はてなキーワード: 朝鮮語とは
日韓祖語を再建しよう Proto-Koreo-Japonic
https://www.youtube.com/watch?v=0AoNHdDhpaQ
例えば「かたな」は朝鮮語由来だぞ
ちなみに朝鮮語の起源が日本語であるという意味でなく、逆に日本語の起源が朝鮮語という意味でもない。
日本語と朝鮮語は同祖の可能性があるという学説。
更に言えば同じ民族だったということも意味しないので、未だに嫌韓こじらせていたり、日本叩きを続けてる連中は巣に帰って良いぞ。
そんなことで好悪感情を昂ぶらせても俺たちの祖先みんなアフリカ出身なので学問の邪魔になる党派性は巣に持って帰ってくれ。
これで何がわかるかと言えば、古代朝鮮人と古代倭人はかなり密接に交流していたってのがわかる。
まぁ言語学から見ると過去の朝鮮半島は多民族な地域だったので古代朝鮮人と呼んで良いのか悩みはするが、ここはわかりやすく古代朝鮮人として定義する。
お前らがいくら韓国へ好悪感情持ってても過去の時代から影響されあっていた間柄なんだよ。
言語学が日韓祖語を証明したとき、それをその瞬間の事実として受け入れ、より良い未来と選択し、過去の時代の研究が進んだほうが世の中がほんの少しだけ楽しくなるはずだ。
忘れもしない11月7日。
あの日、俺は中学生3年生で、梨泰院のハロウィーンなどというダルいイベントで人込みの中にいた。
その時起こった。異様な「プレス」。
はじめこそ その強さに気付かなかったが、段々と実感する。
歩けない。
立てない。
座るしかない。
隣にいたマンコの顔がみるみる青くなるのを見て、その異常性を実感した。
パキバキパキッ
何の音だ?わからない。
朝鮮語で怒号が響く。
移動中だった我々は道路ではなく壁側へ移動することとなった。
程なくして見る見るうちに人が集まっていく。
何かもが異様で新鮮だった。
(中略)
俺は思春期まっさかりだったが、状況が状況だけに思春期を発動することなく、両親と略奪を楽しんでいた。
死人の指輪、財布、なんでも盗み放題で最高に興奮した。
その後のことはよく覚えていない。
結局、なし崩し的に日本へ帰り、なし崩し的に学校が再開し、なし崩し的に日常が戻ってきた。
しかし何度振り返っても思う。
いつ思い返しても、こうして文字を書き連ねている時も、思う。
千原ジュニアの座王見ていて、おいでやす小田が重言を披露していたのが面白かった。
シェリー酒 - シェリー(英語: sherry)だけで「酒」の意味がある。
ラム酒 - ラム(英語: rum)だけで「酒」の意味がある。
マスケット銃 - マスケット(英語: musket)に「銃」の意味がある。
クーポン券 - クーポン(フランス語: coupon)に「券」の意味がある
サルサソース - サルサ(スペイン語: salsa)は「ソース」の意味。
マグカップ - マグ(英語: mug)にカップの意味がある。フラダンス -フラ(ハワイ語: hula)は「ダンス」の意味。
https://blog.goo.ne.jp/gooksky/e/1fc6a6fc25127ed0ce7e17eed7b11f9d
これ以外でえっ、これもそうなの? という重言があったら教えてほしい
去年、「日本語の原郷」についての論文(Robbeets et al. 2021)が話題になった。増田は専門外の素人ながら疑問を持ったのでツッコミを入れたんだけど(anond:20211121124146)、今年の6月に入って専門家集団から「あの論文は取り下げろ」という反論論文が出ていた(Tian et al. 2022)。といっても、プレプリントサーバのbioRxivに置いてあるだけで、学術誌に掲載されたわけではないんだけど、まあいずれどこかには載るよね多分。
そういうわけで、反論論文の内容を(素人なりに)紹介していくよ!
ふええ……知らない人ばっかりだよぉ……
22人の共同著者による論文だけど、その多くは中国人研究者。ほかは数人のヨーロッパ人。中国人研究者については全然わからない。漢字で書かれれば一人か二人は名前を聞いたことがある人がいるかもしれないけど、ラテン文字で書かれているので誰が誰やらさっぱりなんだよな……
ヨーロッパ人研究者のうち、ラッセル・グレイ氏は聞いたことがある。20年くらい前に『ネイチャー』に印欧語族の起源に関するレター載せてた人だ(Gray and Atkinson 2003)。ホセ・アロンソ・デ・ラ・フエンテ氏は以前ロベーツ氏の著書に辛辣な書評書いてた人で、去年の増田でも引用した。
そしてトマ・ペラール氏は、日本では有名な研究者だ。彼は宮古島の北4キロに浮かぶ人口数十人の離島大神島の方言について博士論文を書き、それが「母音あるいは声帯を震わせて出される音を含まない単語がある」という世界でも珍しい特徴を持った言語であることを明らかにした(Pellard 2009: 80–85;ペラール 2011: 28–29)。ペラール氏は母語のフランス語だけでなく英語や日本語でも論文や共著を発表していて(最近だとペラール 2021とか)、琉球諸語の言語復興についても発言しているので(ペラール 2013; 2015)、琉球諸語に関心を持って調べたことがあれば一度は名前を聞いたことがあるはずの人物だろう。
要するにこの反論論文には、そのへんの日本人よりはるかに日本語に詳しい研究者が参加しているってこと。
反論論文は、ロベーツ論文で挙げられている同根語(cognate words)が少なすぎると指摘する。
同根語というのは、「起源を同じくする単語」のことだ。ある言語から分かれた娘言語たちは、いずれも共通した同根語を(二次的に失ったのでなければ)持っているはずだ、というのが比較言語学の基本的な考え方だ(生物学でいう原始形質/祖先形質にあたる……と思う。多分)。もちろん、偶然の一致とか、言語の場合は借用語とかがあるので、言語学的な検討を行って「これは祖語から受け継がれた同根語である」というのを確定させて、それをもとに言語の系統関係を判断していく。
たとえば印欧語族だと、次のような対応関係が見いだせる(例はウィキペディアの「印欧語彙」のページから持ってきた)(*がはてな記法の一部と認識されちゃうっぽいので*で代用)。
- | 印欧祖語 | 英語 | ラテン語 | サンスクリット語 | トハラ語 |
父 | *pH₂tér- | father | pater | pitṛ́ | pācar |
2 | *dwóH₁ | two | duo | dvā́ | wu |
足 | *ped- | foot | pēs | pā́d- | pe |
馬 | *ék̂wos | 古英語eoh | equus | áśva- | yuk |
複数の語派(語族の下位区分)にわたって対応する語彙が存在することがわかると思う。これらの同根語が存在することで、「英語とサンスクリット語は親戚なんだなぁ」というのがわかるわけだ(お墓に卒塔婆って置いてあるじゃん。あれに書いてあるのがサンスクリット語)(足で操作する機構を「ペダル」といったり歩行者デッキを「ペデストリアンデッキ」といったりするのは、英語のfootに対応するラテン語pēsからの派生語なんだよね)(「父権主義」が「パターナリズム」になるのも、英語fatherに対応するラテン語がpaterだから。これがポルトガル語でpadreになり、そこから日本語に入って「ばてれん」になるわけですよ)。
ついでに日琉語族の表も示しておく(Vovin 2017)。基礎語彙において規則的に音韻が対応しているのは、これらの一致が偶然ではなく日本語と沖縄語が親戚であることの動かぬ証拠だ。
- | 標準語 | 沖縄語(首里) |
これ | kore | kuri |
鳥 | tori | tui |
米 | kome | kumi |
場所 | tokoro | tukuru |
しかしロベーツ論文は、ひとつ以上の語族でみられる同根語が317、2つ以上の語族でみられる同根語がわずか50、そして5つの語族で共有されている同根語はたったの2つに過ぎないという(Tian et al. 2022: 2)。思い出してほしいんだけど、ロベーツ論文はテュルク・モンゴル・ツングース・朝鮮・日琉の計5語族が同一の起源を持つと主張しているのね。なのに5語族で共有されてる同根語はたったの2ってどういうこと? って話になるでしょ。全然「トランスユーラシア語族」の証拠になってないじゃん。
っていうか、その50個の同根語リストの中には、ロベーツ氏自身が「これは借用語だよ☆」って書いてる単語が入ってるんだってさ。借用語は除くというのが比較言語学の基本なのに(借用語だと気づかずにリストアップしたならまだしも)借用語だとわかった上でリストアップするのヤバくない? そんなこと言ったら日本語が英語の親戚になっちゃうよ? 大丈夫?
反論論文の著者たちはこれに激おこぷんぷん丸になっていて、ロベーツ論文の「著者たちは彼ら自身の歴史的言語比較の原則を無視し、証拠を彼らの必要にあわせて歪曲している」(Tian et al. 2022: 3)とまで断言している。そりゃ、借用語混じりのたった数十の同根語で「トランスユーラシア語族は、ありまぁす!」って言われたらそう言いたくもなるわな。
遺伝学的にも、ロベーツらの論文は「不当な仮定(unjustified assumption)と、移民についてのありえそうな他の仮説を排除した選択的モデリング」に基づいているとバッサリ。考古学的証拠も「弱い」と切り捨てている。このへんは遺伝学や考古学に詳しいはてなーに解説をお願いしたいところ。
ロベーツ論文の結果を再現しようという我々の試みは[言語・遺伝・考古の]3つすべての面で重要な不一致をみた。さらにいえば、ロベーツ論文はこれら3分野の研究成果を統合するために「三角測量」を用いたと主張するが、その「三角測量」とやらの手法を定義も記述もしていない。したがって、彼らの手法に従って3つの分野に関する訂正を組み合わせることも不可能だ。つまるところ、我々が行った3つのデータセットすべての再検討は、ロベーツ論文の主張を完全に崩壊させた。トランスユーラシア仮説は未実証である。私たちはこの論文を取り下げるよう謹んで勧告する(Tian et al. 2022: 7)。
要するにアルタイ語族2.0は失敗したってことっすね。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々にとっては、自分の言語と文化の起源が国境の向こうにあるということは不快な真実だが、すべての言語と文化、人間は混じりあっている」って言ってたらしいけど、まずはご自分の仮説がボロボロだという不快な真実に向き合ってほしい。
こんなガバガバ論文を載っけちゃった『Nature』については、まあ……仕方ないところもあるのかな? ちょっとでも言語の系統とかに関心を持っている人なら「これアルタイ語族2.0じゃん」と気づける内容だけど、理系の雑誌の編集者にその目利きを求めるのも酷かな……査読者選ぼうにも誰がこの分野の権威かすらわからんだろうからな……ただし『トランスユーラシア語族ガイドブック』なんてものをホイホイ出版したオックスフォード大学出版会テメーはダメだ。お前んとこは人文系の研究書いっぱい出してるんだからアルタイ語族2.0くらい見抜けるだろうが!
なお、ペラール氏のツイッター(@ThomasPellard)を見たら「そもそも論証の基盤になってる語彙の出典が書いてないやんけ。これスタロスチンが作ったデータベースからのコピペじゃね? っていうかいくつかの言語が対応表に載ってないから同根語を検討できないんだけど?」という趣旨のツッコミをしていた(https://twitter.com/ThomasPellard/status/1536288665936306176)。あっ……(察し)
そろそろ凱旋門賞ですが、タイトルホルダーくん楽しみですね。天皇賞(春)と宝塚記念の圧勝劇(+お姉ちゃん)ですっかりファンになりました。ロンシャンでも逃げ切ってほしいですね。ただ背負ってる期待が大きすぎるドウデュースくんにも勝ってほしい……武豊を凱旋門賞に勝たせるために生まれてきた馬になったら胸熱すぎるでしょ……
あと先日のセントウルステークスは感動で泣きそうになりました。桜花賞のころから推してたので……(ソングラインちゃんも安田記念戴冠おめでとう。BCマイル頑張れ!)。スプリンターズステークスで今度こそ待望のG1制覇を成し遂げてほしいですね……
ユキノビジンは! 引けませんでした!(すり抜けで夏服メジロドーベルとサクラチヨノオーが来たのでまあ良し)
これ見落としてましたわ。教えてくれて感謝。こちらの方がわかりやすいのでみんなペラール氏の解説動画を見てクレメンス。
博士号って持ってないからわからないんですけど食べられるんですか? ご飯粒よりおいしいんですか?
ここでもいくつか紹介されているようにトマ・ペラール氏は日本語でもいろいろ書いているしTwitterやAcademia.eduなどでも積極的に情報や研究を公開していて我々素人にとってはとてもありがたいです
ペラール、ヴォヴィン、ローレンスの3氏は色々academia.eduに上げてくれてて助かりますよね。ところで素人とはいったい……うごごご。
有り難い要約だけど、最後の「アルタイ語族2.0」だから胡散臭い、という部分はやや迂闊かと。当該論文はそうでなさそう、というだけで真に画期的な論文によりアルタイ語族が復権することは可能性としてはあるよね
もちろんそれはそうです。ちゃんとした比較言語学的な手法で「アルタイ語族」の存在が実証できるのならそれは歓迎すべきことで、その可能性は残されています。ただ、これまで数百年にわたって研究が続けられてきて熱心な擁護者も大勢いるのにまだ確固たる同系の証拠が出てきてない、というのは相当に重い事実ですよね……。ロベーツ氏は「民族主義的な議題を持つ人々」のことを揶揄してますけど、日琉語族の分類というのはまさにその「自分たちの言語はどこから来たのか」というルーツ探しの情熱に取り憑かれた人たちがいっぱい研究して、それでもなお結論が出ていないテーマなわけで(cf. 日本語の起源 - Wikipedia)。
増田はドシロートなんでなーんも独自の見解は持ってないですが、古代ロマン的な観点からはanond:20211121124146でも言及した大陸倭語仮説が面白そう(「大陸倭語」の存在はまだ定説にはなってないことに注意)。島嶼倭語(仮に「大陸倭語」の存在が実証されない場合は日琉語)のUrheimatは五十嵐氏の指摘に沿えば近畿地方のあたり(多分四国ではない)。日琉語族が列島と半島にまたがって分布していて、そのうち大陸倭語が南進してきた朝鮮語族に同化されたと考えると古代の日本と朝鮮半島との関わりに色々納得がいく(繰り返すように素人が古代ロマンといくつかの論文に基づいて妄想したものです)。では仮に対馬海峡をまたいだ日琉語族の存在が実証されたとして、そのUrheimatは……どこでしょうね? なんもわからん。
あ、トラバでやたらゲノム研究のURL貼ってる人は、(もし同一人物なら)去年の議論で血統と言語系統を混同したり(anond:20211121201022)、論文や増田の内容を理解できてなかったりする(anond:20211121224311)ような人なので、マトモに相手する価値はないっすよ。一応ご忠告。
今、配信中にファビョるを発言したVtuberが炎上してるけど、本人は単にめちゃくちゃ怒ってるって意味だと思ってたと発言しているし、私も全く同じ認識だったので驚いてしまったのよね
で、上の件に限らず、スラング関連の炎上見ると擁護も叩きも別のまずいスラング使っているのを良く見るのでなんだかなと思うのですが
でも正直なところ元の意味がやばいのに広く使われているスラングってあるじゃないですか
人権はこの間のプロゲーマーの発言で話題にはなりましたけど、脳死とか戦犯とかモク奴隷とか地雷とか乞食とか未だに使ってる方多いですし
沼だって池沼(知障)からきてるって知らない人いっぱいいるんじゃないかな…公式アカウントでも使っているの見るしそもそもスラングって認識してないかも
まあガイジやチー牛みたいなあからさまに侮辱のスラングも一般的に使われ過ぎてライトに捉えられてそうではある
自分もスラング使わないように気を付けているし気付いたときに調べているけど、やっぱわからんかった知らんかったというのも多いので、有識者良ければ教えてほしいです
以下追記
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沼についてですが、ジャンルにのめり込むの意味で使われる場合においては明確に語源が違うと思うのですが、ゲームでの沼(沼プレイとか)は意味不明な動きをするというニュアンスが混じりあってるんじゃないかなと思いますので、正直積極的に使うのはちょっと…と思うことはあります。
https://wikiwiki.jp/unkochan/%E6%B2%BC
それとガイジが障害児由来って知らない人多いんですか…!?やっぱりいたコミュニティの時期などで語源を知ってる知らないがあって怖いですね。
沼について詳しい増田をご紹介いただきありがとうございます。これ踏まえると沼プレイとかゲームの動作関係だと使わない方がいい、位のニュアンスで捉えていたらセーフかもですね
⚪脳死も医療での脳死状態を指すのではなく、脳が回ってない状態という意味で使ってるのと同じで、広く誤解されているスラングじゃないかなと。
確かに文章が不足しており、誤解されてもおかしくない表現でした。申し訳ございません。正しくは「医療での脳死状態が語源だけど、脳が死んでいる(回ってない)の文章の略と捉えて普通に使っている方が多い」ですね(医療用語での脳死って言葉は常識だと思っているんですがもしかしたらそこから曖昧な方も多いのかなと…)。
正直この増田書いたのもこのスラングきっかけでして、件の炎上の話をしている方があまりにもこの言葉を使っているので、問題認識はしてるけど案外ちゃんとわかっているものって少ないのかも…と思った次第です。
DQNも良く見かけている割には意味も語源もふわふわした理解でした、勉強になります。
学歴系もわりとスラングが日常的になっている面があるので気を付けないといけないですね。
→⚪ちょっとスラッと読んでしまっていたのですが、DQNって明確に高卒を指すわけではなく、結構抽象的な概念ですよね
⚪学歴系スラングで思い出したのですが、学歴ロンダリングもわりとよく見かけるスラングの一方で、マネーロンダリングという犯罪行為のもじりなので、スラングの指す内容は犯罪じゃないのに結構酷いよなと。
確かにクソは悪い言葉だなと思わず笑ってしまったのですが、よくクソを英訳するとFuck youになるじゃないですか。あれ日本語にちゃんと訳すとぶち犯すぞになっちゃうのでちょっとよりまずい感じになりますよね。
英語圏はfワード多すぎて正直ボーダーが日本以上にわかりません。
本当にそういう方もいらっしゃるのだとは思うのですが、私は恥ずかしながらできていません。申し訳ないです。
⚪そいえばJKも一般的には頭文字を抜いただけと言われますが、元々援交で使われてた背景も大きいですよね。
たくさんのスラングのご提供ありがとうございます、いや、なんか誤解を生む言い方ですねこれ…。
個人的に糖質は知っていましたが、シュガーと書かれるとお花畑的な甘い考えを持ってるってことかな?って思ってしまうので使ってしまいそうで…。
それとしょうがないにゃあ…の語源にビックリしてしまったんですが、うわ、こんなのどうやって把握したらいいんでしょうね…。
FPSの芋るって芋虫からなんですね。私も田舎者でもじもじしてる、ダサい的な方の芋からきてると思っていました。
→→⚪ブコメで芋虫って言ってももっとまずいスラングやでってコメント見たのですが、↓ですかね、もっと別の由来があるんでしょうか。
https://dic.nicovideo.jp/a/%E8%8A%8B%E8%99%AB%E3%82%B9%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC
淫夢全然見てないから確かにわからないんですよねと言おうとしたら微レ存やマ?ってそこ由来なんですね!?普通に2ch用語かと…。淫夢語録は使うのどうかな…って風潮はあるものの、114514ほどの有名どころでないとさすがに把握してない人も多いのかもですね…。
→⚪まともに語録見てきて頭抱えました。避けられないじゃんこんなの…
https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B7%AB%E5%A4%A2%E8%AA%9E%E9%8C%B2%28coat%29
キチガイがそもそも大分前からアウトなので時代の流れで許されただけで、今新しくできる作品にいれるタイトルだとアウトになるかな…と思ったのですが邦キチがありましたね。基準がわからん…わからんぞ…。
ワンチャンの語源が麻雀にあるって思われているところも知りませんでした、んん~確かに性的な場面で見かけることは多いですが。
→⚪やっぱりOne Chanceの略で元は麻雀用語の理解でいい気がします…が、お持ち帰りワンチャンのイメージが強くて良い印象がないのは否めないかもしれません。
お気持ち表明、これ確かに天皇への失礼と捉えられても仕方ないというか、時と場合と使う人によっては結構怖いかもしれないですね…。
Karenはたしかに聞いたことあります。あんまり個人名をスラングとして認識したくはないですが、犯人はヤスみたいなのも場合によって煽りになりますもんね。
リア狂は人狼の方の意味でしか知りませんでした、界隈で色々意味は変わっていきますね…。
というかやっぱゲーム界隈でナマポ(生活保護)がナチュラルに使われているのまずいですよね。
マンセーは崇拝的な意味で使われているのは知っていましたが、これも朝鮮語とは知らなかったです。れっきとした単語とはいえ、日本人がバンバン言ってたら煽りになっちゃいますね。また、ニダは知っていましたが、ホルホル、~しるは初めて聞きました。
件のファビョるもですが、界隈から別の界隈へ一部の意味だけ輸入して使われることもあり、こうなかなか、見極めが難しいですね…。
⚪飯テロ、原作レイプ、○○難民とかもよく見るけど字面まずいよね、とふと思いました。
あとSRPGでの地雷戦法とかだと許されなくなりそう…と思う一方で、地雷系はファッション用語として公式も使っているのを見るので許される部類なんでしょうかね…両方とも人を地雷扱いしていることに変わりはないのですが
⚪ブコメでいくつか航空機事故由来のスラング(はいじゃないが、機長、やめてください等)が言及されていますが、なんか昔は大分不謹慎が許容されていたんだなと思います。
私は「大事故当時何が起こったか」みたいな動画を見てた時期があったので、幸い語源まで知っていましたが、若い世代は語源知らなくてもおかしくないし使ってしまっていると思います。
⭐ブコメもちょこちょこ見ております、皆様スラングのご提供(?)ありがとうございます。
言葉って変遷していくもの、明確な定義がないものなので、ある程度許したい許されたいがあるのですが、この増田の返信で「ガイジの由来を知らない人が増えてる」って情報がなかったら私もガイジって聞いた瞬間怒っていたと思うので(いやだからといって燃やしはしませんが)、私も想像力が足りないなと思う次第です…。
やはり気を付けるには越したことないんだろうし、一方で相手の発言の意図を汲み取る努力はし続けたいなと思います。
⭐ブコメまではあまり反応できていないのですが、増田コンプラ研修担当か?にはさすがに笑っちゃいました。細かくレスしてディグってたからですかね、十代からゲーム界隈をROMしてた程度の好奇心旺盛無関係一般人です。
ただYoutuber、Vtuber、プロゲーマー辺りの配信系業界全体がどこまでをラインとして認識していくんだろうというのは今後とても気になるところです。
この質問は、ここ知恵袋だけでも、すでに21回出されています。これまでの回答を見るには「チャリンコ 語源」で検索してください。
以前私が2回答えた回答を手直ししたのが次のものです。
「チャリンコ」という言葉自体は、本来「子どものスリ」を意味する日本語で、江戸時代からある言葉です。60年代のやくざ映画でも「子どものスリ」の意味で使われているのを見たので、かなり最近まで「現代語」だったようです。
「ちゃり」には「ふざけた」の意味があり、「ちゃりげ」(もみあげ)もそうですが、もとは歌舞伎の滑稽な場面の「ちゃりば」、おどけた声の「ちゃりごえ」、おどけた女「ちゃりめ」>「おちゃめ」。ふざけたがきが「ちゃりんこ」で、これが「子どものスリ」や「子どものかっぱらい」の意味になりました。
私は1969年には大阪で友人が自転車をチャリンコと呼ぶのを耳にしています。
語源は、朝鮮語済州島方言の自転車「チャルンケ」、朝鮮語標準語の自転車「チャジョンゴ」がベルの「ちゃりんちゃりん」と合わさって、古くからある子どもスリの「チャリンコ」の言葉にかけてできた洒落言葉だったと思われます。
私の推定では、発生は1960年代初頭、発生地は、済州島出身の在日朝鮮人韓国人の多い大阪生野区あたり(ですが確証はなし)。
論文紹介2
論文タイトル:Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languages
掲載誌:Nature (2021年, 599巻, 616-621頁)
著者:Robbeets M., Bouckaert R., Conte M., Savelyev A., Li T., An D., Shinoda K., Cui Y., Kawashima T., Kim G., Uchiyama J., Dolińska J., Oskolskaya S., Yamano K, Seguchi N., Tomita H., Takamiya H., KanzawaKiriyama H., Oota H., Ishida H., Kimura R., Sato T., Kim J., Deng B., Bjørn R., Rhee S., Ahn K.-D., Gruntov I., Mazo O., Bentley J., Fernandes R., Roberts P., Bausch I., Gilaizeau L., Yoneda M., Kugai M., Bianco R., Zhang F., Himmel M., Hudson M., Ning C.
