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はてなキーワード: 共同体とは

2022-05-27

anond:20220527003939

なんでそこで統一教会合同結婚式が出てくるんだ? ずいぶんと突飛な飛躍だな。そもそも中学生高校生結婚とか何の冗談だよw

具体的にどうするかって、そんなもん海外では普通にやってるじゃん。少なくとも欧米先進国殆どではね。(ロシアとかを持ち出すなよw)

日本だって伝統的に村落共同体の中でそういう機会は若い頃(10代の頃)からあったわけだろ?

2022-05-25

anond:20220525231118

恋人は諦めて友達たくさん作ってシェアハウス的な共同体に心の安らぎを求めようぜ

2022-05-24

anond:20220523184058

もともと人口政策とか疫学政策とかは、「共同体全体の利益のために、個人自由一定程度制約する」っていう全体主義的な性質内包せざるを得ない。

自由民主主義国家であっても、ここに一切の政策的介入をせず、すべて個人選択に委ねる、ということはほとんどないけど、とはいえ個人自由に直接に強力に介入することもできないし、すべきでない。

から基本的には国民自由意志と選択に任せつつ、行政側では色々なインセンティブや逆インセンティブ提示して、国家が考える好ましい状態国民誘導する。

人口維持でいえば、育児費用負担したり、教育費を無償化したり、非課税限度額を調整したりする。

コロナ対策でいえば、強制ではないけど、ワクチン政策を強力に推進したり、マスク着用の要請をしたり、営業停止した飲食店金銭的な援助をしたりする。

ここで重要なのはあくまで「第一義には国民自身福祉のために」「国民自身選択に任せつつ」やる、という基本姿勢。ここを見誤って「国家のために」を前に出しすぎてしまうと、人口政策や防疫政策はしだいに全体主義的な色合いを帯びていくことになる。だから戦後日本は、基本的にそういうメッセージは出してこなかった。「個人自由意志」「個人利益」「国家社会利益」の3つの要素を見極めながら、自由民主主義国家で許されるギリギリラインを攻めるような慎重さでこうした問題にあたってきたと思う。それが時には少子化対策の不充分さや的外れさ、コロナ対策の煮え切らなさの一因にもつながっていたのかもしれないけど、ともかくそういう原則大事にしてきた。

吉村知事表現は、そういう意味では不用意に「国家のために」を前に出しすぎていたと思う。為政者人口政策について「リターン」「投資」「効果」という言葉を使うとき国民国家の維持存続と運営必要な駒なり投資商品のように見立てられている。国が利害の主体で、国民はそのために操作される客体という構図。この物言いは、先の一線を少し踏み越えてしまっているところがあって、増田批判してるブコメもそこに違和感を感じたんだろうと思った。

とはいえ吉村知事の言ったことには意外性もあった。

自分は、維新という政党基本的に「一方では改革と言ってカネをけちり、もう一方では商都としての返り咲きを目指して怪しげな案件にド派手にbetする(IR大阪ワクチンなどなど)ことで支持を得てきた」政党だと思っていて、正直、人口国防といった国政レベルグランドデザインについてはまだまだ党内の議論熟成されてないと思っている。出産育児についても、例のケチケチ感覚敷衍して「貧乏人が子どもをたくさん生んでも意味がない」「育児支援は甘え」とか言いそうだなと思っていたので。

2022-05-23

100万人の無辜の人々がテロリストレッテル貼り抹殺される。

これが常任理事国のやることか?

ウイグル人恣意的に選別して、共同体を標的とした強制労働者、政治的洗脳

拷問強制的不妊手術が行われている証拠があると、外国政府人権団体は指摘している。

https://www.afpbb.com/articles/-/3405670

2022-05-20

anond:20220520132723

その問題普通排除されたやつが別の共同体に属することで解決するし、すべき。

個人主義に走るのではなく。

anond:20220520101009

頼れない? いやお前頼ってるじゃん。

お前が住んでいるのは何県だ。

 

共同体再生と構築なんて、90年代からずっとやってることだよ。

2022-05-09

anond:20220509175051

正確には彼らが社会に出るまでは自己責任論者だった

彼らが社会に出た途端、会社という利益共同体における「団塊の世代」という最大の既得権益を握った世代に粉砕された。

2022-05-08

村という逆境

 徳島文理からスタンフォード行った子が結局親金じゃないかと言われてることに関してツイッターを眺めていた。そしたらこういうツイート(メモ画像なので検索しても出ない)を見つけた。

人口1000人の村の子の「四国からスタンフォード行った人テレビで見て僕も交換留学行ってみようと思って!」という言葉を聞いたことがある身としては、彼女を持ち上げていた社会はきっと間違いじゃなかったと思っています。』

 これを見てうっかり過去記憶が開いてしまったので、思い出し自分語りをする。先に言っておくがオチはない。

 小学生の時に、私は親の都合で地方都市から学年人数1桁の小さな集落小学校転入して、1年で元の街に戻った。計画的滞在であり、長いキャンプのような経験だった。私は自閉傾向があり対人関係に失敗していることにも気づかない有様だったが、勉強で苦労したことはなかった。1桁人数の同級生の中で、私は「街から来た頭のいい変な子」であったのだろう。

 記憶にはないが、私は当時既に進学のイメージを持っていたはずだ。街の家から自転車通学範囲に父の通っていた中学高校があり、大学も近くにあった。

 一方で転入した集落中学校がある村の中心部から遠く、村には高校がないため隣の市にある高校に通うことになる。そこの大学進学率は高くない。県庁所在地進学校は遠い。長時間通学か下宿になるだろう。

 このような条件のため、村の多くの親にとって進学先は隣市の高校で、そのまま就職するか、専門学校に行くか、頭が良ければそこから地元国立に進学する、場合によってはより上位国立を狙い県外に行く子もいるだろう、というイメージだった。

 さて私の同級生には集落育ちで頭のいい子がいた。Aくんとしよう。Aくんは街から来た子と話しているうちに、中学から受験をして勉強する人たちの存在を知ってしまった。受験をする気がなかった私がなぜそんな話をしたか記憶にない。

 ここからは私が親から聞いた話で、聞いたのは街に帰る季節だった。そのできごとがいつ発生したのかは不明だ。

 Aくんは街にしかない中高一貫校に行きたいと言い出した。Aくんの親は困ってしまった。この希望にかかる経費はA家の計画より大きすぎたのだ。私の親は進学の難しさは勉強問題だけでないことを私に説明した。責めるニュアンスがあったかどうかは記憶にないが、私の情報が原因であったことは指摘された。少なくとも、街に住める私と生活基盤が集落しかないAくんの間には格差があること、私のもたらした情報がAくんと家族を苦しめたことは理解できた。私の家とAくんの家の経済状況はあまり変わらなかっただろうと思う。住むところが違うだけで選択肢が狭まるのだ。

 知らない方が幸せだったとは思わないが、しかしこの挫折はAくんにどう影響しただろうか。わからずじまいだった。

 街に戻った私はそれなりの治安公立から、今話題徳島文理のようないわゆる地方内名私立の一貫校に高校編入した。私立優位の地域であり、かつてAくんが希望した学校とは別だ。

