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2022-04-14

借金1億円

anond:20220413220417

相続

いい忘れてた。相続について。子供がいる人はいろいろ工夫しているけど、スタンダードなのは、毎年数百万円とかを渡して、確定申告もして納税しておくパターン。なんだかんだ数十年すると、馬鹿にならない額になる。

海外保険を使ったり、資産管理会社を作って、子供に株をもたせたりとか、いろいろなスキームはある。ただ、多いのは「子供大金持たせてもロクなことにならなそうだから教育かにつぎ込んで、あとは自分で使う」という思想の人が意外と多いかな。

十年前ぐらいまで、片田舎小金持ちは何にも考えてなかった(税理士の言いなりでもそれこそ毎年100万円の贈与)けど、今は会社設立が最適解なのかと勝手に思ってる。

海外保険までは詳しくないけど、保険でも、被相続人にかけておいて、生存してたら退職金にして、万一死んだら数千万円みたいなかけ得の保険あるし。

結局お金持ちになっても・・・

>いいものを持ち、乗り、住み、飲み食いし、子をいい学校に通わせ、金持ち交際し、慈善をし…って、人間人間である限りは結局それくらいなのが切ない。お金があっても身長10mとかエラ呼吸とかにはなれないんだよね

これはみんな言う。大したことないですね、もっと人生が変わると思っていました、というのも。結局、お金がないときにがんばってたことと、ほとんど大差ないと感じる人が多い。お金でできることが思ったよりも少ないらしい。

100万使えるのと200では全然違うよ。個人でも、我慢するしないが明確。

偽善的方向に広げるなら、月に数万でも援助したら助かる人がいっぱいいる。そこを見て見ぬふり(関わらない)しつつ、贅沢品は要らないわーって人は関係ないだろうけど。

死ぬまで搾取

>こういう《打ち出の小づちから無限に金が出てくるような生活》が成り立つ理由って、死ぬまで搾取され続ける貧乏人たちがどこかにいるからだよね。その因果を巧妙かつ入念にロンダリングする仕組みが資本主義

資本主義ゼロサムじゃないか搾取している、というわけではないと思うんだが、資本主義おかしなところは、資本家超有利なところ。だからアメリカでも日本でも起業が超ハイリターンになっている。起業リスクはあれど、リターンが凄まじすぎるっていうのはあるし、一度リターンでたら、ずっと資本家として凄まじい有利な状態プレイできるっていうのはちょっとおかしいと感じる。株の売買とかは、収入2000万円とかを超える分は、分離課税20%じゃなくて、50%とか取らないとバランス悪いなーとは思う。

これには(これにも)異論を挟みたい。安定を望まないのであれば、みんな色々チャレンジできると思うのです。数百万あればなんらかの起業はできる。そこが貯まらない人は根本的に向いてないし、それすら集められないのは計画が間違ってるわけで。普通に考えたら資本があるか、チャレンジ精神があるか(そのうち、集金できるプランなり人望があるか)が成功の近道というのはそこまで間違ってないと思う。

暗号通貨に手を出してる人間からしたら株とかの20%は優遇されすぎてるとは思うけど(暗号通貨はMAX60%overね)、そこに重価税して金持ってる人間が株に投資しなくなったらほんとに経済は終わると思う。まあひょっとしたら50%とられても投資する人が多くて成り立つのかもしれないけど。(自分なら不動産かに投資して無理なら海外に逃がすので。)

同じ満員電車乗るよね

>そんな人間東京だと同じ満員電車に乗っているのが日本特殊性ですよね。西麻布って雨の西麻布時代から何も変わってないんですかね...

東京だとタクシーが呼べば5分以内で来るからタクシー使うかな。電車も乗るけど。早いから。

これはタクシーに一票。タクシー一択。何も気にせず電車に乗る選択肢を思い描かないで済むところが富裕層境界なのかもと。

そこまで金持ってないうちのばーちゃんでも気軽にタクシー乗るしね。(普通年金生活者の100倍ぐらいは貯金あるけど、ばーちゃん

洗濯を想定していないだと?

シャネルシャツクリーニングに出したら色落ちしたのでシャネルのお店に電話したら「洗濯を想定していませんので」って言われた話を思い出した。背伸びして使うものじゃないんだな

1人だけ、一度着た服は着ない、という人がいて驚いたことがある。でも後輩とかにあげてたりして、後輩は喜ぶし、本人は、ブランドの上顧客になり、ブランドレアものを買えたりするので、一概に無駄遣いでもないらしい。そして、ブランドの超レア品は、転売して収益になったりするらしい。

規模は違うけど似た話はよく聞く。今はマスクなんかでもそう。1日10分ぐらいの外出だからとおんなじマスクを一週間つけられるか、一度外に出て帰宅したらそのマスクは破棄とかで価値観違うなーと思ったことがある。お金持ったら、着けない時計、乗らない車、色々ありますよね。

全然話が違うけど、アイドルオタクでも、ツアーTシャツをそのツアー以外でも着てくるか否かみたいな経済感の違いがあったりする。毎ツアー4000円を払える人は毎回最新のツアーT着れるんだけど、そこの出費がギリギリの人も居るよねーって。

金持ってる人間価値観に付き合うのはしんどい

馬主

中央競馬馬主になれそうに思うが、書いてないのはやっぱりコスパが悪いということなのかな。10億できたら政令市に1LDKぐらいのマンション借りたいな。それで車の免許取って大卒目指して国立夜学に行くんだ。

馬主もいるけど、趣味に近いかな。成金とかが馬主になると、お作法わかっていないから嫌われたりするのは見る。変に調教に口出したりとか。

馬主ロマン。ほぼ趣味。ほんで、調べたらわかるけど、地方競馬馬主とかは普通サラリーマンでも条件達成できるぐらい条件が緩い。

じゃあ何故みんな馬主にならないか、というと、コスパというか利回りというかが読めないということ。&人脈ないと掘り出し物の仔馬さん情報が得られないという。

誰も期待してないのに走るお馬さんもいっぱいいるけど、運よくその子を選べるかというと、普通はそうじゃない。

成金に買われて、無茶なスケジュール組まされるお馬さんが減っていくことを願います

都心に住む理由は?

>それっぽいフィクションとしては納得感があるが家族とかの話は抜けてるな。ストックオプション10億ってことな都心に住むのもわかるがそれ以外なら都心に住むこと必要を感じられない

これも、金持ちになった直後くらいに多くの人が言うことなんだけど、富裕層向けのサービス(といっても、ちょっといいパーソナルトレーナーとか習い事とか、ちょっといい個室サウナとか、丁寧目のクリーニングとか、そんなもん)とかが地方になさすぎて、満足いかないというのがあるらしい。

これはほんとにブコメ主かトラバ主が無知だと思う。

10億あって、使い道に困るような田舎に住むなら、3億でもよかったりする。子育てとか考えたり、老後のことも考えたら都心かそれ相応の地域がいいよ。

逆に、子供勝手に育つし環境には左右されない、自分たちのことは自分でやる(掃除とかもお金あっても頼まない、老後も引っ越さずに自分ちで老人自身でなんとかする)なら、住む場所は選ばないと思う。

不動産に3億かけるのはリスクでは?

10億円でS&P500を買うとウェイト最大のアップルでも7000万円。それに比べると一つの不動産に3億円も投資するのはリスクを取りすぎなように感じる。

ああ、不動産を買うとき借金ができる、というメリットが大きいからかな。自宅と、投資用で、5億円くらいひっぱれてしまうし、金利も嘘みたいに安い、しか円安インフレ局面から、やらない合理的理由があまりない。

そりゃ言ってるように、S&Pと500かに突っ込めば、リターンは大きいでしょうよ。

ただ、日本で快適に住む家賃考えたら、そこは持ち家でよいんじゃない?

