないの。

医師の勤務環境改善のために現場医師を増やせば、人件費増となり病院黒字が確保できなくなるの。

 

日本病院はほぼ保険診療でまわってて、診療行為ごとの収入額は点数でガチガチに縛られてる以上、収入を増やすには診療行為件数患者)を増やすしかない。

医師を増やして患者も増やせば医師一人当たりの負担は変わらないか意味がない。

患者数は無尽蔵には増やせないので上限があり、一定患者数で利益を確保するには医師必要最小限にして、医師に最大限の診療行為件数をこなしてもらうしかない。

これが病院勤務医の現状。

 

現状に反して、患者数に対して医師を豊潤に増やして(=医師一人あたりの診療行為を減らして)なお病院利益を確保するには、医師現場に張り付けるという事に対して(=医師の配置人数によって)保険診療の点数を付ける(増やすしかない。

保険診療の点数が増えれば日本全体の医療費が増え、国保料を増額するなり一般会計税金から補てんをしないといけないので、それを国民が許容しなければならない。もちろん病院窓口で払う自己負担額も増える。

医師負担軽減のため、国保料を値上げしますよ」「増税しますよ」「病院での支払額も増やしますよ」て政治家政党国民多数が支持して当選させるのが前提。

今、そういう状況ですか?

理想論ぶって気持ちよくなるのはいいけど、現場現実を見ろよ。

お前らが言ってるのは裏付けになる制度無しに「なんとかしろ」と根性論病院努力(=赤字)を押し付けてるだけなんだよ。oyatsuwakameさんの「知恵を絞って」なんて最悪だよ。金が無くても現場の知恵でなんとかなると思ってるのか。

ブラック主権者か。

こんなバカブコメ大勢スターつけてんじゃねーよバカ

仮に一時的赤字でなんとか耐えても、赤字事業に持続性はないんだよ。制度なしに病院医師理想的な勤務環境を実現しても、病院が潰れて終わりなんだよ。

 

そして裏付けになる制度を整備するのは病院でなく、政府とその主権者である国民なんだよ。

やるべきこと(制度改正)をせずに現場根性論理想論おしつけて良いこと言った気になって満足してんじゃねーよ。

n4bさんの「変化させていく必要があるんですよ」って他人事かよ。お前が国の主権者の一人として変化させていく努力しろよ。

こんなバカブコメ大勢スターつけてんじゃねーよバカ

お前らふだんからちゃん現場医師を増やせる保険点数実現ために声あげてんのか。活動してるのか。

選挙候補者医療制度への主張まで調べて投票してんのか。署名活動国会議員への陳情活動してんのか。

それやらずにブコメ理想論書いて気持ちいーしてるなら、そりゃ単なる自慰だぞ。ブコメポルノだ。無責任で頭も労力も使わず正論ぶって、さぞ快楽だろうな。ペッ

 

上位2位に至っては

Sampo 女性医師夜勤を避けがちなのが問題という声がまだ聞こえてくるけど、もっと夜勤が多くて激務の看護師女性ばっかりなのを忘れていませんかと。

看護師は3交代のシフト制での夜勤夜勤前後の日勤・準夜勤は基本無い。

医師は当直やオンコールでの夜勤夕方5時で所定の勤務時間が終わったあと、そのまま翌朝8時まで一晩中の連続勤務に突入する。そして翌朝8時から夕方5時までまた日勤が続く。

病院によっては翌朝8時で出勤してきた医師に引き継いだあと、翌日午前中は勤務義務免除されるホワイト病院もあるが、うちの病院休みたければ同僚と担当調整したあと有給休暇を取らないといけない。)

労働基準法での長時間労働中の休憩義務?記録上は休憩したことになってるよ。休憩中に患者放置していいなら実際に休憩できるけどな)

同じ「夜勤」でも全く別物。「看護師は(医師より)もっと夜勤が多くて激務」?シフト連続勤務の当直とどっちが激務だと?

なんで名前が同じだけで実態は全くの別物を同一かのように扱って量だけ比較してるの?コメしたSampoさん自身勤務形態の違いを知らずにブコメしてるの?知ってて閲覧者の無知につけこんだ印象操作なの?

前者なら迂闊すぎるし、後者なら邪悪すぎるよ。

こんな誤った認識バカブコメ大勢スターつけて2位にしてんじゃねーよバカ

  

追記

https://anond.hatelabo.jp/20220127133433

2022-01-22

[]八木啓代氏による連続ツイートへの反論

Nobuyo Yagi 八木啓代 on Twitter: "1. 森友事件については、「総理夫人の関与」は明らかなのだ、見落とされがちなのが、「維新の関与」だ。 経済基盤も何もない学校法人なので、土地売買以前の段階で、じつは大阪府私学審議会学校設立の認可を落としている。" https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/nobuyoyagi/status/1484497272725712898



総理夫人国有地の値下げに影響を与えていない

八木氏の連続ツイートは、検察審議会のくだりなど面白い部分はあるが、やはり凡百の陰謀論の域を出ない。

1. 森友事件については、「総理夫人の関与」は明らかなのだ

もうこの時点で森友学園問題に関する不見識を露呈している。

正確には総理夫人は森友事件、すなわち国有地の値下げに影響を与えていない」

なぜそう言えるかといえば、

総理夫人を通した籠池氏から財務局への要求は全てシャットアウトされており、

国有地の値下げの原因は別にあることが、物証証言タイミングなどから明らかだからである

昭恵夫人昭恵夫人職員、籠池氏の3者のやり取りについて、実際の資料は何を語るか

まず2015.10.26の籠池氏から昭恵氏付職員宛て陳情手紙の内容は、多岐にわたるものであるが(https://anond.hatelabo.jp/20210307142623)、

それらについて、11.12に昭恵氏付職員財務省に照会をかけたのがこれだ(https://anond.hatelabo.jp/20180526114327)。

内容は陳情の中から2点、定期借地契約の賃料値下げ学園側が立て替えていたゴミ撤去費用支払いの前倒しについての確認だが、

要約すれば、双方とも「こんな要求、通るわけがないですよね。そのように先方によく伝えます」という内容だ。

そしてその5日後、11.17に昭恵氏付職員から籠池氏へ送られたFAXの内容は以下(https://anond.hatelabo.jp/20210307141915であるが、

1)10年定借の是非

2)50年定借への変更の可能

3)土壌汚染や埋設物の撤去期間に関する賃料の扱い

4)工事費の立て替え払いの予算化について

の4点についての、完全なるゼロ回答である

まり昭恵氏付職員森友学園側に便宜を図るどころか、むしろ籠池氏から財務省本省への直接の陳情を食い止める役割果たしており、ある意味では本省に対するある種の警告にもなっているまことGJしか言いようがない。

昭恵付職員の照会は、官僚忖度などによって結果的国有地値引きに影響を与えたか

国有地の値引き自体は、翌2016年の3月に、2015年9月に近畿財務局森友学園に無断で行ったゴミの埋め戻しがバレて、損害賠償請求をチラつかされた挙句、言い値での取引に屈するという経緯が「とっくに明らかである

これには音声データ存在する。そのものの書き起こしではないが、東京新聞によれば(https://megalodon.jp/2018-0603-0013-59/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201802/CK2018020302000149.html)、

学園は一五年、地下三メートルまでのごみ撤去する土壌改良工事をしたが、予算の都合などで一部は掘り出したごみを埋め戻すことで国と業者だけで合意。学園の籠池泰典理事長は知らされなかった。地下九・九メートルのくい打ち工事中にごみが見つかったことで籠池前理事長一六三月に埋め戻しを把握し、国側に抗議。不適切ととられかねない処理方針が露呈し、苦しい立場に置かれた国側が「新たなごみ」と認定した可能性が浮上した

このことについて、当時籠池氏は財務局に対して、

設計業者から伺ったが、ゴミが地中に残っているのは、財務局から全部取るなという指示が出たと聞いている。ゴミ撤去する費用がかかり、更に工期も伸びてしまう。

どういうことだ。また、だましたのか

と怒り心頭だが、事実としては全く正しい。近畿財務局は「工事業者は学園の代理人だと思っていたので、当然報告されていると思っていた」と苦しい言い訳をしている。

この取引現場については、取引現場にいた統括管理官が赤木雅子さんに語った音声データの内容とも一致するhttps://anond.hatelabo.jp/20201014234219)。

「あの売り払いをしたのは僕です。国の瑕疵(かし)が原因で小学校が開設できなかったときの損害額が膨大になることを考えたとき相手一定価格妥当性のある価格提示してそれで納得できればいちばん丸く収まる。」

と述べており、ここで言う「国の瑕疵」こそ、ゴミの埋め戻し、場内処分に他ならない

これらの事実は、増田のたわ言ではない

ゴミ埋め戻しが国有地の値下げの原因となった事実については、毎日新聞も「検証・森友文書(1)」で記事にしている(https://anond.hatelabo.jp/20190623105507)。

籠池夫妻が前年のゴミ埋め戻しに気付き、近畿財務局の追及に転じた日も分かっている。2016.3.11だ(https://anond.hatelabo.jp/20181219233119)。

*ちなみにリンクを貼った増田記事は、すべて毎日新聞の「森友学園 財務省国会に提出した交渉記録のPDF」から写したものなので、疑われる向きは、実際にpdfを読んで確認してほしい。

こういった一連の経緯を、あえて無視して「森友事件について総理夫人の関与は明らか」などと吹聴するのは、終わることのない陰謀論錬金術に過ぎない。

2022-01-03

anond:20220102021630

アニメ行くよりは華流ドラマとかタイドラマの方面を物色した方がよいのでは。

陳情令』おすすめ。今年日本語吹き替え版出るらしい。

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 2/10

A夫さんとの面談の日はすぐやってきた。先日と同じ面談室だった。

こちらは予定どおりの布陣で、A夫さん側は2人。今回は上司と一緒だった。「一緒に来てほしい」と上司に頼んだという。

あの時と同じく、だらしない恰好だったが、上司指導によるものか、前回よりは綺麗だった。ネクタイはまっすぐで、謎のシミもない。

「A夫さんですね。今年から人事~~として採用されました××と申します。前回、あの端にあるソファに座っていた者です……いきなりで申し訳ありません。A夫さん、今日はどうして呼ばれたかわかりますか?」

はい、なんとなく。処分のことだと思います

「そうです」

新聞自分のことを見ました。情けないです」

方言標準語に直したうえで、特定のおそれのある箇所を編集している。以下、職員の会話はすべて同じ処置を行う。

私のメモによると、こうしたやり取りが面談最初にあった。

会話のクッションを何度か挟んだ後、私はついに言った。

以下、主要なやり取りを抜粋する。

単刀直入ですが、A夫さんには退職の道を選んでいただきたいと考えています

「……ん?」

懲戒免職処分を下します」

「いや、いや、それできないでしょう!」

「市としての決定です」

労働組合は?」

組合関係ありません。組合に入っていようがいまいが、処分内容が変わることはありません。今回、あなた万引き窃盗という罪を犯しました。それだけでなく、過去社会人としてよろしくない行為、仲間から尊敬されえない行為を繰り返している。改善の見込みもない」

私は、A4用紙にプリントされた罪状を読み上げていった。その数は20件以上にもなる。

どうしてこんなものがあるかといえば、人事課のデータベースに、職員のさまざまな問題行為が毎年追加されているからだ。三十年以上前忌避行為であっても筒抜けというわけだ。

A夫さんは硬直していた。最初よりもはるかに緊張感に満ちている。睨むようにこちらを見つめながら、両手の指を組んでさするような手つきだった。

彼の上司は、何も言わずに片目でガラス卓の鏡面を見ていた。部下を庇う様子はない。

「なんとかなりませんか」

「なりません。しかし、総務部長とも話し合った結果、A夫さんが自ら退職願を出すのであれば、懲戒免職にはしません。通常どおりの退職となり、退職手当も満額出ます。これまで40年近くもK市のために働いてこられたんですから、この程度の寛大な措置(※諭旨免職)はあってしかるべきかと。そのうえ、今回は早期退職制度の利用を認めるので、割増退職もつます

組合相談します」

「わかりました。では、こちらがA夫さんが今回の処分に不服である場合の申し出のやり方を書いた資料になります。受け取ってください。それで、A夫さんがどうしても納得いかなければ」

「……はい

「K市は妥協しないので、後は裁判しかありません。判決でA夫さんの主張が認められた場合は、K市に残ることになりますが、今の部署は相応しくないと判断されるため、異動を覚悟してください。今のところは、〇〇課か〇〇センター(※一般的公務員にとって辛い労働をする部署不要判断した職員を、サイコパスと思しき管理監督者の元で働かせる。その管理監督者というのも、K市にとって不要人材判断されたため、同じく問題職員監視するポストに就いている。いわゆる蟲毒)を予定しています

組合にも相談しますし、嫁や子どもにも相談します」

「A夫さん。あなたは罪を犯しました。信用失墜行為です。全体の奉仕者としてふさわしくありません。繰り返しますが、本来処分懲戒免職です。しかし、法をそのまま適用すべきでない場面だとも判断されることから、これまでのA夫さんの功績を考慮して依願退職を認めるものです」

A夫さんは、不服申し立てに関する資料を受け取ると、そそくさと出て行った。彼の上司がその後に続く。

それからの1か月は、あっけないほど順調に進んだ。

まず、労働組合執行委員長書記長ほか数名が怒鳴り込んできた。彼らのスタンスはわかっている。怒鳴り声に2、3分も耐えていると、あちらも私達が本気であることがわかったのか、冷静になった。

組合としては、A夫さんは必要職員だというご認識ですか?」

組合員としてA夫は仲間だと思っている」

「知ってのとおり、A夫さんは信用失墜行為を犯しています。K市としては、彼のような職員はいりません。A夫さんが、自らの意思早期退職を選ぶのであれば問題ないですね」

当局がA夫を脅迫しているなら話は別である。もしそうなら、仲間として守らせてもらう」

「そうでないならいいんですね?」

当局は~」(以下略。何かあっても組合責任はないことの確認をしていた)

さて、労働組合本質政治運動にある。K市の組合もそうだった。加入者の毎月の給料から約3パーセント徴収し、その何割かを左派政党に納める。そして、プッシュした議員労働者寄りの政策を実現してもらうのだ。

職員労働組合――職員同士の互助会であり、組合員を不当な権力から守るという本来的な意味での組合活動は、それに比べると優先順位が低い。口には出さないが、彼らはそう思っている節がある。この事件の後で、団体交渉を何度も経験した私はそう直感した。

A夫さんは、別に組合にいてもいなくてもいい。組合費が入らなくなるのは惜しいが、当局(※労働組合経営者側をそう呼ぶ)に対して、「A夫さんをなんとかしてほしい」と交渉するまでの価値はない。とはいえ組合員のために戦った、働いたという実績はほしいので、こうして形だけの食い下がりを続け、ほどよいところで悔しそうに退散する。それが私が見た、一市町村労働組合の姿だ。