 校則では原付運転禁止されていたが、私が滞在した村を含む、公共交通の貧弱な地域に住んでいる生徒は駅までの利用が許可されていた。仮にあの集落からなら、20kmほどの道のりを原付で通い、JRで1時間さらに乗り換えて学校に着く。私は自転車で30分だ。同級生の中にはさらに遠い地域出身中学の頃から親と一緒に部屋を借りている子もいた。Aくんが選べず、私には選ぶ必要がなかったルートだ。

 Aくんは地元高校に進んだと聞いた。その後のことは知らない。

 高校まではそのように地理条件に恵まれていた私だが、大学進学という全国での比較では、一転恵まれていない方になった。

 ここから大阪までは高速バスで5時間強かかる。東京夜行飛行機だ。隣県や都市に出てから乗り継がないと行けない地域も多い。地元国立大学はあまり偏差値が高くないので、高校ではもう少し上を目指す子がほとんどだった。メジャー分野なのに県内にない、あっても国公立ではない学部志望者も多かった。

 しかし県外進学には多額の費用がかかる。私は幸いにも県外進学ができたが、優秀でも地元国立に進学するケースも多かった。

 そういう地域格差はまあ、ネット上でよく語られるとおりである

 私は中学生あたりから持病を発症し、勉強も含め様々なことを人並みにこなすことが難しくなったが、身体が許す範囲で学び、大学に入り就職氷河期の終わりに正社員の職に滑り込むことができた。薬でQOL改善したのは就職してだいぶ後、ここ数年の話だ。もし就活大学生、高校生の頃にこの薬があればと思うことがやはりある

自分語りなので、この話にオチはない。

 私が下層から成り上がりブランディングしたければネタに使えそうな人生を送った中学同級生もいるが、そんなことに他人の苦労を使うものではない。ただそういう公立から高校に進学して感じた格差は大きかったし、大学に入ってからの友人は様々な出身から来ていて、親との関係健康状態経済状況も様々だった。観察さえすれば、多様性はいつでも目の前にある。

 私はどれほど恵まれている/逆境にあるか。

 間違いなく居住地条件でAくんより恵まれていた。これは格差問題を考える時の私のスタート地点だ。一方で都市に住む同い年の子と比べたら、この県にいることは逆境だった。予備校に行く資力はなかったが、私学には通えた。家に借金取りは来なかった。病は珍しい逆境だろう。しかごまかしながらやっていける知能を持てたことは間違いなく運がよかった。実力も運のうち、全くその通りだ。こんな絡みまくった要素から実力や努力を拾い出すなんて不可能だ。

 私の卒業した高校は、経済的な事情寄付金を原資とした学費減免措置を受ける生徒が多い。私のところにも時々寄付催促の振込用紙が来る。出せるのは雀の涙だ。

 後輩達はその高校に入れるだけで十分恵まれていて、彼らへの支援メリトクラシーに基づいているとも言える。しかし多くの卒業生が何らかの形で都会で得たもの還流する行動は間違いなく県域底上げに役立っている。いや私は個人主義者なので彼らが共同体を離れ外に行くこと自体を歓迎すべきだ。いや普段寄付対象であるフードバンクの方がもっと意義がある支援だ、とか、まあいろんなことを考える。


 みんなそれぞれの逆境を生きている、と言ってしまうのは安易相対主義だ。しかしどの逆境にも支援必要だ。

 1つの回答として、私はここ数年、ある種の逆境にある人に対する金銭時間の集中的な支援をしている。

 ノブレスブリージュは階層社会気持ちよく生きるためのごまかしにすぎないとも思う。自主的やらせていては十分な再分配はできない。それでも自分には他人逆境に対してできることがある。どのような経過を辿ったにせよ、今動く身体があり、さらに職まであることは、今この瞬間そうでない人より恵まれている部分だ。



 いや、こんなのは全部ごましかもしれない。

 私がAくんに希望を持たせて傷つけてしまたことに関する身勝手自己保身の欲求があり、1000人の村の子希望を持ったという話に勝手に重ねている。

 あれからもうずっと少子化傾向を続けた結果、彼らには私達の頃より多くの社会リソースが割かれるようになっているだろうと信じたい。

2022-04-24

anond:20220424211857

DER SPIEGEL:少なくとも、ノルドストリーム2の建設のためにロシア資金で賄われる財団設立は、今日、間違いであったとお考えでしょうか?

ショルツ:これはメクレンブルク=西ポメラニア州の政府議会が下した決定だ。

DER SPIEGEL:あなたアンゲラ・メルケル首相(当時)は、この決定を事前に知らされていましたね。同じ党員であるマヌエラ・シュヴェーシッヒ知事に反対を進言したのですか?

ショルツ:このような会話は、その性質上、秘密にしておかなければなりません。

DER SPIEGEL:プロジェクトに対するあなた基本的立場はどうでしたか

ショルツ:私は、米国制裁を科すだろうと予想していました。そこが私の間違いでした。

DER SPIEGEL:メクレンブルク-西ポメラニア州の調査委員会がこの問題調査するようです。SPD過去ロシア政策を見直す必要があるのでしょうか?

ショルツ:SPD欧州ロシア政策に対するこうした歪曲・中傷はアデナウアー時代からあり、私を悩ませている。SPDを際立たせているのは、ブラントシュミットが追求した明確なデタント(緊張緩和)政策だ。鉄のカーテンが消え、東欧の多くの国々が民主主義を獲得し、そして今日私たちEUで団結することを可能にした政策だ。それは常に、強力な連邦軍西側諸国との統合依存する政策であった。それは、私が支持する伝統です。

DER SPIEGEL:シュタインマイヤーは間違いについて話している。前ブランデンブルク州知事で、最近ではドイツロシアフォーラム代表を務めるマティアス・プラッツェック氏も、プーチンについて間違っていたと述べている。どちらもSPD政治家です。

ショルツ:メルケルさんもSPDメンバーとしてカウントするようになったのでしょうか。

DER SPIEGEL:もし彼女がここに座っていたら、CDUのロシア政策の間違いについて同じように尋ねるでしょう。しかし、あなたは今政権を担っている。

ショルツ:それゆえ、明確な声明を出した。私は明確な進路に従っており、非常に長い間そうしてきた。また、東側民主化を推進したからだ。大西洋横断主義者として、自分たちのことだけに目を向けるのではなく、自由社会民主主義に生きたいという願いは普遍的ものであることを理解することが我々の仕事であるロシアに関しては、私は以前から批判的な声や、マーシャ・ゲッセンの著書『未来歴史だ』のような文学的評価に感銘を受けている。全体主義いかにしてロシアを取り戻したか "のような文学的評価に感銘を受けてきた。その結果、ロシアは長い間、独裁への道を歩んできたという確信を持つに至った。

DER SPIEGEL:あなたは常に正しい道を知っていると主張し、自分の党の過ちとは関わりたくないと思っているようなので、一部の人々には少し傲慢に見えるということが理解できますか?

