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はてなキーワード: 実相とは

2024-09-02

anond:20240424054302

今ごろ書き込み拝見しました。『人生の目的』という虎の絵が表紙の本を読んでみていただきたいです。2600年前に仏陀が明らかにした人間実相はとても心に響きます。僕も学生の頃悩みましたが、本当の生きる意味を知るきっかけになったのが、この本で紹介されている譬え話でした。

anond:20240827141027

人生の目的』という虎の絵が表紙の本を読んでみてください。僕も40代既婚子持ちですが、2600年前に仏陀が明らかにした人間実相はとても心に響きます。僕にとって、本当の生きる意味を知るきっかけになりました。機会があれば語り合いたいですね。

2024-08-27

anond:20240827075910

めちゃくちゃベタ差別やっていながら

やってる本人は「いや、これはなんかそういうマジなやつとは違うんだよ」と素で思ってるというのが大方の差別実相なんだろうよ

2024-07-14

anond:20240713234917

やけくそにならないと結婚できないというのもまた事実非婚化の実相

2024-05-16

anond:20240516192143

ああーーー!

私見だけど、男女分断はそういうことじゃないと思う。

男と女が対等に憎みあってるってイメージは正確じゃなくて。

女性が男を理解できなくて怖くて、どんどん離れていく、そんな感じ。

男は理解してもらおうと虚しくあがくが、最後にはもういいよ、とすねる。

そして実質的女性の去ったコミュニティゾーニングされる。

それが男女分断の実相だと思う。

2024-05-15

anond:20240514195337

日本地図絵文字」とかあるしな。こんなの他の国は絶対に入らないだろ

🗾

祝日の旗。も規格的には日の丸とは書いてないのに大半の実相日の丸だし

🎌

2024-04-26

anond:20240426210646

これこれ。

持続可能社会のためには好き勝手生きる単身者にも、ある程度負担してもらわないと不平等感はあるか。

強者男性精子します、でも弱者男性は何も出しません、国には存続を期待します…、は違うと思う。

https://anond.hatelabo.jp/20240420095946

『お子持ち様批判』をトピックにするのは良くなくて、むしろ『子無しさん大暴れ』とか言った方が実相を捉えてると思うが。

だけど分断を煽る結果にしかならないだろう。

必要なのは、どうやって彼・彼女らを抑えるかだ。既婚側としては子育て支援がまだまだ足りてないこと以外に文句はないわけで、別にブツクサ言うのは好きにすればよく特に人々に不満を持ってはいないだろう。

2023-11-07

anond:20231105070501

フェミニストイスラエル

女性が性被害を訴えた時の初動として、正確な事実の真偽をとりあえず脇に置いて支援に動くのは、フェミニスト運動として当然のことである。(冤罪であった場合による無実相手の被害無視してもよい)

  

この理屈は ハマスなどのテロ組織による攻撃を受けた時の初動として、正確な事実の真偽をとりあえず脇に置いてテロ組織殲滅に動くのは、国家防衛として当然のことである

というイスラエル理屈とそのまま同じである

彼らに言わせれば間違いなく我々は卑劣テロ攻撃被害であるからし

「我々イスラエルの正当な反撃によって 無関係の無実の人間パレスチナ市民が巻き込まれ死亡しても良いのである

「悪いのはテロ組織とそれらを糾弾しないパレスチナ市民(彼らは潜在的共犯者)」

「よってハマス攻撃の際に無実のパレスチナ市民共犯)や病人共犯) 子供共犯) 国連職員(明らかに共犯ではない)が誤爆で死んでも我々に責任はない むしろ責任ハマスにある」

というイカ三段論法のものである

 

そんなわけがあるか

すべてのパレスチナ人がハマス共犯者であるけがないし ハマス攻撃関係のない人間が巻きこまれいいわけもない

同様に

すべての男性性犯罪者共犯者でもないし 性犯罪糾弾する際に無実の人間冤罪をかけて良いわけがない

 

いかげんにしろ! お前らは明らかに無関係病院ミサイル誤爆している 責任所在は明らかである

お前のやっていることは明らかな戦争犯罪だ どんな詭弁を弄しても許されることではない

責任から逃げるな フェミストの聖書に何が書かれていようがそんなことは言い訳にはならない!

2023-05-18

市川猿之助ゲイ差別国家

市川猿之助さんを追い詰めたのは誰か。

もちろん未だにゲイ面白おかし報道する日本マスメディアとそれに扇動され好奇の目で芸を消費する日本社会それ自体だろう。

  

猿之助さんは独身の成人であり、どのような恋愛性愛を楽しんだとて余人に後ろ指を指される筋合いはない。

共に舞台芸術を作り上げる人の輪というもの一種独特の熱をはらもの

稽古上がりや打ち上げの際にアルコールも入れば一般人には馴染みのない関係性も生まれる。

  

もちろんそれが嫌だったという人の声は聴かれなければならないが

殊更に猿之助さんだけ悪辣加害者として面白おかしく書かれる必要があったか

猿之助さんが痛ましい自死を図った原因は遺書を読むまでもないし

そこにゲイ差別を見出すなという方が無理があるだろう。

  

何度不倫をし家族を裏切っても社会から許され続ける人間梨園はいくらでもいる。

中年になっても老人になってもセックス相手に事欠かない理由はきっと肉体的魅力だけではない。

彼等のケースでも明らかに知名度社会的パワーや金銭が背景になっているのに、

それをハラスメントと呼ぶかどうかは暗黙の社会合意によって極めて恣意的運用されている。

 

