はてなキーワード: 乙女ゲームとは
イベント遠征のために生まれて初めて一人で東京に行きました。おのぼりさんだからTwitterのフォロワーに案内してもらってイベント前日は東京観光する予定だった。腐女子だから池袋でも冷やかすか~~って気持ちでどんな観光場所があるの?とフォロワーに聞くと、池袋ならこういうところがあるらしいよと、とあるカフェを挙げられた。いわゆるコンセプト系の店。メイドカフェに始まりお化け屋敷風居酒屋など様々な種類がある事は知っていた。現にイベントのアフターで吸血鬼カフェってとこ行ってみない?って話も出ていたし、学校風居酒屋では入った瞬間先生に背の順に並ばされたこともある。ランドセルも背負った。
問題はその挙げられた池袋の某カフェ、BL、ボーイズラブをコンセプトにした店らしい。自分で言うのも変な話だけど私はどちらかといえば保守的な腐女子だった。バレるバレないは別として進んで自らが腐女子であると明かさない人間だったのに挙げられたのはBLカフェ。正直な話だけど「大丈夫????」とものすごく心配になった。ここ2年乙女ゲームのキャラのドリ豚と腐女子を両立してきた喪女の腐女子が3次元のBLカフェで楽しめるのか?と心配になった。腐女子が店員に腐女子であることをおちょくられてなんか気持ちばかりのBLっぽい〜wされて終わったらどうしようとすごく心配だった。店の名前で検索してホームページを探す。メニューを見る。ポッキー980円。店員たちがポッキーゲームをしてくれるらしい。炭酸水の名前がホモホモ水。ヤバい臭いがする。大丈夫?
ホームページを読んでると不安になってしまい結局大した前情報も得ないままで東京に行く日を迎えてしまった。おのぼりさんだから行きの新幹線で駅弁とチューハイをあけた。もうどうにでもなれ状態でヤケクソである。池袋でキャリーケースを入れられるコインロッカーが見つからなかったり東口が見つからなかったりでウロウロしながらもなんとかフォロワーと合流した。今の私にはアルコールもある、フォロワーもいる、無理そうならそそくさと帰れば良い……覚悟を決めてBLカフェへ向かった。
外観はまあ普通のよくあるコンセプト系カフェというかまあビルの中だからね。看板はまあしっかりでてたけど気にならないぐらい。肝心なのは店の中身と店員だもん…と思いながらドアを何故かノックして開ける。
ものすごいイケメンが出てきた。マジで顔が綺麗、え?かっこいい。想像してたBLカフェの店員(イマジナリー腐女子を内心バカにしてるんじゃないかとかすごく心配だった)の83276万倍ぐらいかっこいい。あまりに綺麗すぎて直視できない。かっこいい。
私たちクソ腐女子はこのイケメンから店のシステムを教えてもらう。このイケメンはここの先生(学園系BLカフェだった)らしい。色々説明も聞いたけど顔が綺麗すぎて覚えていない。何より目をまっすぐ見て話してくれる、でも綺麗すぎてこっちがまともに目を見れない、あ〜〜〜!?かっこいい…………
その日出勤してた店員は先生含めて4人で、生徒の方はネクタイの色で学年が決まっているらしい。私たち腐女子は初めて来たので1年生として扱われるらしい。周りを見ると私たちの他にも恐らく腐女子がまあまあいる。3組ぐらいはいたと思うけどそれぞれ思いのままにオタクトークに花を咲かせたりイケメン達と話したりイケメン達のポッキーゲームを眺めたりしてる。多分常連さん(長く通うと客も進級していく)もいるんだろう。お客さんが入ってきたと思いきや、元からいるお客さんのところに「○○さん〜〜〜!!!!久しぶり〜〜〜!!!!」ときゃっきゃしてる光景も2回ぐらい見たから常連さん同士の仲も良いのだろう。
私たちは1年生だと言われた直後に先生にいくつ?と聞かれ、馬鹿正直に「ハタチです!!」と答えて「16歳でしょ!」と怒られた。かっこいい
朝からアルコール摂取したくせにカマトトぶって季節のジュース(ミックスジュース)を注文。ドリンク作ってるとこ見る感じもしかしてイケメンがジュースをほんとにミックスしてくれてる!?!?(よく見えなかった) コーラを頼んだフォロワーには炭酸抜く?とイケメンジョーク炸裂、もうこの辺で先生にうちらはメロメロだったしかっこいいのにこっちの話をニコニコ聞いてくれるしノリが良いし健全なホストクラブにいる気分だ………… どうせだし何か食べようと、フォロワーはランチメニュー、私はパンナコッタを選ぶ。メニューのパンナコッタ見ようとしたら「総受け男子のパンナコッタ」(みたいな名前だったとおもう)………これクソ注文しにくいやつじゃん!!?って思いながらごにょごにょ…総受け男子の……パンナコッタ………って注文したら流石ドSとホームページに書いてた先生、「え?なんて?聞こえない」
なんか何もかも勝てない………かっこいい…………って思っちゃったしイケメンジョーク炸裂だし夢のような空間だったし、料理もめっちゃくちゃ美味しかった。このランチもあのイケメン達が作ってるんだ……って思ったらすごい緊張しちゃったしすごい良い匂い。しかも料理待ちで持て余してたらイケメンが代わる代わる自己紹介と一緒に話しかけに来てくれる。Hくんが目を見つめてくれるからドキドキしながらほんわか空気にあてられてたらパンナコッタのアイスが知らない間に溶けてるレベルに時間を忘れさせられる。私が遠征してきたと知り池袋のオススメスポットを色々教えてもらったりものすごく楽しい時間を過ごしていた。
イケメンの代わる代わる来るイケメン回転寿司の合間に、すごーい!プロだ〜ヤバーい!ってコソコソ頭の悪い会話しながら私たちはポッキー980円を見つめていた。
どうせ東京に遠征してきたんだしみんなカッコいいし、石油王にでもならない限りイケメン同士セックスさせる事とか出来ないんだから980円でポッキーゲームしてもらうなら安くない?安いよね……という内容に飛躍してた。ソシャゲをする腐女子なので10連ガチャ1回でイケメンが3回ポッキーゲームするという言葉で我にかえり、ポッキー注文。
「じゃあ誰と誰にするか、どっちが受けか攻めか決めてね〜!」
想定外。
誰と誰がポッキーゲームするか決めるのは分かるにしても、どっちを受けか攻めか決めるのは全くの想定外だった。先生に聞いたところ、ポッキーを注文すると、
・誰と誰を指名するか
・どっちが攻めでどっちが受けか
・場所はどこか
・シチュエーションはどうか
など事細かに決めれるらしい。どうせ煩悩いっぱいだろうし己の欲望全部ぶちまけな!!って言われた。おっしゃる通りすぎる。
とても迷いながら先生と、短髪系爽やかチャライケメンのKくんを指名。どっちを受けにするかなど腐女子と念密な打ち合わせをする。多分これは受け攻めの解釈合ったり好きなBLのシチュエーションが一緒だったり、とりあえず気があう腐女子と行ったほうが良いと思う。そんな決めるとこで戦争起こしたらイケメン達が困っちゃう。
迷いながらスマホにシチュエーションを練ったのを打ち込んでたらおそ松さんの絵を描くのが上手いSくんがテーブルの中から「これ参考にしてね」って純情ロマンチカを出してくれた。用意周到すぎる。
結局なんとかシチュエーションを決めた。「Kくんと先生は付き合って1年経ってるのに先生は生徒だからってKくんに手を出さない。ある日先生の家に遊びに行った時に先生がそれでも手を出してくれなくてKくんがやきもきして逆にポッキーゲームを仕掛ける(これなに?)」というクソ欲望の詰まったKくん×先生のリバ?設定を二人に見せた。先生は基本攻めが多いらしくて俺が受け!?ってビックリしてた。かわいい。Kくんも俺が先生攻めるの!?ってビックリしてた、次に機会があればKくんを受けにしたい。
私たちのシチュエーションにちょっと悩んだのちに先生がKくんにいいこと思いついたのか耳打ち、可愛い。この辺から私たちはメスだけど概念上はモブになってた。よーいスタート!って私が言わせてもらって寸劇ポッキーゲームが始まった………んだけどほんっっとにすごかった。こんな文章じゃ表現しきれない。私たちに与えた純情ロマンチカを小道具として使いこなしてるし、先生が小悪魔……手を出さないくせに煽る高度な技術、気持ちの高ぶるKくんが先生を押し倒して先生が焦ってバタバタ、Kくんがポッキーゲームを仕掛ける(ほんとにこれなに?) 私たちの位置からキスしてるように見える絶妙な角度でフィニッシュ……ほんっっとにすごかった。想像の82173万倍ぐらいすごいものを見せられたし、私たちの与えたシチュエーションをアドリブでアレンジしてすごいことになってた。なんかKくんが先生を押し倒したあたりで私たち腐女子は動揺しながら手を握りあうしかなかったしほんとうにキャーのAAの状態だった………
(キャーのAA)
(´・ω・`)・ω・`) キャー
/ つ⊂ \
寸劇見てる時の私たちは心が童貞のモブ女だったからこんなの間近で見たらヤバイし見れない!でも見ないともったいない、どうしよう、やばいキスしちゃう!!!!とパニックだった。もうプロだ〜すごーい!とか、脳みそ空っぽなことも言えずに拍手してた。脳みそがついていけなくて30分延長を、お願いした。賢者モードみたいにすごかったね…ほんとにすごかった…って馬鹿の一つ覚えみたいに感動したり、さっきまでイケメンがポッキーゲームしてたソファーをご利益ご利益……って撫で回してたらもう2時間の滞在時間とかあっという間だった。イケメンがメガネかけて真面目系じゃない?wって話しかけてきてくれたりぬいぐるみで遊んでる姿を眺めたり、先生がメジャーで生徒の乳首をつついてる姿を生で見るのほんとに最高だったし、これで4000円。安くない?安いよ。ドンペリとかお高めのお酒も置いてたけど多分これ普通に気が付いたら注文してるやつだ……と思いました。店を出る時もイケメン達が玄関?までお見送りしてくれて手も振ってくれて「薄い本頑張って探せよ!」とアフターケアもバッチリでほんとうにありがとうございましたって感じ。
その夜私はあまりの興奮に眠れなくなりホテルで缶ビールをあけて、次の日イベントに寝坊した(終)
メイド喫茶通いの友達が推しメイド卒業でボロ泣きしたって話を聞いてもふーーーんって感じだったけどほんとうに泣いてしまうだろうな…って気持ちが良く分かった。誘われた時は「まあこういう人生経験もありっしょw」という冷やかし気分だったけど本当にこういう経験ができて誘ってくれたフォロワーに感謝してる。ありがとう池袋、ありがとうBLカフェ。ありがとうKくんと先生。地元戻って店名で検索したらたくさんのそのカフェで働いてるイケメンのTwitterアカウントを発見して私は非公開リストを作りあげられる写真を鍵垢からふぁぼる日々を過ごしてる。イケメン達にオリジナルカクテルを作ってもらえたり、オムライスにケチャップで絵を描いてもらえたり、毎月開催されるイベントではイケメン達がコスプレしたりスーツを着たりまだまだここに書ききれないぐらい楽しそうなことがいっぱいあるBLカフェ。そりゃ常連同士も仲良くなるわ。ちなみにイケメン達は撮影禁止(料理の撮影はOK)、お触り禁止で健全!!