ユーラシア集団において、日琉語族、朝鮮語族、ツングース語族、モンゴル語族、およびチュルク語族などのトランスユーラシア語族の起源と初期の拡散については、もっとも議論されている問題のひとつです。
重要な問題は、言語拡散、農業拡大、人口移動の関係です。Robbeetsらは、遺伝学、考古学、言語学の広範なデータセットから統一的な視点で解析することにより、この問題に取り組みました。
それにより、トランスユーラシア語族の共通祖先と最初の拡散は、初期新石器時代以降に東北アジアを横断した最初の農耕集団に遡ることができ、それらは青銅器時代以降の広範な文化交流によって覆い隠されてきたことが示されました。
これら3つの分野が大きな進展し、その証拠の組み合わせることによって、トランスユーラシア語族の初期の拡散が農耕によって推進されたことが明らかになりました。
最近の古代DNA研究のブレークスルーによって、ユーラシアにおけるヒトと言語と文化の拡散の関連が見直されていますが、依然として西ユーラシアと比べて東ユーラシアのついての理解は乏しいのが現状です。
本研究で着目する内モンゴル、黄河、遼河、アムール川流域、ロシア極東、朝鮮半島、そして日本列島を含む北東アジアについても、遺伝学に重点を置いたものや、既存のデータセットのレビューに限定したものなどのいくつかの例外を除いて、北東アジアを対象とした学際的なアプローチはほとんどありません。
トランスユーラシア語族(「アルタイ語族」として知られる)の言語的関連性は、有史以前の言語において最も論争が多い問題の一つです。
トランスユーラシア語族とは、ヨーロッパと北アジアに広がる地理的に隣接した言語の大きなグループを指し、5つの言語族(日琉語族、朝鮮語族、ツングース語族、モンゴル語族、チュルク語族)を含んでいます。
この5つのグループが単一の共通祖先から派生したかが問題となるのですが、長年に渡って、言語が継承されたのか、それとも借用によるものなのかが議論されてきました。
最近では、これらの言語間の共通性の多くは確かに借用によるものだとしても、トランスユーラシア語族は信頼できる確かな系統グループだとする証拠も示されています。
この系統グループを受け入れた場合、これらの時間的深度や場所、文化的アイデンティティ、拡散ルートなどの新たな疑問が生じます。
そこで彼女らは、トランスユーラシア語族の初期の拡散が紀元前4000年紀に東部ステップで始まった遊牧民の拡散だとする従来の「牧畜民仮説」に対して、これらの拡散が「農耕/言語拡散仮説」の範囲内である「農耕仮説」を提唱することで、課題の解決を試みました。
これらの課題は言語学の枠を超えているので、考古学と遺伝学を統合した「トライアングレーション」と呼ばれるアプローチで取り組んでいます。
言語学からは、98のトランスユーラシア語族について、方言や歴史的変化を含んだ254の基礎語彙を示すデータセットを用いて、ベイズ法による系統解析を行っています。原トランスユーラシア語族は9181 BP(5595–12793BP, 95%信頼区間)、原アルタイ語は6811 BP(4404-10166 BP)、モンゴル・ツングース語は4491 BP(2599-6373 BP)、日本と韓国語は5458 BP(3335-8024 BP)を示しました。
また、トランスユーラシア語族の空間的な拡大をモデル化した結果、これまでのホームランドとされていたアルタイ、黄河、内モンゴルの大興安嶺山脈、アムール盆地などではなく、初期新石器時代の西遼河流域がトランスユーラシア語族の起源地であることを支持する結果を得ています。
さらに、再構築した農耕牧畜の原語を用いた定性分析によって、たとえば新石器時代に分離した共通祖語では耕作や雑穀に関する語彙を継承するなど、特定の地域・時期の祖先原語集団の文化的項目が特定されました。
一方で、コメ・麦の栽培、牛・馬などの家畜などは青銅器時代の人々の言語的交流による借用とされました。
よって、言語学からは牧畜民仮説ではなく、農耕仮説を支持しています。
考古学からは、255の遺跡の文化的類似性によってクラスタリングしたベイズ解析の結果を示しています。
北東アジアの新石器時代の植物栽培はいくつかの中心地から拡大しており、そのうち9000年前に西遼河流域で始まったキビがトランスユーラシア語族にとって重要となります。
解析の結果、新石器時代の西遼流域に文化的クラスターがあり、そこから雑穀栽培に関連した2つの分岐(韓国のチュルムン分岐とアムール、沿海、遼東にわたる新石器時代の分岐)があることがわかりました。
このことは、雑穀農耕が 5500 BPには韓国に、5000 BPにはアムール川を経由して沿海州に伝播したことを示すこれまでの知見を裏付けています。
さらに、西遼河地域の青銅器時代の遺跡は、韓国の無文遺跡や日本の弥生遺跡とクラスターを形成しており、4000年前の遼東-山東地域の農業パッケージが、米や小麦で補完されていたことを反映しています。
これらの作物は、初期青銅器時代(3300~2800 BP)には朝鮮半島に、3000 BP以降には日本に伝わりました。
遺伝学では、アムール、韓国、日本の九州と琉球列島の23体の古代人ゲノムを取得し、先行研究の古代東アジア人および現代ユーラシア大陸集団のゲノムデータと統合して解析しています。
西遼河地域では初期新石器時代のゲノムは欠くものの、西遼新石器時代の雑穀農民はアムール的遺伝要素をかなり含んでおり、時代とともに徐々に黄河流域のゲノムに移行しています。
解析の結果から、このアムール的遺伝要素は、バイカル、アムール、沿海州、南東ステップ、西遼河を覆う新石器時代以前(あるいは後期旧石器時代)の狩猟採集民の本来の遺伝子プロファイルであり、それがこの地域の初期農民に引き継がれていると考えられます。
アムール的遺伝要素は日本語や韓国語の話者にまで遡ることができることから、トランスユーラシア諸語の話者に共通する本来の遺伝的要素と考えられます。
韓国の古代ゲノム解析では、朝鮮半島南岸の新石器時代人で縄文的遺伝要素がみられました。
一方で、同じく南岸の新石器時代のAndoでは縄文的遺伝要素は見られませんでした。
このことは新石器時代の朝鮮半島南部では縄文人の祖先が不均一に存在したことを示しています。
時代が下って、青銅器時代の韓国西岸部の瑞山市にあるTaejungniには、縄文的遺伝要素は見られませんでした。
また、現代韓国人への縄文人的遺伝要素の寄与は限定的であることから、新石器時代から現代にかけて減少していることが見て取れます。
Taejungniに縄文的遺伝要素が見られないことは、縄文的遺伝要素を持たない初期の集団が稲作を伴って朝鮮半島に移動し、縄文的遺伝要素を持つ新石器時代の集団に取って代わったことを示唆しています。
ただし、サンプルサイズと対象範囲が限られていることから、この仮説の検証にはもう少し多くの人骨のゲノム解析が必要です。
