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はてなキーワード: 管理監督者とは

2024-04-07

anond:20240407132216

だーかーーら!

管理職になったら残業代でないか問題なの!

管理監督者には手当がつくけど残業したほうがもうかる!

管理監督者の手当は

課長が月30万円!ボーナスプラス1.5倍!

副部長が50万円!ボーナス2倍!

部長が100万円!ボーナス2.5倍!

こうすればみんななりたがる!

2024-03-31

anond:20240331121544

はぁw

先輩がいきなり部長抜擢とかないからw

いやいやないでしょw

最初は「課長」でしょw

課長になる過程すっとばして部長w

唐突管理職w

管理監督者のことわかってないのかなw

よしんばいきなり部長だとしてさw

執行役員とかのレベルでそんなオツムの人が部長になる会社未来はないよw

そん頭の会社があるわけないしw

創作創作w

2023-12-31

今年良かったこと、転職成功したこと

でも残念ながら派遣社員なので最大でも3年までしかここにいられないんだよなぁ

今後ここ以上に居心地のいいところがある気がしなくて今から辛い

職場のいいところ】

派遣から責任が少ない

・急にテレワーク/出社切り替えてOK

フリーアドレスなのもあって人と話す機会が少ない、出社してわざわざ同僚のところに行って挨拶する必要がない

上司あんまりコミュニケーション得意なタイプじゃないからそんなに話さないで済む

・でもわからないことや助けてほしいことを言ったらどうにかしてくれる

ときどき無茶振りとか上司説明あんまり上手くなくて意味わからんってことはあるけど、それなりについていける範囲仕事

納期近く以外は割と暇でひたすらvbaツール作ってる(vbaくらいしか書けないので)(というかvbaもここに入ってから本格的にいじれるようになった)(Pythonとかもできるようになりたいけどできるだろうか……ちょっとハードル高いイメージ……)

・社内に食堂がある、安い、それなりに美味しい

フレックス。ただし派遣管理監督者が出勤している時間に限るけど

・定時が短め。上述のとおりそんなに仕事は多くないから定時で帰れる。最近は8:30出社17:00退勤がデフォ

・時給もまぁ、ただの事務よりは多い。

電話対応なし。そういえば電話対応なしで仕事探したんだった

いやーーーー良いところしか見つから

とりあえず上限まで居させてもらえるようにわからないことも頑張ってやる

ずっとこんな感じで働けたらいいのに……

2023-12-02

勤怠管理のややこしさ

管理職残業代を払わなくて良い(管理監督者)と勘違いしている会社が大半

残業代の支払いが必要ないとされる根拠労働基準法でそうなっているか

でも労働安全衛生法では管理職でも過重労働かどうかの管理必要

残業代必要いから勤怠管理する必要がないという事はない

2023-08-26

微妙な違い

労働基準法では、「監督もしくは管理地位にある者(以下、「管理監督者」といいます)」については、「労働時間」「休憩」「休日」に関する各規定適用しないことを定めています労働基準法第41条第二号)。

が、適用「してはいけない」とは一言も言っておらず、管理監督者に該当する者であっても、「労働時間」「休憩」「休日」に関する各規定任意適用することは問題ないよな。

2023-08-22

労基法41条の管理監督者

よくある話だけど、私は主任という肩書がついていて、会社側は「管理監督者」として休日労働時間に関する規定適用しない…としている。

しかしこれもよく見る裁判

① 当該者の地位職務内容、責任権限からみて、労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にあること。

② 勤務態様特に自己の出退勤をはじめとする労働時間について裁量権を有していること。

一般従業員に比してその地位権限にふさわしい賃金(基本給、手当、賞与)上の処遇を与えられていること。

にあてはめて考えると、まず、管理監督者には該当しない。

法的理論武装して、本当に労基署に持ち込んで問題化してやろうと思いながらもう5年程度たっているのだけど、こんなに時間がたつと黙認、許容したとか見なされて逆転できんのかな。

2023-06-06

転職で感じたこ

従業員500人程度の中小エネルギー会社 人事課長従業員1万人超のSI企業NECとかNTTとかそのへん)人事職(非管理職)に転職して一年ほど経過したのでその雑記あんまり増田で人事の転職たことないな?

自分の事

日東駒専どこかの文系卒。妻あり、子供はいない。34歳

それなりに要領がいい方だとは思うが、お世辞にも能力が高くはない。英語力も皆無。(TOEICは受けさせられて300ぐらい)

前職に入社するための就職活動転職に至るまで

氷河期と言われる2012卒だったのに加え、自分就職活動に対してやる気がなかった(4年から就活開始したあたりでお察し)が、4年時、中小企業秋採用になんとか入社。しばらく営業職として全国を転々としていたが、途中で人事に異動。

採用教育給与以外の人事業務を実施評価とか異動とか個別人事対応とか)し、30歳で人事課長に昇進。

30歳で課長というと一般的には早いのだろうが、残念ながら名ばかり管理職のため部下はおらず、残業代がなくなったため給料は減り、決裁権は1円たりともなく、業務も変わらず、ただ参加する会議が増えただけだった。

(これは余談だが、管理職に対し残業代を払わないためには、厚生労働省が開示している管理監督者定義合致している必要がある。前職では当然何一つとして合致していなかったため、名ばかり管理職に対し残業代を支払う旨の制度改定提案上司に持っていったがその後何一つ音沙汰は無かった。尚、内部通報制度使用しようにも肝心の窓口が上司の為詰んでいた)

また、パワハラ気質サービス残業特に上司からメールが来たら土日祝日であろうと24h以内に返信が必須なのがしんどかった)にうんざりしたのと、結婚に伴い全国転勤が難しくなったため転勤がない会社への転職活動を本格的に開始。

転職について

上記キャリアのため転職するなら人事職が良いだろうと考え、人事職で転職開始。転職は以下3点を軸に、エージェントを頼りながら進めていった。

・人事にもかかわらず、採用教育給与あたりの専門分野が未経験というやや特殊キャリアが活かせる事。
引っ越しを伴う転勤が発生しないこと。(そのため、制度が整っている超大手か、拠点東京しかない中小かのどちらかが多かった)
年収レベルが今(500万)より下がらない事

エージェントには管理職待遇マストかを聞かれたが、上述の通りまともなマネジメント業務実施していないため拘らず)

転職にかかった期間は半年程。エージェントは3名ほど使用転職は30社ほどエントリーして、面接は15社ほど受け1社から内定をもらい快諾。

「5社受けて3社内定もらいました!」ってレベル退職エントリが多い中比較するとひどいもんだけど、新卒就活の時の連戦連敗を考えれば無傷みたいなもんだった。

退職報告

前職に退職の報告を上司にしたところ、「転職先が決まってから退職を報告をするのはマナー違反だ」「お世話になった会社を辞めるのは人間として狂っている」などと説教を受けた(注:上司中途採用組)ため、やはり転職活動してよかったなあと思いながら適当にその場は愛想笑いで凌ぎ無事退職

転職で変わった事

年収で500万→800万ぐらいになった(賞与は50万→130万に増)

業務内容は採用退職までの一連の人事業務すべてに薄く広くかかわる感じ

・転勤原則無しの扱いになったので、戸建の購入計画を進められるように

残業時間は60h→10h程度に

・年間休日は110日→120日後半に

・在宅か出社かはどちらでも問題なく、業務に支障さえ出なければ共有スケジュールに入れるだけで在宅可能

裁量労働制のため、仕事が片付いていれば定時より早く仕事を切り上げることもしばしば。

・前職で(名ばかりとはいえ)「管理職」を経験していたためか次期管理職候補としての期待が大きく、今期の評価では最高評価を受ける。

・土日祝にメールが誰からもこない。

働いていて気づいたこ

仕事業務時間ストレスは減り、年収待遇が爆増し、社内の人間関係も良好のため、転職はこれ以上ない大成功だったと感じる。

・周囲のメンバーを見ると、前職と比較しても(ごく一部のスーパーマンを除き)そこまで能力が高いというわけではないし むしろ自分の周りを考えると前職のメンバーの方が能力は高かった。(でも給料は今の会社の同僚の方が遥かに貰ってる)

転職して一番のギャップ経営から担当者まで全員穏やかな人である事。周囲から怒号が聞こえない事の快適さを痛感。

・バックオフィス転職あるあるかもしれないが、自身能力仕事アウトプットが増えていないにもかかわらず 年収待遇が爆増した事の違和感が凄い。年収個人能力でなく所属する業界企業によって決まるのはガチだなと感じた。

結論

転職してよかったーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!


追記

諸々反応ありがとう

名ばかり管理職通報先が違うのでは?

会社提案したのは私が人事部所属だったので、「人事としてこの会社制度は変えないとあかんな?」…といった業務上の理由制度改訂提案をしていた感じです。

転職した今、仲の良い後輩・同期達には転職支援する形でサポートしてるので、残された他の人たちの事は正直知ったこっちゃなく、通報とかは考えておりません。

転職時の年収交渉について

これはネタバレなんですが弊社の経験採用では前職の収入考慮していなくて、

学歴とか経験年数とかの諸々を入力すると既定のルールに基づき年収がいくつか設定される仕組みになってるんだよね。その中で職場側の期待度によって選択するみたいな感じ。

なので俺が凄いとかエージェントが敏腕とかでなく、本当に自分場合は運が良かっただけ。あとはいくつか言及されているように、(名ばかり)管理職経験者という実態がうまく働いたのはあると思う。

氷河期の同期達

あの時皆どんよりしてたよね…

ただ、大学の同期で転職したメンツと話すと、だいたいみんな「転職新卒就活より遥かに楽」って口をそろえて言うんだよね。

100社受けて1社内定あるかないかみたいな極限状態では絶っ対ないので、転職するかしないかは別としても片手間で転職エージェントと話してみたり、転職サイト覗いてみるのはいいんじゃないかな。

これまで新卒一括採用しかしていなかった大手企業経験採用爆増してるので、自分経験と当てはまる求人さえあれば当時ではESすら通らなかった企業が割と気軽に面接してくれると思う。

>長い

ごめん!!!!!!!!!!!!!!!

2023-04-26

anond:20230426172050

元増田の言い方は、ただ単に、

 ①有給休暇を年に5日取得させるのは会社義務

 ②有給休暇を年に5日取得するのは従業員義務

この違いを言ってるんじゃないの?


でも厚労省が言ってるのは、最低限度の5日間を取得してない人には、

会社で日を指定して取得させろみたいに書かれてる。


以下、厚労省リーフレット

時季指定義務ポイント

対象者は、年次有給休暇10日以上付与される労働者管理監督者を含む)に限ります労働者ごとに、年次有給休暇付与した日(基準日)から1年以内に5日について、使用 者が取得時季指定して与える必要があります年次有給休暇を5日以上取得済みの労働者に対しては、使用者による時季指定不要です。

https://www.mhlw.go.jp/content/000350327.pdf

2023-01-19

anond:20230119210523

労基上の「管理監督者」と管理職そもそも違うし絶対管理職課長以上というのも正しい定義ではない

場合によっては係長を含めることもあるけど、主任あんまりまれることは少ないかな。

2023-01-10

anond:20230110173450

下記のように書いてて明らかに理解していないのはキミやで

裁量労働にそんな協定適用されないよ

https://anond.hatelabo.jp/20230110171222#

 

  1. 管理職管理監督者では無い。通常は裁量労働
  2. 裁量労働36協定の締結が必要
  3. 管理監督者も深夜残業代の支払いは要る
  4. そもそも管理監督者適応基準は厳格かつ管理監督者役員非常勤顧問等とは違い労働時間管理はしなければならない

anond:20230110171925

一定部門等を統括する立場である

会社経営に関与している

労働時間仕事量を自身コントロール出来る

給与面で優遇されている

これを満たす人を管理監督者と呼ぶらしい

2022-11-19

anond:20221119144132

会社は私のことを「管理監督者」扱いしている。

そのような労働条件通知書も受け取っている。

もちろん、実際には法律で言うところのそれとは明らかに異なり、法的に管理監督者とは言えない状態だが、会社管理監督者扱いしている以上、私には休日や休憩時間概念基本的適用されていないし、先の有休の話にしても、どいつもこいつも私が有休であることを知りながら、1mmも悪びれることなく平気で連絡を入れてくる。

これも法的観点からすれば応じる義務はないのだが、実態として後で「なぜ連絡したのに出なかったか」と一方的に私だけが悪者にされて終わることは火を見るより明らか。

会社義務として有休取得5日に自主的積極的に協力するためにわざわざ有休申請する(させられている)のに、一方的かつ全面的に私が悪者にされ、休暇は確実に台無しにされている上に、「管理監督者であるがゆえに労働時間が増えて時給換算で給料がふえるわけでもない、しかし残日数はしっかり減る。

どう転んでも自分にはデメリットになりこそすれ、メリットになることは絶対にない。

管理監督者」が有給休暇を取る意味ってあるのか

権利として認められているから、行使すればある意味一方的休みを取れるとはいえ実質的にはその立場上、有給休暇中に何らかの業務上の問い合わせや指示があり得、有給休暇台無しにされた上に残日数は確実に減る…と一見デメリットしかない。

2022-09-05

管理職はサブスク社畜じゃねえぞ

管理監督者ほど権利給料もない

こりゃ出世したくなくなる若者が増えるはずだ、逆のロールモデルが多いもん

2022-07-24

anond:20220724110556

店長になった瞬間、時間外手当は1円もつかなくなり(適切かどうかは別として、「管理監督者」扱いされるから)、固定の店長手当と役務手当だけになる。

休日で出勤はなくても、上席者や部下から容赦なく連絡が入る。

特に今はコロナ対応で何か発生すると、もう休み休みでなくなる。

適切かどうかは別として、「管理監督者」扱いだから、「休日に関する法規適用しない」と解釈した結果だ。

もちろん責任権限特に責任だけは不釣り合いに大きくなる。

時間制限にはたらかせるぞって言ってるようなもんだ。

そりゃあ誰もやりたがらないのは必然だよ。

2022-03-28

係長管理職っていうのなんか違和感ある

残業がつかなくてこそ管理職と言うイメージ

管理監督者管理職というのはわかってるので突っ込まないで

2022-01-09

anond:20220109215432

裁判したら勝てるよ

タイムカード等の記録があれば2年分は支払ってもらえる

ちなみに労基上は「管理監督者」な

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 6/10

case4. D乃さん 

これまでの3つの例に比べて短めにしている。政治的話題になるからだ。代わりに、閑話休題補完的な内容に文章を割いている。

政治というのは厄介なもので、敵と味方を二分する性質を持っている。はてな民ならお分かりだろう。ちょっと前だと、弱者男性存在について大いに語り合っていたはずだ。本日2021/12/20)時点だと、オタクコンテンツ表現規制だとか、M1に出ていた芸人が人の見た目を馬鹿にするネタを~みたいな話題で盛り上がっているようだ。

から私が話すケースが好きな人はすごく好きだし、嫌いな人はすごく嫌いだろう。よって、短くまとめたい。

D乃さんは、労働組合で活発に動いているタイプ職員だった。もうすぐ定年で、K市に合併される前の海沿いの市町村採用された。人権運動同和教育に意欲的で、労働組合行事や集まりには必ず顔を出していたらしい。

さて、そんな彼女がある年、泊まりがけの研修に行くことになった。公民館で講座をしたり、まちづくり活動会合でコーディネーターをする人を養成するための、文部科学省主催し、都道府県運営を行うタイプ研修だった。

2日目に事件は起きた。D乃さんが県の職員と大喧嘩になったのだ。原因は、そう……『日本国旗』だった。国立研修施設だったので、毎朝誰かがラジオ体操の時に国旗をスルスルと掲揚するのだが、それに選ばれた彼女国旗の掲揚を拒んだ。

県の話によると、「太平洋戦争引き起こし部落問題を長年放置してきた人権侵害の象徴である日本政府、その国旗なんか掲げたくない」とのことだった。大騒ぎになったので、県内他市町の職員らにも知られることとなった。後日、県から正式クレームの内容が書かれた文書が届くことになる。大恥をかかされたK市の幹部は、D乃さんに対して停職以上の厳しい処分を与えるべきという結論を下した。

さて、私は、「この類の人と面談する意味はないな」と思っていた。まさにそのとおりになった。

指導面談の場では、D乃さんは「私は悪くない」をオウムのように繰り返すばかりで、「これ以上続けるなら組合に訴え出て解決する」という。この年齢の人にありがちだが、思想的にガチガチに固まっていて、新しい価値観を受け入れることができない。

結論からいうと、D乃さんには一番軽い処分を下した。文書戒告。わかる人にはわかるだろうが、文書戒告処分ではない。昔の人が考えた言葉マジックであり、実質的にはただの注意だ。

この処分の一つ目の用い方は、とある職員個人やそのチームがきっちり真面目に仕事をこなしたけれども、それでも大きな失敗をしてしまい、責任所在を示さねばならなくなった時だ。

二つ目は、この文書戒告を受けても、さらに悪行を積み重ねる救いのない者についてだ。この場合処分内容がどんどん次のステージに上がっていく。やがては退職勧奨へと至り、それでも改善が見込まれなければ問題のある職員から不要である職員へとカテゴリが変化する。かくして、そういった人間専用の部署ポジションに異動することになる。

______________________________

(以下、脇道)