今度大阪にも出来るらしいのでできたらまた友達連れて遊びに行きたいです。
地元に戻ってきてから腐女子とまだワンマンで話す機会がなく、仕方なく脚色?というかかなり話を削って「池袋でイケメンカフェ?的なとこ行っちゃったw」とオタクじゃない友達に話したら店の名前を聞かれ焦った腐女子、2時間で私たちは4000円使ったと言ったら割とドン引かれて悲しい。早く現実の腐女子にこんな分かりにくい文章じゃなくて気持ち悪いテンションで布教したいです。おわり
どうでも良い追記
2時間で4000円と言ったけど、BLカフェがどんなものかわからなかった為に一応予約して行った分(予約代300円)と初めての人には会員証が発行される(初登校料300円)ので実質10連ガチャ1回とちょっとで2時間BLカフェでエンジョイできるぞと思います。ポッキーも980円を二人で割り勘だったので、節度を守ってある程度の人数で行けばもっとお得に楽しめます。その分シチュエーション決めるのも難航しそうだけど……
市場は小さいけど乙女ゲームの18禁もあります!好みはAVでいう男性向けかweb広告によく出てくる女性向けが好きかに近いのかな
掲示板に女がやってて引くって声もあるね…ごめんね
まずやるのはシナリオがちゃんとしてる奴、いわゆる燃えゲー泣きゲーが好きなんだけどこれにエロは求めてないからコンシューマーを買うこともある
そしてエロ求めるなら抜きゲー(女が使っていいのかわからないけど)で実際抜くし
傍観者タイプでなく割と登場人物に自分を置き換える派だから楽しい
女エロゲーマーはダップンダが好きとよく聞くけどそうだと思う、うんこゲー大好きな人多いよ
私は無理だけどシナリオが薄っぺらなただの萌えゲーが好きな人もいるのかもしれない
はぁ?
推しがカノバレをした。
私は若手俳優オタクをしている。大好きだった漫画の2.5次元舞台をやるという話を聞いて、最初は全然興味がなかったのだが私の推しキャラのビジュアルが公開されてからというもの、私は見事にその俳優に堕ち、その人のことを考えない日がなくなった。それほど私の推しキャラが実体として表現されていることに感動したのだ。
私は必死にチケットをとり、一公演だけ観劇した。サイドシートだったけれどすごく満足した。ライブビューイングも行こうかと思うほど魅力的な1日だった。もともとバンドの追っかけをやっていた私には舞台という形がすごく不思議で特別なものだった。バンドのライブは基本的にみんなそのバンドの音楽を聴きに行く。色んな思いを持ってライブに行くと思うが結局は音楽に帰着する人が多数だろう。舞台というものはまたライブとは違った何かがあった。生のエネルギーとか、1人のほんの少しの動きで観客の受け取り方が変わる。とても面白いと思った。
それから自分の推しが出ているDVDや雑誌を買い漁った。私は収集癖があって、特にインタビューを集めてしまう。家にはすでに好きなバンドの出ていた雑誌の山や、好きなスポーツ選手のインタビューが出ていた雑誌の山があったが、そこに山が1つ増えた。
それが3ヶ月前くらいのこと。この3ヶ月で知らないうちにお金をたくさん使っていた。お金はどんどんなくなっていったけれど心はとても満たされていたので特に後悔はしなかった。これから推しのために必死に働けるならそれでいいと思った。
舞台を見に行ったとき、プレゼントとファンレターを渡した。当時舞台のことがあまり分かっておらず、ツイッターでプレゼントや手紙の受け取り口があることをフォロワーさんに教えてもらった。その時、自分は気持ち悪いオタクだなあとは思ったけど、やっぱり幸せだった。存在している生の人を応援するのはこんなにも幸せな事なのか、と思った。
私の推しは2.5次元界では最近とても売れてきて、今はきっと5つくらい舞台を控えている。そのうちの二つは座長だ。まだ20代だがこれまでに4つ座長を務めた舞台があった。割と若手のホープだと思う。私の推しはブログやインタビューを読むかぎり、とても仕事に対して誠実な人だった。少し前まで大学生で大学の勉強と仕事を両立してまで頑張っていた。そして頭がよかった。大学はかなり名の知れた大学に通っていて、しかも中学高校はそこの大学の附属だった。偏差値を調べてみたら中学が68。恐ろしいと思った。偏差値62の高校でどんどん落ちぶれていった私には、想像できない世界だった。
だから正直言って油断していた。
私の推しは演技力もあって仕事に対する姿勢もすごく真剣で、私が行った舞台のレポを読み漁ったけれど推しを批判するものは一つもなかった。それだけ評判もよかった人だった。
私は暇さえあれば、検索欄に推しの名前を入れ、ツイッターで検索をかけて見ていた。色んな舞台のレポで自分の推しが褒められているのをみて嬉しくなる、という行為を繰り返していた。気持ち悪いオタクだ。ただそれがひたすら楽しく、自分の生きる糧になっていた。
今年の春は忙しく、地方住みの私は推しの出る舞台に行けなかった。どうしても諦めきれずに申し込んだ、私の見に行った舞台の再演のチケットが、なんと1枚だけ当たり、泣く泣くチケットを探していた友人に譲り、推しがでる色んな舞台の物販の代行を頼んだ。そんな矢先の事だった。
いつものように推しの名前を入れてツイッターで検索をかける。すると「カノバレとかクソだ」という文字が目に入ってきた。
彼女だと思われる女性は前に私の推しが座長を務めた乙女ゲームが原作の舞台のヒロイン役で、推しの演じるキャラのルートだと2人は結ばれ、もう一つのルートだと、その2人の仲は引き裂かれ、推しの演じるキャラは狂ってしまうというものだった。その舞台ではキスシーンのようなものもあった。その子はすごくかわいかったのでお似合いだと思い私はちょっとほっこりした。
それから色々調べて、2ちゃんを覗いたり、彼女だと思われる子のブログを読み漁り、ツーショットや推しのことについて書かれた記事を見つける度にスクショした。そんなことをしていると、すぐにカノバレのソースだと言われた画像にたどり着いた。推しが付けていたものと同じヘアバンド。これだけじゃ分からないでしょ、と思いブログを読み進めていたが、ある一つの記事を読んだ後、私は確信した。この2人は付き合っている。その記事は私の推しが出た舞台を観劇したという内容だった。推しは主演ではなく、ぎりぎりメインキャスト…?と言ったところだった。がいつもの推しやいつも演じている役とは全然違うタイプの役を演じた。それに感動した、という内容の記事だった。当然ツーショットも一緒に上げられていた。私は分かってしまった。その文章をみて、推しにリア恋している私たちオタクそのものだと思った。そうだよね、かっこよかったもん。私もその舞台のDVDを観たから分かる。いつもの推しとは違う表情、鋭い目線。かっこよかった。
その記事を読んだら何故か心にぽっかり穴が空いてしまったようになった。
もともと私は推しをかっこいいという目線であまり見たことがなかった。ずっとかわいいという目線で見ていた。だいたいの人はかっこいいと言って見ていたけれど、私はかわいいとしか思ったことがなかった。
しかも友達とことあるごとに、推しには結婚して欲しい、支えてくれる彼女がいてほしい、幸せになって欲しいと言っていたし、推しが左手の薬指に指輪を付けた写真を見る度に、彼女と幸せになってくれ、と祈っていた。
前の舞台(その彼女と共演した)舞台で、推しはとても悩んで、稽古場で泣きまくり気づくと何処か1点を見つめて考え事をしていて(他のキャスト談)家に帰ってきてからもひたすら泣き、悩みすぎて眠れずに夢遊病のようになったことがあったと自身のブログで言っていた。そんな時も彼女がいたらいいのに、辛い時に支えてくれる存在がいればいいのに、私はと言っていた。(その時は共演していた親友に助けられたと言っていた)
そんな思いで見ていたのにカノバレしたのにかなりショックを受けた。
彼女はいて欲しいと思っていたのになぜだかショックだった。リア恋なわけでもなかった。ただかわいい推しを見ていられればいいと思っていたのにショックだった。
やらなきゃいけない事がたくさんあったのに、それに手がつかないくらいに混乱した。
ずっと考えてみて、ショックだった理由はきっと、推しを信用していたからだとわかった。推しは前にも書いた通り、頭もよかったし仕事に対して真剣で、プロ意識もきちんとあったし、演技力もあった。私は推しを信じすぎていたのだ。その舞台の再演も、推しより他のキャストの意識が低くとても心配していたところだった。こんなタイミングでカノバレなんてすごくショックだった。今たくさん舞台を控えている。座長の舞台もたくさんある。今が売り出し時と言わんばかりにいくつも舞台を抱えている今、カノバレするなんて。これで推すことをやめようなんては思っていない。変わらず私は推し続けていくし、グッズを集めるしたくさん舞台にも通うし、手紙やプレゼントもたくさん送るのだろう。ただ、心にぽっかり穴があいたようだ。推しが好きな気持ちは変わらないけど何故か苦しい。
そりゃ、頭もよくて真面目でいい人ですごくかっこよくて、こんな人に彼女がいない方がおかしいと思う。でも「彼女がいること」と「カノバレすること」は違う。みんな信じていただけあって、私の周りのオタクの反応は大きかった。でも、炎上したわけではなくてこじんまりとカノバレしただけだったので、それを知らずに推しを追っかけている人もいる。私の知っている中でカノバレを知っているのは3人くらいだろうか。ただ私たちは同じようにショックを受けた。
特にこっちのことをよく知らない男。
「ねえねえ、おそ松さんってすっごくはやってるんでしょ? 誰が好きなの?」みたいに言ってくるのやめてくれませんか。
そりゃオタクですけど、自分は男ばかりの萌えアニメにはハマらないタイプ。
Freeも見ないし、うたプリも見ないし、乙女ゲームもやらない。
女オタだからってみんなテレビでやってるアニメにハマるわけじゃないんですよ。
おそ松さんはギャグアニメとして見てるけど、正直誰が誰だか区別がつかない。
それをさも好きなんでしょ?腐女子だもんね?みたいに扱うのやめてくれませんか
推し松とかいないんですよ。
アニメ見ててもそういう女オタもいるんです。
イケメンに「今日たまたま予定ないんだけどヒマ?」という50人くらいに送ってそうなLINEをもらったが、残念ながら予定のない女だったので調子に乗ってひょこひょこついていったら、帰りに財布をなくした。
エスニックを堪能しながら、ダメ男を見抜いていく乙女ゲーム「ダウト」おもしろいですよとすすめ、元カノの人数を聞き、イケメンってやっぱりモテるんだな、でもモテても「やっぱ男は金ですよ愛は金で買えます」とか言うんだなこじらせてるんだな……と痛感し、健全にトークを楽しんで0時を回ったころに店を出て、最寄駅でタクシーに乗ろうとしたらすでになかった。
店を出る手前に財布をリュックから出したのは覚えている。私がイケメンに提供できる娯楽は別にないしイケメンはお金にはストイックな人なのでもちろんきっちり割り勘すべきだろうと思い、財布を取り出し「おいくらですか?」と言ったのだ。しかし、その日のイケメンは「いくらかな~」と言いながら勘定を見せずに全部払ってくれてしまった。イケメンだった。
私は一応あとから払うタイミングをうかがうため、財布を手持ちの紙袋に入れた。たぶんこれがいけなかった。
牛込柳町駅までとことこと歩き、都営大江戸線に乗り、上野御徒町駅で乗り換えて遅延してやや混み合っている山手線にぼんやり乗った。スマホの電源が切れてたのでリュックに入れていた新書を取り出して読み、最寄駅に着いたときには、時すでにおそし。財布入ってないよ紙袋に!!!
