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はてなキーワード: ライトノベルとは

2016-04-21

虚しくなるだろうけれどもビジネス観点で話をしよう

http://anond.hatelabo.jp/20160421102122

 

なぜ俺ツエー系の異世界生モノラノベ

Fランクだけど限定的にはSSランクのようなラノベ売れ筋なのか考えたことは増田くんはあるかい

 

答えは簡単さ。

それはラノベ読者が『弱者』だからだよ。

弱者目的のために己を律し研鑽を積むこともできず、

かといって諦めるという合理的選択すら選ぶことのできない存在だ。

文学書でもなくSF作品でもなく推理小説でもなく絵本でもなく自己啓発書でもなくゴシップ誌や新聞でもない

ライトノベルを愛読する彼らの心の根底にあるもの、それは『満たされることのない承認欲求』さ。

その欲望を埋めるためにライトノベルはあり、

彼らの灰色学生生活命綱として役目を果たしてきた…ま、そんなところかな。

 

なぜ売れ筋ライトノベルの購読層が中学生から高校生に留まらず、

サラリーマン男性中年層にまで及ぶのかというと、

結局のところ弱者はどこまで行っても弱者

悲しいかな…学校というコミュニティを抜けても今度は会社というコミュニティ

満たされない承認欲求自分努力をしない欲望を満たすためにライトノベルを頼るというわけさ。

 

消費者である彼ら弱者要望に応えるために作品が似たり寄ったりになることは

水が高いところから低いところに落ちるに等しく自然であり、

君の嫌う根拠のない優位性を前面に出した作品ビジネス的な価値を獲得するのさ。

 

どうだい?

増田くんにも、少しは見えてきたんじゃないのかなあ…?

2016-04-20

http://anond.hatelabo.jp/20160420174345

アニメと同時に、ライトノベル漫画ドラマCDも出して、メディアミックスで行った方がいいですかね。

主役には、鼻歌の得意な中村繪里子あたりを起用しましょうか。

ライトノベル界隈はネガティブキャンペーンまがいの行為が横行しすぎ

ライトノベルテンプレだと批判されたり、馬鹿にされたり色々言われるわけだが・・・

こういうことを言われるのはあまり気分がよろしくない。


けど、正直最近は別の部分にも不満がある。

それはライトノベル界隈の人たちが宣伝が下手糞だということだ。


これは、作家・読者・出版社編集者の人全てに言いたい。

現状、この手の人の発言を見ている基本的他者を落として自勢力の拡大を行うという手法をとることが多すぎる。


・他のライトノベルと違って○○だ。

・こういうライトノベルが多すぎる。昔は良かった。

最近ライトノベルは~云々


うんざりする。

こんなことしてたら、ライトノベル全体の評価が下がるのは当然だ。

他人を殺しながら自殺するのはやめて欲しい。

2016-04-13

めもてきなかきちらし

コンテンツ思い入れがなければダメだという日本商業的にもまかり通ってきた俗説を鑑みるに)、やっぱりひとつ創作にこだわりがあると全くダメで、こだわりがなければないほど商業性や一般性というクオリティに貢献できるので商業的には大変有意義な結果を出せるんじゃないかなと思う。GoogleとかAmazonも、多分自分のやってる「コンテンツ」に興味がなくて、プラットフォームとかどうすれば効率的かみたいなことに注力してるんじゃないかと思う。

日本場合自分で作ったもの」にこだわりすぎて身動きがとれない。また、プラットフォームを作ろうという人達自分たちの作ったサービスの動き方にとらわれすぎている。自分の決めたことにとらわれすぎている。

そういうのは作家に任せておけばいいのであって、フォーマットだけ作ればいいんじゃないかなと。

アメコミヒーロー社会情勢によって変革できるフォーマットをとっている。だからとてつもない時間を生きながらえている。そういう作品って日本あるかなと考えたら、多分ない。長く居続けているのはサザエさんアンパンマンくらいで、前者は何も語りはしない。語るけど、せいぜい時代錯誤なことか持っている機器の変化くらい。アンパンマンは設定が普遍性がなく、大人向けに落としこむことが出来ないので(全身タイツ超人/一般人と、頭がアンパンの人造人間の、どちらが感情移入できるかは明白)いついかなる時代の空気を落とし込めることは出来ない。社会性のある、そしてなおかつエンタテイメント性のある作品は作れない。作ったとしても、アンパンマンでは世界全体に届かない。

ドラゴンボール孫悟空という人格破綻した存在と、世界を脅かす悪役が魅力的だから日本以外の国にも受けている。しかし、ドラゴンボール鳥山明以外が作ったら受けるかと言ったらそんなことはない。それはドラゴンボールエボリューションでも明らかなことだと思う。ファンが作ったものが最高だというけれど、それは商業には成り得ないし、社会性は得られない。ドラゴンボールという作品自体社会性は得られない、鳥山明個人的世界を描いた作品しかない。日本作品はそういうものしかないと思われる。

どんなにクールジャパンだとか政策として日本作品世界に輸出しようといっても、作られる物自体社会性の乏しいものだとしたら一般性は得られないだろう。進撃の巨人も、バットマンスーパーマンのように80年近く愛されはしない。

日本人世界に向けて「売れる」作品を安定供給しようとするなら、すべての自主規制的なものを取っ払い、個人的で、誰にも想像し得なく、そして少数の心に突き刺さるインディペンデント作品を大量に押し出していくしかないだろうなと思う。それは太宰治夏目漱石、それよりももっと前の作者にしてもそうだと思う。日本は今のところ個人的ものしか作れない。ライトノベルもそうだし、内需しか見えてない。ポリティカル・コレクトネスがどうこうではなくて、作る人間の数メートルしか見えてない。それは宮﨑駿もそうだと思う。

クールジャパン、あり得るけれどもそれが全世界普遍性のあるものなんて幻想だ。普遍性がないからこそ求められてる。新堂えるが、トレヴァー・ブラウン国外脱出した意味を考えるべき。自分のありようを考えるべき。どうしても日本人は、自分から自分の周辺から抜け出せない。あるいは自分を外部化出来ない。

から、この環境適応できるとサイコー楽園なんだけどね。

自分自分で終われるから。今の日本が苦しいのは、外部的な存在をきちんと認識できているのかもしれない。

2016-04-05

おそ松くん16話があまりにもあまりにもだった

そういえば、先月は番茶アニメ殆ど見てないことを思い出しておそ松さんの続きを見始めたら、ローション会だった。

クール目のおそ松さんは好きだったんだけど、2クール目は女子向けに突き抜けすぎて、ちょい食あたりやなぁ〜。

16話って女性の業の深さが見えて、「逆恋愛工学」みたいになってて、一周回ってホラーしか見えないんだが…。

ここで言う逆とは「恋愛工学めいた【利己的な遺伝子】的発想を女性側が自分達が干からびてでも受け入れる」という意味での逆。恋愛工学…つまり、正位置では振りかざしてたことをね