不動産って横ばいで、円安にもインフレにも対応してるから

そこ否定するならそれこそ海外移住したら? ってなると思う

お金があるならシンガポールとかおすすめ

2022-04-13

(続き)10億円資産ができたときに知っておいたほうがいいこと

https://anond.hatelabo.jp/20220410232915

こちらの続き。

相続

いい忘れてた。相続について。子供がいる人はいろいろ工夫しているけど、スタンダードなのは、毎年数百万円とかを渡して、確定申告もして納税しておくパターン。なんだかんだ数十年すると、馬鹿にならない額になる。

海外保険を使ったり、資産管理会社を作って、子供に株をもたせたりとか、いろいろなスキームはある。ただ、多いのは「子供大金持たせてもロクなことにならなそうだから教育かにつぎ込んで、あとは自分で使う」という思想の人が意外と多いかな。

ブコメから

結局お金持ちになっても・・・

いいものを持ち、乗り、住み、飲み食いし、子をいい学校に通わせ、金持ち交際し、慈善をし…って、人間人間である限りは結局それくらいなのが切ない。お金があっても身長10mとかエラ呼吸とかにはなれないんだよね

これはみんな言う。大したことないですね、もっと人生が変わると思っていました、というのも。結局、お金がないときにがんばってたことと、ほとんど大差ないと感じる人が多い。お金でできることが思ったよりも少ないらしい。

死ぬまで搾取

こういう《打ち出の小づちから無限に金が出てくるような生活》が成り立つ理由って、死ぬまで搾取され続ける貧乏人たちがどこかにいるからだよね。その因果を巧妙かつ入念にロンダリングする仕組みが資本主義

資本主義ゼロサムじゃないか搾取している、というわけではないと思うんだが、資本主義おかしなところは、資本家超有利なところ。だからアメリカでも日本でも起業が超ハイリターンになっている。起業リスクはあれど、リターンが凄まじすぎるっていうのはあるし、一度リターンでたら、ずっと資本家として凄まじい有利な状態プレイできるっていうのはちょっとおかしいと感じる。株の売買とかは、収入2000万円とかを超える分は、分離課税20%じゃなくて、50%とか取らないとバランス悪いなーとは思う。

同じ満員電車乗るよね

そんな人間東京だと同じ満員電車に乗っているのが日本特殊性ですよね。西麻布って雨の西麻布時代から何も変わってないんですかね...

東京だとタクシーが呼べば5分以内で来るからタクシー使うかな。電車も乗るけど。早いから。

洗濯を想定していないだと?

シャネルシャツクリーニングに出したら色落ちしたのでシャネルのお店に電話したら「洗濯を想定していませんので」って言われた話を思い出した。背伸びして使うものじゃないんだな

1人だけ、一度着た服は着ない、という人がいて驚いたことがある。でも後輩とかにあげてたりして、後輩は喜ぶし、本人は、ブランドの上顧客になり、ブランドレアものを買えたりするので、一概に無駄遣いでもないらしい。そして、ブランドの超レア品は、転売して収益になったりするらしい。

馬主

中央競馬馬主になれそうに思うが、書いてないのはやっぱりコスパが悪いということなのかな。10億できたら政令市に1LDKぐらいのマンション借りたいな。それで車の免許取って大卒目指して国立夜学に行くんだ。

馬主もいるけど、趣味に近いかな。成金とかが馬主になると、お作法わかっていないから嫌われたりするのは見る。変に調教に口出したりとか。

都心に住む理由は?

それっぽいフィクションとしては納得感があるが家族とかの話は抜けてるな。ストックオプション10億ってことな都心に住むのもわかるがそれ以外なら都心に住むこと必要を感じられない

これも、金持ちになった直後くらいに多くの人が言うことなんだけど、富裕層向けのサービス(といっても、ちょっといいパーソナルトレーナーとか習い事とか、ちょっといい個室サウナとか、丁寧目のクリーニングとか、そんなもん)とかが地方になさすぎて、満足いかないというのがあるらしい。

不動産に3億かけるのはリスクでは?

10億円でS&P500を買うとウェイト最大のアップルでも7000万円。それに比べると一つの不動産に3億円も投資するのはリスクを取りすぎなように感じる。

ああ、不動産を買うとき借金ができる、というメリットが大きいからかな。自宅と、投資用で、5億円くらいひっぱれてしまうし、金利も嘘みたいに安い、しか円安インフレ局面から、やらない合理的理由があまりない。

2022-01-21

anond:20220121225421

政令市広島市あたりだといい仕事もそこそこあるのかな?

でも中国地方全般で見ると、20代半ばで300万円あるのは結構いい方だと思う。

東京周辺だと20代女性でも500万台稼いでる話もそこそこ聞くけどね。

都会換算だと450万ぐらいかな。

2022-01-17

よくわかる文学部就活

文学部就活事情話題になっていたので、文学部卒の筆者が自分身の回りの話を含めて文学部就活事情解説したい。

大学学科卒業年度、地域によって大きく変わると思うのでその点は承知した上で読んでほしい。

筆者は5年ほど前に首都圏上位私大文学部卒業した。自分の専攻の周辺の話が中心だが、友人などの話などからできるだけ文学部全般の話になるよう努力したつもりだ。

1.就職か進学か

ざっくりした体感では学部卒で就職する人がほぼ9割、修士課程に進学する人が1割前後といった感じだった。学科によって進学する人が1割をちょっと超えるところもあれば、5%くらいしか進学しないところもある。いずれにせよ、過半数が進学していた理系に比べると進学率は圧倒的に低い。

ただ、法科大学院から司法試験ルートのある法学部以外、文学部に限らず文系学部はどこの学部でも1割前後の進学率だったように思う。修士課程を修了して一人前という雰囲気のある理系に比べて、文系大学院に進学しても就職の幅は基本的に広がらないし、むしろ狭まると言っていいと思う。文系大学院生がただモラトリアムを延長しただけになるか、研究者の卵になるかは個人資質研究室雰囲気(≒教授方針)が大きい。

理系と違い、企業所属研究者という人はほぼいないため、修士を修了したり博士に進んだりしても研究をまともに続けるにはアカデミックポスト必須になってくる。そうしたポスト理系と同様に(あるいはそれ以上に)狭き門になってくるので、基本的文系学生学部卒で就活することになる。

2.公務員民間

就職する文学部生のうち、4割ほどが公務員教職を含む)に、4〜5割強がいわゆる一般企業事務系職に、1割前後マスコミ就職するイメージだった。残りは就職浪人や就活と進学を平行して進めながら様子を見たりする人などが占める。

こうした就職先の構成大学や年度によって大きく変わるのであまり当てにはならないかもしれない。いわゆる下位の大学になるほどマスコミ割合が下がって一般企業割合が上がると思う。公務員になる層はどこの大学でも一定数いると思うけど、上位の大学国家公務員都道府県職員を目指す人も多いので公務員割合もやや高いかもしれない。

この記事では他の文系学部と変わらない一般企業メーカー事務職や金融IT、小売り・流通など)の話はあまりせず、文学部就活っぽい分野について話したい。

3.公務員教職

文学部学生公務員人気は高い。地道に試験対策をすればある程度報われるし、民間就活特に人気企業場合)の時になんとなく感じる文学部ハンデをそれほど感じないからだと思う。

しっかりしている人は学部2〜3年の頃から自分勉強したりダブルスクール公務員試験向けの予備校に通ったりする。法学部経済学部の人に多いバリバリキャリア志望で国家公務員を目指すというタイプよりは、キャリア生活バランスがまだ取りやす都道府県庁、政令市中核市などの中上位の自治体を受ける人が多かった。

大学学科によっては講義を取ることで社会福祉主事などの行政系の資格を取ることもできるので、ガチガチ公務員志望ならこうした資格を取っておくと若干の加点要素になるかも。図書館司書博物館学芸員といった資格ともやや相性はいいけど、これらの職域は専門職枠になることも多いので、取っておきたい資格かと言われると微妙だと思う。

資格の話になったついでに司書学芸員について補足すると、どちらも正規雇用採用自治体民間を問わずアカデミックポスト並みの狭き門なので、軽々しく「司書かいいじゃん」「学芸員資格をとって博物館就職したら?」などとは言ってはいけない

非正規だとバイトパートレベル募集が多くワープアもいいところで、資格を持っていなくても問題ない場合も多い。実務経験にはなるのだが、正規雇用へのキャリアアップはやはり狭き門だと思われる。

大学図書館専門図書館司書学芸員大学である程度研究をする基礎を身につけた人がその専攻を生かしながら働く場だと思う。一般的な自治体図書館業務委託指定管理者などで民間委託されていることが多く、司書資格持ちの正規公務員図書館員をやっているところはかなり少なくなってきているはずだ。

教職員はわかりやすく、国語英語社会科教員免許が取れるところが多い。教職課程の履修はけっこう大変で「保険として教員免許も取っておくか」というくらいの気持ちだと挫折することも多い。ちゃん教職志望の人は1年次から必要な授業を計画的に取っていることがほとんどだと思う。普通の授業の単位教職単位が被ることはそう多くないので割と忙しい。

学部卒で一般的な一種免許という区分免許がもらえて、大学院で所定の単位を取得すれば専修免許パワーアップする。出世するには専修免許があると有利という話もあるとかないとか。学生のうちに社会教育主事単位を取っておくと教員になってからキャリアの幅が広がりそう。

とはいえ教員正規雇用はそこそこ倍率が高く、数年は非正規講師をすることもけっこう多い。特に社会科は他に比べて大変なイメージがある。

公務員教職員も正規職員になってしまえば雇用自体は安定した手堅い職だと思う。勤務の内実はなんとも言えないが……。

4.マスコミなど

いわゆるマスコミといわれるテレビ新聞出版はどこも大手キー局全国紙、三大出版社)は狭き門で、中堅〜中小パイが少ないかそもそも募集がないこともある。大手のなかではNHK全国紙記者職が比較募集定員が多そう。

地方テレビ局やブロック紙地方紙の事情はよくわからないものの、そもそもの枠が大きくなくて地元大やUターン組が一定の数いるイメージアナウンサー職とかはものすごく競争が激しいという話を聞く。出版社は中堅どころでもふつうに1桁採用とか募集なしというところばかりだと聞く。中小の専門出版社は新卒市場ではほぼ見かけた記憶がない。

ただ、マスコミ全般の話として、文学部同士の闘いというよりも法学部経済学部といった文系メインストリーム学部との闘いになるので「文学部からマスコミに有利」という話にはならない。むしろテレビ新聞記者職は文学部以外の方が有利だと思う。

業界的には斜陽で激務だけど、大手はまだまだ高給取りなイメージ。中堅・中小だとワープアはいかなくても大手との差は感じると思う。友達大手マスコミにいくと「高値で売れたな」と思ってしまう。

テレビ制作会社とかの周辺業界もあるし、出版書店や取次といった小売り・流通の周辺業界があるけど、とりあえずこの記事ではここまで。制作会社とかは配信業界が盛り上がって二極化してたりするのかな。書店や取次(特に取次)はかなり厳しいという話を聞く。

anond:20220114133403

2022-01-12

一番充実的な三連休の過ごし方

土、日、月と三連休ならまさに日曜日

一番濃厚な日

その日、息子二人を連れて、政令市特に観光地も何も無さそうなだだっぴろい公園

トイレに十四時台に行く

うんちボックスに入定する

三人で、親と子と子、三人で同一の大便器にうんちする

親が先に出して子と子が後追いするとよい

忘れられない思い出になる

キーワードは三

ピース

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 8/10

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか

最後の章になる。

地方自治体はどんな人を欲しているのか、及びどんな人が職員として通用するのかしないのか、それらを説明して終わりにする。

とはいえ、もう4万字を超えそうだ。ここまで読んだ貴方は忍耐力を持っている。地方公務員に適合した人材である可能性濃厚である

キャリア棚卸しにしては壮大になりすぎた感がある。まずは、先達の書いた日記ひとつ紹介して記述量のショートカットを図る。

地方公務員を目指すはてな民面接突破法を教えたい

https://anond.hatelabo.jp/20200923212241

この日記を書く前に、はてな匿名ダイアリーで見つけた日記ひとつだ。短く簡潔にまとまっている。内容も概ね正しいと感じる。明白な誤りはない。単純に面接突破したい人間はこれを見るといいだろう。惜しむらくは、上の日記を書いた人は公務員試験面接官ではない。

せっかくの機会だ。民間時代を含めると十年以上に渡って面接官を務めた者として、採用可能性が高い人材の傾向を三箇条として述べてみたい。その後、面接評価表にはないポジティブチェック・ネガティブチェックの一部を示そうと思う。



面接評価点が高くなる受験者のパターン三箇条

1.地元出身である

 モデルケースを挙げる。採用試験を受けようとする市町村で生まれ、小中高をそこで過ごし、進学や就職を機に都会に出たけれども、また地元に戻って働こうとする受験者がいたとする。

 はっきり言おう。満点に近い。もうその時点で、「面接評価では4を取ってください! お願いします!!」と面接官に期待の眼差しで見られている。K市ではそうだった。というのも、そこまで地元愛のある若者ほとんどいないからだ。

 覚えておられるだろうか。当時のK市の人事行政問題点ひとつに若手職員離職率があった。3年以内離職率が3割超えという高い数値の原因のひとつが、『他市町出身』の職員数の多さにあった。

 採用試験を受けるまでの人生で、K市と接点のあった受験者があまりに少なかった。原因はシンプルであり、県庁政令市特別区の滑り止めで受ける人間が多かったことによる。みんな現役で地方公務員になりたいので、第一志望に落ちた後もなりふり構わず受けまくるのだ。採用された後も、第一志望の自治体に入るために勉強を続ける。いわば仮面浪人だ。

 「何をもって他市町出身なのか?」を定義するのは困難である。ここでは30才以下の職員について、市外在住率(K市に住んでいない者の割合)が『他市町出身』の代替指標として機能するとしよう。さて、K市の市外在住率はどの程度だったと思う?

 正解は……30才以下の若手職員のうち、8割がK市に住んでいなかった。私が辞める年には7割を切るところまで改善されていた。新人職員居住地をK市に選ぶ割合が増えたことによる。改善のミソは、採用試験評価されやすポイントを変えたからだ。後述。

 これはひどいな、と当時の私は思った。素人考えでもわかる。市外在住率が高すぎる。もし災害が起きたらどうなる? 全員すぐに集合できるのだろうか?

 すべての年代になると、市外在住率は約5割になる。K市の近くにある政令市などが魅力的なのもあるが、市町村合併でK市に編入された先の市町村職員が、「もう義理を果たす必要はない」とばかり、こぞって自分が住みたい町に移住していく事情もある。全国的に見ても人が多い地方であるため、魅力的な市区町村が多いのだ。

 では、上の『後述』の内容について。私が総務部長に提案したのは、「K市を愛することのできる人間採用する」というものだ。試験を受ける時点ではK市が好きじゃなくていい。K市出身でなくてもいい。入庁した後にK市を好きになることができる、そういう素地のある人に高い評価をつけるようにした。

 申し訳ないが、具体的な内容は部外秘とさせてもらう。公開すると、ネット検索によってK市がわかってしま可能性があるからだ。ご了承願いたい。

2.人格的な態度(特に協調性

 社会人として一番大事なことは何かと問われれば、30代前半までの私であれば、『実力』又は『正しい過程で正しい成果を出し続けること』と答えるだろう。

 今の私であれば、『尊敬によって他者との繋がりを保ち続けること』と答える。これが社会人使用者労働者も)にとって一番大事事柄であり、能力でもある。これは、Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(Amazonのページに飛びます)といった名著においても明らかにされている。

 このように自分のために何かをしてくれた人に対し、きちんと感謝言葉をかけられる人が果たしてどのくらいいるだろうか。

 あなた人生にもキャディのような役をしてくれる人はいるのではないかあなたが存分に仕事ができるよう、目に見えないところで条件を整えてくれている人、成功のための下地を作ってくれる人、ゴルフバッグのような重荷物を代わりに持ってくれる人、困った時に助けになってくれる人。そんな人たちがいるのではないか

 たとえば会社の中では、誰もがそういう「裏方」の役回りをすることがある。あなた会社は、そんな人たちの貢献に注目し、正しく評価する体制になっているだろうか。あなた自分を日頃から笑顔にしてくれる人に、感謝気持ちを伝えているだろうか。

Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である(2019/6/28) P.309


 単に協調性というと、「みんな揃って前ならえ」のイメージがある。今の日本社会では、善悪両方の社会的資質と見なされることが多い。

 私が持っている神の辞書によると、協調性とは概ねこんな意味合いになる。

・異なる立場環境利害関係にある者が互いに力を出し合って問題解決すること

 本来はこうである。みんな揃って前ならえ、ではないのだ。仕事は1人ではできない。一般事務職として採用される公務員は、民間企業でいうところの総合職だ。常に誰かに依存し、依存されることで仕事を前に進める。

 だが、自分ひとりで成果を出していると勘違いする者が後を絶たない。空しいことだ。こういった人の残念なところは、その知性の程度にあるのではない。俺だけが、私だけがスゴイ。もっと自分に注目してほしい、といった自己本位的な動機仕事をしていることだ。

 どんな仕事も、社会に生きる人間一人ひとりを幸せにするために存在している。彼らはそのことに気が付かないか、気が付いても自分気持ちばかりを優先する。

 百歩譲って、20代までは良しとする。だが、30代になっても学校勉強部活動で高い成績を上げ、周りに注目されて喜んでいる中高生と同じレベルでは困る。

 あなたは、見知らぬ人に対して敬意をもった行動ができるだろうか。自分と考えの異なる人間尊重できるだろうか。嫌いな人や敵に対しても、悪い感情に心を乗っ取られずに意思の疎通ができるだろうか?

 面接においては、この人格的態度を最も高く評価する。私が市職員になる前からそうだったし、K市の面接官として責任を受け持つようになってからも変わらない。

 話は逸れるが、あなた面接官の経験がある人だったとすると、「この人、面接の時とぜんぜん違う!(もちろん悪い意味で)」みたいなことがあったはずだ。面接で猫をかぶるのが上手い人だ。そういう人を見分けるコツがある。

 印象がいい――これに尽きる。あなたにとって印象がいいし、他の面接官にとっても印象がいい。特に、ハキハキとした明るい話し方。面接官全員にとって好印象だったのなら、その人は危険だ。本当に使える人が面接に来た場合面接官が3人だったとすると、大抵1人は、「うーん……」と頭をかしげることになる。採用判断が下しにくいということだ。

 それが普通だ。みんなにとってイイと感じる人格をもった人間はまずいない。いたとしたら、それは猫をかぶっているか、はたまた聖人のどちらかだ。

 技術職や、職人芸を要する分野で人を雇う場合特に気を付けよう。それに適合した人との面接では、極度に緊張した様子が伝わってくる。身体は縮こまっていて、声はたどたどしく、自己アピールも乏しく、挙動不審――そういった人が最高の素質(タレント)を持っていることがある。

 一流の面接官であれば、誰が試験に来ようと、その人のいいところを最大限に引き出せるよう心がける。履歴書を読み込んで、実際のシミュレーションをし、面接ではよい雰囲気を作るよう心がける。その人が職場に適合している証拠質疑応答によって全力で探すのだ。受験者が喋るのに苦労しているようであれば、なんとかして悪い雰囲気を壊そうとし、その人の考え方や過去の行動を引き出そうとする。

 飲食店などアルバイト採用では、あなた1人で面接担当することもあるだろうが、それでも上記のことに気を付ければハズレを引くことは少ない。印象がいいな、と感じた人に気を付けよう。初対面で印象のいい他人はまずいない。たとえ面接官に嫌われようと、素の自分ちゃんと出す人間採用した方がいい。

 猫をかぶる受験者への具体策としては、面接が始まる前と終わった後の行動をこっそり監視するといい。椅子ちゃんと戻しているか、出入口で人とすれ違う時の仕草や、駐輪場他人自転車ぞんざいに扱ったとか、車の運転危険があるなど、それなりの確率でボロが出る。

3.知的能力

 公務員に限らず、組織で働く人間にとっての血であり肉である。ここでいう知的能力には、知能であるか、知性であるとか、創造性とか言われるものを含む。

 すなわち、数値計算スケジュール段取り、ある規則に従っての並び替えといった正解がある分析的分野から新規事業企画プレゼンテーション、利害を巡っての交渉や調整といった正解(不正解)がいくつもある総合的分野に至るまで、脳を働かせて答えを導き出すありとあらゆる分野を含んでいる。

 官公庁に特徴的な仕事の傾向として、業務の幅の広さ(薄く広く)が挙げられる。特に地方自治体だと、ひとつ役場多種多様仕事を行っている(この機会に、あなたが住んでいる市町村組織図をみてみよう)。民間で例えると、とんでもなく多角化が進んでいることになる。

 数年おきに全く新しい仕事を覚えることになるのだが――その意味の幅の広さだけではない。役場を訪れる人間多種多様だ。男性も、女性も、一般市民も、民間企業も、若者も、中年も、高齢者も、子どもも、障がい者も、何らかの病気にかかった人も、とにかくいろんな人が来る。

 それらすべてに対応問題解決)しようと思うと、まずはその職員が賢くないと無理だ。これは、市役所現場で働いたことのない私でも確信できる事実だ。傍から見ていてわかる。

 礼節や態度は大事だ。植物であれば、花弁果実など目に見える部分がこれにあたる。それらを支える意味必要なのが枝であり、幹であり、根であるもっと細かく見ると、細胞質や葉緑体や核ということになる。職業人でいえば、脳というOSがこれに当たる。

 このOSが大したことのない物だと、いかに素晴らしい性格気質を具えていても結果を出し続けることは難しい。正しい答えや行動を相手に示すことができないからだ。市職員が、受付窓口で手早く計算をしたり、各種申請書の書き方の指導ができないと、市民企業が何度も窓口に来たり、無駄申請費用を払う羽目になる。

 スポーツだと、柔道における心技体がわかりやすい。ある一流の選手がいたとして、その人の精神がどれだけ優れていても、技術が優れていても――風邪で高熱がある、骨や靭帯に損傷がある、五感の一部が機能しないといった事情が生じると、たちまち三流以下の実力になる。

 多くの人は錯覚している。例えば、どんなスポーツでも面白い試合というのは――両者ともに拮抗している。心技体のうち、技と体が同じくらいのプロ選手がいたとする。となると、勝負を分けるのは必然的に『心』となる。

 実力伯仲の者同士、わずかな差で勝負が決まれば当然盛り上がる。それが、スポーツで一番大事ものが心→技→体の順番と皆に思われる最大の理由だ。

 官公庁筆記試験を必ず行う理由がここにある。現在公務員業界では、筆記試験性格適性検査を含む)の作成リクルートなど民間会社委託する方向で進んでいるが、今後何年が経過しようと、筆記試験自体廃止されることはないだろう。組織人として働く上での血肉であるところの、知的能力客観的に測定できる唯一の機会だからだ。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220523

問題職員の正しい辞めさせ方 4/10

ここらで話題を変える。問題職員の話ばかりで疲れただろう。

市役所には魅力的な人物ももちろんいる。今これを読んでいるあなたも、人生で一度くらいは公務員に助けられることがあるだろう。

ここでは、そんな善き職員について2人ほど挙げる。脇道なので、1人につき二千字程度とする。



1例目.市民対応部署のGさん

とことん市民思いの職員だった。

見た目はスラッとしていて、無表情な感じの女性だった。その実、内面は安定していて朗らかである

この人を最初に見たのは、私が採用されて2ヵ月くらいの時だった。公用車に乗って近隣の政令市にある研修センターに行くところだった。

1階の市民課に繋がる階段を降りたところで、凄まじい怒号が聞こえた。「なんでできんのか!!」と、おそらく高齢男性が怒号を発していた。

窓口を覗くと、やはり老人が女性職員に対して声を荒げていた。話を聞いていると、どうやら身分証明書がなくて公的書類を発行できない類のトラブルのようだ。周りの市民職員怪訝な顔で覗いていた。たぶん堂々巡りの話になっているのだろう。

そして、交代したGさんは、静かな様子で男性の話をひたすらに聞いていた――これが傍から見ていても、「あなたの話を聞いています」「共感しています」「申し訳ございません」という態度が伝わってくる。男性は次第に落ち着いていった。最後まで納得はできないという面持ちだったが、諦めて正面玄関の方に歩きはじめた。

傾聴は苦情対応の基本である。ここまでできる人は、市の職員では初めて見る。

「この人、どんな業界が向いているだろうか」と、昔に就いていた転職支援仕事を思い出していた。

個人的感覚だと、やはり福祉だろうか。受付系も悪くはないが、こういう人には攻めの傾聴というか、そんな仕事が向いている。最初に浮かんだのは、証券会社リテール営業だった。しかし、Gさんはあの業界蔓延る罪悪に耐えることはできないだろうなぁ、と思い直したのを覚えている。

それから数年間、Gさんのメンタルの強さ、粘り強さを発揮したのを何度か見ることになった。市民の中には、自己表現としてのクレーム――己が主張を表明するために市役所の窓口に来る人もいる。何か強いストレスを抱えていて、それを発散するために市役所まで出向く。そういうタイプ市民だ。

そんな人にもGさんは優しかった。とにかく話を聞いて、あまりに騒々しいようであれば怒鳴る市民を別のスペースに誘導し、一般市民邪魔にならないようにして苦情の解決を図るのだ。

Gさんはこの部署が長かった。当時30才になるかならないかだったが、査定は常に5段階中の4だった。上司からも仲間からも信頼を集めていた。

が、それで万々歳とはならない。彼女はいつもそういうお客さんばかりを相手にするので、残業がとんでもない量になっていた。勤怠管理システムの記録によると、Gさんは毎月50時間以上の残業は基本であり、それに加えて、土日祝のいずれかに必ず出勤してサービス残業をしていた。

私も、なんやかんやで土日に出勤することが多かったが(もちろんサービス残業だ。管理職なので…)、Gさんを見かける確率は5割を超えていた。庁舎内の配置的に、3階にある私の職場に上がる時にGさんを見かけることになる。サービス出勤をしている職員はほかに何人もいたが、彼女が最も印象に残った。

黙々と仕事をこなすGさんを見ながら、私の時間は過ぎていた。

実際、Gさんはいい子だった。料理は上手いし、家事洗濯もばっちりだし、家では猫を飼っているのだが、これがまた人懐っこい。でも、猫カフェは嫌いらしい。なんでも、「あそこの猫はみんな苦しそう」とのことだ。私が「目の前にあるんだし、行ってみようよ」と誘っても、頑として首肯しなかったのを覚えている。ちなみに、好きな食べ物たこ焼きだ。食べ歩きはマナーが悪いよ、と何度言っても聞いてくれなかった。

思えば、Gさんが土日出勤しているのを眺めるのが当たり前になっていて、この人を助けなければという意識が働かなかった。ある大晦日に、Gさんが煖房をつけず、明かりもなしでパソコンに向かっているのを見たことがある。コートを着て自席に腰かけ、震えながらキーボードを叩いていた。

「Gさん。それじゃ寒いでしょ。煖房つけなさい」

私が言うと、Gさんは座ったまま、ぼんやりこちらを見詰めていた。

「すいません、これでいいです。いつもこうなんです」

「まあ、そう言わずに。一度体験したら病みつきになるかもよ」

「お気遣いありがとうございます。でも、わたし寒いのがいいんです」

「そうか。お寒いのがお好き、なんだね」

Gさんは、「こいつ何言ってるの?」という顔をしていたが、意味に気が付くと、パソコンに顔を向けながら噴き出した。

若い子でも意外と通じるんだな、と感じて私は、エアコンスイッチを押した(蛍光灯スイッチ場所はわからなかった)。人事課に続く階段を昇り始めるところで、Gさんが職場に明かりを灯したのを認めた。

この彼女は今、市役所と近い業種の仕事をしている。もう不当な時間外勤務はしていないはずだ。直接働いている姿を見たことはないが、きっと活躍していることだろう。今も幸せであってほしい。



2例目.地域振興系部署のHさん

この人も女性だ。地域を盛り上げるような感じの名前部署にいて、エース級の職員として知られていた。

さわやかな見た目の女の子だった。高校を出てすぐに市役所に入ったという。私が採用された年の4月時点で21才になる年だった。結論から言うと、この子はもう地方公務員ではない。その次の年に民間企業、よりによって当時の取引先に引き抜かれる形で退職した。

惜しいことをした。もしそのまま現職に留まっていれば、もっとイキイキと働ける環境があったかもしれない。今更言っても遅いのだが……。

Hさんを最初に見たのは、窓口でお客さんを見送っているタイミングだった。市役所で働く女子職員は、みんな仕事に使えそうな私服で来るのだが、Hさんは限りなくスーツに近い、パリッとした装いだった。凛とした覇気のある顔つきだったけれど、ちょっと不安げな瞳が印象的だった。

見た感じでは、大卒3年目くらいの雰囲気である市役所には、たまにこういう人がいる。早い話、Hさんは頭の回転が早くて、見た目がシッカリしていて、礼節を弁えており、創造的な仕事もできる。そんな子だった。

創造的な仕事』については特定のおそれがあるので述べないが、当時の公務員業界では花形とされる仕事だった。億単位の金が動く。上の人間は大枠を決めて指示をするが、Hさんにも商品企画業者選定などの権限が与えられていた。

その仕事をやりたいと希望する職員は何十人といて、その中には数年後に昇進を控えたベテランが何人もいた。民間においては、こういう花形とされる事業や、大金が動く案件というのは――事業部長みたいなポジションの人が直接担当するか、または管理職に昇進する手前のエース社員担当することが多い。それを、大学生ほどの年齢の子担当している。

ほかのポジションだと、例えば市長秘書の1人は臨時職員だった。早い話がパートさんだ。30代後半で、圧倒的清潔感の子持ちママだった。実力登用の文化トップから滲み出ているところがK市の美点のひとつだと感じる。

当時の私は不思議に感じていた。なぜ、官公庁ではこんな人事ができるのだろうか。将来の利益を重視するのはわかるが、今の利益のことも考えないと――と想念した瞬間、私の脳裏ビビッ!と走るものがあった。

そうだ。新人公務員向けの研修で習っただろう。公務員利益を追求しなくていい。だから利益度外視で、十数年先のことを考えた配置や処遇ができる。Hさんは、すでに幹部候補としての育成が決まっていた。ならば、さっさと重要ポジションを任せられる限り任せていった方がいい。そういう判断だった。

もちろん、幹部の好みの問題でもある。当時、市長と市外の飲み屋に出かけた時、嬉しそうにHさんのことを話していたのを覚えている。なんでも、市長室でその花形事業の今後の商品展開に関する協議をしていた時、事業部長に連れられていたHさんが、副市長と侃侃諤諤の議論になった――そんな内容だったろうか。Hさんは議論になると熱くなるタイプだが、それが終わると途端にホンワカになるらしい。気さくな感じで、癒される話し方になって、市長が言うには、そのギャップがいいらしい。

その事業部長も確か、とあるイベント終わりの飲み会の時にHさんのことを誇らしげに話していた。当時、入庁1ヶ月目だったHさんの部署飲み会の席で、会の最中参加者にお酌をして回ったのはHさんだけだった、みたいな話だ。嬉しそうな表情で、自然にみんなに一人ずつお酌をして回って、先輩との交流を深めていたということだ。

若干18~19歳でそこまでできる子は、そうはいない。エース枠としてチャンスを与えられて当然だ。こんなことを書いていると、増田民の方々には『飲み会不要論』的な観点攻撃を受けてしまいそうだ。しかし、これはあなた視点に立ってみればわかりやすいのではないかあなた飲み会に参加していたとして、若い男の子女の子が、「仲良くしてください!」みたいな雰囲気でお酌や会話をあなたに求めてきたら、嬉しいと思わないだろうか。可愛い奴だなと思うだろう。そういうことだ。

私はHさんと話したことは2回しかないが、わかるような気はした。頭がいいだけではなく、物事に対して本気になれる。そういう子だった。

さて。Hさんは突然退職してしまった。冒頭に述べたとおり、花形事業関係する取引先(パートナー)に引き抜かれたからだ。晴天の霹靂だった。

Hさんが書いた退職理由書を読んだ。要約すると、「市役所ルール職場環境がつまらなく、物足りない」とのことだった。例えば、公用文では「問合せ」を「問い合わせ」と書いてはならない。しかし、動詞になると「問い合わせて」と書かねばならない。細かいことだが、間違えたら稟議のやり直しになる。そういった文書事務に関する文化が、HさんがK市を辞めた理由ひとつだった。

若い子であれば仕方がないとも思う。確かに公務員業界というのは地味だ。完全なる聞きかじりだが、『若手のうちは仕事の何が面白いのかわからない。それが公務員の難点だ』というのが、当時のHさんの退職理由を読んでの副市長の談だった。

まあ、過ぎたこはいい。もういいのだ。気にするだけ損というもの――Hさん個人の件に限っては。

だが、Hさんを引き抜いたクソコンサルは別だ。きっちりとリベンジしてやった。K市の入札に入れないよう指名停止(※)にしたうえで、県内他市すべてと、都内の右半分くらいの地方自治体と、県庁と、国の機関各所にもこの度の情報提供を行った。

罪状はもちろん、『取引先の従業員を引き抜いた』ことだ。許されることではない。民間企業同士でも、そんな足の引っ張り合いはまず行われない。それを、あのクソ非常識ITコンサルはやってのけたのだ。それなりの報いがあって当然だろう。

正式指名停止は今回の場合だとできない。条例規則や要綱に定めがないからだ。よって、入札参加・指名業者リストにその会社名前を残したままで、入札には呼ばないという意味での指名停止になる。

https://anond.hatelabo.jp/20211231220518

2021-11-28

年間学費80万程度の私立中高一貫校に中学から入って気づいたこ

・親が社長やってるって生徒が全然いない。個人事業主の括りだと、医者歯科医税理士や1級建築士ばかり。多分、慶応普通部とか暁星とか賢くて社会的ステータス抜群の学校にはうじゃうじゃいたのだろう

肥満体型の母親マジで居ない。入学間もなく1回だけあった授業参観とき気づいた。多分、食費に金かける余裕ある家しかいからだろう。

専業主婦家庭かつ2人以上兄弟、って家の子が異様に多かった。一人っ子共働き全然いなかった。すでに共働き当たり前の時代だったのに、大半の奴が母ちゃん専業主婦だった。あと三人兄弟率がやたら高かった。そして自分だけじゃなくて兄弟中学から私立ってパターンが大半。

・親が地元県庁政令市とかの地方公務員やってる家の奴が皆無に近かった。国家公務員国税もいなかった。大学教授全然おらず。このへんは逆に公立トップ校とか私立御三家かに多いのかもしれない。

・大半がサラリーマン1馬力家庭だけど、電通とか三菱地所とか全日空パイロットとか、お前の父ちゃんくそんな凄い会社入れたなみたいな家の奴ばっか。


・平均年収1000万円くらいと推定中学とき公民先生が授業中に

「みんなは親御さんがほとんど年収1000万円以上はあるから自分もそれだけ稼げると思ってるだろうけど、

この教室の1割……だから3~4人しかそれだけ稼げるようにならないからね。親くらい稼げるのが当たり前だと勘違いしてるなら将来ショック受けるから

とか言ってたのと、変わらぬ顔ぶれの同級生たちと何年も付き合っていくうちに本当にみんなの家は年収1000万軽く超えてるんだろうなと思った。

・別荘持ちがどのクラスにも3人くらいいる。ただし、仲間がその恩恵にあずかれるのは大学入学以降というパターンほとんど。


・その資本力をもってしても現役であれ浪人であれ早慶以上の大学にいける生徒は学年の3割程度。親が金持ちならよっぽどの低知能でない限りはほぼほぼ早慶以上確とか絶対ウソ



・その早慶未満の私立大学に行った同級生の大半が東大生でもめったに内定貰えない一流企業(三井物産とか朝日新聞とか日本郵船とかデュポンとか)に平気で内定していく。

こういうレベル企業って家柄を推定して採用するようなことやってるんじゃないかと内心で疑ってる。


追記

中学3年くらいの頃、社会の授業で機会平等実質的平等のくだりで先生雑談がてら

「今世の中で、例えば中卒の人とかが就職試験の応募資格すらない会社が物凄く多いんだよね。

それから病気とかが原因で生活保護受給してる人が大変な経済的不自由を強いられたりもしてる。

みんなはこのことについてどう思う?」

ってみんなに問いかけた時に、

跳ねっ返りでもなく、性格悪くもなく、普通友達多い爽やかな陽キャ同級生たちが口々に

勉強しなかった自分が悪いんじゃん…」

とか

「そんなになるまで不健康になるのは本人がだらしないかしょうがないと思う」

とか

マジで澄んだ目で意見飛ばし先生が「いや、ちょっと待って…この人たちは何もみんながみんな自分のせいでそうなったわけじゃなくて」とか慌てふためいてたのが忘れられない。

自分よりしんどい境遇の層をナチュラルに視界に入れられない同級生たちの残酷さを同い年ながら感じられた記憶

2021-11-24

anond:20211122224704

田舎というか女余りの政令市移住がいいと思う

宮城福岡札幌あたり

IT系であればそのまま450万円は維持できそうだし、そうなると上の3つの都市なら戦える年収になりそう

もう少し転職年収も上がりそうとも思うけど

2021-11-12

anond:20211112094319

政令市くらいならメリットもりもりよ

首都圏は過密すぎ&コロナ不況賃金下がりすぎ&なのに不動産だけ高くなる

でもはや上京するメリットなくなりつつある

2021-11-02

イメージだけで投票する兵庫在住無党派層(ただし反維新から感想

anond:20211101232942を読んで。

兵庫1区神戸市中央区灘区東灘区)住みでふんわり反維新立場から考えてみる。
我が選挙区でも維新にそれなりに表が集まったのはわりとショックだった。
そんなに賢くないのでちゃん論理立ててとかはできないけど、自分感覚を書きます

維新が嫌だなあと思う理由言葉にすると「文化軽視」とか「分断を煽る」とか、もちろんコロナ対応の酷さもあったけど、素直に表現すると「気色悪い」。
政策うんぬんもともかく、吉村さんのあのドヤ顔ってブラック企業意識高い系にいがちな嫌なやつ思い出さん?松井さんのニヤニヤ顔って中小企業にいがちなハラスメント親父の顔イメージしない?
イケメン吉村はん、よう頑張っとる」というイメージメディアに踊らされてみんな維新投票したっていわれてるけど、同じテレビを見ていても「いやこいつら見た感じ(雰囲気)きしょいし、言うとうこと中身ないし何なんこれ」っていつも思ってる。
そんなふんわりイメージ維新を嫌うパターンもあるにはあるよ、と言いたい。
でも多くの人はあれ、好感を持つのかな。

さて、どっかのブコメでこの動画を見た。
曰く、「維新支持層努力至上主義のいわゆる勝ち組だ、そして維新のやってることは旧自民党ノウハウがっつり踏襲した組織戦だ」ということらしい。
大躍進予想の維新の会の本質冨田先生ライブ
https://www.youtube.com/watch?v=cbFFi7cF0mM
これは、たしかにそうなのかもなーという気もする。
維新系の人から選挙のお願いされたことないし。
自分客観的にはプチブルだし、改革はしたほうがいいと思うけど、それでも維新ないわー、とも思う。
あの維新の気色悪さを、よく言われるマスコミ戦略だけで払拭できるのかなあという疑問はちょっとある。
とはいえこの動画をまるっと信じる気持ちもそんなにない。

同じ映像を見ているはずなのになんでこんなにイメージ分かれるかなあと思いつつ、それならやっぱり維新の強さは「イメージ戦略」だけではないのでは、とも思えてならない。
ふんわりイメージということなら、「維新大阪=いっしょにせんといて」という自分の中の悪しき神戸っ子プライドがまた気色悪いイメージをより強固にしているのかもしれないけど。

ちなみに、自分小選挙区当選した井坂さんに入れた。
彼は当選するために所属をちょくちょく変える人という認識なので、立憲であるという点はあんまりマイナスにならなかった。
浪人していた事情もあるけど)わりと地元をうろついていて、話を聞いてくれそうというイメージはある人です。で、それって維新の戦い方と同じだよね?
自分は「維新気色悪い」を抜きにしても、やっぱりイメージ投票してしまうただの無党派層です。
じゃあ「吉村さんがんばっとうやん」と「維新気色悪い」の境目って何だろう。

兵庫県知事選挙維新

兵庫県維新と言えば今年選ばれた斎藤知事の話になるけれども、彼はもともと自民スカウトしてきて維新が乗っかったという経緯らしい。
本当のところは知らんけど、確かに時系列的にはそうだったように思う。
大阪以外で初めて誕生した「維新知事」の実情
https://toyokeizai.net/articles/-/444613
から100%維新っ子でもなさそうだけど、イメージで言うとやっぱり維新っ子系の見た目してると思った(吉村さんとかより目に生気はなく、イメージ的にはイケてない)。
県政をちゃんとやってくれたら、いつでも変節して維新なんか切ってくれていいよ、その時は応援すると思ってる。
政令市に住んでると県政なんかあんまり意識しないけど、コロナを経て災害時ってやっぱり都道府県単位なんだな、と今まで無関心だったの反省した。
ただ、選挙の時はやっぱり維新が気色悪すぎて「改革必要だけど…維新出しゃばってきたらきしょいし…とりあえず金澤さんかな…」と、井戸さんの後継に入れた。
井戸さん個人は完全に老害ダメだったと思うけど、基本的方針ちょっとひどい(まだマシ)、くらいだと思っていたので。
すみませんこちらも完全にイメージ投票しています

2021-07-06

https://anond.hatelabo.jp/20210706214523

続き

5/14

https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210514kaiken.html

モデルナ製のワクチン承認されれば、直ちにこの大規模接種会場に供給を始めていきたいと思っております

(問)職場での接種についてお伺いします。現在大臣はいつ頃の開所を念頭に調整をされているのでしょうか。

(答)自衛隊による大規模接種が5月24からスタートいたします。そこにできればモデルナのワクチン供給をしたいと思っておりますので、それ以降、モデルナ製ワクチン供給スタートできれば、企業内接種も高齢者向けを是非やっていただきたいと思っております

5/18

https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210518kaiken.html

ワクチン供給問題はでないという認識

何度も申し上げておりますように、市町村に1回分に必要ワクチン量は、この5月末というか6月の実質的には6日までですけれども、ここで配送されます。6月末までには2回接種に必要ワクチン量が配送されますので、ワクチンは確実に確保されております希望する方全員が受けていただけることになりますし、さらモデルナが承認されれば大規模の接種会場でも打ち始めればスピードアップされますので、ワクチン供給問題ありません。そこはご安心いただきたいと思います

(問)自治体の大規模接種の関係ですけれども、モデルナ製のワクチンを使うということですが、これは自治体が欲しいタイミングで欲しい量を順次確保できる状況なのか、それとも、30の自治体がやることによって、自治体要望どおりに送れない状況も出てくる可能性があるのか。

(答)現時点では、要望どおりに送れるようにしていきたいと考えています

5/28

https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210528kaiken.html

それからモデルナ社製のワクチンを使った大規模接種を行いたいという動きが広がってきております宮城県群馬県愛知県では既に接種がスタートしておりますが、このほかにも例えば埼玉県横浜市川崎市三重県大阪市兵庫県鳥取県岡山県広島県徳島県等が設置の方針を表明されていると承知しています

 都道府県に対してモデルナ社製のワクチンを使った大規模接種の意向調査を6月11日締切で行っておりますので、積極的登録をお願いしたいと思っております都道府県政令市で手挙げが行われておりますけれども、早く進む市区町村においてペースを維持するためにモデルナ社製のワクチンを使った接種を行いたいというご要望も伺っておりますので、是非手挙げ登録をしていただきたいと思います市区町村にも、接種会場を新たに設けるということがあれば、モデルナ社製のワクチン供給積極的に考えていきたいと思います

5/28

https://www.cao.go.jp/minister/2009_t_kono/kaiken/20210528kaiken2.html

要望の数を週ごとに届けることに言及

6月11日を目途に厚労省モデルナ社製のワクチンを使った集団接種、大規模接種の希望がどれぐらいあるかというのを調査しておりますので、市区町村でご要望があれば、都道府県を通じて手を挙げていただければ、我々としてもしっかり供給してまいりたいと思っておりますモデルナ社製のワクチンについては、毎週のご要望の数を、おそらく週ごとにお届けするという形で供給ができるのではないかと思っております

(問)ファイザー社製のワクチンを7000万回分、3か月で12週間換算すると、2週間当たり約1万箱の配送になると思います大型連休以降は、1万3000箱以上安定的に供給されてきたと思います。一転減少する形になりますが、このあたりをどのように分析されているかお伺いします。

(答)ファイザー社製のワクチンに加えて、モデルナ社製のワクチンが入ってまいりますので、量的にはしっかり維持していきたいと思っております。具体的なスケジュールは今、交渉しているところです。

(問)確認ですが、そうしますと7月5日以降の供給自体は、トータルではモデルナ社製のワクチンと合わせれば減少しないという理解でよろしいでしょうか。

(答)減少しないように、供給量がダウンしないように我々もしっかり調整していきたいと思っています

2021-02-17

障害者雇用正社員になった話 (と就労移行支援のはなし)

30代前半 男性 地方政令市

昨年から大手障害枠で正社員で働いている。

n=1なので参考程度に…

支援施設通い 1年 ⇒ 契約社員 3年 ⇒ 正社員登用

支援施設の紹介

学生時代うつ社交不安障害で休学のち退学、そのままズルズルとニートをやっていた。

薬が合ったのか症状は大分寛解していたものの、たまに日雇いバイトをやるくらいで気づけば20代半ばに。

親も定年が近づき仕送りも厳しいと言われたので実家に帰ってきた。

引っ越しに伴って主治医が変わり、WAIS-III(ウェクスラー人知検査)とかカウンセリングとかしてめでたく?発達障害の診断をもらった。

ADHD+ASD混合型だとのことで、お察しの通り 言語IQ>>>>>>>動作IQ

病院先生から障害雇用というものがあってうまく合えば長く安定して働けると聞いて、就労移行支援事業所を紹介してもらった。

就労移行支援事業所

一般企業への就労を目指す障害者が通う学校みたいなとこで、民間運営しているが財源は行政から補助金

一生涯のうち2年(一部特例で3年)しか利用できない。(1度就職してから再利用する場合は、最初の利用期間を除いた期間した使えない)

就労移行で何をするか

入所したからといって、すぐに就職活動が始まるわけではない。

そもそも日常生活が徒歩10圏内電車に乗って通院するのが2か月に1度の大仕事ニートが週に40時間も働けるはずがない。。。

まずは毎日朝起きて、決められた時間に通所してプログラムを受け、帰るという生活リズムくりからだ。

これが人によって異なるが1~3ヶ月くらいかかる。

毎日安定して来られるようになると、半日から1週間程度の職場実習がある。

この実習はすぐ就職に繋がるものではなくて、事業所懇意にしている一般企業仕事をやってみてフィードバックをもらい

本人の特性理解希望する業種・職種・働き方を決めるためのもの

基礎体力がつき特性理解が進み、ビジネスマナーが身についてから本格的な就職活動が始まる。

就活

大きく分けて3種類の方法がある。

1つめは事業所から紹介される長期の職場実習を通じて就職する方法自分もこれで就職した。

2週間から長ければ2か月くらい、企業の中でインターンを行って評価が良ければ最終面接就職

学生インターンに比べれば期間が長いが、発達や精神障害を持っている人は心身の調子に波があることが多いので安定して働けるか確認するため仕方ない。

(2か月インターンやって不採用だった知人はかなり落ち込んでいた…)

2つめは自治体民間企業主催する合同面接会に参加する方法

コンベンションセンターに色んな企業ブースがあって、気に入ったブース面接する。学生の合説とあまり変わらない。

面接マッチしたら、2次面接⇒最終面接という形が多い。

最終面接までの間に、短期インターンをする企業もある。

3つめはハローワークを使う方法 (あまりお勧めしない)

支援員と相談しながら求人票を印刷して自分で応募する。

ただ、見た限りではハローワーク求人はいい条件のものが少ない。(一般就労も同じか)

大手企業としては自分特性理解がしっかりできていて、フルタイム長期間働ける人が欲しいので

ハロワには求人を出さず、実績のある就労移行支援事業所から取ることが多いと思う。

就職

自分場合は2年間は人事部の人がメンターとしてついて、定期面談したり自部署相談しにくい話を聞いてもらったりしていた。

また、元いた就労移行のスタッフ相談も可。

初めのうちは、障害者枠ということで腫物扱いされないか心配していたが、きちんと仕事も振ってもらえて

それを真面目にこなしていれば一般雇用社員と同じように頼られるようになってきたので職場環境が良かったのは幸いだった。

知人には企業補助金目当てで雇用して、半ば放置状態に置かれている人もいたので

大手企業障害雇用実績が多く定着率の高いところにインターンを通して採用された方がミスマッチがないだろう。

給料

正社員になってから

基本給23賞与2.5か月×2 残業ほぼなしで400万弱

大体弊社の新卒2年目と同程度だが、これは障害雇用から安いというわけではなく

新卒2年目のグレードとして登用されたからそれと同じ額。

昇進試験も受けられると聞いている。

最後

障害雇用支援機関企業ともにピンからキリまであるので

絶対自分に合ったところを探してほしい。



追記

投稿する前に、この記事を見てモヤモヤしたり嫌な思いをする人がいると考えなかったわけではないが

自分自身こういった支援施設があることをお医者さんに教わるまで全く知らず、

しかしたら誰かのヒントになればと思って投稿してしまった。

今読むととても傲慢で、バイアスのかかった文章に思える。

たまたま実家都市部にあり(医療支援施設就職先が多い)、親との関係も悪くはない

障害を診断できる医師に掛かれた

自分に合う薬があり、二次障害寛解していた

フルタイム勤務ができる体力があった

・良い支援施設出会えた

・ちょうど会社新卒キャリア採用を増やしている時期だった(法定雇用率を下回ることを回避する必要があった)

職場の人が穏やかで、暖かく接してくれた

たまたま新型コロナがそこまで大きな問題になっていない時期に登用の話があった

これだけの時の運、人の縁に恵まれていながらまるでこれが当たり前であるかのように書いている。

心を傷つけてしまった方、不快に思われた方には大変申し訳ない。

2020-12-06

東京人はぶつかってくる ×男性はぶつかってくる

https://anond.hatelabo.jp/20201205155542

とある政令市に住んでいる俺からは、タイトルのように東京人がぶつかってきやすいと感じる。

あくまで推測でしかないが、東京人田舎出身者や田舎から出張に来た人が多く、人混みの中を歩くのが下手くそな人が多いのではないか

街の中心部で育った正真正銘の「都市民」が多くを占める政令市中心部のほうが、同じ人混みでもみんな歩くのが上手で、人とぶつかりにくいと感じる。

2020-12-02

anond:20201201184650

人生経験貧しき若者

こちとら地方政令市井の中の蛙として育ち、京都学生時代を過ごして文化歴史の深みを知り

上京して社会人数年やって東京の途方もない規模と上流階級との埋めがたい落差を知り

田舎の寂れた地方都市にひっこして文化貧困絶望してから、車を手に入れて日本の様々な側面を見て回り

ベストと思える場所に居を構え家庭を築いたんだよ

住めば都というのは自分意思で選んだ場所のことだ

住む場所自分で選べるようになりなさい

2020-11-02

anond:20201102175322

そもそも特別区になると政令市に戻れなくなるのにそこを説明してない時点で詐欺みたいなもん

2020-11-01

大阪特別区構想

新潟や、政令市人間としては実験体になってもらって様子見てみたい感はあるよね

ダメになったらまあ、独立でもして頂いて・・・

2020-09-24

anond:20200923214058

どうぞ。この記事著作権フリーです。

県庁政令市中核市面接に落ちて凹んでいる人に向けて書きました。

2020-07-31

地方出身者って勝ち組じゃね?って感じるようになった

自分東京まれ東京育ち。

勉強で苦労という感覚と一切無縁に小中学生活を送り、都立御三家の次の階層にあたる都立高校に当然のように受かり、

適当にだらしなく生きて、9ヶ月間くらいチョロっと勉強して何の苦労もなく中央大首都大学東京に現役で受かって、

大学生になって4年間プラプラして第一地銀特別区に無対策内定した感じの人生

経歴や能力に関して、数としては同レベ以上はそこらじゅうにいるけど、割合としては同年代の上位1割以内には入るような人間

そんな自分には結婚意識する彼女がいる。27歳くらいで結婚するつもり。もちろん一戸建てを買いたいと思ってるけど、ここで生まれて初めて地方出身者に嫉妬した。

自分は今年収470万くらいで30歳で500~550万、40歳で750万、50歳で900万くらいは稼げるだろう。となると価格にして4000万くらいの家を30年ローンで買うのが身の程という感じになる。

だが、4000万だと東京都下はおろか横浜川崎ですら「こんな家のために30年金払い続けるの……?」って感じの家しか選択肢がなくなる。

でも、例えば静岡とか仙台とか札幌とか新潟なんかだど4000万でも地元富裕層が集まるエリアに立派な家が立つ。

じゃあそこらの県庁政令市にでも転職すればいいかと一瞬思ったけど、東京で生まれ育って自分には耐え難いことが多分多すぎるから無理。

でもさあ、地方出身者はそんなの全く気にせず順応できるんだよね。だって地方でずっと生きてきたんだから

県庁所在地から2キロも離れたらド田舎になるのも、コンビニまで車で10分かかるのも、雪も、虫も、渋谷六本木銀座匹敵する遊び場がないのも彼らには何ら問題にならないわけだ。

思ったけど、地方出身者は貴族というか才能ある人たちだよ。

同じ家を東京出身者と比べて数千万円安く買えて、不便を感じずに生きられる特権と才能がある選ばれし人達

自分地方に生まれ育ってたら、間違いなく県トップ進学校に受かって、地元ナンバーワン国立大に現役で受かって、当たり前のように県庁政令市就職して、今と同じような年収を稼げていたことは確実。

そうなれば貴族だ。

東京で同じ幸福を得るなら年収2000万じゃ足りないのに。


地方出身者は勝ち組

2020-05-24

anond:20200523113153

地方都市平成合併背伸び政令市)のマンションテナントビルが多いエリアコンビニでも売ってたな。一昨日くらい。10枚500円だったか。そう言えば、昨日には厚労省からの布マスクポスティングされてた。

2020-05-07

公務員だけど10万円はもらっとくよ

どうせ公務員のくせにと批判する奴が圧倒的だと思うけど、そんなもの無視だ。

今のところ、公務員は通常どおりに給与は出てるし、夏の一時金(ボーナス)も普通に出るだろう。

しかし、民間企業給与ボーナス悪化すれば、人事院勧告(県・政令市は人事委員会勧告)に反映されて給与・一時金ともマイナス勧告が予想されるし、そうなれば4月に遡って冬の一時金から減額分をカットされる。しかも、それだけでは足らないし市民への示しがつかないからと、首長議会自由裁量条例化して、上乗せで給与の何%かをカットされる可能性もある。これは、いまコロナ最前線で戦っている保健所医療関係であっても、全体が同じ条件で苦しんでいるのだからと容赦はないだろう。(但し、コロナ対応した職員に対する特殊勤務手当が国で決まったから、地方公務員も国にならえで支給されるはずだから少しは報われる)

というわけで、とりあえずもらっておくことにした。

減らされなかったら、そのとき経済還元できるようになにか考えるさ。

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