タクシーの運転手さんには事情を説明して、待ってもらい、母から千円借りて支払いをした。こういうことがあるから実家を出られない……。深夜1時に起こされて母は激怒していた。こういうことがあると実家追い出されそう。
実は過去にも一度埼京線で財布をすられ、現金以外が新宿の男子トイレで見つかった、ということがあったので、この時点で現金は諦めている。無我の境地。そして、財布を紛失したときの手順も心得ている。同じことを絶対にするまいと注意していたけどな……。
ということで今後同じようなことが起こらないように、あえて今回の手続きを書いておく。
1.財布に入っていたものを思い出す
そんなことしなくても、みなさん把握していらっしゃるのかもしれませんが、とにかく財布に入っていたカードがなんだったか書き出す。
2.クレジットカードを止める
カードさえあれば悪用されてしまうクレジットカードが一番やばい。24時間対応のデスクにすかさず電話すればすぐ止めてくれる。再発行の手続きも可能。発行手数料はだいたい1000円程度。自分が最後に使った日などを伝えれば、不正な利用がないかも確認してくれる。しかし、再発行には7~10日かかる。死ぬ。
3.キャッシュカードを止める
キャッシュカードも止めておくにこしたことはない。生年月日を暗証番号とかにしてると完全に詰む(だから絶対にしちゃだめ)。こちらも24時間対応してくれるし、使用履歴も見てくれる。再発行については銀行によって異なる。基本窓口。私が持っていたのはUFJ、三井住友、ゆうちょだが、UFJは電話で再発行手続きが可能で助かった。ただ、三井住友は一部の支店で「即時再発行」というのをやってくれ、結局三井住友のカードが一番に手に入った。
金目のものの場合、すぐに出てくるか永遠に出てこないかの二択が多いが、希望を捨てずに電話。少し時間を置くと、車庫に入った電車から出てきたり、現金以外が清掃されたトイレから出てきたりすることも。私の場合、深夜を回っていたので遺失物センターの営業時間外で、朝になってから電話した。
5.交番に紛失届を出す
今回は4と前後したし、どちらでもいいと思うが、とにかくできるだけ早く交番に紛失届を出す。電車でものをなくした場合、見つかったらまず駅と鉄道会社で補完されるが三日後以降は警察に管理が移る。また、紛失届を出しておくと不正利用がされたときの抗弁にもなる。
交番も24時間対応してくれるし、パトロールにでていても、交番内の電話を使うと戻って来てもらえる。とくに身分証明書など不要。だってなくしてるし!その場で本署に電話がいき、受理番号が決まるので、それが記された紙をなくさぬように。
ポイントカード系は基本そのまま放置でいいが、TSUTAYAカードだけはレンタルされて延滞されると延滞料を請求されるらしいので止める。
免許証、保険証は残念ながら使用停止ができない。再発行は即日できるので運転免許センターや会社へ。しかしなんらかの借金の与信に使われるなどの可能性はあるので、心配な人は個人情報信用機関の本人申告制度を利用するとよい。
8.財布をなくしても意外となんとかなる
「お前が言うなよ」と思われるだろうし、なくさないにこしたことはないのですが、財布をなくしてもなんとかなります(実家じゃなかったらやばかったけど……)。むしろここで落ち込んでるとさらなる二次災害を生むので、気をつけましょう。
・いれておく金額は3万円以下に
を徹底するとせめてダメージが小さいです。いやー財布本体と1万円チャージしたスタバカードは帰ってきてくれ……。乙女ゲーでダメ男を見抜いてるひまがあったらお前のダメさをなんとかしろという気持ちでいっぱいすぎて書きました。もしかしたらイケメンに財布を抜き取られた可能性も……?とも思いましたが、ダウトのやりすぎですね。ごめんなさい……。
乙女ゲー片手に、たまにそう言ってしまう私だけれど、実は違うのだ。
ついつい好きなのに乙女ゲームにそう言ってしまう私はきっと万一、三次元に彼氏が出来ても
周りに彼氏の悪口を吹聴する嫌な嫌な女なんだろうなあと自己嫌悪する。まあ彼氏できるビジュアルじゃねーんだけど。
私は俗に言う「変な子」だった。
赤より青が好きだった。小学校の頃、写生会のためクラスで画板を買うことになった際
赤と青の二種類が選べたのだが、私は青がいいと青を買った。
が、ほかの女子は全員赤だったため、届いた画板の色が一枚間違っていると騒ぎになった。
別に男性願望があったわけじゃない、サンリオの白い魔物シナモロールにどハマりしていて、
そのシナモロールのイメージカラーが水色だったため、赤より青がナウいと思ってただけ
そんな些細なことなんだけれど、そんなことが重なって、だんだん、だんだん周りと食い違ってきた
正直小学生の私はそこそこ可愛かったんだ 今は見る影もないけど
正直小学生の私はとっても優秀だったんだ、全校朝会で褒められるくらいには
いじめられたよね
いろんな頑張った手柄とか横取りされたよね
今では見る影もなく屑になった私が、いろんなこと理解した私が
「ああ、かわいそうだなあ昔の私」って思うくらいには、色々された。
あのころみたいに純粋じゃないから、いま「いじめられた私」は私じゃなくて
遠いどこかの可哀想なひとだと思ってしまう。思い出しても一ミリも悲しくならない。
まあこんなこと書いたけど、やっぱり「変な子」の頭角は幼稚園、いや乳幼児の頃から出てたんだ
うちのお母さん、私のこと、とっても大事にしてくれてた。今でも大好きだ。
私は幼稚園の頃、遊んでるおもちゃをそれであそびたいと言われたらすぐ譲るし取られても気にしないタイプだった。
「こんなに弱かったらこの先どうしようもないわよ。うちの子みたいに強くならなきゃ」ってイヤミを言って来た時に
「優しい子を優しいまま育てて何が悪い!」ってちょこっとキレてくれたの、本当は嬉しかった。
うちのお母さんは、私を「にこにこ、ぽやぽや、やさしい良い子」に育てた。ちょっと家ではわがままだったけど。
人と違っていいって言ってくれた、私が青い画板が欲しいと言ったら「本当にいいの?」と一度聞いただけで買ってくれた。
私も「人と違う自分」に自信をもって生きてた。
いじめられた時も、一緒に戦ってくれた。お母さんは当時ストレスで禿げた。
3、4年の担任の先生はうまく対処してくれたんだけど、5、6年の時の先生がま~いじめの対処下手で下手で
何故かHRで教壇にいじめた奴じゃなくて、私を出してどーたらこーたらしたりまあこれ以上言うと愚痴になるわ
って調子だったんだけど(当時の私はふええ><って感じでピーピーしてたけど今思うと色々酷い)
でうちのお母さんときめきメモリアルが好きだったんだけど(超唐突)
ときめきメモリアルGSっていういわゆるときメモとは逆の逆ハーしてる
主人公が女でイケメン攻略する恋愛シュミレーションゲーム、PS2で出てた
出てたの気がつかないで数年経って、古ゲーム屋でそれを発見した母、中古で買った
母、もちろんハマった
母は私にやってみ?って勧めるけどあれR12だから当時11歳だった私はできない
リメイク版がDSで出てたから、それを12歳の誕生日に買ってもらうことにした。
ごめん 恋色沙汰に一切首突っ込んだことないんだ
ときめきとか言われてもわからない 友人とそういう話したことないから
恋の話とか、マジでわからない、っていうかいろんな話友人と話しても「共感覚」できない そもそも友人が少ない
スーパーミラクルハイパースペシャルゴーイングマイウェイで生きた12年間(最後の3年くらい淘汰されてたけど)、
対人能力は5くらい(標準を100として)
葉月珪「・・綺麗だ、おまえ。・・・。・・・このまま俺と・・・。なんでも・・・。 」
葉月珪(作中の王子様キャラの男性)サイコーーーーーーーーーーーって感じに
なるよね、ならないか、少なくとも私はなった
これが恋のときめきか、これが、これがときめきかって胸に手を当て考えちゃったよね。
これが、物心ついてから初めて「周りと同じ感覚」を掴んだ瞬間だった。
今まで恋愛漫画を読んでもほ~~んよくわかんねえって思ってた、でも違うんだ
みんなこの胸がギュっってする感情を!!!あーいう漫画読んで!!感じてたんだな!!!!!!!!
わかったぞーーーーーーーーーーー!!!!!理解した!!!!!!
その日からときメモGSは私のバイブルってか世間ってこうなんだ~とか一般常識の判断基準になったし
「人と共感する為の感情の指標」はだいたいときメモGSから学んだ、自由に生きすぎてて全然足りなかったそのへん、ときメモGSで補った
ときメモGSがあったから、私はいま人の子として生活できてる。価値観的な問題で。
ついでに言うと、絵柄若干古いなって思ってたけど、あの、甘い言葉囁かれるのは、まんざらでもないというか
なんというかこう、初めて理解した「ときめき」がゲームの中の完璧超人(ハーフモデル無気力)だから
理想ガン上がり
恋愛できない
でもときめき感じたい
乙女ゲー祭りだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも止められないんだ、あの胸がきゅっとなる感じ、もう一回どうしても感じたい
刺激が足りなくなって ヤンデレに走る中学校2年 おまえは おまえは薬物中毒者か
そんなこんなで箱入り喪女の完成だーーーーーー!!
某国立のちょっぴり高校と違うところに進学して知り合いの男女のドロドロ見て、さらに三次元嫌悪が悪化
男女比5:1の学校に通ってるけど 彼氏できません 嫌悪とか以前に 美容に力入れなすぎてそもそもフェイスがやばい
ソシャ系の乙女ゲーに成績大打撃 そして屑になる そしてひねくれる 純粋に育った分、ものすごいひねくれが16歳で来た
びっくりどっきり屑してる 寝て起きてTwitterやってソシャゲしてまとめブログ見てるブスしてる
でも、お母さんに孫の顔見せたいんだ。ついでにお母さんにいつか超楽させたいんだ。お母さん、大好きだから。まあ、元凶でもあるけど。
化粧もするから 美容に気をつけるから あとこれからクソみたいに勉強して成績超あげるから ソシャゲ系乙女ゲーやる前より成績良くしてみせるから
部屋もきれいにするから、貯めてたレポートもすぐ出すから なんか なんでもやるから
お母さん、絶対見てないだろうけど、あの、がんばるから、応援してね。
通読したのは以下
・謙虚
・猫耳猫
・無職
・リゼロ
・オバロ
・迷宮の王
・アルバート家
・乙女ゲームの悪役
他にもいろいろ読んだけど面白くないのは途中でギブ。
なろうにおいては転生ものが最大派閥で、上で挙げた作品群も半分以上は転生してる。
それら転生もののうち、男性向け作品と女性向け作品との違いとして、転生先あるいは転生後の目的が変わってくる。
例えば男性向けの猫耳猫はVRMMOへ転生してゲームを攻略していく、なろうにおける王道物語である。オバロも転生先はVRMMO。
無職はエセ中世ヨーロッパ風ファンタジー世界で神様を殺しに行くお話。リゼロも大体同じ。
対して女性向けの謙虚は少女マンガ内の悪役キャラに転生し自らの破滅を防ぎつつ青春を謳歌する。アルバート乙女ゲームも同じタイプで、なろう少女向けにおいてはどメジャージャンル。
本好きはエセ中世ヨーロッパ風ファンタジー世界で大好きな本を書いて読める環境を構築していく話となっている。
で、なろうで人気のタイトルには書籍化しているものも多い。上で挙げたものも大体書籍化済みで、オバロはアニメが絶賛放映中。リゼロもアニメ化決定している。
本好きも書籍化していてすでに4巻まで出ているらしい。謙虚は累計女性向けでダントツの人気だがなぜか書籍化していない。
そこで疑問に思ったのが本好きの書籍はどうやって巻数を区切ってるのかということである。
ラノベは大抵続き物だけど、どの1冊だけをとってもそれだけで読めるような作りを指向していると思う。多分書下ろしが多いから。
これが漫画になると、連載を一定ページ切り取りましたこの巻だけ読んでも意味わからないでしょ1巻から読んでね、というのが多い。
なろうは連載形式なので文庫本1冊で起承転結みたいな作りになってない。だからそのまま書籍化するとラノベのフォーマットにそぐわない。漫画の単行本になってしまう。
男性向けは大体敵がいて戦うので明らかに盛り上がる部分が存在する、そこを中心に改稿して巻を区切って出版しているんだろうと思う。
でも本好きや謙虚は最初に大まかな目的設定がされて、それに向けて多くの障害を細かく乗り越えていく話である。
本好きはどうやってこの齟齬を解消してるの。してないの?
ぱそこんに繋ぐタイプのオナニーグッズを使ってオナニーの質を上げるにはどうすればいいのか。
やはりオナホ(男性)かバイブかディルドのようなもの(女性)が捗るのではないか。(当たり前か)
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AVによって動きが変わるオナホはもうあった気がする…じゃあ動きじゃなくて形が変わるのはどうかしら
見ているAVによってオナホの形状が変わるとしたら、ロリものJKもの若妻人妻もの熟女もの締め付けとかそれぞれの特徴を目や性器で楽しめるのではなかろうか
(それぞれの年代や女の子タイプをテーマにしたオナホはもうかなり広いジャンルをカバーしていることが予想されるが、一台あれば大体のジャンルをカバーできるってものはまだないのでは)
でも見ているアダルト動画からジャンルを判断するとして、何を手掛かりにするのか。
見た目から年齢を認識してくれる仕組みあった気がする(DSの顔シューティングとか)
でも外見ではだめでは…《理由》JK設定で設定と同じくらい若い外見の人ばかりとは限らないし、逆に人妻ものでも童顔とかあるあるだ。
(きっとオナニーする人の数だけ性癖の方向というかロマンがあると思うので、人妻でもキツキツとか、
ヤリマンJKでゆるゆるがいいとか、あると思う…なんかもうそういうの対応しきれない…)
じゃあ声かな?と思ったけど、外見と同じ理由でだめだわ対応しきれぬ
もう女優さんによって形状を変えるのが一番楽な気がしてきた…
男性向け(?)アダルト動画はジャンルもプレイ内容も豊富でオナホの形状を変えようと思えば
いくらでも変える要素あると思うけど、女性向けと銘打ったアダルト動画ではどうだろう。
自分が知らないだけかもしれんけど、ジャンルもプレイ内容も豊富ではない(むしろ動画の数自体少なそう)
その上男優にこだわって動画を見る女性はあまりいないと思われる。
だからバイブの形状を変えるとしたらどういう基準で変えればいいのだろう。
(ゲイ向けアダルト動画では多分また事情が違ってくるかもしれんけど)
むしろエロゲーと対応してそのキャラ特有(というか個人差)の性器の形状を設定できるようになったらQOL上がるのでは。
エロゲーやったことないのでよくわからないのですが、外見とか声とか性格とかの個性は分かっても、肝心な所の個性がわからない、感じられないのはもったいないのでは。
でもそのキャラをモチーフにしたオナホとか無数にあるんだろうなー
http://otakomu.jp/archives/152848.html てか動きに連動してるのはやっぱもうあるのだなー
ひとりひとり違うと思うので完全に個人差とか言っちゃえばどんなオナホでもいいのかもしれんけど、
年齢や体型とか経験による平均的な形とか締め付けとかを考慮した上で個人差をだしていってほしい。
でもキャラによってどんな性器になるかは完全に作る人のセンスになってしまうな…
プロジェクトなんとか並の熱意で作って欲しい
バイブの場合も18禁乙女ゲームと連動できたら、(やったことないのでちょっとどういうエロシーンが入ってくるのかわからないけど)
「このキャラはこういうチンコなのか!」とか「ギャップがあってよい!」とか設定によって違うかもしれんけど、テンション上がるのでは。
自分は好きな人の性器ならどんな性器でも多分好きになれる、というか好きな人(恋人)の性器のことは知りたいと思うので、
キャラに恋する18禁乙女ゲープレイヤーだってそのキャラのチンコについて知りたいと思うのではないかと思うのです。
イケメンが仕事やるとちやほやされて、俺が同じ仕事しても特にかんがみられないとか。
イケメンの話は興味もって聞くが、俺が建設的なこと言ってもイケメンの話が優遇されたり。
一番嫌なのは、露骨にイケメンであることを理由にイケメンでない男を奴隷にしたがるやつ。
単にイケメンがモテルというだけならいいんだけど、なぜ差別的な扱いが生じるのかが理解できない。
確かに、男だって不細工な女には当たり障り無い反応をして(決して罵ったりとかはしない、表面上普通に接する)、美女とかは思いっきり優遇する。
がしかし、差別が生じるのはいかんだろ。いうなれば、正面から不細工女に対して「お前の仕事とか発言どうでもいいし~」なんて言わないように。(思っても言わないだけだから、ネット上では思いっきり本音が書かれまくるわけだが)
なぜ女がそういう態度を取るのが許されるのかが理解できない。
もっと不可解なのは、女でも、結婚して子供ができると話が通じだすことが多いことだ。30代後半くらいから男の常識人みたいな発言ができるようになってくる。はっきりいって10代、20代の女の思考や発言はほとんどはキチガイ男のそれだと思う。つまり恋愛フィルターが外れたら女もマトモに男の顔関係ない判断をしたりしだすのだ。
一種の防衛反応だということなのか?ブサメンに割く時間を減らしてイケメンを持ち上げる時間が増えればいい恋愛、結婚ができる、という女の本能がイケメン優遇、ブサメン差別。みたいなの産むんだろうか?