これ以降、私は計15人の問題職員退職勧告を行い、そのうち13人が実際に退職した(残り1人はK市を訴えた。もう1人は更生の余地が認められたので勧告撤回)のだが、労働組合最後まで食い下がって助けた職員の数はゼロだ。本気で当局私たち)を動かそうと行動に出た回数もゼロ。こうして辞めたうちの1人は、組合の元役職持ちだった。

彼らは、口酸っぱく、「当局当局!」と騒ぎ立てるだけだ。本気で争うつもりなどない。ただ組合員に、「当局は許しがたい行いをしている」と知らせるにすぎない。

交渉テーブルの上で、彼らはよく主張していた。「仲間をクビにするとはどういうことか」「同じ職員として恥ずかしいと思わないのか」「〇〇さんは十分市に貢献してきたはずである」と。しかし、同じ交渉最中に、「職員組合としては、免職処分の取り消しと引き換えに、このようなことできる~」などといったバーター提示や、「取り消さないなら現業ストライキを行うことを辞さないが~」(※公務員労働三権の一部しか認められないが、現業職員に限ってはもう少し広く(+団体交渉権と協約締結権)認められている。なお、現業職員であってもストライキは認められないが、一部の地方自治体では事実上のストが行われることがあるという)といった、交渉者としての態度が出てくることはなかった。

彼らは、組合利益が薄いと見るやいなや、交渉と見せかけた陳情だったり、見かけ倒しの規範論を繰り返すばかりだった。これは、まったく個人的感情になるが――それにしても気持ちの悪い連中だった。偽善と嘘ばかりを繰り返している。ああいう男らしくない連中には虫唾が走る



結局、A夫さんは、年度末での退職を選んだ。

何のことはない。あと数年で定年退職だったので、裁判で争うよりも、あと1年未満でいいので今の職場ゆっくりやりたいと考えたのだろう。正しい判断だと思う。

勝てるかどうかもわからない裁判を抱えて、勝ったとしても地獄のような部署で働くことになるよりは、早期退職を選んだ方が本人にとっていい。

今回の結果を受けて、副市長激怒した。私は電話副市長室に呼び出され、ほかの総務人事関係幹部職員と一緒に説教を受けた。

上述のとおり、市長から退職勧告を行うことについての了解は取っていた。以後、A夫さんが退職を決めた後で正式市長了解を取り、文書での稟議を回していた最中出来事だ。意思決定者の合意が先で、文書での伺いは最後民間企業でも一般的なやり方である

誤算の一つは、市長や他の幹部副市長に一声かけていなかったこと、もう一つは副市長同意しなかったことだ。主には、私がK市での仕事に慣れていなかったせいである。

・なぜ早まったことをしたのか?

市長相談したのになぜ私にしないのか

身分保障という慣行を破ってはならない。先人が決めて守ってきた大事ルールである

といった意見をぶつけられた。副市長とA夫さんが同じ年に入庁した同期という事情もあっただろう。ちなみに人事課長も同期だ。

ほかの幹部は、申し訳なさそうにしていた。私は堂々たる姿勢で、「K市にとって不要職員だと判断しました。罪を犯したのに反省の色もなく、最初面談ではヘラヘラと笑っていました……切るべきかと。市長もやってみろ、と言っていました」と答えた。

これらの台詞は、当時のメモを見返しながら書いている。そこまで間違ったものではないはずだ。私は確かに副市長に対して上記のような返答をしている。

こういう時に大事なのが『自信』だ。自らの想い、行動への信仰と言い換えてもいい――下の人間に好き放題やられた副市長からすると、自信なさげだと「悪意でやった」と思われかねない。越権行為であるからこそ、組織にとって正しいことをしたのだとアピールする必要があった。

目的はわからなくはない。理解はする。だが、こういったことをする場合は、私に事前協議するように。私を飛ばし市長のところに行くな。今後相談しなかった場合は、決裁の判を押すつもりはない」

それが副市長メッセージだった。その後、幾人もの問題職員諭旨免職によりK市を辞めることになった。副市長のところには事前協議に行ったが、判を押してくれたのは2人分だけ、A夫など比較にならないほどの悪に限って決裁の判を押してくれた。

『よくない人間を辞めさせることに利があるのはわかる。しかし、行政世界はそういうものではない。不合理に見えても、ここの大事ルールだ。みんなにダメだと思われている奴でも辞めさせるな。それが本当にダメな奴、組織にとっての癌だと、人間の目でいったいどうしてわかるというんだ?』

これは、私が要約した副市長の主張だ。

一応言っておくが、副市長の考えは正しい。ただ、私や市長の考えと合わなかっただけだ。公務員身分保障は、行政行為を円滑に回すための全世界共通ルールである。実際、公務員身分保障がなければ、社会制度をまともに維持できないことには私も同意する。

例えば、税務系部署にいる職員は、自らの裁量で税務情報システムログインし、市民課税情報を書き換えることができる。K市くらいの住民規模だと、上司もいちいち課税情報の変更をチェックできない。彼ら彼女らは、やろうと思えば不正ができる。

もし彼らの身分保障されていない(生活できないレベル給与水準簡単にクビを切られる環境権力者に脅迫されても守ってくれる存在がいない)場合、何が起こるのかを想像していただければ、副市長の言うことに理があり、私があくまで慣習への一挑戦者にすぎないことを理解いただけると思う。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220516

2021-12-30

はてなーが知らない「COVID-19診療の手引き 罹患後症状のマネジメント

んふふふwww 久しいですな、はてなー諸氏www

ミクロン株の問題もあり、最近ブコメ増田で「コロナ後遺症がこわい」という意見をよく目にするでござるwww

でも、具体的には知らんようでwww ヌプフォwww

しょうがなかろうなあwww

拙者調べだと、コロナ後遺症についてのTVニュースは全局で11月に9回、12月に4回程度www 新作アニメの本数より少ない始末www

感染症対策報道と比べたら川辺における砂金www

よろしいwww

後遺症界隈の”ホットトピックス”について拙者がレクチャーするでござるよwww デュフフフフフwww

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2(SARS-CoV-2)www

呼吸器にとどまらず、症状が全身に広がる。しかも長期にわたる後遺症が残りやすいというのが厄介な点でござるなwww

この後遺症こそが「コロナ後遺症」www

後遺症が残る仕組みはいまだに未解明。初期に感染して寝たきりのままという人もいるでござる。

で、最近話題になっているのが「COVID-19診療の手引き 罹患後症状のマネジメント」www

コロナ後遺症診療ガイドでござるなwww

12月1日に厚労省から発行され、ようやく後遺症者が適切な医療ケアを受けられるようになると期待されていたwww

だが、この手引きの評判がよろしくないwww

悪影響すらあるのではないかと言われている始末www ニンニンwww

そこで、先日「筋痛性脳脊髄炎の会」が改訂を求める記者会見を開いたんでござるよwww ブフォッwwww

んwww

「筋痛性脳脊髄炎の会」?www

スマヌスマヌwww ついつい拙者の知識レベルで話してしまったwww Format "拙者の知識レベル":\\wwwww

慢性疲労症候群CFS)www

名前イメージとは違って大変な病気でござるwww

たとえば家事勉強をしたあと、何日も起き上がる事すら出来ないといった症状が出たりする。寝たきりの人も多いんでござるよwww フゴッwww

疲れやすいだけの症状だと誤解されやすい事もあって、イギリスカナダでは筋痛性脳脊髄炎(ME)という病名が使われておるらしいぞよwwww

まり、「筋痛性脳脊髄炎の会」はME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)の患者会という事でござるなwww