私の意見を述べるならば、私たちが分析した韓国南部の大邱市の南東部にある三国時代の完山洞古墳群の出土人骨のDNAも、現代韓国人と同程度に縄文的遺伝要素を受け継いでいることから、完全に入れ替わったとする考えには賛同しかねます。
以上よりRobbeetsらは、朝鮮半島への農耕の伝播は、新石器時代の雑穀栽培の導入は紅山文化、青銅器時代の稲作の導入は夏家店上層文化というように、アムール川流域と黄河流域からの異なる遺伝子流動の波と関連づけることができると述べています
以上の言語学的、考古学的、遺伝学的証拠から、これらの分野の間に明確なつながりがあることがわかります。
これらの統合により、トランスユーラシア語族の起源は、新石器時代の東北アジアにおける雑穀栽培の開始と初期のアムール的祖先集団にまでさかのぼることが示されました。
これらの言語の伝播には、農耕や遺伝子の拡散と同様に、大きく分けて2つの段階を含みます。
第一段階は、トランスユーラシア語族における主要な分裂に対応し、新石器時代前期から中期にかけて、アムール的遺伝要素を持つ雑穀農耕集団が西遼河から隣接する地域へ拡散した時期に該当します。
第二段階は、5つの言語族間の言語接触に対応し、後期新石器から青銅器、鉄器時代にかけて、アムール的遺伝要素を持つ雑穀農耕集団が黄河や西ユーラシア、縄文人と混血したときに、稲作や牧畜などを農耕パッケージに加えました。
本研究では、東北アジアにおける雑穀栽培の二つの中心地が、黄河流域のシナ・チベット語族と西遼河流域のトランスユーラシア語族の起源と関連していると示唆しています。
朝鮮半島に関しては、紀元前6000年頃に黄河流域および西遼河地域の各農耕集団が沿海州に拡大して混血し、それが朝鮮半島に持ち込まれたと考えられます。
その後、3300 BPに遼東−山東地域の農耕集団が朝鮮半島に移住して米や麦をもたらしました。
この農業パッケージが3000年前に九州に伝わり、本格的な農耕への移行と縄文系と渡来系の混血、および日琉語族への言語的転換が起きました。
いいですか!日琉語族が弥生時代に朝鮮半島から伝来したのはもはや定説なんですよ!
なんか!勢いと!おふざけで!書いたら!書いたらですよ!意外にブクマが付きました!
なので!なのでですよ!お返事いたしましょう!
いいですか!日琉語族が弥生時代に朝鮮半島から伝来したのはもはや定説なんですよ!
nt46 朝鮮半島は日本のライフスペース。いいですか、それは継体天皇の勝手なんですよ。
Tmr1984 ここから発展して、朝鮮半島は元々は日琉語族の土地。エルサレムを熱望するユダヤ人のごとく日本人は朝鮮半島(高天原)の奪還を望んで良い、とならない?日本人南洋ルーツ説も太平洋戦争の時にどう使われた?
いまこそ!いまこそですよ!国土回復運動!レコンキスタ☆彡!を行うべきです!
朝鮮語族に支配された!支配されたですよ!高天原を!奪還するのです!
くらえぇぇぇぇぇえぇえぇぇぇぇぇえぇ!!!!ハッピーーーーー!!!!!!!!!!!ヴァレンタイーーーーーンンーーーーーーーー!!!!!!
tigercaffe 先行研究と史料の提示を。せめて索引くらいつけて欲しい。この3つのない歴史記事は読み物以上の価値はない。
先♥行♥研♥究と史♥料♥の♥提♥示!!?!?!?!?!?!?!
こーーーれだーーーーー!!!!!!!!!!!!!ここの参考文献でも読んでろやーーー!!!!!
https://anond.hatelabo.jp/20211121124146
ええええ?????
だって!だってこれって「日本語の原郷は「中国東北部の農耕民」」ってのに反論してるんでしょ~~~????
トランスユーラシアに疑義を呈しただけで、日琉語族が列島外から流入してきたってことは否定してないんですよ!
この「まったくの素人」増田さんもね!「日琉語族が弥生時代に朝鮮半島から伝来した」ってのには賛成ないし、賛成寄りになるはずですよ!
Nfm4yxnW8 定説とまではいわないけど日琉語族が弥生時代に朝鮮半島から伝来したというのは一番可能性が高い学説だと思う。あと10年もすれば定説になるかも。「大王たちのルーツ」は地理的な意味ならYES、国家という意味ならNO 歴史
そやな!大王たちのルーツのくだりは勢いやで!なんせ考古学的な証拠があらへんのや!
Cunliffe 日琉祖語の単一起源説はまだちょっと保留かなあって思ってる。クレオールだっていう仮定は結構魅力的なんだよね。
そやな!クレオールの可能性は高いな! しかしな!「どこで」クレオールになったかというと、列島外でクレオールになった可能性が高いんやないかと思うわ!
https://anond.hatelabo.jp/20220215160324 に書いた通りや!
death6coin “そしてAD663年の白村江の戦いで大王たちのルーツであった伽耶任那、百済が滅亡したことをきっかけに「日本」を名乗るようになるのです。”あー、そういう説の本を読んだことはあるな。通説とは思えんが。
そやな!「大王たちのルーツであった伽耶任那、百済」はネタや。しかし白村江の戦いの敗北がきっかけで「日本」と言う概念ができた!これは事実なんや!
unakowa 記紀の歴史書的信用はもっと議論されるべき。少なくとも記紀を真実かのように皇位継承問題を議論するのは愚の骨頂。
そやな!まあ神はおらんでも宗教には価値はあるんで!いんやない!
anmin7 よしんばそうだとして君は何を求めているのかね? 現状の何を変更したいのかね。
そやな!「名前を隠して楽しく日記。」が目的やで!そう怖がらんでもええんやで!
El_Fire “縄文人の遺伝子を最も強く受け継ぐアイヌの言語が日本語と全くの別系統である説明がつかないわけですよ。”縄文時代の長さと広さを考えると、異なる語族と判定せざるを得ない変化が起こっててもおかしくないのだが
な!なにーーーーーー!!!!!日本語とアイヌ語を同系論だとーーーーー!!!!
そ!それは!さすがに無理があろうかと思われます!試しに!試しにですよ!
何でもいいので学術論文を探してみるんだ!そこは!そこは!まともな学術論文が一つもない魔境ですぞ!!!
the_sun_also_rises この投稿に賛成する者も反対する者も裏側に現在の政治性を帯びていることが問題。1500年以上前のことはアカデミアに任せそれに対して政治性を帯びさせてはならない。こんな投稿をしても今の日韓関係は何ら変わらない
そやな!わいは!わいは!政治的なこと触れたつもりはなかったんやが!なかったんやが!それでも政治的に見えたんか!?
実際はおんどれの!おんどれの眼鏡に色がついとるんやないか!?
ysync で?既存資料をチェリーピックしたエビデンスに欠ける定説通説に何の意味が?新資料をもとにした珍説奇説の方が面白いだけマシだな。 /過去の出来事教訓としての歴史はおもろいが、現在に影響与えるものでもなかろ。
おりゃーーーー!!!!!!!!!チェリ~~~~~ピック!ピック!ピック!
でもな!定説はネタやけど!ネタなんやけど!「日琉語族が弥生時代に朝鮮半島から伝来した」ってのは最も可能性が高いもんやで!
