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はてなキーワード: 悲観論とは

2024-01-01

anond:20240101045245

Twitterで男女論やってるのは売女悲観論しかいないから真に受けると後悔するぞ

2023-09-16

橘玲って少子化促進装置だよね

何なんだこの記事は…

こんな記事を読んだら殆どの人は、自分の子供は絶対に「頭が悪い」子になるだろうから産むのをやめとこうと思うだろうに。

この橘玲って人、収入容姿で決まるし学力も才能も遺伝子で生まれつき決定される、後天的教育努力無意味って趣旨の本を沢山出しているけれど

そうやって悲観論を広めて何をしたいんだろうね

ますます人生絶望して産まない人を増やし、少子化を促進させたいとしか思えないんだが。


『「頭が悪い」と貧乏で不幸になりやすい…人生成功する人と失敗する人をわける「キャラ格差」とは』

https://president.jp/articles/-/73897

2023-09-05

本当に自由婚姻社会の維持ですか?

社会が維持できなくなったら、いま保たれている生活生存権も危ぶまれるよね?

もちろん0か100かなんてのは極端な話だし、今の時代人権を最大限尊重することは前提だけど…

社会が維持できないってのはサービスエネルギー、水、電気食べ物市民に十分に行き渡らないってこと

断水はするし、停電はするし、ゴミ収集されないし、道路は直されず、食べ物も手に入れられなくなるってこと

こんな未来は嫌すぎるでしょ

それとも、社会が維持できなくなるなんて悲観論者の妄想に過ぎないのかな?


(追記)

なぜか男女論につながる人がいるけど、結婚しないのは男も女も一緒だからね…

あいいや

とりあえず絶望の出生グラフ置いておきます

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253I80V20C23A5000000/

増田日本がこのままの調子人口少なくなったら、国際競争力を失って買い負け続けると思ってる

日本は人が最大の資源からね…

その場合今の豊かな生活は相当に削られ、豊かさに担保された公平さや公正さも、貧しさの前に削られるだろうと予想

我々は貧しかった時代ノウハウ喪失してるから、大きな痛みを伴うものになる

さら人権毀損され、暴力ものを言う世界になるだろう

そんな未来は嫌である

から人権国家のできる最大の圧力婚姻出産にかけないといけない

税金を投入すると言う話であるし、独身課税すると言う話でもある

他の税金での保護を減らすということでもある

こんなのは公平な金の掛け方じゃないが、それを国はやらないといけない

(追記)

滅びればいいって簡単にいうけど

滅びる時の痛みや苦しみが嫌なんだよ

この勢いだと我々の存命中にそれが起こる

老人と違って逃げきれないんだよ

国なんてどうでもいいよ

でも我々の豊かな生活社会下駄を履かせてもらってるものなんだよ

2023-08-16

anond:20230816173920

繁殖活動動物的な次元の話だから対策動物的な面が必要

時給3000円位ワークキャンプでつけておけば悲観論とかでないって。お金の余裕、風呂うまい飯、若い男女の生活密着があればかってに子供は増える。補助金とか生ぬるいこといってると補助金の取り分の綱引きになって成果がでない。

2023-05-16

なぜ現代の子育てが難しくなってしまうか

anond:20230515161310

このツイートを思い出したんだけど、要するに昔の子育ては「育てばいい」だったのが、今は「他の子より優秀に育たないと困る」のが根本だと思う。

https://twitter.com/ushura/status/1523908555187040256

大人全員で子ども全員を育てる」システム、強力ではあるんですが、隠れた前提として「子ども別にどう育ってもいい」という意識必要

自分の子が(相対的に)有利な育ち方をしてほしい」っていう現代欲求に合わない。廃れた要因は、人間関係の煩わしさだけではないんですよね。

地域子供を育てる」を実践するためには、実は「自分の子供も他の子と同じ育ち方でいいよ、生物として無事に成体になれば十分」って発想じゃないと成り立たない。

交流する他人は厳選したい」「わが子にだらしない過ごし方をされたら困る」「どんな軽いケガもちょっとしたトラブルも許容しがたい」みたいに考えてたら、ぜんぶ自分家庭内で完結させるしかなくなってパンクするよね。

でも現代社会、少なくとも日本多数派の中には、「今の子世代は、上位1~3割に入るくらい優秀に育たないと不幸になる」っていう恐怖感が蔓延していて、他人育児の一部をゆだねるなんて怖くてできなくなってる。他の家族は協力する相手じゃなくてライバル身体闘争を求める。

普通に考えて「上位層以外は破滅する社会が来る」なんて考えるのは根拠がなさすぎるので(日本よりはるかに貧しい国でもそうなってないんだから日本がこれから若干衰退してもそこまで悲観する必要はない)、子育てを楽にするためには、この過剰な悲観論を何とかする必要があると思う。

はてなー悲観論増幅するほうの人たちだけどさ。

2023-04-22

anond:20230422190748

いちお厚生労働省は「2週間で分解される」とアナウンスしてますが、これは甘く見積りすぎた話ですね。

1メチル化された、シュードウリジンは非常に安定的で、今はワクチン接種後に60日間、体内に残っていた人が報告されています

悲観論者の研究者の中には「一生体内に残り細胞を微細に傷つけ続けるのではないか?」といった意見もあるくらいですね。

どちらかと言うと「2週間で分解される、といった証拠を出せ」と反ワクの医者達が求めてるのが現状ですね。

2023-04-19

日本危機感を覚える平凡な大学生国外脱出する方法を教える

タイトル通り,日本悲観論に揺れて漠然国外に行かなきゃと考える学生に,金をかけずに国外脱出する方法を伝授する.

それはずばり,国外大学院卒業して現地就職を目指す方法だ.

海外経験なくても地方出身でも可能

実家が平凡,なんなら貧しくても問題ない.むしろ貧困奨学金取りやすいので有利な場合もある.

ただし理系学生特に国立大学を推奨.

別に旧帝レベルでなくても,地方国立でもいい.

文系は専門外だ.別の道をあたってくれ.

金ないのに私立文系行く学生のことはもっと知らん.

1. 学業に専念し,良いGPAを維持しろ.少なくとも3.5/4.0以上は欲しい.

2. 給付奨学金に応募しまくれ.貧困対象でも成績優秀者対象でもいい.金銭的余裕を確保してバイト時間勉強に充てろ.

3. 海外とのコネクションがあるラボ,もしくは論文を書かせてくれそうなラボ卒研しろ

4. 国立大学院に進学しろ修士課程まででいい.同じ研究室でもロンダしてもいい.

5. 院から第一種の貸与奨学金に応募しろ

6. 可能なら半年から1年くらい留学しろラボコネでもいいし協定校でもいい,ただし研究留学しろ

短期留学場合給付留学奨学金結構充実してるので,応募して受かれば金銭負担は少なくて済む.