んん?www どうして患者会が「罹患後症状のマネジメント」に対する記者会見をするのかって???www

デュフフコポォwww オウフドプフォwww フォカヌポゥwww

それは諸兄らwwwww コロナ後遺症が引き金になって、ME/CFS発症する可能性があると言われているからでござるwwwwwwwww

患者会は昨年5月から厚労省研究体制要望書を出したりwww フル回転でござるよwwwwwwww コポォwww

それではwww 「罹患後症状のマネジメント」は何がよくなかったのかwww

「筋痛性脳脊髄炎の会」は、問題点を6つにまとめたのでござるよwww

1. 診療の手引き編集委員会の中に神経免疫専門家が一人も入っていない

2. COVID19を契機にME/CFS発症する可能性が明記されていない

3. 明らかな異常所見がないからといって精神的な問題とすべきではない

4. 罹患後症状が続く人の中には回復しない人がいることが明記されていない

5. 運動によって悪化する患者がいることが詳しく説明されていない

6. WHO定義では新型コロナへの感染がprobableな(感染可能性が高い) 症例も含んでいることが書かかれていない。

言い換えるとwww

1. ギョエェェー!? 神経免疫系の難病発症する可能性があるのにwww その専門家がいないなんて、どうやって詳しく書くつもりでござるかwww

2. ME/CFSや他の難病がどんなもの解説しないと、マネジメントどころじゃないと思うでござるが?www ドプフォッwww

3. 神経免疫系の病気検査が難しく精神疾患と誤診しやすいのにwww 明らかな異常所見がないからといって、簡単精神的な問題に切り替えるフローにしてたら見逃しまくるでござるがwww

4. とても少ない割合だけど1年半以上生活困難な当事者存在するでござるよwww つまり長期の支援障害者としての支援等)が必要になる人がいる事も書いて欲しいでござるwww

5. リハビリ憎悪増悪に注意喚起とあるでござるが、悪化のみならず寝たきりにすらなる可能性があるのでござるwww より慎重に判別しないとwww

6. 貴様は~~~~! だから2ちゃんねる馬鹿にされるというのだ~~~!! この!!! WHOは「感染疑い」についても書いておったろう!! 日本特にPCR検査を抑えていた経緯があるわけだから検査者が多かろう!! だから疑い者も同じように対応する事の明記が必須でござろうが!! デュクシッ!!



患者会陳情を続けている。

自民党公明党、立件民主党維新の党共産党

どの党の議員も「ただちに改定すべき」「改定するよう訴えるべきだ」と言っている。

いったい誰が止めているのか。

筋痛性脳脊髄炎の会は、最近作られたNPO法人だ。

2008年に同じ病気患者4人が出会って、患者会発足の希望を語った。そして、2010年前身CFSをともに考える会」が立ち上がった。

国の動きは遅い。

だが、少しでも前身しているのはコロナ禍以前から難病の方々、そして協力して下さる医師研究者の方たちのおかげではないだろうか。

コロナ後遺症者の治療は困難である

通院した病院が十を超える人も珍しくはない。

理由は様々。

コロナ後遺症ではないと乱暴に断定されたり、知識がないので治療ができないとやむを得ず断られたり。

渋谷とあるクリニックでは、今でも午前9時頃から午前3時頃まで診断をしているようだ。それでも、すべての患者を診ることができないとのこと。

コロナ後遺症が恐い」のは、「それを適切に診てもらえない社会」があるからではないだろうか。

当たり前のように地元のクリニックで、しかも適切な形でコロナ後遺症を診てもらえる。

そんな社会が来ることを祈っている。

ME/CFS関連は非常に難しくセンシティブで、いっちょかみの私が書くのもどうかと思いますが……、増田という事で……(敬礼)。

敬礼!出た!敬礼出た!得意技!敬礼出た!敬礼!これ!敬礼出たよ~~!

21.12.21コロナ後遺症診療の手引」への改訂

https://mecfsj.wordpress.com/2021/12/28/21-12-21%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%be%8c%e9%81%ba%e7%97%87%e3%80%8c%e8%a8%ba%e7%99%82%e3%81%ae%e6%89%8b%e5%bc%95%e3%80%8d%e3%81%b8%e3%81%ae%e6%94%b9%e8%a8%82%e6%a1%88/

参考

https://www.asahi.com/articles/DA3S15150594.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211221/k10013398081000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_001

https://www.mhlw.go.jp/content/000860932.pdf

https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/WV5PLY8R43/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/p0DAXVbbQR/

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=18723

https://www.igaku-shoin.co.jp/paper/archive/y2021/3450_01

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/107007.html

https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/143/

2021-12-22

陳情」がどうしても中国人名前に見えて仕方ない

陳 情選手とか全く違和感ない

女性公共の場に出すべきではない

全国の性犯罪者政府陳情を提出しそうな勢いであ

2021-12-20

anond:20211220144647

党員にならなくても陳情いけば守ってくれる。事後に駆け付けるセコムより安心

2021-12-12

おじさんの飛沫

これを認識した市民はおじさんのマスク義務陳情議会に行うのか

2021-11-29

先日、母が亡くなった。

70代だったので少々早かったとは思うが、老衰とのことだった。

 

母が死んで悲しいかというとそういうことは無く、思い出すのは母から被った嫌な記憶ばかりだ。

母は「子供の心に恐怖を刻み込んで支配すれば、子供反抗期は起こらない」という教育方針を広言しており、事実そのような人だった。

そんな母が普通とは違うということは子供ながら朧気と認識していたが、明確におかしいと感じたのは20代後半という遅さだった。

 

言い訳させて貰うと国民的なアニメであるドラえもん」でものび太のママジャイアンかあちゃんのような母親が出てくるので、

二人を悪魔合体進化させたような私の母も普通だと思ってしまっていたのだ。

のび太のような0点ではなく、100点を取っても優しくしてくれないことに理不尽さを感じてはいたが、

まさかしずかちゃんママのような優しい母親の方が普通だったとは思いもよらなかったのである

 

母なりに子供のことを愛してくれていたとは思うのだが、恐怖と支配という手段で愛してくれていたので幸せ記憶というのが脳に残っていない。

女友達電話で話していたら盗み聞きして、後から小一時間その会話の中身を説教されたことや、

大学受験は父の後押しもあって許してくれたが国立のみ滑り止め受験禁止浪人NGだったためチャレンジが許されず一つグレードを落とさざるを得なかったことや、

数年に一度連れて行ってくれた行楽先が雨だった時に、傘も合羽も買う金が勿体無いからとゴミ袋を私に着させて(母本人は傘)衆人環視の中を行脚させたことや、

腸炎ゲロを吐きまくってた子供を放っといて母はデパートで美味しいご飯を食べてたことばかりを思い出してしまう。

 

ちなみにジャイアンかあちゃんのように直接暴力を振るってこそこなかったが、父の暴力パチスロに負けた腹いせ)は効果的に使っていたように思う。

そのため、暴力コミュニケーション手段として当たり前のようにインストールされてしまっていたため、

近所の友達にイタズラされたらすぐ殴ったし、友達の弟が勉強邪魔をしたらすぐ殴ってしまった。

今考えるととても申し訳なかったが、DV家庭で育った友人も似たようなものだったので、DV家庭あるあるなのかもしれない。

 

そんな母でも亡くなったということもありコロナとはいえ葬儀もしたのだが、母の悪行三昧のツケというのはあるもので、

葬儀では母が過去に親戚相手にしでかした嫌がらせという名の犯罪の数々の愚痴を何時間も聞かされるハメになり、ほとほと困り果てている。

ただただ頭を下げ、許しを請うしかないのだが苦情を陳情すべき本人は既に墓の下なので増田で書く次第である

2021-11-26

anond:20211126115119

・わたる人が一定量いる(朝夕の通学時間帯に集中)

・近隣住民から陳情がある

・老齢で渡るのに時間がかかる老人がいる


いずれかの理由横断歩道は設置され、

渡ろうとする人がいたらクルマは無条件で一旦停止。


一旦停止したくない人は交通違反交通刑務所へどうぞ。

2021-11-22

anond:20211122155759

KKOに女をあてがうな」っていう陳情したらどうなるのっと

anond:20211122155317

なっ、陳情ってすごいだろ?