そもそも、イケメンに女が反応する事自体はほとんどの男も了承していると思う。だって、少女マンガなりドラマなりで少女達があこがれる恋愛像ってのは、「かがやいてる私」「イケメンたちが性的でなくクールに愛を提供してくる」「女は尽くされて気を使われ続けてお姫さま状態で普通にしてれば普通に恋愛向ける」みたいな、乙女ゲームみたいなやつでしょ?ジャニーズみたいな。(つーか、俺自体乙女ゲーム好きだしよくわかるわw)
そういう恋愛像を望むなら、俺とかは眼中にないな、恋愛対象になる現実というのは女にとってむしずが走るんだろうなというのも理解できる。
大抵の女が、「初体験は中高であこがれてた人に遊ばれて」というのが多いのを見るにそういうのがとりあえず基本なんだろう。
がしかし、男も美女やかわいいのを求めながらも差別しないのと違い、女は思いっきり差別する。あれなんとかならんのかな。それはそれ、これはこれと、脳みそがクリアカットに論理だけで割り切るみたいな風にならないのがムカツク。
乙女ゲームやテニスの王子様やハガレンのキャラクターにガチ恋していて、夢小説を読みあさっていた。
百合にもはまっていた。ゆるやかなBLにもはまっていた。ファンサイトめぐりが趣味だった。
アニメイトでグッズを買っていたし学校でそれを使っていた。イラスト集、設定資料集、缶バッジ……
当然のように、アニメキャラに満たされるし、グッズは無限にほしいし、アニメできゃーきゃーいっていた。
でも数日の間だけだった。
萌えアニメ、ゲームに出てくるデフォルメされたキャラクターがみんなダメ人間に見える。
この人は童貞こじらせ、この人は共依存、この人は執着心が強い、これは空気読めないタイプ、この人コミュ障じゃん……など
現実世界の感覚が萌えの世界にまで侵食してきて、萌えられなくなってしまった。
アニメイトで売っているアニメグッズのクオリティは恐ろしく低い。
とても買えなくなった。そんなグッズが作られているのが悲しくなった。
予算と人員が足りないと思うので仕方がないと諦めるべきなのだが、どうにもこうにもお茶の濁すにしてもグダグダで、田舎っぽかった。
自由がなかった。閉鎖された村だった。
前科ものなので今でも萌えアニメや乙女ゲームを見ると飛び込みたくなってしまうのだが
昔は勢いで黙殺できていたものが、できなくなった。
簡単に言うと歴史や戦争語る人間の中に非常にゲームチックな考え方する個体がいるから
乙女ゲームでシンデレラ妄想に浸ってる人のが乙女ゲームしないで現実で「いつか王子様が…」と
妄想してるよりは程度が軽いと思うんだわ、なんというか
それをフィクションで発散してるむしろ健気な人間馬鹿にするってどういうことだよ! というか
実際ゲーム発想する人間ってゲームを見下してたりゲームしたことがなかったりする
あ? 面倒いってタイプはこの限りでもないけど、そういう奴は歴史語りもしない
趣味歴史になってから長いからそのほうが都合が良いだけだけどね
艦これで当時のじーさまたちと交流出来たらいいよなぁ、とか思ったりしないでもないけど
誰も誘ってくれない
http://anond.hatelabo.jp/20130529134812
元増田とは逆だけど、自分は彼氏が出来て二次元がどうでも良くなってしまった派です。
イベントに行ったり、本やCD、グッズを買いあさったり、ひたすら散財しまくっていた自分はなんだったのか…
なので、元増田のエントリを「あー、考えたことあるある」って思いながら読んでました。
自分もきっと愛の量が少ないんだろうな。もしくは女だからかな?
本当かどうかは知らないけどよく言うじゃん?
男は種をばらまく生き物だから一度にたくさんの女を愛せるけど、
女は子を産み育てる生き物だからこの人!と決めたらその男一筋なんだ、って。
(決して浮気を肯定しているわけじゃないし、全ての男女がこれに当てはまるわけでもないと思うけど)
自分は中学生ぐらいでオタに足を突っ込んでからずっと二次元一筋で生きてきました。
画面の向こうのカレシとウフフな妄想をしては悦に浸るとても痛い子でした。
クラスに1人はいる(と思う)ブスのくせに身なりに気を使わない地味な子、図書館で本ばっかり読んでる暗い子。
まさにそれ。
三次元の彼氏なんて、二次元の王子様に比べたらクソだ!とかオタ友達と盛り上がっていました。
喪女のまま大人になって、就職したらなぜか彼氏が出来て、数年経ったら結婚してました。
で、気が付いた時には乙女ゲームが埃をかぶっていた、と。
やっぱりね、三次元って触れるじゃないですか。それって素晴らしいと思ったわけですよ。
二次元は触れない。どんなに素敵なあの人にも私は全く近づけないのです。
あと返ってくるフィードバックが段違い。
ゲームなんて、数を繰り返すほどパターンが読めてきて、「あぁ、多分次はこうなるな」って分かっちゃう時があるじゃないですか。
でも三次元の彼氏は結構、予測不可能なことするんですよね。これすごく面白い。
あと学習能力が半端ない。何の気なしに言ったこととかもいちいち覚えてて「前に食べたい(行きたい)って言ってたよね」とか言っちゃうんです。
なにこれ凄すぎる。二次元の比じゃない。
そんなことを繰り返してるうちに二次元から遠のいてしまって、ある日元増田と同じようなことに気付きました
より良くなって欲しいという強く純粋な思いがあるので、ファンの目線から考えてみる。
勝手ながら厳しい意見も記述しているが、自分は間違ってもアンチではないと断っておく。
※「女性向けジャンル」の中の一作品という観点で書いているので違和感がある人にはお薦めしません。
長文ですみません。
・現在は熱狂的であった頃より落ち着いて応援している
・他作品も好きで声ヲタ。声優イベントもたまに参加。個人ライブに行くほどではない
・ミュは行ける時に行く。ミュヲタと言えるほど詳しくない
テニスの王子様という作品については、その概要について語るまでもないだろう。
今更「本来は少年誌のスポーツ漫画で~」なんて野暮過ぎるので、ここでは女性向け巨大ジャンルとして扱う。
自分がファンの現場において実際に交流していて思うのは、メディアミックスや二次創作ブームにより同じ「テニプリ」ファンでもその実態があまりに異なることである。
(もちろんそれは人の数だけ存在するわけだが)原作を読むだけのファン、声優から入るファン、ドキサバ等乙女ゲーム系から入るファン、友達に誘われミュージカルに行くだけのファン、ニコ動等でネタから入ったもののうっかり萌えてしまったファン…など、その裾野は驚くほど広い。
誰のファンであるか尋ねると、数や深度はそれぞれだが大体は明確な返答がある。
まさにアイドルのチームや組分け、推しメンや担当、イメージカラー等と同じ仕掛けになっている。昨今の女性向け作品のそれらのように最初から意図されていたかは解らないが、キャラクターの単純数や魅力に加え、設定に十分な糊代があることや入りやすさ等、多くのファンが形成される理由には事欠かない。
▼キャスティングについて
ご存知の通り、テニプリはキャスティングをネルケプランニングに一任している。
よく知らないという人は、ネルケプランニングについての記事について一度、目を通すことを勧めたい。
業界関係者ではないのでこの記事の真意は解りかねるが、「ネルケ声優」と聞いて思い浮ぶ名前がこの作品には揃っているため、当時何も事情を知り得なかった自分でさえ「変わった声優をキャスティングしている」ことは感じていた。
これについてはやはり賛否両論である。これは自分の見解だが、役に合っていて芝居が上手ければ何も問題は無いと思っている。ギャラや組合のことは外側の人間には解らない事なので想像の域を超えないが、これだけ大人数の登場キャラクターが居るのであれば、当然予算の問題もあるだろう。
しかしその結果、他人気作品ではあまり見かけない顔ぶれが揃うこととなる。(もちろんこれをきっかけにブレイクしていったキャストも多いのだが)それはファンにとっては良い点も悪い点もある。
その理由を考察すると―結果論に過ぎないのだが、キャストの「作品への思い入れ」が大きいからであるように思う。
異業種からキャスティングされた者は「アニメ声優」としての参加作品が少ないため、その一作品(一キャラ)あたりの思い入れが大きくなる。
この一体感はその「思い入れ」による熱量に由来しているように見えるのだ。
そして元々は異業種であった面々が集まったことで化学反応を起こし独特の交友関係を築き上げている。
(プロとしてどの作品に対しても平等に取り組むようにすべきであろうが、作品ファンとしては嬉しいものなのでここでは良いこととして進める。)
http://blog.excite.co.jp/naru-kawamoto/14801511
彼は一般的にはお笑い芸人として有名だが、その活動は多岐に渡っている。舞台俳優、パーソナリティ、音楽活動、そして声優など。
彼が立ち上げた「時速246億」の舞台にはテニプリ関連キャストがゲスト出演することが多い。
「タレントが声優をやる」ことについて負のイメージを持つ者も多いと思うが彼の活動を見ていると双方の活動に良い出力が出来ているのではないかと考えさせられる。
現在「声優」という職業の仕事の幅は広く、役者的側面だけでなくナレーションや音楽活動なども含めるため一概に括れず、本人たちも「声のお仕事」と表記することが多い。線引き自体が不毛である。
川本さんはそういった区別や括りに良い意味でこだわらなかったため、現在の活動はテニプリ関連の交友関係による影響が大きいように見える。「タレントが声優をやる」という枠組みでは語れないほどの様々な表現活動を行っているのである。
これはほんの一例で、他にもテニプリをきっかけとして舞台やイベントなどでキャスト同士が共演しあっているシーンも多く見られる。
(余談になるがネルケプランニングの野上祥子さんという方がその関係作りに大きく影響を与えているように思う。「のがしょの結婚式に青学全員揃った」と以前語られていて、その深い交友関係が伺える。イベントの舞台裏映像などで学校ごとに点呼とってるのが本人かと思われる。)
しかし、この「作品への思い入れ」については問題点もある。それは後述するとして、このキャスティングがもたらした状況をCD展開と合わせて考察する。
▼キャラクターソング展開について
参考:Wikipedia「ティー ワイ エンタテインメント」
こちらもご存知の通りだが、テニプリではアニメキャストやミュージカルキャストがキャラクターとして歌う、所謂キャラソンが大量にリリースされている。
この展開については、明確な仕掛け人がいる。「松井P」と呼ばれる「松井伸太郎」氏である。