ショルツ:いいえ、そんなことはありません。しかし私は、あなた社会民主党の政治について、ほとんどアデナウアーのように歪んだ絵を描いていること、そして、私たちが最終的に他者から主張されるような存在であると認めるよう強く主張していることを非難しているのです。社会民主党は大西洋横断同盟西側にしっかりと固定された政党であり、そのような非難を受け入れる必要はないのです。

DER SPIEGEL:では、まったく議論をしないほうがいいということですか?

ショルツ:私はどんな議論否定しません。今後の政策についてのあらゆる議論を支持します。しかし、議論への切符が嘘であるという考え方は否定します。

DER SPIEGEL:シュタインマイヤー外相としての政策の一部を失敗と考えていることは、嘘ではない。

ショルツ:前外相も前首相も、どの国も他国侵略しないようなヨーロッパの秩序を作ろうとしたこと非難される筋合いはない。彼らは、私たち現在不幸にも経験している戦争を防ぐために、できる限りのことをした。それが成功しなかったのは、メルケル首相シュタインマイヤー氏のせいではなく、あらゆる合意理解無視したプーチン帝国主義によるものだ。プーチン侵略者であり、他の誰でもない。

DER SPIEGEL:2月末、あなた国会で「分水嶺の瞬間」を宣言しました。しかし、その後、ほとんど何も起こりませんでした。ドイツ人が今準備すべきことは何でしょうか?

ショルツ:まず、連邦軍の装備を充実させるために1000億ユーロを充当します。そうすることで、ヨーロッパの他の国々にも同じ道を歩むよう促している。第二に、再生可能エネルギーへのシフトを加速し、輸入エネルギーへの依存度を下げることに力を注いでいる。3つ目は、強力で主権的欧州連合、つまり共同体私たちを守ってくれていることです。これは、西バルカン諸国EUに属しているという事実も含んでいます私たちは、あまりにも長い間、瑣末なことにとらわれてきました。私たちは、これらすべての決定について、議会で幅広い多数を占めています連邦軍に関しては、連立政権の枠をはるかに超えた愛国的な多数派存在することを期待しています

DER SPIEGEL:ドイツ人の多くは、これまで連邦軍懐疑的でした。彼らはより強力な軍隊を受け入れる準備ができているのでしょうか?

ショルツ:はい、また、ドイツ連邦軍の装備が充実しても、より攻撃的なドイツ政策への転換を意味しないことも知っているからです。それこそが、この時代の転換点における特別な点なのです。20世紀前半のあらゆる災難を経て、もはや軍事的に強力なドイツを誰も恐れない形で民主主義国家として台頭したわが国についてである

DER SPIEGEL:ショルツ首相インタビューに答えていただきありがとうございました。

2022-04-23

anond:20220422103831

道徳的他人を叩くことに快感を覚えるのは人の本能

共同体維持、異物排除のためにそういう機能が生まれときから備わっている

快感を得るための理由は後付け

理性に訴えようと無くなりはしない

そこからスタートしない理想論意味はない

2022-04-17

anond:20220416231905

これ、もしかしたらブラック企業問題よりも深刻な日本社会の病巣じゃないか

彼らは習性として自分が属するコミュニティ様態や安定性を維持することに全力を注ぎ(告発改革などもってのほか)、結果として”会社共同体ではキチガイなのに非利益共同体では良き隣人”という矛盾を孕むことになったんじゃないかと。

かに似てるなって思ったけど、これ、戦前日本軍中国東南アジアでの振る舞いと同じじゃん

anond:20220417041759

無視された子は承認欲求がみたされないため、

自分に対する自信が育たないまま成長する。

劣等コンプレックスさらには優越コンプレックスを抱きやすい。

共同体感覚が育ちにくい。

承認欲求を満たすために人に認められたい。

周囲から注目を受けたいがために、衝動的、反社会的な行動をとることもある。

https://stat.ameba.jp/user_images/20200315/15/kokoronlp/59/e8/j/o0567089614728381484.jpg

これね。

アスペルガー障害などで、

無視されていないのに無視されていると錯覚する(実は本人の脳が無視してる)ことがあるよね。

親が愛情をもって育てても、愛情を受けとめる機能が無いと、

愛情無しに育てられたのと同じになってしまう。

2022-04-16

これまで2社のブラック企業経験したんだが共通点が物凄く多くて驚いた

ブラックな面に関しては、ネット上ですっかり広まってるような「ブラック企業あるある」では全然挙がらないようなものがかなり多かったのに、

俺が経験した2社では色んな点で被ってたから本当に不思議だった。

以下、どっちの会社でも見られたブラックな面。

障害者差別言動

鬱病休職者が出た時に「うわぁマジかあ……あいつ遂に障害者なっちゃったのかあ!!!」と顔を覆う同僚がいた点。

鬱病休職者が復帰した後、女性社員の一部が『挨拶されたこと』、『(仕事にまつわる)内線がかかってきたこと』を涙を流さんばかりに怖がって周りの同僚たちに慰められているという光景

社内の常識的メンタル休職=人の形をしたバケモノ誕生だった。

セクハラ

セクハラブラックあるあるなんだろうけど、具体的な手口まで全く同じセクハラがいくつかあった。

同期飲みのときに、男性陣がニヤニヤしながら大人しいタイプの女同期に遠回しのセクハラ言動を投げかけてチキンレースする遊び。

ターゲットの女同期に対して白子ポン酢さりげなく食べるよう勧めてその子が実際に口に入れるやいなや一人の男が「アッ‼あっ…ああ……」と射精っぽい声を挙げて他の男性陣が爆笑する、

「あの、ちょっといいですか?〇〇(AVメーカーや有名なAVシリーズ)って知ってますか?」と他意のない風に問いかけてニヤニヤする、

これら二つのセクハラ手口まで被ってたのを見て自分がデジャブを起こしたのかと衝撃を受けた(もしかしてこれSNSとかで流行ってたのか?)。

言うまでもなく上司から若手女性社員に対するボディタッチとか、えぐいセクハラLINEとか、上司女性社員たちだけを飲みに誘ってホステス扱いするとかもあった。

パワハラ

ポンコツ社員をみんなの前で立たせながら、あるいは別室に移動して1~2時間説教

説教最中はまるでその場で何事も起こっていないかのように完全に黙り込んで仕事を続けていた周りのみんなが、上司ポンコツ社員が離席したタイミングで爆発したように湧き上がって『ヤベえぞ!!ヤベえぞ!!(笑)』と最高に楽しそうに盛り上がる点、

パワハラといえばあの人!みたいな社員がたくさんいて、彼らが他の社員から顰蹙を買うということはなく、むしろパワハラ被害とは無縁でいられている社員たちが皆「あの人俺にはすげえ優しいんだよな」と誇っている点、

『おめえぶっ殺すぞ!!』とか『てめえの親ここに呼んで来いよおおおおお!!!』とか一発アウトを通り越してるような異常言動が出た時は周りが完全に同じタイミングで「ガーッハッハッハハハwww」と大爆笑することで冗談の体を守り通そうと忖度する点、

これらは共通してた。

レクチャー

配属初日新人に対して

「あの先輩にはため口使っていいぞ(笑)

とか

あいつはこうこうこういうミスして何やってももう怒鳴られるようになったんだぞ(笑)

