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2021-05-10

眠れない夜と、ダムタイプ「S/N」について

深夜に殴り書いた言葉を公開させてください。

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私は夢見る、私の性別がなくなることを。

女友達手作り料理を持ち寄って会った。母親に男かと揶揄されるたび居た堪れない気持ちになる、と話したらいつのまにか女性の生きづらさの話になって、社会で圧迫される自分自身のことについて話してた。

絵の中で無性別になれるようになったこと、裸を描けるようになったこと。それは昨年唐突に訪れた解放で、ふりでない、本当の意味での理解が訪れた瞬間だった。昔から友達に突然カミングアウトされたり、周りにいろんなセクシュアリティの人が増えて、そこに対して何も思わなかったけど、一方で私はどう考えてもシスヘテロで、ただ家族強制する性の価値観あんまり理解できなかった。

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女の子らしさはガサツで割と男性的とされる趣味の多い私にはハードルの高い問題で、170cm近い体躯王子役を押し付けられまくった経験からLGBTなの?」「腐女子なの?」と言われることも多々あり、それが耐え難き苦痛に感じる私自身も嫌だった。

普通であることに安心する家族普通であることに怯えるわたし曖昧言葉には常に適度な距離感必要で、冷静さを欠いた議論には意味がない。そういう話をするたび、周りの“いい人”たちはみんな私のことを考えすぎだと言った。そんなに思い悩むから生きづらいのだと。

思考をやめる気はさらさらないが、一方で年々神経を蝕まれつつあるのも事実だった。精神科にかかったことはないし、これからもお世話になるつもりはないが、胃痛で薬を飲むという意味がわかるようになってしまった。自傷的に何度か手を出した煙草のせいだが、倦怠感で身体が動かなくなったりもした。腹痛で意識を失いかけた。神経症で人は死ぬんだと思った。

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「S/N」を見たのは好きな人の影響だが、どうしてあの人を好きになったのかを思い出した。どうして彼じゃなきゃだめだったのかを。酷い時も、辛い時も沢山あったし、客観的に考えればこうした方がいい、とかもいっぱいある。ただ、それが重要なわけではなくて。愛の器官が母親の甘い束縛と重め(笑)の虐めで壊れて、他人から暴力罵詈雑言を崇拝の一形態だと感じるようになってしまったんだと思ってた。精神的に魘されないと安心できないのかと。でも違う。

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わたしはきっと、何者にもなりたくなかったんだと思う。透明になりたいし、全てになりたい。もう殴られたくないよと強く願ったら17歳になる頃には殴られなくなったけど、真綿で締め付けられるような虚無が残ったからいつも首に縄をつけてぎりぎりで生きてる。側からはそう見えないはずだけど。好きなトラックメイカー音楽よりもいつか結婚した時の愛する人の方が大事だよ、と言っていて、すごく驚いた。私はずっと、天啓のような何かを信じることでしか、辛い過去を受け入れられずにいたから。いまもそうだし、そうでないといけないと思うの。

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本当にばかばかしくて、ちょっと幼い話だけど。わたしは、好きな人わたしの目をじっと見て、「眼鏡でもかわいいよ」と言ってくれたその一言で22年近くの呪いが解けた人間である。でも、親の呪いがこんなに深くわたしの中にあるって知らなかった。

小さい頃から蝶よ花よと育てたられた私だけど、母は写真を撮るたびに眼鏡を外させた。かわいくないから外しなさい、と言った言葉はいつの間にか習慣になって、眼鏡さえ外せば最強なのだという行きすぎた自尊心すら生んだ。実際に眼鏡の有無で同一人物だと気付かれないことがあったのも遠因だろう。わたし眼鏡諸悪の根源にすることで耐えていた。

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恋愛にもそんなに恵まれず、高校で軽い虐めに遭った際「わたしかわいいからでしょう?」と母の言葉確認をとったら、途端にキョトンとした顔をされ、その時から全てがわからなくなった。ルッキズムの最下層に突き落とされたような気分だった。

当時の私は髪のとかし方も知らず、見えている世界レイヤーが少なすぎたので、たしかに見目麗しくはなかったと思う。でも好きなバンドインストアイベントで憧れていたギタリストに前の女の子と明らかに異なる冷たい目を向けられたこととか、そういう体験が、私の不安を加速させた。何をやっても痩せなかったし、服屋の服は全部小さすぎて似合わなかった。最悪だった。

大学生になって古着にハマって、ようやくアメリカサイズの服を着ることでサイズ問題解決したけど、やはり可愛いという言葉が怖かった。私から一番遠いところにある気がした。

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好きな人言葉は頭の先から足元まで響くような衝撃で、衒いのないトーンは私を惑わせた。本当に、本当に、誰に言われても嘘だろうと、嫌悪感しか抱かなかったその恐怖が、ようやく解放されたような気がしたのだ。それ以降は人の褒め言葉を、きちんと信じられるようになった。

まあ今もコンタクトはたまにしてるけど、選択肢眼鏡を含められるようになったのは、あの時好きな人が認めてくれたからだった。それだけで意味がある。私は体質的に目が乾きがちで、眼鏡ですら頭痛眩暈がすることがある。健康被害よりも強迫的なコンタクト依存から解放されたのは、本当に嬉しかった。

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「S/N」を見た時に自覚した。わたしは他の人では満たされない渇きを、好きな人ならわかってもらえる気がしたのだと思う。ジェンダーの話はわたしも後追いだし、LGBT当事者でもなくて、フェミニズムに明るいわけでもない。どちらかと言うと旧体制的で、内心少し男根主義に傾いてるけど、でも、多様性を締め付けられる社会が本当に息苦しかった。私が可愛いものを好きなのはかなり異常者で、可愛くないことは罪だって、ずっと見えない誰かの声が聞こえて死にたかった。でもそれを人は幼いという。若気の至りだと。本当にそうだろうか?

好きな人に会う前から男性に恋をしても、きっと眺めるのが好きなだけだった。男性男性性は愛おしくはあるが恐怖で、私は母の教育方針もあって、結構性をタブー視してた。ちょっとフィクトセクシュアルの気もあるせいか虚構を覗き見ることだけが唯一許されてる気がして、それ以外は全部怖かった。そこがギリギリライン

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それでもようやく付き合ってもいいかなという人に告白されて、焦りであっさり色んなことを済ませてしまったわけだけど、思ったより呆気なくて、何も感じなくて、その行為はいつの間にか虚無感に満ちた義務になった。心がない行動は演技で、いつも断れない自分も嫌だった。でも私というキャラクターが彼を承認した以上、そのキャラクターには責任を持たなければならない。告白承認する、他人人生を背負うとはそういうことだと思った。

そこには頭では納得していたけれど、ある時期から本当に、他人身体に触れられること、好意を抱かれることに恐怖を抱くようになった。何度か背筋が凍るほど嫌な思いをしたせいもあるだろう。私を世の中に貸し出すのが無理になって、人が信じられなかった。そしてどこかで、プツンと糸が切れた。

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好きな人もその一人といえばそうだし、それは最悪の搾取の仕方ではあったけれど、あれよあれよと巻き込まれプライベート時間は、たぶん優しさであったように思う。私は余りにも臆病で、そして彼の傷は大きすぎたから、私たちは付き合うという選択を保留することにしたけれど、彼は私に好意を伝えてくれたし、たくさん泣いていた。

なんかもう、それだけでよかった。

セックス搾取じゃなくて優しさで、きっとお互いを信じ合うことで、小さな希望で、だから好きになってくれる人たちに怯えるのは私が間違ってるって思う。でも怖かった。

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好きな人は、私が今まで誰にも話さずに来た、心の穴を知っていた。きっと直感的に。運命いたことを言うとキザだから言わないけど、彼は他の誰にもない魔法で、私を狂わせるけど、よく考えたらそれが無ければ痛くて痛くて生きてられなかったかもしれないし、また勉強が好きになれたからとか、恋心で作品が作れるからとかそんな現金理由よりも、なによりも私が感じていた性の不安とか、かわいいに怯える切実な揺らぎとか、そういう感情無理解でいなかったから。普通に属してるひとたちは…家族も含めて、気づいてなかったのだろう。私が泣くたびに宥められて惨めになる。好きな人だって適当な時あるけど、もしかしたら私のその不安を、あなたならわかってくれるんじゃないかと。

そういう、希望だったんだ。

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私の部屋はいま彼がくれたお洋服とか、お揃いのものとか、ドローイング、筆跡で満ちている。ちょっとファナティックだと自分でも思う。

でもこれしかなかった。彼になりたかったというよりか、嘘でもいいから愛されてみたくて、その嘘を嘘で終わらせるのが本当に耐えられなくて、本人の知らないところでそれを実現させるために、彼を統合失調的に創造しようとしたのだ。なぜか告白されたり、結局関係性がよくわからなくなったりして、側からみればきっと軽い地獄なんだろうけど。毎日家でも学校でも暴力を振るわれたり表現手段を持たなかった頃よりは、全然幸福だよ。

わたしあなたが好き。

それそのものが救済なんだ。

私はセックスのない世界に行きたかった。それが思い出せたことだけでも、(私が生まれる前に作られた)この作品はとても、とても深い爪痕を私の身体に残したと思う。

2021-04-21

酸素のない水

普通とは何なのだろうか。

普通でいることが善なのか、はたまた悪なのか。

よく「量産型」という言葉を耳にする。

個性的で、長いものに巻かれる。それは当たり障りない人生というテンプレートをなぞっていくような言葉にも感じられる。

しかし。

先天的発達障害(ASDADHD、DCDのトリプルコンボである)を抱えて生きてきたわたしには未だに今ひとつ普通」「没個性」というものがピンとこないのだ。没個性を目指してもなれない、普通を求めても手に入らない。最初約束と違ったことを言われたり、イレギュラー要求をされるとそれを「普通」にはこなせないし、0か100かしかないので50を求められても相手の思うように返せない。

その発達障害20歳になるまで見つけられることがなく、いわゆる定型発達の子どもたちと混ざって幼少期から常に「変な子」「面白い子」と揶揄されてきた。その度に普通でいることのハードルの高さを感じさせられた。

かに物心ついた頃から子ども特有の目のキラキラ感がなかったことも自覚はしているし、どこか冷めているというか物事純粋に楽しめなかった。その上父方の家庭が自分たち価値観の型にはめていく教育方針だったこからそれに当てはまれなかったわたしはそこでの居場所も失ったこともその後の成長過程に大きな影響を及ぼしていると思っている。幼稚園小学校に行っては大人にとっては「ちょっと変だけど元気で明るい子」を演じ続け、帰ったら帰ったで本ばかり読んでいた。そして当時月に2回ほど行っていた父方の祖母の家((今はもう6年ぐらい行っていないので祖母も叔母も元気にしているかどうかすら知らない))では、わたしを連れて行っていた父親含めほぼ誰にも話しかけられることはなかったのでずっと2階の広い部屋に引きこもってポケモンを捕まえ続けた。常にいい子でいなければ死ぬ、という感覚はこの頃からあるし、過干渉されると怒るくせに愛されたい願望が変に強いとにかくめんどくさい人間になった。