イベントMCをつとめたり顔出しを含め表に出ることが多いため、ファンの間では有名な存在だ。
最近ではどの作品でもアニメやゲームに合わせてキャラソンを出すことはもはや定番の流れであるが、松井氏の手がける作品の印象は、有名アーティストに楽曲を依頼したり、キャラクターやキャストの人気を判断してから出すのではなく、とにかく「面白そうな企画であれば気軽にリリースする」という感じだ。
もちろん素人目に見てだが、テニプリについては正直「これ採算がとれるのだろうか」と心配してしまうような企画のCDでも次々にリリースしている。
松井氏はキャスト自身に作詞をするよう提案する。中の人ファンはもちろん喜ぶし、確かに全く作品に関わっていない第三者に依頼するよりは、そのキャラクターを自ら演じたことのあるキャストに依頼した方がキャラクターソングとしての深みが増すということだろう。もしかしたらコスト面でも有利なのかもしれない。
しかしその「やってみないか」は作詞のみならず作曲やコント台本等にまで及ぶこととなった。
キャストに意欲と時間があればリリースする。その結果、出来上がったものを見ると明らかな偏りが出来てしまった。
事情を知らない者からすると「何故このキャラでこんなにたくさんCD出てるの?」といった具合である。
内容も原作からは少しずつ遠ざかり、ほとんど二次創作のような…俗に言う「キャラ崩壊」の状態のものもリリースされることとなる。
極端な言い方になってしまうが「テニプリ」という作品を一つのきっかけにして役者やクリエーターの発表の場にもしているように感じる。
これ自体が悪いことであると伝えたい訳ではない。
通常の漫画原作アニメ作品だと、アニメや原作の終了とともにその人気は落ち着いていくものだが、テニプリはミュージカルを始めラジオやゲーム・グッズ・CDリリースなどメディアミックスが根気よく盛り上げ続けていたおかげで現在の人気に繋がっているとも言えるからだ。
自分はラジプリリスナーということもあり、テニプリ新譜は全体的に把握しているのだがそういうファンは稀であり、ほとんどは好きなキャラの曲や気になった作品のみを購入して聴いている。
製作側もそのつもりで、気になったものだけ買ってくれということだろう。商業的であることについて嫌悪感がある者は買わなければ良いという話なのだ。
繰り返すが、これ自体が問題点ではない。
この「キャラの私物化」がイベントに反映されることに問題を感じているのである。
長々と書いてきたが、改めてここで言いたいことはタイトル通り「テニプリフェスタの問題点」と「要望」である。
ここで言うテニプリフェスタとは、「アニメ」テニスの王子様が開催・DVD化している一連のライブイベントの総称として扱う。
http://www.tenipuri.jp/festa2011/archive/archive.html
これまでに以下3回行われており、すべて映像化されているものだ。
すべて2回以上の公演があり、規模は年ごとに拡大している。
アニメが盛り上がっている時期または開始前にキャストのトークや歌のライブを行う作品も今では珍しくないが、テニプリのアニメ放映期間が2001年~2005年ということを考えると開催のタイミングとしては遅すぎるように感じる。
なぜ人気絶頂の時期に開催しなかったのかは解りかねるが、現在でも毎回チケットは完売・満員となる人気公演である。
初回の100曲マラソンは、その名の通り多くのキャストがマラソンのように次々と交代しながら100曲歌い切るという公演であった。
キャラソンが大量に出ており人気作品であったにも関わらず、全体のライブイベントが開催されていなかったので、まさに満を持してという言葉が相応しい熱いライブであった。
選曲もファンの間では有名な全盛期の楽曲を中心に、楽曲の人気投票の結果を反映させたセットリストとなっていた。
しかしⅡで述べた通り、アニメテニスの王子様の楽曲は偏りがある。
当然ファーストライブと全く同じセットリストで進めるわけにはいかないため、2回目以降はキャラクターの2枚目以降の曲やアルバム曲・最新曲など、言うなれば「しっかりとキャラソンの情報を追っているようなファン」でないと聴きなじみの無い楽曲も見られるようになる。
それでもキャラクター色の強い楽曲であればテニプリファンとして盛り上がることが出来るが、先述の通り事情を知らないと解らないような内輪ノリの楽曲も多いのでここでどうしても盛り上がりに欠けてしまう。
そしてⅠに述べた「テニプリファンの多様性」が問題となるのだ。
毎日「テニプリ」や「テニプリキャラ」のことを考えている「テニプリファン」は、「テニプリフェスタ」と聞けば当然の感覚として参加を希望する。
しかし実際に歌われるのは、ほとんど「キャラソン」というものから遠ざかっている楽曲ばかりである。
期待していたイメージとは少し違うということも多々あるだろう。
(ここからは大変失礼な自分の見解であるが)更にその出演者は他人気作品ではあまり見かけないキャストも多く、また10年以上続く作品とあって出演者の年齢層も高めになっている。またこれはテニプリに限ったことではないが、キャスト全ての歌唱力がその会場の規模に見合っているとも限らない。
テニプリファンの層は10代~30代女性が圧倒的に多く、その多くが「アイドル的に」キャラクターにはまっていることを考えると、そのギャップは何とも言いがたい「違和感」として残る。
この感覚こそが今回記事を書かせてもらう一番の動機となった部分である。
実際、原作もアニメも初期から好きで、歴代のテニプリフェスタにも参加してきた友人ですら「テニフェスは今後も行くかどうかは解らない…」というような発言をしている。既に付いていけなくなっているのだ。
さて、文句ばかり述べているのではただのアンチと変わらない。
これを踏まえて「要望」を書いていきたい。
ただ、もちろんイベントの企画やプロデュースなど全く携わったことの無い素人なのであくまで「ファンとして」「こうだったら楽しめるのではないか」と思えるものを考えてみた。
①作品共通のテーマソングを作る
アニメのテニプリではしばしば記念となるCDをリリースしている。
その中でも特に作者の許斐先生が作詞をしているものについては、ライブのオープニングやアンコールなど、そのイベントの最大の見せ場に歌われる。
「Dear Prince~テニスの王子様達へ~」「テニプリっていいな」「Love Festival」などがそうであり、どれも名曲ばかりである。
(余談になるが、原作者が作詞作曲から歌唱まで参加することについて賛否両論ある。自分もステージで歌われると流石にちょっと笑ってしまう一人なのだが(笑)、先生の歌詞は一貫して「テニスの王子様」のストーリーの軸や「ファンに楽しんでもらいたい」という姿勢を崩していない点においてもとても評価できる。
先生のこの姿勢はライブDVDの特典映像、舞台裏などで見ることが出来る。
ライブ直後にキャストにかけた言葉が「(ファンの)みんなも楽しんでくれたと思います」であった。キャストを労うよりも先にまずそちらを意識するところが原作者でありリーダーらしいと思う。)
しかし実際こういった曲でさえ、やはり「しっかりとキャラソンの情報を追っているようなファン」でないと知らないことが多い。
そこで、こういった作品全体がテーマとなっている曲を、ミュージカルやゲームなどと共通して使用してみることは出来ないだろうか。
ファンの現場からすると、例えばテニミュファンとカラオケに行った時にお互いの曲を知らないということが多々あり、もどかしい思いをするのである。
ライブに参加し実感したのは、「キャラクターが映像として映し出された瞬間」に会場が一番沸くということである。
あくまでここに来ているファンの多くは「キャラクターのファン」であってキャスト(声優・ミュージカルキャスト)のファンではない。(もちろん付随してそちらのファンになるわけだが。)
生アフレコや思い出のシーン紹介などはとても良い企画だと思う。ライブ部分にもう少し「キャラクターそのもの」を登場させて欲しいのだ。
映像だけでなく台詞などでももう少し「キャラクターそのもの」が登場する割合は増やせるのではないか。
③王道の曲をやる
なかなか全ての楽曲を把握している者は少ないと思うが、それでも多くのファンが知っている有名な曲というのは存在する。
例え既に披露されていたり10年前の曲だったとしても、年に1回(か、それ以下)しか行われないライブであるので、やはりファンは「待ってました」と思い喜ぶのではないだろうか。
また、キャラクターソングということを抜きにしてもこの作品には隠れた名曲が多い。
完全にランキングやリクエストでセットリストを作成するなど、ファンの希望に沿ったライブもアリなのではないか。
ちょっと離れ業のような意見だが、例えば「ジャンプフェスタ」のように、展示と物販・フードなども交えたキャラクターイベントにしてしまうのはどうだろうか。
流石にブースごとのステージは難しいと思うが、そこは別ホールへ入替制にし、内容もライブパートとトークパートに分けても良いかもしれない。
展示やフードは学校ごとのブースを作ったり、ナンジャタウンのようなゲームコーナーを設けるのも良さそうである。
ライトファンを含めれば、テニプリは単独でこれくらいのイベントを開いても問題がないくらい関心のあるファンが多いと思っている。
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【まとめ】
気づいたら異様な長文になっていた。ここまで目を通してくれている人がいたら本当に感謝したい。
述べたいことをまとめると
Ⅰ「テニプリ」ファンは想像以上に裾野が広く、そのはまり方は実に多様である。
Ⅱそれに対してキャラクターソング展開は偏りがあり、全体的に内輪ノリである。
Ⅲその状態でテニプリフェスタを開催するとギャップが生じ、せっかくのファンが遠のいてしまう。
それぞれのメディア展開同士で歩み寄りを見せてはどうだろうか。
ということである。
最後に、個人的にはテニプリ自体は言うまでもなく、キャストの一体感とそのテニプリ愛が大好きである。
武道館での涙は本当に感動した。思わず自然と一緒に泣いてしまっていた。
少しでも長く、彼らの活動を見ていたい。だからこそ、やはり二次元の原作である「作品」に立ち返って欲しいのである。
これを機会にこのライブについて皆で一緒に考えて欲しいというのが、今回の期待であり自分の願いである。
以上です。
増田です。
診断が出て数日は、「相手が怖いのは病気のせいだ」と決めつけて考えていました。コミュニケーションが取れにくい、初対面の人と話せない、人前に出るのが全くダメ…すべて当てはまることです。
大学で「友だち」ができたのは、初めて話しかけられた人がどんどん仲間を作ったり、紹介したりしてくれたお陰かもしれません。始めは話す事も、語る事も全くできなかったのですが、長年、一緒にいることで段々慣れて少しずつできるようになったのかな、と思います。同じ専攻の方だと一緒にいる時間が長くなるので、講義に関する話や高校の話程度ならある程度できてたはずです。毎週大量に出る課題やレポートも協力してやっていたことも多々。
ただ、流行に鈍感だったり、「友だち」との共通趣味がほとんど無かったり(乙女ゲームとかBLとか)して、大学以外で何かした、ということはほとんどありませんが。。
私が積極的に「友達」になろうと動いたら、これの倍以上の時間と労力が必要なのかもしれません。
治る見込みが皆無である以上、それを理由に人との出会いの機会を遮断するという風にはなりたくないです…そう考えるととても苦痛になってしまうのが悩み…
注:加筆修正しました
最近商業BL作品ばっかり読んでるから、たまにはネットで同人作品も読もうかなと思い立って、某ジャンルのサーチから二次創作サイト巡りをしていたときのこと。リンクを辿っていった先に、管理人が韓国人であることを明記しているBL小説サイトがあった。日本語ネイティブじゃないとこれはムリだろと思わせる豊かな語彙の小説や日記・掲示板の内容から判断するに留学生やニューカマーなどではなくて、日本で生まれ育った在日韓国人の方であるようだった。
なんかね、これちょっとびっくりしたんですよ。在日の人もBL書くんだなぁって。
いや、こんなにもアニメや漫画の氾濫する日本社会で生きている以上、日本人だろうが外国人だろうがオタク趣味に染まる人は染まるのが当然だろうし、中にはヤオイや二次創作に興味を持って腐女子や腐男子になる在日コリアンがいるってのも理性では理解しているんだけど。実際目にしてみると、なんかこう、感慨深いものがありましてね。
そうかー、在日のBL好きってのもやっぱりいるもんなんだなー、っていうか他にもいるけど明かしてないんだろうなー、としみじみしてたんですが、途中でふと思い出した。あれ、ちょっと待てよ?よく考えてみれば、数少ないながら今までにも在日韓国人が登場するBLがあったりするし、在日朝鮮人のBL作家というのもいたりするんじゃないの?そういえば私、そういうの読んだことあったような……、と。
というわけで、今回はBLと在日と私というテーマで今まで読んだ作品を振り返ってみようと思う。長いよー。私が以下で言及している作品には18禁のものもありますのでお気をつけください。
倉科るりというペンネームで、商業誌からBLを出版している小説家がいる。正確にはいた、と言うべきかもしれない。著作の中には絶版になっているものも多く、また1996年の『王様の夏休み』を最後に10年以上発刊はしていないようだから。公式サイトにも「倉科るりの商業活動は諸々の事情から不可能だと思います。時間がないのです。」と書いてあるので、今後も商業誌でBL作品を発表する可能性は限りなく低いと思う。
けれど、在日とBLというテーマを語るなら、彼女を外すことはできない。
実はこの作家さんは、コバルト文庫で金蓮花という名義で少女小説も書いている。むしろ金蓮花(きんれんか)というペンネームの方が世間的には通りがいいだろう。私も残念ながら倉科るり名義の本は読んだことがないけれど、金蓮花名義の本は小中学生の頃にわりと読んでいる。『銀葉亭茶話』、『水の都の物語』、『月の系譜』は何度も読み返すくらい好きだった。私が金蓮花=倉科るりというのを知ったのは大学生になってからだったけれど、BL読者やコバルト読者には結構有名な情報だったようで、ネットで検索するとペンネームを使い分けるようになった経緯や、その他もろもろの噂が出てくる。それらの噂がどこまで本当かわからないのでここでは紹介しない。
さて、金蓮花は1962年生まれの在日朝鮮人3世である。東京に生まれ育ち、大学も都内の小平市にある朝鮮大学師範教育学部美術科を卒業した。作家デビューは1994年、『銀葉亭茶話-金剛山綺譚-』で集英社の第23回コバルト・ノベル大賞を受賞したのがきっかけだった。この『銀葉亭茶話』シリーズは、朝鮮半島を舞台に仙人や精霊、竜や虎、人間たちが織り成す恋愛を描いた朝鮮風ファンタジー小説で、仙境にある一軒の茶屋銀葉亭にさまざまな客が訪れ、店主の李月流(り・うぉるりゅ)に身の上話を打ち明ける、という趣向になっている。
『金剛山綺譚』の金剛山は、もちろん朝鮮半島に実在する景勝地金剛山をさす。韓国人や外国人が北朝鮮国内の金剛山観光地区に観光をしに行くニュースを見たことのある人は多いはずだ。『銀葉亭茶話』シリーズの物語に登場する実在の固有名詞は地名だけではない。例えば『蕾姫綺譚』では重要なキャラクターとして李氏朝鮮建国の王李成桂が登場するし、『舞姫打鈴』のヒーローは新羅の英雄金庚信である。
ところで、学校で歴史を習う前に本シリーズを読んだ影響で、私は現在でも「新羅」という単語を見ると反射的に「しらぎ」ではなく「しるら」と読んでしまうし、「李成桂」を見ると「りせいけい」ではなく「りそんげ」と読んでしまう。私にとって、このシリーズこそが生まれて初めて触れた‘朝鮮文化’なのだった。馬鹿な子供だったので現役読者だった小学生の頃は朝鮮半島というのがどこにあるのか知らなかったし(私は当時本気で外国=アメリカであり、世界には日本とアメリカの二国しかないのだと思っていた)、儒教文化だとか在日朝鮮人だとかさっぱり理解できない上に興味もなかったので読み飛ばしていたけれど、雪華(そら)や明蘭(みょんらん)という美しい漢字と不思議な響きの名前、美味しそうなチヂミ、ふわりとチョゴリを広げて鞦韆をこぐ明朗な少女、霊山の天辺に位置する天池(ちょんじ)の聖水……どこか好奇心を刺激する異国のイメージの数々を私は大いに楽しんだのだった。特に金剛山の壮大な瀑布や峰々が鮮やかに染まる絢爛豪華な秋の描写などは、幼心にうっとりするような綺麗な文章だなぁとドキドキしながら読んでいた。金蓮花という作家のおかげで、私は隣国と幸福な出会い方をしたのではないかと思っている。そういう意味で、『銀葉亭茶話』は私にとって印象深いお話なのだった。
金蓮花自身にとっても、作家として第一歩を踏み出したシリーズであると同時に、祖国を舞台にしたロマンスであることを考えれば、『銀葉亭茶話』はやはり特別思い入れの深い作品なんじゃないだろうか。
彼女の著作のあとがきでは、自らのルーツを意識した話題が多い。北朝鮮に観光に行って金剛山の絶景に感動した話、伯母が北朝鮮に帰国した話、親戚が日本と北朝鮮と中国に住んでいるという話、子どもたちの通う朝鮮学校のお祭りのためPTAとして準備に奔走する話など。
そんな彼女がBL小説を書くときは、金蓮花ではなく倉科るりというペンネームを用いた。倉科るり名義の本では特に朝鮮半島と関連のある物語を書いたりはしていないようだ。少女小説のコバルト作家としての自分とをきっちり分けたかったのかもしれないし、儒教を尊ぶ在日コミュニティの価値観からするとさすがにBLを在日朝鮮人と明かしている金蓮花名義で出すのは難しかったのかもしれない。少女小説家としてデビューする際も家族からかなり強硬に反対されたと聞く。少女小説を書いているのがバレて家族会議で土下座までしたそうな。ましてやBLをや。
まぁ、BLを書くときと少女小説やラノベや一般漫画を書くときでペンネームを変えるのはbassoや秋月こお、榎田尤利もやっていることで、金蓮花に限った話ではないけれど、少女小説では在日ネタをふんだんに出していた人がBLではそれを一切出さないというのも興味深い話ではある。
ちなみに金蓮花名義の本に一切男性同士の恋愛や性愛が出てこないか、というとそういうわけでもない。
ここでちょっと萌え語りをさせてもらうと、『銀葉亭茶話』シリーズで私が一番好きなキャラクターは長白君(ちゃんべつくん)だった。彼は、朝鮮半島の付け根、北朝鮮と中国の国境にまたがる山(朝鮮語では白頭山、中国語では長白山)の守護仙人(精霊だったかもしれない)で、シリーズ通してのキーパーソンである李氏(注:男性)に想いを寄せている男性である。李氏に冷たく拒絶されたり、周囲の神仙たちに揶揄されたりしつつも、変わらず李氏に暖かい真心を捧げ続けている好漢なのだ。李氏には他に想い人がいるのでまず間違いなく長白君の恋が成就することはないのだろうが、私は彼の男らしい包容力にときめいたのでぜひ幸せになってもらいたいと思っている。別に相手は李氏じゃなくてもいいから。というか長白君には楓英とか緋鯉の精みたいな豪胆で誠実な男性とか似合うと思うんだよね。
studio may-beを結成して仕事をしている高城響と鷹匠早紀は、BLゲームや乙女ゲームのシナリオライターとして活動している他に、連名でBL小説を書いて出版したり、漫画の原作をしたりしている。音楽業界を舞台にしたBL小説『たぶん、きみが好き』『いつか、翼を広げて』『きっと、空も飛べる』という3冊がマイクロマガジン社から発行されたのは2004年のことだった。この3作は天才指揮者と男性アイドルのカップルを描いたお話なのだが、実は高城響と鷹匠早紀がやっているサイトに長年連載していた大長編小説『KT』を手直しして発表したものだという。
そのサイトの大長編(まだ完結していないらしい)には、脇役として若手の指揮者同士のカップルが登場する。彼らを主人公にした話もサイトには掲載されており、出会いと恋人になるまでを描く『'O sole mio』、体の関係を持つまでに至る続編『hard day's night』、いちゃいちゃらぶらぶしてる『jealous guy』などがある。珍しいことにこのカップルの攻めは在日コリアンである。
『'O sole mio』と『jealous guy』では、攻めが在日であることはストーリーの主軸にはほとんど絡んでこない。民族が違うということよりも同じ夢を抱く音楽家同士であることの方が、この物語の中では圧倒的に比重が大きいのだ。
しかし、『hard day's night』の中ではそれらしいエピソードが挿入されている。演奏会の予定が突如キャンセルされてしまった攻め。晴れがましい仕事を一つ失った原因を、受けに問われた攻めはしぶしぶこう語るのだった。「オレ、在日やん」。BLで、差別に直面する在日の姿が描かれているのは大変珍しい。そもそも在日としてのアイデンティティを持ったキャラクターが登場するBL自体ほとんど見かけないんだけどね。
ところで、この物語の攻めは、大阪出身で関西弁を喋る陽気な男性だ。大らかで人懐っこい。阪神タイガースファン。長身、ガタイが良くて、美男子ではないけれど、受けから見れば十分に魅力的な容貌をしている。そして新進気鋭の指揮者である。実際、読んでいて、彼は魅力的な人物として描かれているように思った。なんとなく関東生まれ関東育ちな自分からすると良い意味で典型的な関西人という印象を受けた。
神経質で繊細、あまり感情表現が得意ではない日本人の受けは、自分と正反対の気質の攻めに惹かれていく。自分にないものを持っている相手を反発心を抱きながらも愛してしまうパターンというのはわりと恋愛物の王道だが、受けが攻めの才能に嫉妬をして苦悩したり、振り切ってもついてくる攻めに苛立ったり、励まされたりと感情をぶつけ合ううちに自分の恋心を認めざるを得ない展開になるというのは微笑ましくて良かった。
BL小説家、檜原まり子の作品の一つに『マリンブルーは密やかに』という小説がある。2008年、講談社X文庫ホワイトハートから発行された。舞台はアジア・オセアニアクルーズ中の豪華客船。そこに乗り込んだ保険会社から委託を受けた調査員の受けと、元自衛官の攻めのラブストーリーだ。
正直なところ、この物語の一番興味深いところは、ストーリーなどよりも受けの両親だと思う。
受けの母親は日本人の医師だった。そして父親は在日韓国人の寿司職人。両親が渡米して、一家がカリフォルニアにいたとき受けは生まれた。医師免許が認められなかった母親は畑違いの仕事をして受けを育ててくれたらしい。後に離婚したようだが、受けの両親の話こそ読んでみたいと思った。寿司職人と女医さん夫婦米国滞在記なんていろいろ波乱万丈なドラマがあって面白そうじゃん。
というわけで、本作の受けは間違いなく在日韓国人の血をひいているのだが、特に在日とか韓国に関するエピソードは出てこない。受けが韓国語を喋ったりキムチを食べるシーンがあるわけでもない。彼が民族的なコミュニティや朝鮮半島に思いを巡らすシーンがあるわけでもない。冒頭、地の文でさらりと受けの生い立ちが説明されているだけで、その後はとくに彼が韓国系であることには触れないまま物語は終わるのだ。
なら別に受けが在日の血を引くキャラクターである意味ってないのでは?と思わないでもないけれど、まぁ深い意味がなきゃ在日がBLに出てはいけないってこともないし、これはこれでいいのかもしれない。なんと言ってもこの作品の舞台はいろいろな国籍のクルーが働く豪華客船なのだから。南太平洋を悠々と航海する船上のキャラクターにちょっとしたマージナルな要素を付与したいと作者が思うのもわかる気がする。船長の喜屋武も、受けと同様にマージナルな人物である。米軍勤務の軍人を父に持つ沖縄出身の男性で、金髪碧眼という日本人離れした容姿だが自らを日本人だと主張する。とても珍しい韓国系の受けや、沖縄と米軍というデリケートなバックグラウンドを持つキャラクターが登場するという点において、このお話はなかなか印象深かった。
『うつしみの花』は、幻冬舎リンクスロマンスから2008年に出版された全2巻のBL漫画である。作者はタカヒサ亨。舞台は飛鳥時代の日本で、有名どころでは葛城皇子(中大兄皇子)、皇極天皇、間人皇女などが登場する歴史ロマンBLである。ちなみに中大兄皇子と受けがキスする場面もあったりする。
主人公(受け)は、百済からの渡来人で金工職人である実父を持つ美少年。攻めは、受けの父親の弟弟子で、乃楽山(ならやま)の麓に住む百済系渡来人であり以前は都随一と呼ばれた腕を持つ金工職人だった。受けが攻めの弟子となるので職人師弟ものBLであると同時に、渡来人と渡来人の子孫が出会って恋に落ちる物語なのである。
職人の村で修行をする受けは、師匠であり恋人である攻め以外の渡来系の職人たちとも交流を持つようになり、技術を磨いていく。いつか攻めの故郷である百済に帰還することを夢見るようになるし、自分たちの存在は発展させ続けていく技術に拠って立つのだという強い自負心を持つに至る。彼らのアイデンティティは明確に百済系渡来人であることにあり、ヤマトにはないんだなーと読んでいて思った。
日本が舞台なのにあえて渡来人のカップルを描くなんて随分通好み(?)だなと思う。こういうのは珍しくて面白い試みだ。同時に、ちょっと私の中の日本人としての感覚が一抹の寂しさというか疎外感を感じなくもなかったような……。この記事のテーマである在日と古代日本の渡来人はちょっと違う存在なのでこの作品には簡単に触れるだけにとどめるけれど、思いがけずヤオイを読んでいて自らのナショナリズムが浮上したという点で本作は印象深い作品だった。私が気にしすぎなだけだけなんだろうけれどさ。
もちろん、健気で頑張り屋な受けとクールで格好良い攻めは萌えたし楽しめた。
ところで、作者のタカヒサ亨は、角髪(みずら)に萌えてこのお話を描いたらしい。わかるわー私もみずら萌えです。特に青年の下げみずら姿は可愛くて良い。不評でなかなか描かせてもらえなかったとのことだが、残念だ。もっと見たかったよー。
ハテブやツイッター、増田2ちゃんねるでコメント下さった方ありがとう。せっかくだし嬉しかったので、いくつかのコメントにお返事します。
恐縮です。ありがとう。
自分のブログではこういう記事を出したことがないのでうまく書けるかわからなかったし、書いたとしてもこの記事だけ場違い感がぷんぷんして浮き上がってしまうだろうと考え増田にしました。悲しいことですが、BLも在日も荒れやすい話題ですから。
私は金蓮花の初期の作品が好きでここ7~8年の著作は読んでないのですが、作品だけじゃなくて作家自身も本当に興味深いなと思ってその動向は注目しています。ラノベ界でも稀な在日外国人であることを明かしている作家さんですよね。まして日本と関係が良好でない国を祖国に持つ人ですから、日本社会で生きる彼女自身、悲しみや自負心を含め複雑な感情はあったんじゃないかなと想像しています。日朝首脳会談が開かれ拉致問題が発覚した2002年、この年に発売された『伽椰琴打鈴』を最後に、彼女の著作の中で一番‘朝鮮’を押し出している銀葉亭茶話シリーズが発行されていないというのは、偶然かもしれないけれどなんとなく象徴的に見えたり……。
確かに文化が違う、価値観や倫理観が異なっている、と強く感じる点はいくつかありましたね。面白いなと好ましく思う相違もあれば、モヤモヤする思いを抱える相違もありました。私の場合、女性の描かれ方や女性の置かれた立場というのが結構気になりました。『蝶々姫綺譚』で、女性が子を成さずに死ぬのは罪である、罰として死後の世界で償わなければならないという設定には、儒教をベースにしたファンタジーだとこうなっちゃうのか、とびっくりしたなぁ。日本や日本よりフェミニズムの強い欧米発のファンタジーじゃそういう設定ってないでしょう。まぁ、当時の価値観を反映させた設定であることが良いという考えもあるとは思いますが、現代女性としてはファンタジーとはいえその世界の女性は生き辛そうだなという感じたのも事実でした。
ネットで読める作品もるし書店や図書館に置いてある作品もあります。個人的に、興味や関心の度合いが在日>BLという人よりは、BL>在日の人の方が楽しめるとは思いますが。
全然関係ないけど、最近アメリカのスラッシュが翻訳されて日本の書店の店頭に並び始めましたよね。日本語で海外スラッシュが読める日が来ようとは思わなかった。嬉しい。
皆さんがどなたをイメージしているのか興味あるなー。私は弱小ブログを書いてますが、Twitterはやっていないんですよ。
韓国人は日本人よりも情熱的、確かにそういうイメージありますよね。こんな記事書いといて言うのもなんですが、家族友人知人に韓国人や在日の人っていないんで実際そうなのかはよく知らないけれど。
確かに作品が面白ければ作家は関係ないというのは仰る通り。私も普段は書き手には興味がないんですが、今回は冒頭で書いた某サイトにはなんだか妙に感慨深くなってしまいまして。
創作の中のマイノリティ、本当に興味深いですよね。読み専なので創作の苦しみは知らないのですが、創作物にマイノリティを登場させる際書き手さんはやっぱり慎重になるんだろうなぁ。セクシュアル・マイノリティが登場するBLは殊にそういう姿勢を求められているジャンルですし。常に政治的に正しいお行儀のよいBLである必要はないと思うけれど、読者が引くような差別的な描写が垂れ流しにされてるBLは読みたくないと思います。私はまだガチでがっつり民族問題を盛り込んだBLというのは読んだことがありません。今後もそんな作品は出ないんじゃないかなと思うし、たとえ出版されたとしても読みたいとは思わないかも、と考えています。娯楽作品には悲惨な差別とか貧困とかの要素は求めていない性質で、どちらかというとイチャイチャ、ドキドキ、ワクワク、エロエロ、アマアマ、ラブラブって感じのノリの方が好きなんですよ。なのでフレーバー的な登場のさせ方や特筆されるような描写がなくても私はOKなんですが、作家がまったくその問題の背景に無知ではキャラクターの魅力的な属性にはできないわけですしね。作家は10調べたことのうち1を書く(100調べたことのうち1を書く、だったかもしれない)と聞いたことがあります。BLを愛する者の一人として、そういうBL作家さんが今まで以上にたくさん出てくれるといいなぁと願っています。
CDとは関係のない話だが、コンシューマゲーム市場では、ひとつのハードウェアがその使命を終えようとするとき、こぞって美少女ゲームだったり乙女ゲームがリリースされたそうだ。それと構造が似てたりする? のかもしれないぜ。
コンシューマゲーム市場全体でそういった事態は確認されていない。
最後に美少女ゲームばかりになるのは、そのマシンのハードウェアが
「静止画の表示能力とメディアの容量がそこそこだが、派手な動きを演出する能力が時代遅れになった」
状態で終焉を迎えた場合による。具体的にはMSX2やPCエンジンやPC-88/98やサターン。
それはしかし美少女ゲームというジャンルが、マシンパワーを必要としないゲームだから、
逆に
「静止画の表示能力も時代遅れになった」「全体的に寂れた」「次世代マシンと比べて容量不足」
ようなパターン、たとえばメガドライブ・スーパーファミコン・ニンテンドウ64・X68kなどの場合は
最終的にはシューティングやパズルアクションあたりが出て終わる。
たとえばNintendoDSの終焉が美少女ゲームまみれになると思うか? 違うだろ。
それはNintendoDSの表示がしょぼいし、ROM容量に限界があるからなんだ。