増田で吠えるより効果的。

KKOは「女をあてがえ」って陳情おススメ

2021-11-18

政治家口利きビジネス金融機関通用するか

結論からいうと「昔は多少の効果があったが、今は政府系(公庫など)にの効果有り」「民間金融機関に対しては効果が無いどころかむしろ逆効果」というのが私の経験上の答えだ。

一昔前は監督官庁としての大蔵省権限があまりに絶大であったため、各銀行MOF担を置き、検査等の情報収集に努めていた。

銀行検査資産査定(正常先・要注意先・破綻懸念先・破綻先 ランクが下がる毎に引当金を積み増す必要有り)が主であり、大蔵省の匙加減ひとつ決算が大きく振れてしまう。

監督官庁金融庁に変わったのちも暫くは従来のやり方を踏襲した検査が行われていたが、邦銀の不良債権処理が一段落したこともあり、金融庁検査も以前のような資産査定を主としたスタイルから顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)やシステム障害等のリスク管理体制をチェックするスタイルへと変化していった。

その結果として、(政府系を除いて)金融機関は昔ほどに監督官庁政治家を警戒する必要がなくなったというわけである

民間金融機関に至っては、仮に政治家の介入があった場合、「口利きがあったか審査を緩めた」と疑われるのを回避するために通常よりも厳しく審査するケースすらある。

これが先ほど「むしろ逆効果」といった理由だ。

しかし残念なことに地方中小企業を中心に、いまだに政治家口利き神通力を信じ続けている社長連中は大勢おり、彼らは毎年お布施のように献金を行い続けている。

長年に渡って献金を行い、必要ときだけ口利きを依頼するというやり方なので、これを立件するのはほぼ不可能だろう。

お互いが「これは一般的政治献金だ」と言い張ってしまえば、検察側が立証するのは非常に難しい。

今回公明党国会議員政策金融公庫に対する口利きで立件されかかっているが、これに関しては特例中の特例だと思う。

現金を渡した側のテクノシステム太陽光案件にかかる融資詐欺(SBIソーシャルレンディング事業自主廃業に追い込んだアレ)の件で捜査していたら一部資金議員側に流れていることが判明→贈収賄ではなく無資格融資斡旋という貸金業法違反で立件という流れになったわけだ。

ちなみに今回この口利きが行われたのは政策金融公庫コロナ特別融資(無利息無保証のいわゆるゼロゼロ融資)で、非常に審査が緩い。

しかも最大で5年間の返済据置が可能なので、無利息の資金を3~5年程度自由に使うことが出来る。目端が利く経営者ならこの融資の賢い使い方をすぐに思いついただろう。

日本政府が「軍資金はこっちで用意してやるからコロナバブルで一儲けしろ」と暗に言ってきているわけだから、それに乗っからない手はない。

私の知る限りでもかなりの数の企業本来なら調達する必要のない資金ゼロゼロ融資で借入し、その資金株式やら債券やらで運用している。

実例としてどこかの地方病院WAM(福祉医療機構)から調達したコロナ融資有価証券運用しているのが発覚して問題になっているというニュース報道も先日あった。

ゼロゼロ融資融資総額は政府系(公庫とか商工中金とか)だけでも約18兆円に上る。このうちのかなりの部分がマーケット運用され、今の株価を支えているのだと私は思っている。

(私見だが、ゼロゼロ融資の返済がスタートする2023~2025年頃はマーケットから結構な額の資金流出株価が下落すると予想している)

話が大分遠回りしてしまったが、つい先日私の勤務先でも久しぶりに露骨政治介入案件があったので、参考までに紹介しておく。

舞台となったのは某県議会議員ファミリー企業中核企業地方大手総合建設会社であり、政治力を背景に公共民間工事を受注し、経営は安定していた。

そこが新会社設立し、地元観光客を呼ぼうと温泉ホテル土産物屋などが入る大型複合施設新規開業したあたりから雲行きが怪しくなった。

開業以降客足は伸びず赤字続き、そこへ新型コロナ流行が重なり資金繰りは一気に逼迫し、主力行である当社へゼロゼロ融資を申込してきた。

黒字企業たまたまコロナの影響で赤字になっているのならともかく、コロナからずっと赤字、というか創業以来ずっと赤字の先に追加融資など出せるはずがない。

「一応検討はするがかなりハードルが高い」という旨をオブラートに四重くらいに包んで伝えたところ、そこから露骨政治介入が始まった。

市長から陳情を皮切りに、地元選出の衆議院議員参議院議員秘書から電話。少し間を空けて議員本人から電話連絡があった。

最後には地元で一番の大物とされる大臣経験から当社トップに連絡が入り、「金融庁からコロナ配慮した支援を行えという示達が行ってるだろ」というとても有難い言葉を頂戴した。

当社の中では本件は当初から「採り上げ不可」という方針であったが、度重なる政治介入を受けて「後からどんなクレームを受けても問題無い様、非の打ち所がない完璧な否決稟議作成すること」という指示が上から出たため、私と部下たちは恐ろしく後ろ向きな業務に連日没頭した。

そして「この企業コロナの影響に関係なく赤字、どこをどうやっても返済原資は捻出出来ない」という結論をまとめた資料作成し、先方へ案件謝絶となったことを正式に通知した。

その後融資申込当初からの一連の経緯を報告書としてまとめ本部へ送付して本件は完結。連日の不毛作業からようやく解放された私は部下たちを連れ夜の街へと繰り出した。

以前からの行きつけの店はコロナのせいで閉店してしまったため、駅近くの適当居酒屋でとりあえず呑むこととした。

しかし本当に1円にもならない最悪な案件でしたね」「こういうのって検察リークして立件してもらえないんですか」と口々に愚痴を言い合う部下たち。

しかしこれと同じようなことは全国各地で起きているはず・・・国会議員を挙げられるなら検察も本腰を入れて捜査するだろうが・・・

私は飲み物を注文しながら部下たちに笑ってこう答えた。「相手地方議員程度の小物じゃね、告発したところでどうせ県議不十分で不起訴だよ」

2021-11-03

anond:20211102155107

理念を語ることができなかったというより、コロナで即入院が痛かったと思うなあ

そのあとファンクラブの老人たちやその家族コロナでも自宅放置されたわけで、その時入院医療を受けることができるように、と、陳情してもスルーされただろ

そういう事すると不信感が増す

2021-11-02

anond:20211102160105

共産党公明党選挙期間外の紹介訪問民生委員町内会を通じた個別相談

頑張る余地があるってことだね。

茨城県古河市出身

故・永岡洋治衆議院議員自民亀井派

茨城養鶏場確認された鳥インフルエンザについて

地元養鶏業者から「早くワクチンを出してほしい」と陳情を受けていた。

「それは農水省が決めることだ」と永岡氏が答えると、

「じゃあ公明党に頼む。あなたは頼まない」と言われ、気を落としていたこともあったという。

https://katomotoak.exblog.jp/1441818/

おらが村の大物政治家に誰が投票してるのか問題

大物政治家落選

東京23区に住んでいる。私が住んでいる街はもともと左派が強い街だ。商店街駅前では、自民党の支持者が多いが、駅から離れるにつれ、住環境は悪くなっていき、低所得な独居高齢者ボロボロアパートに住むというような地域がポツポツ現れる。そういう街では、公明党共産党れいわなどのポスター左派諸派ポスターが増える。環七の向こうは別の街だ。普段、駅周りで生活していると気が付かないが、違う小学校区に足を運ぶと、この街本来左派の街なのだな、と思う。

