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2023-06-18

pewdiepie文字起こし(deepL)

ジャパンレビュー

ジャパンレビュー 日本移住して1年が経ちました。

日本移住してから1年が経ちました。

評価するのは意味があると思います

好きなこと、嫌いなこと。

という2つの選択肢しかないような気がします。

という2つの選択肢があります

この国についての意見

ということで、スゴイというか、日本は実は

実は本当に悪い国なんです。

生存に関わる問題がたくさんあります

良いところと悪いところを挙げますが、私は遠慮しません。

ゴミ箱がない。

ゴミを入れる場所がない

ポケットに入れるしかない

ああ

いつもこういう一般的なことを

を聞いたり、そうだなぁと思ったりする。

でも、それは大したことではないと気づく。

とにかく、まずは日本が好きな理由第一から始めましょう。

私が日本を好きな理由の1つ目は

巨大な遊び場のような感じがする。

ローガン・ポールのような意味ではないんだ。

ローガン・ポールのような意味ではなく、好きなことを好きなだけ

ているわけではなく

無限のものがある。

探検し、体験することができる。

経験することができる。

飽きることはないだろう。

もう1年ここにいるけど、すぐに飽きるとは思わない。

子供が生まれるので、あとどれくらい体験できる時間があるのかわからない。

経験する時間がある。

でも、本当に新しい世界のような気がします。

訪れた人はきっと共感してくれると思います

そして、1年経っても、まだ信じられないような感動があることがうれしいです。

1年経った今でも、信じられないほど新鮮に感じられます

1年経っても新鮮で、日本の良さを

日本の一番いいところは、観光地ではない。

日本の良いところは、観光地ではない。

でも、本当に楽しいと思える場所がたくさんある。

を楽しむことができます

これは私だけの話かもしれませんが

東京はとても賑やかです。

とても賑やかで、何度も何度も

何百人もの人に囲まれているような気がします。

何百人もの人に囲まれ、その人たちは私が誰だかわからない。

私が誰なのか

みんな自分のことをやっている

それはとても [ __ ]いい気分だ

今までは私をじっと見ていたのに誰も

(´・ω・`)もついてこないし、変な人たちばかり

ってな感じで、冗談です。

ただ、人前で存在できる感覚が好きなのです。

人前でも気にならないし

他の人が何をしてるかなんて気にしない

前にも言ったけど、僕は純粋ファンと話すのが好きなんだ。

ファンと話すのが好きなんだ。

いつも嬉しいんだけど

でも、いつもイライラしてしまうんだ。

自分のことをやりたいのに

いつも

そうだ、じゃあ次は日本の悪いところだ。

日本の悪いところ、第一理由

日本の悪いところ......ちょっと重たいテーマですが

重いテーマで、他の誰も見たことがない。

まり話題にならない。

それは「円錐」です。

日本には円錐が多すぎるのです。

一度見たら忘れられない。

日本には自動販売機がたくさんあると言われます

自販機が一人につき5台もあるそうです。

一人当たり5台はあるそうです。いや、その逆です。

人よりもコーンの方が多いんです。

こんなにたくさんのコーンがあるのか、知りたい。

背の高いのもあるし、小さいのもある

面白いのとか、かわいいのとか、セクシーなのとか

セクシーもの......そういうのが好きなんだ......ただ、わからないのは

このコーン演奏する人は

コーンを弾く人は、私がただ通り抜けると思ってるんだ

"よかった""コーンがある

そうでなければ、私は何をしようとしているのかわからなかった

日本コーン歴史

日本コーン歴史は何世紀も続いているんだ。

どうぶつの森」は日本ゲームなので

日本ゲームなので、時々こういうものが出てくるんです。

アイテムが手に入ることがある。

と思うことがある。

けど、たぶん日本のものなんだろう。

と思っていたら、竹のようなものが出てきて

これは一体何なんだろう?

と思っていたら

実際に日本でそれを見たとき

これはコーンだ。

どこにでもある

私の後をついてきているような気がする

このことを話せてよかったと思う

私は一人で、喜んで呼びかける

日本よ、これ以上コーンを増やさないでくれ

コーンはもう十分だ。

コーンよりもっといいものがある

商品にお気づきでしょうか、ついにです。

母が来てくれたんだ

非公式な合体だ なぜなら俺は

他のグッズを持ってないんだ。

ごめんよ、母さん......だからロゴを新しくしたんだ。

ロゴ一新したんだバックデザインもかっこいいし

てくれたチームは本当に

私のブランド理解してくれていて

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私は日本が好きです。

日本への移住を発表したとき

日本いかに悪い国であるかということを

日本が悪いと言う人がたくさんいた。

本当に悪かったんだ。

というのも、今、この理由をすべて挙げなければならない。

みんな「アレ」「コレ」と言うので

日本がどうのこうのと言うので、私はそれを伝えなければならない。

しかし、その中でも特に

特にみんなが言っていたのは、年寄り外国人を嫌うということだ。

年寄りは本当に外国人が嫌いなんだ。

嫌いなんだそうだ。

ご近所さん挨拶しようと思ったのですが、そのご近所さんの中には少し

を紹介しようとしたとき、私は怖かった。

恐ろしくて......こんな話を聞いたんだ。

何をされるんだろう?

から、最悪の事態を想定して警戒していたんだ。

しかし、私は親切な人たちばかりに出会い、歓迎されました。

と歓迎されました。

先入観を持っていた自分が嫌になった。

他の人たちに感謝します。

そして、副次的コメントとして、そうですね。

外国人を嫌う人がいるのは確かです。

外国人が嫌いな人もいるだろうし、そういうのは

でも、私は自分経験

自分経験で決めるべきだと思いました。

それは、問題無視することなのかもしれない。

問題無視することなのかもしれません。

人生へのアプローチの仕方が悪いような気がする。

もし、いつもネガティブな期待を抱いているのなら、人生に悪い影響を与えるような気がする。

期待するのであれば......人は微笑むもの

微笑み返すかもしれない

笑顔で返す

ありがとうと言われることもあるし、そうでないこともある。

それはそれでいいのですが、とにかく私が言いたいのは

日本人は、私の経験では、とても

経験

はとても親切でフレンドリーだ。

少なくとも、そして外国人に対してもそうだ。

特に外国人には親切だと思う。

外国人に対しては特に親切です。

ディズニーランド迷子になった子供か何かのように思われているような気がする。

私はただ道を尋ねただけです。

30分も歩かせる必要はなかった。

30分も歩かせる必要はなかった。

ありがとうございます......何度も感謝しま

私は一人でボルダリングに行くのですが、いつも他のグループ

他の人たちが応援してくれる。

って叫んでくれるんだ。

って声をかけてくれるんです。

素晴らしいことだと思うし、もしあなたが小さい頃

人と話すのは素晴らしいことだと思う。

私はそういう瞬間が大好きです。

その瞬間が好きです。

でも、もちろん、「お前は外国人からからない」と言われることもある。

外国人なんだし......。

ということもあります

と言われることもありますが、それはそれでいいんです。

日本が嫌いな理由 その2

言葉

私は1年間ここに住んでいますが、日本語が流暢ではありません。

日本語が流暢に話せない

私は頭が悪い、とても頭が悪い

勉強したことがある。

日本語を勉強していました。

この知識を試してみよう。

を試してみよう。

入ってみよう......きっと危険だ......。

初めてお店に入ったら

彼らはこう言います

なんだ

なんだ

という感じです。

経験することは、必ずしも学校で教わったことではありません。

必ずしも教科書で教わった通りにはならない

教科書で教わったこととは必ずしも一致しない。

初めて言語を学ぶ人なら誰でも同じだと思う。

でも、漢字のことはもういいや。

漢字がメインになるのは勘弁してくれ[ __ ]。

日本語はとても難しい言語だと思う。

っているのですが、その難しさを

日本語がどれほど大変な言語であるかは、少なくとも私自身は理解していないと思う。

というのも、学べば学ぶほど

学習すればするほど、自分が知らないことがわかるからです。

を知ることになるからです。

英語圏の人にとって、日本語は

最も難しい言語ひとつとされています

というのも、日本語は最も難しい言語ひとつとされています

ということで、「悪い」としました。

というのも、それが私の最初経験だったからです。

のですが、人と接すれば接するほど

人と接すれば接するほど、新しいスキルが身につくような気がします。

新しいスキルが身につくような気がします。

初めて電話をかけました。

をかけたり、電話で誰かに質問したり......。

という感じです。

できるようになった。

さなさな、そう、クソみたいな会話でも

見知らぬ人との会話でも、まだ何かある。

って感じです。

突然理解できるようになる。

見ていて、ああ、これはどういうことなんだろうと理解できる。

ゲームもできる。

ゲームもできる。

言葉を調べたりすることもありますが、私にとって

しかし、このような新しい体験ができることは、私にとっては

とてもやりがいがあります

でも、それはとてもチャレンジングなこと。

今となってはいいことだと思うのですが......。

今となっては、「やってよかった」と思っています

でも、まだまだ

長い [ __ ]道のりを歩まなければならない

ということで、このままではダメだと思う。

時間理由その3 日本が好き

というのは、日本とは関係ない話です。

もっとリラックスしてYouTubeを楽しむために

20代はずっとYouTubeばかり見ていた。

20代はずっとYouTubeしかやっていなかった。

していたのですが、それはそれでいいんです。

少し毒があったような気もします。

たぶん、動画を作っていないとき

を考えていた。

新婚旅行中も動画アップロードしていた。

新婚旅行

新婚旅行中もビデオをアップしたし

そこから解放され、他のことを発見できる。

人生には他にもいろいろなことがある。

発見できる。

新しい趣味や興味、ずっとやりたかたことが

ずっとやりたかたことができる。

サーフィンを楽しむことができる。

ずっと好きだったんだけど、やっと

できるようになり、とても [ __ ]素晴らしいです。

私は新しいことを学ぶのが大好きです。

新しいことを学ぶのが大好きです。

を学ぶのが大好きです。

発見したことにとても感謝しています

発見できたことにとても感謝しています

どこでもできることなのですが、それが

日本が嫌いな理由その1

日本が嫌いな理由その3

これは一番厄介なことかもしれません。

ルールがあるんです。

日本にはたくさんのルールがあります

文句を言うにはちょっと矛盾している。

というのも、日本の良いところはたくさんあるのですが

日本の良いところは、良いところではないのですが、日本がうまくいっている理由の多くは

日本がうまく機能している理由の多くは

ルールがあるからです。

は常に時間通りに動く。

一般的には、説明するのは難しいのですが、街は清潔で

道もきれいだし、人前で大きな声を出さな

などなど、社会的ルールがあるからです。

多かれ少なかれ、そうなっているものです。

しかし、時には意味のないルールもある。

ることがあります

ルに従うのは問題ない。

その理由理解している限りは、ルールに従うことに問題はない。

電車携帯を使うな

というのも、他の人にそうされるのは迷惑からです。

をされるのは迷惑からです。

他人を思いやることです。

自分のことだけでなく、他の人のことも考える。

そうすることで、より快適に過ごすことができます

特に、前にも話したが、あるルールがある。

は、コビトのために

コビドを理由に、私は赤ちゃんの分娩室に

分娩室に2時間以上いることは許されません。

2時間以上いることができないのです。

ルールがあるのです。

このことを家族や友人に話すと

家族や友人に話すと、いつも

なぜ彼らに聞かないんだ?