とかレクチャーして心を掴もうとする連中がたくさんいる。

会議

発言を求められた社員が頓珍漢なことを言うというか、10文字くらい発声したタイミングで揚げ足取ったりツッコミ入れたりして発言を完遂させない。

例えば

社員「それに関してですg」

上司「いや、それってなんだよ(笑)どれ?これのこと?これはボールペンだよ?そんなこと聞いてませんよ?(笑)それともこれ?これは手帳ですよ?(笑)

とかマジでこんな感じ。

凄い強引に笑い物にする。で、周りの社員が「ガーッハッハッハハハwwwwww」と大爆笑して和気あいあい風を演出するまでがワンセット。

(ていうか、全く同じタイミングでそこにいる皆が一斉に大爆笑し始めるのって某巨大新興宗教団体もそうだけど、 あれってマジでなんなんだろ)


嘱託イジメ

嘱託社員に対して「おめえ今日も座りにきたの?」とか「あんた何言ってんのかわかんねえよ」とか課長次長が率先して喧嘩売りに行ってた。

若手~中堅社員あいだで

パワハラモンスターみたいな先輩社員上司にどれだけ好かれているか

『年次が上の社員に対してどれだけ失礼な言動ができるか』

が今後の出世バロメーターなるみたいな地獄みたいな認識が共有されていたので、なるべく目立つようにフロア中に響き渡るような大声出して

自分の親と同じくらいの年齢の嘱託社員をめちゃくちゃに罵倒して侮辱するキレ芸に走る奴が何人かいた(恐ろしいことに、こういうことやる若手や中堅が本当に出世していってた。まあ基本的年功序列から誤差みたいな違いだけど)。




ウソみたいだけど、これまであげた様々なブラック面、かなり具体性があるのにもかかわらずどっちのブラック企業でも共通している点だった。

2社目に入ってしばらくは「また同じような会社を引き当ててしまうなんて俺はなんて運がないんだ」と愕然としたけど、

やがて「こんな都合よく似通うものなのか?これって本当に偶然なのか?」と疑うようになった。

まり遺伝子と形質の関係のように、会社を近似のブラック環境たらしめる何かがあるんじゃないかと思うようになったのだ。

それがなんなのか探り当てることはできていないのだが、何かヒントになるものが潜んでいるかもしれないので2社間の細かい共通点を列挙していこうと思う。

こんなブラック企業はごめんだ、絶対人生で関わり合いたくないという人の参考になれば幸いだ。




・平均年齢45歳(毎年多少の変動はあるけどまあこのくらいだった)

・平均年収800万弱

職場公認サンドバッグみたいな立場の人だと年収700万で頭打ち

順調に出世すれば50歳くらいで年収950~1000万くらい。

平時だと8時出勤20時退社がデフォで繁忙期だと23時退社。年1回特定短期間だけ27時退社がデフォになる人はいた。残業代は月30時間までつく。

社員の平均学歴日東駒専MARCHくらい

あくまで平均なので、かなりレベルが低い大学出身者も結構いた。一方で上振れはあまりなくて早慶以上出身者は少なかった。

女性社員ナチュラルセクハラ以外ではめちゃくちゃ大事にされている

どんなパワハラ怪物女性社員には猫なで声でめちゃくちゃ優しく接していたし、産休育休取得は余裕だし、定時退社がデフォだった。

から寿退社する人はそんないなくて、30~40代1020選手)の女性社員がめちゃくちゃ多い。

(ゆえに女性社員の多くはパワハラ上司がどんなに暴れていようとビビッていなかった。「〇〇ちゃんまた大暴れしてたね~(笑)」とかキャラ化して人間模様を楽しんでる感すらあった)

男性社員は1時間前出社が暗黙の了解

無論、早出の部分には残業代はつかないし、恐ろしくてつくかどうかを尋ねたことすらない。

多分、実際に訊いたとしたら訊いたという行動自体が罪になって一気に社内カースト最下位になったと思う。

社員の大半が既婚者

・社内のサークル部活が盛ん

離職率がめちゃくちゃ低い(平均勤続年数20年軽く超えてた)

・労基以外に対しての法令順守意識がめちゃくちゃ高い

・今後50年はまあ潰れない

・「うちの会社ほど悪い人がいない会社はなかなかない」と言い合っている

これ上も下も自然に言ってたからほんと不思議だった。

・「社名 ブラック」とか「社名 パワハラ」とかでググっても全然醜聞が出てこない

髪型とか身に付けている小物とかを工夫して、外見を意図的昭和っぽいヤクザに寄せてきてる役職者がポツポツいた。

でも学生時代本当に本職顔負けの武勇伝に溢れてた人が中央法とかに行ってお行儀よく新卒で固い会社就職して、

みたいな人生行路を歩むはずがないのでゴッコなんだろう。

となると40代、50代にもなってまだ精神性が中高生並みということになってしまう。




追記

しか給料は悪くない会社みたいだから、下手したらこの手のセクハラパワハラしている人が、社会的に立派な肩書きを持っていることになって、許容されていると思っちゃうわけだから



どっちも社会的信用は非常に高い会社だと思う。

天下に轟く大企業!!とかでは全くないけど、

親なんかは「(手堅い、安心という意味で)いい会社に受かったねえ」と安心するし、住宅ローン審査は超余裕で通るし。

それだけに、中に入ってから異常性が炸裂している様をありありと見せつけられて大ショックだった。

あとそこに関して自浄作用が全く働いてなかったのも絶望的だった。

付け加えておくと、社員100%異常者ってわけじゃ決してなくて、

あくまで俺基準だと)40%くらいまともな範疇に入るような人だった。

それこそ人格的に優れていて仕事もできて~みたいな聖人みたいな人は2%くらいいた。

ただ40%くらいいる”まとも”な社員たちも

パワハラには加担しないまでも、目の前で繰り広げられるパワハラ苦笑いで見守り、ひと段落ついた頃にパワハラ加害者に対して「ずいぶん怒ってたね~(笑)」とか調子は合わせるし、まあ傍観者スタンスでいた。

聖人みたいな人はというと、

異常社員パワハラ被害者もイジメ被害者も分け隔てなく慈しんでいて、全員で仲良くやりたいみたいなタイプからパワハラ最中は悲しそうにしていて、終わったあとはタイミング見計らって被害者のとこいって慰める程度にとどまっていた。

従って、自浄作用は働きようがなかった。

で、残り60%の「普通じゃない人」はさぞかしキチガイ極まってると思われるだろう。

かに彼ら彼女らは間近で行われているパワハラを完全に余興のように楽しんでいたし、時に「あいつ(パワハラ被害者)朝眠い眠い言ってましたよ?ここは一発指導したほうがいいんじゃないっすか?(笑)」とか上司を煽ってパワハラ誘因するときすらあったし(上司のほうも「ほんと~?(笑)じゃあやっとかないとね(笑)」とか冗談めかしてにこやかに返していたのを見るに、マジで当事者エンタメとして楽しんでたんだと思う)。

ただ、彼らはどっからどう見ても外形的にはまともの中のまともだった。

30歳過ぎても高校大学時代の仲良しグループたちとBBQ行ったり、家族ぐるみで川に遊びに行ったり、完成した新居に呼んだり呼ばれたり~みたいな、キチガイでは到底築きえないような人間関係の輪を彼らは持ってたし、加えて彼らの多くは良き家庭人・良き父親であった。

はっきり言って社会めっちゃ高い人種だと思う。

マジモンのキチガイや性悪でも友達は作れるけど社会に出ると同時にフェードアウトされるのが普通だと思うし、30歳過ぎてまで家族ぐるみの友人付き合い維持できるなんて人格破綻者ではないことの証明だと思う。

じゃあ、なんで彼らが会社では異常者や異常空間形成共犯者に化けてしまうのか不思議なところだが、

俺は彼らの社会性の高さが原因じゃないかと疑ってる。

武士がお家を守ることにアイデンティティを抱いていたように、彼らは習性として自分が属するコミュニティ様態や安定性を維持することに全力を注ぎ(告発改革などもってのほか)、結果として”会社共同体ではキチガイなのに非利益共同体では良き隣人”という矛盾を孕むことになったんじゃないかと。

となると、会社という”器”それ自体キチガイ性や異常性でもって均衡が保たれてるのかって話になるけど、もしかしたらそういうオカルトじみた現象ってあるのかもしれない。

anond:20220416071704

乳幼児育児リスクを背負うような保育所なんてほぼ存在しないし、親と暮らすのも嫌だって言うなら

多夫多妻共同体作るしかないのになあ

私だけの彼くん彼女ちゃんみたいな価値観からアップデートできない奴らが多い

2022-04-14

何の回答にもなってないよね

tobigitsune だからお前もはてな匿名ダイアリー使ってる以上「はてな民だって言ってんだろ。何だよはてな民って。はてなユーザーの中で自分一人がはてな民でなくて他全員がはてな民なる謎の共同体だとでも思ってんのか。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20220413001558


これを書いてる人も賛同している人も、これが実は何の意味も無い話しって事に気づいているのかな

馬鹿なのかな

anond:20220413001558

からお前もはてな匿名ダイアリー使ってる以上「はてな民だって言ってんだろ。何だよはてな民って。はてなユーザーの中で自分一人がはてな民でなくて他全員がはてな民なる謎の共同体だとでも思ってんのか。

あなたはもう少し論理勉強した方が良い。

そして知を養い、洞察力を鍛え上げ、己を高めるんだ。

そうすればこの世界の、社会の、人間の、精神の、真髄を知ることができるだろう。

からね、本を読みなよ。

2022-04-13

anond:20220413205324

それどころか福祉はもとより、それを超えて社会共同体として住む理由すら見失うだろ

2022-04-10

大病を患ったら捨てられるのが家族っていう共同体なら

一人で生きてるのとリスク面での条件変わらんからなァ…。

2022-03-26

子育てときがそんな辛いなら

こんなに人間繁殖してるわけないんだよな。

近代以前とか世界大戦後まもなくとか、現代に比べれば、

格段に子供チヤホヤできない時代でも膨大な数の子供が

ボコボコまれて、勝手大人になってったんだから

そら病気やら不注意で死ぬ子供の数も多かったが、

全員が全員死に絶えたわけでもないでしょう。

今は医療サービス、グッズもこれでもかってくらい充実してる。

子供なんかわりと放ったらかしでも勝手に育つのよ。

それに昔の親達はちゃん共同体所属して互助してた。

祖父母の面倒見て、親戚・近所付き合いを絶やさないようにして。

たとえそれが平時自分にとって面倒この上なかったとしても、

いざ自分に降りかかった時に助けてもらえるようにグッと堪えた。

今の親はそういう面倒な所を全部すっ飛ばしちゃったでしょ。

30代まで遊び呆けて、その延長で子供拵えてヒーヒー言ってる。

自分はまだ仕事したい・遊びたいのに…」

「誰も頼れない!助けてくれない!子育て辛い!」

日本死ね欧米に比べるとクソ!未だに昭和!」

こんな連中、計画性が足りないだけですね。

勉強しなかったら大学に落ちた、これと一緒。

そらそうでしょ、としか言いようがない。

2022-03-17

anond:20220317083142

何か問題あんの?

豪族が発生したら、国体維持できなくなるじゃねーか。

中東みたいに、地方から剥がされていくじゃん。

そうなると、分裂した共同体トップは罪を犯しても不問になるというか、暴力解決するようになる。

今の中東部族支配の強い地域イスラム法独自解釈して運用してるし、そんな感じじゃん。

当然、やったもん勝ちになっちまうだろうが。

匿名からって、馬鹿発言しまくるんじゃ、匿名意味がなくなっちまうだろうが。

お願いですから、「社会契約論」だけでいいか理解して発言してくださいお願いします。

2022-03-16

ロシアウクライナ戦争のある得べき帰結中国選択:国務院胡偉

https://uscnpm.org/2022/03/12/hu-wei-russia-ukraine-war-china-choice

露・ウクライナ戦争は、第二次世界大戦後最も深刻な地政学紛争であり、9.11テロはるかに上回る世界的影響をもたらすであろう。この重大な局面で、中国戦争方向性と国際情勢への潜在的影響を正確に分析し、評価する必要がある。同時に、相対的に有利な外部環境を目指すために、中国は柔軟に対応し、長期的利益合致した戦略的選択を行う必要がある。

ロシアウクライナに対する「特別軍事作戦」は、中国国内で大きな物議を醸し、その支持者と反対者が激しく対立している。本稿はいかなる政党代表するものでもなく、中国の最高意思決定レベル判断と参考のために、起こりうる戦争の影響とそれに対応する対策選択肢について客観的分析を行ったものである

I.露・ウクライナ戦争の未来予測

1. ウラジーミル・プーチンは期待した目標を達成できない可能性があり、ロシアは窮地に立たされる。プーチン攻撃目的は、ウクライナを電撃的に破り、指導者を交代させ、親ロシア政権を育成することで、ウクライナ問題を完全に解決し、ロシア国内危機から目をそらすことであった。しかし、電撃戦は失敗し、ロシア戦争の長期化とそれに伴う高コストを支持することができなくなった。核戦争を起こせば、ロシアは全世界の反対側に置かれることになり、勝ち目はない。国内外の情勢もますます不利になっている。仮にロシア軍がウクライナ首都キエフ占領し、高いコストをかけて傀儡政権樹立したとしても、それは最終的な勝利意味しない。現時点でのプーチンの最良の選択肢は、和平交渉によって戦争をまともに終わらせることであり、そのためにはウクライナが大幅に譲歩することが必要であるしかし、戦場で得られないもの交渉の場で得ることも難しい。いずれにせよ、今回の軍事行動は取り返しのつかない過ちである

2. 紛争さらエスカレートする可能性があり、最終的に西側諸国戦争に巻き込まれ可能性も否定できない。戦争エスカレートするとコストがかかるが、プーチン性格権力からして簡単にはあきらめない可能性が高い。露・ウクライナ戦争は、ウクライナ範囲地域を超えてエスカレートし、核攻撃可能性さえ出てくるかもしれない。そうなれば、米国欧州無関係はいられなくなり、世界大戦や核戦争の引き金になる。その結果、人類破滅し、米露が対決することになる。この最終対決は、ロシア軍事力NATOのそれに及ばないことを考えると、プーチンにとってさらに不利なものとなるだろう。

3. 3.ロシア必死の賭けでウクライナ奪取に成功しても、政治的ホットポテトであることに変わりはない。その後、ロシアは重荷を背負い、圧倒されることになる。このような状況では、ヴォロディミル・ゼレンスキーが生きていようといまいと、ウクライナ亡命政府を立ち上げ、長期的にロシア対峙する可能性が高い。ロシア欧米制裁ウクライナ領内の反乱の両方にさらされることになる。戦線はかなり長く引かれることになるだろう。国内経済は維持できなくなり、やがて引きずり降ろされる。この期間は数年を超えないだろう。

4.ロシア政治状況は、欧米の手によって変化するか、あるいは崩壊する可能性がある。プーチンの電撃作戦が失敗し、ロシア勝利の望みは薄れ、欧米制裁はかつてないほどになった。人々の生活に深刻な影響を与え、反戦・反プーチン勢力が集まる中、ロシア政治的な反乱が起こる可能性は否定できない。ロシア経済崩壊寸前である以上、露・ウクライナ戦争の敗北がなくても、プーチンが危うい状況を支えることは困難であろう。仮にプーチンが内紛やクーデターなどで政権を追われるようなことがあれば、ロシアさら欧米対峙しにくくなる。欧米に屈し、あるいはさらバラバラになり、ロシア大国としての地位終焉を迎えるに違いない。

II.露・ウクライナ戦争が国際情勢に与える影響の分析

1.米国西側世界指導力を取り戻し、西側諸国はより結束を強めるだろう。現在世論ウクライナ戦争は米国覇権の完全崩壊意味すると考えているが、実際には米国から離脱を望んでいたフランスドイツNATO防衛枠組みに戻り、欧州自主外交自主防衛の実現という夢が壊れることになる。ドイツ軍事予算を大幅に増やし、スイススウェーデンなどは中立放棄する。Nord Stream 2が無期限停止となることで、欧州米国天然ガスへの依存度は必然的に高くなる。米国欧州未来を共有する緊密な共同体形成し、西側世界における米国リーダーシップ回復するだろう。

2.鉄のカーテン」は、バルト海から黒海までだけでなく、西側支配陣営競争相手の最終対決まで再び崩壊するだろう。西側は、民主主義国家権威主義国家の間に線を引き、ロシアとの対立民主主義独裁の間の闘争定義するようになる。新しい鉄のカーテンは、もはや社会主義資本主義の2つの陣営の間に引かれるものではなく、また冷戦の中にとどまるものでもない。それは、西側民主主義に賛成する者と反対する者との間の生死をかけた戦いとなる。鉄のカーテンの下での西側世界の結束は、他の国々にもサイフォン効果をもたらす。米国インド太平洋戦略は強化され、日本など他の国々は米国さらに密着し、前例のない広範な民主主義統一戦線形成する。

3.欧米の力は著しく増大し、NATOは拡大を続け、非欧米諸国における米国の影響力は増大する。露・ウクライナ戦争後、ロシアがどのように政治的変革を遂げようとも、世界の反西側勢力は大きく弱体化する。イデオロギー終焉」論が再燃し、第3の民主化の波が勢いを失い、第3世界の国々が欧米を受け入れるという、1991年ソ連東欧動乱後の光景が繰り返されるかもしれないのである西側は、軍事力においても、価値観制度においても、より多くの「ヘゲモニー」を持ち、そのハードパワーソフトパワーは新たな高みに達するだろう。

4. 既成の枠組みの中で、中国はより孤立化する。以上のような理由から中国積極的対応しなければ、米国欧米からさらなる封じ込めを受けることになる。プーチンが倒れれば、米国はもはや二つの戦略的競争相手に直面することなく、戦略的封じ込めで中国を閉じ込めるだけでよい。欧州さら中国から切り離され、日本反中国の先兵となり、韓国さら米国に屈し、台湾反中国の大合唱に加わり、その他の国々は群集心理のもとでどちらかを選ばなければならなくなるだろう。中国は、米国NATOQUAD、AUKUSに軍事的に包囲されるだけでなく、欧米価値観システムから挑戦を受けることになる。

III.中国戦略的選択

1.中国プーチンと結ばれるわけにはいかないので、一刻も早く切り離す必要がある。ロシア欧米対立が激化すれば、米国の関心を中国からそらすことができるという意味で、中国プーチンとともに喜び、支援さえすべきだが、それはロシアが没落しない場合に限られる。プーチンと同じ船に乗っていると、プーチン政権を失ったとき中国に影響を与える。プーチン中国後ろ盾を得て勝利を収めれば別だが、今のところその見込みは薄く、中国ロシア支援する力はない。国際政治法則に「永遠同盟国も永遠の敵もない」とあるが、「我々の利益永遠永久のものである」。現在の国際情勢では、中国自国の最善の利益を守り、2つの悪のうち小さい方を選び、一刻も早くロシアの重荷を降ろしていくことでしか進めないのだ。現時点では、中国がその余地を失うまで、まだ1〜2週間の猶予があると推定される。中国は断固として行動しなければならない。

2.中国は、二股をかけることを避け、中立あきらめ、世界の主流となる立場選択すべきです。現在中国国連安保理国連総会議決棄権するなど、国際的発言選択において、どちらの立場も損なわないようにし、中道を歩んでいる。しかし、この立場ロシアニーズ合致せず、ウクライナやその支持者、同調者を激怒させ、世界の多くの人々から中国を不利な立場に置いている。場合によっては、見かけ上の中立賢明選択となることもあるが、中国が何も得るものがない今回の戦争には当てはまらない。中国は常に国家主権と領土保全尊重を主張してきた。この立場は、台湾問題解決にも資するものである

3.中国は最大限の戦略的突破力を発揮し、これ以上西側から孤立しないようにすべきであるプーチンと縁を切り、中立放棄することは、中国国際的イメージを高め、米国西側諸国との関係を緩和することにつながる。困難であり、大きな知恵を必要とするが、将来的には最良の選択であるウクライナ戦争に端を発した欧州地政学的混乱が、米国欧州からインド太平洋地域への戦略シフトを大きく遅らせるという見方は、過度の楽観視で扱うことはできない。米国内にはすでに「欧州重要だが、中国の方が重要だ」という声があり、米国の最大の目標中国インド太平洋地域支配勢力となるのを封じ込めることである。このような状況下で、中国の最優先課題は、それに応じて適切な戦略調整を行い、中国に対するアメリカ敵対的な態度を変え、孤立から自らを救うことである。要は、米欧が中国に共同制裁を加えるのを阻止することである

4.中国は、世界大戦や核戦争の勃発を防ぎ、世界平和にかけがえのない貢献をすること。プーチンロシア戦略的抑止力特別戦闘態勢に入るよう明確に要請したように、露・ウクライナ戦争は制御不能に陥る可能性がある。正義大義は多くの支持を集め、不義の大義ほとんど支持を集めない。もしロシア世界大戦、あるいは核戦争を引き起こせば、世界は間違いなく混乱する。中国は、責任ある大国としての役割を示すために、プーチンの側に立ってはならないだけでなく、プーチン冒険を阻止するための具体的な行動をとるべきである中国世界で唯一この能力を持つ国であり、このユニークな利点を十分に生かさなければならない。プーチン中国支援から離れると、ほとんどの場合戦争が終わるか、少なくとも戦争エスカレートさせる勇気はなくなるだろう。その結果、中国世界平和を維持したこと国際的に広く賞賛されるに違いなく、中国孤立を防ぐだけでなく、米国欧米との関係改善するきっかけを見出すことができるかもしれない。

中国国務院参事公共政策研究センター理事長胡偉

2022-03-14

NL表記をへテロに変えるのがフェミ暴走に繋がってそう

フェミNL表記撤廃を進めてヘテロ表記しながら現実の過剰なヘテロ批判も進めてるけど、これってオタクもしてるフェミ認知を歪めて暴徒化する原因になってないか?

このエントリー結論

現実創作を一緒の用語で表した結果、

現実ジェンダー問題創作に対して

批判していいとのバグ認知を起こしてしまっているのが過激派ツイフェミではないか

ツイフェミの行動を界隈で止めるには創作区別するために当事者の使わない表記に変えた方がいいのでは」

からそういう内容に同意できない人は読まない方がいい

前提として、異性愛規範がよくないって言葉で、男女カプのモヤモヤを強く感じるBL愛好家への訴求力高すぎるのは理解できるそ

広めたい層がいるのは分かるが、この表記使ってるオタクがだいたい創作物と現実の折り合いがつかなくなっててなんにでも怒るツイフェミ予備軍みたいになってる

キリスト教で、共同体で気に入らない人を聖書悪者である悪魔とか魔女って呼んで処刑してたけど、あれと同じことが起きてる

多くの過激派ツイフェミの傾向として、現実異性愛創作異性愛を同じ名前で呼ぶことがフェミニズムに同意しているオタク意思表示と考えているが、これはよくないと思う。

過激派ツイフェミは、同じ名前で呼ぶことで、「聖書悪魔にあてはまる存在だ→みんなも悪魔だと呼んでいる→なら叩くのは正義だ」と飛躍した考えになるのと同じ状態になっている。

この異常な状態は、現実人間魔女と呼んで処刑したのと逆に、創作現実を同じ名前で呼ぶことで起きてしまっている。

また、語感もヘドロに似ていて不快感を与えるのに拍車をかけている。

そういった音の不快感はばかにできない。

無意識でヘドロのような汚ならしいものという認識を使うごとに刷り込んでいっていく。

話を戻そう。

前提として、創作個人自由で、そこに籠められた思いに勝手意図を汲み取って気持ち悪いって否定することはハラスメントに該当する。

女性服装で男を誘っていると決めつけるのはだめだ。

これは女性相手からでなく、個人思想をよく知らずに否定したり批判するような言葉を投げ掛けてはいけないというマナーの分野だ。侮辱にあたる。

創作物もそこに籠められたものは本人の領域で、勝手意図を決めて侮辱するのはたとえ合っていたとしても文句をつけることは傷付ける。

それは人間関係の基礎も基礎だ

創作にある程度向き合った経験がある人間は肌で分かるだろうが、創作の中の思想モヤモヤするのは自由でも、本人に直接ぶつけるのは最悪のハラスメントで許されないことだ…というのは分かっているはず。

その認識があるはずなのに、同じ名前で呼ぶことで、「聖書悪魔にあてはまる存在だ→みんなも悪魔だと呼んでいる→なら叩くのは正義だ」と飛躍した考えになるのと同じ状態になっているみたいだ。

これもみんなが批判するへテロだ、

みんなへテロのせいだと言っている。

ヘテロ規範自分達の生活を苦しくしている。

からヘテロを叩こう

そういう思考に陥ってしまっている人が少なくないように見える。

本来備えていたはずの良心が働かなくなってしまっている。

同じ名前で呼ぶことが、創作異性愛も叩いていいものなんだと誤認する状況を誘発して加害に走らせている。

同性愛者への善意で広めたものが、ツイフェミ自身の加害を強化してしまっていて、攻撃性を誘発するものになっている。

完全に引くべき境界線曖昧になってしまってて、他人に対してもヘテロ規範に当てはまれば口出しするようになってて、カテゴリー分けの機能がぐちゃぐちゃになってる

配慮がツイフェミのものイメージダウンを誘発している根本的な原因を作り出してしまっているんじゃないか

現実でこの考えは批判していいんだとされる考えを、創作現場に持ち込み、本来なら創作の中なら自由なのに現実と同じく叩いていいんだと思ってしまっている

ぶっちゃけ、これは異性愛者だけでなくて同性愛者へのイメージダウンにも繋がってて、過激なツイフェミBL好きなののにそれに対して何も言わないのも相まって、創作BLが好きなのと、創作物を傷付けてくるヘイトを誘発している側面があると思う。

現実創作を同じ土俵に持ってきたことにより、創作物を叩かれるヘイトがツイフェミ層だけでなくLGBTにも向いている空気がある。

なんとなくツイフェミ批判と一緒に同性愛者にヘイトが向いているのを感じ取っている人もいるんじゃないか

それならもう分けた方がいいと思う。

活動家の中に別の問題として扱えず暴走する層が現れて、守るべきはずの対象イメージダウンになっているのなら。

ただツイフェミLGBT配慮BLを愛好する免罪符として使っている側面があるので、変えるのは難しいかもしれないが、ツイフェミが誤認しないよう「ヘテロ」以外の表現で表しておくのが大切だと思う。

それと、ヘテロ表記異性愛当事者であるBLを愛好するツイフェミ自身の抱えるものに向けさせられてしまって、自分自身セクシャリティ否定するようになっている人間も出ている。

正直、これってBLフィクションとして消費する異性愛者の層を攻撃するために、誰かが仕組んだ呪いっぽくないか?

こんなのもともと異性愛者に嫌悪を持つことも少なくないBL好きにてきめんに決まってるじゃないか

誰か仕組んでるっぽいやつがいるんじゃってツイフェミも思ったんじゃないか

それとも使っているツイフェミは、自分呪いたくてやっているのか?そうして自分を罰して呪わないと救われないと思って、周囲を誘い込んでいるようにしか見えない

自分エントリを読んでなにか思うところがあるかもしれないけど、でもこれで「しらねー」と思った人は、「男女の恋愛を好む人間やその創作か暴徒に焼かれても別にいいです。勝手しろ」ってことだからそれでも別にいいと思う。

これを読んだ人が「確かに男女の恋愛創作必要以上に攻撃されるのは問題だな」と思ってくれればそれでいい

自分は分離ができてないことを言語化したいと思って書いたか

あと「現実妄想区別がつなかくなっているフェミニストが持論で焼かれてるのを仲間内で見殺しにして追い詰めるシステム」について改善して、ちゃんと救われてほしい。

フェミニズムを自分を救うために支持してるのに、自分が追い詰められるなんて本末転倒だ。

女性としての自分を救うために信じてる思想みたいなのに、それが弱者女性である自分自身を追い詰めてるのなら、しんどいしやめてもいいんじゃないかと思う。

自分自身を救わないものなら支持しなくていいと思う。

そもそもフェミニズムって強要するものじゃないし

自分名前自体を変えないとこの暴動は収まらないと思うけど、LGBT配慮が大切だから譲りたくないのもわかる。

でも仲間内で起きてることを止める手だてがないんたったら、ちょっと検討してみた方がいいと思う。

説得する手段なにもなさそうだし。

でも攻撃しまくってる仲間が怒って身を滅ぼして常に傷付いている事実より、LGBT守るの優先って疲れないか?

そこまでするのは正直外野から見ると重い。

当事者で気がか晴れる人は少なくないことも想像できるけど

自己犠牲に酔うのは公開するからやめたほうがいい。

守るべきでもいくらなんでもそれ守るために焼かれすぎだし、フェミニスト自身も傷つきすぎてる。

2022-03-04

anond:20220304124634

アゾフ大隊

ウクライナ国家警備連隊

通信社ブルームバーグロシアロシア・トゥデイによると、アゾフ連隊ナチス・ドイツ象徴であるハーケンクロイツの旗を掲げ、部隊章にはナチス親衛隊が用いた紋様「ヴォルフスアンゲル」を用いているという[14]。また、これらの理由から、米議会アゾフ連隊に対して訓練および対空ミサイル供与する計画を取りやめた[14][15][16]。この修正により米国からイラクまたはウクライナへの可搬式地対空ミサイル複合体の供給が停止される。 ジョン・コニエルス議員は次のようなメッセージを出した。

「私の修正案を全会一致で採択してくれたことについて、下院感謝したい。これにより我が軍は、憎むべきネオナチ大隊アゾフ」への教練を停止し、情勢不安定地域への可搬式地対空ミサイル複合体の流入を阻止することが出来る」。[17]

しかし、アゾフ連隊は公に外国人排斥を主張しているわけではなく、「自分達はネオナチではない」と主張している[14]。また、アゾフ連隊支援者であるウクライナ最大の産業金融グループPrivat Group創設者イーホル・コロモスキー[18]は、ウクライナ在住ながらイスラエル国籍を持つユダヤ人で、ウクライナ統一ユダヤ人共同体会長である

2022-02-27

ヨーロッパSWIFT規制に踏み切り、マクロン大統領は長期化を予測

戦争の長期化を展望した、ということの意味は、要するに、支援する西側の国々が、

戦争に直接介入するのではなく、ベトナム戦争ときのようなゲリラ戦を見据えて、物資輸送網の支援をするということになる。

そして、それはそのような覚悟をもって、ロシア対峙するウクライナ国民存在する、ということが前提となる。

ウクライナ問題全く初心者なんだけど、長期化を見据えたという話を聞いて、プーチンウクライナ大統領ネオナチ呼ばわりしていることにちょっとピンときた。

要するに、ロシア10数年かけて、内部に傀儡スパイ親ロシア派をじっくりと育ててきていて、他方、ウクライナ側はそうしたロシア側の動きに対して殺虫剤を巻くような塩対応をしてきた、ということなのかね?

そして、プーチンが侵攻した場合西側からの反発、経済被害想定もしたうえで、そろそろウクライナ側の内部クーデタもいけるんじゃね?と踏んで、侵攻に踏み切ったと。

しかし、思った以上にウクライナ側の内部からの動きが鈍い。むしろ、長期戦への気運が高まってすらいる状況になってしまった。

これはプーチンにとっては誤算なのではないか

最近、いつもは経済分析を冷静に行う日経新聞がいつになく、戦時報道さながらの口調でウクライナ側の士気の高さなメンタリティの部分を報道しているのが印象的だ。

しかし、長期戦を覚悟できているのかどうか、その意味で、そのような戦時報道にも大きな意義があるように思えてきた。

かつてベトナム仕事したことがある。

そのときに、いろいろな村々を回って驚かされたのは、恐らく戦争で培われたのであろう彼らの強靭組織力だった。

戦争が終わって30年にもなるのに、いまだに祖国解放戦線(Fatherland front)という名の組織コミューンから村の末端まで行きわたって機能し続けていただけでなく、青年組合女性組合等さまざなまな組織地域レベルで横の連携をしつつ、国レベルから末端の村レベルに垂直の体系を強固に築いていた。特に災害など有事になると一致団結する彼らをみると、アメリカを敗北させたベトナム人民の総力戦がどのようなものであったかの名残を見る思いがした。

アメリカとの戦いは超大国の圧倒的な軍事力けがベトナム人が立ち向かった壁ではなかっただろう。

祖国が分断するなかで、傀儡政権側の南、そして北にあちらこちらに潜むスパイとの戦いがあった。そして戦争終結後はそうした人たちと粘り強く統合的な社会を作る営みがあったはずだ。

かつての大学の同期でも、戦後ハノイ出世街道を突き抜けたひとと、ホーチミンでくすぶってしまった人と人生も別れた。

仕事のなかで、ハノイ要人へのコンタクトを求めて、南の人を頼ったことがあった。

紹介状を書いてもらう際に、そういった戦後物語の一端に接すると、社会統合への努力というのは

戊辰戦争以来、社会の分断を経験していない日本人には想像ができないものだということも感じた。彼らの社会もつ、いわばソーシャルキャピタルの強さがなければ、あれほど長く超大国と戦うことはできなかっただろうし、戦後和解プロセスもなかっただろう。

ところでアメリカ側に加担し、ホーチミンルート攻略に動員されたモン族の、その後のスピンオフストーリーとして、クリンイーストウッドの「グラントリノ」、これは名作だった。


そんなことを思い出しながら、ウクライナニュースを見聞きしている。ウクライナが抱えている事情もそうそう単純なものではないだろうから

そういう意味で、下記のツイッター発言が目に留まったとき、何かとてもステレオタイプものを見た思いがした。

実在しない何かを語っているような、そんな感じ。

https://twitter.com/BlauerSeelowe/status/1497776281412243459

真面目な話をしましょうか。いま、ウクライナ紙一重で持ちこたえているのは、反戦平和祈りでもなければ、ジョン・レノンインターナショナル歌声でもなくて、ウクライナという祖国を守るために銃をとった男たちの愛国心ですよ。わが身可愛さではなく、祖国を守るために戦う人々の力ですよ。

そう。「有害な男らしさ」って攻撃してきたもの男性を戦いや自己犠牲に駆り立て、「男らしく」あるよう動員してきた社会慣行。あるいは、ナショナリズム愛国心といった共同体への忠誠。私たちが古臭いとみなして切り捨ててきた伝統的な精神性が、まさに人々を紙一重で支えている。

皮肉でも何でもなく、これってまさにフェミニスト批判してきた「有害な男らしさ」の心性ですよね。リベラル批判してきた「ナショナリズム」ですよね。薄甘い戦後民主主義で不可視化されてきた、あるいは悪者にしてきた精神性が、まさに、ウクライナ人の最後の砦になっている。違いますか。

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