結局は「猿之助ゲイ」ということが本丸だったのだろうが、

未だに同性婚を認めるの認めないのという地点で議論をしているような日本だ。

伝統芸能を背負って立つ猿之助さんは特定相手と会いを育むことも家庭を持つことも出来なかった。

 

寂しさに負けず仕事の場にパッションをぶつけたりクローズドな営みを持ったりしていても結局はこのように晒され自死を決意するところまで追い込まれしまう。

「〇〇ハラスメント」だ「加害者」だ「被害者」だという口実は沢山作るが、

まりは男が男を愛したというその一点を問題としていることは誰の目にも明らかだろう。

 

このように不気味で冷酷な全社会イジメ体質こそが2023年ゲイ差別国家ヘルジャパン実相なのである

2023-05-08

韓流実相

地元スーパーに行ったら韓国フェスをやっててさ。

コンビニぐらいの広さのスペースで、K-POPグループのポップをいくつか展示して韓国食品を売ってた。

でも俺が買い物してる間、そのスペースにはお客さんが一人もいなかったよ。

夕方5時台の客の密度を考えると、韓国フェス意図的に避けられているような感じだった。

2022-07-18

anond:20220718032038

ネトウヨありがちな慰安婦捏造だとか、日本軍の悪行は嘘だというたぐいの発言は、全くと行っていいほど無い。

そうだっけ?と思って慰安婦のとこだけ掘ってみたけど、

韓国人復讐心連合国の後ろめたさ、人権活動家達の野心、この3つの利害が日本を叩く事で一致したのが「いわゆる従軍慰安婦問題」の実相である

https://twitter.com/333_hill/status/1370667557728833540

違法であるはずの私的制裁が罷り通った軍が慰安婦権利を守る訳がないが、それを裁かなかった連合国本音は「そんなに大した事だと思わなかった」以外の何物でもない。

https://twitter.com/333_hill/status/1370333720452890625

詰まるところ日韓基本条約とは何かに行きつくのは慰安婦問題から散々言われてきたこと。何も目新しい事はない。新しそうに見える事は偏向甚だしいものばかり。ドイツ基金以前に徴用工に一円も払っていないし、米国先住民も日系収容所もおそらく同様。ドイツ徴用工に至っては法的責任も認めていない。

https://twitter.com/333_hill/status/1193800450304139264

かなりネトウヨ言動だと思うけどな。

物理的に「慰安婦存在しないのだ」と主張する人のみがネトウヨだというなら確かに山上ネトウヨじゃなくなるけど、

れいったらネトウヨの9割以上が消えるで

2022-07-14

anond:20220714120450

向こうが国家体裁を持ってお出ししてきた代表者そしてその代表者交渉して成立した手続きをも否定するのは

言語道断傲岸不遜の極みの内政干渉だと思うが。

その情緒的な体裁を被りながらその実相手を見くびった精神性こそが

かつてアジアのためをうそぶきながら植民地支配侵略戦争を起こした一端だと思ってる

2022-05-02

アニメーションを作る仕事をしていた【前編】

プリキュア」「ワンピース」など、東映アニメーション4作品の通常放送再開が発表 「お待たせをして申し訳ございません」

https://animeanime.jp/article/2022/04/06/68680.html

約十年前、曇りだったあの日新卒で入った会社人材営業をする日々に疲弊していた頃、新宿駅構内で、あるエンタメ企業求人ポスターを見かけた。

アニメを作る仕事したことはなかったが、興味を感じて応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただいた。役員面接パスだった。

それからの私は、『アニメを作る仕事』に邁進する日々を過ごすことになる。長い時間だった。毎日が修業だった。

数年前、無理がたたって病院送りになった。心も体も限界だったのだ。大したレベルではないが後遺症も残った。退院後も結局、心身の調子回復しなかった。

それで、退職を申し出て、東京から遠く離れた田舎に帰った(のんのんびより聖地が近くにある)。今はお堅い仕事に就いている。

十分な時間が過ぎた。そろそろ、当時を振り返ってもよいのではないかあの日々への整理を付けられるはずだ。今からエンタメ企業アニメ部門で○年の時を過ごした男の話をする。

この記事で述べたいのは、シンプルに2点(5/4 以前はシンプリーでした。ブクマでご指摘いただきありがとうございます)。エンターテイメント業界で働いて面白かったことと、つまらなかったことだ。直情的に言うと、『心と体の奥底から感動できたこと』と、『エンタメ業界のほの暗いところ(要するに、こいつらマジでクソだなと思ったこと)』だ。どちらもけっこうな数がある。

それでは、さっそく説明していく。



― 心と体の奥底から感動できたこと ―

子どもの頃はアニメが好きだった。一番ハマったのは、『魔法陣グルグル』だった気がする。衛星放送では『白鯨伝説』やCLAMP作品を見ていた。

だが、小学校生活の終わり頃から学習塾に通うようになり、夕方以降にやっているアニメを見れなくなった。中学勉強漬けの日々を過ごしていた私は、いつの間にやらアニメのことを一切忘れてしまった。

中学時代も、高校時代も、大学時代もそうだった。変わらない。

いや、違う。大学の時は、深夜にやっているアニメをたまに見ていた。「コードギアス」「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」「蟲師」「夏目友人帳」あたりは確実に見ていた。

人材営業会社で働くようになってからは、金曜日の深夜に自宅に帰った時、疲れ切った頭でテレビを点けて「こんなアニメあったっけ」と、ボンヤリした気分で視聴することがあった。

