「役員」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 役員とは

2024-03-31

実家がそこそこ裕福なことを大人になってから知った

リアルでは話せないお金に関するぼやき

実家はありがたいことにまあまあ太くて、友人も同じような経済状況の人が多い。

まあ太いといっても幼稚舎とかのレベルではなくて、中学から大学まで私立。親は中小企業オーナーだったり、大手企業役員だったり、代々地主だったり。

お恥ずかしいことに金銭的に恵まれていると認識したのは大学生になってからだった。上には上がいるし、別にお金に困ってるとは思わないけど裕福だとも思ったことがなかった。うちはお金持ちじゃないと母が言ってたので素直に信じていた。

アラサーになって、自分たちが育ってきた環境自身の子供にも与えるためにどれだけのお金がいるんだろう?という話をよくする。

山手線内に持ち家があって、習い事も好きなだけ、お金理由に進路ややりたいことについて親に反対されたことはない。

自分サラリーマンになってみると親ってすごいなあと思う。物価高もあるけど世帯年収2,000万でも無理そう。

どこかで折り合いつけなきゃいけないけど、幼少期から生活レベルを落とすのは難しい。

東京出身でこういう人ってまあまあいると思うんだけど、みんなどうするんだろう。

親が援助してくれるのかな。

2024-03-27

ブタゴリラ訴訟はじまるっ・・!!

増田には現在進行系の法廷モノがあまりないので、ちょっと投下してみる。

自分には19歳になる自閉症の息子がいるのだが、とある障害者支援施設に通わせていた。

その施設は、自立訓練+就労訓練を2年ずつ行い、合計4年をかけて大学のようにパッケージとして

サービス提供するという施設だった。

知的障碍者の多くは高卒の年で社会にでるのが一般的で、普通より発達が遅いのに普通より早く社会に出るのはおかしい、

からこのような施設を作ったのだという創設者の話に共感して通わせることにしたのだ。

しかし、それは大きな間違いだった。。。

最初は元気に通い出したものの、日に日に弱っていく息子。まっすぐ立っていてもふらついて倒れそうになって壁によりかかったりしている。

とても施設まで通わせ続けることはできず、三半規管や脳の異常を調べるため複数医療機関にかかってみたが、(耳鼻科脳神経外科、脳神経内科メンタルクリニックなど)、どうやらストレスによる心因的な反応であろうとのことであった。

具体的な話を息子から聞き出すのはなかなか骨が折れるが、ぽつぽつと施設で何があったか時間をかけて聞き出してみると、

職員の態度が高圧的で怖い
遅れると連絡をしてから行ったのに、遅刻を責められたり、退学をちらつかされたりする
とっとと辞めろと詰められていた生徒もいた
ある職員は、生徒全員にあだ名をつけて呼んでいる。息子の友人はブタゴリラと呼ばれていた。(他にもひどいもの複数

などと、とんでもない様子がわかってきた。

なお、息子の証言だけでは証拠能力として弱いと考え、息子の友人などに事実確認してみたが間違いないとこのことだった。

障害者支援するはずの施設が、あろうことか障害者馬鹿にして笑いものにしていたのである

ここまで読んだ人は、「お、増田支援施設を訴えるのか?」と思った事だろう。

だがしかし、実際は逆である
支援施設役員もやっている◯川弁護士増田を「名誉毀損で訴えてやる!」という内容証明郵便を送ってきたのだ。
「は?」

と思うだろう。

内容証明郵便の要点を以下に書きますね。

---

  1. あなたは当社の高◯馬◯キャンパス電話をされ、職員◯山が御子息に対して「ブタゴリラ」というあだ名をつけた等の主張をされましたが、当方において厳重に調査しましたが、そのような事実はありません
  2. 他方で、Google Mapの高◯馬◯キャンパスに対して次のようなクチコミ発見されました。「理念を掲げて障害者の自立訓練サービスを行っているが、職員の質に問題があります。◯山という職員障害者あだ名で呼んだり(例:ブタゴリラなど)して障害者支援するどころか馬鹿にしています自分の子供を通わせるには相応の覚悟必要です。」
  3. 当方が知る限りこのような主張はあなたしかなさっておられませんので、本クチコミにはあなたが関与しておられるのではないかと考えています。本件投稿は、職員である◯山という個人特定する情報を明記したうえで、虚偽の事実摘示して◯山氏および当社の社会評価を低下させるものですので、名誉毀損刑法第230条)に該当するものと解されます
  4. 本年2月20日までに本件投稿が削除されない場合は、警察署への被害届およびに慰謝料請求を含む民事訴訟の提起を行い、投稿者を特定の上然るべき処分を求めます

あなたが本件投稿をしたのなら、上記期限内に削除してください

---

なるほど。。ツッコミどころが多すぎるのだが・・ 一応ツッコんでみるか。

  1. 電話して息子が悪夢フラッシュバックに悩まされて体調を崩している事を伝えて謝罪要求したのは事実。生徒をブタゴリラとか呼んでるし、ええかげんにしろと。ただ、「御子息を」ブタゴリラと呼んだと主張はしてないが? それはともかく、厳重な調査をしたけど、そのような事実はありませんだと??ふざけてるのか?複数の生徒の前で公然あだ名で呼んでたのに??生徒に聞き取りすれば一発でわかるだろ。
  2. へー、そういうカキコミがあったんですか。まあ真実じゃん?実際ブタゴリラって呼んでたし。
  3. あー、それ俺が書いたと思ってる?まあそれはとにかく、これはレビューサイトだし障害者福祉団体の実情を書いたんだから公益性もあるし、真実性もあるし、名誉毀損には該当しないと思うよ?
  4. あー、2月20日ね。もう一ヶ月以上すぎてんじゃん。被害届やら民事訴訟を提起したのかな?てかこの文章書いた人ホント弁護士かな?まず投稿者を特定してから民事訴訟でしょ。順番逆じゃんね?特定関係なく俺に訴訟起こすのかな?

相手の考えを想像するとおそらくこんな感じだろう。

「あ、なんか都合の悪いクチコミがついてる。ムカつくわ―。これって多分あの文句言ってきよった保護者やな。よっしゃ、内容証明送って削除させたれ。弁護士名前見たらビビってすぐ消しよるやろ。地裁で開示請求仮処分とかしたら時間かかるしかったるいからなー。クチコミの内容?そんなもんどうでもええわ。知的障碍者のいうことなんか誰も信じひんやろうしねじふせれるやん?」

あかん、書いててムカついてきた。。。しかし、情報社会時代にこんな舐めたやり方で評判をコントロールできるとか思ってるのん
ムカつくを通り越して笑けてくるわ。こんな訴訟ちらつかせた脅しなんか逆効果しかならんと思うんだが。。
今のところまだ訴状は届いてないけど、届いたら続編をアップするので待っててくれよな!
果たして、◯山は生徒をブタゴリラと呼んだのか?呼んでないのか?ついに、法廷で明らかに
ブタゴリラ訴訟」はっじまるよ―――!!

2024-03-24

anond:20240324235431

「社内資格」という認識大事だよね

丸亀のやつらは麺職人としてよりいい肩書きもらえるように努力して夢を描いてるつもりなんだろう

でも「麺職人」と「麺匠」の間の道は事実上絶たれている

「麺匠」は役員に箔をつける物語のために存在するだけなのでで、バイトパートが一生頑張っても大卒ホワイトカラー役員のための社員資格などとれないんだよ

あーかわいそ

「麺匠は役員専用の肩書きなのでお前らがいくら頑張ろうがこの肩書きを与える気は死んでもない」と明言ぐらいしとくのが、察しの悪い低学歴に対するせめてもの親切だと思うんだけどねえ

2024-03-23

素直な人が一番

採用担当している部署人達が「どういう人を選べばいいのかな」「役員が”素直な人が一番”って言ってた」と話しているのを聞いて、そこ大事だよなと思った。

逆に言えば、理屈っぽくて神経質そうで尖ってる人はいくら頭が良くても一番厄介だと思う。

何でもかんでも重箱の隅をつついてきて、退職するときもあれこれと文句をつけてきて、最後給与マイナスが出たのに請求額を払ってくれないまま終わっている……。

年収300万と3000万の差がわからない

人口50万以上100万未満の地方都市住まい増田です。

社会人になり年収250万から3000万まで稼いでみたが、300万あたりでQOLが止まったままだ。

年収250万の派遣社員から謎の独立をカマして、5年くらい細々とやった後にアタリを引いた。

今はパート5人と正社員1人で売上2億粗利7000~8000役員報酬2000~3000万が10年近く続いている。

パート主婦’sで控除の範囲内でしか働かない。

社員には年収650出してる(近隣では破格)最近住宅ローン組んだらしい。めでたい。

ボッタクリ経営者4ねを回避したつもりで話を進める。

年収300万くらいまでは、吉野家で季節限定を気にせず頼めるとか、コンビニ弁当1個じゃなくサラダチキンおにぎり別に買えて嬉しいとかあった。

500万超えた辺りから、これ金が余るだけじゃないかと思い出した。

毎月数十万単位個人口座の金が増えていく。(今は100万単位で増えてる)

贅沢といえば、年収600万くらいで一瞬イキリ散らして肉と寿司を週3で食って仕事上がりに毎日パチンコしたくらい。

それでも金が減らない。そして3ヶ月で飽きた。

飽きなかったら体を壊す所だった危ない。

服はユニクロ、高くてもモンベルまで。

スーツ、靴、時計は全く必要の無い仕事

時計アップルウォッチをノーガードで使って傷が目立ったら買い替える。

田舎土木飲食オーナーによくいる、小太り酒焼けで珍妙ブランド物を身に着けレクサスアルファードに乗る生活には一切興味がない。

社用車プリウスの新型にオプションモリモリ。償却食って保証が終わったら買い替えるサイクル。

私用車は持ってない。手入れ管理が面倒くさいでしょ。

住宅は社宅だが家賃7万程度の普通マンション。(自己負担1万)

高級賃貸でも家賃20万もいかない地方都市の為、住まいに金をかける選択肢はあまり無い。

地方に有る謎の高級住宅街の一画も買おうと思えば買えるが、不便すぎてやる気無い(周囲に病院学校しかない。国立大学付近地価が謎に高い現象なんなの)

旅行は年2回くらいするが、飛行機ホテルクレカポイントでタダ。(毎年百万ポイント以上貯まる)

レンタカーもタダ、海外旅行もタダ。

ありがとうマリオットヴォンヴォイ。

知人や親戚の子にはお盆年末年始に遭遇したら無差別に1万円のポチ袋を配布するが、普段の金遣いがほぼないので家計に影響無し。

子供めっちゃ好き。幼児から中高生までモテモテ

中高生はたぶん金目当てだがそれも良し。進学やスポーツで金に困ったら言ってこい。おっさん相談に乗ったる。

全く節制はしていないが、使い切れないレベルで金が増えていく。世間の皆さんは一体何に金を使っているのだろう?

俺は法人メリットは有るが全部個人負担しても年500万も使えない。

子供は居ないが、子育て中の経営者仲間に聞いても保育所高校までは月10万もかからんらしい。(お前の飲み代の方が高いじゃないかとツッコんだ)

みんな金が欲しい欲しいと言うが、一体何に使っているんだ?シングルなら年収300万、共働き世帯600万程度なら誰でも取れると思うが、それ以上って何か必要になるのか?

まぁ田舎者のボヤきと言われたらそれまでだが全くわからん

会社関係のつきあいが無ければ年収300万でも俺は全く困らない(計算した)

東京大阪にはそんなに金の使い道があるのか?

追記

資産はどうよみたいなブコメに反応する。

個人資産は3億近い。橘玲に触発されてVTに放り込んでいたら円安株高でここまで膨らんでしまった。

法人にも1.5億くらい貯まってるよ。

クレカ法人広告費他経費を払っているかむちゃくちゃ使ってる。アメックスは上限高くて使いやすいね

小規模法人から一部個人クレカ&口座で運用してるよ。税理士確認取って、税務調査の時も何も言われなかった。

今期の法人は売上2.2億、当期純利益1300万くらいで着地しそう。役員報酬は3000万。

1年で使った金はエクセル管理しているがざっくり240万。

食費が約140万。ほぼコンビニスーパーで買って事務所で食ってるからこうなる。

家賃12万、光熱費15万、保険12万、服6万、生活雑貨4万、子供に配った小遣い21万、残りは雑費。

雑費はクレカ電子マネーで決済出来ない食費その他だね。

法人に本やゲームは全部負担させているが、法人新聞図書費は年30万も使っていない。仕事関係しているか税務署にも何も言われない。

というか今まで税務署に2回入られて1回目は100万くらい持っていかれたが、2回目はちゃんとやってますねと言い残して以降は来なくなった。

まぁ接待交際費30万雑費4000円役員貸付ゼロ法人に来ても取るもの無いよね。

趣味は本を読んでゲームするくらい。つい最近までティアキンを永遠に遊ぶつもりだったが、今はユニコーンオーバーロード楽しい

旅行仕事を兼ねているか趣味というわけではない。

本読んでゲームしてたまに旅行して働く。子供に遭遇したら小遣いをあげる。今のところこれで人生退屈はしていない。

わりと伸びてる。

デカい家、車、高いご飯、服その他

ぜんぶ管理が面倒くさくない?

家はもちろんの事、車だって高級車はピカピカにしておかないとダサいだけ。

泥だらけのレクサスアルファードに乗って小金持ち風吹かせてるおっさん本当に嫌いなのよ。

金で解決できるけど、手配までは俺がやらないといけない。

あと手入れに出している間は使えない。地味にダルい

プリウスくんは洗車機突っ込みOKの良い子。

高いご飯は予約が面倒くさい。食いたい時にジャケットデニムでフラっと寄って腹八分で帰るのがいい。

あと1食1000kcal超え多すぎ。洋食のディナーまじで無理。食えるけど太るし、続けたら体壊す。

だって高い物は手入れや保管に気を使う。

一々クリーニングに持ち込んで取りに行くとか無理すぎる。取りに来てもらっても時間帯拘束されるのがダルすぎる。

ユニクロならドラム洗濯機に放り込んで傷んだら捨てれば良い。

寄付

やらん。欲しい人が自分で稼げば良い。

関わりのある子供が金のかかる進路を選んだ時は相談に乗る。

2024-03-22

anond:20240322232653

マジでこれのお陰でうちの役員女性比率上がったの面白い

実力のあるものをドシド女性にすべきだ

anond:20240322170839

学生時代ちょっとフォトショイラレ使っててそのこと会社に話したら、

上司役員コイツグラフィック系使えます!とか言い出して通常業務とは別に

社内新聞業務やらされてるわ。

DTPなんかやったことねーよって言ってるんだけど仕事からやれって言われて無理やりやらされてる。

日常業務設計

anond:20240322135142

現代普通会社員そもそもゴルフやるような階層人間と、たとえ仕事だろうと接することがない

そういう階層接待役員がやっている

スタートアップで働いてるけど、女性従業員比率が異常に高いことに気ずいた。一体なぜ?

スタートアップCIO渡り鳥している増田だけど

スタートアップ従業員女性比率が異常に高いことに気づいた


たいていのところで従業員比の女男比がほぼ同数か女性が多いくらいいてて

重工業系のスタートアップでも

大企業重工業とかなら、女男比が1:9や2:8とかなんだがスタートアップ重工業なら5:5とかになっていることに気づいた


ただ役員レベルは逆に女性比率が少ない


女性スタートアップに多い理由って考えたけど

一般スタートアップ賃金が安く福利厚生が悪いので、

実家暮らし配偶者のいる女性が多くなるのかなあって思った

2024-03-21

今朝の地震警報

アメリカから視察に来てた本社役員が「帰る!!!!」と大騒ぎしているらしい。

まぁ予定通り残り1週間とちょっと、楽しんで行ってくれwwww

2024-03-19

今更「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想

この本しんどいな。

「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想がそれだった。

土曜の夜23時、昼間参加した友人の結婚式の疲れを引きずりながら、少し暗くした部屋でベットに寝そべりダラダラと読んでいた。隣のリビングからは、夫が録画した刑事ドラマを見ている音が響いてくる。あしたは日曜で何も予定がなく、深夜までドラマを見続けるのだろう。美咲も多分、明日は午前中はダラダラと寝て過ごし、パンカップスープ適当昼ごはんを食べ、夕方なんとなく近くの駅ビルの買い物に出かけ、夕食は作るのが面倒になって外食で済ませて帰ってくるのだろう。結婚して1年近く続く何もない週末のいつもの過ごし方。

鈴木美咲1990年まれ28歳。生まれ山梨県で、大学上京するまでは地元自営業を営む両親のもとで特に大きな反抗もなく健やかに育ったと自分では思っている。勉強は小さい頃から得意で、地元進学校に進学した際には、東京に行くことが当たり前の選択肢になっていた。市内の一番偏差値が高い大学はいわゆる”駅弁”の大学で、進学校の中でも勉強のできる子は上京するのが当たり前だった。彼女の両親は東京大学を出て地元に帰ってきた人だったため自分大学上京することに特に違和感は抱かず、自然東京大学を目指した。根が真面目な彼女高校時代勉強に多くの時間を割き、国立大学不合格となったものの、無事都内私立大学合格し、18歳の春に上京した。今年で上京して10年目になる。


彼女母親時代女子が進学するといえば短大だったそうで、その時代東京の4年制大学卒業した美咲母親はそれを誇りに思っている節があり、娘にも上京を勧めた。母が20代の頃、美咲の母方は酒の卸業を営んでいた。当時はだいぶ繁盛しており経済的に余裕があったためか。美咲の母は就職活動をせず地元に帰り2-3年ほど家業を手伝い、美咲の父となる人物お見合い出会い結婚した。父は口下手で商売が上手なタイプではなかったが、家庭の中では優しい父親だった。母がよく癇癪を起こしているのに対し、父が言葉を荒げているのは美咲記憶にはない。花が癇癪を起こすのは大抵父が全く家事を手伝おうとしないからだった。母は父を一生懸命教育しようとしていたが、家事女性がやるものと思っていた父はなかなか身につかなかった。60代になりようやく自分で皿を洗うようになったと最近母が言っている。

美咲に対して、母は今後は女の人も外で働く時代なのだから一生懸命勉強しなさいと強く進めた。美咲の成績が上がると母も喜んだ。東京大学に行くことを賛成し、美咲英語が得意だとわかると英会話塾のパンフレットをたくさんもらってきては彼女能力を伸ばすことに力を注ぎ、美咲外国語大学志望だと進路希望で話すとその大学出身卒業生のエッセイなどを買ってきては彼女の夢を応援した。美咲自身は多感な年頃ならではの母親へのウザさのようなものは感じていたが、基本的には嫌いではない母親だった。


美咲地元にいた頃から一貫して共学で育ってきた。自分自身があまりまれ容姿ではなく、自分ニキビからかわれ、「ニキビ」という知性のかけらも無いそのままのあだ名をつけられてから男子が嫌いになりずっと距離を置いていたため共学ならではの彼氏ができるとか放課後一緒に男子と帰るといった甘酸っぱい青春を過ごすことはなかった。しかし、男子が身近にいることは普通だったし、2つ離れた年下の弟もいた。美咲勉強ができたが、それに対して男子比較されて何か不都合を感じたことはなかった。勉強ができる人は男女関係なく一目おかれたし、男女関係なく進路を好きなように決めたし、母のように女子短大といった時代でもなかった。ただ文系クラスの方が女子が多かった。男子があまり得意ではなかった美咲にとって、女子が半数を占める文系クラスは過ごしやす環境だった。国立に落ち第二志望で進んだ私立大学も、外国語教育に力を入れており文系がメインの大学だったため、全体的には女子の方が多い大学だった。大学の間も相変わらず彼氏はできなかったが、多摩地域のんびりしたキャンパスで4年間を過ごし、休みの間には短期海外留学経験して、語学力を向上させながらやりたかった海外分野の勉強をして過ごした。



自分女子であることに違和感のようなものを感じるようになったのは、就職してからだった。震災後に採用を抑えていた2012年就活戦線はなかなか苦戦し、50社以上のエントリーシート、20社の面接を受け、最終的に内定が出たのは2社だった。当初地元に帰ろうかなと思っていたものの、内定した会社は誰もが名前を知るIT企業メーカーで、大手企業就職が決まったことで、彼女自身家族もホッとし、東京に残ることを納得した。結局新しいことができそうなIT企業への就職を選んだ。IT業界リモートワークなどの制度を生かして女性活躍しています、と先輩社員セミナーで語っていたのも理由の一つだった。メーカーの方は男性ばかり出てきて少し古い印象を持ったことを美咲は覚えている。



美咲ソフトウェア製品営業職として2013年4月社会人生活スタートさせた。自分の同じ部門認識できる範囲には100人ほどの人がおり、女性の先輩も2割ほどいたので全くいないわけではなかったが、営業職の先輩は、みな独身か、結婚していても子供がいなかった。既婚子ありの女性の先輩は業務部門でひっそりと仕事をしている印象があり、営業職の美咲ほとんど関わりがなかった。営業部門は8割が男性で、かつ半数以上は50代だった。夜の飲み会は大抵自分以外はおじさんという状況が多く、美咲はその場ではじめて焼酎水割り・お湯割の作り方を覚えた。飲み会では大体業務部門の人たちは営業できないお荷物、という言い方をされ、美咲はただ笑って過ごすしかなかった。いずれ子供を産んだら自分もそこに行くのかな、という思いもある中、関わったことのない業務部門の人たちについて何かをかばうことも出来ないし、やり過ごすほかなかった。



その会社でのソフトウェア事業は、正直言ってメイン事業ではなく、ハードウェアのおまけのような扱いの部門であった。営業職として客先に行くには、まずは社内営業ハードウェア営業に客先の同行をお願いし、OKが取れたらやっと客先に行き、自分製品を紹介する。ある女の先輩は言っていた。「飲み会に誘ってもらえるのは女子特権なんだから若いうちの飲み会は全て断らずに参加しなさい」と。先輩のアドバイスは正しかった。美咲お酒は弱かったが、飲み会のような場は嫌いではなかったため、最初の2年ほどは結果も出せず苦労したが、もともと人と関わるのが好きな彼女は社内の飲み会にも積極的に顔を出し、仲のいい人を多く作って行くことで仕事も徐々に自分で結果が出せるようになっていった。


入社して5年目、一通りの経験をこなし、大きな案件複数経験して自信が出た美咲は、社内異動制度に応募してハードウェア部門へ異動した。ある意味傍流から本流に異動したわけで、彼女としても意気揚々の再スタートだった。前の部門でおじさんと飲むことに慣れていた美咲は、異動初日飲み会で、やはり50代の男性が多い同じチームのメンバーに対して「私はセクハラ大丈夫なんで」と笑って宣言した。意外だったのは、部門である優秀な40代マネージャーが、「そういう発言はやめたほうがいい」とはっきり言ったことだった。彼は今後役員まで上がるだろうと期待されている、社内のエースのような存在だった。えらい人からそのようにキッパリ言われたことで少し美咲ビビったが、その発言はそのほかのメンバーには笑って流された。


「82年生まれキム・ジヨン」を読んで、美咲には何かが刺さった。これまでの彼女人生の中で、キム・ジヨンのような思いをした経験が、同じ世代日本人女性なら1度や2度はあるはずだ。と、こんな風な長々した文章を書いてしまうくらい、何かを伝えなければ、声を上げなければと感じた。しかし何を言えばいいのかがわからない。何か目の前の明確な不平等を変えて欲しいわけでは無い、自分はむしろまれているほうだと思う、でもそれでも何度か自分のせいだけとは思えない壁にぶつかり、しんどい思いをした、ように思う。何が変えられるのかよくわからないが、とりあえず自分の思いを言葉にしないことには始まらない。

90年生まれで一番多い名前の、数多くの美咲に変わって、中途半端ですが、ひっそりとここに吐き出します。

今更「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想

この本しんどいな。

「82年生まれキム・ジヨン」を読んだ最初感想がそれだった。

土曜の夜23時、昼間参加した友人の結婚式の疲れを引きずりながら、少し暗くした部屋でベットに寝そべりダラダラと読んでいた。隣のリビングからは、夫が録画した刑事ドラマを見ている音が響いてくる。あしたは日曜で何も予定がなく、深夜までドラマを見続けるのだろう。美咲も多分、明日は午前中はダラダラと寝て過ごし、パンカップスープ適当昼ごはんを食べ、夕方なんとなく近くの駅ビルの買い物に出かけ、夕食は作るのが面倒になって外食で済ませて帰ってくるのだろう。結婚して1年近く続く何もない週末のいつもの過ごし方。

鈴木美咲1990年まれ28歳。生まれ山梨県で、大学上京するまでは地元自営業を営む両親のもとで特に大きな反抗もなく健やかに育ったと自分では思っている。勉強は小さい頃から得意で、地元進学校に進学した際には、東京に行くことが当たり前の選択肢になっていた。市内の一番偏差値が高い大学はいわゆる”駅弁”の大学で、進学校の中でも勉強のできる子は上京するのが当たり前だった。彼女の両親は東京大学を出て地元に帰ってきた人だったため自分大学上京することに特に違和感は抱かず、自然東京大学を目指した。根が真面目な彼女高校時代勉強に多くの時間を割き、国立大学不合格となったものの、無事都内私立大学合格し、18歳の春に上京した。今年で上京して10年目になる。


彼女母親時代女子が進学するといえば短大だったそうで、その時代東京の4年制大学卒業した美咲母親はそれを誇りに思っている節があり、娘にも上京を勧めた。母が20代の頃、美咲の母方は酒の卸業を営んでいた。当時はだいぶ繁盛しており経済的に余裕があったためか。美咲の母は就職活動をせず地元に帰り2-3年ほど家業を手伝い、美咲の父となる人物お見合い出会い結婚した。父は口下手で商売が上手なタイプではなかったが、家庭の中では優しい父親だった。母がよく癇癪を起こしているのに対し、父が言葉を荒げているのは美咲記憶にはない。花が癇癪を起こすのは大抵父が全く家事を手伝おうとしないからだった。母は父を一生懸命教育しようとしていたが、家事女性がやるものと思っていた父はなかなか身につかなかった。60代になりようやく自分で皿を洗うようになったと最近母が言っている。

美咲に対して、母は今後は女の人も外で働く時代なのだから一生懸命勉強しなさいと強く進めた。美咲の成績が上がると母も喜んだ。東京大学に行くことを賛成し、美咲英語が得意だとわかると英会話塾のパンフレットをたくさんもらってきては彼女能力を伸ばすことに力を注ぎ、美咲外国語大学志望だと進路希望で話すとその大学出身卒業生のエッセイなどを買ってきては彼女の夢を応援した。美咲自身は多感な年頃ならではの母親へのウザさのようなものは感じていたが、基本的には嫌いではない母親だった。


美咲地元にいた頃から一貫して共学で育ってきた。自分自身があまりまれ容姿ではなく、自分ニキビからかわれ、「ニキビ」という知性のかけらも無いそのままのあだ名をつけられてから男子が嫌いになりずっと距離を置いていたため共学ならではの彼氏ができるとか放課後一緒に男子と帰るといった甘酸っぱい青春を過ごすことはなかった。しかし、男子が身近にいることは普通だったし、2つ離れた年下の弟もいた。美咲勉強ができたが、それに対して男子比較されて何か不都合を感じたことはなかった。勉強ができる人は男女関係なく一目おかれたし、男女関係なく進路を好きなように決めたし、母のように女子短大といった時代でもなかった。ただ文系クラスの方が女子が多かった。男子があまり得意ではなかった美咲にとって、女子が半数を占める文系クラスは過ごしやす環境だった。国立に落ち第二志望で進んだ私立大学も、外国語教育に力を入れており文系がメインの大学だったため、全体的には女子の方が多い大学だった。大学の間も相変わらず彼氏はできなかったが、多摩地域のんびりしたキャンパスで4年間を過ごし、休みの間には短期海外留学経験して、語学力を向上させながらやりたかった海外分野の勉強をして過ごした。



自分女子であることに違和感のようなものを感じるようになったのは、就職してからだった。震災後に採用を抑えていた2012年就活戦線はなかなか苦戦し、50社以上のエントリーシート、20社の面接を受け、最終的に内定が出たのは2社だった。当初地元に帰ろうかなと思っていたものの、内定した会社は誰もが名前を知るIT企業メーカーで、大手企業就職が決まったことで、彼女自身家族もホッとし、東京に残ることを納得した。結局新しいことができそうなIT企業への就職を選んだ。IT業界リモートワークなどの制度を生かして女性活躍しています、と先輩社員セミナーで語っていたのも理由の一つだった。メーカーの方は男性ばかり出てきて少し古い印象を持ったことを美咲は覚えている。



美咲ソフトウェア製品営業職として2013年4月社会人生活スタートさせた。自分の同じ部門認識できる範囲には100人ほどの人がおり、女性の先輩も2割ほどいたので全くいないわけではなかったが、営業職の先輩は、みな独身か、結婚していても子供がいなかった。既婚子ありの女性の先輩は業務部門でひっそりと仕事をしている印象があり、営業職の美咲ほとんど関わりがなかった。営業部門は8割が男性で、かつ半数以上は50代だった。夜の飲み会は大抵自分以外はおじさんという状況が多く、美咲はその場ではじめて焼酎水割り・お湯割の作り方を覚えた。飲み会では大体業務部門の人たちは営業できないお荷物、という言い方をされ、美咲はただ笑って過ごすしかなかった。いずれ子供を産んだら自分もそこに行くのかな、という思いもある中、関わったことのない業務部門の人たちについて何かをかばうことも出来ないし、やり過ごすほかなかった。



その会社でのソフトウェア事業は、正直言ってメイン事業ではなく、ハードウェアのおまけのような扱いの部門であった。営業職として客先に行くには、まずは社内営業ハードウェア営業に客先の同行をお願いし、OKが取れたらやっと客先に行き、自分製品を紹介する。ある女の先輩は言っていた。「飲み会に誘ってもらえるのは女子特権なんだから若いうちの飲み会は全て断らずに参加しなさい」と。先輩のアドバイスは正しかった。美咲お酒は弱かったが、飲み会のような場は嫌いではなかったため、最初の2年ほどは結果も出せず苦労したが、もともと人と関わるのが好きな彼女は社内の飲み会にも積極的に顔を出し、仲のいい人を多く作って行くことで仕事も徐々に自分で結果が出せるようになっていった。


入社して5年目、一通りの経験をこなし、大きな案件複数経験して自信が出た美咲は、社内異動制度に応募してハードウェア部門へ異動した。ある意味傍流から本流に異動したわけで、彼女としても意気揚々の再スタートだった。前の部門でおじさんと飲むことに慣れていた美咲は、異動初日飲み会で、やはり50代の男性が多い同じチームのメンバーに対して「私はセクハラ大丈夫なんで」と笑って宣言した。意外だったのは、部門である優秀な40代マネージャーが、「そういう発言はやめたほうがいい」とはっきり言ったことだった。彼は今後役員まで上がるだろうと期待されている、社内のエースのような存在だった。えらい人からそのようにキッパリ言われたことで少し美咲ビビったが、その発言はそのほかのメンバーには笑って流された。


「82年生まれキム・ジヨン」を読んで、美咲には何かが刺さった。これまでの彼女人生の中で、キム・ジヨンのような思いをした経験が、同じ世代日本人女性なら1度や2度はあるはずだ。と、こんな風な長々した文章を書いてしまうくらい、何かを伝えなければ、声を上げなければと感じた。しかし何を言えばいいのかがわからない。何か目の前の明確な不平等を変えて欲しいわけでは無い、自分はむしろまれているほうだと思う、でもそれでも何度か自分のせいだけとは思えない壁にぶつかり、しんどい思いをした、ように思う。何が変えられるのかよくわからないが、とりあえず自分の思いを言葉にしないことには始まらない。

90年生まれで一番多い名前の、数多くの美咲に変わって、中途半端ですが、ひっそりとここに吐き出します。

バカ役員会社PCUbuntuにしようと言い出す

PCの老台にカネがかかるっていうんで色々調べてたらPCDIYYoutuber動画を見たらしい

バカじゃねーーーーーの

2024-03-18

ようやく現実社会自民党支持者が見つかった

想像では以下の通りだった



ついに、これ以外のそれなりに教養のある自民支持者を見つけた

それも幼馴染という辛み。

彼は頭がよかった。たいてい俺よりテストの点数も高い。

たいして勉強しなくて、だ。

大学地元でいいですの、ノリで東大レベル大学に進学。(なんか名前まで出すと勘づかれる気がするので)

大学卒業後、なぜかクリエイティブの道に進みたかったのだがそれはうまくいかずにニートに。

親は超大企業役員で裕福な過程で親に家を買い与えられていた。

そのまま何年もニートなのだが、彼こそが自民党支持者だったのだ。

賢い増田にここに問いを残すことにする。

なぜ、この増田の幼馴染(サラブレッドニート)が自民党支持者になったのか。

anond:20240318113334

PTA役員とか係?とか数回バックレたらもう回されないと思うけど、デメリットある?

君が代斉唱国旗の掲揚には断固拒否する所存です

って自己紹介したら、子供全員の義務教育間中PTA役員もめんどくさい役も回ってきたことない笑。

くじもあったけど、何故か私だけまったく当たらないくじだった笑。

アカ宣言マジでおすすめよ。

2024-03-16

anond:20240316105624

しかしたら元増田氏も私も同じ会社を辞めたのか?


全員出社すると半分の人は席がないw


コロナ禍をさらに酷くする引き金のバカ決断さらに出社率半分前提で分散する決断を下した外国人役員手のひら返し海外じゃ出社回帰だとさわいでたというなな…

anond:20240316104644

終わってんなー

役員仕事がんばった結果その価値観になってしまったんだろうから責めはできないけどな。。。

anond:20240314170255

前職もコロナ禍と借金対策本社売った際に出勤率半分前提のフリーアドレスで売った本社建屋にいた技術者部門を各拠点にばらけさせたのに、新しい本社役員が出勤率半分しかないとは何事だとかバカなことを言い出してる。

>男女賃金格差公表義務

岸田肝いりの成果だけど

他社も進んでいないから焦る必要ないと全ツッパしてた人事は御手洗ショックで死んだな

今年は女性役員が増えそう

2024-03-15

anond:20240315232344

化粧水を勧める皮膚科医ってコスメ会社役員YouTubeやってそう

整形外科医者の方がぶっちゃけるよね

 

 

ーーー

過去説明増田はっても理解しなそうだから東洋経済YouTube貼っておく

東洋経済】粧水が「肌の奥まで浸透できない」納得の理由 「美容常識」のウソ形成外科医が深く解説 落合 博子 : 国立病院機構東京医療センター形成外科

https://toyokeizai.net/articles/-/397294

 

YouTube化粧水が肌に浸透することはありません

https://youtu.be/OAQkBjI31qQ

IT業界

注目浴びるTOKYO BASEの「初任給40万円」、実は「公序良俗に反して無効」の可能性 弁護士が指摘する「固定残業代80時間分」の問題点: J-CAST ニュース【全文表示】

会社居た頃は30時間見込み付いてたな

フリーランスになったら140-180時間/月か そういう意味では広いな

居た会社が良かったか仕事終わったら稼働時間分(7時間)しなくても帰れたし、残業は繁忙期で30時間超えた時は精算だったな

30時間超えるような場合会社が請元にキレてくれたけど普通はそうじゃないらしいな

フリーランスになってからは150時間/月になるように休みまくってるけどそれぐらいにしないと事務仕事終わんないしな

80時間は多いが固定残業代が悪とは言い過ぎな気がする

まあ、今年から残業上限は45時間/月って法律で決まったからこれは駄目だよな

裏技個人事業主にしてとか役員にしてとか抜け道いっぱいあるけど

2024-03-14

anond:20240314170538

違うんだよ、昔いた会社で女が男の役員にせまってそのままデキ婚してるの見たからズルいよなって書いたんだよ。

隅田川コマ切れ殺人事件wiki読み始めたけどまず60歳男性と51歳女性夫婦を”老夫婦”と称してることが訳わからなさ過ぎて混乱してる

昔の事件から当時の寿命から考えると老人なのか…?と思ったけど当時72~86だったぞ

せめて両方還暦越えてからくらいでは?51歳で「婆さん」と呼ばれてしまうの哀れすぎるだろ

男じゃバリバリ現役で役員とか幹部格の年齢なのに

社内で浮気騒動が発覚

やるじゃん役員

楽しそう

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん