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はてなキーワード: ダークヒーローとは

2019-12-24

anond:20191224163601

アンタゴニストは女の場合もあるし、ヒーローヒロインで女の場合もあるし

ヤクザならダークヒーローとして分けられてるし、感謝の念は個人感情であって当為でないし

男の中のマッチポンプというかフィクション作品作家内のマッチポンプ

というか「男はヤクザ」が言いたいだけならそれだけ書けよ

マイナスレベルの文彩は突っ込まれるだけ

2019-12-03

戦うアイドル

身寄りのない少女を集めて幼少期から訓練して武術暗殺術や歌唱法を叩き込み、表向き歌って踊って戦えるアイドルとして活動させ、裏では法で裁かれない悪人暗殺する仕事を行わせる正義プロデューサーさん。

年端も行かぬ少女達に汚れ仕事をさせることに罪悪感を抱きながら暗い正義プロデュースする。

人呼んでダークヒーローP。

2019-11-11

低能先生は「弱者リンチから救おう」をこじらせ過ぎて、EM菌擁護したり、原発風評被害を流す側を擁護して反発する福島の人を罵倒したりしてたのでどうしようもない。

hagex嫌いな気持ちもわかるが、低能先生ダークヒーロー扱いするのは無理がある。

2019-11-03

もしハルヒがブスだったらとか桐乃がブスだったらみたいなifブス論

最近言う人が少なくなってきたよな

とりあえずヒロインがブスだったら成立しないメソッドを振り回してオタクの反応を楽しむ人達

アニメに関わらずヒロインがブスだと成り立たないことを暴き出すことに意味はあると思うんだよな俺は

ぶっちゃけ俺はけいおん!が大好きなんだけど唯ちゃんがブスだったら成り立たないよね

からけいおん!は唯がブスだと成り立たない!って言われたら腹立つけどその通りなんだよね

から何って話なんだけど、ヒロインがブスだと物語が成り立たないっていう事実物語消費者自覚的であった方が良いような気はするんだよな

そもそも原作の要素を一部でも改変したらそれは二次創作なので原作が成立しなくなるのは自明なんだけど、このifブス論はそういう屁理屈的な理屈を超越して創作物に表れた見も蓋もない人類本音皮肉ったものだと思うんだよね

ルッキズムとか言われてるあれね

キリトくんだってイケメンから許されてるわけだし夜神月だってイケメンじゃなかったら早々に詰んでたわけだからヒーローにもダークヒーローにもifブス論は当てはまる

でもどっちかっていうと男の場合は※イケメンの方が適してるかな

freeの水泳部員全員ブサイクだったらヤベーもんな

ブサイクの半裸はブサイクの半裸の範疇を越えられないんだよな

そういうのにもっと自覚的だったら俺は中学生の時に一方通行の真似してブラック缶コーヒー爆買いしたりⅩⅢ機関の真似をして黒フード着込んで黄昏時に裏山で黄昏たりした黒歴史を残さずにすんだと思うんだよなぁ

2019-10-20

anond:20191014131149

ジョーカーになんてなれない精神障害者をひたすら馬鹿にした映画

最後に本当にジョーカーになれてたら「精神障害者の強みを生かしてダークヒーローになれるね☆」くらいになるんだろうけど、あれは思いこんでるだけでしょ…

そして劇中のゴッサムは本当のアメリカより治安が悪い

2019-10-14

映画ジョーカー』観たけどさあ!!!

解釈違いです!!!!1!!

あと「現実」に対する描写地雷です(真顔)

本作含め『ダークナイト』とかもネタバレしてるんで嫌な人は読まないでね。


この記事書き手は何者か

オッスおらメンタル壊した歴ありの発達障害ナルコレプシー持ち!

どうにかこうにか大学出て何だかんだ正社員10年ぐらい働き続けているよ!

壊したメンタル治療のために飲んでた薬が身体依存性がある(切らすと離脱症状ゾンビみたいになる)おかげで

転職完了した今も手放せないよ!

あとナルコ用の目覚まし薬も社会人擬態するためには欠かせないね!!

最近の悩みはこの状況下でメタボ肥満肝臓イカレ始めていること!トシだね!

慌てて有酸素運動してるけど、走ると膝を壊すから室内バイク買って漕ぎ始めたら

ケツに蒙古斑も真っ青なアザができたよ!!

毎日モニタにらめっこの座り仕事なのに最悪だね!!!

アメコミ全然詳しくないよ!バットマンダークナイト信者だったって程度のニワカだよ!スーサイドスクワットは観てないよ!

好きなDCヒーローロールシャッハさん!!


今回のジョーカーに『ダークナイト』主演は無理だろ

「『ダークナイト』の主役はバットマンやぞ」とかそういう細かい話はおいておく。

ジョーカー生誕のエピソードって触れ込みで作られた本作だが、

アーサーは結局作中ではジョーカーにはなってないし結局今後もなれないんじゃないかしか思えない。

だってアーサーは(自分に都合のいい)妄想現実レベル彩度日常生活に融合してくるような病気と、

自分の意のままにはならない、投薬があんまり効いてないっぽい発作を持ってて、

それを差っ引いても"普通に振る舞う練習"(サントラ曲名ひとつ "Learning How To Act Normal")をやっちゃうタイプじゃないか

作中の走ってるシーンは冒頭の1回を除けば全部「何かから必死こいて逃げ出す」場面ばっかりの人間じゃないか

ダークナイト』のジョーカーを見ろ。

人の考えの裏をかくことができて当たり前、必要なら自分自分死体に化けてのおとり役もこなし、

メイクオフすればあの傷もちの顔でありながら市民に溶け込める、溶け込む方法を考えて実行できる。

ジャック・ニコルソンジョーカーでもいい。

元が泣く子も黙るギャングの一員だ。人の顔に酸をかけて焼くくらいのことは簡単にするし、

毒入り化粧品だのを自力開発できる程度には気が狂っていても頭が回る。

アーサーには無理だ。

通りで仕事してるだけで殴る蹴るの暴行に会ったことのある人間

人混みに溶け込むどころか人から注目(しかも白い目の)を集めてしま人間には無理だ。

嘘つきランディ地下鉄酔っぱらいや「母親」はブチ殺しても、

小人症の同僚ゲイリーはわざわざ鍵開けて逃がしちゃう人間には無理だ。

「なぜ、ひとりの孤独な男が悪のカリスマへと変貌したのか」?

おいおい公式サイト様ともあろうもんが安い飛ばし記事みたいなこと言ってんじゃねえよ。

ネット感想記事もいろいろ見たけど、

「いやこれ『ダークナイト』演れそうなガチ本命ジョーカーに利用されてる替え玉やろ説」とか

ガチジョーカーアーカム暇つぶしにぶっこいたホラ話やろ説」とか

「『ジョーカー誕生』っていうのはアーサーがジョーカーになったってことじゃなくて

ミームあるいは概念としてのジョーカー的ななにかの発生のこと説」とか、

いろんな話が錯綜して百花繚乱なのはとても楽しいと思います

しかし「単純にアーサー=ジョーカーだろ、覚醒できてヨカッタネ説」、テメーはだめだ。病気なめんな。


とはいえ、「現実描写の写実性が変に高くてド地雷です(誉め言葉

もうね、「やめてください死んでしまます」って感じ。いや茶化さんとやってられんわ。

あの笑い者感、笑いのツボずれてる感、シリアスシリアルに変えるドジっ子属性の笑えない感がリアルすぎて笑えない。

看板ドロボーのクソガキおっかけてて途中で滑ってこけそうになるシーン、

看板弁償しろや」言われて路地裏でダストボックス蹴っ飛ばしてて滑ってこけるシーン、

「そこ出口専用やで」シーン、

言わずもがなスベりまくるギャグのシーン、

本当もうやめてください死んでしまます

パンフ監督コメント抜粋に曰く、

「僕たちは『ジョーカーのような人間はこうして現れるのかも』という物語で、

コミックスで言う"スーパーヴィラン"の男をリアルで愛すべき人間として描きました。

から皆さんには、彼の味方でいてもらえればと思います。これ以上は無理だ、というところまで。

映画が始まる時点では、彼は有名な犯罪者ではなく、アスファルトに咲いた小さな花。

その花に、あなたは水をあげるのか、光を当ててあげるのか、それとも無視するのか。

どれくらいの間、その花を好きでいられるのか。」

とのことだが、「味方」というのが単に肯定者って意味じゃないのなら、

味方でしかいられなくてひたすらしんどい映画体験だった。

こんなん延々ダメだアーサーよせそっちはダメだ行くなやめておけあああああ」ってなりつづけてまうやないですか。

そして「わたしたちは、なぜ『ジョーカー』のようなダークヒーロー共感を抱くのか」みたいなタイトル記事に逆に引いてしまう。

いや、ワタクシが発達で(おおむね寛解したとは言え)メンがヘルってるから過剰に感情移入してしまってるのはわかってるが、

それはそれとして人が殴る蹴るされたり笑い者にされてたら

ああ痛いやろうなつらいやろうな嫌やろうな仕返ししたいとか思うやろうなって思わんか?健常者ってサイコパスでは???

