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はてなキーワード: ライトノベルとは

2016-09-28

コンテンツへの理解が浅すぎるkawangoにはまじで失望した

 ライトノベル主人公は努力しちゃダメなんです。読む側が自分投影できなくなるからです。ヒロインは都合よく向こうからやってくる。超能力などの能力は、いつのまにか勝手に身についている。今のライトノベルの多くが、そういう設定で書かれていますよ。

――恋人能力を努力して勝ち取るのではなく、何もしなくても、いつの間にか恋人能力を手に入れているという設定でないと売れないということですか。その努力の過程こそが、今までは物語の根幹だったはずなのに。

 そうです。今は努力できる立派な人物主人公だと、読む側が気後れして感情移入できないんですよ。主人公は読者と同じ等身大の人間。そして、主人公に都合のいい物語を求める傾向が進んできた。文学世界でもそうなってきていると思います


http://www.yomiuri.co.jp/yolon/ichiran/20160923-OYT8T50010.html

カドカワトップのくせして、この理解はまじで浅すぎやしませんか?

本当にいい作品を送り出す気があるのかと、100回は問いたくなる適当な物言いにイラッと来た。


そもそも、最初からチートを持って最強になることを「俺tueee」と揶揄されていたりするのはここ数年だけで、ジャンプなら北斗の拳るろうに剣心バスタードにBOY、過去作品をあげればきりがない。みんな大好きガンダムアムロだって最初からワンランク上の人種だったわけですよ(あぁ、若い子的にはコーディネイターキラ・ヤマト君の方が)。最強主人公が昔から愛され続けているのは明らかだ。

「努力に対して気後れする」というのは、どう考えても浅すぎる考えなので、ただのサラリーマンオタクである俺が、超主観的にけれどkawangoよりはまともに、「最近ラノベ」っていうのを推論してやろうと思う。

ちなみに、全て根拠のない仮説だから、定量データ大好きなコンサルマンは読まなくていいぞ。己の中のロジックで書き殴っているだけだ。

正直こんなことすること自体、市場に対しての傲慢であることは理解したうえでだが、「カドカワトップの発言」に怒りしか沸かないため、久しぶりに筆を取る。


自己投影がしやすいのは「努力云々」ではなく「異世界転生」の方である

努力云々が拒否されているかは正直わからん。少なくとも言えるのは、将棋天才が努力する「りゅうおうのおしごと!」は最近ラノベではピカイチ面白いってことだ。そして、幼少期からガチ人生を変えようと努力を重ねて、家族を守るために死にものぐるいになる「無職転生」もまた名作であることを俺は支持する。

俺が言いたいのは、自己投影は「努力できる立派な人物」にしづらいのではなく、「異世界転生」にしやすい、ということである。しやすいなんて言葉も生ぬるいくらいに「ファンタジー自己投影出来る現代最強の装置」と言っても過言ではない。

ファンタジーという題材自体、本来は自己投影には不向きなものだ。なぜなら、今の自分と照らし合わせて「そこにいる」ことを想像することが難しいから、ということは理解できるだろう。

我々が住んでいる現代、つまり高層ビルが屹立し、夜も煌々と電気の光が輝き、インターネット交流を重ねる世界」と「石畳を馬車が走り、騎士団が剣を振りかざし、魔法世界の理である世界」では、あまりにも違いが大きすぎる。そこで生まれ育った主人公感情移入するのは、本来はしづらいもののはずだ。

ただし「異世界転生」は違う。

自分が今いる現代、と、異世界であるファンタジー世界が、まずつながるところからスタートする。たったこれだけ、これだけで高水準の自己投影を得ることが出来る。

それは突然足元に現れる魔法陣か、はたまた気づいたら目の前に迫りくるトラックなのか。きっかけはどちらでも良い。今の自分が、異世界に行けるという想像力カジュアルに補間してくれるのが「異世界転生」である

何故か。

第一に、主人公がまんま現代に存在してそうな、ふつ~~うな人物であることが重要だ。もちろん最初から古武術マスターして、スキルを盗む能力を授かるような人外主人公もいたりするが、基本は自分を重ね合わせられる主人公である高校生帰宅部で友人は少ないが仲の良い親友もいる。進学はどうしようと悩む2年生。趣味ラノベ。ほら、想像やすいだろう。

第二に、異世界転生ってほんとにあるかもしれないだろ?という、諧謔が含まれるちょっとした夢である。死後の世界なんて誰もわからんし、宇宙にある元素だってまだわからん。もしかしたらマナを利用した魔法陣は発生するかもしれないし、事故で死亡したあとには神様スキルを選ばせてくれるかもしれない。

「異世界転生」なんてねーよ、と鼻で笑うことは可能だが、誰もそれを証明することは出来ないのである。だからこそ、現代と異世界のつながりを、「ないな」と思いつつも受け入れることが出来ているのだと、俺は考えている。

ほら、スパイラルマタイすると本当の自分になれるんだろ??

重要なことだからもう一度言うけど、「現代」と「異世界」をカジュアルにつなげる「異世界転生」は紛うことなき物語の発明である最初トラック走らせた人には3,000ガバスあげたい。


いつかは覚める。「異世界転生」が流行っているのはブームでしかない

「異世界転生」がすごいものであることは説明した通りだ。かくいう俺も、毎日仕事帰りにはブックマーク登録しているなろう作品を消化しつつ、健気にスコップしたりもしている。本屋の棚にならぶラノベも、以前よりも増えたなと感じることはある。実数はしらん。マーケティング大好きくん調べてください。けれども、これは現代若者云々のような下らない推論なんかによるものではなく、あくまブームの1つだと俺は考えている。

ところで、俺は30代前半のおっさんだったりするわけだが、中学生にはじめてブギーポップを読んでこの世界に足を踏み入れた。かどちんの作品は今でも全部読んでいるけど、ハートレスレッドが俺は大好きなんだ。あの頃は「セカイ系」なるものが流行っていて、なんだか薄暗いイメージ作品が人気を集めていた。細かいこたぁいいんだよ!と言わんばかりに、世界観設定などをあえて曖昧にして、読者に考えを委ねるような作品だ。正直俺はTVアニメエヴァンゲリオンが嫌いである。新劇場版は好きだぞ。

まぁつまり、今とは確実に違った主流だったと考えてよいだろう。

オタクの狭い世界でいうとその後に泣きゲーメインストリームを走り、鍵と葉をプレイしないオタクオタクに非ず、と総括しはじめるオタクもいたハード時代だった。その後はいわゆる「新伝奇(この言葉あんまりきじゃないんだけどな)」と呼ばれる作品にわかに注目を集め、PCゲーでは月姫・Fateラノベでは戯言シリーズ禁書シャナが生まれていった。まだ少し薄暗さやきな臭さみたいなもの世界に漂いつつも「物語を曖昧にしない設定」が練られた作品が多かったイメージだ。そんな中、生まれでたゼロの使い魔最先端だったんだろう、異世界転生の走りだった。お悔やみ申し上げます

物語のムーブメントはここでもまた変わっていたわけだ。時代時代においてムーブメントはあり、「異世界転生」もその系譜の1つであると考えても不自然ではないだろう。美味しいものがあれば、それを食べ続けたいと思うのは至極当然の話しだ。最高の自己投影が出来る「異世界転生」をひたすらむさぼるのも、ただの欲求の発露だろう。

人間は成功体験にもとづき、欲望を繰り返し続ける生き物らしい。ソーシャルゲームの初期ガチャでURが引けるのは、その辺の心理ゲームに応用している可能性があるから気をつけるといいぞ。俺はFGOに毎月1万円課金している微課金兵だから、安心していい。

1つ面白いものを引き当ててしまったら、次に何かが来るまで、同じ成功体験を求めて同じものを摂取する。それは俺が辿ってきたオタク人生を照らし合わせてみても、超主観的に正しいと主張させていただく。

正直「異世界転生」は飽きてきたんだけどな。


コンテンツ消費にかけるカロリーの許容値は下がり続けている

最後にこれも超主観的な仮説だ。

エロゲisコンテンツの頂点。SF小説isオタクの原書。ラノベis心のフレンド。最高の1冊は「天冥の標」と豪語する俺だが、最近コンテンツの摂取にカロリーが高すぎて億劫になってきてしまった。

昔のエロゲと言えば、長いプレイ時間を経て没入感が高まり、最高のカタルシスを最後の最後にぶちかまされる、そんな作品に90点が付いたものであるゲームもそうだ。長時間プレイするRPGは食指が伸びない、仮に触れたとしても10時間ギブアップ。本気でコンテンツと向き合うのに気力が必要なのだ


なぜかと考えてみると、コンテンツとの向き合い方が昔と大きく変わってきてしまったことに気づく。

例えば、インターネット。不覚にも、kawangoのdwagnoが作り上げた「ニコニコ動画」は短尺でコンテンツを楽しめる世界観を作り上げた。1本5分~15分程度のユーザークリエイティブ動画が数多く投稿され、それをつまみ食いする時代2007年くらいから始まった。当時はアイマスのXBOX版プレイ動画をただただ見ていた記憶がある。その後に初音ミク東方、まぁニコ動周りは色々とブームが起こっただろう。id3万番台の古参だからたくさん見てきたけど、今はたまにはてブに上がる動画を見るだけである

アニメでいえば10分尺が増えてきた。ややもすれば5分。手軽に見れる極致と言って良いだろう。あいまいみー作品構成は完璧だった。神アニメと言って良い。

デバイススマホ利用がメインユースである。スキマ時間にいじって、Twitterを見たり、ソシャゲのスタミナ消費したり(最近スタミナ系減ったね)、もちろんニコ動Youtube商品宣伝見たりするのも楽しいだろう。若い子ならsnowとかsnapchatとかもあるな。comicoリライフが地味に好きだから、毎週土曜日更新が楽しみだったりするよ。

それが気づくとスキマ時間だけじゃなく、家に帰っても弄っていたりする。これを読んでいる皆もそういうことが何度もあったはずだ。

そうやって俺たちは、気づけば「カジュアルに消費できるコンテンツ」ばかりを楽しみ、それに慣れてしまった。「うわ、これ疲れそう」なんて言いながら積んでいるコンテンツ、皆はないだろうか?俺はある。たくさんある。以前は何を差し置いても、翌日の仕事に差し支えたとしても、徹夜してでも、読む。プレイする。そんなコンテンツが、いまや時間のある時に消費するかと積み積み。

もちろん時間があればいい。気力を振り絞って得られるカタルシスが最高であれば、なお良しだ。ラノベ読んでてよかった、エロゲやっててよかった、この年になっても年1くらいで感じる瞬間だ。

でも、その時間はいつの間にか、生活を縛るカジュアルコンテンツ侵食されてしまっているのが現実であるカロリー計算をした瞬間に、さすがにラーメン二郎は無理、と避けてしまうのは年を取ったからではなく、現代生活カジュアルコンテンツに束縛されているからだと俺は考えている。

そんな中、最近ライトノベルやなろう小説には、カロリーに優しいコンテンツが多い。それが「安定して人気の出る作品であるというのが持論である。(爆発的ヒットではなく、一定数さばけるという意味である)


ポイントは2点である。「期待値を裏切らない」「スキマ時間に読める」

小説はそもそもコンテンツとして消費にかかる時間が長い。ハズレを引いてしまった時の時間的損失は読み手にとってつきまとう課題である。それを解決しているのが、昨今のラノベパッケージである理解している。

表紙、タイトル、帯、あらすじで、中身を想像出来る。そしてそれが期待値とずれないことが重要である。大ドンデン返しみたいな疲れるものはいらない。想像した快楽を得られ、時間というコストに対して最大限のパフォーマンスを出したいのだから。なろうの作品を読む前にタグをチェックして「ハーレム」を探しているそこの君。君だよ君。

そして、ここまで何度も述べているように、カジュアルに読み進められるパッケージとして、なろうの形式は最適化されている。1話あたり5,000~10,000文字の文量は便所でうんこしながらでも読めるだろう。通勤中であれば、2,3話読むことも出来る。区切りもつけやすい。はてブで糞みたいなエントリーを読むのと同じユーザー体験で、自分が好む小説を摂取できるのだ。そりゃあ楽な方楽な方に行きたくなるのが人というものだ。

kawangoの話はラノベのくだりだけはまじで許せなかったが、大筋同意できる意見も書かれている。

まりユーザー自分の好むメディア自分に都合のよい物語を選び始めているということです。もちろん昔から、人々は基本的自分にとって心地よいメディアを選んできたわけですが、まだ選択肢が少なかった。ところが今は、どんどんパーソナライズ化が進んできて、自分が信じたい情報、接したい情報だけが集まってくるようにするということが、ネットを通じてできるようになったということです。

心地よい作品を得たい、これは今に始まった話ではなく昔からそうだ。それを加速したのはネットであり、生活リズムによるものだと俺は考えている。

ジョブスのせいでエロゲをまともに出来なくなったから、あいつは地獄に行けばいいと思う。まぁiPhone7は買ったけどな。


次を作るのがあんたらの役目なのでは?

そうは言っても、先にも述べた通り、コンテンツムーブメントはいつか終わりがくると俺は思っている。あれだけ若いオタクの間で跳梁跋扈した東方ですら空気になりかけ、俺が大好きだったKeyだっていたるんが退社するんだ。時代は流れていく。それはもう人の手では止められるものではない。

その転換点は、代替となる成功体験でしかないだろう。

ブギーポップではじめて感じたライトノベルという時代の到来。雫、痕、ToHeartからはじまったビジュアルノベルの胎動。なろうで形作られた異世界への特異点

生まれ、壊され、生まれ、壊され。その繰り返しの中で、コンテンツは洗練されて進化を続けてきたのだから、今を変えていくのは強烈な快感を与える新しいコンテンツでしかない。

オタクコンテンツトップランナーであるカドカワもといKADOKAWAが、それを担わずして誰が全うするというのか。「努力できる立派な人物主人公だと、読む側が気後れする」だって?まじで言ってんのかあんたは?

そんな下らない仮説を振りかざして、閉じたコンテンツ世界を作り上げるのがあんたらのやりたかったことなのか?違うだろう?

今のライトノベルには面白い作品がたくさんあるぞ。エイルン・ラストコード読んだか?ライトノベルで熱血ロボットとか新しすぎだろ。最高にアガる作品だぞ。正直アニメ微妙だったけど、天鏡のアルデラミンも読んでて震えるわ。風呂敷たたみ始めるの早すぎてちょっとおっちゃん心配だけどな。

あんたの会社社員めっちゃチャレンジしてるんだぞ。わかってんのか?

にも関わらず、トップあんたがその斜に構えた態度でいるとか、作り手とユーザー舐めすぎだろう。看板背負っていることを、どうか自覚してほしい。一度御社ラインナップを洗ってみて、いかに自分の認識がおぽんちなのかを理解してくれ。ラノベ多様性があって素晴らしいものだぞ。

俺はあんたが作ったニコニコ動画という世界にはじめて触れた時、新しい時代の到来を感じたんだ。実際に、2000年台後半はニコ動時代だった。コンテンツのあり方を変えた1つの要因だったことは確かだろう。

サービスでもいい、コンテンツでもいい、もう一度それを作り出すくらいの気概を俺たちユーザーに見せ続けて欲しい。閉じこもった推論だけ振りかざしていたら、そこに未来はなくなってしまうんだから。



どうか。期待しています

2016-09-20

ライトノベル生理的に無理

教室の隅でぶつぶつ独り言言ってるキモい男子のことを思い出して無理

2016-09-01

最近ラノベアニメにおけるファンタジー

ライトノベルのアニメ化作品一覧 - Wikipedia

2010年現在2015年現在
ラノベ原作アニメ129作品34作品
超常要素あり101作品29作品
世界ファンタジー28作品13作品
世界召喚・転生9作品5作品
石鹸枠10作品7作品

※超常要素…現代日本舞台でも「不思議な力」が登場すれば超常要素とみなす

※異世界…「現実とは異なる歴史を歩んだ地球」などは異世界とみなさな

召喚・転生…ゼロ魔問題児OBC・ノゲラGATE・オバロ・グリムガル・このすば・Reゼロの9作品を想定

石鹸枠IS・星刻・剣舞・アブソ・銃皇無尽・禁呪詠唱・落第騎士アスタリスク・神装機竜・ハンドレッド10作品を想定

2016-08-15

フレームワーク思考の幅を限定する

この二人の関係は友人関係恋愛関係か。この小説ライトノベル一般文芸か。アニメを消費するだけの人はオタクオタクでないか

そんな問いは役に立たない。むしろ有害だ。

事前に想定したカテゴリに押し込めて新しくなにかを理解しようとしてもそれは誤った理解しかならない。

これはこれだ、としか言えない。部分的に似ているだけのものと同一視してはならない。

比較表で製品比較なんてできない。

製品・各比較項目の1マスごとに細かい注釈が大量につくため実質的には比較にならない。

散文的にそれぞれの製品の特徴を記述する方がまだいい。

AかBか、で判断するとAでもBでもないものをとりこぼす。

Aならば属性Xを持っているはず。Bならば属性Yを持っているはず。

ならば属性XとYを両方持っていないものは? 当然、AでもBでもない何かだ。

2択を迫られた時点で負け。

事前に想定していなかったものが現れると対処できない。

複雑なものを複雑なものとしてあるがままとらえるしかない。

からないなら分からないとして放っておけばいい。矮小化して分かった気になるよりかはマシだ。

2016-08-08

Kindle Unlimited官能小説祭りだった件

官能小説出版社はそんなに多くないんだけれども、今回のKindle Unlimited対象になっている本が多すぎるのです

 

キルタイムコミュニケーション(出版社)

大人向け官能小説レーベル

既刊数:164冊

Kindle発刊数:132冊

Kindle Unlimited対象数:128冊

 

イチャラブ系エロライトノベルレーベル

既刊数:361冊

Kindle発刊数:307冊

Kindle Unlimited対象数:302冊

 

クッころ系エロライトノベルレーベル

既刊数:398冊

Kindle発刊数:145冊

Kindle Unlimited対象数:115冊

 

ラノベ寄りのエロライトノベルレーベル

既刊数:65冊

Kindle発刊数:65冊

Kindle Unlimited対象数:65冊

全巻対象

 

フランス書院(出版社)

大手萌えエロライトノベルレーベル

既刊数:465冊

Kindle発刊数:355冊

Kindle Unlimited対象数:344冊

 

海王社(出版社)

比較的新しいレーベルジャンル萌えエロラノベ

既刊数:26冊

Kindle発刊数:26冊

Kindle Unlimited対象数:26冊

全巻対象です

 

パラダイム(出版社)

エロゲーノベライズが主

既刊数:240冊

Kindle発刊数:117冊

Kindle Unlimited対象数:25冊

ここは少ないですね

 

自社出版にも手を出した結果のレーベル

既刊数:146冊

Kindle発刊数:52冊

Kindle Unlimited対象数:0冊

対象の本無し。残念ですね

 

エロゲーノベライズが主。ぷちぱら文庫と分けた理由は謎

既刊数:41冊

Kindle発刊数:33

Kindle Unlimited対象数:5冊

 

二見書房(出版社)

官能小説大手

既刊数:?冊

Kindle発刊数:481冊

Kindle Unlimited対象数:0冊

ここも読み放題対象外です。最大手だけに残念

 

まとめ

電子書籍ベットの下にはならないとか言ってた人もいましたが

Kindle Unlimitedエロラノベ系の充実度は異常です

官能小説レーベルは昔から電子でも販売しているところがありましたが、実本より高値販売しており、値下げをしないことが有名でした

それを考えると今回の大盤振る舞いはおかしいと言わざるを得ません

また、一部作家さんが「読み放題対象になるなんて聞いてない」とTwitter言及していることもあり、今後取り下げられる可能性もあります

なにはともあれ、現状では内容の10%まで読むと、購入した場合と同じ配当があるそうなので、読みまくって作者に利益還元するのもありなんじゃないですかね

 

こちらからは以上です

2016-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20160804171358

まあ、言いたいことは分かる。

でもな、こういうナショナリズムを隠したフリして隠せてない作品が受け入れられてしまうのも

ブサヨ含めた個人主義左翼団体が、全然個人主義自由主義じゃないからだろ?

根本的に日本左翼は合ってないし、結局はお国のために死ねっていう消耗品であることをサラリーマンたちは自覚している。

自覚しているがそのトリモチから抜ける力もない。

無理に抜け出そうとすると腹の皮が破けることを知っている。

薄々分かってるからこそそんな自分たちを暗に認めてくれて褒めてくれるシンゴジラが嬉しいんじゃないか

サラリーマンたちのリアル宝くじなんてやってこないんだ、

彼らは「心臓を捧げよ!」って誰かに言ってもらって

それでカッコつけて死ねればいいや、というのが望んでいる着地点なんだ。

未だに特攻精神が根強いのもサラリーマンが国に取っての税収の特攻隊員であり

彼らは自分たちお国のためにガソリン漏れ戦闘機に載ってることも理解している。

からこそ慰めの言葉を誰かに掛けて欲しい、それもできるだけカッコつけてな。

からこれはこの着地で合ってる。

日本には搾取される側の派遣サラリーマンが圧倒的に多いから絶賛されるのは当然。

傷口を舐めてくれるんだから喜ぶに決まってる。

 

庵野エヴァで傷口の舐め方も広げ方も知ってるのでお手の物だったろうな。

 

金のかかった俺ツエー転生系から個性を消して主人公を凡にさせて

日本人」という集合体に置き換えることでターゲットを広くしたライトノベル

1963鉄腕アトム
1963鉄人28号
1963エイトマン
1965ジャングル大帝カラーアニメ
1965オバケのQ太郎ギャグ
1966おそ松くん
1966魔法使いサリー少女向け、魔女っ子
1966ハリスの旋風学園もの
1966ウルトラマン
1968サイボーグ009ヒーローチーム
1968巨人の星劇画スポ根
1968ゲゲゲの鬼太郎妖怪
1969サザエさん
1969ひみつのアッコちゃん
1969アタックNo.1
1969男一匹ガキ大将不良もの
1970あしたのジョー
1971天才バカボン
1971ルパン三世
1971仮面ライダー
1972マジンガーZロボットもの、関連玩具
1972科学忍者隊ガッチャマンタツノコヒーロー
1972海のトリトン
1973キューティーハニー美少女ヒーロー
1973ドラえもん
1974ゲッターロボ変形合体ロボ
1974宇宙戦艦ヤマトアニメブーム
1974アルプスの少女ハイジ
1975フランダースの犬世界名作劇場
1975秘密戦隊ゴレンジャー
1976キャンディ・キャンディ少女漫画
1977ヤッターマン
1978未来少年コナンNHKアニメ
1979機動戦士ガンダム
1981Dr.スランプ アラレちゃんジャンプ
1981うる星やつら
1982超時空要塞マクロス
1982魔法のプリンセス ミンキーモモ
1982宇宙刑事ギャバン
1983キャプテン翼
1983キン肉マン
1983聖戦士ダンバイン
1983装甲騎兵ボトムズ
1984北斗の拳
1984風の谷のナウシカ
1985タッチ
1986聖闘士星矢
1986ドラゴンボール
1988機動警察パトレイバーOVA
1988AKIRA
1988それいけ!アンパンマン
1990ちびまる子ちゃん
1990NG騎士ラムネ&40
1990ロードス島戦記
1992美少女戦士セーラームーン
1992幽☆遊☆白書
1992天地無用!
1992クレヨンしんちゃん
1993SLAM DUNK
1993無責任艦長タイラーライトノベル
1995新世紀エヴァンゲリオン
1995スレイヤーズ
1995GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
1996名探偵コナン
1996爆走兄弟レッツ&ゴー!!
1996エルフを狩るモノたち深夜アニメ
1997ポケットモンスター
1998カードキャプターさくら
1998カウボーイビバップ
1999ONE PIECE
1999おジャ魔女どれみ
2001千と千尋の神隠し
2002機動戦士ガンダムSEED
2002NARUTO -ナルト-
2004ふたりはプリキュア
2006涼宮ハルヒの憂鬱
2006コードギアス 反逆のルルーシュ
2007らき☆すた
2009けいおん!
2009化物語
2011魔法少女まどか☆マギカ
2013進撃の巨人
2014妖怪ウォッチ

2016-08-03

ワナビの中で一人称視点評価が異常に低いのはなぜか

ラノベをあまり評価しない人にたちの発言を見ていると


ライトノベル一人称ばかり」

一人称は低レベル


というようなよくわからない発言をしばしば見る。

なんだかわからんがとにかく一人称視点に対する評価が著しく低い。

別に自分一人称からレベルだとも思わないんだけど、元ネタがどこから来たのかわからない。

何か有名な評論家とかが流行らせた概念なんだろうか?

2016-07-31

妄想スキル


妄想スキルがどんどんあがっていく…。

ライトノベルにはまりそうでやばい

私の生活にはラノベなんて言葉無関係だったのに、ボキャブラリーに追加されてしまった。ライトノベル検索したのにラノベがヒットして、あぁ…って気づくレベルだった。

ちょっと落ち着く(今)までの流れを書かせてもらう。


絵が好みな漫画を読んでみた。

発売されている分は買ってしまった。

続きが気になって仕方ない。あ、ライトノベル

結構続いてるやん…。

読書苦手な私にとってはハリポタもしくはワンピースレベル

でも確実に幼き頃のハリポタのように徹夜して読み切るに違いない。

ブックオフへ行く。一冊だけあった。

でも私は続きが読みたいんじゃー‼︎

図書館ー‼︎⁉︎

あ、私住民票移してないけど借りれるんかな…。

免許証ってどうやって住所変えるんだ⁇

そういえば地元図書館ライトノベルコーナーがあった‼︎‼︎

よし、お盆図書館のために実家へ帰るか。

あ、検索してみたらないだとー⁈

カード持ってる隣の県の図書館は…行ったことないところにはあるなぁ遠い。

4月から住んでるこちらの県の図書館はどうだ⁈

地元の隣の県の図書館同様、2つの図書館が持っているようだ‼︎

だがしかし‼︎ 全部予約中もしくは配送中だと⁈

え、何?今時の図書館配送なの⁇

えー買う〜?

ブックオフめぐりする〜??

という感じです。

ひとつライトノベル住民票を移すことや、実家に帰ることにつながりかけました。数年ぶりの2度目ではてなに書いてしまった。

そういうことです。





明日から8月ですね…

新しい生活をしたいと思います

妄想スキル

妄想スキルがどんどんあがっていく…。

ライトノベルにはまりそうでやばい

私の生活にはラノベなんて言葉無関係だったのに、ボキャブラリーに追加されてしまった。ライトノベル検索したのにラノベがヒットして、あぁ…って気づくレベルだった。

ちょっと落ち着く(今)までの流れを書かせてもらう。


絵が好みな漫画を読んでみた。

発売されている分は買ってしまった。

続きが気になって仕方ない。あ、ライトノベル

結構続いてるやん…。

読書苦手な私にとってはハリポタもしくはワンピースレベル

でも確実に幼き頃のハリポタのように徹夜して読み切るに違いない。

ブックオフへ行く。一冊だけあった。

でも私は続きが読みたいんじゃー‼︎

図書館ー‼︎⁉︎

あ、私住民票移してないけど借りれるんかな…。

免許証ってどうやって住所変えるんだ⁇

そういえば地元図書館ライトノベルコーナーがあった‼︎‼︎

よし、お盆図書館のために実家へ帰るか。

あ、検索してみたらないだとー⁈

カード持ってる隣の県の図書館は…行ったことないところにはあるなぁ遠い。

4月から住んでるこちらの県の図書館はどうだ⁈

地元の隣の県の図書館同様、2つの図書館が持っているようだ‼︎

だがしかし‼︎ 全部予約中もしくは配送中だと⁈

え、何?今時の図書館配送なの⁇

えー買う〜?

ブックオフめぐりする〜??

という感じです。

ひとつライトノベル住民票を移すことや、実家に帰ることにつながりかけました。数年ぶりの2度目ではてなに書いてしまった。

そういうことです。





明日から8月ですね…

新しい生活をしたいと思います

2016-07-12

やる夫スレ」の紹介

皆さん、こんにちは。今回は「やる夫スレ」を紹介したいと思います

やる夫スレを読むのは私の数少ない日課の一つです。皆さんとやる夫スレの素晴らしさを共有するのが今回の記事目標です。

やる夫スレとは

さて、やる夫スレは、創作形態一種です。現在、恐らく10年程度の歴史があります

やる夫スレは、漫画に近い表現形態で、絵と文字(主に台詞から成ります。その性質物語が多くなりますが、漫画と同様、学ぶ系(学習漫画のように絵や登場人物の会話などを通してある事柄について紹介するやる夫スレ)というジャンルもあります

ただし、絵といっても、普段皆さんが目にする絵師が描いたようなものではなく、アスキーアートです。

アスキーアートとは、文字を組み合わせて絵を表現したものです。anondではうまくアスキーアートを貼れなかったので、実際のアスキーアートがどんな感じか知りたい人は後で適当やる夫スレを読んでみてください(この記事最後で紹介します)。

なぜアスキーアートなのかというと、主に2つの理由があります

まず第一に、やる夫スレは「掲示板」の上で公開されるものであるという点です。10年くらい前には色々な個人サイト掲示板がありましたね。あれです。掲示板は、文字しか書き込めないので、絵を表現しようとすればアスキーアートを用いるしかありません。今の時代掲示板特にアスキーアートというと、「2ちゃんねる」を思い浮かべる人も減ってきているのでしょうか。やる夫スレ2ちゃんねる発祥といっても恐らく間違いではないでしょうが、さまざまな経緯があり、現在2ちゃんねるとはある程度独立し、やる夫スレ専用の掲示板がいくつも運営されています。ですから、「やる夫スレ2ちゃんねる」というような誤解はしないでもらえると幸いです。

もう一つの理由単純明快です。自分で絵を描けなくても漫画のような表現ができるからです。アスキーアートは多く存在し、また職人によって日々生産されていますアスキーアートやる夫スレ作者のためにデータベース化されており、作者は膨大な数のアスキーアート自由に使うことができますアスキーアートというとキャラクターという印象が強いですが、その他にも背景・効果などさまざまな種類のアスキーアート存在しています

アスキーアートには元になる絵があり、そこからアスキーアートが作られる場合が多いです。従って、オリジナルキャラクターは(2ちゃんねる発祥のものを除けば)ほとんど無く、アニメ漫画の登場キャラクター実在人物、その他のアスキーアートがよく利用されますキャラクターの設定はやる夫スレによって様々ですが、性格などは、出典の作品にひきずられることが多いようです。そのほうが違和感がありませんからね。逆に、動かして違和感のないキャラクターやる夫スレの配役に抜擢するということが行われているようです。

ちなみに、「やる夫スレ」という名前ですが、これは初期のやる夫スレにおいて「やる夫」というキャラクター主人公として抜擢されることが非常に多かったことに由来します。現在でも、やる夫主人公とするスレは多く存在します。

また、「ゴブリンスレイヤー」というライトノベルをご存知でしょうか。実はあの作品は、もともとやる夫スレとして連載されていたものを作者が小説アレンジして出版されたものです。非常に珍しい例であると言えるでしょう。

やる夫スレの分類

やる夫スレとはどんなものか分かっていただけたでしょうか。興味を持った、実際に読んでみたいという方もいるでしょう(いると嬉しいな)。この記事最後で紹介しますのでお楽しみに。

やる夫スレはいくつかに分類することができます。例えば、連載の規模に応じて短編長編などと言います。1回の投下(=掲示板作品投稿すること)で終わる読み切りのものから、1年以上にわたって連載される長編作品まであります。長期連載の場合、どのようなペースで投下が行われるかは作者次第です。毎日投下を行う作者もいれば、1週間に1回という作者もいます。また、1回の投下時間も数十分から時間まで幅があります。(漫画で言うと、1回の投下時間が長いということは1回の掲載のページ数が多いことに相当します。)

また、特筆すべきやる夫スレ形態として「安価スレ」というものがあります。これは、読者参加型のやる夫スレです。

掲示板というのは、本来誰でも書き込めるものです。従って、やる夫スレが投下されている所には作者以外の人も書き込むことができます。これにより、投下中でも読者の合いの手が入るのもやる夫スレの特徴の1つです。

これを利用して、物語に読者が参加できるようにしたのが安価スレです。

具体的には、物語において選択肢が発生したとき、どの選択肢を選ぶかを読者に指定させます自由記述場合もあります)。例えば、「安価下5」などのように指定されます。これは、そのレス(=掲示板における書き込みの1単位)の5つ後に書き込まれレス意見採用するということです。安価スレは、作者がゲームマスターとなり、ゲーム性の高いやる夫スレ演出することができます安価をうまく捌いて物語を進行させるのは作者の腕の見せどころです。また、やる夫スレ用の掲示板にはダイス機能があり、これもさらゲーム性を高めるのに一役買っています

ただ、安価スレ問題点として、読者同士で意見割れ喧嘩になる、リアルタイムで観ている読者が少ないと進行できない、おかし選択肢ばかり選ぶ読者の存在などが挙げられます最近では、これらを克服するために「あんこスレ」という派生系のやる夫スレ執筆する人もいます

これは、読者に意見を求める代わりに、予め複数選択肢を作者が用意しておき、前述のダイス機能によりその場で選択肢を選ぶという方式です。この方式では、読者が介在しないためやる夫スレが安定し、かつ意外性や作者のアドリブ力などを楽しむことができるというメリットがあります

まとめブログ

やる夫スレをまとめるブログというのも存在します。これは、掲示板投稿されたやる夫スレを見やすくまとめて掲載しているブログです。まとめブログというと、いわゆる「アフィ」や「パクリブログ」として叩かれている印象が強いですが(そして、やる夫スレのまとめブログにも大抵広告はありますが)、やる夫スレの界隈においては少し事情が違います

悪徳ブログもあるとはいえ、やる夫スレの作者および掲示板まとめブログは概ね良好な関係を築いています。筆者も、やる夫スレ基本的まとめブログで読んでいます

まとめブログ存在掲示板側にとってメリットとなる点もあります。それは主に、まとめブログは「一見さん」が掲示板流入するのを水際で防いでいるという点です。これについては次の記事が詳しいです。元スレについて - このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか?

要約すると、実際にやる夫掲示板に参加するにはいくつか注意すべき点や独自マナーがあるということです。そのようなものを守る気が無い人が掲示板流入するのはとても困りますまとめブログ掲示板をそのことから守っているという面もあるのです。

皆さんも、やる夫スレを読むならまずまとめブログから始めることをおすすめします。慣れてきてやる夫スレ(主に安価スレ)に参加したくなったら、掲示板ルールなどをよく調べてみましょう。特に専ブラ(=専用ブラウザやる夫掲示板を閲覧するための専用のツール)の導入は強く強く推奨します。

読んでみよう

それでは実際に読んでみましょう。

やるリンク改

これは最近できたアンテナサイトです。すごくアフィっぽくて嫌かもしれませんが、よく見るとリンクは全部やる夫スレのまとめブログです。タイトルを見て気になった作品があったら読んでみてください。続き物が多いですが、単発読み切り作品もあります。続き物は大抵タイトルに話数が入っています。パッと見でよさそうと思ったら一話から読むことをおすすめします。まとめブログなので、カテゴリ別などで分かりやすくまとまっているはずです。

以上でやる夫スレの紹介は終わりです。お読みいただきありがとうございました。

やる夫スレに少しでも興味を持っていただければ幸いです。

ハイファンタジー」の定義をめぐる問題

小説家になろう」のジャンル再編の影響で、「ハイファンタジー/ローファンタジー」の定義について議論になっている。

http://syosetu.com/teaser/genre/

問題の原因は、「ハイファンタジー」の定義が、異世界舞台としたファンタジー異世界歴史文化が作りこまれ重厚ファンタジーとに分裂している点にある。特に後者定義採用している人物が、Web小説ライトノベルファンタジーを指して「あんものハイファンタジーではない」と発言し、周囲の反発を招くことが多い。以下、便宜的に前者を「舞台」派、後者を「重厚」派と呼ぶ。

まずは「小説家になろう」の定義を見てみよう。ジャンル改編に際しての説明の中で、「なろう」の運営は「ハイファンタジー」を以下のように定義している。

ハイファンタジー

現実世界とは異なる世界を主な舞台とした小説

ローファンタジー

現実世界に近しい世界ファンタジー要素を取り入れた小説

まり舞台」派である異世界転移系の扱いについて当初は混乱があったが、「主な舞台」が異世界であれば、異世界転移系でもハイファンタジーに分類するのが、「なろう」基準では妥当だと思われる(実際に多くの作品がそう分類されている)。

次にWikipediaを参照しよう。

ハイファンタジー (High Fantasy) は、ファンタジーサブジャンルの1つ。「異世界ファンタジー」と呼ばれる事もある。

独自世界観や歴史もつ架空世界異世界)を主な舞台とし、現実世界(の直線的な歴史風俗)とはかかわりが薄いのが特徴の物語で、ロー・ファンタジーと対比して使われる語句である。明確な定義ではないが、

どうやら「舞台」派の定義採用されているようである

ただし続けて、

本稿では主にハードファンタジー視点とした内容を記述する。

として、「その世界に生きる者や世界の成り立ちそのものから作られている」「作品傾向としては重厚」「シリアストーンで進行する」「叙事詩エピック)的である」「勢力の壮大な対抗をテーマとする」などの特徴が挙げられている。「重厚」派にも配慮した記述と言えよう。また、異世界転移系は基本的にはハイファンタジーに含めるが、ときに分類されないことがあるとも書かれている。

英語版Wikipediaも見てみよう。筆者に英語力は皆無なので誤訳もあろうかと思うがご容赦願いたい。

High fantasy is defined as fantasy set in an alternative, fictional ("secondary") world, rather than "the real", or "primary" world. The secondary world is usually internally consistent, but its rules differ from those of the primary world. By contrast, low fantasy is characterized by being set in the primary, or "real" world, or a rational and familiar fictional world, with the inclusion of magical elements.

ハイファンタジーは「現実世界」とは異なるもう一つの架空世界を描いたファンタジーとして定義される。異世界の内側には一貫した法則性存在するが、それは現実世界のものとは異なっている。対照的にローファンタジーは、現実か、もしくは現実に近い架空世界の中に、魔法的な要素が内包されるという点で特徴づけられる。

やはり「舞台」派である

ハイファンタジーにしばしば含まれる特徴的な要素として、「特別な才能を持った主人公」「ビルドゥングスロマン」「善と悪の対決」「エルフドワーフゴブリンドラゴンなどの種族」「魔法使い」「人工言語」などが挙げられている。

また、「異世界召喚ものであるナルニア国物語』は、こちらでもハイファンタジーに分類されている。

重厚」派の一部には、「エルフゴブリンが出てくるようなゲーム的なファンタジーは(始祖たる指輪物語を除いては)ハイファンタジーとは言えない」とか、「善なる英雄が悪を倒すというようなファンタジー(いわゆるヒロイックファンタジー)はハイファンタジーではない」とする者たちも存在するが、英語版Wikipedia記述は彼らの主張とは異なるように思われる。

ローファンタジーの項目では、

The word "low" refers to the level of prominence of traditional fantasy elements within the work, and is not any sort of remark on the work's quality.

「ロー」という言葉は、作品内における昔ながらのファンタジー要素の度合いについて語っているもので、作品品質についてのことではない。

などとわざわざ書かれていることにも触れておこう。

ちなみに英語版Wikipediaが「High Fantasy」の命名者として指定しているLloyd Alexanderのエッセイ『High Fantasy and Heroic Romance』(1971)はこちら。

The Horn Book

In modern literature, one form that draws most directly from the fountainhead of mythology, and does it consciously and deliberately, is the heroic romance, which is a form of high fantasy.

現代文学において、神話という水源から最も直接的に流れを汲んだ一つの形態として、それは意識的かつ意図的ものだが、ハイファンタジーの一形態であるヒロイックロマンスがある。

微妙に訳しづらいのだが、要するに「神話を源流とするヒロイックロマンスハイファンタジーの一形態である」としてしまってよいのか。

さらヒロイックロマンスで高い評価を得ている作家として、『世界のかなたの森』のウィリアム・モリス、『ペガーナの神々』のロード・ダンセイニ、『ウロボロス』のエリック・エディスン、『マニュエル伝』のジェームスブランチ・キャベル、『ナルニア国物語』のC・S・ルイス、『永遠の王』のT・H・ホワイト、そして『指輪物語』のJ・R・R・トールキンらの名前が挙がっている。

ハイファンタジー定義を具体的に説明している箇所は無く、あまり参考にならないような気がする。

実際に「ハイ異世界」「ロー=現実世界」が明確に定義された最初期の例としては、R.H.BoyerとK.J.Zahorskiによって編纂された『Dark imaginings』(1978)の序文がある。

Dark imaginings: a collection of Gothic fantasy - Google ブックス

Dark Imaginings is also unique in bringing together two distinct types of fantasy under one cover: High Fantasy with its imaginary, secondary worlds and Low Fantasy with its realistic primary world.

想像上の異世界を扱ったハイファンタジーと、現実的なこの世界を扱ったローファンタジーという、二つの異なるファンタジー類型を一冊にまとめている点もDark Imaginingsの特徴です。

これで少なくとも「舞台」派の用法が、ごく最近になって現れたものではないということが分かる。

もちろん、これをもって「重厚」派が完全に否定されるわけではない。

昔は「異世界舞台にする」といえば「異世界歴史文化を作り込む」のがほとんど自明だったのだろうし、また現在ほどの多様なファンタジー形式を想定していたとも思えない。

ただ、とにもかくにも現代においては「ハイ異世界」「ロー=現実世界」という区分けのほうが、より明確で、より普及し、より平和であることは間違いない。

追記

ハイファンタジー」「異世界ファンタジー」を巡る問題についてはこちらも参照のこと。

『ロードス島戦記』は異世界ファンタジーではない……のかもしれない。 - 限界中年生存日記(仮)

追記2。

異世界召喚もの」についてもう少し言及しておく。

舞台」派を採用するならば、多くの「なろう」系作品ハイファンタジー問題ないと思われる。

多くの場合ナルニアハイファンタジーに分類されるのであるし、主人公知識現実に由来するものであっても、作品舞台異世界であることは紛れもない事実からだ。

ただし「異世界かどうか」の判断は実のところ難しい。

たとえば、ハイファンタジー代表格たる『指輪物語』の世界は、現実地球古代の姿であることが明言されている。

ハリー・ポッターシリーズホグワーツ魔法魔術学校は、まるで異世界のように描かれつつも、設定では「イギリスのどこかにある」とされる。

深く考えるほど、異世界舞台にしているか現実世界舞台にしているか判断するのは困難となる。

2016-07-06

しろ何で純文学挿絵を付けないの?

古来、書物挿絵が入るのは当然だった。

古典文学はもちろん、歴史書科学書、聖書にいたるまで挿絵はついていたし、中世になって印刷革命が起こるとその傾向はさらに加速した。

日本においても、王朝文学や軍記物には絵巻があったし、江戸時代読本にも浮世絵師イラストを添えていた。明治以降読本も同じく。

現代では、新聞雑誌連載小説にはたいてい挿絵が付いているし、また言うまでもなくライトノベルが勢力を拡大してきている。

こうしてみると挿絵をまったく入れないほうが例外的に感じるほどで、「なぜライトノベルには挿絵が入るのか」よりも「なぜ(純)文学には挿絵が入らないのか」を考えたほうが良いのではないかと思えてくる。

なんで?

2016-06-23

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.ライトノベルは、なぜああい文体が多いのでしょうか。

その界隈で精通している人たちですら、ライトノベル定義にブレがあるしね。

そんな状態のものに、私がとやかく言えることはないぞ。

ただ、それでも言えることがあるならば、表面的な表現手法について批判することに意味はないということくらいだ。

極端だけど、短歌に対して「短い」なんて普通は言わないだろ?

版型が変わればデザインだって変わる、ということだ。

フォントなり行間なり、紙媒体がどうかでも違ってくるだろう。

昔の長編小説をそのままの文章構成で、スマホ(フォ)のような別の媒体で読むとしたら、内容の良さに関わらず大分きついだろう。

から、「小説」と「ライトノベル」は同じ読み物だけれども、厳密には違うのさ。

焼きそばカップ焼きそば関係といえばいいのかな。

ライトノベルの「ライト」が何を指しているかにもよるが、売り手が狙っている主な層は、様々な文学に慣れ親しんだ層ではないのだろう。

であるなら、そこで紡がれるのは活字への抵抗感を考慮した「ライト」なものになるのは自然の流れではないだろうか。

表現手法最適化とは、媒体マーケティングによっても変わる。

もちろん例外はあるのだろうけれど、イレギュラー反論材料としては弱いしな。

読者層が様々なのは分かるが、子供向け番組を観る「大きなお友達」みたいなもので。

彼らがウケることをやることもある、けれどそれは副次的ものであって、メインターゲットは別なわけだな。

賞をとったものの中にはきつい出来のものが多々あり、理解に苦しんだ時期もあったが今はそう思い込むことにしている。

媒体考慮した表面的な手法文体などはそもそも評価対象ではないので、批判対象にならないというのが私の答えだ。

まあ、賞賛対象にもならないということでもあるが。

だが、そんな君にオススメしたい作品がある。

私が書いた、「死んだ日本で生きる私」だ。

ゾンビ蔓延って社会が全く機能しなくなった日本一人暮らしをしている青年が、毎日をよりよく生きようとする日常モノとなっている。

似ている設定で「地球最後の男」があるが、あちらと比較してブラックコメディ寄りな作風と、ブログみたいなノリで書かれる主人公の心情と独白がウリだ。

ライトノベルでありながら、“昔の文学を読んでいるような”気分に浸れること請け合いだぞ。

2016-06-22

恋姫†無双百花繚乱 SAMURAI GIRLS戦国乙女~桃色パラドックス~、戦国コレクション (それぞれアニメ)の放送を見る前の第一印象は軽薄な萌えエロしか頼れないつまらないアニメになりそうというものだった。

蓋を開けてみると、それらが全て良作や名作でいい意味で驚いた。


それらの中でも戦国乙女戦国コレクションはそれぞれパチンコソーシャルゲーム原作としていて、キャラクターデザインはともかく、ストーリー的にはまともな原作を持たないに近い作品でありオリジナルストーリーだったので不安が大きかった。

ただ可愛いキャラが出てきそうだからチェックしとこうという程度で見たが、内容も楽しめる作品になった。

一方で恋姫†無双シリーズも、原作エロゲーでちゃんとストーリーがあるのだが、アニメの設定やストーリー的にはオリジナル要素が強い。

原作には当然いる男性主人公を登場させずにアニメ化してしまったことによって恋愛ネタ排除した女性キャラ中心のお色気とコメディ満載のオリジナルストーリーとなり、ただでさえ三国志武将女体化しまくるという一発芸的ネタが売りの作品であるため、普通に考えたらこ原作の弄り方はまずいことになると予感するが、それが意外と上手いことハマって人気を博して3期まで制作されたのだった。


その戦国乙女(2011年4月~)と恋姫†無双(2008年7月~・2009年2010年)のシリーズ構成担当したのがそれぞれ待田堂子雑破業だった。

そしてその2人が共に脚本として参加して21世紀代表する作品といえるぐらいの名作となったのが戦国コレクション(2012年4月~)であり、なんとなく因縁を感じさせる。

戦国コレクションストーリーの下敷きには古今東西の名作映画等が使われていて、元ネタを上手いこと料理し落とし込んでいて痛快である

それでいてキャラクター描写おざなりなわけではなく、キャラクターの魅力もしっかり引き出されている。

最終的にもシリーズ全体を踏まえてのカタルシスが得られながら、心地良い余韻の残るストーリーで締められていて言うことがない出来。

さらTV放映時は最終話の後の原作CMキャラの掛け合いが本編の続きのような感じがあり、合わせて楽しかった。

よくある感涙という形ではなく作品への満足感に満たされる形での感動がそこにはあった。


百花繚乱シリーズ(2010年10月~・2013年)も原作は一応ライトノベルなのだが、出版社創業記念メディアミックス企画原作アニメではストーリー部分の設定は全く異なるらしい。

内容的にはアニメ版恋姫†無双戦国乙女戦国コレクションと違って男性主人公を中心としたハーレムラブコメ作品である

そうなると例によって雑な萌えアニメになりそうという不安が募るのだが、

結果的には主人公が珍しく好感の持てる有能男主人公だったこともあり、名作に仕上がってしまった。

ついでに、メインヒロイン勢に主役級豪華声優ばかり起用されていることもあって、ただキャラを騒がせてるだけでも華があった。


そうして見て行くと、当初なんとなく地雷臭がしていた安易武将美少女化系作品だが、逆に名作率が限りなく高いことが分かる。

しろ武将美少女化系萌えアニメは期待できる、という法則が出来上がりつつあったのだが、逆に一番しっかりとした原作が付いていて、比較的まともな作品になりそうな雰囲気最初から漂わせていた織田信奈の野望(2012年7月~)が一番微妙になってしまった。

上記の作品に比べるとアレンジは多少穏やかなのではとは思うが、原作をかなり改変されて原作の魅力を消されてしまったようだ。

シリーズ構成担当したのが、SHUFFLE!みなみけ~おかわり~、RAIL WARS!ISUCAという歴史に残る原作レイプ作品群に構成として関わり続けてきた鈴木雅詞だけに、原作を知らなくても織田信奈は被害者になったのだろうという推測が簡単にできてしまう…。


恋姫†無双シリーズシリーズ構成で、戦国コレクションにもメイン脚本で関わった雑破業は、基本的前評判の高い作品にはあまり関わらないながらも原作の魅力を引き出しつつ原作を壊さない程度にオリジナル要素も加えて名作に仕上げる天才という印象だ。

0点にも100点にもなれるが並の脚本家なら40点以下にしかならない作品を高確率で80点以上に仕上げるので魔術師のようだ。

特にギャグ系やお色気ラブコメ系が得意なようで、原作は悪くないのに微妙な出来に終わってしまったラブコメ原作アニメエロゲー原作アニメは、彼を構成に据えてリメイクしたら名作になるのでは…と思ったりする。

2016-06-16

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.ライトノベルって何ですか。

カップ焼きそばだよ。

「焼いてないじゃん!」なんて、いちいち思わないだろ?

Q.もしカップ焼きそば焼きそばと同じものとして扱ったり、逆に焼きそばがカップだと主張した場合、僕たちはどう扱えばいいのでしょうか。

そんなこと私は知らんよ。

それでも答えるなら、君の個としての価値観と、環境によって変動する価値観対象のもの価値をそれぞれ秤にかけるといい。

その上で納得できる答えを君が導き出せば、それが真実だ(少なくとも君にとっては)。

まあ、このテの一番の問題は、作り手である当人すら自分の作ったもの焼きそばカップ焼きそばか、実のところよく分かっていないせいだと私は思っているがね。

作り手すら焼きそばか、カップ焼きそばかで持て余しているような代物を、正しく判断できるわけがないだろう。

2016-06-04

ラノベエロゲ(とマンガ)の年表

ラノベとエロゲの歴史的関係 - Togetterまとめを受けて、富士見ファンタジア文庫テレビアニメ化作品をベースに、マイルストーン的にラノベエロゲギャルゲ)、ラブコメ漫画を並べたものです。あくまラノベが軸です。太字は富士見Fから刊行されている作品

追記:あとからいろいろ追加したり変更したりしていますスマホの人はページの最下部にある「PC版」というリンククリックしてください。発売月まではちょっと面倒なので。すみません

ラノベゲームマンガ備考
1988ロードス島戦記   
   ああっ女神さまっ 
1989無責任艦長タイラー   
  ドラゴンナイト  
   電影少女 
1990スレイヤーズ   
1991 プリンセスメーカー  
1992天地無用!  初出はOVA、のち小説
  同級生 エロゲにおけるドラマ性の強化
1993魔法戦士リウイ   
 それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ   
1994魔術士オーフェン   
 セイバーマリオネットJ  メディアミックス企画あかほりさとる
  ときめきメモリアル  
1995 同級生2  
  EVE burst error  
1996  ビジュアルノベル形式
  サクラ大戦  
  トゥルー・ラブストーリー  
1997召喚教師リアルバウトハイスクール   
  To Heart  
1998ブギーポップは笑わない   
 僕の血を吸わないで  ラブコメラノベ草分け
 マリア様がみてる   
 フルメタル・パニック!   
  ONE輝く季節へ 泣きゲー
  センチメンタルグラフティ  
   ラブひな 
1999スクラップド・プリンセス   
 ザ・サード   
 シスター・プリンセス  元は誌上企画、のちゲーム化・アニメ化など
  Kanon  
  加奈いもうと 山田一田中ロミオ
2000まぶらほ  富士見Fのラブコメ代表
  月姫 同人エロゲ奈須きのこ
  AIR  
  Phantom 虚淵玄
  カナリア ヤマグチノボル桑島由一
2001天国に涙はいらない  エロゲの影響を受けていると評される
 NHKにようこそ!  作中でエロゲ作りに励むなどする
  君が望む永遠  
2002戯言シリーズ  西尾維新デビュー
 伝説の勇者の伝説   
 風の聖痕   
  ひぐらしのなく頃に 同人ゲーム
   いちご100% 
2003涼宮ハルヒの憂鬱  2006年アニメ化され大ヒット
 ROOM NO.1301  複数ヒロインセックスする青春恋愛ラノベ
   魔法先生ネギま!ハリー・ポッター(1997)
2004ゼロの使い魔  作者のヤマグチノボルエロゲ出身
 とある魔術の禁書目録   
 乃木坂春香の秘密  オタク趣味を隠しているヒロインラブコメ
 BLACK BLOOD BROTHERS   
 ご愁傷さま二ノ宮くん   
 デビル17  セックスバイオレンスが特徴
  CLANNAD  
  Fate/stay night  
  ToHeart2  
   ハヤテのごとく!ノベライズは「まぶらほ」の築地俊彦担当
2005化物語   
 初恋マジカルブリッツ  セックス描写のあるハーレムラブコメ
 かのこん  MF文庫J萌えラブコメ路線
  つよきす  
  School Days  
2006とらドラ!  作者の竹宮ゆゆこエロゲ出身
 鋼殻のレギオス   
  マブラヴ オルタネイティヴ  
  キミキス トゥルー・ラブストーリー」のスタッフ
   To LOVEる 
2007人類は衰退しました  作者の田中ロミオエロゲ出身
  リトルバスターズ!  
2008俺の妹がこんなに可愛いわけがない  ヒロインである妹がエロゲーマー
 生徒会の一存  主人公エロゲーマー
 ハイスクールDxD  エロい
 いつか天魔の黒ウサギ   
   神のみぞ知るセカイ主人公ギャルゲーマー
2009IS〈インフィニット・ストラトス〉  作者の弓弦イズルエロゲ出身
 ソードアート・オンライン  Web版の連載は2002年から
 僕は友達が少ない   
 これはゾンビですか?   
  ラブプラス  
  STEINS;GATE  
2010だから僕は、Hができない。  作者の橘ぱんがエロゲ出身
 東京レイヴンズ   
  WHITE ALBUM2 丸戸史明
2011魔法科高校の劣等生  Web版の連載は2008年から
 デート・ア・ライブ   
   ニセコイ 
2012冴えない彼女の育てかた  作者の丸戸史明エロゲ出身
2013甘城ブリリアントパーク   

単純に「有名なラノベ」「有名なエロゲ」を知りたいなら他のリストを見てください。

ライトノベルのアニメ化作品一覧 - Wikipedia

統計表 ゲーム中央値/平均値順 ErogameScape-エロゲー批評空間-

エロゲが原作のアニメ作品の一覧とは (エロゲガゲンサクノアニメサクヒンノイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

2016-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20160525152104

とっかかりとして投資のこと全然意識してなかった人間にとっては一番リスクが少ないしコスパいいという話をしてるんだけど

勉強が最強だと思わないと意見するなら勉強以上にコスパのいい投資先を挙げてからにしてくれよ。

ビジネス書を何冊も読むのは投資から切り離せない投資先の失敗=リスクでしょ。

そのリスクは株で失敗するより大きいのか?

君本当に勉強してるのか?

もし君が適当なことを言ってるとしたら返しに

投資先のコスパのいい悪いなんて人それぞれだから」と言い出すだろうけど

最初からして不特定多数に向けての節約=賢いの疑問をテーマにしているからいきなり個人という超ミクロに突っ込むのは無しな。

 

ビジネス書を読みまくって満足してるやつは最初から勉強して自分投資してる気はないよ。

俺最強系のライトノベル読んで満足してるのと何も変わらないか投資の失敗例として挙げるのも間違ってる。

彼ら自己啓発系おじさんは強くなった気になりたいだけであり、勉強を積み重ねるつもりは無い。

2016-05-24

[]

天鏡のアルデラミンの八巻と九巻を読んだ。一部完結時の流れを組んでるからか、比較的重たい話が続いていた。でも九巻の終わりで少し光が差してきたのでほっとした。

八巻は前巻から二年経った状況と人物紹介が主な内容だったので、あんまり内面踏み込むことのもなく平坦な物語になっていた印象。とは言え個人的ライトノベル理想形とでも云うべき読みやすさと物語を併せ持っていたので、可もなく不可もなく優等生小説になっていたと思う。ただ、眠れる子が彼女だったのには少々閉口したなあ。内容的に主人公一行は随分とつらい目にあっているのに、ここに来てまたそれかああって感じ。暗澹たる気持ちになった。始めにも書いたけど、重たいムードで進む内容だったから一層堪えた。

重たい雰囲気は九巻になると更に顕著で、状況がどんどんどんどん悪くなっていく。立花勇者を読んでた時もそうだったけど、主人公サイドが敵の術中に嵌っているのに気が付かないまま事態悪化していく様子が描かれると、サビを噛んでるような気分になる。敵方意図描写されつつ、作中の登場人物認識できずに窮地に陥るパターンは、自分には合わないんだと思う。はじめてのおつかいとか、目に見えてトラブルにあるのが分かっているのに見守ることしかできないのって、苦痛に感じてしまうんだなあ。後々のカタルシスのためだとは理解しつつもどうしても苦手だ。

登場人物の思いがそれぞれにちゃんと描かれていてよかった。みんな重荷を背負いながら歩いている感じで、大変だなあって思う。争いなんて無いほうがいいよ、やっぱり。平和が一番。ラブアンドピース。狐は許さないけどね。

とにもかくにもイクタくん頑張れ。まじ頑張れ。九巻の終わりがとっても熱くて、感動的で、十巻への期待が高まる内容でした。親父たちが本当に格好いい。

2016-05-23

近所付き合いが嫌いな自分家族晒し物にする連中と出会った

近所付き合いが嫌いだ。田舎に帰るとよく言われるだれそれが結婚したとか、あそこの家の息子はロクデナシだとかどうでもいい。

他所の家の事情なんてどうでもいい。金にもならないのによくそんなどうでもいい話題考える暇があるなと思う。

そんな自分が見ている投稿サービスで「ストリエ」というのがある。

スマホ意識しての「縦読み」に特化したUIで一部の人が見ると爆笑するか胸が痛くなるかもしれない。自分後者だ。

基本はユーザー投稿だが、ライトノベルレーベル提携して無料配信しているがやっぱり苦戦しているらしい。

最近露骨勧誘をしているようでアメブロやらライブドアやらtwitterやらなんでもかんでも引っ張っている。

残念ながらはてなユーザーは見つからなかった。

その中に家族を題材にしたブロガー連中がいた。どうも大量に引きいれたらしくエッセイ特集と銘打ち取り上げまくっている。

最初に書いた通りでそういったものも嫌いだが大衆に受けているのだから何かしら面白いところがあるのだろうと思って挑戦してみた。

一人目

自閉症の子供を育てているらしい。そこそこ読めたが別にドラマチックな展開も無いので2つくらい読んで飽きた。

調べたらそれなりにアンチがついているらしく炎上していた。

障害持ちの子供を晒し上げにするからこうなる。

二人目

二世住宅暮らしてる嫁のブログの再掲。やっぱり調べたら姑がボケたり死んだりしてた。

そんな状態人間使ってよくマンガ描いたりできるなと思った。

三人目

普通の子育て日記子供が喋ったとかどうとかで記事書いてる。それだけ。

四人目

同上。年の差兄妹なのが特徴らしい。一三歳と五歳くらいでそこまで言うほどのものなのだろうか。

五人目

海外で嫁いでる女の記事。夫が金持ちらしくひけらかしてんのかと腹がたった。

適当に読んでいたが五人目で心が折れた。何が楽しいのかさっぱりわからなかった。

○○ちゃんかわいいですね!じゃねーよ。ペット感覚か。

家族出来事とか世界中見世物にして何が楽しいんだ?ついでに障害持ちでもなんでもない家の様子とか見て楽しいか?

ビックダディもいないぞ?

それも大体コメントを見た見てないとかでヲチサイトとか出来てるんだよな。

ワールドワイド井戸端会議とか何考えてるんだよ。

意味がわからない。

2016-05-22

同性からセクハラで、性的ものが受け入れられなくなった

小学校の時、受験のために塾に通っていたが、6年生の時一人の男の子が新たに入ってきた。

授業の合間の休み時間に、簡単自己紹介をした後に、彼はこう聞いてきた。

子供の作り方って知ってる?」

今思うと「こうのとりが運んでくる」やら「キャベツ畑で拾った」など、面白い答えを相手は期待していたのかもしれない。

当時、その方面知識が皆無であった私は、何も考えずに「知らない」と答えた。

その後、彼はそもそも性行為とは何なのかを教えてくれた。物凄く丁寧に。

それから受験本番まで、休み時間の度に彼は性の知識を私や他の同級生披露してきた。

彼は、「入れる」や「なめる」など普通言葉をワザと性的な意味で捉えたり、当時流行していた歌の歌詞下ネタに替えて歌ってきたりしてきた。

休み時間、時折彼は股に手を当てて,あえぐ真似事をしていた。要するに、性行為最中女性の行動の真似をしていたのだが、意味理解するのは後になってからだ。

女子がいる前でも彼は平気で下ネタ披露していたが、私と彼が受けていた第一志望特訓授業では、男子しかいないので普段よりもエスカレート

何度も私は彼に「止めてくれ」「下ネタはもういいから違う話がしたい」と伝えても、彼は「恥ずかしがることはない」「本当は聞きたいんでしょう?いい子ぶるなって」とお構いなしに続けてきた。

受験の結果、私は第一志望とは違う学校に通うことになったが、彼がどこの学校に行ったのか、今でも分からない。

中学高校は一貫制の男子校だった。とりわけ中1の時は性への関心が異常に強い級友もいたが、そのような話題を好まない生徒も一定数いるので、そのような人たちと仲良くしていた。別に下ネタを話さなくとも、別の話題友達は作れるので、一向に困らなかった。私が「下ネタは苦手」だと伝えると、きちんと配慮してくれる友人にも恵まれた。

なお、1年近く彼から性的言葉を聞かされ続けた結果、性的言葉下ネタを耳にしたり目に入ったりする度に彼のことを思い出して吐き気を催すほど気分が悪くなるようになってしまった。

電車の車内広告にある、グラビアアイドル写真や、男性向け週刊誌の際どい見出しなど、彼のことを思い出すので、そもそも目に入れたくも無かった。性描写が際どいライトノベルなど、挿し絵を見ただけで吐き気がしてしまった。

そもそもエロサイロ動画など、全く興味が持てなかった。

男子校だったので、そのことが問題だとは全く思わなかったし、そもそもどうして苦手になったのかすら話せなかったから、自分から触れたくもなかった。

次第に、彼の事例を元に、このような考えにいたった。

女性性的対象として見て、単なる性欲の捌け口として扱うのは失礼だ」。

例の彼は、女性を「モノ」扱いして独りの人間として扱っていないような気がしたからだ。

今でも基本的な考え方は変わっていない。

高3の時、予備校に通い同年代女子と話す機会があったが、特に問題無く話せた。あくまでも性的話題が嫌いなのであって、女嫌いなのではない。

ところが、大学入学後、状況は一変する。

年代女子とは普通に話せるし、気分が悪くなることは無かった。

しかし、私が下ネタが苦手であることを伝えると、一定数、恰も私の人格問題があるかのように接してくる人が現れたのだ。中には、私が同性愛者ではないかと「心配」してくる人も。

不思議なことに、男子校出身男子は「下ネタが苦手な人もいるよね」と一定の理解を示してくれるが、女子や、共学出身男子は上記のような対応をしてくる人が多かった。特に男性場合お酒が入ると下ネタが入ってくる人がいるので、飲み会が苦手な私には二重の苦痛となった。

初めの内は、「苦手なんですよね~」とお茶を濁していたが、きちんと話さないと色々と後で困ると考え、信頼出来る人には男女関係無く話すようにした。

話していて、どうも世の中には「男性女性性的な関心をもって当然」との「常識」があるのだと察するようになった。

後日、「セックスレス」という言葉を知った時、「愛し合う男女の間には定期的な性交渉があるのが当然なのか?」と疑問に思った。恋愛と性行為がどうしてセットになるのか分からない。

上記小学校時代トラウマが原因で、「性行為とは、男性女性に対して一方的欲情を発すること」だという印象が強く、「性行為コミュニケーションである」という考え方がどうも理解できない。

私には理解しがたい世界

とある女友達の「男の子ってそういうの好きなんじゃないの?」の一言は今でも忘れられない。その人は事情説明したら理解してくれたのが幸いだったが。

別に私は女性嫌いなのではなくて、下ネタばかり言う下品人間が嫌いなだけなのに。

そのまま時が流れた。

私は現在大学院博士課程。下ネタを聞いても吐き気を催さない程度には克服出来たが、依然苦手なままで、関心も無い。子供を作る目的意外では、性行為に及んではいけないと考えている。

信頼出来る女友達はいるが、彼女はいない。

研究職志望なので、将来の収入は安定しないし、そもそも出会いの機会に恵まれないだろうから、一生独身で終わることを覚悟している。

===

2017年5月に一部加筆。

苦手意識は消えないし、恋人も居ないが致し方ないと思っている。

2016-05-13

http://anond.hatelabo.jp/20160512202850

ワンピースNARUTOブリーチトリコ銀魂

ハヤテコナンマギ、一歩、バキ、7つの大罪

進撃の巨人カイジキングダム

そしてヒーローアカデミアか

売れ筋マジョリティとして支持を獲得してる漫画全然当てはまってないんだけど。

じゃあメジャーとまで行かなくても準メジャークローズアップされるやつとか比較的売れてるやつ挙げようか?

ゴールデンカムイダンジョン飯孤独のグルメテラフォーマー、

アイアムアヒーロー実は私はメイドインアビス嘘喰い

本当に漫画読んでんのかこの増田

どこに現代人が共感やす主人公像だ?

自分の読んでるライトノベルの話がしたいなら対象規模をちゃんと縮小しろ

そしてこんな糞みたいな増田ブクマすんなハエども。

2016-05-02

[]

夜の底は柔らかな幻を読んだ。ミステリーサスペンスが始まると思ってたのに、めくるめく現代SFファンタジーが始まったからびっくりした。高知県の山奥がすごいことになってしまった。

恩田陸SFファンタジーというと、劫尽童女を思い出す。個人的に結末が尻すぼみに感じられて残念な読後感だったけど、今作はスケールの大きさにも投げっぱなしジャーマンにも圧倒されてしまった。

すごい。最後までよく分からない重要用語があり、使われている超能力みたいな力が何由来なのか、いろいろ疑問は尽きないけれど、そんなこと関係なくとにかく面白い熱量が本当にすごい。

上巻の終わりがけなんて、バトル描写が冴え渡っていた。ライトノベル意識しているのかとも勘ぐっちゃたけど、書きたいように、書かねばならないように書き切った大作なんだと、上下巻を読み終わってから認識を改めた。

いろいろな人の結末が知り切れトンボで終わってるけど、それさえ悪い効果をもたらしてない。このぶつ切り感が、作品根底に流れているの重要な要素の一つになっているんだと思う。

加えて登場人物のその後の人生想像するのも面白いしね。例えば最後に二人は下山出来たのだろうかとか。軍さんは死んじゃったのかとか。占部さんとみつきはどのような報告を受けるのだろうかとか等々。個人的に、ぼろぼろの二人には生き残ってもらいたし、葛城には改心してもらいたいなって思う。しなさそうだけど。

凄惨描写もあって結構惨たらしい内容だったけど、随所に現れる象徴的な風景描写が秀逸で、読み進める内に不思議世界に迷い込んでしまった。

ただ本当にミステリーだと思って読み始めたので、冒頭の数十頁はよく分からない単語説明もなしに出てくるし、何がなんだかわからないまま読まなければならなかったので辛かった。

そこさえ過ぎてしまえば、高地山中にある秘境からいっきり突き落とされるような読後感ま、でノンストップで突き進める。壮大な作品でした。

2016-04-29

アニメ漫画といった表現技法生理的に受け付けない

http://anond.hatelabo.jp/20160429141646

なんとなく言いたいことは分かるが、自分場合アニメ全般が苦手だ。内容ではなくむしろ表現手法としてのアニメ生理的に苦手。

なんかしらないがどこか気持ち悪さを感じるし、「アニメを見ている自分」を意識すると激しい罪悪感にさいなまれる。

漫画基本的に苦手で、ライトノベル漫画雑誌は「絶対に読んではいけないもの」と位置付けている。

極度にデフォルメされた絵が苦手なのかもしれない。

から漫画アニメのあらすじを見ておもしろそうだと思っても、見たり読んだりすることができない。

ついでに漫画実写化特撮ものは何の抵抗もなく見ることができる。最近だとアマゾンズとジュウオウジャーウルトラマンXが面白かった。

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