7. アメリカ・もしくは欧州博士課程に応募しろ.在学中は給料授業料が出る.

 卒業後はそのまま現地で高給企業就職しろ

おめでとう,完遂です.

解説

海外進学を目指すにあたり,海外大学GPAを何よりも大切にしているので,学業成績は高めを維持しなければならない.

日本大学生は海外大生と比べて本当に勉強しないので,門前払いされたくなければ周りに流されず勉強しろ

一方,日本大学大学院は授業より研究重視なので,これは逆に実績を積むのに都合がいい.

日本修士卒業までに論文投稿学会発表奨学金の獲得(意外にもアピールになる),学術賞等を積み重ねれば他の国の受験者と大いに差別化できる.

更に更に,第1種奨学金は上に挙げたような実績が豊富だと半額もしくは全額が免除になる.利子もなく借り得なので借りておいたほうが絶対にいい.

生活費に使うもよし,インデックスファンドにぶち込むもよし.

研究留学はチャンスがあれば行っておいたほうがいい.将来の進学先候補になるし,違う大学院に行く場合にも海外研究者の推薦書が手に入る.ついでに英語も鍛えられる.

近年だと都道府県単位大学ごとの奨学金,トビタテ留学JAPAN等々かなり幅広く給付短期留学奨学金があるので全て応募するべし.

欧米大学院特に博士課程の学生学費無料給与が出るので競争が激しいが,

ここまでで履歴書を十分に彩れば,海外大学院応募でも十分に戦える.

日本のように博士学生社会不適合者というレッテルもなく,むしろキャリアの一環という側面が強く劣等感を感じることも少ないだろう.

在学中も生きていけるだけの金を貰いつつ,良い就職先も見つかる.

英語が苦手?

海外脱出を目指すなら最低限話せるように努めろ.

博士課程まで行きたくない

英語も喋れず大した学位もない外国人を雇う国なんてないので,誇れる移民を目指しましょう.

博士号は一番手っ取り早い方法です.

以上,ここまでが地方出身者だろうが海外経験なしだろうが国外脱出できる方法だ.

学部から海外院→修士卒で就職も出来ないことはないが,さらに難しくなるのでここでは取り上げない.

また海外大学院応募にあたってはノウハウも勿論あるが,また長いテーマになるなので割愛する.

これで君も近い将来,悲観論漂う日本ともおさらばできる.

おめでとう.

2023-03-05

ワクチンによる被害のご様子

ファイザー社のNY本部に、被害者が集結

https://twitter.com/NJEGmedia/status/1627006554162491397

スコットランド啓蒙キャンペーン被害者写真を貼って追悼。

https://twitter.com/TruthBrigadeUK/status/1631972211060797441

オーストラリアの反ワクデモ。実際に被害に合われて、車椅子姿の人もいる。

https://twitter.com/Risemelbourne/status/1631923747841249281

  

ご覧のようにmRNAワクチンに関しては、世界中批判的な声が増えてきてます

  

1発目を打つ以前から、誰でもmRNAワクチン機序は調べることが可能でしたが、残念ながらこれだけの被害を出してしまいました。

  

こんなもの氷山の一角であり「どのように抗原抗体複合体が形成されるのか?」を考えるなら、今後「謎の病人」や「謎の死亡者」が出てくるのは確実でしょう。

  

今「ワクチン接種者をどのように回復させるか?」が議論されています。俗に言う「解毒方法」です。いろいろ言われていますが、特別な解毒方法が無いのは確実なので、解毒詐欺には注意してください。

  

今は「体内に入ったmRNAが一生残り細胞を傷つけ続けるのではないのか?」といったことが、悲観論医者の間で議論されています

  

なかなか救いようのない話ですが、みなさん頑張ってください。

私はノーワクチンなので、何の心配もありませんが、打った人が不憫でなりません。

  

2023-01-27

日本は. 将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか

昔の資料だが、産業構造ビジョン2010


国民の皆様の暮らし生活の「閉塞感」は何ら改善していない、むしろ、将来に向けて、新たな光が見えない、というのが実感ではないでしょうか。


私は、この背景に、「日本は将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか」が見えていない、ということがあるように思います


これまで、「日本は高度なものづくりでやっていけるんだ」「いやいや、ものづくりは古い。金融ITで食べていくんだ」

「これから内需だ」「いやいや、これからは、成長するアジア市場に出て行くんだ」

「それじゃ、企業はみんな海外にいってしまうんじゃないか」と、様々な議論がでています

これに併せて、根拠のない日本礼賛論、何も生み出さな悲観論実態から乖離した観念論が飛びかっています


どれも、真実の一面をとらえているのでしょうが日本産業の将来像を示しているとは言えません。


全体として、日本産業の将来像を示し、それに向かって行動を起こさない限り、国民の皆様の閉塞感は払拭できないと思います

そこで、今回の「産業構造ビジョン2010」では、徹底して、日本産業課題と、世界の動きを分析しました。

そこで明らかになったのは、世界企業市場の新たな動きに取り残された、日本の官民の「行き詰まり」の現状です。

この行き詰まりを打開するためには、現状分析立脚して、政府民間を通じて、発想の転換を行う必要があります


徹底した現状分析から、混乱した議論に対して、いくつかの「神話真実」が見いだせます


例えば、日本は過剰貯蓄だから消費の比率を拡大しないといけない、という議論を良く耳にします。

しかし、最近では、日本家計の貯蓄率は、既に米国を下回り、先進国の最低水準となっています

所得を増やさないで、消費を拡大するのは持続可能ではありません。


しかしながら、賃金の水準を見ると、2000年代戦後最長の景気拡大期においても、賃金の上昇は見られません。

企業がもうけすぎているから、企業負担させて消費者に再分配すべきだ、という議論があります

しかし、国際的に見ると、労働分配率先進国で最高水準だというデータもあります


いずれの事実も、「単なる再分配ではなく、全体のパイを増やし、それを所得の拡大につなげていく、という好循環を作り出さなければならない」ということを示しています


近年、日本産業は、付加価値拡大の多くを、自動車等の特定グローバル製造業依存してきたのは事実です。

しかしながら、実は日本の輸出比率国際的には低い水準にあります。これは、特定企業以外の多くの企業は、世界の成長市場と直接つながっていないことを示しています

グローバル製造業に極度に成長を依存している日本ドイツは、労働生産性が大きく改善しても、賃金水準はこの20年間殆ど向上していません。

これは、特定グローバル製造業依存した成長モデルは、新興国との賃金競争に直面して、なかなか賃金があがらないことを示唆しています


日本全体の付加価値をあげていくためには、特定グローバル製造業以外の産業が、成長市場につながっていく必要があります

まり産業構造のものの変革が必要なのです。


日本企業については、「日本ハイテク技術世界一。だから日本企業は強い」という議論があります

しかし、液晶でも、DVDでも、日本企業世界を席巻していたのは最初の数年だけで、世界市場が急拡大するとともに、日本企業世界シェアは急激に低下していっています

企業利益率で見ても、多くの業種で、日本企業は、同業種の世界企業と比べて、半分以下の利益率になっています


こうした事実は、特定企業や、特定製品問題というよりもむしろ日本産業共通したビジネスモデルが、世界から取り残されていることを示唆しています

グローバル化については、見方が分かれています。「グローバル化は国内雇用空洞化を招く」という議論があります。「だから外需ではなく内需依存に転換するべきだ」という議論もあります

かに保育園待機児童問題など、国民需要供給サイドが追いついていない、潜在的内需拡大分野は、たくさんあります


内需拡大は極めて重要です。

しかしながら、市場全体で見ると、市場拡大は、少子高齢化が進む我が国や他の先進国から新興国に移行するのは明白です。

成長市場から身を隠して、持続的に成長するのは困難です。

日本が衰退しないためには、むしろグローバル化を積極的に進めるしかありません。

しかし、国内立地の国際競争力の低下をそのまま放置してグローバル化だけ進めれば、国内から雇用付加価値も失われてしまます


最近アンケート調査によると、この数年で、アジアの中での日本に立地する魅力、すなわち立地競争力は、急激に低下しています

実際に、日本企業外国企業も、日本国内拠点を他のアジア諸国に移転する例が、次々と出始めています


この、いわゆる「空洞化」を回避するためには、グローバル化を止めるのではなく、税制も、空港港湾等の社会基盤も、国際的に魅力あるものにすることにより、付加価値雇用を生む拠点国内に引きつけていかなければなりません。


また、人材グローバル化はきわめて重要課題です。

教育制度など引き続き政府全体で検討すべき課題もあります

しかし、グローバル化は待ったなしです。

人材も、グローバル市場で戦える即戦力の高度人材を一人でも多く育成し、あるいは呼び込まなくてはなりません。

さらに、グローバル化を進める一環として、日本付加価値や良質な雇用を生んでくれる外国企業は、積極的に呼び込んでいかなくてはならないのです。


企業を補助するのか、労働者支援するのか」「外国企業支援していいのか」という国内の内向きの配分論ではないのです。


グローバル化に直面して、各国政府は、国内付加価値と良質な雇用を獲得するために、熾烈な競争を行っているのです。

日本けが内向きの議論に終始していては、衰退するしかないのです。


厳しい現実直視した上で、なお、日本産業には新たなチャンスがあることを忘れてはなりません。

環境エネルギー制約や少子高齢化は、日本世界各国に比べて極めて厳しい挑戦を強いられる社会課題です。

しかし、日本技術を活かして、世界に先駆けて課題解決ビジネスモデルを示せれば、むしろ新たな国際競争力の源泉になります

こうした数々の「転換」を実現するためには、政府はもちろんのこと、企業産業、そこで働く方々、各々が変革に向けた行動を起こさなくてはなりません。


そして、官と民の関係も、世界の動きや、社会課題解決要請を踏まえて、新たな関係を構築していく必要があります

産業構造ビジョン2010」は、その具体的な処方箋を示したものです。


雇用を生み出すのは企業であり、産業です。雇用の質を高めるには、企業産業競争力を高めることが必要です。

その先に質の高い雇用賃金の上昇、消費の拡大という好循環が見えてきます。単に企業利益を上げさせるために、ビジョン提示し、政策を打つのではありません。

その先にある、「国民の皆様一人一人が豊かさを実感する」という目的に向かって、閉塞感に満ちている現状と課題をしっかりと受け止め、官と民双方の、今後のあるべき姿と処方箋を、我が国全体で共有することが必要です。

2023-01-01

弱者は救済できない

https://note.com/kirik/n/n6ae065db9a2f colabo方面生活保護メモ

これを読んだ感想。大筋同意だし弱者救済のために知恵を絞る方々には本当に頭が上がらない。しか自分弱者救済そもそも不可能であるという悲観論者だ。

厳密には、「すぐに弱者救済まで手を回すことはできない」。

絶対強者一人勝ちする状況を変えて、そこそこの強者に力が与えられる状況にするところから始めなければならない。

そこそこの強者は、より大勢弱者から見たらじゅうぶん強者から批判も出るだろうが、何事にも順序というものがある。

地方振興でも同じことだ。東京一極集中を嫌っていきなり限界集落支援するのはあまりにも筋が悪い。

まずは大阪名古屋政令指定都市県庁所在地と順を追って元気にしていかなければ決して上手くいくことはない。

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そもそもの話、一箇所に力が集まるのは個人が望んだ結果でもあるんだよね。田舎を離れて東京に住むのは「合理的から」でしかない。

人を自由にさせてるといつの間にか一極集中が起こるわけだから、これをどう分解するか。

そこの手段は、まあ、誰か考えてくれ。

2022-12-25

anond:20221225185040

物理工学(応用物理とも)、医工学はかなり進歩した。ネットじゃ日本アカデミズム悲観論で溢れてるけど基礎と応用が互いにリンクしてる分野はなんだかんだ強い。

一時期ナノチューブ温度計の開発なんかでナノテクノロジー分野も日本最先端になりかけたけど、今はナノテクノロジー自体が下火感ある。

2022-12-07

米国市況】株続落リスク回避大手銀CEOの景気悲観論相次ぐ

6日の米株式相場続落。米金融政策経済成長企業業績に及ぼす影響を巡って懸念が広がる中、大手銀行経営者らが景気に関して悲観的な見方を示した。

  アップルマイクロソフトといったテクノロジー大手が売られ、相場を大きく圧迫。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は2%安。S&P500種株価指数は4営業日続落となった。KBW銀行指数構成企業は2社を除く全てが値下がりした。

  ゴールドマン・サックスグループデービッドソロモン最高経営責任者(CEO)は「困難な時期が待ち受けている」とし、ボーナス減額や人員削減実施されたとしても意外なことではないと警告。バンク・オブ・アメリカ(BofA )はリセッション景気後退)の可能性に備えて退社する従業員が減っているため、採用を減速させているとブライアン・モイニハンCEOが明らかにした。JPモルガンチェースジェイミー・ダイモンCEOはCNBCに対し、来年は「緩やかないし深刻なリセッション」に見舞われる可能性があると話した。

  ニューヨークライフ・インベストメンツポートフォリオストラテジスト、ローレン・グッドウィン氏は「株価はまだ底入れしていない」と指摘。「株式市場では今のボラティリティ局面が今後数カ月で終了する可能性が高いが、企業業績はまだリセッション的な環境適応したものになっていない」と述べた。

  モルガン・スタンレー・アセットマネジメントリサ・シャレット氏は経済成長の減速やインフレ消費者購買力が低下するのに伴い、大手企業一角では来年の業績が想定よりもかなり大幅に落ち込む可能性もあると指摘。「企業ガイダンスの多くは妄想的だ」とし、「多くの人は不都合現実を突然知ることになる」とブルームバーグテレビジョンで話した。

米国債

  安全性を求める動きから米国債は上昇。取引終盤に上げ幅を拡大した。10年債利回りは一時7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.51%を付けた

外為

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して値上がり。一時は下げていたが、株価下落を背景に安全資産とされるドルに買いが戻った。

  ドルは対円では137円付近。朝方にはドル売り・円買いの動きで136円を割り込む場面もあった。

  スコシアバンクのショーンオズボーン氏は「米金融当局にとっての見通しにもっと実体的な変化がない限り、ドルの上昇は持続可能だとの確信は持てない」と6日のリポートで指摘。「しかドル短期的に若干の堅調を維持できるかもしれない。投資家が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に目を向け始めるためで、パウエル連邦準備制度理事会FRB議長が同会合金利に関する期待を上方向に誘導しようと努める可能性は十分ある」と述べた。

  INGバンクフランチェスコペソレ氏は「ドルが一段と下落するには、ドル弱気トレンド継続投資家確信を持って予想する必要がある。ロングスクイーズの余地は今や著しく縮小した」と指摘。「そのような予想は時期尚早であり、年末にかけてドル回復すると想定している」と話した。

原油

  ニューヨーク原油先物相場は大幅に続落し、昨年12月以来の安値となった。金融市場全般で売りが広がる中、投資家原油ポジションを縮小した。

  ウェストテキサスインターミディエート(WTI)はこの日の下落で年初来の上げを全て失った。原油市場では流動性の低下が続いている。北海ブレン原油先物建玉2015年以来の低水準。12月に入り、トレーダーらはポジションを縮小している。

  シティグループ商品調査グローバル責任者エド・モース氏は、ブルームバーグテレビジョンインタビューで、原油市場最近理不尽」な価格の動きが見られることからトレーダーらは「市場から逃げ出している」と指摘。「年末が近づいており、今年利益を得た人はそれを失いたくはない」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェストテキサスインターミディエート(WTI)先物1月限は、前日比2.68ドル(3.5%)安の1バレル=74.25ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は3.33ドル下げて79.35ドル

  ニューヨーク相場は小幅に反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.10ドル(0.1%未満)高の1オンス=1782.40ドルで引けた。金スポット価格ニューヨーク時間午後2時半時点で0.1%上昇の1769.83ドル

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-12-06/RMHE12DWLU6801

2022-10-29

anond:20221029085449

うまくいくわけがない、というのは君個人特殊な考えにすぎん。ネットかぶれて捻くれた結果の尖りすぎた悲観論だ。

世の中を広く見てみれば分かる。日本対外的諸制度や実社会を。どうせダメだという思想設計されているか? 逆だろう。うまく混ざり会えるように配慮されている。

日本のみならず世界中の国が、中国をはじめとした思想の異なる他国を受け容れて、共存し、繋がり合うことで草の根から平和を紡いでいることが分かるだろう。

そういうもの制度から破棄されていく時流になったときにやっと警戒を強めるくらいのほうがいい。

異なるもの理解しようとし、共存をはかっていくことでしか平和というのは維持できないんだよ。さもなくば同質化を図るために際限なく過激化していくしかないわけで、歴史を見ればその過ちの例が数多とあるだろう。

なので、ロシアウクライナとか、中国台湾香港とか、今まさに現実的対立存在している国や地域対立勢力へのネガティブキャンペーンを張るのは理解できるにしろ、そうでないところへ過剰な敵意を向けるのは独りよがりな態度でしかない。

そういう過剰な論調市民に吹聴するのは、いつだって低級メディアだけ。それがどうしてだか分かっただろう。

2022-10-28

今後、理系院性の海外流出が増えると思う

ここ数年,日本経済が落ち込んでいるためか若者を中心に悲観論蔓延している気がする.

こうなると「日本終わり」とか「嫌なら出てけよ」みたいな言葉が飛び交うのを見て少し悲しい気持ちになったりする.

地方からスタンフォードが出たとか,そういったニュースが取り沙汰されるのもそういった影響からなんだろうか.

メディアでも海外比較するようなコンテンツが増えてきているような気がする.

実際,若者の一部は着実に海外に逃げる準備を進めていて,そして実行に移し始めている.

メディアでよく見るのは寿司職人だとかワーホリ等だが,実は理系学生例外ではない.

日本人の留学事例に着目すれば,帰国子女インターナショナルスクール卒の日本学生欧米大学に行くという事例は昔から変わらずいた.

特筆すべきはこういった海外ルーツのある若者の進学ではなく,純日本人の理系大学院生が欧米に進学する例が増えている点だ.

将来のものづくりを担う理系学生が院から国外に行って,返ってこなくなるのである

自身もかつて,地方国立大学修士卒後に新卒で日系メーカーに入った後に退職し,米国博士課程に流れ着いた身である

コロナの影響で一旦は停滞したが,理系学生海外進学の流れは着実に近年増加しているのを感じる.


欧米大学院は日本のそれとは大きく仕組みが異なる.

国によって多少違うがほぼ例外なく,大学院生(特に博士課程)は学費無料もしくは格安で更に給料を貰いながら研究に取り組むことができる.

また学部生と違い大学院生は英語に加えて研究という共通言語を持ち合わせるため,英語能力が低めでも実績で挽回やすい.

在学中に英語能力を鍛えて卒業後に国外仕事を得れば,日本の同年代比較して非常に高額な給与を得ることができる.


そんな実態が段々と浸透してきている.

近年では日本博士学生への経済支援の拡充を打ち出しているが,はっきり言って待遇は雲泥の差だ.

在学中に生活費学費を自費で賄い,いい歳して学生社会的に後ろ指を刺され,卒業後も職探しに困る日本で,一体いつまで学生博士を取りたいと思うのだろうか.


分野にもよるが,これまでは日本理系学生修士卒業した後にメーカー技術職という流れが一般的だった.

博士まで行くと一気にアウトロー感が増し,非正規雇用就職難なんていう問題が噴出するのもあって,

実際に研究が好きでも修士で止めにして,就職後にメーカー研究を続けるという人も珍しくなかった.

それが日本経済の停滞や給与終身雇用問題等と相まって修士卒業して就職するという選択肢すら影を落とすようになった.

優秀だけど就職のため修士卒で技術者になっていた層が一転,国外博士号取得を目指すという選択肢現実的になりつつある.

ものづくりで一時代を築いた日本から技術者の担い手が失われていくのは悲劇だ.

外国では既に,頭脳流出という将来を担う若者先進国に引き抜かれて返ってこない事象問題視されていた.

ただ日本経済的に豊かであったこと,英語の苦手意識保守的思考等々から他の国ほど顕著ではなかった.

これらの障壁が近年ではすごい勢いでぶっ壊されているのだろうなと思う.


このままだと日本から理系院性,特に修士研究成果が出せるような優秀層はどんどん減っていくだろう.

そして,卒業した後も可能な限り米国に居続けたいと多くの学生が願うだろう.

コンピューターサイエンスの院卒がGAFAMで年収千万!みたいな事例はよく聞くが,自身の分野でも日本会社員時代上司幹部職)を超える額が卒業直後から支給されるのが普通だ.

そして若者からすれば,払った税金に見合うリターンのある国で税金を納めたいと思うのではないだろうか.

はっきり言って若い内に日本税金年金を払ってもそれに見合うリターンがあると思えない.

税金をどこに納めてどんなサービスを見返りに頂くか,グローバル時代ならではの課題だと思う.

米国保険が高いのも事実だ.この国は自分が支払う対価に見合った保険しか提供されない.ある意味究極にフェアだ.

将来自分に返ってくる保証もなく,勝手給与から社会保険料天引きされていて皆保険とは最高に皮肉である


若者別に日本が嫌いなわけじゃない.

長い間日本で育ってきて,感謝もしているだろう.

ただ単に,自分環境をより良い場所に変えることを選んだだけだ.

根本的に社会構造から日本大学院の仕組みと卒業後の待遇改善しないと,研究ができる人からどんどん日本から消えていきますよ.

2022-09-26

どうした

結婚してよかった人間は声が小さいかネットでは悲観論が主流になるだけじゃなかったのか

ほら

ほらほら

おらっ

2022-09-05

たしカニ今は時期が悪そう anond:20220905104026

なんかオッサンバサン向けな雑誌新聞広告かに株がらみのネタ(というか買い煽り)が目立つようになってきたw

欧米各国の中央銀行が利上げ局面になってて、いずれ近いうちに株価暴落が来そうw

なので、大暴落が来てマスコミとかの論調悲観論一色になって、世界破滅だぁ〜的なこと言ってるやつばっかりになったら、インデックス投信ちょっとずつ積み立てNISAとかするのがいいと思うw

2022-07-29

孤独貧困独身中高年女性存在が透明化され、明るく前向きな独身女性しか存在しない事にされる悲劇

独身40代、50代は孤独に耐えられるか?「メンタルが歳と共にすり減る」「漏れなく狂う」等の悲観論に「楽しく暮らしてる人もいる」と反論も』

https://togetter.com/li/1922294

これ、初手で「よほど才能があるとか実家が太いとかでジジババになっても人が寄ってきたりしない限りは」という例外ちゃんと儲けているのに

それに対して「自分の周りでは」という局所例を出して反論してくる人の多さに驚く

日本社会保障制度やありとあらゆる制度家族単位夫婦単位で作られているんだから(もっと日本に限った話ではないと思うが)

そりゃあ独身だと精神病みやすいに決まってるでしょ。

全員がそうだとは言ってない。あくまで全体的な傾向の話だよ。

あと、こういう話題になると必ずといっていいほど「女は上手くやってるけれど男は…」という流れになって、独身女性孤独不安存在しない事にされるね。

女性の方がおしなべて収入が低く、既婚率も男性よりも高く、結婚したら家庭重視になって独身時代友達を見捨てる率も高いのになんでそういう理屈になるんだろう?

本当に独身女性はみんな楽しくやってるの?見ようとしていないだけじゃない?

私はお金のない孤独独身女性って、あまりにも惨め過ぎて引きこもっているからそう易々と表に出られないだけじゃないかと思う。少なくとも自分はそうだし毎日泣き暮らしているよ。

そういう貧困独身中高年女性存在を透明化して、明るく前向きな独身女性しか存在しない事にしてくるって

漏れなく狂う』と言われるよりもよっぽど嫌だな。

2022-07-19

anond:20220718145622

ここ半年くらいで「日本衰退!うおおおお!シェーシェーーーーwww」

みたいな書き込みを見ることが増えたが、自国危機の目をそらそうとしてるのか

理解した

人口世界一から陥落予測中国、成長鈍化に危機感…米専門家「衰退前に台湾侵攻の危険性」

2022/07/18 09:22

 【北京田川理恵ニューデリー浅野友美】国連人口予測で、インドが2023年にも中国を抜き、人口世界一になる見通しとなった。19年発表の前回予測では、逆転は27年頃としていたが、4年早まった。インド世界経済の先導役になると期待される一方、中国人口減少が国力衰退に直結しかねない。

17日、北京で、子どもを連れて公園を訪れた人たち。中国は近く人口減少に転じるとの予測もある=片岡航希撮影

 国連の発表によると、今年1月時点の人口中国が14億2600万人、インドが14億1200万人。

 中国は、36年続けた一人っ子政策副作用で、少子高齢化に歯止めがかからない。21年は、人口に占める65歳以上の割合が14・2%と過去最大となる一方、総人口は前年比48万人増にとどまった。子育て費用の高止まりに加え、新型コロナウイルス流行結婚出産を控える心理が働いたとみられ、専門家からは「22年の人口増はゼロになる」との悲観論が出ている。

 生産や消費を支える若い世代が減れば、経済成長の鈍化は避けられない。高齢化が進めば、年金など社会保障費の増大が財政を圧迫する。21年の社会保障費は約69兆円と、この10年で2・7倍に膨れあがった。

 中国共産党機関紙傘下「環球時報」の 胡錫進 前編集長は12日、SNSで、貧困率労働意欲などを比べると「インドの実際の労働力中国よりはるかに少ない」と指摘し、人口で逆転されても「世界工場」の立場が取って代わられることはないと主張した。

 一方、国力の衰退が、軍事行動引き起こしかねないと警告する専門家もいる。

 米中関係に詳しい米タフツ大のマイケルベックリー准教授は、「新興勢力が衰退し始めると、『力があるうちに取れるものは取っておこう』という心理から、より攻撃的になる傾向がある」と指摘する。

 特に、今年後半の共産党大会で異例の3期目政権を発足させることが確実な 習近平 国家主席は、台湾統一が悲願とされる。ベックリー氏は、「中国が、本格的な衰退に陥る前の20年代を『最後のチャンス』ととらえ、台湾侵攻に踏み切る危険性がある」とみる。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220718-OYT1T50038/

2022-07-10

基本的悲観論者なので、選挙の結果見て、憲法改正されるだろうし、夫婦別姓同性婚子どもにまつわるあれこれもなかったことにされるだろうし、女性産む機械扱いだろうし、お前らカジュアル人権人権言うけどほんとに人権蹂躙されるぞ知らんぞってなってる。誰も救われない、持ってる人の持ってる人のための世の中。よかったね。君らが望んだ世界だよ。

2022-06-20

anond:20220620011640

なんかブコメいっぱいついてるけど、賢者っぽくいい加減なことを書くのはいかんよ。

リン酸鉄系もよく引き合いに出されるけど

肝心のリン石油より先に(2060年頃)枯渇するので持続性がない(肥料と取り合いになるため)。



あのさあ、LFP電池が使うリンの量なんて、農業利用される莫大なリン量に比べたらタカが知れてるというか、はっきり言って誤差のレベルでしょ。農業分野での消費量のオーダーは年間1.5億〜2億トンって世界じゃん。「世界推定埋蔵量は700万トン」のコバルトに関して増田がやったような試算をリンでやったら、LFP電池EV何台作れることになるかな?って話ですよ。

しかも、消費とともに土壌や水系原子レベル散逸して回収不能になる農業用途と違って、電池に利用するリンは決して「消費」はされないわけ。そもそもLFP電池自体がNMC系のLiBに比べて長寿なうえに、最後までバッテリセル内に滞留してて100%リサイクルできるからね。今時の自動車産業は、現時点でも途轍もなく高いリサイクル率(重量ベースで99%)を誇ってるわけで、リン資源制約がLFP電池ベースEV生産現実的障害になることはまずありえないよ。

電池技術開発はいエネルギー分野で一番アツい領域ひとつから日本でも海外でも、企業でも研究機関でも、開発ロードマップものすごく充実してる。主となる幹が太いし(現行技術の延長でモノにできる見込みの高い技術がある)、枝も多い(ブレイクスルーになりうる新技術が数多くトライされてる)。資源制約の問題があるから、脱コバルトと脱リチウムはその中でも優先順位が高い。2030年までにはほぼ確実にコバルトフリーLiBが主役を担うようになり、CATLはじめ各国メーカーからリチウムフリー新世電池も出てくる。

そういうタイムスパンで動いている業界で、EV消費量とはほぼ無関係2060年頃のリン資源の枯渇予測を持ち出してEV懐疑論の論拠にするの、たぶん増田も内心(コレ、ちょっと無理があるかな〜…)と思ってるんでしょ? だから、そのへん曖昧な書き方をしてるんじゃない? だったらさあ、

とにかくEVになるとテスラ信者が偉そうになる上に日本オワタ論者が寄ってきてセンセーショナルになりがちな風潮はマジで吐き気がする



とか書かないほうがいいよ。そういう仕掛けに気づかれると、元増田みたいな主張に対して「EVオワタ論者が寄ってきてセンセーショナルになりがちな風潮はマジで吐き気がする」って思う人はむしろ増えると思うよ。




これは増田批判から離れるけど、供給制約がある資源問題解決は、実は市場原理ととても相性が良いんだよ。シンプルに、あるアプリケーションを作るときに、割高な技術は割安な技術に負けるから原材料価格はずっと製造供給コストを拘束する。テクノロジーを高度化することで、安い原材料で同等性能を発揮する製品を作れれば、イニシャル研究開発投資設備投資を回収したあとはずっと製造供給コストを低廉にできるでしょ。

これは環境正義の話でも、途上国でのレアメタル生産に伴う労働搾取の話でも、資源安全保障の話でもないよ。単純に、レアメタルを使わないと作れない電池より、コモンメタルだけで安く作れる電池のほうが市場性を期待できるから電池研究開発は後者に向かって進んでる

市場原理に任せれば、自ずとレアメタルは使われなくなっていく。その経由地が、現時点ではコバルトの代わりに供給制約が少ないリンを利用するLFPということ。数年前は「LFPは容量の問題EVには向かない」と言われてたけど、すでにテスラやBYDのラインナップの半分程度はLFPに切り替わっている。なんでかといえば、一生懸命技術開発したことで、安いけど必要十分な性能を発揮できるようになったから。

これからもっと安い方式二次電池が出てくるし、安くなればなるほど、そのアプリケーション社会全体に広がっていく。それぐらいのペースでEVとりま環境は激変してるし、そこには日本研究機関企業も大いに関わっている。




なんか日本でのEV懐疑論って、やっぱり「日本EV時代には勝てない」という悲観論が背後にある感じがするんだよね。でも、トヨタダメでも日産三菱ホンダソニーは頑張るかもしれないでしょ。トヨタエンジン作ってるヤマハ発動機が潰れても、日本電産は世界最大のeアクセルサプライヤーになるかもしれないでしょ。日本の衰退って、技術力の衰退だけじゃなくて、そういう時代の画期を新たな事業機会につなげるポジティブマインド自体消失にあると思うんだよね。

何度か書いてるけど、日本自動車産業って、もともとは環境技術への適応によって世界覇権を獲得してきたんだよ。マスキー法という非常に厳しい排ガス規制に、米国自動車メーカーに先駆けて対応たからこそ、ホンダトヨタ米国市場で急拡大できたわけでね。 https://www.ipros.jp/monosiri/term/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%B3%95

そしてEVについて、日本はもともと要素技術を全部持ってたんだよ。リチウムイオン電池産業化は日本が先陣を切った。自動車の電動化技術日本先駆者だった。EVの発売と商用化だって日本リードしてきた。今だって欧州EV性能のベンチマークカーは日産LEAFだよ。いま世界電池技術リードしているCATLはもとはTDK中国子会社だよ。

日本を愛し、日本企業技術に自信があるなら、なぜ変化をおそれるのかなあ。日本けが「いやだいやだ」と言ってても、結局その変化は来ちゃうんだよ。日本けがHVが最適解だ」と言ってても、HVはもう世界中で売れなくなるんだよ。カリフォルニアのZEV規制では、PHEV以外のHVはもうエンジン車と同じ扱いだよ? https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04642/

もう「日本が誇るハイブリッド車」は、そのうち世界中で法規制で売れなくなる(禁止されたり、クリーン車との販売比率制限を課されたりする)。だったらEVに全振りして、そっちでどんどんイノベーションして、欧州のいけすかない高級ブランド中国のポッと出メーカーと互して戦える「日本が誇るEV」を売りまくればいいじゃない。なんでそっちに発想が行かない? 自動車産業を取り巻く客観的情報から隔離され(あるいは自ら目と耳を塞ぎ)、「EVなんかダメだ」と後ろ向きの大合唱をしてる連中が、日本産業競争力さらに下げ、国際市場での生残可能性を潰しているということに気づいてほしいなー。


追記



…というようなことを書くと、さっそくブコメ自動車産業を取り巻く客観的情報から隔離された(あるいは自ら目と耳を塞いでる)実例採取されたぞ。

id:XYXY EVが売れないのは懐疑論者のせい!は流石に草。どうにかこうにか気に入らないやつを攻撃して自分の見識をアピールしたいという要求しか感じられない

2022/06/20



自分はこのエントリで「EVが売れない」なんて1mmも書いてないよね。というか…いいか、耳をかっぽじって聞けよ。あのな! EVは! 売れてるんだよ! HVより!

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59942190T10C22A4MM8000/

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220530/k10013648981000.html

https://www.autocar.jp/post/807594

日本にいて、自分が心地よく感じるメディアばっかり読んでると、そういうことがわかんなくなっちゃうだろ? 「EVエコブームに乗じた高級車で、HVこそがICEの延長のスタンダード乗用車」「EVは大して売れてない」っていう数年前のイメージのままEV批判してるんだろ? それとは違う、自分先入観とは反するファクトを不意に示されると、それは相手が「自分の見識をアピールしたいという要求」なんだと解釈して、肝心の新たな情報自体は見なかったことにするんだろ? そういう要求(正しくは欲求しか「感じられない」理由は、あんたがそれ以外のことを「感じたくない」からなんだ。もう、まんま地面に頭を突っ込んで危機を逃れたつもりになってるダチョウじゃん(ちなみにこれは俗説で、そもそもダチョウにはそういう性質はないのだけど)。何が「流石に草」だよ。なさけない。

もう一度書くよ。こういう風に、現実歪曲フィールドの中で「EVなんかダメだ」と後ろ向きの大合唱をしてる連中が、日本産業競争力さらに下げ、国際市場での生残可能性を潰してるんだよ。

追記追記

元増田https://anond.hatelabo.jp/20220620201004 を書いてくれたので、こちらもリプライ

https://anond.hatelabo.jp/20220620225630

anond:20220620081702

要するにそこ、男女論だけじゃなく経済論にしろコロナ関連にしろ

増田やら棘やらで展開されてる悲観論だけ言って次の手を議論しない奴は無視しろって言えばいいんだよ

男女論に限定するのが変なだけ

2022-05-06

YOUTUBE書籍解説動画読書代替になりえない3つの理由

普段そんな本読まないけど折角のGWからユヴァル・ノアハラリの『サピエンス全史』を読んだ。

この本を知ったのは中田敦彦youtubeチャンネル投稿されてた書籍解説動画が切っ掛け。

(URL:https://m.youtube.com/watch?v=fud4-L2lnqQ)←一時間で見れるよ。面白いから見よう!

流石に書籍の内容は難しく、読了までに丸5日はかかったけれどその価値はある体験だった。結構難解かつグロテスクな内容なので余裕があるときおすすめ

読了後、内容の復習も兼ねて前に見た中田敦彦書籍解説動画をもう一度視聴した。

俺はあれだけの濃密で膨大な内容を3本1時間動画にまとめた中田の手腕に感心したし、YOUTUBE大学ファンなのでこのチャンネルオンラインサロン否定するつもりではないと予め記しておく。

また今回見たのが上の動画だっただけでこれからする主張は他のチャンネル動画にも当てはまる。

その上で、解説動画を見ることは読書をすることとは別物、言ってしまえば別格の体験だと感じた。

以下その理由

なお『サピエンス全史』読んでない人には伝わらないところが多々あると思うがご容赦を。読んでくれ。

中田敦彦動画も話に出すから見てない人は下に行く前に見てくれると嬉しい。

それでは。

~~①動画という媒体では本の内容の全てを収録することはできない。

中田敦彦動画を例に出す。

動画内で解説されていた本の内容をものすごく短くまとめると次のようになる。

20万年前に東アフリカ誕生したホモサピエンスは、認知革命で得た「想像のものを実際にあるかのように扱う」能力を以て他人類を絶滅させ地球覇権を握った。

その後、得た認知能力を基盤として農業革命科学革命に至り飛躍的に文明を発展させていった。

しかし発達した文明がもたらした幸福自由人間以外の生物の膨大な犠牲の上に成り立っている。

また生化学工学等の科学進歩によって人間はいつか人間以上の存在を創り出し、地球の頂点の座を取って変わられるかもしれない。

とこのようになる。

以下は動画内では触れられていなかった内容の一部殴り書き。(再三になるが読んでない人はマジで意味からないので注意)

狩猟採集時代サピエンス世界進出することで他生態系に与えた破滅的影響

食糧の増加とそれに伴って増える食い扶持を満たす農業無限地獄

・脳の記憶能力凌駕する膨大な生産物管理するための記憶媒体文字

認知革命虚構によって成り立った団結と秩序、そして差別ヒエラルキー

・”貨幣”という概念のヤバさ(普遍的な転換性と信頼性及び浸透力)

・”帝国”の性質、拡大と変革のサイクル

ヨーロッパ帝国と他地域存在した帝国比較

帝国拡張科学の発展によって人類史上初めて築かれた将来への信頼

・”拡大するパイ”の前提に成り立つ経済の好循環

産業革命本質エネルギー変換という発想の発明

国家市場経済個人支配する過程で奪い、与えたもの時間地域コミュニティ人権職業想像上のコミュニティ平和

・神になった動物が問われる「我々は何を望みたいのか?」

軽く書き連ねるだけでもこれだけの内容が動画の中では触れられていなかった。

繰り返しになるが認知革命を軸としてサピエンス全史をまとめきったこ動画センスには脱帽するし、この動画を見ることで俺の中で新しい発見も生まれた。

だがしかし、これは認知革命一本だけでまとめられる程度の内容ではなく、認知革命も一つとして含めた様々な要素が複雑に積み重なった壮大な本なのだ

帝国”についての事前の理解がなければ、その後に続く科学×帝国×資本主義の最強コンボの強さが分からない。

狩猟採集時代サピエンス生態系破壊を知らなければ、環境破壊産業革命以後だけの近代現象勘違いしてしまう。

中田敦彦サピエンス全史が読まれない理由として「話が長く、脱線するから」と言っていたがその脱線は後の章への伏線であり、その長さは意味のある長さなのだ。(中田自身はそのことを百も承知だろう、とは思うけど)

膨大な内容を動画に納めようとすると、どうしても内容に影響のある圧縮をしなければならない

からその動画を見ることは読書にはなりえない。これが理由ひとつ

~~②本の中の分からないことを新たな知識にすることができない。

どういうことか、俺の読書を例に取る。

まず俺は本を読んでいた5日間の中で50回以上google検索をした。

話についていく上でどうしても必要だった知識もあれば、本筋に関係ないけど興味本位で調べた単語もある。

しか中田動画の中では分からない言葉は無かった。

前者は誰でも分かる平易な言葉に言い換えられていた。後者についてはそもそも出てこなかった。

ヒトラーキリスト教の話は出てきても古代シュメール人16世紀オランダの話が動画内になかったのは我々視聴者がそれを聞いてもピンと来ないからだろう。

シュメール人オランダのことを知らなくても本の粗筋を頭に入れることはできる。

そういった”無駄”を削ぎ落とすことはは”わかりやすさ”への親切な最適化なのだ

だがそれは同時に新たな知識との出会いの鍵を失うことを忘れてはならない。

から解説動画視聴者することは読書したことにはならない。理由のふたつめ。

~~③読書している最中に何かを思い付くことができない。

俺は読書の途中で考えごとに耽ること度々があった。

食糧が増えることで人口が増加したのであれば(マルサス人口法則というらしい)、食糧含め最低限度の生活保証されている筈の先進国少子化は何が原因なのか。教育コスト生活レベルの上昇によって現代人の考える”食い扶持”は昔のそれより遥かに大きくなったのか?

未来好転するという思い込み経済の好循環を創るのであれば悲観論が多数を占める日本の今後は?

↑これは悲観論根拠悲観論を唱えるマトリョーシカになって面白かった。

読書することと本の解説動画を見ることって何が違うんだろう?

↑これを考えて結構自分なりに納得のいく結論が出たのでここに投稿している。

等々、本に関係のあることないこと色々なところに思考が飛んだ。

読破に5日もかかったのは難しかったのもあるが、この考える作業時間を取られたのも大きい。

まぁ俺ごときが考えることは既に先駆者がいるもので。

先ほど挙げた上2つはググったら同じことを言ってる人がいたし、多分これも探せば既出なのだろう。

というか当たり前のことをアホがドヤ顔エウレカ!と叫んでいるだけなのかもしれない。恥ずかしくなってきた。

でも思索自体が楽しく脳味噌を鍛えられる体験だったし、その過程で更に洗練された他人思考出会うことができた。

これは動画を見るだけでは決して得られないものだ。

何故なら動画自分思考情報を受信することで一杯になってしまうからだ。

本を圧縮した密な情報を、語り部という他人のペースで受け取らなければいけないので脳の処理がそれ以外に使えなくなる。

文字という情報媒体自分の読む速度に合わせて情報が入るので動画よりも、脳のメモリに余裕ができるのだ。

youtubeにも一時停止機能はあるが、手間で面倒なので考え事をするためにわざわざ動画を止める人は殆どいないのではないだろうか。

第一書籍よりも情報が少ないのでそれを土台として思考するにも限られてしまう。

なので解説動画読書にはなりえない。

~~さいごに

話は脱線するが中田のこの動画は「生物学」+「歴史」+「科学」をまとめた本書の外から見た独自性動画最初で触れたところが凄いと感じた。これのお陰で内容を理解する下地ができて、話がわかりやすくなっている。

持論になるが解説動画価値、求められている「わかりやすさ」とは本の内容をいか単純化するか、ではない。

その本に書かれていない情報を本の中身に追加し、不足を補うことで視聴者理解の手助けをすることにあると思う。

またyoutube動画視聴者と本の架け橋となるのは素晴らしいことだ。俺自身サピエンス全史を知ったのはこの動画が切っ掛けだ。

から中田敦彦動画は最高だ。それは揺るがない。あっちゃんありがとう

ただコメント欄動画を見ただけで終わってしまう人がいて、それが俺には物凄く勿体ないことだと感じた。

今回改めて気づいたのは読書という体験の複雑さと楽しさだ。作業ではなく体験として読書にはそこへ時間を注ぐだけの価値がある。

インターネットが発達した現代からこそ、みんな!本読もうぜ!!

2022-04-15

2010年の「日本は 将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか」

産業構造ビジョン2010」という少し前の資料があり、「日本は 将来何で稼ぎ、何で雇用していくのか」が議論されていた。

https://www.meti.go.jp/committee/summary/0004660/vision2010_01.pdf

2022年から振り返ってみると、なんでこれだけ分析されているのにネット上での議論はぐるぐる回って繰り返されただけだったのか。


これまで、「日本は高度なものづくりでやっていけるんだ」「いやいや、ものづくりは古い。金融ITで食べていくんだ」

「これから内需だ」「いやいや、これからは、成長するアジア市場に出て行くんだ」「それじゃ、企業はみんな海外にいってしまうんじゃないか」と、様々な議論がでています

これに併せて、根拠のない日本礼賛論、何も生み出さな悲観論実態から乖離した観念論が飛びかっています

どれも、真実の一面をとらえているのでしょうが日本産業の将来像を示しているとは言えません。

全体として、日本産業の将来像を示し、それに向かって行動を起こさない限り、国民の皆様の閉塞感は払拭できないと思います

例えば、日本は過剰貯蓄だから消費の比率を拡大しないといけない、という議論を良く耳にします。

しかし、最近では、日本家計の貯蓄率は、既に米国を下回り、先進国の最低水準となっています

所得を増やさないで、消費を拡大するのは持続可能ではありません。

しかしながら、賃金の水準を見ると、2000年代戦後最長の景気拡大期においても、賃金の上昇は見られません。


企業がもうけすぎているから、企業負担させて消費者に再分配すべきだ、という議論があります

しかし、国際的に見ると、労働分配率先進国で最高水準だというデータもあります

いずれの事実も、「単なる再分配ではなく、全体のパイを増やし、それを所得の拡大につなげていく、という好循環を作り出さなければならない」ということを示しています

近年、日本産業は、付加価値拡大の多くを、自動車等の特定グローバル製造業依存してきたのは事実です。

しかしながら、実は日本の輸出比率国際的には低い水準にあります

これは、特定企業以外の多くの企業は、世界の成長市場と直接つながっていないことを示しています

グローバル製造業に極度に成長を依存している日本ドイツは、労働生産性が大きく改善しても、賃金水準はこの20年間殆ど向上していません。

これは、特定グローバル製造業依存した成長モデルは、新興国との賃金競争に直面して、なかなか賃金があがらないことを示唆しています

日本全体の付加価値をあげていくためには、特定グローバル製造業以外の産業が、成長市場につながっていく必要があります

企業を補助するのか、労働者支援するのか」「外国企業支援していいのか」という国内の内向きの配分論ではないのです。

グローバル化に直面して、各国政府は、国内付加価値と良質な雇用を獲得するために、熾烈な競争を行っているのです。

日本けが内向きの議論に終始していては、衰退するしかないのです。

2022-01-18

外野から悲観論ほど当てにならないものはないよな

和ゲーオワコンと言われてた時代もあったがゼルダBotWとか時代を作るゲームを作れてるし、映画韓国惨敗だとか言われてるけどドライブ・マイ・カーみたいなのも出てくる。

結局のところ外野が何を言おうと、中の人批判を受け止めた上で真剣に取り組んでるから結果が出るときは出るんだよな。構造的な問題はもちろんあれど、エンタメ産業にいる人なんかそういった問題批判をバネにする人種は多いよね。

もうだめだ〜みたいな悲観論は間に受けず、ポジティブ自分自分で目の前のことに真剣に取り組んでいきたい所存。

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