まあともかく映画としては傑作なんじゃないでしょうか。2回も観たので3回目はもういいです。過剰摂取です。

ぶっちゃけ巨悪でもエネルギッシュな『ダークナイトジョーカー癒しを感じるくらいには消耗したわ。

あとなに?ニューヨークって素であん治安悪いの??コドモ笑わせるくらいよくない??

つうかカード返せや。パクるなそういう細かい必要品を。


なぜわざわざ長文書いてるの

ジョーカー』にここまで同情的な見方してしまってると身近な人間にバレたくないけど

ジョーカーに同情的でない人間からジョーカーに同情的な人間だ」と思われること自体に、

可視ながら無視できない嫌な感じのリスクがあるじゃろ?)、

この映画のこと考えてると上記みたいなことが延々頭から離れなくて家事とか勉強とかがはかどらないから。

自分とアーサーの相違点を頑張って挙げてけば100コくらいは何とか挙がると思うが、

自分が今この瞬間アーサーでない理由は「運」以外なんも無いなというこの感覚がしんどくて、いったん頭から追い出したいから。

「アーサーがジョーカーしないif」ルート一生懸命想起しては破綻させてる自分の脳ミソをちょっと休ませてやりたいから。

追記

最後の方のテレビカメラの前で演説ぶってるシーンとか、車の上に立って観衆に応えるシーンとかも、どっかで失敗したりしないかハラハラながら見てた。

わっかるー!!

物語的に超大事クライマックスシーンだからまさかそういうやらかしは発生しないだろうと思いつつ、ここで発生したらマジで目も当てられないぞあばばばばばってなりながら観てました。

舞台ゴッサムであってニューヨークじゃないしマジモンのニューヨークよりは治安悪く設定している

ゴッサムティ舞台なのは百も承知ですが、

ちょっと検索すれば掃いて捨てるほど「ゴッサムとはニューヨークあだ名の一つ」的記事がヒットしたのと、

ニューヨーク映画館では上映開始日に警官出てくるレベルの厳戒態勢取られたってニュースと、

あと自分が観たときには白人大学生だか若い社会人だかって感じのグループも来てたんだけど、終わって帰るときにテリブルリブル言ってたってのが妙に印象に残ってて、

「え、そんなリアリティあんのこの荒れっぷり…ヤバない?」と思って書きました。

良かったー現実にはあそこまでじゃないんだね!

いきなり看板パクられる気の毒すぎるピエロとかは居ないんだ!!

って思っとく!

>他のジョーカーとは別の世界線やで

いや、「世界線別だから」で片付かなくない??

アーサーがこれからどのようにジョーカー活動ができるというの??

社会に対して戦争を仕掛けるのは簡単なことじゃない。いっぺんやらかした後ならなおさらだ

バッツの誕生までもたないだろ。

例えば「最後精神病院のシーンこそが時系列的には一番最初で、カウンセラーを半殺しにして拘禁まで食らったが福祉削減もあって退院、のち本編の流れ」とか考えてみることはできる(アーサーの本質は両手に手錠状態で血の足跡を作って踊ることができるタイプ人間説)が、

血の足跡をつけて踊る人間を、定期的にカウンセリングに通って投薬を受けて仕事行って母の介助して暮らす人間に変えるための何らかの処置病院によって行われたと考える必要が出てくるので整合性を欠く(そんな都合のいい処置あるかオイ?)。

ただ、もしそうならジョーカーは見事アーカムから合法的脱獄を果たし晴れて野放しになったというオチで背筋が薄ら寒くなれるのでステキではある。

そう、アーサーにダークナイトの主演が演れないとしても、ダークナイトではない別のやつでもいいかジョーカー物語を演れるポテンシャルが欲しいし、

それがないなら、ジョーカー誕生エピソードとはちょっと言えない。

よって、解釈違いです!!!!1!!

2019-09-05

anond:20190905161133

JDをだまして借金を背負わせて風俗送りにしていた大学生イケメンだったね

真の勝ち組って一流大学イケメンで女を食い物にするダークヒーローのことだったんだ

2019-08-18

煽りおじ、暴れ方が足らんな

これで終わりなのは全然物足りない

あいダークヒーローは世が求めてるので間をおかず何人も出てきてほしい

2019-08-13

弟子が語るマミ師匠の思い出

それはつまり

マミー石田とそのフォロワーネタでやっていた

嫌韓厨当人主観では大真面目で真剣

という話でしょうか

うーん?

いや、俺の言ったことそのまま受け取ってよ

ゆがめてまとめず


マミーという釣り

マミー本人は露悪的な釣り師だったと思うけど受け手の大部分は本気で気分悪くなってた(俺含め)

技術的な意味エポックメイキング的な釣り師だったのよ

(彼の手法は薄く広く広まって陳腐化したけど、技術自体は今の基準で見ても高かったと思ってる

 釣り煽り文化自体進歩どころか衰退してるからね)


マミーはひたすら醜い悪として自己表現してたし、受け取る側もそうだったの

強いとかかっこいいサグという消費なんかなかった

マミーの影響で高卒差別はかっこいいといいだす奴」なんていないの


天才理念は伝わらない

ドキュンという言葉自体も(マミーの高い言語センスのゆえに)広まったけどぜんぜん違う意味になってるでしょ?

今ではチンピラ的な迷惑行為を働く悪人のことをドキュンという

悪人のことを罵る、これは共感されやすいことであってマミーではない

マミーはむしろ「まじめに生きてるけど高卒なので浮かばれない人」という憐れというべき人物像をドキュンとしていた

かにかわいそうな同情されそうな人をおまえが高卒からそうなるんだ高卒なのが悪いといっていじめる、それがマミーの芸風

この違いがわからないなら長々説明しても徒労になるんだけど

荒らし釣りにおいてはここの差を理解して注目できる程度の頭脳必要


要するにマミーは高い釣り力という力の跡だけは残したけど理念的には全然フォローされてない

それ以前に理解もされてない

俺みたいにマミーに私淑した人間けがマミーを理解して今に至るまで覚えてる

きみはマミーを全然理解しなかったので記憶自分の今の理論に都合いいように変質してしまってる

(というかほんとにマミーを見たことあるの?というとこから俺は疑ってるのだけど)


繰り返し言うけどマミはいいとこの大学生でも気分が悪くなるつくりになってた

ツッコミどころの多いプロフィールとか全然かっこよくない顔写真とか、

マミーの釣りの全ては自身をみっともないむかつくやつとして憎ませようとしてたのであって、

ダークヒーローになんかなろうともしてなかった

マミーの差別を見て「差別はかっこいい」なんていう人間はいなかった

マミーのメソッドをきちんと真似して吸収できるのは俺のような自覚的掲示板荒らし志向者だけなので

有象無象には無理だし、現にメタ観測者気取りのきみですら無理だろ?


嫌韓厨悪漢の自認などしてない

そして嫌韓厨は当初から不謹慎ネタ」とか「やばいこと言っちゃう俺等かっこいい」とかい自意識など持ってない

彼等についてはそれこそ「ネットde真実」という揶揄のほうがきみの頓珍漢な理解よりはよっぽど事実に近い

嫌韓厨韓国人のことをシリアスな脅威と感じていて、戦わなければいけない、知らせなければならない、と使命感持ってた

彼等は真剣だったし韓国人を無力で可哀想存在などと定義してもいなかった

マミーの釣りとは何もかもが違う


バカじゃなければ誤解するわけもないことを念の為に言っておくが

俺は「嫌韓厨の中に差別はなかった」と言ってるわけじゃないぞ

だがマミーの差別全然種類の違うものだということはいえ


かにマミーの自称した年収1500万のマンハッタン不動産王とかいう経歴は、当時からネタ扱いしている人がいた

何を「自分も覚えてる」みたいに話を合わせてるんだ

俺はきみのことを最初から疑ってたのでマミーの自称フェイクを混ぜたがきみは突っ込めずに引用した

ゲームオーバー

きみはマミーをリアルタイムで見ていないし空気を感じてもいない

それどころか、そもそもきみはマミーのサイトを隅々まで読んですらいないだろう


まとめ

きみのネット理解は滅茶苦茶であり、マミーについての記述デタラメの極みだ

まりにも歴史修正的なマミーの記録は許せないので突っ込ませてもらった

anond:20190812223617

2019-08-12

anond:20190812133656

違う

本当にそれは違う

あんたは記憶改ざんを起こしてるかほんとはリアルタイムマミー石田HPを見てないかだ


マミーはそもそも誰かのダークヒーローになろうとなんかして無かった

俺の掲示板荒らし釣り師匠になった人だけどカリスマオピニオンリーダーではない

だってそもそもめちゃくちゃ下品パソコンオタク丸出しで

言葉遣いおかしいし年収1500万のマンハッタン不動産王だとかプロフィールも滅茶苦茶でバカっぽかったし

あれに共感して「俺はマミー側だ」なんて思える人間を産むつくりではなかった


ついでにいえばネット右翼も「誰かを差別ちゃう強い俺かっこいい」ではない

ネット右翼は元々は嫌韓厨と言われていて彼らはとにかく韓国人問題視してたの

彼らは自分達を「嫌韓」とは認めても「差別者(サグとしての)」と自認したことなんかない

「俺達は差別で言ってるんじゃない」

韓国人のことを知れば知るほど嫌いになってあんたがたも俺達と同じになる」

「俺達はただあんたがたより韓国人を良く知ってるだけ」

というのが嫌韓厨立場だった。


純粋に「差別的なことを言っちゃう俺」を演出したり楽しんだりしたいという厨房ならば

知恵遅れなんかを対象にしてた。

何故かわかるか?

より”落ち度”がない被差別者を叩く方がサグからだよ。

そういう意味では嫌韓厨韓国人のことを自分達より下の存在とは見ていなかったともいえる。

戦って身を守らなきゃいけない、危ない、って言ってたんだから


マミーについて歴史修正は本当にやめてほしい。

俺は当時ガキ心に衝撃受け手ホワイトマミファン倶楽部とか隅々まで読んでたんだ。

ちゃんと見てもいない人のいい加減な想像伝承に負けないぞ。

2019-07-18

anond:20190717220957

まあ(B)だよな

カードゲーム化してからその辺どうでもよくなった印象はあるけど、あれって魔太郎じみたアウトローダークヒーロー的な作品だったわけだし、

任侠物のヤクザ投票なんか呼びかけたらずっこけそうになるというのはわかるわ

だいたいファラオ選挙もクソもねえだろうとw

もちろんそれであっても、止める権利があるわけでもなし、どうしても不満なら黙って去るべきだという考えは変わらないが

2019-07-03

戸田真琴さんのnoteを読んだ分散SNSユーザ

https://note.mu/toda_makoto/n/n7f9eaf91302e

上記noteを読み、感銘を受けたので分散SNSを中心に活動するユーザ達が今どのように分散SNSと付き合っているかMastodonを例にして記す。

正直に言って現在Twitterは酷い。

悪を発見した者たちは自身言動正義として疑わず執拗なまでに発見した悪を追い詰める。

どう解釈してもその者たちは正義の味方【ヒーローではない。悪を徹底的に追い詰める悪の敵【ダークヒーローである

我々が幼少期に憧れたアンパンマン仮面ライダーウルトラマンセーラームーンプリキュアetc...などが取るような言動では決してない。

はてな匿名ダイアリーを利用するようなユーザ分散SNSをよく知っているだろう。ただしそれはおそらく誤解を多く含んだ理解だ。

分散SNSの多くはオープンな形で開発されており、情報技術者やギークの多くはオープン技術を好む傾向がある。

からこそ分散SNSに集うユーザ情報技術者やギークが多いのだ……これが既に間違いである。

かに分散SNSにはその傾向はある。しかしながら分散SNSを使うようになった者は「Twitter疲れた」という理由を持っていることが多いのだ。

いっときの、いわゆる「Twitterアカウント凍結祭り」が切っ掛けだったとは言え、分散SNSへ定着したユーザの大半は分散SNSに心の安寧を得ている。

悪の敵が跋扈するTwitter比較して分散SNSは明らかに悪の敵の数が少ないのだ。何故だろうか?

その解答の1つとして、そもそも分散SNSには「Contents Warning(CW)」機能と「Not Safe For Work(NSFW)」機能がある。

CW機能日本語へ意訳すると「テキスト閲覧注意」のための機能だ。CW機能を使うと指定した範囲テキスト隠蔽され、他のユーザはそれを読むとき能動的に操作して隠蔽を展開する必要がある。

NSFW機能日本語へ意訳すると「画像閲覧注意」のための機能だ。NSFW機能を使うとCW機能と同様に投稿画像隠蔽され、他のユーザはそれを見るとき能動的に操作して隠蔽を展開する必要がある。

これらの機能存在は大きな意識を各々のユーザへ与えてくれる。それは「アナタ言動によって心を痛める人が居るかも知れない」というもの

分散SNSユーザはこれらの機能があるため先ず投稿へひと呼吸置く傾向がある。もちろん「この投稿CW(NSFW)を使うべきかな?」というひと呼吸だ。

別にこれらは強制的ルールでもなく分散SNS村社会的に暗黙のルールとして絶対となっているわけではない。しか分散SNSユーザはひと呼吸置く。

なぜならTwitterの現状があるからだ。Twitter反面教師になっているのだ。Twitterユーザのように自分がなりたくないのだ。

もちろんTwitterのようなマイクロブログSNSは気軽につぶやけるというのが美点だ。しか自分の気軽さは他者の気軽さではない可能性は十分にある。それを分散SNSユーザはよく知っている。Twitterを見てきたから。

少なくとも戸田真琴さんが例に挙げた凄惨画像分散SNSだとNSFWになったことだろう。そしてNSFWになっていない凄惨画像は共有ボタンを押すことへ躊躇がなされただろう。

更に分散SNSは、戸田真琴さんは少々否定気味だったが、Twitterよりもカジュアルブロックミュートが行われる文化がある。

これは前述した「アナタ言動によって心を痛める人が居るかも知れない」の裏返しだ。自身の心の安寧を守るためブロックミュートをして見えないようにするという自由価値観として分散SNSユーザ全体で共有されている。

この件についてはPixiv運営する絵描きが集うMastodonサーバのPawooが、外国Mastodonサーバから連携拒否(ドメインブロック)されたことに関して、Pawoo側のユーザ外国Mastodonサーバのその決断を称賛したことにも現れている。

外国MastodonサーバではPawooの絵描き投稿する一部のイラスト問題視されていた。性的イラストは見たくない、性的対象として描くのはおかしいという価値観外国Mastodonサーバで起き、その外国MastodonサーバはPawooとの連携を切る決断をした。

Pawooのユーザたちはそれへ対して「住み分け大事」と言ったのだ。自分たちが生み出す作品への「無理解」へ対して怒るでもなく悲しむでもなく、Pawooのユーザたちは外国Mastodonサーバ決断へ「理解」を示した。

分散SNSMastodonを含む分散SNSサーバ同士が相互接続しあってSNSとしての体を作り出している。

分散SNSを知る人々がこの辺りに誤解を持つことが多いが、Mastodon分散SNSではない。

こう言うと少し詳しい人は「知ってるよ分散SNSってMastodonの他にGNU SocialやFriendicaとか色んな種類があるんだろ?」というが、それ間違いである。

MastodonMastodon分散SNSサーバだ。GNU SocialもGNU Social=分散SNSサーバ、FriendicaもFriendica=分散SNSサーバだ。

分散SNSとは分散SNSサーバ同士が相互接続しあって形成するネットワークのものを指す。

すなわちMastodon種別として分散SNS対応SNSということになり、だからこそ非常に誤解されやすい。SNSが2回出てくるためよくわからないことになっている。

Pawooがなぜ外国Mastodonサーバから連携拒否されたことを受け入れられたのか?

そもそも分散SNSにはルールが無いかである分散SNS分散SNSサーバ同士が相互接続しあって形成するネットワークのものを指すのであれば、ルールを作るのは非常に難しい。

ルールを作りたいのであれば、ルール分散SNSサーバ毎に決めなければならない。というかそれ以外にルールを定める方法がない。

まり、だからこそ外国MastodonサーバルールとPawooのルールは違うものなのだ。そしてPawooのユーザ外国Mastodonサーバ独自ルール運用する自由を認めたのだ。Pawooには好きに絵を描く自由があり、アナタたちには絵を見ない自由があると。

そして外国MastodonサーバはPawooのユーザ自由に絵を描いていることを制限しようとはしていない。外国Mastodonサーバユーザたちは絵を描く自由を認めて居るのだ。

分散SNSネットワークには非実在青少年のような問題は無い。外国Mastodonサーバにはあるかも知れない。しかしPawooには無いのだ。双方のルールの違いを認めあっているからこそ分散SNSネットワークにはそういった問題存在しないと言えるのだ。

Twitterにこのようなことが可能か?

無理だろう。TwitterTwitterルールという1つの価値観しかないのだから

例え今後TwitterCWが導入されようがNSFWが導入されようがTwitterではたった1つのTwitterルールに則らなければならないのだ。Twitterネットワークではルールの違いは認められていない。

SNSでの自分価値観他者価値観を両立しようと思えば分散SNSというのは間違いなく現状ではTwitterよりもより良い解決策を示していると言える。

分散SNSでは自分自身分散SNSサーバ管理者になり、自分自身分散SNSサーバルールを作る側に回ることすら可能なのだから

戸田真琴さんが分散SNSサーバ、例えば戸田真琴さんが自分自身のためのMastodonを立ち上げれば、そのMastodon内でのルール戸田真琴さんである

他の分散SNSサーバ戸田真琴さんの価値観を「ルールの違い」として認識して、戸田真琴さんが特定分散SNSユーザブロックしようがミュートしようが、特定分散SNSとの連携を切ろうが、すべてはルールの違いであり、他の分散SNS戸田真琴さんのMastodon内でのルール行使を受け入れる。

例えば戸田真琴さんが自身Mastodon内で傍若無人に振る舞い絶対権力者として君臨していることを誰かが非難したとしよう。戸田真琴さんが法令違反していないのであれば他の分散SNSサーバ管理者たちは戸田真琴さんを全力で擁護する。戸田真琴さんのMastodonでは戸田真琴さん自身ルールなのだと。

もちろん分散SNSとはいえ倫理はあるし戸田真琴さんが自身Mastodon内とは言え暴言を吐きまくれば非難する人が現れ、その非難は多くの人が理解を示すだろう。

しかし、戸田真琴さんのMastodon内での暴言を止める権利は誰にもない。戸田真琴さんの暴言が気に食わなければ戸田真琴さんのアカウントブロックするかミュートするか、戸田真琴さんのMastodonとの連携を切ることが分散SNSとして正しいやり方なのだ

分散SNS個人個人が違うこと、コミュニティー毎にルールがあることを前提で成り立っており、だからこそブロックミュート、ドメインブロックカジュアルに行われ、それらがカジュアルに行われるという認識があるからこそ言動の前にひと呼吸置くという文化がある。

これこそが2ちゃんねるmixiFacebookTwitterを経て、SNSで心の安寧を得るための現在想定できる最も良い方法なのだ

Twitter疲れたのならば分散SNS価値観の違いやルールの違いを謳歌しよう。

2019-05-07

anond:20190507173314

それにしちゃあ一人殺しただけで息切れしててだいぶしょぼかったんだよな

ダークヒーローとしても持ち上げるに値しない存在

先生最後書き込みらしきものを消える前にリアルタイムで見た身だけど、本当に小物感しかなかった

2019-05-05

2019年アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その4

2019年春アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3 からの続き )

 

みだらな青ちゃん勉強ができない

 津田がいない「生徒会役員共」。思春期謳歌し始めた女子ラブコメショートアニメ制作はSILVER LINK

 監督はSILVER LINK制作アニメ「すのはら荘の管理人さん」助監の人。エロとラブとコメバランスはアレくらい、だと思っていた時期が私にもありました。2話から本番が始まる。横手美智子脚本ほんとキレッキレで好き。主人公かぐや様くらいウブ(ただし英才教育済み)なので、何気ないモノローグがひっどいことに。でも思春期ってこんな感じだった気がする。

 キャラかわいいキャラデザ:大島美和)。今期1,000個さんのキャラデザも同氏が担当していて、しかメインヒロインの声を共に和氣あず未担当しているという偶然の一致。声でいうと親父の声(CV.津田健次郎)で笑った。しわがれた声とイケボ駆使して笑かすのやめろぉ!

 

異世界かるてっと

 異世界転生の異世界生モノ。角川資本の4英傑によるちびキャラアニメ。参加作品

・このすば(劇場版公開予定。響ラジオステーションラジオ配信中)

幼女戦記劇場版が評判良いらしい。音泉ラジオ不定配信中)

オーバーロード(3期が放送終了)

・リゼロOVA劇場版に続き2期制作決定)

 本編のクロスオーバーというより、各アニメの本放送と並行してようつべ配信されたちびキャラアニメ作品クロスオーバーという感じ(なおこのすばだけちびキャラアニメ化は初)。この4作品に限らず、各ちびキャラアニメ監督はすべて「怪獣ガールズ」でおなじみ芦名みのる。ということで本作の監督も同氏が務めている。

 基本的ギャグアニメなんだけど、とにかくこのすばみが強い。意外と順応してんな!と思ったんだけど、よく考えると主人公は全員異世界転移経験者っていう性質を利用したシナリオになっているのが面白かった。異世界転移モノが現代価値観をモノサシに使って異世界を測るお話なのに対して、これは異世界人(元現代人)が、現代のモノサシを使って理解した異世界価値観をモノサシに使ってこの世界を測るお話という入れ子構造に。基本的に「俺、異世界転生人でーす」的な身バレNGという共通常識のせいで、お互いに腹の探り合いをするコメディだった。2話クッソワロタ

 芦名みのる作品は元作品の読み込みが丁寧で好き。本作でめぐみんエミリアを演じる高橋李依自身ラジオで語ってたのは「エミリア自身ハーフであることや髪の色が白いことでずっと迫害を受け続けていたので、こっちの世界で様々な種族の人たちが(一部を除き)同じ教室で仲良くしていることがすごく嬉しそうに描かれていて、いちファンとして嬉しい」とのこと。これに限らずセリフの一つ一つに各作品バックグラウンドを感じさせる。監督ももっと俺めっちゃ拘ってるんですよアピールすればいいのに。

 

超可動ガール 1/6

 大人トイ・ストーリーショートアニメ制作は「フレームアームズ・ガール」で3DCG担当したstudioA-CAT。

 FAGは主人公素人なので「プラモってなあに?」という視点から語られてたけど、こっちはオタク強度の高い主人公なので、視点ガチ。あとこっちはフィギュア

 FAGやトイ・ストーリーと違い主人公大人なので「主人公少年から青年になる過程で成長する姿」とかは無く、あらゆるトラブルに対していい感じにやってくれている。トイ・ストーリーが「身バレ=死」だったのに対して本作は主人公教育済みなので安心。観やす日常アニメ

 FAGの3DCG担当したスタジオによる作品ゆえ、3DCGの動きに拘りを感じる。周りをキョロキョロして何かを見つけ、そっちに駆け寄るとことか、頭の上に持ってたマグカップをよっこいしょして置くとこが特に好き。

 

RobiHachi

 銀魂みたいな水曜どうでしょう制作美男高校地球防衛部シリーズでおなじみスタジオコメット。

 本作のテーマSF東海道中膝栗毛とのこと(東海道中膝栗毛江戸時代流行った水曜どうでしょうみたいなやつ。弥次さん喜多さんという呼称でもおなじみ)。無一文なのにやたら調子のいい主人公一行が、遠路はるばるイセカンダル(「イスカンダル」と「お伊勢参り」を掛けたジョーク?)を目指す。

 銀魂美男地球防衛部監督による作品ということで、あんな感じのノリ。特にSF描写銀魂っぽい。借金取りに追われ命からがら宇宙に逃げ切ったと思ったのも束の間、追いかけてきた鯱に捕縛され絶体絶命の主人公が突然スーパーロボット大戦を始めるシーンとか、2話のラストがまさに「あーそうそうこういうノリだったわ」感。口コミ評価を参考に食べ物買ったり旅館に寄ったりするSF宇宙旅行とか合間にちょくちょく挟まる劇中CM監督センスが光る。

 キャラデザは八尋裕子。キツめの目つきがすごくツボみたい。とじみこ然り、グラクレ然り、かぐや様然り。特に借金取りのアニキが好き。アニキCV.杉田智和)の歌に感動した。

 

群青のマグメル

Netflix独占

 夢追い人のケツを拭くダークヒーローの話。原作中国漫画で、ジャンプ+でも連載されている。というわけで制作ぴえろプラス

 本作がトリコとかハンターハンターから強く影響を受けていることを原作自身公言してるらしく(ソース中国語だから良くわかんなかった)、あんな感じの異界に挑戦する人々の群像劇になっている。出てくるモンスターデザインあんな感じ。

 決定的に違う点として主人公探検家ではなく「無謀な探検家を連れて帰る」という一歩引いた役回りなので、夢追い人の人間模様を俯瞰する立場という語り口になっている。なのでクソみたいな探検家を切り捨てたりクソみたいな研究者が異界を荒らすことを諌めたり、比較世界バランスについて重きを置いたシナリオに。

 序盤のぬるい感じと後半の戦闘パートとの振り幅が大きい。アクションシーンの作画熱量が高く、さすがぴえろプラス

 

賢者の孫

 苦労してない方のハリー・ポッター。SILVER LINK制作のなろう系はデスマ以来?エスタブリッシュメント日常アニメデスマOPがランガで、これはIRIS。そういう感じ?

 1話のあらすじ:不慮の事故によって命を失った主人公記憶を持ったまま異世界で幼子として生を受ける。が、またまた不慮の事故によって第2の両親を失い命も風前の灯火。そんなとき彼は一人の老人に拾われる。実はその老夫婦は名だたる大賢者で、孫同然に寵愛を一身に受けながらすくすく育った主人公はいしか天武の才にも恵まれ大賢者の友人であり主人公とも親交があった国王の助力を受け学徒となり、社会人としての一歩を踏み出す。学校では素晴らしい友人にも恵まれ、弱々しかたかつての幼子はいしか立派な孝行息子となっていたのであるめでたしめでたし

 それにしても、なぜに学校生活。ファンタジー作品基本的に「ここがどんな世界なのか」を描くのがテーマになっていることが多いけど、本作はあくま学校の中でのお話がメインみたい。ハリポタみたいな感じ?

 異世界転生自体が極端なチートということも無くはないけれど、それ以上に多様なチートを授かってて草。才能(魔法体術)はまだしも、師(賢者王国きっての剣士)、親(優れた思想資産)、人脈(王様と親戚)とか、現代におけるチートってこういうことだよね的なやつを授かるってちょっと斬新。

 主人公チート具合を端的に表している魔法の練度。主人公科学の申し子だった頃の記憶をもとに外法を編み出していくのだけれど、それらが全部世の理を逸脱していて「めっちゃ強い」というより「オーパーツ」になっている。1話サブタイが「世間知らず」と銘打っていることからわかるように、実は主人公魔法を見ててもこの世界普通理解することができず、「世界を識る」という縦軸の上では主人公は実質ゼロスタートだったりする。その上で、主人公の別ゲー魔法は「いやいや、魔法ってそういうもんじゃいから!これが普通魔法だよ」っていう比較のためのモノサシになっていて、例えば主人公どこでもドアを使えば「ねえよ、そんなもん」というリアクションをもって「この世界ワープ魔法は無いのね」ってなる。ノリは基本的に軽めかつサクサク進む。主人公存在自体ギャグみたいなもんなので実質ギャグアニメ

 主人公外法学生魔法に差がありすぎて好き。入学試験のあれ(風よ踊れ!)めっちゃかっけーじゃん。中二病て、君も大概やで。魔法作画演出にこだわってるところを見るに、お話の中心は魔法魔法使いなのかな。

 

真夜中のオカルト公務員

 魑魅魍魎跋扈する街こと新宿区日常アニメED歌わないんかい。って歌うんかい!「公式サイトURL初見音読するのが難しい今期のアニメ」暫定1位。

 公務員として、人間妖精境界管理するお仕事を描く。1話新宿御苑騒音問題を地道に調査するお話。途中で「新宿御苑複数の区にまたがってるので、一部が別の管轄になってる」というガチ解説が入るとことか、よその管轄公務員に連絡するシーンとか、リアルな背景(特に役所の中の廊下めっちゃリアル。背景:スタジオ・ユニ)とか、あくま新宿日常の一コマというリアリティを大切にしているみたい。調査に訪れる場所も、どうして妖怪がそこに居着くのかちゃん理屈説明してくれるところが好き。

 本作と同じくライデンフィルム制作アニメでいうと「Phantom in the Twilight」に似ている。ただあっちは自警団なので、組織的に街の平和を守っているわけではなく突発的な事象に対して武力制圧デフォ。一方こっちは公務員なので総じて組織的事務的に街の平和を守っている。ちなみにどちらも結構大事件が多い。

 本作での呼称は「アナザー」で、日本古来の妖怪だけではなく海外妖精とか天使とか色々出てくる。彼らは基本的にはよそのアナザー共存するための対話ができる程度にはインテリジェンスを持っているので、概ね平和。さすが新宿ダイバーシティ

 音楽めっちゃ好き(音楽Evan Call)。同氏が去年担当したアニメ劇伴と比べてかなりJAZZY。こういう日常感の演出もいいよね。

 

八十亀ちゃんかんさつにっき

 秘密ケンミンSHOW内で流れる茶番ドラマみたいな名古屋県日常ショートアニメ。d’アニメストア等でロングバージョンが公開されており、内容はリアル名古屋の紹介動画

 基本的に(トーキョーモンの)主人公と八十亀ちゃん対話形式で進む。本作が名古屋観光文化交流特命大使に任命されていることから会話内容がほぼ名古屋県ご当地ネタ紹介。赤福美味しそう。原作4コマ漫画なので、4コマ特有テンポ感を失わない怒涛の展開。

 

ノブナガ先生の幼な妻

 あの時代現代における婚姻制度の違いをテーマにしたラブコメショートアニメ。「超可動ガール」「女子かう生」とこれの3作品が、双葉社アニメ作品を扱うTV枠「ふたばにめ!」として放送されている。制作は3つともアニメーションスタジオセブン

 よく考えたらあの時代における奥さんって「幼な妻」という表現が適切だよね。ジト目かわいい。「好意の有無と婚姻関係はない」と明言している通り、あくま信長を落とすことを重視しているスタンスなので、煮え切らない信長に対し「は?こいつ何いってんだ?」という視線を向ける嫁かわいい。2話は「どうやったら13歳と罪悪感を感じずにSEXできるのか」という話。こと恋愛に関しては経験ゼロの二人なので、急にドギマギしだすの好き。

 

なんでここに先生が!?

 シチュエーションエロアニメ。内容はタイトル通り。ウルトラCシチュエーションによって外堀が埋められていく主人公先生お話ショートアニメ規制のゆるいバージョンが各種配信サイトで見れるけど、ぶっちゃけあんまり変わらない。

 OP上坂すみれ 音楽:吟(BUSTED ROSE)という組み合わせはポプテピでおなじみ。1話からEDM全開の劇伴すき。ていうかこの組み合わせにこの作風、これじゃまるでSYDやらシモセカ等でお馴染み須藤孝太郎プロデュースアニメみたいな・・・クレジットにいたああああああああああああああ

 

女子かう生

 無声?ショートアニメ。「超可動ガール」「ノブナガ先生の幼な妻」と共に構成されている双葉社アニメ枠の一つ。うち本作とノブナガ先生監督も一緒だったりする。

 まさかの全編セリフ無し(一応声優が何らかの声を当てている)。京アニ「日常」にあった無声フィルムめっちゃ好きなんだけど、あんな感じのシュールギャグ。そうはならんやろ。

配信アニメ見る人向け情報

消滅都市:FOD独占配信

この音とまれ!:FOD独占配信

ULTRAMANNetflix独占配信(全話配信済み)

7SEEDSNetflix6月から独占配信開始

見るタイツ:各種配信サイトで5/11配信開始

メルヘン・メドヘン映像修正版):各種配信サイトで5/1~配信開始

続・終物語:各種配信サイトで5/20配信開始

四月一日さん家の:Paravi独占配信

最後

 増田感想を書くのはこれにておしまい。全てのきっかけこそ「最近アニメおもんないやんけ」みたいな言説に対してカウンター意味を込めて書き始めたものの、いざアニメを観始めたら当初の予想に反してその尽くがあまり面白かった。気づけば「ねえねえ!このアニメ見て!めっちゃおもろいねん!」という内容に終始した感想になってて、正直カウンター云々なんてどうでも良くなってしまった自分がいる。今まで世論や風潮に対する不満や反論を書く場として増田が適切だろうという建前で書き続けてきたので、現状もう増田で書く理由がない。

 今まで書いた感想としては「こいつどんだけアニメ好きなんだよ」に尽きる。逆説的だけど「これだけアニメのことで文章かけるくらい、この人はアニメが好きに違いない」という自己認識の仕方をもって、多少胸を張って「私はアニメが好きです」と言えるようになった事は大きな進展だと思う。と同時に、「好き」を伝えることの難しさを痛感した。面白いと思ったはずなのに、なぜか言葉にすることが出来ない不思議。「面白い」って、どうやって書けば良いんだろう。

 ともあれ、これまで書いた増田をもって「最近アニメおもんないやんけ」に対する私なりの反論ということで(これでも不十分だとは思うけれど)ご査収ください。お目汚し失礼しました。今後もし書くならブログかな。

 

 

いかがでしたか

2019-04-10

anond:20190410093945

ついでにもう一つ

そのプロモーションをする大人たちは、実は彼女研究、並びに研究成功なんか本音はどうでもよかったんだろうね。

本音は「パンダみたいに世の中が望む方向にさらし者にできる人材が生まれたぞ」

彼女自身もその本音差異理解して、やばいと思えば周り全部敵に回して逃げればよかったかもしれない。研究者としては終わりかもしれないけど、ここまでぼこぼこにたたかれる人生じゃなかったはず。

でもまあ、本出したし、一応売れたらしいし、ダークヒーローとして、まあ儲かったしそれでいいかもね(笑)

笹井先生死ぬことはなかったのに、、、、。

2019-02-23

撃っていいのは撃たれても死なない奴だけだ

とても面白かったですよ、コードギアス・復活のルルーシュ

清く正しくコードギアスしてた。そして、見たかったエンディングをみれた。

ルルーシュランペルージの物語はようやくここに完結した、私の中で。

リアルタイムで見たR2最後の田園シーンから11年、ここまで本当に長かったよ、C.C.

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」はとても嫌いなセリフだった。

コードギアス象徴するこの台詞はその後様々なところで戯画化され、

まりよろしくないところでも用いられるようになっていった。

だが彼はようやくダークヒーローファンタジーから解放された。

呪いだったんだなぁ、また召喚されるかもしれないが。

最後に。ナナリーカレンの扱いを見て、

谷口大河内はほんとうにド変態だな!と思いました。

ああ、スッキリした。みんなも見てください。

2019-01-19

anond:20190118205750

字義通りの悪役に当てはまるかどうかではなく

なろうでしばしば描かれる「悪役」テンプレに当てはまるかどうかなので

悪役の定義を広く取ったところで

実態からかけ離れた言葉遊びしかならない。

というか単純に言って「敵役」と「悪役」は重なることはあっても別物だよ。

モリアーティ主人公ならそれはダークヒーローピカレスクだというだけで

モリアーティが善になるわけでもホームズが悪になるわけでもない。

2018-12-13

anond:20181213112035

たぶんBLOODY MONDAYがやりたいんだろうし、技術の正確さなんて読者も作者も編集も気にしてないよ。

問題キャラの方一本かな。

ていうかキャラをどこに立たせるかが適当すぎ。

不良モノならもっと対等な友情関係があるべきだし、ダークヒーローモノなら世界現代日本はいけなかったし、ノワールブラックにはパンチが足りない。

単に悪い主人公が出てきただけなんだよね。たまにあるけどこの手の新連載。

2018-12-05

仮面ライダープリキュアの違いは「影」があるかどうかの違い?

例の男プリキュア登場から仮面ライダープリキュアの違いの話題がやたら観測されるんだけど

やっぱ仮面ライダープリキュアの違いって「影」を帯びせられるかどうかの違いがある、と思うんだよね。

だって仮面ライダーは初代からして改造人間である。敵である怪人と同根の存在である

よくよく考えてみたら、ダークヒーロー的なもの内面化してる存在なのである

そんで平成以降は改造人間設定は無くなったが、やはりどいつもこいつも「影」を帯びている。

龍騎や鎧武はバトルロイヤル的設定で必ずしも仮面ライダー正義存在とは言えないし、

555や剣もライダー変身者が不幸な目に遭ったりするし、キバ吸血鬼というモチーフが実にしっくりしておった。

仮面ライダーイメージ悲劇的なヒーローで、影があり、泥臭く、危ういものを限りなく抱えやすい、ってことだ。

(まあ例外はあって、フォーゼとかはあんま影は無かった…かな…?)

一方プリキュアはどうだかと言うと「影」のイメージとはかけ離れた、夢と愛情に溢れた清廉潔白存在である

途中で辛い目にあってもそんなことない!最終的にはハツラツとした笑顔で、絶望なんかに絶対に負けない!

非常にキラキラして希望未来にレディゴォな存在である

そりゃ確かに「元は悪役側だったプリキュア」や「悪のプリキュア」なる存在はいた。

だが正義の側のプリキュアが「影」を抱えつつ戦うことはあまり無いと思うわけだ。

(…まあ今思い返すとキュアムーンライトとかは結構影あったかな…変身者の名前も月影だし…)

龍騎で「人間はみんなライダーなんだよ!」という台詞があったが、

龍騎世界の設定はあるものの)これは仮面ライダーはどこか影があることの象徴であると思う。

だが「人間はみんなプリキュアになれる!」と、昨今ネット上で希望言葉として(半ばネタ気味だが)叫ばれている。

男もプリキュアおっさんプリキュアに!これはプリキュアに影などない、希望に溢れていることの象徴であろう。

これが仮面ライダープリキュアの違いではないか

い、いや俺、仮面ライダー博士プリキュア博士ってほど全作隈なく見てるわけじゃねーので

博士からしたら違うよクソっとなったらスマン。

あと戦隊のことは気力転身するやつくらいしかよく知らん。

2018-11-19

アニメ化して欲しいエロゲ

昨今、なろうからアニメ化する作品が多いわけだが、

はっきり言ってエロゲの方が絶対鉱脈が豊かだよね。

かかってる金が違うし人数も違う。

無意味にダラダラ引き伸ばして未完に終わる可能性も無い。

歴代アニメ化エロゲは、残念ながらアニメ化時の地雷率が妙に高くて、

つよきすとか夜明け前とか、原作ホームラン級の名作なのにアニメホームラン級クソアニメというアニメ化スタッフちょっとツラ貸せやと言いたくなるのもあるが、

あれはアニメバブル粗製乱造が行き過ぎていた時代の話。

今なら原作に忠実でありつつ高クォリティという難題もクリアできる可能性が高いはず。

(まあ、絵の塗りや細かさの違いを考えると、もーちょいCG進化してからの方が良い可能性もないではないが・・・

という事で、異世界に転生する作品アニメ化ちょっと休みして、

エロゲアニメ化しようよ。エロゲ。ね。

↓みたいに、どー考えてもそこいらのなろうノベルじゃ太刀打ちできない快作沢山あるんだしさ。

・スワン・ソング

 良いよね大災害主人公のそこはかとなく頭がイかれた感じもGood。ストーリーも下手にキャラ毎に分岐してないから迷わなくて良い。終盤のゴッホみたいな群衆アニメで見たい!

家族計画

 言わずと知れた超名作だが、いい加減時代が変わって来てしまったので、一つ平成前半を懐かしむ意味でもアニメ化していただきたい。

 青葉ルートが一番好きなんだが、アニメ化するとなるとちょいと選定が難しい所。準ルートと春花ルート伏線にしてメインは茉莉ルートになるのかな。

カルタグラ

 エロゲ殺人事件は相性が良い。探偵役の妹が頭おかしいのも含めて、登場人物が渋くて良い。ただタイトル画面の雪は溶けない方が良いと思うのです。

ヴェドゴニア

 最初から13話に分割されてる親切設計だが、吸血鬼との戦いだけあって、舞台が暗いからなー。アニメってハードボイルドダークヒーローを描くのは苦手だよね。

群青の空を越えて

 原作エロゲゆえに登場人物が少な過ぎて政治軍事面描写が薄くなってしまったキライがあるが、アニメであればその辺のボリュームやすのは得意なはず。

つよきす

 いいからもう一回作れ。

バルドフォース

 いいからもう一回作れ。

レッツエロゲ

2018-11-18

フィクションで一番格好いいダークヒーローあずみの羅刹烏

特殊部隊みたいで格好いい

ほかの漫画に出てくるダーティキャラも期限はあそこだと思う

2018-09-12

なぜ日本の文化ヤクザに許容的なのか

政策的には存在を許さないように締め付けているヤクザだが,漫画の題材として取り上げられることは多い.

直近ではBack Street Girlsやヒナまつりなど,アニメ化までする例もある.

ピカレスクとかダークヒーロー描写をされることはかなり昔からあった印象だが,

コンクリに詰められたり,会長の身代わりを用意するために洗脳する様子をギャグとして扱う表現には

これ,笑えるには笑えるけど社会的ヤクザに許容的なのかな?と疑問に思うのだけれどどう思う?

信条としては検閲には否定的なのでどうこうしろという話ではないのだが,このあたり他の人はどう考えているのかなと.

一歩引いて考えるとヤクザをただコケにするのではなく,普通ギャグとしてアニメに流すというのはヤクザが広く受け入れられているという証左なのでは?

コメ読んで追記

コメ見て,週ジャンでも家庭教師ヒットマンREBORN!ニセコイぬらりひょんの孫主人公ヤクザという漫画はいくつもあるが,

ヤクザテンプレ属性として広く浸透しているのが背景にあるのだろうなーと思えてきた.

いずれもヤクザ要素はほぼない,あるいは仁義くらいで,別に「仲間を大切にする」という性格に置き換えてもおそらく問題はないが,

設定としてヤクザの方がある程度の話の広がりが保証されるのだろう.

居住地的にヤクザとは縁遠い生活をしているが,そのような人が大多数だとしたら

ヤクザが使いやすテンプレとして使える,という説にはうなづける.

半グレとかヤクザ被害が多い地域だとコメにもあるように受け止め方はかなり違ってくるのかもしれない.

2018-07-24

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たか感想書く その1

 アニメ感想の言い合いっこを夢見つつ感想を書き溜めていたら、夢は醒めないまま8月を迎えそうなので、増田に書いてみた。まだ観ていない作品もあるけれど、このままだと一つも完走できなさそうなので切り上げる。風呂敷の広げ過ぎはやっぱり良くない。それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その2

2018夏アニメ1話ほぼ全部観たから感想書く その3

配信情報について

 ~独占…対象サービスしか配信してない

 ~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信

 ~のみ最新話無料対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信

 言及なし…複数サービスで全話見放題/最新話無料

 

 私はTVアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。

 なお、囲い込みをしているサイトの中ではAmazonPrimeVideoがゆるいみたい。他サイトでは有料配信しているか放送後しばらくしたら見放題になったりする事がある。

感想(上の作品ほどモチベ高め)

はねバド!

 特殊アクション作画スポ根アニメOPだけ既に10回以上見てるかも。ストーリー高校バド部を舞台にした群像劇で、「灼熱の卓球娘」や「響け!ユーフォニアム」に似てるけど、本作のバド個人競技として描かれてる側面が強く、先の2作品とは違うキツさがある(灼熱の卓球娘は部内でランクマッチしてたけど)。また、主人公がとても卑屈な性格なのも輪をかけて強烈なストーリーに仕上がっている。そんな彼女らを含むバドの子達がバドミントンを通じて変わっていく姿を描く作品。3話のエレナすごい良かった。バド部と関係ないメガネちゃんは、その「変わらなさ」が対比関係になってるのかな。

 本作のアクションシーン(バドミントン)のクオリティが異常。バド独特のスナップを効かせた打ち方、ジャンプをする時の太もも筋肉隆起、まるで実写のような(バストアップではなく)全身の動き、バレットタイムと3DCGを駆使して描かれるバドシャトル等。インタビューによると、本作の作画工程

1.大まかな試合の流れを絵コンテに起こす

2.リアルバド選手同士の試合を録画

3.それを参考にしながら作画ロトスコープみたいな感じ)

とのこと(バドミントンは独特の動きが多く、想像だけでアクション作画をするのは限界があったため、実写を取り入れたらしい)。結果、まるで実写のような生々しい動きでありつつ、作画特有の柔らかさがある特殊映像になっている。特に2話Bパート試合コマ数も非常に多く、「なにこれヤバイ」という感想しか出てこない。OPアクションアニメーターが3人クレジットされていることからも、相当ガチの模様。

 また先のアニメ宝石の国」では、作画アニメが得意な演出と3DGCアニメが得意な演出の違いがちょっと話題になっていたけれど、本作ではそんな3DCGアニメが得意としていた「カメラが回り込むような演出」を作画でちょくちょくやってて、これがめちゃくちゃすごい。宝石の国が「作画アニメの良さをうまく取り入れた3DCGアニメ」とすると、本作は「VFXロトスコープ)の良さをうまく取り入れた作画アニメ」という感じかも。

 あと、全体的に映画のような仕上がりになってるのが好き。強めの陰影や風景描写を使って心情を表現したり、オケ主体BGM効果的に使ってたり。加えてキャラデザがすごく好き。上記アクションを綺麗に表現するための体格だし、加えて群像劇シリアスさをうまく強調してる。

 

はたらく細胞

 - 私が、聖地だ - でお馴染み日常系お仕事アニメ。体の中で起こっていることをエンタメ風に紹介していく内容。人の体は概ね、平和かつ物騒だった。

 とにかくキャラデザが良い。メインの舞台は血管なので、白血球赤血球血小板血液の45%くらいがこの3種)が主要な登場人物なのだけれど、赤血球静脈にいるとき動脈にいるときで服の赤味が違うという謎のこだわり。白血球マンガアニメ過程で着色されない(何故か肌の色も白)というデザイン返り血で彩るというすげえ発想、そして血小板ちゃんかわいい血小板1話で何をするわけでもないのに非常に作画熱量が高く、すごく惹き込まれた。自傷行為血小板にいたずらしたい。それぞれの大きさは概ね、赤血球は7-8μm、白血球10-15μm、血小板は2-4μmなので、その大きさも反映したデザインだとすると非常に3キャラとも完成度が高い。

 そして、思った以上に専門用語オンパレード特に1話冒頭の「血管内皮細胞がぁあああああ」が好き。ただし作中で文字付き解説に加えて能登さんのナレーション容赦なく入ってくるので、たとえ白血球が雑菌と殺し合いをしていてもあの声でナレーションがすべてを持っていく。エンタメとしてとても面白い高校生物を習っていればもうちょっとしかったのかな。

 また、体というのは誰でもある程度関心のある分野なので、私も「あれをアニメでやってくれないかなぁ」がたくさんある。ガンとかアルコールとかインフルエンザワクチン)とか骨折とか。

 

ヤマノススメ サードシーズン

 これまでの集大成スタッフは2期のチーム。夏は終わっても山を登るお話

 これまでのストーリー踏襲しながら進んでいく物語にグッと来た。教室での編み物とか、富士山の話とか、ロープウェーを普通に乗るとことか。筑波山頂のシーンなんかBGMが「スタッカート・デイズ」のアレンジったりしてすごく良かった。山の風景も引き続きムクオスタジオの綺麗な絵が見れるので、この先も非常に楽しみ。

 

少女歌劇 レヴュースタァライト

 「メイドインアビス」でおなじみキネマシトラスによる、闇のアイカツミュージカル科に通う女の子たちの物語2017年から同名のミュージカルライブ?)が行われている、アイドルアニメ

 アイドルアニメ殆どたことがないのだけれど、こういう登場人物が多い作品は、なるべく早い段階で各キャラの印象を視聴者に与えるため「ほぼ全キャラ自己紹介パートを設ける」とか「各キャラ同士の関係性を描くため、楽屋みたいなところでやいのやいのする」という描き方が多いのだけれど、その辺りの演出がとても控えめ。名前を言う流れも、表示する白文字フォントもすごく良い。また「メインのストーリーをメインキャラ同士の会話で進めながら、音声なしの映像でその他のキャラ同士のやり取りを描く」等、声だけではなく身体表現によるキャラ紹介がすごくうまくて、各キャラを覚えるのが楽だった。

 同様に、心象風景や陰影表現を使ってキャラクターの心の機微を描くというか、行間を読ませるような演出がすごく決まってて、まるで映画みたい。キャラ紹介に尺を取られるとこういう演出が難しいので、ほんとすごい。特に東京タワーから落ちるシーンとかほぼ静止画だし、演出の引き算がめちゃくちゃ優れた作品になっている。

 演出の緩急が優れているといえば、特に1話ラストミュージカルシーン。あそこまで劇的な転調は殆どたことがないかも。「輪るピングドラム」とか「天元突破グレンラガン」くらい?このパートでは、リアルミュージカルを観ているときに感じる「五感が全て奪われるような不思議な魔力のようなもの」を、非常に高い作画熱量によって見事に映像化している。起きている事自体ファンタジーだけど、実際ミュージカルって超現実的体験なので、もし映像化するなら本作のような感じが一番近いのかもしれない。マジですごい。

 本作の音楽担当するのは、「宝石の国」「宇宙よりも遠い場所」でお馴染み藤澤慶昌。題材が歌劇なので、劇的なオケがメインなのだろうか。もう劇伴だけでご飯3杯はいける。

 

天狼 Sirius the Jaeger

Netflix独占

 100年くらい前の日本舞台にした、殺し屋家業日常アニメヨルムンガンドみたいな?ゴリゴリP.A.Works作品

 まず戦闘シーンの熱量ヤバイ京アニ作品境界の彼方」の戦闘シーンくらいすごい。純粋アクションがぬるぬるというのもあるけど、加えて出血表現がめちゃくちゃ美しい(境界の彼方出血表現れいだよね)し、SEが圧倒的にヤバイ。一撃を防いだ三節棍の音とか、マシンガン弾丸石畳に刺さる音とか、横転した車が鉄橋のフレームにぶつかる音とか(やっぱり音響効果小山恭正だった)。挙げるとキリがない。ヨルムンガンドやGGOみたいに純粋な銃撃戦ではない(強いて言えば異能バトル系)ので、色々な戦闘音が発生する。これはこれで耳が幸せ横山克音楽も最高にかっこいいし、とても戦闘シーンの中毒性が高い作品

 また、舞台となる大正昭和の町並みがめちゃくちゃ丁寧に描かれている。東京駅からまり看板建築の町並み(ということは震災後。新聞を見る限り1930年頃っぽいけど)、和洋入り混じった街ゆく人々、自動車路面電車主人公たちの向かった邸宅も和洋の融合した、時代を感じる日本邸宅ちゃん道場和室洋室洋風庭園など網羅していて強いこだわりを感じる。その後出てくる、街灯に照らされた夜の町並みも非常に美しい。背景美術担当しているのはスタジオなや(有限会社GREEN解散後、事業継承した会社)。モブで言えば、特に日本警官の描き方がすごい活き活きしててめちゃくちゃ好き。あと邸宅の主人も、葉巻に火をつける仕草がすごく良いのでぜひ見てほしい。

 

ハッピーシュガーライフ

AmazonPrimeVideo独占

 いろんな愛の形を描く、狂人の手記。ガンガンJOKERという雑誌は魔境かなにかなのだろうか。子煩悩主人公が愛のためにあらゆる受難と戦う話なので、概ねハートウォーミングなストーリー久野美咲(先のアニメひそねとまそたん」では甘粕ひそねを好演)のグロい演技もあってしおちゃんマジ天使

 1話ではヤバイ主人公バイト先のヤバイ店長を打ち負かす話なので、ともすれば勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪、ダークヒーローみたいな話っぽい?のだけれど、ちゃん1話のなかで「その限りではないからこその狂人であることが描かれているのが好き。

 狂人の話でいえば「殺戮天使」も狂人の話だけど、あっちは狂人であることに対して自覚的登場人物の話で、ディケンズ短編狂人の手記」も『実は私、狂人だったんです!』みたいな話。対して本作は無自覚狂気を描く作品なので、めちゃくちゃ怖い。また彼女は非常に器用な女の子なので、あらゆる困難を自力で乗り越えてしまいそうな悪寒があって非常に良い。主演の花澤香菜といえば、物語シリーズではヤンデレちゃんこと千石撫子を演じていて、あっちも後者無自覚)の話だけど、物語シリーズが「恋に恋する女の子の話」に対して、本作は「愛に目覚めた女の子が、愛の力で頑張る話」みたいな、ステージの違うヤンデレ物語になっている。どっちも好き。

 主人公の心にフォーカスを当てた、とても静かな演出が印象的。彼女の感じた穏やかさ、満たされた感じ、燃えるような敵意が、とてもかわいいキャラデザ演出によって描かれているのでなおさら強烈に仕上がっている。

 制作のEzo'laは初元請けっぽいので、ぜひうまく行ってほしい。

 

殺戮天使

AmazonPrimeVideoのみ見放題

 アニメで観るOUTLAST。原作脱出ゲームシナリオ踏襲したストーリー。とはいパニックホラーでもなく(1話結構その気があるけど)、主人公の心情を丁寧に描いている。また「主人公けがマトモ」ではなく全員やばい人なので割とツッコミ不在のブラックユーモアボケ合戦みたいになってる。

 ストーリーの縦軸はフロア移動→その階のやべーやつに気をつけながら謎解き→フロア移動なのでやや単調になりがちだけど(ずっと室内だし)、全体的に凝った演出が多いのでずっと緊張感があるし観ていて飽きない。OUTLASTみたい。ゲーム雰囲気をそのままに「主人公視線」をうまく映像化していて好き。音作りが岩浪美和小山恭正なので、バトルシーンもとても良い。大鎌がシンク金属板に刺さる音とか。

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