逆にそれ以外の学説は圧倒的に信頼性が低いんや!特に縄文語ってのは超超激激やばやばやで!
memorystock ponponなんとか先生が諦めきれずにまだやってんのかな?ああいう人の動機って反転ネトウヨと言うか韓国ネトウヨと言うか、結局は民族主義とレイシズムなんだもん。
ちがうで!わいはponponではないで!
沙也加ってだけ言われるとこっち思い出しちゃう
沙也加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%99%E4%B9%9F%E5%8A%A0
沙也加(さやか)
沙也可
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%99%E4%B9%9F%E5%8F%AF
沙也可(さやか、1571年? - 1642年[1]または1643年[2])は、文禄・慶長の役の際、加藤清正の配下として朝鮮に渡ったが、投降して朝鮮軍に加わり、火縄銃の技術を伝えて日本軍と戦ったとされる武将。現代朝鮮語発音ではサヤガとなる。朝鮮では金忠善(キム・チュンソン、ハングル表記:김충선)の名で知られ、字は善之、慕夏堂と号したという。韓国においては英雄扱いされているが、その活躍の実態は不明な点も多い。
「『日本語の原郷』についての論文を読んでみた」(anond:20211121124146)を書いた増田です。思ったより多くの反応があって嬉しいので、調子に乗ってはてブの反応に対して補足説明みたいなのをしてみます。
そもそも言語学では分かりようがないところを考古学と遺伝学の視点からも補正したっていうのがあの論文の眼目だと思うので、言語学の面だけ否定しても…
こういう意見がみられましたが、少なくとも考古学や遺伝学の成果からは言語については何もわからない、ということを強調しておきます。
極端な例を挙げると、100年前にアメリカに移住した日本人の子孫で、ご家庭でも英語しか使っていない日系アメリカ人のことを考えましょう。彼もしくは彼女は遺伝的には日本列島に遡ることができます(おうちを探すと日本列島由来の品が出てくるかもしれません)。では言語的には? 彼もしくは彼女が話しているのは英語であり、英語というのは印欧語族ゲルマン語派西ゲルマン語群アングロ・フリジア諸語に分類されるイングランド発祥の言語であるわけです。どれだけ遡っても日本列島には行き着かない。「この人は遺伝的には日本列島の出身なのだから、英語の起源も日本列島にあるんだ!」なんて話はおかしいでしょ?
古代にどのような人口の変動があったのかはわかっていません。移民や同化が起きたのかもしれない。婚姻によって遺伝子が混ざりあった可能性もある。その場合、遺伝子の伝播と言語の伝播が異なるルートである可能性もあります。遺伝子はヒトの移動について詳しく教えてくれるけど言語の移動についてはなんも教えてくれないんですよ。せいぜい傍証になるだけ(「言語学の観点からは○○語は××地域あたりが原郷だと思われるが、遺伝学で調べてみたら××地域からの大規模な人の移住があったっぽいので、このときに言語も広まったんだと思われる」みたいな)。
様々な仮説があるのはいいけど、定説化とか定説がエビデンスによって覆されたとか以外はニュースバリュー無いと思うんだが、なぜ報道されたのか。
いやー、Natureにマックス・プランク研究所の研究者が載せた日本に関する斬新な論説をニュースにするな、という方が無茶じゃないでしょうか……
正直、これメディアを責められないと思うんですよね。実は著者のロベーツさん、去年オックスフォード大学出版会から『オックスフォード版トランスユーラシア語族ガイドブック』なんて本を出してるんですよ(Robbeets and Savelyev 2020)。天下のオックスフォードUPから『~語族ガイドブック』なんて出てたらその語族の実在は学界の定説になってるって勘違いしちゃうのも当然っていうか……これ、今回は日琉語だから気づけたけど、パプアニューギニアの言語とかでやられたら引っかからない自信ないです。
なおその『ガイドブック』には辛辣な書評が出てます(Vovin 2021)。掻い摘んで批判の内容を紹介すると、「分析されてるのが現代語ばっかりやんけ」「系統関係があるって言うなら明確な対照表を示してみろや」「中期朝鮮語の再建がおかしいけどちゃんと韓国語の先行研究読んどるんか?」「“leading international scholars”が書いたガイドブックって謳ってるけど著者のうち6人は院生じゃねーか」みたいな感じです。さらには、
We move now from the bad quality of research to the realm of science fiction in Table 39.1 that is supposed to present core Koro-Japonic etymologies. But there is at least one mistake and/or data fabrication on every line. (Vovin 2021: 126)
これは元増田でも書きましたが、大野晋は、少なくとも日本語の起源という点については完全にトンデモです。
タミル語はドラヴィダ語族というインド南部の語族に属する言語ですが、大野は「日琉語族とドラヴィダ語族はより大きな語族に内包される」というありえそうな穏健な主張ではなく「日本語の起源はタミル語である」という主張をしています。しかし「なぜドラヴィダ語族全体ではなくタミル語と比較するのか」「ドラヴィダ語史がまったく考慮されていない」「語義の解釈がおかしい」「サンスクリット語からの借用語に気づいていない」などのツッコミに対して有効な反論ができていない上、ツッコミを受けた箇所をしれっと書き換えたりツッコミを入れた人たちに人格攻撃を加えたりしています(長田 1998;児玉 1996;山下 1996; 1998)。やり口がもうきちんとした学者のそれではありません。
大野の語源論が誤っている一例として、amarar「不死なる者」という単語について挙げておきます。大野はこれを日本語「あま」と関連付けて「天上界の人」の意だと解釈するのですが、これはサンスクリット語amara「不死の」からの借用語です。これはさらにa-maraと分解でき、a-は否定の接頭辞、そしてmaraの語根mrは英語murderやmortalとも関連しています(つまり、印欧祖語に遡る語ということであり、どう考えてもタミル語起源の単語ではない)(山下 1996: 204–205)。
日本祖語から琉球語、もう片方の枝が本土語と八丈島語に分かれた系統図を覚えてたんだが、あれからずいぶん研究が進んでるんだなあ。/20年前に既にずいぶん版を重ねた本で得た知識だから当然か…。
五十嵐(2021)の説は発表されたばかりなので「定説」といえるほどではないですが、きちんとした分岐学的手法に基づいて系統解析してるんで個人的には信用してます。
で、従来説における八丈語の位置づけですが、正確には、「上代東国語の唯一の生き残りが八丈語」というものです。つまり、「本土日本語派」がまず上代日本語(OJ、奈良など当時の首都で使われていた言語)と上代東国語(『万葉集』の東歌と防人歌に痕跡が残る)に分かれ、後者が八丈島(&青ヶ島)以外では滅んだ(=上代日本語に同化された)ため、現代では八丈語が日本語と対立するひとつの語派を形作っているということです。
系統樹にするとこんな感じ(樹形図をどう書けばいいのかわからないんでとりあえず「うんこするの?」の樹形図からコピってきたんですが、見づらかったらすみません)。
│
│
この樹形図から絶滅した言語を取っ払って現代語にのみ注目するとこうなります。
│
├─八丈語
それに対して、五十嵐(2021)は、上代東国語は滅びたわけではなく、表面上は関西からの影響を受け続けたものの、現代の関東・東北地方の方言として生き延びていると主張しています。つまりこういうことです。
│
│
八丈語が際立って特殊に見えるのは、この言語が失われた東国語の唯一の生き残りだからではなく、他の東国語の末裔(茨城弁とか)と比べて中央からの影響が少なかったため東国語の特徴が保たれたおかげだ、とするのが五十嵐説です。
要するに、「東国語は滅んだ(=東国語話者が完全に同化された)」のか(従来説)、それとも「東国語は生き残っている(=東国語話者は中央からの影響を受けたけど完全に同化されはしなかった)」のか(五十嵐説)、という違いです。個人的には後者が妥当じゃないかなーと思うんですが、どうでしょうか(だってそんな大々的な言語置き換えはどうやって起きたの? ってなりません?)。
なお、五十嵐(2021)だけでなく、元増田でも言及したローレンス(2013)も、八丈語には他の東日本の諸方言と共有される要素が見つかり、それは西日本の諸方言には見られず、したがって八丈語は東日本の諸方言の内に位置づけられる(=八丈語と本土日本語が対立する系統であるとする旧来説は誤り)と主張しています。
”日本語に興味のある&研究手法を学んだ”素人には、この論文の言語部分はとても怪しい。増田の指摘以外に日本語の粟を他言語の大麦の借用としたり、味噌(未醤)を漢語ではなく朝鮮祖語からの借用にしたりしてる。
実は増田もそれを見たとき「えっ……?」って思ったんですが、否定できるほどの根拠を持ってないので書きませんでした。確かに先行研究では意外な言葉が朝鮮語からの借用語だとされてることがありしょっちゅう驚いているので(たとえば「つち」とか)、「味噌」が朝鮮祖語からの借用というのをありえないと即断することはできないんですが……。
いちおうここで論文の内容を紹介しておくと、『鶏林類事』に[mitsu]という語があって、そこから朝鮮祖語*micuを導き、平城京の木簡にみえる「末醤」から上代日本語の*misoあるいは*misəを再建し、それは朝鮮祖語*micoもしくはその交替形*micʌからの借用である、という議論になってます。これだけじゃ門外漢の増田には当否がわからんのですが国語学的にはどうなんです?