いわゆる「普通の子」との疎外感からわたしは気がついたら常に死にたいと思うようになっていた。記憶の限りではおそらく小学校に入る少し前ごろからだっただろうか。でも大人にそれを言うとまた色眼鏡で見られることや世間体を気にされることは子どもながらに理解していたので、誰かにそんなことは言えないでいた。何なら今の今でも誰かに言ったことはないので、ここで初めて誰かに気持ちをぶつけている。

死にたいという感情を悟られるまいと思い必死にその時その時に全力で自分の生きる意味を探した。特にこれといった特技もなく、決して健康子どもでもなかったのでその度に壁にぶち当たったし器用に生きられなかった。し、今でも器用に生きられないでいる。

そして小学校高学年からだんだん学校に行かなくなった。気がついたら中学入学後、完全な不登校になって1週間寝つくことがないまま夜を過ごしたりその間に考えるべきでないことばかりを考えるなどした。その頃から心療内科カウンセリングを受けるようになり、良くも悪くもならないままこの前気がついたら干支が1周していた((むしろここ半年仕事などの過労から抗鬱剤を飲む生活を送っているので正直悪化している、けれど新しい病院開拓するにも腰が重い))

高校受験の時だって、「普通の子」になりたくて偏差値部活の活発さも平均的なそれこそ「普通」の高校を選んだのに周りからは「もったいない」((無駄論理力だけがずば抜けていて他が壊滅的なIQであるために、自分で言う話でもないが中途半端に成績だけは良かったので同級生保護者たちからはあまりまれ子どもではなかった))「もっと上の学校に行けばいいのに」と批判された。この時ほどにわたしの追い求めていた普通否定された経験は後にも先にもないように思う。

その後その高校入学し、不登校経験した上での高校生活での目標に「皆にとっての当たり前の日常」を掲げた。しか高校2年生の頃に病気が見つかり、当たり前の日常はおろか出席日数もギリギリクラスでは孤立しながら廊下からすぐのいちばん後ろの席で生活した。こんなはずじゃなかったのに、と何度も思ったけれど、どこか仕方ないと思って諦観している自分もいた。

大学でも2年生修了時に高校時代からの持病が悪化し中途退学。自分人生の中で比較的イケていた時期だと思っているが、学校生活「すべて」を謳歌したことは一度もない。その結果通信制大学編入し、単位まったりまったりと取りながらズルズルとマイペース学生という身分を続けてしまっている。

20代も半ばとなった今でも時に日常会話で「普通に」とか「常識的に」と自分の中で繕った普通をぶった切られることもある。最初は何とも思わないが、それを同じ相手から何度も何度も言われることで自分の中での普通はまだ全然普通ではなくて、むしろまだまだ程遠いところにいると感じてしまう。そして「普通」という名の相手感情の押しつけに嫌悪感を抱くし、「あなたが言う普通だってあなた個人価値観だよね」と言ってしまうので感情的にカッとされることも少なくはない。((カッと、ということで余談だがリストカットなどの自傷行為に走ったことはほぼない。その時間無駄だと思ってしまうしもっと具体的でもっと苦しいものを選びたくなるしいつもそれを考えているうちに過呼吸になっている))

この普通適応できない息苦しさはいつまで続くのだろうかと思うと過去記憶フラッシュバックしてくることも頻繁にあるし、それで過呼吸を起こすことだってある。結果身近な人が迷惑を被ることになる。いつまで経っても身近な人の立場からしたらわたしは最高にめんどくさくて、普通には到底なれなくて、どこまでもまっすぐに生きていけないとても厄介な存在なのだ

からこそ交友関係もどんどん希薄になっていくことには慣れているし、距離を置かれていくことを察するようにもなった。自分から誰かと接するということも積極的にできないし、むしろ入られたくないゾーンに入られたら精神の平静を保つべく全力で拒むようになってしまった。自分友達だと思っている相手からしたらわたしという存在は知り合いないしは顔見知り程度なんだろうなと斜に構えてしまう。iPhoneアドレス帳なんて家族含め3人しか登録されていない始末だ。でも別に特別広い交友関係を持っていてもメリットもないし、むしろ自分に相応しくないように思えてきてしまうしそれを悩む時間無駄だなと思う。

結局ひとりぼっちでいることしかできないし、結局誰かに頼る強さを得ることもできない。いつまで経っても弱くて、いつまで経っても自分自身のことを好きになることができない。常にコンプレックスに直面している。

アポンプのない酸素の薄い水がたっぷりと入った広い広い水槽で、必死に呼吸をする魚のような感覚だ。

いつかひょんなことからこの文章を見つけた未来わたしが、少しでも笑ってこれを見られますように。

そして、今よりも生きることを楽しんでいる「普通の人」に近づけていますように。

2021-04-20

[] #93-5「栄光の懸け箸」

≪ 前

そして結局の所は、俺自身この件について心根ではどうでもいいと思っていたりする。

どうせ、このやり取りも今日だけで終わるんだ。

よくある仲間内での些細な諍い、日常茶飯事。

いや、この時はラーメンを食べていたから、日常茶麺時か?

などと内心クダラナイことを考えていたが、実際この時の雰囲気形容するなら大体そんな感じだったんだ。

しかし俺が迂闊だったのは、この日で終わるはずだった四方山の話を自宅でしていたことだった。

文化マナーの話を持ち出したことも、箸の持ち方について言及したこと安易ではあったが、この点には勝らない。

なぜなら、自宅であるということは“弟が近くで聞き耳を立てている可能性”について見積もる必要があったからだ。

己の油断を嘆くべきなのか、弟の口の滑らかさに怒るべきか。

思春期だというのに、兄弟部屋を分けてくれない両親の教育方針を恨むべきなのか。

どこに原因はあったにしろ“後の祭り”だ。

後の祭り”の語源は、最も盛り上がる時間である“前の祭り”との対比からきているらしい。

そう考えると、ここからの展開はあながち慣用句ではないかもしれない。

…………

「……なーんてことを兄貴たちが話してたんだ」

案の定、弟は昨日の出来事をクラスメート達に話していた。

当然、弟のフィルターを通して語られているから話に繊細さなんてものはない。

「正直、俺はどうでもいいと思うが、ちゃんと箸を持てるに越したことはないよな」

「私、ちゃんと持ててないけど、うるさく言われたくはないわ」

タオナケの言い分も分かるよ。でも、それを気にする人がいるってのも分かるだろ」

「私もそれは分かるけど、“気にする気にしない”と“善い悪い”は別でしょ。ちょっと箸の持ち方に癖があったとして、それでアンタに迷惑かかるわけ?」

ちゃんと持ててないのに開き直って、気にする側を心の狭い人みたいに言うのは違うんじゃないか?」

「“みたい”じゃなくて、実際その通りでしょ。別に悪いことじゃないんだったら、それは気にする側の問題よ」

「おいおい、さすがにその言い草はないよタオナケ。ちゃんと箸を持てていない立場で、気にする方が問題とまで言ったら傲慢だよ」

傲慢ですって!? 箸をちゃんと持てるのが、そんなに偉いの!?

「そうだ! オレこそが最強の“ゴーマン”だ!」

「シロクロ、お前は傲慢意味を誤解しているし、その持ち方はクセがどうとかい次元を超えてる」

モメるのは決まっていた。

しかも、俺たちより年下で知識も語彙も少なく、コミニケーションの妙も理解できない同士だ。

そのグダグダっぷりは俺たちの時の比じゃない。

次 ≫

2021-04-18

教育格差がその人の人生を決めるのだから論には納得してやらん

納得できないのではない、納得してやらんのだ。

北海道人口100人にも満たない集落にある漁師の家に生まれ、将来は家を継いで世間知らずであり現金収入は少ないが食うのに困らない一生を過ごす。
そんな選択が俺にはあった。

だけれど、そんな人生に納得できなかった俺は中学卒業と共に実家を飛び出した。

小学校同級生3人、自転車で2時間先にある中学校は何とか1学年2クラスを作れるという少子高齢が進む地域
中学では腕っぷしの強くヤンチャな生徒、つまりは不良が幅を効かせているような文化圏はてブで都会住みの連中がイメージするステレオタイプなド田舎と言って良い。

その当時の大人世界では義務教育パソコンを習わせたほうが良いという機運が高まり、各校へパソコン配備されるようになってきた時代
しかしながらド田舎公立高校でそのような先進的な機械活用されることはなく、暇を持て余したガキだった俺のオモチャへとなるのがせいぜいだった。

田舎には田舎ルールがある。
それは例えば「中学では後輩は先輩に喧嘩で勝ってはいけない」というのもルールの1つだが、クソ真面目にも早朝から起きて実家の漁を手伝い、授業が終われば部活動野球へ日々精を出していた俺の身体能力は、年上であっても体育の授業をサボるような不良連中より劣っているわけもなかった。
田舎の古い価値観を持った父親のありがたい教育方針であった「男がナメられるんじゃねぇ」のもと、先輩たちが売ってきた喧嘩を買いまくり、不良の先輩たちを不登校へ追いやってしまった結果、晴れて俺は学校からハブられ中学野球試合にも出られなくなってしまった(野球部には所属してて毎日練習はしていた。先輩たちは卒業まで学校に来なかったが)。

ハブられてしまったため日々暇な時間を過ごすようになった俺が出会ったのが図書室の本と、前述したパソコンだった。
最初プリインストールされていたソフトで遊んでいるだけだったが、教員書類ワープロ専用機で作る時代だったのでパソコン知識がなく管理がザルで、俺はそのパソコンパソコン通信とインターネット接続できることに気が付いてしまった。

Yahooからリンクサイトを経由し、電子掲示板という存在を知った俺は日々電子掲示板サイトアクセスし、誰とは知らない人たちと会話をして時間を潰した。
話題には事欠かなかったし、専門性の高い話題が出ると「ちょっと待ってね。ここ図書室なんだ」と言ってソレ関連の本を引っ張り出して、パソコンの先に居るお兄さんなのかお姉さんなのか知らないが、興味深い話を日々聴くことが出来た。

増田クン、これからPerl時代だよ」
「いやボク最近やっと思い通りBASIC書けるようになってCの勉強中なんですけど」
「もちろんCは大事だよマイコンに使えるし。でもさサービス提供するならPerlが向く。DoCoMoiモードだって裏ではPerlだよ」
「ボクの住んでるとこピッチ圏外ばっかり、田舎だもん」
iモードピッチじゃないよ周波帯が違う」