私はたぶん、アニメが好きだったんだろう。なぜ見なくなったのかと言えば、十分楽しめるだけの精神的余裕がなかったからだ。ならばいっそ、見ない方がいい。中途半端に楽しむのは嫌だ。中学生になった時も、そんな動機アニメを一切見なくなったのだ。きっと。

そんな私が、アニメーション作品などを作る会社(以下「弊社」という。)に入社した後は、これまたどっぷりと『世界』に浸かることになった。入社から退職まで人事異動はなく、ずっとアニメ製作部門だった。

最初の頃は、アニメ雑誌のインタビュー記事に出るようなプロデューサーその他の足もとで働いた。雑用はもちろんのこと、小さい企画を考案したり、経理その他の事務や、各関係者とのスケジュール調整などを担っていた。ホワイトカラーに毛が生えたような業務内容だ。

ところで、人生で一番最初に携わったアニメは、某少女コミックでそこそこ人気を博した作品だった。タイトルは言わないが、雰囲気は『隣の怪物くん』に似ている。私が入社する半年から企画が始まっており、当初の担当者から引継ぎを受けた。携わったといっても、スタッフロール名前が載るわけでもない端役としてだが。実際、大したことはしなかった。やはりホワイトカラーの枠内に納まる仕事だ。

しかし、これは実際に私の世界を拡げてくれた。方々の兵が集まる企画会議に、必要とあらば関係各所を訪問して説得交渉にあたり、お金の雲行きが怪しくなればどうにかやり繰りをする(ダメなら追加出資企画削減)。ごく稀に、スタジオ等の収録現場では声優の本気と、半面その悲哀を目の当たりにし(ここらへんは後述)、成功した作品打ち上げ会では、自分達が作った数字を眺めて溜飲を下げる。

長い月日が経って、エンタメ業界に慣れてきた頃だと、新作の立ち上げに、利害関係者間の調整(交渉)に、プロジェクト全体の損益見通しの皮算用に、イベント企画運営に、ホームページ管理に……とにかく、アニメを見ない日はなかった。

面白かったのは、いろんな業界の人に会えることだ。クリエイターには当然会えるし、経営者にも会えるし、事務屋とも話をするし、現場労働で身を焦がす人も間近で観られる。特に印象に残っているのは、漫画家声優だ。アニメーターとは、あまり交流の機会がなかった……。

とあるアニメ原作者が一番印象に残っている。つまり作品の神だ。例の人と呼ばせていただく。

例の人は、ほかの漫画家とは一線を画していた。私がいっぱしに携わったと公言できるアニメは計20本近くになるのだが、その半数は漫画原作である。私達は、最低でも一度は彼ら彼女ら(作品の神)の姿を拝むことになる。機会は少ないが。

原作シナリオを変える時には事前に伺いを立てるし(ex.某鬼狩りアニメ敵役台詞である「禍福は糾える縄の如しだろ~」は改変が検討されたらしい。彼が難しい言葉を知っている境遇ではないため)、重要放送回だと制作現場に来てもらうし、打ち上げその他のパーティーがあれば楽しんでもらえるように最大限配慮する。

自作アニメ化されるレベル漫画家小説家というのは、揃いも揃って個性派だ。めちゃくちゃに大騒ぎをする人もいれば、ひたすら黙って沈思黙考の人もいれば、なんかもう色々とはっちゃける人もいれば、欲望丸出しで悪い意味子どもみたいな人もいれば、一般企業でも通用しそうな思考や行動の持ち主もいる。

例の人は、漫画家として優れているだけでなく、人格も見識も申し分なかった。落ち着いた性格で、人柄がよくて、教養もあった。話のやり取りすべてが学びに繋がり、励みになった。初めて会った時の吾峠呼世晴さんは、とにかく、これまで出会った数多の創造者の中で抜きん出ていた。

普通ラスボス人格根底太平洋戦争末期の日本の政治指導者所謂ファシスト)に置くなど、誰が考えつくだろうか。私は、鬼舞辻無惨の例の粛清の場面を読んだ時、丸山真男の「現代政治思想と行動」が真っ先に頭に浮かんだ。あの時、脳に痺れを感じたのを覚えている。

この類の書物を読んで、無惨様のキャラクターを作ったのは間違いないのだ。自らを善とするためであれば、どんな言辞をも取り入れ、どんな諫言も亡きものにする。

例として、あの粛清の時に魘夢が助かったのは、「無惨様を肯定たから」だ。「下弦の鬼を解体する」というトップが決めた戦略方針が、たったの一言撤回された――常なる無謬性がファシズムの基本である

あの時、「無惨様のキャラ付け旧日本軍意識したのですか」と聞いておけばよかった。残りの人生で聞くことができる機会は二度とない。無念だ。

 しかも彼等はみな、何物か見えざる力に駆り立てられ、失敗の恐しさにわななきながら目をつぶって突き進んだのである。彼等は戦争を欲したかといえば然りであり、彼等は戦争を避けようとしたかといえばこれまた然りということになる。戦争を欲したにも拘らず戦争を避けようとし、戦争を避けようとしたにも拘らず戦争の道を敢て選んだのが事の実相であった。政治権力のあらゆる非計画性と非組織性にも拘らずそれはまぎれもなく戦争へと方向づけられていた。

新装版〕現代政治思想と行動 (2006)丸山真男 P.91~P.92



エンタメ業界のほの暗いところ ―

この業界で働いていて、「この感じ、苦手だな」「マジでクソだな」と感じたことは当然ある。字数関係もあるが、何点かに分けて述べていく。声優の悲哀とか、人間嫉妬やねたみの話になる。

TVアニメCUE!」 [Amazon prime video]

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声優アニメ。一応付言するが、私が携わった作品ではない。

まだ新人だった頃、先輩(兼上司)に連れられて現場を見ることがあった。現場というのは、アニメ制作会社とか、編集スタジオとか、音声の収録現場などだ。

そのためだけに現場に行くのではなく、何かの機会のついでに現場作業見学を申し出るのだ。それで、不思議に思って聞いたことがある。

「(私達は)技術的なことはわからないのに、どうして現場に行くんですか?」

と。それに対して、彼はこう言っていたはずだ。

「確かにからない。仮に、目の前で手抜きをされたとしても見抜けないだろう。でも、企画である俺達が現場に行くことで、『あなた仕事を見ている』というメッセージを伝えることができる。俺達はこの作品に熱をもっていて、いいコンテンツを作れる未来を目指してる。そういう想いを行動で伝えるんだ」

みたいな回答だった。

これは今の私が大事にしていることでもある。要は、発注側が受注側の実仕事をどこまで見るべきかという話だ。今現在の私は、受注側の失敗が社会的に許されない類の仕事をしている。転職後に大きな失敗をしでかさなかったのは、あの先輩のお陰だ。

さて。私が二十代後半の頃だ。例の先輩と一緒に、声優がいる収録現場に初めて音連れたのは。スタジオに入ってしばらく進むと、小ホールみたいな広い空間座椅子が並んでいる待合スペース。十数人はいた。ほぼ声優マネージャー)に出た。その奥に、マイクが並んでいる部屋が映った。木目調で温もりを感じる、しっとりとした空間なのだが、当時の私に予想できるはずもなく。カラオケみたいだなー、とテキトー想念していた。

私と先輩が小ホールに入るなり、セミフォーマル恰好の何人かが寄ってきて、隣にいる先輩に挨拶していた。私も混ぜてもらい、名刺を交換した。

雑談が終わって斜め後ろを振り向くと、女の子と淑女が1人ずつ、あとは男の子が1人、まごつくように並んで私を見ていた――人生で初めて見た声優だった。後で知ったが、攻めのある挨拶活動で知られる声優事務所だった。

ひとりずつ私達の前に出てきて、「~~と申します。(簡単自己紹介よろしくお願いいたします!」と、ハキハキした声でアピールをやってのけた。そのうちの淑女は、私の着ていた衣服お気に入りのやつ)と指輪を褒めるとともに、香水をつけていることを見抜いた(やるな……と感じた)。男の子は謎の一発ギャグを仕掛けてきたのを覚えている。

※かなり昔のことだが、内容は一応伏せる。当日記では、声優個人名前を出すことはない。

私も「よろしくお願いします」と返したものの、微妙な気分になった。たとえ私がどれだけ昇進しようと、彼女たちのキャスティングに関わる可能性は皆無だからだ。まったくゼロではないが……。

例えば、アナウンサーになりたい女子大生は、いろんなイベントコンパニオンとして参加することで武者修行をするわけだろう。それらのイベントでは、今後関わり合いになる人だろうと、これっきりの人だろうと、あの子達は全力で挨拶活動をしていた。熱意は感じるのだが、やはり私には引っかかるものがある。

こんなことを思っている時点で、私はそういう職業には縁がないのかもしれない。今、私は『効率』という観点で物を考えた。あの声優の子が私に挨拶をしても報われる可能性はないのに、と考えた。夢中になっている人間効率のことは考えない。やれることをすべてやる。それだけだ。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。

はてしない物語(1982) 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳), Michael Ende (原著) P.17



の子達は本気だった。報われようが報われまいが、声優として活躍すると決めたからには、生き残るために何でもやる。上でURLを貼ったアマゾンのレビューにもあるが、声優は堅気の仕事ではない。勝った負けたで全部決まる。精一杯頑張っても生き残れる保証はない。選ばれた者だけが生き残る――余談だが、あの時の淑女と男の子は今でも活躍している。女の子はだめだった。

さて。淑女と男の子は、実力があるうえに、礼儀正しく、サービス精神豊富だった。それが生き残った理由だ。しかし、声優全般が行う営業活動には後ろ暗いものも当然ある。5ちゃんねるとかで、たまにアニメ業界出身者がスレッドを立てて降臨することがあるだろう。

それで、やり取りの中で、誰かが「枕営業ってあるの?」と質問をする。スレ主は「そんなのないよ」「聞いたことない」と応えるのが定番だ。

これは、私個人日記だ。この際だからはっきり言う。枕営業をしている声優はいるし、やらさせている声優もいる。重要フォローをさせてもらうが、芸能界の表舞台――ひとつ契約で何百万もの金が動く――に比べれば圧倒的に数は少ない。声優関係のギャラというのは、例えば女性タレントが出るCM撮影や、青年誌グラビアや、全国各所での公演活動と比べても相当に廉価だ。1回の収録につき数万円以内で呼べてしまう。表舞台に比べると利権は少ない。

それでも、そういうことはある。パターン簡単に分けて2つ。いっぱしの声優になりたい、もしくは声優であり続けたい者が、キャスティング権がありそうな人に近づいて配役を得ようとする。

スタジオでの雑談や、小さい贈り物や、二人きりでの食事くらいで留めておけばいいものを、一線を超えてしま場合もある。私が30才を過ぎた頃、例の収録現場で、声優に「よかったらご飯行きましょう」などと声をかけられたことがある(最終的な内訳:男性が2人、女性が5人)。

その際、はっきりと「ごめんね。私にキャスティング権はないんだ」と答えた場合、彼ら彼女らを傷つけてしま可能性が高い。いや、はっきりいって『侮辱である。なので断り方が難しかった。「帰って社内会議があるので」みたいな返答をしていた。

これはまだいい。声優個人or事務所の意思問題だ。「あの役がほしい」とどうしても思っていて、そのためなら何でもやるという覚悟責任さえあれば、枕営業は罪ではないと私個人は感じる。「この業界は堅気じゃない」とはそういうことだ。

追記)正直に言うと、私の妻が声優だった頃に食事に行ったことがある。私から誘ったので上の内訳には入れていない。



以上、「この感じ、苦手だな」と思ったことを述べた。以下に語るのは「マジでクソだな」と思ったことになる。すなわち、個人が望んでいる保証のない枕営業のことだ。アニメ業界に限ったことではなく、エンタメ業界には先日話題になった映画監督のような『畜生』が何人もいる。結果を出している人間の一部がやりたい放題やっているのだ。

まだエンタメ業界にいた頃、そんな人間に捕まったと思われる(主に女性声優の話を聞くたびに胸が痛くなった。このような話題が、どうして私などの塵芥の耳に届いているのか……? そう考えると、さらに心が抉られる思いがした。

おそらくは、やった本人または関係者面白がって吹聴している。私のところまで噂が届くということは、そういうことだ。いろんな声優の姿が脳裏をよぎった。「あの子大丈夫だろうか」といらぬ心配をしてしまうほど、当時の私には『噂』がグッサリと刺さった。

さて。エンタメ業界に恩があるのも事実だ。下種な話題はこれくらいに留めておこう。気が付けば字数がない。前後に分けることにする。

【後編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223252

2021-10-09

岡崎体育の「おっさん

我らおっさんに勧めたい一曲

https://www.youtube.com/watch?v=tviCu14gwAo

歌詞趣旨としては、「いまやおっさんになった我々は、新しい時代適応していこう!」というところ。

なのだけれど、よくいう「価値観アップデートしろ」というような乱暴さはなくて、むしろおっさん」の生きる実相をすくい上げようとするような歌詞になっている。

まず、冒頭の現状認識はけっこう厳しい。

自分と向き合う力は衰えた」とあるように、この曲でいう「おっさん」の基本定義は「もろもろの認識を新しくしきれない人」という感じ。

それを自覚したうえで、サビでは「だからこそ更新」とか「素敵に歳をとりたい」という前向きな抱負が出てくる。

これ自体は古来「おっさん応援ソング」として常套句で、とくに岡崎体育が際立っているというわけではない。

この曲の力点は後半にあると思う。

まずこの部分。

若い子の価値観を恨んだとて

もはや僕らの時代の スタンダード

蓋をして あの日に埋めていこう

心を込めた タイムカプセル

「蓋をして あの日に埋めていこう」というのが効いている。

古いスタンダードを「捨てる」のではなく、「埋める」のだ。

この部分はどう読むか難しいけれど、古いスタンダードを「捨てる=放棄する」のではなく、「埋める=一旦保留にしておく」ということ言っているのではないだろうか。

まり、もちろん新スタンダードの受け入れを推奨してはいて、一番のサビからずっと「更新」という言葉で表されているのだけれど、それは新しいスタンダードが正しいということを意味するのではないぞ、と補足しているのだ。

新旧どちらのスタンダードが正しいかはわからない(それは歴史が決めることだ、というのが「タイムカプセル」という言葉の含意だろう)が、とりあえず古いものは保留にしておいて、新しいものを受け入れようじゃないか、というわけ。

ここまで読んでも、やっぱり説教臭い理想論だなという感じを受ける人はいるだろう。

だが、岡崎体育という人はそのような理想論理想から現実ラインに墜落させる名手であって、この曲もここでは終わらない。

めっちゃ年下の後輩とかに

好かれるような人でいたい

なるべく多くの関係者たちに

しまれながら死にたい

我々おっさんがなぜ「更新」する必要があるのか。

そう、それはもっと若い人々にかまってもらうためなのである

関係者たちに惜しまれながら死ぬ」というのは訃報によくある定型文のようなもので、ここで言っているのは結局のところ「若者相手にされたい」ということなのだろうけど、それをこの上なく卑屈な言葉で表せるのはすごいと思う。

さておき、PVで見ると最後の全員ダンスは、岡崎体育と同世代の私にとってはすごく懐かしい気持ちにさせられる動きだ。

「ジャカジャカジャンケン」のような動きとか、何歩が進んでハンドクラップとか、もちろん超絶ダサいのだが、思えばこういうアクションは、私たち幼稚園とか小学生くらいのころには普通におゆうぎのなかに混入していたのである

埋めておくべき「僕らの時代スタンダード」のなかには、政治的社会的価値観という以外に、身体に刷り込まれしまたこういう慣習的な動きも含まれているのだろう。

これらを私たちおっさんは「更新」しようと頑張りたいという気持ちはあるのだが、どうやっても追いつかない部分とか、古いものが顔を出してしまう部分があったりするのである

そういうわけで、歌詞にもあるように、私たちはどうあがいても「明日もっとおっさん」になってしまう。

前向きソングという体裁で作りつつ、こういうどうにもならない残念さをこっそり混入させてしまうところに、岡崎体育の巧みさがあると私には思える。

2021-09-26

anond:20210925225025

ブクマカ実相がよくわからない

年収300万の弱者男性なのか1000万越えのDINKSなのか

スターの付き方みると意外とみんな金持ちなのか?

2021-09-23

20年数年に原付免許を取得した時の話

私が20数年前、原付試験を取得しに免許試験場へ行った時の話だ。

現在はどうか分からないが、運転適性検査の中に下記のような引っかけ問題が3種類あった。

  1. 誰かが私をおとしいれようとしている?
  2. どこからともなく音が聞こえる?
  3. 頭を強く打ったことがある?

この手の質問が何十問の中にさりげなくまれているのである

当時は統合失調症という病名はまだ存在しなかった。精神異常者、●チガイクルクルパーという呼び名が当時のものだ。

この適性検査の3問に「はい」と答えると、精神異常者で運転不適格者のおそれがあると面接を課せられたのだそうだ。

当時私はなぜこのような訳の分からない問題が混ざっているのか鼻で笑っていた。

今思うに大昔から、そのようなことを言う人がいて、大体が頭のおかしい人、精神異常者が口にする言葉として考えられていたと思う。

さてそこで集ストテク犯だが、よく考えると

  1. 「誰かが私をおとしいれようとしている?」⇒「集団ストーカーにつきまとわれている?」
  2. 「どこからともなく音が聞こえる?」⇒「音声送信思考盗聴(テクノロジー犯罪)をされている?」
  3. 「頭を強く打ったことがある?」⇒「統合失調症、キ●ガイである?」

このように同義語として置き換えることが出来ると思わないだろうか?

集団ストーカーテクノロジー犯罪の話をすると「統合失調症だ!」と決められるのは

加害側が情報操作世論誘導などしなくても、世間はそう受け取ってしまう。それが悲しい現実なのだ

いくら理論立ててイルミナティだなんだと主張しても、十把一絡げで「キチ●イ」として括られてしまう。

被害者加害者以外の大多数の方は、普通にそう思うのが当たり前と考えて欲しい。

たこ質問に「はい」と答えると、決めつけたり、陰で笑ったりするのが人の性なのだ

クスクスと笑っているのが常と考えてほしい。これも普通ことなのだ。

これが世間実相で、この犯罪に対する認知自然にそうなっていくのだ。

内心笑いながら「可哀想だ人だな」などと同情されるのだ。

太古の時代から頭のおかしい人はいた。世界中にいたのである

人口の何%か必ず、どの時代もいたのである

それをよく考えてください、と私は訴えたい。

街頭でも増田でも、この犯罪を叫べば叫ぶほど、同情されたり陰で笑われ、無視され、興味を持たれず、相手にされず。それが現実だ。

2021-08-31

関東大震災時の朝鮮人虐殺さいたまーの鬼畜っぷりが凄い。子供達は並べられて親の見ているまえで首をはねられる😱

本庄署では、前夜(三日夜)から保護していた朝鮮人四十三名いたが、電話で、デマにおびえた人達から出動要請があって、警官は出はらっていた。

私が、警察に残って外から電話に出ている時、警察からっぽであることを見ていった奴がいたのだ。

(略)

本庄署へ引きかえしてきた三台のトラックは、朝鮮人を満載していた。私もそのトラックに乗っていたが、集まってきた群衆なかに青木紋九郎という

ギュウタロウ(注:遊郭客引き等を行う男子従業員)がいた。その紋九郎が、「あいつは、朝鮮人の偽巡査だ。あいからやっちまえ」と煽動した。

それがあいずとなって、一斉に群衆が襲いかかり、あの惨劇がはじまったのだ。

(略)

 惨殺の模様は、とうてい口では言いあらわせない。日本人の残虐さを思い知らされたような気がした。

何百人という群衆が暴れまわっているのを、一人や二人の巡査では、とうてい手出しも出来なかった。こういうのを見せられるならいっそ死にたいと考えたほどだ。

子供も沢山居たが、子供達は並べられて、親の見ているまえで首をはねられ、そのあと親達をはりつけにしていた。生きている朝鮮人の腕をのこぎりでひいている奴もいた。

それも、途中までやっちやあ、今度は他の朝鮮人をやるという状態で、その残酷さは見るに耐えなかった。

後でおばあさんと娘がきて、「自分の息子は東京でこのやつらのために殺された」といって、死体の目玉を出刃包刀でくりぬいているのも見た。

おとなしく送られてきた朝鮮人民衆集団で襲いかかり、牙をむけたところに熊谷虐殺の特徴がある。

(略)

中心部入り口における殺戮に加わった民衆は、その昂奮をそのまま市街地へ持ち込んだ。彼らは血がついた刀、竹槍、棍棒を持って逃げた朝鮮人を探し、みつけ出しては殺す。

そこに自警のかけらは少しもない。狂気支配されたとはいえ、血に飢えた者が獲物を捜し求め、狩りを楽しみ、みつけたら殺戮を楽しむ、というのが実相である

殺戮は逃げた朝鮮人に向けられるだけではすまなくなった。逃げた者を探して殺すだけでは満足できなくなった殺戮者たちは、おとなしく数珠繋ぎ連行されている、

拘束されている朝鮮人へも攻撃の刃を向けるようになった。

手を縛られたまま逃げる者、それを追いかける男。おとなしく縛られたままでいる朝鮮人、それを引っ立てて刀の試し斬りにする男。

自分で殺したくて、「こっちへまわせ」と息巻いている男。熊谷の町の中心部は、薄暮そして暗闇の中で殺戮のし放題であった。

熊谷町内で殺された朝鮮人の数は、およそ70~80人と推定されている。

https://vergil.hateblo.jp/entry/2018/10/03/204724

2021-08-28

こんな不思議ちゃんはいやだ

https://twitter.com/ujtsmo/status/1430689631364804610?s=20

以前から右手TENGAではなく生身の女性でないと駄目だと主張する男性心理不思議だった。男性向けの性風俗の多さも不思議だし。

この場合の「不思議」は答えが知りたいわけじゃないのよね。過去形になっているけど、以降のツリーを読んでも不思議理由がわかってるわけではないし。

じゃあなんのための「不思議」なのかわからないのが不思議。単純に気分でチョイスした言葉なんだろうなあと思われる。

https://twitter.com/ujtsmo/status/1430691720824377349?s=20

性欲抑制薬の開発という方向には考えが至らなかったの不思議だなって。軍の偉い人たち、科学者医学者の偉い人たちが男ばかりだから、男の性欲は女で解消すべきもの抑制すべきじゃないって思い込んで、誰も考えなかったのかな?

あなた言葉「性欲抑制薬の開発」で検索したらすぐにみつかりましたよ。これくらいの手間を惜しむの不思議

暴力実相・第2部(5) 薬物療法倫理の間で|【西日本新聞me】 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/207525/

錠剤を飲んで男性ホルモンの量を抑え、性欲を減退させる治療。もともとがん患者などに行っている治療を応用した。より強い効果を望む人には皮下注射も打つ。「本人の同意が前提。強制しません」

これで不思議が少し減ったかな?

2021-07-21

anond:20210721102140

はだしのゲン」は作品歴史認識問題があるという指摘があるほか、性暴力や残虐な表現にあふれており、読者の児童を傷つける恐れがあるとも指摘されていた。

はだしのゲン」を閲覧制限 松江市の小中学校 市教委が表現問題

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1700C_X10C13A8CR0000/

閲覧制限を求める動きもあったが、最終的に撤回された。

はだしのゲン閲覧制限撤回 市民良識が勝った 原爆実相子ども自主性を 松江市教委に反対意見・抗議次々

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-08-29/2013082903_01_0.html

読者を傷つけたり、残虐な描写があったり、社会的弱者悪事を働く内容の作品でも、市民の心を打つ名作であれば許容される。

女性乱暴をされるとか、弱い生徒がいじめを受けるとか、精神疾患患者殺人事件を犯すストーリー展開を伴うなら、その中で人間実相を伝えられているかどうか。

「名作かどうか」が表現規制の一定基準になると思う。

あえて名作を読むことで傷つきながら人として大切なことを学ぶ選択をする子どももいるだろう。

名作ならあとは読者の自主性に任せればよい。

anond:20210719195613

荻上です。ラジオOPで、2、3分ほどのフリートーク時間があります。僕はそこで、『ルックバック』現象について簡単に触れました。

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355

内容は、「『ルックバック』というすごく良い漫画話題になっていた。漫画クラスターなどを含めてさまざまな反響があった。「過去を振り返る」「前を向く」ことについて読み手に考えさせる作品であるが、打ちのめされたようなツイートをしている人も。詳細は、社会的出来事に関わる漫画でもあり、触れるとネタバレになりそうなため、ひとまず読んでいない方は是非」というものです。

受け止め難い理不尽出来事を前に自分を責め、「あり得たかもしれない別の世界」あるいは「イマジナリーな救済」に一時避難するが、それでもなお「自分の席」に座り直すというストーリー主人公たちが過ごした時間サイレント手法リズミカルに描くことで、読者を、他者感情解釈理解へと誘う力強い漫画だと思い、紹介しました。

ここで割愛した評の一つが、加害者キャラクター描写についてでした。サイレントでも感情が豊かに表現される主人公描写に対し、加害者悪魔化・患者化された記号として登場し、その背景は描かれません。もちろん、加害者実相主人公理解可能かどうか、あるいは物語時間の中で必要情報が取得できるかなど、物語の制約上の限界がそこにはあります。それでも、悪魔化・患者化された記号としての加害者描写は、本作がモデル漫画であるか否かに関わらず、幻聴に関連する特定の疾病群に対する偏見助長する可能性は気になりました。同様の指摘は、複数精神福祉関係者が行っています

作中では犯人像について詳しく語られておらず、あくまメディア上に提供された定型的な警察発表のみが紹介されています主人公の浸る仮想or空想世界での犯行シーンは、実際におきた風景再現にあたるものなのか、あくま警察発表などの断片情報から作られた主人公想像のものなのかは、解釈に委ねられています個人的には後者であるという理解です。そのため、作品のものが「特定の病名について断定的な描写を行なっている」というより、「定型的なメディア事件報道を描き、またそれを元にイマジナリー加害者像を作り上げる主人公を描いた」という構図だと捉えています

このような描写が、特定精神疾患群に対して、「対話不能凶悪犯罪者」であるというステレオタイプ的な読解を生み、補強しうるというのは、その通りだと思います。作中の描写が、「従来の事件報道が各種疾患へのステレオタイプ拡散してきたことの再現」であり、主人公もそのイメージトレースしているからこそです。

そのことについての批評注釈割愛し、「ひとまず読む」ことを推奨するだけでよしとした判断の背景に、疾患に対する無理解や鈍感さ、語り手としての怠慢があるのではないかと言われれば、そうなのだと思います。僕のラジオ経由で漫画を知り、漫画を読んだということは、僕の発言一定の信頼をおいてくださっていたのでしょう。それが不意打ち的に、当事者性ゆえの脅威を強く味わうことになったのは、僕の言論責任だと思います

なお一部のブクマやツリーでは、元増田氏の投稿に対して、疾病名に絡めて嘲笑するものも多くありました。そのような非難には賛同できません。また、面白い作品、読むことが強く勧められる作品であると感じたからといって(実際、「ルックバック」は優れた作品であると思います)、その作品への懸念批判を一括して否定する必要はないでしょう。優れた作品も、推敲可能性が常に検討できますし、読者との応答を通じて描写が変化することもあります。「このようなレスポンスが確かにある」ということが読み手間で交わされることもまた、作品に対する同時代的な注釈にもなります

ところで、同趣旨荻上(および杉田俊介氏)を名指しする投稿は、ツイッター上の @YANA1952 ( https://twitter.com/YANA1952 )氏のアカウントでも行われていました。追記部分では、元増田氏とツイート主は同一人物であるように読めます。実際に @YANA1952 氏は、最初増田投稿17分後に、追記とされる増田については、投稿1分後に、ツイッターでそのURLリンクしています

@YANA1952 というアカウント名には見覚えがあります。以前は「矢那やな夫」( @YANA1945 )と名乗っておられたのですが、その後「障害者雇用の働き方」という名前に変わっていました。昨夜までも同アカウント名だったのですが、今日になって、IDを @CHL1952 ( https://twitter.com/CHL1952 )に、名前を「障害者雇用で働く人」に変えられました。

IDの推移

https://idtwi.com/63462725

リネームが続いておられるので、 @YANA1952 宛、あるいは @CHL1952 宛にリプライした場合、再度リンク切れになってしま可能性があると思い、増田にてレスポンスすることにいたしました。ウェブ上のテキストのみのコミュニケーションであるため、元増田氏、ツイート主含めて、どこまでその内容が事実であるのか、その当事者性がどういうものなのか、僕にはわかりません。ただ、特定投稿の真偽や有無にかかわらず、補足・応答の必要は感じていたため、こちらに投稿したいと思います

↓本人証明のためにリンク貼っておきます

https://twitter.com/torakare/status/1417636459775811591?s=20

2021-07-18

[]2021年7月17日土曜日増田

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2021-07-17

フェミ風に女子向けアニメ批判する

※実際にはなんとも思ってない。

女子って男子をかなり戯画化してると思うんだよね。

例えばシュッとしたナルシストイケメンタイプ、可愛らしい年下タイプ(だいたい内面は冷酷)、ゴリゴリ体育会系だけど面倒見の良さで萌えさせるタイプ。これってギャルゲと同じ文法だと思うんだよね。男の品目を取り揃えて選び放題みたいな。

そして時々仲間内でやたら可愛らしい喧嘩をしたりするシーンが挿入されるんだけど、いかにも男子って子供っぽくてかわいい、という表現が先鋭化しててキモチワルイ。女子って男子等身大で見てない。男子自分たち性癖消費のためにみてるんだなぁって思うんだよね。あと友情表現ベタベタしてて、「あいつがいないとスケート滑れない」外人とか何なんですかね。どうしてうかつにホモ連想させるの? 男子がみんなホモだと思ってるの?

あと題材もアメフトとかガチムチがいそうなスポーツを避けて新体操とか水球とか、結局イケメンの胸板が見たいだけじゃないの? あんななめらかな筋肉を強調したアニメって、結局女の人が抱かれるとき妄想に基づいてるわけじゃない? 男子同士の部活あんなにクリーン空気形成されるわけないじゃないですか。実際の男子部活なんてマウントおかしな慣習のオンパレードなので。『押忍空手部』あたりが実相だよ。アレはアレで極端だけど。

なんであんなに長い肩幅、大きな胸板、極端な長身が揃ってるの? ホルモンバランスが崩れたデブと短小包茎ハゲも揃えるべきじゃない? それが真の平等では? デブと短小包茎ホモ行為も盛り込むべきじゃない? それが真の平等では?

anond:20210718192945

anond:20210717113023

そんなメジャーじゃない

太宰自体も、そんな感じ

として受け入れられてる。

少なくとも、五輪には選定されない。

いや、

IOC実相表すには、適当か、、。

2021-05-29

anond:20210529150819

お前の言葉は励ます振りだけしてその実相手を嬲っている言葉に思えた。

それが俺の読解結果だ。

ちなみにこのトラバ自体は「言葉だけなら励ましてんじゃん俺の趣味文句つけるなよ(笑)」と受け取った。

俺が勝手に気を悪くしてお前に突っかかってるだけだから、いいから黙っとけ。

2021-05-28

割とマジレスしておくと、関西ヘタレ=意気地なしと呼ばれる用語がいつの間にか旧2ch時代同人同人ノウハウ関係のイキリによって広まり、やがて下手くそ=htrとして広まった、あたり。

明確に歴史規定できんけど、根性なし絵師をhtr絵師として連呼するうちに変化して下手くそ意味になり、実相がそれほどかけ離れてなかったのでそのまま使われちゃったんだと思う。

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