なお、該当箇所に、
...This fragment preserves the following inscription: 御末醤一石二斗, i.e. HON-“bean paste” reads as miso. The Wamyoshō, a Chinese to Middle Japanese dictionary compiled in the mid Heian period has the same kanji (末醤) glossed as miso (美蘇)...
とあるのですが、「一石二斗」の部分いらなくね? とか、転写するならWamyōshōじゃね? とかはケアレスミスの範疇だろうから突っ込まない方がいいのかな……
マイルCS、グランアレグリアが有終の美を飾ってくれて最高でしたね……あとはコントレイルがジャパンCで有終の美を飾ってくれれば……実はまだ「三冠馬が勝つ」ところを見たことがないので、一度は見ときたいなぁと(にわかですいません)。
本当に素人なんだけど何でみんな信じてくれないんです……?
- いわゆるアルタイ諸語の類似が言語連合によるものであるという可能性は「アルタイ語族」よりもありえそうだと思う(根拠は山勘)
- 分子生物学と考古学は、言語の系統についていかなる証明もすることはできない。言語の系統を証明できるのは言語学だけである
>分子生物学と考古学は、言語の系統についていかなる証明もすることはできない。言語の系統を証明できるのは言語学だけである
そうですねただしロベーツの論文の肝は言語学、分子生物学、考古学を使った三点測量であるという点です。
およそ2500年前くらいまでは言語学、分子生物学、考古学共の3つのコンパス共に同じ方向、朝鮮半島北部、を指している状態です(それ以前を言語学で遡るのは資料がないため難しい)。
また日本人のDNA的にも黄河と長江流域からの影響は極めて少ないことも分かっています。
よって、トランスユーラシア語族が成立するか否は別の問題として(成立するとしても言語連合と思っています)、先日琉語族の原郷が遼河流域になるという主張はかなり信ぴょう性が高いと私は判断しています。
これはある程度同意します。比較言語学で遡るのが可能なのはせいぜい数千年のスパンに過ぎず、それを過ぎると言語の変化が大きすぎて文献が残っていない限り系統の推定は困難になる。したがって日琉祖語がどこから来たのかという問題に完全な決着をつけるのは難しい。
だから、わからんならわからんでブラックボックスにしときゃいいんじゃねって思うんですよね。無理に「トランスユーラシア語族」とかでっち上げずとも、遺伝的な系統がわかればそれで十分じゃんって思うんですが。繰り返すように、血縁と言語の系統関係が一致するとは限らないわけで。そして後者は今のところ文系的な方法論でしか探索できない。
テュルク語族を見ればわかりますよね。トルコ人は中東っぽい彫りの深い顔立ちで、クルグズ人は日本人そっくりの平たい顔族ですけど、言語としてはトルコ語とアラビア語、クルグズ語と日本語より、トルコ語とクルグズ語の方が近い。それはゲノムではわからんから言語学の手法で解き明かすほかないわけですよ。
https://anond.hatelabo.jp/20211111231157 で紹介した文章ですが、以下のように国内の言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めているのが現状だと思います。
うーん、「軸に」ではないと思いますよ。あくまで言語学というベースがあって、それでも説明できないところをゲノムでどう説明できるか、みたいなことを喋ってるんじゃないでしょうか。この座談会は全体として伝統的な言語学研究の話をメインに据えた上でちょこっとゲノムにも触れた、みたいな感じに読めました。
たとえばそこで言及されてる伊藤英人氏の研究は、元増田でも「蛇足だけど」の項で引用しましたけど、基本的にオーソドックスな文献学的研究ですし、木部暢子氏の研究も伝統的な方言研究ですよね(彼女が取りまとめた報告書はけっこうウェブに上がってます)。「国内の言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めている」というのは言い過ぎでしょう。
ゲノムよりも重要なのは、個人的には、きちんと「日琉語族」内部の系統推定をすることですわ。きちんとした比較言語学の手法に基づく従来の方言分類の見直しが急務でしょう。琉球語群内部の系統についてはローレンス氏が沖縄語や与那国語、八重山語、喜界語といった諸言語の系統的位置についていくつも論文を書いていて(どれも日本語です。うち2本は元増田の参考文献に挙げました)、従来言われてきた系統樹を再確認したり修正したりしてますし、もっと大きいやつだと五十嵐氏による日琉語族の分類の見直しとか、そういった成果が出てきています。
これすごい重要で、琉球語が本土日本語の姉妹群なのか(五十嵐氏がいうように)九州語の内系統なのかで話が違ってきますからね。たとえば、Aという語が長崎と宮古島でみられ、東日本ではまったくみられず、大陸などからの借用語ではないとした場合、仮に琉球語が日本語の姉妹群なら「Aという語は日琉祖語に遡る祖型である」といえるんですが、琉球語が九州語の内系統なら「Aという語は九州語を特徴づける改新である」ということになるので、祖語の再構にものすごい影響するんですよ。だから本土の言葉と琉球の言葉を比較しようとしたらまず系統をきちんと推定した上ででなければ危ういと思うんですがそのへんの危機感があまり感じられないような……(まあ、これは門外漢による感想に過ぎませんが)
"Origins of the Japanese Language(2013)"
“From Koguryo to Tamna: Slowly riding to the South with speakers of Proto-Korean(2013)”
ヴォヴィン氏はアメリカ人ではなくロシア人ですが(それとももう帰化してるんでしたっけ?)、それはさておき、この2本は元増田でも(「蛇足だけど」の項で)言及してあるはずですが……? 既に言及済みの文献を改めてご提示いただくのは少々困惑します。
でもって、「高句麗から耽羅へ」ってそういう論文でしたっけ? 改めて読み返してみましたけど、日琉語が朝鮮半島の原住民の言語であり、朝鮮語は内陸アジアから南下して朝鮮半島に入り、日琉語を駆逐した、ということを主張している論文であって、日本語の原郷については触れてないように思うんですが……「日本語の諸起源」も遼河流域について触れてなくないです? むしろ、元増田で引用したようにアルタイ説を強烈にdisってるような。
っていうか、元増田への追記で書きましたけど、ヴォヴィン氏は最新の論文でオーストロアジア語族が起源である可能性を論じているわけで(以前からオーストロアジア語族への目配せはありましたよね)、遼河流域仮説を支持するなら一番持ち出しちゃいけない人物だと思うんですが……
他の論文や本はまだ読めてないんでノーコメントということで。色々教えてくださってありがとうございます。
niwaradi 門外から議論を眺めたが対象のスケールが違うのでは。素粒子実験物理の人が、基礎理論物理の人に観測もされてない粒子いっぱい持ち出して胡散臭いと言う話のように思えた。実験第一だが限界もある。
理論上の粒子はヒッグス粒子のようにいずれ実験によって観測できる可能性はありますが、「血統」をどれだけ使っても「言語系統」を観測することはできません。なぜなら「血統」と「言語系統」とは別だからです。……これってそんなに難しい話です?
アメリカに移住して百年過ぎた英語ネイティヴの日系人は血統的には日本人ですが言語系統としてはゲルマン系ですよね? ここで日系人の血統をいくら研究してもゲルマン語の原郷にはたどり着かないことは明らかですよね? つまり、「血統がわかれば言語系統もわかったことになる」というのは端的に論理が間違っているんですよ。
しかし本論文は言語学だけではなく、分子生物学と考古学の視点からも考察を行っており、特に分子生物学の成果が大きい。
2010年代以降の考古遺伝学の発達はまさに革命といってもよい。2010年代以降と以前では別物と言っても過言ではない。(この発展については「交雑する人類」を読むと良い)
解析方法の発展と古代人骨の収集によるデータの発展が両輪となって、現代の考古遺伝学はほぼ数理科学となっておりこの論文でもデータセットとソースコードが公開されている。
そこには特に異論はないというか、専門外すぎて口出しできない(『交雑する人類』、日本語版が出た直後に読んだけど面白いよね)。「少なくとも言語学の側面からは」と書いたことからわかってもらえてると思うけど、分子生物学とかそのへんの研究成果について否定するつもりは毛頭ないのよ。
ただ、言語学の見地からは証拠が弱いけど、分子生物学とかで補強しまーす! って言われると、いやいやまずは言語学の見地で証明するのが先やろが、って話になっちゃう。ロベーツさんが自分の「トランスユーラシア大語族」仮説の脆弱さを分子生物学とかの虎の威を借りて誤魔化してるようにしか見えんのよ。
言語学を置き去りにして分子生物学と考古学によって答えを出すのはフェアではないというご主張たしかに理解できます。
しかし日本語の起源について、肯定にせよ否定にせよ、答えを出すのは言語学では不可能だと思っています。
世界で最も古くから研究が進んでおり非常に多様な姉妹語が現存している印欧祖語でさえ、6500-4500年前の印欧祖語にはまだたどり着けていません。
それに対して日本語は琉球語しか姉妹語が存在せず、唯一関係がありそうと思われている高句麗語(正確には高句麗の先住民の言語pseudo-Koguryŏ)と濊語も資料がほとんどありません。
このような条件のため言語学によってさかのぼることができるのはせいぜい2500年前程度でしょう。
よって今まで日本語の起源は「まともな言語学者なら手出ししない危ない分野」と見なされていました、2010年代までは。
https://anond.hatelabo.jp/20211111231157 で紹介した文章ですが、以下のように国内の言語学者たちもゲノム研究を軸に研究を進めているのが現状だと思います。
福井:ただ日本語と唯一関係があるかもしれないと思っているのは、河野六郎先生や李基文先生など多くの方が扱ってきたいわゆる高句麗語あるいは濊語、つまり旧高句麗地名から推定される言語で、それが日本語に近いというのはほぼ間違いない。最近は伊藤英人先生も注目すべき発表をなさっています。
遠藤:ええ、だからこのヤポネシアゲノムプロジェクトでも日本以外の言語学的証拠で一番確かな根拠は、いわゆる「高句麗」地名だと狙いを定めて、初年度から重点的にやっています。実際にはたぶんそれが全体として「高句麗語」を反映するというよりも、倭人が半島部で先住民として当時になるとモザイク化して居住していて、倭系の地名を残したとか、そんなイメージではないかと思うんですけど。
福井:そうですね。それを河野六郎先生がはじめて歴史的な資料の中に出てくる濊人の言語ではないかということを言い始めた。その一番きっかけとなった大きな証拠は、もともと朝鮮で日本人のことをなんと呼ぶかというと、jej(예)ですね。これが「濊」の字音(jej)とまったく一致します。その一方で、日本人の呼称は普通は倭人の字音「倭(waj)」となるはずなんですが、中期朝鮮語の資料の中ではそれではなくて、jej(예)と呼ばれている。そこから発想されたのかなと思うんです。
遠藤:それが現在の中国の東北部、古い時代の「夫余」の地域あたりまでJaponicで解ける地名があると以前から言われています。
遠藤:それで、九州の無アクセント地域と二型アクセントの境界線のあたりにABOの血液型の境界線がひかれるんですね。A型は瀬戸内海から関西にかけて特に多くなって、その周りに別のタイプがあって、その境界線がちょうど無型アクセントになるあたりなんですね。
それから他にも斎藤先生のおっしゃる三段階説または内なる二重構造、イエナのマックス・プランク研究所の人は新幹線モデルといっていましたが、関西から山陽新幹線がはしっている辺りから九州にかけて、身長が高くて、首と胴体の比率が7頭身に割合近いといった形態的な違いもあるそうですね。
それで、服部四郎が『アクセントと方言』の中で、北九州の辺りから関西にかけて移住が起こったかもしれないと書いていますね。
もしかしたら朝鮮半島からも繋がっているかもしれず、弥生人が北九州にもたらした日本語はアクセントをもっていたが、周辺部ではアクセントがなかったとかいったことがもし想定できるとしたら風間先生とか狩俣先生とか、もっと早くは山口幸洋が言っているようなこともあるかもしれませんね。
つまり、一言語内部の比較言語学的な考察からすると対立が少ないところは分化条件が与えられない限り必ずや合流を経たとせざるを得ないので、ウルトラCのような離れ技として民族的ないし言語的なsubstratumを想定に入れないとダメになりますね。
ヤポネシアゲノムが始まる2年前までは我ながらこんなことを言い出すなどとは思いもよりませんでしたね。
もう40年ほど前から日本語の系統論っていうのは、本当に危ない分野なので手出しせずに実証的な研究に没頭すべきだと考えてきた世代なので。
それは「日本人」の原郷であって「日本語」の原郷ではないやんけ。
.....
もちろん古代の話だから、ヒトという乗り物に乗って言語も一緒にやってきた、と仮定するのが無理のない話だろうし、言語学的に想定された原郷と古人類学の観点から突き止められた原郷が一致するなら「なるほど原日本人=原日本語話者の原郷はここなんだな」という結論になるだろうけど、言語学的に穴だらけの仮説を補強するのに古人類学の成果を持ってくるのは話の順番が違うっしょ。
ちなみに言語学的な原郷が遼河流域という説自体は、個人的にはそれなりに「ありそう」だなと思ってる。大陸倭語の存在もあるから古代の朝鮮半島に日琉語が分布してたのは事実っぽいし、さらに、五十嵐(2021)は関東から東北にかけてを覆う「拡大東日本語派」と九州から沖縄まで連なる「南日本語派」がマトリョーシカ分布を示すことを指摘して、本州西部から四国あたりの地域に日本語の原郷を求めてるけど、仮に日本語の祖先が朝鮮半島から入ってきたとすると「なるほどそこから列島に入ってきたんだな」という感じで辻褄が合うんだよね。ただこれはなんの証明もできない妄想であって、もっとちゃんとした言語学的な証拠が必要だけど。
"Origins of the Japanese Language(2013)"
“From Koguryo to Tamna: Slowly riding to the South with speakers of Proto-Korean(2013)”
“Northeast Asian Linguistic Ecology and the Advent of Rice Agriculture in Korea and Japan(2011)”
オーストラリア国立大学先史学・人類学部 ピーター・ベルウッド
"The Global Prehistory of Human Migration(2013)"
"A History of the Korean language.(2011)"
"The role of contact in the origins of the Japanese and Korean languages.(2019)"