特にコンピュータ関連の話は面白かった。
ゲーム自作できると教えて貰い、プログラミングを始めるようになり、BASICやC、PerlPHPJavaをよく触るようになった。
図書室が我が王国のようになり、問題児図書室に籠もっていてくれているし、図書室通いの結果から試験の成績も悪くないどころかトップクラスであり教員たちもずっと放置してくれた。

そんな生活の中で知れたのは学区に依存しない高校存在だった。
寮もしくはアパートなどで一人暮らしをしつつ通える高校が世の中には存在することを知ったのだ。
これだと直感的に思った俺は親父へ直談判することにした。
俺の故郷未来はないと薄々勘付いていて、正直なところ青二才だったため「じゃあ俺がいい大学入って故郷へ錦を飾れば良いじゃん」と出稼ぎ感覚でいた。
親父は俺の話を無言で最後まで聞いていた。

親父の回答は「勝手しろ

今思えば何をアホなこと話してるんだと思ったが、一応は国立高校だったため学費はそこまで高くなく、何だかんだで小さなから家業を手伝っていた俺がバイトしながら高校へ通うことに関しては古い価値観の「苦労は買ってでもしろ」的な面から了承されたのかなと思う。
おそらく一番困らせたのは高校入学祝いに当時の最新パソコン引越し先でインターネット回線を引く費用を求めたことくらいだったのではないかと思う。

右も左もわからない状況から一人暮らしを始め、訛りのひどさにクラスでイジられ、バイト先に勤めている大学生の兄ちゃんたちに世話してもらいながらも毎日新しい体験をして過ごした。
世の中は広く世間の移り変わりは早い。着メロ和音が鳴るしディスプレイカラー携帯電話電波田舎にまで届く。

甲子園を目指したが強豪校はやっぱり強く負けてしまい、人生で初めて望んだ結果が得られないことを経験した。
しかしそれでも俺は何となくコレは真理なんじゃないかと思い始めていた。
そして国立大学合格したことを期にコレは真理だと確信したんだ。

人一倍努力人生を豊かにする。

今の俺は別に故郷へ錦を飾れたわけでない。
しかし俺は不良が風を肩で切るようなド田舎出身脳筋漁師の子だ。根本は変わってないと思っている。
それが今やG社に勤めているって言うんだから人一倍努力は裏切らねぇなと。

自分が持ってないものが欲しいならば努力するしか方法がない。
学歴が欲しいならば年収が欲しいならば地位が欲しいならば努力するしかないんだよ。
誰もお前のために人生なんかかけてくれない。
お前の人生にかけてくれるのはお前自身しか居ないんだよ。

俺はネット上で忌み嫌われる努力教徒だろう。
でもこれだけは忘れてくれるな。
俺の献身的努力を捧げた先は俺自身だ。

2021-04-06

ゲーム機ぶっ壊す親の息子(私の兄)が精神障害者施設に入った話

ちょっと前、子供ゲームに夢中になりすぎてルールを破るから、そのゲーム機を子供の前でぶっ壊すことを誇らしげに書いた新聞記事があった。

ああ、うちの親と同じことしてるな〜とその時は思ったが、私の感覚でいうとそれは虐待で、いつかきっと大人になってから、その傷はなにかしらの結果をもたらすんだろうなとなんとなく思っていた。

思っていたが……まさか、兄が統合失調症からの躁鬱、そして障害者施設行きになるとは想像もしていなかった。

子供の頃のことで覚えているのは、父の怒鳴り声、兄を吹き飛ばすようにぶんなぐる姿。

それが生死に関わるようだったら児童相談所の出番かもしれないけれども、数ヶ月に1〜2回ぐらいだと見逃されがちだ。

父の機嫌がよいときは、そこまでひどいことはないのだ。

から私も、子供心に「時々怖いことあるけど、これがふつーなんだ」と思ってきた。

でもあれは虐待だったのだ。

そしてゲーム機の話である。「しつけのため。お前の将来のためなんだ。お前のためを思ってやってるんだ」と言って、父親は泣き叫ぶ兄の目の前で、愛機のゲームをぶっ壊した。

父が去ってから部屋の中ですすりなく声、部屋の扉を裂ける寸前まで蹴る音などが聞こえてきて怖かったのを覚えている。

そして母親がそんな兄をかわいそうがって、何度も買い与えていたが、そのたびに「お前のためを思って」と父親がぶっ壊した。

結果、何が起こったか

兄はゲームをしなくなり、何もしなくなったのだ。

父親の前では「反省しました」と言っているものの、ぼんやりしていることが増えていったのだ。

父親にあれをしろ、これをしろと言われたらするものの、どこか中身のない感じで動いていたように思う。

そして父親の言われるままに医師になることを強く言われ、三浪してやっと私立医学部に入った。

なぜそんな父親の言いなりなんだ、と聞いたら、「別におれ、もうやりたいことねえもん」とぽつんと言っていたのを覚えている。

そうして大学生になった兄は、今までおとなしかったのが嘘のように凶暴になった。

怒鳴り散らし、ものを壊し、それでも父親の前では押し黙っている。

何にそんなにいらついているのかはわからないが、母親がその八つ当たり対象になった。

そもそも私立医学部に行かせるような家庭ではなかったのに、父親がどうしてもときかなかった。

案の定金策につまり、親戚中に借金をしてなんとか卒業にまでもっていくありさま。

絶対卒業しろいくらかけてると思ってるんだ」

そう言われた通りに、兄はなんとか卒業して医師になった。

医師になったとたん、兄は家族とはきっぱり縁をきった。

連絡先も住まいも教えず、家を出て数年。

いきなり警察署から電話がかかってきた。

おたくの息子さんが警察留置場にいる」

何をしたかといえば、車がびゅんびゅん通る車道自分の車をとめて、何か叫び散らしながらコンビニに行き、公衆電話(当時は設置されていた)で110番したのだそうだ。

「命を狙われている」

完全に統合失調症の症状だった。

警察官がかけつけた時、兄は電源のきれた携帯に向かって必死に何かをしゃべっていたそうだ。

そうして留置場でも「殺される!」と叫び散らし、強制入院となった。

この時、初めて家族は、兄の数年の有様を知ることができたのである

数百万の借金をして、ほうぼうから督促の電話がかかり、仕事にはろくにいかず、家はごみため状態

そもそも実家にいる時から家事掃除などは一切できなかったが、一人暮らししてもしなかったらしい。

玄関カップラーメンの汁が飛び散り、土足で入らなければならないほどの床のよごれよう。

家賃滞納。

入院後、見舞いの時は両親に対して「少し調子が悪かったんだ。病院入院するほどじゃない」などと気丈に言っていた。

兄は母親には八つ当たりするが、父親には決して逆らわなかった。

「早く退院してがんばれ」という父親に、兄は「うん」とうなずいただけだった。

そうして退院した兄は、自己破産をして一から医師をやり直した。

薬のせいで数十キロふえた兄は大学生のころの面影はなく、老けて五十代のようにも見えた。

そうしてまた兄は失踪した。

それが数年前。

そうして今年。

「俺、障害者施設に入ることにしたよ」と電話がかかってきたのだ。

躁鬱病の薬を飲みながらつとめていた病院は辞め、今は働いておらず家にじっとしているのだという。

「どうして」と母親は言った。「大事に守り育ててきたはずなのに」そう言って泣き崩れた。

彼女には虐待感覚はなかったんだろう。父親行為はしつけなのだと思っていたんだろう。

でも今ならわかる。あれは虐待だったのだ。

死ぬ寸前とかあざだらけとか、そういうもの保護され表沙汰になりやすいが、たとえば私の家のように、数ヶ月に1〜2回だったらどうだろうか?

虐待は恒常的に行われるものと、間欠的に行われるものがあることを知ってほしい。

そして間欠的に行われるもの死ぬこともなく保護されることもなく、深い傷をもって子供は成長し大人になるのだ。

ゲームをぶっ壊しただけでは精神に支障をきたすことはないかもしれない。

が、子供の大切に思ってるものをぶっ壊す、ような行為をするその家庭の教育の「方針」は、あらゆるところで子供の心を深く傷つけているんではないだろうか。

そうしてその心の傷は、数十年後、兄のように四十代に近くなってからあらわれることもあるのだ。

子供の頃、優しく活発で明るかった兄のことを思い出して泣いている。泣きながらこの日記を書いている。

言葉が溢れて止まらないという表現があるが、こんなに絶望失望し悲しい時に出るものなのだと初めて知った。

できることなら産まれ直したいが、そうもできない。

子供もつ親が、子供大事にしているものをぶっ壊すような教育方針でありませんように、世界のすべての親が、そうでありますように。

そう祈ることしかできない。

もし今、あなた子供を持つ親で、ゲーム機をぶっ壊すようなことをしていたら、この日記を読んで考えて欲しい。

あなた行為は、数十年後に結果として現れる。必ず。

障害者施設に入ったと聞いた父親の顔を見せてあげたい。

2021-03-29

キラキラネームと知能の間に相関関係は十分想定できると思う

朝ご飯毎日食べる子供学力が高い」

「本の多い家庭の子供は学力が高い」

こういう調査があったと思うけど、これだって朝ご飯読書学力の間に直接因果関係があるとは言えない、という指摘があったよね。

どちらかというと、交絡変数、すなわち「親」という環境がまず根本にあって、

親の職業や裕福さや考え方→規則正しい生活毎日朝ご飯

親の職業や裕福さや考え方→教育方針→子の学力

という風に根本因果関係が伸びていることで相関しているんだよね。本もそう。

ということは、

親の文化圏や考え方→キラキラネーム

親の文化圏や考え方→発育環境→子の知能

という交絡による相関も十分想定しうるよね。

そういう意味で「キラキラネーム頭が悪い(ことが多い)」という主張は、本当かどうか調べてみる余地くらいはあると思った。

2021-03-27

英語を喋るしか能がない人

英語圏の国の拠点雑用をしていた会社人達が続々と日本帰国してきた。

コロナ禍というのもあるけどネットツールの普及でそういうポジションがいらなくなったってのが大きい。

まりコロナ収束しても再度海外赴任させる予定はない。

で、困っているのがそういう「英語を喋るしか能がない人」の処遇

本人も周りも勘違いしていた

一昔前は英語が話せるというだけでスゲー!みたいな感じがあって華々しく海外赴任し、けっこうな手当ももらっていた。

でも帰国してから営業技術やらせてみると全くダメ

考えてみれば海外赴任してからやっている仕事って「雑用」だけだったんだよね。

英語が話せるといっても交渉技術の話ができるわけじゃない。

日本技術者と海外技術者の間の同時通訳ができればいいんだけどそこまでの英語力も技術力もないから、日本技術者が慣れない英語で直接話をしたほうがよっぽどマシだった。

から日本海外拠点とのスケジュール調整とか日本社員出張するときホテルの手配とかの雑用しかやってなかった。

理国してからもそういう「英語を使う雑用」をやりたがったけど、そんなのは英語ができる派遣さん仕事

そういう「英語を喋るしか能がない人」が他の部署の含めてけっこうな人数が帰国したけどみんな社内にポジションがない。

子供学校の成績が悪い

そして「英語を喋るしか能がない人」に共通しているのが子供学校の成績が悪いこと。

最初日本学校に慣れないからとか言っていたけど、どうもそうではないみたい。

そもそも海外赴任中も学校の成績は悪かったという。

で、そういう「英語を喋るしか能がない人」に共通している子供教育方針は「小さい頃から日本語と英語の両方で生活させてバイリンガルにする」こと。

現実を見る限り、それって何か根本的に間違っているのかもしれない。

子供バイリンガルどころかまともなモノリンガルにすらなれない可能性のほうが高いんじゃないか?