上の『二つ目』について、不要職員判断された者について、①②③により一般的な例をひとつずつ示す。

男性場合は、事務から現業職種を替えたうえで、公園観光施設、し尿処理場や〇〇センターなどの施設管理特に肉体労働)の部署に送る。其処では、K市きってのサイコパス管理監督者を務めており、厳しいノルマが課される。かくして彼らは、精神的にも肉体的にも追い込まれていく。仕事をロクにしないサボりタイプ職員に多い配置パターンだ。

女性場合は、上下水道局のような男性が多い部署、それも自分以外すべて男性部署に異動させる。そこでは、水道メーターの検針管理上下水道用品の棚卸し、料金滞納者への督促や集金回りといった業務担当する。そのうちストレス過多になり、職場に来ることができなくなって辞めていくパターンが多い。私がこの類の人事案件担当することはなかったが、後輩へのいじめハラスメントだとか、勤務中に大声で他人罵倒するなどを繰り返した者に多いようである

③男女問わず、その職員が家庭の役割を担っている(介護家事や親の自営業など)場合、自宅から通勤が難しい(片道2時間近くなど)僻地に異動あるいは出向させる。毎日定時に退庁できるが、だんだん僻地職場が嫌になり、数年以内には「異動させてほしい」と上司や人事に訴え出ることが多い。だが、人事課内部では、「更生が認められない限りは定年まで〇〇支所。決して再任用を受け入れないこと」などと引き継がれているため、希望が適う可能性はゼロだ。組織にとって終生不要だと判断たから、そういう処遇を与えている。

この3例すべてにおいて、当人が苦境から解き放たれる可能性は少ない。「改善された」と人事課に認められない限りは、ずっとそのままだ。個人的な感覚だと、こうした処遇を与えられた人間の約3割が自ら退職を選び、残りの5割はゾンビのような人間的活力に乏しい人間になる。

最後の2割は、苦境の中で自らと向き合い、努力の結果として更生を果たし、十分な実績を挙げることで――晴れて一般部署に戻ることができている。

いま述べた行為残酷だと思われたなら、想像してみるといい。仕事をせずにのんべんだらりとしている地方公務員に、あなたの財布からお金を渡している場面だ。あなたが払った住民税所得税の一部が彼ら彼女らの給料になるのだ。

残念ながら、「私は最低限の仕事すらしたくない。首を切られることはないし、それが一番いい」などと心の内で考えている職員は多い。私の感覚だと、最低でも1割はそんなことを思って職場に来ている。

公務員チート若者言葉でズルくて強いという意味)と言われる由縁である。若手・中堅社会人向けのメディアnoteなど。後はビジネス誌ネット記事)を見ていると、『どうすれば成長できるのか』『圧倒的な価値創造するために』『自己研鑽がなぜ大事か』といった記事が踊る中、公務員はそんなことを考えなくても経済社会を生きていける。

仕事好きな人はとにかく働いているし、ほどほどにやりたい人は合格最低点より少し上の品質仕事を切り上げる。家庭や個人事情で働くことができない人間はそれに対応した長期休暇を取るし、そもそも働きたくない人間はこれ見よがしに無能アピールを行い、割り振られる仕事を減らそうとする。

上のどんな働き方を選んでも、犯罪などをしでかさない限りは首を切られることはない。まさに自由な働き方だ。給料は50代までは右肩上がりだし、有給休暇電話一本ですぐに取れるし、年金制度は手厚いし、希望すればほぼ全員再雇用される。

(脇道ここまで)

______________________________

話を戻そう。私は経験上わかっている。D乃さんの年齢の職員が更生することがないのを。

定年も近かった。たとえ免職処分にできたところで市にとってのメリットは薄いし、このことを根に持った彼女退職後にK市に嫌がらせをする可能性もある。

よって、D乃さんには普通に定年退職してもらった方がいいと考え、K市の幹部(繰り返すが、私の役職部長級だが実質的権限はない。プロパー課長にも劣っている)に対して以下の提案をした。

「D乃さんの場合組合内での役職立場を考えると、厳しい処分をした後の余波が重いものと考えられます。よって、今回は文書戒告とすべきです。ご希望に沿えず申し訳ありません。その代わり、もし彼女が定年後の再任用を希望した場合、私が責任もって拒否します」

※最終的には再任用ではなく、公民館職員になった。こっちの方がまずい気もするが……。

渋々の承認をもらった私は、「地方公務員って意外とヤバいな(※当時の日記そのまま)」と感じつつ、3階の窓から、人もまばらな夕方駐車場を見下ろしていた。終業のチャイムが鳴ったばかりであり、何人かが駐車場をポツポツと歩いて自家用車に向かっている。

視線を移すと、市街地住宅商業ビルに混ざって、田んぼや畑や空き地が点々とあった。やがて、K市の役場のすぐ前にある雑木林視線を移すと、遠くの方から、ぱたぱたと翼を羽ばたかせてメバルが飛んできた。

メバルは、たぶん小さい声でピピピ、と鳴いたのかもしれない――雑木林クヌギコナラの枝に止まった。周りをササッと見渡すと、ちょんちょんと枝の上を移動していく。春になると、桜の木の枝にも止まるのだが、これがまた絵になる。

カメラを持っていればよかったなぁ」と思いながら、私はそいつをずっと見ていた。昔、実家にある柿の木の枝にトリモチを付けて、メバルを何匹も捕えたのを思い出した。適当に作ったトリモチでも、これがまたよくひっつくのだ。最大で7羽もひっついていた。やり方は祖父に教わったんだっけ。

夕焼け雲に視線を移すと、数年間に、祖父から「ひ孫の顔が見たい」と言われたのを思い出した。見せてやれなかったのは残念だったが、もうこの年で子どもは難しいだろう。精子劣化している。なにより元気がない。風俗店を利用するのも年に数回あるかないかだ

2022/1/1 追記 メバルメジロの誤りです。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220520

問題職員の正しい辞めさせ方 2/10

A夫さんとの面談の日はすぐやってきた。先日と同じ面談室だった。

こちらは予定どおりの布陣で、A夫さん側は2人。今回は上司と一緒だった。「一緒に来てほしい」と上司に頼んだという。

あの時と同じく、だらしない恰好だったが、上司指導によるものか、前回よりは綺麗だった。ネクタイはまっすぐで、謎のシミもない。

「A夫さんですね。今年から人事~~として採用されました××と申します。前回、あの端にあるソファに座っていた者です……いきなりで申し訳ありません。A夫さん、今日はどうして呼ばれたかわかりますか?」

はい、なんとなく。処分のことだと思います

「そうです」

新聞自分のことを見ました。情けないです」

方言標準語に直したうえで、特定のおそれのある箇所を編集している。以下、職員の会話はすべて同じ処置を行う。

私のメモによると、こうしたやり取りが面談最初にあった。

会話のクッションを何度か挟んだ後、私はついに言った。

以下、主要なやり取りを抜粋する。

単刀直入ですが、A夫さんには退職の道を選んでいただきたいと考えています

「……ん?」

懲戒免職処分を下します」

「いや、いや、それできないでしょう!」

「市としての決定です」

労働組合は?」

組合関係ありません。組合に入っていようがいまいが、処分内容が変わることはありません。今回、あなた万引き窃盗という罪を犯しました。それだけでなく、過去社会人としてよろしくない行為、仲間から尊敬されえない行為を繰り返している。改善の見込みもない」

私は、A4用紙にプリントされた罪状を読み上げていった。その数は20件以上にもなる。

どうしてこんなものがあるかといえば、人事課のデータベースに、職員のさまざまな問題行為が毎年追加されているからだ。三十年以上前忌避行為であっても筒抜けというわけだ。

A夫さんは硬直していた。最初よりもはるかに緊張感に満ちている。睨むようにこちらを見つめながら、両手の指を組んでさするような手つきだった。

彼の上司は、何も言わずに片目でガラス卓の鏡面を見ていた。部下を庇う様子はない。

「なんとかなりませんか」

「なりません。しかし、総務部長とも話し合った結果、A夫さんが自ら退職願を出すのであれば、懲戒免職にはしません。通常どおりの退職となり、退職手当も満額出ます。これまで40年近くもK市のために働いてこられたんですから、この程度の寛大な措置(※諭旨免職)はあってしかるべきかと。そのうえ、今回は早期退職制度の利用を認めるので、割増退職もつます

組合相談します」

「わかりました。では、こちらがA夫さんが今回の処分に不服である場合の申し出のやり方を書いた資料になります。受け取ってください。それで、A夫さんがどうしても納得いかなければ」

「……はい

「K市は妥協しないので、後は裁判しかありません。判決でA夫さんの主張が認められた場合は、K市に残ることになりますが、今の部署は相応しくないと判断されるため、異動を覚悟してください。今のところは、〇〇課か〇〇センター(※一般的公務員にとって辛い労働をする部署不要判断した職員を、サイコパスと思しき管理監督者の元で働かせる。その管理監督者というのも、K市にとって不要人材判断されたため、同じく問題職員監視するポストに就いている。いわゆる蟲毒)を予定しています

組合にも相談しますし、嫁や子どもにも相談します」

「A夫さん。あなたは罪を犯しました。信用失墜行為です。全体の奉仕者としてふさわしくありません。繰り返しますが、本来処分懲戒免職です。しかし、法をそのまま適用すべきでない場面だとも判断されることから、これまでのA夫さんの功績を考慮して依願退職を認めるものです」

A夫さんは、不服申し立てに関する資料を受け取ると、そそくさと出て行った。彼の上司がその後に続く。

それからの1か月は、あっけないほど順調に進んだ。

まず、労働組合執行委員長書記長ほか数名が怒鳴り込んできた。彼らのスタンスはわかっている。怒鳴り声に2、3分も耐えていると、あちらも私達が本気であることがわかったのか、冷静になった。

組合としては、A夫さんは必要職員だというご認識ですか?」

組合員としてA夫は仲間だと思っている」

「知ってのとおり、A夫さんは信用失墜行為を犯しています。K市としては、彼のような職員はいりません。A夫さんが、自らの意思早期退職を選ぶのであれば問題ないですね」

当局がA夫を脅迫しているなら話は別である。もしそうなら、仲間として守らせてもらう」

「そうでないならいいんですね?」

当局は~」(以下略。何かあっても組合責任はないことの確認をしていた)

さて、労働組合本質政治運動にある。K市の組合もそうだった。加入者の毎月の給料から約3パーセント徴収し、その何割かを左派政党に納める。そして、プッシュした議員労働者寄りの政策を実現してもらうのだ。

職員労働組合――職員同士の互助会であり、組合員を不当な権力から守るという本来的な意味での組合活動は、それに比べると優先順位が低い。口には出さないが、彼らはそう思っている節がある。この事件の後で、団体交渉を何度も経験した私はそう直感した。

A夫さんは、別に組合にいてもいなくてもいい。組合費が入らなくなるのは惜しいが、当局(※労働組合経営者側をそう呼ぶ)に対して、「A夫さんをなんとかしてほしい」と交渉するまでの価値はない。とはいえ組合員のために戦った、働いたという実績はほしいので、こうして形だけの食い下がりを続け、ほどよいところで悔しそうに退散する。それが私が見た、一市町村労働組合の姿だ。

これ以降、私は計15人の問題職員退職勧告を行い、そのうち13人が実際に退職した(残り1人はK市を訴えた。もう1人は更生の余地が認められたので勧告撤回)のだが、労働組合最後まで食い下がって助けた職員の数はゼロだ。本気で当局私たち)を動かそうと行動に出た回数もゼロ。こうして辞めたうちの1人は、組合の元役職持ちだった。

彼らは、口酸っぱく、「当局当局!」と騒ぎ立てるだけだ。本気で争うつもりなどない。ただ組合員に、「当局は許しがたい行いをしている」と知らせるにすぎない。

交渉テーブルの上で、彼らはよく主張していた。「仲間をクビにするとはどういうことか」「同じ職員として恥ずかしいと思わないのか」「〇〇さんは十分市に貢献してきたはずである」と。しかし、同じ交渉最中に、「職員組合としては、免職処分の取り消しと引き換えに、このようなことできる~」などといったバーター提示や、「取り消さないなら現業ストライキを行うことを辞さないが~」(※公務員労働三権の一部しか認められないが、現業職員に限ってはもう少し広く(+団体交渉権と協約締結権)認められている。なお、現業職員であってもストライキは認められないが、一部の地方自治体では事実上のストが行われることがあるという)といった、交渉者としての態度が出てくることはなかった。

彼らは、組合利益が薄いと見るやいなや、交渉と見せかけた陳情だったり、見かけ倒しの規範論を繰り返すばかりだった。これは、まったく個人的感情になるが――それにしても気持ちの悪い連中だった。偽善と嘘ばかりを繰り返している。ああいう男らしくない連中には虫唾が走る



結局、A夫さんは、年度末での退職を選んだ。

何のことはない。あと数年で定年退職だったので、裁判で争うよりも、あと1年未満でいいので今の職場ゆっくりやりたいと考えたのだろう。正しい判断だと思う。

勝てるかどうかもわからない裁判を抱えて、勝ったとしても地獄のような部署で働くことになるよりは、早期退職を選んだ方が本人にとっていい。

今回の結果を受けて、副市長激怒した。私は電話副市長室に呼び出され、ほかの総務人事関係幹部職員と一緒に説教を受けた。

上述のとおり、市長から退職勧告を行うことについての了解は取っていた。以後、A夫さんが退職を決めた後で正式市長了解を取り、文書での稟議を回していた最中出来事だ。意思決定者の合意が先で、文書での伺いは最後民間企業でも一般的なやり方である

誤算の一つは、市長や他の幹部副市長に一声かけていなかったこと、もう一つは副市長同意しなかったことだ。主には、私がK市での仕事に慣れていなかったせいである。

・なぜ早まったことをしたのか?

市長相談したのになぜ私にしないのか

身分保障という慣行を破ってはならない。先人が決めて守ってきた大事ルールである

といった意見をぶつけられた。副市長とA夫さんが同じ年に入庁した同期という事情もあっただろう。ちなみに人事課長も同期だ。

ほかの幹部は、申し訳なさそうにしていた。私は堂々たる姿勢で、「K市にとって不要職員だと判断しました。罪を犯したのに反省の色もなく、最初面談ではヘラヘラと笑っていました……切るべきかと。市長もやってみろ、と言っていました」と答えた。

これらの台詞は、当時のメモを見返しながら書いている。そこまで間違ったものではないはずだ。私は確かに副市長に対して上記のような返答をしている。

こういう時に大事なのが『自信』だ。自らの想い、行動への信仰と言い換えてもいい――下の人間に好き放題やられた副市長からすると、自信なさげだと「悪意でやった」と思われかねない。越権行為であるからこそ、組織にとって正しいことをしたのだとアピールする必要があった。

目的はわからなくはない。理解はする。だが、こういったことをする場合は、私に事前協議するように。私を飛ばし市長のところに行くな。今後相談しなかった場合は、決裁の判を押すつもりはない」

それが副市長メッセージだった。その後、幾人もの問題職員諭旨免職によりK市を辞めることになった。副市長のところには事前協議に行ったが、判を押してくれたのは2人分だけ、A夫など比較にならないほどの悪に限って決裁の判を押してくれた。

『よくない人間を辞めさせることに利があるのはわかる。しかし、行政世界はそういうものではない。不合理に見えても、ここの大事ルールだ。みんなにダメだと思われている奴でも辞めさせるな。それが本当にダメな奴、組織にとっての癌だと、人間の目でいったいどうしてわかるというんだ?』

これは、私が要約した副市長の主張だ。

一応言っておくが、副市長の考えは正しい。ただ、私や市長の考えと合わなかっただけだ。公務員身分保障は、行政行為を円滑に回すための全世界共通ルールである。実際、公務員身分保障がなければ、社会制度をまともに維持できないことには私も同意する。

例えば、税務系部署にいる職員は、自らの裁量で税務情報システムログインし、市民課税情報を書き換えることができる。K市くらいの住民規模だと、上司もいちいち課税情報の変更をチェックできない。彼ら彼女らは、やろうと思えば不正ができる。

もし彼らの身分保障されていない(生活できないレベル給与水準簡単にクビを切られる環境権力者に脅迫されても守ってくれる存在がいない)場合、何が起こるのかを想像していただければ、副市長の言うことに理があり、私があくまで慣習への一挑戦者にすぎないことを理解いただけると思う。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220516

2021-12-13

anond:20211213011758

自動化AIに関してありがちな浅い誤解だなあ

自動化で先になくなるのは分析判断する管理監督者仕事の方

コンビニ店員が提供してるのは肉体というハードウェアから競合はロボットなの

でも日本語通じて段取替えが自由自在で1時間1,000円で借りられるロボットなんて人間しかいないし

人間ができない危険仕事でもないからむしろ最後まで残るのがコンビニ店員なの

2021-09-08

anond:20210908150500

管理職、厳密には管理監督者自由な勤怠が認められてるから別に出勤しなくてもおかしくはないよ

まあ、管理監督者管理職として残業代逃れしてる会社が多いだけなんだけど

2021-07-28

勘違いを禁じ得ない

労基法上の管理監督者は、休憩や休日規定適用しないと規定されているが、これは文字通り規定適用しないというだけで、適用してはいけないわけではないし、1秒たりとも休憩を取らせなくてよいとか、休憩や休日を阻害することを認めているわけではない。

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