はてなキーワード: ぼんやりとは
好きだったバンドマンが死んだ
その「大切なお知らせ」は3回目だったけど、あまりにも唐突だった。
1年で同じバンド内で連続して2人も死ぬことってある?ねぇよ。
だって、今月の頭に会ったよね、ライブ見たよね、いつも通り下手にいてベースべんべんしてたよね。彼女がいなくなってもう半年以上過ぎて、ようやくちょっと落ち着いたな、って思ったよ。もう行きなれたPangeaでさ、何様だよって感じだけどさ、お客さん増えたなあって、ソールドアウトしたんだもんなあって嬉しくて、この間だって新譜レコーディングしたって、それで、それなのに。
上手がぽっかり空いたときのこと、まだ鮮明に覚えてるけど(そりゃそうか、まだ1年も経ってない)、その時の彼が綴ったブログが好きで、彼女のことを思い出す度に読み返して、不器用な愛だなあって思ったんだ。
彼女が死ぬのは、なんとなく予感があった。いずれ、いつか、そのうち。正直、もう一度彼女の姿を見ることは無いんだろうな、って最初の唐突な「大切なお知らせ」を見た時にぼんやりと思ってた。
次の「大切なお知らせ」は読まずともある程度予想はついていた。ただ、ああ今来たか、と思った。学校で少しだけ泣いた。
だけど、その続きが、3回目があったなんて誰が想像出来ただろう?
なにが悲しいって彼女の「大切なお知らせ」と、彼の「大切なお知らせ」、大きな違いがあることだ。バンドの行く末の話だ。
彼女のときはバンドが絶対に前に向こうとしていた、その確かな決意を感じるにはあの短い文章で充分だった。だからこそ絶対に彼女がいた痕跡を消さないためにも、応援することをやめられなかった。なにを小説みたいなことを、なんて言われるかもしれないけど、私にとって彼女が生きていたという証明はあのバンドにしかなかったからだ。
悔しいことに、彼女が死んでからバンドはもっともっと大きくなった。かっこいい曲もたくさん出してくれた。
対して、今回はどうだ。今後についてなにも決められていないという。当面のライブもキャンセルだ、と。なんて馬鹿正直なんだろう、と思った。そんなこと書くぐらいならなんにも書かないでいてくれよ。
こんなこと考えるのはおかしいのかもしれないけど、彼女がいなくてもバンドは続けられて、彼がいなければバンドはどうなるのか分からないって言うんだなあ。確かに彼女は3人いるギタリストのうちの1人だったし、彼は1人しかいないベーシストだった。だからなんだ、って話だけど、彼は代わりがきかなくて、それだけじゃなく1年も経たないうちの2度目の死はバンドには負荷がかかりすぎたのだろう。
あと何回「大切なお知らせ」を見るのかな、次の「大切なお知らせ」は解散だったりするんだろうか。それだけは嫌だなあ。だけど、もう5人が4人になってまた5人に戻って、また4人になったこのバンドは、私が好きになった当時のバンドと同じものなんだろうか。
一昨日から彼女が死んだときのことや、その後のライブで4人になった彼らを見たときの胸が苦しくなったときの気持ちや、色んなことを思い返して苦しくなっている。泣きそうになって、こらえて鼻をすするこの一連の流れ、もう何回やったか分からないんだよ。彼女が死んだ時に言われた「人って案外簡単に死ぬんだよ」って言葉が頭を離れない。知ってるつもりだったのに、まだ全然死というものに慣れそうにない。慣れるものじゃないと思うけどさ。
1番死にそうになくていつも柄シャツを着ていた刺青の入った不器用な愛でいっぱいの彼がもういないなんて、実は全然信じていない。嘘でした〜アハハ!ってやりそうだし、彼。いや知らないけど。もし嘘だったら嫌いになっちゃいそうだけど。嘘であってくれよ、頼むよ。
不慮の事故なんて、そんなのって無いよ。
ねえあいちゃんと千葉。ちょっと2人とも急ぎすぎた?私まだ足りてなかったんだけどな、2人の音楽も、言葉も、表情も。死なんてセンセーショナルなプレゼントなんかいらなかったよ。ただ2人がGFOでいてくれれば、それだけで良かったのに。
幸せになってね、本当に大好きだから。GFOが解散なんかしたら、ちょっと恨んじゃうかもしれないけどさ。でも私の人生にちょっとでも顔を出してくれてありがとう。
手をかざせば水が出る自動水栓ってあるじゃない。
あれってたまになかなか反応しなくて困るときがあるんだけど、
なかなか水出してくれないのよ!
気付いてー!って感じ。
あと自動ドアが空かなくて
あれって圧感式じゃ無いと思うんだな、
だから下で足踏みするより、
上向いて手を振ったら良いわよ!
あとそれと、
あれもたまにICカード叩きつけてる人いるけど、
それも圧感式じゃないわよね!
だまにバチーンってスゴい人いるけど、
自動改札には優しくしてあげたいわね!
日本ほど○○の日の多さはないわよね!
うふふ。
ほかのサンドイッチのラインナップも楽しみにしてたんだけどなぁ。
朝早く行き過ぎたのかしら?
ピザトーストはまだ出来てませんって。
ちょっと残念なお知らせでした。
水出しのスッキリした感じと
煮出したコクのある感じと
作り方によって微妙に味変よ!
もうでもここで何百回と言ってるけど、
あれは美味しいわよね。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
https://anond.hatelabo.jp/20180526105703
いや来る来る。来るよ。
体重90kg近い俺にも来るよ。
まあ俺が弱そうな童顔とかなのかもしれないけど。
俺にぶつかってくるような奴は女を狙う奴よりホンマモンだからこっちも日大フェニックスのような気迫が必要。
ぶつかろうとしてる奴はわかるので接触の瞬間に腰を沈めて重さを増しながらガツンといく。
ポンと飛んで勢いよく尻もちついて目を回した奴も居た。
朝っぱらでも普通にいる。
すれ違いざまに足を掛けるような動きをするおっさんも一度居たが
足の辺りを掴んで同体で倒れこんでやったら肘を床にぶつけていためたようだった。
「何してんですかー 気を付けてくださいよ!」と被害者であることを強調して放置して立ち去った。
で、なぜ挑んでくるやつがいるのかというと
もちろんまず相手が頭おかしいけど俺にも狙われる心当たりはある。
混んでるところで前の人の後ろに付いて列で歩いてる人間は当然こういうのに狙われにくい。物理的に。
でも俺は歩くの速いし追い越し車線的なところを歩くのよ。(俺だけじゃなく一定数の人が通ってる道)
それが対抗方向の追い越し車線からは邪魔に感じられて(これはお互い様なんだけど)
その時にいらいらした頭おかしいおっさんがぶつかりに来るんだろうね。
そういう多くの人の流れからはずれた車線を歩いてることが多いかもしれない。
女にぶつかってストレス解消したいような奴からしてもそういうとこ歩いてると狙いやすくなると思う。
俺にぶつかってくるようなほんとに頭おかしくなってるらしいおっさんも居るから。
俺は通勤ラッシュでぶつかりおっさんとぶつかるようになってから
その一瞬に相手のポテンシャルを全身で測れるようなところがある。
デッドリフト140kgノーギアでセットを組む俺は無謀なおっさん相手に無敗だ。
浅い肩のぶつかり合いでも肩の筋肉があると向こうが一方的に痛いし、
互いに体重を吸収するような深いぶつかりあいでも臀筋や脊柱起立筋が強いと相手だけが飛ぶ。
総合格闘技で解説が言ってた「腰が強い」「腰が重い」ってそういうことなんだなって。
無目的にやってたウエイトトレーニングがそんなところに繋がるとは。
宮川君とか井上コーチぐらい体の充実した20代のスポーツマンが来たら叶わないのだろうが
やっぱストレスなんだね。
ほぼ関係なかったすまない。
読んで思ったのだが、体を鍛えてぶつかるよりも相手の勢いを利用して転ばす合気道的なものの方が、路上肩ぶつけ勝負では有利なんじゃなかろうか
ぶつかりあいで体重と筋肉以上の武器が有るとはあんまり思えないな。
合気道が体重や筋肉より有利に働くファクターなら力士もアメフト選手もみんな合気道やると思う。
お前が避けないからじゃねえかな
違う違う
半歩ずつよけるようなところであからさまに向こうだけよけない
それどころかこっちにくるくらいに勢い出してぶつかろうとする奴がいる
というかよけ切れずにぶつかっちゃうのとわざとやってるのぐらいわかるわ
むしろあいつらはわざと対向者に突っ込んで、驚いてい大きく避けて体勢崩したとこを突き飛ばすわけ
俺はもう手前でもそういう奴の雰囲気や顔に気付くようになったので
直前まで気付かない顔でいてガンといくわけ
いまこれ書いててわかったけど
おっさん側からすると体制不十分の俺に全力不意打ちするつもりなんだろね
俺は気付いてるので思いっきり正面衝突になる
おっさんガンと崩れるかポンと飛ぶ
一緒に倒れ込んでどうこうできる位なら避けろって。
できねえって
すれ違いざまに足を出してきたんだぞ
俺が1人でけっつまづくかおっさん巻き込んで転ぶしかなかった状況
ていうか足出してきた奴と一緒に倒れて怪我させたとして何の落ち度が有るんだ
俺はあのおっさんの肘が折れてたとしても罪悪感はない
しかもわざわざぶつかってきそうな所を選んで歩いてると。ぶつかって来るのを待ち構えるのも悪質だろう。相手はわざとかもわからないのに
これも同じ誤解だが
俺にぶつかるのはああいうホーミングではないけどあれと同じぐらいには意図的な動きだし顔もそういうつらしてるよ
そんで俺は早足では有るけどことさら人の迷惑になるようなとこはあるいてない
これ何言ってるのか伝わらない人がいるとすれば
どういう状況かとかどんな悪意に満ちたおっさんがいるかとかしらないから想像を絶してるんだろう
信じられない話を聞いて語り手の方が異常者に感じるというあれ
keisuker 流れから外れて歩いているということは、相手が避けない限りぶつかりに行くしか無いのでは・・・?これは迷惑
混んでる駅のホームと言うのはたとえば左端のゆっくり車線とその右側に追い越し車線とがぼんやりとあるわけ
俺はその追い越し車線を歩くことが多い
勿論俺だけが独立して変なとこ歩いてるんじゃなくてその車線を歩く人はいっぱいいる
で、どんなに流れに沿ってあるいても狭いし動線交差してるとこは無数にある
ぶつかる機会が無数にあるっていう状況理解できないんだろう
ただ俺が言ってるようなおっさんは2年に1人ぐらいだよ遭遇率
dddhayo こういうのってわざとぶつかりにいくやつと根っこが一緒だと思うわ。くだらない男の意地
いやいやいやw
だいたい俺がやらなかったら収まるわけでもなく、おっさんの性根が治らないままいろんなとこでやり続けてるだろ
不届きものが怖い目に遭ってやめるってケースは多々ある
そんな増田書いてる奴もいたじゃん
お前というかお前らがやってるのはぶつかり稽古って感じで微笑ましいな
そうそれ
追記にはあるけど、せめて元動画見てから書けば良かったのに。明らかに恰幅の良い若い男が右へ左へ動きながら狙いを定めてるよね。
恰幅のよい…?
ひょろっちく見えますが
背はあって170ぐらいだし肉全然ついてないじゃん
あれは平均より弱そう
ksd5656 ぶつかる奴は社会性が低い。殺されようが、刑務所入ろうがどうでもいいと思っている奴はおる。喧嘩は、勝とうが負けようが損するのは社会性高い方。格闘技とかどうでもよく。
弱そうな相手狙って反撃されないと思ってイキる奴は相手が引かないと気付いたらすぐビビるけど
俺にぶつかってくるようなのはストレス度が高いから基本ビビらないね
深夜の酔っ払いも気が大きくなってるからビビらないことがおおい
だからぶつかりで雌雄を決しないといけない
rameninngenn マッソーで武装しているボクにもわざわざブツかってくるヤツはゼロではないけどブツかった側が無様に背中からひっくり返ることになるのでボクにブツかるのはオススメしないよ。
ひっくりかえるぐらいの体格差あるのにぶつかってくる奴は実際いるんだよね
それを言いたかった
アメリカンフットボールの事件の記者会見を断片的ながら見た。
酷い話だ、と思い、記者の質問にも、ちょっとどうかと感じながら、見ていた。
結局直接的な表現はコーチからでており、監督は何も言っておらず、選手自身からやりたいと言わせる構図は、何とも言いがたいものだった。
記者の質問は、まっとうなものから、それは今聞いてどうするの、というものもあった。
けれども、彼らはそうしなければ、社に戻った時、またはあの記者会見場で他の記者から、記者としての行動を評価される立場なのだろうなぁとも思った。
山登りで亡くなられた方のフェイスブックと応援コメントを見た。
そこにはポジティブな話が並んでいたが、ぼんやりと、こういう発言しか許されない空間なのだろうなぁとも思った。
あの応援コメントの中で、否定的な行動や、現実的な行動は取れたのだろうか、と思ったりした。
同意はあるのだろうし、女性も楽しんでいるのだろうとは思った。
女性の性欲が、表面化される過程としては悪くはないのだろうが、けれども、と思った。
それは女性アイドル活動のあれやこれやの初期の頃にもった違和感と似ていた。
ぼんやりと、酷いことをさせる為の技術としての忖度は、果たしてファン活動と、どれ程の差があるのだろうか、と思った。
そういった行動をあたかも自分が輝く為の、自分の意志で行っているという時、その本人の意志は、本当にその人の意志なのだろうか?
単に責任者が多いだけの、見えづらくなっているだけの、それだけの違いなのではないだろうか。
そもそも、社会的仕事において、層ではない仕事があるのだろうか。
人間関係もそうではないだろうかと思ったりもするのだけど。
とは言え、どこかで線引きをしなければならないけれど、そこにおける無自覚な加害者は、何の責任も負わないで済む状態なのは、何とも言いがたいものだなぁと思ったりするのであった。
とりあえず死ぬな。生活保護というセーフティーネットがある。みっともない? 恥ずかしい? 人生の敗者? 逆だ。
資本主義とはいかに効率的に金を稼ぐかを追究するゲームだ。生活保護受給者は何もしなくても空から金が降ってくる。皮肉ではない。事実。
金をしこたま稼いでる会社経営者も、左うちわの政治家も、少なからず何かをした対価として金をもらっている。しかし、生活保護は何もしなくてもいい。生産性は無限大だ。この優しい制度を活用しない手があるか?
就活は頑張れ。だけど、就活に失敗したからといって絶望することはない。底なし沼なんてない。莫大な借金を抱えた者でさえ自己破産という救済措置がある。マイナスでさえプラスに転じることができる。だから、貯金がゼロになっても恐れることはない。
おれは今フリーランスだ。努力はするけれど、それでも駄目だったら生活保護を活用しようと思っている。
死ぬのは別に間違いじゃない。よく考えた末に死ぬのなら構わない。それも生き方だ。だけどなんとなくぼんやりと絶望して視野が狭くなった結果として衝動的に死んでしまうのはやめてくれ。
あと、死ぬんだったら今まで食べたことのないような美味いもの食ってからにしろ。ウニ丼でもシャトーブリアンでもラーメン食べ歩きでもいい。それからでも遅くない。
二人とも寝起きで頭がぼんやりしている状態だったので、あんまり騒がしい人の隣で食べたくないなと思いながら大戸屋に向かった。
空いてる席は、盛り上がって騒がしくなりそうなタイプの若い女子二人の隣の席か、落ち着いた大人の男女二人の隣かだった。
先導した彼が店員に案内された席は女子二人の隣の席だったらしく、私の彼も前から「あんまりうるさい席はやだ」と言ってたのを気にしてたので
私が「あっちの方が広いからあっちにしない?」と落ち着いた二人の隣の席に行こうと提案した。店も空いていたので席選んでも問題なさそうだったし。
店員も問題ないという反応だったので結局女子二人から離れた席に移動した。
これで円満解決なだと思っていたのに、女子の片方がその行動を気に入らなかったっぽい。席に座ってしばらくたって落ち着いて、私が周りの席をなんとなく見たときなど、
他の席の人と目が合う事は少なかったのに遠くの彼女とは何回か目が合いうっとおしかった。
帰るときに近く通ったら「あの人の事なんか気になっちゃう」と友達に話ししてるのも聞こえたし。
実際、飯食べてる時に彼女たちが一番やかましかったので席を選んだ事は正解だった。
席選んだくらいでいちいち気にしないでほしい。
20代前半で、大学生。文系で、社会的には何の役にも立たない学部に入学した。
常に空想の中か、何も考えないでとても適当に生きてきて、今もそのまま。現実も認識してるけど、自分の世界に閉じこもってる。
進学だとか、人生での選択を迫られる機会のたびにすごく面倒臭かった。
ぼけーと(穏やかに?)過ごせるならなんでも良いから、やりたい事なんてなかった。
そんなわけで今まで生きてきたが、そろそろ独立とか、就職とかしないといけない歳になった。
数少ない友達(「どう思われてるかは知らないが、あからさまに避けたりされてないので友達だと思ってる」と言う方が正しい)は、真剣に将来を考えて動いている。
一方の自分はというと、ぼんやり考えはしているが行動していない。
今までぼんやり生きてきたから、職に繋がりそうな資格、経験はない。
フリーランスとか、起業する事はできない。なんせ才能も人脈もない。
となるとニート、フリーターしか選択肢がないが、これは家族に負担になるし、一番ダメなやつ。
あと、関係ないがナントカ法案とか審議されていたりする今の政治を見てると多分日本は自滅するんだろうなーとか思ったり。
諸々考えると自殺が一番良いんじゃないかな、と思う。もちろん、誰かを巻き込んだりしないようにするし、迷惑はかけないつもり。
皆さんのもし身近にこういう人がいたらどう思う?もしくは、皆さんがこういう立場だったらどうする?
ネタ扱いでも良いので教えて下さい。
こんばんは、大学4年生です。一応就活真っ盛りの時期らしいです。あんまりやってませんが。働きたくないです。
先に予言しておくとこの文章はきっとまとまりのない文章になるでしょう。なぜならまとまりのある文章を書くつもりが無いからです。
なんとなくで生きてきました。良さそうな方向。ぼんやり素敵な予感がする道。そういうところにフラフラ歩いていって、別に素敵なことをするでもなく、フラフラ。まーなんとかなるだろと。なんとかする気はどこかに忘れたまま。
自分が何をしたいのか、あまり考えたことがありませんでした。高校のときは、まあ今もその性質は抜けていないのですが、親の顔色を見て、勝手に忖度というか、ケチをつけられなさそうな、褒めてもらえそうな、そういったことをしていました。部活だとか勉強だとか。なぜ、なんのために自分はそんなことをしているのか考えもしませんでした。馬鹿ですね。ありがちといえばありがちな話かもしれません。
そして大学三年生。そろそろ就職について考えなければいけませんよ~という旨の話を学校側から何度か聞き、その中で自己分析をしましょうと言われたので道具もいらないしやってみることにしました。
で、自己分析をしていくうちにやっと自分の有り様を少し理解することができました。ああ、俺は別段やりたいことも目標もない人間だったのかと。なるほどね、今まで漠然と感じていた浮遊感の正体はこれなのかねと。
それも普通かもしれませんが、目を閉じても耳をふさいでもやはり世間様の人のあり方はかくあるべきだ、これがスタンダードだと言わんばかりの圧力を身体のどこかにある受信機が勝手に拾って、気にしなきゃいいのにやはい気にしてしまうのです。情け無い。
で、今、自分が何をしたいのか、ずっと考えています。やっとここまでこれたと思っています。嘘です。そう自分に言い聞かせているだけ。本当はただ逃げているだけ。問題にきちんと向き合っていない。本当に必要なのは考えることじゃなくて、行動すること。
ずっと逃げてきた。今までしてきた部活やアルバイト、どれもとんでもない大失敗をしたり、周囲にうまくなじめ(ま)なかったりして、そうして途中でやめるか惰性になるか、そんな結果に終わっていった。そうして自分の中で無能感だけすくすくとが育っていった。履歴書が書けない。学生時代がんばったこと、なんだろう。ゲームかな。器用な嘘が思いつかないし、嘘をつき通す力もないからそれ以外書けない。
このまま社会に出ても、きっと今のままでは、無能のままでは、精神が浮遊したままではだめだ。かといってここでただじっと身を潜めているわけにも行かない。思考だけが右往左往して身体は微動だにしていない。
この文章がまとまらないのは俺の思考がまとまっていないからだ。どうすりゃいいか、わかっている。本当にわかっているのか?本当にと聞かれるとわからない。だからそんなしょうもない自問自答からは何も生まないんだよ。思考を垂れ流すのは良くない。あとで見返してキモッてなるからだ。もうなっている。イタいイタいイタいイタい。
はいもうおわり、終了終了。深夜に欝日記を書くということがそもそも良くないんですよ。風呂はいって寝ろ。
まあがんばれよ俺。応援してる。いやそうやって第三者視点のがんばれよは自分を他人のように扱ってしまっているのでよろしくない。がんばろう俺のほうがいい。
注:以下、もう完全にミリシタとデレステの対立煽りと化している。酷い。耐えられない人は速攻ブラウザバックしたほうがいい。
と一応言っておく。正直になるというのはやはり角が立つというか、単純に碌でもないことである。やはり婉曲や嘘とは社交なのだ。
というわけで、デレステをやらなくなったこの増田は、ミリマスに目を向けた。
昔から隙間産業的なものが好きだった。要は小さなコンテンツこそ、大きな成長をすることが出来る。一度大きくなったら後はしぼむだけ、という論法である。
ミリマスが出来た当時は、765AS(コレ自体がミリマスの用語だが)の小判鮫としか思ってなかったんだから、この増田実に碌でなしである。
モバマスはほとんど何もせずに撤退したが、何の因果かラウンジにも入れて、どうやって遊ぶのかを色々調べた。ヘルプが案外役に立つのを知ったのもこの時だ。
そうやってグリマスをやったこの増田だが、デレステからグリマスに入った自分からすると、グリマスははっきり言ってクソゲーだった。
ポチポチゲー特有の虚無感もさることながら、一番酷かったのはカードのインフレが加速していて無課金の新参では何もできなかったところである。
まあやってる当時はつまらんとは思っていたが文句は言わなかった。それは無課金の分際で当たり前のことだからだ。
赤いハートのジュエルも溜めて、担当のガシャの時に一気に放出してみたがまあ出なかった。
課金しないと、それも天井まで回さないとまあ出ないと知ったのはそのしばらく後のことである。
だがミリシタをやっている今思うとグリマスのアクティブ数が少なかったのも納得である。
最初こそ真面目にやっていたが、直にログインしてはしょっぱいログボを貰い、アイドルをつつくだけになっていった。
ミリシタがリリースされることが発表されたのがグリマスを始める前だったか後だったかはよく思い出せない。多分後だったと思うが自信がない。
まあ発表されたからと言ってグリマスのモチベが上がることはなかったと記憶している。
実は担当はグリマスを始める時点で、というか多分始める前にもうぼんやりと決まっていた。
厳密にはこの子かわいいな…と思っていた子が最終的に担当にまで固まったという感じだ。
そしてミリシタが始まるとリセマラをして確定と合わせてSSR2枚で始め、今もせっせとミリシタをしている。
そもそもミリシタがデレステへの後出しジャンケン的な部分があるから当然の話なのだが、デレステから来た自分としてはミリシタは最高である。
その理由を以下に上げる。(もうここまで来るとこの増田から対立煽りへの罪悪感が完全に消え失せつつある。つくづく最低なやつである。)
一つあるのが、やっぱり3Dは素晴らしいということだ。デレステのホームは2D絵だが、ミリシタのホームは強制的に3Dである。
ライブも、そもそもデレステは単純に難易度指向なのに比べてミリシタは判定をガバガバにしてまで譜面で遊びたがる傾向があるというのもあるが
やはり3Dで担当が踊っているのを見るのは最高である。たとえ譜面消化が作業と化しても担当を見るだけで気持ちがいい。
ここまで言ってなんとなく察した人がいるかも知れないが、自分はデレステのライブは基本2D軽量でやっていたクチである。
2D標準でぷちが動くの見りゃいいじゃんと言われるかもしれないが、あれはなんというか…安っぽいと思う。パチンコみたいだ。パチンコやったことないが。
3DはMVぐらいでしか見なかった。かなり前の方で言ったことだが、回線が細くてデータ消費を警戒していたのである。
で、ミリシタなのだが、リセマラしている。実は家にWifiをつなげる程度にはこの増田も知能が上がったのだ。
いやじゃあデレステも3Dでやれよと言われるかもしれないが、実際やってみたところ
どうもミリシタをやり過ぎて、デレステのモデリングデザインが受け付けない体になってしまっていたらしい。
悲しいほどに心の狭い増田だったのだ。
そもそもミリシタの2Dライブ画面だが、俗に「遺影」と呼ばれるやつで、ユニットの5人のスクショが並んでいる、ただそれだけである。手抜きもいいところだ。
流石に自分もライブを2Dでやる愚をその時悟った。そう思うとこの仕様も悪くない。割り切るというのも時には大事なのである。
ただ一つ余談として言っておくと、デレステでライブを2D軽量でやってる人は割といるのではないかと思う。
要はアイドルプロデュースゲームではなく、ただの音ゲーとして暇つぶしにプレイしていた人がいるのではないか、ということだ。
ミリシタにその余地はない。ライブで見なくてもホームで嫌でもアイドルを見ないわけにはいかないだろう。
そういう点でミリシタよりデレステのほうが"構造的に"間口は広いと思う。
だからミリシタがデレステほど流行るかと言われると、ミリシタ専Pとなった今でも正直それは疑問に思うところなのである。
もう一つ地味だが素晴らしい仕様はカード倉庫実質無限だ(厳密には同じカードを重複して持てないので倉庫がなくてアルバムしかない)
コンプ勢からすれば自分のデレステ最終期のカードのやりくりの面倒臭さたるや相当なものだった。
先程の""自分からすると""(ここは何度でも強調する。この増田の心が狭いだけだからだ)いらないアイドルにしたって、コンプのためには
わざわざそのアイドルのカードのために1枠を割かなきゃいけないからこそヘイトが加速していた側面もあったのだ。
思えばグリマスも"その点に関してだけは"デレステより上だった。イベの報酬で倉庫の枠を増やすアイテムをくれたのだ。
ガシャを全然回してないという側面こそあったとは言え、グリマスで倉庫の枠を気にすることなぞついぞなかった。
いやイベ報酬のジュエルで枠開ければいいじゃんと言われるかもしれないが、そこは人情である。
お昼に弁当を持たされるのと、お昼にお昼代500円を渡されるのとでは
後者だと今日の昼は抜いてこのお金で玩具でも買うかとなってしまうのではないか?
大は小を兼ねる、というわけでは必ずしもないのである。
もう自分はそんなことを言える立場ではないが、デレステをやっているPがいらしたら、ぜひ運営に言って欲しい
所有枠を有限にして、課金で(いや無償ジュエルでも開けるにせよ)それを広げられる仕様は
儲かるどころか貴方の稼ぎに悪影響すら与えかねない。ぜひ所有枠制限をなくしてくれるよう、一考お願いします、と
次はガシャの仕様だ。
イベント報酬からSSRが出ず、SSRはガシャからしか出ない、というデレステの仕様は、完璧に正しいと思う。
イベント報酬からガシャと同等の強さのカードが出る場合、イベントが加熱してガチ勢以外は振り落とされ
ミリシタもグリマスの路線を放棄してデレステの路線を継承した。ただしよりそれを磨き上げたものにして、だ。
まずメダルガシャである。こういう地味にグリマスの要素の継承している部分は興奮するのだが、まあそれはどうでもいい。
SSRが出る(本当に偶にである。事実自分の垢でも出たが、それを期待して引くべきではない)こともそうだが
メダルガシャの真の良さは出るカードの最低レアリティがRだと言うことだ。
デレステのローカルの最低レアリティはNだ。そしてはっきり言ってただ所有枠を圧迫するだけのゴミでしかない。
ミリシタもまあそれは実質的に同じである。そしてRは逆にとても役に立つことも同じだ。スキル上げに使えるのである。
このために、デレステのローカルガシャとミリシタのメダルガシャの利便性は月とスッポンの比にまでなっている。
デレステのローカルガシャは、マストレが出てくる期間までひたすら溜め
その期間になったら出てきたゴミを一々捨てながら一気に回すものと化している。
(しかもこれが溜められる量に制限があってしばしば溢れてくるのもストレスフルだった。)
まあしかしこれはミリシタの後出しジャンケンで、デレステを非難するのは酷だとも思う
ただそろそろN自動売却ぐらいはあってもいいのではないか。グリマスにもあった機能だぞ。
もう一つはジュエルガシャの仕様である。正直皆分かってて言うまでもないことだが一応言っておく。
まあ早い時期で天井を付けてくれたのは有り難いことだ。ただこれはこの節の本題ではないから於く
デレステのガシャの大きなストレスの一つが被りだろう。大してガシャを回していない自分ですらたしか複数被りがあった。
その延長線上で考えれば、被りまくるデレステ課金兵の心情、察するに余りあるものがある。
ミリシタは被り対策のため、とてつもなく割り切った仕様を導入した。
新規カードを引いたらアルバムに登録し、以降そのカードを引いても
問答無用でそのカードでレッスンした場合と同等のレッスンアイテムに変換してしまうというものだ。
それは同じカードを複数所有しようと思ってもシステム的に出来ないということを意味する。
とんでもない仕様だ。時々ミリシタにはこういう頭おかしい割り切りをした仕様が登場する。
そんでもって被りの時に出てくるレッスンアイテムの話だ。一つはカードのレアリティに等しいレッスンチケット
もう一つはマスターピース(マスピ)と呼ばれる「石」だ。これがミリシタの被り救済、ひいてはイベSRにも関連してくる仕様に関わってくる
これを使ってカードに「マスターレッスン」という物ができる。要はデレステのスターレッスンに当たるものだ。
スターレッスンと同様同じレアリティのマスピで星の数字が1つ上がる。ただし1つ下のレアリティでも何個が固めて使えば数字を上げられる。
この仕様の重要な点は二つある。一つは星の数字を上げることで得られる恩恵だ。
なんとアピール値自体が上がるのだ。文字通りの意味での強化である。いい忘れたが、星の数字の上限は4。
これで大体1個上のレアリティのカードのアピール値よりちょっと低いぐらいにまでなる。地味に序盤RとNだけで戦う時期に有用な仕様だ。
更にSSRの星の数字を4にすると、元の衣装の色違いではあるが新衣装が貰えるのだ。SSRを実質もう1枚貰えるとなればやはり嬉しいだろう。
もう一つはマスターレッスンとスターレッスンで使えるカードの制約の差だ。
スターレッスンではそのカードと同じカード、つまり純粋な被りしか使えない。
だがマスピはレアリティが同じカードならどのカードも同じマスピに変換される。
つまりマスターレッスンでは、レアリティさえ同じなら実質的に被りカードならどんなカードも使えるということと同等なのだ。
(というか、自動変換される仕様上、カード毎にマスピの種類が違ったらいろんなマスピでアイテム欄が溢れてしまうだろう)
上のミリシタの仕様も、同じカードだけという仕様だったらこうも楽しいものにはならなかっただろう
とまあ、誰もが知っていることを得意げに述べたわけだが、要はガシャするのが快適なのだ。
随分前だが言った通り、ガシャ自体は財布が傷まなければすこぶる楽しいものだ。
いや傷んでもそれなりに楽しいのだろう。自分はやったことないからわからないが。
正直自分はデレステにはミリシタの今の仕様を多少の補填をやっても丸パクリしてほしいとすら思う。
それほどまでやってもなお利益が出るのではないかと自分は本気で思っているのだ。
少なくとも今のデレステの仕様は被りが余りに辛すぎる。それも課金すればするほど辛くなる仕様だ。
課金兵は、ソシャゲにとって神様みたいなものだと思う。ぜひデレステももう少し被りに優しくなってあげて欲しい。
まあ重ねて言うようにもう自分にそんな事を曰う権利なんかないのだけれども。
こいつである。デレステを自分が去った一番の原因、いや一番の原因はこの増田自身なのだけどさ。
ミリシタに来て思うのは、デレステのイベ報酬SRのしょっぱさ加減である。
あんなものをコンプしようとしていたのかと思うと悲しい気分になる。
いや全部とは言わんし、実際取ってよかったものもあったが、贔屓目に見ても3分の1は完全に無駄だったろう。
先に「イベント報酬からSSRが出ず、SSRはガシャからしか出ない、というデレステの仕様は、完璧に正しい」
と述べたが、その信念は今も変わっていない。だがこれはすなわちイベ報酬がしょぼくなることの裏返しでもあるのだ。
上位はまだ役に立った。手持ちのSSRと同じ属性、同じ特性なら、だが。
下位報酬は本当に何の役にも立たなかった。いや役に立つどころが有害と言えるものすらあった。
いつぞやのオバロが付いてるやつだ。音ゲ下手にこんなもの渡してどうするつもりなのか。
しかも下位だからスコアタの足しにもならないのである。流石にあの時は萎えた。一応取ったが。
一方で、ミリシタのイベの下位報酬は非常に有用だ。まったり勢からすればはっきり言って上位報酬より有用であろう。
まずはスキルだ。デレステで言うところの特技である。なんと殆どの場合ダメガ・回復・パフェサポ・コンボサポートのどれかが付いているのである。
そう、音ゲ下手勢にスコアとか最低限でいいのだ。サポートスキル付きカードを配ればよかったのである。
しかも、イベ形式によってはptを稼ぐごとにデレステで枚数になるところ、星の数が増えていく
(この仕様上、イベ報酬は上位も下位も終了後じゃないと貰えない)
つまり、場合によっては自分の手持ちでアピール値最強のカードはイベでもらったライフ回復SRだなどという笑える事態が発生するのである。
本当に有り難い仕様だ。ミリシタの星の仕様もあるにせよ、スキルの部分はデレステでも模倣できるんじゃないだろうか
いや、俺が知らないだけでもうやってる可能性も十分にあるか。
そして上位だ。このことは知ってる人も多いだろう。上位SRには衣装が付いてくるのだ。
巧妙な手である。SSRの真の価値が実はアピール値やスキルの強さじゃなくて、衣装にあるのではないか
他ならぬ衣装DLCで大成功を収めたバンナムだからかもしれないが、そのことに気付いていたのである。
加えて、星の仕様上、最上位報酬の星4つのSRはSSR並のアピール値を発揮する。
(だが、微妙な所ではあるがあくまで普通のSSRで、星4つのSSRと比べれば普通に弱い。)
つくづく巧妙なシステムだ。そしてトップランカーたちへの立派なご褒美だ。
そして地味に良いのがふれあいシステムというやつだ。具体的にどういうものかと言うと
デレステのルームにアイテムが生えてくる棚とボードがあるが、あれをアイドルが渡してくれるものと思えばいい。
ふれあいと言っている通りアイテムを渡すついでに色々話してくれるのだが
これ、SR以上のカードを持っているとその数に応じて喋るパターンの数が増えていくのだ。
つまり、本当に何の役にもたたないイベ報酬(まあ正直言うと、たまにある)でも、ふれあいの数を増やすのには役立つ
そしてアイテム受け渡しの度に過去イベのストーリーなんかを回想できるわけだ。
というわけで、自分としてはミリシタのイベ報酬にはとことん満足している。
いやグリマスにもぷちがあるだろうと言われるかもしれないが、先に行った通り自分は2D軽量勢である。
というかそれじゃあ結局ライブで使わないとダメじゃないか。そして3Dにしたらやはり意味がなくなってしまう。
結局ルームは直に見なくなってしまった。正直に言うと狭いし、ここでも家具の所持枠圧迫が痛かった。
お仕事も結局やらなかっただろうなと思う。というかグリマスから逃げてきてなぜまた営業やらなきゃならないのかという話である。
イベ報酬がしょぼいとか枠がキツいとかは正直自分以外で言っているやつを見たことがないが
「イベコミュがつまらん」或いは「コミュが酷い」とかの文句は割とよく見るのである。
しかも名ありのTwitterとかでは絶賛の嵐みたくなってる裏の匿名掲示板とかでこういうのをよく見る辺り、相当根深い問題なんだろう。
ただ、多分それはどっちかって言うと参加しているアイドルに興味が持てなくなったからで、上とは事情がちょっと違うと思う。
そしてミリシタのコミュはそれに比べて面白いと思うのも事実だ。
だがこれはデレステにとって余りにアンフェアな比較だ。3Dでアイドルが動くというのは余りにデカすぎるアドなのである。
というかこの仕様を知った時自分は「こいつら頭おかしいのか」と思った。
実際見てみて、これはモーションをスクリプトで動かせるのかなと思って、実際にそうだったと知った時は何という奴らだと思ったものである。
実際に動いたことで
はてな匿名ダイアリーに書く、つまり俺の話を皆にも聞いて欲しい、だが発言者としての責任は負いたくないという時点で
つまりそういうのが嫌な真っ当なデレP(嫌味ではなく、心の底からそう思う。この文章を書いた増田は完全な碌でなしだ)はここで読むのをやめたほうがいいだろうということだ。
ではさっさと本題を始めることにする。まあ生産性皆無の愚痴と自分語りなのだが…
まず最初に言っておくが、自分がデレマスをやめたのはPがどうのこうの、声優がどうのこうのとかいう外的な要因ではない。
デレはそういうきな臭い話がちょいちょいあるが、そんなこと露程も気にならなかった。
総選挙もやる度に相当の量の怨嗟が溢れてるが、結局辞めるまで完全に対岸の火事気分だった
(後で分かるが、実はこれは自分がデレマスを辞めた要因の一つの表れである。いつも総選挙で怨嗟を吐き出してるデレPとは、しかし全く真逆の要因だ)
自分はデレアニから入った。厳密には愚かな増田なのでデレアニ終わってデレステが始まった時にはガラケーしか持っておらず
しばらく経ってようやく自分の愚かさを認めてスマホに換えた時、デレアニ楽しかったなぁとデレステを入れたというものだ。
二度目になるがこの増田は愚かなので家にWifiがなく、スマホの回線もケチってクソ細いのを使っていたため、リセマラも大してせずにSRで始めることになった。
最初は楽しかった。今でも音ゲーってのはソシャゲとして非常に優れた形式だと思っている。
理不尽な運任せということにも基本的には(いやデレステにも運任せになる形式はあるが)ならないし、カードの性能が壊れだの産廃だので騒ぎになることもそうそうない。
(何の因果かしらないが、この二つは往々にして同じゲームで同時に発生する)
ボーダーを運営が適切に設定すれば、真面目にやったやつが報われるというやさしい世界だ。
実際、モバマスは垢作って最初のSR引いただけで後は何もしていない。まあ過去の羅生門時代の話を聞いて尻込みしたというのもあるだろうが。
イベ曲も楽しかった。カードの性能なんかどうでもいいと先に言ったことでも分かるように、この増田、音ゲーは大して上手くない。
しかし回復とダメガSRを積むというやり方を学んだので、イベ曲ならMASTERも普通にクリアできた。
ガシャも引いた。結局辞めるまで課金はしなかった。10連1回分でFallout4本体の値段と同じことは忘れるべきじゃない
(しかし、これも後で分かるが自分がデレマスを辞めた要因の一つの表れである。)
無償ジュエルでやる分にはガシャというのは楽しいものだ。そら勿論理不尽な運ゲーではあるが、10連1回引くのには30秒もかからない
10分も15分もかけてプレイして結局運が悪くてダメ、なんていうのよりは遥かにストレスフリーだ
コンシューマならセーブ&ロードでストレスを最小限化できるだろうが、ソシャゲでそんなことしたら即BANだろう。
無論引いたのはフェスの時だ。1回めはジュエルが足りなくてフェス限は引けなかったが
2回めはそれに備えてジュエルを溜め、フェス限3枚の内2枚を取れた。最後までこの2枚は自ユニットのセンターとして活躍することになる。
しかしその内マンネリ化し始めた。音ゲー上手くないのでMASTERフルコンとか一番簡単な譜面でまぐれで出来るぐらいだ。
普通にやればスコアSは出る。フルコンは完全なるまぐれ。つまるところ音ゲーやるのが作業化してしまったのだ。
まあデレステは優しいゲームなので、とりあえずイベSRはコンプしようというのがモチベになった。そこからも割と続いたのだ。
で、確かYPTイベだったと思う。気を抜いて最後追い込みかけるのを忘れてしまったのだ。で、上位SRは取れなかったのだ。
そこで完全に燃え尽きてしまった。デレステをやる頻度は減り、今やキャッシュまで削除して無償10連ある度にデータDLして起動、という有様だ。
さてここまではこの増田以外には何の意味もない自分語りだったが、もうちょっと抽象化して思考をして見ようと思う。
一般論とは到底言えないような代物になるだろうが、流石にこれで終わりでは文章を書く労力にも見合わないというものだ。
一つは半ばは俺のせいで半ばは運営のせい、もう一つは外的要因というか、どうしようもない現実が一つ(ただ究極的には運営のせいとは言える)だ。
まず最初のものだが、要は自分の担当アイドルをついぞ見つけられなかったのだ。
先に始めて2回目のフェスでフェス限を2枚引けたといったが、天井ができてから担当が出来た時のためにひたすらジュエルを溜めていたのだ。
だがついぞ担当のできることはなかった。課金しなかった、総選挙に興味がなかったというのものそのせいだ。
まあ単純な話である。多分殆どのデレPは自分の担当のためにゲームに課金し、総選挙でマーケティングしているのだろう。
だが、それは自分がデレマスに入ったルートがデレアニ経由だったこともあると思う。具体的に言えば武内Pだ。
彼は少々口下手ではあるが、誠実で、何よりアイドルをプロデュースする強い情熱を持った魅力的なキャラクターだ。
まさにそうだからこそ問題なのだ。キャラが立ちすぎていて、あれが自分だとはどうしても思えなかったのだ。
アニマスのバネPはそうではなかった。好青年ではあったが、どこまでもプレーンで、キャラが薄かった。自分の分身として見ることができたのだ。
(参考までに言っておけば、SideMアニメの石川Pも、野郎なのに長髪というアレな所があったにも関わらず、自分の分身として感情移入できた
優しいが無個性な顔立ちと、やはり石川くんの癖のない優しい演技のお陰だったろう。
念のため言っておくが自分は武内くんのことも好きである。最近のイキってる風にも取られかねない態度も含めてである。アーティストなんてあれぐらいやってなんぼだ。)
俺TUEEE系だの散々バカにされてきたが、ギャルゲ系ゲームであるアイマスに於いて主人公に感情移入できるかどうかは重要な問題だと思う。
ここまで言ってなんだが、武内PとバネPの違いはいい悪いの問題ではないと思う。それはあくまで製作者の判断に過ぎないし、創作としてその判断は尊重されるべきだ。
ただあのアニメを経由したことが、ついぞ自分がPであるという自覚を持ちきれなかった要因の一つなのは確かだと思う。
そしてミリマスを始めていや増しになっていった想いなのだが、デレマスのアイドルのキャラって薄っぺらくないか?ということだ。
これは多分俺だけの思い込みではないと信じているのだが、デレマスのアイドルというのはコンセプト先行だと思う。
森ガール、ドS、ヤンデレ、パン狂、ドーナッツ狂…そういうのがいっぱいいる。その中には正直頭おかしいのかというようなやつもいっぱいいる。
そしてキャラを深める段になると、実はこの子はこんなイカれたキャラの様に思えますが実は普通の女の子ですよ
こんなダメな子の様に思えますけどやればできる子なんですよと来る。
それで終いである。そこから話が広がっていかない。いやイベコミュには出てくるが、そのキャラが動いている以外の感想が出てこない。
というか変なキャラクター性で売り出したのに実はそうじゃなくてっておかしくないか?
確か「普通じゃないキャラでもそれでいいってはずだったのに、みんな普通の女の子にされてしまった。それは否定と同じことだ。今のデレステはおかしい。」
って内容をやたらポエティックな文体で告発していた増田がいた記憶がある。
ミリマスは(ああ始まった対立煽りだとこの文章を書いている増田もそう思って嘆息している)そうではない。
例えば天空橋朋花というアイドルがいる。しばしば財前時子と同じドSキャラとして扱われるが、財前時子は21だがこの子はまだ若干15歳である。
15歳がSMクラブに出入りしていたら当人の性格や態度がどうであれ速攻補導である。Pへの態度も完全な下僕というよりは小悪魔的と言ったほうがいいものだ。
そのうち水族館でキャッキャしていたり、草花を眺めながらニコニコしている絵が出てくる。あれこいつ本当にSなのか?となってくる。
最終的にはこの子はいつの間にか女王様的な立場に祭り上げられてその立場を健気にこなしているだけの年相応の少女なのではないか?という結論になってくるのだ。
しかも以上の推測は、あくまで推測でしかない。答えは未だに公式から提示されていないのだ。全て完全なる俺の妄想である可能性も十分にありえるのである。
自分が求めているのはこういうキャラの深さである。「実は…」とかではない、もっと微妙で繊細で、一言では言い表せない人間性の襞なのだ。
だからこそ、自分で担当し、向き合い、追求する価値があるのだ。
(ここまで言っといてなんだが、自分は朋花Pではない。まあスカチケで次の次ぐらいに彼女のSSRが欲しいと思うぐらいには好きだが)
じゃあデレにそういうアイドルはいるかと聞かれると、いると思う。島村卯月、渋谷凛、本田未央…ようはデレアニで繊細に描かれた面々である。
特に渋谷凛の、思春期の自分は何者なのか?という言いようのない不安定感、実にいいではないか。
じゃあ彼女たちを担当すればいいじゃない!と言われるかもしれないが残念ながらそれはできない。
彼女は自分の中であまりにデレアニと強く結びつきすぎているのだ。要はデレステのキャラじゃなくて、デレアニのキャラになってしまっているのだ。
じゃあ二次創作で補給すればいいじゃないかという言に対しては、それは違うと断言できる。
二次創作とは、作者当人が如何にそのキャラを愛していたとしても、基本的には作者がそのキャラを使ってやるお人形遊び以上のものではないことが殆どだ。
キャラの内面にまで切り込んだ二次創作というのは本当に少ない。それはデレマスに限らずそうだ。当然ミリマスでも少ない。ほぼないかもしれない。
要はキャラに新たなエピソードを付け加えることは出来ても、新たなイデアを付け加えることなど不可能なのだ。
いやまあ当然の話だ。そもそもそれは公式にしかできない聖なる行為なのだから。
まあ話は長くなったが、デレマスでは担当を見つけられなかったがミリマスでは見つけられた。要はそういうことだ。
もう一つの理由を端的にまとめるとこうなる。少なくともデレマスのアイドルが多すぎるのがこの増田のせいでないことだけは間違いないだろう。
だが具体的に書くと、もうちょっと違う風になる。つまり「興味のないアイドルがデレステに出てきすぎてコンプのモチベがダダ下がりした」だ。
ほうら、これで一気にこの増田の性格がクソなせいだとなった。やっぱりな(呆れ)まあ結局そういうことである。
というかこの一言で声ありPの半分を敵に回したようなもんだろう。やっぱりこんなことを自分の名を出して言えたもんではない。
先で担当はいないと言ったが、好きなアイドルは何人もいた。俗に言う「全部推し」に近いやつだろう。しかしデレマス200人近くいるその「全部」ではなかったのだ
だが……これを表で堂々と言うと袋叩きの目に遭うから口を謹んでるだけで、正直大なり小なり似たようなことを思っているやつは他にも結構いるのではないだろうか。
今回のガシャこそ、今回のイベこそ担当のSSR、イベ報酬だ!と待ち構えていたら、どこの馬の骨とも知らんやつが出てきたとか、正直そんな経験がないと断言できるか?
正直デレマスアイドル全推しなんか物理的に不可能だと思う。まず全員の名前と顔を一致させてどちらか出されたらもう一方を即座に思い浮かべられるだけで相当なもんだろう。
更にデレマスでこれに輪をかけてアレなのは「明らかに不快、生理的に無理なアイドルがいる」ということである。
"自分の場合"(ここは強調しておく、この増田の心が哀れなほど狭いということでもあるからだ)例として上げると、さっき出たパン狂いアイドル、大原みちるである。
パン狂いでも、日がなオシャンティーなイタリア風だかフランス風だかのパン屋に通い、
オランジーナを飲みながら聞かれもしないのにパンの薀蓄を滔々と語る面倒くさい女ならまだやりようがあったろう。
だが現実は、パンをガツガツ喰らう、いかにも頭の悪そうなブスという絵である。
正直どう好きになれという話である。いやこういうタイプを好きになる男がいるのも分かるが、俺は無理である。
というか、このコンセプトにこのキャラ絵を渡されて魅力的なキャラにしろと言われたら俺は頭を抱えるだろう。
正直彼女についてはそれをさせられた運営が気の毒ですらある。いや、コンセプトと絵を作ったのも運営だから自業自得なのだが。
松原早耶とか他にもそういうアイドルはいたが、話を進める上で例として上げただけで、必要以上に貶める必要はないし、何より彼女らのPに申し訳ない
(奇妙なことだが、これもこの増田の本心である。いかに人に優しくあろうとしてもやはり好き嫌いだけはどうしようもないものがあるのだと思う)
というわけでもっと一般的な例を上げる。これも上に出てきた財前時子だ。
彼女は完全無欠の女王様キャラだ。Pにデレることなど一切ない。常に下僕として扱う。登場以来それがブレたことはまったくない。
実際それはまこと素晴らしいことと自分も思うのだが、じゃあ皆が皆下僕になれるのか?と言われると、それはNOと言っていいと思う。
何が言いたいかというと、コンセプトの時点で致命的にダメ、或いは人を選びすぎて
もう修正しようのないアイドルがデレマスには沢山いるのではないかということだ。
「明らかに不快、生理的に無理」というタイプ以外にこれに関わってくるのは「キャラとして全然面白くなくて興味も持てない」というタイプである。
具体例は、残念ながら挙げられない。なぜならそういうアイドルはそもそも覚えられないからだ。そういう点でこっちの方がある意味タチの悪いタイプだと思う。
後半は、というか最初っからそうだったが、そういうのをコンプのために取らなきゃいけないのが苦痛でしょうがなかった。
(コンプなんか辞めりゃいいだろ馬鹿と言われれば、まさにそうなのだが、担当がいなかったのでこれしかモチベがなかったのだ。
YPTイベまでだったから、まだイベSRの復刻がなかったのもの大きかっただろう。まあ今さら復刻取りに行こうとも思わんが。)
自分は声なしアイドルの、はっきり言って半分ぐらいをそういうのに分類している。(上述の通り正確な数なんか分からんが印象として)
デレアニから入った人間だからデレアニに出てたアイドルしか好きじゃないんだろうと言われるかもしれないが、自己分析してみるとどうもそうでもない。
例えば佐藤心さんとかは好きである。多分に花守ゆみり姉貴の芸が凄いというのもあるがそれを差し引いても好きと言っていいだろう。
それゆみり姉貴とBMBのせいだろうと言われそうだし、実際自分でもそんな気がしてきたから、もう一つ上げる。鷹富士茄子である。
今度声が付いたからだろうと言われるかもだが、これはいつぞやの限定で変なセンタースキルのSSRで茄子さんが出てきた時に引きに行ったから
声の有り無しは関係ない。いや、じゃあなぜって言われたら完全に面食いで我ながら笑えてくるのだが、まあ例としてはこれで大丈夫なはずだ。
(その時はなぜか10連一発目で引けてしまい、更に焼けばちで10連したらその時一緒に出ていたかな子の限定やらまで出てしまった。
ミリで担当が出た時は大いに苦しむ羽目になっていたから仏様というものはやはりちゃんと見ているのである。)
そしてそういう興味がある方の半分の声なしにここまで色々と声が付いてきたように思う。
はっきり言ってしまえば、そういうコンセプトからダメなアイドルを量産してしまったのは間違いなく運営の責任だろう。
アイドルを減らせと言っている手合も時々見るがアイマスにおいてそれはあり得ない決断である。
竜宮小町がプロデュースできなくなった時に起こったことをPなら知らないはずがあるまい。
だからこそアイドルはもっと慎重に作らなければならなかったのだ。
ミリマスが出来る際、アイドルをもっと増やせとの上の命に元ディレ1が必至に抵抗したのも当然のことだろう。
(どうでもいいが、ディレ1の顔が年老いたライオンみたいに見えるなと思うのは自分だけだろうか。昔は金髪だったし)
要は構造的問題なのである。解決もできないし、このままどうしようもないコンセプトをなんとかしてものにするしかない。
まあでもそれは運営の話であり、俺達の話ではない。寸法の狂ったプラモを渡されて自分でどうにかして完成させるほど暇でもないのだ。
そういうわけでこの増田は運営の立場に同情を覚えつつもデレマスを去ったのだ。
注:以下、もう完全にミリシタとデレステの対立煽りと化している。酷い。耐えられない人は速攻ブラウザバックしたほうがいい。
と一応言っておく。正直になるというのはやはり角が立つというか、単純に碌でもないことである。やはり婉曲や嘘とは社交なのだ。
ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』(ハヤカワNF文庫)読め。人生の質がグッと上がるぞ。
国内小説なら佐藤正午『身の上話』がおもしろかった。また、東野圭吾にはハズレがない。未読なら『白夜行』だな。
海外小説ならブッツァーティ『タタール人の砂漠』(岩波文庫)が印象的だった。ぼんやりしているうちに人生は取り返しがつかないという話が美しい文章で書かれている。
新書だったら原田隆之『入門 犯罪心理学』(ちくま新書)。がやがやとあることないこと騒いでるワイドショーが馬鹿みたいに思えるようになる。
あと、小川さやか『「その日暮らし」の人類学』(光文社新書)は傑作。将来に悲観して不安になってないか? 大切なのは「今」ただそれだけだ、ということが類稀なる文才で書かれたルポタージュ。
※これはフィクションです。実在の人物、団体、界隈などとは一切関係ありません。
そのひとが描く、すらりと伸びた手足が好きだった。
何にも染まらない白い肌が同じように白い肌と重なっている。草原の中に佇む、少年とも少女ともつかないその姿は確かに静止画としてそこから動かない筈なのに、きっと誰にも捕まえられない。吹き抜ける風のように自由で追いかけても追いかけてもすり抜けていくだろうから。
「尊い」
そんな私の口から零れたのは、たったそれだけ。ツイッターで回ってきた、その美しすぎるイラストについて、私はそれ以上語る言葉を持たなかった。
いや、持てなかった、と言うべきだろう。私のような語彙力のない人間がありふれた陳腐な言葉で褒めちぎっても何にもならない。
だからただ「尊い」とそれだけ言っていればいいのだ、そうだそうだ、それが正解だ。
残念なのは、一回しかふぁぼが出来ないこと。見た瞬間に無意識に1回ふぁぼって、見入って息をするのを忘れて、それからやっと呼吸を再開した時に手癖でもう一度ハートマークを押したら、ふぁぼが解除されてしまった。正直あと億万回押したい。ツイッターの仕様変えられないの?
これだからツイッターはなんて思いながら、絵についてるツイートに目をやった。
なるほど、確かに見たことないキャラだと思ったけど、やっぱりオリジナルだったんだ。そして”久しぶり”という言葉から察するに、普段は二次創作をやっている人のようだ。
ツイ主のアイコンは、知らない2頭身の金髪の女の子キャラのイラストだ。アカウント名は@noanoa_hc、スクリーンネームはNoa。
初めて見る人だ。世の中にはまだまだ私の知らない素晴らしい絵師さんがいるんだなぁと思いながらその人のプロフィールページに飛んだ。
固定ツイートを見てぎょっとした。
女の子と女の子がキスをしているイラストだった。一人はアイコンにもなっている金髪ロングの女の子、もう一人の子は茶髪のポニーテールだ。
オリジナルの中世的で絵画的でもあった雰囲気とは全く印象が違う。女の子らしさを凝縮したふわふわキラキラした世界。可愛らしい色合い。
でも確かに絵柄は同じだった。すらりとした手足のタッチは同じ。間違いなくどちらもNoaさんが描いたものだということは分かる。
そうかそうか。なんだ、その、普段は百合?をやってる人、なんだ。え、それってどういうこと?
っていうか百合って男向けのだよね?そういえば時々BLとか少女漫画の作家さんが百合描いてるの見かけるけど、正直仕事として依頼されたからだよね。好き好んで男のために消費されるようなものを作る女なんていないでしょ。
だったら何?このひとは一体何なの?bio見る限り商業作家さんではなさそう。お仕事用別アカウントもないみたいだし。趣味で百合をやってる女のひと、ってこと?
ああ、そうだ、きっとそうだ。それを収入源にして本当にやりたいオリジナルやってるひとなんだ。なんかそれってすごい。女を消費したがる男を食い物にして自分の好きなことの肥やしにしてるってことだよね。格好いいな。
私は男子の絡みを主食にしているし、可愛い受けより美人で男前な受けが好きだから、こういういかにも”かわいい”を強調したイラストを見ていると少し居心地が悪い。だけどやっぱり絵柄自体は好みだから、不思議とずっと見ていられた。もうフォローするしかなかった。
Noaさんのツイート頻度はそんなに高くなかった。2~3日に一回つぶやけばいい方。おはようとか疲れたとかの一言だけだったり、突然おいしそうな飯画を上げたり、内容はまぁ普通だ。口調は結構乱暴な感じだけど、名前からしても多分女のひとだろう。あんなに繊細で美しくて尊いイラストを描ける人が男であるはずがないと思う。
そんな普通なツイートに混じって、週に1回平日(後にそれが毎週水曜日であることに気付く)に何かのアニメの実況をしているらしいことも分かった。
最初は何のアニメなのかよく分からなかったけど、ツイートがやけに熱いなと思っていたら、その日のうちにワンドロを上げたりすることも多くて、例の固定ツイートにしている女の子達が出てくるアニメのようだった。
イラストはワンドロにも関わらず、毎回クオリティが高くて、知らないアニメだけどNoaさんのは別だ。即座にハートマークを押して、でも少し考えてそれを取り消した。
内容が内容だから、自分のフォロワーさんにこんなのが回ったら絶対迷惑になる。みんな百合の耐性ないもんね。
だから私はNoaさんを追うためだけのアカウントを作り、改めてフォローし直した。ふぁぼ欄がNoaさんのイラストやツイートで埋まっていくのが嬉しかった。
Noaさんは週末には時々オリジナル絵も上げてくれた。キャラは私が初めて見た時のものと同じだったりそうじゃなかったり。とにかくもうNoaさんの絵が全部好きだった。
というかNoaさんのことを好きになっていた。低めのテンションから自ジャンルの話題に食いつくときのギャップが最高だし、普段の砕けた乱暴な口調も格好良い。何か自カプについて考察みたいなことをツイートして界隈からのふぁぼリツをかっさらっていったかと思えば、オリジナルの儚げなイラストで私達を殺しにくる。
ツイート頻度が高くないことは重々承知の上で、それでも今日は呟いているかどうかと、毎日のようにアカウントを見にいった。
そうしていると段々話しているジャンルの内容が気になってきた。気になりすぎて動画サイトで探して、アニメを前クールから全部追った。
正直そこまで私には刺さらないアニメで、男同士でやればいいのにと何回も思ったけど、ツイートの中身がスラスラ分かるようになったのは本当に良かった。
TLを読解出来るようになると、それまで見えていなかった色々なものが見えてくる。
ジャンルの界隈の人でいつもNoaさんの考察に空リプしてる人、それに丁寧に対応するNoaさん。時には長めの議論に発展することもあるけど、いつもNoaさんが綺麗に論破してしまう。
そして、Noaさんをしきりにご飯に誘ってくるのはいつも同じアイコンだった。休日の度に何度も何度も図々しい。でもNoaさんは優しいからその誘いに乗ってあげていた。
TLに流れてくる二人分のスイーツ画に吐き気がした。Noaさんはお前のSNS映えのための道具じゃないんだぞ。
無事に現行クールの話数に追いついた私は、水曜日にはリアルタイム視聴もするようになった。Noaさんの実況を見ながら見るアニメは格別だ。離れているのに、お互い顔も本名も知らない関係なのに、一緒の時を過ごしている感じがする。
そして、見ているうちに私はある思いが日に日に強くなっているのに気が付いた。
Noaさんの自カプ、BLじゃない?と。
女王様系の金髪ロングと、従者的な幼馴染の茶髪ポニーテール。BLじゃ王道中の王道の関係性じゃない?断然金髪が受け。大人っぽいのに可愛いところもあって女王様な美人受け、最高じゃん。茶髪の方は幼馴染だからってこともあって、金髪の傍若無人な振る舞いを上手いこと扱っていて、なんかちょっと熟年夫婦感があるんだよね。もしこの二人が男の子だったら私の好みどストライクだ。本当になんで男同士じゃないんだろう。もったいなさ過ぎる。
いよいよ私は我慢が出来なくなって、その思いをNoaさんのマシュマロにしたためた。Noaさんが私の考えをどう思うのかが知りたくなった。
メッセージを送った瞬間は正直冷や汗が出た。これまでイラスト好きですとか応援してますとかそんなことしか送ったことはなくて、CPについて聞くなんて初めてだったから。
百合のことなんか全然分からないけど、やっぱり男体化って話題はよくなかっただろうか。でもでもNoaさんの普段の発言じゃ、金髪と茶髪に付いて嫁とか夫だとかいう言葉だってよく出てくるし、彼氏面とかも頻繁に言ってるし。それにオリジナルの時はどちらかというと少女より少年っぽさの方が強調されたりもする。”男キャラ”についてそこまで拒否感はないはず。いやでも。そんな考えが頭の中をグルグル巡って、やっぱり送らなければよかったとさえ思った時、それは起こった。
『男体化!その手があったかー!ありがとうございます!!』
TLに現れたその文字列を見た瞬間、私の体温は5度くらい上がったんじゃないかと思う。
その後Noaさんは続けざまに男体化について3ツイートくらいのツリーを形成して思いの丈を語った。もちろんマシュマロのお返事含め、それらは全部スクショした。
Noaさんが、あのNoaさんが、私の意見を拾って、それに賛同、私と同じように萌えてくれたのだ。
自分の性癖にとことん刺さるBLを読んだ時くらい嬉しかった。嬉しすぎて文字通り部屋の床をゴロゴロ転がり回ってしまった。
数時間後に男体化イラストが上げられた時には確実に一度心臓が止まったと思う。
これだと思った。二人の少年はばっちりNoaさんの絵柄にハマっていた。そうなのだ、これが金髪女王改め王子と茶髪従者の真の姿だ。彼らはその女性性を捨てることで、真に美しい姿に、概念にまで昇華したのだ。
その後もNoaさんは度々男体化イラストをUPしてくれた。それに触発されて界隈の他の絵師が同じように描き始めたけどやっぱり全然だめ。Noaさんじゃないと、”少年”のリアルな質感は描けない。絶対に。やっぱりNoaさんは男同士を描くために生まれてきたんだと思う。これまでの百合をやってきたのは金髪王子と茶髪従者に出会うための布石だったんだ。私はそう確信してさえいた。
自ジャンルのオンリーイベントのサークル参加募集が始まったのはちょうどそんな頃だった。Noaさんがサークルカットと共に『新刊男体化漫画やります』とツイートした時は、見間違いじゃないか5度見くらいした。
大好きなNoaさんが、他でもない私が布教した大好きな男体化カプで新刊を出すのだ。信じられない思いだった。というかこんなにいいことばかり続いていいのか?とさえ思った。
そして、一番重要なことはイベントに行けばNoaさんに会うことが出来るということだった。一体どんな人なんだろう。いや素敵な人に違いないとはもちろん思っているけど。これまで飯画や上げられる写真には本人は全く映り込んでいなくて、顔もそうだが服装や雰囲気なども一切分からなかった。でも、会えるのだ。せっかくの機会、Noaさんと自カプについて話がしたい。
そのためにも私はもう一度アニメを隈なく見返した。金髪王子と茶髪従者についてやれるだけ考察を重ね、解像度を上げることに専念した。
いよいよイベント当日。
一般入場が開始された瞬間に私はまっすぐNoaさんのスペースを目指した。15分前にTLをチェックした限りでは設営完了とのこと。新刊表紙の茶髪従者にお姫様抱っこされている金髪王子を目印に人の波をかき分けて進んだ。
パンフレットとスペース番号を何度も見比べながら場所を確かめる。ああ、私Noaさんに会うんだ。そう思うと心臓はがなり立て、喉はカラカラに乾いてくる。歩みを進めながらも深呼吸してごくんと唾を飲み込んだ。
スペースには大きな列こそ出来ていなかったものの、既に5~6人並んでいた。開始直後にってすごくない?やっぱりNoaさんって人気作家なんだ。
声の主の方を視線で辿って息を飲んだ。めちゃくちゃ美しいひとがそこにいたからだ。可愛い、ではなく、キレイなどでは足りず最早「美しい」という言葉しか適さない顔の造形だ。
身長は170cm近くあるだろうか、きれいめのジャケットをクロップドデニムでカジュアルダウンしている姿が様になりすぎている。
耳が見えるくらいの明るい色のショートカットの髪が、さらさらと額の上で揺れていた。
一見して男か女か分からなかった。どっちと言われても信じることが出来そうだ。確かなのはその人が美しいということ。
そしてそのひとの胸元に名札がついているのに気が付いた。
”Noaだょ”
崩した文字だけど、確かにそう書かれている。Noaさんだ。Noaさんなのだ、この人が。この美しいひとが。
聞こえてくる「ありがとうございました」の声は見た目の印象よりも少し高め。それに何より名札から下をよくよく見ていると、柔らかそうな身体つきが見て取れた。Noaさんは女のひとだ。メンズライクだけど確かに女のひと。男装カフェとかにいても不思議じゃないタイプの。私だってあんな風に顔が良かったら男装コスだってしてみたいと思ったことが1度や2度くらいある。もちろん鏡を見てすぐに諦めたけど。
Noaさんは私の理想のひとだった。あんな風になりたかったと思えるひとだった。最高のイラストが描けて、TLでも人気者でその上顔やスタイルまで美しくて格好いいなんて。すべてが私の理想通りだ。こんな素敵なことがあってもいいのだろうか、本当に。
私はの緊張はいよいよピークに達し、息が上手く出来なくなってきた。
無情にもNoaさんの客さばきは高速で一気に私の番になってしまう。
「あ、あの、しんかん1部、くださひっ……」
噛んでしまった。
やばい恥ずかしい。一気に顔に血が上ってくるのが分かる。今すぐにでも逃げ去りたい。そんな私を気にも留めずにNoaさんは新刊1冊ですね、と私の震える手から500円玉を受け取った。
何をしているのだ。こんなことで怯んでどうするのだ。何のためにここへ来たのか、何のために夜通しアニメを見返したのかも分からなくなってしまう。
私はNoaさんのから新刊を受け取ると、「あの」と切り出した。
「あの、実は私、Noaさんに最初にマシュマロで男体化よくないですか?って言った者なんです……!」
よかった。今度は噛まずにちゃんと言えた。少しだけほっとする。
「そうなんですか!?えー、ありがとうございますー」
Noaさんは目を見開いて驚いて、すぐさまぱぁっと明るい笑顔を浮かべる。
「うわー、じゃあこの新刊出せたのもあなたのおかげじゃないですかー。えー」
「いえいえそんな全然です!あの、やっぱ二人の関係はちょっと少年的というか、男体化すると無垢な感じがめちゃくちゃ出るというか、それがNoaさんの絵柄に合うんじゃないかってずっと思ってて」
やばいなと思いながらも一気に捲し立ててしまった。やばいな、Noaさん引いてるかな。ちらりと顔を見ると、Noaさんは先程から変わらずニコニコとした笑顔のままだった。
「いやぁ嬉しいなー。マシュマロもらった時私もその手があったかー!って思って興奮しちゃって。ほんと”少年”って儚げな感じがこの二人っぽくもあっていいですよね」
なんてことだろう。私が思い描いたような展開が繰り広げられている。本当に夢かもしれない。それなら覚めて欲しくないけど。
そう思っていると、隣のスペースの人がNoaさんに声を掛けた。
「るかちゃーん、今ソラリよんさんからラインきて、今日の打ち上げ来れるかって言ってっけど、参加でいいよねー?」
「ん?ああだいじょぶー」
「りょ~!」
背中まである長い髪を綺麗に巻いたその女は、Noaさんの返答を聞くが早いかキラキラしたネイルの指先ですぐさま返事を打ち始めた。
なんだこの女。やけにNoaさんに馴れ馴れしくないか?あのNoaさんだぞ?分かってる?
隣のスペース誰だったかな、ほとんどNoaさんしか見てなかったからよく覚えてない。でもお品書きポスターの新刊表紙に見覚えがあった。
こいつ、毎週末NoaさんをSNS映えの餌食ににしているクソ女じゃないか。いつもこんな風に馴れ馴れしくNoaさんに絡んでるんだ。最悪。胸の中にモヤモヤした感情がくすぶり始める。
でも同時にそれが正しくない感情であることも私には分かっていた。だって私はオフラインのNoaさんのこと、ほとんど何も知らないのだ。隣のクソ女の方がずっとずっとNoaさんを分かってる。他にも打ち上げの連絡をしてきたソラリよんか誰か知らないけどそういうやつとか、打ち上げに来る他のメンバーなんかの方がよっぽどNoaさんを知っているはずなのだ。
それでも、それだけで私がこの人たちに負けていると思いたくなかった。私はそんなみんなから慕われている神絵師同人作家Noaさんに布教してそれをNoaさんも気に入って新刊まで出したのだ。それをさせたのは、間違いなくこの私。
気が付いたらNoaさんが再び私の方を見ていた。
「え!?」
いきなりのことにひっくり返ったような声が出てしまった。
「あ、お時間あればいいんですけど」
Noaさんは白い歯を見せながらニカッと笑った。笑顔があまりにも眩しすぎる。Noaさんはクソ女の方を振り返る。
「ねー、もりーぬさん、打ち上げもう一人追加でいいー?えーっと」
そしてもう一度私の方を振り返って聞いた。
「あ、双樹、です」
「りょーかいです。もりーぬさーん、”そうじゅ”さん、追加で。そ、1人。あ、そうじゅさん終わったら連絡するんでライン教えてもらえません?」
それが私がNoaさんと”繋がった”瞬間だった。
Noaさんのスペースを後にして、会場をぼんやり歩く。正直百合がメインのジャンルだから男体化で本まで出しているサークルは少なかった。打ち上げの時にNoaさんと話すネタになるだろうと買い込みたかったが、Noaさんに触発されて突発で出したコピー本みたいなのが数冊だけしかなかった。それでも収穫は収穫だ。
どこかでご飯食べて戦利品に目を通して、打ち上げの連絡を待つとしよう。
Noaさんのスペースは会場のだいぶ奥だったから入口まで地味に距離がある。それにまだ一般入場が始まって30分も経っていないわけで、色んな列が進路を阻み、色んなスペースに向かう人が色んな方向を目指して進むに進めなくなって新たな混雑を生んでいる。ぼーっとしていたら人の波に攫われてしまいそうだ。
そういえば今までBLのオンリーやオールジャンルには参加したことがあったけど、百合がメインなのは初めてだ。どこもかしこも女の子のイラストのポスターやらなんやらが目につく。そしてそんな会場にいるひとの8割くらいは男性なのだった。確かに女性はいるし、サークルで参加している人には女性が多いようには思うけど、客はみんな男性だ。こういう男女比のところに初めて来たから余計にそう思うのかもしれないけど。やっぱり百合は男性向けなんだ。男女ものの男性向けほど直球のエロじゃないにしても、キレイな理想の女の子と女の子の世界ってやっぱり男の考えた理想郷で、男のための消費物に他ならない。
よかった、Noaさんが男体化をやるようになって。あの美しいひとが、例え売れるからってこれ以上男のための消費物を作り続けるなんてもったいなさ過ぎる。、
そういえばさっきNoaさんのスペースに来てたのもほとんど男の人だった。男体化でもちゃんと買ってくれるってことはやっぱりNoaさんの画力と漫画の上手さだよね。
いや、待てよ。もしかしてNoaさんガチ恋勢なんじゃないの?だってあれだけ美しいひとなんだし、それもない話ではない。だって元々百合が好きなのに男体化の本を買うなんてありえない。絶対あいつら内容なんて見てないんだ。ああやっぱり男って最悪。Noaさんもこのまま男体化続けて、早くBLにきたらいいのに。
人込みの中、男がこっちにぶつかってくる度に聞こえるように舌打ちしてやりながら、私は何とか会場を出た。
連絡を受けて、打ち上げ会場となる居酒屋に集合より少し早い時間に到着した。既に店の前でNoaさんとクソ女、それからいかにもな感じの男オタクが2人いた。Noaさんはすぐに私に気付いてくれて、私をそこにいた人達に紹介してくれた。一通り自己紹介が終わるとクソ女が男達に身内的な話題を振って私以外の4人で話し出した。何これ居辛ら過ぎる。私が死んだ魚のような顔になってもクソ女と男共は全く気付いていないようだった。最悪。
するとNoaさんが、急にこちらを向いた。私は慌てて生き返った顔に戻る。ヤバイ、見られたかな。Noaさんはこちらを見てにっこり笑うと、クソ女と男共に「そろそろ時間だし先はいっとこ」と言った。流石Noaさん。きっと私を気遣ってこう言ってくれたんだ。まだ来ていない人が2~3人いるらしかったが、その人達にはクソ女が連絡することになり、私達は店の中に入った。
ビールで乾杯した後、早速みんなアニメや今日のイベントの話をしたり、戦利品について語り始めたりする。
席順は奥からクソ女、Noaさん、私。そして向かい側に男が二人。男のうち1人は赤髪と紫髪の姉妹が自カプらしくてその話をNoaさんに振ってくる。
「82話のお姉ちゃんの妹への眼差しがやっぱりすべてを表してるんすよ」
「あれはね。流石に言い逃れ出来ない」
「っていうかソラリよんさんの新刊が、全部やってくれたからなー」
「空白の8時間!!」
「いやまじで空白の8時間ってなにっていう」
そんな会話が次々と展開されていく。なにこれ。っていうか赤髪と紫髪のカップリングって何で人気あるのか不思議なんだけど何で?今日のイベントでも島が出来て
そうだ、引退しよう。
だがそれが決定打ではない。
自分の担当アイドルの順位にかかわらず、上位入賞したアイドルのことをみんなが讃えている。
私には無理だが。
私は担当が圏外にいるのに他のアイドルの事なんてこれっぽっちも喜べないし、
そんなこと思っているのに文字の上だけ「おめでとうございます!」なんて言えない性分だ。
自分は担当こそ愛しているが、コンテンツのことは愛せていないのだと痛感した。
大多数のプロデューサーと自分を比べて、このまま続けるのは苦しいと思った。
担当が嫌になったわけではないし、同僚たちのことも嫌いではないのにこんな結論に至る日がくるなんて思ってなかった。
小さな不満はいっぱい抱えていたけど、それでもまだ担当が仕事をするときだけは支え続けてきたつもりだ。
それももうやめよう。
総選挙で唯一よかったと思えたのは、自分以外にもちゃんとうちのアイドルの担当Pが存在することを確認できたことだ。
あとは皆さんにお任せします。
このゴールデンウィーク、家族も友達も、当然恋人もいないぼっちとして予定ひとつなくぼんやりと過ごしていた。
その孤独の中で小さな光明としてあったのがAbemaTVによる怒涛のクレしん映画連続放送である。新作映画のプロモーションとして一日一本過去作を放映していたそれを何の気なしに見始めた。どうせやることもないし、程良く笑えて程良く感動するものだろうと思った。完全にナメてた。
子供の頃に軽いトラウマになっていたブリブリ王国の秘宝やヘンダーランドなんかは今見ても充分怖さがあった(クレしん映画は全体的にホラーのシーンが結構怖い)塩沢兼人さんの演じるぶりぶりざえもんも久しぶりに聞いたが、どこか耳の奥に染み着いていたんだと思う。すごく懐かしく感じた。
知っている話は何となく思い出しながら、知らない話はわくわくしながら見ることができた。
その中で、野原みさえという女性のかわいさに気付いてしまったわけだ。
今更プロフィールなど要らないだろうが知っている範囲で少し書いておこう。多少間違っているかもしれないが。
野原みさえ 旧姓小山みさえ 現在29歳の専業主婦であり、夫 野原ひろし(35)(双葉商事係長)、長男 野原しんのすけ(5)(幼稚園児)、長女 野原ひまわり(0)(乳児)と同居している。両親ともに健在であり、姉と妹を持つ次女である。
長男からは「みさえ」「三段腹」「おべんぴ」「妖怪ケツデカおばば」などと呼ばれているが、しんのすけの級友の母親と比べても決して遜色はない。
そもそも作品の舞台が平成初期なので今とは世相が全く違うわけだが。
(余談として、連載当時から年をとっていたらみさえはそろそろ還暦が見えてくる歳になる。また、現在のみさえの年齢から子供の頃見ていたアニメなんかを計算すると、あと数年もすればプリキュアを見ていた世代になるので恐ろしい)
ある時はひとりの母として、ある時は夢見る少女として。
ユメミーワールドはそのどちらも充分堪能できた。ピュアハート!と叫びながらひろしとともに下の毛をすべて剃り上げたうえで幼児のコスプレをし、息子たちのために敵の前に立ちふさがる。これだけいうと相当とち狂っているかもしれないが、子供の心を忘れず、息子たち(子供)のために頑張る姿は親のそれでもある。
また、ユメミーワールドではひとりの母としても印象的なシーンがあり、子への愛情というものを垣間見ることができる。
同じく母親としての印象深さでいえば野生王国なんかも母性全開で大変よかった。なぜ自分はみさえから生まれてこなかったのか。なぜ自分の親がみさえじゃないのか相当悩むくらいには、ひとりの母親として美しい姿を見せてもらえた。
よくいわれるところの名作、大人帝国の逆襲なんかもなかなかに捨てがたい。子供時代を思いだし、かわいい(痛々しい)魔法少女のコスプレを見せたかと思えば母としての強さも垣間見れる。
かわいいコスプレでいえば三分ポッキリ大進撃はかなりよかった。みさえがかわいいという感想しかない。毎回様々な原型のなくなるほどのコスチュームに身を包み、世界を丸ごと救ってしまうそのイマジネーション力たるや。家族内でも一番想像力があるのではないだろうか。変身ヒロインに憧れるひとりの少女としてのみさえが前面に押し出されている。
もちろんこの話でも最終的に母親としての強さや愛を感じられるシーンがある辺りがたまらない。
ならはしさんの演技もまさに実家のような安心感のある声で、これは初期からほとんど変わらない(しんのすけがだいぶ変わっているので面食らったというのもある)
二児の母としての強さ、そして年齢を重ねても色褪せない夢見る少女としてのかわいさ。その両方をあまりにも絶妙なバランスで兼ね備えている。
もちろん映画なので相当美化されている部分もあるだろうが、それでも大人であり子供である、そのかわいさにどうしようもなく惹かれた。
野原みさえは、まちがいなくかわいい。
アニメが始まった頃、しんのすけとほぼ変わらない歳だった自分もついにみさえと同い年になった。家族も友達も恋人も予定もなく、ただただゴールデンウィークにぼっちでクレしん映画を見ていたアラサー女はもはや妖怪にも等しいと思う。
18歳のころから7年間好きだった人にフられた。というか浮気されてた。しかもわたし本命じゃない。どう考えてもセフレです。本当にありがとうございました。
ずっとわたしの片思いで、去年やっと好きになってもらえて、好きって初めて言ってもらえたときはちょーうれしかった!夢みたいだった!むしろ夢なのでは?あれから今日までの出来事はすべて夢だったのでは?夢だったらよかったのに。
GWに海までデートに行った。最高にたのしかった!帰ってからも撮った写真みてずっとウキウキしてた。空も海も見渡す限り水色でねえ、きれいだったよ。
幸せだぜ〜となっていた翌日に、彼が浮気してるのを知った。SNSはこわいな。自分はうまく隠してても他所から漏れるもんね。
浮気に気づいた瞬間、手が震えて、頭がゴーンと殴られたみたいにぐわんぐわんして、ちゃんと歩けなくなった。
このまま知らないふりをすれば、これからも彼と一緒に居られる…けど、これ以上尊厳がボロボロになったら耐えられない、平気じゃない、と思って「別れよう」って伝えたら「きみの幸せのためにはそうしたほうがいいのかもね」って。
はあ〜!?はあ〜〜!?きみのために、とかほんと腹立つ。原辰徳。幸せにしようなんて考えたことないくせに勝手に幸せを願うなよ!!わしの幸せはわしが決めるんど!!
はあ〜〜めちゃくちゃショックだったのに不思議と涙でない。ただ、ご飯が全く食べられない。やったぜダイエットチャンス。しかしうんこもでない。つらい。
あと仕事に集中できない。いつも仕事バリバリウーマンなんだけど、気づくとぼんやりしてる。ご飯食べてないからそうなるんやで。無理にでも食え!な!でも食べたくなーい。
虚無だ〜。失恋って多くの人が通る道だろうけど、つらいねえ。こんなふうになるんだねえ。これからどうすればいいかなあ?たーすけてくれ〜。
【追記】
誰も見てくれないか、ボコボコにされるかどちらだろうな〜って思ってたからすごくうれしい!優しい言葉をくれる人も、おっさん扱いしてくる人も、みんなありがとう。声をかけてくれたことがうれしいです。
ちなみに原辰徳は高校のとき仲良かったみどりちゃんがよく言ってたのがうつったやつです。なので、鯖さんが教えてくれたエントリはみどりちゃんが書いた可能性…?みどりちゃん元気ーー??
ひとりひとりにお返事しようかと考えたけど、はてなでは馴れ合いが嫌われるからな…こちとら10年近く住んでるベテランだ。この村のことには詳しいんだ。