もしかして学校先生説明テストの長文が理解できないじゃないか?

専門的なことはわからないけど。

会社英語に対する態度も変わった

昔は上司からTOEICの点数を上げろとか言われたけど、最近は「その程度の仕事だと英語では話を聞いてもらえないぞ」という言われ方に変わった。

逆に言えば、英語が下手でも仕事ができる人なら相手も話を聞くと言うこと。

さらに言えば、技術営業もできない人が英語ペラペラ喋っても誰も相手もしないということ。

考えてみれば当たり前の話なんだけど一昔前はとにかく英語英語でそんな当たり前のことが忘れられていた。

その結果、「英語を喋るしか能がない人」が量産されてしまったのかもしれない。

社外にもいるかもしれない

そんな「英語を喋るしか能がない人」がコロナ禍とネットツールの普及で美味しいポジション(英語雑用だけでけっこうな手当がもらえる)を失ったのはうちの会社だけではないかもしれない。

心機一転して技術力とか営業力とかを身につけるように頑張ってもらいたい。

2021-03-24

anond:20210324111039

女の子のほうがお小遣い多いなんて聞いたことない…

小遣いの金額って家庭の経済状況と教育方針がすべてで、性差なんかないよね?

2021-03-21

anond:20210321003457

コメントありがとう

あなたのような実際に結婚された方の考え方や意見を聞きたかった。

子供はまだなので、教育費の負担の辺りや、教育方針とかで意見が食い違うことはあると思う。

だが、都度話し合って、乗り越えていけると思っている。

格差があっても、相手の両親や家族が、良い家族だなと思えるかどうかが大事なのでは。

ぐっとくる。話し合いながら乗り越えていく、こういう建設的な家庭を考えている。

彼女に対し尊敬できる点が多々ある。(思いやりや、人に対するやさしさなど)

ただ、彼女家族に会うのをためらっている自分がいる。

喪女喪男カップルで両親にパートーナーを紹介するタイミング先延ばしにしあっているのだ。

一方で相手家族に会って幻滅したらどうしよかと。そのため、顔を合わせるのを先送りしている。

増田は、話が通じない、セックス疑念を感じる等、相手に対して匿名で書いてしまうほどの違和感がある時点で、結婚準備〜結婚後に大きな衝突がありそう。経済格差だけの問題では無いと思う。違和感を受け入れられなければ、乗り越えられないのでは?

100%納得して結婚できる状況ではないのはたしか

現段階で結婚したらの話しは一切していない。このまま結婚は到底できない。

違和感を解消する話し合いや、結婚して具体的な生活(互いの仕事の話など)どうするか、とか。

今抱えている疑念や悩みが解消できないと、結婚を前提とした次のステップ(顔合わせや結婚生活の話)には進めない

格差を感じるときは、会いに行った年2回くらい。

もしよかったら、この点を詳しく聞きたい。

相手家族はい人達だった?どんなところに格差を感じた?

anond:20210319220355

私も経済格差婚だ。

相手実家までの物理距離電車で3時間

年末年始お盆に会いに行く程度。

なんでも自主性にまかせる教育方針だったためか、特に相手実家から干渉も無い。

なので、格差を感じるときは、会いに行った年2回くらい。

子供はまだなので、教育費の負担の辺りや、教育方針とかで意見が食い違うことはあると思う。

だが、都度話し合って、乗り越えていけると思っている。

格差があっても、相手の両親や家族が、良い家族だなと思えるかどうかが大事なのでは。

(変な家族と金トラブルとかありそう)

セックスについては、いい育ちでも性欲モンスターはいるので、まったく経済格差関係ない。

増田は、話が通じない、セックス疑念を感じる等、相手に対して匿名で書いてしまうほどの違和感がある時点で、結婚準備〜結婚後に大きな衝突がありそう。経済格差だけの問題では無いと思う。違和感を受け入れられなければ、乗り越えられないのでは?

2021-03-11

anond:20210311103838

俺男だけど食らってたわ。

ちょっと買い食いするようになったり、学校に余計なもの持ち込んで遊んでたら「お前が人生を楽しむ権利あると思ってんのか?!」って怒られてた。

洒落も「色気だすな!!」

因みに俺の親の教育方針は「口でダメなら手を出す」

俺もその考えを継承していた。

2021-03-03

anond:20210303104339

バカを賢くするのが教育目的って気もするがまあジャップあんたの言うような教育方針を貫いてるよな。

日本けが没落した理由は明らかに教育のせいだろう。

2021-03-02

中学校勉強なんか役に立たない。単純労働者を生むためのシステムだっていう奴がいるんだけど・・・

同じ制服を着て機械的物事を教えて、その内容はその後の人生で全く役に立つことは無い。

金太郎あめを増産して、単純労働者を量産する政府システムなので義務教育意味が無いっていう奴がいたんだけど、どうしたもんかな。

小数点勉強」とか「因数分解」とかその後の人生で全く必要ない事を勉強して無駄だっていう奴は、大概勉強できずに成績が悪い奴なんだよなぁ。経験上。

不満のベクトルが低いというか・・・

それで自分の子供をあえてフリースクールに通わせているのは、そちらの家庭の事情教育方針だろうからとやかく言うつもりはないけれど。

日本識字率とかをみても、義務教育って大切だなと思うんだ。

分数四則演算なんて役に立たないとか言う考えをもったなら、それは答えを導き出すためにどのようなプロセスを辿っていくかを身につけるための訓練なんだよと諭してはいる。

勉強することだけではなく、どのように課題問題解決できるか思考することが出来るかの土台部分が義務教育で基礎教育なんだし、藪から棒に義務教育無駄を声高に主張しなくてもと思う。

フリースクールとやらで自分の好きな折り紙を好きなだけやれたとしても、読み書き計算できずじゃ将来不安でしょうよ?

2021-02-23

アクティビストの方々はもっと小木さんの話を聞くべきだった

自己紹介すると、私自身はフェミズムに共鳴していて、深夜ラジオをよく聞く。例のクラブハウスを聞いたが、あまりにもひどかったので発信します。

ちなみにこれをしたためていたらすでに同じことを指摘した文章(https://www.tyoshiki.com/entry/2021/02/18/092233)が公開されていて、わかるわかる!と思った。

でも私も私なりに発信させてください。

議論が下手すぎ

まず聞いて真っ先に思ったのは、アクティビストの方々が仰りたいことはめちゃくちゃよくわかるのだが、彼らの話があっちこっちに流れていて聞きにくく、もう少しコンパクトに話せばいいのにと思った。ラジオだったら途中で聴くのやめてる。


これはトーンポリシングではなく(口調の話を批判しているわけではない)、単に話の要点がズレまくっていて、対話がまったくできていないという話である

森さんの差別発言とか岡村さんの発言にどう思うかとか、まったく関係ない。小木さんの界隈の温度感がどうかというのも関係ない。知りたければ小木さん自身がどう思っていたかを聞けばいい話だ。

子どもがいくつまで父と入浴するかの話をするとき条約の話とか、マジで対話する気はあるのか。フランスがどうとか関係ない、家庭によるのは当たり前。


どんどん話を広げて小木さんの話に専門家はどうしてラジオに出てこないかとか、ちょっとそれはどうなんだ……と思った。いったい何の話をしたいのか、何の意図があってその話題をし始めたのか。

小木さんは活動家になる気はないと仰っていて(まあそうだろうな)、そうだと思うんですけど、って石川さんの返しとか意味がわからない。そうだと思うならなぜそんな提案をしたんだ……何の話をしてんの?

終始、小木さんの話はだれも聴いておらず、自分の主張をするだけである。そりゃ攻撃的って思うよね。


たかまつさんはトーンポリシングの話をしていたのだが、トーンポリシング以前の問題、誰も小木さんの話を聞いてない。持論だけ展開してる。

優しくしろ、じゃなくて話を聞け。議論をするうえで当たり前でしょ。なんでだれも強く注意しないんだ。ツイッターアクティビストの方々は小木さんに寄り添ってたと擁護していた方もいたが、どこがだ……と絶句した。


深夜ラジオ公共性

アクティビストの方々は深夜ラジオ継続的に聞いたことがあるのだろうか。深夜ラジオリスナーとの関係性がかなり深い。テレビで言えない裏話とか、本音(もちろんラジオでさえ本音ではないとは思いますが、テレビよりは本音に近いところ)を吐露する場なのであるラジオは本当に秘密基地みたいなところなのだ


ただですね、もちろんラジオ公共電波なので、普段聞いているリスナー以外ももちろん聞こうと思えば聞ける。書き起こしされた記事も書かれる。アクティビストの方々(勝部さん)は、「書き起こしされたもの事実なんですよね?」と何度も壊れたように繰り返していたが、ラジオと書き起こし記事マジで違うんですよね。今回のことに限らず、私は自分が聞いているラジオの書き起こし記事を読んだことがあるが、マジでびっくりするくらいニュアンスが違う。確かに書き起こされた通りのことを言っているのだが、話の流れとかもあってそこはもっとさらっと話していたのになーとか思うのに、書き起こしされると全文が同じ抑揚でつーーーっと伝わってきて印象がまったく変わってくる。そして芸人はよくそのことに苦言を呈している。


結構マジで信じがたい切り取りをしたりニュアンスを変えたりする記事もある。勝部さんは「発信する側に責任がある」と言っていたがそれは無理な話だ。それを前提にしていたら何もしゃべれない。そのくらい結構な捻じ曲げ記事が書かれる。アクティビストの方々も一度そういう明らかに悪意で書かれたとしか思えない記事を読んでみたらいい。音源を聴いたうえで。


家庭のことをラジオで話すということ

小木さんは家庭の問題なのに虐待とか勝手に言われて……と仰っていたのだが、そもそも家庭の話を深夜ラジオを話すのはどうなのかという問題がある。


深夜ラジオパーソナリティ日常面白おかしく脚色して話す深夜の遊び場だ。だから芸人さんの日常の一部に入っている「家族」というのがラジオネタに入ってくるのは普通のことだ。そして、芸人さんの配偶者は、「芸人の妻になったからには仕方ない」と腹をくくっておられると思う。一般人なのにラジオ出演される方もいらっしゃってリスナーとしてはこんなに楽しませてくださって……と頭が上がらない(そしてめちゃくちゃ面白くてすごい)。日常を切り売りすることがどれほど大変かと想像もできない。


しかし、芸人さんの子どもは「芸人の子ども」を選んで生まれてきたわけではない。だから、言ってみれば同意がないわけである。ほかの芸人さんのラジオでも子どもはいじらないことにする、と宣言したものもあり、すばらしい姿勢だなと思った。

からまあ、まずそもそも子どもの話をするとき同意がないわけだから結構慎重になる必要はあるだろうなとは思う(するなという意味ではないですよ)。


そのうえで内容の話に入ろう。元の音源しっかり聞いてから書きたかったけどどっちも音源が見つからなかった。なので残念ながら切り取り記事に基づいて話さざるを得ない。

からしかしたら音源を聞いたらまた印象が変わるかもしれません。

2019年4月11日発言と、2015年9月17日発言だそうだ。わりと前だな。


二次性徴に触れた点-2019年4月11日

記事URLhttp://sekasuu.com/blog-entry-26015.html


父と10歳の娘が風呂に入るのはまあ普通にある。というかそこの是非なんて論じるつもりはない。そんなもん家庭によるし、他人ジャッジすることじゃないので。

ただ、胸が膨らみ始めていることを言ったのはまずかったと思う。女にとって胸が膨らみ始めた、生理がきた、下の毛が生え始めた、とかそういう第二次性徴マジで言われたくない。普通に絶縁モノだ。


このへんは男女の違いあるよな~と思う。男の子ってわりとチン毛生えた生えないみたいな話を普通しません?生えてないことをいじったり。

個人的にそういう第二次性徴いじりは男女関わらずまじでやめたほうがいいし、男の子の間でもそういうのなくなってほしいと思うけど、たぶんそういう文化で育った男性には第二次性徴について他人に言われる嫌さ加減が理解できないのではないかと思う。


親に第二次性徴を言われることにどれほどの嫌悪感があるかを伝えるのにもっと適当なのは、たぶん包茎ではないかなと思い至った。

芸能人である自分母親ラジオで「うちの子どもが真性包茎でさ~」みたいなこと言われたらマジで勝手なこと言ってんだふざけんなと思うのではないか

(本当は精通オカズ勝手バラされるとかがちゃん比較されていていいのだが、精通オカズよりも包茎のほうがよりつらい気がするけどどうですか)


虐待かどうかはともかく、身体的なことは外で言われたくないんですよ。人に知られたくないプライベートな話なので。


娘に可愛くないと言った(とされる)点-2015年9月17日

記事URLhttps://1yomeblo.com/ogi-wife-busu/


まず言いたいのは2015年ってめちゃくちゃ前だな……ということだ。2015年深夜ラジオゴリゴリ女性差別発言はされていたと思う。

から容認するというわけではないのだが、年が経てば社会は変わるし、人々の意識も変わる。まだ今よりは遅れていたころの発言だということは留意されたい。

勝部さんも2011年ツイートを掘り起こされているのを見るが、あれだって過去はああいう人だったのか……と過去発言ドン引きしますが、勝部さんの今の活動否定する気にはならないし。

人って成長するもんなのに、過去の掘り出してっていうのはちょっとな~と思う。


とはいえ小木さんは芸能人なので過去発言を掘り出されてしまうことは残念ながらある。そのうえで見ていく。


たぶんですけど、これゴッドタンとか見ていても思うのだが、何となく分不相応を叩く、いじるという雰囲気芸人の間にあるのでは?という感じがする。

NON STYLE井上さんとかアシメにしていたけど、ゴリゴリにいじられていましたね。で、それが笑いになっていた。

ブランド物のバッグを持ってみたらめっちゃいじられたからすぐ2万のバッグ持ったら誰にも何にもいわれなかったというエピソードを話していた芸人もいた。


アクティビストの方々からすれば、誰が何を持っていてもいいじゃない、自分のことをかっこいいと思ってもいいじゃないということなのだろうし、それは賛同する。

ちいちいじらないと会話できないのは面倒だよなと思うし。何か他人に引っ掛かりを見つけてやろうという態度はだるい

(ただまあ、井上さんみたいなひとはいじられを待っていると思うのでその辺の線引きはアレですけど。だからこのへんて芸人かどうかの違いも大きいんだろうな)


可愛いのに自分のこと可愛いと思ってない女は最高」という矢作さんの思考は最悪すぎて驚くし、奥さんにブスブス言ってる小木さんの感じも(それを奈歩さんが許していても)傍から見ていて笑えない。

(ちなみに結構少なくなってきたけど、たまにバラエティとかで見るブスいじり、デブいじりもまったく笑えない)


これたぶん時代の過渡期で生まれ認識の違いなのだろうなと思う。

小木さんの言ったことって、分不相応(と”勝手に”人に判断される)ことをやっていると出る杭は打たれる方式で叩かれるから、叩かれないように謙虚にいてくれ、「わきまえ」たほうがお前にとってもいいということなのだろう。

小木さんの時代はそのほうが生きやすかったんだろうなと思う。何も自己肯定感を低くさせてやろうと思ってしてるわけじゃない。娘が「調子に乗って」叩かれないようにということであって、特に悪気がないんだろうなと思う(だからって擁護できるわけじゃないけど)。


でも、これから時代は違う。

自己肯定をしていく。他人ジャッジさせない。だから自分のことを可愛いと思うなという教育方針批判される。そのほうがみんなが楽しく自由に生きやすくなれる。調子に乗る?上等だ!という時代だ。

いじって、出る杭を打ってくるやつらなんか気にしない、うるせーーー好きに生きさせろ!って蹴散らしていく。そういう時代である

りゅうちぇるこちゃん夫婦みたいにお化粧して好きな服着て、それをいじられに使うことなく楽しそうに生きている姿、本当に希望をもらえる。化粧をしてみたい男性だってきっとそこそこいるだろう。シミだって隠せるんだよ!

たぶんこのへんの、時代の違いなのだということは小木さんにまったく伝わっていなかった。本当に残念だ。小木さんはたぶん、なんで批判されているかまったくわかってなさそうだった。


※ちなみにぺこ&りゅうちぇるブレイクしたのは2015年だそうだ。彼らが出た当初は奇異な目で見られていたと思うので、それひとつとっても2015年と今では状況が違うのがわかる。


たかまつさんの言葉

たかまつさんのnoteが公開され(https://note.com/takamatsunana/n/nb1ae53a18af9)、これまた大炎上したわけだが、トーンポリシング問題にしたのがよくなかった。

トーンポリシングというのはトーンポリシングだ、なんてお粗末な話である

それ以前に相手の話を聞く、という当たり前の議論マナーがまったくなされておらず、関係ない話を延々していたのがだめだったのだ。


ただし、たかまつさんが言っていた小木さんにわかってもらえたらよかったのにという話、あれはまったくその通りだ。

町田さんが自分たちは分かる人同士で手を取り合えればそれでいいと言っていたが、そりゃまあそれも大事なんですけど、インフルエンサー男性フェミニズムを理解してくれて発信してくれたら、そんなに心強いことはないだろう。

小木さんがバイキングのようなゴリゴリ女性差別がまかり通っている番組フェミニストとして発言してくれるようになったら、社会はまた一歩いい方向に進むかもしれない。今回のクラブハウスはそのチャンスを逃した。

フェミニストはめんどくせえやつらという認識がある社会だが(この間の水ダウのフェミニストのいじり方見てもそういう意識あるんだなとつくづく思う、あれはらわた煮えくりかえりそうだった)、「あのひとたち意外と話聞いてくれてわかってくれて」って小木さんがラジオなんかで話してくれたらと思わないか


フェミニズムを理解してもらうためにわざわざ優しく話す必要はまったくない。

「うんうん、○○さんの言いたいこともわかります。そう思っちゃうのもしょうがないと思うんですけど、でもね」なんてまどろっこしい話し方してたら社会は変わらない。

怒りを表明して社会を変えてきた先達のことも心からリスペクトする。


言ってもわからん人に話す必要もない。森さんがフェミニズムを理解することはおそらく死ぬまでない。亀井さん理解することもたぶんない。

でも小木さんは話を聞いてくれそうだったじゃないか。そのチャンスをふいにしてほしくなかった。

相手の話を最後まで聞く。そんなの当たり前のことだ。それもしないのに活動家って…心底がっかりした。


私は細々と男女差別おかしいところをツイッターで発信したり、男友達としゃべってておかしいなっておもうところを指摘したり、その程度しかできない。活動家じゃない、そのへんにいる普通の女だからだ。

活動家と名乗り、社会を変えようとしてくれるならば、フェミニストの先頭を走っているのならば、同じフェミニストに「そりゃないよ……」と思われないようにしてほしい。

私も細々と頑張る。だから活動家の皆さんも頑張ってください。

2021-01-18

リボ人生絶望して発狂しそう

約30年間自分無能さ、凡人さに対して、必死で目をそらす事で保ってきた自我精神がとうとう崩壊した。

現在どうしていいかからない状態なので吐き出させてほしい。

俺と同じようなタイプの人がいるかからないけど、もしいたら反面教師にしてくれれば幸いです。


俺には少し年の離れた兄がいた。

その兄は色々あって10歳ごろで不登校になり、俺は常にそんな兄を反面教師にして生きた。

両親からは賢いと言われて育ったが、ただ異常なまでに俺を褒める教育方針だっただけだ。

それは所謂普通人生から外れてしまった兄への当て付けであり、兄の教育を失敗した反省であり、

自分の子育てが間違っていない、自分の子供は優秀なんだと信じたい感情からだったと思う。

でもその教育方針は俺自身がなんとなく、他とは違う特別人間で、なんとなく特別な事を成し遂げ、

人より素晴らしい人生を送るのだと思い込ませるのに十分だった。

自分勉強運動もできる、天才特別人間である勉強ができなかったり学校にいけなかったり仕事ができない奴は

人間としてダメだという考え方が、この段階で刷り込まれていったと思う。


中学高校では、吹奏楽部に入った。

当時はなんとなく運動部を避けただけのつもりだったが、

今思えばチーム内での競争や、大会での結果で自分の平凡さに向き合う事を知らず知らずのうちに避けていたんだと思う。

吹奏楽部でも競争はあるにはあったが、男性身体的なアドバンテージや、

大人数での団体種目という事でそれほど劣等感には向き合わずに済んだ。

勉強は隠れて死ぬほど頑張って、まあまあのレベルキープし、そこそこの大学に入れた。

テストの前に全然勉強してないわーっていう典型的タイプだったし、

志望の大学を決める時も、周囲には勉強しなくても入れるとこにしたと言い張った。


当時もまだ自分特別人間だという自負は変わらず、

ハンカチ王子まーくんと同世代というだけでなにか運命めいた物を感じていた。

運動については、運動部の人たちには到底敵わなくなり、勉強しなくても成績がいい天才なのだと信じ込んでいた。

兄とはたまに一緒にゲームをしたりしたが、基本的に部屋でずっとパソコンをしていたのであまり関わる事はなかった。

ただ、兄のようにならないように頑張ろうという軽蔑のこもった念を持っていたと思う。

俺が何か落ち込むような事があった時は、内心でこいつよりは1万倍マシだと言い聞かせたりもした。


大学に入ってからは、受験の時に陰で勉強しまくっていた反動で遊びまくり、成績はひどかった。

高校までの自分理想像では勉強しなくてもできる天才の筈だったが、更に妥協する事にした。

学校勉強なんて社会で役にたたないし、もっと本当の意味での賢さが自分には備わっている。

大学勉強よりも、もっと価値のある事に時間を使っているし、その才能がある。という路線にしたのだろう。

そこからは、友達・人脈を増やす為に頑張った。まずは先輩に媚びて、可愛がられて、それがすごいと思ってた。

交友関係を学外にもどんどん広げていき、フェイスブックは顔見知り程度ならどんどん友達申請した。


そのうちに、ストリートアートの才能がある人物出会って、イベントをやる事になった。

結果、そのイベントはそこそこ成功し、俺は何かを作りあげるクリエーターとしての才能があるのだと思うに至った。

実際は、自分では何も作り出す事ができず、ただ誰よりも彼の作品に憧れただけだったのに。

あげく、彼とはイベント打ち上げで大喧嘩して仲違いしたきりだ。

絵を書かないお前の方が主役みたいだ、自分では出来もしないのに口ばっかり出してくるな、

自分以外はみんな馬鹿だというような態度をやめろ。そういう事を言われた。

同じ天才の仲間だと思ってたのに、急に梯子を外された気分になった。

彼が憤慨して帰った後、とりまきと彼の悪口を言いながら記憶が無くなるまで飲んだ。


二十歳を過ぎてから六本木に入り浸って、色んな経営者やらとも知り合いになった。

知り合いと言っても、今思えば知人の女子大生を宴席に連れていくだけの、便利な愛人斡旋係だった。

そんな社長たちすら、ランクを5段階くらいにわけて下のランク人達馬鹿にしてた。

でもいざ同席している間はぺこぺこへりくだって、そのギャップから、家に帰って目眩がして吐く事もあった。

今日〇〇の社長キャバクラから。それだけを同級生に言っている間だけは自尊心が満たされた。

その人達ですら、自分事業を作り上げて必死改善して、本来尊敬すべき人だった。


まりにも授業に出なかったので、留年しそうになり、慌てて学生ローン借金してインドで1ヶ月ワーホリした。

俺の行動のすべては、順調な人生に見せかけるための、ハリボテのアリバイ作りのためだった。

一浪した就活では、人材大手のRから内定を得ることができた。

面接の時は自分の経歴を何百倍にも膨らませて、嘘もふんだんに織り交ぜて通過した。

そういうところだけ器用な自分気持ち悪かった。

今思えば入社前のこのタイミング軌道修正する最後タイミングだったように思う。


入社したRでは、退社した人材起業したり有名企業要職を務める事が多く、元Rというブランドができていた。

自分もそこで頑張って、起業すればそういうキラキラした何者かになれると思っていた。

だが、現実は甘く無かった。俺の営業成績はすごく悪かった。

そもそも自分理想に対して、人材紹介のエージェントという仕事はあまりもつまらなかった。

転職希望者の話を聞いて、内定がでそうな企業を紹介して日程調整をする。

当然転職希望者は培った専門性を軸に、次のキャリアを考えるが、その専門的な内容がさっぱりわからない。

そりゃそうだ。こっちは他で働いた事もない新卒なんだから職種全然違うし。

同期たちは努力ホスピタリティーやら自分長所を活かして成長していったが、俺にはそれができなかった。


今まで努力反省といった所からひたすら逃げてきたのだから、当然の結果といえばその通りだ。

自分の才能について信じていた”なんとなく”というのは、試行していないが故に可能性が潰れていないだけで、

何の成長性もなく、ただただ自分現実と向き合ってないだけだった。

みんなが色んなチャレンジをして、失敗して反省して、試行錯誤をしていた時に、

中途半端な器用さと自尊心と恐怖心から自分は逃げ続けた。

自分限界に挑戦しないか自分能力がわからず、低いハードルを超えるだけで失敗しないだけだった。

周囲には、人材紹介はビジネスモデルが良くないから本気になれない

より良い新たなビジネスモデルでの起業の準備が忙しいのだ、と言い訳していたが、苦しかった。


アラサーと言われる年齢に近づいた頃、仕事とあるクリエイター出会った。

大学時代のストリートアートの彼すらも遠く霞むような、本物の天才だった。

その人は天才故にずっと苦労していて、話を聞けば聞くほど天才ノブレス・オブリージュみたいだなと思った。

IQゆえの他者社会との隔絶。そこから来る生きづらさ。それこそが天才証明だったのだ。

天才友達が少ない。それだけ普通とは隔絶し、突出した人間から

自分がいつか凡人だと気づく不安なんて感じたことはない。人と違う事で、恐れ、疎まれて来たから。

話を聞けば聞くほど絶望していった。中途半端に器用に生きてきた自分とは、真逆人生だった。

自分コミュ力友達の多さを誇って天才だと吹聴してた。それが真逆で本当に恥ずかしかった。


意を決して、精神科を訪ね、IQ検査を受けた。IQ120弱くらいだった。

天才メンバー間を通訳できる、いいリーダー・つなぎ役になれるという解説がついていた。

天才じゃないという死刑宣告だった。上位10%。クラスで3、4番目。それが俺の本当の実力だった。

だけどまだそれを信じる訳にはいかなかった。

天才特別だと言い張っていたのに、そうでない人生今日から歩めと言われても飲み込む事はできなかった。

IQは一つの指標。そう考えるしかなかった。そうでないと生きて行けなかった。

検査の結果を聞いてから毎日、気が狂うほどの焦燥感が常に付き纏っていた。

本当に24時間何をしていても、少しでも気を抜いた瞬間に、

何かを成し遂げなければならない、特別である事を証明しなければならないという強迫観念が絶えず襲いかかってきた。

会社から逃げるように独立起業する事にした。


人材系のビジネスをやろうと思った。

幸い、人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが非常に低かった。

仕事上の取引先ではあるが、コネクションもある。

同業他社と比べると、有料のオプションが1つ無料になる。程度の差別化だったが、

それを新しいビジネスモデルという事にして打ち出していった。

本当にちっぽけなしょうもないアイデアだけど、それに賭けることにした。

勝ち目なんて無いに等しいのはわかっていた。でもそれに全てを賭けるしかなかった。

賭けに負けても死だが、勝負しなくても死だったから。

特別人間であるというアイデンティティだけにすがって、他者馬鹿にし、虚構優越感に浸り、

両親の呪詛成就させ、なんとか生きてきた。

生き続ける為には、この道で食っていくしか無かった。


独立はうまくいかなかった。

あると思っていたコネクションは、俺ではなく会社と繋がっていたのだ。

大手看板が外れて、だれにも相手にされなくなった。

経営関連の庶務雑務の多さも想定以上だった。

元々ないホスピタリティーは更に枯れ果てた。

余裕の無さが更に成功を遠ざける。

うまくいくはずが無かった。

更にコロナ拍車をかけた。

どんどん追い詰められていった。


その頃兄はフリーランスエンジニアとして生計をたてていた。

兄は学生生活こそうまくいかなかったが、こつこつとプログラミング勉強をして実力をつけていた。

いくつかの現場経験していたので、人脈もあった。それを使う事にした。

子供の頃から兄を馬鹿にするのが俺のアイデンティティの一部だったのに、その兄にすがって何とか生きている。

兄は優しかった。逆境に負けず、こつこつと努力を重ねられる強い人間だった。

情けなさと申し訳なさが加わり、更に精神的にはキツかったが、

金銭的にはどん底から少し這い上がれるかと思った。

でもそれもだめだった。三度、天才に打ちのめされることになる。


求職者企業面談をすると、3万円もらえるという転職サービスが現れた。

目から鱗だった。考えた人は紛れもない天才だと思った。

人材業界ビジネスモデルには問題があると先述したが、それについては紛れもない本心だ。

既存人材紹介業は、求職者入社すると理論年収の35%程度を手数料としてエージェントに支払うのが慣例だ。

年収600万円の人材を紹介すれば、200万円以上の手数料を払う事になる。

求職者を集めて求人を紹介し、履歴書を送って日程調整をする報酬にしてはあまりに高すぎる。

人材系のエージェント採用代行は独立ハードルが低いというのは、それが由縁だ。

中小企業や、スタートアップベンチャーがおいそれと手を出せる金額ではない。

加えて、エージェントはとにかく求職者入社すれば高額な手数料が得られるので、

求職者が望む転職になるか」「企業に本当に必要人材か」を無視して、

内定が出そうな企業」に求職者を押し込む事で、売上を伸ばす事ができる。

まりエージェントが売上を追求すると、求職者企業利益を損なうケースが出てくるのだ。


3万円もらえるという転職サービスでは、企業面談時に費用がかかる代わりに、入社時の手数料はいらないらしい。

企業エージェントに払っていた費用の大部分を、求職者が受け取る形だ。

これは、既存転職市場人材業界の諸問題を一気に解決し得るポテンシャルがあると思う。

このサービスを見た瞬間、正気を保ってられなかった。ケチの付けようがないすごいサービスだった。

転職市場人材業界パイの全てをテーブルごとひっくり返す、この上ない破壊イノベーション

最初は思わずネガキャンした。悔しかたから。でもどうしようもなく憧れた。

どうして自分がこれを考えつけなかったのか、今まで何に時間を使ってきたのか。

自分を責める事しかできない。感情はもはや支離滅裂でどうしようもない。

仕事を続けられる気がしない。全て終わりにして消えたい。ネガティブ感情無限ループしている。


一番恐ろしいのは、ここまで書いた事全て、自分は薄々気づいていたという事だ。

それでも、特別人間でなければ、優秀な人間でなければ意味がない、

という自分自身にかけた呪いからそれを絶対に認める事はできなかった。

ここまで絶望的な状況になって、認めるしかない現実が来て、やっと認める事ができた。

自分の心の中の薄々気づいていた部分は、こうなってしまった事をホッとしている気すらする

このままどこまでも狂って、「コロナがなければ・・・」「精神を病まなければ・・・

という言い訳ができればいいと、ただそれだけをずっと泣きながら祈っている。

2021-01-12

はてな匿名ダイアリー2019 【おもしろ編 TOP131】

順位ブクマタイトル日付ジャンル備考
151823もしも桃太郎が一行がITのスタートアップだったら05/26
2191352anond:2019110506311911/05削除済
3371120時短する(男)宣言で親を泣かせたはなし😂(追記)09/03
4431057📞🐘エレファントモシモシ11/07
5451047喪女が死にものぐるいで恋活してホステスになった06/17
6481033anond:2019110215163711/05一時期ゲーム会社にも入った私から意見
760972 中古嫌いがリサイクルショップで働いた話04/07
872947 人間になった人魚姫の裸を数十年間オカズにしている話04/17
988860 イエーーーーーーイ皆、原子の結合のしかた3つ言えるかな~~~~~~?...10/22
1095839 おっぱぶ嬢を1年半した01/09
11103806 自分の目論見が外れたのにシームレスに説教に移行する人間てどうなの04/23
12120763 安い化粧品にはサンプリング元があることが多い07/26
13123756 骨髄バンクの感想【追記あり】02/15
14146703 NTTを退職しません04/05
15157682 命日の決まっていた猫のはなし08/29
16168669 はてブはみんな天皇を信仰しているんだなぁ04/30
17181652 絶妙に古い発言をしてください01/27
18185650 「いかがでしたか?」が可愛い!身長は?出身は?実家がヤバい!?11/01
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2021-01-10

anond:20210110082237

この「わかるー」的なことを書いた増田だが、斜め上な返信に混乱した。

「〇〇ちゃんゲーム持っているのになんでうちはゲームダメなの?」とか「〇〇ちゃんチョコレート食べてるのになんで私は食べちゃダメなの」みたいな話をされてもねぇ。

教育方針も求められるものも違うし、蓄積も予算も違うでしょうがしか言いようがない。

一部の予備校でできることをすべての公立学校でやるというのは非現実的だと思うのだが。

宋名臣言行録で出てくる、旧法派と新法派の対立がなぜ起きたかみたいなのをちょっと思う。

教員だと思われる増田はやる気があってもロジスティクスの整備がないと無理という話をしているんだからロジスティクスを整備してあげたらいいんじゃないの?それを教育方針もこれまでの蓄積も違う機関を例に出し、やる気と持ち出しでカバーしろってのは単なるブラック企業でしょ。

2021-01-07

のび太の親可哀想だな

特別教育方針が悪いとかじゃないし、普通の親っぽいのに

息子のテスト0点って

のび太相手には怒ってるけど、普通のび太がいないところじゃ悩むだろうし頭が痛くなるに違いない

でも、あの成績からして、のび太学習障害があるんだろうに、病院に連れて行かないのはやっぱり教育の失敗かな

親に、「息子さんは学習障害可能性があります受診お勧めします」と言わない学校学校だよな

のび太担任は、いつものび太を立たせたり怒鳴ったりしてるがあれは悪手だよな

できないことは叱ってもできるようにはならない

しろ自尊心無駄に低下させてる可能性が高い

そう思うとのび太可哀想

テストが0点ってことは、授業は全く理解できていないのだろう

理解できない授業のために45分間じっと座ってるのも辛かろう

小5で授業についていけてないのは可哀想すぎる

親も、集団授業についていけてないなら、家庭教師もつければ良いのにな

たま子とのび助はのび太勉強を見てやることはないのだろうか

のびのび育てば良いからといって、小5にして授業についていけてないのを放置するのは酷すぎる

そういえば、ドラえもんって子供のお世話ロボットなのに勉強面は全く見てやらないんだな

情操教育用のロボットなんだろうか

2020-12-25

仏教徒からクリスマスプレゼントを貰ったことがない

別に親は他宗教を熱心に否定するというわけではないのだが、かといって取り入れるというつもりもない。

バレンタインハロウィンクリスマスエイプリルフール、他宗教由来のイベントはウチでは尽く無関係として扱われた。

あるとき子供会クリスマス会に参加しないかという誘いが来たとき、うちの親は「他の家とクリスマス話題になると却って辛い思いをするから」と断ったことを人づてに聞いた。

そういった包み隠さずに自分たちの異常性を認識した有り様は、私にとっても有り難かった。

実際、ウチはおかしいと親に伝えると、たしかにそのとおりだ普通とは違うだろう、と素直な返答が帰ってきた。

だが、普通と同じでなければいけないなんてことはないし、私達もお前に何でも普通と同じかそれ以上を求めるつもりもない、と言われてしまうと、自分が今まで親に許されてきたような諸々が浮かんできてなんとも気まずくなりそこからは何も言えなかった。

クリスマスプレゼントを貰ったことがないことを不幸の象徴のように言う人がいるが、私は特にそうは思わない。

結局の所、不幸が先にあって、そこに象徴としてクリスマスプレゼントの不在が触媒として機能するだけなのだ

私は親からそれなりに愛されて育った自覚があるし、誕生日プレゼントだとかも辞書知育玩具のような親のエゴ無理解象徴のようなもの押し付けられることもなく、その時に欲しい物を普通にねだれば普通に買ってもらえる環境だった。

我が家教育方針は、とりあえず自分に素直になれというものだった。

きっと私が本気で「クリスマスケーキが食べたいから買ってほしい」と頼めば親も買ってくれただろう。

だが、ケーキぐらいなら親が時折買ってきてくれる分で十分に感じたし、大きいところから切り分けるという事に対して特段憧れを抱くこともなかった。

これは貧乏とも裕福とも遠い家で育った人間なりの素直な偏見なのだが、クリスマス特別に感じるのは、きっとそういう時でないとケーキが食べれなかったり、プレゼントを貰えないような人なんだろう。

それか、物凄い盛大にクリスマスを祝う文化に触れた人達だ。

私のように、ただ漠然とそれなりのものを与えられ、それなりに暮らし、それなりに愛され、結果としてある種の無感動な人生を生きていくと、クリスマスの不在なんてものになんら意味は見いださなくなるのだろう。

2020-12-23

部下をパワーポイントエンジニアにしてしまたかもしれない

はじめに。私は新卒入社した大手メーカーの開発部門とあるハードウェアの開発をしている。

入社して何年かたった頃新入社員OJT担当指名され、プレイヤー兼彼の教育担当として数年がすぎた。

勤務先は業務内容のマニュアル化が遅れており(マニュアル化されてはいても新人にとっては非常にアクセスしづらくなっている。わかってくれる人は多いと思う)

従業員ノウハウが溜まるタイプ職場であるため、ハズレの上司や先輩を引き当ててしまうとつらいエンジニア人生になる可能性が高い

私は新人を見ながら「体系立てた教育を受けられなかった技術職はどうなるんだろう」とふと考えた。

仕事は盗んで覚えろタイプではないけれど、そのような教育方針採用し今に至る。結果、部下は技術者として必要能力を身に着けないまま若手時代を終えようとしている。

当然完全放置というわけもなく、技術的な質問に答えたり業務を指示はするけどほとんどが場当たり的な教育だったはず。

頭抜けて優秀でもない限り、その場その場の壁の乗り越え方、断片的な情報のみを与えられたところで、それらを繋げて知識を深めるのは難しい。

私は目の前のデータ意味会議での質疑に対する答えそのものは教えてきたが、そこに至る過程根本目的は聞かれない限り教えてこなかった。

彼が満足にこなせる業務と言えば、指示された部品発注効率的会議室の予約方法飲み会幹事など、技術総合職やらせ価値のないものばかりだ。

彼が非常に優秀な人間であったら自ら動いて知識を得、私や他の上司必要質問をし、まさしく仕事を盗んで成長出来たかもしれない。

しかし彼は私と同じく凡人であったのでそうはならなかった。

私は彼を怒るどころか厳しい指導というものしたことはない。失敗も知らないうちに尻ぬぐいしてあげるし

部署からの厳しい指摘も私が矢面に立って彼にはなるべくマイルドにして伝えてあげている。

プライベートな付き合いも皆無なので彼が私をどう思っているかはわからない。

ただ、私の上司や先輩から指導方針についてネガティブな指摘をされたことはないので周囲に悪く言っていることはないと思う。

教育下手な上司悪口が頻繁にインターネットを駆け巡るが、私以外にも故意にやっている人はいるのだろう。

また、怒らず優しいからといって良い上司ではないというのは説明不要だよね。わざと新人を腐らせようとしている人間がいるのだし。

最後に。タイトルに「部下をパワーポイントエンジニアにしてしまたかもしれない」と書いたけど彼はパワーポイントエンジニアにすらなれていない。

データを読むのが下手だから言われた通り貼り付けるだけ。技術開発の出来ない30歳エンジニアがこの先どうなるか個人的興味から見守りたい。

こんなこと勤務先の誰にも言えないのでここに吐き出しました。

anond:20201223144029

しろ公立保育園からじゃない?

親が忙しくて入学後の勉強フォローが出来ないか保育園で予め教えておく、と

小学校からそういう要望が出てるのかも。小学校保育園って連携してるから

教育意識高い親が集まるお受験幼稚園なんかの方が、却って勉強らしいお勉強しないのびのび教育方針って所あるよ

勉強は家で親がさせたり園が終わった後に幼児塾行かせる前提で

2020-12-11

2020年都内中学学事

たぶん今の都内(=23区)の中学学事情をよく知らない人が多いと思うので、概説してみたいと思う。

昨年、61465人の中学卒業者のうち、45678人が都内公立中学校に進学した(都の公立学校統計調査報告書より算出)。それ以外を、ここでは中学受験をして中高一貫校に進学した者とみなしてしまおう(実際には単に引っ越ししただけの人も多くいるはずだが、簡単のために)。

都内で均すと、一貫校進学率は25.56%である。四人に一人だが、これを個々の区に分けていくと違う光景が見える。

各区の一貫校進学率は以下のようになっている。

>40%: 3区

>30%: 9区

20%: 5区

20%: 6区

都内で最高の一貫校進学率を誇るのが、港区。48.17%で、つまり同級生の半分が地元中学校に進学しない。一方で最低の江戸川区12.44%だ。都内でも区によって四倍の差が出ているのだ。

なにがこの違いを説明するのかというと、単一の原因はおそらくないと思われる。が、ちょっと面白い統計がある。一貫校進学率と、住民大卒率(大卒者÷(人口-在学者))(2010年の国勢調査より算出)には強い相関があるのだ(決定係数0.835)(もちろん区の平均年収とも相関があるのだが、平均年収が極端に高い区がいくつかあるせいであまりうまくフィットしない(決定係数0.536))。

匿名ダイアリーにはグラフが載せられないので、大卒率47.54%, 進学率48.17%の港区と、同22.44%, 12.44%の江戸川区を線で引いて、その他の区を適当に散らばらせたようなグラフを思い浮かべていただければと思う。

このように、都内大卒者では「資力があって教育方針に強いこだわりがなければ、中学受験をするのが普通」という環境になっているのだ。

そこには既に公立校に対する蔑視や警戒心すら無いかもしれない。

さて、教育方針に強いこだわりがあり、積極的意思を持って公立中学校を選ぶことを考えてみよう。つまり、十分な資力と最高の学力があってですら、あえて公立中学校を選ぶような状況だ。

一貫校に対する公立中学校のメリットとして「多様な生徒と三年間を過ごすことができる」と言われる。だが、既に都内公立中学から多様性は失われているのだ。

例えば、都内最大の人口を抱えるのは世田谷区(77.7万人)だ。もし地方に住んでいるあなた都内に引っ越すとしたら、ここに住む可能性は十分高い。そして、この区の一貫校進学率は36.81%だ。クラスの中で成績の良い子や資力のある家の子が、中学に進学するにあたって上から順に1/3ほどまるごと抜けてしまうのだ。

おそらく中学校における多様性というと、頭のいい子から勉強の苦手な子、お金のある家の子から給食代が払えない子まで、進学や就職をしてしまったらなかなか接することのできないタイプ人間と付き合えることができる、そういう状況が期待されているだろう。

しかし、都内公立中学校では、そういう状況は期待できない。望ましい条件を満たした1/3の子がすぽーんと抜けてしまった状態をもって、多様性があるといえるだろうか?

今度小学校授業参観に行ったら、頭の良い子や育ちの良さそうな子を1/3ほどピックアップしてほしい。そして、その子らを除いた状態脳内クラスを編成してほしい。それが公立中学校でのクラス編成になるだろう。

実際、中学受験時には偏差値50(上位1/2が入れる)だった学校は、高校受験時には偏差値60(上位1/6)から65(1/15)あたりにランクインする。多様だった小学校教室から優位にある生徒をごそっと引き抜いて、残った生徒で成績をつけると、こういうことになるのだ。

更に、多くの一貫校が高校から編入を取りやめつつある。いくら公立中学校で多様性満喫し、高い成績を得たところで、進学の選択肢は既に限られたものとなっているのが実情だ。

そういったわけで、おそらく、都内において公立中学校を積極的に選ぶ理由は既に無くなっている……というのが2020年の状況だ。

(余談だが、学力資力に勝る生徒が数多く抜けてしまとはいえ都内公立中学校の治安は悪くない。いじめ暴力件数私立と大幅に違うということはないし、ひと目で分かる不良中学生というのも(自分が住んでいる貧しい下町ですら)見たことがない。ガラス窓は割れない、火災報知器も鳴らない、タバコの不始末で学校燃えることもない、家庭のお金を数十万円にわたって貢がせる生徒もいないし、万引した品の交換会も開かれない。治安けが理由で一貫校進学を考えているなら、公立でも問題ないと思う)

2020-12-06

ポリコレではないけど、自分婚活の時に自分が信じてた正しさに全部裏切られた気分になった。

学歴仕事。年齢含めた成熟相談から全否定だった。泣いた。比喩ではなくその場でボロボロ涙こぼして泣いた。

学歴の高さは男性を遠ざける事になるのでプロフィールに書くな。仕事年収も強い拘りがある人以外、女性は書かない。年齢。あなたの年齢は男性から検索条件で足切りされる。とても厳しい事を理解しておけ。

親の教育方針女性でも教育仕事を、と育ってきたし、世間でもそういう風潮は当たり前になっていた。自分は頑張ってきたし、それが報われると思っていた。けど全部無駄だった、と愕然とした。

ショックではあったが他に行くところもなく、その相談所で結局活動を続けた。その間に打ちひしがれながら、いろんな事を考えた。今では元々信じてた価値観も受け入れながら、婚活を通じて得たものもあると思っている。

結婚には相手がいて、自分にとっての相手はもちろん、相手にとっての自分も心地よくないとそもそも繋がらない。強いカード同士を組み合わせるゲームでも、強いカードの持ち主が弱いカードを奪うゲームでもない。プロフィール掲載する情報はその人のほんの一部でしかない。

多くの人に会う前に切られ、会ってから切られ、交際してから切られた。自分がどうしても無理、と断ることもあった。疲れて休会も何度かした。ああもうこれ自分には無理だな、とある時に達観した。45になっていた。

が、そこから何故か出会って結婚して今に至る。

2020-11-29

村上春樹小説に登場するヒロイン図鑑

 ギャルゲーのオープニングムービーのノリで紹介していきたいと思う。含ネタバレ


ノルウェイの森

ミドリ

「私なんかね、髪の長い下品女の子二百五十人くらい知ってるわよ、本当よ」

 ノルウェイの森はご存知ダブルヒロインシステムで展開する物語であり、正ヒロインの直子に対する反ヒロインミドリであるミドリは深い自己反省を行う直子とは正反対キャラクターとして描かれているものの、要所で当を得た優れた知性の持ち主でもある。物語の途上、直子との恋愛に疲れ果てていく主人公のワタナベに対して次第に親しみを募らせていき、最終的には恋に落ちる。明るくユーモラスだが苦労人でもあり、「人生ビスケットの缶のようなもの」という独自哲学披露する。

・直子

「たぶん私たち、世の中に借りを返さなくちゃならなかったからよ」

 正ヒロインヤンデレの先駆け。高校時代に亡くなった恋人記憶を延々引きずり続けており、その代償行為としてワタナベとの関係を求めた結果、人生が取り返しのつかないほどこじれてしまった。曰く「自分自身が二つに分裂して木の周りで追いかけっこしている」。物語の中盤から京都サナトリウムにて療養生活を送ることになるが、最終的にワタナベの魂を深淵へと引きずりこむこととなる。

レイコさん

私たちがまともな点は、自分たちがまともじゃないってわかっていることよね」

 ダブルヒロインと銘打ちつつも、中盤以降登場するサブヒロイン

 若い頃は有能なピアニストであったが、演奏ストレスにより精神に不調をきたしてしまい、それ以来人生に振り回れされ続ける。挙げ句の果てに、教師としてピアノ指導していた美少女レズレイプされそうになるなど、人生が取り返しのつかないほどこじれてしまった。主人公とのラストシーンで読者を激しく混乱させる。


海辺のカフカ

さくら

「なんかさ、うまく言えないけど、本当の弟みたいな気がしてるんだ」

 『海辺のカフカ』はドイツにおける「フランツ・カフカ賞」やイスラエル文学賞であるエルサレム賞」の獲得への原動力となった作品であり、ギリシャ悲劇の色彩とインスピレーションを帯びたポップな文体が特徴である主人公は十五歳の少年で、田村カフカという偽名を名乗っており、作中においてその本名は明かされない。

 作中一番最初主人公が邂逅する他者さくらであり、彼女もまた苦労人。幼少期から両親との折り合いがつかず、一刻も早く自立し一人で生きていくことを人生方針にしていた。職業美容師

 主人公はかつて姉と両親の四人暮らしをしていたが、その途上で母と姉は家を去っている。主人公はその、顔もろくに覚えていない姉の姿を、さくらへと重ねるのであるヒロインというか擬似的な姉とも言うべき存在

佐伯さん

あなたは誰なの? どうしていろんなことをそんなによく知っているの?」

 正ヒロイン。五十代の美しい女性であり一切が知的に洗練されているが、巨大なオブセッション強迫観念)によって人生を摩耗させている。

 彼女人物設定は『ノルウェイの森』をなぞる形となっており、先に紹介した直子の鏡写しのような存在である彼女が勤めている私立図書館は、かつての恋人父親の所有であり、話がややこしくなるのだけれどこの父親物語中には登場しない。問題はその恋人とのことで、彼女は幼少期から恋人と親密な関係を築くのだけれど、最終的に死別する。それから三十年以上もの間、彼女自身空虚人生に苦しみ続けた結果、主人公出会う。

大島さん

「いつそれを言ってくれるか、ずっと待っていたんだ」

 ヒロイン欄にこの人物名前を記すこと自体が既にネタバレなのだけれど、とにかくヒロインの一人。ボーイッシュ枠。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

・美しい太った娘

「お願い、このままじゃ世界が終わっちゃうのよ」

 美しい太った娘。村上春樹1979年デビューして以来、1987年に至るまで十年近くキャラクター名前を付けるのが恥ずかしかったとのことで、一部の例外あだ名を除いてキャラクター無名である。よって1985年出版された本作においても、一切の登場人物名前は明かされない。

 幼い頃に家族を全て交通事故で失って以来、祖父である天才科学者の「博士」の元で純粋培養された少女。十七歳。教育方針によって学校には通わず英才教育を受ける傍ら、適度に脂肪を取らされ、適度に太らされている。性欲一般に関してあまり理解しておらず、主人公に何かと性的質問を向けては困らせる。

 「博士」による教育の結果、語学などの現実生活を送るための技術複数習得している才女。決断力というか胆力があるが、どこかしら世間知らずな面は否めない。

図書館の娘(表)

「それが何かはわからないけれど、どこかで昔感じたことのあるもの空気とか光とか音とか、そういうものよ」

 多重世界の表の側であるハードボイルドワンダーランド』に登場する娘。なお裏の世界である世界の終り』においても、同一存在として主人公の前に現れる実に因縁深い存在でもある。図書館リファレンス係をしており、主人公一角獣に関するテキスト請求したことから親しくなる。大食漢であり給料の大半が食費に消えるが、上記の娘とは違い極めて均整の取れたスタイルの持ち主である

図書館の娘(裏)

「――私の心をみつけて」

 多重世界の裏の側である世界の終り』に登場する娘。リファレンス係の娘の多重存在。「古い夢」と呼ばれる一角獣の頭蓋骨を、図書館管理している。

 『世界の終り』においては心は動き回る影の形で存在しており、影は人が大人に成長する前に特殊器具によって切り離され、埋葬される。その儀式を経た後は全ての人間は「完全」となり、年を取ることもなく何かに怯えることもない。彼女もまたそのようにして心を喪う中、やがて外の世界からやってきた主人公出会う。

・影(主人公

「俺は君をどうしても外につれだしたかったんだ。君の生きるべき世界ちゃんと外にあるんだ」

 おまけ。

 『世界の終り』に登場する主人公の影。頭の回転が速く機転が利くが、主人公と切り離されてしまったため大きく体力を奪われており、ほぼスペランカーと化している。

 『世界の終り』において門番の男に幽閉され、真綿で締め上げられるような虐待を受け続ける。


などなど

 俺は『騎士団長殺し』を除いて全ての長編読破しているんだけれど、まだまだヒロインはたくさんいる。あるいは続編を書くことになるかもしれない。

 村上春樹ネットで言われてるほどひどい作家じゃないので、皆も読もう。チャオ。

2020-11-01

anond:20201031152751

俺は自分で調べる事で、問題が起きたら自分対処する術を身に着けたし、自力解決できなかった時のために該当の知識を持ってる奴を見つける方法だって身に着けた。相手理解させるために質問の仕方だって身に着けてた。

先輩の教育方針は間違ってなかったんだ・・・

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