クール目のおそまつさんは見ないほうが良かったのかな…特に16話は最初から最後まで媚び媚びすぎて、しんどい…。

なんだろう…こうじゃないんだよ。

どっちかというと、少年マンガとかロボットアニメの1シーンからヤオイ的なものを拾っていくのが好きな感覚を「腐」として認識するわけで

少女マンガはあの独特のテンプレシュールさを楽しむ、バカエロAVとか、テンプレート的なライトノベルの女版文化だと思ってみてました。ごめんなさいw(たまにすげーいいのはあるけど、典型的な奴は本当にシュールっす)

妹にハルヒとかおおふりのキャラソンをかたっぱしから聞かされた時のことをおそ松さんエンディングの入りで、思い出す。

男の作品ってこういうのないから、そこは新鮮。

地獄の16話終わったと思ったら、17話は十四松まつりかよ…マラソンで見ようと思ったら、タフネス要求されるなぁ〜。これ。

16話でなんか、最近の嫌なことを色々思い出して、思考がこじれたから寝るけど

恋愛カテゴリに手を出して、女性向けアニメ見るとなんか精神平穏を保ちながら見るのがすげーしんどい

ゲスな女の恋バナと、部分的に一致していくのを見ると「あーオタクでも女の子はやっぱりそっちノリなのか?」みたいな気持ちになる(実際そうなのかはサンプル不足で謎だから気持ち問題

自分の語彙力不足経験不足で、ゲス恋愛論を言う人間と、女性向けのオタク的な色恋ものをきっちりと切り離せない。

これが、男性向けだと「ねーよ」とか「うぶすぎてかわいい」ってのが全部仮想であると同時に安心するんだけど…。そして、ないと思っても意外と初な女性っているからねぇ…うん

前に、とれいC(@sakenomitracy )さんから「他の記事はいいのに、青二才さんの恋愛論だけはなんか違う」って言われたのは本当に的を射てると思う。

というのも、恋愛論をかじってから人間の見え方が変わっちゃって、不信感とアウェー感で押しつぶされかけてるのよね…うん。

正直言って、恋愛のコツは2つしかない。「足るを知ること」と「自分モテたいタイプの人のいるところに行く」ことの2つ。

で、恋愛論の多くは「ミスマッチ他人のせいではなく、大半は自分の鏡でしかない」と気づいてないだけ。

そこを結論でなく共感あいたい女版・チャラ男居酒屋談義

恋愛地獄なるもの」を提唱したいね

結局のところ、なんで恋愛論が存在するかというと、結論よりも共感大事する女と、そこにうまく頷くとヤれること・モテることを知ってる男が「男ってホント馬鹿ね」「あいつがモテないのはキモいからっしょ」といいあうという地獄

リア充版駄サイクル

頭の悪いやつのために補足しておくけど、ヘイトでもミソジニーでもないです。

男だろうが女だろうが、悪口を言って盛り上がる奴はゲスであり、簡単に擦り寄られる。

恋愛論は女版居酒屋談義。つまり、男の場合それは上司社会への悪口に相当

嘘みたいだろ。こいつ自分が硬派なオタクだと思っててニワカなオタク滅びろってブログで息巻いてる奴なんだぜ。。。

2016-03-19

ガルギガムを読み終わった。回収されない謎もあって、上下巻で完結する内容じゃない気がした。

特徴的なキャラクターはいるのに揃いも揃って掘り下げ方が物足りないし、主人公は振り回されっぱなしだし、ヒロインとの関り合いばかりが描かれててイライラした。

そらさ、主人公ヒロイン関係って重要だと思うけどさ、それだけじゃ面白さが足りないよ。

加えて何より辛かったのが、文体ライトノベルに多い気がするんだけど、地の文口語文がぶち込まれまくっているのが気になった。

効果的に使えれば文章にメリハリが出るんだろうけど、テンションが高いだけで個人的に大部分が滑ってたように思う。好き嫌いがあるところだからあれだけど。

三巻か四巻くらい使って描けたらもっと良くなってたのかもしれない。もったいない作品だなって感想だな。

ライトノベルといえば世界の終わりの世界録アンコール〉もこの前読んだんだけど、こいつはあれだね、スーファミ世代スクエニRPG小説にしたやつだったね。

読んでてすっごく血肉がたぎるって作品じゃなかったけど、RPGツクールで作った大作ゲームシナリオを読んでる気分で楽しかった。

こんなゲームがしたいです。時間があれば。

2016-03-10

カクヨムわかってないのつづき

すごいブックマークで驚きました。雑多に返信を。

「まんがよめ」が多いですね。好きなイラストレーターがまんがを書いてくだされば読みますし、買いますよ。まずイラストレーターなんです。ラノベはグッズなんですよ。今、イラストレーターもっとも作を商業利用される媒体ライトノベルからです。カクヨムには人気の投稿作、企画入賞した作品には人気イラストレーター挿絵をつけるなどを期待したいです。

画集の部数が少ないのはなぜだ。これは私も思います地方ですからまず配本がないですね。地方書店では漠然と「本を買おう」くらいの欲望は満たせるのですが、「あの本がほしい」はまず満たせません。

カクヨムは私にリーチしようとしていないのはわかっています。では目的は何なのでしょうか。単にフィルタなのでしょうか。勝ち上がっていけば出版されるのかもしれませんが、もうさんざんネット上で読まれ小説が、また読まれると考えているのでしょうか。

そもそも、どうして、カクヨムもなろうも横書きなのでしょうか。出版されると縦書きですよね。小説を読む、それも頻繁に読む、「小説に絵はいらない」とブックマークコメントされたかたがたは、横書き違和感はないでしょうか。

2016-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20160309211821

分かる。

程度の低いモノを愛好している人間に、程度が低いですねと指摘するとものすごくよく燃えるのをよく見るが、不思議で仕方ない。

軽いものは軽いものとして楽しむのはいい。そのための「ライトノベル」。俺も好きよ。

けどさあ、「純文学が好きだからって肩肘張りすぎじゃね? 表紙がイラストからって偏見持つなんて心の狭い哀れな奴め、ラノベだってすげえんだよ! 近現代文学たって、時代が古くて評価が定まってるからみんなありがたがって読むだけだろ?」っていうあのドヤ顔ものすごく腹立つ。

偏見なんか持ってねぇよ、こっちはお前らと違って何でも読むっつーの。哀れなのは小説を表紙で判断してるお前らだよ。斜め上すぎてびっくりするわ。

ちゃんとした文学を読みもしないで、「ラノベを悪く言うな!」たってそりゃ無理だろ。

なろう小説とやらを、江藤淳柄谷行人に読ませて、「ネット小説からって馬鹿にしないでください!」って目の前で言えるか?

少なくとも俺は言えない。たぶん視線だけで死ねる。

なんてな。冗談だよ冗談。あーあ。

俺がムカつく記事はぜんぶ炎上狙いということにしておこうマンたち

はてなブックマーク - ネット小説はライトノベルにしか居場所がないということを改めて知った - 蓼食う本の虫

これはひどい

カクヨムがラノベ向けな事実を指摘して、純文学の読者にリーチする場がネットには少ないよね~という指摘は至極妥当だ。

「書いてもリーチする場がない」という話をしてるときに「いいから書けよ」という反論スターをつけるバカ連中のアタマの悪さは言うまでもないのだけれど、

純文学系のサイトはコレコレがあって、ラノベ系のサイトはコレコレがあって、でもやっぱ少ないからどうしたらいいだろうね~と指摘してるブロガーに対して「炎上狙い」「釣り狙い」と平気で言えちゃうバカにもほとほと呆れる。

蛇足だけどラノベ好きってコンプ強すぎだよね。

自分でも質が悪いものをみんなが読んでるからという言い訳をしてるだけだって自覚してるんだろうな。

未来若者知能指数が上昇して、「この中学生妄想レベル小説を読んで楽しんでたってマジ?ドストエフスキーとかトルストイとか夏目漱石すらロクに読んでないのに?」とバカにされたり、

将来、生まれ子供高校生になって「オヤジこんなん読んでたの、うっわキッモ」と嘲笑されても、なんにも言い返せないでしょ?

http://anond.hatelabo.jp/20160310000931

こんな読者、純文系作家相手にしたくもないだろう。純文作家がカクヨムに出してもいちゃもんつけられてすぐ終わりそうだし出さない方が良さそう

http://anond.hatelabo.jp/20160311120400

文系作家はそんなことしなそう。

ラノベ作家はアホだから人気があればなんでもいいんだろうな。

ニコ生主と同レベルの知能。

つーか初めてトップページ見たけど、現状だと各レーベル宣伝しかなんなさそうだよね。

つまんない作品ばっかじゃん→○○レーベル宣伝かどれどれ→おもしろそう!

みたいな。

http://anond.hatelabo.jp/20160312135658

冒頭のブログ記事で他サービスまとめられてるで

2016-02-29

http://anond.hatelabo.jp/20160229063150

こういうのはもう聞き飽きたね。

ライトノベルで何度も読んだよ。

2016-02-26

オタクからライトノベルを書いてみたいって思う

オタクから仕方ないね

で、適当に手元のラノベをめくってみた。

すっごく概算だけど

1ページ=40文字×20行×7割くらいが埋まってる=560文字くらい

1冊=250ページ=14万文字

うわ……実際の数で考えたら吐きそう。

ツイッターだったらびっしり埋めて1000ツイート

うーん。ちょっと現実的

なろうを見に行ったら、一話の文字数ってだいたい5000文字くらいだった。

ということは、なろうで連載するなら28話に分割で一冊くらいか。

起承転結だとして、

起:2話

承:2話

転:2話

結:1話

でまとめると、全部で4つの章でいけるっぽい。

お、ちょっと現実的かも?

起:1話

承:1話

転:1話

結:1話

にして7つのエピソードでもいいかもしれない。

なるほどなー。

2016-02-17

青二才インターネットよ、これが(※青二才から見た)はてなだ!!」





ヤバイ。うまくいえないがこの人はヤバイ林先生案件だ。

青二才ツイート青二才度は高いんだが、自分ブログアゲ♂RTのほうが青二才ツイートのものより青二才度高い

トラバでいいからどんなのか教えてくれ。

hungchang そりゃあヤバイさ。/ 今回も不適切コンテンツ判定フィルタ作動している謎。

俺のところじゃちゃんとB!クマアドセンスが表示されてるぞ。 あなたの設定がおかしいのでは?

2016-02-14

子供専門学校進学を止めたい

四月から高校三年生になる息子の進路で悩んでいます

愚息は、

ラノベ作家になりたい」

と言い、ライトノベル作家養成する専門学校に進むと強弁して譲りません。

私は出版業界事情に疎いです。

アニメキャラクター(この表現は正しいでしょうか?)が表紙絵に描かれた、ライトノベルと呼ばれる文芸ジャンルにも詳しくありません。

ただ、我が子がリスクの高い選択をしようとしていることは分かります

フリーランス世界はきっと厳しいものでしょう。

厳しい以前に、作家としてデビューできるかどうかさえ分かりません。

不肖の子は二年間遊びたいだけで、専門学校進学はただのエクスキューズだと思います

大学だって遊園地だとおっしゃる向きもあるかもしれません。

しかし、親としては同じ遊園地でもより賢く、就職の幅が広がるそれに入園料を払いたいものです。

愚昧な親子ではありますが、増田さま(この表現は正しいでしょうか?)のお力添えをいただきたく存じます

なろう小説ジャンルがどうこうとか

ライトノベル定義がどうとか盛り上がってたように

くだらん定義とか読者層がどうとか馬鹿馬鹿しい話をするようになるんだろうな

ワナビより生産性のない議論

2016-02-02

おすすめ時代劇アニメ

刀語

物語シリーズで有名な西尾維新原作を、シュタインズゲートなどで知られるWHITE FOXアニメ化

刀を使わない剣術、「虚刀流」の七代目当主である鑢七花が、幕府の命を受けた奇策士とがめと共に12本の「変体刀」を集める旅に出るというストーリー

最初の放映された時は月に一回というアニメ史上でも珍しい放送形態だった。

それだけ時間をかけていることもあってか激しいアクションハードシナリオも丁寧な作り。

個性豊かな変体刀とその所有者や、愛すべき噛ませ役の真庭忍軍などのキャラクターも魅力的。

和柄のような画面も鮮やかで美しい。

個人的西尾維新ライトノベルはあまり好きではないが、これは楽しく見れたので、そういう人にもおすすめしたい。

大江戸ロケット

原作劇団☆新感線による日本演劇作品。作はアニメではグレンラガンシリーズ構成などで知られる中島かずき

アニメ制作マッドハウスで、監督ハガレン一期やガンダム00水島清二。

タイトル下町ロケットに似ているが全く関係はない。

しか圧政の中でも大きな夢を見る力強い庶民人情物語であり、そういう意味では通ずるところもあるかも。

江戸時代天保の改革によって質素倹約を強いられる中、もう一度でっかい花火をあげることを夢見る花火職人玉屋清吉が、

宇宙からやってきた謎の少女ソラに依頼され長屋の仲間と協力して月まで届くロケットを作る……という物語

基本的コメディなノリで、江戸時代にはあり得ないような物や、パロディメタネタも多々登場するが、江戸生活の細かいところは妙に忠実な描写がでてきたりする。

みなもと太郎椎名高志竹田団吾などが手がけた、大分絵柄の違うキャラクターが一同に画面に登場するのも面白い

サムライチャンプルー

昨年倒産したマングローブ制作オリジナルアニメ監督カウボーイビバップなどの渡辺信一郎

向日葵匂いのする侍を探すフウが、粗暴な琉球出身剣士ムゲンと、クールで謎多き流浪剣士ジンと共に、その侍を探す旅に出る話。

舞台江戸時代だが若者言葉ヒップホップカルチャーが「チャンプルー(混ぜこぜ)」になった独特の世界観

基本的に一話完結で、余韻の残るほろ苦いストーリーが魅力。一方大麻回や野球回などのバカバカしい話も面白い

刀語もそうだが、時代劇であると共にロードムービー的な面白さもある。

劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段

言わずと知れた忍たま劇場版監督は「おまえうまそうだな」や「トライブクルクル」の監督であり、アニメーターとしても有名な藤森雅也

おなじみ忍術学園の面々が、戦に挟まれ危機に瀕する村を助けると言うあらすじ。

おなじみと書いたが自分忍たまを見ていた頃より大分キャラが増えており、大半は知らない連中だったが、関係なく楽しく見れた。

子供向けアニメ時代劇映画の名作と言えばクレヨンしんちゃんのアッパレ! 戦国合戦があるが、戦の描写はあれに迫るリアリティがある。

特に戦の背後にある政治情報戦描写忍者の名に恥じないガチっぷりである

ふわっとした正義や愛でなく、生活権利を守る為の戦であったり、乱太郎集団の中で自分役割を見つける物語であったり、お子の情操教育にもよろしいのではなかろうか。

アニメーションもキマったレイアウトに滑らかな作画で見応え充分。森の中での戦闘シーンは必見。

2016-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20160131182123

あれは読むなこれは読むなというのは中高生視野を狭めてしま

ライトノベルだけではなく様々な書物を読むことを教えていくべきだろう

2016-01-31

中高生ライトノベルを読むべきではない

http://togetter.com/li/931628

 このやり取りがネットで話題になっているようだ。

 口火を切ったSF作家は「ライトノベル向上心を持つ妨げになる」と主張している。これに対し、ライトノベル作家は「ライトノベルは単なる娯楽であり、向上心云々は関係ない」と反駁を試みている。togetterコメント欄はてブを見る限り、ライトノベル作家の肩を持つ人が多いようだ。

 さて、このやり取りでは「中高生ライトノベルを読んでいいか否か」ということが問われている。筆者は「中高生ライトノベルを読むべきではない」と考えている。ライトノベル社会への批判精神の涵養を妨害することが、その理由である

 ライトノベルの題材としては、学園生活や異世界での冒険といったものが目立つ。基本的にこれらは、社会的問題提示したりするものではない。また、ライトノベルの話は魅力的なものが多いと推測される。ライトノベルの根強い人気がその証明である。この2点より、ライトノベルはある種のプロフィードとして作用することが導き出される。つまり現実的かつ魅力的なライトノベルは、社会的問題に目を向けさせるのを防ぐ効果を持つのだ。

 本来中高生時代は、社会への批判精神を養う時期である社会への批判精神を養うには、勉学やボランティアなど様々な行動を通じ社会の不合理を体験したり、あるいは書物や新聞を読み考えることが必要不可欠であるしかしこの時期にライトノベルを読んだらどうなるのか。答えは火を見るよりも明らかだろう。

 そしてライトノベルを読み、社会への批判精神がなくなったらどうなるか。権力者供給する低劣な娯楽(ラノベアニメ漫画ゲーム大衆小説ギャンブル性風俗など)を貪る奴隷だらけになる。今の社会はそういう奴隷ばかりであるコスプレ喫茶で働く女子校生を題材にしたわいせつアニメに現を抜かす男性、酢こんぶみたいな名前中年男性グループ黄色い声をあげる女性男性器みたいな名前違法賭博にのめり込む工場労働者。彼らは全員奴隷である。そして奴隷がたくさんいることで、社会格差拡大は進み、近隣諸国との関係悪化環境破壊も進んでいる。

 学術書を読めとは言わない。しか岩波ブックレットであるとか、あるいは中央公論新社が出す新書などを読むべきである。全てではないものの、筆者のような浅学菲才の身でも理解ができる内容のものが多い。中高生ライトノベルではなく、こういう本を読み社会への批判精神を涵養すべきだ。

2016-01-30

[]1月30日

○朝食:なし

○昼食:あんかけラーメン

○夕食:ポテトサラダ、かつカレー

調子

久々のお休みなのでゆっくりしていた。

せっかくのお休みだしお給料も出たしなので、ゲームを買った。

ポケモンピクロス

というわけで久々(Halo5ぶりぐらい?)にゲームを購入しました。

基本無料なんだけど、課金しないとまともに遊べないのでさっさと上限まで課金

ポケスクと同じく、上限有り課金はいいね良心的だ。

ステージ12まで進めた。

このゲームは、ポケモンを題材にしたピクロスゲーム

ピクロス存在と大まかなルールは知ってたんだけど、プレイするのは始めて。

ポケモン目当てでプレイしようと思ったのに、思いのほかゲーム性自体にハマった。

同じパズルゲームでも、ポケとるよりも僕はこっちの方が好みだなあ。

まだ半分も行ってない感じなのでたっぷり楽しめそうだ。


ノーゲームノーライフ

ゲームを題材にしたライトノベル

今、三巻の途中まで読んだ。

ゲームっていうからカイジとかライアーゲームみたいなのを想像してたんだけど、ちょっと違ったなあ。

まあでもキャラクタとか設定が面白そうなので一応買った分は全部読もうと思う。

このすば騒動を見て

中学生コンビニ店頭で、夜8時にパン食ってて「塾1つ目が終わって、2つ目に行く途中なんだな」って

それ確実に富裕層の家の子供で

今こそ大変でも将来が約束された、恵まれ子供なんじゃないのかね?

そういう子供ライトノベルなんて必要としないんじゃないの?って思うわけです。

2016-01-27

http://anond.hatelabo.jp/20160126222520

今は亡きライトノベル俺の妹がこんなに可愛いわけがないで長幼逆転した同系のネタがあったな。

主人公の京介さんが中学生の妹にみせた検索結果が「眼鏡 つけたまま」だった。

これならコアと言ってもいい!

フェチ度ではふとももとあまり差がないけれど、単語の選択が絶妙だね。

2016-01-20

ぼくもランサーズラノベを作ってもらった

ノベル 雑記 コンテンツ

 

どうも増田です。

クラウドソーシングライトノベルを書いてもらったらどんな感じになるのかなって。それで募集かけたら心躍る作品が寄せられたので、ここで紹介したいと思います

利用したのはランサーズ。有名どころで。簡単なテンプレプロットだけを用意して「これを参考にして」って感じで依頼を出しました。

プロットはこんな感じ。

 

そして、いただたいた作品はこちら。

 

……暑い。暑すぎる。

もうどれだけ砂漠の中を歩いただろうか。朝と夜が何度巡ったか数えるのを止めてから、日付の感覚が無くなってしまった。それでも、重い足を引き摺って、俺は歩き続ける。しかし、太陽容赦なく俺を照り付ける。

 

もう、限界かもしれない。

 

と、諦めそうになったそのとき、揺らぐ視界の先に、ひとりの少女が見えた。

春風にそよぐ花弁のような、桃色の装束を纏った可憐少女

 

美しい。この手で、触れたい。

 

朦朧とする意識の中で、俺はそう強く思った。とうの昔に動かなくなっていてもおかしくない俺の足は、その少女に向かってよろよろと歩を進めた。

しかし、少女が俺の存在に気付き、視線を交わしたと思ったそのとき、どうやら俺の体に限界が来たらしく、そこで俺の記憶は途切れてしまった。

 

 

* * *

 

 

「あら、目を覚ましたわ。マルジャーナ!いらっしゃい!見て、目を覚ましたの」

 

薄く目を開けると、そこには途切れる直前の記憶の中にいる、あの美しい少女が、興味深いものを見るような目で俺を見つめながら、大声で人を呼んでいた。

マルジャーナと呼ばれた少女が慌しくやってきて、目を覚ました俺の姿を認めると、急いで水差しを持ってきてコップに水を注ぎ、俺に差し出した。

喉がカラカラに渇いていた俺は、思わずそれを奪って飲み干すと、「おかわり!」と叫んでいた。

 

「まぁ、野蛮ですこと。マルジャーナ、甕にいっぱい水を持ってきなさいな」

かしこまりました」

 

マルジャーナは二つ返事で踵を返すと、部屋を後にした。

 

「お……お前は、誰だ?」

「あら失礼、申し遅れました。わたくしの名はシャハラザード。この国……セルジューク帝国の皇女ですわ」

セル、ジューク……セルジューク!?ここがあの、セルジュークなのか!?ということは、お前は……!」

 

俺は飛び起きた。が、何日も寝ていたらしく、凝り固まった体を急に動かしたためか、腰からビキッと嫌な音がして、激痛が走った。

 

「いっ………てぇ!」

「大人しくなさい、野蛮人!」

野蛮人じゃねぇ……俺の名はアリババアリババディアーブだ」

ディアーブ……?どこかで聞いた姓ねぇ。どこだったかしら……」

「ふざけるな……3年前にてめぇが無残に処刑した、大盗賊ガラン・ディアーブの名を忘れたのか!」

「あぁ、あの盗人ね!わたくしの飼っている可愛いペット”のエサにしたのよ」

ペット……あの化物が!?

 

数年前まで、アラビア中を恐怖に陥れた大盗賊ガラン・ディアーブは、他でもない俺の父親だ。父親、と言っても血は繋がっていない。娼婦だった母親がどこの誰だかわからねえ男と勝手に作って勝手に生んで、名前も付けないまま捨てられた俺を、父・ガランは拾ってくれて、立派な盗賊に育ててくれた。俺はガランを心から尊敬し、親父と呼んで慕っていた。

しかし、近年急激に勢力を伸ばし、遂にアラビアを征服したセルジューク帝国は、あんなに大盗賊と恐れられていた親父を、いとも簡単に捕らえてしまったのだ。

俺はすぐに帝国へ復讐しようと40人の盗賊仲間をけしかけた。しかし、最長老の爺さんが、俺を止めた。

長老が言うには、セルジュークはアラビアはいなかった魔法使いの勢力で、親父もまたその魔法の餌食になり捕まってしまったらしい。

また、セルジューク帝の一族、特に処刑を実行した皇女シャハラザードは化物のような魔法生物を何百・何千と子飼いにしていて、王宮に忍び込もうにもそんな化物たちを何匹も倒さなければいけない。そのため、復讐にも準備が必要なのだ、と。

復讐のために俺達は、セルジュークの魔法のことを徹底的に調べ上げた。主義には反したが、自分たちでも身に付けることにした。そうした中で、親父は処刑として皇女子飼いの化物に食い殺されたこと、その処刑は王族のためのショーとして披露されていたことを知った。

 

そして3年。俺の40人の仲間達は復讐を企てる過程で、ある者は逃げ出し、ある者は野垂れ死に、ある者は殺され、そうこうするうちに、また俺はひとりぼっちになってしまった。

だが、子供の頃とは違う。俺には親父に貰った「アリババ」という立派な名がある。仲間達との思い出がある。だからこそ、ここまで来られたんだ。

 

「だから俺は絶対にこいつを殺し、この国を潰してやるんだ……」

「何をひとりで語ってらっしゃるの?」

「え!?

 

どうやら声に出ていたらしい。俺としたことが……。

 

「っ、痛……!」

「あら、やはり体が痛むようね。マルジャーナはもう少々時間がかかるようですし、わたくしが応急処置をいたしますわ」

 

そう言うと、シャハラザードは踏み台に乗り、背伸びをして棚の上を探り始めた。と、その時。

 

「キャッ…・・・!」

 

踏み台がぐらつき、シャハラザードは無様に床へ落ちてしまった。

 

「お、おい!慣れねぇことはする、な……っ!?

 

痛む体を押して身を起こすと、そこには筒状の装束を無様に捲れ上がらせ、こちらに尻を向けて床に倒れ込むシャハラザードの、

 

「ぱっ、ぱん………」

「い、イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」

 

絹を裂くような悲鳴が、王宮に響き渡る。

 

「う、うるせえ!静かにしろ!」

 

俺の制止も空しく、シャハラザードが叫び続けると、先ほどのマルジャーナが猪突の如き勢いで部屋へと戻ってきた。

 

「シャハラザード様、どういたしまし……こ、このお姿は……まさか、貴様ッ!」

「おおお俺じゃねえ!こいつが勝手に……!」

 

と、その時、シャハラザードが装束を調えながらユラリと立ち上がり、

 

マルジャーナ、ごめんなさいね。わたくしとしたことが、取り乱しました」

「シャハラザード様、しかし……」

「分かっているわ、マル。セルジュークの女傑にとって、婚前の娘が許婚以外の殿方に下着を見られることは、すなわち死を意味します。この屈辱は、わたくしが、みずからの手で晴らします

「……!!!おい貴様、まずい、逃げろ……!」

「え、え!?

 

敵意を剥き出していたマルジャーナに突如「逃げろ」と言われ、俺は面食らった。

と、次の瞬間には赤い閃光が部屋を包み、気付くと俺の体は宙に浮いていた。

 

「花よ、鳥よ、風よ、月よ。セルジューク第三皇女・シャハラザードの名の下に、大罪人に死のダンスを」

 

シャハラザードが呪文を唱えると、部屋の四方から魔方陣が浮かび上がり、俺の四肢を固定して引き裂こうとした。

が、しかし。

 

「ハァッ!」

「な……ッ!?どうして、蛮族が魔法を……?」

伊達に3年も復讐のために魔法研究してねえよ!」

 

俺は3年間の復讐生活の中で、かなり複雑な魔法まで理解でき、分解できるようになっていた。セルジューク国民以外が自分の魔法を分解出来ることに、シャハラザードはかなり驚いているようだった。

 

「……なるほど、あなたの実力は分かりましたわ」

「分かったか!だったらこの場は一旦……」

「わたくしの持てる全ての魔力を、次の魔法に注ぎ込ませていただきます

「シャ、シャハラザード様!いけません、ご自分を見失っては……!」

「はぁぁあ……………」

 

マルジャーナの忠告に耳を傾けることなく、シャハラザードは全身に魔力を漲らせた。

魔力が赤い光となってシャハラザードの体の回りに揺らめくと、地面が強烈に振動し始めた。

 

「い、いけません!このままでは王宮が崩れて……キャァッ!」

 

振動で倒れてきた棚が、マルジャーナのすぐ近くを掠めて倒れた。

いけない、このままでは無関係召使たちまで巻き込んでしまう。

かくなる上は、いちかばちか……

 

「やめろォォォオオオオ!」

 

そう叫びながら、俺は皇女に飛び掛った。

俺は3年間の修行の中で、自分の手に触れた魔法を分解する能力を手に入れた。だから、術者であるシャハラザードの体に触れれば、あるいは彼女の大魔法をも沈静できるかもしれない。

 

「…………………………止まったか……?」

 

無我夢中でシャハラザードに掴み掛かり、床へ倒れこんだ俺は、状況が上手く把握できなかった。しかし、振動は止んでいる。どうやら俺の作戦成功したらしい。

が、何故だ?マルジャーナが俺を蛆虫でも見つめるかのような目で見下ろしている。

と、何だ、この右手の柔らかな感触は。

というか、何だ、この柔らかい床は。

 

「………ぅ、ひっく、ひぐ…うぇーーーーーーーーん」

 

突如、俺の体の下から泣き声が聞こえてきた。

から体を離すと、俺の腕の中に入るような形でシャハラザードが横たわっていた。

そして、俺の右手は、しっかりとシャハラザードの左の乳房を掴んでいた。

 

「っうああああああああああ悪い!本当に済まねえ!!違うんだ、俺はこの手に触れた魔法を分解できるから、その、違うんだ!断じて!そんな!つもり!でh」

「うるさいわよこの変態!!!!!!!!!!!!!!!

 

俺の息も絶え絶えの弁解は空しく、俺の右頬に物凄いスピードでシャハラザードの平手が飛んできた。あまりの衝撃に、脳が揺れる。

 

「そこは魔法じゃねえのな……」

 

そこで再び、俺の記憶は途切れたのだった。

 

── アリババと40人の盗賊と史上最凶の姫君と!? Øさんの作品でした。

 

 

 

まだその原因が風だったら、彼女がこんなに怒り狂うこともなかったかもしれない。あるいは水たまりに映ったのを偶然、たまたま、思いがけず見てしまったとしたら、こんなことにはならなかったかもしれない。白にピンクリボンが付いていたなんて、一瞬にしてこうも細部まで把握してしまう自分の性が誇らしい……じゃなくて、今は憎らしい。

「そこの男、待ちなさーい!」

烈火のごとく、この表現が最適だ。なんて考えている場合じゃなかった。彼女はおっとり清楚系の容姿から想像もつかないようなスピードで追いかけてくる。

「わざとじゃないんだー」

いや、まさか、あのタイミングで傍に女の子が立っているなんて気付かなかったんだ。

 数分前、胸ポケットに入れていたペンを街で落とした。ぼく以外の人間はこれを使って魔法を自在に操るんだけど、ぼくにはなぜか魔法の素質がない。普通の人は命の次くらいにこのペンを大事にしているらしいが、ぼくにとってはいたって平凡なペンぐらいの存在しかないので、外出時に胸ポケットに放り込むくらいにはぞんざいに扱っていた。

「なんだよ、まったく」

 こけはしなかったが、小さい段差につまずいた途端、学校支給されたこのペンがポケットから飛び出たのだ。ぼくはそれを、何の躊躇もなくしゃがんで拾った。そして、何の考えもなしに空を見上げた。その瞬間が、彼女との、いや、彼女の下着との出会いだった。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 だって飛行機が飛ぶ音がしたと思ったんだ。昔、人間飛行機とやらの飛ぶ羽のついた列車に乗ってあちこちを旅したという。でも現在は魔法を使って自分でどこにでも行けるので、飛行機はめったに見られない。何かのイベントでもない限り、事故の原因になるので披露されない。

飛行機飛行機を見ようとしただけなんですー!」

 魔力も体力もほとんどないぼくだが、真っ赤になって飛んでくる彼女から逃げるため、必死に走る。

 彼女ものすごい形相で追いかけてくる。もし今、彼女を横から見ることができれば、なびく腰まである長い髪はとてつもなく美しいだろう。けれど、真正面からしか今のぼくにはとうてい無理な話だ。

なんでぼくがこんな目に。ただペンを落としただけなのに。ペンのバカ野郎。たいして役にも立たないくせに。飛行機のバカ野郎。結局見れなかったし。

人をかきわけ、大通りを突っ走る。ぼくは魔力が極めて少ないので飛ぶことはできない。飛べたらとっくに逃げ切っている。

後ろを向くと、まだ彼女はあきらめない。なんて日だ。ピンクリボンが付いて、あっさりとしたレースのある白いパンツを見てしまったばっかりに……。

でも、もう限界。息がつづかない。ぼくは足を止めた。

 振り返ると、彼女はペンを高々と振り上げていた。そして、頌栄を始めた。もしかして、魔法を使うの? あきらかに虚弱なぼくに?

それに……、やばい、これってもしかして……。

「滅びよ! ゴルゴダのイカヅチ!」

やっぱりー! って、関心している場合じゃない。思わずぼくはペンを取り出し、落ちてくる雷を受け止めた。

 辺りにまばゆい光が広がり、すぐに消えた。

「えー、なんでー!?

あれ? たしかに持てる魔力の全てを込めてペンをにぎりはしたけれど、まさか無効化できるなんて。しかも、ぼくの学校でもできる人が少ないゴルゴダの魔法を……。

あなた! 今、何をしたの! 私の魔法を無効化できるなんて、できるなんて生意気よ!」

 彼女の髪が舞い上がっているのは、目の錯覚ではないだろう。そして、きっと漫画的な怒りを表す効果でもないだろう。これは、人が持てる全魔力を一度に使おうとした時に現れる、女性特有の……。

「み、見てしまったのは謝りますから。謝りますので!」

 ものすごい魔力だ。髪どころか、さっき覗いてしまったスカートまではためいている。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 彼女はまばたき一つなしに、また頌栄を始めた。いや、まさか。さっきのゴルゴダのイカヅチだって、人に向けちゃいけない魔法の一つだって、教わっただろ?

もしかして、ヘブントゥーヘル!?

 天国から地獄にたたき落とされるほどの衝撃だというこの世界最大級の大魔法。どうせぼくには使うことも、ましてや受けることも絶対ないだろうと、教科書には乗っていてもその存在くらいしか知らなかった魔法。

「だったら、なにー?」

頌栄と共に、彼女の足元に魔法陣が完成していく。見回すと、ぼく以上に街の人たちはパニックになっていた。それもそうだ、この街一つ消し飛ぶくらいの魔法なんだから

「やめろ、やめろ。や、やめてください!」

叫んではみるものの、彼女の耳には届かない。

「よくも私のパンツ見たわねー! それに、私の魔法を消すなんて、消すなんてー!」

 このままでは、ぼくの人生どころか、ぼくの街も終わる。

 あのペンさえ、彼女のペンさえ奪えれば、どんなに頌栄をつづけても魔法陣は消える。どうにかしなきゃ。どうにかして彼女から取り上げなきゃ。

 ぼくは走っていた。もうヘトヘトで足がもつれて仕方ない。けれど、彼女の方へと走った。もう時間がない。

 頌栄は最後フレーズに入った。ヘブントゥーヘル、発動まで後五秒……。急げ、ぼく。

 残り、四秒……。やっと魔法陣の中まで入った。すさまじい魔力に、全身の毛穴から汗が沸騰したかのように吹き出る。

 残り、三秒……。

「やめるんだ。ぼくが悪かったから!」

「そんなの当たり前でしょ!」

 残り、二秒……。

 彼女の握るペンに手をのばす。けれど彼女はそれを避けるように腕を振り上げた。

「ペンを離せ!」

「いやよ! 私に命令しないで!」

 一秒……。

 彼女が自分の胸の前でペンを抱きしめるように握り締めた。よし。そこなら届く! ぼくはペンに力いっぱい腕を伸ばした……

 あれ?

 ペンじゃない。

 でも、ヘブントゥーヘルは発動していない。おかしいな。ペンを奪わずに魔法が止まるなんて。

 足元の魔法陣は、きれいさっぱり消えていた。

「あー、よかった。ヘブントゥーヘルなんて発動したら、どうなってたか……」

 目の前の彼女は、ぽかんと口を開けて微妙だにしない。魔力を使いすぎたのかな。もしかして、もう気が済んだとか?

でも、あれ?

 なんだ、この手のやわらかな感触は……。思わずしかめるように、指先を動かしてみる。

 みるみる真っ赤になる彼女の顔。

「キャーー!」

 バシーーーン!

 叫び声とともに飛んできたのは、彼女ビンタだった。

「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」

 脳みそが、揺れる。なぜかこんな時に、ピンクリボンの付いた白いレースの下着を思い出す。素材はそう、綿じゃなくて、ツルツルした感じのサテンだった……。

 ぼくの鼻から鼻血が一筋、ツーっとつたった。

 

 ── 『ぼくと彼女のペンの誤り』 春野かなたさんの作品でした。

 

いかがでしたでしょうか。みなさん普段使いの場所で構えずに感想を書いていただければなと思います

 

参考情報

さて、依頼してみて分かったことをさも知っていたかのような素振りで書いていきます。そんなに長くないので、ご参考まで。

 

今回の依頼について

タスク方式」で依頼したため、応募は早い者勝ち執筆時間制限を掛けなかったので、とにかく名乗りさえ上げてもらえば、じっくりと時間をかけて執筆していただたける。無用制限はよくないね。低単価と短納期と高品質は、小学校算数でやった「はじきの法則」に似ている。金と時間ケチるなら品質はそれなりよ。とか言いながらもやっぱムリな場合、応募後に難癖をつけて受け取りを拒否することもできるけど、3,000字も書いてもらって後から無碍にするのはゲスい。

メッセージファイルのやり取りで、うまいこと交渉しつつ修正を掛けてもらうこともできるので、そうゆう事態のために単価はチョイ増しするのがよろしい。

今回の依頼件数は1件だけだったけれど、実は1人目の方の執筆中に書き上げてくださった方がいたので、そちらも買い取らせていただきました。その書き上がりが依頼登録から2時間後のこと。その後1人目の方がキャンセル、そして3人目の方が原稿をアップロードして募集終了になったので、もしかすると他にも構想を練っていた方がいらっしゃったのかも。選手層ぶあつい。募集条件外の取引なら新しい依頼を立てればいいだけだし、特定の人だけに直接依頼することもできるんです。ランサーズユーザー間の合意が全て(すいません利用規約もあります。お互いに得をするなら金銭授受さえランサーズでやれば)取引方法は自由なんです。

でも今回はつつがなく終わりました。お二人共ありがとうございました。

 

依頼してみたい人へ

欲しい点だけ指示して、後をぜんぶ丸投げするならランサーズおすすすめ。依頼者がこだわると、どこまでももつれるからね。

今回とは違う「コンペ方式」で依頼すれば、大勢の作品から1つ選んで「あとは要らない」って言っちゃうこともできる。でもガッツリ書いてもらってから無碍にするのはやっぱりゲスいので、ほんの一部ややや詳しいプロットを出してもらうのがいい。本格的に書いてもらうのはこの人と決めたひとりだけ。変則的募集方法でも事前に明示していれば問題なし。(ただし規約違反っぽい記述があると、誰かがランサーズ事務局通報しただけで中断させられることに。説明を求められちゃうので注意)

また合意さえあればいいので、どんなに低単価・短納期でもやる人間がいればおk。ありえない報酬でも実際に成約しているから現在の相場ができた、というわけなのです。公式サイトじゃないけどこの情報によると月25万円稼ぐ人は現在100人しかいないらしい。毎月収入がある人でも1,000人。まー請負には法定最低賃金とかないんで。むきゅー。なにやらその1,000人を1万人に増やしてかつ食べていけるまで増額するのが今年の目標だ、とも書かれているけどね。一方で総務省によると「右肩上がりの成長市場」らしいっすわ。安倍政権の「一億総活躍社会」の基盤になるかもと俺に期待されてるのがランサーズシステムなんです。いやいいんですよ一億総活躍社会には労働力人口の確保が必要なんだから。まっとうな額にするのは二の次。いやいや成長市場なんだから心配無用

あと依頼する側として気になるのは剽窃? 400字100円の原稿を何百件も募集するようなケースだとコピペチェックが問題になってくるらしい。超限界価格によって試されるのはスピード感マイルドに言うと生産性)だからね、ダメ元でコピペぶち込んで来る人もいる(という先入観がある)わけで。そこで法人にはランサーズ開発部謹製の「コピーコンテンツチェック」が提供されている。どんなデータに基づくのかは秘密だけど、コピペはこれで見つかる(という幻想を見せる)スグレモノだ。これで著作権侵害から損害賠償リスクを無くすことができる(と思われている)。実際に問題になってるのはデザイン方面依頼側の著作権侵害なんだけど。

 

依頼できるジャンルについて

件の記事についたブコメを読むと「ラノベも書いてもらえるんだ!」と思った方は多いらしい。でもなんでもアリなんですよ。ふふふ。こっち系の小説執筆依頼なら他にもありました。それに抱き枕の作画を依頼する人もいるんですよ。こちらは当方注目のクライアント様っす(完全受注生産でカバーの販売もしているみたいっす)。あとは二次創作イラストをポートフォリオとして公開している絵師さんもいるので、みなさんも2万円くらい用意して何か考えてみるといいですよ。相場の現実感を上げてください。

 

最後

あのと*科*超*の設定で落第騎士精霊使いの筋書きをなぞったようなテンプレプロットから、全く世界観の異なる2作品を作って頂きました。原稿をもらった後にも作者名掲載のお願いをしたりして、ちょっと日常には無い経験ができました。もし自分が受注側としてモノ書きをしていたら参考にしたいし「レクチャー」を依頼することもあったかも。実際「Skypeなどでアレコレ教えてほしい」という依頼はあるみたい(でもかなりの高ハードルなため、相応のハイジャンパーしか応募しない)。

久しぶりに見てみるとココナラも賑わってる様子。こちらは受注側が露店開いて待ち構えている(イメージの)サイト。「金払えばはてブ付けますサービスは一掃されてしまっていた。今回お世話になろうと思っていたのに。

 

(この記事本文はクラウドワークス執筆依頼させていただきました)

 

改訂履歴

 

〔本文はCC0募集した2作品はCC BY-SA

いわゆるテンプレ物のライトノベルって原作者いるんじゃね?

原作者、正確には編集者がこれ書けと勧めてくるんじゃないか。

悲しいけど、今の時代テンプレの方が売れるんだよね。

テンプレ通りの展開が多い作品が売れるとアニメ化する。

アニメ化したラノベテンプレばかりなのは、それが時代ニーズに沿った結果なんだろうけど、

その元を作ったのは原作者じゃないのかね。

その原作者は作者ではなくて編集者だろうと察する。

原作者自分好きな物語が書けなくなって本当に可哀想に思う。

それが売れ続ければ売れ続けるほど、作者の才能は枯れて行くのだ。

それが憐れでならない。

2016-01-13

アラサーオタク女が読んできた漫画

http://anond.hatelabo.jp/20160112190750

見て真似したくなりました。

物心ついた頃

【定期講読】りぼん(姉購入)

ときめきトゥナイト(なるみ編)、星の瞳のシルエットねこねこ幻想曲

小学校低~中学

【定期講読】なかよし

なにはなくともセーラームーン

ミンミン!、ミラクルガール

余談だが怪盗セイントテールよりも夢幻伝説タカマガハラのが好きだった

【定期講読】るんるん(なかよしの低年齢向け)

セーラーV、チムチムチェリー、セキホクジャーナル

キャンディキャンディ(付録として毎号別冊がついてた)

【定期講読】りぼん

赤ずきんチャチャママレード・ボーイ姫ちゃんのリボン

【その他】

らんま1/2(姉購入)、放課後シリーズ(ライトノベル、姉購入)

小学校高学年

【定期講読】なかよし

レイアース怪盗セイントテール、ようこそ微笑寮へ

【定期講読】りぼん

ご近所物語こどものおもちゃパッションガールズ

【定期講読】ジャンプ

るろうに剣心封神演義レベルEワンピース王様はロバ

【その他】

スレイヤーズ(ライトノベル)、宇宙皇子(姉購入)、稲中卓球部(借りた)、ぴくぴく仙太郎(経緯は忘れたがはまってた)

中学

【定期講読】ジャンプ

ワンピースNARUTO仏ゾーンHUNTER×HUNTERマサルさんジョジョ5部

【定期講読】マガジン

ハーレムビートサイコメトラーEIJIGTOカメレオンコータローまかりとおる!

【定期講読】amie(なかよしの年上向け)

nervous venus海野つなみ作品(kiss事情、telescope diary)、CLOVER、…

【その他】

彼氏彼女の事情赤ちゃんと僕、BASARA(田村由美)、っポイ!zero(やまざき貴子)

エヴァンゲリオン(アニメ漫画)

高河ゆん作品(源氏アーシアン)姉が私の部屋においてった

高校

漫画雑誌を買わなくなり、友人間での貸し借りや、部室に先輩がおいてった漫画などが中心

ワンピース、ピューと吹くジャガー

ガラスの仮面動物のお医者さん風光る

うしおととらめ組大悟グラップラー刃牙蒼天航路ブラックジャック

ジェリービーンズ、ジェリーインザメリーゴーラウンド(CUTiE買ってた)

大学

【定期講読】モーニング・ツー

不思議な少年ファンタジウム聖☆お兄さん変ゼミ惑星スタコラ

当時の話題

ハチミツとクローバーのだめカンタービレピアノの森団地ともおもやしもん働きマンおおきく振りかぶってぼくらの皇国の守護者(話題の)、ヒストリエBECKカイジ黒沢ドロヘドロ蟲師20世紀少年……

サブカルぶりたかった系

松本大洋(青い春鉄コン筋クリート花男…)

魚喃キリコ(blue、南瓜とマヨネーズハルチン…)

岡崎京子(リバーズエッジ、ヘルタースケルターうたかたの日々…)

真夜中のやじさんきたさん、ディエンビエンフー、ザワールドイズマイン、愛しのアイリーン

BLに片足突っ込んだ系

中村明日美子(Jの総て、コペルニクスの呼吸…)

雁須磨子(どいつもこいつも、のはらのはらの、じかんはどんどんすぎてゆきます、ご破算で願いましては)

読み逃してた名作系

スラムダンク幽々白書ジョジョ一部~六部

ベルサイユのばらガラスの仮面(再読)

手塚治虫作品(火の鳥ブッダ七色いんこルートヴィヒ…)

三原順作品(はみだしっ子ムーン・ライティング、Sons、ルーソロモン…)

24年組(風と木の詩ポーの一族綿の国星日出処天子…)

高橋留美子作品(めぞん一刻人魚の森うる星やつら…)

浦沢直樹作品(マスターキートンmonsterYAWARA…)

bananafish秘密漂流教室……

社会人

話題作は大体なんとなく一通り。あえて挙げるなら

軍靴のバルツァー、ヴィンランドサガ、ワイルド・ターキー

イムリ、月に吠えらんねえ

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