と言われる。

きっとどこかにあるはずだ。

日本には日本人のルールがあるんです。

ルールがあり、人々は良くも悪くもそのルールに従う。

ルがあり、人々は良くも悪くもそのルールに従います

この国で過ごせば過ごすほど

このようなルールに遭遇します。

頭で考えても意味がない。

自分が優れているように見せたいとは思わない。

とか、「私には理解できないから、私が上だ」みたいなことは言いたくない。

でも、やっぱり悔しいんです。

本当にイライラするんだ。

ルール6には理由があって、たとえその理由

その理由は明白ではないかもしれないが

というのも、ルール6には理由があり、たとえその理由自分にはわからないとしても、通常はある種の実用性のために存在するものからです。

現実的理由なんだ。

理解できないんだ

最後に、私が日本を好きな理由

という言葉があるように思います

っているような気がします。

一日のうち、どんなときでも起こりうる。

一日のうち、どんなときでもいいんです。たとえば自転車に乗っているとき

外は晴天で、木々に囲まれていて

っているとき

風が顔に当たって、なんだか

その瞬間は、まるで自分が生きているような

まるで夢を見ているような気分になる。

犬の散歩をしていても

そして、遠くには、すべてが澄み渡り富士山が見える。

富士山がくっきりと見える。

サーフィンをしていると、太陽が沈んでいき

海全体がピンク色に染まっていく。

海全体がピンク色に染まっていく。

夢の中で生活しているような感覚になる。

夢の中にいるような感覚になる。

自分を信じられなくなる。

という気持ちになる。

ここで生活していると、そのような瞬間によく遭遇します。

素晴らしいことです。

幸せな日々

彼のことを話すのは本当に馬鹿げてる

彼のことを話すのは本当に馬鹿げている。

ないのだから

日本がどうのこうのということではなく、ここに来てから

そのような瞬間がより多く訪れるような気がする。

よくあることだと思う。

イギリスや他の国でも幸せではなかったわけではないけれど、一般的に考えて

優先順位が変わりましたし

変な意味で良い方向に変わったと思う。

その多くは、私自身や私の置かれた状況特有のものだと思います

その多くは、私自身や私の置かれた状況にもよるのですが、私は

もうあまり働かなくていいんだ。

もうあまり働かないし、自由を手に入れる機会もある。

自由を手に入れることができました。

をする機会もあります

日本での厳しい労働観のような悪い部分とは無縁で、自由を手に入れることができました。

私は特に、「自分は認められていない」と感じているのだと思います

それは、私がここで多くのことを楽しんでいる理由でもあります

私が日本を楽しんでいる理由の多くは

日本が好きな理由の多くは、少なくとも私にとっては非常に特殊ものです。

を楽しむ理由の多くは、少なくとも私にとっては特別ものであり、人々が日本を好きな理由

理由は人それぞれ。

派遣しようとするのは間違っていると思うし、必ずしも

日本が聖なるメッカであるとか

日本が聖なるメッカであるとか、そのようなことはありません。

しかし、私は

最終的には素晴らしい場所だと思います

しかし、最終的には素晴らしい場所だと思うし、ぜひ行くべきだと思う。

誰もがここで生活することを楽しめるわけではないとも思う。

それが私の大きなアステリックスです。

基本的には、もしあなたが満足しているのなら

るのであれば、どこに住んでも幸せであるべきだと思う。

るべきだと思う。

例えば、イギリスに住んでいた私は、同じように幸せでした。

幸せだった。

幸せな瞬間に立ち会えることが多くなった。

それはとてもありがたいことです。

ということで、この辺で終わりにしたいと思います

このビデオを見てくれてありがとう、また次回ね。

2023-05-29

人気者だった彼女10数年後の話

わたしが育った田舎の小さな中学校は、当時いくつかの小学校から生徒が集められていた。

メインとなる小学校から来る子どもが半分、そのまた半分を別の学校が、さらにその半分づつを別の小学校からの生徒が占めていた。

その中の小学校のうちの一つは、人数が少ないのに個性的子どもが多かった。

そこから来た女の子のうちの一人が、さなちゃんだった。

さなちゃんは、色が白くて、黒目がちな瞳がくりくりしていて、ベリーショートの髪が真っ直ぐぴんとしていた。当時流行っていたウルフの襟足の所の毛が首筋に沿ってきれいに流れていて、アイロン毎日やるの大変なんだよねとからっと話していた。

細くて無駄な肉のないすらっとした手足は、量産型制服で隠されていてもすぐに分かった。

サバサバした話し方なのに、一人称名前呼びで、さなはねって話するのが、ちょっとあざといようで、でもそれもまたよかった。

とにかく、さなちゃんは、とてもとても可愛い女の子だったのだ。

さなちゃんは、可愛いだけでなく、所属していた部活でも副キャプテンとして活躍していた。それでいて、勉強も出来て、センスも良かったから、男の子から女の子からも人気者で、友だちも多かった。

わたしさなちゃんは、特別仲がいいわけではなかったけれど、中学生らしく、たまに手紙を交換する仲だった。

当時はキャラものメモ用紙とかレターセットとかが流行っていて、カラフルな紙をハートイチゴの形に折ってそっと休み時間に渡しにいくのが定番だった。

さなちゃん手紙はだいたいシンプルな白い紙や、いらなくなった理科プリントを工夫して作ったお手製の便箋が多くて、そこにいろんなイラストや書かれていた。ただのファミリーマートで買った無印水性インクペン無造作に書いただけの線でできてる便箋さえ、おしゃれに見えた。

ひらがなが多めのさなちゃん手紙は、文字ひとつとっても、小さくきゅっとして不揃いにならんでいて、それだけでも他のどの女の子よりも可愛かった。

読んでいるだけでワクワクが溢れてくるし、使う言葉センスがすごくよかった。唐突に出てくるイラストや、仕掛けにいつも早く返事が欲しくなった。

あの頃のわたしにとっては、さなちゃん手紙交換出来ていること、それ自体がとにかく自慢だったのだ。

他の人に大きい声で自慢したくなるような感覚さえあった。

さなちゃんから手紙を受け取ると、自分がなんだかそれだけで価値のあるものに思えた。

こんなに可愛い子が、わたしの友だちなんだ、

手紙を貰えるくらいに、仲良しなんだと。

さなちゃんは、中学校の時に、わたしずっと好きだった子と付き合い始めた。

彼はクラスの中心にいて面白くて足が早くて、数学が得意で、背が高かった。顔はカッコよくないのに、ギャグセンが高くて、いつも人を笑わせていた。でも飄々としてて掴みどころがなくて、そこもまた人気だったのかもしれない。

さなちゃんだったら、クラスで1番のイケメンとかとも付き合えるはずなのに、ちょっと癖の強い彼を選ぶセンスも最高だと思ったし、並んだらお似合いだなと思った。

さなちゃんは学区内で1番の進学校に行った。そこは、ちょっと真面目な子たちが行く高校で、指定制服ダサい学校だった。

黒いブレザーで、校風もあるのか、なんか地味。

隣の広告の方が制服可愛いじゃんって思ってた。

高校入学後に、4月に駅でばったり会ったさなちゃんは、中学生の時よりもっとキラキラしていた。

わたしダサいと思っていたブレザーに包まれさなちゃんキラキラした小物やアクセサリーで彩られて、それが黒い生地を背景に輝いていた。

綺麗に細かく折られたプリースカートは少し短めになっていて、そこから細くて白い足がすっと伸びているのも、品がない感じがしなくて、ヘルシーなのにちょっとキドキもさせてくる感じだった。あまりにも可愛く着こなしていたのに加えて、お化粧をしていたからかもしれないけど、とにかくその姿が眩しくて、こんな山奥の駅にいたらいけない存在だ、と思った。

間も無くして、さなちゃん中学校の時の彼氏と別れて、同じ高校の素敵な先輩と付き合っていると風の噂で聞いた。

その後、中学の時の彼氏復縁したとかまた別れたとか、聞いてなくても誰かが教えてくれた。

久しぶりにさなちゃんと会ったのは大学卒業後に開かれた同窓会だった。

相変わらず可愛い姿を振り撒いているさなちゃんは、卒業アルバムから出てきたみたいに何も変わっていなかった。そこにいるだけで輝いていた。

大好きだったパティシエ仕事についていて毎日忙しいこと、大学時代から数年付き合っている彼氏結婚まで秒読みなのだということ、聞きたい聞きたくないに関わらず、居酒屋の隣の席でいいなー!と絶叫する旧友の声で知ることになった。

きっと、ウエディングドレスも似合うんだろうなと思った。おしゃれな会場で、白いドレスカラードレスも着こなすさなちゃんの姿は、パンフレットに載ってるモデルさんと代えても遜色ないくらいに素敵だろう。

さなちゃんのことを久しぶりに思い出したのは、さなちゃん親友だった友人と久しぶりに会った時のことだった。

たっぷりサイズアイスカフェオレを頼んで涼んでいたら、友だちが教えてくれた。

さなちゃんが、付き合っていた彼と結婚したものの、その後、同窓会で再開した同級生W不倫の末に略奪デキ婚したという話を聞いた。

相手は、やっぱりクラスの中心にいた、おちゃらけ系のみんなから好かれていた、いわゆるいい奴。事業成功してお金もあったようだ。さなちゃんのお店を出すのをサポートしていたらしい。

からさなちゃんのことが好きだった彼は、同窓会幹事をやる中で、改めてさなちゃんに惹かれたようだ。

彼には長年付き合っていた歳上の奥さんがいたが、その方との間に子どもはいなかったとのこと。

そして、さなちゃんは、子どもが産まれものの、その彼ともお店もあまり上手くはいっていないようで、結局お金を貰いながら実家子育てをしているのだという。

わたしは喉が異常に乾いて、焦るようにグラスを手に取り、ゆっくり飲んだ。

喉を通るあの液体の冷たさを思い出すたびに、わたしの中のさなちゃんが、14歳のままの姿で蘇ってくる。

決して色褪せないまま。

追加

そっか、フェイク入れなきゃと思ってパティシエにしたから嘘っぽいのか…本当はペット系のお店です。山奥なのは本当です。徒歩圏内コンビニなくて猿が出るレベル過疎地域ではない。

2023-05-14

昔好きでしたって言われんのクッッッッソきもい 

キツ

斉藤和義ずっと好きだったとか40代で書いていい曲じゃねえ

あの曲を聴いて自分に酔って、あ、なんかこんな感じで昔好きだったんだぜとか言うの良いかもと思ってしまうクソが増えないのを祈るばかりだ

2023-04-27

ずっと好きだった人に子供が生まれ

十数年前新卒で入った会社の同期のことが好きだった。

自分結婚直前、お互い好きだったという確認だけはできたが、不倫不貞行為に至ることなくお互い違う人と結婚した。

お互い会社退職して居住地が離れてからも今に至るまで交流があって、うっすらした恋心と下心を抱きつつ、さりとて健全に、年に数回の頻度で飲んだりランチしたり散歩したりコロナ禍ではZoomお茶会などをしていた。

自分の性欲の減衰とともに好きな気持ちも薄れてきて、恋心の正体ってやっぱり性欲なんだな……と思いながら、次に会う予定についてのLINEのやり取りをしていると、数か月後子供が生まれるという旨のLINEを貰った。