ただ、その左派の一つ一つがかなりの存在感を放っていることもあり、逆にひとつになるということは難しかった。というより、そもそも保守派マイノリティ地域であるから二元的対立に持ち込まれると基礎票で完全に負けるのだ。いままでは左派分散していたため、基礎票割れていた。その結果、現職の大物議員開票、即当選での勝利を繰り返していたのだ。それが今回小選挙区ではじめての敗北を味わった。

では今回、大物議員が票を減らしているかといえばそんなことはない。前回より多くの得票をしている。陣営もしっかりと基礎票の積み重ねは行ってきた。勝って傲慢になるのではなく、しっかりと対策はしてきていたのだ。しかし、地元では「明確なメッセージを持たない」と思われているその政治家は、ある一定以上のリテラシーを持つ層、街に永住すると決めていない層には刺さらない。彼は政策型の政治家ではなく、陳情窓口型の政治家だと地元では思われている。おらたちの村を発展させてくれる政治家、つまり区議都議大将という位置付けなのである大学で学ぶ政治学政策ほとんど関係ない。それより公園をつくったり、スケートボード禁止するほうが大事なのだ

基礎票の積み重ねで勝てたのだろうか

今回、彼が勝つためには、左派の自滅、浮動票の獲得しかなかった。基礎票は年単位で構築するものであるから選挙が始まってからここを増大させるのは難しい。今までは左派の自滅で勝てていたのだが、今回は左派一枚岩になっていた。そうなると、浮動票の獲得しかなかったが、自民党という追い風は、自らのコロナ優先入院騒動相殺された。小選挙区は、個人投票するものであるから党派に賛成していても、その個人への不信感があれば追い風は無風になる。選挙が始まってしまえば、打てる手は実は、ほぼない。選挙前に仕込みをし、あとは選挙前に加速度をつけて、最高速度更新続けるのが選挙だ。選挙期間の前に、選挙ほとんど終わっている。今回は、左派作戦勝ちだった。

左派基礎票は、そのイデオロギー性にある。社会的正義や不平等不公平感などから生ずる怒りがイデオロギーとなり基礎票形成する。では、右派、とくに彼の場合基礎票の正体とはなんであろうか。一体誰が投票しているのであろうか。これは地元にいないとなかなか見えてこない。彼に投票しているのは、利害関係のある業界団体宗教法人地域のおじいちゃん、おばあちゃんコミュニティーである。おじいちゃん、おばあちゃんについて、もう少し詳しく話すと、区議後援会の面々である。この区議後援会の面々をうまく組織しているのが、彼の事務所であった。

例えば都議選のときなどは、区議都議候補のところへボランティアにいく、事務所を貸す。国会議員である彼も応援演説にいく。彼のコネで大物政治家を投入する。逆に区議選では都議国会議員サポートに回る。そのような互助会が、後援会の正体だ。国会議員後援会は、都議後援会であり、都議後援会区議後援会でもあるのだ。区議対処できない陳情都議に持っていき、都議解決できない陳情国会議員に投げる。逆に選挙ときは、手伝ってもらう。なぜなら、その後援会の中で一番結束が固いのが、地元の名士をトップとした地域コミュニティーである区議であるからだ。区議後援会は最強である。そこには政策はいらなく、区議の人望があればいい。その家の看板があればいい。それを旗印に、みんなで戦うというレジャー人生スパイスが、おじいちゃん、おばあちゃんたちにとっての選挙なのだ。そして勝てば、みんなでお祭り騒ぎをする、それが楽しいのだ。普通の人がテレビでみるイベントに参加できるという老後の楽しみ選挙という面もあるのだ。シルバー民主主義とかあんまり考えていない。多くの人は楽しいから政治活動に参加している。

後援会には党派性やイデオロギーはいらない

私も街頭演説を見てびっくりしたが、彼は抜群に演説うまい。それは政策を語る、というものではなく、人心掌握という点である。彼の陣営は、おじいちゃん、おばあちゃんのそういう気持ちを熟知していて、街頭演説などでは、後援会会長の奥様などを見つけて声をかける。国会議員本人が演説中に演説を中断し、「あ!◯◯さん、お久しぶりですね!お元気でしたか?」と高いところから声をかけたりするので、声をかけられた本人はもちろんうれしい。だから、友人たちをたくさん動員し、演説では人一倍拍手をし、がんばって、と声援をかける。そんな友人たちの前で声をかけられれば、「いつも誘ってくる人」から有名人の知り合い」にランクアップである。そんな区議後援会のお礼に、彼やその秘書たちは担当を決めて、その地区お祭りや、野球チームや、寄り合いなどに普段着で遊びにいくのだ。そして、後援会の人にみつかり、なにか一言、というような展開によくなっている。打算的といわれようが、なんだろうが、そこまでするのか、と私はびっくりした。また、私の母も、彼の主催するバスツアーに呼ばれて、旅行に行っていた。高くもなく、安くもなく、普通バスツアーだったが、帰ってきた母は嬉しそうに話してくれた。

ご飯とき、本人が横に座ってくれ「困ってることないですか」と聞かれた、だけど、政治のことはわからないので、「近くの側溝から蚊がわいて困ってる」というどうでもいい話をしてしまった、はずかしいと帰ってきた母は嬉しそうに話していた。そして、後日、後援会(というか、なかよし会)のみんなで写った集合写真が届き、そして側溝掃除された。後援会ごとに写真を取っているんだと思う。それを経験した母はあんなすごい人が私の話を聞いてくれた、となり、そのままファンになっていった。総理大臣を目指すといえば、ときめくのは実はおばあちゃんなのである。おらが村の政治家総理大臣にするべ!となる。政治家は、バスツアー街頭演説選挙後援会活動などの老後のたのしみとやりがい提供してくれるエンターテイナーなのである

難しい話も出来る政治家になってほしい。

新聞ではブランド崩壊など書かれているが、住んでいる人間しかも、生まれ育った人間からすると実態を捉えていない。地場の人たちは、とても近くに彼を感じている。政策を語らせるとちょっと頼りないけど、困ってるとき相談するとなんとかしてくれる大将であり、自分の老後人生にハリを与えてくれる人なのだ。彼は自分身の回りの話しの解説生活密着といった地上戦の話には強いが、空中戦、つまり憲法経済ジェンダーなどの話で深く語ることができない。次回の挑戦までに、秘書たちはもう一度地盤を固め、彼自身は今回取りこぼした浮動票にささる空中戦を体系的に学ぶ必要があると思う。後援会は、高齢化が進んでいる。おじいちゃんおばあちゃん達のアイドルもいまや、還暦を過ぎていて、ここからファンクラブを拡大するのは難しい。そして経年減少を迎えている。だから選挙に勝つためには、浮動票を取るしかない。リテラシーのある層を取りに行くしかない。それが出来ないと、構造的に負け続ける構造になってしまう。空中戦も戦える候補にならないと、次がない。マーケティングを施したキャッチフレーズは刺さらない。

軍団解散した。今度はあなた軍団大将だ。赤いポロシャツ軍団を率い、今度は高いところから理念を語る姿を見たいと思っている。

2021-11-01

立憲民主党候補選挙ボランティアをして感じたこ追記あり

今回の衆院選東京とある選挙区立憲民主党候補ボランティア支援をした。

仕事ポスター張りや、ビラ配り、投票呼びかけ。

数年に一回ただの紙っ切れに人の名前書くだけで国が変わるわけねーだろ、と最近思ったので少しでも政治に参加しようと思って立憲のホームページからボランティア登録して参加した。

そこで思ったことがいくつかある。

立憲民主党自民党存在無しに成り立たない

立憲の候補者は、基本的に「みなさん、自民党の○○がこう発言したことを知っていますか?」「安倍元総理が~と言いました。皆さん、これでいいんでしょうか」など、

特に聴衆に向かって言いたいことが思いつかなかった時に、英語のWell...やYou know..., のごとく「自民党は~」がつなぎ言葉にしてしまっている。

自民党、と最初に言うことでそこからすらすら連鎖反応的に言葉がつながっていって演説っぽい文章が口からでてくる、そんな印象を持った。

立憲民主党候補自体は、それぞれ個人個人色んなモチベーションがあって選挙立候補しているわけだから、おそらく何も考えてないということはないと思う。

だけど、それにしても演説の度に「自民党」という言葉を使わないと演説にならない今の現状は明らかにおかしい。

これじゃまるで自民党がいなかったら自分達に存在意義が無いとでも言えるような状態だ。

もちろん、LGBTワーキングプア問題格差問題など、自身特に興味を持っている分野について訴えかけをしたいという本心はあるのだろう。

だけど、そういう個別問題駅前で訴えても、その問題当事者以外は関心がないわけだからどうしても共通の関心ごとをテーマ演説を組み立てないと話を聞いてもらえない事情もあるのだろう。

それは理解できる。

それでも、「自民党」という言葉を使わなければ演説が成り立たない今の立憲民主党の現状は若干残念に思う。

維新を参考にしろ、とまでは言わないが、せめて国民の極一部ではなく大多数がこれは変えないといけない、と感じていることを掬い取って演説としてまとめられないものだろうか。


現状の立憲民主党は、「我々はマイノリティの言うことは聞くが、メジャー問題に関しては自民党に言って」、という態度

LGBTや、自民党政治では声を聞いてもらえないマイノリティ意見私たちは聞きます!と演説でもよく言っているが、これはよくよく考えてみると、経済外交防衛等のメジャー問題については自民党に言ってくれ、私たちはそういう問題ではないもっとマイノリティの少数派が抱える問題に対する意見を優先して聞く、ということだ。

立憲候補の辻立ち演説にも数回参加して話を聞いていたが、こうした印象はさらに補強された。

この態度が彼らの本心であるならば、むしろ今回の衆院選立憲民主党は実は議席を余分に取りすぎているということになる。彼らは今回おおよそ衆議院議席の1/5を獲得した。

だが、彼らが相手にしているLGBT特殊事情を持つマイノリティの数を考えたら、本来の適正議席数は衆議院議席の1/10に満たないのではないか

国民10%に満たないマイノリティの声を聞く政党、彼ら少数派の意見国会に届ける政党が彼らの本分であるならば、彼らは自民党ライバル、最大野党になれるはずがない。

そういう意味で言えば、2大政党制を目指すのであれば自民党vs立憲民主党という構図にはなりえないと思う。マジョリティ政党vsマイノリティ政党などという構図が生まれる訳が無いからだ。

それでも1/5の議席を獲得したということは、それはつまり彼らが相手にしていない層からの票を自民党批判によって得たということだ。

マイノリティを重視する政党なのに、議席ではマジョリティを目指す。これはやはり構造的に矛盾している。

マイノリティ重視政党議席マジョリティを取りたいがために、自民党批判を繰り返すことによって、彼らが自身の党のターゲットとしていない層からの票をかさ増ししている、そう言われても仕方がないのではないか

自民党候補立憲民主党の違い

上にはつらつらと立憲民主党への批判を書きはしたが、立憲候補選挙ボランティアを初めてやってみて、支援した候補には愛着というか、応援する気持ちは生まれた。

選挙ボランティアに参加するのも初めてだったし、最初普段生活では目にしないような濃い人たちがたくさんいて面白いかも、という好奇心動機だったが、そういう意味では参加して良かったと思っている。

彼らの良いところを上げると、やはり他人に優しい人が多い点があげられる。自民党候補演説比較すると、自民党候補場合演説内容が若干攻撃的で危機感煽り、いわゆる扇動するような印象が強かった。

そういう演説は傍から見ると心強くもあり、決意や覚悟を伺わせるものがある。こうしたことから基本的には自民党候補エグゼクティブ取締役クラスというイメージが強まる。

実際、立憲民主党候補自民党候補の印象を眺めると、自民党候補場合会社員をやっていても役員クラス以上までのし上がりそうな我の強いタイプが多く、立憲民主党候補組合員クラスというか、取締役はいなさそうな人が多い、という印象になる。自民党候補エグゼクティブ感は、正直言って洗練されていると感じた。やはり一定規模の組織組織構造の上部にいるような人間はある程度のカリスマ性というか何等かのテクニックを持っているような印象だ。エグゼクティブ感のある強者サポートしているジブン、取締役クラスの大物の子であるオレ、というポジションは多くの小市民にとっては心地の良いものであるに違いない。

それとは異なり、立憲民主党候補は、言葉自体は強い言葉を使って批判したりすることは多いが、やはり「優しい」雰囲気がある。しかし、この雰囲気自体は私は非常に好きだと感じたし、こういう優しい人達マジョリティである世界で生きていきたいと思う自分に気づいた。「取締役クラスの大物の子であるオレ」というポジションとは異なり、他人に優しい、いわゆる弱い奴と舐められがちな候補支援するジブンというのは人によっては受け入れられないだろうな、とも強く感じる。

学校生活で例えると、学年を牛耳っている大物がいるグループに入りたいか、そういう大物を批判して抵抗を続ける小グループに入って生活をしたいか、どちらを選ぶか、といった問題共通すると思う。

その結果、後者グループに入っても良いと考える国民の概数は1/5だったと考えると、なんとなくこの例えも的を遠く外しているわけではなさそうだとも感じる。


それでは立憲民主党はどうすれば良いのか

対案という言葉流行しているので、建設的な意見も残しておきたい。

国民の声を聞くための討論会意見交換会を4半期毎に行う。YouTube Liveでもいいし、どこかのセミナーホールを予約するのでもいい。

とにかく立憲民主党議員国民との接点をマスコミ以外の場で作ることが必要だ。現状大多数の一般国民にとって、国会議員というのはテレビしか見ない存在だ。

だが選挙ボランティアに参加してみて思ったのは、国会議員普通人間、そこらへんの日本人99.999%以上同じDNAを持った同種族のおじさんおばさんだということだ。

選挙演説では一方方向で候補者が自分の決意を流すだけだが、もし自分達の発言が直接議員に届く場があるならば、国民選挙政治に関する意識も私みたいに大きく変わる可能性が高い。

もちろん、そういう生の意見フィルタリング無しに直接ぶつける機会を作るというのは、あらゆる意味で高いコストがかかるものだということは承知している。

想定外質問にあたふたすることだってあるだろうし、個人的な怒りを個人情報織り交ぜてぶつけだすヤバい奴に絡まれ可能だってある。

そうだとしても、タジタジになった姿を仮に見せることになったとしても、それでもそういう場を設けるべきだ。想定外質問なんだから、痛いところを突かれることだってある。そうだとして、答えに窮するようなことになったとしても、

我々国民国会議員という人間が遠い世界アイドルではなく、我々と同じように高校大学に通って同じ空気を吸って物事考えてきた人間だと実感することはできる。

そして、これは自民党議員にはできないことだと思う。

彼らのエグゼクティブイメージは、その偶像崇拝的なイメージ戦略によって支えられていることが多い。想定外質問に窮する姿を支持者に絶対に見せられない大きな制約を抱えていると言ってもいい。

幸か不幸か、自民党議員比較すると立憲民主党議員には偶像崇拝的な「強い個人」というイメージが無い。これは長所と捉えて最大限活用すべきだ。

国会議員以外の党員組織化を真剣検討するべき

選挙ボランティアに参加してみて強く感じたのは、我々ボランティア立憲民主党議員達の目には名前も顔も知らないよく知らないおっさんおばさんとしてしか認識されていないんだな、ということだ。

ボランティアでビラを配ったりするのに使った時間は1日1~2時間程度だったが、いくら愛想よくビラを配ったり声掛けをしたりしても、通行人から悪態をつかれたり嫌な絡み方をされても基本は放置だった。

まり良い仕事をしたら評価するという姿勢も無ければ、不慣れな仕事に対して指導サポートをするといった体制が無い。

せっかくボランティアとして選挙のお手伝いをしに行ったのだが、正直これは何とかしてほしい。議員さんたちは議員さん達で話しかけられたり声を出したりするという自分仕事があるのでそちらにある程度集中するのは

しょうがない。だけど議員リーダーになるべき人物であるわけで、選挙ボランティアを集めておいて何の説明も無しにビラや立憲民主党ジャンパーを渡して、あとはいい感じによろしく、ではあまりにも仕事ができなさすぎる。まともな継続性のある組織であれば、新人がチームに入ってきたとき気持ちよく動いてもらえるよう丹念に説明をしてから仕事をしてもらうのが普通だ。この説明が無いと、新人てんでんばらばら仕事理解のまま、組織活動としてやっているのに個人責任活動することになってしまい、まともな組織にならない。

加えて気になったのは、ボランティアの数名が議員名刺を渡していたことだ。つまりしかしたら議員側の人達ボランティアというのはボランティアコネ作りのために下心をもってやってきているのであって、議員に気をかけて欲しかったら自分達が議員になるためにしてきたように秘書として仕事をしたり無償ボランティア名刺渡して顔を売って仲間に入れてもらえるようにそっちで努力しろ、と暗に思っているのかもしれないと感じた。

彼ら議員無償時間労働力提供しに来た選挙ボランティアに対して積極的感謝の意を示すことはなかったし(※訂正あり。文末参照)、次回のボランティアもお手伝いお願いします!と言うことすらなかった。

特に選挙最終日の日の最後の練り歩きで、次回のボランティアについても協力をお願いするのでもなく、なあなあで自然解散して締めの挨拶すら無かった点は、政党活動市民ボランティアから拡大していこうと日頃から口にしている態度とは大きく矛盾していると感じる。

これに関しては悪意があるというわけではなく、自分のことで精一杯でボランティアや他の重要でないスタッフに気をかける余裕が無かったのだと思う。しかしそれはそれで政党という一組織を作り上げる能力に少し欠けていると評価せざるをえない。せっかく支援しに来てくれている10人程度のボランティアすらまともに組織化できない国会議員が、どうやって政府与党になって何十万人もの官僚が属する組織を作り変えることができるんだ。

現在立憲民主党は、サポートを言明している有権者の1/10にも満たないマイノリティ層+自民批判浮動票という形で議席を獲得している。

立憲民主党明日からでもやらなければいけないことは、この浮動票順次立憲民主党の固定票へと変換していくことだ。そのためには、前者の特定マイノリティ層との対話だけを繰り返すのではなく、浮動票立憲民主党投票してくれたマス層に対して、党員になってもらうよう日頃から呼びかける活動もっと積極的に行わなければならない。

そのためには外交経済国防についてのメジャー政策についてだって国民一人一人と意見交換しなければならないが、立憲民主党がもしまだ少しでも与党として日本を率いていきたいと願う気持ちがあるのであれば、ぜひそうしてほしい。もし立憲民主党議員特定の少数団体意見のみを重視しマス層の国民意見を軽視するというのであれば、それは自民党陳情した方がよっぽど自分達の意見が国政に反映されることになるので、俺は支持することはできない。


最後愚痴を言わせてくれ

ビラ配り、練り歩き時に通行人おっさんから「お前、立憲民主党の奴なのか?だったらもっと大きい声出してちゃんとやんなきゃダメじゃない。こんなんだから民主党ダメなんだ」と言われたことが強く記憶に残っている。

いや、俺は別に立憲民主党党員でも支持者でもない通りすがりのただのボランティアなんだわ。お前はただ街に出て候補者にしょーもねーヤジ飛ばし投票するだけで終わりなんだろ?こっちは投票程度じゃ大して意味ねーと思ってるからこうやって政治活動あくまで無報酬ボランティアで手伝いしにきてるんだわ。なんで自分では政治活動全然しない奴が無給ボランティア政治参加してる俺らに高圧的に出るわけ?

民主党ちゃんとやれよ」じゃねーんだわ。そう思うんならお前もなんか手伝えや。なんか、俺は税金払ってるお客様、お前らは俺らの税金で飯食ってる株式会社立憲民主党社員、って勘違いして図に乗ってるオッサンに腹が立ってしょうがない。

お前は、アホか。

この件に関してもっと長文で思いの丈を吐き出してスッキリしたいのだが、本当に長くなりそうなのでここらへんでやめておく。

追記
訂正・謝罪

「彼ら議員無償時間労働力提供しに来た選挙ボランティアに対して積極的感謝の意を示すことはなかったし」

この部分だが、これは「ボランティアに来てやってるんだからもっとありがたく思ってほしい」という私の主観エゴが少なからず含まれている。

この部分に関して、立憲候補者側の落ち度のように書いてしまった点は訂正するとともに謝罪したい。

選挙当日の焦燥感最後の一押しといった高揚感の中で最優先で気を配る相手は聴衆・通行人であって、ボランティアを最優先で丁重に扱うべきという主張は後から考えると書きすぎだった。

また候補者側のスタッフから感謝の意は受け取っており、「感謝がない」というのは誇張でした。大変申し訳ございません。

色々な方のコメントを読んで思ったこ

どこか別の機会にまとめようと思うが、政党政治である日本国会選択すべき政党というのは、イデオロギーではなく「システムの優秀さ」なのではないかと考えつつある。

システムとは、国民自分意見を国政に反映するための組織体制、仕組みだ。そういう意味では、日本から批判さらされた自民党の二階元幹事長の構築した「陳情」という仕組みは

日本の国政史上かなり高いレベル有権者(一部の、だが)の利益を実現する仕組みだったかもしれないと感じつつある。(具体的な検証はしていないので、誤りかもしれない)

考え始めると長くなりそうなので、これ以上は別の場所検討することにする。

2021-10-05

anond:20211005100055

階段JKが白い後ろ太ももと、見せパンを見せつけてくるのも社会問題ですよね。

植草一秀亡き今、何党の事務所陳情すればいいんだろう?

2021-09-20

マイノリティの側から「実際のところ、あっちの部分は問題あると思うけど、でもこっち部分は認めて欲しい」と陳情させることの暴力性を理解して欲しい。

まあ、現実問題としては「そうするしかない」んですけどね。マイノリティ当事者としては死活問題なので。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん