はてなキーワード: 秘密とは
自分の性的嗜好のルーツについて覚えている限りで書き出していこうと思う。
それは小学校5年生のころ、1つ上の近所の友達の家に遊びに行ったときのことだった。
確か冬の頃だったと思う。
友達の家でテレビゲーム(Nintendo64)をしていた、友達の親は仕事で不在のため自分達2人だけが家の中にいた。
その友達がゲームをしている間、(1人用のゲームだったので)自分は隣で時たま言葉をはさみながら友達のプレイを眺めていた。
お互いに言葉数が少なくなってきたときに、ゲーム中の友達が急に隣にいる自分の方へちょっかいを出してきた。
ちょっかいを出されたことが嫌だったので、自分も左手で同じようにやり返した。
その繰り返しでお互いの股間の弄り合いをしているうちになんか変なテンションになったせいか、
当然自分は最初は嫌がったが、その時家に自分たち2人以外誰もいなかったため
まぁいいかな…という気持ちになり渋々それに従った。
2人してズボンを脱ぐと、お互いに下半身パンツ姿になった(その時2人とも白ブリーフを穿いていた)。
それからまた同じことを再開した。
今度は「先にパンツを脱がされたほうが負け」というルールを付けて再びお互いの股間を弄り合った。
白ブリーフ越しに触れる友達の性器は硬くなっていて、自分のものも硬く充血しているのを自覚していたため
お互いに興奮し合っているのがわかった。
お互いにパンツを脱がせようとするも埒が明かず、ついに友達がこう言った。
「じゃあ、パンツも脱ごう」
それからほぼ同時に自分も友達もパンツを脱ぎ捨てた(今思えば、その言葉を待っていたのかもしれない)。
そして外気に晒される性器が2つ、自分は小5にしてすでに陰毛が生えていたが
1つ上の友達は身体の成長が遅いせいかまだ陰毛は生えていなかった。
そのときすでに2人とも勃起していたが、性器の大きさは自分のほうが少し大きかった。
友達のものは第二次性徴を迎えてからは勃起をすると包皮が完全に剥けて、
陰嚢の睾丸の大きさは不揃いで右側が大きく左側が小さかった。
それからまた2人とも床に横たわり、お互いのまだ皮も剥けていない幼い陰茎を手で直接弄りあった。
包皮を剥こうとする度に、互いに激痛による呻きが漏れ出た。
その時ははっきりと性的なことをしているという自覚はなかったが、
「人に話してはいけないし、知られてはいけないことをしている」ということは自覚し、
背徳感そして秘密の共有をしているという事実に陶酔しながら行為を続けていた。
今思えばそれが「目覚め」だったのかもしれない。
しばらく時間が経過して、お互いに疲れを覚えたところでパンツを履き直してズボンも履き終えた。
この時はお互いにまだ射精を覚えていなかったため、勃起した状態のままパンツとズボンを着直したのだと思う。
このことは2人だけの「秘密の遊び」として、どちらかの家に自分と友達以外誰もいないときに
誰にも知られることもなく密かに続けられた。
お互いに第二次性徴を迎えていなかった、あるいは自覚していなかった頃のある日に
この「秘密の遊び」をした際に初めて友達の性器を口に含んで上下に動かしたとき、
友達が我慢できずに自分の口の中に尿を漏らしたことを覚えている。
確か、「ごめん…」と呟いたのと同時に口に含んだ友達のものから温かい液体が迸ってきたのだった。
何の予告もなくいきなりそのような行動を取られたことに恐怖を覚えたのかもしれない。
この「秘密の遊び」は小学校から中学・高校まで不定期に続けられた。
その回数は100を超えていたと思う。
友達の性器にいつ頃から陰毛が生え始めたのかを自分は目で見て覚えているし、
友達が下着をいつ頃からブリーフからトランクスに変えたのかも覚えている。
第二次性徴をお互いに迎えてからはお互いの性器を弄り合って、どちらが早く
相手を射精させられるか、あるいはどちらがより絶頂へと至らしめられるかへと
遊びの趣旨が移っていった。
お互いにより長く秘密の共有を味わいたいと思ったためかすぐに遊びが終わることはなく、
友達はあまり自分からそういうことをすることはなかったが、自分は友達の充血した性器を
口に含むことだけでなく、上半身を脱がせて乳首を舐めながら友達のものを扱いたり、
それだけに飽き足らずに肛門までも舐めながらものを扱いてやることもあった。
友達の陰嚢や肛門のどの位置に黒子があるかまで目で見て覚えている。
また、自分と違って発毛の薄い彼は陰嚢まで毛が生えておらず
「秘密の遊び」の上での自分と友達はあくまでオーラルな関係だけであり、
さらにその先の…アナルセックスをしたり接吻をしたりということは全くしなかった。
「そこまではしてはいけないという」一線が、お互いに不文律として存在していたのだと思う。
ただ、自分は時折友達の無防備な肛門に指を無理矢理入れて苦痛にもがくところを楽しむことがあったが。
高校卒業からしばらく音信不通となり、自分が大学生のときに友達がちょうど大学を卒業した頃に
地元で久しぶりに再会した時に自分の家に友達を招いて積もる話をしばらくした後に、
あの時のことを思い出して数年ぶりに「秘密の遊び」に及んだ。
それから会う機会は格段に減ったものの、部屋に2人だけのときにはお互いに秘密の時間を共有し、
お互いに快楽の高みへと導いていった。
そして現在、友達にもう会う意思はないという連絡を受けて音信不通となってしまったが、
今でもその頃のことを思い出しながら自慰に耽ることがある。
ちなみに、自分は異性に対してもきちんと性欲を覚えられるので
Amazonカスタマーサービスが個人情報を流出させてる件が話題になってるね。
電話問い合わせとか、直接窓口に言って聞き出すのって、ソーシャルエンジニアリングの基本だけど、これ仕様バグだよね。
実は、ワシントン州シアトルあたりに住んでるEricさんの方が被害がひどい。
https://medium.com/@espringe/amazon-s-customer-service-backdoor-be375b3428c4#.shr23h4my
これで、本人確認が終わって、最後に注文した商品と、その送り先、電話番号、ギフトカード残高が漏れてる。
(クレジットカード番号は、下2桁であっても教えてない)
http://d.hatena.ne.jp/canadie/20160125
これで、本人確認が終わって、注文の商品、その送り先(実住所)が漏れてる
そうなんだけど、漏れ方の問題で、バグってんのは「本人確認」の部分。
つまり、Amazon側も「本人だとみなすけど、この本人確認でOKなのは注文まで」という段階が有ることがわかる。
Amazonは、住所と名前とメールアドレスで、注文情報が引っ張れる。
これは、微妙なラインだけど脆弱性っぽい。そもそもログインさせるべき。
チャットがログインに誘導させるか、パスワード不明な場合は再発行させるべき。
(注文情報をAmazonがどうみなすかわかんないけど、特に電子書籍のような「今何を読んでるか」は思想信条に関わるから、結構すぐ改善されるかも)
で、こっちが判りづらいんだけど、
例えば、本名と住所Aを知ってる相手に、Amazonが住所Aを教えた。同じ住所だから、これは別に問題ない。
という点が問題。
例えば、ゆるい会社だと、職場にAmazonから荷物送ってもらってる同僚がいそうだ。
そしたら、会社の住所と、そいつの名前と、使ってそうなメアドで、自宅住所が解る。
住所Aを伝えられたら、住所Aに関わる注文だけ答えて、あとは「登録住所に到着済みです」「配送中です」だけで良いと思うんだよね。
住所Aで「本人確認OK」にして、いきなり住所Bまでバラすから問題。
ただ、「Amazonの登録住所を知ってる」というのは、ハードル高い。
それで自宅の方は知らないってかなりのレア度。だから、こっちは改善されない可能性高いと思うな。
(アメリカ滞在中に知人がホテルにAmazonから受け取ってた。自宅の住所は知らないけど、知りたい、みたいなパターン)
たぶんだけど、小売で電話応対のマニュアルをそのまんまチャット側に持ってきてるんじゃないかなー。
まあ、とりあえず彼氏彼女や妻や夫、同居の娘息子に内緒で、趣味の物品Amazonから購入してるヤツは、メアドは変えとけ、な?
http://anond.hatelabo.jp/20160123131828
でも、その前に、言いたいことがある。
つまり、コードを書く人ではなく、プロジェクトを運用する人が必要だ。
なぜかここに勘違いが発生している。
就職説明会で、プログラマーを募集したり、技術力の高さをうたうSIerはない。
「わたし達は、『コミュニケーション能力』に長けた人材を必要としている」と明言している。
よく就活生の間で「『コミュニケーション能力』って何だよ」というバカにしたような疑問が生まれるが、必要なものはまさにこの能力だ。
『コミュニケーション能力』とは、プロジェクトを運営する能力である。
具体的には、「お客さんと合意をとる」「工数を管理する」能力だ。
SEは技術課題が発生した事実は把握するが、解決するのはプログラマーだ。
SEの仕事は、発生した技術課題によって、プロジェクトが遅延するか、工数がオーバーするか、お客さんに何らかの説明が必要か、を判断・処理することだ。
SEの目的は、「プロジェクトを成功させること」であって、「技術力を高めること」ではない。
もちろん、「プロジェクトを成功させること」を達成するために、「技術力を高めること」が必要と判断する場合もあるだろう。
だが、必須ではない。
プロジェクトを成功したと判断するための要素はいくつかあって、それらはお客様と合意がある。
例えば、「業務に支障をきたす障害が10件以下であること」という要件であれば、不具合が10件あっても問題はない。それ以上の品質を維持することは自己満足の世界である。もっと、言えば、必要以上の品質を維持するために、工数を消費することは会社にとって不利益行為である。
大事なことは、自己満足の品質基準を満たすことではなく、お客さんと合意した品質基準を満たすことである。
「お客さんとの品質基準を満たすためにより多くの工数が必要なんだよ。テストコードが必要なんだよ。自動テストを作成する時間が必要なんだよ。レビューの時間が必要なんだよ」と思うだろう。
バカかお前は。
その必要なことをお客さんに説明して、工数とってくるのがSEの仕事なんだよ。
工数取れない場合は、合格基準を低くするのがお前の仕事なんだよ。
仕事ができないSEってのは、製造が開始した後に、「あ、これが足りなかった」ってなる人のことだ。
自己紹介で「仕事はSEです」というと、ブラックのイメージからか可哀想な目で見られるため、否定したい。
20代は薄給だ。でも寮がある。
30は500万円
35は650万円
部長は1000万円〜
月0時間だ。
とはいえ、運用は部によるし、プロジェクトによっては月60時間いくやつもある。
取得率は100%近い。
けっこういる。
部によっては、仕事に厳しいため、己の無力さから鬱になる人もいる。
在宅勤務もできる。
同業なのに特定できない人は、情報収集能力に著しく欠けるため、当社に不要な人物なので転職は諦めてください。
http://anond.hatelabo.jp/20160120171622
あー、俺もそういう体験したわ。
余命いくばくもないことを秘密にしたまま彼氏と別れた女性がいたんだけど、俺はその人を好きになった。
だから俺は彼女にずっと寄り添って、医療費もほとんど負担してあげたし、二人でたくさん思い出を作ったんだ。どうせ死ぬとわかっていたけど婚約もした。
そうしたら彼女は病気から奇跡的に回復!!……と喜んだのもつかの間、彼女は元彼とヨリを戻したらしく、俺との婚約を解消したいと言い出した。
俺もさすがに腹が立ったから慰謝料を取ろうと思ったけど、少女をレイプしたとかいう容疑で逮捕されてそれどころじゃなくなった。
どうやらタイムマシーンでやってきた未来人が裏でいろいろと工作していたらしい。俺が冤罪に巻き込まれたのもその未来人のせいだった。未来人は少女みたいな風貌をしていたから、レイプの被害者だと偽って俺を警察に突きだしやがったんだ。
示談にするため、俺は未来人の要求を呑むしかなかった。慰謝料を払えだの医療費を返せだのと騒ぎたてないこと、将来にわたり元婚約者やその周りの人たちに関与しないことが条件だった。しかも俺がこつこつ積み立ててきた貯金まで奪われた。あいつはまるで泥棒だった。
まったく、未来人ほどロクでもない奴はいない。俺の人生をさんざん引っかき回して不幸にしたくせに、それが増田で大勢から「いい話」と思われて称賛されているんだから始末に終えない。
どうも増田です。
クラウドソーシングでライトノベルを書いてもらったらどんな感じになるのかなって。それで募集かけたら心躍る作品が寄せられたので、ここで紹介したいと思います。
利用したのはランサーズ。有名どころで。簡単なテンプレプロットだけを用意して「これを参考にして」って感じで依頼を出しました。
そして、いただたいた作品はこちら。
……暑い。暑すぎる。
もうどれだけ砂漠の中を歩いただろうか。朝と夜が何度巡ったか数えるのを止めてから、日付の感覚が無くなってしまった。それでも、重い足を引き摺って、俺は歩き続ける。しかし、太陽は容赦なく俺を照り付ける。
もう、限界かもしれない。
と、諦めそうになったそのとき、揺らぐ視界の先に、ひとりの少女が見えた。
美しい。この手で、触れたい。
朦朧とする意識の中で、俺はそう強く思った。とうの昔に動かなくなっていてもおかしくない俺の足は、その少女に向かってよろよろと歩を進めた。
しかし、少女が俺の存在に気付き、視線を交わしたと思ったそのとき、どうやら俺の体に限界が来たらしく、そこで俺の記憶は途切れてしまった。
* * *
「あら、目を覚ましたわ。マルジャーナ!いらっしゃい!見て、目を覚ましたの」
薄く目を開けると、そこには途切れる直前の記憶の中にいる、あの美しい少女が、興味深いものを見るような目で俺を見つめながら、大声で人を呼んでいた。
マルジャーナと呼ばれた少女が慌しくやってきて、目を覚ました俺の姿を認めると、急いで水差しを持ってきてコップに水を注ぎ、俺に差し出した。
喉がカラカラに渇いていた俺は、思わずそれを奪って飲み干すと、「おかわり!」と叫んでいた。
「まぁ、野蛮ですこと。マルジャーナ、甕にいっぱい水を持ってきなさいな」
「かしこまりました」
マルジャーナは二つ返事で踵を返すと、部屋を後にした。
「お……お前は、誰だ?」
「あら失礼、申し遅れました。わたくしの名はシャハラザード。この国……セルジューク帝国の皇女ですわ」
「セル、ジューク……セルジューク!?ここがあの、セルジュークなのか!?ということは、お前は……!」
俺は飛び起きた。が、何日も寝ていたらしく、凝り固まった体を急に動かしたためか、腰からビキッと嫌な音がして、激痛が走った。
「いっ………てぇ!」
「大人しくなさい、野蛮人!」
「野蛮人じゃねぇ……俺の名はアリババ。アリババ・ディアーブだ」
「ディアーブ……?どこかで聞いた姓ねぇ。どこだったかしら……」
「ふざけるな……3年前にてめぇが無残に処刑した、大盗賊ガラン・ディアーブの名を忘れたのか!」
「あぁ、あの盗人ね!わたくしの飼っている可愛い“ペット”のエサにしたのよ」
数年前まで、アラビア中を恐怖に陥れた大盗賊ガラン・ディアーブは、他でもない俺の父親だ。父親、と言っても血は繋がっていない。娼婦だった母親がどこの誰だかわからねえ男と勝手に作って勝手に生んで、名前も付けないまま捨てられた俺を、父・ガランは拾ってくれて、立派な盗賊に育ててくれた。俺はガランを心から尊敬し、親父と呼んで慕っていた。
しかし、近年急激に勢力を伸ばし、遂にアラビアを征服したセルジューク帝国は、あんなに大盗賊と恐れられていた親父を、いとも簡単に捕らえてしまったのだ。
俺はすぐに帝国へ復讐しようと40人の盗賊仲間をけしかけた。しかし、最長老の爺さんが、俺を止めた。
長老が言うには、セルジュークはアラビアにはいなかった魔法使いの勢力で、親父もまたその魔法の餌食になり捕まってしまったらしい。
また、セルジューク帝の一族、特に処刑を実行した皇女シャハラザードは化物のような魔法生物を何百・何千と子飼いにしていて、王宮に忍び込もうにもそんな化物たちを何匹も倒さなければいけない。そのため、復讐にも準備が必要なのだ、と。
復讐のために俺達は、セルジュークの魔法のことを徹底的に調べ上げた。主義には反したが、自分たちでも身に付けることにした。そうした中で、親父は処刑として皇女子飼いの化物に食い殺されたこと、その処刑は王族のためのショーとして披露されていたことを知った。
そして3年。俺の40人の仲間達は復讐を企てる過程で、ある者は逃げ出し、ある者は野垂れ死に、ある者は殺され、そうこうするうちに、また俺はひとりぼっちになってしまった。
だが、子供の頃とは違う。俺には親父に貰った「アリババ」という立派な名がある。仲間達との思い出がある。だからこそ、ここまで来られたんだ。
「だから俺は絶対にこいつを殺し、この国を潰してやるんだ……」
「何をひとりで語ってらっしゃるの?」
「え!?」
どうやら声に出ていたらしい。俺としたことが……。
「っ、痛……!」
「あら、やはり体が痛むようね。マルジャーナはもう少々時間がかかるようですし、わたくしが応急処置をいたしますわ」
そう言うと、シャハラザードは踏み台に乗り、背伸びをして棚の上を探り始めた。と、その時。
「キャッ…・・・!」
踏み台がぐらつき、シャハラザードは無様に床へ落ちてしまった。
「お、おい!慣れねぇことはする、な……っ!?」
痛む体を押して身を起こすと、そこには筒状の装束を無様に捲れ上がらせ、こちらに尻を向けて床に倒れ込むシャハラザードの、
「ぱっ、ぱん………」
「い、イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
絹を裂くような悲鳴が、王宮に響き渡る。
「う、うるせえ!静かにしろ!」
俺の制止も空しく、シャハラザードが叫び続けると、先ほどのマルジャーナが猪突の如き勢いで部屋へと戻ってきた。
「シャハラザード様、どういたしまし……こ、このお姿は……まさか、貴様ッ!」
「おおお俺じゃねえ!こいつが勝手に……!」
と、その時、シャハラザードが装束を調えながらユラリと立ち上がり、
「マルジャーナ、ごめんなさいね。わたくしとしたことが、取り乱しました」
「分かっているわ、マル。セルジュークの女傑にとって、婚前の娘が許婚以外の殿方に下着を見られることは、すなわち死を意味します。この屈辱は、わたくしが、みずからの手で晴らします」
「……!!!おい貴様、まずい、逃げろ……!」
「え、え!?」
敵意を剥き出していたマルジャーナに突如「逃げろ」と言われ、俺は面食らった。
と、次の瞬間には赤い閃光が部屋を包み、気付くと俺の体は宙に浮いていた。
「花よ、鳥よ、風よ、月よ。セルジューク第三皇女・シャハラザードの名の下に、大罪人に死のダンスを」
シャハラザードが呪文を唱えると、部屋の四方から魔方陣が浮かび上がり、俺の四肢を固定して引き裂こうとした。
が、しかし。
「ハァッ!」
「な……ッ!?どうして、蛮族が魔法を……?」
俺は3年間の復讐生活の中で、かなり複雑な魔法まで理解でき、分解できるようになっていた。セルジューク国民以外が自分の魔法を分解出来ることに、シャハラザードはかなり驚いているようだった。
「……なるほど、あなたの実力は分かりましたわ」
「分かったか!だったらこの場は一旦……」
「わたくしの持てる全ての魔力を、次の魔法に注ぎ込ませていただきます」
「シャ、シャハラザード様!いけません、ご自分を見失っては……!」
「はぁぁあ……………」
マルジャーナの忠告に耳を傾けることなく、シャハラザードは全身に魔力を漲らせた。
魔力が赤い光となってシャハラザードの体の回りに揺らめくと、地面が強烈に振動し始めた。
「い、いけません!このままでは王宮が崩れて……キャァッ!」
振動で倒れてきた棚が、マルジャーナのすぐ近くを掠めて倒れた。
いけない、このままでは無関係な召使たちまで巻き込んでしまう。
かくなる上は、いちかばちか……
「やめろォォォオオオオ!」
そう叫びながら、俺は皇女に飛び掛った。
俺は3年間の修行の中で、自分の手に触れた魔法を分解する能力を手に入れた。だから、術者であるシャハラザードの体に触れれば、あるいは彼女の大魔法をも沈静できるかもしれない。
「…………………………止まったか……?」
無我夢中でシャハラザードに掴み掛かり、床へ倒れこんだ俺は、状況が上手く把握できなかった。しかし、振動は止んでいる。どうやら俺の作戦は成功したらしい。
が、何故だ?マルジャーナが俺を蛆虫でも見つめるかのような目で見下ろしている。
というか、何だ、この柔らかい床は。
「………ぅ、ひっく、ひぐ…うぇーーーーーーーーん」
突如、俺の体の下から泣き声が聞こえてきた。
床から体を離すと、俺の腕の中に入るような形でシャハラザードが横たわっていた。
そして、俺の右手は、しっかりとシャハラザードの左の乳房を掴んでいた。
「っうああああああああああ悪い!本当に済まねえ!!違うんだ、俺はこの手に触れた魔法を分解できるから、その、違うんだ!断じて!そんな!つもり!でh」
俺の息も絶え絶えの弁解は空しく、俺の右頬に物凄いスピードでシャハラザードの平手が飛んできた。あまりの衝撃に、脳が揺れる。
「そこは魔法じゃねえのな……」
そこで再び、俺の記憶は途切れたのだった。
── 『アリババと40人の盗賊と史上最凶の姫君と!?』 Øさんの作品でした。
まだその原因が風だったら、彼女がこんなに怒り狂うこともなかったかもしれない。あるいは水たまりに映ったのを偶然、たまたま、思いがけず見てしまったとしたら、こんなことにはならなかったかもしれない。白にピンクのリボンが付いていたなんて、一瞬にしてこうも細部まで把握してしまう自分の性が誇らしい……じゃなくて、今は憎らしい。
「そこの男、待ちなさーい!」
烈火のごとく、この表現が最適だ。なんて考えている場合じゃなかった。彼女はおっとり清楚系の容姿からは想像もつかないようなスピードで追いかけてくる。
「わざとじゃないんだー」
いや、まさか、あのタイミングで傍に女の子が立っているなんて気付かなかったんだ。
数分前、胸ポケットに入れていたペンを街で落とした。ぼく以外の人間はこれを使って魔法を自在に操るんだけど、ぼくにはなぜか魔法の素質がない。普通の人は命の次くらいにこのペンを大事にしているらしいが、ぼくにとってはいたって平凡なペンぐらいの存在でしかないので、外出時に胸ポケットに放り込むくらいにはぞんざいに扱っていた。
「なんだよ、まったく」
こけはしなかったが、小さい段差につまずいた途端、学校で支給されたこのペンがポケットから飛び出たのだ。ぼくはそれを、何の躊躇もなくしゃがんで拾った。そして、何の考えもなしに空を見上げた。その瞬間が、彼女との、いや、彼女の下着との出会いだった。
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
だって、飛行機が飛ぶ音がしたと思ったんだ。昔、人間は飛行機とやらの飛ぶ羽のついた列車に乗ってあちこちを旅したという。でも現在は魔法を使って自分でどこにでも行けるので、飛行機はめったに見られない。何かのイベントでもない限り、事故の原因になるので披露されない。
魔力も体力もほとんどないぼくだが、真っ赤になって飛んでくる彼女から逃げるため、必死に走る。
彼女はものすごい形相で追いかけてくる。もし今、彼女を横から見ることができれば、なびく腰まである長い髪はとてつもなく美しいだろう。けれど、真正面からしか今のぼくにはとうてい無理な話だ。
なんでぼくがこんな目に。ただペンを落としただけなのに。ペンのバカ野郎。たいして役にも立たないくせに。飛行機のバカ野郎。結局見れなかったし。
人をかきわけ、大通りを突っ走る。ぼくは魔力が極めて少ないので飛ぶことはできない。飛べたらとっくに逃げ切っている。
後ろを向くと、まだ彼女はあきらめない。なんて日だ。ピンクのリボンが付いて、あっさりとしたレースのある白いパンツを見てしまったばっかりに……。
でも、もう限界。息がつづかない。ぼくは足を止めた。
振り返ると、彼女はペンを高々と振り上げていた。そして、頌栄を始めた。もしかして、魔法を使うの? あきらかに虚弱なぼくに?
「滅びよ! ゴルゴダのイカヅチ!」
やっぱりー! って、関心している場合じゃない。思わずぼくはペンを取り出し、落ちてくる雷を受け止めた。
辺りにまばゆい光が広がり、すぐに消えた。
「えー、なんでー!?」
あれ? たしかに持てる魔力の全てを込めてペンをにぎりはしたけれど、まさか無効化できるなんて。しかも、ぼくの学校でもできる人が少ないゴルゴダの魔法を……。
「あなた! 今、何をしたの! 私の魔法を無効化できるなんて、できるなんて生意気よ!」
彼女の髪が舞い上がっているのは、目の錯覚ではないだろう。そして、きっと漫画的な怒りを表す効果でもないだろう。これは、人が持てる全魔力を一度に使おうとした時に現れる、女性特有の……。
ものすごい魔力だ。髪どころか、さっき覗いてしまったスカートまではためいている。
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
彼女はまばたき一つなしに、また頌栄を始めた。いや、まさか。さっきのゴルゴダのイカヅチだって、人に向けちゃいけない魔法の一つだって、教わっただろ?
天国から地獄にたたき落とされるほどの衝撃だというこの世界最大級の大魔法。どうせぼくには使うことも、ましてや受けることも絶対ないだろうと、教科書には乗っていてもその存在くらいしか知らなかった魔法。
「だったら、なにー?」
頌栄と共に、彼女の足元に魔法陣が完成していく。見回すと、ぼく以上に街の人たちはパニックになっていた。それもそうだ、この街一つ消し飛ぶくらいの魔法なんだから。
「やめろ、やめろ。や、やめてください!」
「よくも私のパンツ見たわねー! それに、私の魔法を消すなんて、消すなんてー!」
このままでは、ぼくの人生どころか、ぼくの街も終わる。
あのペンさえ、彼女のペンさえ奪えれば、どんなに頌栄をつづけても魔法陣は消える。どうにかしなきゃ。どうにかして彼女から取り上げなきゃ。
ぼくは走っていた。もうヘトヘトで足がもつれて仕方ない。けれど、彼女の方へと走った。もう時間がない。
頌栄は最後のフレーズに入った。ヘブントゥーヘル、発動まで後五秒……。急げ、ぼく。
残り、四秒……。やっと魔法陣の中まで入った。すさまじい魔力に、全身の毛穴から汗が沸騰したかのように吹き出る。
残り、三秒……。
「やめるんだ。ぼくが悪かったから!」
「そんなの当たり前でしょ!」
残り、二秒……。
彼女の握るペンに手をのばす。けれど彼女はそれを避けるように腕を振り上げた。
「ペンを離せ!」
「いやよ! 私に命令しないで!」
一秒……。
彼女が自分の胸の前でペンを抱きしめるように握り締めた。よし。そこなら届く! ぼくはペンに力いっぱい腕を伸ばした……
あれ?
ペンじゃない。
でも、ヘブントゥーヘルは発動していない。おかしいな。ペンを奪わずに魔法が止まるなんて。
足元の魔法陣は、きれいさっぱり消えていた。
「あー、よかった。ヘブントゥーヘルなんて発動したら、どうなってたか……」
目の前の彼女は、ぽかんと口を開けて微妙だにしない。魔力を使いすぎたのかな。もしかして、もう気が済んだとか?
でも、あれ?
なんだ、この手のやわらかな感触は……。思わずたしかめるように、指先を動かしてみる。
みるみる真っ赤になる彼女の顔。
「キャーー!」
バシーーーン!
「許さないんだから、許さないんだから、許さないんだから、許さなーい!」
脳みそが、揺れる。なぜかこんな時に、ピンクのリボンの付いた白いレースの下着を思い出す。素材はそう、綿じゃなくて、ツルツルした感じのサテンだった……。
── 『ぼくと彼女のペンの誤り』 春野かなたさんの作品でした。
いかがでしたでしょうか。みなさん普段使いの場所で構えずに感想を書いていただければなと思います。
さて、依頼してみて分かったことをさも知っていたかのような素振りで書いていきます。そんなに長くないので、ご参考まで。
「タスク方式」で依頼したため、応募は早い者勝ち。執筆時間に制限を掛けなかったので、とにかく名乗りさえ上げてもらえば、じっくりと時間をかけて執筆していただたける。無用な制限はよくないね。低単価と短納期と高品質は、小学校の算数でやった「はじきの法則」に似ている。金と時間をケチるなら品質はそれなりよ。とか言いながらもやっぱムリな場合、応募後に難癖をつけて受け取りを拒否することもできるけど、3,000字も書いてもらって後から無碍にするのはゲスい。
メッセージやファイルのやり取りで、うまいこと交渉しつつ修正を掛けてもらうこともできるので、そうゆう事態のために単価はチョイ増しするのがよろしい。
今回の依頼件数は1件だけだったけれど、実は1人目の方の執筆中に書き上げてくださった方がいたので、そちらも買い取らせていただきました。その書き上がりが依頼登録から2時間後のこと。その後1人目の方がキャンセル、そして3人目の方が原稿をアップロードして募集終了になったので、もしかすると他にも構想を練っていた方がいらっしゃったのかも。選手層ぶあつい。募集条件外の取引なら新しい依頼を立てればいいだけだし、特定の人だけに直接依頼することもできるんです。ランサーズはユーザー間の合意が全て(すいません利用規約もあります)。お互いに得をするなら(金銭授受さえランサーズでやれば)取引方法は自由なんです。
でも今回はつつがなく終わりました。お二人共ありがとうございました。
欲しい点だけ指示して、後をぜんぶ丸投げするならランサーズおすすすめ。依頼者がこだわると、どこまでももつれるからね。
今回とは違う「コンペ方式」で依頼すれば、大勢の作品から1つ選んで「あとは要らない」って言っちゃうこともできる。でもガッツリ書いてもらってから無碍にするのはやっぱりゲスいので、ほんの一部ややや詳しいプロットを出してもらうのがいい。本格的に書いてもらうのはこの人と決めたひとりだけ。変則的な募集方法でも事前に明示していれば問題なし。(ただし規約違反っぽい記述があると、誰かがランサーズ事務局に通報しただけで中断させられることに。説明を求められちゃうので注意)
また合意さえあればいいので、どんなに低単価・短納期でもやる人間がいればおk。ありえない報酬でも実際に成約しているから現在の相場ができた、というわけなのです。公式サイトじゃないけどこの情報によると月25万円稼ぐ人は現在100人しかいないらしい。毎月収入がある人でも1,000人。まー請負には法定最低賃金とかないんで。むきゅー。なにやらその1,000人を1万人に増やしてかつ食べていけるまで増額するのが今年の目標だ、とも書かれているけどね。一方で総務省によると「右肩上がりの成長市場」らしいっすわ。安倍政権の「一億総活躍社会」の基盤になるかもと俺に期待されてるのがランサーズのシステムなんです。いやいいんですよ一億総活躍社会には労働力人口の確保が必要なんだから。まっとうな額にするのは二の次。いやいや成長市場なんだから心配無用。
あと依頼する側として気になるのは剽窃? 400字100円の原稿を何百件も募集するようなケースだとコピペチェックが問題になってくるらしい。超限界価格によって試されるのはスピード感(マイルドに言うと生産性)だからね、ダメ元でコピペぶち込んで来る人もいる(という先入観がある)わけで。そこで法人にはランサーズ開発部謹製の「コピーコンテンツチェック」が提供されている。どんなデータに基づくのかは秘密だけど、コピペはこれで見つかる(という幻想を見せる)スグレモノだ。これで著作権侵害からの損害賠償リスクを無くすことができる(と思われている)。実際に問題になってるのはデザイン方面や依頼側の著作権侵害なんだけど。
件の記事についたブコメを読むと「ラノベも書いてもらえるんだ!」と思った方は多いらしい。でもなんでもアリなんですよ。ふふふ。こっち系の小説執筆依頼なら他にもありました。それに抱き枕の作画を依頼する人もいるんですよ。こちらは当方注目のクライアント様っす(完全受注生産でカバーの販売もしているみたいっす)。あとは二次創作イラストをポートフォリオとして公開している絵師さんもいるので、みなさんも2万円くらい用意して何か考えてみるといいですよ。相場の現実感を上げてください。
あのと*科*超*の設定で落第騎士か精霊使いの筋書きをなぞったようなテンプレプロットから、全く世界観の異なる2作品を作って頂きました。原稿をもらった後にも作者名掲載のお願いをしたりして、ちょっと日常には無い経験ができました。もし自分が受注側としてモノ書きをしていたら参考にしたいし「レクチャー」を依頼することもあったかも。実際「Skypeなどでアレコレ教えてほしい」という依頼はあるみたい(でもかなりの高ハードルなため、相応のハイジャンパーしか応募しない)。
久しぶりに見てみるとココナラも賑わってる様子。こちらは受注側が露店開いて待ち構えている(イメージの)サイト。「金払えばはてブ付けます」サービスは一掃されてしまっていた。今回お世話になろうと思っていたのに。
(この記事本文はクラウドワークスで執筆依頼させていただきました)
改訂履歴
偶然と言えばそれだけの話かもしれないけれど、まさか自分の人生の中で、
ブログはやってないし、SNSに書くのもプライバシーが気になるから、
普段は見るだけだった増田に書かせてほしい。
備忘録と言うか、まぁ書かなきゃ落ち着かないってことで、
長文になるだろうけど、吐き出したい。
俺は友人が少ない。
いや、正確に言うと、本当に友人と思えるヤツが少ない。というかいない。
友人以上という意味で、一人だけ親友がいる。幼い頃からの腐れ縁で、
お互い三十歳になったが、もう二十五年以上の付き合いだ。
そいつが五年付き合った二つ下の彼女と別れたのは去年の頭のことだ。
毎週末のように散々酒に付き合わされた。
帰り道にある行きつけのジャズバーで一人しっぽり飲むのが日課だった。
親友の拘束も落ち着き、久々に顔を出したその日、マスターに奇妙なことを言われた。
何のことだ?と思って話を聞こうとすると、
入り口から一人の女性、と言うには幼い見た目の女の子が入ってきた。
俺は彼女を見た瞬間、初めて見るはずなのに、妙な既視感に襲われた。
話を聞くと、彼女もよくこのバーで飲んでいて、
いつもカウンターでマスターと話す俺を見て、話かけたいと思っていた、とのことだ。
それが今年に入ってから俺が全く顔を出さないもので、ずっと来る日を待っていたらしい。
俺が一人飲みを始めて五年程たが、こういう話は意外に多い。
けれど若くて、且つ一人で絡んでくる女性は初めてだったので、正直テンションは上がっていた。
加えて彼女とはやたら話が合い、その日はマスターも含め三人で遅くまで飲んだ。
「また一緒に飲みましょうね!」
終電があると言い、最後に連絡先を交換して、彼女は足早に帰って行った。
俺も帰ろうと身支度を始めた時、マスターがボソッと
「でもなぁ、あの子に話しかけられるまで、正直見たことなかったんだよなぁ」
そう言ったのが少し気になった。
その後、金曜日前になると彼女から携帯にメッセージがくるようになり、
何故か彼女といると全く緊張することがなく、とても居心地が良かった。
会いたい、一緒にいたいけど、恋とは違う。そんな感情の中で揺れ動いていた。
きっと久々のロマンスだから、恋する感覚を忘れているのかも知れない。大事に育てていこう。
そう思い、親友には当面黙っておくことにした。
俺は友人はいないが、親友がいること。長い付き合いであること。
彼が最近彼女と別れて、相当参っていることを当たり障りなく話した。
ふと、そろそろこの子を紹介するか。と思い、
「良かったら今度連れてくるよ」と言うと、何故だか彼女は頑なにそれを拒んだ。
そして、まるでずっと言い出すタイミングを待っていたかのように、突然おかしなことを言い出した。
「その親友さんの彼女さん。本当は大事なことを隠していると思う。
是非彼女さんに連絡をして、それを聞き出して。それは私に言われたからではなくで、
しょっちゅう一緒に飯や旅行に行っていたので、とても仲が良かった。
二人が別れる時にも話をしたが、それ以降は連絡をとっていなかった。
「でもなんで君にそうするように言われたと言ってはいけないの?」と聞くと
「だってバーで知り合った女に言われた、なんて言ったら、嫌がられるでしょう」と彼女は笑った。
久々に親友の彼女にメッセージを送ると、意外にも早く返信が来た。
「今日本に帰ってきてる。良かったら会って話さない?」と書いてあった。
余りにトントン拍子に進む話に、何か変なことに巻き込まれているかも、と
このあたりから思い始めたことを覚えている。
約束の時間に少し遅れて、彼女が指定した都内の喫茶店に行くと、
彼女はやつれ切った表情で座っていた。
「久しぶり」と話かけると、みるみる内に彼女の目に涙が溜まり、急に泣き出してしまった。
まるで自分が泣かせてしまったかのような状態になり、あたふたしていると、彼女は
「まさか連絡が来るとは思わなかった。一人でずっと辛かった」と言った。
一昨年にある病気が発覚したこと。
その病気によって、時間が経つにつれて、日常生活が困難になること。
子供をつくることも難しくなること。
ずっと悩んでいたが、彼にはこんな風になってしまった自分ではなく、
別の健康な女性を見つけて幸せになって欲しいという結論に至ったこと。
彼にバレないように、親兄弟以外には秘密にしていたが、辛くて仕方がなかったこと。
全て聞き終えた時点で、正直俺は「こんな話ってマジであるのか」とかなり面食らっていた。
あまりにもショック過ぎて、その場では気の利いたことが何も言えなかった。
家に帰る道すがら、これは何か見えない力が動いている。こんな偶然はあり得ない。
きっと俺は何かしなきゃいけないと強く思い、自宅に着くと即彼女に電話を掛けた。
「知ってると思うけどさ、俺、すげえ口軽いんだよね」
そう伝えると、まだ彼女は泣いていたのだろうか。震える声で
「やっぱりあんたって最低だね」と言った。
よく聞き取れなかったが、最後に「ありがとう」と言った気がした。
その後すすり泣きのような音が聞こえたかと思うと
「サンキュー。悪いけど用事が出来た。また今度な」と言って彼は電話を切った。
その後、案の定というか、俺のたった一人の愛すべき馬鹿な親友は元鞘に戻った。
しかもその後、通常では考えられない速度で、彼女の難病が快方に向かい始めたというから驚きだ。
更に衝撃なのが、彼女の妊娠が発覚。子供をつくることも難しいと言われていたのに、
よかったら俺達が夫婦になる瞬間に立ち会ってくれ」
友人が見届け人的な役割で一緒に来ることは珍しくないが、
三人とも笑いながら号泣してるのを見るのは初めてだ。と役所の人に苦笑いされた。
バーの彼女にメッセージを送るも既読が付かず、バーで会うこともなく、
暫くし、また寒さが身に染み始めた頃、親友から「女の子だ!」と連絡があった。
「すまん。なんだかわからんが、俺と彼女で上げた候補の中で、一つだけ同じ名前があって、
偶然かも知れないけれど、運命っぽいから、その名前にすることにした」と、
その写真をみて俺は目を疑った。
相変わらず既読はついていなかったけれど、バーで出会った彼女の名前と
こんな話、作り話と言われてもおかしくない話だ。
けれど、実際に起こったことだから始末が悪い。
一体バーで出会った彼女は何者だったのか。何故、こんな奇跡を引き起こせたのか。
今となってはわからないし、きっとこの先彼女に会うことはないだろうと、なんとなく思っている。
いつかしようとは思うが、この話は未だ親友と、その嫁さんにも話ていない。
けれど、先日酔っぱらった勢いで、バーのマスターには一連の出来事を伝えた。
話をする中で、婚姻届を出した時に三人で酷い顔で撮った写真を見せた。
マスターはじっと写真を見た後で、またいつものようにボソッと言った。
「あのお嬢さんさ、よく覚えてないけど、アンタの親友と嫁さんにソックリじゃない?」
「勘弁してよ。もうお腹一杯だよ」
俺はそう返すのが精一杯だった。
先週、突如として日本列島をある騒動が駆け巡った。そう、情強(笑)にして流行弱者のインテリメガネの巣窟であるはてな民ですら知らぬ者はない超国民的アイドルSMAPの解散騒動である。あっちこっちでジャニーズ事務所の内情含めて怪情報が飛び交っていたわけだが、今日の夜には生放送で本人達により会見が行われるらしい。この文章はまだ会見を見る前に書き始めているのだが、解散の取り消しで発表であることは確信しているので、その前提で進めさせていただく。
業界関係者でもなんでもない俺がなぜ解散の取り消しであることを確信できるのか?タイトルで既にネタバレしてしまっているのだが、今回の騒動からはヤラセ臭がぷんぷんと漂ってくるのである。この手法は炎上商法によってスターダムにのし上がった国民的アイドル、AKB48のやり方を強く連想させるものだ。すなわち「事務所が悪役となることで派手なことをやらかしてアピールをしてもアイドルには傷がつかないどころか同情票を集めてファンを増やすことができる」戦法である。
そもそも、まだ騒動から数日しか経過していないのだ。秘密主義の代名詞でもあるジャニーズ事務所の内情やら怪情報やらがなんの取材もなくいきなりゾロゾロと出てくるものなのか? 騒動が初めて報道された当日から「知ってましたよ?」な顔で内情をテレビで語る御用記者はなんなのか? そもそも生放送というのはいきなり思いついたように実施できるものなのか? そしてなによりも解散のキッカケが「女性マネージャーの退職」で、その黒幕はメリー副社長、などというストーリーはいつの間にできたんだ?
そう、今回の騒動、周辺のゴタゴタのネタには事欠かないのに、SMAPメンバー達の動向に関する報道は最低限だ。副社長がどれだけ汚名を着せられようとなんの問題もないが、SMAPメンバーに傷がつくことだけは避けたいという思惑が強く感じられる。これはAKBの秋元才加プロデューサーと同じ役割だ。AKBでは秋元が悪役を1手に引き受けることで、どれだけ過激なことをやっても、ヘイトは全て彼に行き、重要な商品であるアイドル本人には傷がつかないようになっている。(ただし、AKBの場合、やることが過激すぎて、秋元という鉄壁の盾を持ってしてもアイドルへのダメージを防ぎきれておらず、傷つきボロボロになったアイドルから卒業させてしまうのだが)
権力者の意向に振り回されるアイドルというシナリオはみんな大好きだ。飛びつくに決まっている。ましてやメリー副社長は「金持ちの悪女」だ。SMAPファンの女性達がヘイトを向ける相手としてこれ以上理想的な相手など存在しない。メリー副社長がどれだけ悪女呼ばわりされたところでなんの問題もない。彼女が盾となって金のなる木であり傷つけてはならないSMAPメンバーを守るのだ。おそらく生放送では、SMAPメンバー達が一連の騒動について紳士な態度で詫び、感謝の言葉を述べ、ファンのために解散はしないとぶち上げるのだろう。ファン達はひと安心しつつも、メリー副社長の権力に逆らえず、ジャニーズ事務所の中で爪弾き状態でありながら孤軍奮闘するSMAPメンバー達、という神話をそのまま信じこむのだろう。そしてOO君が気の毒…と同情し、私が応援してあげなきゃ!と謎の使命感に目覚め、CDやらグッズやらの買い込みに走るのだろう。うん、完全にAKBオタクと同じだね。
全てシナリオ通り!と言うにはさすがに規模が大きすぎるので、おそらく、100%ヤラセというわけではなく、それなりにひと騒動あったのは事実なのだろう。だが、それをただの騒動で終わらせず、大騒ぎさせたうえでしっかりビジネスに繋げるとは流石である。
しかし…ジャニーズ事務所さん。流石に早く終結させすぎではないだろうか。流石にここまで早いと不自然に感じる人は多いだろうし、「茶番だ!」という声は相当出てくるだろう。もう2週間位引っ張ったほうが自然だったのでは?
結局何が悪かったのかわかるようでわからんようで、まだ正直気持ちの整理もできていないが、落ち着かせる意味で増田に書かせてもらう。
今度、35年つとめた会社を退職することになった。いや、正確には一応は役員になっているから、解任か。
解任理由は簡単、
会社人生ではいろいろやった。自分なりに会社に貢献してきたつもりだったし、事実、苦しいときには俺がやった事業が会社の新しい展開をやれたとは思う。
ただ、その事実そのものを、専務の奴は気にくわなかったんだと思う。
もういい加減、愛想が尽きた。今は、あんな会社は徐々に腐っていけばいいと思う。
入社したときは、企画職でも営業でもなく事務職だった。ただ、ちょうどその頃会社はその頃の看板商品が大ヒットしていて、人手が足りなくなってた。
そこで、他の部署に応援に回される事になって、いろいろな部署の応援をやった。
人海戦術のDM発送、苦情受け付けに倉庫整理、制服の繕い物、展示会の売り子から営業の補助まで、何でもやったよ。その中で、最終的にある製品企画のプロジェクトに回された事が転機になった。
そのプロジェクトは全然注目されて無くて、一応商品化は済ませていたものの、社長や専務の覚えも悪く全然売れてなかった。
ただ会社の景気だけは良かったからお取りつぶしにされる事無く済んでいた。
こんな、他にもいくつかあったプロジェクトの一つだった。一応は責任者という立場だったが部下はいなかった。
会社はどこまで行っても同族企業で、その上社長や専務が強力なコネクションを持って仕事を取ってくるような所があった。
だから、社長や専務の覚えがめでたけりゃ予算をもらえてそれだけである程度売れる。
ただ、そういう所はひたすら専務の言うことを聞いてなきゃだめ、言いなりになってないと駄目と言う感じだった。
一方で、そうではないところは完全に日陰。だから俺がやる事になった所は、商売としてはさっぱりだったが、その代わり注目もされないので専務に横やりを入れられることもなく、自由にやる事ができた。とにかく当時は看板商品が売れに売れてお取りつぶしにするような手間すら惜しかったのだろ。
どうせつぶれるのだろうし、いろいろな場所でいろいろな手伝いをして歩いてずっと考えてたビジネスプランを実行してみることにした。
それが、当たった。ビジネスプランには自信が無いわけじゃないが、時代に当たった運もある。
もちろん、始めはいろいろと難しかったけど、取り組み初めて数年で軌道に乗り始めた。
バブルの残り香が消え始め、酔いが覚めるように人々はだんだんともうバブルは終わったんだと言う空気感になり始めた頃。そんな時代が切り替わるタイミングというのはいろいろと古い商売と新しい商売が入れ替わっていく。
そんなタイミングにあっても、出た芽は小さくて、昔からの商売をしている人にすれば、たまに生まれてすぐに消えるようなものに見えていたと思う。だからそう言う新しいことをやろうとしている人は、今の商売でうまくいっている人々に相手にされていなかった。
そこに俺は、今の商売でうまくっている所の看板を使って乗り込むことで、一気に市場で存在感を出すことができた。今流で言うと社内ベンチャーということになるのだろうか。最初は小さかった商売もだんだんとうまく行き始めた。
ただ、うまくいきすぎた。いや、違うか、本当に時代が変わっていた。これは悪い事に、これは看板商品の方がだんだん時代に通用しなくなってきたことも意味してた。前の看板商品はだんだんと売れ行きが鈍っていく。一方で俺の商品は売れていく。
そうして、あるとき有力な取引先が3つも相次いで路線変更をし、うちの商品のそれまでの看板製品の扱いを大幅に絞った。その代わり採用されたのが俺がやってた路線の商品。
うれしいと思うよりも、もう必死だったよ。気楽にやってたのにいつの間にか主流の落ちた売上を俺が支えなきゃならない立場になってしまった。必死で必死で会社を守るために働いた。幸いにして努力は報われてどんどん売上は伸びたが、主流派の商品はどんどん駄目になっていった。
よく覚えている、阪神淡路大震災があり、オウム真理教事件があった頃だ。
専務が関わっていた主流派の方は、既存の設備が無理がたたって主力品が販売できなくなった。
一方で、同系統の代替品を用意はしていたが、売れない。それはそうだ。時代の変化について行けなくなったから。前と全く同じ商品だったから売れていただけで、時代に合わない違う新製品を出しても売れなくなっていた。
一方で俺の方の商品は順調に売れていた。そこで、俺はよかれと思って、俺の方の商品に、主流派の商品をセット販売を少しずつ始めていた。どうも専務たちはそれを本当はやりたくないような雰囲気が合ったが、当時は完全に俺の商品以外は赤字になっていたからだ。
また、この新しい商品のノウハウは社内にも公開した。当然だ、秘密にする理由がない。
ただ、ここまで来ても俺がやっていた方のラインは、メインのラインと完全に交わることはなかった。ただ、スタッフの交流は行われていたし、現場レベルでは別に完全に分離されているわけじゃなかった。
社長や専務が主流の方に力を入れていて、こちらに何も言ってこないのは以前からだったし、何よりもそう言う体制があったからこそ、時代の流れの変化に会社として対応ができたから、それはそれで好ましいと思って、特に気にしなかったんだ。
ただ、今思うと、だんだんとひずみが蓄積していったのだと思う。
いくつか時代を象徴する出来事というのがあるが、オウム真理教事件が以前の時代の節目を象徴したものなら、俺にとってのその次は、リーマンショックだったと思う。
この頃から市場環境が再び大きく変化し始めた。商売の環境が再び変化し、90年代に確立しつつあったやり方が再び通用しなくなった。顧客の予算配分が大幅に変わり、そもそも市場が縮小し始めた。これにより売上が頭打ちになり始めた。当然手は打っている。手を打ったから大幅な売上減少にまでは至らなかったが、このままではじり貧なのは間違いが無い。
そして時代が回るうちに、うちの会社で主流派の社長や専務がやってきていた古いスタイルが再び受けるようになってきた。主流派は、こちらが作り上げ、提供したやり方と、80年代からやっている古いやり方両方を知っているため、堅調に伸び続けた。
当然、我々も後を追おうと考えた。
この二つのうち、どちらかを認めてくれるのならば、まだ耐えられた。ただ、両方とも封じられてしまったら、もう手も足も出ずに、座して沈んでいくのを待つしか無い。
しかし、もう問題は俺だけの問題でも、俺の部下だけの問題でもなく、供給者責任として商品を届ける取引先や、それに連なる経済の生態系に対して責任が及ぶようになってしまった。
そこで俺は、ここへ来て明確な指示への違反をした。いろいろと問題にならないように配慮をしつつ、せめて影響が小さくなるように、できる限りの手配をし、できる限りの手を打った。
専務からは何度も話は合った。そのたびにできる限り社の方針に従いながらも、しかし責任は果たすように新しい方向に舵を切っていった。
専務からの締付は強くなってきてはいたが、専務はそもそも会社愛が非常に強い人間でもある。ある程度の自制は効いていたのか、俺や幹部には強く当たるが、実際に決まった業務に影響が出るようなことはなかった。関係性は冷え込んで、それは取引先にまでしれるような状況になっていたが。
均衡状態が一気に動いたのは、ある噂だった。
タイミングとしては最悪だった。社長や専務はもう高齢で、後継者の話がでて、専務の娘が会社に入り、次期社長に決まっていた。そこでいろいろな整理が始まっていた頃だった。
もちろん、俺にはそんな気は全くなかった。弁解もした。ただ、これが「とどめ」になった。
専務からの指示はどんどん強くなっていった。それは俺に言うだけではなく、従来は現場レベルではある程度協業できていた末端の業務にも影響が出始めた。
そして去年の1月、専務に呼び出された。慌てて向かうとそこには専務の他に取引先の人間と、会社の顧問弁護士がいた。専務は取引先の人間に、独立する気も社長の座をねらってもいないと直接説明するように求めた。
俺は求められたように、何度も繰り返していた同じ話をした。そんなつもりは全くない、これからもやっていくつもりだと。事実として、社長や専務が戦後直後から作り上げた偉大なブランド力と、会社の巨大なシステムがなければ商売は続けられないし、それを辞めるメリットはどこにもなかった。冷静になれば誰にでもわかることだ。
ただ、専務はその取引先がいる席上で、そういった説明だけではなく、俺がやっている商品がいかに駄目か、いくらやっても会社の主流は専務の商品であり、劣った亜流であるかを演説し始めた。顧客まで馬鹿にするような発言。はっきり言って事実じゃない。そうして言ったのだ。主流になっているラインと、俺がやっているラインが分かれて摩擦がある事そのものが存在せず、もし存在しているとしたら刃を向けているのと同じだから、辞めてもらうと。
話はあっという間に広まった。
わかっている。いくらやっても主流になれないことは。
だが、会社が問題になったときに、古いやり方に固執して市場変化に対応できず、それでも売ろうとして製品を壊してしまったの誰なのか、収益を上げて会社を支えたのは誰なのか、それぐらいは人気視していると思っていた。
専務が後生大事に掲げる理想ははっきり言って利益になってない。それは我々が作り上げた売れ筋の土壌の上にしか存在できないものだ。それを認めろとは言わないが、否定するということはどういうことなのか。
主流になりたいと思ったことがないと言ったら事実ではないが、主流にしてくれと言ったことはないではないか。それでも何故、敵視してくるのか。
専務の言い分、それがすべてでたらめとは言わない。もっともな指摘はあるだろう。古い伝統や理想を掲げることは大事だ。
しかし、古い理想を古いやり方が再び流行が回るように時代の流れになったからと言って、それは合っていたとは言わない。
止まっている時計は必ず一日に一度は正確な時間を示す、しかしそれは時を動かしているものがいるからだ。止まっていることと動いている事は全く違う。
正直愛想が尽きた。
この方針は続けることになるだろう。少なくとも社長と専務がいる限りは。その娘がいる限りは。ただ、誰の目にもその方針でいつかは行き詰まることはわかりきっている。消えてしまうことはないだろうが、市場は大幅に縮小することになるだろう。
専務は取引先がいる席上でこう言った。「辞めろ」と。本流と一緒にやろうとしたとき、それを拒否し壁を決定的にした本人が、摩擦が存在するならば、辞めろと。ならば辞めてやろうと思う。
ただ、そう決めたからと言って、いきなり出社しないとかではなく、いなくなっても問題が無くなるまで引き継ぎをするあたり、結局俺は小物なのだと思う。
あいつが勝手に辞めたから会社が駄目になったとか言われるのも癪に触る。部下が困るのも本意では無い。結局一年かかってしまった。
希望を言うならば、ただ、進行の遅い癌のようにじわじわと会社をむしばんでいって、最後どうにもならなくなった時に、あのときあいつが残っていれば違ったのだろうなと言わせたいと言う程度の希望はある。(これは呪いでもある)
金なら十分すぎるほどあるし、仕事しかしてこなかったから養わなきゃならん家族もいない。これからは気楽にやろうと思っている。
悩み事としては、俺が辞めるではなく独立して新しい会社を興そうと考えてると勘違いして、ついて行きますと言ってる部下をなだめるのに苦労している。
俺も、それなりに人望はあると思ったが、そこまでとは、正直感動した。
感動したが、部下たちもあんな会社でそんなことを言ったら会社での立場が完全に駄目になることはわかりきっているのに言ってしまった。だからといって本当に会社を興してうまくいくとは思っていないので彼らを拾うこともできない。
もう噂になっていると言う所で頭が痛いが、最後の奉公だと思って(会社はどうでもいいが、部下や取引先は大切だ)各方面にこの下げなれた軽い頭を下げに行ってくるつもりだ。
ガルパン劇場版の何が楽しいって「子どもVS大人」って言う構図だと思うんだよね。
そしてTV版とは一番違うところでもある。
TV版では廃校阻止という大義はあれど高校生同士の戦いだった。
でも劇場版は大学生チームとその裏にいる文科省の役人との戦いだ。
統率力に優れ秘密兵器も有する大人たちに、バラバラの個性を持った子どもたちが協力し、それぞれの強みを活かして立ち向かう。
水島努監督が手がけたクレヨンしんちゃん劇場版の、しんちゃん達かすかべ防衛隊の活躍と同じじゃないか。
軍用ヘリで襲ってくる堂ヶ島少佐だとか、巨大ロボをひっさげたジャスティスとの戦いと同じじゃないか。
なんたってあの最終決戦の場が遊園地ってのもなんとがクレヨンしんちゃん的だよね。
最終的に大人たちを「子どものフィールド」に引きずり込んで、その自由な発想力による大人には予想の付かない戦い方で勝利を手にするのだ。
そして勝利を手にした子どもたちは、自分たちの家=学園艦に返ってくる。
このストーリー構成もヤキニクロードやカスカベボーイズと同じ、行きて帰りし物語だ。
この戦いで子どもたちが勝利によって得るのは、名誉や報酬ではなく、「家に帰る」こと、ひいては「平和な日常」というものなのだ。
こういうことから、ガルパン劇場版やクレヨンしんちゃん劇場版は、
「子どもたちにとって『平和な日常』とは、戦って勝ち取るくらいに価値のあるものなのだ。」というテーマで繋がっている。と思うのです。
http://anond.hatelabo.jp/20160112190750
見て真似したくなりました。
物心ついた頃
【定期講読】りぼん(姉購入)
ときめきトゥナイト(なるみ編)、星の瞳のシルエット、ねこねこ幻想曲
【定期講読】なかよし
なにはなくともセーラームーン。
ミンミン!、ミラクルガールズ
余談だが怪盗セイントテールよりも夢幻伝説タカマガハラのが好きだった
【定期講読】るんるん(なかよしの低年齢向け)
【定期講読】りぼん
【その他】
らんま1/2(姉購入)、放課後シリーズ(ライトノベル、姉購入)
小学校高学年
【定期講読】なかよし
【定期講読】りぼん
【定期講読】ジャンプ
【その他】
スレイヤーズ(ライトノベル)、宇宙皇子(姉購入)、稲中卓球部(借りた)、ぴくぴく仙太郎(経緯は忘れたがはまってた)
【定期講読】ジャンプ
ワンピース、NARUTO、仏ゾーン、HUNTER×HUNTER、マサルさん、ジョジョ5部
【定期講読】マガジン
ハーレムビート、サイコメトラーEIJI、GTO、カメレオン、コータローまかりとおる!
【定期講読】amie(なかよしの年上向け)
nervous venus、海野つなみ作品(kissの事情、telescope diary)、CLOVER、…
【その他】
彼氏彼女の事情、赤ちゃんと僕、BASARA(田村由美)、っポイ!、zero(やまざき貴子)
漫画雑誌を買わなくなり、友人間での貸し借りや、部室に先輩がおいてった漫画などが中心
うしおととら、め組の大悟、グラップラー刃牙、蒼天航路、ブラックジャック
ジェリービーンズ、ジェリーインザメリーゴーラウンド(CUTiE買ってた)
【定期講読】モーニング・ツー
不思議な少年、ファンタジウム、聖☆お兄さん、変ゼミ、惑星スタコラ
当時の話題作
ハチミツとクローバー、のだめカンタービレ、ピアノの森、団地ともお、もやしもん、働きマン、おおきく振りかぶって、ぼくらの、皇国の守護者(話題の)、ヒストリエ、BECK、カイジ、黒沢、ドロヘドロ、蟲師、20世紀少年……
岡崎京子(リバーズエッジ、ヘルタースケルター、うたかたの日々…)
真夜中のやじさんきたさん、ディエンビエンフー、ザワールドイズマイン、愛しのアイリーン…
BLに片足突っ込んだ系
雁須磨子(どいつもこいつも、のはらのはらの、じかんはどんどんすぎてゆきます、ご破算で願いましては)
読み逃してた名作系
三原順作品(はみだしっ子、ムーン・ライティング、Sons、ルーとソロモン…)
浦沢直樹作品(マスターキートン、monster、YAWARA…)
bananafish、秘密、漂流教室……
話題作は大体なんとなく一通り。あえて挙げるなら
イムリ、月に吠えらんねえ
本棚を圧迫するからという理由で今まで漫画の購入を控えていたが、
・去年からiPadを購入して電子書籍を楽しめるようになったこと
・コミックレンタルを扱っている店が近所にできたこと
(電子書籍の本棚見たら無料含め450冊超えてたから多分それ以上読んだと思う。)
面白い漫画にたくさん出会ったが、印象に残っていて、今もよく思い出せる漫画は意外と少ないことに気づいた。
忘れない内にメモしておこうと思う。
家事代行業の雇用主-従業員の間柄だった二人が、諸々の利害の一致により、偽装結婚を行う話。世相を反映している作品だと思う。
恋愛漫画では割と最終的には感情(衝動?)に走ってハッピーエンドの展開が多い気がするが、この漫画の場合、幸せそうな状況でも、相手の一言で主人公が突然冷静になって理性的な話(お金とか生活とか体面とか)をパロディ調に語り始めるから、その落差に妙なリアリティを感じて面白い。
各キャラクターによる結婚及び主婦業に関するとらえ方も面白いと思った。特に印象に残っているのは、主人公が、結婚をしたら家事代行の賃金が時間給ではなく定額制になり、残りは将来のことを考え貯蓄にまわされる(=通常の家事代行以外の業務は賃金が発生しなくなる)と雇用待遇が変化することを「サービス残業」というとらえ方をしていたところだ。是非はどうであれ、しっくりくるとらえ方だと思う。
よく電子書籍版で1巻無料になっていることがあるので興味があったら試し読みしてみると良いかもしれない。
体の免疫反応について理解しやすい。自分の高校時代にこんな漫画があったら良かったのにと思わせるレベルで分かりやすい。
各キャラクターが立っていて、自然なかわいさを持っている。個人的には赤血球の赤芽球時代の話がかわいくて好き。
今のところ一番アニメ化して欲しい作品でもある。「もやしもん」の菌劇場みたいな形で、子どもへの教材用に使えそうだ。
タイトルから昨今よくあるマネーゲーム系の話かと連想していたら、ちょっと方向性が(良い意味で)違っていた作品。
多く稼いだ者こそが報われる学円園学園という学校(島)で、一目見たらその人の適職を判断できるという神の左目を持つ主人公が奮闘する話である。
主人公が、短期的に莫大な金を稼ぐというよりも、誠意を持って働き信用を得ることで、いかに継続的に会社を運営させていくかということに軸を置いているところに好感が持てる。
資本主義と共産主義の是非について触れられている等、政治的な面も描いているにも関わらず、読後感がサッパリしているのも良い。
現在裏サンデーで連載されており、1話と最新話は無料なので興味があったら試し読みするのも良いかもしれない。
気になりつつも、ずっと読めていなかった作品。
帝国に攻め入られた皇国(日本がモデル?)が、圧倒的な軍事力を前に早々に敗戦する(多分北海道辺り)。
新城直衛(主人公)らは軍を本国まで撤退させるために、敗走する軍の殿を務めることになるという話。
主人公が圧倒的に不利な状況を策略で切り抜けていくところにカタルシスがある。
この漫画がきっかけで一時期戦争系の漫画を読み漁った。(「シュトヘル」「将国のアルタイル」「軍靴のバルツァー」「キングダム」「パンプキン・シザーズ」等々、どれも面白かった)
皇国の守護者 コミック 全5巻 完結セット (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ) [マーケットプレイス コミックセット] | 佐藤 大輔, 伊藤 悠 | 本 | Amazon.co.jp
見た目はかわいいが中身は男らしい主人公、天野平(通称へー)を中心とした青春漫画。
最初はほのぼの青春学園モノかと思っていたが、巻数を経ることに少年少女を取り巻く社会問題にも触れるようになる。
それぞれのキャラクターの機微が細やかで、たびたび自分の学生時代を思い起こさせる。
最終巻まで読んだが、映画「桐島、部活やめたってよ」を見た後の様な読後感だった。
主人公の「偽善がおまえに何してくれたよ。人が何考えていようが良い事は良い事だ」という台詞が結構好き。
っポイ! (1) | やまざき 貴子 | 本 | Amazon.co.jp
※秘密シリーズは全巻読破していたが、スピンオフシリーズは去年から読み始めたので+αとして追加
脳があれば、死者が過去に見た景色やイメージを映像化することができるようになった近未来の話。
被害者の脳内映像を手がかりに事件解決を目指す警視庁第九に所属する警察官が主人公。道徳と正義感の間で揺れながら事件を解決していくミステリー、SF作品である。
season0の2、3巻を読んだが、相変わらず良質なサスペンス映画を見ている気分にさせられる。
詳しく話すと身バレするのでざっくり言うよ。
未だに、この暴力への恐怖は体に染み付いてる…。
声を粗下てげて恫喝、キレられ続ける、無視、八つ当たり、足の引っ張り、妨害、
人の弱味に常に目をひからせ、
人を困らせるような意地悪を思い付くのは素晴らしく才能があり、
実行する。
としか言えないかな。
隠れて全てを行おうとする。何かを詮索すると切れる。
けど、私は復讐する気は全くなくて、それよりも姉の悩みをどうにかしたいと思っている。はっきり言って幸せそうではないし、地獄の住人としか思えない。
なぜ人のものを欲しがるのか?
なぜ人からの評価や愛情を欲しがり、人の目に過度に振り回されるのか?
どうしたら、自分の軸を持ち、自分らしく生きることができるのか?
どうしたら、自分らしい才能を見つけて社会に貢献することができるのか?
という点で、どうにかできないかと思っている。
でも、そんな安倍政権が3年間、自民党が戦後ずっと、政権の座に居続けたのは、ほかならぬ国民が票を入れたからだ。
別に安倍ちゃんが拳銃を突きつけたわけではない。各々が自らの自由な意思にしたがって、一人一票で(重みに差はあれども)、秘密を守られるなかで自民党に投票したからこそ、こんな日本になっている。
自民党がどんな政治をやってきたのかはもう十分知っているはず。これから先どんなことをやるかもわかるはず。たった3年半しか与党でいられなかったわけじゃない。「公約違反は大したことじゃない。」そんな政党だ。
それでも自民党に票を入れる日本国民がいる。そもそも選挙に行かない日本国民もいる。
ほんとうの意味で「民主主義を蔑ろに」してきたのは、政治に関心をもってこなかった日本国民だ。責任は自分たちにある。
ッカァ〜! オナ禁が開けたら何をオカズにオナニィをするか、想像がはかどるぜぇ。
化粧厚塗りの熟女ええなあ、目尻の小ジワを凝視しつつのフェラは最高やろうな。だらしない体した美熟女モノはホントに、最高なんだよなあ。
黒髪の清楚系もええなあ、やっぱ制服、変化球で尻コキもありだなあ。こんなに精子が溜まってるときは、スカートぶっかけもありかと思うんだけど、あんまメジャーじゃないからナ。サラサラの黒髪、透き通るような色白。クリッっとした眼。こんなAV女優を探しているんだ。
ニーソ・タイツ・パンストの類に着目するのもありだなあ。この正月休み中、散々ニーソ太ももを魅せつけられたのだ。ニーソコキをオカズにしたってバチは当たらないだろう。
競泳水着とローションのゴールデンコンビもいい。ただ、やたらと脱がそうとするものが多いだけに残念。
オナ禁して敏感になっているってことは、普段巨乳・巨尻派のオレも貧乳の侘び寂びを堪能するチャンスじゃあないかな。正月TVを見てたら、浮き出た肋骨に釘付けになってたからな、案外イケるかもしれない。
ここまで来たら、レズものもいいぞぉ〜。だけどさあ、レズ物って美人を2名組み合わせる苦労がすごい大変なんだろうな。大抵、どっちかの女優がブスでさ、でも「この組み合わせキタ!」って思うと、速攻で全裸になって機械的にァンァン言ったりしてて、世界は理不尽なんだ。そうそう、忘れちゃいけない、レズマッサージという手もあったな。ヌルテカなbodyを無表情な女が撫で続けるのは、すごく興奮する。あ〜〜、タマラン。
こんなにオカズ候補があってもさあ、オナニィってのは一回きりなんだよな...
誰か、このオナ禁にふさわしい最高のオカズを選ぶ方法をご教授ください。
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乳の美しさ、乳首のピンクさ、肌の白さこの3つが揃っているのはホント素晴らしいと思う。何らかの無形文化財か人間国宝級のモノに指定すべきだとすら思う。顔は可愛くないが、ソソる顔。
黒髪いいなあ、アニメコスプレもええな。ドS調教ものもええなぁ。もはや、JKモノでも人妻モノでも、有村千佳が出演している時点で、実家のような安心感を感じる。フェラを始める前の丁寧な「焦らし」が絶妙。
親戚の集まりで、「ほら、ビリギャルに出てたあの子...有村...」って言われて「千佳!」と答えたら、その発言がなかったことにされたのは秘密だ。
こっちも黒髪ええなあ、でも、正月早々フシギダネはいかんかなぁ。この娘は時々猛烈にオカズにしたくなるんだけど、一度興奮すると3ヶ月は結構ですという感じだわな。
時々ブスで抜きたくなったとき専用。
昔は結構お世話になったが、目の周りを大量に黒く塗るメイクに気づいてからは萎えちゃった。
コスプレ物でウィッグを被っていて、タマンネェ美人だなと思ったら、地毛はショートヘアであんまり似合ってないと思う。某剛力なんちゃらと同じで、ロングヘアが似合う。
無駄な肉が無い体、興奮の対象は体よりもその振る舞い。熟れた匂いを画面越しに感じることができれば最高に興奮。記念すべき美熟女モノとのファーストコンタクトを飾る女優。
いま、オレがオナニィできるギリギリのライン。あと一歩でデブ、あと一歩でババア、その限界を攻めながらオナニィしていく感じがたまらない。