取り乱したり泣いたりするかなと思ったけど特にそういうこともなく、当たり障りのない祝福メッセージを送って、何かから卒業したような気分になった。

先日半年ぶりくらいに会って、散歩してランチして、昔の出産関連の本が面白いだとか、新築の家の話とか引っ越しの話とか、とりとめのない話を3時間くらいして解散した。出産祝いというわけではないけどいつもよりちょっといいお土産を渡したら向こうも普段より少しだけよいお土産をくれた。もしかしたら、あの日が今生の別れかもしれない。私たち夫婦子宝に恵まれなかったので、うらやましく、ねたましい。まあでも、とにかくおめでとう。

2023-03-11

ちょっと前にやってた『植物男子ベランダー』ってドラマ面白かった。田口トモロヲとか銀杏の峯田が出てた。配信とかされてないのが寂しい。

結婚できない男』と近いような、独身男(植物〜の主人公は一応バツイチだけど)の理想生活って感じのくだらねーコメディ。でも押し付けがましくない程度にちょっとイイ話もある。随所にサブカル愛が感じられたのも似てる。

BGM選曲センスがやたら良くて、その影響で高校の頃音楽に目覚めたと言っても良い。あとビリー・ジョエルの"Piano Man"がずっと好きだったけど曲名が分からなくて、このドラマのお陰で知る事ができた。

曰く、シシトウ栽培初心者でも簡単で、夏になれば無限に実がなるらしいけど、水分の調整をしくじるとやたら辛くなるらしい。でも私は辛めのが好みなので、いつかやってみたいなと思ってる。

クレソンの回もあって、ステーキ屋の添え物でも包んで持ち帰ってコップに挿せばたくましく成長するという。これはつばめグリルの添え物を持ち帰って真似してみた。ちょっと成長したけど、何が悪かったかその後萎れてしまったのでまた挑戦したい。

2022-12-29

複雑な関係の彼に別れを告げられた

12月29日の深夜1時。僕は彼と電話しながら家の前を流れる川沿いを歩いていた。低い声で大好きだって言われた。でも、もうバイバイだとも言われた。分かっちゃいるけど寂しくて、月並み表現だけど胸に巨大な空洞ができてしまったみたいだ。

あぁ、寒い


僕は20歳の春に彼と出会った。僕はあまりにも女性モテなかったから、ムカついて男同士の出会い系アプリ登録していた。姉の影響でBLを読み漁っていたし、なんなら夜は男同士のビデオを使ったりしていたから、きっと男も問題なく好きになれると思っていた。でもアプリ中の人たちは揃いも揃って性に奔放そうだったから、物凄く嫌だった。僕は半年ほど誰と会うことも無かったが、そんな中で初めて会ったのが彼だった。

彼は一個下で芸術系大学に通っていた。僕自身も絵を描いたり曲を作ったりするから芸術的能力が高い人はすごく好きだ。それに加えて、彼の外観は僕のどタイプだった。身長は僕より13cmも高くて、体格もぽっちゃり気味。まん丸な輪郭に穏やかな瞳。すごく可愛かった。たぶん彼以上にタイプな人は、後にも先にも男でも女でも現れないという確信があった。それほど好きな見た目だった。

最初デートではカラオケに行った。どんな曲を歌ったかはあまり覚えていないが、ユーミンひこうき雲ルージュの伝言を歌ったのは確かだ。

不安気持ちを抱えたまま 街はDingDong遠ざかっていくの」

彼はちょっと古い曲が好きだった。ちょうど僕の親世代が好むような曲だ。そういうセンスも、なんだか芸術家っぽくてかっこいいなと思った。

カラオケルームの小さな個室の中で、隣り合って座ったり立ったりしながら歌っていた。小さい個室といっても別にそんなに接近する必要もないのに、膝や腕が触れ合ったりしてドキドキした。僕は思わず彼の大きな膝に頭を載せてみた。柔らかいお肉が僕の頭部を包み込む。すごく、すごく幸福だった。

カラオケ屋の近くに公園があったから、しばらくそこで座って話していた。うっすら寒い春の夜、公園には僕たち二人だけ。膝枕だけじゃ物足りなくなってしまって、僕は手を繋ごうとした。でも断られてしまった。なんで。好きになっちゃうから。いいじゃん。だーめ。そんなやりとりをした記憶がある。ちょっと脚色してるかも。でも別にいかだって、思い出はきらきらしている方が良い。

初デートが終わっても僕の興奮は冷めなかった。全く冷めなくて、毎日彼のことを考えていた。ゲイ友達軍団に彼のことを自慢して、きゃーきゃー騒いだりもしてた。僕はいつの間にかモテない男子大学から初恋JKみたいになっていた。好き好き大好き、早く会いたい。脳みそは彼一色。

二回目のデートでは、僕の実家に彼を呼んだ。別に親に紹介するとかそういう話ではなく、ただお泊りがしたかっただけだ。大学の後輩です、とか適当に言っておけば女の子を呼ぶよりもずっと簡単だ。同じ布団に入ったら、「男二人なのに、そんな狭い布団で大丈夫?」と母親に言われた。大丈夫というよりもむしろ、なんて僕は胸の内でにやにやしていた。

ハグをして初めて、彼は僕よりずっと大きいことを身体理解した。肉厚な腕やお腹は熱を帯びていて、僕は食べられてしまうんじゃないかと思った。事実として、食べられそうになるくらいに責められた。あんなに熱い夜は初めてだった。


僕は、彼と恋人になったんだと思って、本当に幸せだった。


この日から彼の対応おかしくなった。明らかに僕に冷たくなったし、大事な話をしようとしてもあしらわれる。会いたくてたまらないのに予定を合わせてくれない。何故なのか全く理解できなかった。だってあんなに可愛いって言ってくれたじゃないか。付き合うんじゃなかったのか。

僕は泣いたりブチギレたり、とにかく感情不安定になった。それを全部彼にぶつけた。でも適当にあしらわれる。たまに僕の話に乗ってくれることもあって、その日は落ち着きこそすれど数日すればすぐに不安に苛まれた。この時期は辛くて苦しくてたまらなかったし、あらゆる友達に「そいつクズだ」「早く忘れろ」「許せない」と彼のことを非難された。でも、きっと彼は僕のことが好きなんだという謎の自信があったから、友達アドバイスには従わなかった。彼のことを信じたかったんだ。

彼が中高生の頃に付き合った彼女の話をされたことがある。彼女には「何を考えているかからない」と言われたことがあるらしい。僕も、彼が何を考えているのか全く分からなかった。彼は僕と違って男性しか愛せない人だったから、彼女のことを気持ち悪く思ってしまうこともあったようだ。僕は、僕だけはそんな彼を理解してみたかったんだ。僕にならできるって信じていた。

そして、三回目のデートをすることになった。場所ソラマチ。日付はどのメモにも残っていなかったから分からない。最高だ、めちゃくちゃデートっぽい。実際、デートは最高だった。ソラマチに立ち並ぶ店はどれもおしゃれで、彼の隣で眺めているだけで楽しいスカイツリーてっぺんから見る夜景はすごく綺麗で、心なしか彼もかっこよく見えた。


でもね。


会う前から彼に約束されてた。


これで会うのは最後だよって。


訳が分からなかった。何度も聞いた、なんで?って。でも彼が提示する理由は僕には理解できなかった。確か、今は付き合わない方が良いとか言ってた気がした。それって全く回答になってない。納得できないし、意味不明。それでも彼を引き留める方法なんて無かったから、僕は彼を見送りながら半蔵門線呆然としていた。最後ささやかプレゼントを渡そうと思って買ったハンカチは、ついぞ渡すことはできなかった。

僕の彼への愛情キレイに逆転して、深くどす黒い憎しみになった。

僕は彼のことを忘れようと必死努力した。ありとあらゆる友達相談し、恋愛映画を観て、新しい男と会ったりした。この頃に上映していた「愛がなんだ」という映画にはバリ共感MAX100%だった。

でもね、一年経っても二年経っても忘れられなかったし、ずっと好きだった。なぜかというと、彼はたびたび僕に連絡を寄越してきたからだ。元気?とか、やほ、とか、特に理由なく突如メッセ―ジが送られてくる。もう本当に意味からない。このせいで僕は彼を忘れることができなかった。この辺りで僕は、「きっと彼は寂しい人で、僕を使ってインスタント自分欲求を満たしているんだ」ということに気付き始めた。でも、別にそれでもいいから彼と話していたかったんだよ。

はいつの間にか男遊びが好きになっていた。だって特にデメリットなく人と会えるし、気持ちいい。たまに虚しい気持ちにもなるけれど、でも別にそんなの大した問題ではなかった。たまに変な人と出くわすこともあるけれど、でもそれは笑い話のネタに使えるからしろ一種の楽しみになっていた。ただ、好きだと思う人は一人もいなかった。上手い、とか可愛い、とかでもう一度会いたい人はいたけれど、好きになる人は一人もいなかった。


その後、ひょんなことから僕には彼女ができた。なかなか可愛くて絵が上手な子だった。この子とのストーリーも非常に濃厚なのだが、それは割愛するとして。僕に初めて恋人ができたおかげで、僕の中に巣食う恋愛コンプレックスは綺麗さっぱり消滅した。自分もびっくりするくらいには、今までの自己嫌悪がどうでもよくなった。それと一緒に彼への憎しみも浄化されて、後に残ったのは彼のことを好きだったというきらきらした思い出だけだった。自分の心変わりは自分でも衝撃的で、物凄い感動に包まれた。

彼女とはあまりうまくいかなくて、数か月で別れてしまった。でも、自分の考えが大きく変わる非常に大事経験だったと思う。一個目の大きな変化は、自分に自信が持てたこと。巨大なコンプレックスが無くなった影響は計り知れない。二個目は、過去自分への嫌悪だ。昔の僕は、自分の中の好きという気持ちに任せて相手ことなんてこれっぽっちも考えていなかった。だからモテなかったのだ。好きな相手がいたら、好いてもらうために相応の行動が必要に決まってる。それにやっと気付かせてくれたのは、最初彼女だった。

未だに彼からちょくちょく連絡が来ることがあったから、一連の出来事を彼に報告した。そして僕は、もう彼への憎しみは無くて前向きな気持ちで好きでいられるようになったことも伝えた。僕は彼のことを忘れることが不可能だと体で理解たから、好きだという気持ちを素直に自分で認めてあげて、それとうまく付き合って生きていくことに決めたのだ。

ちょっと補足すると、僕は彼女と付き合っている間だろうと、彼が好きだという気持ちは薄れなかった。でも、このことは彼女に報告した上で大丈夫だという判をもらっているし、人を好きな気持ちはどう努力しても理性で支配できることではないと思っている。大事なのはパートナー不安にさせないことだと思っていて、それ以外の人間に好きだ抱きたい抱かれたいと思ってしま気持ちを責めるのはお門違いではないだろうか。

まぁ、虫がいいことを言っている自覚はあります

さて本題に戻ると、彼は僕に彼女ができたことを祝福してくれた。彼の方にも彼氏ができたようだったが、あまり充実している様子ではなかった。恋人ができたら嬉しくてたまらないものだと僕は思うのだが、彼の方は何か裏がありそうな様子だった。僕は彼と久々に会っても依然として好きだなー、なんて思っていた。ただし、初めの1年間のような執着心は綺麗さっぱり消えていた。


もう、僕の心はすっかり平和だった。

から知ったことだが、彼の方は全くそんなこと無かったようだ。


僕に二人目の彼女ができた。中学時代からTwitterフォロワーで、実は同じ大学に通っていたことが判明してから仲良くなった子だ。この子のことは本当に大好きだ。早く同棲したいし結婚したいし死ぬまで一緒にいたい。でも、まだ付き合って数か月しか経っていないから、そういう話はゆるやかにしかしていない。とはいえ、僕と彼女ベストパートナーなのではないだろうか、と自惚れてしまうくらいには相性が良いし大好きだ。

しばらくしてから、僕の頭に彼の顔が浮かんだ。結婚したいほど大好きな彼女ができたこと、報告するべきかな。いやでも、別に連絡するほどでもないか。いやいや、きっと僕の話を聞きたがっているんじゃないか。いやでもでも…

そう思っていた、昨晩。

から連絡が来た。

文面はこうだ。

「やほ」

文字。二文字である。彼はこういうやつなのだ案の定彼は僕に会いたがっていて、六本木まで来いと言われた。このとき、深夜の22時半だ。彼はこういうヤツだし、僕は僕でこう言われても大喜びで会いに行くようなヤツだった。でも、今の僕には非常に大事なお嫁さん候補がいる。不倫ダメだ。だから僕は断った。

正直、気持ちは揺らいだ。だから彼女に報告をして、軽く𠮟ってもらった。こんなことをしている僕はダメなヤツだが、黙って不倫して後から騒動になる人々に比べたらよっぽどマシだと思う。僕に自分欲望を正しくセーブできる自信なんて無いから、情けないけど全てをあけっぴろげにすることでしか対策ができない。

この晩、僕は彼に未だかつてない態度を取った。先述したように、少し前の僕は深夜だろうと彼に呼び出されたら喜んで向かうような人だった。でも昨晩の僕は、彼の誘いを素直に飲まなかった。六本木までは行けないが、実家に来るのならいいという条件を出した。それくらいならただの男友達でもする範囲だろう。このレベルなら特に問題ない、という合意彼女と取れているつもりだ。

でも、彼は遠いからと言ってぐずりだした。確かに僕の家は六本木から遠い。そう思うなら今晩会うことはできないから、会いたいならまた別日に会おうという提案をした。でも、今晩じゃなきゃダメらしい。何が言いたいのかよく分からなかった。会いたいという気持ちは一致しているはずなのに、根本的な何かがすれ違っているみたいだった。僕に請い願う彼の姿は初めて見た。なんだかみっともないとすら思ってしまった。

結局彼は自分の家に帰っていった。そして、駅を降りてから電話をした。ただ、彼曰くこれは最後電話らしい。別に最後になんてしなくていいのに、なんて僕は思っていたけれど。彼は不器用から、そうでもしないとうまくできないのだろう。


最後電話が始まった。スマホ越しに何度か車が通過するブゥーンという音が聞こえてきた。僕も感傷に浸りたい気分だったから、いそいそとコートマフラーを着て外を歩きながら電話することにした。それはもう寒くてたまらなかったけど、これからする話にはこれくらいの寒さが丁度いいだろうという謎の予感があった。

その最後電話で、僕は気になっていたことのほとんどを聞くことができた。

やはり、彼は今の彼氏順風満帆とは言い難いらしい。彼の彼氏は将来女の子結婚したいようで、最近親戚から圧力が苦しいのだそうだ。子ども結婚といった話題で躓くのはゲイカップルあるあるだ。その話題で話し合いを進めるうちに、彼はどうして自分はこんな人に優しく接しなきゃいけないんだろう、と思ってしまったのだそうだ。そして人を愛することの意味理由について考えた挙句、ひたすら真っ直ぐに自分のことを愛してくれた唯一の男、つまり僕のことを思い出してしまったのだそうだ。

それを聞いて、僕は笑った。笑いながら嬉しいよと応えた。少し前の僕なら、照れていた。でも僕は笑っていた。僕が彼に向ける感情は、もはや彼の言うような真っ直ぐな愛情とは違う何かになっていたんだろう。

そういえば、この一か月くらい前に「愛がなんだ」をもう一度観た。あのころ共感できたはずの主人公には全く共感できなくなっていて、鬱陶しい敵だと思っていた女の方を魅力的に感じてしまった。僕の感情構造は、いつの間にか様変わりしていた。

僕のことが気になるなら、あと何か月か早く言ってくれればよかったのに。僕はもう売り切れちゃったんだから。なんて、ひどく調子に乗ったことも口にした。すると、彼も彼でびっくりするようなことを言った。


ずっと好きだった

最初に会ったときからすごく可愛いと思っていたし、大好きだった。

でも。

信じられなかった。

自分肯定されて愛されることが、自分の中ではあり得ないことだった。

から、大好きだったけどわざと酷い態度を取ったり、そっけなく接した。


僕は大爆笑した。

だっておかしいじゃない。好きなのにそれを伝えないなんて。両想いなことが分かってるんだから、それを隠す理由なんて一つも無いじゃん。付き合えば良かったじゃん。全部言えば良かったじゃん。そうしていれば、二人が苦しんでいた時間はずっと充実したものになってたのにさ。

馬鹿すぎて、大爆笑した。あいつは馬鹿野郎だと常々思っていたけど、予想よりずっとアホだった。バーカ。あと1年早く言えよ。臆病者。小心者。メンヘラ野郎ホモ野郎。ずっとカッコつけてた癖に気が小さい。図体ばっかりでかいバカバカバカ

僕は近所の川の前で大爆笑した。誰もいないあぜ道に僕の笑い声ひとつ。アーハハハハハッハッハ!冬の冷え切った空気が僕の吐息で温まる。今夜はなんて良い夜なんだろうと、僕はご機嫌だった。

彼は話し続けた。自分人生の中では人に愛されることなんて異常事態だったと。顔も中身も全部好きだと言われても、全く信じられなかったと。それに早く気付けば良かったと。何度も何度も傷つけて苦しい思いをさせて、申し訳なかったと。

こういう話をされたら、もっと僕も悲しんだり怒ったりするのが相場だと思うけど、僕はひたすら笑っていた。ずーっと意地っ張りだった彼がこんなに素直に喋っているのが、余りにもおかしくてたまらなかったのだ。または、僕が彼を好きな気持ちがすっかり整理されてしまったせいで、もう何を言われてもときめいたり苦しんだりすることが無くなってしまったのかもしれない。

かに僕は未だにずっと彼のことを好きなのだが、でもこれはたっぷりと諦めを含んだ"好き"なのだ。どうせ彼は僕のことなんて好きじゃない。どうせ僕は彼と付き合えない。どうせ彼は寂しがり屋で、それを埋めるためにしか僕と合わない。でもそんなことは全部了承した上で、好き。恋をしたときのドキドキとは程遠い何かなんだ。

この"好き"は一体何に例えるべきなんだろう。MOTHER2ネスポーキーに向けていそうな感情に近しいかもしれない。こんなヤツでも許してあげなきゃいけないよな、みたいな感じ。

さて、衝撃の真実。彼は結局のところ最初から最後までずっと僕のことが好きだったのだ。でも、今の僕には彼女がいる。なんなら彼は奪ってやりたいとすら思っているらしい。でも僕のことを傷付ける羽目になるのは本意ではないから、これで完全に別れてしまいたい、ということらしいのだ。

僕はなんだか納得いかなかった。仲が良い人と関係を切るなんて意味不明だ。僕は彼女を大好きでいながら、彼とも普通友達としてやっていけそうだった。でも、彼はそうではなかったんだ。僕と会ったらハグキスじゃ物足りない、絶対に抱いてしまうのだそうだ。僕としてはハグまでならまぁセーフかな、と思うがそれ以降は断固拒否だ。その気持ちの激しさの差が、最後電話理由だった。

結婚式をするときは呼んでね。いやでも、二人っきりになったら襲っちゃうかもしれない。なんて大馬鹿発言をされてから電話を切るときがやってきた。僕は最後までこの顛末に納得はできなかった。理屈は分かるが、素直に飲み込むことなんてできなかった。複雑な顔をする僕のことなんていざ知らず、彼は一言呟いて電話を切った。


大好きだったよ。バイバイ


おっせーよ。クソ。

2022-12-21

ずっと好きだった友人が結婚した。

もうとっくに諦めた恋だが、その人の結婚式に呼ばれることは決まっていて、そのことを考えると少し心がざわついて、かといって誰かに話すこともできず、その想いをここに書き散らすことにした。

まらない自分語りだが、気持ちの整理のつもりで書き記す。特定に繋がらないよう、念のため一部フェイクを入れたりはしている。

まあきっと、どこにでもあるような話だ。

同性の友人に恋をして人生を一時迷走した、愚かな若者だった頃の話である

その友人に出会ったのは高校生の時。

驚くほど気が合ってすぐに仲良くなった。平日も休日もつるんでいるのが当たり前の関係。いつからそれが恋だったのか、はっきりとは覚えていない。自覚したのは数年後だ。

でも高校二年の夏を迎える頃には既に、恋だったように思う。他の友達と親しくしている姿を見るのが苦しく、時折よくわからない不快感に苛まれるようになっていた。それでも、友人と一緒に過ごす時間は何より楽しく、バカなことも真面目なことも、誘われればいつでもすぐに飛んでいった。

色々な偶然が重なった結果だが、我々は進学先も同じ地域だった。田舎から出てひとり暮らしの家を探す自分に「せっかくなら近くに住まないか」なんて向こうから提案をしてきた時は、嬉しくて嬉しくて、飛び上がらんばかりに喜んだ。

でもそれは、迷走の始まりだった。

ほぼ毎日のように会える友人。食事を共にする機会も多く、互いの部屋を訪れてゲームをしたり漫画を読んだり、だらだらと過ごすのも当たり前になった。試験間中の真夜中にコンビニに行こうと誘われて、適当スウェット姿で並んで歩いた。体調が悪ければ互いに見舞い、薬や飲み物を買って届けたり、食べ物を作って置いていったこともある。

夢のようだった。

唯一無二の相手になれた気がして、それが恋だと自覚もしないまま有頂天になっていた。


だが、当たり前のことながら、相手にとって自分はただの友達のままだった。

ある日、恋愛相談を持ち掛けられた。

薄々は気付いていた、友人に恋人がいるらしいこと。それでも目を逸らしてきたが、面と向かって話されてはどうしようもなかった。まったく気乗りしないまま、それでも頼ってくれたことは少し嬉しくて、夜のファミレスで話を聞いた。

相談を聞くうちに絶望的な気持ちに襲われた。友人は決して付き合っている相手名前を教えてはくれなかったが、誰より友人を見てきた自分相談までされてわからないわけがない。付き合っていた相手は、共通の友人だ。

同性の人だった。

衝撃に頭を撃ち抜かれたような気分のまま、よく冷静に最後まで話を聞けたと思う。「君も知っている人だ」とだけ言う相手に、最後までわからないふりを貫いて「誰だろう、思い付かない」ととぼけ続けた。はっきりと言われなかったのを良いことに、同性との恋の相談であることにすら気付かないふりをした。その事実を認めてしまいたくなかった悪あがきである

その相手とは後々別れて友人に戻ったことも知っているが、最終的に異性のパートナーに落ち着くまで何人と付き合ったのかまでは把握していない。話してくれたのは一部のようだし、自分の知らない人だったこともある。それでも、その時々に恋人いるかいないかくらいはいつもなんとなくわかった。それだけ近くで見ていた。

同性が対象になり得るとわかってもなお決してその恋愛感情自分には向かないのはもどかしく、それでもたまに頼ってくれる友情が嬉しかった。しかし、次第に膨れ上がって制御しきれなくなってきた気持ちは、相手自分の思い通りにならないことへの苛立ちとなって表れた。八つ当たりのような態度が増え、突発的に暴言を吐き、傷つけることもあった。その度に青ざめて謝って、また元の友人におさまった。そんなことを繰り返し、自分が嫌で嫌で仕方なくなった。なぜ自分は大切なはずの友人をこんなに傷つけているのか。

その頃になって遅まきながらようやく一つの可能性に気付いた。もしかして自分はこの友人に恋をしているのではないかと。

それまで自分同性愛者だと思ったことはない。初恋相手小学校同級生で、異性だったのは確かだ。でもどうだろう。その後に恋らしい恋をした記憶がない。友人への想いを「恋」だと認識してみると、これまで何年も自分ですらわかっていなかったもやもやとした気持ちや、たまに暴走する感情ストンと納得がいった。自分は何年もずっと、友人に恋をしていたのだ。

そう理解したら暴走は止んだ。危ないと思ったら距離を置き、"友人"として正しい立ち位置を確かめる。暴れ出しそうな気持ちは表に出ない方法を覚え、平常心で接することができるようになった。友人は魅力的な人だが少々人付き合いの下手なところもあって、学部サークルの仲間とうまくいかないとこぼすこともあった。自分は努めて穏やかに慰め、君の良いところはちゃんと知っていると友人らしく励ます事ができていたと思う。困った時に頼ろうと思える相手でいたいと、いっそ便利な相手でもいいから傍に置いてほしいと、その頃はそんなことを思っていた。

本音は違う。もちろん特別関係になりたかった。しかしこれまでを振り返って、自分が友人に相応しいとは到底思えなかった。数年分無自覚に積もった恋心はもはや相手への執着と成り果てており、こんなものをぶつけてはいけないと感じていた。きっと相手もこんな自分恋愛対象には見てくれないだろう。気持ちを伝えて友人ですらなくなることの方が、当時の自分には恐ろしかった。

結局、辿り着いたのは「この恋を諦める」という結論である。これしかなかった。それは間違っていなかったと、今でもそう思っている。思いたいだけかも知れないけど。

決めたからといって、実行するのは簡単ではない。何せ相手はいつもすぐ近くにいる。夜に部屋で一人になれば、先程まで顔を合わせていた友人のことばかり考えていた。恋だと自覚してしまたからには邪な思いも混じってくる。触れたい。抱きしめてみたい。それ以上も勿論。

その度にそんな自分が嫌になった。

感情ごと消えてなくなりたいと思った。

何とかして気持ちを変えなくてはと悩んだ自分が次にしたのは、同性の恋人を求めることだった。新しい恋をすれば忘れられるのではないかと。


近隣の同性愛者に出会おうと思い立てばそれなりに手段はある。友人と遊ぶ時間を不自然でない程度に減らしながら、両手では収まらない数の人と連絡を取り、そのうちの何人かとは実際に会い、親しくなった。気が合えばホテルにも行った。

しか所詮代用である

無意識だったが、自分が惹かれたと思った相手は皆、今思えばどこか友人に似た雰囲気のある人だった。相手を友人に重ねていただけだ。なんと失礼で最低なことだろう。そんなものがうまくいくわけがない。少し仲良くなってはすぐにダメになることを繰り返した。友人から目を逸らしたつもりになっていた当時の自分ではうまくいかない理由はついぞわからなかったが。

やっと恋人が出来たと思えば、今度は男女の見境すらなくすぐ寝るような遊び人だったこともある。その事実を知った時は流石に少し傷ついたが、今思えばそれも自業自得である


もうやめようと思った。

落ち着きのない恋愛ごっこに振り回されては失敗して傷付き、思い詰めて眠れない日が続くうち人生のものが嫌になった。人に会う事が苦痛で引き籠りがちになり、その頃には学業成績も散々なものになっていた。理由を親に問い詰められても何も答えられなかった。大好きなはずの友人が誰かと楽しそうにしている姿を見るだけで、惨めな気持ちに押し潰され死にたくなる日々だった。

もう何もかもが嫌だと自殺の二文字軽率に頭に浮かび身辺整理を始めた時、見かねて手を差し伸べてくれたのはとある異性の友達だった。自分が同性と付き合っていたこともその人にだけは諸事情あり知られていて、それでも見放さず友でいてくれた稀有な人だった。

自信も何もなく己のどこがいいのか全くわからなかったが、とにかく寂しさで死にそうだった自分は好きだと言ってくれる言葉に甘えてぎこちなく交際を始めた。大好きな友人と重なる部分は何一つない人だったが、その分執着もない。僅かな自己嫌悪を感じながらも、喧嘩ほとんどなく穏やかに関係は続いた。

友人にも、恋人ができたと初めて報告してみた。友人は笑って「いつも一人でふらふらしてるから心配してたんだ。よかった」なんて言ってきた。

その晩は一人で泣いた。

それでやっと、諦めがついた気がした。

自分は今、その人と結婚して家庭を持っている。

恋愛感情があるかと言われれば未だにわからないが、積み重ねてきた情はあるつもりだ。世間体が保たれている安心感もある。この場所を守るのが自分の務めであり、大切にしたいと本気で思ってる。


恋は終わった。はずなのである

かつて恐ろしいほど執着した、かの友人とは今も付かず離れず適度な距離感のままだ。昔ほどべたべたはしていない。それでも気の置けない相手の一人として、それなりに仲良くやれていると思う。


それなのに、友人の結婚の報せを受けた時から、事あるごとにあの頃の自分が顔を出してきて、傷ついた顔をする。

何を言っているんだと自分でも呆れるばかりだが、もやもやするものを一度吐き出してしまたかった。片想いの残骸処理のようなものである



こんなところまで読んでくれた人がいるのかはわからないが、もし居たとしたら、しょうもない昔話にお付き合いありがとうございました。

話はこれでおしまいである

残念ながらオチのようなものもない。

友よ結婚おめでとう。

どうか幸せになってください。

2022-12-03

先進国における最弱の男性を考えてみた(N番煎じ)

コロナワクチン副反応微妙にしんどくて気を紛らわしてたら変に思考が回ってしまい,最弱の男性ペルソナを思い浮かべてしまった.

もし小説など創作的なことをされている方がいたら自由に本設定のキャラを作ってください.

名前仮称):M

人種黄色人種

国籍日本

年齢:36歳

身長:165cm

体重:61kg

体型:腹部だけ異様に肥大化したヒョロガリ

髪型黒髪天然パーマでよくフケが出る体質

視力裸眼視力は0.05であり,太い黒縁のメガネをしている.

容姿思春期ニキビ跡により顔中穴だらけかつ苺鼻.表情筋は未発達でいわゆる不自然に幼いチー牛顔(かつタラコ唇).歯は歯石に満ちて黄色出っ歯.6等身なほど顔が大きい.

服装一張羅スーツクリーニングに出さず着続けている.休日上下ジャージ

職業:日系零細ブラック企業非正規労働者

年収200万円(月収15万円+ボーナス20万円)

家族還暦を過ぎた両親のみ(実家暮らし

家庭:

父親アル中以外には疾病がない無職,いつもストロングゼロを昼から夜まで飲んでは中核派のような発言をして母親を叩いている.

母親はその実家含めカルト宗教信者であり,専業主婦自称しているがマルチ商法の会員として日々カフェ情報弱者をだまそうとしている(入会以降の収支は大赤字).

父親実家については祖父大日本帝国陸軍軍曹でありシベリア抑留で死亡(遺骨無し),祖母は強度の認知症だが資金不足によりアパート孤独暮らしている.

父親祖父の経歴を「アジア侵略に加担した者の当然の報い」だと息子であるMに幼少期の頃から言い聞かせており,安保闘争に参加して警察官にレンガを直撃させ後遺症を残したことに自信と誇りを持っている.

経歴:

中学まで地元公立学校にて低いスクールカーストとして過ごす.一定程度の成績を残していたため自称進学校に進学するも落ちぶれる.1浪して地元Fラン大学目的もなく入学し,第2種奨学金を借りた.

大学では単位取得をろくにせずに過ごし2回留年する.最終的には中退し,就職課の紹介で上記のような職場非正規社員となる.

以後は人手不足に助けられて契約更新し続けている.肩書こそシステムエンジニアだが社内雑用がメインであり,横展開可能スキルは持ち合わせていない.

生活

週休は不定期の1日で就業日は朝9時から夜9時まで勤務.自分休みボーナスを貰えるだけずっと良いと下を見て過ごしており,マクドナルドコンビニ店員介護士Amazon倉庫管理従事者を見下している.

特に店員中韓の人であれば露骨に嫌な顔をし,日本店員対応されると聞き取れないボソボソ声で「やはり日本人が良いな」などとつぶやいている.

父の反動としてMはネトウヨと化し,今日も終業後はTwitter上で国士自称して大日本帝国大東亜共栄圏の復活を目指すと言いながら,排外主義的で支離滅裂陰謀論をまき散らしている(ツイートの95%がRT).

毎日,朝ダチ処理と就寝前にマスターベーションをかかさない性豪.おかずは高校時代に3年間ずっと好きだったクラスメート女性,或いはそれに似た女優が出演している制服モノAVで,レイプシチュ特に好む.

オタク彼女チャラ男ジョック寝取られシチュエーションは地雷であり,滅べと時々ツイートしている.度重なるオナニーにより男性ホルモンがやや過剰に分泌されており,腋臭はもちろん,朝に髭を剃っても夕方には無精ひげができるほど.

上述したような立場スキルの無さから,業績不振になれば直ちに解雇される候補の一人である.にもかかわらず,一切の自己研鑽をせずTwitterにかじりついている.親の介護のことは一切考えていない.

2022-11-14

三十路女の恋愛遍歴

「女の恋は上書き保存」などと言われるが、私はこれまで好きになった人たちの誕生日すら忘れていない。

30年間で12人。片思い失恋ほとんどだが全て良い思い出だ。

今更誰かに話せるようなものでもないが、自分の中だけに留めておくのも勿体無いのでここに放流しておく。

1人目 K.D.くん

幼稚園年中〜年長のころ

幼稚園で同じ組の子

一人称が「オレ」なのがかっこよくて好きだった。

小学校に上がる際、親の転勤でどこかへ行ってしまい、好きと伝えることはなかった。

2人目 K.Y.くん①

小学校1年生〜4年生のころ

同じクラスの子

顔がかっこよくてスポーツ万能で、いわゆるカースト上位の男の子だった。

小学校2年生の頃に仲良しの女の子に彼のことが好きだと内緒の恋バナをしたところ、翌日には本人にバラされてしまいとても嫌だった思い出がある。

そのときは「もう好きじゃない」などと言って誤魔化したが、結局クラス替えで離れるまでずっと好きだった

3人目 K.Y.くん②

小学校5年生のころ

同じクラスの子

小柄で顔立ちが整っている、可愛い男の子だった。

クラスで1番可愛い女の子も彼のことが好きで、どうやら両思いのようだったのでそのまま好きでいることがつらかった。

このころ、自作ホームページに彼をキャラクター化した絵を載せていた黒歴史がある。

4人目 I.M.くん

小学校6年生のころ

同じクラスの子

ガキ大将タイプで少し粗暴な、学内カーストトップ男の子だった。

小学生なのに「女子」ではなく「女の子」と言うところが好きだった。

このクラスではくじ引き席替えをしていたのだが、先生のくじの作り方のクセを見抜き毎回必ず隣の席か同じ班になるようにしていた。しかしそれで仲が深まるということは特になかった。

高校生の頃、風の噂で彼が薬物か何かで少年鑑別所に入ったことを知り、少し切ない気持ちになった。

5人目 M.T.くん

中学1年生〜2年生のころ

隣のクラスの子

背が高く文武両道で人気者の男の子だった。

ある日廊下あくびをしている姿を見かけた時にキュンと来て好きになった。人生で唯一の一目惚れだった。

とにかく人望があり良い話ばかりを耳にするので、その度にどんどん好きになっていったが、ほとんど会話をすることもできないまま「憧れの人」で終わった。

6人目 T.N.先生

高校1年生〜3年生のころ

担任先生

同級生とは違う大人の落ち着きや優しさに惹かれて好きになった。

先生に気に入られたい一心毎日勉強をして、定期テスト模試は常に学年トップだった。

勿論この恋が成就することはなかったが、たいして進学校でもないのに難関大学合格することができたので、人生を変えてくれた恩人だと思っている。

7人目 F.T.くん

大学1年生〜4年生のころ

サークルの同期。

とにかく話が面白く、顔が筋肉痛になるほどずっと笑わせてくれる人だった。

趣味も合いとても仲が良かったが、友達以上になる方法が分からず、彼氏がいる期間を除いてぼんやりとずっと片思いをしていた。

大学4年生の頃、クリスマスバレンタインを二人で過ごせたにも関わらず何もすることが出来ずに終わり、ようやく諦めがついた。

8人目 H.S.くん

大学2年生のころ

ネットで知り合った8つ上の社会人

はじめてできた彼氏だった。

付き合って4回目のデートTシャツから胸毛と背毛がはみ出ているのを見て、さーっと冷めてしまい別れた。

当時は「未成年女子大生を狙う社会人男なんて気持ち悪いし別れてよかったよね!」などと思い体毛ごときで冷めた自分正当化していたものの、4回デートしてもキスすらしなかったのでそれなりに誠実な人だったんだろうなと今となっては思う。

9人目 T.J.くん

大学2年生〜3年生のころ

ネットで知り合った1つ下の大学生。

この人には私がいないとダメだ、と思わせるようなところが好きだった。

1年間付き合ったものの、色々なことがうまく噛み合わずお互いに疲れてしまい別れることになった。

納得して別れたつもりだったが、かなり引きずった。食事ほとんど喉を通らず、風呂も入らず、歯も磨かず、毎日泣いていた記憶がある。半年ほどで落ち着いたが、未だにほんのり未練がある。

今ならもう少し上手く付き合えただろうなあなどと思ってしまう日がたまにある。

10人目 H.K.くん

社会人1年目のころ

会社の同僚。

かなり変わった人だったので告白をされてから少し悩んだものの、見た目が良かったのと猛アタックしてくれるのが嬉しくて付き合った。

愛情表現をたくさんしてくれるので私も出来る限り尽くしていたものの、日々重くなる愛に辟易し1年と経たずに別れた。

その後少ししてからメンタルを病んでしまったらしく、長期休職後に退職していた。私も原因のひとつだったのかもしれないと思いやや責任を感じている。

11人目 M.U.くん

社会人1年目〜3年目のころ

会社の同僚。

頭が良く明るいので会話が楽しく、一緒にいて居心地が良かったので好きになった。

付き合ってから徐々に相手気持ちが離れていくのを感じ、それを繋ぎ止めるのに必死だった。

結局1年ちょっとで振られたものの諦めがつかず、その後も1年ほどセフレの座に甘んじていた。

本気で婚活をしようと思い立ったタイミングでようやく断つことができた。

12人目 夫

社会人4年目〜今

婚活パーティーで知り合った。今の夫。

婚活を始めてからは「恋愛」よりも「結婚のための条件」に重きを置いて出会いを求めていたが、結局好きになってしまったのでふつう恋愛をした。

同棲するとなったときにお互いの個人情報を共有したところ、仮に「結婚のための条件」だけで相手を選んだ場合でもきっと夫を選んでいただろうと思うくらいの人だと分かった。大好きな人オマケで好条件までついてきて、私は大変運が良かったと思う。

夫との恋愛最後にすると誓ったので私の恋は12人で終わり。

ここからもう増えることはないと思う。

2022-11-09

anond:20221109014005

ずっと好きだったけど伝えられなかった

「ずっと不満だったけど我慢してたの!」ってある日突然爆発する察してちゃんタイプじゃん

次はちゃん自分気持ち言葉で伝えることができる人と付き合おう

彼女と最低な別れをしてしまった

彼女とは幼馴染で大人になってから付き合い始めて1年くらい経つけど、連絡不精や遅刻癖が酷くて、具体的書くと一週間に一回連絡が返ってくればいい方で、一ヶ月返事がないとかも何回もあって、ようやく会えても1時間くらいは遅刻してきてしまう感じで、大の大人一年付き合って手も繋いだこともないし、お泊まり拒否され、セックスも出来ず、自分は今まで何人かと付き合ってきたけどそんな経験が初めてで何度かここ増田に吐き出してました。

元々、お試しで付き合ってもらって、そっから期限も決めずになあなあで続けてきたけど、友達とか同僚とかいろんな人に相談したら、お前の優先度は最下位、好かれてない、付き合ってると思えないと言われて、実際自分彼女に対してモヤモヤが溜まってる状態でした。

彼女が引っ越すと聞いて、一緒に暮らせば会えないとか連絡取れないとか全て解決できると思い、同棲したいと伝えたけど、やんわりと断られてしまい、本当に自分は好かれてないんだなと感じてしまいました。

彼女誕生日プレゼントを選んだり、デートで行きたかった紅葉スポットの下見をしたりしている自分が、どうしようもなく惨めでダサくて苦しくなってしまって、別れたいと連絡をしたら、ずっと好きだったけど伝えられなかった、私も誕生日クリスマスにどこへ行こうか考えていたし、他の人とは違って本当に私を好きでいて大切にしてくれていると感じ始めていたのに、突然の別れ話で整理がつかないけど分かりました別れましょう、と言う旨で返ってきた。

結局、自分勘違いで、なんとなく絶妙バランスで続いていた関係がぐちゃぐちゃになってしまって、呆気なく終わってしまった。

子供の頃から今でもずっと好きだったのに、自分勘違いでこんな散々な最後になってしまって、本当に人生で一番の最悪な気分だ。

2022-10-26

寝る前にちょっと話聞いてよ

20代女子だけどハッピーメールソフレゲットした。今度会う。

ソフレ作った理由がね、失恋にけりをつけたかったのよ。

よくある大学先生が大好きだったのよ。卒業してもずっと好きだった。振られたのに想い続けるとか、もうね本当アホかと。。現実、見れてない。

卒業彼氏作ったりもしたけど、結局別れて暫くは作ってない。心のどこかで先生と付き合えると夢を見てたからだわ。もう無理だ。自分のアホさ加減にさようなら

ハッピーメールで見かけたらよろしくね。

2022-10-10

化現象って要は「恋に恋してる」ってことでは

ずっと好きだった相手が振り向いてくれた途端、相手のことを気持ち悪く感じる現象を「蛙化現象」と呼ぶ。

(詳しくは各々調べてくれ)

自己肯定感の低さが原因などと言われているが、これ要は「恋に恋してた」ってことじゃないのか?

男性」ではなく「恋」に恋をしていたため、「男性」が自我を持って自分と向き合うと「(一方的な)恋」が崩壊してしまうから気持ち悪く感じるのではないか

あくま一方的にキャーキャーする自分が好きなのであって、意中の相手別にきじゃない。

から意中の相手が振り向いて対等な関係を築く兆候が見えると、「気持ち悪い」と逃げたくなるのだと推察した。

最近「私ほんと蛙化酷くて〜」と言う女性をよく見かけるが違和感を感じたのでその理由考察してみた。

その相手のこと、本当に好きでしたか

片思いする自分を楽しむオモチャとして捉えてませんか?

2022-08-10

結婚3年目。小梨専業主婦

夫とは21歳の頃バイト先で出会いました。

とてもおっとりしていて、私と目が合うだけでデレデレして、

周りの人が全員「私さんのこと好きなんだね」って言っててバレバレで笑ってました。

その後付き合い、私は体調がだいぶ悪くなっていたので辞めることになりました。

そしたら、ほぼプロポーズみたいな告白をされました。

「初めて見た時からずっと好きだった。一生守りたい。一緒にいたい」、と。

私は期待させちゃ悪いと思って正直に難病持ちであること、子どもはたぶん産めないことを伝えました。

夫は「ずっと見てたからなんとなく、体よくないんだろうなとは思ってた。だから、俺がずっとそばに居たら守ってあげられると思って。なんでもするよ。子供はいらない。さたけさんさえいれば…」

そして2年交際から結婚

当時は私も若かったけどさすがに三十近くなったら落ち着くかな、と思いきや。今でも毎日綺麗、可愛い美人、って褒めてくれます

https://twitter.com/ringotomatosuki/status/1557243101366079488

2022-07-29

勝手に1人で疲れたオタク

好きな作品最近終わった

人生で一番好きで、何回も読み直したし、金もそれなりにかけてたつもりではいるし、胸を張って好きって人に言っておすすめもしてたと思う

どんどん人気になっていく作品、増える二次創作、たくさんの考察を見る生活が楽しかった

けど実生活で周りの人がその作品を好きになって考察言ったり、好きなキャラを貶されたり、終わりかけになったら私もずっと好きだった面されたり、界隈が燃えてるの見るの辛くて、こんなつもりで進めてたわけじゃないんだけどなとか自分の心が狭い、同担拒否じゃないけどな、なんで前からきじゃないのにそんなこと言えるのとか毎日考えたりするのが本当に辛くて自分の本当に好きなものって他人に伝えない方がいいんだなって学んだ

2022-06-26

こっぴどい失恋をした

※随所にフェイクを入れています

 タイトル通りで、それだけの話。

 十年近くずっと好きだった人がいた。

 一生気持ちを伝えるつもりはなかったのだが、つい最近、ひょんなきっかから言う羽目になり(それでも結局選択したのは自分自身意思だ)、なんと付き合えることになった。

 自分人生にこんな奇跡が起こるなんてと大喜びではしゃぎ回っていた。

 美容院に行くにも彼の好みを考えて、買うのを悩んでいたコスメも買って、自分にはまだ不釣り合いだろうかと悩んでいたブランドのものにも手を出したりして、夏用の服を真剣に考えて、デートで行ってみたい場所ピックアップしてみたりして。

 二週間もしないうちにLINEブロックされていた。

 心当たりは無かった。

 連絡不精な人だから、連絡は極々控えめにしていたし、突然そんなことされるようなトラブルも思い当たらなかった。

 付き合いは長かったし家に遊びに行ったこともあるので、住所は知っていた。

 新幹線を使う距離で、上記のはしゃぎっぷりもあり現在結構金欠でもあったがそれでも行った。

 どうしても理由が知りたくて。わけもなくそんなことをするような人でも、されるような関係を築き上げてきたとも信じたくなくて。

 自分の行ったことはほとんどストーカー行為だし、傍目からは完全に不審者なのもわかっていた。

 通報されませんようにということはかなり祈っていた。

 結果として彼が知らない女を部屋に連れ込むところを目撃した。

 あまりのことに呆然としてしまい、何時間も掛けて向かって何時間も待っていたのに、その瞬間声を掛けることが出来なかった。

 三十分ほど経ってから、せめて交通費を回収できる程度のことはしようと思い直し、いろんな勇気を振り絞って部屋のチャイムを鳴らした。

 誰も出なかった。

 耐えられなくなり、帰ることにした。

 駅へ向かうバスはもう終わっており、行きの何倍もの時間を掛けて歩いた。自分世界で一番惨めな生き物に思えた。

 腹いせに何か適当名物でも食べて帰ろうかと思ったが、一日飲み物以外口にしていなかったわりに食欲はなかった。適当お土産を買った。

 行きも帰りも、人生で一番つまらない新幹線だった。

 適当浮気なら私に黙っていればバレないだろうに、わざわざLINEブロックしたということは、私のほうがほんの気紛れだったということなんだろう。

 それでも構わないからせめて説明をしてほしかった。

 彼女に向けるその卑怯な誠意の一欠片でも私に分けて欲しかった。

 あまり唐突一方的すぎて、何もかもが受け入れ難い。

 彼は私に説明をして最低な男に成り下がる覚悟もなければ、私に対して誠実であろうとも向き合おうともしてくれず、ただただ卑怯だった。きっとこのことをあの彼女は一生知らないのだろう。皮肉でなく心底から羨ましい。

 そんな男だと早めにわかって良かったと言ってしまえばその一言だが、あまり懸想していた時間が長すぎた。

 端的に事実を書き連ねれば私に対してそれなりに最低な男だったことは間違いないと判断できるのだが、どうしても気持ちが消え切ってくれない。

 なんでこんなことになったんだろう。

 ずっと悪い夢を見ている気分だ。

追記

 この週末とにかく世間迷惑掛けない範囲ODして死ぬほど寝て陰鬱で重苦しかったり破滅的な描写が多数あるコンテンツ摂取しまくってたらなんとなく吹っ切れてきた。バーカバーカバーボケナス!!!

 もう二度とあん土地行かないし今度はもっと素敵な人を好きになってもっと良い恋愛をする。次だ次!!!!!!

 そのぽっと出の女がどんだけいんだか知らねーけどお前にとって私以上の女なんてもう現れないのにこの私を弄んだこと地獄で後悔しろボケ!!!!!!!!禿げて捨てられろ!!!!!!!!!!!

2022-06-13

はっきり言って日本ゲーム業界は異常だ

特にソシャゲ界隈

海外にも基本無料ゲームはたくさんあるが課金要素はバトルパススキンだけ

ルートボックスやPay to Winは国によっては規制されるくらい忌避されてるし、

ビッグタイトルゲーム実装されれば当然炎上して撤回されることになる

から日本ソシャゲ海外でヒットしない

Pay to Winガチャ実装する日本ソシャゲ会社おかしいが、

もっとおかしいのはそれに文句も言わず課金する日本ナード

おめぇらのせいでずっと好きだったゲームの新作がソシャゲしか出ないんだよふざけんな課金するのやめろ

2022-06-06

底なし愛情を求める人って、実は一番自分のことを好きなのかもしれない

好きな人を傷つけた。だからもう今日は連絡を取っていない。

私は自分に自信がなくて、ちょっとしたことですぐに不安になる。そしてそれを、相手にぶつける。

昔はこんな感じではなくて、きっちり相手にぶつけてはいけないことを理解してぐっと堪えているような子だったと思うのだけれど、いつからかそこがぐるりと変わってしまった。

理由漠然しかわかっていないけれど、たぶん、人生最初に付き合った人の影響かもしれない。

その人は最初はとてもいい人だったのに、付き合って半年も経つと本性があらわになったのか(この言い方が正しいのかは、今でも正直わからない。それくらい豹変の仕方がすごかったから)、立派なDV男に変わってしまっていた。

私はそのとき、まだ15歳。恋愛経験なんてない二次元オタクだったし、こんなものなのかなあと、私はすっかり馬鹿なので信じきってしまっていたのもある。

ちょっとした違和感から気付けば日常的な殴るけるの暴力にまで発展していって、私は処女もその人にレイプで奪われた。大好きなアニメの大好きなキャラクターステッカー携帯に貼っていたら、すべて目の前で捨てろと言われて泣きながらはがして捨てたこともある。

私はそれから、何かを犠牲にすること、してもらうことが、愛情表現なんだと思ってしまった。

何をされてもずっと好きだった。2年ほど付き合って、私から別れたけれど。

それからというもの私は誰を好きになってもうまくいかなくって、ありがたいことに好きになった人とは絶対に付き合えたし、出会男性は大体私に好意を抱いてくれたけれど(すごい自慢みたい)誰一人として続かなかった。

1か月で別れたり、1年近く付き合っても不満もなければ好きの気持ちもない、みたいな感じで別れてしまったり。

今思うと全員、本当に本当にやさしくて私のことを大好きでいてくれたのに、当時の私はなぜかそれがまったくわかっていなくて、心の中で時々思い出しては謝ったりする。私は好きでいてくれるということがどんなことか、本当にわかっていなかった。今もだけれど、今よりももっと。

そんな私は今お付き合いしている彼がいて、もう本当にその人が好きで好きで仕方なくて、人生で一番好きになった人だと言い切れるくらい大好きなのだけれど、私はその人をずっとずっと傷付けている。

私の過去や面倒な性格を全部知ったうえで好きになってくれて、私に寂しい思いをさせないように、不安にさせないように、おくるみに包まれ赤ん坊を抱くみたいに私を大切にしてくれている。

わかっているのに、足りない。自分でも意味が分からない、理解不能なくらい、なぜか足りない。

私のために尽くしてくれていることより、私は私のために何かを犠牲にしてくれているということでしか、愛を実感できない。ずっとそうやってきたから。

言われたものは捨てたり、見ないようにしたり、好きなもの犠牲にしたら「ありがとう」と言ってもらえた。「それくらい好きでいてくれてうれしい」って、一番最初に付き合ったあの人に。

から私も同じようにその人の大切なものをたくさん捨てさせた。そもそも無趣味な人だったから、捨てさせるものもそんなになかったけれど。

それが染みついてしまって、何か好きなものを大切にしながら、人を愛すということが、私には理解ができない。本当にできない。

すべての欲が、興味が、どんな意味での好意であっても、何もかもが私に向いていないとそれは愛だと思えない。大切な人の好きなものが心底嫌いで、憎悪対象になってしまう。

普段からずっとそう思っているわけではないのだけれど、なんというかスイッチみたいなものがぴんと入ってしまった瞬間、私は別人になってしまう。自分でも怖いと思うくらい、自分自分制御できない。

相手を傷付けるような、追い詰めるような、自尊心を失わせるような最低な言葉がすらすらと出てきて、まるでそのときの私は悪魔みたいだと思う。相手からしたら、心底私のことが怖いのではないだろうか。

そういうときの私は相手からどんな言葉が返ってきてもダメで、解決策は、相手が私のために何かを犠牲にしてくれることだけ。そうならない限りもう怒りも、悲しみも、何もおさまりがつかない。

相手から電話を切られて、そのあとは、普通に生活した。終わらせないといけない仕事も終えたし、ご飯も食べて、家族と談笑もした。

あんなに大切な人を傷付けたのに。考えると涙が出るのに。

一緒にいても傷付けるだけだから、離れた方がいいと本当に思った。私のこんなダメな部分を直す努力をするのは当然の話だから開き直りとかそんなものではなくて、ただただ心から、いつこうなってしまうかわからない自分自分でも怖くて、もう疲れてしまった。

なんで満足できないんだろう。こんなに私のことを考えて大切にしてくれているのに。わかってるし全部伝わってるのに。なんでなのかわからない。つらい。

彼が今日あんなに苦しんだのだって、私から責められたこももちろんだけど、何度も何度も「こんな思い挿せる自分がだめなんだ」って泣いてたから、そういう理由なのに。満足できない私が悪いのに。

そうやって離れた方がいいと思ってそれを伝えたら、またそれが彼を傷付けた。一緒にいるために頑張ってくれないんだって、違うんだよ。また遠ざけられて離れていくんだって、そういうことを言わせたいわけじゃないんだよ。

もう何年も前のこと、前の人を引き摺っているのかこんな自分になってしまって、今の彼に向き合えていないのは私の問題しかない。

そもそもこんな私だって、一番最初に付き合ったあの人のせいでそうなったのかな。違うかもしれない。もともと私はこういう頭のおかしいやつで、それがあの人と付き合ったことでわかるようになっただけなのかも、と思う。

今日のことで本当にわかった。私は頭がおかしいんだ。

自分に自信がないか不安になるとか言っておいて、それだけ何かを犠牲にしてもらえる価値があるからきっと相手にそれを求めるんだ。

そんなのっておかしい。そんなことが愛情なわけがないのに。

大切な人の好きなもの否定したり、奪ったりしたくない。私も私の好きなものを大切にして、全部ひっくるめて一緒にいたい。こんな不安定な、何かを捨てたりしなきゃいけないような恋愛なんて長続きしないことは私が一番わかっていて、だからこそ今回は穏やかにただ大切にするだけの恋をしたかった。

冷静なときの私はそういうの全部わかってるのに、私がふたりいるみたいで、自分が怖い。気持ち悪い。

私は優しい彼が私を大切にしてくれるたび、あなたはこんなに人を大切にできる素敵な人だよって思ってほしかった。彼は私なんかよりよっぽどやさしくていい人なのに、自分に自信のない人だから

だめだって落ち込まないで生きていってほしい。もっと自信をもって、笑って、楽しく生きてほしい。つらいこと、苦しいことがひとつでも少ない人生を送ってほしくて、そのために大切にするねって約束したのに、破ってるのは私。

大切にしたい気持ちも、自信をもって明るく生きてほしい気持ちも本当なのに、私が一番そうさせないようにしてる。

今日でまた私は彼に、自分は人を傷付けるようなダメ人間だって思わせてしまった。違うのに。私がおかしいだけなのに。

どうやったら直るの?考えないようにしたってそれまで楽しく過ごしていたって一瞬で壊れる。私が壊してしまう。

一番怖いのは、彼が怒っているとき、私は安心してた。嬉しかたこと。こんなに怒るほど私が好きで、振り回されてくれるんだって思った。

違うってわかってる。そんなことが好きって証明になるなんて違うのに、もうずっとそれが愛だって思ってきた自分がいなくならない。

傷付いた私を救えだとか、罪悪感を抱けとか、なんでそんなことが思えるんだろう。私って何者?気持ち悪い。

私がひどいことを言って嫌われるのは仕方ないからそんなことはどうでもよくて、今はただ、彼の口から彼を否定する言葉を吐かせるようなことをした自分が許せなくて、もう死ねばいいのにと思う。

比喩でもなんでもなくて、私は人を壊してしまうのかもしれない。そんな人間が誰かと一緒にいていいわけがなかった。

一緒にいたいのに、自分がどれだけ頑張ってももう無理なんじゃないかって自信がなくて、それが本当に怖い。怖いよ、どうしたらいいかからない。

彼がいない人生がもう考えられなくて、これからも一緒にいるんだろうなって漠然と思えたのは初めてだったから、今回こそ穏やかに過ごしていけるって信じてた。

もっと頑張りたい。変わりたい。本気でそう思っているなら変われるはずなのに、なんで?

結局私は、こんな自分のこともありのまま好きでいてもらえるとか、この期に及んで思ってるのかも。

自分のこと嫌いなはずなのに、それってもう自分のこと大好きじゃん。死ねばいいのに

2022-05-12

キャリア二年以内の鉄オタっているのかな?

二年でも五年でも良いんだけどさ。

今年小学生になった甥っ子が、電車好きを卒業してた。

幼児って電車好きなやつ異様に多いよな。

鉄オタって多分幼児からずーっと鉄道が好きだったと思うんだ。

撮り鉄高校生とかでも、カメラなくてもスマホ使って頑張ってたりするよね。

熱量に波はあっても、たぶんずっと好きだったんだろうと思う。

逆に、成人したり物心ついてから鉄オタ始めたって奴いるのかな?

新人鉄オタって全く見た事がない。時刻表だのなんだの、新ジャンルチャレンジし始めてる子はたまに見るけど、昔から鉄道きな子じゃん。

最近鉄道にハマりました!って場面に立ち会った事あるやつおる?幼児以外が相手で。

2022-05-10

ずっと好きだった人、いや今も好きだわ

女です、30代なかばです、小学生の息子が1人

旦那とは元彼のツテで知り合って、交際期間2年ぐらいででき婚ドレス着れなくなる前に挙げろ(義両親)とのことで結婚式披露宴もした

でも旦那浮気癖があって、まあ私も浮気の1人だったのかもね、当たっちゃったのが私だっただけなのかもね

結婚してから浮気浮気浮気

浮気って病気らしいね、でも病気からって同情も何もないんだけどね

私1人の稼ぎじゃ息子養ってくの難しい

すごく嫌だけど離婚はな…

世の中の離婚したシンママさん、すごく勇気と度胸と強いハートがあるなあ

苦しくてもやらなきゃいけないんだよね

大変なこといっぱいあるし、辛いし、悲しいし、私はそんな経験談を見るたびに、私じゃ…って思う

父親のこと嫌いになる前に離婚してくれて良かったってかつての子供の意見も見て、そうだよねーって思ったり

親の離婚子供が巻き込まれてることを自覚してほしいってかつての子供の意見を見て、それもそうだなーって思ったり

でも私、女の人が好きなんです

中学高校大学、ずっと

性自認は女です

でもなんで男と付き合ってるかって聞かれたら、性自認が女で、自分の女としての体は男の人じゃないとダメなんだって思ってるからなんですよ

いろんな意見があるけどね、私の個人的意見

だって女同士じゃ相手の子供を身籠るってことはできないわけじゃんどうしても、精子ないし

まあそこはよくて

そんで、高校から友達にずっと片思いしてた

その人はノンケで、あの人かっこいーとか彼氏もいた

可愛くて、でもかっこよくて、真面目で、傷つきやすくて

私たちはよくぶつかり合ったけど、気づいたら元に戻ってた

その空気感が心地よかった、素でいられるというより

その人のこと好きな私でいられた、というか

息子が産まれ

めちゃくちゃ喜んでくれて

ベビー用品いっぱいくれて、お金までくれた

いいよって言ったけど、お金かかるから友達なら受け取ってって言われてありがたく受け取った

お金はめちゃくちゃかかった、ありがとうあの時支援してくれた友人達

みんな、子供1人産み育てるというのは驚くほど金がかかるぞ、支援してやれ

息子が1歳になるかならないかの頃

旦那と見かけ上だけうまくいってる時、スゴクヤンデタ

そしたらでかけようってその子に誘われて海に行った

子供まれから忙しすぎてその子と出かけんの1年ぶりぐらい

メールとか電話はしてたけど

息子は人懐こくて、にこにこしてた

初めての海、入らなかったけど、楽しかった

いつも抱っこだと疲れるでしょってずっとその子が抱っこしてくれてた

高い高いしてくれて、息子も声あげて喜んで笑ってた

(高い高いと言ってもそんなに上に激しくじゃないです)

ヤドカリも取ってくれて息子も興味深そうに見てた

晩御飯は海の近くにあった個人経営レストランみたいなところに行った

の子が入ってすぐ店員さんに、私の先でこの人(私)の少し後にってできますか?って聞いてた

なんで?って聞いたら私が先に食べて、あなた(私)が食べてる間に息子の面倒見るよ、そしたらゆっくりあたたかいの食べられるでしょって

ねーーーーーーーーーーーーなんでええええええええええ

なんで????どこで習うのそんなこと???

????これ以上私を虜にするなんて罪な女!!!

もーーーーーーーーーー!!!!!!!!

ってなった

もちろん顔に出さずに

私すごく久しぶりにゆっくり食べた

しかもあったかいの

旦那全然面倒見てくれない

さっさと食べてスマホいじり

私は息子にかまいっき

の子は息子とはお絵描きとか変顔とかで遊んでくれた

??????意味わからんイケメンすぎる

ご飯食べ終わってありがとうって言ったら

ゆっくり食べたかったら私呼んでよって言うの

いつだって呼びたいし会いたいよほんとにもおおおおおおおおおおおお

ってなった

顔には出さずに

てか、息子のこと高い高いしてくれたのもこの子だけだし

旦那抱っことかはするけど、そうやって遊んであげたの一度もない

あい絶対ヤドカリとか触れないよ

の子は昔カブトムシ飼ってたかカブトムシも触れるんだぜーーーーーー

分子供なんか好きじゃないんだろうね

子供できなかったら結婚だってしてないし

結婚したのもあっちの義両親が体裁いからだし

仕事出張とか言って浮気相手旅行行くし

夜泣きうるさいとか、外で騒がしいとか

泣き止ませろとか、なんで泣いてんだとか

そんなの私も知りたいんですけどね???

はあーーーーーーーーーなあんで私、この子結婚できないのーーーーーーーーーーーーー

息子のこと高い高いもしない男といる意味is何?!?

って思ったら、離婚しよってなって離婚した

いやーーーーすごく大変だった

けど探偵雇って証拠集めとかした

その話したら親も友達達も助けてくれて

の子も助けてくれた

証拠集めて弁護士雇って離婚した

義両親は息子のあれやこれやを見て何も言えずダンマリ

旦那はこんなの違法だなんだと騒いだけど

まあね、あれだけ揃ってたらどうにもならず離婚

今はシンママしてます

の子とはもちろん今も会ってる

いやもう会わないとかないか

死ぬまで友達やるからね!

去年まではコロナで難しかったけど

今年は昆虫展的なものに一緒に行く

息子が自分で連絡してた(ゲーム友達なのだ

そしたら私に息子これ行きたいらしいから行こうかーって

はあーーーーーーーーーーーーーー

なに??????

行きますけど??????

こういう時いつもさーーーーーー

会場のトイレとか事前に調べてくれてんのーーーーー

息子も私もトイレ近くてさーーーーーー

美味しいご飯どころも調べてくれてんのーーー

もーーーーーーーーーー!!!エスコート完璧!!!

自慢しますよ、ええ、自慢ですから

いいの私の気持ちが報われなくてもいいの

今も恋愛で好きだけど言えない、でもいいの

海で息子抱っこしてる姿とか

息子と遊ぶ姿とか

息子が寝た後にお酒飲みに来てくれることとか

そういうのがあればもういいの

てか?!もう家族ってひとつの形じゃないよね?!

私はこういう形があってもいいと思います

いいよね???

他の夫婦だって恋じゃなくて愛なんでしょ???

じゃあ私たち家族では?!?

一緒に住みてえーーーーーーーーー!!!!!!

言わないけどね、重たいし

ももういいのー!!!!!!

言わせてーーー!!!!!!

大好きーーーーーー!!!!!!

これからよろしくねーーーーーーー!!!!!

身バレ防止のためにフェイク入れてあります

2022-04-09

エロがそんなに偉いのか?

ただの醜い嫉妬だとはわかっているが、それでも最近我慢ならないことがある。

ずっと好きだった0フォロー絵師がついに1フォローになったのだ。フォローしてるのはフォロワーも少ないただのエロ字書き。

ポッと出のアイツが神絵描き認知されて気安く交流してるのが本当に我慢ならない。

なんでだ?絵師もやっぱりエロを書くやつが好きなのか?

悔しくてたまらないのに、楽しそうにしている絵師を見ると何も言えずにただただ憎しみだけが募っていって辛い。

2022-04-05

anond:20220405145432

増田くんのことずっと好きだったけど増田くんを幸せに出来るのは彼女だけだと思うから身をひくよ🥺

2022-02-11

anond:20170320175523

これを書いた張本人なんだけど、大学卒業間近になった今この子と付き合うことができました

この頃の私に伝えてあげたいなーと思ってここに書く

この頃は好きを伝えるなんて夢のまた夢で、一生しまっておくしかないと思ってた

でも大学も違うし違うコミュニティに属している今なら言えると思った ずっと会ってなかったのも逆に言いやすかった

わたしには彼氏がいたけどもう好きじゃなかった

彼氏には、好きな女の子ができた 高校の頃ずっと好きだった子だと伝えて別れた 悪いことをしたのはわかってるけどその子と再会する前に蹴りをつけておきたかった

ただ好きって伝えるだけでよくて、付き合えるなんて微塵も思ってなかった

ラインで好きって伝えて、好意的に(?)受け止めてもらえた状態のまま何度か会った それで付き合おうって言って貰った

この前、私が好きなのを隠したまま会ってたら気づいてた?って聞いたら、私が好きになってたと思うって言われて嬉しすぎたしあんまり理解ができなかった 片思い期間長すぎて、その子が私を好きって状態が未だによくわからない

でもすごく真摯に向き合ってくれて優しくてすっごくきれいでいつもいつも見惚れちゃうような本当に魅力的な子 そんな子と付き合うことができて、毎日毎日いろんなやり取りを反芻しては喜びを噛み締めてる

前のダイアリー?に、絶対ディズニーに行くんだって宣言してたけど行けたよ シーではないけどね でもシーにも行くよ ほんとに楽しかった

もうすぐ旅行にも行くよ 嘘みたいだよね

高校時代友達に付き合ってることを言ったら、全員祝福してくれるし、好きそうだったもんねって言われる みんなにバレてたみたいでした

まだ嘘みたいで、幸せなのに失うことが怖いと思ってしまう だけどもっと幸せになりたいか貪欲にいきます 大好きです生きててよかったと思えた

これから楽しいことたくさんしよう

2022-01-10

anond:20220110122249

男子校出身だと同窓会ロマンスってのが永遠に無いんだなぁ。「私、ホント増田くんのことがずっと好きだったのよ」とか「このあと二次会サボって二人でどっか行こうよ」とかが皆無の青春........

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